ライカ監修カメラを搭載した「Xiaomi 14T」シリーズ。早くも「写りが格段に良くなっている」と評判です。しかし、その一方で「複数のモデルがあってどれを買っていいか分からない」という人も多くいるようです。
そこで今回は各モデルとの違いを明らかにするために、次の7点を重点的に解説します。
- プロセッサ(CPU)性能
- カメラ性能
- AI機能
- ディスプレイ
- バッテリー・充電
- メモリ・ストレージ
- デザイン(サイズ・重量)
また、前モデル「Xiaomi 13T Pro」との違いも紹介!Antutuベンチマークやカメラ性能、AI機能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Xiaomi 14T」シリーズが発売開始!
2024年11月下旬、日本で中国 シャオミの新製品「Xiaomi 14T Pro」(シャオミ 14ティー プロ)が発売されます(※Xiaomi 14Tは12月中旬に発売)。
MediaTek Dimensity 9300+とXiaomi HyperOSを搭載した6.7インチの5Gスマートフォンです(※Xiaomi 14TはDimensity 8300-Ultra搭載)。
シャオミからは2023年12月8日にDimensity 9200+搭載の6.7型「Xiaomi 13T Pro」(シャオミ 13ティー プロ)が発売されています。
このスマートフォンは「負荷の高いゲームでもサクサク動いて快適」、「カメラ性能が高くて満足」と評判でした。
新モデルはその性能を強化し、ライカ監修のカメラやGoogle GeminiによるAI機能が使えることで話題になっています。
もちろん、おサイフケータイとIP68防水防塵にも対応していますよ。
それでは早速どんなスマートフォンなのか、その特徴(メリット)をくわしくみていきましょう。
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公式ページ:xiaomi-14t – Xiaomi Japan
Xiaomi 14Tシリーズのプロセッサ性能とAntutuベンチマーク
標準版「Xiaomi 14T」はMediaTek Dimensity 8300-Ultra プロセッサを搭載しています。
このプロセッサはMediaTekが開発した、ミドルハイレンジスマートフォン向けの高性能なモバイルプロセッサーで、
ゲーム性能やAI処理能力に優れているという特徴があります。
具体的には4nmプロセスで製造された8コア、最大3.35 GHz駆動のCPUを搭載。
AI プロセッサー「MediaTek NPU 780」やMediaTek HyperEngineも搭載されています。
内蔵のGPUはMali G615-MC6で、AI処理やゲームもスムーズに動作できるようになっています。
Antutu V10 ベンチマーク総合は約 140万 前後 を記録しています。
同じプロセッサは「POCO X6 Pro」にも搭載されています。
例: Antutu V10 総合で「1462202」、CPUで「317704」、GPUで「548785」、MEMで「327549」、UXで「268164」
MediaTek Dimensity 9300+の性能とAntutuベンチマーク
上位版「Xiaomi 14T Pro」は MediaTek Dimensity 9300+ プロセッサを搭載しています。
このプロセッサはMediaTekが開発したスマートフォン向けの高性能なSoC(System on a Chip)で、AI処理、ゲームに最適化されています。
具体的には4nmプロセスで製造された8コア、最大3.4GHzのCPU(Cortex-X4コア)と生成AIエンジン MediaTek NPU 790を搭載。
内蔵のGPUはArm Immortalis-G720 MC12で、MediaTek アダプティブ ゲーミング テクノロジーとMediaTek ハイパーエンジン NOSに対応し、
負荷の高いゲームもスムーズに動作できます。
Antutu V10 ベンチマーク総合は約 230万 前後 を記録しています。
同じプロセッサはVivo X100sにも搭載されています。
例: Antutu V10 総合で「2305267」、CPUで「538809」、GPUで「940944」、MEMで「472337」、UXで「353177」
Dimensity 8300-Ultra / Dimensity 9300+ 性能を比較
「Xiaomi 14T」が搭載するMediaTek Dimensity 8300-Ultra プロセッサと、
上位版「Xiaomi 14T Pro」が搭載するDimensity 9300+ プロセッサを他のCPUとAntutuベンチマーク総合スコアで比較してみました。
