2023年11月に発売された「MeLe Overclock4C」と話題の超小型PCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
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「MeLe Overclock4C」の特徴
「MeLe Overclock4C」の特徴をまとめてみました。
インテル N95・最大32GBメモリ・冷却システム
「MeLe Overclock4C」は第12世代 (Alder Lake-N) のインテル N95プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大3.4GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約5400 (第6世代Core i5 / Intel N100 と同等のスコア)を記録しています。
また、8GB/16GB/32GB DDR4-3200MHzメモリを搭載し、スムーズに動作。最大32GBまでの拡張にも対応しています。そのほか、冷却システムを搭載。冷却ファン、純銅パイプ、熱伝導性エンジニアリングプラスチックを採用し、本体を強力に冷却できます。
最大512GB M.2 SSD・最大4TBの拡張・PD3.0対応
「MeLe Overclock4C」は128GB/256GB/512GB eMMCストレージを搭載。microSDカードで最大2TBまで拡張することもできます。また、M.2 2280 NVMe SSDの拡張スロットを搭載。最大4TBまでストレージ容量を増やすことができます。
そのほか、PD3.0に対応した電源用のUSB-Cポートを1つを搭載。10Gbpsの高速転送に対応した2つのUSB3.2 Gen 2 ポートと1つのUSB 2.0 ポートを搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。
フル機能USB-C・4K 3画面出力・Wi-Fi 6
「MeLe Overclock4C」はフル機能のUSB-C 3.2 Gen 2ポートを1つ搭載。10G bpsの高速なデータ転送のほか、DP1.4の映像出力、PD3.0の電源入力に対応しています。また、4K出力に対応した2つのHDMI 2.0 ポートを搭載。USB-Cポートと組み合わせて3画面出力も利用できます。
そのほか、次世代通信規格「Wi-Fi 6」とBluetooth 5.2によるワイヤレス接続、1Gのギガビット有線LAN 通信に対応。本体はサイズ 178 mm x 93.5 mm x 21 mmの超小型ボディで、モニターの背面にも設定できるVESAマウントにも対応しています。
公式ページ : MeLE-Technology Enriches Life
価格を比較
「MeLe Overclock4C」と「GOLE1 PRO」、「MINISFORUM EM680」、「GMKtec NucBox 7」の価格を比較してみました。
「MeLe Overclock4C」
「MeLe Overclock4C」は、Amazonで34,999円(税込・6500円 OFFクーポン付き)、ヤフーショッピングで45,357円、
AliExpressでUS $198.79 (日本円で約29404円)、米国 Amazon.comで $$269.99 ($50 OFFクーポン付き)、で販売されています。
「GOLE1 PRO」
「GOLE1 PRO」は、Amazonで31,600円(税込)、楽天市場で41,100円 (税込・送料無料)、ヤフーショッピングで40,293円(税込・送料無料)、AliExpressでUS $206.97(日本円で約30943円)、米国 Amazon.comで$299.99 ($70 OFFクーポン付き)で販売されています。
「MINISFORUM EM680」
「MINISFORUM EM680」は、Amazonで66,384円 (税込・セール価格)、楽天市場で67,980~71,580円、ヤフーショッピングで76,900円(送料無料)、AliExpressでUS $428.49 (日本円で約64,062円)、米国 Amazon.comで$439.99、MINISFORUM公式サイトで69,980円(32GB+512GBモデル・32GB+1TBモデルは73,980円)で販売されています。
「GMKtec NucBox 7」
「GMKtec NucBox 7」は、Amazonで27,992円 (税込・6000円 OFFクーポン付き・セール価格・Pentium Silver N6005)、楽天市場で36,600円(税込・送料無料)、米国 Amazon.comで$149.00 (日本円で約22276円)、GMKtec公式サイトで$209.79 (日本円で約31365円)で販売されています。
スペックを比較
「MeLe Overclock4C」と「GOLE1 PRO」、「MINISFORUM EM680」、「GMKtec NucBox 7」のスペックを比較してみました。
「MeLe Overclock4C」のスペック
- プロセッサ 第12世代(Alder Lake) Intel N95
※10nm/64bit/4コア/4スレッド/最大3.40GHz/TDP15W - GPU インテル UHD グラフィックス 1.2GHz
- RAM(メモリ) 8GB/16GB/32GB DDR4-3200MHz
- 拡張メモリ 最大32GBまで
- ストレージ 128GB/256GB/512GB eMMC
- 拡張ストレージ M.2 2280 NVMe SSDで最大4TBまで、micro SDカードで最大2TBまで
- 電源 ACアダプター(12V/3A)、PD3.0
