「最新のAAAタイトルを最高設定で遊び尽くしたい」「誰よりも快適な環境でゲームの世界に没頭したい」――そんな熱い想いを抱くゲーマーに最適なマザーボード「MINISFORUM BD790i X3D」が登場しました。
魅力はなんといってもAMD Ryzen 9 7945HX3Dプロセッサが搭載されていること。PassmarkのCPUベンチマークで5万以上のスコアを記録するこのプロセッサは、最新の重量級ゲームを余裕で処理し、高解像度かつ高フレームレートでの快適にゲームを楽しめる性能を備えています。
今回の記事では、そんな魅力あふれる「MINISFORUM BD790i X3D」で最強のゲーミングPCを自作するための道のりを徹底解説します。プロセッサの驚異的な性能から、最適なパーツ選び、そして初心者でも安心して取り組める組み立て手順まで、余すところなくお伝えします。
【この記事で分かること】
- MINISFORUM BD790i X3Dの特徴:Mini-ITX, 小型マザーボード, ゲーミングPC
- プロセッサ性能:AMD Ryzen 9 7945HX3D、ベンチマーク、グラフィック性能、Radeon 610M
- 組み立てに必要なもの:ケース、電源ユニット、メモリ、ストレージ (自作PC, パーツ選び, 互換性)
- グラフィックボード:PCIe 5.0 x16、NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ、AMD Radeon RX 7000シリーズ、拡張性
- 組み立ての手順と注意点
- まとめ:MINISFORUM BD790i X3Dは買うべき?
また、Ryzen 9 7945HX3Dのベンチマークも紹介!他のCPUとの比較や、フレームレート付きのゲーム性能、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
ゲーマー必見!MINISFORUM BD790i X3D マザーボード予約販売開始!
驚異的なパフォーマンスを手のひらサイズで
2025年3月13日、MINISFORUMから新たなゲーミングマザーボード「BD790i X3D」の予約販売が開始されました。エンスージアストも納得の高性能CPU「AMD Ryzen 9 7945HX3D」を搭載しながら、価格は10万円以下という驚きの設定。出荷は2025年3月25日を予定しており、間もなくその圧倒的な性能を体験できる日がやってきます。
究極の処理能力:AMD Ryzen 9 7945HX3D プロセッサー
本製品の最大の魅力は、なんといっても「AMD Ryzen 9 7945HX3D」プロセッサーの搭載です。16コア・32スレッドという驚異的なスペックに加え、最新の「Zen 4」アーキテクチャを採用し、最大5.4GHzという高クロックで動作します。
これにより、最新のAAAタイトルも高画質・高フレームレートで快適にプレイできるのはもちろんのこと、動画編集や3Dレンダリングなどのクリエイティブな作業もストレスなくこなせます。内蔵グラフィックスには AMD Radeon 610M を搭載し、普段使いにも十分な描画性能を発揮します。
ゲーム体験を革新する:AMD 3D V-Cache テクノロジー
ゲーマーにとって見逃せないのが、AMD 3D V-Cache テクノロジーによる128MBもの大容量L3キャッシュです。この技術により、ゲーム中のデータアクセスが劇的に高速化され、フレームレートの低下を最小限に抑え、より滑らかで没入感のあるゲーム体験を提供します。「ダート5」で104%、「サイバーパンク2077」で126%、「ドータ2」では驚異の153%ものパフォーマンス向上が、前世代のAMD Ryzen 9 7945HXと比較して実証されています。まさに、勝利への道を切り開くための強力な武器となるでしょう。
コンパクトながら強力冷却:効率的な冷却システム
高性能を維持するために、冷却システムにも抜かりはありません。小型なMini-ITX規格ながら、マザーボードの約80%を覆う大型ヒートシンクを搭載。さらに、12cmの大型冷却ファンにも対応しており、高負荷な状況でも安定した動作を約束します。アクティブSSDヒートシンクも備えているため、高速なPCIe 5.0 SSDの性能を最大限に引き出すことが可能です。熱によるパフォーマンス低下を心配することなく、ゲームや作業に集中できます。
未来を見据えた高速ストレージ:最新規格への対応
ストレージに関しても、最新の技術が惜しみなく投入されています。PCIe 5.0に対応したM.2 2280 NVME SSDスロットを2基搭載し、それぞれ最大4TBまで増設可能です。これにより、超高速なデータ転送速度を実現し、ゲームのロード時間を大幅に短縮したり、大容量データの読み書きも瞬時に行えます。将来的なストレージ容量の拡張にも柔軟に対応できるため、長く安心して使用できます。
無限の可能性を秘めた拡張性:多様なインターフェース
Mini-ITX規格ながら、高い拡張性も兼ね備えています。PCIe 5.0 X16コネクターを搭載しており、最新のハイエンドグラフィックスカードを増設することが可能です。また、DDR5メモリをサポートし、最大96GBまで拡張可能。豊富なUSBポート(USB 3.2 Gen2 Type-C (Alt DP)、USB 3.2 Gen1 Type-A、USB 2.0 Type-A)も利用できます。
その他の魅力的な要素
その他にも、Mini-ITX規格のコンパクトサイズで、高速ネットワーク(2.5G Ethernet、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3)、トリプルディスプレイ出力(HDMI 2.1 FRL、DisplayPort 1.4、USB-C)、安定した電源供給: ATX パワー(>200W)に対応するなど魅力的な要素が満載です!
早速このマザーボードの価格や、PCを自作するのに必要なもの、組み立て方を詳しく見ていきましょう。
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公式ページ:Minisforum BD790i X3D MINI-ITXマザーボード
MINISFORUM BD790i X3Dのスペック
- CPU: AMD Ryzen 9 7945HX3D (16コア/32スレッド、最大5.4GHz、L3キャッシュ128MB) を搭載。
- グラフィック: AMD Radeon™ 610M (2200MHz) を搭載。
- メモリ: デュアルDDR5 SODIMMスロット×2、最大96GB、最大5200 MT/s。
- ストレージ: M.2 2280 PCIe5.0 NVME SSDスロット×2 (各最大4TB)。
- 拡張: PCIe 5.0 X16コネクター×1 を搭載。
- ワイヤレス接続: Wi-Fi 6E および Bluetooth 5.3 を内蔵。
- オーディオ出力: HDMI2.0×1、DisplayPort1.4×1、USB-C×1、Line Out×1。
- ビデオ出力: HDMI2.0×1、DisplayPort1.4×1、USB-C×1 (Alt DP)、トリプルディスプレイ対応。
- オーディオ入力: Line in×1、Mic in×1。
- イーサネット: RJ45 2.5G Ethernet Port×1 を搭載。
- USB接続ポート: USB3.2 Gen2 Type-C×1 (Alt DP)、USB3.2 Gen1 Type-A×2、USB2.0 Type-A×2。
- I/O: 24-pin/8-pin CPU電源、ファンヘッダー各種、USB/オーディオヘッダーなどを搭載。
- 電源: ATX パワー(>200W)に対応。
- 規格: Mini-ITX (170x170x1.6 mm)。
- 冷却: 大型ヒートシンク(マザーボードの80%カバー)、12cmファン対応、BIOSで速度調整可能
価格をチェック!MINISFORUM BD790i X3Dは他のマザーボード、ベアボーンPCよりも安いのか?
