2025年1月に発売された「Lenovo Idea Tab Pro」は、MediaTekの高性能プロセッサ「Dimensity 8300」と、12.7インチの美麗な3K・144Hzディスプレイを搭載し、その高い実力で注目を集めるAndroidタブレットです。
このレビューでは、Idea Tab Proが日々のエンターテインメントやクリエイティブな作業をどれだけ快適にするのか、比較対象となる「Lenovo Tab Plus」や他のタブレットと何が違うのか、そのパフォーマンスから使い勝手までを徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Lenovo Idea Tab Pro の長所(Pros):
- ハイエンドに迫るDimensity 8300プロセッサの圧倒的なパフォーマンス
- 美麗で滑らかな12.7インチ3K・144Hz高リフレッシュレートディスプレイ
- 高機能なスタイラスペン「Lenovo Tab Pen Plus」が標準で付属する優れたコストパフォーマンス
- 学習や仕事を効率化するAI機能と、PC連携をシームレスにする「Smart Connect」機能
- Android 16までのOSアップグレードと2029年までの長期セキュリティアップデート保証
- Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3といった最新の高速通信規格に対応
Lenovo Idea Tab Pro の短所(Cons):
- 約620gの重量は、片手での長時間の利用や持ち運びにはやや重い
- 3.5mmイヤホンジャックが非搭載
- オーディオ性能は、音質に特化した「Lenovo Tab Plus」には一歩及ばない
- モバイル通信(セルラーモデル)には非対応
総合評価:
Lenovo Idea Tab Proは、動画視聴やゲームといったエンターテインメントから、イラスト制作や動画編集といった創造的な作業まで、あらゆる用途を高水準でこなしたいと考えるユーザーにとって、まさに理想的な一台です。特に、高性能と多機能性を、価格を抑えつつ手に入れたい方には強くおすすめできます。
<この記事で分かること>
- 高級感のあるユニボディデザインと、実際の持ちやすさ
- 12.7インチ3K・144Hzディスプレイの映像美と滑らかさ
- Dimensity 8300プロセッサのベンチマークスコアと実使用での処理能力
- 「原神」など、人気ゲームがどの程度快適に動作するかの検証結果
- 「かこって検索」や「Gemini」といったAI機能の具体的な使い方と利便性
- メモや記録用途としてのカメラの画質
- 10200mAhバッテリーの実際の持ちと45W急速充電の性能
- JBL監修4スピーカーの音質とWi-Fi 6Eの通信速度
- 標準付属ペンとオプションのキーボードの使い勝手
- OSのアップデート保証期間と、Lenovo独自の便利機能
- 「Lenovo Tab Plus」との詳細なスペック・性能比較
- ライバル機種とのメリット・デメリット比較
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「Lenovo Idea Tab Pro」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Lenovo Idea Tab Pro | 高性能、大画面タブレット | ZAE40096JP | レノボ・ ジャパン
デザインと耐久性:Lenovo Idea Tab Pro ~洗練されたユニボディと実用性を両立~
ここでは、Lenovo Idea Tab Proの洗練された外観、実際に手にしたときの質感、そして日常使いでの堅牢性について、詳しくレビューしていきます。比較対象として、エンターテインメントに特化したLenovo Tab Plusを挙げることで、デザインコンセプトの違いも明らかにします。
洗練されたユニボディと対照的な機能美
Lenovo Idea Tab Proを手に取って最初に感じるのは、そのスマートでスタイリッシュな佇まいです。つなぎ目のないユニボディ構造が、まるで上位モデルのような高級感を醸し出しており、非常に完成度の高いデザインだと感じました。背面は「ルナグレー」の落ち着いた色合いで、指紋が付きにくいマット仕上げが施されているため、常にクリーンな印象を保てます。このシンプルで洗練された形状は、携帯性を重視するユーザーにとって大きな魅力となるでしょう。
一方、比較対象のLenovo Tab Plusは、本体下部に厚みを持たせ、そこにスピーカーと無段階調整可能なキックスタンドを内蔵した独特の形状をしています。これは動画視聴などのエンタメ用途に最適化された機能美であり、スタンドなしで自立できる利便性があります。Idea Tab Proが携帯性に優れたクラシックなタブレットであるのに対し、Tab Plusは据え置きでの利用を強く意識したデザイン思想であることが明確に分かります。
大画面と重量感のバランス
約6.9mmという薄さは、12.7インチの大画面タブレットとしては驚異的で、非常にスタイリッシュな印象を与えます。しかし、重量約620gというスペックは、実際に手に持つとずっしりとした重みを感じさせます。このため、片手で持って長時間操作したり、寝転がりながら使ったりするには少し重いと感じるかもしれません。実際に、喫茶店でデスクに置いて作業したり、自宅のソファで膝の上に乗せてじっくり映画を観たりするようなシーンで、最も快適に使えると感じました。比較機のTab Plusは約650gとさらに重く、そのデザインからも、持ち運ぶよりは定位置でじっくり楽しむデバイスと言えるでしょう。
サイズを比較すると、Idea Tab Proが約291.8×189.1mmであるのに対し、Tab Plusは約268.3×174.3mmです。これはIdea Tab Proが12.7インチ、Tab Plusが11.5インチというディスプレイサイズの違いを反映したもので、Idea Tab Proの方が一回り大きいことがわかります。一方で、Tab Plusはキックスタンド部分で最大13.6mmの厚みがあり、薄さを追求したIdea Tab Proとは設計思想が異なります。
<サイズ・重量の違い>
- Lenovo Idea Tab Pro:約291.8×189.1×6.9mm、重量 約620g
- Lenovo Tab Plus:約268.3×174.3×7.8~13.6mm、重量 約650g
考え抜かれたボタンとポートの配置
日々の使いやすさに直結するボタンやポートの配置は、非常によく考えられています。電源ボタンは指紋認証センサーを兼ねており、本体を横に持った時に自然に指が届く右側面に配置されています。音量ボタンもそのすぐ下にあり、直感的な操作が可能です。充電やデータ転送に使うUSB Type-Cポートも同じく右側面にあり、外部ディスプレイへの映像出力(DP-Out)にも対応している点は大きなメリットです。
注目すべきは、最大1TBまで対応するmicroSDカードスロットが左側面に搭載されている点です。写真や動画、電子書籍などを大量に保存したいユーザーにとって、これは非常に嬉しいポイントです。一方で、3.5mmヘッドホンジャックは搭載されていません。有線イヤホンをメインで使いたい方は、ヘッドホンジャックを備えるTab Plusの方が適しているかもしれません。
実用的な堅牢性とその他のデザイン
Idea Tab Proは、IP52等級の防塵防滴性能を備えています。これは完全な防水ではありませんが、キッチンでレシピを見ながら料理をするときに水滴が少し飛んだり、屋外で小雨に降られたりする程度であれば、安心して使える実用的な保護性能です 。ユニボディ構造によるしっかりとした作りも、日々の使用における安心感を高めてくれます。
スピーカーはJBL製のものが左右に2つずつ、計4つ配置されており、タブレットを横向きに持っても手で塞いでしまうことがなく、クリアなサウンドを楽しめます。また、背面カメラはすっきりとしたシングル構成で、前面カメラは横向きにした際に上部ベゼルの中央に配置されているため、ビデオ会議などでも自然なアングルで映し出すことができます。
<Lenovo Idea Tab Proの付属品>
- マニュアル類
- ACアダプター
- USBケーブル
- カードスロットピン
- Lenovo Tab Pen Plus
まとめ:デザイン
- 第一印象:つなぎ目のないユニボディによる、スマートで高級感のあるデザイン
- 形状と携帯性:約6.9mmの薄型ボディだが、約620gの重量は片手での長時間利用にはやや重い
- 質感:ルナグレーのマットな背面は指紋が目立ちにくく、手触りが良い
- 拡張性:microSDカードスロットを搭載し、ストレージ増設が容易な点は高評価
- 比較:キックスタンド一体型でエンタメに特化したTab Plusとは対照的に、携帯性とシンプルさを重視したデザイン
- 耐久性:IP52の防塵防滴性能を備え、日常的な利用シーンで安心感がある
ディスプレイ:Lenovo Idea Tab Pro ~3K解像度と144Hzが織りなす圧倒的な映像体験~
ここでは、Lenovo Idea Tab Proが誇るディスプレイの性能が、動画視聴やゲーム、電子書籍といった様々なシーンでどのような体験をもたらすのかを、実際に使ってみた感想を交えながら詳しくレビューします。比較対象としてLenovo Tab Plusを挙げることで、その違いをより鮮明にしていきます。
息をのむほどの美しさと大画面の迫力
Lenovo Idea Tab Proの電源を入れて最初に感じるのは、12.7インチという大画面がもたらす圧倒的な迫力です。採用されているのはLTPS液晶で、3K(2944×1840ドット)という非常に高い解像度により、きめ細やかで精細な映像を描き出します。コントラスト比も1500:1と高いため、映像がくっきりとシャープに描画されるのも魅力です。
実際にAmazon Prime Videoで映画を鑑賞してみると、映像の奥行き感やディテールの表現力に引き込まれ、まるで小さな映画館にいるかのような没入感を味わえました。色の再現性も高く、DCI-P3を96%カバーしているため、写真や動画を非常に色鮮やかに映し出してくれます。
比較対象のLenovo Tab Plusも11.5インチの2K(2000×1200ドット)IPS液晶を搭載しており、日常的な動画視聴には十分な美しさです。しかし、Idea Tab Proの3Kディスプレイを体験した後では、その精細さの差は明らかです。特に、電子書籍で漫画を読む際には、Idea Tab Proなら拡大せずとも欄外の小さなコメントまではっきりと読めることに感動しました。この情報量の多さは、Webサイトを閲覧する際や、画面を2分割して攻略サイトを見ながらゲームをプレイするような場面でも大きなアドバンテージとなります。
<ディスプレイサイズ・解像度・タイプの違い>
- Lenovo Idea Tab Pro:12.7インチ、解像度 2944×1840ドット、3K LTPS液晶
- Lenovo Tab Plus:11.5インチ、解像度 2000×1200ドット、2K IPS液晶
明るさと視野角について
