「Meta Quest 3」MR機能がスゴい? 最新のVRデバイスと徹底 比較!


2023年10月10日に発売される「Meta Quest 3」と最新のVRデバイスを徹底 比較!価格やできること・機能、スペックの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年9月28日から予約受付を開始しています。

「Meta Quest 3」の特徴

Meta Quest 3」の特徴をまとめてみました。

Infinite Display・カラーパススルー・MR体験

Meta Quest 3」は片目あたりの解像度が2064 x 2208ドットの「Infinite Display」を搭載。Quest 2と比較して解像度が約30%向上したほか、次世代パンケーキレンズによる よりシャープでクリアな映像表現やリフレッシュレート90Hz(※テスト機能利用時は120Hzにアップ)にも対応しています。また、18 PPDのRGBカメラを2つ搭載し、「カラーパススルー」に対応。外の様子をフルカラーでカメラ越しに見られるようになっています。

そのほか、深度プロジェクタを搭載し、周囲の物理的空間を3Dスキャンすることが可能。空間を自動的にマッピングすることで、例えば現実世界の部屋に仮想のモンスターが出現するなど現実世界とバーチャル空間が融合したMRの世界をリアルに体験できます(※深度プロジェクタにより手動によるルームスケールの設定不要になっています)。

Snapdragon XR2 Gen 2・8GB+128/512GB・2.2時間バッテリ

Meta Quest 3」は新たにQualcommと共同開発したSnapdragon XR2 Gen 2プラットフォームを搭載。従来のMeta Quest 2と比較してグラフィックス性能が2倍向上し、より短いロード時間でゲームやアプリを起動できるようになっています。また、8GBメモリを搭載し、従来モデルよりも容量が約33%増加。ストレージは128GB、512GBの2種類を用意しています。

そのほか、通常使用で平均2.2時間、ゲームで平均2.4時間駆動するバッテリーを搭載。付属の18W電源アダプターで約2.3時間でフルチャージ可能で、外付けドックアクセサリー(別売)も用意されています。

Touch Plusコントローラー・ステレオスピーカー・Xbox Cloud Gaming

Meta Quest 3」はトラッキングリングを廃止した新しい「Meta Quest Touch Plusコントローラー」が付属。触覚フィードバック機能を搭載し、よりリアルなフィードバックを体験できます。また、3Dスペーシャルオーディオ搭載の一体型ステレオスピーカーを搭載。従来モデルと比較して再生音域の音量が40%上がっているほか、空間オーディオにも対応しています。

そのほか、従来モデルとの後方互換性を保ちつつ、新たに100以上の新規タイトルやアップグレードタイトルを用意。12月には「Xbox Cloud Gaming」に対応し、同クラウドゲームサービスで配信されている「Halo Infinite」や「Minecraft Legends」、「Forza Horizon 5」などのゲームを、バーチャル空間の巨大なスクリーンでプレイできるようになります。

公式ページ: Meta Quest 3 | Meta Store 

価格を比較

Meta Quest 3」と「VIVE XR Elite」、「PICO 4」、「DPVR E4」の価格を比較してみました。

「Meta Quest 3」

Meta Quest 3」は、Amazonで72,800円(税込・128GBモデル)、楽天市場で74,800円(税込)、Meta ストアで74,800円(128GB・512GBモデルは96,800円)、米国 Amazon.comで$499.99 (日本円で約74,795円)で販売されています。

「VIVE XR Elite」

VIVE XR Elite」は、Amazonで164,390円(税込)、楽天市場で177,210円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで135,000円(税込・送料無料)、AliExpressでUS $1,213.52 (日本円で約181,534円)、HTC VIVE日本の公式ページで179,000円、米国 Amazon.comで$1,450.00で販売されています。

「PICO 4」

PICO 4」は、Amazonで49,000円、楽天市場で49,000円 (税込・送料無料・2,225ポイント付き)、ヤフーショッピングで40,992円 (税込・送料無料)、AliExpressでUS $359.00 (日本円で約53,703円)で販売されています。

「DPVR E4」

DPVR E4」は、Amazonで71,082円、楽天市場で76,818円円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで75,000円(税込)、アユート公式(アキハバラe市場)で79,800円 (税込)、DPVR公式サイトで$499.00 (日本円で約74,646円)、AliExpressでUS $540.57 (日本円で約80,865円)、米国 Amazon.comで$599.99 ($140 OFFクーポン付き)で販売されています。