すると、Dimensity 8300-Ultraは10機種中、6番目に高いスコアを記録していました。
また、Dimensity 9300+ プロセッサは10機種中、最も高いスコアを記録していました。
<CPUランキング>
1.★ MediaTek Dimensity 9300+ (Xiaomi 14T Pro)・・・Antutu:約 230万 前後
2.Snapdragon 8 Gen3 (Zenfone 11 Ultra/Galaxy S24 Ultra/Xperia 1 VI)・・・Antutu:約 219万 前後
3.Apple A18 Bionic (iPhone 16)・・・Antutu:約 150万 前後
4.Snapdragon 8 Gen 2 (POCO F6 Pro/Zenfone 10/Xperia 5 V)・・・Antutu:約 140万 前後
5.Apple A16 Bionicチップ (iPhone 15)・・・Antutu:約 140万 前後
6.★ Dimensity 8300 Ultra (Xiaomi 14T/POCO X6 Pro)・・・・・・Antutu:約 140万 前後
7.Snapdragon 8 Gen 1 (AQUOS R7/motorola edge30 PRO)・・・Antutu:約 117万
8.Tensor G4 (Google Pixel 9/Pro/Pro XL)・・・Antutu:約 115万
9.Tensor G3 (Google Pixel 8 / Pixel 8a)・・・Antutu:約 107万 前後
10.Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:約 85万 前後
「Xiaomi 14T」シリーズのカメラ性能
「Xiaomi 14T」と「Xiaomi 14T Pro」のカメラ性能はほぼ共通していますが、イメージセンサーと望遠カメラの性能で違いがあります。
「Xiaomi 14T」はソニー製IMX906イメージセンサー(1/1.56型)を採用しているのに対し、「Xiaomi 14T Pro」はLight Fusion 900イメージセンサー(1/1.31型)を採用しています。
メインカメラの画素数が5000万画素である点は同じです。
また、「Xiaomi 14T」が光学2倍ズーム対応の望遠カメラを搭載しているのに対し、「Xiaomi 14T Pro」は光学2.6倍ズーム対応の望遠カメラを搭載しています。
その他の仕様はほぼ共通しており、大きな違いはありません。
「Xiaomi 14T」シリーズの背面カメラは50MP(メイン) + 50MP(ライカ望遠) + 12MP(超広角)の3眼構成です。
レンズにはライカと共同開発したSummilux(ズミルックス)光学レンズが採用されています。
3つのカメラで15mm~100mmの焦点距離をカバーできるため、様々なシーンで広範囲を撮影できます。
夜間での撮影はウルトラナイトアルゴリズムとUltraHDRテクノロジー採用で、明るくキレイに撮影できます。
ウルトラナイトアルゴリズム
暗い場所で複数枚の写真を高速で連続撮影し、それらを合成することで、ノイズを低減し、明るさを向上させます。
UltraHDR
高ダイナミックレンジ撮影技術の一種で、非常に明るい部分と暗い部分が混在するシーンでも、両方の部分を詳細に再現することができます。
前面はシングルの32MPフロントカメラを搭載し、夜景、HDR、ポートレートモード、パームシャッター、音声シャッター、時限バースト、セルフィータイマー、画面フラッシュライトなどの機能を利用できます。
<カメラの仕様>
1.背面の50MPカメラ(メイン)・・・23mm、F値1.7、ソニーIMX906(Pro版はLight Fusion 900)、OIS、5000万画素
2.背面の50MPカメラ(ライカ望遠)・・・50mm相当の焦点距離、F値1.9、5000万画素、光学2倍ズーム(Pro版は光学2.6倍ズーム)
3.背面の12MPカメラ(超広角)・・・15mm、120˚FOV、F値2.2、1200万画素
4.前面カメラ 32MP(フロント)・・・80.8˚FOV、F値2.0
※こちらのYouTube動画で「Xiaomi 14T」シリーズで撮影したサンプル写真を確認できます。ぜひご覧ください。
カメラの機能
「Xiaomi 14T」シリーズは高品質な写真・動画を快適に撮影できるように様々な機能・モードが搭載されています。
Leicaポートレート
約100年の歴史にわたって蓄積された光学の専門知識により、陰影と色味を自然にチューニングすることで、人物をより美しく捉えます。