ディスプレイの輝度は最大400ニトあり、室内で動画を見たり、作業をしたりするには十分な明るさです。発色も綺麗で、コントラスト比も1500:1と高いため、映像がくっきりとシャープに表示されます。ただし、日中の明るい屋外では、直射日光下での視認性は厳しいと感じる場面もありました。
また、一点注意したいのが視野角です。正面から見る分には全く問題ありませんが、少し斜めから画面を覗き込むと、若干色味が変化して見えることがありました。家族や友人と複数人で動画を鑑賞するようなシーンでは、少し気になるかもしれません。とはいえ、一人でコンテンツに集中する使い方であれば、その美しい表示性能を存分に享受できるでしょう。
異次元の滑らかさと応答性
Idea Tab Proのディスプレイ性能で注目すべきは、最大144Hzという高いリフレッシュレートです。これにより、WebサイトやSNSのタイムラインをスクロールする際の表示が驚くほど滑らかで、「ぬるぬる」という表現がまさにぴったりだと感じました。この滑らかさは、動きの速いゲームをプレイする際に真価を発揮します。
さらに360Hzのタッチサンプリングレートにも対応しており、指の動きに対する画面の反応が非常に速いため、『原神』のような美しいグラフィックのゲームでは世界の描写がよりリアルに感じられ、『Call of Duty Mobile』のような素早い操作が求められるFPSでは、より正確で直感的なプレイが可能でした。
一方、Lenovo Tab Plusのリフレッシュレートは90Hzです。これも一般的な60Hzのディスプレイに比べれば十分に滑らかですが、144HzのIdea Tab Proと比較すると、その差は体感できます。最高のゲーム体験や、とにかく滑らかな操作感を求めるのであれば、Idea Tab Proが明確に優位です。
<リフレッシュレートとタッチサンプリングレートの違い>
- Lenovo Idea Tab Pro:最大144Hzのリフレッシュレート、360Hzのタッチサンプリングレート
- Lenovo Tab Plus:90Hzのリフレッシュレート
ストリーミングも最高画質で楽しめる
動画視聴体験を支える重要な要素として、WidevineセキュリティレベルがL1に対応している点も見逃せません。せっかくの3K高精細ディスプレイも、コンテンツが低画質では宝の持ち腐れになってしまいます。そこで実際にNetflixやAmazonプライムビデオでいくつかの作品を再生してみたところ、問題なくHD以上の最高画質で視聴できることを確認できました。これにより、タブレットの美しいディスプレイ性能を心ゆくまで堪能できるので、動画配信サービスをよく利用する方には非常に嬉しいポイントです。
<Lenovo Idea Tab Proのディスプレイ仕様>
- サイズ: 12.7型ワイドパネル
- 種類: LTPS液晶
- 解像度: 2944×1840ドット(3K)
- リフレッシュレート: 最大144Hz
- タッチサンプリングレート: 360Hz
- 輝度: 最大400ニト
- 色再現性: DCI-P3 96%
- コントラスト比: 1500:1
- その他: マルチタッチ対応(10点)
まとめ:ディスプレイ
- 第一印象:12.7インチの大画面と3K解像度による、精細で迫力のある映像美
- 表示性能:最大144Hzのリフレッシュレートと360Hzのタッチサンプリングレートが、スクロールやゲームにおいて非常に滑らかで優れた応答性を実現
- 画質:DCI-P3 96%の高い色再現性と高コントラスト比で、コンテンツを色鮮やかに楽しめる
- 動画体験:Widevine L1対応により、動画配信サービスを最高画質で視聴可能
- 比較:Tab Plusの2K・90Hzディスプレイに対し、解像度、サイズ、滑らかさの全てで明確に優位
- 注意点:室内では十分な明るさだが、屋外での視認性は限定的で、視野角がやや狭く感じる場合がある
- 用途:映画鑑賞、高画質ゲーム、電子書籍など、最高のビジュアル体験を求めるユーザーに最適
パフォーマンス:Lenovo Idea Tab Pro ~日常から創作までこなすミドルハイの実力~
ここでは、Lenovo Idea Tab Proの動作の快適さを支えるプロセッサー性能やメモリ、ストレージについて、実際の使用感を交えながら深く掘り下げていきます。また、効率重視のLenovo Tab Plusとの性能差を比較することで、本機の立ち位置を明確にします。
タブレットの頭脳、MediaTek Dimensity 8300の実力
Lenovo Idea Tab Proの優れたパフォーマンスを支えているのは、MediaTek社の高性能プロセッサー「Dimensity 8300」です。このプロセッサーは、最先端のTSMC 4nmプロセスで製造され、高性能なCortex-A715コア4基と、高効率なCortex-A510コア4基で構成される8コアCPUを搭載しています。グラフィックス処理を担うGPUには、6コアのARM Mali-G615を内蔵しており、ミドルハイレンジの中でも特にバランスの取れた優秀なプロセッサーと言えます。
その実力を客観的な数値で見てみると、CPU性能を測るGeekbench 6のスコアは、シングルコアが約1442点、マルチコアが約4679点を記録しました。この数値は、AppleのA14 Bionicチップに匹敵するものであり、日常使いはもちろん、負荷の高い作業にも十分対応できるポテンシャルを秘めていることがわかります。
一方、比較対象のLenovo Tab Plusが搭載するMediaTek Helio G99は、電力効率を重視したミドルレンジのプロセッサーです。Geekbench 6のスコアもシングルコアが約712点、マルチコアが約1875点となっており、Webサイトの閲覧や動画視聴といった日常的な用途では快適ですが、Idea Tab Proとの間には絶対的な性能差が存在します。
クリエイティブ作業も快適にする処理能力
Idea Tab Proの高い処理性能は、Webサイトの閲覧や複数のアプリを切り替えながらの作業といった日常的な操作を、極めてスムーズにしてくれます。その恩恵を特に強く感じたのが、画像や動画の編集といったクリエイティブな作業でした。
実際にAdobe Lightroomで一眼レフカメラで撮影したRAWデータを複数枚読み込み、色味や明るさを調整してみましたが、プレビューの反映も速く、ストレスなく現像作業に集中できました。さらに、動画編集アプリのCapCutで4K画質の動画素材をいくつか並べ、エフェクトやテロップを追加する作業も試しました。プレビュー再生がカクつくこともなく、スムーズに編集を進められ、最終的な書き出しも非常に高速で完了したことには、正直驚きました。これは、Tab Plusでは難しい作業であるため、改めてIdea Tab Proの性能の高さを驚かされました。
高負荷時の発熱とパフォーマンス維持
これだけの高性能でありながら、発熱はうまく抑えられている印象です。長時間の動画視聴やWebブラウジング程度では、本体が気になるほど熱くなることはありませんでした。
ただし、非常に高い負荷を長時間かけ続けるような状況では、パフォーマンスが低下する傾向も見られました。3DMarkのストレステストでは、パフォーマンスの安定性が約59.9%という結果になり、熱による性能低下(サーマルスロットリング)が発生することが確認されています 。とはいえ、これはあくまで極端な負荷をかけた場合の話であり、一般的なクリエイティブ作業でパフォーマンスが著しく落ちるような場面はありませんでした。
高速メモリとストレージが支えるサクサク感
Idea Tab Proの快適な動作は、プロセッサーだけでなく、高速なメモリとストレージによっても支えられています。メモリには、高速な規格であるLPDDR5Xを8GB搭載。実測で14.76GB/秒という非常に高速な処理速度を記録しており、これがアプリの素早い起動や切り替えに貢献しています。
ストレージには、最新のハイエンドスマートフォンにも採用されるUFS 4.0規格のものを256GB内蔵しています。ファイルの読み書きが非常に高速で、大容量の動画ファイルを本体に転送する際も待たされる感覚がほとんどありませんでした。さらに、最大1TBまで対応するmicroSDカードスロットも搭載しているため、容量不足の心配がないのも嬉しいポイントです。
これに対し、Tab PlusはLPDDR4xメモリとUFS 2.2ストレージを搭載しています 。日常使いには十分な仕様ですが、Idea Tab Proの圧倒的な速度を体験すると、その差は体感として明確に感じられます。
<Lenovo Idea Tab Proのパフォーマンス仕様>
- プロセッサー: MediaTek Dimensity 8300 (最大3.35GHz、8コア)
- GPU: ARM Mali-G615 MP6
- メモリ: 8GB LPDDR5X
- ストレージ: 256GB (UFS 4.0)
- ストレージ拡張: microSDメディアカードリーダー (最大1TBまで対応)
まとめ:パフォーマンス
- プロセッサー性能:Dimensity 8300はApple A14 Bionicに匹敵する性能で、日常使いからクリエイティブ作業まで快適にこなす実力を持つ
- 実使用感:アプリの起動やWebブラウジングはもちろん、RAW現像や4K動画編集といった高負荷な作業もスムーズ
- 比較:効率重視のTab Plus (Helio G99) とは性能に大きな差があり、Idea Tab Proはあらゆる用途に対応できる万能機
- メモリとストレージ:高速なLPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージが、体感的な「サクサク感」を強力に下支えしている
- 発熱:通常利用では問題ないレベルに制御されているが、長時間の極端な高負荷時にはパフォーマンスが低下する可能性もある
- 拡張性:最大1TBのmicroSDカードに対応しており、容量の心配なく使用できる
Antutuベンチマーク
Lenovo Idea Tab Proが搭載するMediaTek Dimensity 8300 プロセッサは、Antutuベンチマーク V10 総合で約110万点を記録する性能を備えているといわれています。
実際に測定してみると、Antutu 総合で約117万点を記録していました。
例: Antutu V10.4.4 総合で「1172599」、CPUで「287535」、GPUで「394680」、MEMで「219885」、UXで「270499」
一方、比較対象の「Lenovo Tab Plus」はMediaTek Helio G99 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で40万点を記録しています。
Lenovo Idea Tab Proは比較対象の「Lenovo Tab Plus」よりもスコアが77万点高くなっています。
MediaTek Dimensity 8300 性能を比較
Lenovo Idea Tab Proが搭載するMediaTek Dimensity 8300 プロセッサは、他のCPUと比較してどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Snapdragon 8 Gen 3 (Lenovo Yoga Tab Plus)・・・Antutu:200万
- MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Pad 3)・・・Antutu:153万
- Snapdragon 8s Gen 3 (Xiaomi Pad 7 Pro)・・・Antutu:150万
- Snapdragon 7+ Gen 3 (ALLDOCUBE Ultra Pad)・・・Antutu:140万
- MediaTek Dimensity 8300 (Lenovo Idea Tab Pro)・・・Antutu:117万
- Exynos 1580 (Galaxy Tab S10 FE シリーズ)・・・Antutu:93万
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 (Galaxy Tab S8シリーズ)・・・Antutu:90万
- Snapdragon 870 5G (Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:70万
- Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:62万
- Exynos 1380 (Galaxy Tab S10 Lite)・・・Antutu:58万
<比較から分かること>
MediaTek Dimensity 8300は、AnTuTuスコア117万という数値が示す通り、非常に高性能なプロセッサであることが結論付けられます。最上位のSnapdragon 8 Gen 3が記録する200万というスコアには及ばないものの、Snapdragon 8 Gen 1(90万)やSnapdragon 870 5G(70万)といった、一時代前のフラッグシップモデルを大きく凌駕する処理能力を持っています。
この性能は、ウェブブラウジングや動画視聴、SNSといった日常的な操作を極めて快適に行えるだけでなく、高いグラフィック性能を要求される最新の3Dゲームや、動画編集といった負荷の高い作業においても、多くのユーザーが満足できるパフォーマンスを発揮することが期待されます。
ゲーム性能:Lenovo Idea Tab Pro ~人気3Dゲームも快適に遊べる、ミドルハイの実力~
Lenovo Idea Tab Proが搭載する「MediaTek Dimensity 8300」プロセッサは、果たしてどの程度のゲーム性能を秘めているのでしょうか。ここでは、人気の高いゲームタイトルを実際にプレイし、その動作感やフレームレート(FPS)を具体的にお伝えします。
原神 (Genshin Impact)
まず試したのは、美しいグラフィックで非常に高い性能が求められるオープンワールドRPG「原神」です。画質設定を「中」にしてプレイを開始したところ、広大なフィールドを走り回っている間は、フレームレートが平均50fpsから60fpsの間で安定し、非常に滑らかな映像でテイワット大陸の冒険を楽しめました。キャラクターのスキルが飛び交う激しい戦闘シーンや、オブジェクトが密集する都市部など、特に負荷が高まる場面でも45fps以上を維持しており、致命的なカクつきを感じることはありませんでした。
フォートナイト (Fortnite)
次に、世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」をプレイしました。グラフィック設定を「高」にしても、建築バトルや多数のプレイヤーが入り乱れる終盤の戦闘まで、安定して60fpsを維持してくれました。フレームレートの大きな落ち込みは感じられず、ストレスのない快適な操作感でプレイに集中できました。描画品質よりもフレームレートを優先する設定にすれば、90fpsでの動作も可能で、より滑らかな視点移動で勝利を目指せます。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人が参加する大規模なバトルロイヤルFPS「Call of Duty: Warzone Mobile」は、CPUとGPUの両方に高い負荷をかけます。グラフィック設定を「中」から「高」の間でプレイしましたが、敵との激しい銃撃戦や空爆といった重い処理が発生する状況でも、フレームレートの低下は最小限に抑えられ、平均して60fpsに近いスムーズな操作性を維持していました。一瞬の判断が勝敗を分ける戦場で、常に最高のパフォーマンスを発揮できる安心感がありました。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
「ファイナルファンタジーVII」の世界を美麗なグラフィックスで追体験できるこのRPGでは、最高画質設定でもほとんどの場面で60fpsに張り付いたまま快適にプレイできました。戦闘中の派手なリミットブレイクの演出など、グラフィック負荷が最大になる瞬間でも、フレームレートの落ち込みはほとんど体感できず、原作の感動を高品質なビジュアルで心ゆくまで味わうことができました。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
レースシーンやライブパフォーマンスの滑らかな3D描画が魅力の育成シミュレーションゲームです。最高画質設定にしてもパフォーマンスに全く問題はなく、最大18人のウマ娘が競い合う白熱のレースシーンでも、常に安定した60fpsを維持していました。キャラクター一人ひとりの動きが非常に滑らかに描画され、勝利後のウイニングライブもカクつきとは無縁の高精細な映像で楽しめました。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
「原神」と同じ開発元による、美麗なグラフィックが特徴のスペースファンタジーRPGです。画質設定を「高」に設定しても、多くのオブジェクトが存在する都市の探索や、キャラクターの必殺技が炸裂する派手な戦闘シーンにおいて、パフォーマンスが大きく低下することはありませんでした。安定して50fpsから60fpsのフレームレートを維持し、ゲームの没入感を損なうことなく、壮大な銀河の旅を快適に進めることができました。
まとめ:ゲーム性能
MediaTek Dimensity 8300は、ミドルハイクラスの価格帯でありながら、実質的には多くの場面でハイエンドクラスのゲーム体験を提供してくれます。「原神」のような極めて高いグラフィック性能を要求するタイトルでも、設定を最適化することで60fpsに近い滑らかな動作を実現し、多くの人気3Dゲームを最高設定に近い品質で快適にプレイできる能力を持っています。ジャンルを問わず幅広いゲームを高水準で楽しめるため、コストを抑えつつも妥協のないゲーム環境を求めるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
AI機能:Lenovo Idea Tab Pro ~日常の「知りたい」と「記録したい」を瞬時に解決~
ここでは、Lenovo Idea Tab Proが搭載する先進的なAI機能が、私たちの学習や仕事、そして日常の情報収集をどのように変えるのか、実際の使用体験を基に詳しく解説します。これらの機能は、本機を知的生産ツールへと昇華させる重要な要素です。
高度なAI体験を支える専用エンジン
これらの快適なAI体験は、プロセッサー「MediaTek Dimensity 8300」に内蔵された高性能AIエンジン「MediaTek APU 780」によって実現されています。AI処理に特化したこのエンジンのおかげで、「かこって検索」の画像認識や「Gemini」の応答が非常に高速です。実際にAI性能を測るGeekbench AIのスコアも極めて高く、このタブレットが将来のさらなるAI機能の進化にも対応できる高いポテンシャルを秘めていることを示しています。
比較対象のLenovo Tab Plusには、今回紹介したような高度なAI機能は搭載されていません。これにより、Idea Tab Proは単にコンテンツを消費するデバイスに留まらず、情報を収集し、整理し、新たなアイデアを創造するための「知的生産ツール」としての明確な付加価値を持っていることがお分かりいただけるでしょう。
知的好奇心を加速させる「かこって検索」
Lenovo Idea Tab Proを使っていて最も感動したのが、この「かこって検索」機能です。Webサイトを閲覧中に気になる俳優の写真や、SNSで見かけたお洒落なカフェの名前など、知りたいと思った部分を付属のペンや指でぐるっと囲むだけ。すると、アプリを切り替えることなく、瞬時にGoogleの検索結果が表示されます。このスピード感はまさに革命的で、情報収集のテンポを全く崩しません。
特に便利だと感じたのは、海外のニュースサイトを読んでいる時でした。知らない英単語や人名をペンで囲むだけで、すぐに意味や背景を調べられるだけでなく、翻訳ボタンをタップすれば文章全体を日本語に変換してくれます。これまでならスクリーンショットを撮って翻訳アプリに読み込ませていた手間が一切なくなり、情報収集の効率が劇的に向上しました。この直感的な操作は、まさに「未来の調べ物」を体験しているかのようでした。
いつでも隣に、頼れるAIアシスタント「Google Gemini」
本機はGoogleの生成AI「Gemini」をOSレベルで統合しており、電源ボタンを長押しするだけで、いつでもAIアシスタントを呼び出すことができます。何か作業をしている途中でアイデアが浮かんだ時、すぐに「Gemini」に壁打ち相手になってもらったり、急なメールの返信に困った際に丁寧な文章を作成してもらったりと、まさに有能な秘書が常に隣にいてくれるような感覚です。
実際に、週末の小旅行のプランを立てる際に「次の週末に日帰りで楽しめる、温泉と美味しいランチがある場所を3つ提案して」とお願いしたところ、具体的な場所や移動手段、予算まで含めた詳細なプランを瞬時に提示してくれました。このように、思考を止めずにAIの力を借りられる手軽さは、日々の生産性を大きく向上させてくれる強力な武器になると感じました。
<Lenovo Idea Tab ProのAI機能 一覧>
- Google Gemini (電源ボタン長押しで起動するAIアシスタント)
- かこって検索 (円で囲むだけの画像検索、翻訳機能付き)
- MediaTek APU 780 (AI処理に特化した高性能エンジン)
まとめ:AI機能
- 第一印象:情報収集や学習のスタイルを根本から変える、実用的で強力な機能群
- 操作性:「かこって検索」とペン操作の相性が抜群で、直感的かつ高速な情報アクセスが可能
- 連携:Google Geminiやかこって検索がOSにシームレスに統合されており、思考を妨げない
- 比較:AI非搭載のTab Plusとは一線を画し、知的生産ツールとしての明確なアドバンテージを持つ
- 総括:学習や仕事でタブレットを能動的に活用したいユーザーにとって、価格以上の価値を提供する
カメラ性能:Lenovo Idea Tab Pro ~記録と通話に便利な実用カメラ~
