ライカ3眼カメラを搭載した「AQUOS R9 Pro」。早くも「高級デジカメよりも高画質な写真が撮れそう」と評判です。
しかし、その一方で、「前モデルのAQUOS R8 Proで十分なのでは?」という口コミもあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその違いを明らかにするために、次の7点を重点的に解説します。
- カメラ性能
- プロセッサ・Antutu(Snapdragon 8s Gen 3)
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- スピーカー・オーディオ
- 放熱システム(デュアル・サーモマネジメント)
- AI機能(電話アシスタント機能、Gemini)
- デザイン(サイズ・重量)
また、「AQUOS R9」、「AQUOS R7」との比較も紹介!Antutuベンチマークやゲーム性能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、おすすめの類似製品もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「AQUOS R9 Pro」が発売!
2024年12月上旬以降にシャープの新製品「AQUOS R9 Pro」(アクオス アール9 プロ)が発売されます。
Snapdragon 8s Gen 3とAndroid 14を搭載した6.7インチの5Gスマートフォンです。
シャープからは2023年7月にSnapdragon 8 Gen 2搭載の「AQUOS R8 pro」(Android 13)が発売されています。
このスマートフォンは「ライカ監修のカメラで高画質な写真を撮影できる」、「サクサク動いてバッテリーも長持ちする」と評判でした。
新モデルは約5030万画素のライカ3眼カメラを搭載していることで話題になっています。
もちろん、おサイフケータイや防水防塵にも対応していますよ。
それでは早速どんなスマートフォンなのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
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公式ページ:AQUOS R9 proの特長|AQUOS:シャープ
価格は19万円・12万円台のiPhoneよりもお買い得なのか?
新モデル「AQUOS R9 Pro」のくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、「AQUOS R9 Pro」はSIMフリーモデルで19万円で販売されます。
Snapdragon 8 Gen 2搭載の前モデル「AQUOS R8 Pro」は楽天市場でほぼ新品の中古品が91,980円(送料無料)で販売されていました。
新モデルと比べると、約半額の価格でお買い得なのかもしれません。
そのほか、Snapdragon 7+ Gen 3搭載の「AQUOS R9」(2024年7月26日以降に発売)は97,800円(楽天市場)、
2022年7月に発売された「AQUOS R7」は中古Aランク品で60,280円(楽天市場)で販売中です。
他メーカーではライカカメラ搭載の「Xiaomi 14T Pro」が148,000円(グローバル版・ヤフーショッピング)で販売中。
2024年6月に発売されたソニー「Xperia 1 VI」(マーク6)が189,200円(Amazon)、
2024年9月20日に発売された「iPhone 16」が126,061円(税込・Amazon)で販売中です。
カメラ性能が高い高性能な5Gスマホは約10万~18万円前後になることが多いようです。
最安でも12万円で、新モデルとの差は約7万円ほどになります。
果たして新モデル「AQUOS R9 Pro」はこれらの他のスマホよりもお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見ていきましょう。
違い1:50.3MPのライカ3眼カメラを搭載・望遠でも2.8倍光学ズームが利用できる
新モデル「AQUOS R9 Pro」は背面に50.3MP + 50.3MP + 50.3MPの3眼カメラを、前面に50.3MPのフロントカメラを搭載しています。
センサーはいずれも14chスペクトルセンサーで、
AIが被写体と周辺の光源の色を分析することで、正確なホワイトバランスを計測し、より自然な色を再現できます。
背面カメラはいずれもライカ監修の広角、超広角、望遠の組み合わせで、「バリオ・ズミクロン」と呼ばれています。
背面の(望遠)50.3MPカメラは1/1.56型センサーを搭載し、2.8倍 光学ズーム、20倍 デジタルズーム、光学式手ブレ補正に対応。
焦点距離65mmで、人物のポートレート撮影でも顔の変形やゆがみがない、背景をぼかした美しい写真を撮影できます。
そのほか、動画撮影でDolby Visionに対応し、フレームごとに最適な明るさや色情報を付与することで、より鮮やかな動画撮影が可能。
