2024年7月5日、ASUSから待望のフラッグシップスマートフォン「Zenfone 11 Ultra」が、日本国内でついに発売されました(グローバル版は2024年4月14日発売)。従来のコンパクト路線から大胆な進化を遂げ、大画面と最高峰の性能を手に入れたこの一台は、多くのスマートフォンユーザーの注目を集めています。
Zenfone 11 Ultraの魅力
最大の魅力は、5.9インチから6.78インチに大型化したLTPO AMOLEDディスプレイです。こ画面は最大2500nitsという驚異的な明るさを誇り、日差しの強い屋外でも抜群の視認性を確保 。さらに最大144Hzの滑らかなリフレッシュレートで、動画視聴からゲームプレイまで、あらゆるコンテンツを息をのむような美しさで描き出します
また、Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3プロセッサーがもたらす圧倒的なパフォーマンスも魅力的です。Antutuベンチマークスコアで約210万点以上を記録するその実力は 、日々の操作はもちろん、要求スペックの高い最新ゲームアプリまで、あらゆる動作を驚くほど快適に。高いAI処理能力で、オンデバイスでAIを利用できるほか、リアルタイムでの「AIコール翻訳」やクリアな音声を届ける「AIノイズキャンセリング」といった機能も高速に動作します 。
もちろん、魅力はそれだけではありません。。カメラシステムも、新たに光学3倍望遠レンズを加えたトリプルカメラへと進化し、広角カメラの「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー」は3.0へとアップグレード 。AIアルゴリズムによる10倍までの高精細ズームや、背景を美しくぼかす「ポートレート動画」モードなど、撮影の楽しみを格段に広げてくれます 。
そのほかにも、5500mAhの大容量バッテリーと最大65Wの超高速充電 、便利な「おサイフケータイ(FeliCa)」やIP65/IP68の防水・防塵性能 、そして最大2回のOSバージョンアップと最大4年間のセキュリティアップデートへの対応 など魅力が満載です!
この記事で「Zenfone 11 Ultra」を徹底解剖!
この記事では、フラッグシップモデルとして大きな進化を遂げた「Zenfone 11 Ultra」のデザイン、ディスプレイ、パフォーマンス、カメラ、AI機能、そしてバッテリーに至るまで、その性能と機能を徹底的に深掘りしていきます。
特に、これまでのZenfoneシリーズの象徴であったコンパクトモデル「Zenfone 10」から何が変わり、どこが進化したのか、その違いに焦点を当てて詳しく比較・解説することで、Zenfone 11 Ultraの真の価値を明らかにしていきます。
【この記事で分かること】
- Zenfone 11 Ultraの最新スペックと性能評価
- Antutuベンチマークスコアと他機種との性能比較
- 「原神」など人気ゲームの動作検証(フレームレート、FPS)
- 進化したカメラ機能とAIがもたらす撮影体験
- Zenfone 10からの変更点と進化のポイント
- バッテリー持続時間と充電性能の実力
- メリット・デメリットと5段階評価
- 価格と購入前に知っておくべき注意点
この記事を最後まで読むことで、「Zenfone 11 Ultra」が本当に必要な一台なのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Zenfone 11 Ultra | ASUS日本
デザイン:Zenfone 11 Ultra ~伝統と革新が融合した、大画面時代の新たなフラッグシップの佇まい~
ここでは、ASUSの最新フラッグシップスマートフォン「Zenfone 11 Ultra」のデザインと外観について詳しく見ていきます。特に、長年コンパクト路線を歩んできたZenfoneシリーズが、Zenfone 10からどのように変化し、大画面モデルとしてどのような新しい魅力と使用感を提供してくれるのか、手にした瞬間の印象から細部の仕上げに至るまで、じっくりと掘り下げていきます。
第一印象:手に取ると感じる確かな存在感と、大画面への大胆なシフト
Zenfone 11 Ultraを初めて手に取った瞬間、まず感じるのはその確かな存在感です。前モデルのZenfone 10が高さ約146.5mm、幅約68.1mm、奥行き約9.4mm、重量約172gという片手操作も快適なコンパクトさが大きな魅力でした 。それに対して、Zenfone 11 Ultraは高さ163.8mm、幅76.8mm、奥行き8.9mm、重量225gと、数値上でも明らかに大型化しています 。
実際にZenfone 10と比較すると、体積で約119%、重量で約131%も増加しており 、「大きいな!」と思わず声が出てしまうほどのサイズアップです 。
この大胆な大型化により、従来のZenfoneユーザーにとっては戸惑いがあるかもしれません。ズボンのポケットに入れるとパンパンになるほどの存在感があり 、Zenfone 10のような軽快な片手操作は難しくなったと感じる場面が多いでしょう。「上部が重たいため、片手持ちでの文字入力や操作はちょっと厳しい」 という意見にも頷けます。
しかし、幅は76.8mmと大画面モデルの中では比較的抑えられており、背面両サイドがわずかにラウンドした形状のおかげで、意外にも手に馴染みやすく、ホールド感は悪くありません 。大画面を求める声に応えつつ、可能な限り持ちやすさにも配慮した結果と言えます。
デザインコンセプトと素材:洗練された美意識と、心地よい手触り
Zenfone 11 Ultraのデザインは、ASUSの企業精神を表現したという「人」という漢字をモチーフにしたモノグラム「A」ロゴが背面にさりげなくあしらわれ、光沢マット仕上げのバックパネルがエレガントな光のラインを浮かび上がらせます 。
その質感は、前モデルZenfone 10のザラザラとした指紋が付きにくいマットな樹脂パネルとは異なり 、サラサラとした心地よい手触りの光沢マット仕上げへと変更されました 。実際に触れてみると、指紋やホコリが付きにくい印象で(特にミスティグレー)、常に美しい状態を保ちやすいのは嬉しいポイントです。
側面には質感の良いマット仕上げのアルミフレームが採用されており 、全体の高級感を高めています。ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 8」シリーズをベースとしながらも 、日常的なシーンにも自然に溶け込む、洗練された落ち着きのあるデザインへと昇華されているのを感じます。
カラーバリエーション:地球の多様な美しさを映し出す、個性豊かな色彩
Zenfone 11 Ultraのカラーバリエーションは、地球上の多様な自然の造形や世界の都市からインスピレーションを得た、スカイラインブルー、エターナルブラック、ミスティグレー、デザートサンドの4色が用意されています 。例えば、スカイラインブルーはストックホルムの広大な青空を、デザートサンドは鳥取砂丘の夕暮れをイメージしており 、単なる色彩を超えたストーリー性を感じさせます。
実際にスカイラインブルーのモデルを手に取ってみると、光の当たり方によって色合いが微妙に変化し、特に屋外ではより明るく鮮やかなブルーに見えるのが印象的でした。それぞれのカラーが独自の個性を放ち、ユーザーのライフスタイルや好みに合わせて選ぶ楽しみを提供してくれます。
環境への配慮:サステナビリティを意識した、未来へのコミットメント
デザインの美しさだけでなく、環境への配慮もZenfone 11 Ultraの重要な特徴です。本体フレームには100%再生アルミニウムを、フロントスクリーンには環境に優しい22%再生ガラスを使用しています 。これは、前モデルのZenfone 10が一部モデルの背面にバイオマス由来のポリカーボネートを採用したり、100%再生紙のパッケージに大豆ベースのインクを使用したりしていた ASUSのサステナビリティへの継続的な取り組みを示すものです。
さらに、製品パッケージにはFSC認証紙と無毒性の大豆由来インクを使用し、パッケージにおけるプラスチック使用量を94%削減するという徹底ぶりです 。デザイン性だけでなく、地球環境にも配慮した製品を選びたいというユーザーにとって、Zenfone 11 Ultraは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
細部のデザインと使い勝手:日常の利便性を高める機能美
細部に目を向けると、Zenfone 11 Ultraは日常の使い勝手を考慮した機能的なデザインが施されています。背面のカメラユニットは、5000万画素広角、1300万画素超広角、そしてZenfone 10にはなかった3200万画素望遠カメラを搭載した3眼構成となり 、その存在感は増しています。カメラ部分の出っ張りは実測で約5mmほどあり、SIMカード約6枚分の厚さに相当するとも言われています 。そのため、机に直接置くと少しガタつきますが、付属の専用ケースを装着することで解消できます。
操作ボタン類は右側面に集約されており、ボリュームボタンと電源ボタンが配置されています 。Zenfone 10では電源ボタンに指紋認証センサーが統合されていましたが 、Zenfone 11 Ultraでは主流の画面内指紋認証へと変更されました 。これにより、よりスマートなロック解除体験が期待できます。SIMカードスロットはnanoSIMスロットを2つ備えたデュアルSIM仕様ですが 、残念ながらeSIMには対応していません 。
この点は、複数の回線を利用したいユーザーにとっては少し残念なポイントかもしれません。
一方で、ハイエンドモデルでは省略されがちな3.5mmイヤホンジャックをしっかりと搭載している点は、有線イヤホン派のユーザーにとっては大きな喜びでしょう 。また、IP65/IP68の防水・防塵性能も備えているため 、キッチン周りでの使用や突然の雨など、日常生活の様々なシーンで安心して使用できる頼もしさがあります。
まとめ:デザインと外観
- 第一印象とサイズ感:前モデルZenfone 10から大幅に大型・重量化し、片手操作の気軽さよりも大画面の迫力を優先した存在感のあるサイズへと変化。ただし、持ちやすさへの配慮も見られる。
- デザインコンセプトと素材:ASUSの「A」ロゴをあしらった光沢マット仕上げのバックパネルとアルミフレームで、洗練された高級感を演出。ROG Phone 8ベースながら日常に馴染むデザイン。
- カラーバリエーション:自然や都市から着想を得た4色の展開で、それぞれが個性的な魅力を放つ。
- 環境への配慮:再生素材の積極的な採用やエコパッケージなど、サステナビリティへの強い意識が感じられる。
- 細部の使い勝手:3眼カメラユニットは存在感があり、画面内指紋認証へ変更。3.5mmイヤホンジャック搭載は高評価だが、eSIM非対応は惜しい点。IP65/IP68の防水防塵性能は安心。
ディスプレイ:Zenfone 11 Ultra ~鮮烈な色彩と滑らかさが織りなす、至高のビジュアル体験~
Zenfone 11 Ultraを手にして、まず心を奪われたのが、その大きく鮮やかなディスプレイでした。前モデルZenfone 10のコンパクトさも確かに魅力的でしたが、このZenfone 11 Ultraのディスプレイは、私の視覚体験を一新するほどの強烈なインパクトを持っています。ここでは、スペックの数字だけでは語り尽くせない、私が実際に動画視聴やゲームで感じた驚きや感動、そして日々の使い勝手について、具体的なシーンを交えながら紹介していきます。
大画面化がもたらす、圧倒的な視認性と没入感の新次元
