超シンプル「BOOX Go 10.3」と前モデルNote Air3を比較

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E inkタブレット「BOOX Go 10.3」と前モデル BOOX Note Air3 の違いを詳しく解説!メリットやデメリット、スペック、評価、詳細な価格 情報も掲載しています。

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「BOOX Go 10.3」が発売開始!

2024年6月11日、日本で中国のOnyx International(オニキス インターナショナル)の新製品「BOOX Go 10.3」(ブークス ゴー 10.3)が発売されました(※出荷は26日前後。海外版の発売日は2024年6月6日)。

Android 12と電子ペーパーディスプレイを搭載した10.3型のE ink タブレットです。

Onyxからは2023年12月にAndroid 12搭載で10.3インチの「BOOX Note Air3」(ブークス ノート エア3)が発売されています。

2023年10月に発売されたカラー対応の「BOOX Note Air3 C」のモノクロ版です。

フルカラー表示はできませんが、その分 価格が安く、「シンプルかつ高性能で使いやすい」と評判でした。

新モデルはさらに薄型軽量化し、ギリギリのシンプルさを追求した注目のモデルです。

早速どんなE inkタブレットなのか、前モデルと比較しながら、詳しく見ていきましょう。

公式ページ: BOOX Go 10.3 | 4.6mm Monochrome ePaper Notepad – The Official BOOX Store

日本版 公式ページ:BOOX Go10.3 – SKT株式会社

前モデル「BOOX Note Air3」との違いは7つ!

新モデル「BOOX Go 10.3」と前モデル「BOOX Note Air3」との違いは7つあります。以下、その項目に沿って順番に解説していきます。

  1. 価格
  2. サイズ・重量
  3. デザイン
  4. ディスプレイ(解像度)
  5. フロントライト
  6. SDカードスロット
  7. 指紋認証

BOOX Note Air3との違い1:価格

BOOX Go 10.3 付属品

新モデル「BOOX Go 10.3」は日本で76,800円で販売されています。

一方、前モデル「BOOX Note Air3」は日本で65,800円で販売されています。

新モデルの方が前モデルよりも11000円高い価格で販売されています。

しかし、海外のBOOX公式ストアでは新モデル「BOOX Go 10.3」が$379.99、前モデル「BOOX Note Air3」が$379.99と同じ価格になっています。

このことから、このモデルは前モデルの性能を強化した上位モデルではないことがわかります。

実際にスペックを見てみると、前モデルにあった機能がいつくか省かれており、性能的には前モデルの方が上です。

ただし、新モデルの方が本体のデザインなどがリニューアルされており、使いやすさも向上しているようです。

どちらがいいのかは、両機種をよく比較してから決めた方がよさそうです。

BOOX Note Air3との違い2:より薄く軽くなった

BOOX Go 10.3 薄型軽量

新モデル「BOOX Go 10.3」はサイズ 235 x 183 x 4.6 mm、重量 375 gになっています。

一方、前モデル「BOOX Note Air3」はサイズ 226 x 193 x 5.8 mm、重量 450 gでした。

新モデルは前モデルよりも1.2mm 薄くなり、重さは75gも軽くなっています。

薄型軽量化されたことで、新モデルはより持ち運びやすくなり、外出先でも使いやすくなったといえます。

BOOX Note Air3との違い3:シンプルなデザインで質感も向上

新モデル「BOOX Go 10.3」はPU レザー素材を採用しています。背面はノート ストラップ パターンの「ざらざら」とした紙のような質感で触り心地が向上しています。