ここでは、Lenovo Idea Tab Proに搭載されているカメラの性能について、過度な期待を抱かせることなく、あくまでタブレットとしての現実的な用途、特に「メモ代わり」や「ビデオ通話」における実用性を、正直にレビューしていきます。
カメラの構成と基本機能
Lenovo Idea Tab Proは、背面に1300万画素のメインカメラ、そして前面に800万画素のインカメラを搭載しています。タブレットのカメラとしては標準的なスペックですが、注目すべきは背面カメラにオートフォーカス(AF)機能とLEDフラッシュが備わっている点です。これにより、暗い場所でも被写体を明るく照らして撮影することが可能です。
比較対象のLenovo Tab Plusも前面・背面ともに800万画素のカメラを搭載していますが、背面カメラにフラッシュは付属していません。このため、薄暗い室内で資料を撮影するような場面では、フラッシュを備えるIdea Tab Proの方がやや有利と言えるでしょう。
実際の撮影画質 – 明るい場所での記録用途に
実際に晴れた日に屋外で風景を撮影したり、室内で書類を撮ったりしてみましたが、明るい環境下であれば、背面カメラは十分実用的な画質だと感じました。会議室のホワイトボードを記録したり、商品のバーコードを読み取ったり、メモ代わりに撮影したりといった用途では、全く問題なく使えます。
しかし、最近のスマートフォンのカメラ性能には及ばないのが正直なところです。手持ちのスマートフォン(Google Pixel 8)と撮り比べてみると、特に色の鮮やかさや暗い部分の表現力には差が見られました。また、夜間や薄暗い室内での撮影ではノイズが目立ち、画質は明らかに低下します。美しい写真を撮りたい場合は、やはりスマートフォンを使うのが賢明です。あくまで、タブレットのカメラは「記録用」と割り切るのが良いでしょう。
4K動画撮影とビデオ通話での使用感
意外にも、本機の背面カメラは最大4K解像度での動画撮影に対応しています。画質も悪くなく、子供の様子を少し記録しておくといったカジュアルな用途であれば、十分なクオリティです。
一方で、より使用頻度が高いと思われるのが、前面の800万画素カメラを使ったビデオ通話です。実際にZoomやGoogle Meetで会議に参加してみましたが、こちらの映像は相手にクリアに届いており、画質に不満はありませんでした。特に良いと感じたのはカメラの配置です。タブレットを横向きに置いた際に、カメラが上部ベゼルの中央に来るため、画面を見ながら話していても視線が不自然になりません。これは、ビデオ会議を多用する方にとっては非常に重要なポイントです。
<Lenovo Idea Tab Proのカメラ 仕様>
- 背面カメラ: 1300万画素、オートフォーカス(AF)対応、フラッシュ有り
- 前面カメラ: 800万画素、固定フォーカス(FF)
- 動画撮影: 最大4K対応(背面)
まとめ:カメラ性能
- 第一印象:タブレットとしては標準的で、あくまで補助的な機能
- 写真画質:明るい場所での資料撮影やメモ代わりの記録には十分使えるレベル
- 動画性能:背面カメラは4K撮影に対応しており、カジュアルな記録には十分な品質
- ビデオ通話:前面カメラはクリアな画質で、横向き設置時のカメラ位置が自然な視線を生み非常に実用的
- 比較:背面カメラの画素数とフラッシュの有無において、Tab Plusよりわずかに優位
- 総括:メインの撮影機材としては力不足だが、ビデオ会議や簡単な記録撮影といった用途に限定すれば、便利に使える実用的なカメラ
バッテリー持ちと充電:Lenovo Idea Tab Pro ~一日中使える大容量と急速充電の安心感~
ここでは、タブレットをアクティブに使う上で最も重要な要素の一つであるバッテリー性能について、Lenovo Idea Tab Proがどれほどのスタミナを持っているのか、そして充電はどれだけ速いのかを、実際の体験を基にレビューします。一日中安心して使えるかどうかの判断材料にしてください。
10200mAhの大容量がもたらす圧倒的な安心感
Lenovo Idea Tab Proの大きな魅力の一つが、10200mAhというクラス最大級の大容量バッテリーを搭載している点です。メーカー公称では約11時間の動画ストリーミング再生が可能とされていますが、実際の使用感はそれを上回るほどの安心感がありました。
ある日、朝から充電器を持たずに外出してみましたが、移動中のWebブラウジングやSNSのチェック、昼休憩での約1時間の動画視聴、そしてカフェで2時間ほどの資料作成といった使い方をしても、夕方帰宅した時点でバッテリー残量はまだ40%以上も残っていました。これだけのスタミナがあれば、出張や旅行の際もバッテリー切れを心配することなく、心置きなくタブレットを活用できるでしょう。また、バッテリーの寿命を延ばすために充電を80%で止める設定も可能で、長く愛用したいユーザーへの配慮も感じられます。
いざという時に頼れる45W急速充電
どれだけバッテリー容量が大きくても、充電に時間がかかっては意味がありません。その点、Idea Tab Proは最大45Wの急速充電に対応しており、この大容量バッテリーを約1.5時間という短時間でフル充電することが可能です。実際にバッテリーが20%まで減った状態から充電を開始したところ、30分後には60%近くまで回復しており、そのスピードには驚かされました。これなら、急な外出前に少し充電するだけで、数時間は使える安心感が得られます。
さらに嬉しいのが、この45W出力に対応したACアダプターが標準で付属している点です。別途急速充電器を購入する必要がなく、箱から出してすぐに最高の充電性能を体験できます。充電ポートは汎用性の高いUSB Type-Cで、ワイヤレス充電には対応していません。
パフォーマンスと効率のトレードオフ – Tab Plusとの比較
比較対象のLenovo Tab Plusは、バッテリー容量が8600mAhとIdea Tab Proより少ないにもかかわらず、公称のバッテリー駆動時間は約12時間と、わずかに上回っています。これは、Tab Plusが搭載するプロセッサー「Helio G99」の電力効率が非常に優れているためです。
ここに両者の設計思想の違いが現れています。Idea Tab Proは、その高いパフォーマンスを支えるために大容量バッテリーを搭載した「パワー重視」のモデル。一方のTab Plusは、動画視聴などの特定の用途で、より長く楽しむことを目指した「効率重視」のモデルと言えるでしょう。ただし、充電速度に関しては両者とも45Wの急速充電に対応しているため、ここに差はありません。自分の使い方に合わせて、パフォーマンスを取るか、さらなる電力効率を取るかを判断するのが良いでしょう。
<Lenovo Idea Tab Proのバッテリー仕様>
- バッテリー容量: 10200mAh
- 公称駆動時間: 約11時間
- 充電速度: 最大45W急速充電
- 充電時間: 約1.5時間
- 充電ポート: USB Type-C
まとめ:バッテリー持ちと充電
- 第一印象:10200mAhという大容量がもたらす圧倒的な安心感
- バッテリー持ち:一日中アクティブに使っても余裕のあるスタミナで、外出先でもバッテリー切れの心配が少ない
- 充電性能:45W急速充電に対応し、大容量ながら約1.5時間でフル充電できるスピードは非常に魅力的
- 付属品:45W対応ACアダプターが標準で同梱されており、追加投資なしで急速充電の恩恵を受けられる
- 比較:Tab Plusは電力効率で勝るが、Idea Tab Proは大容量バッテリーで高いパフォーマンスを長時間支える設計
- 総括:外出先でのヘビーユースにも応える、パワーとスピードを兼ね備えた頼もしいバッテリー性能
オーディオと通信性能:Lenovo Idea Tab Pro ~クリアなサウンドと次世代の高速通信~
ここでは、エンターテインメント体験の質を左右するオーディオ性能と、日常的な快適さに直結する通信性能について、Lenovo Idea Tab Proがどのような実力を持っているのかを詳しくレビューします。音に特化したLenovo Tab Plusとの違いにも触れながら、その魅力を探っていきます。
臨場感あふれるJBLクアッドスピーカー
Lenovo Idea Tab Proは、オーディオブランドとして名高いJBLがチューニングを手掛けたスピーカーを4基(クアッドスピーカー)搭載しています。これにより、タブレット単体とは思えないほどクリアで広がりのあるサウンドを実現しています。実際にNetflixでアクション映画『トップガン マーヴェリック』を鑑賞したところ、戦闘機のエンジン音が左右から迫ってくるような立体感があり、その迫力に思わず引き込まれました。
さらに立体音響技術のDolby Atmosにも対応しているため、対応コンテンツでは音に包み込まれるような没入感を体験できます。Spotifyで音楽を聴いてみると、そのバランスの良さを実感できました。ボーカルの声は明瞭に前面に出てきて、シンバルなどの高音も刺さることなくクリアに響きます。
4つのスピーカーが連携することで低音にも厚みが生まれ、全体として迫力のあるサウンドスケープを描き出していました。音量も十分に出るので、複数人で動画を楽しむ場面でも活躍してくれるでしょう。ただし、3.5mmイヤホンジャックは搭載されていないため、有線イヤホンを使用したい場合はUSB Type-Cからの変換アダプタが別途必要になります。
一方、オーディオ性能に特化したLenovo Tab Plusは、JBLスピーカーを8基も搭載し、特に低音の迫力や音の厚みではIdea Tab Proを上回ります。最高の音質で音楽や映画に浸りたいのであれば、Tab Plusに軍配が上がります。
Wi-Fi 6E対応で実現するストレスフリーな通信環境
本機の大きなアドバンテージの一つが、最新規格であるWi-Fi 6Eに対応している点です。これにより、従来のWi-Fiよりも混雑に強く、高速で安定した通信が可能になります。自宅のWi-Fi 6E対応ルーターに接続し、YouTubeで4K画質の動画をストリーミング再生してみましたが、読み込みで待たされることは一切なく、再生バーをどこに動かしても瞬時に再生が始まりました。この快適さは、一度体験すると元には戻れないほどです。
一方、比較対象のLenovo Tab Plusは、一つ前の世代であるWi-Fi 5(ac)に留まります。このため、オンラインゲームや高画質動画のストリーミングといった、通信速度と安定性が求められる用途では、Wi-Fi 6Eに対応するIdea Tab Proの方が明らかに快適です。
また、Bluetoothも新しいバージョンの5.3に対応し、Tab PlusのBluetooth 5.2よりも接続や省電力性が向上しています。普段使っているワイヤレスイヤホンとの接続も非常に安定しており、音楽鑑賞中に音が途切れるようなことはありませんでした。
なお、本機はWi-Fiモデルのみで、単体でデータ通信が可能なセルラーモデルは用意されていません。
<Wi-Fi、Bluetoothの違い>
- Lenovo Idea Tab Pro:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
- Lenovo Tab Plus:Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2