側面にシャッターキーを搭載し、長押しでのカメラ起動す、半押しでのフォーカスロック、短押しでのシャッター操作、
ボリュームキーでのズーム操作に対応しています。
<カメラの仕様>
- 1.背面(標準)50.3MP・・・1/0.98型センサー、レF1.8、広角86度、23mm、光学式手ブレ補正
- 2.背面(広角)50.3MP・・・1/2.5型センサー、F2.2、超広角122度、13mm、マクロ撮影
- 3.背面(望遠)50.3MP・・・1/1.56型センサー、F2.6、画角36度、65mm、光学式手ブレ補正、2.8倍 光学ズーム、20倍 デジタルズーム
- 4.前面(フロント)50.3MP・・・F2.2、広角84度、23mm相当(35mm判換算)
<カメラの機能>
光学式手ブレ補正、2.8倍 光学ズーム、20倍 デジタルズーム、
AFでペットを追随する機能やペット向けのポートレートモード、星空や花火の専用モード、秒間15枚撮影が可能なHDR連射撮影、速度が約40%向上したRAWのHDR処理機能、
「全画素オートフォーカス Octa PD AF」、ハイレゾモード、高速化されたAIシーン認識(人物・顔・瞳)、ポートレートモード(モノクロセンサー使用)、暗所のノイズ低減、
光学的な背景ぼかし、電子式手ブレ補正、超広角撮影、マクロ、夜景モード、8K動画撮影
違い2:Snapdragon 8s Gen 3の性能とAntutuベンチマーク
「AQUOS R9 Pro」はQualcomm Snapdragon 8s Gen 3 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサはSnapdragon 8 Gen 3 をベースにした廉価版です。
CPUの動作クロック、通信モデムなどの性能を抑えて、コストパフォーマンスの高いプロセッサになっています。
ただし、非常に高い処理能力があるため、
日常的なアプリの使用やゲームプレイなど、一般的なスマートフォンでの利用には十分な性能を発揮します。
具体的には4nmプロセスで製造された8コア、最大3.4GHz駆動のCPUを搭載し、5G通信、AI処理に最適化されています。
内蔵のGPUはAdreno 735 1100 MHzで、Snapdragon Elite ゲーミング機能も搭載。
負荷の高いゲームでもスムーズに動作できるようになっています。
そのほか、Qualcomm AI エンジンを搭載。30 を超える大規模言語モデル (LLM) や大規模ビジョン モデル (LVM) などのマルチモーダル モデルをサポートし、
最大 100 億のパラメータでデバイス上の AI 生成を高速で処理できます。
Antutuベンチマーク
Antutu V10 ベンチマークは、約 150万(1492228)前後を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「1492228」、CPUで「379676」、GPUで「509115」、MEMで「336406」、UXで「267031」
同じプロセッサはシャオミの「Poco F6」、「Realme GT 6」、「Motorola Edge 50 Ultra」などにも搭載されています。
性能的にはApple A18 Bionicとほぼ同等の性能を発揮します。
また、Snapdragon 8 Gen3よりも低く、Snapdragon 8 Gen 2よりも高い性能を発揮します。
<CPUランキング>
- 1.MediaTek Dimensity 9300+ (Xiaomi 14T Pro)・・・Antutu:約 230万 前後
- 2.Snapdragon 8 Gen3 (Zenfone 11 Ultra/Galaxy S24 Ultra/Xperia 1 VI)・・・Antutu:約 219万 前後
- 3.★ Snapdragon 8s Gen 3 (AQUOS R9 Pro)・・・Antutu:約 150万 前後
- 4.Apple A18 Bionic (iPhone 16)・・・Antutu:約 150万 前後
- 5.Snapdragon 8 Gen 2 (AQUOS R8 pro/POCO F6 Pro/Zenfone 10/Xperia 5 V)・・・Antutu:約 140万 前後
- 6.Apple A16 Bionicチップ (iPhone 15)・・・Antutu:約 140万 前後
- 7.Dimensity 8300 Ultra (Xiaomi 14T/POCO X6 Pro)・・・・・・Antutu:約 140万 前後
- 8.Snapdragon 8 Gen 1 (AQUOS R7/motorola edge30 PRO)・・・Antutu:約 117万
- 9.Tensor G4 (Google Pixel 9/Pro/Pro XL)・・・Antutu:約 115万
- 10.Tensor G3 (Google Pixel 8 / Pixel 8a)・・・Antutu:約 107万 前後
