
2024年12月12日に発売された「Xiaomi 14T」は、ライカ監修カメラと前モデルから飛躍的に向上させた性能で、大きな注目を集めているスマートフォンです。
この徹底レビューでは、Xiaomi 14Tが日々の利用やクリエイティブな活動をどれだけ快適にするのか、前モデル「Xiaomi 13T」との違いをあらゆる角度から比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Xiaomi 14T の長所 (Pros):
- 価格を超えた圧倒的なパフォーマンス(Dimensity 8300-Ultra搭載)
- 待望のライカ監修カメラによる、撮ることが楽しくなる卓越した写真体験
- 屋外でも驚くほど見やすい、最大4,000nitの高輝度ディスプレイ
- 追加投資不要の67W急速充電器が標準で同梱
- 仕事や学習を効率化する、豊富なAIアシスト機能
- 4世代のOSアップデートと5年間のセキュリティ保証という長期サポート
Xiaomi 14T の短所 (Cons):
- ワイヤレス充電に非対応
- microSDカードによるストレージ拡張ができない
- スピーカーの音質は価格相応で、低音にやや物足りなさがある
- おサイフケータイ(FeliCa)の配置と感度には慣れが必要な場合がある
総合評価:
Xiaomi 14Tは、日常使いから本格的なゲーム、クリエイティブな作業まで快適にこなせる「価格破壊の準フラッグシップ」です。特に、カメラ性能とパフォーマンスを重視しつつ、コストを抑えたいユーザーにとって、これ以上ないほど魅力的な選択肢と言えるでしょう。
<この記事で分かること>
- Xiaomi 14T (Pro)と前モデルXiaomi 13Tのスペック・性能・機能の比較
- Xiaomi 13Tから進化した、洗練されたフラットデザインと向上した耐久性の詳細
- 最大輝度4,000nitを誇る有機ELディスプレイの実際の見え方とAI機能のレビュー
- Dimensity 8300-Ultraの処理性能と、動画編集など高負荷な作業での実使用感
- AnTuTuベンチマークスコアで見る、Xiaomi 13Tや競合モデルとの性能比較
- 「原神」など人気ゲームが最高設定でどれだけ快適に動作するかのフレームレート検証
- 日常を革新するAI機能(AIノート、AI通訳、かこって検索など)の具体的な活用方法
- 日本向けTシリーズ初搭載「ライカ監修カメラ」の作例と実力評価
- 5,000mAhバッテリーの持続時間と、同梱充電器による67W急速充電の実際の速度
- スピーカー音質やWi-Fi 6E、GPSなどの通信性能レビュー
- 新OS「Xiaomi HyperOS」の使いやすさと、おサイフケータイなど日本向け機能の評価
- 購入前に知っておきたいメリット・デメリット比較
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「Xiaomi 14T」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:xiaomi-14t – Xiaomi Japan
デザインと耐久性:Xiaomi 14T ~洗練されたフラットデザインと進化した堅牢性~
ここでは、Xiaomi 14Tのデザインと耐久性について、前モデルXiaomi 13Tとの比較を交えながら、実際に手に取って感じた魅力をご紹介します。
洗練されたフラットデザインへの進化
Xiaomi 14Tを手に取って最初に感じるのは、そのデザインの大きな変化です。前モデルXiaomi 13Tが持っていた丸みを帯びたフォルムから一新され、シャープで現代的なフラットデザインへと進化しました。この直線的なデザインは、まるでiPhoneを彷彿とさせるような高級感を醸し出しており、安っぽさは微塵も感じさせません。
フレームには高強度のアルミニウム合金が採用され、ひんやりとした金属の質感が所有欲を満たしてくれます。背面の素材はカラーによって異なり、「チタングレー」のサラサラとしたガラスの質感は指紋が付きにくく、常に美しい外観を保てます。一方で、「レモングリーン」に採用されたPUレザーは、環境に配慮しているだけでなく、しっとりとした独特の触感で、ケースを付けずに使いたくなる魅力があります。
なお、上位モデルのXiaomi 14T Proは背面が3D曲面ガラスになっています。これにより、背面がフラットなXiaomi 14Tはシャープな印象を、Proモデルはより手に馴染むフィット感を提供するなど、好みに合わせて選べるようになっています。
持ちやすさと携帯性の向上
Xiaomi 14Tは、Xiaomi 13Tと比較して、より薄く、軽くなっています。ガラスモデルの厚さは7.80mm、重量は195gで、前モデルの8.7mm、197gから着実に進化しています。数値上はわずかな差ですが、実際に持ち比べてみると、その違いは明らかです。特に長時間手に持ってYouTubeを視聴したり、電子書籍を読んだりする際に、手首への負担が軽減されているのを感じました。大画面モデルでありながら、この軽さは驚きです。
ただし、角張ったフラットなデザインになったことで、手の小さな方にとっては、Xiaomi 13Tの丸みを帯びた側面の方が手に馴染むと感じるかもしれません。カラーバリエーションは「チタングレー」「チタンブルー」「レモングリーン」の3色で、それぞれが個性的です。
日常の不安を解消するタフな設計
見た目の美しさだけでなく、耐久性が大幅に向上している点もXiaomi 14Tの大きな魅力です。防水防塵性能は、Xiaomi 13TのIP68(水深1.5mで30分)から、水深2mで30分間の耐水性能へとアップグレードされました。これにより、キッチンなどの水回りや突然の雨の中でも、より一層安心して使えるようになりました。さらに、フレームには前世代比で2倍の耐久性を誇るという高強度アルミニウム合金を採用。ディスプレイはCorning Gorilla Glass 5で保護されており、日常の利用で想定される細かな傷からも画面を守ってくれます。実際に手に取ると、その剛性の高さとしっかりとした作り込みから、長く使えるという安心感が伝わってきます。
実用性を考えたボタンとポートの配置
ボタンやポートの配置は標準的で、右側面に音量ボタンと電源ボタンがまとめられています。特に電源ボタンに施されたローレット加工は、指先で触れるだけでボタンを識別できるため、細やかな配慮が感じられます。底面にはSIMスロット、USB Type-Cポート、スピーカー、マイクが配置されています。SIMスロットはnanoSIMとeSIMのデュアルSIMに対応していますが、ストレージの拡張に便利なmicroSDカードスロットは搭載されていません。写真や動画を多く保存する方は、クラウドサービスの利用などを検討する必要があります。
<Xiaomi 14Tの付属品>
- 本体
- ACアダプタ(試供品)
- USB Type-C ケーブル(試供品)
- クイックスタートガイド
- ソフトケース(試供品)
- SIM取り出し用ピン(試供品)
まとめ:デザイン
- 第一印象:前モデルの丸みを帯びたデザインから、高級感のあるシャープでモダンなフラットデザインに進化した。
- 携帯性:Xiaomi 13Tより薄く軽くなり、大画面ながら持ち運びやすさが向上している。
- 質感:カラーによってガラスとPUレザーの異なる素材が楽しめ、アルミ合金フレームが高級感を高めている。
- 耐久性:IP68防水防塵性能が水深2mに向上し、フレーム強度もアップしているため日常使いでの安心感が増した。
- 実用性:ポート配置は標準的だが、microSDカードに非対応な点は注意が必要。
- 付属品:Xiaomi 13Tでは別売りだった充電器とケーブルが同梱されているのは嬉しいポイント。
ディスプレイ:Xiaomi 14T ~息をのむ映像美と賢いAIディスプレイ~
ここでは、Xiaomi 14Tのディスプレイがもたらす視覚体験について、前モデルXiaomi 13Tとの比較を交えながら、その進化した魅力に迫ります。
没入感を極めた、鮮やかな大画面
Xiaomi 14Tの電源を初めて入れたとき、その約6.7インチの有機EL(AMOLED)ディスプレイの鮮やかさに思わず声が漏れました。発色は非常にリッチでありながら、不自然な派手さはなく、目で見たままの色を忠実に再現してくれます。Netflixで色彩豊かなドキュメンタリー『Our Planet』を視聴した際には、動物たちの毛並み一本一本や、広大な自然のグラデーションが驚くほどリアルに表示され、まるでその場にいるかのような没入感を味わえました。
前モデルXiaomi 13Tも美しいディスプレイでしたが、Xiaomi 14Tはベゼルがさらに細くなったことで、画面占有率は93.3%に達し、「ほぼすべてが画面」という印象をより強く受けます。
基本性能はそのままに、さらなる高みへ
ディスプレイサイズや解像度(2712×1220の1.5K)はXiaomi 13Tと共通ですが、その表示品質は確実に進化しています。特に、人気ゲーム『原神』をプレイした際、キャラクターが広大なフィールドを駆け巡るシーンでは、極細ベゼルのおかげで視界を遮るものがなく、ゲームの世界へ深く没入することができました。アスペクト比20:9の縦長ディスプレイは、X(旧Twitter)などのSNSを閲覧する際にも一度に多くの情報を表示できるため、スクロールの回数が減り、非常に快適です。
驚異的な明るさと、かつてない滑らかさ
Xiaomi 14Tのディスプレイにおける最大の進化点は、その輝度です。Xiaomi 13Tのピーク輝度2,600nitも当時としては非常に明るいものでしたが、Xiaomi 14Tはそれを遥かに凌ぐ最大4,000nitを実現しています。この差は、特に屋外での使用時に絶大な効果を発揮します。
先日、晴れた日の昼間に公園のベンチでGoogleマップを確認した際、以前使っていたXiaomi 13Tでは画面に自分の顔が反射して見づらいことがありましたが、Xiaomi 14Tではサングラスをかけたままルートをはっきりと確認でき、その視認性の高さに感動しました。この圧倒的な明るさは、HDRコンテンツの再生時にも映像の明暗差をよりダイナミックに表現し、臨場感を高めてくれます。
指に吸い付く滑らかさと正確な操作性
リフレッシュレートは前モデル同様、最大144Hzに対応しており、ウェブサイトのスクロールやアプリの切り替えは、指に吸い付くような「ぬるぬる」とした滑らかさで、一度体験すると元には戻れません。この快適な操作感をさらに向上させるのが「AIディスプレイ」機能の一部である「AIタッチコントロール」です。これはタッチ操作の精度を高めてくれる機能で、特にゲームプレイ中にその真価を発揮します。『PUBGモバイル』での素早いエイム操作など、一瞬の判断が求められる場面で、より正確な操作が可能になり、快適に感じられました。
AIが実現する、目に優しいインテリジェント表示
Xiaomi 14Tの「AIディスプレイ」は、視聴環境やコンテンツに応じて画質を最適化し、目への負担を軽減する賢い機能を備えています。「AIアダプティブカラー」は、周囲の光に合わせて色温度を自動調整。夜、就寝前にKindleアプリで読書をする際に、画面が自動的に暖色系の目に優しい色合いに調整され、長時間の読書でも疲れを感じにくくなりました。「AI動画」機能は、YouTubeでミュージックビデオを観る際にコンテンツの画質を最適化し、アーティストの表情をより鮮明に映し出してくれます。
また、最大3840Hzの高周波PWM調光により、画面のちらつき(フリッカー)が大幅に抑制されており、頭痛が起きやすい私にとっても、安心して使い続けられました。
<Xiaomi 14Tのディスプレイ仕様、AIディスプレイの機能>