また、グレーに近いホワイトカラーを採用し、前面にボタンがないシンプルなデザインを採用しています。

一方、前モデル「BOOX Note Air3」は頑丈なアルミニウムケースを採用しており、背面は紙のような質感がありませんでした。

新モデルと同じく前面にボタンがないシンプルなデザインですが、本体カラーはブラック(ダークグレーに近い)を採用していました。

BOOX Note Air3との違い4:ディスプレイの解像度が向上

BOOX Go 10.3 ディスプレイ

新モデル「BOOX Go 10.3」は10.3 インチで解像度 2480 x 1860 pxのHD ディスプレイを搭載しています。

一方、前モデル「BOOX Note Air3」は10.3 インチ、解像度 1404 x 1872 px HD ディスプレイを搭載していました。

どちらも10.3インチのHD画質で、Carta 1200 ガラス スクリーンを採用していますが、

新モデルの方が解像度が高くより高精細に表示できるようになっています。

BOOX Note Air3との違い5:フロントライトは非搭載

新モデル「BOOX Go 10.3」はフロントライトを搭載していません。

一方、前モデル「BOOX Note Air3」は寒色、暖色の2色フロントライトを搭載していました。

前モデルの方がフロントライトで暗いシーンでも見やすく表示できるので便利です。

ただし、新モデルでも電子ペーパーディスプレイ搭載なので、太陽光下で見やすく表示できます。

また、夜間であっても照明のある明るいシーンであれば、画面の内容を確認できます。

BOOX Note Air3との違い6:SDカードスロットは非搭載

新モデル「BOOX Go 10.3」はSDカードスロットがないため、別売のmicroSDカードでストレージ容量を増やすことができません。

一方、前モデル「BOOX Note Air3」は別売のmicroSDカードでストレージ容量を増やすことができました。

前モデルの方がストレージ容量を増やせるので、容量不足になることなく使用できて便利です。

ただし、新モデルは前モデルと同じく、クラウドストレージ「Onyx Cloud」(オニキス クラウド)にファイルを保存できます。

このオンラインストレージは10GBまで無料で使用できるため、内蔵ストレージ(64GB UFS2.2)と合わせると、74GBになります。

また、Googleドライブ、Dropbox(ドロップボックス)、マイクロソフトの OneDriveなどのオンラインストレージ用のアプリも利用できます。

BOOX Note Air3との違い7:指紋認証は非対応

新モデル「BOOX Go 10.3」は指紋認証でロック解除できません。

一方、前モデル「BOOX Note Air3」は電源ボタンに指紋センサーを搭載し、タッチするだけでログインできました。

前モデルの方が新モデルよりも簡単にログインできて便利です。

前モデル「BOOX Note Air3」から引き継いだメリット

新モデル「BOOX Go 10.3」が前モデル「BOOX Note Air3」から引き継いだメリットは全部で10個あります。以下、その項目に沿って解説します。

Carta 1200の美しいモノクロ表示

BOOX Go 10.3 モノクロ表示

新モデル「BOOX Go 10.3」は最新の電子ペーパーディスプレイの技術「Carta 1200」の E inkスクリーンを搭載し、ピクセル密度300 ppiの高精細なモノクロ表示が可能です。