- 11.Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:約 85万 前後
- 12.Snapdragon 7+ Gen 3 (AQUOS R9)・・・Antutu:約 85万 前後
ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3 プロセッサはゲームに最適化されているため、多くのゲームが動作します。
原神は画質「中~高」設定で約 60 FPSで動作します。
戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは34 FPSまで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。
各ゲームタイトルのフレームレートは以下のようになっています。
- 原神 Genshin Impact・・・59 FPS
- PUBG Mobile・・・90 FPS
- Call of Duty: Mobile・・・60 FPS
- フォートナイト Fortnite・・・56 FPS
- Shadowgun Legends・・・118 FPS
- World of Tanks Blitz・・・120 FPS
- Mobile Legends: Bang Bang・・・59 FPS
ジャイロセンサー搭載のため、位置ゲーム「ポケモンGO」、「信長の野望 出陣」、「ドラゴンクエストウォーク」、「Pikmin Bloom」、「駅メモ!ステーションメモリーズ!」、「妖怪ウォッチ ワールド」がプレイできます。
そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」、「マインクラフト」、「ウマ娘」なども快適に動作します。
違い3:6.7インチのPro IGZO OLED液晶・解像度と明るさ向上で見やすい
新モデル「AQUOS R9 Pro」は約6.7インチのPro IGZO OLED ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイはシャープ独自のPro IGZO OLEDパネルを採用し、高いコントラスト、広色域、深みのある黒色表現が可能です。
また、解像度は1440 x 3120 pxに向上し、前モデル「AQUOS R8 Pro」以上に高精細に表示することが可能。
全白輝度1000nit(画面全体を白表示した際の輝度1000ニトにおいて)で前モデルより約1.5倍 明るさが向上しています。
<ディスプレイを比較>
- 1.「AQUOS R9 Pro」・・・約6.7インチ、解像度1440 x 3120 pxのPro IGZO OLED
- 2.「AQUOS R8 Pro」・・・約6.6インチ、解像度1260 x 2730 pxのPro IGZO OLED
- 3.「AQUOS R9」・・・約6.4インチ、解像度 1080 x 2340 pxのPro IGZO OLED
- 4.「AQUOS R7」・・・約6.6インチ、解像度1260x x 2730 pxのPro IGZO OLED
最大240Hzの可変リフレッシュレートに対応
新モデル「AQUOS R9 Pro」は最大240Hzの可変リフレッシュレートに対応し、映像の内容に応じてリフレッシュレートを動的に変更することが可能。
シーンに応じて最適なリフレッシュレートに調整することで、よりスムーズな動きを再現し、バッテリーの消耗も抑えることができます。
<リフレッシュレートを比較>
1.「AQUOS R9 Pro」・・・最大240Hzの可変リフレッシュレートに対応
2.「AQUOS R8 Pro」・・・最大240Hzの可変リフレッシュレートに対応
3.「AQUOS R9」・・・最大240Hzの可変リフレッシュレートに対応
4.「AQUOS R7」・・・最大240Hzの可変リフレッシュレートに対応
違い4:フルメタルBOXスピーカーと8Way Audioで臨場感あるサウンドを再生できる
新モデル「AQUOS R9 Pro」はフルメタルBOXスピーカーを搭載しています。
このスピーカーは、2つのスピーカーをBOX構造にし、
さらにレシーバー側のスピーカーをフルメタルにすることで音質を向上させています。
スピーカーをBOX構造にするとは、スピーカーユニット(音を出す振動板の部分)を箱状の空間に収めることを指します。
BOX構造にすることで、低音を増強し、不要な振動を抑え、クリアな音質にすることができます。
また、スピーカーをフルメタルにするとは、筐体(きょうたい)を金属で全て作ることです。
フルメタル化することで、不要な振動や共振を抑え、音の濁りを減らし、クリアな音質にすることができます。
「8Way Audio」を採用
新モデル「AQUOS R9 Pro」は音の3D革命とも呼ばれる最先端の立体音響技術「8Way Audio」を採用しています。