マスターポートレートモード
23mm~75mmの焦点領域でのポートレート撮影に特化し、被写界深度とディテールが強化された、より自然なボケ効果のポートレート写真を撮影できます。
映画モード(ムービーモード)
デフォルトのメインストリーム2.39:1フィルムアスペクト比で、映画のような背景ぼかし効果が得られます。 焦点切り替え機能により、映画や物語のような動画を撮影できます。
マスターシネマ(MasterCinema)
Rec.2020でダイナミックな10ビットの動画を撮影でき、ヒトの視覚を反映した鮮明なディテールとHDR映像を提供します。 この機能を利用することで、映画のような奥行きとニュアンスに配慮したグレースケールを、ワンクリックで実現できます。
これらの機能・モードにより、Xiaomi 14Tは、ポートレート撮影から動画撮影まで、幅広いシーンで高品質な写真を撮影することができます。
動画撮影
動画撮影は 4Kの高解像度に対応しています。より多くの色情報を記録できる10bitカラー、プロフェッショナルな動画編集に適したLog形式に対応し、
2.39:1の映画のアスペクト比で撮影できるムービーモードや電子式の手ブレ補正機能、スローモーション撮影も利用できます。
また、高音質なステレオマイクを搭載しており、クリアな音声で動画を記録できます。
「Xiaomi 13T Pro」とカメラ性能を比較
前モデル「Xiaomi 13T Pro」は背面に50MP + 50MP + 12MPの3眼カメラを搭載していました。
画素数だけを見ると、新モデルと全く同じに見えますが、メインカメラには一般的な1/1.28インチ センサーが採用されており、
新モデルのようにソニー製IMX906イメージセンサー(1/1.56型)やLight Fusion 900イメージセンサー(1/1.31型)が採用されていません。
また、新モデルの方がセンサーのサイズが大きく、より多くの光を取り込んで明るく撮影できるという違いもあります。
望遠カメラは光学2倍相当になっており、「Xiaomi 14T」と同じですが、「Xiaomi 14T Pro」(光学2.6倍)の方が少しだけ望遠性能が高くなっています。
そのほか、新モデルがライカとの共同開発でより高度な画像処理技術が採用したことで、
「Xiaomi 13T Pro」よりも色彩やコントラストがより自然で、映画のような雰囲気の写真を撮影できるようになっています。
カメラのAI機能に関しても、新モデルはGoogleとの協業で、「Xiaomi 13T Pro」よりも高度なAI機能が使われています。そのため、より自然なポートレート撮影や、より正確な被写体認識が可能になっています。
なお、「Xiaomi 13T Pro」の前面カメラは20MPで、新モデル(32MP)と比べると画素数が低くなっています。
より高度な「Advanced AI」に対応・Google Geminiの主要機能も利用できる
新モデル「Xiaomi 14T」シリーズは「Advanced AI」(高度なAI)を搭載しています。
このAIは従来のAI技術をさらに発展させ、より複雑なタスクをこなせるようになった人工知能を備えています。
具体的には、
- 大量のデータからより深い特徴を抽出し、複雑なパターンを認識できる
- 人間との自然な対話、文章の生成、翻訳などがより高度になり、まるで人間と会話しているような感覚を味わる
- 画像や音声からより詳細な情報を抽出し、高度な分析ができる
- 音楽の作曲、絵画の創作など、創造的な作品を生み出せる
- 環境の変化に対応し、自ら学習しながら最適な行動を選択できる
ようになっています。
Google Geminiの主要機能
新モデル「Xiaomi 14T」シリーズはGoogle Geminiの主要機能も使えるようになっています。
主に使える機能には、
- かこって検索・・・画面上のあらゆる画像、動画、テキストを囲んで検索できます。
- AI 拡大・・・写真の背景に合わせて周辺の様子を生成して背景を拡大します。
- AI通訳・・・AIでリアルタイムで翻訳。対面での会話、電話でのやりとり、オンラインミーディングで活用できます。
- AIノート・・・クラウドベースのAIテクノロジーを活用して、AI要約、AI構文、AI校正、AI翻訳などの便利な機能を提供します。
- AIレコーダー・・・クラウドベースのAIテクノロジーによるAIレコーダーは、音声テキスト変換、発言者の認識、要約の生成、翻訳を行います
- AI字幕・・・デバイス内外のサウンドをリアルタイムにバイリンガル字幕に変換して翻訳します。
- AIフィルム・・・躍動感のあるショート動画を簡単に作成できます。