できること・機能を比較

Meta Quest 3」と「VIVE XR Elite」、「PICO 4」、「DPVR E4」のできること・機能を比較してみました。

「Meta Quest 3」

できること

MR世界の体験、「Xbox Cloud Gaming」、「Microsoft 365」(Word、PowerPoint、Excel)、「Adobe Substance 3D Modeler」、「Meta Quest for Business」、

4K以上の画質でVRゲーム、VR用のPCゲーム、Steamゲーム、動画の視聴(YouTube、DMM、Netflix、Amazonプライム・ビデオなど)、Oculus Questストア・Riftストアからのアプリダウンロード、通話・メール(Facebookアカウントを利用)、バーチャル空間でのコミュニケーション(「バーチャルキャスト」など)、チャット(「VRChat」など)、リモートワーク(「Infinite Office」など)、バーチャル空間での観光・旅行 など

機能

「カラーパススルー」(外の様子をフルカラーでカメラ越しに見られる)、空間マッピング・物理的空間の3Dスキャン(MRの世界をリアルに体験・手動でのルームスケールの設定は不要)、次世代パンケーキレンズによる よりシャープでクリアな映像表現、リフレッシュレート90Hz(※テスト機能利用時は120Hzにアップ)による滑らかな映像再生、触覚フィードバック機能(「Meta Quest Touch Plusコントローラー」)、ステレオサウンド、空間オーディオ、ストラップ調整(メガネをかけたままでも調整可)Wi-Fi 6E通信、

ハンドトラッキング機能(バーチャル空間でのジェスチャー操作)、Oculus Link機能(PCと接続)、6DoF対応、3.5mmヘッドフォン端子での接続

「VIVE XR Elite」

できること

高解像度(両目3840 x 1920 px)で動画再生、VRゲーム(Steam PCゲーム対応)、動画視聴(Amazonプライムビデオ、YouTube、Netflix、、huluなど)、Viveport ストアからのダウンロード

機能

IPD調整(メガネなしで使用可)、XRパススルー機能、最大リフレッシュレート90Hz、ハンドトラッキング機能、6DoF、バッテリーの取り外し、空間オーディオ、「VIVEストリーミング」、「VIVERSE」 (HTCのメタバースプラットフォーム)、PC接続、単体での使用

「PICO 4」

できること

4K以上の画質で動画視聴、VRゲーム(Steam PCゲーム、Picoストア対応)、動画視聴(Amazonプライムビデオ、YouTube、Netflix、、huluなど)、アート鑑賞、瞑想、フィットネス、SteamVR・Pico Storeからのアプリダウンロード

機能

フィットネス機能、PICO Worlds、モーショントラッカー(両足に装着)、6DoFトラッキング(4つのSLAMカメラで高精度)、最大90Hzのリフレッシュレート、コントローラー操作(赤外線センサー・触覚フィードバック)、瞳孔間距離(IPD)の調節、PC接続、20W急速充電

「DPVR E4」

できること

高解像度(3664*1920)で動画再生、VRゲーム(Steam VRのPCゲーム対応)、動画視聴(Amazonプライムビデオ、YouTube、Netflix、huluなど)

機能

90度のフリップアップ、メガネをしたままでの装着、視野角 116°の映像再生、リフレッシュレート 120Hz、6DoFトラッキング、インサイドアウト方式、瞳孔間距離(IPD)の調整(※専用ソフト「DPVR Assistant 4」で調整)、専用コントローラー(6DoF対応で振動・非触覚機能に対応)、重さ280gの軽量デザイン(長時間でも疲れない)、PC接続(※必須・単体での使用は不可)