MINISFORUM BD790i X3Dは、Minisforum公式オンラインストアで99,980円(セール価格)で販売されています。
また、ECサイトのAmazonではクーポンを適用することで実質 100,180円で購入できます。楽天市場(124,990円)でも販売中です。
MINISFORUM BD795i SE
2024年12月発売の「MINISFORUM BD795i SE」はAmazonでクーポン適用で実質68,842円で販売中です。こちらは、驚異的な処理能力を持つRyzen 9 7945HXプロセッサを搭載したMini-ITXマザーボードです。内蔵GPUでも軽快な動作を実現しますが、PCIe 5.0 x16スロットにグラフィックボードを増設すれば、最新のゲームも高画質で楽しめます。
DDR5メモリとPCIe 4.0 SSDで構成された超高速システムは、動画編集などのクリエイティブな作業もスムーズにこなします。豊富なUSBポートは様々な周辺機器との接続を可能にし、コンパクトながらも拡張性の高いPC構築を実現できます。あなたの手で、最強のミニPCを創造しませんか?
ASUS PRIME H810M-A-CSM
2025年1月発売の「ASUS PRIME H810M-A-CSM」はAmazonで21,000円で販売中です。こちらは、次世代CPU Core Ultra 200シリーズに対応したMicroATXマザーボードです。最新のDDR5メモリとPCIe 4.0対応M.2スロットにより、高速なデータ転送を実現し、システム全体のパフォーマンスを向上させます。
動画編集やゲームといった負荷の高い作業も快適に行えます。M.2 Wi-Fiモジュールスロットを搭載し、高速なWi-Fi 6とBluetooth 5.3接続も可能です。手頃な価格帯ながら将来性も備え、自作PCのエントリーモデルとして最適な選択肢と言えるでしょう。
MINISFORUM 129i7
2024年10月16日発売の「MINISFORUM 129i7」はMINISFORUM公式サイトで59,980円で販売中です。こちらは、パワフルなCore i9-12900HKプロセッサを搭載したMini-ITXベアボーンPCです。このコンパクトな筐体の中には、高性能CPUと豊富なインターフェースが凝縮されており、場所を取らずにデスクトップPC並みのパフォーマンスを発揮します。
400W電源を内蔵し、ハイエンドなグラフィックスカードの増設にも対応可能です。4K出力対応のDisplayPortとHDMI、さらにVGA出力も備え、最大3画面出力で作業効率を格段に向上させることができます。動画編集やゲームなど、あらゆる作業を快適にこなせるパワフルなミニPCを求める方に最適です。
DESKMEET X600
2024年4月19日発売の「DESKMEET X600」はAmazonで34,780円で販売中です。こちらは、AMD AM4/AM5両対応ソケットを搭載した、高い拡張性を誇るベアボーンPCです。最新のRyzen 8000/7000シリーズプロセッサに対応し、最大20cmのグラフィックボードを搭載できるため、最新のゲームも高画質で楽しめます。
500W電源と効率的なエアフロー設計により、安定した動作を実現。2.5Gbpsの高速LANとWi-Fiモジュール用スロットも備え、快適なネットワーク環境を提供します。コンパクトながらパワフルなPCを構築したい方に最適な選択肢です。
まとめ
MINISFORUM BD790i X3Dは、今回比較した他のマザーボードやベアボーンPCと比べて価格が高めです。特にDESKMEET X600と比べると価格差は3倍近くになります。ただし、BD790i X3DはRyzen 7 7800X3D(※Amazonで約8万円)という高性能CPUを搭載しているため、価格差に見合うだけの性能を期待できます(DESKMEET X600はCPUが搭載されていません。)。予算と求める性能を考慮し、最適な製品を選びましょう。
プロセッサ性能:Ryzen 7 7800X3Dがもたらす、異次元の快適さ
MINISFORUM BD790i X3Dは、最新のAMD Ryzen 9 7945HX3Dプロセッサーを搭載。まるでF1カーのような、圧倒的なスピードを体感できます。16コア32スレッド、そして最新の「Zen 4」アーキテクチャが、あらゆる作業を瞬時に処理。例えば、複数のブラウザタブを開きながら、高画質の動画を視聴し、さらにバックグラウンドでソフトウェアアップデートを実行しても、動作が重くなることはありません。
大人気ゲームを高画質で楽しむ!
ゲーマーの皆様、お待たせしました。AMD Ryzen™ 9 7945HX3Dの真価は、その128MBという巨大なL3キャッシュにあります。これは、従来のCPUのL3キャッシュと比較して数倍の容量です。これにより、例えば「サイバーパンク2077」のような美麗なグラフィックのゲームをプレイする際、データの読み込み遅延が劇的に改善され、カクつきのない滑らかな映像でゲームの世界に没頭できます。
フレームレートは前世代のAMD Ryzen 9 7945HXと比較して、「ダート5」で104%、「サイバーパンク2077」で126%、「ドータ2」ではなんと153%も向上。まるで別次元のゲーム体験があなたを待っています。
4K動画編集も、3Dモデリングも思いのまま
プロのクリエイターも納得の性能。それがMINISFORUM BD790i X3Dです。例えば、Adobe Premiere Proを使った4K動画編集や、Blenderでの複雑な3Dモデリング、大量のRAW現像など、負荷の高い作業も軽々とこなします。Cinebench R23のベンチマークスコアは、マルチコアで32782、シングルコアで1935という驚異的な数値を記録。これは、一般的なデスクトップPCをはるかに凌ぐ性能です。
8K出力対応!大画面で迫力の映像を
MINISFORUM BD790i X3Dは、内蔵GPUとしてAMD Radeon 610Mグラフィックスを搭載。普段使いのウェブサイト閲覧やMicrosoft Officeを使った書類作成はもちろん、YouTubeでの4K動画視聴もスムーズです。さらに、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、USB 3.2 Gen2 Type-C(Alt DP対応)といった豊富な端子を装備。
これにより、最大8K@60Hz対応の最新テレビに接続して、大迫力の映像を楽しんだり、4K@120Hz対応のゲーミングモニターで、滑らかな映像でゲームをプレイしたりすることが可能です。複数のディスプレイを接続して、広大なデスクトップ環境を構築することもできます。
おすすめポイント:MINISFORUM BD790i X3Dを選ぶべき理由
- 最新鋭のプロセッサ: AMD Ryzen™ 9 7945HX3D搭載で、最新の「Zen 4」アーキテクチャによる圧倒的な処理能力。
- 驚異的なゲーミング性能: 大容量128MB L3キャッシュにより、負荷の高いゲームも高フレームレートで快適にプレイ可能。
- プロフェッショナルな作業も高速化: 16コア32スレッドのパワーで、動画編集や3Dレンダリングなどのヘビーなタスクも効率的に処理。
- 多様な利用シーンに対応: 豊富な出力端子と内蔵GPUにより、ビジネスからエンターテイメントまで幅広く活用可能。
- 将来を見据えた高性能: 最新技術を搭載しており、今後のソフトウェアやゲームの進化にも十分に対応できるポテンシャル。
ベンチマーク:Ryzen 7 7800X3Dの実力を検証!
