2023年11月22日に発売された「VITURE One」と話題の人気 ARグラスを徹底 比較!価格やできること・機能、スペックの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
「VITURE One」の特徴
「VITURE One」の特徴をまとめてみました。
120インチの大画面・フルHD×60fps・度数調整
「VITURE One」は解像度1920 x 1080 ドットの有機EL ディスプレイを搭載。120インチ相当の大画面で動画やゲーム(Nintendo Switch、Steam Deckなど)を楽しめます。また、人の目の解像度に近いといわれる、PPD 55の高精細なフルHD画質に対応。60fpsによる繊細で滑らかな映像も再生できます。
そのほか、度数調整 ダイヤルを搭載し、自分に合う度数(最大-5.00D)に調整することが可能。-5.00D以上や乱視の場合でも、別売のレンズフレームを装着することで、より没入感のある映像を楽しめるようになります。
電子調光フィルム・3D動画・3DoF搭載
「VITURE One」はグラス本体に搭載された電子調光フィルムで、グラスの透明度を調整することが可能。グラス透過率を3~40%にすることで明るくしたり暗くしたりできます。また、3D動画ファイル(SBS形式)の再生に対応。3840×1080p(フルHDを左右に2枚換算)のサイド・バイ・サイド形式の3D動画ファイルを再生することで、映画館のような迫力ある映像を楽しめます。
そのほか、本体に3DoF(ベータ版)を搭載。オンにすることで、スクリーンが空中に固定され、頭を動かしても快適に動画やゲームを楽しめます。
HARMANオーディオ・ネックバンド・モバイルドック
「VITURE One」はHARMAN AudioEFX 立体音響システム採用の小型スピーカーを搭載。音漏れを最小限に抑えながら、立体的で迫力あるサウンドを再生できます。また、オプションでAndroidベースの独自OS を搭載した「VITURE One ネックバンド」を用意。接続することで、NETFLIXやHulu、YouTubeなどの動画配信アプリやPS5やSTEAMのリモートプレイなどが利用できます。
そのほか、オプションで13000 mAh バッテリーとHDMI/DP映像出力ポートを備えた「VITURE One モバイルドック」を用意。接続することで、Nintendo Switch/Switch OLED、PC、TVスティック、据え置きゲーム機などを含む、あらゆるHDMIデバイスと接続できるようになります。
公式ページ: 次世代型XRグラス「VITURE One」
価格を比較
「VITURE One」と「XREAL Air 2」、「TCL NXTWEAR S」、「Rokid Air」の価格を比較してみました。(※以下、アフィリエイト広告を含みます。)
「VITURE One」
「VITURE One」は、Amazonで74,880円(税込)、楽天市場で88,742円円(送料無料)、ヤフーショッピングで74,880円(送料無料)、VITURE公式ストアで74,800円(税込)、米国 Amazon.comで$618.00 (日本円で約92,285円)で販売されています。
「XREAL Air 2」
「XREAL Air 2」は、Amazonで54,980円(税込・国内版/前モデルXREAL Airは41,980円)、楽天市場で54,980円 (税込・国内版・X1004G)、ヤフーショッピングで57,295円(送料無料)、AliExpressでUS $394.68 (日本円で約58666円)、米国 Amazon.comで$399.00で販売されています。
「TCL NXTWEAR S」
「TCL NXTWEAR S」は、Amazonで43,927円(税込・セール価格)、楽天市場で54,624円 (税込・送料無料)、ヤフーショッピングで49,198円 (税込・送料無料)で販売されています。
「Rokid Air」
「Rokid Air」は、楽天市場で69,800円 (税込・送料無料)、ヤフーショッピングで33,000円(税込)、米国 Amazon.comで$199.00 (日本円で約29,579円)で販売されています。
できること・機能を比較
「VITURE One」と「XREAL Air 2」、「TCL NXTWEAR S」、「Rokid Air」のできること・機能を比較してみました。
「VITURE One」
できること
ミラーリング(※スマホ・PC、ゲーム機などの接続必須)、動画視聴(120インチ相当・フルHD・60fps)、Webサイトの閲覧、ゲームなど