この技術は音楽や動画のサウンドを、最先端の位相コントロール技術によってリアルタイムに立体音響に変換するものです。
これにより、音楽、動画、ゲームなど、様々なコンテンツのサウンドを立体音響化できるほか、
イヤホンやヘッドホンでも音に包まれるような臨場感あふれるサウンドを体験できるようになります。
ブロードキャスト機能に対応
ブロードキャスト機能とはスマートフォンから、複数のBluetooth対応機器に同時に音声を配信できる機能のことです。
複数の友達と一緒にイヤホンを装着して、同じ音楽や動画の音声を同時に楽しむことができます。
他のスマホと比較
一方、前モデル「AQUOS R8 Pro」はステレオスピーカー搭載で、Dolby Atmosサウンドに対応していました。
新モデルと違い、「8Way Audio」やブロードキャスト機能には対応していません。
<スピーカーとオーディオ性能を比較>
1.「AQUOS R9 Pro」・・・フルメタルBOXスピーカー、8Way Audio、ブロードキャスト機能
2.「AQUOS R8 Pro」・・・ステレオスピーカー、Dolby Atmos
3.「AQUOS R9」・・・ステレオスピーカー、Dolby Atmos、ハイレゾワイヤレス、ロスレス
4.「AQUOS R7」・・・ステレオスピーカー、ハイレゾ、Qualcomm Snapdragon Sound、aptX Adaptive
違い5:デュアル・サーモマネジメント採用で熱をより効率的に放出できる
新モデル「AQUOS R9 Pro」は独自の放熱システム「デュアル・サーモマネジメント」を採用しています。
この放熱システムはベイパーチャンバーによる本体表面からの熱拡散と、
カメラリングからの放熱を組み合わせたものです。
ベイパーチャンバーは、液体の気化と液化を繰り返すことで、効率的に熱を吸収し、端末全体に熱を拡散する冷却技術です。
新モデルはこのベイパーチャンバーに加え、カメラリング部分からも熱を放出することで、冷却効果を高め、
長時間のゲームプレイなど負荷のかかるシーンでも安定して動作できるようになっています。
なお、この放熱システムには熱伝導性の高いグラファイトシートも採用さrており、
ベイパーチャンバーから吸収された熱をさらに効率的に端末外へと放出するようになっています。
一方、前モデル「AQUOS R8 Pro」はサーモマネジメントシステムを採用し、
カメラリングと側面から内部の熱を放出する仕組みでした。
また、液晶パネルの裏側に熱伝導材料を配置し、
熱を吸収して放出することで、端末全体の温度上昇を抑えていました。
新モデルとは「ベイパーチャンバー」を使っていない点で大きな違いがあります。
<放熱システムを比較>
- 1.「AQUOS R9 Pro」・・・デュアル・サーモマネジメント
- 2.「AQUOS R8 Pro」・・・サーモマネジメントシステム
- 3.「AQUOS R9」・・・デュアル・サーモマネジメント
- 4.「AQUOS R7」・・・カメラ周りの放熱効果を強化
違い6:AIを活用した電話アシスタント機能を搭載・電源キーでGeminiを呼び出せる
新モデル「AQUOS R9 Pro」はAIを使ったさまざまな機能を利用できるようになっています。
電話アシスタント機能
留守番電話の内容をAIが自動で要約し、重要な情報を簡単に確認できます。また、電話中の会話をAIが自動でテキスト化し、重要なキーワードを抽出してメモを作成します。これにより、後から内容を振り返ったり、タスクに繋げたりすることが容易になります。
Gemini
Googleの対話型AIサービス「Gemini」を内蔵し、電源キーの長押しで呼び出すことができます。画面内でかこった内容から検索ができる「かこって検索」も利用できます。
<Geminiでできること>
- 自然な会話・・・質問に答えたり、会話を続けることができます。
- 情報検索・・・様々な情報を検索し、分かりやすく説明してくれます。
- 文章生成・・・文章の作成、翻訳、要約、校正など、様々な文章処理をサポートします。
- クリエイティブな作業・・・詩の作成、物語の執筆、コードの生成など、クリエイティブな作業を支援します。
- 学習支援・・・質問への回答、概念の説明、問題の解き方など、学習をサポートします。
- 画像認識・・・画像の内容を理解し、説明したり質問に答えたりすることができます。
- 音声認識・・・音声をテキストに変換し、音声でのやり取りも可能です。
他のスマホと比較
一方、前モデル「AQUOS R8 Pro」は電話アシスタント機能やGemini(内蔵)には対応していませんでした。
これらの機能を利用するには新モデル「AQUOS R9 Pro」が必要になります。
<AI機能の対応を比較>
- 1.「AQUOS R9 Pro」・・・電話アシスタント機能、Gemini(内蔵)
- 2.「AQUOS R8 Pro」・・・非対応
- 3.「AQUOS R9」・・・非対応
- 4.「AQUOS R7」・・・非対応
違い7:厚さ9.3 mm、重さ229g・カメラ配置が独特な洗練されたデザイン