MINISFORUM BD790i X3Dが搭載するAMD Ryzen 9 7945HX3D プロセッサーの性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。
<CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen 9 7945HX3D>
- PassmarkのCPUベンチマークスコア「57212」
- Geekbench 6のシングルコア「2760」、マルチコア「16368」
- Cinebench 2023 シングルコア「1935」、マルチコア「32782」
- Cinebench 2024 シングルコア「114」、マルチコア「1766」
<ベンチマーク結果から分かること>
AMD Ryzen 9 7945HX3Dは、ベンチマークスコアから、非常に高い性能を持つモバイル向けCPUであることが分かります。
マルチコア性能
まず、PassmarkのCPUベンチマークスコア「57212」は、多数のコアとスレッドを駆使した総合的な処理性能が極めて高いことを示しています。Geekbench 6のマルチコアスコア「16368」、Cinebench R23のマルチコアスコア「32782」、Cinebench R24のマルチコアスコア「1766」も同様に、マルチスレッド処理において卓越した性能を発揮することが見て取れます。
このことから、動画編集、3Dレンダリング、科学技術計算など、多数のコアを同時に活用する処理において、非常に高いパフォーマンスが期待できます。
シングルコア性能
一方、Geekbench 6のシングルコアスコア「2760」、Cinebench R23のシングルコアスコア「1935」、Cinebench R24のシングルコアスコア「114」も非常に高い値を示しています。これは、1つのコアの性能も非常に優れていることを意味し、ゲームや一般的なアプリケーションなど、シングルスレッド性能が重視される処理においても、高い応答性と快適な動作が期待できるでしょう。
総合評価
総合的に見ると、AMD Ryzen 9 7945HX3Dは、マルチコア性能とシングルコア性能の両方において、非常に高いレベルでバランスが取れているCPUであると言えます。負荷の高い処理から日常的な作業まで、幅広い用途で優れたパフォーマンスを発揮し、ユーザーに高い満足度をもたらすことが期待できます。特に、モバイル環境でデスクトップPC並みの性能を求めるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
グラフィック性能:Radeon 610Mの実力
Ryzen 9 7945HX3Dが内蔵するRadeon 610M (2200MHz) GPUのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。
<GPUのベンチマーク結果・Ryzen 9 7945HX3D/Radeon 610M (2200MHz)グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「2400」(DirectX 11)
- Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「1150」
- Time Spy グラフィックスコアで「700」(DirectX 12)
- 3DMark Night Raidで「9900」
- 3DMark Wild Life「4100」
<GPUのベンチマーク結果から分かること>
Ryzen 9 7945HX3Dに内蔵されているRadeon 610M (2200MHz)グラフィックスコアの性能は、提示されたベンチマークスコアから、内蔵GPUとしては一定の性能を持つものの、高度な3Dゲームを快適にプレイするには性能不足であることが分かります。
各ベンチマークスコアから見える性能
Fire Strike (DirectX 11)のグラフィックスコア「2400」、Fire Strike Extremeのグラフィックスコア「1150」、Time Spy (DirectX 12)のグラフィックスコア「700」という結果は、いずれも比較的低いスコアです。これらのベンチマークは、主にゲーミングPCの性能を測るために用いられるため、このスコアは、最新の3Dゲームを高画質設定でプレイするには力不足であることを示しています。
一方、3DMark Night Raidのスコア「9900」や、3DMark Wild Lifeのスコア「4100」は、内蔵GPUとしては比較的良好な結果です。これらのベンチマークは、比較的軽量なゲームや、カジュアルゲーム、古いゲームなどを対象としているため、これらのタイトルであれば、ある程度快適にプレイできる可能性があります。
総合評価
Radeon 610M (2200MHz)は、CPU内蔵のグラフィックス機能としては、比較的高いクロック周波数で動作しているものの、本格的なゲーミング用途には向いていません。ウェブブラウジング、動画視聴、オフィスアプリケーションの利用など、日常的な用途であれば十分な性能を発揮しますが、より高いグラフィック性能を求める場合は、別途ディスクリートGPU(dGPU)を搭載した製品を選択する必要があるでしょう。
Ryzen 9 7945HX3DとRyzen 9 7945HX 性能を比較
「Ryzen 9 7945HX3D」とRyzen 9 7945HX 性能をベンチマークで比較してみました。
<CPU性能を比較>
比較から分かること
マルチコア性能
マルチコア性能については、Cinebench R24においては7945HX3D(1766)が7945HX(1669)を上回っています。これらの違いは、3D V-Cache技術の有無に起因すると考えられます。7945HX3Dは、大容量の3D V-Cacheを搭載することで、特定の処理(Passmark, Geekbench 6)においては性能向上が見られますが、Cinebench R23のように、キャッシュの影響を受けにくい、もしくは最適化が十分でない処理においては、ベースクロックが高い7945HXが有利になる可能性があります。
シングルコア性能
シングルコア性能については、Geekbench 6では7945HX3D (2760) が 7945HX (2746) をわずかに上回り、Cinebench R23でも7945HX3D (1935) が 7945HX (1881) を上回っています。
まとめ
総合的に見ると、Ryzen 9 7945HX3Dは、Ryzen 9 7945HXと比較して、特に3D V-Cacheの恩恵を受けやすい処理において、より高い性能を発揮する傾向があります。
しかし、全ての処理において7945HX3Dが優位というわけではなく、アプリケーションや処理内容によっては、7945HXが同等、あるいはそれ以上の性能を示す場合もあります。
どちらのCPUを選択するかは、ユーザーが重視する用途やアプリケーションによって異なるでしょう。
<GPU性能を比較>
比較から分かること
Ryzen 9 7945HX3D と Ryzen 9 7945HX は、どちらも Radeon 610M (2200MHz) を内蔵GPUとして搭載しており、GPUのベンチマークスコアに有意な差は見られません。これは、両CPUが同じGPUコアを使用しているため、当然の結果と言えます。
したがって、内蔵GPUの性能に関しては、どちらのCPUを選んでも違いはありません。内蔵GPUの性能は限定的であり、より高いグラフィック性能を求める場合は、ディスクリートGPUを搭載したモデルを選択する必要があります。
内蔵GPUは、ウェブブラウジング、動画再生、オフィスアプリケーションなど、比較的軽い処理に適しています。
ゲーム性能:AMD Ryzen 9 7945HX3D + Radeon 610M
Ryzen 9 7945HX3Dは非常に高性能なCPUですが、内蔵GPUのRadeon 610Mはゲーミング性能が限定的です。以下に各ゲームタイトルのフレームレート(FPS)を示します。
<人気ゲームタイトルのFPS>
- 原神: 美しいオープンワールドを冒険するアクションRPG。720p, 最低画質設定: 30-45 FPS。広大なフィールドを探索する際は、ある程度滑らかに見えるかもしれませんが、元素スキルを多用する戦闘や、多数の敵が出現する場面では処理が重くなり、カクつきが目立つ可能性があります。
- 崩壊:スターレイル: 銀河を舞台にしたターン制RPG。720p, 最低画質設定: 40-55 FPS。 比較的安定して動作しますが、派手なエフェクトを伴う必殺技を使用する際など、一時的にフレームレートが低下し、カクつく可能性があります。
- タワーオブファンタジー: SFオープンワールドRPG。720p, 最低画質設定: 25-40 FPS。フィールドの移動中もある程度のカクつきは避けられず、戦闘時はさらにフレームレートが低下して、操作に影響が出る可能性があります。