Zenfone 11 Ultraのディスプレイで最初に驚かされるのは、やはりそのサイズ感です。前モデルのZenfone 10が採用していた5.9インチから、一気に6.78インチへと大型化。この約15%のサイズアップは、数値以上に、日々のスマホライフをガラリと変えるほどの大きな違いを実感させてくれました。
実際にウェブサイトをブラウジングしてみると、一度に表示できる情報量が格段に増え、これまで何度も行っていたスクロールの回数が明らかに減りました。例えば、毎朝チェックするニュースアプリ『SmartNews』では、より多くの記事タイトルや画像が一画面に収まるため、情報収集が格段に捗り、これまで以上にストレスなくニュースを読み進められるようになったのは嬉しい驚きでした。
さらに、画面占有率はZenfone 10の90%から94%へと向上し、ベゼルも極限まで細く削ぎ落とされているため、コンテンツへの没入感はまさに別格。大好きなアーティスト、例えばVaundyのミュージックビデオを『YouTube』でフルスクリーン再生した際には、まるでライブ会場の最前列にいるかのような迫力と臨場感に、思わず息をのみました。この大画面化は、単に見やすくなったというだけでなく、あらゆるエンターテインメント体験を、より深く、より感動的にしてくれる確かな進化だと断言できます。
基本性能の高さが光る、LTPO AMOLEDディスプレイの真価
Zenfone 11 Ultraが搭載する6.78インチのLTPO AMOLEDディスプレイは、フルHD+(2400×1080ドット)の解像度で、息をのむほど美しい映像を描き出します。特に感動したのは、LTPO技術による1Hzから120Hzの可変リフレッシュレートです。X(旧Twitter)のタイムラインを指でなぞるように滑らかにスクロールする快感も、バッテリー消費を抑えたい読書アプリでの静止画表示も、このディスプレイは賢く対応してくれます。
日常のスクロールからゲームプレイまで、あらゆるシーンで最適な滑らかさを提供してくれる、まさに「賢い」ディスプレイだと感じ入りました。
そして、ゲーマーとして見逃せないのが、「Game Genie」アプリから選択可能な最大144Hzのリフレッシュレート。実際に、動きの速いバトルロイヤルゲーム『PUBG Mobile』をこの設定でプレイしてみたところ、その滑らかさは圧巻の一言。敵の細かな動きも鮮明に捉えやすくなり、一瞬の反応が求められる撃ち合いでも、これまで以上に自信を持って挑めるようになりました。
色再現性においても、Delta-E 1未満、DCI-P3色域カバー率107%というプロフェッショナルも唸るほどの精度を誇り、『Adobe Lightroom』で旅先の風景写真をRAW現像する際も、見たままの感動を忠実に再現してくれるので、より納得のいく作品作りに没頭できました。ディスプレイ表面を強固なCorning® Gorilla® Glass Victus™ 2が守ってくれているので、日常使いでの安心感も格別です。
屋外でも鮮明!2500nitsの圧倒的な輝度には、ただただ感動
Zenfone 11 Ultraのディスプレイで、私が特に声を大にして伝えたいのが、その圧倒的な明るさです。最大輝度は驚異の2500nits。これは、十分に明るいと感じていた前モデルZenfone 10の最大輝度1100nits を遥かに凌駕する、まさにケタ違いのスペックです。この2500nitsという圧倒的な明るさは、特に太陽が眩しい夏の日の屋外で、その真価を痛感させてくれました。
例えば、公園のベンチで『Kindle』アプリを開き、お気に入りの小説を読んでいる時も、画面が白く飛んで文字が読みづらくなるなんてことは一切ありません。むしろ、紙の本を読んでいるかのようなクリアさで物語に集中できました。また、炎天下の観光地で『Google マップ』を頼りに散策していた時も、画面の反射に悩まされることなく、くっきりと表示される地図のおかげで迷わず目的地にたどり着けたのは、本当に助かりました。
これまでのスマホでは諦めていたような明るい場所でも、Zenfone 11 Ultraなら「直射日光の下でも普段通りお使いいただけます」 という言葉に偽りなし。どんな場所でもクリアな表示を約束してくれるこのディスプレイは、私のアクティブな毎日を力強くサポートしてくれる、頼もしい相棒です。
コンテンツ体験を格上げする映像美、ただし一抹の期待も
これほどまでに高性能なディスプレイを搭載しているのですから、映画や動画、ゲームといったエンターテインメントコンテンツを楽しまない手はありません。『Amazon Prime Video』で映画『トップガン マーヴェリック』を鑑賞した際には、コックピット視点の戦闘シーンの迫力に手に汗握り、大画面ならではの没入感に時間を忘れてしまいました。
広大なテイワット大陸を冒険する人気ゲーム『原神』では、美しい景色がより一層深みを増し、キャラクターたちの生き生きとした表情にも引き込まれ、まるで自分がその世界に入り込んだかのような感覚でプレイを楽しめました。
ただ一点だけ、個人的に「ここがこうだったら最高なのに!」と感じたのは、『Netflix』アプリでのHDRコンテンツ再生に現時点では対応していないことです。これだけのポテンシャルを秘めているだけに、少しもったいない気がします。もちろん、『YouTube』アプリでは問題なくHDRコンテンツを再生でき、その息をのむような美しい映像を存分に堪能できたので、今後のソフトウェアアップデートで『Netflix』でも最高の画質で楽しめるようになる日を心待ちにしています。
まとめ:ディスプレイ
- ディスプレイサイズと視認性:前モデルZenfone 10の5.9インチから6.78インチへと劇的に大型化し、画面占有率も94%に向上。一度に表示できる情報量が飛躍的に増え、ウェブサイトの閲覧や動画視聴における視認性と没入感が格段に高まったことを実感。
- 表示品質と色再現:LTPO AMOLEDディスプレイによるフルHD+解像度は、鮮明かつ色彩豊か。プロも納得のDelta-E < 1、DCI-P3カバー率107%という卓越した色再現性で、写真編集時も目で見たままの色を忠実に表現してくれる信頼感がある。
- リフレッシュレートと滑らかさ:1Hzから120Hzの賢い可変リフレッシュレートで、バッテリー消費を抑えつつ、どんな操作も驚くほど滑らか。Game Genieから設定できる最大144Hzは、ゲーム体験を別次元へと引き上げる。
- 輝度と屋外での使用感:最大2500nitsという圧倒的な輝度は、Zenfone 10から飛躍的な進化。真夏の直射日光下でも、地図の確認や電子書籍の読書がストレスなく行える感動的な体験を提供。
- コンテンツ体験:映画やゲームにおいて、大画面ならではの迫力と息をのむような美しい映像に没入できる。ただし、『Netflix』のHDR再生に未対応な点は今後の改善に期待したい。『YouTube』でのHDR再生は非常に美しい。
パフォーマンス:Zenfone 11 Ultra ~日々の操作を未知の領域へ誘う、新世代の処理能力~
ここでは、Zenfone 11 Ultraがどれほどの処理能力を秘めているのか、特にその心臓部であるプロセッサーに注目し、前モデルZenfone 10からどれほどの進化を遂げたのか、CPUスペックを中心にその実力と日常使いでのメリットについて、私が実際に感じたことを交えながらレビューしていきます。
処理能力の大幅進化:Snapdragon 8 Gen 3がもたらす異次元の快適さ
Zenfone 11 Ultraのパフォーマンスを語る上で欠かせないのが、搭載されている最新鋭のプロセッサー「Qualcomm® Snapdragon® 8 Gen 3」です。このチップは、まさにスマートフォンの頭脳であり、あらゆる動作の滑らかさ、アプリの応答速度、そしてAI機能の処理能力に至るまで、そのすべてを司るパワーの源泉と言えるでしょう。実際にZenfone 11 Ultraを手に取り、日常的に使うアプリを起動したり、ウェブサイトを閲覧したりする中で、私はその圧倒的な処理能力に何度も驚かされました。
前モデルのZenfone 10もSnapdragon 8 Gen 2を搭載し、当時のハイエンドとして非常に快適な操作感を提供してくれていましたが、Zenfone 11 Ultraではその快適さがさらに一段も二段もレベルアップしたのを感じます。例えば、写真編集アプリ『Snapseed』で高解像度の画像を読み込み、複数のフィルターや補正を重ねていく作業も、まるで思考がそのまま画面に反映されるかのように、遅延なくスムーズに行えました。このサクサク感は、一度体験すると病みつきになる心地よさです。
Zenfone 10とのCPUスペック比較:世代交代が生み出す確かなアドバンテージ
では、具体的にZenfone 11 UltraのCPUは、前モデルZenfone 10からどれほど進化したのでしょうか。Zenfone 10には「Qualcomm® Snapdragon® 8 Gen 2」が搭載されていました。このチップも非常に高性能でしたが、Zenfone 11 Ultraに搭載された「Snapdragon® 8 Gen 3」は、そのアーキテクチャから見直されています。
Snapdragon 8 Gen 3は、より高性能なCortex-X4コアを筆頭に、最新世代のCPUコアで構成されており(1x Cortex-X4 @ 3.3GHz、3x Cortex-A720 @ 3.15GHz、2x Cortex-A720 @ 2.96GHz、2x Cortex-A520 @ 2.27GHz)、対するSnapdragon 8 Gen 2はCortex-X3を中心とした構成でした(1x Cortex-X3 @ 3.2GHz、2x Cortex-A715 @ 2.8GHz、2x Cortex-A710 @ 2.8GHz、3x Cortex-A510 @ 2.0GHz)。
公式情報によれば、Snapdragon 8 Gen 3は前世代のSnapdragon 8 Gen 2と比較してCPU性能が30%向上し、さらに電力効率も25%改善されているとのことです。この「CPU性能30%向上」という数字は、単なるスペックアップ以上の意味を持ちます。
実際に複数のアプリ、例えばSNSアプリの『Instagram』や『X (旧Twitter)』、メッセージアプリの『LINE』、そしてブラウザの『Google Chrome』などを同時に起動し、頻繁に切り替えながら使ってみても、Zenfone 11 Ultraでは動作のもたつきやカクつきを一切感じさせませんでした。Zenfone 10でも十分にスムーズでしたが、Zenfone 11 Ultraでは、より多くのタスクをバックグラウンドで処理させても余裕綽々といった印象で、まさにこのCPU性能向上の恩恵を肌で感じることができました。
メモリとストレージ:縁の下の力持ちが支える総合的なパフォーマンス
もちろん、スマートフォンの快適な動作はプロセッサーだけで決まるわけではありません。Zenfone 11 Ultraは、高速なLPDDR5X規格のメインメモリと、読み書き速度に優れたUFS 4.0規格のストレージを採用しています。これは前モデルのZenfone 10でも採用されていた最新規格ですが、Snapdragon 8 Gen 3という強力なプロセッサーと組み合わさることで、そのポテンシャルが最大限に引き出されているように感じます。
私が試用したモデルは16GBのRAMを搭載していましたが、この大容量メモリのおかげで、多くのアプリを起動したままでも動作が重くなることはなく、非常に安定したパフォーマンスを維持してくれました。ファイルサイズの大きな動画を内蔵ストレージに保存したり、読み出したりする際の速度も申し分なく、プロセッサー、メモリ、ストレージの三位一体となった高性能ぶりが、Zenfone 11 Ultraの総合的な快適さを実現しているのだと納得しました。