大画面を活かせるGPS機能
本機はWi-Fiモデルながら、GPS、Glonass、Galileoといった複数の衛星測位システムに対応している点も見逃せません。これにより、スマートフォンのテザリング機能などを利用すれば、12.7インチの大画面を迫力のあるカーナビゲーションシステムとして活用できます。実際にGoogleマップを開いてみたところ、すぐに現在地を特定し、スムーズに地図を表示してくれました。車載ホルダーに設置して短距離を移動してみましたが、ナビゲーションも問題なく機能し、大画面ならではの見やすさは特筆すべきものがありました。ドライブや旅行の際に、非常に頼りになる機能だと感じました。
<Lenovo Idea Tab Proのオーディオ・通信性能 仕様>
- オーディオ: JBL監修クアッドスピーカー(4基)、Dolby Atmos対応
- 外部出力: 3.5mmイヤホンジャックなし
- Wi-Fi: 802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E)
- Bluetooth: Bluetooth v5.3
- GPS: GPS、Glonass、Galileo対応
- モバイル通信: 非対応
まとめ:オーディオと通信性能
- 第一印象:バランスの取れた高音質サウンドと、最新規格に対応した高速通信性能
- オーディオ性能:JBLチューニングの4スピーカーとDolby Atmosにより、クリアで臨場感のあるサウンドを実現
- 通信性能:Wi-Fi 6E対応により、高画質ストリーミングやオンラインゲームもストレスフリーで楽しめる
- 比較:オーディオ性能ではスピーカーを8基搭載するTab Plusに軍配が上がるが、通信速度と安定性ではWi-Fi 6E対応のIdea Tab Proが優位
- 総括:エンタメも作業も快適にこなせる、バランスの取れたオーディオ・通信性能を持つ万能機
ペンとキーボード:Lenovo Idea Tab Pro ~創造性と生産性を解き放つ最高のパートナー~
ここでは、Lenovo Idea Tab Proを単なるコンテンツ消費デバイスから、学習や仕事、創作活動のための強力なツールへと変貌させる、ペンとキーボードの魅力に迫ります。特に、高機能なペンが標準で付属する点は、本機を選ぶ上で非常に大きな決め手となるでしょう。
箱から出してすぐに始められる、創造的なペン体験
Lenovo Idea Tab Proの最大の魅力の一つは、高性能なスタイラスペン「Lenovo Tab Pen Plus」が標準で付属している点です。比較対象のLenovo Tab Plusではペンは別売り(税込8,800円)であるため、手書きメモやイラスト制作を始めたいと考えているユーザーにとって、初期投資を大幅に抑えられるこの点は計り知れないメリットと言えます。
実際に使ってみると、その書き心地の良さに驚かされます。4096段階の筆圧検知に対応しており、イラストアプリで絵を描いてみると、線の強弱が思いのままに表現でき、まるで紙に描いているかのような自然な感覚で創作に没頭できました。また、画面に手をついたまま書いても誤動作しないパームリジェクション機能のおかげで、講義ノートを取る際も、紙のノートと同じようにリラックスした姿勢で書き込めます。
ペンの携帯性もよく考えられており、本体背面に強力なマグネットでピタッと吸着します。カバンに入れて持ち運んでも、中でペンが迷子になる心配はありませんでした。ただし、充電はマグネット経由ではなく、ペンに直接USB Type-Cケーブルを挿す方式です。とはいえ、一度のフル充電で約35時間も使えるので、頻繁に充電する手間は感じませんでした。
ノートPCに匹敵する快適なタイピング環境
より本格的な長文作成や作業を行いたいユーザーのために、オプションで「Lenovo Idea Tab Pro Keyboard Pack」が用意されています。これは単なるキーボードではなく、タブレットを保護する背面カバーとキックスタンドが一体となった2-in-1タイプです。装着すると、まるでノートPCのようなスタイルに変身します。
ThinkPadにインスパイアされたというキーボードは、打鍵感が非常に良好です。キーの間隔(キーピッチ)は19mmと広く、ストロークも1.5mmと深めに確保されているため、実際にこの記事の一部をこのキーボードで作成してみましたが、デスクトップPCと変わらない感覚で快適にタイピングできました。接続はBluetoothではなく、本体下部のポゴピンで行うため、ペアリングの手間なく、遅延や接続切れの心配もありません。
さらに、大型の一体型トラックパッドも搭載されているため、マウスがなくてもカーソル操作がスムーズに行えます。これにより、外出先でもPCライクな高い生産性を維持することが可能です。
<Lenovo Idea Tab Proのペン・キーボード 仕様>
- ペン (Lenovo Tab Pen Plus): 標準付属、4096段階筆圧検知、傾き検知、パームリジェクション対応、USB Type-C充電、本体マグネット吸着対応
- キーボード (オプション): Lenovo Idea Tab Pro Keyboard Pack (別売り)、ポゴピン接続、キーピッチ19mm、キーストローク1.5mm、一体型トラックパッド搭載
- フォリオケース (オプション): 日本での販売予定なし
まとめ:ペンとキーボード
- 第一印象: 高機能なペンが標準付属している点が、圧倒的なコストパフォーマンスと魅力を生んでいる
- ペン性能: 4096段階の筆圧検知と自然な書き心地で、メモ書きから本格的なイラスト制作まで幅広く対応
- キーボード: オプションのキーボードパックを装着すれば、快適な打鍵感でノートPCのように使える
- 比較: ペンが別売りのTab Plusに対し、Idea Tab Proは購入後すぐに手書き機能を活用できる大きなアドバンテージを持つ
- 総括: タブレットを「書く」「創る」「入力する」ツールとして活用したいユーザーにとって、最高のパートナーとなるアクセサリー群
OSと機能:Lenovo Idea Tab Pro ~優れたハードウェアを最大限に活かす、賢いソフトウェア体験~
ここでは、Lenovo Idea Tab Proの使いやすさの核となるOSや独自の便利機能、そして日々の操作を快適にするセキュリティ機能について、実際に使って感じたことを詳しくレビューします。ハードウェアの性能だけでなく、ソフトウェア面での工夫が光る本機の魅力を探っていきましょう。
クセがなく直感的、そして将来も安心なOS
Lenovo Idea Tab Proは、最新のAndroid 14を搭載しています。メーカー独自のUI(ユーザーインターフェース)はクセが少なく、初めてLenovoのタブレットを使う人でも、スマートフォンと同じような感覚で直感的に操作を始めることができました。ただし、いくつかのプリインストールアプリは使用頻度が低いと感じたため、最初に少し整理する時間があると、より快適なホーム画面を構築できるでしょう。
本機を選ぶ上で非常に大きな安心材料となるのが、手厚いアップデート保証です。メーカーは「Android 16までのOSメジャーアップグレード2回」と、「2029年までの4年間のセキュリティアップデート」を約束しています。これにより、新しい機能を追加で利用できるだけでなく、セキュリティ面でも長期間安心して使い続けられます。比較対象のLenovo Tab PlusもAndroid 16までのOSアップグレードは約束されていますが、セキュリティアップデートの保証期間は2028年7月までとなっており、より長く使えるという点ではIdea Tab Proに優位性があります。
PCとの連携を劇的に変える「Lenovo Smart Connect」
本機にプリインストールされている「Lenovo Smart Connect」は、PCやスマートフォンとの連携を驚くほどスムーズにしてくれる機能群です。特に感動したのが、PCとタブレット間でファイルをドラッグ&ドロップするだけで共有できる「共有ハブ機能」でした 。これまでクラウドストレージやメールを介して行っていた面倒なファイル転送が、まるで一つのOS上で作業しているかのようにシームレスに行え、作業効率が大きく向上しました。
さらに強力なのが、このタブレットをWindows PCのサブモニターとして利用できる機能です。出張先やカフェでノートPCを広げた際に、12.7インチの美しい3Kディスプレイを作業領域として追加できるため、複数のウィンドウを同時に参照したい作業が非常にはかどりました。Wi-Fi経由での接続も可能ですが、私の環境では時折表示がカクつくことがありました。
しかし、USB Type-Cケーブルで有線接続(DP接続)することで、遅延のない非常に安定した映像出力ができるため、本格的な作業には有線接続をおすすめします。この機能はLenovo製以外のPCでも利用できるため 、多くのユーザーにとって価値ある機能だと感じました。
学習から仕事まで、生産性を高める独自機能
Idea Tab Proは、日々の様々なシーンで役立つLenovo独自の機能を多数搭載しています。
Easy Jot: オンライン授業の動画やWeb会議の資料を見ながら、気になった部分にペンで直接メモを書き込み、画像として保存できる機能です。動画を一時停止し、その瞬間の画面に自分の考えを書き加えられるので、学習内容の理解が格段に深まりました。
読み上げモード: 電子書籍を読む際に、画面の色調を紙の本のように調整してくれる機能です。「色彩効果」と「白黒効果」から選べ、特に夜間に読書をする際に目の疲れが明らかに軽減されるのを感じました。
Lenovo TurboSystem: システムの動作を最適化し、アプリの起動を高速化したり、バッテリーの消費を抑えたりする独自の技術です。この機能のおかげで、複数のアプリを同時に使っても動作が安定しており、常にサクサクとした快適な操作感が得られます。
多才なセンサー群が体験を豊かにする
Lenovo Idea Tab Proは、基本的な加速度センサーやジャイロセンサーに加え、画面の明るさを周囲の光に合わせて自動調整するRGBセンサーなど、多彩なセンサーを内蔵しています。これにより、タブレットの向きを変えた際の画面の自動回転がスムーズなだけでなく、どんな照明環境下でも常に見やすい輝度でコンテンツを楽しむことができます。これらのセンサー群が連携することで、ユーザーが意識することなく、常に快適なタブレット体験が提供されています。
マスク時代に嬉しい、デュアル生体認証
日々のロック解除をスムーズに行えるかどうかは、タブレットの満足度を大きく左右します。その点、Idea Tab Proは「顔認証」と、電源ボタン一体型の「指紋認証」の両方に対応しており、非常に快適でした。
屋外でマスクをしている時は指紋認証で素早くロックを解除し、自宅ではタブレットに顔を向けるだけでロックが解除されます。指紋センサーのサイズはやや小さいものの、認証精度は高く、失敗することはほとんどありませんでした。顔認証も高速で、ストレスなく利用できます。このデュアル生体認証は、あらゆる状況でスムーズなアクセスを可能にする、本機の隠れた魅力の一つです。