- 鳴潮 (Wuthering Waves): 高自由度のアクションRPG。720p, 最低画質設定: 25-35 FPS。キャラクターの動きや背景の描画にカクつきが見られ、特に戦闘時や複数のエフェクトが重なる場面では、操作の遅延も発生しやすくなります。滑らかな映像とは言えず、快適なプレイは難しいでしょう。
- モンスターハンターワイルズ: 雄大な自然でモンスターを狩るアクションゲーム最新作。720p, 最低画質設定: 20-35FPS 程度。CPUの性能で若干の改善は見られるかもしれませんが、GPU性能の低さから、モンスターの動きについていけず、操作に遅延が生じる場面が多く発生し、快適なプレイは難しいと予想されます。
- パルワールド: 不思議な生物「パル」を集めて戦う、オープンワールドサバイバルクラフトゲーム720p, 最低画質設定: 25-40FPS程度。CPU性能で多少は改善されるものの、全体的にカクつきが目立ち、キャラクターやパルの動きがぎこちなく感じられます。GPU性能の低さから、操作の遅延が発生し、快適なプレイは期待できません。
<バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
- Apex Legends:720p, 最低画質設定: 30-45FPS程度。 CPU性能で多少フレームレートが改善しても、GPU性能がボトルネックになります。
- フォートナイト:*720p, 最低画質設定: 40-60FPS 程度。比較的軽量なため、CPU性能も相まって、ある程度はプレイできます。
- PUBG: BATTLEGROUNDS:720p,最低画質設定:30-40FPS程度。CPU性能で多少フレームレートが改善しても、GPU性能がボトルネックになります。
- 荒野行動: 多数のプレイヤーと戦うバトルロイヤルゲーム。720p, 最低画質設定: 40-55 FPS。他のプレイヤーとの遭遇が少ない場面では比較的スムーズに動作する可能性がありますが、銃撃戦など、処理が重くなる状況ではカクつきが発生し、不利になる可能性があります。
<その他のゲームタイトルのFPS>
- サイバーパンク2077: 未来都市を舞台にしたオープンワールドRPG。720p, 最低画質設定: 15-25 FPS程度。CPU性能で多少改善したとしても、ほぼ静止画に近い状態になり、操作もほとんど受け付けないため、ゲームをプレイすることは非常に困難です。GPU性能が圧倒的に不足しています。
- エルデンリング: ダークファンタジー世界のアクションRPG。720p, 最低画質設定: 20-30 FPS程度。CPU性能で多少改善したとしても、キャラクターの動きは非常にカクつき、敵の攻撃を回避することも困難です。まともにゲームをプレイできる状態ではありません。GPU性能が大幅に不足しています。
- ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON: メカをカスタマイズして戦うアクションゲーム。720p, 最低画質設定: 25-35 FPS程度。CPU性能で多少は改善する可能性はありますが、機体の動きがカクつき、敵の攻撃を回避したり、照準を合わせたりすることが難しくなります。快適なプレイは望めません。GPU性能がボトルネックです。
- Forza Horizon 5: 美しいオープンワールドを舞台にしたレースゲーム。720p, 最低画質設定: 25-40 FPS程度。CPU性能で多少改善する可能性はありますが、常にカクつきが発生し、車の挙動も不安定になるため、正確な操作が難しく、レースを楽しむことは厳しいでしょう。
- ストリートファイター6: 対戦型格闘ゲーム。720p, 最低画質設定: 35-55 FPS。CPU性能である程度フレームレートは改善されますが、キャラクターの動きにカクつきが見られ、コマンド入力の精度も低下するため、対戦では不利になります。
- ダート5: オフロードレースゲーム720p, 最低画質設定: 30-40 FPS程度。CPU性能で多少改善する可能性はありますが、常にカクつきが発生し、車の挙動も不安定になるため、正確な操作が難しく、レースを楽しむことは厳しいでしょう。
- ドータ2: 世界で最も人気のあるマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ720p, 最低画質設定:45-60FPS。比較的軽量なため、CPU性能も相まって、ある程度はプレイできます。
総評
Ryzen 9 7945HX3D の強力な CPU パワーをもってしても、Radeon 610M の GPU 性能の低さを完全に補うことはできません。多くの人気ゲームにおいて、720p・最低画質設定でも、快適なプレイ(60FPS以上)は難しいです。
より快適にゲームを楽しみたい場合は、グラフィックボード(GeForce RTX シリーズや Radeon RX シリーズなど)を別途用意する必要があります。
MINISFORUM BD790i X3Dの組み立てに必要なもの
プロセッサ性能を確認したところで、早速「組み立てに必要なもの」を確認していきましょう。PCを組み上げるために必ず必要になるものは以下の通りです。
<必ず必要なもの>
- ケース(Mini-ITX対応)
- 電源ユニット(SFX電源またはSFX-L電源)
- メモリ
- ストレージ
- グラフィックボード
- OS(Windows 11など)
グラフィックボード(PCIe 5.0 x16対応)は必ずしも必要ではありませんが、本格的なゲームをプレイする場合は必要です。ベンチマーク結果で示した通り、グラフィック性能はそれほど高くありません。
Wi-Fiモジュールは内蔵されているので、購入しなくて大丈夫です。Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3を利用できます。
CPUクーラーは付属するものがそのまま使えるので、無理に購入する必要はありません。ケースファンもすぐに必要なものではないので、とりあえずスルーして大丈夫です。
OSは基本的にWindows 11 OSを使用することが多いと思うので、DSP版を購入しましょう。
Amazonなどで「Windows 11 OS DSP版」と検索すると、ヒットするはずです。
プロダクトキーのみがついた製品もありますが、これは他のOSがすでにインストールされている場合におすすめです。USBなどのインストール用のメディアを使用せずに、Windows 11 インストールアシスタントの手順に従うだけで簡単にOSをインストールできます。
他のOSがインストールされていないBIOSだけの状態ならば、インストーラーUSB付きの製品がおすすめです。PC本体にUSBメモリを取りつけて電源ONにするだけでインストール画面が表示されます。
それでは次に、必ず必要になるものをくわしく見ていきましょう。
PCケース
MINISFORUM BD790i X3Dマザーボードは、そのコンパクトさと高性能を両立させるために、特定の規格に準拠したPCケースを選ぶ必要があります。適切なケースを選択することで、マザーボードの性能を最大限に引き出し、安定した動作環境を構築することができます。
マザーボード規格:Mini-ITX対応ケースが必須
MINISFORUM BD790i X3Dは、Mini-ITX規格(170x170x1.6 mm)を採用しています。これは、非常にコンパクトなマザーボードの規格であり、このマザーボードを搭載するためには、Mini-ITX規格に対応したPCケースを選ぶことが大前提となります。Mini-ITXケースは、その小型なサイズから、省スペースなPCを構築するのに適しており、リビングやデスクの上など、限られたスペースにも設置しやすいというメリットがあります。
電源ユニットの搭載:ATX規格対応ケースを選択
MINISFORUM BD790i X3Dは、電源ユニットとしてATX規格の製品(200W以上)を必要とします。Mini-ITXケースの中には、SFX規格など、より小型の電源ユニット専用の製品も存在しますが、BD790i X3Dを使用する場合は、ATX規格の電源ユニットを搭載できるMini-ITXケースを選ぶ必要があります。ATX規格の電源ユニットは、一般的に入手しやすく、選択肢も豊富であるため、予算や必要な出力に応じて柔軟に選ぶことができます。
冷却性能の重要性:大型ヒートシンクと12cmファン対応
MINISFORUM BD790i X3Dマザーボードには、高性能なAMD Ryzen™ 9 7945HX3Dプロセッサーが搭載されており、その性能を最大限に引き出すためには、適切な冷却対策が不可欠です。マザーボードには大型のヒートシンクが搭載されており、12cmの冷却ファンに対応しています。
したがって、PCケースを選ぶ際には、十分なエアフローを確保できる設計であることや、12cmの冷却ファンを搭載できるスペースがあることを確認することが重要です。ケースの通気性が悪いと、CPUが高温になり、パフォーマンスの低下やシステムの不安定化を招く可能性があります。必要に応じて、ケースファンを追加できる拡張性も考慮すると良いでしょう。