スペックを比較

Meta Quest 3」と「VIVE XR Elite」、「PICO 4」、「DPVR E4」のスペックを比較してみました。

「Meta Quest 3」のスペック

  • ディスプレイ 解像度2064 x 2208ドット
    ※25 PPD/1218 PPI/Infinite Display/メガネの上から着用可/パンケーキレンズ/レンズ調整
  • 視野角 110度(水平)および96度(垂直)
  • リフレッシュレート 90Hz、120Hz (テスト機能使用時)
  • トラッキング 6DoF (回転方向と位置方向の両方に対応)※外部センサー不要/PC接続不要で動作
  • IPD(瞳孔間距離) 53mm~75mm(無段階調整可)
  • CPU Qualcomm Snapdragon XR2 Gen 2
  • RAM(メモリ)8GB
  • ストレージ 128GB、512GB
  • バッテリー駆動時間 平均2.2時間、ゲームで平均2.4時間、ソーシャルで平均2.2時間、プロダクティビティで平均1.5時間、メディアで平均2.9時間
  • 充電 付属の18W電源アダプターで約2.3時間(ヘッドセットのみ)、外付けドックアクセサリー(別売)
  • カメラ 18 PPDの2つのRGBカメラ
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、Bluetooth
  • インターフェース USB Type-C、3.5mmイヤフォンジャック、電源ボタン、LEDインジケータ
  • スピーカー 3Dスペーシャルオーディオ搭載の一体型ステレオスピーカー(40%音量アップ、低音域、最適なL/Rマッチング機能)
  • ストラップ 調節可能なソフトストラップ ※接顔部を簡単に前後に調節可
  • コントローラー Meta Quest Touch Plusコントローラー (触覚フィードバック)
  • PC接続 Meta Quest LinkケーブルとAir Linkに対応
  • プライバシー 外部LED、データ保護
  • 対応アプリ  従来モデルと互換性あり
  • アプリストア Metaストア
  • サイズ 160(W)×184(L)×98(H)mm
  • 重量 515g
  • カラー ホワイト

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「VIVE XR Elite」のスペック

  • ディスプレイ 片目1920 x 1920ピクセル(両目3840 x 1920ピクセル)
  • 視野角(FOV) 最大110°
  • 最大リフレッシュレート 90 Hz
  • パススルー機能 対応・鮮明な映像
  • トラッキング 6DoF・VIVE インサイドアウトトラッキング
    ※PCと接続可能・外部センサー不要/PC接続不要で動作
  • IPD(瞳孔間距離) 対応(54~73mm)
    ※片目ごとに焦点距離ダイヤルで調整/眼鏡の装着なしで利用
  • CPU Qualcomm Snapdragon XR2
  • RAM (メモリ) 12 GB
  • ストレージ 128 GB
  • バッテリー 26.6 Wh バッテリークレードル
    ※ホットスワップで取り外し可能
  • 駆動時間 常時出力最大2時間
  • 充電 高速充電
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 + 6E、Bluetooth 5.2 + BLE
  • インターフェース 1x USB 3.2 Gen-1 Type-C 側面ポート、1x USB 3.2 Gen-1 Type-C パワーポート
  • センサー 4xトラッキングカメラ、16MP RGB カメラ、深度、加速度、ジャイロスコープ、近接
  • スピーカー 内蔵・人間工学に基づいて設計された高性能スピーカー
  • オーディオ 空間オーディオ
  • マイク デュアルマイク(エコーキャンセレーション)
  • 対応アプリ VIVEアプリ
  • アプリストア Viveport
  • サイズ 不明
  • 重量 不明
  • カラー ダークグレー
  • プレイエリア 最大 10 x 10m のプレイエリア推奨

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「PICO 4」のスペック

  • 光学ポジショニングシステム、光学センサー、モーショントラッカー(3DoF)
    ※外部センサー不要/PC接続不要で動作
  • ハンドトラッキング  開発者モードで利用可能
  • IPD(瞳孔間距離) サポート、62-72mm
  • メガネ 対応・メガネスペーサーを同梱
  • CPU Qualcomm Snapdragon XR2
    ※7nm/最大2.84GHz
  • GPU 不明
  • RAM(メモリ) 8GB
  • ストレージ  128GB/256GB
  • バッテリー 5300mAh
  • 駆動時間 ゲームプレイで3時間
  • 充電 20W急速充電、Quick Charge QC 3.0
  • 通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、2×2 MIMO、Bluetooth 5.1
  • インターフェース USB
  • コントローラー 6DoF、HyperSenseブロードバンドモーター、4.15V AA アルカリ電池
  • オーディオ デュアルステレオスピーカー、空間オーディオ、デュアルマイク
  • シースルー 対応
  • 筐体の素材 ※バランス設計で快適な装着感
  • フィットネス PICO Fitness Program、自社開発のCalSenseフィジカルフィットネスモニタリングアルゴリズム
  • キャスト機能 対応
  • アプリストア SteamVR、Pico Storeのコンテンツをプレイ可能
  • OS PICO OS 5.0
  • サイズ 163(W)×255~310(D)×80(H)mm
  • 重量 295g
  • カラー ホワイト