- AI Image Editing・・・オンデバイスAIモデルで画像をスマートに編集できます(ネット接続不要)。
- AI Portrait・・・自分の画像をカスタマイズできます。AIアバターを生成して説明を入力すると、さまざまな空想の世界の自分が表示されます。
などがあります。
前モデル「Xiaomi 13T Pro」と比較
前モデル「Xiaomi 13T Pro」はAI機能を利用できますが、新モデルのように「Advanced AI」(高度なAI)には対応していません。
また、Google Geminiとの連携機能は搭載されていませんでした。そのため、機能が制限され、一部の機能が使えなくなっています。
6.7インチのAMOLED ディスプレイ・最大輝度4000nitsで最大144Hz駆動に対応
新モデル「Xiaomi 14T」シリーズは6.7インチ(解像度2712 x 1220 px)のAMOLED ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイは最大輝度4000nitsの明るい1.5K液晶で、680億色の色深度やDCI-P3、原色Proに対応した、より自然で色鮮やかな映像を再生できます。
また、Pro HDRやHDR10+、Dolby Visionに対応するほか、目の負担を軽減するTÜV Rheinland低ブルーライト認証にも対応しています。
そのほか、最大144Hzのリフレッシュレートに対応。ゲームや動画などで動きの激しいんシーンでも、残像の少ない、より滑らかな映像を再生できるようになっています。
AIディスプレイ
「Xiaomi 14T」シリーズにはディスプレイにもAI機能が使われています。
- AI自動輝度・・・AIで自動で輝度を調整する
- AIアダプティブカラー・・・AIで周囲の環境に合わせて最適な色温度や明るさ、コントラストに自動で調整する
- AIタッチコントロール・・・AIがユーザーのタッチ操作を学習し、よりスムーズかつ正確に操作できるようにする
- AI動画・・・AIで動画視聴に最適な映像にする
前モデル「Xiaomi 13T Pro」と比較
前モデル「Xiaomi 13T Pro」は6.7インチで解像度2712 x 1220 pxのAMOLEDディスプレイを搭載していました。
「Xiaomi 14T」シリーズと同じサイズ・解像度ですが、最大輝度は2600niで、新モデルの方がより明るい映像を出力できるようになっています。
また、新モデルは「Xiaomi 13T Pro」よりもより細かく色温度を調整できる機能も備えています。
5000mAh バッテリーで67W/120W急速充電に対応・Pro版はワイレス充電も可
新モデル「Xiaomi 14T」シリーズは容量 5000mAh バッテリーを搭載しています。
駆動時間は最大 15時間 です。
バッテリーの交換はできませんが、充電が1600回に達しても容量の80%を継続して使用できます。
充電は標準版「Xiaomi 14T」で67Wハイパーチャー(急速充電)、
上位版「Xiaomi 14T Pro」で120Wハイパーチャージに対応し、短時間で充電を完了できます。
Pro版はそのほかに10Wワイヤレスチャージにも対応しています。
「Xiaomi 13T Pro」と比較
一方、前モデル「Xiaomi 13T Pro」は5000mAhバッテリー搭載で、動画再生で最長17時間の駆動が可能でした。
充電は120W ハイパーチャージに対応し、19分で1~100%(ブーストモード)まで回復できます。
新モデルとはバッテリー容量が同じで、充電スピードも上位版「Xiaomi 14T Pro」と同じです。
ただし、「Xiaomi 13T Pro」は上位版「Xiaomi 14T Pro」とは違い、10Wワイヤレスチャージに対応していませんでした。
12GB LPDDR5X メモリ搭載で仮想メモリ機能も利用できる・ストレージは最大256GB
新モデル「Xiaomi 14T」シリーズは12GB LPDDR5X メモリを搭載しています。
仮想メモリ機能は「Xiaomi 14T」で+12GB(合計で最大24GB)、
Pro版で+8GB(最大20GB) / +16GB(最大28GB)まで拡張・増設できます。
また、ストレージは「Xiaomi 14T」で256GB UFS4.0を、
Pro版で128GB / 256GB UFS4.0を搭載しています。
いずれもSDカードスロットがないため、microSDカードでストレージ容量を増やすことはできません。
ガラス素材のスタイリッシュなデザイン・レザー素材のレモングリーンも用意
新モデル「Xiaomi 14T」シリーズはモデルによって素材が異なっています。
標準版「Xiaomi 14T」はレモングリーン、チタングレー、チタンブルーの3色を用意し、