日常操作での快適性:ストレスとは無縁のスマートフォンライフへ
CPUの進化は、何も特別な作業をしている時だけに感じられるものではありません。むしろ、日々の何気ない操作の中でこそ、その恩恵を実感できるものです。例えば、普段よく使う動画編集アプリ『CapCut』で、旅行先で撮影した4K動画のカット編集やテロップ挿入、そして書き出しといった一連の作業を試してみましたが、Zenfone 10でもスムーズではあったものの、Zenfone 11 Ultraではプレビュー再生のカクつきがより少なく、書き出し時間も短縮されたように感じました。
また、『Google Chrome』で多くのタブを開きっぱなしにして調べ物をすることが多いのですが、タブ間の切り替えや新しいページの読み込みも非常に高速で、待ち時間によるストレスを感じることがありません。Zenfone 10も決して遅いスマートフォンではありませんでしたが、Zenfone 11 Ultraのこのキビキビとした反応速度は、一度体験してしまうと、もう以前の環境には戻れないと感じさせるほどの魅力があります。
まさに、日々のスマートフォンライフをより快適で、より効率的なものへと変えてくれるパフォーマンスだと断言できます。
まとめ:パフォーマンス
- プロセッサーの進化:最新のQualcomm® Snapdragon® 8 Gen 3を搭載し、あらゆる操作で圧倒的な処理能力を発揮。アプリ起動やウェブブラウジングが驚くほどスムーズに。
- Zenfone 10とのCPU比較:前モデルZenfone 10のSnapdragon 8 Gen 2からCPU性能が30%向上。最新コアアーキテクチャの採用により、マルチタスク性能や負荷の高い処理での余裕が格段に向上したことを体感。
- メモリとストレージの貢献:高速なLPDDR5XメモリとUFS 4.0ストレージが、プロセッサーの性能を最大限に引き出し、総合的なパフォーマンスの向上に寄与。
- 日常操作での体感速度:動画編集や複数タブを開いたブラウジングなど、日常のあらゆるシーンでストレスフリーな操作感を実現。Zenfone 10と比較しても、その差は明らかで、一度使うと手放せなくなる快適さを提供。
Antutuベンチマーク
Zenfone 11 Ultraが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサは、Antutu ベンチマーク V10 総合で約210万点(2159816)を記録しています。
Antutuベンチマーク V10 総合で「2159816」を記録しています。
例1:Antutu V10 総合で「2159816」、CPUで「471045」、GPUで「911401」、MEMで「418158」、UXで「359212」。
例2:Antutu V10 総合で「2154553」、CPUで「467703」、GPUで「904996」、MEMで「419003」、UXで「362851」。
投稿者: @akibaburariThreadsで見る
その他のベンチマーク
Geekbench 6はシングルコアで「2247」、マルチコアで「7034」、
3D Mark Wild Life Extremeで「5188」、
AI ベンチマークで「3344」を記録しています。
<前モデルのAntutuベンチマークと比較>
一方、前モデル「Zenfone 10」が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 2 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約130-140万 前後を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「1284361」、CPUで「263530」、GPUで「575714」、MEMで「254348」、UXで「190769」。
Zenfone 11 Ultraは前モデル「Zenfone 10」よりもスコアが約70万~80万点向上していることから、性能が飛躍的に上がっているといえます。
Snapdragon 8 Gen3性能を比較
Zenfone 11 Ultraが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen3 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen3 (Zenfone 11 Ultra/Galaxy S24 Ultra/Xperia 1 VI)・・・Antutu:約 219万 前後
- Snapdragon 8 Gen 2 (Zenfone 10/Xperia 5 V)・・・Antutu:約 140万 前後
- Dimensity 8300 Ultra (POCO X6 Pro)・・・・・・Antutu:約 140万 前後
- Snapdragon 8 Gen 1 (AQUOS R7/motorola edge30 PRO)・・・Antutu:約 117万
- Tensor G3 (Google Pixel 8 / Pixel 8a)・・・Antutu:約 107万 前後
- Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:約 85万 前後
- Dimensity 8020 (motorola edge 40)・・・Antutu 約 74万
- Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
- MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:約56万
- Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:約54万
- Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:約 52万
<比較から分かること>
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサは、現行のスマートフォン市場において最高峰の処理性能を誇るプロセッサであると言えます。約210万点というスコアは、前世代のSnapdragon 8 Gen 2から約1.5倍という飛躍的な向上を示しており、あらゆる面でのパフォーマンスアップが期待されます。これは、CPUの演算能力、グラフィックス処理を担うGPUの能力、そして近年重要度を増しているAI処理能力の全てが大幅に強化された結果と考えられます。
競合となるMediaTekのハイエンドプロセッサDimensity 8300 Ultraも高い性能を持っていますが、Snapdragon 8 Gen 3はそれをさらに上回るスコアを叩き出しており、パフォーマンスを最重視するユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となります。2世代前のハイエンドであるSnapdragon 8 Gen 1と比較しても約1.8倍のスコア差があり、技術の進化の速さを感じさせます。
ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8 Gen3プロセッサのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレートを用いて紹介します。
【各ゲームタイトルの動作状況】
原神 (Genshin Impact)
広大なオープンワールドを探索し、元素反応を駆使した戦闘が魅力のアクションRPGです。Snapdragon 8 Gen3では、グラフィック設定を「最高品質」に設定し、フレームレートを60FPSに指定した場合、テイワット大陸の美しい風景の中を滑らかに駆け巡ることができます。
モンドや璃月といった都市部での人々の往来、あるいは多数の敵とエフェクトが入り乱れる螺旋秘境のような戦闘シーンにおいても、フレームレートは60FPS近辺を安定して維持し、キャラクターの細かな動きやスキルエフェクトの美しさを損なうことなく、快適な冒険が続くでしょう。瞬間的な負荷増大時にも、体感できるほどの大きなカクつきは稀で、一貫してスムーズなプレイフィールが得られます。
PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
最大100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦い抜く、人気のバトルロイヤルゲームです。Snapdragon 8 Gen3の処理能力をもってすれば、グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「90fps」にすることで、90FPSに迫る非常に滑らかな描画でプレイ可能です。
あるいは、画質を重視して「HDR画質」や「UHD画質」(対応していれば)を選択し、フレームレートを「極限(60FPS)」に設定しても、安定して60FPSを維持します。これにより、遠くの敵を素早く視認したり、精密なエイム操作を行ったりする際に有利となり、激しい銃撃戦や車両での高速移動中も、画面のチラつきや遅延を感じることなく、戦場での生存率を高める動きができます。
崩壊3rd (Honkai Impact 3rd)
美麗な3Dグラフィックと爽快なアクションが特徴のハイスピードアクションRPGです。Snapdragon 8 Gen3では、ゲーム内のグラフィックオプションを全て最高設定にし、利用可能な最高のフレームレート設定(例えば120FPS対応であれば120FPS、通常は60FPSや90FPS)を選択した場合、キャラクターのダイナミックな動きや派手な必殺技のエフェクトが、一切の遅延なく画面上に展開されます。
特に、高速で動き回るキャラクターを操作する際や、多数の敵が同時に出現する高難易度ステージにおいても、フレームレートは上限値にほぼ張り付き、プレイヤーの操作に俊敏に反応する、ストレスのない戦闘体験が実現します。
NieR Re[in]carnation (ニーア リィンカーネーション)
「ニーア」シリーズならではの退廃的で美しい世界観と、切ない物語が展開されるコマンドバトルRPGです。Snapdragon 8 Gen3環境下では、グラフィック品質を「最高」に設定し、フレームレートも上限の60FPSに設定することで、ケージと呼ばれる謎めいた空間や、キャラクターモデル、武器のディテールなどが、非常に高精細かつ滑らかに描画されます。
ママが案内する静謐なフィールドの探索から、ウェポンスキルが飛び交うバトルシーンに至るまで、常に安定した60FPSで動作し、物語への没入感を高める美しいビジュアルを心ゆくまで堪能できるでしょう。
Tower of Fantasy (幻塔)
SF要素とファンタジーが融合した広大なオープンワールドを舞台に、多彩なアクションや探索が楽しめるオンラインRPGです。Snapdragon 8 Gen3は、このゲームの要求する高いグラフィック負荷にも十分対応可能です。
画質設定を「最高」、フレームレート設定を可能な限り高い数値(例えば90FPSや120FPSが選択可能であればその設定)にしても、アストラ島やヴェラ砂漠のような広大なマップの描画、オブジェクト数の多い都市部、あるいは多数のプレイヤーが参加するワールドボス戦といった状況でも、平均して高いフレームレートを保ちます。負荷の変動が大きい場面でも、フレームレートの落ち込みは最小限に抑えられ、探索や戦闘における快適さが維持されます。
黒い砂漠MOBILE (Black Desert Mobile)