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「DPVR E4」のスペック

  • ディスプレイ 5.64インチ、解像度 3664*1920 HD 表示画面
    ※90度のフリップアップに対応
  • 視野角 116°
  • 最大リフレッシュレート 120Hz
  • トラッキング 6DoF、インサイドアウト方式
    ※外部センサー不要/PC接続で動作
  • IPD(瞳孔間距離) 54mm~74mm (自動)
    ※手動での調整不可。「DPVR Assistant 4」にて50~80mm調整可能
  • 対応メガネ メガネ着用をサポート
  • インターフェース DP1.4 x1、USB3.2 ×1
  • センサー 6軸センサー
  • アプリストア VR配信プラットフォーム「SteamVR」
  • コントローラー 振動と非触覚機能、2.4GHz ISM周波数無線通信、1.5V 1500mAh 使い捨てアルカリ電池、電池寿命は 5 ~ 6 時間、シングルコントローラーサイズ: 123*111*42mm、2個 付属
  • サイズ 192×281×124.5mm
  • 重量 280g(ヘッドストラップ含まず)
  • カラー ホワイト

<PCの動作要件>

  • OS: Windows 10 2019年アップデート済みバージョン 以降
  • CPU: Intel Core i5、i7、Intel Xeon E3-1240 v5 同等以上。AMD Ryzen 5 もしくは同等以上のグラフィックカード
  • グラフィックカード: Nvdia GeForece GTX1060 同等以上
  • メモリ: 8GB 同等以上

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「Meta Quest 3」のメリット・デメリット

Meta Quest 3」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・4K以上の「Infinite Display」を搭載・パンケーキレンズ採用でよりクリアな表示が可能

Meta Quest 3」は片目あたりの解像度が2064 x 2208ドットの「Infinite Display」を搭載。Quest 2と比較して解像度が約30%向上したほか、次世代パンケーキレンズによる よりシャープでクリアな映像表現が可能になっています。

一方、「VIVE XR Elite」は片目1920 x 1920ピクセル(両目3840 x 1920ピクセル)の高解像度ディスプレイを搭載しています。「PICO 4」は解像度4320✕2160ドット(片眼2160×2160ドット)のLCDスクリーンを搭載しています。「DPVR E4」は5.64インチ、解像度 3664 x 1920 ドットの高解像度ディスプレイを搭載しています。

・リフレッシュレート90Hz(※テスト機能利用時は120Hzにアップ)に対応

Meta Quest 3」はリフレッシュレート90Hz(※テスト機能利用時は120Hzにアップ)に対応し、より滑らかな映像再生が可能になっています。

一方、「VIVE XR Elite」は最大リフレッシュレート90Hzに対応し、より滑らかに映像を再生できます。「PICO 4」はリフレッシュレート72/90Hz(可変)に対応し、より滑らかに映像を再生できます。「DPVR E4」はリフレッシュレート 120Hzに対応し、動きの激しいシーンでも、滑らかな映像を再生できます。

・カラーパススルーに対応

Meta Quest 3」は18 PPDのRGBカメラを2つ搭載し、「カラーパススルー」に対応。外の様子をフルカラーでカメラ越しに見られるようになっています。

一方、「VIVE XR Elite」はデバイスを装着していても周囲の映像が見えるパススルー機能に対応しています。「PICO 4」はフルカラーのパススルー機能を使用できます。「DPVR E4」はゴーグル部分のみを上に跳ね上げられる90度のフリップアップに対応し、動画視聴やゲームプレイ中でも周囲の様子を確認できます。

・3Dスキャン・空間マッピング対応でMR空間を楽しめる・手動ルームスケール設定は不要

Meta Quest 3」は深度プロジェクタを搭載し、周囲の物理的空間を3Dスキャンできます。また、空間を自動的にマッピングすることで、例えば現実世界の部屋に仮想のモンスターが出現するなど現実世界とバーチャル空間が融合したMRの世界をリアルに体験できます。なお、深度プロジェクタにより手動によるルームスケールの設定は不要になっています。

一方、「VIVE XR Elite」、「PICO 4」、「DPVR E4」は3Dスキャン・空間マッピングに対応していません。

・Snapdragon XR2 Gen 2搭載で高速に動作

Meta Quest 3」は新たにQualcommと共同開発したSnapdragon XR2 Gen 2プラットフォームを搭載。従来のMeta Quest 2と比較してグラフィックス性能が2倍向上し、より短いロード時間でゲームやアプリを起動できるようになっています。