- ディスプレイタイプ:約6.7インチ 有機EL(AMOLED)フラットディスプレイ
- 解像度:1.5K(2712×1220)、446ppi
- リフレッシュレート:最大144Hz(AdaptiveSync対応)
- タッチサンプリングレート:最大480Hz
- ピーク輝度:4,000nits
- 色深度:680億色(12ビット)
- コントラスト比:5,000,000:1
- HDRサポート:Dolby Vision、HDR10+
- その他:Corning Gorilla Glass 5、2,880Hz PWM調光、読書モード、サンライトモード
AIディスプレイ機能:
- AI自動輝度:周囲の明るさに応じて輝度を自動調整
- AIアダプティブカラー:環境光に合わせて色温度を自動調整
- AIタッチコントロール:タッチ操作の精度を向上
- AI動画:動画コンテンツの画質を最適化
まとめ:ディスプレイ
- 第一印象:約6.7インチの大画面有機ELは極めて鮮やかで、極細ベゼルがもたらす没入感は圧巻。
- 表示性能:前モデルXiaomi 13Tからピーク輝度が2,600nitから4,000nitへと大幅に向上し、屋外での視認性が劇的に改善された。
- 操作感:最大144Hzのリフレッシュレートによる滑らかなスクロール表示は、日常操作をこの上なく快適にする。
- AI機能:周囲の環境に合わせて表示を最適化する「AIディスプレイ」が目に優しく、長時間の利用でも疲れにくい。
- 総合評価:エンタメ鑑賞から日中の屋外利用まで、あらゆるシーンで最高の視覚体験を提供する、まさに価格を超えたディスプレイ。
パフォーマンス:Xiaomi 14T ~日常から創造性まで、飛躍的に向上した処理能力~
ここでは、Xiaomi 14Tのパフォーマンスについて、前モデルXiaomi 13Tからどれほどの進化を遂げたのか、CPUやメモリ、ストレージの性能から実際の使用感、そして発熱と冷却性能に至るまで、詳しくレビューしていきます。
新世代SoCへの飛躍的な進化
Xiaomi 14Tのパフォーマンス向上を語る上で欠かせないのが、搭載SoC(プロセッサ)の進化です。Xiaomi 13Tの「MediaTek Dimensity 8200-Ultra」から、Xiaomi 14Tでは新世代の「MediaTek Dimensity 8300-Ultra」へとアップグレードされました。どちらも同じ4nmプロセスで製造されていますが、CPUのアーキテクチャが根本的に異なります。Xiaomi 14Tは、より新しく高性能なCortex-A715コアと電力効率に優れたCortex-A510コアで構成されており、Xiaomi 13TのCortex-A78とCortex-A55の構成から大きく飛躍しています。
この性能向上はベンチマークスコアにも如実に表れており、Geekbench 6では、Xiaomi 13Tがシングルコア約1,151点、マルチコア約3,369点だったのに対し、Xiaomi 14Tはシングルコア約1,506点、マルチコア約4,844点と、特にマルチコア性能で大幅なスコアアップを記録しています。
注目すべきは、CPUに統合されているグラフィックス性能、つまりGPUの大幅な強化です。Xiaomi 14Tが搭載する「Arm Mali-G615 MC6」は、Xiaomi 13Tの「Arm Mali-G610 MC6」と比較して、約200%も性能が向上したとされています。この進化は、特にグラフィックを多用するアプリケーションにおいて、圧倒的な違いとなって現れます。価格を考えれば、これは驚異的なパフォーマンスの向上と言えるでしょう。
なお、さらなる性能を求めるユーザー向けには、最上位のMediaTek Dimensity 9300+を搭載した上位モデル「Xiaomi 14T Pro」も用意されています。
クリエイティブ作業も快適にする実使用感
日常的なWebブラウジングやSNSの利用では、前モデルでも不満はありませんでしたが、Xiaomi 14Tはそれを超える快適さを提供してくれます。複数のアプリを切り替えながら使うマルチタスクも、メモリが8GBから12GBに増えた恩恵か、アプリが再起動する場面が減り、非常にスムーズです。この性能差を最も体感できたのが、画像や動画の編集作業でした。試しに、Adobe Lightroom Mobileで約50枚のRAW画像を読み込み、プリセットの適用や露出調整を行ってみましたが、プレビューの反映も書き出しも驚くほど高速で、ストレスを感じることは皆無でした。
さらに、動画編集アプリのCapCutを使い、旅行先で撮影した複数の4K動画クリップを繋ぎ合わせ、テロップやBGMを追加する2分程度の編集作業を行いました。Xiaomi 13Tではプレビューがカクつくことがあったような場面でも、Xiaomi 14Tは滑らかに再生し、最終的な動画の書き出し(エクスポート)時間も明らかに短縮されました。これは、まさにプロセッサと後述するストレージ性能が一体となって実現した、創造性を刺激する快適な体験でした。
高負荷でも安定を保つ冷却性能
これだけの高性能化を果たしながら、発熱が巧みに抑えられている点もXiaomi 14Tの優れた特徴です。独自の「Xiaomi IceLoopシステム」と呼ばれる冷却機構が非常に効率的に機能しており、先ほどの動画編集のような高負荷な作業を終えた後でも、本体は不快に熱くなることはなく、ほんのりと温かくなる程度でした。Xiaomi 13Tも冷却には配慮されていましたが、長時間負荷をかけるとパフォーマンスが低下する傾向がありました。Xiaomi 14Tは、より高い性能を、より長く安定して引き出せる安心感があります。
次世代規格メモリ・ストレージがもたらす圧倒的な速度
Xiaomi 14Tは、メモリ(RAM)に12GB、ストレージ(ROM)に256GBを搭載しています。前モデルXiaomi 13Tの8GBメモリ/256GBストレージという構成から、物理メモリが4GB増強され、より多くのアプリを同時に開いても動作が安定しやすくなりました。
しかし、本当の進化は容量だけでなく、採用されている規格にあります。メモリはLPDDR5から、最大転送速度が約6,400Mbpsから約8,533Mbpsへと高速化したLPDDR5Xに進化。ストレージもUFS 3.1から、理論上の読み込み速度が約2.1GB/sから約4.2GB/sへとほぼ倍増したUFS 4.0へと変更されています。この次世代規格への移行こそが、アプリが一瞬で起動し、高解像度の写真や動画の読み込みが待たされることのない、圧倒的な体感速度の源泉となっています。
拡張性については、物理メモリが不足した場合にストレージの一部をRAMとして利用する仮想メモリ機能に対応しており、Xiaomi 14Tでは最大12GBの追加が可能です。一方で、Xiaomi 13Tと同様にmicroSDカードには対応しておらず、物理的なストレージの増設はできません。内部ストレージが非常に高速なだけに、編集した大容量動画をPCに転送する際、USB-CポートがUSB 2.0規格のため転送に時間がかかった点は少し惜しいポイントでした。
<Xiaomi 14Tのパフォーマンス仕様>
- プロセッサ (SoC): MediaTek Dimensity 8300-Ultra (4nmプロセス)
- CPU: 1x Cortex-A715 (最大3.35GHz) + 3x Cortex-A715 (最大3.2GHz) + 4x Cortex-A510 (最大2.2GHz)
- GPU: Arm Mali-G615 MC6
- 冷却システム: Xiaomi IceLoopシステム
- メモリ (RAM): 12GB LPDDR5X (最大12GBの仮想メモリ拡張に対応)
- ストレージ (ROM): 256GB UFS 4.0 (microSDカード非対応)
まとめ:パフォーマンス
- プロセッサ: 新世代のDimensity 8300-Ultraを搭載し、CPU・GPU性能ともにXiaomi 13Tから飛躍的に向上した。
- 実使用感: 日常操作はもちろん、高負荷な画像・動画編集も快適にこなせるほどの処理能力を持つ。
- 冷却性能: 優れた冷却システムにより、高負荷時でもパフォーマンスの安定性が高く、発熱も穏やか。
- メモリとストレージ: LPDDR5XとUFS 4.0の採用でアプリ起動やデータ読み書きが劇的に高速化したが、USB 2.0の転送速度は惜しい点。
- 拡張性: microSDカードには非対応なため、内蔵ストレージの容量管理には注意が必要。
Antutuベンチマーク
Xiaomi 14TはMediaTek Dimensity 8300-Ultra プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合は約 150万点以上を記録するといわれています。
実際に測定してみると、約135万点でした。150万点には届きませんでしたが、非常に高いスコアです。
例: Antutu V10 総合で「1351392」、CPUで「278150」、GPUで「526726」、MEMで「309549」、UXで「236967」
一方、前モデル「Xiaomi 13T」はMediaTek Dimensity 8200-Ultra プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約89万点を記録していました。
例: Antutu V10.1.3 総合で「893640」、CPUで「252218」、GPUで「228050」、MEMで「191525」、UXで「221847」
Xiaomi 14Tは前モデル「Xiaomi 13T」よりもスコアが約46万高くなっています。
なお、上位モデルのXiaomi 14T ProはMediaTek Dimensity 9300+ プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約205万点を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「2054773」、CPUで「501362」、GPUで「887075」、MEMで「369880」、UXで「296456」
MediaTek Dimensity 8300-Ultra 性能を比較
Xiaomi 14Tが搭載するMediaTek Dimensity 8300-Ultra プロセッサは他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Snapdragon 8 Gen3 (Galaxy S24 Ultra)・・・Antutu:219万
- MediaTek Dimensity 9300+ (Xiaomi 14T Pro)・・・Antutu:205万
- Apple A18 Bionic (iPhone 16)・・・Antutu:150万
- Snapdragon 8 Gen 2 (POCO F6 Pro)・・・Antutu:140万
- Apple A16 Bionicチップ (iPhone 15)・・・Antutu:140万
- MediaTek Dimensity 8300 Ultra (Xiaomi 14T)・・・・・・Antutu:135万
- Snapdragon 8 Gen 1 (AQUOS R7)・・・Antutu:117万
- Tensor G4 (Google Pixel 9)・・・Antutu:115万
- MediaTek Dimensity 8200-Ultra (Xiaomi 13T)・・・Antutu:89万
- Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:85万