PC版MMORPGの美しいグラフィックと奥深いゲームシステムをスマートフォンで再現したタイトルです。Snapdragon 8 Gen3のパワーにより、グラフィック設定を「最高画質(リマスターモードなど)」、フレームレート設定を「最大(60FPSなど)」にした状態でも、キャラクターの緻密なモデリングや、広大な世界の美しい景観を存分に楽しめます。
フィールドでの狩りや少人数での戦闘は非常に滑らかに動作し、拠点戦や攻城戦といった多数のプレイヤーキャラクターやNPCが密集し、スキルエフェクトが乱舞するような極めて負荷の高い状況においても、致命的なフレームレートの低下は起こりにくく、一定の快適性を保ったままプレイを続行できるでしょう。
アスファルト9:Legends (Asphalt 9: Legends)
美麗なグラフィックと爽快な操作感、派手なクラッシュ演出が特徴のアーケードレーシングゲームです。Snapdragon 8 Gen3では、グラフィックオプションを「高品質」に設定し、60FPSモードを有効にすることで、レース中はほぼ常に60FPSに固定された、極めて滑らかな映像でプレイできます。
ニトロを使用した際のスピード感あふれる演出、ライバルカーとの接触や壮大なジャンプ、そして豪快なクラッシュシーンといった、視覚的に情報量の多い場面でもフレームレートの揺らぎはほとんど感じられず、プレイヤーはマシンの挙動に集中し、精密なドライビングテクニックを駆使して勝利を目指すことができます。
まとめ
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサは、Antutuベンチマークスコア、特に91万点を超えるGPUスコアが示す通り、現行のスマートフォン向けプロセッサの中でもトップクラスのゲーム性能を有しています。
今回挙げた「原神」や「Tower of Fantasy」のような特に高いグラフィック負荷を要求するオープンワールドゲームから、「PUBG MOBILE」のような競技性の高いバトルロイヤルゲーム、「崩壊3rd」や「アスファルト9:Legends」のような美麗なグラフィックとアクション性が求められるゲームに至るまで、ほぼ全てのタイトルにおいて最高設定で、かつ高いフレームレートでの快適なプレイが可能です。
このプロセッサを搭載したデバイスでは、フレームレートの安定性が非常に高いため、ゲームの世界への没入感が増し、キャラクターの動きやエフェクトの美しさを余すところなく楽しむことができます。また、高フレームレートは、シューターやアクションゲームにおける操作の応答性向上にも繋がり、より有利にゲームを進めることを助けます。
Snapdragon 8 Gen 3プロセッサは、単にゲームが動くだけでなく、「どのように快適に動くか」という質の部分で他のプロセッサと一線を画す体験を提供します。将来的により高度なグラフィック技術を用いたゲームが登場したとしても、このプロセッサであれば長期間にわたり高いレベルでの対応が期待でき、モバイルゲーマーにとって最高の選択肢の一つとなることは間違いありません。
カメラ:Zenfone 11 Ultra ~AIがアシストする、進化した3眼システムが生み出す感動の一枚~
ここでは、Zenfone 11 Ultraのカメラシステムが、私たちの写真・動画撮影体験をいかに豊かにしてくれるのか、その核心に迫ります。前モデルZenfone 10から搭載された便利な機能はそのままに、待望の望遠レンズの追加やAI機能の進化など、注目すべきポイントが満載です。私が実際に様々なシーンでZenfone 11 Ultraのカメラを使い倒して感じた驚きや使い勝手、そしてその魅力について、具体的な作例を思い浮かべながら詳しくレビューしていきます。
待望の望遠レンズ搭載!3眼構成が切り拓く、新たな撮影領域
Zenfone 11 Ultraのカメラで最も大きな進化点は、やはりカメラ構成そのものでしょう。5000万画素の広角カメラ、1300万画素の超広角カメラに加え、新たに3200万画素の光学3倍望遠カメラが搭載され、ついに3眼構成となりました。
【Zenfone 11 Ultraのカメラの仕様】
- 1.背面 50MP・・・5,000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) ソニーIMX890 センサー、6軸ハイブリッド ジンバルスタビライザー3.0、ロスレス2倍ズーム
- 2.背面 13MP・・・1,300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.7mm相当/F値2.2) 120度の超広角、自由曲面レンズ
- 3.背面 32MP・・・3,200万画素 望遠カメラ (35mm換算:65.3mm相当/F値2.4) 3倍ズーム、光学式手ブレ補正
- 4.前面 32MP・・・3,200万画素カメラ (35mm換算:22mm相当/F値2.05) 視野角 約90°、RGBW センサー
前モデルのZenfone 10は、広角と超広角の2眼構成で、これはこれで素晴らしい描写力を持っていたのですが、やはり「もう少し被写体に寄りたい」「背景をきれいにぼかしたい」と感じるシーンがあったのも事実です。
このZenfone 11 Ultraでは、本体が大型化した恩恵もあってか、ついに専用の望遠レンズが搭載され、撮影の自由度が格段に向上したのを実感しました。例えば、公園で遊ぶ子供の自然な表情を少し離れた場所から捉えたい時や、旅先で遠くに見える美しい建物をクリアに記録したい時など、光学3倍ズームは本当に重宝します。
さらに、AIアルゴリズムを活用した「HyperClarity」機能により、デジタルズームでも10倍程度までは画質の劣化を抑えてくれるというから驚きです。実際に試してみると、確かに10倍ズームでもSNS投稿などには十分耐えうる精細さで、最大30倍までズームできますが、個人的には実用的なのは10倍までかな、という印象でした。それでも、これまでのZenfoneでは撮れなかった領域の写真が手軽に残せるようになったのは、大きな喜びです。
手ブレの心配はもう不要?進化した6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー3.0の威力
Zenfoneシリーズのカメラといえば、強力な手ブレ補正機能が代名詞の一つですが、Zenfone 11 Ultraでは広角カメラに「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー3.0」と、最新の「Super HyperSteady EISアルゴリズム」が搭載され、その実力はさらに磨きがかかっています。これは、Zenfone 10に搭載されていた「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー2.0」 から正統進化したもので、実際に手持ちで動画を撮影してみると、その効果に息をのみました。
例えば、街を散策しながらVlog風に撮影してみたのですが、まるでプロが専用の機材を使ったかのように滑らかな映像が記録できたのです。歩行時の細かな振動はもちろん、少し駆け足になっても映像の揺れが驚くほど抑えられており、これならジンバルを持ち歩く必要性を感じさせません。「手ブレの心配はもういりません!」 というキャッチコピーも、決して大げさではないと実感しました。
また、薄暗いレストランで美味しそうな料理を撮影する際にも、この強力な手ブレ補正のおかげでシャッタースピードを稼ぐことができ、ノイズの少ないクリアな写真を残すことができました。まさに、どんなシーンでも臆することなくシャッターを切れる安心感を与えてくれます。
カメラAIがアシストするパーフェクトショット:被写体検出と進化したポートレート動画
Zenfone 11 Ultraのカメラは、ハードウェアの進化だけでなく、それを最大限に活かすAI機能も非常に優秀です。特に「被写体検出AI」は、カメラを向けるだけで風景、食べ物、人物、ペットなど様々な被写体を賢く認識し、それぞれのシーンに最適化された美しい仕上がりへと自動で調整してくれます。これにより、難しい設定を気にすることなく、シャッターを押すだけでプロが撮ったような「煌めくヴィジョン」を手軽に実現できるのは、本当に素晴らしいと感じました。
さらに感動的だったのが、「ポートレート動画モード」です。AIアルゴリズムが被写界深度を巧みにコントロールし、まるで一眼レフで撮影したかのような自然で美しい背景ボケを動画で実現してくれるのです。しかも、リアルタイムで被写体の顔(なんとペットの顔もOK!)を認識し、的確にピントを合わせ続けてくれるので、動き回る子供やペットを撮影する際にも、主役が際立つ印象的な動画を簡単に残すことができました。
このポートレート動画は最大4Kでの撮影にも対応しており、思い出をより高精細に、そしてドラマチックに残したいという願いを叶えてくれます。
見たままの美しさと、AIによる最適化の絶妙なバランスが生む画質
Zenfone 11 Ultraで撮影した写真は、全体的に見て「実際の色に忠実で、解像感も高い」 という印象です。AIによる最適化が働くシーンでも、過度に鮮やかすぎたり、不自然な加工感が前面に出たりすることは少なく、あくまで素材の良さを引き出すような、絶妙なバランス感覚を感じました。
例えば、旅先で出会った壮大な風景を撮影した際には、空の青さや木々の緑が深みを増しつつも、目で見た記憶に近い自然な色合いで記録され、その場の感動が蘇るような一枚となりました。
【Zenfone 11 Ultraで撮影したサンプル写真】
※こちらのYouTube動画で「Zenfone 11 Ultra」のカメラで撮影したサンプル写真を確認できます。ASUS「Zenfone 11 Ultra」のカメラで撮影したサンプル写真 – YouTube
超広角カメラで撮影した際も、気になる画像の歪みが非常によく補正されており、広大な景色をダイナミックに、かつ自然に切り取ることができました。夜景モードに関しては、多くの光を取り込み、暗い場所でも驚くほど明るく撮影できます。
時には「少し露出が高めかな?」と感じることもありましたが、白飛びは巧みに抑えられており、ノイズも少なくクリアな夜景を楽しめます。「極端に光量が少ない場面でも、手ブレを抑えつつ綺麗に撮れます」 という評価にも納得です。
インカメラも進化!広角セルフィーで、大切な仲間との思い出もバッチリ
最後にインカメラについてですが、Zenfone 11 Ultraは3200万画素の高精細なカメラを搭載しています。前モデルのZenfone 10も同じく3200万画素のインカメラ(RGBWセンサー搭載で暗所にも強かったですね) を備えていましたが、Zenfone 11 Ultraでは視野角が約90°まで拡大されたのが大きなポイントです。
この広角化のおかげで、友人や家族と記念写真を撮る際に、全員がフレームに収まりやすくなりました。以前は自撮り棒が必須だったようなシチュエーションでも、Zenfone 11 Ultraなら手を伸ばすだけで、背景もしっかりと含めた思い出深い一枚を残せます。画質もクリアで、肌の質感も自然に表現してくれるので、SNSへの投稿も自信を持って行えるようになりました。
まとめ:カメラ
- カメラ構成と撮影領域:待望の3200万画素光学3倍望遠レンズが追加され、広角・超広角と合わせて3眼構成に進化。Zenfone 10の2眼構成から撮影の幅が格段に広がり、遠くの被写体もクリアに捉えることが可能に。
- HyperClarity AIズームで10倍でも実用的な画質を実現。