新モデル「AQUOS R9 Pro」はシンプルで洗練された、高級感のあるデザインを採用しています。
背面の大きなカメラ窓の中のカメラを微妙に不ぞろに配置。
独特な配置をすることで個性を際立たせています。
また、側面にはデジカメのような物理的なシャッターキーを搭載。
素材は光沢感のあるガラスで、滑らかな手触りになっています。
カラーはブラックのみを用意しています。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「AQUOS R9 Pro」・・・約 162 x 78 x 9.3 mm / 約 229g
- 2.「AQUOS R8 Pro」・・・約 161 x 77 x 9.3mm / 約 203 g
- 3.「AQUOS R9」・・・約156 x 75 x 8.9 mm / 約 195g
- 4.「AQUOS R7」・・・約 161 x 77 x 9.3mm / 208g
「AQUOS R9 Pro」のデメリット
「AQUOS R9 Pro」のデメリットを紹介します。
デメリット1:3.5mmのイヤホンジャックがない
「AQUOS R9 Pro」は3.5mmのイヤホンジャック(ヘッドホンジャック)が搭載されていません。
利用するには別途アダプターが必要になります。
一方、ソニー「Xperia 1 VI」(マーク6)は3.5mmのイヤホンジャックを搭載しています。
デメリット2:仮想メモリ機能が使えない
「AQUOS R9 Pro」は仮想メモリ機能で、メモリの容量を増やすことができません。
一方、「Xiaomi 14T」は仮想メモリ機能に対応し、メモリの容量を増やすことができます。
「AQUOS R9 Pro」のスペック
- ディスプレイ 約6.7インチ、解像度1440 x 3120のPro IGZO OLED
※Quad HD+/有機EL/最大輝度2000nit/全白輝度1000nit/10億色/Dolby VISION/Rich Color/常時ブルーライト低減 - リフレッシュレート 1~240Hz (可変)
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3 Mobile Platform
※4nm/64bit/8コア/最大3.4 GHz - GPU Adreno 735 1100 MHz
- NPU Hexagon
- RAM(メモリ) 12GB LPDDR5-4200
- ストレージ 512GB UFS 4.0
- 外部ストレージ microSDXCカードで最大1TBまで
- バッテリー 5000 mAh
- 充電 急速充電、ワイヤレス充電
- 背面カメラ 50.3MP + 50.3MP + 50.3MP
- 前面カメラ 50.3MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 7 (802.11 a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth 5.4
- 衛星測位 Glonass/Beidou/Galileo/QZSS
- おサイフケータイ/NEC Felica 対応
- インターフェース USB Type-C (OTG)
- スピーカー フルメタルBOXスピーカー
- オーディオ 8Way Audio
- 防水/防塵 IPX5・IPX8(お風呂防水対応)/IP6X
- 冷却 デュアル・サーモマネジメント
- 生体認証 顔認証、画面内指紋認証(3D超音波指紋センサー「Qualcomm 3D Sonic Max」)
- OS Android 14 ※OSバージョンアップ 最大3回、セキュリティアップデート 最大5年
- サイズ 約 162 x 78 x 9.3 mm(突起部除く)
- 重量 約 229g
- カラー ブラック
- 5G通信 受信時最大 3.4Gbps、送信時最大 286Mbps
- SIMカード NanoSIM + eSIM ※DSDV対応
対応バンド
「AQUOS R9 Pro」は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
5G NR sub6 n1 / n3 / n5 / n28 / n41 / n77 / n78 / n79
4G FDD-LTE 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 66 TD-LTE 38 / 39 / 40 / 41 / 42
3G WCDMA 1 / 2 / 4 / 5 / 8
2G GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
5G通信はSub-6に対応しています。Sub-6はn78(国際的に主要な5G通信の周波数帯)、n79(ドコモのみが対応している周波数帯)の2つがありますが、その両方に対応しています。
4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