<比較から分かること>
MediaTek Dimensity 8300 Ultraは、与えられたデータから判断する限り、極めてコストパフォーマンスに優れた高性能プロセッサであると言えます。最新の最上位フラッグシップには及ばないものの、一世代前のハイエンドモデルに匹敵する処理能力を有しているため、日常使いでの快適さはもちろん、高い負荷のかかる3Dゲームや動画編集といった専門的な作業もスムーズにこなせる実力を持っています。
特に、前世代のDimensity 8200-Ultraからのスコアの伸びは目覚ましく、このチップを搭載するXiaomi 14Tのようなデバイスが、従来のミドルハイレンジのスマートフォンとは一線を画す体験を提供することを示唆しています。
ゲーム性能:Xiaomi 14T ~ミドルハイの常識を覆す、快適ゲーミング体験~
ここでは、Xiaomi 14Tがゲーミングスマートフォンとしてどれほどのポテンシャルを秘めているのか、その実力をレビューします。前モデルXiaomi 13Tから飛躍的な進化を遂げたプロセッサ「MediaTek Dimensity 8300-Ultra」が、人気の高いゲームタイトルでどのようなパフォーマンスを発揮するのか、実際のプレイフィールを交えながら詳しく検証していきます。
原神 (Genshin Impact)
まず試したのは、美しいグラフィックと広大な世界が魅力のアクションRPG「原神」です。前モデルのXiaomi 13Tでは、快適にプレイするためにグラフィック設定を「中」程度に調整する必要がありましたが、Xiaomi 14Tでは驚くことに、グラフィック設定を「最高」、フレームレートを60FPSに設定しても、ほとんどの場面で非常に滑らかに動作しました。
テイワットの広大なフィールドを駆け巡る際も、フレームレートはほぼ60FPSを維持。多数の敵とエフェクトが入り乱れる高負荷な戦闘シーンでも、フレームレートは50FPS台をキープし、プレイの快適さが損なわれることはありませんでした。この安定感には、まさに感動を覚えました。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
次に、宇宙を舞台にしたスペースファンタジーRPG「崩壊:スターレイル」をプレイしました。このゲームでも、グラフィック設定を「最高」、フレームレートを60FPSに設定しましたが、結果は完璧でした。美麗なグラフィックで描かれる都市の探索から、派手なエフェクトが特徴の戦闘シーンまで、フレームレートは常に上限である60FPSに張り付いており、一切のカクつきを感じさせません。特に、キャラクターの必殺技演出では、その映像美を最高の状態で楽しむことができ、ゲームの世界への没入感を一層深めてくれました。
フォートナイト (Fortnite)
一瞬の判断が勝敗を分けるバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」では、フレームレートの安定性が極めて重要です。Xiaomi 14Tでは、グラフィック設定を「高」にしても、安定して60FPSでのプレイが可能でした。敵との遭遇時や激しい建築バトルの中でもフレームレートは安定しており、エイムや建築といった精密な操作をストレスなく行えます。さらに、画質設定を調整すれば90FPSモードでのプレイも可能で、競技性の高い環境で少しでも有利に立ちたいプレイヤーにとって、大きなアドバンテージとなるでしょう。
Call of Duty: Warzone Mobile
スマートフォンゲームの中でも特に高いグラフィック性能を要求される「Call of Duty: Warzone Mobile」も試してみました。グラフィック設定を「高」に設定した状態でも、平均して60FPS前後という高いフレームレートで動作し、そのパフォーマンスの高さに驚かされました。多くのプレイヤーが密集する終盤の戦闘エリアでも、致命的なフレームレートの低下はなく、スムーズに立ち回ることができました。ミドルハイの価格帯で、これほど本格的なモバイルシューター体験ができるとは、正直予想以上でした。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
最後に、美しいグラフィックで物語を追体験できる「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」をプレイ。グラフィック設定を最高品質にしても、パフォーマンスは全く問題ありませんでした。フレームレートは常に上限の60FPSを維持し、迫力のある戦闘シーンから感動的なカットシーンまで、すべてが滑らかな映像で描かれます。これにより、物語への没入感が途切れることなく、FF7の世界を心ゆくまで堪能することができました。
まとめ:ゲーム性能
Xiaomi 14Tが搭載するMediaTek Dimensity 8300-Ultraは、前モデルXiaomi 13TからGPU性能が飛躍的に向上したことで、まさにミドルハイレンジスマートフォンの常識を覆すゲーミング性能を実現しています。「原神」のような高負荷なゲームでも最高設定で快適にプレイでき、競技性の高いシューターゲームでも高いフレームレートを安定して維持します。画質を妥協することなく、滑らかで没入感の高いゲーム体験を求める幅広いゲーマーにとって、Xiaomi 14Tは価格以上の価値を提供する、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
AI機能:Xiaomi 14T ~日常を革新する、賢いアシスタント~
ここでは、Xiaomi 14Tの最も大きな進化点であるAI機能について解説します。前モデルXiaomi 13Tにはなかった、Xiaomi独自の「Advanced AI」とGoogleの最新AIが、日常の利便性や生産性をどのように変えてくれるのか、具体的な体験を交えてご紹介します。
仕事や学習を効率化するXiaomi独自AI
Xiaomi 14Tは、単なるスマートフォンから一歩進んだ、賢い生産性向上ツールへと進化しました。先日、長めのオンライン会議の内容を後から確認する必要がありました。以前ならICレコーダーとメモ帳が必須でしたが、Xiaomi 14Tの「AIレコーダー」を使ってみたところ、驚くほど正確に音声が文字起こしされました。
さらに、そのテキストを「AIノート」機能に連携させると、ワンタップで会議の要点がまとまった議事録が完成。この一連の流れは、Xiaomi 13Tでは考えられなかった体験で、仕事のスタイルが根本から変わると感じました。処理速度も速く、翻訳精度も高いため、海外の記事を要約して情報収集する際にも大いに役立ちます。
言葉の壁を越え、創造性を刺激するAI
AI機能は、コミュニケーションやクリエイティブな活動の場面でもその真価を発揮します。海外の観光客に道を尋ねられた際、試しに「AI通訳」機能を使ってみました。お互いの言葉がリアルタイムで翻訳され、スムーズにコミュニケーションが取れたのには感動しました。反応が速く、精度も高いため、これからの海外旅行に欠かせないツールになりそうです。
また、画像編集機能も強化されています。集合写真に偶然写り込んでしまった通行人を消そうと「AI消しゴム Pro」を試したところ、背景がシンプルな場合は綺麗に消去できましたが、複雑な背景では少し不自然さが残ることも。この点においては、Xiaomi 13Tに搭載されていた消しゴム機能の方が自然に仕上がると感じた場面もあり、今後のアップデートに期待したい部分です。
Googleの最新AIで、検索がもっと直感的に
Xiaomi独自の機能に加え、Googleの最新AIもプリインストールされています。特に便利なのが「かこって検索」です。友人がSNSに投稿していたお洒落なカフェの写真を、スクリーンショットを撮らずにそのまま指で丸く囲うだけで、即座にカフェの名前と場所が検索結果に表示されました。アプリを切り替える手間がなく、気になったことを瞬時に調べられるこの機能は、情報収集の効率を劇的に変えてくれます。
また、生成AIの「Google Gemini」も電源ボタンの長押しで簡単に起動でき、文章の作成やアイデア出しなど、日常の様々な場面で賢いアシスタントとして活躍してくれます。
<Xiaomi 14TのAI機能 一覧>
- Advanced AI: Xiaomi独自のオンデバイスおよびクラウドベースのAI機能群。
- AI通訳: 対面、通話、オンラインミーティングでリアルタイム翻訳が可能。
- AIノート: 文章の要約、校正、レイアウト変更、翻訳を高速かつ高精度に実行。
- AIレコーダー: 録音した音声を正確に文字起こしし、要約や翻訳も可能。
- AI字幕: オンラインミーティングやライブ配信などでリアルタイムに字幕を生成。
- AI画像編集: 不要なオブジェクトを消去する「AI消しゴム Pro」や、背景を拡張する「AI画像拡張」機能。
- AIフィルム: 写真や動画を選択し、簡単な指示でAIがショート動画を自動生成。
- Google Gemini: プリインストールされたGoogleの生成AIアシスタント。電源ボタン長押しで起動可能。
- かこって検索: 画面上の気になる部分を囲うだけで、直感的に検索できるGoogleの機能。
まとめ:AI機能
- 生産性向上: 「AIノート」や「AIレコーダー」により、議事録作成や情報収集の効率が劇的に向上する。
- コミュニケーション支援: 「AI通訳」は反応が速く高精度で、海外旅行や国際交流の強力なツールになる。
- 直感的な操作性: Googleの「かこって検索」により、アプリを切り替えることなくシームレスな情報検索が可能になった。
- 進化点: スマートフォンが単なる道具から、日々のタスクを助ける賢いパーソナルアシスタントへと進化したことを体感できる。
- 総合評価: Xiaomi 13Tにはなかった高度なAI機能が多数搭載され、ハイエンドモデルに匹敵する充実度とクオリティを実現。
カメラ性能:Xiaomi 14T ~ついに日本上陸、ライカの描画力と進化した動画体験~
ここでは、Xiaomi 14Tの最大の注目点であるカメラ性能をレビューします。国内版のXiaomi 13Tでは搭載が見送られたライカ監修カメラが、撮影体験をどのように変えるのか。そして、静止画だけでなく動画性能に至るまで、その飛躍的な進化を、実際の作例と体験を交えて詳しくご紹介します。
待望のライカ監修トリプルカメラシステム
Xiaomi 14Tは、約5,000万画素の広角メインカメラ、同じく約5,000万画素の光学2倍望遠カメラ、そして約1,200万画素の超広角カメラという、非常にバランスの取れたトリプルカメラ構成を採用しています。注目すべきは、これらが単なる高性能カメラではなく、ドイツの名門ライカが監修したプロフェッショナル光学レンズ「VARIO-SUMMILUX」であるという点です。これは、国内版Xiaomi 13Tにはなかった最大の進化点であり、多くの写真愛好家が待ち望んでいた機能と言えるでしょう。
ハードウェア面では、メインカメラに光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されており、薄暗い場所や望遠撮影時でもブレを強力に抑制してくれます。センサーは、Xiaomi 13TのSony IMX707(1/1.28インチ)から、Xiaomi 14Tでは新しいSony IMX906(1/1.56インチ)に変更されました。センサーサイズ自体はわずかに小さくなりましたが、新しい光学レンズと後述する画像処理エンジンの進化により、総合的な画質は確実に向上していると感じました。
なお、上位モデルのXiaomi 14T Proとはハードウェアに違いがあります。Proのメインカメラはより大型のLight Fusion 900イメージセンサー(1/1.31インチ)を搭載し、望遠カメラも焦点距離が60mm相当と、14Tの50mm相当より少し長くなっています。