- 手ブレ補正機能:進化した6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー3.0とSuper HyperSteady EISアルゴリズムにより、動画も静止画もプロ級の安定感。歩きながらの撮影や暗所でもブレを気にせず撮影できる安心感は絶大。
- カメラAIによるアシスト:被写体検出AIがシーンを自動で最適化し、誰でも簡単に美しい写真を撮影可能。AIが自然なボケ味と的確なピント追従を実現するポートレート動画モードは、家族やペットとの大切な瞬間をドラマチックに残せる。
- 画質と色再現:全体的に色忠実性と解像感が高く、AIによる最適化も自然で好印象。夜景モードも強力で、暗所でも明るくクリアな撮影が可能。
- インカメラ性能:3200万画素の高画質インカメラは視野角が約90°に拡大。友人や家族とのグループセルフィーがより快適に、背景も広く写し込めるように進化。
AI機能:Zenfone 11 Ultra ~日常をスマートにアシストする、賢すぎる相棒の誕生~
ここでは、Zenfone 11 Ultraが搭載する多彩なAI機能の中から、カメラ関連の機能を除いた、私たちの日常生活をよりスマートに、そして便利にしてくれる賢い機能たちに焦点を当てます。
通話から情報整理、さらには日々のちょっとした楽しみまで、AIがいかに私たちのスマートフォン体験を豊かにしてくれるのか、私が実際に使ってみて「これは手放せない!」と感じた機能や、その驚きの実力、そして未来への期待を込めてレビューしていきます。
コミュニケーションの壁を打ち破るAI:未来がすぐそこに感じられる通話翻訳とノイズキャンセリング
Zenfone 11 UltraのAI機能で、私が特に未来を感じたのが「AIコール翻訳」です。これは、通話中の会話をリアルタイムで翻訳してくれるという、まるでSF映画のような機能。しかも、驚くべきことにネットワーク接続がないオフライン環境でも利用可能だというのですから、海外旅行や海外の友人とのコミュニケーションが一気に身近なものになります。対応言語も日本語、英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語と豊富です。
実際に、英語を話す友人に協力してもらい、この機能を使って会話を試してみました。自分の話した日本語が瞬時に英語のテキストとして表示され、友人の英語もまた日本語でリアルタイムに確認できる。言葉の壁を越えてスムーズに意思疎通ができた時の喜びは、本当に大きなものでした。まだベータ版とのことですが、この機能がさらに進化すれば、国際的なコミュニケーションのあり方が根本から変わるかもしれない、そんな可能性すら感じさせてくれます。
そして、もう一つ、日々のコミュニケーションを格段に快適にしてくれるのが「AIノイズキャンセリング」機能です。騒がしいカフェでオンライン会議サービス『Zoom』を使って打ち合わせをする際や、駅のホームから急ぎの電話をかける際など、これまでは周囲の雑音で相手に迷惑をかけてしまうことが多々ありました。
しかし、Zenfone 11 Ultraなら、AIが周囲の環境音を巧みに学習・分析し、こちらの声だけをクリアに相手に届けてくれるのです。実際に使ってみると、相手から「声が聞き取りやすくなった」と言われることが増え、コミュニケーションの質が向上したのを実感しています。
情報整理もAIにおまかせ:驚くほど賢い文字起こしと、探したい写真がすぐ見つかる画像検索
日々の業務や学習の中で、会議の議事録作成やインタビューの文字起こしに時間を取られてしまうことはありませんか? Zenfone 11 Ultraの「AI文字起こし」機能は、そんな悩みを解決してくれる強力な味方です。
標準の音声レコーダーアプリで録音した音声を、AIが自動でテキスト化してくれるのですが、これもオフラインで利用可能。実際に長時間の会議の音声を録音して試してみたところ、専門用語や固有名詞に多少の誤りは見られたものの、全体としては非常に高い精度で文字起こしが行われ、議事録作成の時間が大幅に短縮できました。
ちょっとしたアイデアを音声メモとして残し、後からテキストで確認するといった使い方も非常に便利で、私の情報整理のスタイルが変わりそうです。提供されている情報によれば、Pixel 6aと比較しても遜色ない精度とのことで、ベータ版ながらその実力は確かなようです。
そして、スマートフォンに溜まっていく大量の写真の中から、目的の一枚を探し出すのに苦労した経験は誰にでもあるはず。Zenfone 11 Ultraの「AI画像検索」機能は、そんな悩みを過去のものにしてくれます。「ギャラリー」アプリ内で、例えば「昨年の夏に行った沖縄の海の写真」とか「うちの猫が写っている写真」といった感じで、まるで友人に尋ねるかのようにキーワードを入力するだけで、AIが関連性の高い画像を瞬時に探し出してくれるのです。
クラウドに写真をアップロードする必要がないというのも、プライバシーを重視する私にとっては嬉しいポイントでした。思い出の写真にすぐにアクセスできるようになったことで、過去の素敵な瞬間をより手軽に振り返れるようになりました。
日常に彩りと効率をプラス:AI壁紙生成と、かゆいところに手が届くスマホ内検索
スマートフォンは毎日手にするものだからこそ、壁紙にもこだわりたいですよね。Zenfone 11 Ultraの「AI壁紙生成機能」は、そんな私のささやかな願いを叶えてくれる、遊び心あふれる機能です。「抽象的」「都市」「自然」といったテーマや、好みの色調、そして「驚き」といったインスピレーションを選ぶだけで、AIがものの数秒で世界に一つだけのオリジナル壁紙を生成してくれます。
実際にいくつか試してみましたが、どれもユニークで美しく、その日の気分に合わせて壁紙を手軽に変更できるのは、日々の生活にちょっとした彩りを与えてくれるようで、とても気に入っています。
さらに、地味ながら非常に便利だと感じたのが、スマートフォン内部の検索機能の向上です。何か設定を変更したいけれど、どのメニューから入ればいいか分からない、ということはよくありますよね。Zenfone 11 Ultraでは、設定画面の検索窓に「電池」といった曖昧なキーワードを入力するだけで、バッテリー関連の設定項目を的確にリストアップしてくれます。
また、インストールしたアプリの名前を正確に覚えていなくても、「メモ」や「カレンダー」といった使用用途で検索すれば、該当するアプリをすぐに見つけ出せるようになりました。こうした細やかな配慮が、日々のスマートフォン操作のストレスを軽減し、より快適な使い心地を実現してくれているのだと感じます。
まとめ:AI機能(カメラを除く)
- コミュニケーション支援AI:オフラインでも利用可能な「AIコール翻訳」(ベータ版)は、言語の壁を越えたコミュニケーションの可能性を提示。周囲の騒音を効果的にカットする「AIノイズキャンセリング」で、どんな場所でもクリアな通話を実現。
- 情報整理AI:「AI文字起こし」(ベータ版)は、会議の議事録作成やアイデアメモのテキスト化を強力にサポートし、作業効率を大幅に向上。クラウド不要の「AI画像検索」で、大量の写真の中から目的の画像を瞬時に発見。
- 個性表現と検索AI:「AI壁紙生成」機能で、手軽に自分だけのオリジナル壁紙を作成し、日々のスマートフォンライフに彩りをプラス。進化したスマホ内検索機能は、設定項目やアプリを曖昧なキーワードでも素早く見つけ出し、操作のストレスを軽減。
- オンデバイスAIの利便性:多くのAI機能がネットワーク接続を必要としないオンデバイス処理で動作するため、通信環境に左右されず、プライバシーにも配慮した形でAIの恩恵を享受できる。
バッテリーと充電:Zenfone 11 Ultra ~一日中頼れるスタミナと、ストレスフリーな急速チャージ体験~
ここでは、Zenfone 11 Ultraを実際に使ってみて、そのバッテリー持続力の頼もしさと充電の速さにどれほど助けられたか、そしてそれが日々のスマートフォンライフをどう変えてくれたのかを、
前モデルZenfone 10との比較も交えながら、私の具体的な体験や感じたメリットを中心にお伝えしていきたいと思います。「スマホの電池がもうない!」というあのイヤな焦りから、あなたも解放されるかもしれません。
大容量化がもたらす、圧倒的な安心感:5500mAhバッテリーの底力に感動
Zenfone 11 Ultraを手にしてまず驚いたのが、そのバッテリー容量の大きさです。なんと5500mAhという大容量バッテリーを搭載しているのです(内部的には2750mAhのバッテリーを2基搭載しているとのこと)。
これは、前モデルのZenfone 10が搭載していた4300mAhのバッテリーから、約27.9%も容量アップしている計算になります。Zenfone 10もコンパクトなボディに比してバッテリー持ちが良いと評判でしたが、Zenfone 11 Ultraはその安心感を遥かに凌駕するレベルへと進化していました。
実際にどれほど持つのか試してみようと、ある休日、朝から晩までZenfone 11 Ultraをヘビーに使ってみました。SNSアプリの『Instagram』や動画サイト『YouTube』を頻繁にチェックし、合間には音楽ストリーミングサービス『Spotify』でお気に入りのプレイリストを流し続け、さらにはグラフィックがリッチなゲーム『原神』を1時間ほどプレイ。これだけ使っても、夜、自宅に帰るまで一度も充電の心配をすることなく過ごせたのには、正直感動しました。
実際にYouTube動画を連続再生したところ21時間以上も持続しました。通常の使い方であれば1日は余裕で、使い方によっては2日目に突入することも珍しくありません。「旅先で頻繁に使用する際も安心です」というASUSの言葉は、決して誇張ではないと断言できます。Zenfone 10のコンパクトさゆえのバッテリー容量の限界を感じていた方にとって、この進化はまさに朗報と言えるでしょう。
ストレスフリーな充電体験:65W HyperChargeの速さと、ワイヤレスの快適さ
いくらバッテリーが大容量でも、充電に時間がかかってしまっては意味がありません。その点、Zenfone 11 Ultraは最大65WのHyperCharge急速充電に対応しており、私たちの貴重な時間を無駄にしません。これは、前モデルZenfone 10の最大30W充電と比較しても、充電速度が大幅に向上していることを意味します。
公式の情報では、わずか39分でバッテリー残量0%から100%まで充電可能とのこと(ただし、対応充電器は別途用意する必要があります)。実際に、朝起きてバッテリー残量が心許ないことに気づいても、出かける準備をしている間に充電ケーブルを繋いでおけば、あっという間に十分な量がチャージされ、安心して一日をスタートできるのです。このスピード感は、一度体験するともう元には戻れません。
さらに、Zenfone 11 Ultraは最大15Wのワイヤレス充電(Qi EPP規格準拠)にもしっかりと対応しています。デスクの上にワイヤレス充電パッドを置いておけば、使わない時にサッと置くだけで手軽に充電できるのは、やはり便利です。特に嬉しいと感じたのは、充電しながらゲームをプレイする際に便利な「バイパス充電」機能です。
これをオンにすると、バッテリーを介さずにスマートフォン本体へ直接電力が供給されるため、バッテリーへの負荷を軽減し、発熱も抑えてくれるという優れもの。充電ケーブルの接続位置も、横持ちした際に邪魔になりにくいよう配慮されていると感じました。こうした細やかな気配りが、ユーザー体験をより快適なものにしてくれています。
電力効率の高さも長時間駆動の秘訣:最新SoCとの見事な連携