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、MU-MIMO
- 有線LAN ギガビットイーサネット(10/100/1000Mbps)
- インターフェース USB-C 3.2 Gen 2 (フル機能/DP1.4/PD3.0) ×1、USB-C (電源用/PD3.0) ×1、USB3.2 Gen 2 (10Gbps) ×2、USB 2.0 (480Mbps) ×1、HDMI 2.0 (4K/60Hz) ×2、microSDカードスロット、有線LAN端子(RJ-45)、3.5mmオーディオジャック、ケンジントンスロット、DCポート
- 映像出力 3画面出力 (USB-C、HDMI)、4K UHD(4096 x 2160 @60Hz)
- 冷却システム 冷却ファン、純銅パイプ、熱伝導性エンジニアリングプラスチック、静音
- VESAマウント 対応
- OS Windows 11 Pro ※プリインストール済み、Linux (Ubuntu、Debianをサポート)
- サイズ 178 mm x 93.5 mm x 21 mm
- 重量 不明(200-300g程度)
- カラー ブラック
- 付属品 12V/3A電源アダプター、ULプラグ、VESAマウント、ユーザーマニュアル
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「GOLE1 PRO」のスペック
- ディスプレイ 5.5インチ、解像度720 x 1280 ドットのIPS
※HD/5点マルチタッチ - プロセッサ 第10世代のIntel Celeron J4125 クアッドコア
※14nm/64bit/4コア/4スレッド/最大2.70 GHz - GPU Intel UHD Graphics 600
- RAM (メモリ) 8GB LPDDR4
- ストレージ 128GB eMMC
- 外部ストレージ microSDカードで最大256GBまで
- バッテリー 1700mAh /3.7V
- 駆動時間 フルHDの動画再生時で2~3時間
- 充電 Type-C, 12V3A
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 1000Mbps ギガビットLAN
- インターフェース Type-C (電源用)1 x1、USB3.0 x4、HDMI x2、TFカードスロット x1、3.5mmイヤホンhジャック、有線LAN端子
- スピーカー 内蔵
- マイク 内蔵
- 4K映像出力 対応・4K ULTRA HD
- 2台同時出力 対応(HDMI)
- セキュリティ TPM 2.0
- 冷却ファン なし・ファンレス設計
- OS Windows 11 Pro
- サイズ 142 × 91 × 19mm
- 重量 200 g
- カラー グレー
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「MINISFORUM EM680」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
※6nm/ZEN 3+/RDNA 2/8コア/最大4.7GHz/TDP15~32W - GPU AMD Radeon 680M 2200MHz
- RAM(メモリ) 16GB or 32GB LPDDR5‐6400MHz オンボード
- ストレージ 512GB M.2 2230 PCIe4.0 SSD ×1
- 外部ストレージ TFカートで拡張可能
- 電源 65W GaN Type-C (電源アダプター含み)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3 (Intel killer AX1675 オンボード)
- インターフェース USB4 Type-C (Alt PD/電源供給/40Gbps/DP映像出力) ×2、USB3.2 Type-A (Gen2) ×3、HDMI 2.1 ×1、3.5mmコンボジャック ×1、TF カートスロット ×1、DMIC ×1、Clear CMOS ×1
- 映像出力 8K 3画面出力、HDMI 2.1 (4K@144Hz) ×1、USB4 (8K@60Hz)×2
- オーディオ出力 HDMI ×1/ 3.5mmコンボジャック
- 冷却 COLD WAVE 2.0、アクティブ放熱システム(メモリ、SSD)、静音、TDP28W、液体金属(77度に下げる)、アクティブヒートシンク(69度に下げる)
- 筐体 メタル(金属)
- OS Windows 11 Pro
- サイズ 80×80×43mm
- 重量 不明
- カラー ブラック
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「GMKtec NucBox 7」のスペック
- プロセッサ インテル Pentium Silver N6005
※10nm/4コア/4スレッド/最大3.30 GHz/第11世代 Jasper Lake - GPU Intel UHD グラフィックス (最大 900 MHz)
- RAM(メモリ) 16GB DDR4 LPDDR4x 最大 2933 MHz
- ストレージ M.2 SSD 512GB (SATA 2242)
- 拡張ストレージ M.2 SSD (2242 PCle)で最大1TBまで、microSDカードで最大128GBまで
- 電源 ACアダプター ※オートパワーオン(自動起動)をサポート
※PD充電サポート、モバイルバッテリーからの給電をサポート - カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11ac/a/b/g/n/ax2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 対応・ギガビット有線LAN通信
