12.7で3K画質「Lenovo Tab P12」のメリット・デメリット

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12.7インチで3K画質の「Lenovo Tab P12」のメリット・デメリットを解説!Antutuベンチマークや原神のFPS、ゲーム、他のタブレットとの違い、スペック、詳細な価格情報も紹介しています。

※2024年7月2日、11.5型「Lenovo Tab Plus」が発売されました。

※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

「Lenovo Tab P12」が発売開始!

Lenovo Tab P12 main

2023年8月、日本で中国 レノボの新製品「Lenovo Tab P12」(レノボ タブ ピー12)が発売されました。

Android 13を搭載した12.7インチのタブレットです。

レノボからは2023年8月、海外でSnapdragon 870 搭載の「Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7」が発売されています。

このモデルは大型の3K液晶やJBLクアッドスピーカーなどを搭載していることで人気がありました。

新モデルはその性能を受け継ぎつつ、さらに使いやすいタブレットに進化しているようです。

早速どんなタブレットなのか、詳しく特徴(メリット)を見ていきましょう。

公式ページ: Lenovo Tab P12 – ストームグレー | レノボ・ ジャパン

メリット1:12.7インチの高精細な3Kディスプレイ

Lenovo Tab P12」は12.7インチで解像度 2944 x 1840 px のワイドディスプレイを搭載しています。

この液晶は輝度400nitの明るく高精細な3K液晶で、マルチタッチ操作にも対応しています。

また、Miracast対応でテレビ/モニターにワイヤレスで映像出力することもできます。

一方、「Xiaomi Pad 6」は11インチで解像度2880 × 1800 ドットのLCDディスプレイを搭載しています。「HUAWEI MatePad 11.5」は11.5インチ、解像度2000 × 1440 ドットのIPSディスプレイを搭載しています。「N-One NPad X」は 10.95インチで解像度2000 x 1200ドットのIPSディスプレイを搭載しています。

メリット2:10200mAhバッテリーで20W急速充電に対応

Lenovo Tab P12」は10200mAhバッテリーを搭載し、約10時間の駆動できます。

また、Type-Cポートと専用のACアダプターを利用して20W急速充電も利用できます。

一方、「Xiaomi Pad 6」は8840mAhバッテリー搭載で33WW急速充電に対応しています。「HUAWEI MatePad 11.5」は7700mAhバッテリー搭載で急速充電、リバースチャージ(逆充電)に対応しています。「N-One NPad X」は8600mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。

メリット3:JBLのクアッドスピーカーでDolbyAtmosサウンドに対応

Lenovo Tab P12」は本体に高音質なJBLのスピーカーを4つ搭載しています。

また、DolbyAtmos(ドルビー・アトモス)対応で、映画館のような臨場感のあるサウンドを再生できます。

一方、「Xiaomi Pad 6」はクアッドスピーカーを搭載し、Dolby Atmosサウンドによる臨場感あるサウンドを再生できます。「HUAWEI MatePad 11.5」はクアッドスピーカー搭載でHUAWEI Histen 8.1、AIノイズキャンセリングに対応しています。「N-One NPad X」は4チャンネルスピーカーを搭載し、高音質なサウンドを再生できます。

メリット4:MediaTek Dimensity 7050で高速に動作

新モデル「Lenovo Tab P12」は MediaTek Dimensity 7050 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは6nmプロセスで製造された8コア、最大2.6GHz駆動のCPUを搭載し、アプリやゲームを高速に動作させることができます。

内蔵のGPUは Arm Mali-G68 MCで、4K 30FPSの映像出力に対応しています。

また、ゲームパフォーマンスを向上させる「MediaTek HyperEngine」やAIアクセラレータ「MediaTek NPU 550」にも対応しています。

Antutu ベンチマーク

新モデル「Lenovo Tab P12」が搭載する「MediaTek Dimensity 7050」 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で「511,698」(約 52万)を記録しています。

例: Antutu V10 総合で「511698」、CPUで「172688」、GPUで「110178」、MEMで「104474」、UXで「124358」。

一方、前モデル「Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7」や「Lenovo Tab P12 Pro」は Qualcomm Snapdragon 870 5G プロセッサ搭載で、Antutuベンチマーク総合で約63万を記録していました。