撮影がもっと楽しくなる、2つの「ライカスタイル」
Xiaomi 14Tのカメラを起動して最初に心を掴まれたのが、撮影モードを選択できる「ライカ写真スタイル」です。これには、ライカならではの自然な色合いと光と影のコントラストを表現する「Leica オーセンティック」と、鮮やかで現代的な写りの「Leica バイブラント」の2種類があります。Xiaomi 13Tのカメラも綺麗でしたが、時として色が乗りすぎて不自然に感じることがありました。しかし、Xiaomi 14Tの「Leica バイブラント」は、ただ鮮やかなだけでなく、被写体の持つ深みや質感を失わない、上品な色表現です。
カメラアプリの起動は爆速で、シャッターラグもほとんど感じません。ポートレートモードや夜景モードといった基本的な機能も、新しい画像処理エンジン「Xiaomi AISP」によって最適化されており、あらゆるシーンで快適な撮影体験を提供してくれます。
圧倒的な描画力、日常が作品に変わる撮影体験
実際にXiaomi 14Tを手に、様々なシーンを撮影してみました。休日に訪れたカフェで「Leica オーセンティック」モードを使いランチを撮影したところ、窓から差し込む光と影のコントラストが美しく、まるでフィルム写真のようなノスタルジックな一枚に。何気ない日常が、特別な作品に昇華する瞬間でした。このモードは、特に影の表現が美しく、建物の質感や人物の立体感を際立たせてくれます。
一方、「Leica バイブラント」で撮影した公園の花々は、鮮やかでありながら深みのある色彩で描かれ、SNSに投稿した際にも多くの友人から称賛の声が上がりました。逆光のような厳しい条件下でも、Xiaomi 13Tでは発生しがちだったフレアやゴーストが非常によく抑えられており、新しい画像処理エンジンの実力を感じさせます。夜景撮影も秀逸で、手持ちでもノイズの少ないクリアな写真を撮ることができ、三脚がなくても夜の街のスナップ撮影を存分に楽しめました。専用のマクロモードはありませんが、望遠カメラの4倍ズームを使えば、料理などを十分にクローズアップして撮影できます。
4K/60fpsとAIが拓く、新たな動画表現
Xiaomi 14Tは静止画だけでなく、動画性能も劇的に進化しています。Xiaomi 13Tが最大4K/30fpsだったのに対し、Xiaomi 14Tは新たに4K/60fpsでの撮影に対応。これにより、動きの速い被写体も非常に滑らかな映像で記録できるようになりました。先日、公園で走り回る子供を撮影した際、4K/60fpsの滑らかな映像と強力な手ブレ補正のおかげで、まるでプロが撮影したかのような臨場感あふれるビデオが撮れたのには感動しました。
さらに、動画撮影の楽しさを広げてくれるのが、新搭載の「AI Film」機能です。旅行で撮りためた複数の動画クリップを選択し、「楽しいVlog風」とキーワードを入力するだけで、AIが自動的にBGMやエフェクトのついたお洒落なショートムービーを数分で作成してくれました。これまではPCソフトで時間をかけて行っていた編集作業が、スマートフォン一つで手軽に完結する。これは、まさに創造性を刺激する革新的な体験でした。
なお、上位モデルのXiaomi 14T Proは8K動画撮影にも対応しており、より専門的な撮影を求めるユーザーに向けた差別化が図られています。
<Xiaomi 14Tのカメラ仕様、カメラ機能>
- リアカメラ構成:
- メイン (広角): 約5,000万画素 (Sony IMX906, F値1.7, 光学式手ブレ補正)
- 望遠 (光学2倍): 約5,000万画素 (F値1.9)
- 超広角: 約1,200万画素 (F値2.2)
- フロントカメラ: 約3,200万画素 (F値2.0)
- レンズ: ライカプロフェッショナル光学レンズ (VARIO-SUMMILUX)
- カメラ機能:
- ライカ写真スタイル: Leica オーセンティック, Leica バイブラント
- Xiaomi Imaging Engine: Xiaomi AISP (高度な画像処理)
- ポートレートモード: マスターレンズシステム (35mm, 50mm, 75mm, 90mm)
- 夜景モード: 広角/超広角/望遠に対応
- Xiaomi ProFocus: モーショントラッキングフォーカス
- 動画撮影:
- 最大解像度: 4K/60fps
- 動画機能: ムービーモード, MasterCinema, 監督モード, AI Film
まとめ:カメラ性能
- ハードウェア: 国内版Tシリーズ初となるライカ監修レンズと光学式手ブレ補正を搭載し、表現力と安定性が大幅に向上。
- ソフトウェアと機能: 2つの「ライカスタイル」が撮影の楽しみを格段に広げ、AI Film機能で誰でも簡単にクリエイティブな動画を作成できる。
- 画質: Xiaomi 13Tから解像感や逆光耐性が向上。特に光と影を美しく捉える描画力と、ノイズの少ない夜景撮影性能は圧巻。
- 動画性能: 待望の4K/60fpsに対応し、より滑らかで高品質な映像記録が可能になった。
- 総合評価: 写真を撮ることが好きな人であれば、価格以上の価値を間違いなく感じられる、日常を特別な瞬間に変えてくれるカメラ。
バッテリー持ちと充電:Xiaomi 14T ~安心のスタミナと“追加投資ゼロ”の急速充電~
ここでは、スマートフォンの快適さを左右する重要な要素、バッテリーの持続時間と充電性能についてレビューします。Xiaomi 14Tが一日を通してどれほどのスタミナを発揮するのか、そして前モデルXiaomi 13Tから最も大きく改善された充電体験の魅力に迫ります。
日常使いで不安を感じさせない、頼れるバッテリー性能
Xiaomi 14Tは、前モデルXiaomi 13Tと同じ5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。公式な仕様では最大15時間の連続使用が可能とされており、詳細なバッテリーテストでは、連続通話時間は25時間16分、Webブラウジングは11時間3分、動画視聴は13時間1分、そしてゲームプレイでは7時間という結果が報告されています。
実際に朝7時に100%の状態で家を出て、通勤中にSpotifyで音楽を聴き、日中はSNSやメールをチェック、昼休みにはYouTubeを30分ほど視聴するという使い方をしましたが、夜帰宅した時点でもバッテリーは60%以上残っており、そのスタミナに驚かされました。これなら、モバイルバッテリーを持ち歩かなくても一日中安心して過ごせます。
最大の魅力、箱から出してすぐに使える67W急速充電
Xiaomi 14Tの充電性能における最大の改善点は、単なる速度ではありません。Xiaomi 13Tでは最速の充電性能を引き出すために別途購入する必要があった「67Wハイパーチャージ」対応のACアダプタとケーブルが、Xiaomi 14Tでは初めから同梱されているのです。これにより、追加の投資を一切することなく、箱を開けたその日から最高の充電体験を享受できます。このメリットは計り知れません。
ある忙しい朝、前夜に充電を忘れていたことに気づき、バッテリー残量はわずか15%。しかし、付属の充電器に接続し、身支度を整える約20分間で、バッテリーは65%まで一気に回復しました。公称では約50分で100%まで充電可能とされており、この圧倒的な速さは「充電を待つ」というストレスから完全に解放してくれます。
なお、上位モデルのXiaomi 14T Proはさらに高速な120Wの有線急速充電に対応し、わずか19分でフル充電が可能です。加えてProモデルは10Wのワイヤレス充電にも対応しており、充電方法の選択肢においても差別化が図られています。
バッテリー寿命と柔軟な省電力設定
Xiaomi 14Tはワイヤレス充電には対応していませんが、長期的な利用を見据えたバッテリー保護機能が充実しています。メーカーによると、1,600回の充電サイクルを繰り返しても、バッテリー容量の80%を維持できる長寿命設計が採用されており、長く安心して使えるのは嬉しいポイントです。
また、ソフトウェアには「バッテリーセーバー」や「ウルトラバッテリーセーバー」といった複数の省電力モードが用意されています。旅行中など、充電が難しい状況が予想される日にあらかじめ設定しておくことで、さらに長時間の利用が可能になります。状況に応じてパフォーマンスとバッテリー持ちを自分でカスタマイズできる柔軟性も、このスマートフォンの魅力の一つです。
<Xiaomi 14Tのバッテリー・充電 仕様>
- バッテリー容量: 5,000mAh
- 有線充電: Xiaomi 67Wハイパーチャージ対応(ACアダプタ・ケーブル同梱)
- 公称充電時間: 約50分で100%まで充電
- 公称バッテリー駆動時間: 最大15時間の連続使用
- ワイヤレス充電: 非対応
- バッテリー寿命: 1,600回の充電サイクル後も80%の容量を維持
- 省電力機能: バッテリーセーバー、ウルトラバッテリーセーバーモード搭載
まとめ:バッテリー持ちと充電
- バッテリー持続時間: 5,000mAhの大容量バッテリーと高効率SoCにより、一般的な使い方なら1日中安心して使える十分なスタミナを持つ。
- 充電体験: Xiaomi 13Tでは別売りだった67W急速充電器が同梱され、追加投資なしで圧倒的な充電速度を享受できる点が最大の改善点。
- 充電速度: 朝の短い時間でも十分な量を充電でき、「充電を待つ」という概念を覆すほどの利便性を提供する。
- 長期利用への配慮: バッテリーの長寿命化設計や、柔軟な省電力モードが搭載されており、長く安心して使える。
オーディオと通信性能:Xiaomi 14T ~エンタメと日常を支える接続性~
ここでは、スマートフォンの使用体験を縁の下で支えるオーディオと通信性能についてレビューします。Xiaomi 14Tがエンターテインメントや日々のコミュニケーションでどれほど快適な体験を提供してくれるのか、前モデルXiaomi 13Tとの比較を交えながら詳しく見ていきましょう。
カスタマイズで化けるエンタメオーディオ
Xiaomi 14Tは、Dolby Atmosに対応したステレオスピーカーを搭載しています。YouTubeでONE OK ROCKのライブ映像を再生してみたところ、ボーカルは非常にクリアで、音量を上げても歪むことなく、迫力がありました。しかし、初期設定のDolby Atmosモードでは、低音が少し物足りず、全体的に音が軽く「ペラペラ」とした印象を受けるかもしれません。これは、Xiaomi 13Tよりも音が軽くなったと感じる点でもあります。
面白いことに、サウンド設定を「Xiaomiサウンド」に変更し、内蔵のグラフィックイコライザーで低音域を少し持ち上げてあげるだけで、この印象は一変。深みのあるバランスの取れたサウンドになり、音楽や映画を十分に楽しめる音質になりました。また、お気に入りのソニー製ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」をBluetoothで接続したところ、高音質コーデックのLDACにしっかりと対応。満員電車の中でも音飛びすることなく、安定した接続性でハイレゾ相当の音質を楽しめたのは嬉しい驚きでした。
途切れない安心感、最新規格の通信性能
通信性能は、現代のスマートフォンにおいて最も重要な基盤の一つです。その点、Xiaomi 14Tは最新規格にしっかり対応しており、高い安定性を実感できました。自宅のWi-Fi環境ではWi-Fi 6Eに対応しているため、対応ルーターとの接続で非常に高速かつ安定した通信が可能でした。試しにリビングでLINEのビデオ通話をしながら別の部屋へ移動してみましたが、映像や音声が途切れることは一切ありませんでした。