- インターフェース Type-C (12V/3A・電源用のみ) x1、USB3.2 Gen2 x2、USB3.2 Gen1 x1、HDMI 2.0 (4K@60Hz) x3、microSDカードスロット x1、有線LAN端子 x2、3.5mmオーディオジャック
- 4K映像出力 対応
- 冷却ファン 内蔵
- VESAマウント 対応(ブラケットを含む)
- OS Windows 11 Pro ※Linux/Ubuntuサポート
- サイズ 87 × 87 × 39.5mm
- 重量 不明
- カラー ダークグレー
関連記事: 「GMK NucBox 7」がセール!人気の低価格ミニPCを徹底 比較
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ベンチマークを比較
「MeLe Overclock4C」と「GOLE1 PRO」、「MINISFORUM EM680」、「GMKtec NucBox 7」のベンチマーク スコアを比較してみました。
「MeLe Overclock4C」
<CPU> Intel N95
Passmarkによるベンチマークスコアは「5426」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「781」、マルチコアで「1978」。
<GPU> インテル UHD グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「1044」。
<プロセッサ性能を解説>
10nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大3.40GHz駆動のインテル N95(第12世代(Alder Lake-N))を搭載し、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約5400を記録しています。このスコアは第6世代のCore i5と同じくらいになります。
同じプロセッサは「GMKtec NucBox G1」、「Beelink Mini S12」、「TRIGKEY G4」などにも搭載されています。
GPUは第12世代のインテル UHD グラフィックスで、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約1000を記録しています。
性能的にはOffice文書作成、ネットでの調べもの、音楽や動画の再生、画像の編集、テレワーク、オンライン授業などで快適に動作します。
グラフィック性能は比較的高めなので軽めの動画編集ソフトも使用できます。
PCゲームは軽めのものだけ動作します。具体的にはSkyrim、Battlefield 3、Fortniteなど少し古い世代のPCゲームは比較的快適に動作します。
ただし、グラフィックカードを必要とするような高負荷のPCゲームはプレイできないので注意してください。
PS2を含めてPSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。
「GOLE1 PRO」
<CPU> Celeron J4125
Passmarkによるベンチマークスコアは「2983」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「427」、マルチコアで「1375」。
<GPU> Intel UHD Graphics 600
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。
「MINISFORUM EM680」
<CPU> AMD Ryzen 7 6800U
Passmarkによるベンチマークスコアは「20691」(CPU)。
<GPU> AMD Radeon 680M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。
「GMKtec NucBox 7」
<CPU> Pentium Silver N6005
Passmarkによるベンチマークスコアは「5383」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「700」、マルチコアで約「2200」。
<GPU> Intel UHD グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「1300」前後。
「MeLe Overclock4C」のメリット・デメリット
「MeLe Overclock4C」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・最大32GB DDR4 メモリを搭載
「MeLe Overclock4C」は8GB/16GB/32GB DDR4-3200MHzメモリを搭載し、スムーズに動作します。また、最大32GBまでの拡張にも対応しています。
一方、「GOLE1 PRO」は8GB LPDDR4メモリ搭載でスムーズに動作します。「MINISFORUM EM680」は16GB/32GB LPDDR5メモリ搭載でスムーズに動作します。「GMKtec NucBox 7」は16GB DDR4メモリ搭載でスムーズに動作します。
・最大512GB eMMCストレージを搭載
「MeLe Overclock4C」は128GB/256GB/512GB eMMCストレージを搭載し、microSDカードで最大2TBまで拡張できます。
一方、「GOLE1 PRO」は128GB eMMCストレージを搭載し、microSDカードで最大256GBまで拡張できます。「MINISFORUM EM680」はPCIe4.0接続の512GB M.2ストレージを搭載しています。「GMKtec NucBox 7」はM.2 SSD 512GB (SATA 2242)ストレージを搭載し、microSDカードで最大128GBまで拡張できます。