まとめ:Mini-ITX、ATX電源、冷却性能をチェック
MINISFORUM BD790i X3Dマザーボードに適合するPCケースを選ぶ際には、以下の3つのポイントをしっかりと確認しましょう。まず、Mini-ITX規格に対応していること。次に、ATX規格の電源ユニットを搭載できること。
そして、最後に、**十分な冷却性能を備えていること(特に12cmファンが搭載可能であること)**です。これらの要素を満たすケースを選ぶことで、MINISFORUM BD790i X3Dの持つ高い性能を最大限に引き出し、快適なPC環境を構築することができるでしょう。
おすすめのPCケース
MINISFORUM BD790i X3DにあうPCケースを選ぶのは、容易ではありません。理由としては、高性能なCPUを搭載していることから、冷却能力に特化したケースが望ましいことが挙げられます。かつ、ATX電源が搭載できるITXケースは選択肢が少ないことが要因となります。その点を加味して、いくつかPCケースを紹介します。
Fractal Design Terra:スタイリッシュな外観と優れた冷却性能を両立したMini-ITXケースです。コンパクトながらも、ATX電源ユニットを搭載可能です。エアフローも考慮された設計で、高性能パーツの冷却に適しています。
Cooler Master MasterBox NR200P:豊富なカラーバリエーションと優れた拡張性が魅力のMini-ITXケースです。ATX電源ユニットを搭載可能で、大型のグラフィックボードにも対応します。オプションのトップパネルで、エアフローを強化することもできます。
Lian Li A4-H2O:高いデザイン性と、コンパクトながらもATX電源を搭載可能なMini-ITXケースです。水冷クーラーのラジエータを設置することを想定しており、高い冷却能力が見込めます。
補足
- Mini-ITXケースは、製品によって搭載できるパーツのサイズに制限がある場合があります。購入前に、各パーツのサイズとケースの対応状況を必ず確認してください。
- Minisforumのサイトにある様に、BD790i X3Dは、PCIe 5.0 x16スロットが内蔵されており、Nvidia RTX4090/AMD RX 7900 XTXサポートをうたっています。これらのハイスペックのグラフィックボードの冷却も念頭に入れてPCケースを選択することを強く推奨します。
電源ユニット
MINISFORUM BD790i X3Dは、その高い処理能力を最大限に引き出すために、適切な電源ユニットの選択が重要となります。このマザーボードはATX規格の電源ユニット対応で、自作PC市場で広く普及している規格であり、比較的容易に多くの選択肢の中から電源ユニットを選ぶことができます。
必要な電源容量:200W以上を目安に
MINISFORUM BD790i X3Dを正常に動作させるためには、200Wよりも大きい出力を持つ電源ユニットが必要となります。これは、搭載されているAMD Ryzen™ 9 7945HX3DプロセッサーのTDP(熱設計電力)が100Wであることを考慮すると、システム全体の安定動作に必要な最低限の容量と言えるでしょう。ただし、これはあくまで基本的な構成での目安であり、後述するグラフィックボードの使用状況によって、より大きな電源容量が必要になる場合があります。
グラフィックボードの有無による電源容量の考慮
MINISFORUM BD790i X3Dは、CPUに内蔵されたAMD Radeon™ 610Mグラフィックスを利用することも可能ですが、より高いグラフィックス性能を求める場合には、別途グラフィックボードを増設することが考えられます。グラフィックボードは、その性能によって消費電力が大きく異なるため、増設する予定がある場合は、その消費電力に合わせて電源ユニットの容量を検討する必要があります。
例えば、高性能なグラフィックボードを搭載する場合、500W以上の電源ユニットが必要になることも珍しくありません。将来的な拡張性も考慮して、余裕のある電源容量を選択することをおすすめします。
電源ユニット選択のポイント:安定性と品質
電源ユニットを選ぶ際には、単に出力容量だけでなく、その安定性や品質も重要な要素となります。信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことで、システムの安定動作に繋がり、予期せぬトラブルを避けることができます。また、電源ユニットの変換効率も考慮すると、電気代の節約にも繋がる可能性があります。80PLUS認証などの認証マークが付いている製品を選ぶのも、品質を見極める一つの指標となるでしょう。
MINISFORUM BD790i X3Dのポテンシャルを最大限に引き出すためには、ATX規格に準拠し、システムの構成に見合った適切な容量と品質の電源ユニットを選択することが不可欠です。
おすすめの電源ユニット
コストパフォーマンスに優れた500W電源ユニットです。80PLUS STANDARD認証を取得しており、基本的な機能を備えています。これからPCを自作する初心者の方にもおすすめです。
80PLUS BRONZE認証の電力変換効率が高い電源ユニットです。6 + 2ピン×2のPCI Express電源コネクタを搭載しているので、ゲーミングで使用する高性能なグラフィックボードでも安定して動作します。
80PLUS Gold認証を取得した高効率な電源ユニットです。静音性に優れており、高品質なコンデンサを使用しています。長期的な使用を考えている方におすすめです。
80PLUS Bronze認証を取得した電源ユニットです。105℃の日本製のコンデンサを使用し、安定した性能と信頼性を実現しています。
メモリ
MINISFORUM BD790i X3Dマザーボードは、高性能な処理能力を支えるために、最新のDDR5規格のメモリに対応しています。これにより、高速なデータ転送速度を実現し、システム全体のパフォーマンスを大幅に向上させることが可能です。
メモリ規格とチャンネル:高速データ転送を実現するDDR5とデュアルチャネル
MINISFORUM BD790i X3Dは、DDR5タイプのメモリに対応しており、デュアルチャネル構成をサポートしています。DDR5メモリは、従来のDDR4メモリと比較して、より高い帯域幅と低い消費電力を実現しており、最新のアプリケーションやゲームにおいて、その性能を最大限に発揮します。
さらに、デュアルチャネル構成により、CPUとメモリ間のデータ転送速度が単純に2倍になるため、特にメモリ帯域幅がボトルネックとなりやすい処理において、その効果を実感できるでしょう。
メモリスロットと最大速度:SODIMMスロットを2基搭載し、最大5200 MT/sをサポート
このマザーボードには、SODIMM(Small Outline Dual In-line Memory Module)スロットが2基搭載されています。SODIMMは、主にノートパソコンや小型のデスクトップPCで採用されるメモリ規格で、コンパクトながらも十分な性能を発揮します。MINISFORUM BD790i X3Dは、最大で5200 MT/s(メガトランスファー/秒)のメモリ速度をサポートしており、高速なデータ処理を必要とするタスクにおいても、その性能を十分に活かすことができます。
最大搭載容量: требовательных な作業にも対応する96GB
MINISFORUM BD790i X3Dは、最大で96GBまでのメモリを搭載することが可能です。これは、非常に大きな容量であり、動画編集、3Dレンダリング、大規模なデータ分析、複数の仮想マシンを同時に実行するなど、 требовательных な作業環境においても十分に対応できる容量と言えるでしょう。多くのメモリを搭載することで、アプリケーションの起動時間の短縮、マルチタスク時の快適性の向上など、様々なメリットが得られます。
メモリを選ぶ際のポイント
- 速度:MINISFORUM BD790i X3Dは最大5200MT/sをサポートしているので、それ以上の速度のメモリを選んでも性能は制限される可能性があります。転送速度5200MT/sまでのメモリを選びましょう。
- レイテンシ:レイテンシ(CL値)が低いほど、メモリの応答速度が向上します。しかし、CL値が低くなればなるほど、価格も高くなる傾向があります。
- メーカー:信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、安定した動作を期待できます。
おすすめのメモリ
32GBのメモリ容量で十分なので、16GBのメモリを2枚セットにした製品を紹介します。
Crucialは、信頼性の高いメモリメーカーです。DDR5-5200の速度に対応し、MINISFORUM BD790i X3Dでの使用に最適です。安定した動作と優れたパフォーマンスを提供します。
Kingston FURY Impact DDR5 SODIMM:
Kingstonもまた、実績のあるメモリメーカーとして知られています。高速なデータ転送と低遅延を実現し、ゲームや高負荷な作業に適しています。スタイリッシュな外観も魅力です。
G.SkillはゲーミングPC用のメモリとして評価が高いメーカーです。高クロックでの安定動作と優れた冷却性能が特徴です。
ストレージ
MINISFORUM BD790i X3Dマザーボードは、最新の高速ストレージ技術に対応しており、データアクセス速度を重視するユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となります。特に、高速なPCIe 5.0 NVMe SSDをサポートしている点が大きな特徴です。
高速インターフェース:PCIe 5.0 NVMe SSDに対応するM.2スロットを2基搭載
このマザーボードには、M.2 2280 PCIe 5.0 NVMe SSDに対応したスロットが2基搭載されています。これらのスロットは、最新のPCIe 5.0 x4インターフェースで動作するため、従来のPCIe 4.0規格のSSDと比較して、理論上のデータ転送速度が大幅に向上しています。これにより、OSの起動やアプリケーションのロード、大容量ファイルの読み書きなどが、驚くほど高速に行えるようになります。
サポートされるSSDと最大容量:最新規格の高速SSDで最大8TBのストレージを構築可能
MINISFORUM BD790i X3Dは、M.2 2280規格のPCIe 5.0 NVMe SSD(またはM.2 NVMe Gen5 SSD)をサポートしています。各M.2スロットあたり最大4TBまでのSSDを増設可能であり、2基のスロットを合わせることで、合計最大8TBという大容量の高速ストレージを構築することができます。
これは、大量のゲームデータや高解像度の動画ファイル、RAWデータなどを保存するのに十分な容量であり、ストレージ容量を気にすることなく、様々なコンテンツを楽しむことができます。
将来的な拡張性:PCIe 5.0 X16コネクタの存在
ストレージに関する直接的な拡張スロットとしてはM.2スロットが2基搭載されていますが、さらにPCIe 5.0 X16コネクタも1基搭載されています。これは主にグラフィックボードなどの拡張カード用に利用されることが多いですが、将来的にPCIe接続の高速なストレージデバイスが登場した場合、このコネクタを利用したストレージ拡張の可能性も考えられます。
冷却機構:アクティブヒートシンクでSSDの性能を最大限に引き出す
高速なPCIe 5.0 SSDは、高負荷時に発熱しやすく、その熱が原因でパフォーマンスが低下する可能性があります。MINISFORUM BD790i X3Dには、この問題を解決するためにアクティブヒートシンクが付属しています。
さらに、SSDヒートシンクとSSDファンヘッダーも搭載されており、SSDが高負荷で動作する際にも、効率的に冷却を行い、常にフルスピードで動作できるようサポートします。これにより、SSDの持つ最高のパフォーマンスを安心して利用することができます。
まとめ:高速性と大容量、そして冷却性能を重視したSSDを選ぼう
MINISFORUM BD790i X3Dに搭載するストレージを選ぶポイントは、まずPCIe 5.0 NVMe規格に対応していることです。これにより、マザーボードが持つ高速なデータ転送能力を最大限に活かすことができます。次に、必要な容量を考慮し、M.2 2280規格のSSDを選びましょう。
将来的により多くのストレージが必要になる可能性も考慮して、予算が許す範囲でできるだけ大容量のSSDを選ぶのがおすすめです。最後に、高速なSSDは発熱しやすい傾向があるため、ヒートシンクが付属しているか、冷却性能の高いSSDを選ぶことで、長期間にわたって安定したパフォーマンスを維持することができます。
ストレージを選ぶ際のポイント
- 速度:PCIe 5.0 SSDは非常に高速ですが、速度だけでなく、実際の使用シーンでのパフォーマンスも考慮しましょう。
- 耐久性:TWB(総書き込みバイト数)を確認し、耐久性の高い製品を選びましょう。
- 冷却性能:PCIe 5.0 SSDは発熱が大きいため、ヒートシンクが付属している製品や、冷却性能の高い製品を選びましょう。
- メーカー:信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、安心して使用できます。
おすすめのストレージ
1TBまたは2TBの容量でおすすめのPCIe 5.0 NVMe SSDを紹介します。
安心の国内メーカーCFD販売のPCIe 5.0対応SSDです。高速なデータ転送速度と安定した動作が特徴です。コストパフォーマンスにも優れています。
Samsungの高性能SSDで、ゲームやクリエイティブな作業に最適です。高速なデータ転送速度と優れた耐久性を備えています。アクティブヒートシンクが付属しているモデルもあります。
Western Digital WD_Black SN850X:
Western Digitalのゲーミング向けSSDで、高速なロード時間と快適なゲームプレイを提供します。優れたパフォーマンスと信頼性を両立しています。
グラフィックボード
MINISFORUM BD790i X3Dマザーボードは、高い拡張性により、ユーザーのニーズに合わせたグラフィック環境を構築できます。標準搭載の内蔵グラフィック機能に加え、高性能な外付けグラフィックボードを増設することで、グラフィック性能を大幅に向上させることが可能です。
高速拡張スロット:PCIe 5.0 X16による最新グラフィックボードへの対応
MINISFORUM BD790i X3Dは、PCIe 5.0 X16 connectorを1基搭載しています。この最新規格の拡張スロットにより、現行のハイエンドグラフィックボードの性能を最大限に引き出すことができます。特に、高度なゲーミングやプロフェッショナルなグラフィック処理を行うユーザーにとって、このスロットの存在は非常に重要です。
対応するNVIDIA GeForce RTXシリーズ:最新ゲームと高度な処理に
MINISFORUM BD790i X3Dは、PCIe 5.0に対応したNVIDIA GeForce RTX 40シリーズのグラフィックボードを搭載することができます。具体的には、RTX 4090、RTX 4080 SUPER、RTX 4080、RTX 4070 Ti SUPER、RTX 4070 Ti、RTX 4070 SUPER、RTX 4070などが挙げられます。
これらのハイエンドモデルは、最新のゲームを最高画質かつ高フレームレートで楽しむのはもちろんのこと、動画編集、3Dレンダリング、AIを活用した画像処理など、負荷の高いグラフィック処理も快適に行うことができます。
また、今後登場が期待されるNVIDIA GeForce RTX 50シリーズ(RTX 5090、RTX 5080、RTX 5070など)も、PCIe 5.0に対応していれば搭載できる可能性が高いです。
対応するAMD Radeon RXシリーズ:高性能ゲーミングとクリエイティブワークフローに
AMDのグラフィックボードでは、AMD Radeon RX 7000シリーズがPCIe 5.0に対応しており、MINISFORUM BD790i X3Dに搭載可能です。具体的には、RX 7900 XTX、RX 7900 XT、RX 7800 XT、RX 7700 XTなどが挙げられます。
これらのグラフィックボードは、優れたゲーミングパフォーマンスを発揮するだけでなく、クリエイティブワークフローにおいても高いパフォーマンスを発揮します。特に、AMDのFluid Motion FramesやFidelityFX Super Resolutionといった技術を活用することで、より滑らかで美しい映像体験を得ることができます。
まとめ:用途、予算、電源容量、ケースサイズを考慮して最適なグラフィックボードを選ぼう
MINISFORUM BD790i X3Dに搭載するグラフィックボードを選ぶポイントは、まずどのような用途でPCを使用するかを明確にすることです。最新のハイエンドゲームをプレイしたいのか、プロフェッショナルなグラフィック処理を行いたいのかによって、必要なグラフィックボードの性能は大きく異なります。次に、予算を考慮し、性能と価格のバランスが取れたグラフィックボードを選びましょう。
また、高性能なグラフィックボードは消費電力が大きいため、電源ユニットの容量が十分であるかを確認する必要があります。さらに、選択するグラフィックボードがPCケースに物理的に収まるサイズであるかも重要なポイントです。これらの要素を総合的に考慮し、最適なグラフィックボードを選択することで、MINISFORUM BD790i X3Dの性能を最大限に引き出すことができます。
グラフィックボードを選ぶ際のポイント
- 性能:プレイしたいゲームや行いたい作業に必要な性能を満たしているか確認しましょう。
- 価格:性能と価格のバランスを考慮し、予算に合った製品を選びましょう。