レモングリーンは環境に配慮したヴィーガンレザー素材を、
チタングレーとチタンブルーは金属のような光沢がある素材を採用しています。
上位版「Xiaomi 14T Pro」はチタンブラック、チタングレーのみを用意しています。
一方、前モデル「Xiaomi 13T Pro」は背面が比較的フラットな形状でした。
新モデルはより滑らかな曲線を取り入れたデザインになり、手に馴染みやすい形状になっています。
また、「Xiaomi 13T Pro」はアルパインブルーカラー(レザー素材)とメドウグリーン/ブラック(ガラス素材)の2色を用意しており、
上位版「Xiaomi 14T Pro」にはなかったレザー素材も採用されていました。
なお、最も薄く軽いモデルは「Xiaomi 14T」(厚さ7.9mm/重さ193-195g)になります。
<サイズ・重量を比較>
1.「Xiaomi 14T」・・・160 x 75.1 x 7.8(ガラス)/7.95mm(PU)mm / 重量 195g(ガラス)/193g(PU)
2.「Xiaomi 14T Pro」・・・160.4 x 75.1 x 8.39 mm / 重量 209 g
3.「Xiaomi 13T Pro」・・・アルパインブルー : 約76×162×8.6mm / 重量 200g、メドウグリーン/ブラック: 約76×162×8.5mm / 重量 206g
「Xiaomi 14T」シリーズのデメリット
「Xiaomi 14T」シリーズのデメリットを紹介します。
デメリット1:Dolby Atmosに対応していない
「Xiaomi 14T」シリーズはステレオスピーカーで高音質なサウンドを再生できますが、
立体音響技術 Dolby Atmos サウンドには対応していません。
そのため、映画館のような臨場感のあるサウンドを楽しめません。
一方、前モデル「Xiaomi 13T Pro」はデュアルスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応していました。
デメリット2:microSDカードでストレージ容量を増やせない
「Xiaomi 14T」シリーズはmicroSDカードスロットがないため、別売のmicroSDカードでストレージ容量を増やすことができません。
デメリット3:3.5mmイヤホンジャックがない
「Xiaomi 14T」シリーズは3.5mmイヤホンジャックがありません。
利用するには別途Type-C変換アダプターを用意するする必要があります。
「Xiaomi 14T」シリーズのスペック
- モデル Xiaomi 14T / Xiaomi 14T Pro / Xiaomi 14 Ultra
- ディスプレイ 6.7インチ、解像度2712 x 1220 pxのAMOLED
Ultra:6.73インチ、解像度3200 x 1440 pxのAMOLED - リフレッシュレート 最大144Hz
- タッチサンプリングレート 最大 480Hz
- プロセッサ MediaTek Dimensity 8300-Ultra
Pro:MediaTek Dimensity 9300+
Ultra:Snapdragon 8 Gen 3 - GPU Arm Mali-G615 MC6
Pro:Immortalis-G720 MC12
Ultra:Qualcomm Adreno GPU - RAM(メモリ)12GB LPDDR5X 8533Mbps
Ultra:16GB - 仮想メモリ +12GBで最大24GBまで
Pro:+8GB / +16GB
Ultra: なし - ストレージ 256GB UFS4.0
Pro:128GB / 256GB
Ultra:512GB - バッテリー 5000mAh
- 充電 67Wハイパーチャージ、急速充電、PD3.0、PD2.0、Mi-FC 2.0に対応、USB Type-C
Pro:120Wハイパーチャージ、10Wワイヤレスチャージ、PD3.0、PD2.0、Mi-FC 2.0に対応、、USB Type-C
Ultra:90Wハイパーチャージ、ワイヤレス充電対応、リバースワイヤレス給電、USB-C 3.2 Gen 2 - 背面カメラ 50MP + 50MP + 12MP
Ultra:50MP + 50MP + 50MP - 前面カメラ 32MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4 (AAC/LDAC/LHDC/ASHAに対応)
- 衛星測位 GPS:L1 + L5/Galileo:E1+E5a|GLONASS:G1 | Beidou(B1I+B1C+B2a) | NavIC:L5