他のCPUと比較

他のCPUを搭載するタブレット 12機種と比較すると、MediaTek Dimensity 7050 プロセッサは4番目に高いスコアを記録していました。

Snapdragon 870 (Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7/Lenovo Tab P12 Pro/Xiaomi Pad 6)・・・約 80万

Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・約 62万

MediaTek Kompanio 1300T (Lenovo Tab P11 Pro 2nd Gen)・・・約 60万

MediaTek Dimensity 7050 (Lenovo Tab P12)・・・約 52万

MediaTek Helio G99 (Headwolf HPad5)・・・約 40万

Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・約 27万

MediaTek Helio G88 (Lenovo Tab B11/Lenovo Tab M11)・・・約 26万

UNISOC T606 (UNISOC T606)・・・約 25万

MediaTek MT8788 (aiwa tab AS10 6)・・・Antutu総合で約 20万 前後

MediaTek MT8183 (Fire HD 10 2022 11 Gen)・・・Antutu総合で約 20万 前後

Allwinner A523 (TECLAST P30T)・・・Antutu 総合で16万 以上

MediaTek MT8766 (Teclast P26T)・・・Antutu 総合で10万 前後

原神のFPS

人気ゲーム「原神」はグラフィック設定「低」、50-60 FPS で快適にプレイできます。グラフィック設定は最初のプレイで固定されており、しばらくプレイした後で設定アイコンが表示され、「中」に変更できるようです。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは24 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

プレイできるゲーム

MediaTek Helio G99 プロセッサはパワフルでゲームに最適化されているため、多くのゲームが動作します。

各ゲーム タイトルのフレームレートは以下の通りです。

原神 Genshin Impact・・・30 FPS

PUBG Mobile・・・53 FPS

Call of Duty: Mobile・・・55 FPS

フォートナイト Fortnite・・・28 FPS

Shadowgun Legends・・・48 FPS

World of Tanks Blitz・・・60 FPS

Mobile Legends: Bang Bang・・・56 FPS

ジャイロセンサー搭載のため、位置ゲーム「ポケモンGO」、「信長の野望 出陣」、「ドラゴンクエストウォーク」、「Pikmin Bloom」、「駅メモ!ステーションメモリーズ!」、「妖怪ウォッチ ワールド」がプレイできます。

そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」、「マインクラフト」、「ウマ娘」なども快適に動作します。

メリット5:8GB メモリと128/256GB UFS 2.2 ストレージで快適

Lenovo Tab P12」は8GB LPDDR4X デュアルチャンネルメモリを搭載し、スムーズに動作します。

また、UFS 2.2規格の128/256GB ストレージ搭載で、別売のmicroSDカードで最大1TBまで拡張できます。

一方、「Xiaomi Pad 6」は6GB LPDDR5メモリと128GB UFS3.1ストレージを搭載し、スムーズに動作します。「HUAWEI MatePad 11.5」は6GBメモリと128GBストレージを搭載しています。「N-One NPad X」は8GB LPDDR4メモリと128GB UFSストレージを搭載しています。

メリット6:背面13MPカメラ(AF対応)と前面8MPカメラ

Lenovo Tab P12」は背面に13MPのメインカメラを搭載し、オートフォーカスが利用できます。また、前面に8MPカメラを搭載し、ビデオ通話やオンライン会議、授業、チャット、顔認証などに活用できます。

一方、「Xiaomi Pad 6」は背面13MPカメラと前面8MPカメラを搭載しています。「HUAWEI MatePad 11.5」は背面13MPカメラ(AF対応)と前面8MPカメラ(105度超広角)を搭載しています。「N-One NPad X」は背面20MP+0.3MPの2眼カメラと前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

