GMKtec NucBox 7は買い?ベンチマークやゲーム性能、スペックを解説

GMKtec NucBox 7 本体 正面
GMKtec NucBox 7は、発売から数年が経った今でも中古市場で根強い人気を誇るミニPCです。

この記事では、「GMKtec NucBox 7」を中古で購入して失敗しないために、各種ベンチマークからゲーム性能、スペック、メリット・デメリットまで、徹底的に解説します。

先に結論からお伝えしましょう

GMKtec NucBox 7の長所 (Pros):

  • 手のひらサイズの圧倒的なコンパクトさ
  • Web閲覧やOffice作業など日常利用には十分な処理性能
  • トリプルディスプレイやデュアルLANに対応する優れた接続性
  • 最大2TBまでのSSD換装に対応しストレージを拡張可能
  • Windows Proに加えLinuxなど多様なOSが利用できる高い汎用性

GMKtec NucBox 7の短所 (Cons):

  • メモリの増設・換装ができない
  • 高負荷な3Dゲームや動画編集には向かない
  • ポートが3側面にありケーブルが散らかりやすい
  • SDカードスロットが搭載されていない
  • LEDライトの色変更がBIOSからで面倒

総合評価:

省スペース性と優れた接続性が魅力の超小型PC。Web閲覧や動画視聴などの日常用途なら快適に動作します。メモリ増設不可、本格的なゲームは不可という割り切りは必要ですが、中古品としては非常にコストパフォーマンスが高い一台です。

この記事で分かること

  1. GMKtec NucBox 7の詳しいスペック一覧
  2. CPUとGPUのベンチマーク測定結果
  3. 人気ゲームは動く?リアルなゲーム性能を徹底検証
  4. 購入前に知るべき5つのメリットと5つのデメリット
  5. なぜ人気?NucBox 7の魅力と活用法
  6. 中古でいくら?発売当時の価格と購入先

この記事を最後まで読むことで、「GMKtec NucBox 7」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:GMKtec Intel Pentium Silver 11th N6005 ミニ PC – NucBox 7

手のひらサイズに宿る、無限の可能性。GMKtec NucBox 7の魅力に迫る

GMKtec NucBox 7 本体 斜め

GMKtec NucBox 7は、その驚くほどコンパクトな筐体に、現代の多様なニーズに応えるパワフルな性能と卓越した接続性を凝縮したミニPCです。手のひらに収まるサイズでありながら、日々の業務からエンターテイメント、さらには専門的な用途まで幅広くカバーするその実力は、多くのユーザーを魅了します。これから、その具体的な特徴と、それがもたらす豊かなデジタルライフの可能性について詳しくご紹介します。

コンパクトボディに秘められたパワフルな性能

GMKtec NucBox 7 サイズ比較 スマホ

本製品のプロセッサには、Jasper Lake世代のIntel Pentium Silver N6005プロセッサーが搭載されています。このCPUは4コア4スレッドで動作し、最大3.3GHzのターボクロックを発揮するため、エントリークラスとは思えないほどの処理能力を誇ります。実際、ベンチマークテストでは旧世代のCore i7やRyzen 7に匹敵するスコアを記録しており、WebブラウジングやOfficeソフトの利用、4K動画のストリーミング再生といった日常的なタスクをストレスなく快適にこなせます。プリインストールされたWindows 11 Proと16GBのDDR4メモリが、そのスムーズな動作を力強く支えます。

創造性を解き放つ、驚異の接続性

GMKtec NucBox 7 映像出力。モニター。

NucBox 7の真価は、その小さなボディに収められた豊富なインターフェースにあります。特筆すべきは、3系統のHDMI 2.0ポートを備え、最大3画面への4K@60Hz同時出力に対応している点です。これにより、広大な作業領域を確保でき、マルチタスクの生産性を飛躍的に向上させます。さらに、高速なデータ転送を実現するWi-Fi 6、Bluetooth 5.2に加え、2つのギガビットLANポートを搭載。これにより、安定したネットワーク環境の構築や、ルーター、VPNサーバーといった特殊な用途への応用も可能です。

あらゆるシーンに溶け込む柔軟な適応力

GMKtec NucBox 7の接続ポート。

このミニPCは、ビジネスシーンから個人の趣味まで、あらゆる場面でその能力を発揮します。実際に多くのユーザーが、個人用サーバーの構築や開発用のLinuxマシンとして活用し、その安定性と静音性を高く評価しています。