このスクリーンは、従来のCarta 1000 のスクリーンと比較すると、応答時間が 20% 、コントラスト比が 15% 向上しています。

また、REAGL テクノロジーを採用しているため、ページめくりの遷移がよりスムーズに行えるというメリットもあります。

筆圧ペン「BOOX Pen Plus」で手書き入力できる

BOOX Go 10.3 筆圧ペン

新モデル「BOOX Go 10.3」は筆圧4096段階のスタイラスペン「BOOX Pen Plus」(付属)で手書き入力できます。

Smart Scribe アプリを利用してメモや注釈、ブラシを使用でき、罫線や方眼、無地などの豊富なテンプレートも用意されています。

なお、ペンの色は本体に合わせてホワイトカラーになっています。前モデル「BOOX Note Air3」のペンはダーク グレーでした。

フラップ付きの磁気ケース

BOOX Go 10.3 磁気ケース

新モデル「BOOX Go 10.3」はホワイトカラーの専用 磁気ケースが用意されています。

このケースはマグネットで着脱でき、本体を自立させることができます。また、フラップ付きで本体をしっかりと固定することもできます。フラップは簡単に取り外せます。

一方、前モデル「BOOX Note Air3」はグレーカラーの磁気ケースが用意されていました。新モデルと同様に自立可能で、フラップも付いています。

デュアルスピーカーとマイクを内蔵

本体に2つのスピーカーとマイクを内蔵しています。

スピーカーは音楽再生、オーディオブック、チャットなどに利用できます。また、マイクは音声の録音、チャットに利用できます。

3700 mAhで最大4週間 駆動できる

本体に3700 mAhバッテリーを搭載し、最大で約4週間の駆動が可能になっています。充電はType-Cポートを利用して行います。

Wi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応

Wi-Fi 5のacデュアルバンドに対応し、ブラウザやオンラインストレージ、動画配信サービス、音楽配信サービスなどを利用できます。

また、Bluetooth 5.0に対応し、ワイヤレスキーボードやマウス、ヘッドホン、イヤホンなどと接続できます。

2.4GHz オクタコアで高速に動作

2.4GHz オクタコア プロセッサ搭載で、遅延なく高速に動作できます。

動作スピードは一般的なタブレットと大きく変わりません。ネットで調べものをしたり、YouTubeで動画を視聴してもストレスを感じないレベルです。

4GBメモリと64GBストレージ

本体に4GB LPDDR4Xメモリを搭載しているため、画面分割で複数のアプリを利用してもスムーズに動作します。

また、64GB UFS2.2 ストレージ搭載で大量の電子書籍やファイルを保存できます。

microSDカードは使えませんが、Onyx Cloudなどのオンラインのストレージは使用できます。

Gセンサーの自動回転に対応

Gセンサーを搭載しているため、本体を傾けた際に自動で最適な向きに回転します。

本体を縦に持ったときは縦向きに、横に持ったときに横向きになります。

Android 12搭載でGoogle Playストアに対応

BOOX Go 10.3 アプリ

OSにAndroid 12を搭載し、Google Playストアから豊富なアプリをダウンロードできます。

EvernoteやOneNote、Google KeepなどのメモアプリやWordやExcelなどのマイクロソフト Officeアプリも利用できます。

「BOOX Go 10.3」のデメリット まとめ

BOOX Go 10.3」のデメリットをまとめてみました。全部で5つあります。

  1. フロントライトを使えない
  2. microSDカードでストレージ容量を増やせない
  3. 指紋認証に対応していない
  4. カラー表示に対応していない
  5. BOOXスーパーリフレッシュテクノロジーに対応していない

新モデル「BOOX Go 10.3」はリフレッシュ パフォーマンスと画質を向上させる技術「BOOXスーパーリフレッシュテクノロジー」に対応していません。カラー対応の「BOOX Note Air3 C」は対応していました。

「BOOX Go 10.3」のスペック

  • ディスプレイ 10.3 インチ、解像度 2480 x 1860 HD Carta 1200 ガラス スクリーン、フラット カバー レンズ付き
    ※300 ppi/ダークモード
  • タッチ BOOXスタイラスタッチ(4,096レベルの筆圧感度)+静電容量式タッチ
  • フロントライト なし
  • プロセッサ 2.4GHz オクタコア
  • RAM(メモリ)4GB LPDDR4X
  • ストレージ 64GB UFS2.2
  • 外部ストレージ Onyx Cloudに保存可能 ※microSDカードは使用不可
  • バッテリー 3700 mAh
  • 駆動時間 スタンバイ モードで最大4週間
  • 充電 Type-C (OTG)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.0
  • インターフェース USB-Cポート(OTGサポート/オーディオジャックとして使用)、電源ボタン
  • センサー Gセンサー(自動回転用)
  • スピーカー デュアルスピーカー
  • マイク 内蔵
  • スタイラスペン BOOX Pen Plus 、筆圧4096段階の圧力感度、消しゴム付き、カラー:アイボリーホワイト
  • キーボード なし
  • ケース 磁気保護ケース(別売)
  • 操作 ボタン、タッチ、ジェスチャー
  • アプリ NeoReader(700万以上のAndroidアプリをダウンロード可能)、Smart Scribe(メモ、注釈、ブラシ、線)、テンプレート、フリーラッソ、スマートフリーラッソ
  • 生体認証 なし
  • 筐体 PU レザー
  • OS Android 12 ※Google Playストア対応/サードパーティのアプリをサポート
  • サイズ 235 x 183 x 4.6 mm
  • 重量 375 g
  • カラー ホワイト(グレーに近い)
  • 付属品 BOOXペンプラスx1、USB-Cケーブルx1、クイックスタートガイドx1、保証書x1
  • ドキュメント形式: PDF、CAJ、DJVU、CBR、CBZ、EPUB、AZW3、MOBI、TXT、DOC、DOCX、FB2、CHM、RTF、HTML、ZIP、PRC、PPT、PPTX、EPUB3
    ※26 種類のデジタル形式 をサポート
  • 画像形式: PNG、JPG、BMP、TIFF
  • オーディオ形式: WAV、MP3 サードパーティ製アプリをサポート