・M.2 SSD 拡張スロットを搭載・最大4TBまで拡張できる
「MeLe Overclock4C」は、M.2 2280 NVMe SSDの拡張スロットを搭載し、最大4TBまでストレージ容量を増やすことができます。
一方、「GOLE1 PRO」と「MINISFORUM EM680」はM.2 SSDの拡張スロットを搭載していません。「GMKtec NucBox 7」はM.2 SSD (2242 PCle)で最大1TBまで拡張できます。
・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応
「MeLe Overclock4C」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応しています。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。
一方、「GOLE1 PRO」はWi-Fi 6通信とBluetooth 5.2に対応しています。「MINISFORUM EM680」はWi-Fi 6E、BlueTooth 5.3に対応しています。「GMKtec NucBox 7」はWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しています。
・1000Mbpsのギガビット有線LANに対応
「MeLe Overclock4C」は1000Mbpsのギガビット有線LANに対応し、より安定した高速な通信を利用できます。
一方、「GOLE1 PRO」と「GMKtec NucBox 7」はギガビット有線LAN通信に対応しています。「MINISFORUM EM680」は有線LAN通信に対応していません。
・フル機能のUSB-C 3.2 Gen 2ポートを搭載・DP映像出力、PD3.0電源入力に対応
「MeLe Overclock4C」はフル機能のUSB-C 3.2 Gen 2ポートを1つ搭載し、10G bpsの高速なデータ転送のほか、DP1.4の映像出力、PD3.0の電源入力に対応しています。
一方、「GOLE1 PRO」はUSB-Cポートを搭載していません。「MINISFORUM EM680」は2つのUSB4 Type-C ポートを搭載・8K映像出力、PD給電、40Gbps転送に対応するほか、ケーブル一本でモニターからPC本体に給電できます。「GMKtec NucBox 7」はType-Cポート(電源用のみ)搭載で、PDモバイルバッテリーから給電できるようになっています。
・2つのUSB3.2 Gen 2ポートと1つのUSB 2.0 ポートを搭載
「MeLe Overclock4C」は10Gbpsの高速転送に対応した2つのUSB3.2 Gen 2 ポートと1つのUSB 2.0 ポートを搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。
一方、「GOLE1 PRO」は高速データ転送が可能な4つのUSB3.0ポートが利用できます。「MINISFORUM EM680」は3つのUSB3.2 Type-Aポートを搭載し、10Gbpsの高速転送が利用できます。「GMKtec NucBox 7」は3つのUSB3.2ポート(USB3.2 Gen2 x2、USB3.2 Gen1 x1)を搭載しています。
・4K 3画面出力に対応
「MeLe Overclock4C」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.0ポートを搭載。USB-Cポートと組み合わせて3画面出力も利用できます。
一方、「GOLE1 PRO」は2つのHDMIポートを利用して4K 2画面出力を利用できます。「MINISFORUM EM680」は4K出力に対応したHDMI 2.1 ポートと2つのUSB4 Type-Cポートを組み合わせて8K 3画面出力を利用できます。「GMKtec NucBox 7」は3つのHDMIポート搭載で、4K 3画面出力を利用できます。
・冷却システムを搭載
「MeLe Overclock4C」は冷却システムを搭載しています。また、冷却ファン、純銅パイプ、熱伝導性エンジニアリングプラスチックを採用し、本体を強力に冷却できます。
一方、「GOLE1 PRO」はファンレス設計で冷却システムを搭載していません。「MINISFORUM EM680」は冷却システム「COLD WAVE 2.0」を搭載しています。「GMKtec NucBox 7」は冷却ファンを搭載しています。
・VESAマウントに対応
「MeLe Overclock4C」はモニターの背面にも設定できるVESAマウントに対応しています。
一方、「GOLE1 PRO」と「MINISFORUM EM680」はVESAマウントに対応していません。「GMKtec NucBox 7」はVESAマウントに対応しています。
・超小型サイズ・ブラックカラーを用意
「MeLe Overclock4C」はサイズ 178 mm x 93.5 mm x 21 mmの超小型サイズで、ブラックカラーを用意しています。
一方、「GOLE1 PRO」はサイズ 142 × 91 × 19mm、重さ200gの超小型デザインでグレーカラーを用意しています。「MINISFORUM EM680」はサイズ80×80×43mmの超小型デザインで、ブラックカラーを用意しています。「GMKtec NucBox 7」はサイズ87 × 87 × 39.5mmの小型デザインで、ダークグレーカラーを用意しています。
・ Windows 11 Pro搭載で新機能も使える