A-GPS補助側位 | 電子コンパス | ワイヤレスネットワーク | データネットワーク | MPE - NFC/おサイフケータイ Felica 対応
- インターフェース USB Type-C 2.0 (OTG)
- センサー 近接センサー | 環境光センサー | 加速度計 | ジャイロスコープ | 電子コンパス | 赤外線ブラスター | フリッカーセンサー | X軸リニア振動モーター
- スピーカー ステレオスピーカー
Ultra:ステレオスピーカー、Dolby Atmos - マイク 内蔵
Ultra:4マイクアレイ - 防水防塵 IP68
Ultra:なし - 冷却システム Xiaomi IceLoopシステム
Ultra:XiaomiデュアルチャネルIceLoopシステム - AI機能 Google Gemini、Googleかこって検索AI通訳、AIメモ、AIレコーダー、AI字幕、AIフィルム、AI画像編集、AIポートレートなど
- 振動モーター X軸リニア振動モーター
- 生体認証 画面内指紋認証、AI顔認証
- OS Xiaomi HyperOS
- サイズ 160 x 75.1 x 7.8(ガラス)/7.95mm(PU)mm
Pro: 160.4 x 75.1 x 8.39 mm
Ultra: 161.4 x 75.3 x 9.2 mm - 重量 195g(ガラス)/193g(PU)
Pro:209 g
Ultra:219 g - カラー レモングリーン、チタングレー、チタンブルー
Pro:チタンブラック、チタングレー
Ultra:ホワイト、ブラック - 付属品 ACアダプタ(試供品)/USB Type-C ケーブル(試供品)/クイックスタートガイド/ソフトケース(試供品)/SIM取り出し用ピン(試供品)
- 5G通信 対応
- SIMカード NanoSIM + eSIM(デュアルSIM)
対応バンド
「Xiaomi 14T」シリーズは5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
5G:n1/3/28/40/41/77/78
4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28 4G:LTE TDD:B38/40/41/42
3G:UMTS:B1/2/4/5/6/8/19
2G:GSM:B2/3/5/8
5G通信はSub-6に対応しています。Sub-6はn78(国際的に主要な5G通信の周波数帯)、n79(ドコモのみが対応している周波数帯)の2つがありますが、n78のみに対応しています。
4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
「Xiaomi 14T」シリーズの評価
7つの基準で「Xiaomi 14T」シリーズを5段階で評価してみました。
スペック:★★★★★
耐久性:★★★
デザイン:★★★★★
通信:★★★★★
機能:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
2023年12月に発売された「Xiaomi 13T」シリーズの後継モデルになります。
OSをAndroid 14ベースのXiaomi HyperOSに一新し、
プロセッサ性能やカメラ性能、AI機能を大幅に強化しています。
注目はやはりカメラ性能です。
ライカと共同開発したSummilux光学レンズや新イメージセンサー(ソニー製IMX906、Light Fusion 900)を搭載し、
望遠撮影や超広角撮影にも対応。焦点距離15mm~100mmの広範囲をカバーし、ライカ独自の機能も利用できるようになりました。
サンプル写真を見れば分かるとおり、品質の高さが伝わるライカ独自の映りがそのまま利用できます。
100万円前後のライカカメラと同じクオリティの写真が撮影できることを考えると、
コスパは非常に高いといえます。
もう一つの注目すべき点は高度なAI機能「Advanced AI」が搭載されていることです。
このAIは簡単にいうと、ネット接続なし(オンデバイス)でも高度なAI処理が可能です。
例えば、人間が描いたようなイラストを描いたり、音声を録音してその内容を要約したりできます。
現在はまだ十分な機能、サービスがあるとはいえませんが、これからはどんどん新しい「AIでできること」が追加され、
高度なAI処理を含めて、ほぼそのすべてを利用できるでしょう。
時間が経てば経つほど、便利さを実感する機能であるように思います。
(まとめ)
「Xiaomi 14T」シリーズはライカ監修のカメラを採用したことで、
写真のクオリティが格段に向上し、ライカ伝統の高品位な写真、動画を撮影できるようになっています。