VESAブラケットが付属しているため、モニターの背面に取り付けてデスクスペースを最大限に活用することも可能です。また、筐体下部には7色に変更可能なLEDライトが搭載されており、好みに合わせて空間を演出する遊び心も備えています。その汎用性の高さから、家庭用シアターPC、教育用端末、小規模オフィスのメインマシンとして、まさに縦横無尽の活躍が期待できる一台です。

GMKtec NucBox 7のベンチマーク

GMKtec NucBox 7のベンチマーク。グラフ。

GMKtec NucBox 7が搭載するIntel Pentium Silver N6005の性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

<CPUのベンチマーク結果・Intel Pentium Silver N6005>

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「5305」
  • Geekbench 6のシングルコア「546」、マルチコア「1434」
  • Cinebench 2023 シングルコア「796」、マルチコア「1833」
  • Cinebench 2024 シングルコア「45」、マルチコア「158」

CPUのベンチマーク結果から分かること

Intel Pentium Silver N6005は省電力性とコストパフォーマンスに重点を置いたエントリー向けのプロセッサであると結論付けられます。

Passmarkのスコアが示すように、基本的なコンピューティングタスクをこなすための土台となる性能は確保されています。Geekbenchのスコアからは、ウェブ閲覧、メール、Officeソフトの利用、ストリーミング動画の再生といった日常的な用途において、大きなストレスなく動作することが期待できます。

しかし、Cinebenchのスコアが示す通り、その性能はあくまで基本的な用途に限定されます。本格的なPCゲーム、高解像度の動画編集、3Dレンダリング、大規模なデータ処理といった高いCPUパワーを継続的に要求されるような専門的な作業には不向きです。

GMKtec NucBox 7のグラフィック性能

Intel Pentium Silver N6005が内蔵するIntel UHD Graphics (Jasper Lake 32 EU)のグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・Intel UHD Graphics (Jasper Lake 32 EU)グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「1000」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「452」
  • Time Spy グラフィックスコアで「375」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「4879」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「782」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

GPUのベンチマーク結果から分かること

Intel UHD Graphics (Jasper Lake 32 EU)はゲーミング性能を追求するものではなく、CPUの補助として基本的な画面描画やメディア再生を担うための機能であると結論付けられます。Fire StrikeやTime Spyの極めて低いスコアは、最新の3Dゲームを楽しむには全く力不足であることを物語っています。

しかし、Night Raidのスコアは、このGPUが省電力なプロセッサに統合されたグラフィックスとして、OSの操作やウェブブラウジング、高解像度の動画視聴といった日常的な用途においては、必要十分な性能を発揮することを示しています。

GMKtec NucBox 7のゲーム性能

GMKtec NucBox 7が搭載するIntel Pentium Silver N6005のゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。

原神

「原神」は、広大で美しいファンタジー世界を冒険する、アニメ調のグラフィックが特徴的なオープンワールドRPGです。このゲームをIntel Pentium Silver N6005で動作させるのは極めて困難です。解像度を1280×720まで落とし、グラフィックス設定をすべて「最低」にした状態でも、フレームレートはフィールドの探索時に15fpsから25fpsの間を推移します。特に複数の敵との戦闘が始まり、キャラクターが元素スキルや元素爆発といった派手なエフェクトを繰り出すと、パフォーマンスはさらに低下し10fps台にまで落ち込みます。この状態では画面がカクカクと断続的に表示されるため、敵の攻撃を回避したり、正確に攻撃を当てたりすることはできず、ゲームの魅力を体験することはできません。

Apex Legends

「Apex Legends」は、3人1組のチームで戦う、スピーディーな展開が求められるバトルロイヤル形式のファーストパーソン・シューティングゲームです。このゲームで勝利するには、滑らかな視点移動と敵への素早い反応が不可欠ですが、このPCの性能では全く対応できません。解像度を1280×720に設定し、可能な限りすべてのグラフィックスオプションを低く、あるいは無効にしても、平均フレームレートは15fpsから25fps程度にしかなりません。特に他の部隊と遭遇し銃撃戦が始まると、パフォーマンスは急激に悪化し、時には一桁台のフレームレートまで落ち込みます。これでは敵を狙って撃つという基本的な行動すら困難であり、競技性の高いゲームプレイは不可能です。

ストリートファイター6

「ストリートファイター6」は、精密なコマンド入力と一瞬の判断が勝敗を分ける、最新の対戦格闘ゲームです。このジャンルのゲームは、ゲームの内部処理やオンライン対戦の同期を正常に行うために、安定した60fpsでの動作が絶対的な前提条件となります。Intel UHD Graphics (Jasper Lake 32 EU)の性能では、この要求スペックを全く満たすことができません。仮にゲームを起動できたとしても、グラフィックス設定を最低にしてもフレームレートは10fpsにも満たないでしょう。キャラクターの動きは紙芝居のようになり、技の入力はまともに認識されず、ゲームとして成立しないレベルです。