※基本的にミラーリング接続したスマホ・PC、ゲーム機などのコンテンツはすべて閲覧できます。DP Altモード対応スマホ、もしくはUSB 3.1 Gen 2 相当のUSB-Cポート搭載デバイスと接続可能です。
機能
度数調整(最大-5.00D)、レンズフレーム(別売・-5.00D以上や乱視の場合に使用)、電子調光フィルム(グラスの透明度を調整)、3D動画ファイル(SBS形式)の視聴、3DoF(ベータ版・スクリーン固定)、HARMAN AudioEFX 立体音響システム、VITURE One ネックバンド(別売・Androidベースの独自OSを搭載・動画配信サービス、ゲームのリモートプレイに対応)、「VITURE One モバイルドック」(13000 mAh バッテリーとHDMI/DP映像出力ポート)
「XREAL Air 2」
できること
ミラーリング(※スマホ・PC、ゲーム機などの接続必須)、動画視聴(XREAL Beamと併用で330インチ・ソニー製0.55型マイクロOLED)、Webサイトの閲覧、ゲームなど
※基本的にミラーリング接続したスマホ・PC、ゲーム機などのコンテンツはすべて閲覧できます。DP Altモード対応スマホ、もしくはUSB 3.1 Gen 2 相当のUSB-Cポート搭載デバイスと接続可能です。
機能
「Air Casting」(ミラーリング機能・USB-Cディスプレイポート搭載デバイスと接続可)、「Smooth Follow」(衝突時のディスプレイの動きを抑えて表示する・XREAL Beamが必要)、「Body Anchor」(スクリーンを空中に固定する)、「Sideview」(ディスプレイを縮小して横に移動させる・継続して動画視聴できる・XREAL Beamが必要)、リフレッシュレート 最大120 Hz、第2世代音響システム、指向性サウンド(音漏れ防止)、
MR Space機能(複数コンテンツ表示)、低ブルーライト・フリッカーフリー、3DoF ヘッドトラッキング、デュアルスピーカー、ノイズキャンセリング(マイク)、度入りレンズ、「XREAL Beam」(別売・DP Altモードに対応しないデバイスでも接続可能・有線接続に対応)
「TCL NXTWEAR S」
できること
独自UI「XRモード」で操作、ミラーリング(※スマホ・PC接続必須)、動画視聴(数メートル離れた場所から120インチの画面)、Webサイトの閲覧、ゲームなど
※基本的にミラーリング接続したスマホのコンテンツはすべて閲覧できます。
機能
高解像度な映像出力(3Dで1920 x 1080、2Dで3840 x 1080 )、視度調整(マグネット式のメガネフレームを装着)、音量調整(ボリュームホイール搭載)、明るさ調整(スティックボタン搭載)、デュアルスピーカー、ステレオサウンド、音漏れ抑制モード
マルチデバイス接続(スマホ、タブレット、PCと接続可)、Displayport有線接続、HDMI有線接続(※専用アダプタ「Mira Screen Portable Adapter」を使用)、ゲーム機との接続(※HDMIと専用アダプタを使用)、スマホでタッチ操作
「Rokid Air」
できること
ミラーリング(※スマホ・PC接続必須)、動画視聴(数メートル離れた場所から120インチの画面)、Webサイトの閲覧、ゲームなど
※基本的にミラーリング接続したスマホのコンテンツはすべて閲覧できます。
機能
視度調整(ピント調整ノブで度数を変更できる)、音声操作(動画の再生やアプリの起動、音量や明るさの調整など)、HD指向性デュアルスピーカー、ノイズキャンセリング対応のデュアルマイク、マルチデバイス接続(スマホ、タブレット、PCと接続可)、ワイヤレス接続(※Rokid Wi-FIアダプタを使用)、ゲーム機との接続(※HDMIアダプタを使用)、スマホでタッチ操作、リフレッシュレート75Hz、フルHDディスプレイ
スペックを比較
「VITURE One」と「XREAL Air 2」、「TCL NXTWEAR S」、「Rokid Air」のスペックを比較してみました。
「VITURE One」のスペック
- ディスプレイ 解像度1920 x 1080 ドットの有機EL
※フルHD×60fps/コントラスト比 50000:1/カラー129% sRGB/画素数 PPD 55/輝度1800nits/輝度の調節 7段階/2D,3Dモード/両眼融合 - 見え方 120インチ相当(55PPD)、3D動画ファイル(SBS形式)に対応
- 視野角 FOV 43°
- 度数調整範囲 グラス本体 0.0 D~-5.0 D (度数調整ダイヤル内蔵)
- 調光フィルム 電子調光フィルム搭載、グラス透過率 3%または40%、ヘイズ <3%、変色所要時間 0.3秒