また、高度なAI機能「Advanced AI」やGoogle Geminiの主要機能が追加されたことで、
前モデルよりもAI機能を快適に使えるように改善されています。
IP68の防水防塵やおサイフケータイといった日本向け仕様にも対応しているため、
初心者から上級者まで満足できるスマホになっているといえます。
特に、カメラ性能とAI機能に強い高性能な5Gスマホを探している人に強くおすすめします。
「Xiaomi 14T」シリーズの価格・販売先
※「Xiaomi 14T Pro」は11月下旬以降に発売開始
※「Xiaomi 14T」は12月中旬以降に発売開始
Xiaomi オンラインストア
販売予定です。
Xiaomi Japan https://www.mi.com/jp/mobile/#xiaomi
au KDDI
Xiaomi 14Tを12月中旬以降に発売
「Xiaomi 14T」をauとUQ mobileから12月中旬以降に発売 | KDDI News Room
UQ mobile
Xiaomi 14Tを12月中旬以降に発売
ソフトバンク
「Xiaomi 14T Pro」を2024年11月下旬以降に発売
「Xiaomi 14T Pro」を“ソフトバンク”で発売 | 企業・IR | ソフトバンク
ECサイト
※Xiaomi 14T Proの国内版は12GB+256GBが10万9800円、12GB+512GBが11万9800円 で販売されます。
楽天市場で158,800円(送料無料・グローバル版)、
ヤフーショッピングで148,000円(グローバル版)、
AliExpressで113,827円、
米国 Amazon.comで$729.50、
で販売されています。
Amazonで「Xiaomi 14T」をチェックする
楽天市場で「Xiaomi 14T」をチェックする
ヤフーショッピングで「Xiaomi 14T」をチェックする
AliExpressで「Xiaomi 14T」をチェックする
米国 Amazon.comで「Xiaomi 14T」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「Xiaomi 14T」シリーズに似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
「AQUOS R9 Pro」
シャープが開発した6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年12月上旬以降に発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3、Quad HD+のPro IGZO OLED液晶、12GB LPDDR5 メモリ、512GB UFS 4.0 ストレージ、背面 50.3MP + 50.3MP + 50.3MPの3眼カメラ、前面 50.3MPのフロントカメラを搭載しています。
また、電話アシスタント機能、Gemini(内蔵・電源キーで呼び出し)、放熱システム「デュアル・サーモマネジメント」、フルメタルBOXスピーカー、「8Way Audio」、「ブロードキャスト機能」、
リフレッシュレート 1~240Hz (可変)、急速充電、ワイヤレス充電、おサイフケータイ、IP68防水防塵、顔認証、画面内指紋認証、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、19万円、です。
関連記事:ライカ3眼「AQUOS R9 Pro」スマホとR8 Pro、R7を比較
「Google Pixel 9」
Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2024年8月22日発売)。
Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラ搭載で、
「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで120,713円(税込)、楽天市場で118,770円(送料無料)、ヤフーショッピングで111,921円、米国 Amazon.comで$889.99、Google ストアで128,900円~(※256GBモデルは143,900円)です。
関連記事:新チップの「Google Pixel 9」とPixel 8の違いを解説
「Galaxy S24」
サムスンから発売された6.2インチの5Gスマートフォンです(2024年4月11日発売)。