このデュアル生体認証は、顔認証のみに対応するLenovo Tab Plusと比較すると、明確なアドバンテージとなります。Tab Plusではマスク装着時や寝室などの暗い場所で、PINコードやパターンを入力する手間が発生しますが、Idea Tab Proならどんな状況でも指紋センサーで瞬時にアクセスできます。この些細ながらも日常的な利便性の差は、本機を選ぶ大きな理由の一つになるでしょう。
<生体認証の違い>
- Lenovo Idea Tab Pro:指紋認証、顔認証
- Lenovo Tab Plus:顔認証のみ
<Lenovo Idea Tab ProのOS・機能 仕様>
- OS: Android 14
- アップデート保証: OSメジャーアップグレード2回(Android 16まで)、4年間のセキュリティアップデート(2029年まで)
- 独自機能: Easy Jot, 読み上げモード, Lenovo TurboSystem, Lenovo Smart Connect
- センサー: 指紋センサー, 加速度センサー, ジャイロセンサー, RGBセンサー, GPS, Glonass, Galileo
- 生体認証: 顔認証, 指紋認証(電源ボタン一体型)
まとめ:OSと機能
- 第一印象: 長期的なアップデート保証と、学習や仕事に役立つ実用的な独自機能が満載
- OS: クセのないUIで直感的に操作でき、Android 16までのアップグレードと2029年までのセキュリティ更新で将来も安心
- 独自機能: ペンとの連携が光る「Easy Jot」やPC連携「Smart Connect」など、生産性を高める機能が充実
- 比較: アップデート保証期間の長さでTab Plusより優位に立ち、長期的な利用を考えるユーザーにとって魅力的
- 生体認証: 顔認証と指紋認証の両方に対応し、あらゆるシーンでスムーズなロック解除が可能
- 総括: ハードウェアの性能を最大限に引き出し、ユーザーの生産性と快適性を高める工夫が凝らされたソフトウェア設計
Lenovo Idea Tab ProとLenovo Tab Plusの違い:スペック比較
「Lenovo Idea Tab Pro」と「Lenovo Tab Plus」は、同じLenovo製のAndroidタブレットですが、その性能やコンセプトには明確な違いがあります。ここでは、それぞれのスペックを項目別に比較し、どのような違いがあるのかを詳しく解説します。
OSとサポート期間(アップデート保証)
- Lenovo Idea Tab Pro: Android 14を搭載。Android 16までのOSアップグレード2回と、2029年までの4年間のセキュリティアップデートが保証されています。
- Lenovo Tab Plus: Android 14を搭載。OSやセキュリティアップデートの具体的な保証期間に関するメーカーからの明記はありません。
- 違い: 長期間安心して使えるという点では、アップデート保証が明記されているIdea Tab Proが明確に優位です。
プロセッサー(SoC)
- Lenovo Idea Tab Pro: MediaTek Dimensity 8300(高性能ミドルハイレンジ)。
- Lenovo Tab Plus: MediaTek Helio G99(効率重視ミドルレンジ)。
- 違い: プロセッサーの処理性能には大きな差があり、ゲームやクリエイティブな作業など、高負荷な処理はIdea Tab Proが圧倒的に得意です。
ディスプレイ
- Lenovo Idea Tab Pro: 12.7インチ 3K (2944×1840)、リフレッシュレート144Hz。
- Lenovo Tab Plus: 11.5インチ 2K (2000×1200)、低ブルーライト認証。
- 違い: Idea Tab Proの方が画面が大きく高精細で、表示も非常に滑らかです。一方、Tab Plusは目の疲れを軽減する仕様が特徴です。
メモリとストレージ
- Lenovo Idea Tab Pro: 8GB LPDDR5X(高速規格)、256GBストレージ。
- Lenovo Tab Plus: 8GB LPDDR4x、256GBストレージ。
- 違い: メモリの規格が異なり、Idea Tab Proの方が高速なデータ処理が可能です。
オーディオ
- Lenovo Idea Tab Pro: JBLスピーカー4基、Dolby Atmos対応。
- Lenovo Tab Plus: JBLスピーカー8基、Dolby Atmos、ハイレゾ対応、Bluetoothスピーカーモード搭載。
- 違い: スピーカー数やハイレゾ対応など、音質に関してはTab Plusが明確に特化しており、より迫力のあるサウンド体験が可能です。
バッテリー
- Lenovo Idea Tab Pro: 10200mAh、駆動時間 約11時間。
- Lenovo Tab Plus: 8600mAh、駆動時間 約12時間。
- 違い: Idea Tab Proの方が大容量ですが、プロセッサーの電力効率により、公称の駆動時間はTab Plusの方がわずかに長くなっています。
ペン
- Lenovo Idea Tab Pro: 高機能な「Lenovo Tab Pen Plus」が標準で付属します。
- Lenovo Tab Plus: ペンは別売りです。
- 違い: 手書き機能やイラスト制作をすぐに始めたい場合、ペンが標準付属するIdea Tab Proに大きなアドバンテージがあります。
サイズ・重量・カラー
- Lenovo Idea Tab Pro: 約 291.8 x 189.1 x 6.9 mm、約620g、ルナグレー。
- Lenovo Tab Plus: 約 268.3 x 174.3 x 7.8~13.6mm、約650g、ルナグレー。
- 違い: Idea Tab Proの方が薄く軽量です。Tab Plusはキックスタンドがある分、厚みと重量が増しています。
耐久性
- Lenovo Idea Tab Pro: IP52の防塵防滴に対応。
- Lenovo Tab Plus: IP52の防塵防滴に対応。
- 違い: 耐久性に関する等級は同じです。
まとめ
結論として、Lenovo Idea Tab Proは、高性能なプロセッサー、大画面・高精細なディスプレイ、標準付属のペン、そして手厚いアップデート保証が魅力の、あらゆる用途に対応できる高性能な万能タブレットです。学習やクリエイティブな作業、最新ゲームまで快適にこなしたいユーザーに適しています。
一方、Lenovo Tab Plusは、8基のスピーカーがもたらす圧倒的なサウンド体験と、キックスタンド一体型デザインによる利便性に特化した、エンターテインメントを楽しむためのタブレットと言えます。特に動画や音楽を最高の音質で楽しみたいユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
Lenovo Idea Tab Proのメリット・デメリット
Lenovo Idea Tab Proは、高性能と優れたコストパフォーマンスを両立させた、非常に魅力的なタブレットです。しかし、他のタブレットと比較することで、その真の長所と、いくつかの弱点が見えてきます。ここでは、具体的な機種と比較しながら、本機のメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:ハイエンドに匹敵する圧倒的なパフォーマンス
本機最大の魅力は、性能の要である「MediaTek Dimensity 8300」プロセッサーがもたらす圧倒的なパフォーマンスです。これは、Lenovo Tab PlusやAlldocube iPlay 60 Pad Proに搭載されている「Helio G99」とは比較にならないほどの処理能力を持ち、負荷の高い3Dゲームや動画編集も快適にこなします。
最上位モデルであるLenovo Yoga Tab Plusの「Snapdragon 8 Gen 3」には及ばないものの、それに次ぐ快適な操作感を手頃な価格で体験できます。高速なLPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージも搭載しており、アプリの起動からファイルの読み書きまで、あらゆる動作が驚くほどスムーズです。
メリット2:3K/144Hzの美麗で滑らかなディスプレイ
Idea Tab Proが搭載する12.7インチの3K(2944×1840)ディスプレイは、同価格帯のタブレットの中でも頭一つ抜けた美しさを誇ります。解像度はTeclast T65 MaxのフルHDを大きく上回り、ALLDOCUBE Ultra Padと同等の精細さを実現しています。
さらに、最大144Hzのリフレッシュレートに対応しているため、Webサイトのスクロールや対応ゲームの映像が驚くほど滑らかです。これは、90HzのAlldocube iPlay 60 Pad ProやBlackview MEGA 8と比較しても、その差は明らかです。美しい映像と滑らかな操作感を両立したディスプレイは、エンターテインメント体験を格段に向上させてくれます。
メリット3:高機能ペン標準付属による優れたコストパフォーマンス
通常は別売りであることが多い高性能なスタイラスペン「Lenovo Tab Pen Plus」が、標準で付属している点も大きなメリットです。4096段階の筆圧検知に対応したペンが箱から出してすぐに使えるため、手書きメモやイラスト制作を始めたいユーザーにとって、追加の出費なしで済むのは非常に魅力的です。
Lenovo Tab PlusやALLDOCUBE Ultra Padではペンは別売りです。最初から全てが揃っているIdea Tab Proは、創造的な活動を始めたいユーザーにとって、最高のコストパフォーマンスを提供します。
メリット4:長期アップデート保証と最新の通信規格
Android 16までのOSアップグレードと2029年までの長期的なセキュリティアップデートが保証されているため、安心して長く使い続けることができます。これは、アップデートの保証が不透明なことがある一部の低価格タブレットに対する明確な優位点です。
また、最新の通信規格であるWi-Fi 6Eに対応している点も見逃せません。Wi-Fi 5に留まるLenovo Tab PlusやTeclast T65 Maxと比較して、対応ルーター環境下ではより高速で安定した通信が可能です。
【デメリット】
デメリット1:イヤホンジャックの非搭載
近年のデジタデバイスの傾向ではありますが、本機には3.5mmイヤホンジャックが搭載されていません。有線のイヤホンやヘッドホンを使いたい場合は、USB Type-Cからの変換アダプタが別途必要になります。
Alldocube iPlay 60 Pad ProやTeclast T65 Maxといったモデルにはイヤホンジャックが搭載されており、充電しながら有線イヤホンで音楽を聴きたいユーザーにとっては、これらの機種の方が便利に感じるかもしれません。
デメリット2:モバイル通信(セルラーモデル)の非対応
Idea Tab ProはWi-Fi専用モデルであり、SIMカードを挿入して単体でデータ通信を行うことはできません。外出先でインターネットに接続するには、スマートフォンのテザリングやモバイルWi-Fiルーターが必要です。