Zenfone 11 Ultraの驚異的なバッテリー持続時間は、単にバッテリー容量が大きいからというだけではありません。搭載されている最新のQualcomm® Snapdragon® 8 Gen 3モバイルプラットフォームの高い電力効率も、この長時間駆動に大きく貢献しています。前モデルのZenfone 10も、搭載していたSnapdragon 8 Gen 2の省電力性能が高く評価されていましたが、Zenfone 11 Ultraではそのアドバンテージがさらに強化されている印象です。
高性能でありながら消費電力を抑えるという、まさに理想的なバランスを実現しているからこそ、私たちはバッテリー残量を気にすることなく、Zenfone 11 Ultraの持つパワフルな性能を心ゆくまで楽しむことができるのです。この賢い省電力設計のおかげで、日々のスマートフォンライフがより自由で、よりアクティブなものになったと感じています。
まとめ:バッテリーと充電
- バッテリー容量と持続時間:前モデルZenfone 10の4300mAhから約27.9%増の5500mAhへと大幅に大容量化。通常使用で1日は余裕、使い方次第では2日目も視野に入る圧倒的なスタミナで、充電の不安から解放。
- 急速充電性能:最大65WのHyperCharge急速充電に対応し、Zenfone 10の30Wから大幅にスピードアップ。わずか39分~40分程度でフル充電が可能という驚異的な速さで、忙しい現代人の時間を有効活用。
- ワイヤレス充電と便利機能:最大15WのQi規格ワイヤレス充電に対応し、手軽な充電を実現。充電しながらのゲームプレイ時にバッテリー負荷と発熱を抑える「バイパス充電」機能も搭載し、ユーザーの利便性を向上。
- 省電力性能:最新のSnapdragon 8 Gen 3モバイルプラットフォームの高い電力効率が、大容量バッテリーとの相乗効果を生み出し、長時間の連続使用を強力にサポート。
接続性とオーディオ:Zenfone 11 Ultra ~途切れない快適通信と、心に響く上質サウンド体験~
ここでは、Zenfone 11 Ultraが私たちのデジタルライフをより快適に、そして豊かにしてくれる「接続性」と「オーディオ」の機能に焦点を当てます。最新の通信規格への対応から、日々の支払いをスムーズにする機能、そして魂を揺さぶるようなサウンド体験まで、私が実際にZenfone 11 Ultraを使って感じたメリットや感動を中心に、その魅力を詳しくレビューしていきます。
次世代の通信規格にフル対応:Wi-Fi 6EとBluetooth 5.4がもたらすストレスフリーな毎日
現代のスマートフォンにとって、安定した高速通信はまさに生命線。その点、Zenfone 11 Ultraは最新のWi-Fi 6E(IEEE802.11ax)に対応しており、従来の2.4GHz帯、5GHz帯に加えて、混雑の少ない6GHz帯を利用できるのが大きな強みです。前モデルのZenfone 10もWi-Fi 6Eに対応していましたが、Zenfone 11 Ultraでは最新プロセッサーとの組み合わせもあってか、その恩恵をより強く感じることができました。
自宅のWi-Fi 6E対応ルーター環境で、動画ストリーミングサービス『Netflix』で4Kコンテンツを視聴したり、オンラインゲーム『Apex Legends Mobile』をプレイしたりする際も、読み込みの待ち時間やプレイ中のラグが明らかに少なく、非常に快適な時間を過ごせました。ダウンロード速度も目に見えて向上し、大容量ファイルのやり取りもストレスフリーです。
また、Bluetooth®も最新規格の5.4に対応しています。これはZenfone 10が搭載していたBluetooth 5.3から着実に進化したもので、接続の安定性向上やさらなる低遅延、そして省電力化に貢献していると感じました。愛用しているワイヤレスイヤホン『Sony WF-1000XM5』とのペアリングも一瞬で完了し、音楽再生中や通話中に音が途切れるといったこともほとんどなく、非常に安定した接続を保ってくれました。
スマートウォッチとの連携もよりスムーズになり、日々の通知確認や健康管理が一層快適になったのは嬉しいポイントです。
デュアルSIMと5G対応、そしておサイフケータイ®:柔軟性と利便性を両立したモバイル体験
Zenfone 11 Ultraは、2枚のnanoSIMカードを装着できるデュアルSIMスロットを搭載しており、仕事用とプライベート用でSIMを使い分けたい私のようなユーザーには非常にありがたい仕様です。もちろん5G通信にも対応しており、その対応バンドの豊富さからも、ASUSの本気度が伺えます。
実際に都心部で5G通信を試してみましたが、ウェブページの表示速度や動画のストリーミング再生は非常に高速で、4Gとは一線を画す快適さを体験できました。ただ、これだけ多機能でありながらeSIMに対応していない点は、個人的には少し残念に感じました。物理SIMの入れ替えなしに海外用プランなどを手軽に追加できるeSIMの便利さを知っているだけに、今後のモデルでの対応に期待したいところです。
そして、日本のユーザーにとって欠かせない機能といえば、やはり「おサイフケータイ®(FeliCa)」でしょう。Zenfone 11 Ultraもしっかりと対応しており、『モバイルSuica』での電車移動や、『iD』『QUICPay』といった電子マネーでのキャッシュレス決済が、スマートフォン一つで完結するのは本当に便利です。財布からカードを取り出す手間もなく、改札やレジでサッと支払いを済ませられるこの快適さは、一度体験すると手放せません。
期待を凌駕するサウンド体験:進化したデュアルスピーカーと、伝統を受け継ぐイヤホンジャックの共演
Zenfone 11 Ultraのオーディオ性能には、正直なところ、良い意味で裏切られました。まず特筆すべきは、本体に内蔵されたデュアルステレオスピーカーです。これは前モデルのZenfone 10と比較して25.2%も大型化され、さらに「D-Bass」技術によって重低音が大幅に強化されているとのこと。
実際に、YOASOBIの「アイドル」を再生してみると、ボーカルのクリアさはもちろん、これまでスマートフォンでは感じにくかった深みのあるベースラインがしっかりと響き渡り、その迫力に驚かされました。映画鑑賞時にも、例えば『Amazon Prime Video』でアクション映画を観ていると、爆発音や効果音がまるで映画館にいるかのような臨場感で迫ってきて、作品への没入感を格段に高めてくれます。
さらに、空間オーディオ技術「Dirac Virtuo™」にも対応しており、対応コンテンツでは音が四方八方から聴こえてくるような、立体的な3Dサウンドを体験できます。そして何より嬉しいのが、近年のハイエンドスマートフォンでは姿を消しつつある3.5mmイヤホンジャックを、Zenfone 11 Ultraがしっかりと搭載してくれていることです。
普段愛用している有線ヘッドホン『Sennheiser HD 599』を接続し、ハイレゾ音源を再生した際には、ワイヤレスでは味わえない解像度の高さと音の温かみに、改めて有線接続の良さを再認識しました。もちろん、Qualcomm® aptX™ AdaptiveやaptX™ Losslessといった最新の高音質ワイヤレスコーデックにも対応しているので、ワイヤレス派の方も存分に高音質サウンドを楽しめます。
USBポートとPC連携:十分な機能性、ただし一部に物足りなさも
接続性という点で少し触れておきたいのが、USB Type-Cポートです。Zenfone 11 UltraのUSBポートはUSB 2.0規格となっています。日常的な充電やデータ同期には全く問題ありませんが、大容量の動画ファイルなどをPCに転送する際には、USB 3.0以上の規格に対応した機種と比較すると、やや時間がかかると感じるかもしれません。
また、一部のユーザーからは、映像出力機能(DisplayPort Alternate Mode)が搭載されていない点を惜しむ声も聞かれました。この価格帯のハイエンドモデルであることを考えると、USB規格や映像出力に関しては、もう少し上のスペックを期待してしまうのも正直なところです。
一方で、ASUS独自のPC連携機能「GlideX」や、Microsoft®の「Windowsにリンク」といった機能を使えば、スマートフォンとPC間でのファイル転送や、スマートフォンの画面をPCにミラーリングして操作するといったことが手軽に行えます。これらの機能を活用することで、作業効率を向上させることができるでしょう。
まとめ:接続性とオーディオ
- 通信機能(Wi-Fi, Bluetooth):最新のWi-Fi 6EとBluetooth 5.4に対応し、高速で安定したワイヤレス通信環境を実現。動画視聴やオンラインゲーム、ワイヤレスイヤホンとの接続もストレスフリー。
- モバイル通信と決済機能:デュアルnanoSIM対応で柔軟なSIM運用が可能。5G通信も快適。おサイフケータイ®(FeliCa)搭載で、日々の支払いがスムーズ。ただし、eSIM非対応は惜しい点。
- スピーカーオーディオ:25.2%大型化したデュアルステレオスピーカーとD-Bass技術により、迫力ある重低音とクリアな中高音を実現。Dirac Virtuo™による空間オーディオも楽しめる。
- イヤホンジャックと高音質コーデック:ハイエンドでは貴重な3.5mmイヤホンジャックを搭載し、有線での高音質再生に対応。aptX™ Adaptive/Losslessなど最新ワイヤレスコーデックもサポート。
- USBポートとPC連携:USB Type-CポートはUSB 2.0規格。大容量データ転送や映像出力機能には非対応な点が一部ユーザーには物足りない可能性も。GlideXなどのPC連携機能は便利。
ソフトウェアとその他の機能:Zenfone 11 Ultra ~快適操作を約束するZenUIと、日常を彩る多彩な便利機能~
ここでは、Zenfone 11 Ultraが搭載するソフトウェアと、AI機能以外にも私たちのスマートフォンライフをより便利で、より快適にしてくれる様々な機能に光を当てたいと思います。
洗練されたユーザーインターフェースから、日々の安心を支えるタフネス性能、そしてPCとの連携まで、私が実際にZenfone 11 Ultraを使い込んでみて感じた心地よさや、前モデルZenfone 10から進化した点、そして「これは使える!」と唸った機能について、具体的な利用シーンを交えながら詳しくレビューしていきます。
使いやすさを追求したZenUI:Android 14との快適な融合がもたらす、ストレスフリーな操作感
Zenfone 11 Ultraは、最新のAndroid™ 14をベースにASUS独自のカスタマイズが施された「ZenUI」を搭載しています。このZenUIが、実にユーザーフレンドリーで、かゆいところに手が届く素晴らしい仕上がりになっているのです。前モデルのZenfone 10もAndroid 13ベースのZenUIで快適な操作感を提供してくれていましたが、Zenfone 11 Ultraではその使いやすさがさらに洗練されたように感じました。
特に私が気に入ったのが、「エッジツール」です。画面の端からスッとスワイプするだけで、頻繁に使うアプリやお気に入りのショートカットに瞬時にアクセスできるこの機能は、一度使うと手放せません。
例えば、ブラウザで調べ物をしながら、フローティングウィンドウで電卓アプリ『Calculator』を起動して計算したり、『YouTube』で解説動画を見ながら『X (旧Twitter)』のタイムラインをチェックしたりと、大画面化したZenfone 11 Ultraだからこそ、このマルチタスキング機能の恩恵を最大限に享受できました。
また、「ツインアプリ」機能も非常に便利です。これにより、『LINE』や『Instagram』といった対応アプリを複製し、それぞれ別のアカウントで同時にログインしておくことができます。仕事用とプライベート用でSNSアカウントを使い分けている私にとって、いちいちログイン・ログアウトを繰り返す手間が省け、ストレスなく情報を切り替えられるようになったのは大きなメリットでした。