DOTA 2

「DOTA 2」は、5対5のチームに分かれて相手の本拠地破壊を目指す、世界的に人気の高いMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)です。このゲームは比較的古いタイトルですが、ゲーム終盤の集団戦では高い負荷がかかります。解像度1280×720、グラフィックス設定を最低にすることで、ゲーム序盤、プレイヤーがそれぞれのレーンに分かれている状況では30fpsから40fpsでの動作が可能です。しかし、ゲームが進行し、10人のプレイヤー全員が入り乱れてスキルを応酬する大規模な集団戦になると、画面上のエフェクトが激増し、フレームレートは20fpsを下回るまで落ち込みます。勝敗を決する重要な場面で動作が重くなるため、快適なプレイは望めません。

GRID: Autosport

「GRID: Autosport」は、様々なカテゴリの車種でサーキットレースを楽しむ、リアル志向のレーシングゲームです。このゲームは、解像度を1280×720に、そしてグラフィックスのプリセットを「ウルトラロー」に設定することで、ある程度動作させることができます。自分1台だけで走行するタイムトライアルなどでは、平均して30fps前後を維持できます。しかし、多数のライバル車と同時にスタートするレース本番では、特にスタート直後や複数の車が密集するコーナーで負荷が増大し、フレームレートは20fps台まで低下します。これにより画面の動きが滑らかさを失い、精密なステアリング操作が難しくなります。

GTA V

「GTA V」は、広大な現代都市を舞台にした、非常に人気の高いオープンワールド・アクションアドベンチャーゲームです。発売から時間は経っていますが、今なお多くのPCに負荷をかけるタイトルです。解像度を1280×720に、そしてテクスチャやシェーダーなど全てのグラフィックス設定を最低にすることで、砂漠地帯などオブジェクトの少ない場所では平均して25fpsから35fpsで動作します。しかし、交通量や歩行者が多い都市部の中心を高速で移動したり、爆発などの派手なエフェクトが発生したりする場面では、フレームレートは安定せず20fpsを下回ることも頻繁に起こります。これにより、ゲームプレイ中に頻繁なカクつきが発生し、特にカーチェイスや銃撃戦ではストレスを感じる場面が多くなります。

CS GO

「Counter-Strike: Global Offensive (CS:GO)」は、競技性の高さで知られる5対5のタクティカル・シューティングゲームです。このゲームは最適化が進んでおり、比較的低スペックのPCでも動作することで知られています。解像度を1280×720に設定し、すべてのグラフィック設定を「低」にすることで、平均して40fpsから60fpsでのプレイが可能です。カジュアルなプレイであれば楽しむことはできますが、フレームレートの安定性には欠けます。複数のプレイヤーが交戦し、スモークグレネードなどのエフェクトが多用される場面ではパフォーマンスが低下し、一瞬の反応が求められる競技シーンにおいて、これは明確な不利となります。

まとめ:ゲーム性能

GMKtec NucBox 7が搭載するIntel Pentium Silver N6005のゲーム性能は、ベンチマークが示す通り、非常に限定的です。CS:GOやDOTA 2といった古い世代のeスポーツタイトルであれば、画質を大幅に下げることでかろうじて動かすことはできますが、競技で求められる安定した高フレームレートは得られません。GTA Vのような少し前の人気タイトルも、設定を最低にしても快適とは言えず、カクつきが頻繁に発生します。

そして、原神、Apex Legends、ストリートファイター6といった現代の主流タイトルは、グラフィックス負荷の高さから、まともにプレイすることは不可能です。このPCはゲームを主目的とするのではなく、あくまで省電力な通常作業や動画視聴といった用途でその価値を発揮します。

GMKtec NucBox 7のメリット・デメリット

GMKtec NucBox 7のストレージ拡張。

GMKtec NucBox 7は、手のひらサイズのコンパクトな筐体に優れた性能と豊富な機能を詰め込んだ魅力的なミニPCです。しかし、その特殊な設計ゆえに、購入前に知っておくべきいくつかの注意点も存在します。ここでは、そのメリットとデメリットを多角的に解説し、製品への理解を深めます。