- トラッキング 3DoF(ベータ版)
- IPD(瞳孔間距離) 57.5-69.5mm
- リフレッシュレート 60Hz
- バッテリー 非搭載(接続先デバイスから電力供給)
- 充電 Type-C、マグネット式ケーブルを使用
- インターフェース USB Type-C、2つのボタン(モードボタン、調整ボタン)
- センサー ジャイロセンサー内蔵
- スピーカー HARMAN AudioEFX 立体音響システム採用の小型スピーカー
- マイク 内蔵
- オーディオ 空間オーディオ、音響システム:逆位相、F0(最低共振周波数) 270 Hz ± 40
- アプリストア スマホのGoogle Playストアなどを利用
- アプリ VITURE App Store、3D Player
- オプション HDMI XR アダプター、レンズフード、レンズフレーム、USB-C to マグネット端子ケーブル、USB-C to XRグラス 充電アダプター
- 装着感 装着検出機能 対応、推奨連続着用時間 3~4時間、接続端子 マグネット式、レンズフレーム対応
- 対応デバイス USB Type-C対応のAndroid端末やPCなど
- サイズ グラス(折畳み時):163.0(L) x 47.7(W) x 53.7(H) (mm) 、グラス専用ケース:186.0(L) x 76.0(W) x 76.0(H)(mm)
- 重量 グラス本体:78 g、ケース本体:280 g
- カラー ジェットブラック、マットインディゴ
- 付属品 USB-C端子マグネットケーブル 110cm、ノーズパッド 1, 2, 3, 4の4種類
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「XREAL Air 2」のスペック
- ディスプレイ 0.55インチ、解像度3840 × 1080 ピクセル(両眼)のMicro-OLED (有機EL)
※輝度 最大500nits/49 ppd/1080 FHD/コントラスト比 100,000:1/光学エンジン AetherXR 3.0/ΔE2000<3/Gamma 2.2/TUV認証ブルーライト低減 - 見え方 XREAL Beamと併用で330インチ、4mで130インチ(Air Casting 使用時)、6mで201インチの大画面モードを実装(MR Space 使用時)
- 視野角 46度 FoV
- トラッキング 3DoF ヘッドトラッキング
- IPD(瞳孔間距離) なし
- リフレッシュレート 最大120 Hz
- バッテリー なし・USBケーブルで給電
- インターフェース USB-C ※USB 3.1 Gen 2 (最大転送速度10Gbps) 相当
- センサー 加速度センサー、ジャイロスコープ、磁力計、近接センサー
- スピーカー 2つの開放型スピーカー
- マイク デュアルマイクロフォンアレイ、無指向性MEMSマイクロフォン、ノイズキャンセル対応
- オーディオ 第2世代音響システムでより豊かで没入感のある音響体験
- コントロール スクリーンのオン/オフボタン、画面の明るさ調整ボタン ※物理的なコントローラー なし
- アプリストア スマホのGoogle Playストアなどを利用
- アプリ「Nebula」
- オプション XREAL Beam (DP Altモードに対応しないデバイスでも接続可能にする・ワイヤレスでミラーリング・有線接続に対応)
- 対応デバイス DisplayPort Alternate Mode 対応のAndroid スマートフォン、USB 3.1 Gen 2 (最大転送速度10Gbps) 相当のUSB-Cポート搭載デバイス
- 筐体 厚さ19mm、柔軟なゴム製のテンプル、斬新なエアクッションのノーズパッド、ワイドに広がる柔軟なヒンジ、3段階の高さ調整、1:1の重量比
- サイズ 148 x 51.4 x 161 mm (使用時)、56.4 x 51.4 x 56.4 mm (収納時)
- 重量 約72g
- カラー ダークグレー、レッド
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「TCL NXTWEAR S」のスペック
- ディスプレイ Sony Micro-OLED Display
※16:9/sRGBカバー率108%/光学設計BirdBath/TÜVブルーライト低減 - 解像度 3Dで1920 x 1080、2Dで3840 x 1080
- 視野角/PPD 45度/49ピクセル
- 見え方 130インチで4m
- トラッキング 3DoF
- IPD(瞳孔間距離) 不明