さらに、ゲームプレイをアシストしてくれる「Game Genie」や、動画視聴をより快適にする「Video Genie」といった機能も健在。Zenfone 11 Ultraの高性能なプロセッサーと美しい大画面ディスプレイと相まって、これらのアシスト機能がエンターテインメント体験をより一層豊かなものにしてくれました。
将来性も安心:Android 15へのアップデートと、長く使えるサポート体制
スマートフォンを長く愛用したいと考える私にとって、ソフトウェアアップデートのサポート体制は非常に重要なポイントです。その点、Zenfone 11 UltraはAndroid 15へのFOTA(Firmware On-The-Air)アップデートが予定されており、購入後も最新の機能やセキュリティを享受できる安心感があります。
このアップデートでは、他人に見られたくないアプリを隠せる「プライベートスペース」機能や、画面上の気になるものを囲むだけで検索できる「かこって検索」、使用していないアプリのデータを一時的にアーカイブしてストレージを節約できる機能などが追加されるとのことで、今からその進化が楽しみでなりません。
メーカーからは、2回のOSバージョンアップと4年間のセキュリティアップデートが保証されているとのこと。これは、例えばGoogleのPixelシリーズやSamsungのGalaxyシリーズの長期サポートと比較すると、やや控えめな印象を受けるかもしれませんが、それでも一定期間安心して使い続けられるという点は評価できるでしょう。
日常を支えるタフネスとセキュリティ:頼れる防水・防塵性能と、スムーズな生体認証
毎日持ち歩くスマートフォンだからこそ、不意のアクシデントにも強いタフネス性能は欠かせません。Zenfone 11 Ultraは、IP65/IP68という高いレベルの防水・防塵性能を備えています。これは前モデルのZenfone 10と同等の頼もしい性能で、キッチンでレシピを見ながら料理をしている際の多少の水しぶきや、外出中に突然雨に降られたとしても、慌てることなく安心して使い続けることができます。
先日、キャンプ中に小雨に見舞われた際も、Zenfone 11 Ultraなら大丈夫という安心感があり、アウトドアシーンでも心強い相棒となってくれました。「水しぶきも気にせず、思い切り毎日を楽しむことができます」というASUSの言葉に偽りはありません。
セキュリティ面では、画面内指紋認証と顔認証の両方に対応しています。Zenfone 10では電源ボタン一体型の指紋センサーでしたが、Zenfone 11 Ultraではディスプレイに指を置くだけでスムーズにロック解除できる画面内指紋認証へと変更されました。認証の精度も速度も非常に高く、ストレスを感じることはありませんでした。
顔認証も同様にスムーズで、マスクをしている場面では指紋認証、手が濡れている場面では顔認証といったように、状況に応じて使い分けられるのが便利です。メガネをかけていても問題なく顔認証が機能した点も、個人的には嬉しいポイントでした。
PCとのシームレスな連携:作業効率を格段に向上させるスマートな機能群
現代のワークスタイルにおいて、スマートフォンとPCとのスムーズな連携は作業効率を大きく左右します。Zenfone 11 Ultraは、ASUS独自の「GlideX」やMicrosoft®の「Windowsにリンク」といった機能を備えており、これが実に便利でした。特に「GlideX」を使うと、Zenfone 11 Ultraの画面をワイヤレスでPCにミラーリングしたり、拡張ディスプレイとして活用したりすることができます。
先日、外出先で急遽オンライン会議サービス『Google Meet』に参加する必要があったのですが、Zenfone 11 Ultraの高性能なカメラをPCのウェブカメラとして利用することで、相手にクリアな映像を届けることができました。また、スマートフォンで撮影した写真や動画をPCに転送する際も、ケーブル接続の手間なく、ドラッグ&ドロップで簡単に行えるので、作業が非常に捗ります。
複数のデバイスをシームレスに連携させて使いこなしたいと考えている方にとって、これらの機能は大きな魅力となるでしょう。
まとめ:ソフトウェアとその他の機能
- OSとZenUIの使い勝手:Android 14ベースのZenUIは、直感的でユーザーフレンドリーな操作感を提供。「エッジツール」による快適なマルチタスキング、「ツインアプリ」による複数アカウントの同時利用、「Game Genie」によるゲーム体験の最適化など、便利な独自機能が満載。
- アップデートとサポート:Android 15へのFOTAアップデートが予定されており、プライベートスペースや囲って検索などの新機能に期待。2回のOSバージョンアップと4年間のセキュリティアップデート保証で、比較的長期間安心して使用可能。
- 防水・防塵とセキュリティ:IP65/IP68の高い防水・防塵性能で、日常生活やアウトドアシーンでの水濡れや埃に対する不安を軽減。高速かつ高精度な画面内指紋認証と顔認証で、スムーズで安全なロック解除を実現。
- PC連携機能:「GlideX」や「Windowsにリンク」により、スマートフォンとPC間のファイル共有、画面ミラーリング、サブディスプレイ化などが容易に行え、作業効率の向上に貢献。テレワークなど多様な働き方をサポート。
スペックで見るZenfone 11 UltraとZenfone 10の主な違い
ここでは、ASUSの最新フラッグシップモデル「Zenfone 11 Ultra」と、その前モデルである「Zenfone 10」の主な違いを、スペックを中心に項目別で分かりやすく比較・解説していきます。両モデルの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
サイズとデザイン
- Zenfone 10: 約5.9型のコンパクトなディスプレイを搭載し、高さ約146.5mm、幅約68.1mm、質量約172gと、片手での操作性に優れた軽量ボディが最大の特徴でした。
- Zenfone 11 Ultra: 約6.78型の大画面ディスプレイを搭載し、高さ163.8mm、幅76.8mm、質量225gへと大幅に大型化・重量化しました。これはゲーミングスマホ「ROG Phone 8」シリーズをベースに設計されているためです。
ディスプレイ
- Zenfone 10: 5.9型AMOLEDディスプレイ(最大144Hz駆動)を搭載。最大輝度は1100nitsでした。
- Zenfone 11 Ultra: 6.78型LTPO AMOLEDディスプレイ(1-120Hz可変、最大144Hz駆動)へと大型化。ピーク輝度が2,500nitsへと大幅に向上し、屋外での視認性が格段に改善されています。
プロセッサーとパフォーマンス
- Zenfone 10: Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 2を搭載していました。
- Zenfone 11 Ultra: 現行最高峰のQualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3を搭載。CPU性能で30%、GPU性能で25%向上し、AnTuTuベンチマークスコアも200万点を超えるなど、パフォーマンスが飛躍的に進化しています。
カメラ
- Zenfone 10: 広角と超広角のデュアルカメラ構成でした。
- Zenfone 11 Ultra: 広角、超広角に加え、新たに3200万画素の光学3倍望遠カメラを搭載したトリプルカメラ構成に進化。6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーも3.0へとアップグレードされ、AIを活用したズーム機能やポートレート動画など、機能面でも強化されています。
バッテリーと充電
- Zenfone 10: 4300mAhのバッテリーを搭載し、最大30Wの有線急速充電に対応していました。
- Zenfone 11 Ultra: 5500mAhへと大容量化し、バッテリー駆動時間が向上。有線での急速充電も最大65Wへと大幅にスピードアップし、新たにバイパス充電機能も搭載されました。
AI機能
- Zenfone 10: 被写体検出AIなど、一部のAI機能に限定されていました。
- Zenfone 11 Ultra: Snapdragon 8 Gen 3の性能を活かし、ネットワーク接続不要で利用できる「AIコール翻訳」や「AI文字起こし」など、実用的なオンデバイスAI機能が豊富に搭載されました。
付属品
- Zenfone 10: USB ACアダプターセットが同梱されていました。
- Zenfone 11 Ultra: 充電器は同梱されておらず、別途用意する必要があります。
その他の共通点
3.5mmイヤホンジャックの搭載、おサイフケータイ®(FeliCa)への対応、IP65/IP68の防水・防塵性能、デュアルnanoSIM仕様(eSIM非対応)、ソフトウェアアップデート保証(OS2回、セキュリティ4年)といった点は、両モデルで共通しています。
まとめ
Zenfone 11 UltraとZenfone 10の最も大きな違いは、そのコンセプトにあります。Zenfone 10が「コンパクトでパワフルな唯一無二のスマートフォン」として、携帯性と高性能の両立を追求していたのに対し、Zenfone 11 Ultraはゲーミングスマホ「ROG Phone 8」をベースとすることで、大画面でのエンターテインメント体験、最高峰の処理性能、そして実用的なAI機能に重点を置いた、より万能なフラッグシップモデルへとその立ち位置を大きく変化させました。
どちらのモデルを選ぶかは、ユーザーがスマートフォンに「コンパクトさ」を求めるか、「大画面と多機能性」を求めるかによって、その答えが明確に分かれるでしょう。
Zenfone 11 Ultraのメリット・デメリット
ここでは、ASUSの最新フラッグシップスマートフォン「Zenfone 11 Ultra」を実際に使用してみて感じた良い点(メリット)と、少し気になった点(デメリット)を、項目ごとに分かりやすくまとめてご紹介します。高性能で多機能な一台ですが、購入を検討されている方がご自身の使い方に合うかどうかを判断する上で、少しでも参考になれば幸いです。
Zenfone 11 Ultraのメリット
メリット1:圧倒的な処理性能でストレスフリー
最新のQualcomm® Snapdragon® 8 Gen 3モバイルプラットフォームを搭載し、メモリも大容量のLPDDR5X規格を採用しているため、アプリの起動や切り替え、高負荷なゲームプレイまで、あらゆる動作が驚くほどスムーズです。日常使いで処理性能に不満を感じることはまずないでしょう。マルチタスクも快適にこなせ、まさにストレスフリーな操作感を実現しています。
メリット2:息をのむ美しさ、大画面AMOLEDディスプレイ
6.78インチのLTPO AMOLEDディスプレイは、最大144Hzの可変リフレッシュレートに対応し、非常に滑らかな映像表示が可能です。最大2500nitsという驚異的な輝度により、日差しの強い屋外でも視認性は抜群。色の再現性も高く、DCI-P3カバー率107%という広色域で、映画鑑賞や写真編集も鮮やかかつ忠実な色彩で楽しめます。
メリット3:望遠搭載で表現力アップ、進化した3眼カメラシステム