Alldocube iPlay 60 Pad ProやBlackview MEGA 8は4G LTE通信に対応したセルラーモデルが存在します。Wi-Fi環境がない場所でも頻繁にタブレットを使いたいユーザーにとっては、これらの機種の方が適しています。
デメリット3:オーディオ性能は特化モデルに及ばず
JBLがチューニングした4つのスピーカーは、タブレットとしては非常に高音質です。しかし、音質に徹底的にこだわったモデルと比較すると、一歩譲る面もあります。特に、同じLenovoのLenovo Tab Plusは、スピーカーを8基も搭載したサウンドバーのような設計になっており、低音の迫力や音の厚みでは、明らかにTab Plusに軍配が上がります。最高の音質で映画や音楽に浸りたいのであれば、Tab Plusの方が満足度は高いでしょう。
デメリット4:カメラ性能はあくまで補助的
本機のカメラは、ビデオ通話や資料の記録といった用途では十分な性能を持っています。しかし、スマートフォンのように美しい写真を撮影することを目的としたものではありません。
例えば、Blackview MEGA 8は5000万画素のメインカメラを搭載しており、タブレットとしては非常に高いスペックを誇ります。Idea Tab Proのカメラ性能は、あくまでビデオ通話やメモ代わりといった補助的な役割と割り切るのが賢明です。
デメリット5:microSDカードスロット非搭載の最上位モデルとの差
Idea Tab Proは最大1TBのmicroSDカードに対応しており、ストレージ容量を柔軟に拡張できるのが魅力です。しかし、最上位モデルであるLenovo Yoga Tab Plusは、より高性能なプロセッサーや優れたカメラを搭載する一方で、microSDカードスロットを搭載していません。性能を追求すると拡張性が犠牲になる場合もあり、Idea Tab Proは高い性能と拡張性を両立した、バランスの取れたモデルと言えます。
Lenovo Idea Tab Proのスペック(仕様)一覧
- 型番 製品番号: ZAE40096JP
- ディスプレイ: 12.7インチ、解像度2944 x 1840 ドット
※3K/輝度400 nit/マルチタッチパネル - Widevine L1: 対応
- プロセッサ: MediaTek Dimensity 8300
※4nm/8コア/最大3.35GHz - GPU: Arm Mali-G615 MP6
- タッチサンプリングレート: 360Hz
- メモリ: 8GB LPDDR5X (オンボード)
- ストレージ: 256 GB UFS 4.0
- バッテリー: 10200 mAh リチウムイオンポリマー
- 駆動時間: 約 11時間
- 充電: 45W急速充電
- 電源アダプター: 45W、付属
- 背面カメラ: 1300万画素カメラ AF
- 前面カメラ: 800万画素カメラ FF
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 、Bluetooth 5.3
- インターフェース: USB 3.2 Type-Cポート(DP映像出力に対応)、microSDメディアカードリーダー、スマートコネクター、ボリュームボタン、キーボード位置決め用穴、パワーボタン
- センサー: 指紋センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、RGB センサー、GPS、 Glonass、Galileo
- スピーカー: 4 つの JBL スピーカー
- オーディオ: Dolby Atmos
- スタイラスペン: Lenovo Tab Pen Plus(付属)
- キーボード: キーボードパック(別売)、ThinkPad風、内蔵トラックパッド、0.2mmのキートップ、1.5mmのキーストローク
- ケース: フォリオケース(別売)※日本での販売予定は現在ありません
- Office ソフトウエア: なし
- 機能: Google Gemini の AI 機能 、読み上げモード 、Easy Jot機能 、Lenovo TurboSystem 、Lenovo Smart Connect
- OS: Android 14 (※2回のOSメジャーアップグレードでAndroid 16へ、2029年まで4年間のセキュリティアップデート予定)
- サイズ: 約 291.8 x 189.1 x 6.9 mm
- 重量: 約 620g
- カラー: ルナグレー
- 付属品: マニュアル類、AC アダプター、USB ケーブル、カードスロットピン、Lenovo Tab Pen Plus
Lenovo Idea Tab Proの評価
8つの評価基準でLenovo Idea Tab Proを5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
12.7インチの3K高解像度ディスプレイは非常に精細で、144Hzのリフレッシュレートによる滑らかな表示は感動的です。ただし、視野角がやや狭く感じる点と、屋外での視認性は少し物足りません。
スペック:★★★★★
ミドルハイクラスとは思えないほど高性能な「MediaTek Dimensity 8300」を搭載。高速なメモリとストレージも相まって、あらゆる動作が驚くほど快適です。
デザイン:★★★★☆
薄型でスタイリッシュなユニボディは高級感があります。一方で、大画面ゆえの約620gという重量は、人によっては片手での長時間の利用をためらわせるかもしれません。
耐久性: ★★★★☆
しっかりとしたユニボディ構造に加え、IP52の防塵防滴に対応しており、日常生活における多少のアクシデントにも耐えうる安心感があります。
通信:★★★★★
最新規格のWi-Fi 6Eに対応しているため、対応環境下では非常に高速で安定した通信が可能です。Bluetoothも新しい5.3規格に対応しています。
機能:★★★★★
高機能なペンが標準で付属するうえ、AIを活用した「かこって検索」やPC連携「Smart Connect」など、生産性を高める便利な機能が満載です。
使いやすさ:★★★★☆
クセのないOSと、指紋・顔の両方に対応した生体認証で日々の操作は快適です。ただ、大画面と重量から、手軽に持ち運んで使うには少し工夫が必要です。
価格:★★★★★
これだけの高性能なプロセッサーと高精細なディスプレイ、多機能なペンまで付属して5万円台というのは、驚異的なコストパフォーマンスと言えます。
総評:★★★★☆
ミドルハイの価格でハイエンドに迫る万能タブレット
Lenovo Idea Tab Proは、「価格以上の価値」をまさに体現した一台です。最大の魅力は、その圧倒的なコストパフォーマンスにあります。性能の要である「MediaTek Dimensity 8300」プロセッサーは、負荷の高い3Dゲームや4K動画編集さえも快適にこなすほどのパワーを持ち、最新のハイエンドモデルに迫る性能を、ミドルハイクラスの価格で実現しています。
12.7インチの3Kディスプレイは、息をのむほど美しく、144Hzのリフレッシュレートによる滑らかな操作感は、一度体験すると元には戻れません。さらに、4096段階の筆圧検知に対応した高機能な「Lenovo Tab Pen Plus」が標準で付属するため、購入したその日から手書きメモやイラスト制作を始められるのも大きな利点です。
利用シーンを選ぶサイズ感といくつかの注意点
もちろん、完璧な製品ではありません。約620gという重量と12.7インチのサイズは、携帯性よりも据え置きでの利用に向いています。喫茶店や自宅のデスクでじっくり作業したり、ソファで映画を楽しんだりといったシーンでは最高のパートナーとなりますが、通勤電車の中で片手で使うといった用途には不向きです。
また、視野角がやや狭いため、複数人で画面を覗き込むような使い方には最適とは言えません。しかし、これらの点は、本機の持つ圧倒的なパフォーマンスと機能性を考えれば、十分に許容できるトレードオフと言えるでしょう。
こんな人におすすめ
エンターテインメントの消費だけでなく、イラスト制作や動画編集、学習、仕事といった「創造的な活動」にもタブレットをフル活用したい。それでいて、価格は抑えたい。そんな欲張りなニーズに応えてくれる、現時点で最もバランスの取れた選択肢の一つです。
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Lenovo Idea Tab Proの価格・購入先
※価格は2025/10/13に調査したものです。価格は変動します。
※Lenovo Idea Tab Proはレノボ公式サイトや楽天市場などのECサイトで販売されています。
レノボ公式サイト
52,580円(税込・送料無料)、
で販売されています。
レノボ公式サイトで「Lenovo Idea Tab Pro」をチェックする
※支払い方法はクレジットカード、銀行振り込み、Amazon Payです。
ECサイト
- Amazonで52,580円(税込)、
- 楽天市場で57,800円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで57,800円(送料無料)、
- 米国 Amazon.comで$359.99、
で販売されています。
Amazonで「Lenovo Idea Tab Pro」をチェックする
楽天市場で「Lenovo Idea Tab Pro」をチェックする
ヤフーショッピングで「Lenovo Idea Tab Pro」をチェックする
米国 Amazon.comで「Lenovo Idea Tab Pro」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
「Lenovo Idea Tab Pro」に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
REDMI Pad 2 Pro
シャオミから発売された12.1インチのタブレットです(2025年9月26日 発売)。
Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon® 7s Gen 4 モバイルプラットフォーム、6GB または 8GB LPDDR4X メモリ、2.5K クリスタルクリアディスプレイ(※マットガラスもあり)、128GB または 256GB UFS 2.2ストレージ、12000mAhバッテリー、背面800万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。
また、連携機能(Home screen+、共有クリップボード、通話同期、ネットワーク同期)、33W急速充電、最大27Wの有線リバース充電、ウェットタッチテクノロジー、Redmi スマートペン(別売)、REDMI Pad 2 Pro キーボード(別売)に対応。
クアッドスピーカー、Dolby Atmos®対応、顔認証、最大2TBまでのストレージ拡張、TÜV Rheinlandによる各種アイケア認証、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、5G通信(※対応モデルのみ)にも対応しています。