- 視度調整 対応(内部に磁力で取り付けられるメガネフレームを用意)
- バッテリー 非搭載(接続デバイスから電力を供給)
- インターフェース USB Type-C with Display Port、付属ケーブル接続端子(マグネット式)
- センサー 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー
- スピーカー デュアルスピーカー内蔵(イヤホン対応・Bluetooth接続も可)
- オーディオ ステレオサウンド、音漏れ抑制モード
- コントロール 音量:左側のボリュームホイール、画面の明るさ:右側のツルにあるスティックボタン
- XRモード スマートフォンをリモコンとして使える/DP出力対応デバイスのみ/アプリはAndroidのみ対応
- オプション 別売のMira Screen Portable Adapter
- サイズ 175mm x 166mm x 51mm (着用時) / 56mm x 154mm x 51mm (折りたたみ時)
- 重量 82g(フロントレンズを除く)
- カラー ブラック
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「Rokid Air」のスペック
- ディスプレイ 片目の解像度1920×1080ドット、OLED、輝度1800nits、視野角43度、コントラスト比100000:1
- 視度調整 0.00から-5.00Dの近視に対応・度数を変更
- リフレッシュレート 75Hz
- 見え方 数メートル離れた場所から120インチの画面
- トラッキング 不明
- IPD(瞳孔間距離) なし
- バッテリー なし・接続した機器から電力を供給
- 通信 別売りのアダプタ使用でWi-Fi、HDMI接続可
- インターフェース USB Type-C、ボタン(スクリーンON/OFF)
- センサー 強化された 9 軸、センサー フュージョン方式、近接センサー
- オーディオ HD 指向性スピーカー ×2、サラウンドサウンド
- マイク ノイズキャンセリングマイク ×2
- 操作 スマホを利用
- アプリストア スマホのGoogle Playストアなど
- アプリ Rokid Airアプリ
- 音声操作 対応
- サイズ 18.14 x 15.63 x 5.5 cm
- 重量 85g
- カラー ルビーレッド、スペースグレイ
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「VITURE One」のメリット・デメリット
「VITURE One」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・高精細なフルHDの有機ELディスプレイを搭載・120インチの大画面が楽しめる
「VITURE One」は解像度1920 x 1080 ドットの有機ELディスプレイを搭載。120インチ相当の大画面で動画やゲーム(Nintendo Switch、Steam Deckなど)を楽しめるほか、人の目の解像度に近いといわれる、PPD(角度あたりの画素密度)55の高精細なフルHD画質に対応しています。
一方、「XREAL Air 2」は0.55インチで解像度3840 × 1080 ピクセルのMicro-OLEDディスプレイを搭載し、高性能なカラーキャリブレーションで優れた色再現に対応しています。「TCL NXTWEAR S」は高解像度なソニーMicro-OLEDディスプレイで130インチの大画面が楽しめるようになっています。「Rokid Air」はフルHDのOLEDディスプレイで120インチの大画面を楽しめるようになっています。
・リフレッシュレート 60Hzに対応
「VITURE One」はリフレッシュレート 60Hzに対応し、滑らかな映像を再生できます。
一方、「XREAL Air 2」はリフレッシュレート 最大120 Hzに対応しています。「TCL NXTWEAR S」はリフレッシュレート 60Hzに対応しています。「Rokid Air」はリフレッシュレート75Hzに対応し、より滑らかに映像を再生できます。
・度数調整に対応・別売でレンズフレームを用意
「VITURE One」は度数調整ダイヤルを搭載し、自分に合う度数(最大-5.00D)に調整できます。また、-5.00D以上や乱視の場合でも、別売のレンズフレームを装着することで、より没入感のある映像を楽しめるようになります。
一方、「XREAL Air 2」は視度調整に対応していません(※レンズの注文は可能)。「TCL NXTWEAR S」は視度調整に対応し、内部にマグネット式のメガネフレーム(※レンズは別売)を取り付けることが可能です。「Rokid Air」は視度調整に対応し、ピント調整ノブで度数を変更できます。