【メリット 👍】

メリット1:圧倒的な省スペース性とコンパクトさ

最大の魅力は、87 × 87 × 39.5 mmという非常に小さなサイズです。一般的なミニPCよりもさらに小さく、デスク上のスペースをほとんど占有しません。付属のVESAブラケットを使えばモニターの背面にも設置できるため、作業空間を最大限に活用したいユーザーにとって理想的です。このコンパクトさにより、設置場所の自由度が格段に向上します。

メリット2:日常用途には十分すぎる性能

CPUにはIntel Pentium Silver N6005プロセッサーを搭載しています。これは4コア4スレッドで動作し、Cinebench R20のマルチコア性能では旧世代のRyzen 7 2700Uに匹敵するスコアを記録するなど、エントリークラスながら高い処理能力を持っています。Web閲覧、Office作業、4K動画の視聴といった日常的なタスクであれば、ストレスなく快適にこなすことが可能です。

メリット3:豊富なポート類と優れた接続性

この小さな筐体には、HDMI 2.0ポートが3つも搭載されており、最大3画面への4K@60Hz同時出力が可能です。さらに、安定したネットワーク接続を実現するギガビットLANポートを2つ備えているほか、高速なWi-Fi 6とBluetooth 5.2にも対応しています。これにより、マルチモニター環境の構築からサーバー用途まで、幅広いニーズに対応できます。

メリット4:ストレージの増設に対応

標準で512GBのM.2 2242 SATA SSDが搭載されていますが、これはユーザー自身で交換・増設が可能です。最大2TBまでのSSDに対応しているため 、将来的にデータ容量が不足した場合でも柔軟に対応できる拡張性を備えています。

メリット5:多様なOSに対応する汎用性

プリインストールされているOSはWindows 11Proですが、ユーザーレビューではUbuntu ServerやLinuxをインストールして、VPNサーバーやメールサーバーとして安定稼働させている例が数多く報告されています。OSの選択肢が広く、趣味や専門的な用途にも活用できる高い汎用性を持っています。

【デメリット 👎】

デメリット1:メモリの増設が不可能

搭載されている16GBのDDR4メモリは、マザーボードに直接はんだ付けされたオンボード仕様である可能性が非常に高いです。そのため、購入後にメモリを増設したり、より大容量のものに交換したりすることはできません。16GBあれば多くの用途で十分ですが、将来的な拡張性はない点に注意が必要です。

デメリット2:ポート配置によるケーブルの散らかり

USBやHDMI、LANなどのポートが筐体の3つの側面に分散して配置されています。そのため、多くのケーブルを接続すると、本体周りが雑然としやすく、ケーブルマネジメントが難しいという欠点があります。デスク上にすっきりと設置したい場合は、配線を工夫する必要があります。

デメリット3:SDカードスロットの非搭載

本体にはSDカードやmicroSDカードを直接読み込むためのスロットがありません。デジタルカメラなどで撮影したデータを頻繁に取り込むユーザーは、別途USBカードリーダーを用意する必要があります。この点は、クリエイティブな作業を想定しているユーザーにとっては不便に感じるかもしれません。

デメリット4:高負荷な作業には不向き

内蔵されているIntel UHD Graphicsは、4K動画再生などには十分な性能ですが、本格的な3Dゲームのプレイや高度な動画編集といったグラフィックス性能を要求される重い作業には向いていません。あくまで日常的な用途や軽めの作業を主眼に置いたPCと考えるのが適切です。

デメリット5:LEDライトの変更が面倒

筐体下部には7色に変更できるLEDライトが搭載されていますが、その色の設定変更はBIOS(UEFI)画面から行う必要があります。OS上から手軽に変更できるユーティリティソフトなどはないため、気分に合わせて頻繁に色を変えたいユーザーにとっては、やや手間のかかる仕様と言えます。

GMK NucBox 7のスペック(仕様)一覧

  • プロセッサ: インテル Pentium Silver N6005
    ※10nm /4コア /4スレッド /最大3.3 GHz /第11世代 Jasper Lake
  • GPU: Intel UHD グラフィックス (最大 900 MHz)
  • RAM(メモリ): 16GB DDR4 LPDDR4x 最大 2933 MHz
  • ストレージ: M.2 SSD 512GB (SATA 2242)
  • 拡張ストレージ: M.2 2242 SSD (PCIe/SATA)で最大2TBまで
  • 電源: ACアダプター
    ※PD充電サポート、モバイルバッテリーからの給電をサポート
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6 (Intel AX201) 、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN: 対応・ギガビット有線LAN x2
  • インターフェース: Type-C (電源用) x1 、USB3.2 Gen2 x2 、USB3.2 Gen1 x1 、HDMI 2.0 (4K@60Hz) x3 、有線LAN端子 x2 、3.5mmオーディオジャック
  • 4K映像出力: 対応
  • 冷却ファン: 内蔵
  • VESAマウント: 対応(ブラケットを含む)
  • OS: Windows 11 Pro ※Linux/Ubuntuサポート
  • サイズ: 87 × 87 × 39.5mm
  • 重量: 不明
  • 発売日: 2022年10月