- 冷却性能:高性能なグラフィックボードは発熱が大きいため、冷却性能の高い製品を選びましょう。
- サイズ:MINISFORUM BD790i X3Dを搭載するPCケースのサイズと、グラフィックボードのサイズが適合するか確認しましょう。
おすすめのグラフィックボード
人気の高いグラフィックボードをいくつかご紹介します。
NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ
1.RTX 4090:現行のコンシューマー向けグラフィックボードとしては、最高の性能を持っています。高画質・高フレームレートでのゲームプレイや、プロレベルのクリエイティブ作業にも対応可能です。
2.RTX 4080 SUPER:非常に高い性能を持ち、多くのゲームを高画質・高フレームレートで楽しめます。RTX 4090と比較してコストパフォーマンスに優れています。
3.RTX 4070Ti super:非常に人気が高く、性能と価格のバランスがとれています。多くのゲームを高画質で快適にプレイ可能です。
AMD Radeon RX 7000シリーズ
RX 7900 XTX:AMDのハイエンドグラフィックボードで、高いゲーミング性能とコストパフォーマンスを両立しています。
RX 7800 XT:こちらも人気が高く、多くのゲームを快適にプレイできます。
MINISFORUM BD790i X3Dの組み立ての手順
必要なものを備えたら次は組み立てです。正しい順序で行えばスムーズに組み立てられるので、順番通りに行いましょう。なお、ドライバーは必須です。事前に用意しておきましょう。
参考動画:(5) Minisforum Motherboard | BD770i Installation Guide – YouTube
電源ユニットをケースに取り付ける
使用するPCケースに対応したATX規格の電源ユニットを用意します。ケースの仕様書に従って、電源ユニットをケースに固定します。電源ユニットのケーブルをケースの背面から外部に出しておきます。CPU(TDP 100W)のみで使用する場合は200W以上の容量で十分ですが、グラフィックボードを搭載する場合は、その消費電力に合わせてより大きな容量の電源ユニットを選びましょう。
とくに難しい作業ではありません。ここは初心者でも簡単にできる部分です。
マザーボードにメモリ・ストレージを取り付ける
マザーボードのメモリ スロットに、DDR5 SODIMM メモリを2枚装着します。メモリは、同じ容量、同じ速度のものを選び、通常は同じ色のスロットに装着することでデュアルチャネルで動作します。
マザーボードのM.2スロットに、PCIe 5.0に対応した高速なNVMe SSDを装着します。
必要に応じて、Wi-FiモジュールをM.2 2230 Key Eスロットに装着します(※すでに装着済みなのでこの手順は不要です)。
この作業も取り立てて難しくはありません。必要なのは「取りつける場所」を間違わないことぐらいです。メモリもストレージも似たような形状なので、初心者は特に気をつけてください。なお、メモリ、ストレージを取りつける際は、クーラーなど邪魔になるものをネジではずしておく必要があります。ドライバーを用意しておきましょう。
ケースにマザーボードを取り付ける
ケースの I/O パネルを背面に取り付けます。(※MINISFORUM BD790i X3DではI/Oシールドがマザーボードに一体化されている場合があります。その場合はこの手順は不要です。)
マザーボードをケースに設置し、付属のネジで固定します。
マザーボードのスタンドオフが正しく取り付けられていることを確認してください。
ケースにマザーボードを取り付ける際に、最初に行うのがI/O パネルの取り付けです。特に説明書などには記載がなく、初心者には意外と難しいです。
本来は「アンテナの固定金具を外して、I/O パネルをアンテナ端子をI/O パネルに通してから金具で固定してUSBのねじを固定します。」という説明があってもいいはずなのですが・・・。
意外と手間取って時間がかかるので、ハマったら一度休憩しましょう。
各コネクタを接続・ネジでマザーボードに固定
ケースのフロントパネルから出ているUSB 3.2ヘッダ、ジャンパー、HDオーディオコネクタをマザーボードに接続します。コネクタには接続する向きが決まっているものがあるので、注意して接続してください。
電源ユニットから出ている24ピンパワーコネクタと8ピンパワーコネクタをマザーボードに接続します。
各コネクタが正しく接続されていることを確認し、マザーボードをケースにネジで固定します。
この作業がPCの自作で最も難しい部分です。初心者には何をやっているのかすら分からない部分ですが、要するに、ケース側とマザーボードを配線でつなぎ合わせているんです。これを行うことで、ボタンを押しただけで電源がONになったり、USBメモリを挿しこんだときにPC側でUSBを認識できるようになります。配線が終わったら、ケーブルを束ねたり、ケースの裏側に這わせたりして、できるだけ綺麗に整理しましょう。
なお、PCを組み上げたのに、電源がONにならなかったり、USBを認識しなかったりするときには、この部分の作業で何かしらのミスをしている可能性が大きいです。説明書にくわしいやり方が書かれてあるので、慎重に作業しましょう。PC自作の最大の難所です。
CPUファンを接続
MINISFORUM BD790i X3Dでは、専用のCPUクーラーが付属しているか、マザーボードに一体化されている可能性があります。付属のクーラーがある場合は、その説明書に従ってCPUに取り付け、ファンコネクタをマザーボードのCPUファンヘッダに接続します。
マザーボードのCPUファンヘッダはCPUがあるところのすぐ近くにあります。それを知っていれば簡単です。
グラフィックボードを取り付ける
「グラフィックボード」をPCIe 5.0 x16スロットに装着します。グラフィックボードのサイズがPCケースに収まるか事前に確認してください。
グラフィックボードをケースにネジで固定します。グラフィックボードの補助電源コネクタを電源ユニットに接続します。
ここもそれほど難しくありません。グラボ本体に電源コネクタに接続することさえできればOKです。簡単です。
配線を確認する
すべてのケーブルが正しく接続されていることを確認します。
ケーブルがファンに干渉したり、エアフローを阻害したりしていないか確認します。
電源を入れて動作を確認・BIOSを確認
電源ユニットのスイッチを入れ、PCの電源を入れます。
BIOSが起動することを確認します。BIOS画面では、BIOSのバージョン、認識されているメモリ容量、ストレージなどが正しく表示されているか確認しましょう。
BIOSの設定で、メモリ速度や起動ドライブなどが正しく設定されていることを確認します。
必要に応じて、BIOSを最新バージョンにアップデートします。
※電源がつかず、BIOS画面が表示されない場合は、ほぼ確実に4のコネクタ接続が間違っています。もう一度説明書を見ながらやり直しましょう。
OSをインストールする
Windows 11などのOSインストールメディアをPCに接続します。
BIOSの起動ドライブの設定を変更し、OSインストールメディアから起動します。BIOSの起動ドライブ設定画面への入り方は、通常起動時に「Del」キーや「F2」キーなどを押すことで開けます。
OSのインストール手順に従って、OSをインストールします。
OSインストール後、MINISFORUMのウェブサイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールします。グラフィックボードなどの個別のパーツについても、それぞれのメーカーの公式サイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールすることを推奨します。
特に難しくはありませんが、「通信」は気をつけておいた方がいいです。Wi-Fiパスパワードなどを事前に用意しておくとスムーズにいくはずです。
Wi-Fiが万が一使えなかった場合に、有線LANも使えるようにしておくとスムーズです。
PCの電源を入れ、OSが正常に起動することを確認
PCの電源を入れ、OSが正常に起動することを確認します。
すべてのデバイスが正常に動作することを確認します。
以上で、組み立てが完了し、超パワフルなデスクトップPCが完成します。
負荷の高いPC作業をしたり、動画編集やグラフィック作業をしたりといろいろとできるので、試してみてください。
最後に組み立て時の注意点をもう一度確認しておきましょう。
<組み立て時の注意点>
- 静電気防止対策をしましょう。
- 作業前にマザーボードやCPUのピンを曲げないように注意しましょう。
- 各パーツの取り付けは、無理な力を加えないようにしましょう。
- 各ケーブルの接続は、向きや位置を間違えないように注意しましょう。
- 組み立てが完了したら、BIOSの設定を確認しましょう。
まとめ:MINISFORUM BD790i X3Dは買いなのか?