一方、「VIVE XR Elite」と「PICO 4」はQualcomm Snapdragon XR2を搭載しています。「DPVR E4」はPC接続用のため、プロセッサを搭載していません。

・8GBメモリ搭載でスムーズに動作

Meta Quest 3」は8GBメモリを搭載し、従来モデルよりも容量が約33%増加しています。

一方、「VIVE XR Elite」は12GBメモリを搭載しています。「PICO 4」は8GBメモリを搭載しています。「DPVR E4」はPC接続用のため、メモリを搭載していません。

・128GB/512GBストレージを搭載

Meta Quest 3」は128GB/256GBストレージを搭載し、大量のアプリやゲームをインストールできます。

一方、「VIVE XR Elite」は128GBストレージを搭載しています。「PICO 4」は128GB/256GBストレージを搭載しています。「DPVR E4」はPC接続用のため、ストレージを搭載していません。

・2.2時間駆動するバッテリーを搭載・外付けドックアクセサリー(別売)も用意

Meta Quest 3」は通常使用で平均2.2時間、ゲームで平均2.4時間駆動するバッテリーを搭載しています。また、付属の18W電源アダプターで約2.3時間でフルチャージ可能で、外付けドックアクセサリー(別売)も用意されています。

一方、「VIVE XR Elite」は取り外し可能な26.6 Wh バッテリークレードル搭載で、高速充電にも対応しています。「PICO 4」は5300mAhバッテリー内蔵で20W急速充電に対応しています。「DPVR E4」はPC接続用のため、バッテリーを搭載していません。

・Wi-Fi 6E、Bluetoothに対応

Meta Quest 3」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できるWi-Fi 6Eに対応しています。また、Bluetoothによるワイヤレス接続にも対応しています。

一方、「VIVE XR Elite」はWi-Fi 6・Bluetooth 5.2に対応しています。「PICO 4」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。「DPVR E4」はPC接続用のため、通信機能を備えていません。

・「Meta Quest Touch Plusコントローラー」が付属・触覚フィードバック機能も使える

Meta Quest 3」はトラッキングリングを廃止した新しい「Meta Quest Touch Plusコントローラー」が付属します。また、触覚フィードバック機能を搭載し、よりリアルなフィードバックを体験できます。

一方、「VIVE XR Elite」はホールセンサー内蔵のトリガーやアナログスティックを備えたコントローラーで快適に操作できます。「PICO 4」は6DoF対応でHyperSenseブロードバンドモーター内蔵のコントローラーを使用できます。「DPVR E4」は6DoFに対応するコントローラーを2つ同梱しています。

・音量が40%向上したステレオスピーカーを搭載・空間オーディオに対応

Meta Quest 3」は3Dスペーシャルオーディオ搭載の一体型ステレオスピーカーを搭載しています。従来モデルと比較して再生音域の音量が40%上がっているほか、空間オーディオにも対応しています。

一方、「VIVE XR Elite」は人間工学に基づいて設計された高性能スピーカーを搭載し、没入感のある空間オーディオが楽しめます。「PICO 4」はデュアルステレオスピーカー搭載で空間オーディオに対応しています。「DPVR E4」はスピーカーを搭載していません。

・Xbox Cloud Gamingに対応

Meta Quest 3」は12月に「Xbox Cloud Gaming」に対応し、同クラウドゲームサービスで配信されている「Halo Infinite」や「Minecraft Legends」、「Forza Horizon 5」などのゲームを、バーチャル空間の巨大なスクリーンでプレイできるようになります。

一方、「VIVE XR Elite」はXbox Cloud Gamingに対応予定です。「PICO 4」はXbox Cloud Gamingを利用可能です。「DPVR E4」は接続するPC側でXbox Cloud Gamingを利用できます。

・Oculus Questストア・Riftストアからのアプリダウンロードできる・従来機種との互換性もあり

Meta Quest 3」はOculus Questストア・Riftストアからのアプリダウンロードできます。また、互換性を保っているため、従来機種で使っていたアプリもそのまま利用できます。