屋外での5G通信も安定しており、地下街のような電波が入りにくい場所でも、通信が途切れることなくマップの確認やメッセージの送受信ができました。これは、一部で電波掴みの弱さが指摘されていたXiaomi 13Tから改善された点かもしれません。通話品質自体は、相手の声も自分の声もクリアに伝わり良好でしたが、少し気になったのは受話音量の小ささです。人混みの中では音量を最大にしても、やや聞き取りにくいと感じる場面がありました。
正確無比なGPSで、もう道に迷わない
Xiaomi 14TはデュアルバンドGPS(L1+L5)に対応しており、位置情報の精度は非常に高いです。慣れない土地でGoogleマップをカーナビ代わりに使用した際、測位は一瞬で完了し、高層ビルが立ち並ぶエリアでも自車位置がズレることなく、スムーズなナビゲーションを提供してくれました。Xiaomi 13TでもGPS性能に不満はありませんでしたが、Xiaomi 14Tのこの即応性と精度の高さは、特に初めての場所を訪れる際に大きな安心感を与えてくれます。
<Xiaomi 14Tのオーディオ・通信性能 仕様>
- オーディオ:
- ステレオスピーカー搭載
- Dolby Atmos®、Hi-Res & Hi-Res Audio Wireless認証
- 対応オーディオ形式: MP3, FLAC, AAC, OGG, WAV, AMR, AWB
- イヤホンジャック: 非搭載
- 通信:
- SIM: デュアルSIM (nano SIM + eSIM)
- 5G対応バンド: n1/3/28/40/41/77/78
- Wi-Fi: Wi-Fi 6E, 2×2 MIMO
- Bluetooth: Bluetooth 5.4
- 対応コーデック: AAC/SBC/LDAC/LHDC
- ナビゲーション:
- GPS: L1+L5 | Galileo: E1+E5a | GLONASS: G1 | Beidou | NavIC: L5
まとめ:オーディオと通信性能
- スピーカー音質: 初期設定では低音が弱く軽めの音質だが、イコライザーで調整することで満足のいくサウンドになる。
- ワイヤレスオーディオ: LDACやLHDCといった高音質コーデックに対応し、安定した接続で高品質な音楽体験が可能。
- Wi-Fi性能: 最新規格のWi-Fi 6Eに対応しており、高速で安定した通信を実現している。
- 5G・通話品質: 5Gの接続は安定しているが、受話音量がやや小さいと感じる場面がある。
- GPS精度: デュアルバンド対応で測位が速く非常に正確。ナビゲーション利用時の信頼性が高い。
OSと機能:Xiaomi 14T ~洗練された新OSと、日常を彩る便利機能~
ここでは、Xiaomi 14Tのソフトウェアと、日々の使い勝手を向上させる多彩な機能についてご紹介します。前モデルXiaomi 13Tから進化した新しい「Xiaomi HyperOS」の使い心地や、長く安心して使えるアップデート保証、そして日本市場に欠かせない便利な機能まで、詳しくレビューしていきます。
洗練された新OS「Xiaomi HyperOS」と長期サポートの安心感
Xiaomi 14Tは、Android 14をベースとした新しい「Xiaomi HyperOS」を初期搭載しています。これは、Xiaomi 13TがMIUI 14で発売され、後にHyperOSへアップデートされた流れとは異なり、最初から最適化された状態で利用できる点が魅力です。かつてのMIUIにあった独特の癖が少なくなり、他のAndroidスマートフォンから乗り換えたユーザーでも、より直感的に操作できるようになっていると感じました。UIデザインは洗練されており、長年のXiaomiユーザーならすぐに馴染めるでしょう。
そして、最も注目すべきは、OSアップデート4回、セキュリティアップデート5年という長期サポートが約束されている点です。これにより、最新の機能やセキュリティを保ったまま、一つのスマートフォンを長く安心して使い続けることができます。これは、購入後の満足度を大きく左右する、非常に重要なメリットと言えるでしょう。
日常を豊かにする、かゆいところに手が届く機能群
Xiaomi 14Tは、日々の生活をより便利にする機能が満載です。まず、通知やキーボードのタイピング時に、心地よい振動でフィードバックを返してくれる「X軸リニア振動モーター」の質感が非常に高いです。安価なスマートフォンにありがちなブザーのような振動とは一線を画す、小気味よい触覚体験は、操作するたびに小さな満足感を与えてくれます。また、機密情報を保護するための独立したセキュリティチップも搭載されており、見えない部分でも安心感が高い設計になっています。SIMは物理的なnanoSIMとeSIMのデュアルSIMに対応しており、仕事用とプライベート用で番号を使い分けるといった柔軟な運用が可能です。
スマートフォンが万能リモコンや財布に変わる
Xiaomi 14Tには、他のスマートフォンでは省かれがちな便利な連携機能がしっかりと搭載されています。その一つが「赤外線ブラスター」です。自宅のリビングでテレビのリモコンが見当たらない時、この機能を使ってXiaomi 14Tからテレビの電源を入れたり、チャンネルを変えたりできたのには感動しました。エアコンなども登録できるため、まさに万能リモコンとして活躍してくれます。
もちろん、日本市場で必須の「おサイフケータイ(FeliCa)」にも対応しています。駅の改札やコンビニでの支払いはスムーズに行えましたが、FeliCaチップが本体の上部に配置されているため、一般的な中央配置の機種に慣れていると、最初はタッチする位置に少し戸惑うかもしれません。
スピーディーで確実な生体認証
日々のロック解除を担う生体認証は、画面内指紋センサーとAI顔認証の2種類に対応しています。特に画面内指紋センサーの精度と速度は素晴らしく、夜、部屋が真っ暗な状態でも一瞬で認証が完了するのには驚きました。以前使っていたスマートフォンでは認証に失敗することがあったような場面でも、Xiaomi 14Tは確実にロックを解除してくれます。
ただ、センサーの位置が画面の少し下の方にあるため、もう少し高い位置にあれば、さらに自然に指を置けると感じました。一方、AI顔認証は、明るい場所では一瞬でロック解除できますが、マスク着用時や暗所では認識しにくくなるため、指紋認証との併用が最適です。
<Xiaomi 14TのOS・機能 仕様>
- OS: Android™ 14ベースのXiaomi HyperOS
- OSアップデート保証: 最大4世代のAndroid OSアップデート
- セキュリティアップデート保証: 5年間のセキュリティパッチ提供
- 生体認証: 画面内指紋センサー, AI顔認証
- NFC/おサイフケータイ®: 対応
- SIM: デュアルSIM (nano SIM + eSIM)
- モーター: X軸リニア振動モーター
- その他機能: 赤外線ブラスター, 独立したセキュリティチップ
まとめ:OSと機能
- OS: クセが少なくなり洗練された「Xiaomi HyperOS」を初期搭載し、直感的な操作が可能。
- 長期サポート: OSアップデート4回、セキュリティアップデート5年という保証があり、長く安心して使える。
- 便利機能: おサイフケータイはもちろん、万能リモコンになる赤外線ブラスターなど、便利な機能が満載。
- FeliCaの配置: チップが本体上部にあるため、リーダーへのタッチに少し慣れが必要。
- 生体認証: 高速かつ高精度な画面内指紋認証とAI顔認証を搭載し、スムーズなロック解除を実現。
Xiaomi 14T と Xiaomi 13Tの違い:スペックで見る進化点
Xiaomi 14Tは、2023年12月に発売された前モデルXiaomi 13Tから約1年を経て登場した、後継モデルです。多くの点で順当な進化を遂げていますが、特にパフォーマンスとカメラ機能においては飛躍的な向上が見られます。ここでは、両モデルのスペックを比較し、その違いを詳しく解説していきます。
OSとサポート期間(アップデート保証)
- Xiaomi 13T: 初期OSはAndroid 13ベースのMIUI 14でした。
- Xiaomi 14T: 初期OSはAndroid 14ベースの新しいXiaomi HyperOSを搭載しています。
- アップデート保証: 両モデルとも、OSアップデート最大4回、セキュリティアップデート5年間の長期サポートが提供される予定です。
- 違い: Xiaomi 14Tは、より新しく洗練されたOSからスタートできる利点があります。また、サポート期間は同じですが、開始時期が新しいため、より長く最新の環境で利用できることになります。
パフォーマンス(SoC・メモリ・ストレージ)
- SoC:
Xiaomi 13T: MediaTek Dimensity 8200-Ultra
Xiaomi 14T: MediaTek Dimensity 8300-Ultra - メモリ(RAM):
Xiaomi 13T: 8GB (LPDDR5)
Xiaomi 14T: 12GB (LPDDR5X) - ストレージ(ROM):
Xiaomi 13T: 256GB (UFS 3.1)
Xiaomi 14T: 256GB (UFS 4.0) - 違い: パフォーマンスはXiaomi 14Tが圧倒しています。SoCの世代が新しくなっただけでなく、メモリは容量が増え、規格もより高速なLPDDR5Xに進化。ストレージも読み書き速度が劇的に速いUFS 4.0を採用しており、アプリの起動やデータ処理など、あらゆる場面で体感できるほどの差があります。
カメラ
- 監修:
Xiaomi 13T: 国内キャリア版にはライカ監修はありませんでした。
Xiaomi 14T: 日本のTシリーズとして初めてライカと共同開発したカメラシステムを搭載。 - 動画撮影:
Xiaomi 13T: 4K/30fpsまで。
Xiaomi 14T: 4K/60fpsに対応。 - 違い: Xiaomi 14T最大のセールスポイントです。ライカ独自の雰囲気ある写真が撮れるようになったことに加え、動画性能も向上し、より滑らかな映像を記録できるようになりました。
ディスプレイ
最大輝度:
- Xiaomi 13T: 2,600nit(ピーク輝度)
- Xiaomi 14T: 4,000nit(ピーク輝度)
- 違い: ディスプレイの基本スペック(サイズ、解像度、リフレッシュレート)はほぼ同じですが、ピーク輝度が大幅に向上しています。これにより、Xiaomi 14Tは晴れた日の屋外でも画面が圧倒的に見やすくなりました。
AI機能
- Xiaomi 13T: 新世代のAI機能は搭載されていませんでした。
- Xiaomi 14T: Xiaomi独自の「Advanced AI」(AI通訳、AIノート等)や、Googleの「かこって検索」「Gemini」を搭載。
- 違い: Xiaomi 14Tは、スマートフォンをより賢く、便利に使うためのAIアシスト機能が豊富に追加されており、生産性や情報収集の効率が大きく向上しています。
充電器
- Xiaomi 13T: 67W急速充電に対応していましたが、充電器は別売りでした。
- Xiaomi 14T: 67W急速充電に対応し、ACアダプタとケーブルが同梱されています。
- 違い: Xiaomi 14Tは追加の出費なしで、箱を開けてすぐに急速充電を利用できます。これは利便性における大きな改善点です。
デザイン・サイズ・重量
デザイン:
- Xiaomi 13T: 背面がカーブした丸みのあるデザイン。
- Xiaomi 14T: 背面がフラットで角の立ったシャープなデザイン。