Android 14 + One UI 6.1、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、8GB LPDDR5Xメモリ、フルHD+のDynamic AMOLED 2X液晶、256GB / 512GB UFS 4.0 ストレージ、背面50MP + 10MP + 12MPの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラ搭載で、
AI機能(かこって検索・リアルタイム通訳・フォトアシストなど)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、ステレオスピーカー、冷却用の放熱システム、Samsung DeX、Knox セキュリティ、画面内指紋認証、顔認証、USB 3.2 Gen 1 Type-C (OTG/DisplayPort映像出力に対応)、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.3、5衛星測位のGPSナビゲーションに対応しています。
価格は、Amazonで110,563円(税込・256GB)、楽天市場で114,800円(送料無料・未使用品)、ヤフーショッピングで126,980円、AliExpressで112,278円、米国 Amazon.comで$719.99、です。
関連記事:AIスマホ「Galaxy S24」とGalaxy S23の違いを解説
「Zenfone 11 Ultra」
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2024年7月5日発売)。
Android 14 + Zen UI、Qualcomm Snapdragon 8 Gen3、12GB/16GB LPDDR5X メモリ、解像度 2400 x 1080 pxのLTPO AMOLED(有機EL)液晶、256GB/512GB UFS4.0、5500 mAhバッテリー、背面50MP + 13MP + 32MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラ、3.5mm イヤホンジャック搭載で、
AI機能、65W ハイパーチャージ 急速充電、デュアル ステレオスピーカー、リフレッシュレート 144Hz、おサイフケータイ(Felica)、IP68防水防塵、ゲームアシスト機能「Game Genie」、「Video Genie」、デュアル ステレオスピーカー、マイク デュアルマイク、画面内指紋認証、Corning Gorilla Glass Victus2、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで139,800円、楽天市場で139,800~159,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで134,800円、AliExpressで122,913円、米国 Amazon.comで$699.99 です。
関連記事:国内版「Zenfone 11 Ultra」とZenfone 10の違いを解説
「iPhone 16」
Appleから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです(2024年9月20日発売)。
iOS 18、Apple A18 Bionicチップ、8GB メモリ、Super Retina XDR液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、ビデオ再生で最大22時間駆動できるバッテリー、背面 48MP+12MPの2眼カメラ、前面 12MPのフロントカメラ、ステレオスピーカーを搭載しています。
また、生成AI機能「Apple Intelligence」、アクションボタン、カメラコントロールボタン、Apple Pay、Suica決済、空間オーディオ再生、IP68防水防塵、音声操作 Siri、衛星経由の緊急SOS、衝突事故検出、衛星経由の「探す」、USB-C (DisplayPort/USB 2 最大480Mb/s)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSにも対応している。
価格は、Amazonで126,061円(税込)、楽天市場で133,060円(送料無料)、ヤフーショッピングで130,980円、AliExpressで149,032円、です。
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他のシャオミ スマホと比較
他にもシャオミのスマートフォンが販売されています。日本向けの2024年モデルもあるのでぜひ比較してみてください。
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