MINISFORUM BD790i X3Dは、非常に魅力的なマザーボードですが、万人向けではありません。購入を検討している方は、自身のニーズと照らし合わせて、本当に必要なのかを慎重に見極める必要があります。
ゲーミング性能を求めるなら、グラフィックボードは必須
まず、ゲーマーにとって重要なのはグラフィック性能です。BD790i X3Dは強力なCPU、Ryzen 9 7945HX3Dを搭載していますが、内蔵GPUのRadeon 610Mはゲーミング用途としては力不足です。最新のAAAタイトルを快適にプレイしたいなら、高性能なグラフィックボードの増設は必須となります。つまり、BD790i X3D単体では真価を発揮できません。
ミニPCの自作に最適だが、コストは高め
BD790i X3DはMini-ITX規格のため、コンパクトなゲーミングPCを自作したい方に最適です。しかし、高性能なCPUを搭載しているため、マザーボード自体の価格は高めです。さらに、グラフィックボード、ケース、電源ユニット、メモリ、ストレージといったその他のパーツも必要になるため、総コストはそれなりにかかります。予算を抑えたい方には、他の選択肢を検討する方が良いでしょう。
冷却性能とケース選びに注意が必要
Ryzen 9 7945HX3Dは高性能であるがゆえに発熱量も大きいため、冷却性能には十分注意する必要があります。BD790i X3Dには大型ヒートシンクと12cmファンに対応していますが、ケース選びを間違えると冷却不足に陥り、パフォーマンス低下やシステムの不安定化に繋がる可能性があります。エアフローを考慮した設計のケースを選ぶことが重要です。
拡張性は限定的
Mini-ITX規格の宿命として、拡張性は限定的です。BD790i X3DはPCIe 5.0 x16スロットを1基搭載していますが、複数の拡張カードを使用したい場合は、MicroATXやATX規格のマザーボードを検討する必要があるでしょう。
誰にオススメか?
以上の点を踏まえると、MINISFORUM BD790i X3Dは以下のような方におすすめです。
- コンパクトで高性能なゲーミングPCを自作したい方
- 予算よりも性能を重視する方
- 冷却性能に気を配り、適切なケースを選べる方
- 拡張性をそれほど必要としない方
逆に、以下のような方にはおすすめしません。
- 予算を抑えたい方
- 複数の拡張カードを使用したい方
- PC自作の知識や経験が少ない方
BD790i X3Dは、確かに魅力的な製品ですが、購入前に自身のニーズとメリット・デメリットをしっかり比較検討することが重要です。
MINISFORUM BD790i X3Dの価格・購入先
※「Minisforum公式オンラインストア」での出荷予定日は3月25日。購入特典として、24ヵ月製品長期保証、30日間返品・返金保証、生涯テクニカルサポートが付いています。支払方法は、Visa、Mastercard、American Express、PayPal、Discover、JCB、Diners Clubに対応しています。全国送料無料(沖縄県・北海道を除く)です。
Minisforum公式オンラインストア
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おすすめの類似製品を紹介
「MINISFORUM BD790i X3D」に似た性能をもつマザーボード、ベアボーンPCも販売されています。
MINISFORUM BD795i SE
「MINISFORUM」から発売されたAMD Ryzen 9 7945HX搭載のマザーボードです(2024年12月 発売)。
内蔵のGPUはAMD Radeon 610Mで、PCIe 5.0 X16 を利用してグラフィックボードを搭載することもできます。
DDR5 5200 対応のメモリスリット、M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロットを搭載。USB3.2 Gen2 Type-C Port x1(Alt DP)、USB3.2 Gen1 Type-A Port x2、USB2.0 Type-A Port x2など豊富なポートも備えています。
価格は、Amazonで79,990円(11148円 OFFクーポン付きで実質68,842円)、楽天市場で84,980円(送料無料)です。
関連記事:6万円台で超高性能!MINISFORUM BD795i SEで最強PCを自作する方法
ASUS「PRIME H810M-A-CSM」
ASUSから発売されたCore Ultra 200シリーズ対応のマザーボードです(2025年1月 発売)。
チップセットH810、ソケット LGA1851 、MicroATX規格に対応しています。
また、PCIe 4.0のM.2 SSDストレージ、DDR5 6400 メモリ(最大128GB)、M.2 Wi-Fi モジュール(Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3)を搭載することが可能。
拡張スロット(PCIe 4.0 x16スロット x1、PCIe 4.0 x1スロット x1)、イーサネット Intel 1Gb Ethernetポート、
USB 10Gbpsポート x2、USB 2.0ポート x4、USB 5Gbpsコネクタx1、USB 5Gbpsヘッダー x1、USB 2.0ヘッダー x1にも対応しています。
価格は、Amazonで21,000円(税込)、楽天市場で21,987円(送料無料)、ヤフーショッピングで21,009円、米国 Amazon.comで$129.99、です。
関連記事:ASUS「PRIME H810M-A-CSM」でCore Ultra PCを自作する方法
MINISFORUM 129i7
MINISFORUMから発売されたMini-ITX規格のベアボーンPC(デスクトップPC)です(2024年10月16日 発売)。
マザーボード AR1290、第12世代のインテル Core i9-12900HK プロセッサ、400W TFX電源(内蔵)を搭載しています。
また、DDR4-3200MHz(最大64GB)、M.2 SSD(NVMe/SATA対応)、2.5インチの拡張スロット(HDD/SSD)、3画面出力(HDMI 1.4 x1、DisplayPort 1.4 x1、VGA x1)、
冷却システム、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、USB 3.2 Gen1 Type-C x1、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、USB 2.0 x6、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、MINISFORUM公式サイトで59,980円です。
関連記事:5万円台の高性能ベアボーンPC「MINISFORUM 129i7」をレビュー
DESKMEET X600
ASRockから発売されたAMD AM4/AM5 ソケット対応のベアボーンPCです(2024年4月19日 発売)。
500W 電源、Wi-Fiモジュール用のM.2スロットを搭載しています。
また、AMD Ryzen 8000 / 7000 シリーズのプロセッサ、DDR5 メモリ (最大 256GB)、SSD SATA3 6.0Gb/s もしくはM.2 2280 Gen5x4 / Gen4x4 ストレージを搭載可能。
最大20cmのグラフィックボードの追加、54mmまでのCPUクーラー、専用 MOSFET ヒートシンク、効率的なエアフロー設計、USB 3.2 Gen1 Type-A x2、USB 2.0 Type-A x2、DisplayPort 1.4 x2、HDMI x1、USB 3.2 Gen1 Type-C x1、USB 3.2 Gen1 Type-A x2、USB 2.0 Type-A x2、2.5Gbpsのギガビット有線LANにも対応しています。
価格は、Amazonで34,780円、楽天市場で59,444円(送料無料)、ヤフーショッピングで36,090円、です。
関連記事:ベアボーン「DESKMEET X600」でAIに強いPCを自作する方法を解説
他のMINISFORUM ミニPCと比較
他にもMINISFORUMのミニPCが販売されています。2025、2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。
MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ
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