メリット7:厚さ6.9mm、重さ約615g・ストームグレーカラー

Lenovo Tab P12」は厚さ6.9mm、重さ約615gの薄型ボディでストームグレーカラーを用意しています。

一方、「Xiaomi Pad 6」は厚さ6.51mmで重さ490gの薄型軽量デザインで、ブラック、ゴールド、ファーマウンテンブルーの3色カラーを用意しています。「HUAWEI MatePad 11.5」は厚さ6.85mm、重さ約499gの薄型軽量デザインで、スペースグレーカラーを用意しています。「N-One NPad X」は厚さ7.6mmで重さ470gの薄型軽量デザインで、グレーカラーを用意しています。

メリット8:Wi-Fi 6とBluetooth 5.1、GPSに対応

Lenovo Tab P12」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応しています。また、Bluetooth 5.1によるワイヤレス接続、Glonass、Galileoの2衛星測位に対応したGPSナビゲーションも利用できます。

一方、「Xiaomi Pad 6」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。「HUAWEI MatePad 11.5」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2、GPSに対応しています。「N-One NPad X」はWi-Fi 5のデュアルバンドとBluetooth 5.0、GPSに対応しています。

メリット9:指紋認証と顔認証に対応

Lenovo Tab P12」は指紋認証と顔認証に対応し、安全かつスピーディにログインできます。

一方、「Xiaomi Pad 6」と「HUAWEI MatePad 11.5」は顔認証に対応しています。「N-One NPad X」は指紋認証、顔認証に対応していません。

メリット10:Android 13の新機能が使える

Lenovo Tab P12」はAndroid 13を搭載し、新機能も使えるようになっています。

Android 13には、

テーマ別アイコンデザイン(サードパーティ製アプリを含む)、クイック設定の変更(ボタンの位置変更・タイル数の増加・不要な実行中アプリを停止)、ホーム画面のカスタマイズ、メディアコントロール(音楽でデザインが変化)、テキストのコピーツール、アプリごとの言語設定、おやすみ時間モードのカスタマイズ(設定項目が増加)、「バイブレーションとハプティクス」(通話のバイブレーションなどの設定項目が追加)、

通知の制御(ユーザーに許可を求める)、クリップボード履歴の自動消去、特定の写真や動画のみにアクセスを許可、空間オーディオ、Bluetooth LE Audio(音楽を他のユーザーと共有)、Chromebookとの連携、端末間でコピー&ペースト、タブレットのマルチタスク、手のひらとスタイラスペンの別タッチ登録

などの機能が追加されています。

一方、「Xiaomi Pad 6」はAndroid 13ベースのMIUI Pad 14搭載で新機能も使えるようになっています。「HUAWEI MatePad 11.5」はHarmonyOS 3.1搭載で新機能も使えるようになっています。「N-One NPad X」はAndroid 13を搭載し、新機能も使えるようになっています。

「Lenovo Tab P12」のデメリットは2つ!

Lenovo Tab P12」のメリット・デメリットを紹介します。

リフレッシュレート 120 Hzに対応していない

Lenovo Tab P12」はより滑らかに映像を再生できる120 Hz リフレッシュレートに対応していません。

一方、「Xiaomi Pad 6」はリフレッシュレート 144Hz (可変)に対応しています。「HUAWEI MatePad 11.5」はリフレッシュレート 最大120 Hz (60/120 Hz)に対応しています。「N-One NPad X」は高リフレッシュレートに対応していません。

4G LET通信に対応していない

Lenovo Tab P12」は4G LET通信に対応していません。

一方、「N-One NPad X」は4G LET通信に対応しています。「Xiaomi Pad 6」と「HUAWEI MatePad 11.5」は4G LET通信に対応していません。