- 違い:Xiaomi 14Tは、より現代的でシャープなフラットデザインを採用しています 。これにより、見た目の高級感は増しましたが、Xiaomi 13Tの丸みを帯びたデザインがもたらす手へのフィット感とは異なり、人によっては角張った印象を受ける場合があります 。デザインの好みや持ちやすさで評価が分かれるポイントです。
サイズ・重量:
- Xiaomi 13T: 約162 x 76 x 8.7 mm, 約197g
- Xiaomi 14T: 約160.5 x 75.1 x 7.8 mm, 約195g (ガラス版)
- 違い: Xiaomi 14Tは、より現代的なフラットデザインを採用しつつ、前モデルよりも薄く、軽くなっています。
耐久性
- Xiaomi 13T: IP68防水防塵(水深1.5mで30分間の耐水性能)
- Xiaomi 14T: IP68防水防塵(水深2mで30分間の耐水性能)
- 違い: 防水性能が向上しており、より安心して使えるようになっています。
カラー
- Xiaomi 13T: アルパインブルー、メドウグリーン、ブラック
- Xiaomi 14T: レモングリーン、チタングレー、チタンブルー
- 違い: カラーラインナップが一新され、それぞれ異なる個性の色が用意されています。
まとめ
Xiaomi 14Tは、Xiaomi 13Tから順当に進化したモデルというよりも、「飛躍的に進化した」モデルと言えます。特に、処理性能の大幅な向上、そして最大の魅力である「ライカ監修カメラ」の搭載は、このスマートフォンの価値を大きく高めています。
さらに、屋外での視認性を劇的に改善したディスプレイの輝度向上や、別売りだった急速充電器が同梱されるようになった点など、ユーザーの使い勝手を細やかに改善している点も高く評価できます。デザインや耐久性といった基本性能も着実に向上しており、あらゆる面でXiaomi 13Tを凌駕する、非常に完成度の高い一台に仕上がっています。
Xiaomi 14Tのメリット・デメリット
「Xiaomi 14T」は、優れたコストパフォーマンスで大きな注目を集めていますが、購入を検討する上で知っておくべき長所と短所が存在します。ここでは、前モデルであるXiaomi 13Tとの比較を交えながら、Xiaomi 14Tのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
【メリット】
メリット1:価格を超えた圧倒的なパフォーマンス
Xiaomi 14Tは、性能の要であるSoCがXiaomi 13Tの「Dimensity 8200-Ultra」から新世代の「Dimensity 8300-Ultra」へと進化しました。これにより、特にゲーム性能に影響するGPU性能が約200%向上するなど、処理能力が飛躍的に向上しています。メモリとストレージもそれぞれLPDDR5X、UFS 4.0という次世代規格にアップグレードされており、アプリの起動やデータの読み込み速度は非常に高速です。日常操作はもちろん、高負荷な作業でもストレスを感じることはありません。
メリット2:待望のライカ監修カメラと進化した動画性能
国内版のXiaomi 13Tでは非搭載だったライカ監修のカメラが、Xiaomi 14Tには搭載されています。これにより、ライカ独特の雰囲気ある写真が撮れる「Leicaオーセンティック」と、鮮やかな「Leicaバイブラント」という2つの写真スタイルを楽しめるようになりました。新しい画像処理技術により、総合的な画質も向上しています。また、動画撮影性能もXiaomi 13Tの4K/30fpsから4K/60fpsへと進化し、より滑らかな映像を記録できるようになりました。
メリット3:屋外でも見やすい高輝度ディスプレイ
ディスプレイのピーク輝度が、Xiaomi 13Tの2,600nitから4,000nitへと大幅に向上しました。この進化により、直射日光の下でも画面が非常に見やすくなり、屋外で地図を確認したり、写真を閲覧したりする際の快適性が格段にアップしました。明るいだけでなく、周囲の環境に合わせて色温度や輝度を自動調整する「AIディスプレイ」機能も搭載されており、目への負担も軽減されます。
メリット4:追加投資不要の急速充電
Xiaomi 13Tでは別売りだった67Wの急速充電器が、Xiaomi 14Tでは標準で同梱されるようになりました。これにより、追加の費用をかけることなく、箱を開けたその日から約50分で100%まで充電できる急速充電の恩恵を受けられます。忙しい朝でも、身支度をしている短い時間で十分なバッテリー量を確保できるのは大きなメリットです。
メリット5:洗練されたデザインと向上した耐久性
Xiaomi 13Tの丸みを帯びたデザインから、よりシャープで現代的なフラットデザインへと変更されました。また、Xiaomi 13Tよりも薄く軽くなったことで、大画面ながら持ち運びやすさも向上しています。防水防塵性能もIP68に対応しており、耐水性能が水深1.5mから2mへと強化されるなど、日常使いでの安心感が高まっています。
メリット6:豊富なAIアシスト機能
Xiaomi 13TにはなかったXiaomi独自の「Advanced AI」機能が充実しています。会議の音声を文字起こしできる「AIレコーダー」や、文章を要約してくれる「AIノート」など、仕事や学習の生産性を向上させる機能が満載です。これに加えて、Googleの「かこって検索」や「Gemini」といった最新AIも利用でき、スマートフォンがより賢いアシスタントとして機能します。
【デメリット】
デメリット1:ワイヤレス充電とストレージ拡張に非対応
Xiaomi 14Tは、上位モデルの14T Proとは異なり、ワイヤレス充電には対応していません。また、Xiaomi 13Tと同様にmicroSDカードスロットも搭載していないため、内蔵ストレージ(256GB)以上の容量を物理的に増やすことはできません。写真や動画を大量に保存するユーザーは、クラウドストレージなどを活用する必要があります。
デメリット2:一部の機能における妥協点
高いコストパフォーマンスを実現するためか、いくつかの点で妥協が見られます。スピーカーの音質はXiaomi 13Tより少し劣化したと感じる意見があり、音が軽く聞こえる場合があります。また、内部ストレージは高速なUFS 4.0ですが、PCへのデータ転送に使うUSB-CポートはUSB 2.0規格のため、大容量の動画ファイルなどを転送する際には時間がかかります。
デメリット3:おサイフケータイ(FeliCa)の位置と感度
おサイフケータイに対応している点はメリットですが、その使い勝手には注意が必要です。FeliCaチップが本体上部に配置されているため、一般的な中央配置の機種に慣れていると、最初は改札などでタッチする位置に戸惑うかもしれません。また、一部のユーザーからは、特定のアプリで反応が不安定だったり、感度が悪いと感じたりする声も報告されています。
Xiaomi 14T シリーズのスペック(仕様)一覧
- モデル:Xiaomi 14T / Xiaomi 14T Pro / Xiaomi 14 Ultra
- ディスプレイ:Xiaomi 14T / Pro: 6.67インチ、解像度2712 x 1220 pxのAMOLED
※Ultra: 6.73インチ、解像度3200 x 1440 pxのAMOLED - リフレッシュレート:最大144Hz
- タッチサンプリングレート:最大 480Hz
- プロセッサ:Xiaomi 14T: MediaTek Dimensity 8300-Ultra
※Pro: MediaTek Dimensity 9300+
※Ultra: Snapdragon 8 Gen 3 - GPU:Xiaomi 14T: Arm Mali-G615 MC6
※Pro: Immortalis-G720 MC12
※Ultra: Qualcomm Adreno GPU - RAM(メモリ):Xiaomi 14T / Pro: 12GB LPDDR5X 8533Mbps
※Ultra: 16GB - 仮想メモリ:Xiaomi 14T: +12GBまで
※Pro: +8GBまたは+16GB(ストレージ容量による)
※Ultra: 対応 - ストレージ:Xiaomi 14T: 256GB UFS4.0
※Pro: 256GB / 512GB UFS4.0
※Ultra: 512GB - バッテリー:5000mAh
※Ultra: 5000mAh(グローバル版) - 充電:Xiaomi 14T: 67Wハイパーチャージ、PD3.0、PD2.0、Mi-FC 2.0に対応、USB Type-C
※Pro: 120Wハイパーチャージ、10Wワイヤレスチャージ、PD3.0、PD2.0、Mi-FC 2.0に対応、USB Type-C
※Ultra: 90Wハイパーチャージ、80Wワイヤレス充電対応、リバースワイヤレス給電、USB-C 3.2 Gen 2 - 背面カメラ:Xiaomi 14T / Pro: 50MP + 50MP + 12MP
※Ultra: 50MP + 50MP + 50MP + 50MP - 前面カメラ:32MP
- ワイヤレス通信:Wi-Fi 6E(ProはWi-Fi 7対応)、Bluetooth 5.4 (AAC/LDAC/LHDCに対応)
- 衛星測位:GPS:L1 + L5/Galileo:E1+E5a|GLONASS:G1 | Beidou(B1I+B1C+B2a) | NavIC:L5 A-GPS補助側位 | 電子コンパス | ワイヤレスネットワーク | データネットワーク | MPE
- NFC/おサイフケータイ:Felica 対応
- インターフェース:Xiaomi 14T / Pro: USB Type-C 2.0
※Ultra: USB Type-C 3.2 Gen 2 - センサー:近接センサー | 環境光センサー | 加速度計 | ジャイロスコープ | 電子コンパス | 赤外線ブラスター | フリッカーセンサー | X軸リニア振動モーター
- スピーカー:ステレオスピーカー、Dolby Atmos対応
- マイク:内蔵
※Ultra: 4マイクアレイ - 防水防塵:IP68
- 冷却システム:Xiaomi 14T: Xiaomi IceLoopシステム
※Pro: Xiaomi 3D IceLoopシステム
※Ultra: XiaomiデュアルチャネルIceLoopシステム - AI機能:Google Gemini、Googleかこって検索、AI通訳、AIメモ、AIレコーダー、AI字幕、AIフィルム、AI画像編集、AIポートレートなど
- 振動モーター:X軸リニア振動モーター
- 生体認証:画面内指紋認証、AI顔認証
- OS:Xiaomi HyperOS
- サイズ:Xiaomi 14T: 160.5 x 75.1 x 7.8(ガラス)/7.95mm(PU)
※Pro: 160.4 x 75.1 x 8.39 mm
※Ultra: 161.4 x 75.3 x 9.2 mm - 重量:Xiaomi 14T: 195g(ガラス)/193g(PU)
※Pro: 209 g
※Ultra: 約219.8 g - カラー:Xiaomi 14T: レモングリーン、チタングレー、チタンブルー
※Pro: チタンブラック、チタングレー、チタンブルー
※Ultra: ホワイト、ブラック - 付属品:ACアダプタ(試供品)/USB Type-C ケーブル(試供品)/クイックスタートガイド/ソフトケース(試供品)/SIM取り出し用ピン(試供品)
- 5G通信:対応
- SIMカード:NanoSIM + eSIM(デュアルSIM)
対応バンド:iaomi 14T
「Xiaomi 14T」シリーズは5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G:n1/3/28/40/41/77/78