「BOOX Go 10.3」の評価

5つの評価基準を5段階で評価すると以下のようになります。

ディスプレイの見やすさ・・・・★★★★

機能性・・・・・★★★

バッテリーの持ち・・・・・★★★★★

ファッション性・・・・・★★★★

価格・・・・・★★★

使いやすさ・・・・・★★★★

「BOOX Go 10.3」はこんな人におすすめ

BOOX Go 10.3 画面

超薄型で軽量なボディのため、毎日E inkタブレットを持ち歩きたい人に最適です。

また、ホワイトカラーのオシャレな外観のため、ファッション性を重視する人にも最適です。

ただし、前モデル「BOOX Note Air3」と違い、フロントライトやmicroSDカードが使えないというデメリットがあります。

そのため、主な使用シーンが「明るい日中」であり、「PDFや画像などのファイルを大量に保存しない」人に向いているといえます。

モノクロ表示のE inkタブレットとしては十分に合格レベルです。

特に高精細なディスプレイと筆圧ペンを利用した手書き入力が大きな魅力です。

フロントライトやmicroSDカードがどうしても必要な人には、前モデル「BOOX Note Air3」か、それに類似した製品をおすすめします。

「BOOX Go 10.3」の価格・販売先

BOOX Go 10.3 正面

BOOX公式ストア

$379.99 (日本円で約59784円)で販売されています。

BOOX公式ストアで「BOOX Go 10.3」をチェックする

支払い方法はPayPal、クレジットカード、デビットカードです。

SKT SHOP

76,800円で販売されています。

※純正マグネティックケースとスタイラスが付属

SKT SHOPで「BOOX Go 10.3」をチェックする

支払い方法はクレジットカード、AmazonPay、Paypal、銀行振込です。

ECサイト

Amazonで76,800円、

ヤフーショッピングで67,800円、

で販売されています。

Amazonで「BOOX Go 10.3」をチェックする

楽天市場で「BOOX Go 10.3」をチェックする

ヤフーショッピングで「BOOX Go 10.3」をチェックする

米国 Amazon.comで「BOOX Go 10.3」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

類似製品の紹介

BOOX Go 10.3」に似た性能のE inkタブレットも販売されています。

「BOOX Note Air3」

ONYXから発売されたAndroid 12搭載の10.3型E ink タブレットです。Qualcomm 2.4GHz、HD Carta液晶、デュアルスピーカー搭載で、筆圧ペンのBOOX Pen Plus、指紋認証に対応しています。

価格は、Amazonで65,800円、楽天市場で65,800円、ヤフーショッピングで65,800円、米国 Amazon.comで$399.99 (日本円で約62896円)、SKT ショップで65,800円、BOOX公式サイトで$399.99 (日本円で約62896円)、です。

関連記事:「BOOX Note Air3」モノクロでお得? 大人気 E-inkタブレットと徹底 比較!

「Meebook M103」

Meebookから発売されたAndroid 11搭載の10型 E inkタブレットです。Carta 1200、4GBメモリ、64GBストレージ、4600 mAh バッテリー、microSDカードスロット搭載で、筆圧タッチペン、デュアル スピーカー、最大1TBまでのストレージ拡張、2色フロントライトに対応しています。

価格は、AliExpressで48,750円、です。

関連記事:10型で最強コスパ「Meebook M103」とP10 PROの違いを解説

「Kindle Scribe」

Amazonから発売された10.2型の電子書籍リーダーです。解像度300ppiのE-inkスクリーン、最大64GBストレージ、フロントライト搭載で、2種類のスタイラスペン、自動回転、Type-C充電に対応しています。

価格は、Amazonで59,980円(ペン&カバーセット品は66,960円)、楽天市場で51,980円(税込・送料無料)、米国 Amazon.comで$309.97 (日本円で約48740円) です。

関連記事:「Kindle Scribe」待望の超大型モデルと10型E inkタブレットを徹底 比較!

他のBOOXタブレットと比較

他にもBOOXのE-inkタブレットが販売されています。ぜひ比較してみてください。

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