「AQUOS R9 Pro」の評価
7つの基準で「AQUOS R9 Pro」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★★★
- 耐久性:★★★★
- デザイン:★★★★
- 通信:★★★★★
- 機能:★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- 価格:★★
<総合評価>
2023年7月に発売された「AQUOS R8 pro」の後継モデルになります。
OSをAndroid 13からAndroid 14に変更し、
プロセッサやカメラ性能、ディスプレイ、オーディオ性能、放熱システムなどを強化。
新たにAI機能も使えるようになっています。
注目はカメラ性能とオーディオ性能、AI機能の3点です。
カメラについては望遠カメラの性能が大幅に向上し、
50.3MPの高画質で2.8倍 光学ズーム(※デジタルズームは20倍まで)が利用できるようになっています。
また、同時に超広角、マクロでも50.3MPの高画質で撮影できるようになり、
望遠、標準、超広角、マクロを超高解像度で自由自在に撮影できるようになっています。
しかもライカ監修カメラで、物理的なシャッターボタン付き。
前面カメラも50.3MPで高精細なポートレート撮影もできるため、カメラ性能は非常に高いといえます。
オーディオ性能について
オーディオ性能については、新たにフルメタルBOXスピーカーに加え、「8Way Audio」を採用したことで、
劇的に音質が向上しました。音の3D革命とも呼ばれる「8Way Audio」技術は、
想像を超えるほど立体的なサウンドで、従来の音質とは一線を画すものになっているといえます。
AI機能について
AI機能に関しては、独自の機能として電話アシスタント機能のみが搭載されています。
その他はGoogle Geminiを呼び出して使う形になりますが、
内蔵型で、オンライン接続なしでも利用可能です。
AI機能はまだ充実しているとはいえませんが、
Snapdragon 8s Gen 3のAI処理能力も高いため、
今後、アップデートなどで使える機能がどんどん増えていくことでしょう。
将来的に大きな魅力になりうる機能です。
(まとめ)
新モデル「AQUOS R9 Pro」はライカ3眼カメラを備えた、優れた撮影性能を備えています。
望遠、標準、超広角、マクロのどれもが高解像度で利用できるため、風景や人物写真などさまざまなシーンで活用できそうです。
また、オーディオ面ではフルメタルBOXスピーカーと「8Way Audio」の組み合わせで、最高レベルの音質を実現させています。
パワフルなSnapdragon 8s Gen 3プロセッサと優れた放熱システム「デュアル・サーモマネジメント」、高解像度なPro IGZO OLEDディスプレイも備えており、
まさに最高峰の性能を備えたフラグシップスマホといえます。
ライカカメラを備えたハイスペックな5Gスマホを探している人におすすめします。
「AQUOS R9 Pro」の価格・販売先
2024年12月上旬以降に発売。SIMフリーモデルの市場想定価格は190,000円前後。
ドコモ オンラインショップ
「AQUOS R9 pro SH-54E」を2024年12月上旬以降発売予定
ドコモ オンラインショップで「AQUOS R9 pro SH-54E」をチェックする
ECサイト
※12月上旬以降に販売予定です。価格は190,000円前後。
Amazonで「AQUOS R9 Pro」をチェックする
楽天市場で「AQUOS R9 Pro」をチェックする
ヤフーショッピングで「AQUOS R9 Pro」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「AQUOS R9 Pro」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
「Xiaomi 14T Pro」
シャオミから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年11月下旬発売)。
Android 14ベースのXiaomi HyperOS、MediaTek Dimensity 9300+、12GB LPDDR5X メモリ、1.5KのAMOLED液晶、128GB / 256GB UFS4.0 ストレージ、5000mAhバッテリー、背面50MP + 50MP + 12MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Advanced AI、Google Gemini)、120Wハイパーチャージ、10Wワイヤレスチャージ、ステレオスピーカー、IP68防水防塵、冷却システム、リフレッシュレート 最大144Hz、タッチサンプリングレート 最大 480Hz、NFC、おサイフケータイ(Felica)、X軸リニア振動モーター、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、楽天市場で158,800円(送料無料・グローバル版)、ヤフーショッピングで148,000円(グローバル版)、AliExpressで113,827円、米国 Amazon.comで$729.50、です。