一方、「VIVE XR Elite」はViveportストアから豊富なVRゲームやアプリ、動画コンテンツをダウンロードできます。「PICO 4」はPico Storeと「SteamVR」からコンテンツをダウンロードできます。「DPVR E4」ははVR配信プラットフォーム「SteamVR」に対応。豊富に用意されたゲームをダウンロードしてプレイできます。

デメリット

・PCと接続する際にスペックの高いPCが必要になる

Meta Quest 3」はPCと接続できますが、PCと接続する際にグラフィックボードを備えたスペックの高いPCが必要になります。前モデルではIntel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X 以上のプロセッサとGTX1060以上のグラフィックボードを搭載するPCが必要でした。

一方、「VIVE XR Elite」はWindows Mixed Reality対応で、スペックが低めのPCとも接続できます。「PICO 4」はPCと接続する際にスペックの高いPCが必要になります。「DPVR E4」はPC接続する際に、Intel Core i5、i7、Intel Xeon E3-1240 v5 同等以上、もしくはAMD Ryzen 5 プロセッサと、Nvdia GeForece GTX1060 同等以上のグラフィックボードを備えたPCが必要になります。

「Meta Quest 3」の評価

Meta Quest 3」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★★★

デザイン:★★★★★

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

2020年10月に発売された「Meta Quest 2」の後継モデルになります。新たに3Dスキャン・空間マッピングに対応し、現実とバーチャル空間が一体化したMR世界を体験できます。

Meta Quest 3」には深度プロジェクタが搭載されており、これにより、リアル世界にある物体をスキャンすることが可能です。これにより、例えばリアルな自分の部屋で、仮想のボールを投げたり、モンスターを出現させたりすることができます。現実の空間に仮想の物が出現するため、単なるバーチャル空間よりも新しい面白さがあります。この機能は前モデル「Meta Quest 2」にはない機能なので、新しいモデルを購入するかどうかの大きな要素になるでしょう。

また、「Meta Quest 3」に深度プロジェクタが搭載されたことで、手動によるルームスケールの設定は不要になりました。前モデル「Meta Quest 2」では起動するたびにルームスケールを設定する必要があり、非常に不便でしたが、新モデルではしっかりと改善されています。

そのほか、新たにカラーパススルーに対応し、外の様子をフルカラーでカメラ越しに見ることが可能。新しい「Meta Quest Touch Plusコントローラー」は触覚フィードバック機能によるリアルな振動効果にも対応しています。今後はXbox Cloud Gamingにも対応予定で、さらに新しい楽しみ方が追加されます。

ただし、PC接続する際にはグラボ搭載のスペック高めのPCが必要になります。この点は前モデル「Meta Quest 2」と同じ弱点が残っており、SteamVRゲームをプレイしたいときに不便に感じます。Meta ストアにもたくさんのVRゲームをプレイできますが、やはりPC用のVRゲームの方が本格的なものが多く、完成度が高いです。

そう考えると、PC接続の敷居が低く、接続しやすい「VIVE XR Elite」の方が便利なのかもしれません。また、PC用のVRゲームをしたいなら、「DPVR E4」のようにPC接続用のVRヘッドセットもあります。「PICO 4」は「Meta Quest 3」と同じようにPC接続する際にグラボ搭載のスペック高めのPCが必要になりますが、「Meta Quest 3」よりも価格が安いというメリットがあります。

Meta Quest 3」の発売時の価格は74,800円(128GB・512GBモデルは96,800円)。

MR機能が使える高性能なVRヘッドセットを探している人におすすめです。

「Meta Quest 3」の販売・購入先

Meta Quest 3」は、

Amazonで72,800円(税込・128GBモデル)、

楽天市場で74,800円(税込)、

Meta ストアで74,800円(128GB・512GBモデルは96,800円)、

米国 Amazon.comで$499.99 (日本円で約74,795円)、

で販売されています。

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他のVR/ARデバイスと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報、性能、価格などが分かるようになっています。

★「DPVR P2」(Snapdragon XR1・タッチパッド・最大1TB)

★「VITURE One」(120インチ相当・フルHD有機EL・度数調整)

VIVE XR Elite

PICO 4

DPVR E4

PlayStation VR2」(PS5接続用)

Pico Neo3 Link」(4K解像度・Snapdragon XR2)

Meta Quest 2

Rokid Air」(ARグラス・視度調整・音声操作)

Nreal Air」(ARグラス)

VIVE Pro」(PC接続用)

その他のおすすめ動画製品は?

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