・電子調光フィルムでグラスの透明度を調整できる
「VITURE One」はグラス本体に搭載された電子調光フィルムで、グラスの透明度を調整することが可能。グラス透過率を3~40%にすることで明るくしたり暗くしたりできます。
一方、「XREAL Air 2」と「TCL NXTWEAR S」、「Rokid Air」は電子調光フィルムでグラスの透明度を調整することができません。
・3D動画ファイル(SBS形式)を再生できる
「VITURE One」は3D動画ファイル(SBS形式)に対応。3840×1080p(フルHDを左右に2枚換算)のサイド・バイ・サイド形式の3D動画ファイルを再生することで、映画館のような迫力ある映像を楽しめます。
一方、「XREAL Air 2」は3D動画ファイルの再生に対応しています。「TCL NXTWEAR S」と「Rokid Air」は3D動画ファイルの再生に対応していません。
・3DoF(ベータ版)搭載でスクリーンを固定できる
「VITURE One」は本体に3DoF(ベータ版)を搭載し、オンにすることで、スクリーンが空中に固定され、頭を動かしても快適に動画やゲームを楽しめます。
一方、「XREAL Air 2」はスクリーンを固定できます。「TCL NXTWEAR S」と「Rokid Air」はスクリーンを固定できません。
・HARMAN AudioEFX 立体音響システム採用の小型スピーカーを搭載
「VITURE One」はHARMAN AudioEFX 立体音響システム採用の小型スピーカーを搭載。音漏れを最小限に抑えながら、立体的で迫力あるサウンドを再生できます。
一方、「XREAL Air 2」は第2世代音響システムでより豊かで没入感のある音響体験が可能です。「TCL NXTWEAR S」は本体に大型チャンバー採用のデュアルスピーカーを搭載し、心地より重低音でステレオサウンドが楽しめます。「Rokid Air」は本体に高音質なHD 指向性スピーカーを2つ搭載しています。
・USB-Cポート搭載でDisplayPort Alternate Mode 対応のスマホ・タブレットと接続できる
「VITURE One」はUSB-Cポート搭載でDisplayPort Alternate Mode 対応のスマホ・タブレットと接続できます。
一方、「XREAL Air 2」はUSB-Cポートを搭載し、DisplayPort Alternate Mode 対応のAndroid スマートフォンやUSB 3.1 Gen 2搭載デバイス、PC、ゲーム機と接続できます。「TCL NXTWEAR S」はスマホ、タブレット、PCとType-CケーブルでDisplayport接続することができます。「Rokid Air」はType-Cケーブルでスマホ、タブレット、PCと接続できます。
・「VITURE One ネックバンド」を用意
「VITURE One」はオプションでAndroidベースの独自OS を搭載した「VITURE One ネックバンド」を用意。接続することで、NETFLIXやHulu、YouTubeなどの動画配信アプリやPS5やSTEAMのリモートプレイなどが利用できます。
一方、「XREAL Air 2」と「TCL NXTWEAR S」、「Rokid Air」はAndroid 対応デバイスを用意していません。
・「VITURE One モバイルドック」を用意
「VITURE One」はオプションで13000 mAh バッテリーとHDMI/DP映像出力ポートを備えた「VITURE One モバイルドック」を用意。接続することで、有線でNintendo SwitchとSteam Deckと接続してゲームをプレイできるようになります。
一方、「XREAL Air 2」は専用アダプター「XREAL Beam」でDP Altモードに対応しないデバイスでも接続できるようになります。「TCL NXTWEAR S」はDisplayPort出力に対応していないPCやゲーム機でも専用アダプター「MiraScreen Portable Adapter」(※別売)で接続できるようになります。「Rokid Air」はRokid Wi-FIアダプタを利用してワイヤレス接続することもできます。
・軽量デザインで2色カラーを用意
「VITURE One」はサイズ(折畳み時)163.0(L) x 47.7(W) x 53.7(H) (mm) 、重さ78 gの軽量デザインで、ジェットブラック、マットインディゴの2色カラーを用意しています。