関連記事:ライカで進化「Xiaomi 14T」シリーズと13T Proを比較
「Xperia 1 VI」(マーク6)
ソニーから発売された6.5インチの5Gスマートフォンです(2024年6月7日に発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、12GB / 16GBメモリ、19.5:9の有機EL液晶、256GB / 512GB ストレージ、背面 48MP + 12MP + 12MPの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラ、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。
また、光学7倍ズーム、テレマクロ、姿勢推定技術、新しいカメラアプリ、フルステージ ステレオスピーカー、Dolby Atmos、360 Reality Audio、360 Upmix、ワイヤレス充電、いたわり充電、IP68防水防塵、サイド指紋認証、FMラジオ、最大1.5TBまでのストレージ拡張、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大240Hz、USB Type-C (OTG)、5G通信、eSIM、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4 (LE Audio)、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで189,200円(税込)、楽天市場で210,629円(送料無料)、ヤフーショッピングで188,800円、AliExpressで146,548円、米国 Amazon.comで$969.99、です。
関連記事:レンタル前に「Xperia 1 VI」のカメラ性能を詳細に調べてみた
「AQUOS R9」
シャープから発売された6.4インチの5Gスマートフォンです(2024年7月26日以降に発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3 オクタコアプロセッサと12GB LPDDR5X メモリを搭載。Pro IGZO OLED液晶、256GB UFS 4.0ストレージ、5000 mAhhバッテリー、背面50.3MP + 50.3MPの2眼ライカカメラ、前面MP50.3MPのフロントカメラを搭載しています。
また、生成AIによる留守番電話の要約機能、ベイパーチャンバー採用の放熱システム、BOX構造のステレオスピーカー、最大20GBまでのメモリ拡張、可変リフレッシュレート 1~240Hz、急速充電、NFC・おサイフケータイ(Felica)、IP68防水防塵、MIL-STD-810G、最大1TBまでのストレージ拡張、顔認証(マスク対応)、指紋認証、eSIM、DSDV、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、楽天市場で97,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで97,980円、です。
関連記事:シャープ「AQUOS R9」の性能を歴代Rシリーズと比較して解説
「iPhone 16」
Appleから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです。
iOS 18、Apple A18 Bionicチップ、8GB メモリ、Super Retina XDR液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、ビデオ再生で最大22時間駆動できるバッテリー、背面 48MP+12MPの2眼カメラ、前面 12MPのフロントカメラ、ステレオスピーカーを搭載しています。
また、生成AI機能「Apple Intelligence」、アクションボタン、カメラコントロールボタン、Apple Pay、Suica決済、空間オーディオ再生、IP68防水防塵、音声操作 Siri、衛星経由の緊急SOS、衝突事故検出、衛星経由の「探す」、USB-C (DisplayPort/USB 2 最大480Mb/s)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSにも対応している。
価格は、Amazonで126,061円(税込)、楽天市場で133,060円(送料無料)、ヤフーショッピングで130,980円、AliExpressで149,032円、です。
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