- 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28 4G:LTE TDD:B38/40/41/42
- 3G:UMTS:B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM:B2/3/5/8
対応バンドの詳細
ドコモ回線
- 5G: n78に対応しています。5Gの主要バンドであるn78に対応しているため、多くのエリアで5G通信が可能です。ただし、ドコモが独自に整備を進めているn79には対応していません。
- 4G: B1/3/19/28/42に対応しています。主要バンドであるB1, B3に加え、プラチナバンドであるB19にも対応しているため、都市部から郊外、山間部まで広いエリアで快適な通信が期待できます。
- プラチナバンド: B19に対応しています。
au回線
- 5G: n28/41/77/78に対応しています。auの主要な5Gバンドをカバーしており、広いエリアで5G通信が利用できます。
- 4G: B1/3/18/26/28/41/42に対応しています。主要バンドであるB1, 3, 18/26をカバーしており、全国で安定した4G通信が可能です。
- プラチナバンド: B18/26に対応しています。
ソフトバンク回線
- 5G: n3/28/77/78に対応しています。ソフトバンクの主要な5Gバンドを網羅しています。
- 4G: B1/3/8/28/41/42に対応しています。主要バンドのB1, 3, 8をカバーしており、全国で快適な通信が見込めます。
- プラチナバンド: B8に対応しています。
楽天モバイル回線
- 5G: n77に対応しています。楽天モバイルの5Gエリアで通信が可能です。
- 4G: B3/18/26に対応しています。楽天モバイルの自社回線であるB3と、パートナー回線(au)であるB18/26に対応しているため、広いエリアで通信が可能です。
- プラチナバンド: n28に対応しています。楽天モバイルは700MHz帯(n28)でのプラチナバンド展開を開始しており、将来的に対象エリアでの通信品質向上が期待できます。
結論
この端末(Xiaomi 14T)は、バンド情報に基づくと、
- ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに幅広く対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。ただし、ドコモの5Gバンドn79には非対応です。
- 楽天モバイルについては、自社回線とパートナー回線の両方の4Gバンドに対応しており、5Gおよび将来的なプラチナバンドにも対応しています。
- 3Gについては、ドコモとソフトバンクのバンドに対応していますが、auは3Gサービスを終了しています。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで大きな問題なく利用できる可能性が非常に高いと言えます。
Xiaomi 14Tの評価
8つの評価基準で「Xiaomi 14T」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
ピーク輝度4,000nitの有機ELディスプレイは、前モデルXiaomi 13Tから大幅に進化し、直射日光下でも驚くほど見やすいです。最大144Hzのリフレッシュレートによる滑らかな表示と、目に優しいAIディスプレイ機能も最高評価に値します。
スペック:★★★★☆
Dimensity 8300-Ultra、LPDDR5Xメモリ、UFS 4.0ストレージの組み合わせは、ミドルハイの価格帯とは思えないほどの処理性能を発揮します。上位モデルの14T Proには及びませんが、日常使いからクリエイティブな作業まで快適にこなせる性能です。
耐久性: ★★★★☆
防水性能が水深2mに向上したIP68防水防塵に対応し、フレーム強度もXiaomi 13Tから2倍にアップするなど、日常の利用における安心感は非常に高いです。
デザイン:★★★★☆
前モデルの丸みを帯びたデザインから、シャープで高級感のあるフラットデザインへと進化しました。素材の質感も高く評価できますが、人によっては持ち心地の好みが分かれる可能性があるため星4つとしました。
通信:★★★★☆
Wi-Fi 6EやBluetooth 5.4といった最新規格に対応し、通信は高速で安定しています。デュアルバンドGPSの精度も申し分ありません。ただし、一部で指摘されているFeliCaの感度や受話音量の小ささが、わずかなマイナスポイントです。
機能:★★★★☆
国内版Xiaomi 13Tでは非搭載だったライカ監修カメラの搭載は、このモデルの価値を大きく高めています。多彩なAI機能や便利な赤外線ブラスターも備えており、機能性は非常に高いです。
使いやすさ:★★★★☆
クセが少なくなった新OS「HyperOS」は直感的で操作しやすくなっています。Xiaomi 13Tでは別売りだった67W急速充電器が同梱されたことで、充電の利便性も大きく向上しました。
価格:★★★★☆
これだけの性能と機能を備えながら、発売時の価格が5万円台からというのは驚異的なコストパフォーマンスです。多くのユーザーにとって、価格以上の価値を十分に感じられる一台と言えるでしょう。
【総評:★★★★★】
価格破壊の「準フラッグシップ」
Xiaomi 14Tは、単なるミドルハイレンジのスマートフォンという言葉では片付けられない、「価格破壊の準フラッグシップ」と呼ぶにふさわしい一台です。前モデルXiaomi 13Tからあらゆる面で正統進化を遂げており、特にパフォーマンスとカメラ性能の飛躍的な向上は、多くのユーザーに感動を与えるでしょう。
Dimensity 8300-Ultraがもたらす処理性能は、SNSや動画視聴といった日常操作はもちろん、高負荷な動画編集でさえ快適にこなすほどのパワーを秘めています。これを支えるのが、LPDDR5XとUFS 4.0という次世代のメモリ・ストレージ規格です。アプリの起動やデータの読み込みは一瞬で完了し、一度この速度を体験すると、もう元には戻れないと感じるほどです。
撮影が楽しくなる「本物のライカ体験」
そして、このスマートフォンの最大の魅力は、国内版のTシリーズとして初めて搭載されたライカ監修カメラです。独特の空気感を描写する「Leica オーセンティック」と、鮮やかでありながら深みのある「Leica バイブラント」という2つの写真スタイルは、ただ記録するだけだった写真撮影を、「作品作り」の楽しみへと変えてくれます。動画性能も4K/60fpsに対応し、手ブレ補正も強力なため、静止画だけでなく動画撮影のクオリティも大幅に向上しました。
わずかな弱点を補って余りある魅力
もちろん、上位モデルのXiaomi 14T Proと比較すれば、ワイヤレス充電に非対応であったり、プロセッサの性能に差があったりと、いくつかの妥協点は存在します。しかし、それらのわずかな弱点を補って余りあるほどの魅力が、このXiaomi 14Tには詰まっています。
優れたディスプレイ、パワフルな性能、撮影が楽しくなるカメラ、そして一日中安心して使えるバッテリーと超高速充電。これらすべてが、驚くほど手頃な価格で手に入るのです。コストパフォーマンスを重視しつつも、妥協のないスマートフォンを求めるすべてのユーザーに、自信を持って推奨できる一台です。
[amazon]
Xiaomi 14Tの価格・購入先
※価格は2025/10/05に調査したものです。価格は変動します。
Xiaomi オンラインストア
Xiaomi 14T Pro
109,800円で販売されています。
Xiaomi オンラインストアで「Xiaomi 14T Pro」をチェックする
ECサイト
- Amazonで64,777円(税込・Pro版は81,777円)、
- 楽天市場で54,780円(送料無料・Pro版は93,840円)、
- ヤフーショッピングで54,780円(中古・Pro版は100,554円)、
- AliExpressで115,247円(Pro版)、
- 米国 Amazon.comで$499.99 (14T)、
で販売されています。
Amazonで「Xiaomi 14T」をチェックする
楽天市場で「Xiaomi 14T」をチェックする
ヤフーショッピングで「Xiaomi 14T」をチェックする
AliExpressで「Xiaomi 14T」をチェックする
米国 Amazon.comで「Xiaomi 14T」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
Xiaomi 14Tを安く買う方法
「Xiaomi 14T」を安く買うにはUQ monileを利用するがいいでしょう。また、ドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアでも値下げで安くなることもあるので、こまめにチェックしておきましょう。
UQ mobile
Xiaomi 14T
【初期費用】
- 事務手数料:3,850円
- (別途、月額プラン料金がかかります)
【機種代金】
① 端末を返すプランの場合 (実質負担額)
- 乗り換え: 13,300円
- 新規契約: 24,300円
- 機種変更: 35,300円
② 端末を買い取る場合
一括価格: 57,300円
UQ mobileで「Xiaomi 14T」をチェックする
※UQ mobileに関することはこちらの記事で紹介しています。
UQ mobileスマホ乗り換えで節約!おすすめ12機種と選び方【2025年最新】
キャリア(MNO)
au KDDI
Xiaomi 14Tを2024年12月中旬発売予定
au KDDIで「Xiaomi 14T」をチェックする
ソフトバンク
「Xiaomi 14T Pro」を2024年11月29日に発売開始
機種代金
- 1~12回3円/月
- 13~48回3,459円/月
- 支払回数48回 支払期間49ヵ月 実質年率0%
- 総額124,560円
新トクするサポートなら超おトク
- 48回払いで購入し、13ヵ月目※1に特典利用を申し込み、ソフトバンクで機種を回収する場合
- 新トクするサポート(プレミアム)の早トクオプション適用で
- 1~12回3円/月
- 総額36円
- +別途 早トクオプション利用料 19,800円
ソフトバンクで「Xiaomi 14T Pro」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
「Xiaomi 14T」シリーズに似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Xiaomi 15T
Xiaomiから発売された6.83インチの5Gスマートフォンです(2025年9月26日発売)。
Android 15 (Xiaomi HyperOS 2)、MediaTek Dimensity 8400-Ultra、12GBメモリ、2772×1280 pxの有機EL液晶、256GB / 512GBストレージ、最大13.19時間(連続使用時)駆動する5,500mAhバッテリー、背面50MP+50MP+12MPのライカ監修3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Xiaomi HyperAI、AI文章生成、AI音声認識、AI通訳、AI検索、AIダイナミック壁紙、Google Gemini)、AIディスプレイ機能、リフレッシュレート:最大120Hz、カメラの新センサー「Light Fusion 800」、光学2倍ズーム、動画プロモード(Log撮影、LUTインポート対応)、ShootSteady(動画手ブレ補正)、Xiaomi 3D IceLoop冷却システムに対応しています。