GMKtec NucBox 7の評価

項目別評価

スペック: ★★★★☆

コメント: CPUにIntel Pentium Silver N6005を搭載し、Web閲覧やOffice作業などの日常的な用途では十分な性能を発揮します。16GBのメモリと512GBのSSDも搭載しており、エントリークラスのミニPCとしては非常にバランスの取れた構成です。ただし、高度な動画編集や本格的な3Dゲームには向いていません。

接続性: ★★★★★

コメント: 3系統のHDMIポートによる4Kトリプルディスプレイ出力、2つのギガビットLANポート、さらにWi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しており、接続性は価格を考えると最高クラスです。多様な周辺機器の接続や特殊なネットワーク構築にも対応できる、優れた拡張性を備えています。

拡張性: ★★★☆☆

コメント: ストレージはM.2 2242規格のSSDを最大2TBまで換装可能で、将来的な容量不足にも対応できます。一方で、メモリはオンボード仕様の可能性が高く、購入後の増設や交換はできない点に注意が必要です。

デザイン: ★★★★☆

コメント: 手のひらに収まる非常にコンパクトな筐体が最大の魅力です。VESAマウントにも対応しているため 、モニター背面に設置すればデスク上のスペースを最大限に活用できます。ただし、ポートが3側面に配置されているため、ケーブルが散らかりやすいという意見もあります。

使いやすさ: ★★★★☆

コメント:OSにWindows 11 Proがプリインストールされており、購入後すぐに使用を開始できます。レビューではLinuxの導入事例も多く報告されており、幅広いOSに対応できるため、初心者から専門的な用途で使いたいユーザーまで満足できるでしょう。

コストパフォーマンス: ★★★★★

コメント:約2万円台から購入可能という価格帯でありながら、十分な基本性能と他に類を見ないほどの優れた接続性を両立しており、コストパフォーマンスは極めて高いと言えます。

総合評価

GMK NucBox 7」は、コンパクトなボディに現代のニーズを満たす十分な性能と卓越した接続性を詰め込んだ、非常にコストパフォーマンスの高いミニPCです。

プロセッサであるIntel Pentium Silver N6005は、4コア4スレッドで動作し 、ベンチマークテストでは旧世代のCore i7に匹敵するスコアを記録するなど、日常業務や動画視聴を快適にこなします。標準で16GBのメモリと512GBのSSDを搭載し、ストレージは最大2TBまで拡張可能です。最大の特徴である3系統のHDMIポートと2系統の有線LANポートは、マルチタスクの生産性を飛躍的に高めます。

省スペースで高性能、かつ多様な使い方ができるPCを、手頃な価格で探しているユーザーにとって、最適な選択肢の一つとなるでしょう。

[amazon]

(参考)GMKtec NucBox 7 発売当時の価格・購入先

※「GMKtec NucBox 7」の販売は終了していますが、参考までに販売されていた当時の価格を残しておきます。参考にしてください。

ECサイト

  • Amazonで27,992円 (税込・6000円 OFFクーポン付き・セール価格・Pentium Silver N6005)、
  • 楽天市場で36,600円(税込・送料無料)、
  • 米国 Amazon.comで$149.00 (日本円で約22276円)、
  • GMKtec公式サイトで$209.79 (日本円で約31365円)、

で販売されています。

Amazonで「GMKtec NucBox 7」をチェックする

楽天市場で「NucBox 7」をチェックする

ヤフーショッピングで「NucBox 7」をチェックする

GMKtec公式サイトで「NucBox 7」をチェックする

米国 Amazon.comで「NucBox 7」をチェックする

他のGMKtec ミニPCと比較

他にもGMKtecのミニPCが販売されています。2025、2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

GMKtec NucBox ミニPCのコスパがヤバすぎた! 最新 機種を比較

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

最新のN150ミニPCをまとめて紹介しています。

リビングにふさわしい超小型デスクトップPC ラインナップ 機種 まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。

Core Ultra デスクトップPC【2025最新】おすすめ9選|AI性能で差をつける!

Core Ultra プロセッサ搭載のデスクトップPCをまとめて紹介しています。