価格は、Amazonで35,980円(Wi-Fi・6GB+128GB・税込)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,980円、AliExpressで73,876円、です。
関連記事:REDMI Pad 2 Pro 徹底レビュー!新CPUで進化?先代と比較・評価
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ALLDOCUBE Ultra Pad
ALLDOCUBEから発売された12.95インチのタブレットです(2025年9月10日 発売)。
ALLDOCUBE OS 4.1 (Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3、12GB LPDDR5X メモリ、2880×1840液晶、256GB UFS 3.1ストレージ、15,000 mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面5MPカメラを搭載しています。
また、AI機能(「Cube AI」、「Hi, Coo-bee!」、。「AIライター」、「AI会議アシスタント」、Google「Gemini」、DeepSeek、ChatGPT)、PCデスクトップモード8スピーカー(DTSオーディオ対応)、33W PD急速充電、DP映像出力、リフレッシュレート: 最大144Hz、専用スタイラスペン(4096段階筆圧検知、別売)、専用キーボード(別売)に対応。
ゲームモード、ジェスチャー操作、仮想メモリ(最大12GBまで)、microSDカードでのストレージ拡張(最大1TBまで)、Widevine L1、USB Type-C (USB 3.1 Gen2) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、Amazonで48,999円(クーポン適用)、楽天市場で54,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,800円、AliExpressで53,161円、です。
関連記事:ALLDOCUBE Ultra Pad徹底レビュー!大画面で高速だが欠点もあり
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Galaxy Tab S10 Lite
Samsungから発売された10.9インチのタブレットです(2025年9月19日 発売)。
Android 15(One UI)、Exynos 1380、6GB メモリ、TFT液晶、128GBストレージ、8,000mAhバッテリー、背面8MPカメラ、前面5MPカメラ、microSDカードスロットを搭載しています。
また、Sペン対応(付属品)、AI機能(Galaxy AIキー、AI消しゴム、かこって検索、数式ソルバー、Bixby、Google Gemini)、最大2TBまでのストレージ拡張、25W 急速充電、デュアルスピーカー(Dolby Atmos対応)に対応。
キーボード(別売・Book Cover Keyboard、Book Cover Keyboard Slim)、リフレッシュレート 最大90Hz、「RAM Plus」機能、DeXモード、フルHDの動画撮影(1920 x 1080 px、@30fps)、USB Type-C (USB 2.0)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで51,052円(税込)、楽天市場で49,830円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,470円、米国 Amazon.comで$319.99、です。
関連記事:Galaxy Tab S10 Lite徹底レビュー!FEより優れた点と欠点は?
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Xiaomi Pad 7
Xiaomiから発売された11.2インチのタブレットです(2025年3月13日 発売)。
Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platform、8GB LPDDR5X メモリ、3.2Kの11.2インチ 液晶(3200×2136)、128GB/256GB UFS 3.1/4.0ストレージ、8850 mAhバッテリー、背面1300万画素カメラ、前面800万画素カメラを搭載しています。
また、Xiaomi HyperAI(AI音声/アート/電卓/文章生成)、Google Gemini連携、Xiaomi HyperConnect、ワークステーションモード、最大144Hz 可変リフレッシュレート、45W ターボチャージ、クアッドスピーカー(200%音量アップ)、Dolby Atmosサウンド、Miracast対応映像出力、
Xiaomi フォーカスペン対応 (低遅延, 8192段階筆圧感知, 別売)、Xiaomi Pad 7/7 Pro フォーカスキーボード対応 (フローティング, ヒンジ, 無段階調整, バックライト, タッチパッド, 別売)、USB Type-C 3.2 Gen 1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、に対応しています。
価格は、Amazonで53,955円(税込)、楽天市場で53,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,520円、AliExpressで51,301円、米国 Amazon.comで$391.14、です。
関連記事:Xiaomi Pad 7を徹底レビュー!AI機能、評価、価格、Pad 6比較
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iPad Air(M3)
Appleから発売された11インチ/13インチのタブレットです(2025年3月12日 発売)。
iPadOS 18、Apple M3チップ、8GBメモリ、128GB/256GB/512GB/1TBストレージ、11インチ: 28.93Whバッテリー/13インチ: 36.59Whバッテリー (リチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、最大10時間駆動)、背面12MP広角カメラ、前面12MPセンターフレームカメラを搭載しています。
また、Apple Intelligence、Apple Pencil (第2世代/USB-C※別売)、Apple Pencil Pro(別売)、Magic Keyboard (別売) 、Apple Pay、音声操作 Siri、Smart Connector、Touch ID(指紋認証)、20W USB-C電源アダプタ(同梱)、
USB-Cポート (充電, DisplayPort映像出力, 最大10Gb/s)、eSIM、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、Cellularモデル: 5G (sub-6 GHz)、ギガビットLTE、に対応しています。
価格は、Amazonで98,800円~(税込)楽天市場で98,468円(送料無料)、ヤフーショッピングで86,500円、です。
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OPPO Pad 3 Matte Display Edition
OPPOから発売された約11.6インチのタブレットです(2025年6月26日 発売)。
MediaTek Dimensity 8350、8GB LPDDR5X メモリ、約11.6インチ LCD (LTPS)、256GB UFS 4.0 ストレージ、9520 mAhバッテリー、背面約800万画素カメラ、前面約800万画素カメラを搭載しています。
また、「AI機能 (ドキュメント要約・翻訳、写真編集など)」、O+ Connect、マルチウィンドウビュー、67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応、クアッドスピーカー、Holo Audio、OPPO Pencil 2 (別売り)、OPPO Pad 3 Smart Keyboard (別売り)、USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで79,800円、楽天市場で79,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで79,800円(中古)、です。
関連記事:OPPO Pad 3 Matte Display Edition 徹底レビュー!先代からの進化点と欠点
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Lenovo Yoga Tab Plus
Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 発売)。
Android 14(2回のメジャー OS アップグレード)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、16GB LPDDR5X メモリ、3K液晶(2944 x 1840)、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、背面13MP + 2MP の2眼カメラ、前面13MP フロントカメラを搭載しています。
また、Lenovo AI Now、共有機能(クロスコントロール、共有ハブ、デバイス連携)、Harman Kardonの6つのスピーカー、ドルビー・アトモス、デュアルマイク、DP映像出力、Miracast、144Hzのリフレッシュレート、45W急速充電、Lenovo Tab Pen Pro(付属)、専用のキーボードパック(別売)、USB 3.2 Type-C ポート、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで86,680円(税込)、楽天市場で76,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで85,240円、です。
関連記事:Lenovo Yoga Tab Plusレビュー!AI Now搭載タブレットの驚愕の性能とは?
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他のレノボ タブレットと比較
他にもレノボのタブレットが販売されています。2025、2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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その他のおすすめAndroidタブレットは?
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