また、67W急速充電、画面内指紋認証、AI顔認証、IP68防水防塵、NFC、X軸リニア振動モーター、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 6.0、GPS (L1+L5)にも対応しています。
価格は、Amazonで69,980円(税込・15Tモデル・Pro版は109,980円)、楽天市場で64,980円(送料無料・15T)、ヤフーショッピングで109,980円(Pro版)、AliExpressで94,428円(15T・グローバル版)、です。
関連記事:Xiaomi 15T 徹底レビュー!6万円台ライカ機のコスパを14T比較で評価
Amazonで「Xiaomi 15T」をチェックする
Xiaomi 15
Xiaomiから発売された6.36インチのスマートフォンです(2025年4月1日発売)。
Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GB LPDDR5Xメモリ、2670 x 1200 pxのCrystalRes有機EL (1~120Hz, 最大3200nits)、256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、最大25時間駆動する5240 mAhバッテリー、背面50MPトリプル (広角ライカSummilux, 望遠, 超広角)カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(AI文章作成、AI音声認識、AI通訳、AIダイナミック壁紙)、Google Gemini連携(かこって検索など)、
1~120Hzの「可変リフレッシュレート」、60mm相当の望遠撮影、10cmまで寄れるマクロ撮影、8K動画撮影(24/30fps)、IP68防水防塵、90Wハイパーチャージ (有線)、ワイヤレス充電、Xiaomi Wing型IceLoopシステム(冷却システム)、X軸リニア振動モーター、超音波画面内指紋センサー、AI顔認証、「Xiaomiシールドガラス」、「高強度アルミニウム合金フレーム」、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFC、GPS (L1+L5)に対応しています。
価格は、Amazonで90,570円(税込)、楽天市場で109,800円~118,380円(送料無料)、ヤフーショッピングで99,630円~123,000円、AliExpressで87,479円、です。
関連記事:Xiaomi 15レビュー!14Tとの違い&買い替えメリット・デメリット
Amazonで「Xiaomi 15」をチェックする
OPPO Find X8
OPPOから発売された6.6インチの5Gスマートフォンです(2024年12月12日発売)。
ColorOS 15 (based on Android 15)、MediaTek Dimensity 9400、 16GB LPDDR5Xメモリ、512GB UFS 4.0ストレージ、5630mAhバッテリー、ハッセルブラッドカメラ(背面50MP+50MP+50MPの3眼カメラ)、前面32MPカメラを搭載しています。
また、80W SUPERVOOC(急速充電)、50W AIRVOOC(ワイヤレス充電)、IP69/IP68防水防塵、MIL規格とスイスSGSの耐衝撃、最大28GBまでのメモリ拡張、ディスプレイ指紋認証、顔認証、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大240Hz、NFC(※おサイフケータイには非対応)、USB Type-C(OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで112,963円(税込)、楽天市場で119,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで116,000円(送料無料)、AliExpressで122,663円、です。
関連記事:OPPO Find X8 レビュー!カメラもCPUも驚愕の性能か? Antutu300万越え!
Amazonで「OPPO Find X8」をチェックする
AQUOS R9 Pro
シャープが開発した6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年12月上旬以降に発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3、Quad HD+のPro IGZO OLED液晶、12GB LPDDR5 メモリ、512GB UFS 4.0 ストレージ、背面 50.3MP + 50.3MP + 50.3MPの3眼カメラ、前面 50.3MPのフロントカメラを搭載しています。
また、電話アシスタント機能、Gemini(内蔵・電源キーで呼び出し)、放熱システム「デュアル・サーモマネジメント」、フルメタルBOXスピーカー、「8Way Audio」、「ブロードキャスト機能」、
リフレッシュレート 1~240Hz (可変)、急速充電、ワイヤレス充電、おサイフケータイ、IP68防水防塵、顔認証、画面内指紋認証、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、楽天市場で198,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで192,654円、です。
関連記事:ライカ3眼「AQUOS R9 Pro」スマホとR8 Pro、R7を比較
Amazonで「AQUOS R9 Pro」をチェックする
Google Pixel 9
Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2024年8月22日発売)。
Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラ搭載で、
「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで99,780円(税込)、楽天市場で92,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで97,190円、AliExpressで90,944円、です。
関連記事:Google Pixel 9徹底レビュー!Pixel 8との違い・AI機能・価格
Amazonで「Google Pixel 9」をチェックする
Galaxy S24
サムスンから発売された6.2インチの5Gスマートフォンです(2024年4月11日発売)。
Android 14 + One UI 6.1、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、8GB LPDDR5Xメモリ、フルHD+のDynamic AMOLED 2X液晶、256GB / 512GB UFS 4.0 ストレージ、背面50MP + 10MP + 12MPの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラ搭載で、
AI機能(かこって検索・リアルタイム通訳・フォトアシストなど)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、ステレオスピーカー、冷却用の放熱システム、Samsung DeX、Knox セキュリティ、画面内指紋認証、顔認証、USB 3.2 Gen 1 Type-C (OTG/DisplayPort映像出力に対応)、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.3、5衛星測位のGPSナビゲーションに対応しています。
価格は、Amazonで97,800円(税込・整備済み品)、楽天市場で81,800円(送料無料・中古)、ヤフーショッピングで84,800円(中古)、です。
関連記事:AIスマホ「Galaxy S24」とGalaxy S23の違いを解説
Amazonで「Galaxy S24」をチェックする
Zenfone 11 Ultra
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2024年7月5日発売)。
Android 14 + Zen UI、Qualcomm Snapdragon 8 Gen3、12GB/16GB LPDDR5X メモリ、解像度 2400 x 1080 pxのLTPO AMOLED(有機EL)液晶、256GB/512GB UFS4.0、5500 mAhバッテリー、背面50MP + 13MP + 32MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラ、3.5mm イヤホンジャック搭載で、
AI機能、65W ハイパーチャージ 急速充電、デュアル ステレオスピーカー、リフレッシュレート 144Hz、おサイフケータイ(Felica)、IP68防水防塵、ゲームアシスト機能「Game Genie」、「Video Genie」、デュアル ステレオスピーカー、マイク デュアルマイク、画面内指紋認証、Corning Gorilla Glass Victus2、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、楽天市場で123,000(送料無料)、ヤフーショッピングで123,000円、 です。
関連記事:Zenfone 11 Ultra徹底レビュー!Zenfone 10と性能を比較
Amazonで「Zenfone 11 Ultra」をチェックする
iPhone 16
Appleから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです(2024年9月20日発売)。
iOS 18、Apple A18 Bionicチップ、8GB メモリ、Super Retina XDR液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、ビデオ再生で最大22時間駆動できるバッテリー、背面 48MP+12MPの2眼カメラ、前面 12MPのフロントカメラ、ステレオスピーカーを搭載しています。
また、生成AI機能「Apple Intelligence」、アクションボタン、カメラコントロールボタン、Apple Pay、Suica決済、空間オーディオ再生、IP68防水防塵、音声操作 Siri、衛星経由の緊急SOS、衝突事故検出、衛星経由の「探す」、USB-C (DisplayPort/USB 2 最大480Mb/s)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSにも対応している。
価格は、Amazonで117,493円(税込)、楽天市場で112,790円(送料無料)、ヤフーショッピングで112,000円、AliExpressで114,222円、米国 Amazon.comで$533.90、です。
関連記事:iPhone 16 徹底レビュー!iPhone 15からの進化点と欠点を評価
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他のシャオミ スマホと比較
他にもシャオミのスマートフォンが販売されています。日本向けの2025、2024年モデルもあるのでぜひ比較してみてください。
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