「Lenovo Tab P12」のスペック

  • ディスプレイ 12.7インチ、解像度2944 x 1840 px
    ※3K/輝度 400 nit/TDDI/マルチタッチ/Miracast対応
  • プロセッサ MediaTek Dimensity 7050
    ※6nm/8コア/64bit/最大2.6GHz/10W TDP
  • CPU 2x Cortex-A78 2.6 GHz + 6x Cortex-A55 2 GHz
  • GPU Arm Mali-G68 MC
  • RAM(メモリ) 8GB LPDDR4X (オンボード)
  • ストレージ 128GB/256GB UFS 2.2
  • 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
  • バッテリー 10200mAh
  • 駆動時間 約10時間
  • 充電 20W急速充電、時間:約3時間 (20W ACアダプター使用時)、AC 100-240V(50/60Hz)
  • 背面カメラ 13MP (AF対応)
  • 前面カメラ 8MP
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.1、GPS (Glonass、Galileo)
  • インターフェース USB 2.0 Type-C (OTG)、microSDメディアカードリーダー、スマートコネクタ(キーボード接続用)
  • センサー 指紋センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、RGB センサー、GPS
  • スピーカー JBLのクアッドスピーカー
  • オーディオ DolbyAtmos対応
  • マイク デュアルマイク
  • 機能 Lenovo Freestyle(タブレットとWindows PC間のシームレスなファイル共有を可)
  • 生体認証 指紋認証、顔認証
  • OS Android 13
  • サイズ 約 293.4 x 190.8 x 6.9mm
  • 重量 約 615g
  • カラー ストームグレー
  • 付属品 マニュアル類、AC アダプター(20W)、USB ケーブル、カードスロットピン

「Lenovo Tab P12」の評価

Lenovo Tab P12」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★

機能:★★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

2021年11月に発売された「Lenovo Tab P12 Pro」の廉価版モデルになります。スペックはPro版より低くなるものの、十分にパワフルな性能を持ち、価格も安くなっています。

プロセッサはMediaTek Dimensity 7050で、前モデル「Lenovo Tab P12 Pro」とそれほど変わらない性能を持っているといえます。

また、Snapdragon 870搭載の「Xiaomi Pad 6」、Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1搭載の「HUAWEI MatePad 11.5」と比較しても、大きな差はありません。「Lenovo Tab P12」のプロセッサは性能はかなり高い方であることは確かです。

また、12.7インチ3K液晶を搭載。Miracast対応でテレビ/モニターに映像出力できるというメリットもあります。そのほか、10200mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ,JBLのクアッドスピーカーを搭載。通信面では4G LET通信に対応しないものの、Wi-Fi 6やBluetooth 5.1、GPSに対応しています。

全体的にスペックは高く、非常に高性能なタブレットです。12.7の3K液晶とパワフルなDimensity 7050プロセッサを搭載しているため、ゲーム用や動画鑑賞に適しているといえます。

Lenovo Tab P12」の発売時の価格は49,332円(税込・送料無料)。

前モデル「Lenovo Tab P12 Pro」の約半分の価格になり、高コスパで非常にお買い得感があります。3K液晶とパワフルなプロセッサを搭載した高性能なタブレットを探している人におすすめです。

「Lenovo Tab P12」の販売・購入先

Lenovo Tab P12」は、

Amazonで49,800円(税込)、

楽天市場で52,330円(送料無料・ポイント10倍あり)、

ヤフーショッピングで53,496円(送料無料)、

レノボ公式サイトで49,830円、

米国 Amazon.comで$299.99 (日本円で約44682円)、

で販売されています。

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

 

類似製品の紹介

「Lenovo Tab P12」に似た性能を持つタブレットも販売されています。

「Xiaomi Pad 6」

Xiaomi Pad 6」は、Amazonで49,800円 (税込/スマートペンは14,801円、キーボードは13,800円)、楽天市場で49,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,800円、AliExpressでUS $315.00 (日本円で約46,127円)、シャオミ公式オンラインストアで49,800円、米国 Amazon.comで$397.50 (日本円で約58,207円)で販売されています。

「HUAWEI MatePad 11.5」

HUAWEI MatePad 11.5」は、Amazonで43,800円(税込)、楽天市場で43,800円(送料無料・3,980ポイント付き)、ヤフーショッピングで43,800円(送料無料)、ファーウェイ公式ストアで43,800円で販売されています。

「N-One NPad X」

N-One NPad X」は、Amazonで34,900円 (税込・6000円 OFFクーポン付き)、楽天市場で34,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで38,741円(送料無料)、AliExpressでUS $187.07 (日本円で約27,393円)で販売されています。

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