「MeLe Overclock4C」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、
「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)
などの機能が追加されています。
一方、「GOLE1 PRO」はWindows 11 Proを搭載し、新機能も使えるようになっています。「MINISFORUM EM680」はWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。「GMKtec NucBox 7」はWindows 11 Proを搭載し、新機能も使えるようになっています。
デメリット
・2.5インチ SATA HDD/SSDで拡張できない
「MeLe Overclock4C」は安価な2.5インチ SATA HDD/SSD で拡張できません。
一方、「GOLE1 PRO」と「MINISFORUM EM680」、「GMKtec NucBox 7」も2.5インチ SATA HDD/SSD で拡張できません。
・USB4ポートがない
「MeLe Overclock4C」は8K映像出力、PD給電、40Gbpsの高速転送を利用できるUSB4ポートを搭載していません。
一方、「MINISFORUM EM680」は2つのUSB4ポートを搭載しています。「GOLE1 PRO」と「GMKtec NucBox 7」はUSB4ポートを搭載していません。
「MeLe Overclock4C」の評価
「MeLe Overclock4C」の評価を紹介します。
スペック:★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★★★
<総合評価>
2022年に発売された「MeLE Quieter3Q」の後継モデルになります。プロセッサを刷新し、インターフェースを大幅に強化したことで、より使いやすい超小型PCになっています。
プロセッサは第12世代のインテル N95で、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約5400を記録しています。このスコアは第6世代のCore i5やIntel N100プロセッサとほぼ同じくらいのスコアです。Celeron J4125搭載の「GOLE1 PRO」と比べると約2倍高い性能で、Pentium Silver N6005搭載の「GMKtec NucBox 7」とはほぼ同じくらいの性能になります。
ゲームはSkyrim、Battlefield 3、FortniteなどのPCゲームがプレイ可能で、一般的な動画編集ソフトも問題なく使えます。「MINISFORUM EM680」の性能にはかないませんが、仕事でも十分に使える性能を備えています。
また、インターフェースにはUSB-C 3.2 Gen 2ポートと電源用のUSB-C ポートを搭載。どちらもPD3.0の電源入力に対応しており、例えばPD3.0のモバイルバッテリーから駆動させたり、モニターの電源を利用してケーブル一本で駆動させることができます。そのほか、4K 3画面出力に対応。通信面ではWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LANに対応しています。
超小型デザインでありながら、通常省略されがちなインターフェース・通信性能をしっかりと備えています。特にUSB-C 3.2 Gen 2ポートでDP映像出力とPD3.0の電源入力に対応している点が非常に便利です。モニターと電源さえあれば、好きな場所に気軽に持ち運んで使用できるというメリットがあります。また、M.2拡張スロットも搭載しており、ストレージ容量を気軽に増やせるというメリットもあります。
「MeLe Overclock4C」の発売時の価格は、35,999円(税込・8000円 OFFクーポン付き)。
実質27,999円で購入できることになり、非常にお買い得。高性能でコスパの高い超小型ミニPCを探している人におすすめです。
「MeLe Overclock4C」のデザイン
一般的なミニPCと違い、「MeLe Overclock4C」は超薄型で、細長い形になっています。
厚さはわずか2.1cm。縦幅17.8 cm、横幅9.35 cmで、Mac miniよりも薄く小さくなります。
この小さなボディにUSBポートが4つもあり、しかもギガビット有線LAN端子まで省略されずに搭載されています。
ここまで徹底しているということは、作り手に相当な「こだわり」があるのでしょうね。
まるで職人のような「匠の魂」を感じさせるデザインです。
※上の文面はThreadsからの引用です。
「MeLe Overclock4C」のデザインは下の動画でチェックできます。
⇒ Youtubeショート動画でデザインをチェックする
⇒ Instagramでデザインをチェックする
「MeLe Overclock4C」の販売・購入先
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「CHUWI HeroBox 2023」(Intel N100・4K 2画面出力)
「TRIGKEY G5」(Intel N100・4K 3画面出力)
「GMKtec NucBox G3」(Intel N100・4K 2画面出力)
「LarkBox X 2023」(Intel N100・4K 3画面出力)
「BMAX B4 Plus」(Intel N100・4K 3画面出力)
「Beelink EQ12」(Intel N100・4K 3画面出力)
「BMAX B6 Plus」(Core i3-1000NG4 / Core-i5-1030NG7)
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