一方、「XREAL Air 2」は厚さ19mm(約10%薄型化)、重さ72g(10%軽量化)の薄型軽量デザインを採用し、グレー、レッドの2色カラーを用意しています。「TCL NXTWEAR S」は重さ 82g(フロントレンズを除く)の軽量デザインで、ブラックカラーを用意しています。「Rokid Air」は重さ約85gのメガネ型で、ルビーレッド、スペースグレーの2色カラーを用意しえいます。
デメリット
・音漏れ抑制モードがない
「VITURE One」は音漏れ抑制モードを搭載していません。
一方、「TCL NXTWEAR S」は音漏れ抑制モードを搭載し、50%程度の音量にすることで周囲にもほとんど聞こえないようになります。「XREAL Air 2」と「Rokid Air」は音漏れ抑制モードを搭載していません。
・ノイズキャンセリングに対応したマイクを搭載していない
「VITURE One」はノイズキャンセリングに対応したマイクを搭載していません。
一方、「XREAL Air 2」と「Rokid Air」はノイズキャンセリングに対応したマイクを搭載し、高音質な通話を利用できます。「TCL NXTWEAR S」はノイズキャンセリングに対応したマイクを搭載していません。
「VITURE One」の評価
「VITURE One」の評価を紹介します。
スペック:★★★★
通信:×(通信機能なし)
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★
<総合評価>
米国メーカーVITUREから発売されたAR/XRグラスです。120インチ相当の大画面でゲームや動画を楽しめるほか、独自の機能も豊富に搭載しています。
「XREAL Air 2」との大きな違いは度数調整ができるという点です。近視の人はダイヤルで度数を調整可能で、-5.00D以上や乱視の場合でも、別売のレンズフレーム(※レンズ本体を別途用意する必要あり)が用意されています。自分の視力に合った状態でコンテンツを楽しみたい人は「VITURE One」の方が有利であるといえます(※「Rokid Air」も度数調整ダイヤルを搭載しています)。
もう一つの大きな違いは「VITURE One」が電子調光フィルムを搭載していることです。これにより、グラスの透明度を調整して明るくしたり、暗くすることができます。この機能は「XREAL Air 2」やその他のARグラスにも搭載されておらず、「VITURE One」独自の機能といえます。
さらに大きな違いは「VITURE One」がオプションで「VITURE One ネックバンド」や「VITURE One モバイルドック」を用意している点です。これらは別途購入する必要がありますが、「XREAL Air 2」のオプション製品である「XREAL Beam」よりも性能が高いです。拡張性においては「VITURE One」の方が圧倒的に有利になります。
「VITURE One」の発売時の価格は74,880円。
「XREAL Air 2」よりも2万円ほど高いのが少々ネックです。「TCL NXTWEAR S」や「Rokid Air」が5万円以下で購入できるようになっているので、よく比較する必要があります。度数調整や電子調光フィルムに対応した高性能なARグラスを探している人におすすめです。
「VITURE One」の販売・購入先
「VITURE One」は、Amazonで74,880円(税込)、楽天市場で88,742円円(送料無料)、ヤフーショッピングで74,880円(送料無料)、VITURE公式ストアで74,800円(税込)、米国 Amazon.comで$618.00 (日本円で約92,285円)で販売されています。
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リンク先からさらに詳しいスペック情報、性能、価格などが分かるようになっています。
★「RayNeo Air 2」(XRグラス・201インチ相当)
「VIVE Flow」(VRグラス・Snapdragon XR)
「Meta Quest 3」(MR機能・カラーパススルー・Wi-Fi 6E)
「DPVR E4」(PC接続・Steam VR・90度のフリップアップ)
「PICO 4」(視野角105度で4K以上・6DoF)
「PlayStation VR2」(4K HDR・120fpsリフ・シネマティック)
「Pico Neo3 Link」(4K解像度・6DoF対応)
「Meta Quest 2」(Snapdragon XR2・6DoF)
「VIVE XR Elite」(XR対応・XRパススルー機能)
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