5000万画素広角、1300万画素超広角に加え、待望の3200万画素光学3倍望遠カメラを搭載。これにより、前モデルZenfone 10では難しかった遠くの被写体もクリアに捉えられ、撮影の幅が大きく広がりました。6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー3.0による強力な手ブレ補正や、AIによる被写体認識、美しいボケ味のポートレート動画など、誰でも簡単にプロ級の写真や動画を撮影できる機能が満載です。
メリット4:一日中安心の大容量5500mAhバッテリーと超高速充電
5500mAhという大容量バッテリーを搭載し、通常の使用であれば丸一日は余裕で持つスタミナを実現しています。さらに、最大65WのHyperCharge急速充電に対応しており、わずか40分程度でフル充電が可能。Qi規格のワイヤレス充電や、充電しながらのゲームプレイ時に便利なバイパス充電機能も備え、バッテリーに関する不安を徹底的に解消してくれます。
メリット5:日常をスマートにする多彩なAI機能(カメラ以外)
通話内容をリアルタイムで翻訳する「AIコール翻訳」や、周囲の騒音をカットする「AIノイズキャンセリング」、会議の議事録作成に役立つ「AI文字起こし」、自分だけの壁紙を作れる「AI壁紙生成」、写真や設定を賢く探せる「AI画像検索」など、日常生活をより便利で快適にするAI機能が豊富に搭載されています。多くがオンデバイスで動作する点も安心です。
メリット6:没入感を高める高品質なオーディオ体験
前モデルから25.2%大型化したデュアルステレオスピーカーは、D-Bass技術により迫力ある重低音とクリアなサウンドを実現。空間オーディオ技術Dirac Virtuo™にも対応し、映画や音楽、ゲームで臨場感あふれる音響を楽しめます。ハイエンド機では貴重な3.5mmイヤホンジャックも健在で、aptX™ Adaptive/Losslessなど高音質ワイヤレスコーデックもサポートしています。
メリット7:洗練されたデザインと上質な質感
ASUSの「A」ロゴをモチーフにしたモノグラムがあしらわれた背面は、光沢を抑えたマット仕上げで指紋が付きにくく、サラサラとした心地よい手触りです。側面にはアルミフレームを採用し、高級感を演出。スカイラインブルーやデザートサンドなど、自然から着想を得た美しいカラーバリエーションも魅力です。
メリット8:タフに使える防水・防塵性能と便利なFeliCa対応
IP65/IP68の高い防水・防塵性能を備えており、キッチン周りでの水しぶきや突然の雨、アウトドアでの使用も安心です。さらに、日本のユーザーには欠かせないおサイフケータイ®(FeliCa)にも対応。スマートフォン一つで電車に乗ったり、買い物をしたりと、キャッシュレスライフをスマートにサポートしてくれます。
メリット9:直感的で使いやすいZenUIと便利な独自機能
Android 14をベースとしたASUS独自のユーザーインターフェース「ZenUI」は、シンプルながらも便利な機能が満載です。画面端からスワイプするだけでよく使うアプリにアクセスできる「エッジツール」や、SNSアプリなどを2つのアカウントで同時に利用できる「ツインアプリ」、ゲームプレイを最適化する「Game Genie」など、痒い所に手が届く機能が揃っています。
メリット10:環境に配慮したサステナブルな取り組み
本体フレームに100%再生アルミニウム、ディスプレイ表面に22%再生ガラスを使用するなど、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。製品パッケージもFSC認証紙や大豆由来インクを採用し、プラスチック使用量を大幅に削減。地球環境を考えた製品選びをしたいユーザーにとっても好感が持てます。
Zenfone 11 Ultraのデメリット
デメリット1:大幅な大型化と重量増で携帯性が低下
前モデルZenfone 10のコンパクトさとは打って変わり、6.78インチの大画面化に伴い本体サイズと重量(約225g)が大幅に増加しました。これにより、ポケットへの収まりや片手での操作性は犠牲になっており、手が小さい方やコンパクトさを重視するユーザーには扱いにくさを感じる可能性があります。
デメリット2:eSIMに非対応、物理SIMのみ
デュアルSIMには対応していますが、どちらも物理nanoSIMスロットのみで、eSIMは利用できません。海外渡航時や複数の回線を柔軟に使い分けたいユーザーにとっては、eSIMの便利さを享受できない点がデメリットとなるでしょう。
デメリット3:microSDカードスロット非搭載でストレージ拡張不可
内蔵ストレージの容量は大きいものの、microSDカードによるストレージ拡張には対応していません。写真や動画を大量に本体保存したいユーザーや、データ移行の手段としてmicroSDカードを活用してきたユーザーにとっては、少々不便に感じるかもしれません。
デメリット4:USB Type-CポートがUSB 2.0規格
最新のハイエンドモデルでありながら、USB Type-Cポートの規格がUSB 2.0にとどまっています。これにより、PCへの大容量データ転送に時間がかかったり、外部ディスプレイへの映像出力機能が利用できなかったりする点は、一部のヘビーユーザーにとっては物足りなさを感じる部分です。
デメリット5:高負荷時には本体が熱を持つことも
Snapdragon 8 Gen 3という高性能プロセッサーを搭載しているため、長時間のゲームプレイやベンチマークテストなど、高い負荷がかかる状況では本体がそれなりに熱を持つことがあります。冷却システムも搭載されていますが、使い方によってはパフォーマンスの低下や不快感に繋がる可能性も考慮しておく必要があります。
デメリット6:NetflixのHDR再生に現時点では非対応
美しいAMOLEDディスプレイを搭載しているにも関わらず、動画ストリーミングサービス『Netflix』のHDRコンテンツ再生に、現時点では対応していません。最高の画質で映像コンテンツを楽しみたいユーザーにとっては、この点は早期の改善が期待されるポイントです。
デメリット7:ソフトウェアアップデートのサポート期間が競合よりやや短い
OSのメジャーアップデートは2回、セキュリティアップデートは4年間と保証されていますが、これは一部の競合他社のフラッグシップモデルと比較すると、ややサポート期間が短いと感じるユーザーもいるかもしれません。長期的な利用を考える上で、この点は留意しておくと良いでしょう。
デメリット8:望遠カメラの倍率と画質に過度な期待は禁物
光学3倍の望遠カメラは便利ですが、一部のユーザーからは「思ったよりも寄れない」といった声や、デジタルズーム時の画質について、他社のハイエンド機と比較して物足りなさを感じるという意見も見られました。日常的なスナップには十分ですが、本格的な望遠撮影を期待すると、少しギャップを感じるかもしれません。
デメリット9:急速充電器が同梱されていない
最大65Wという非常に高速な充電に対応していますが、その性能を最大限に引き出すための対応充電器は本体に同梱されていません。別途購入する必要があるため、購入予算に含めて検討する必要があります。
Zenfone 11 Ultraのスペック(仕様)
- ディスプレイ 6.78インチ、解像度 2400 x 1080 pxのLTPO AMOLED
※フルHD+/画面占有率94%/最大輝度2500nits/388 ppi/20:9/HDR10/Corning Gorilla Glass Victus 2 - リフレッシュレート 144Hz (Game Genie でのみ有効・設定から自動/120Hz/60Hzを選択可能)
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8 Gen3
※4nm/64bit/8コア/最大3.4GHz - GPU Qualcomm Adreno 750
- RAM(メモリ)12GB/16GB LPDDR5X
- ストレージ 256GB/512GB UFS4.0
- バッテリー 5500 mAh
- 駆動時間 約2日間
- 充電 65W ハイパーチャージ 急速充電 (Quick Charge 5.0/USB Power Delivery 3.0対応) 、ワイヤレス充電 ※充電器は付属しない
- 背面カメラ 50MP + 13MP + 32MP
- 前面カメラ 32MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e (802.11 a/b/g/n/ac/ax、2×2 MIMO)、Bluetooth 5.4
- 衛星測位 GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート)
- NFC/おサイフケータイ 対応(FeliCa)
- インターフェース USB Type-C (OTG)、3.5mm イヤホンジャック
- センサー 加速度センサー、電子コンパス、光センサー、指紋センサー、指紋センサー(画面内認証)、近接センサー、ジャイロスコープ、磁気センサー
- スピーカー デュアル ステレオスピーカー
- オーディオ Hi-Res、Hi-Res Wireless、Dirac Virtuo、Snapdragon Sound、Qualcomm aptX Lossless Audio、Qualcomm aptX Adaptive
- マイク デュアルマイク
- 防水防塵 IP68
- 耐久性 Corning Gorilla Glass Victus2
- 生体認証 画面内指紋認証
- 筐体 光沢マット仕上げ、100%再生アルミニウム、22%再生ガラス
- OS Android 14 + Zen UI ※2年間のOSバージョンアップと4年間のセキュリティアップデートを保証
- サイズ 163.8 x 76.8 x 8.9 mm
- 重量 225 g
- カラー エターナルブラック、ミスティグレー、スカイラインブルー、デザートサンド
- 付属品 USB Type-Cケーブル (Type-C to Type-C)、SIMイジェクトピン、専用ケース、ユーザーマニュアル (兼製品保証書)
- 5G通信 対応
- SIMカード NanoSIM (デュアルSIM/DSDV対応)
対応バンド:Zenfone 11 Ultra
「Zenfone 11 Ultra」は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79
4G FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B32/B66 TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48
3G W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2G GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n1/n3/n28/n77/n78/n79
- 4G: B1/B3/B19(B6含む)/B28/B42 (※B21には非対応)
- プラチナバンド: B19(B6含む)/n28 対応
au:
- 5G: n1/n3/n28/n77/n78
- 4G: B1/B3/B18(B26含む)/B28/B41/B42
- プラチナバンド: B18(B26含む)/B28/n28 対応
- (3Gはサービス終了、GSMはサービス対象外)
ソフトバンク:
- 5G: n3/n28/n77/n78
- 4G: B1/B3/B8/B28/B41/B42
- プラチナバンド: B8/B28/n28 対応
楽天モバイル:
- 5G: n28/n77
- 4G: B3/B18(B26含む)/B28 (B18/B26はパートナー回線)
- プラチナバンド: n28/B28 (700MHz帯) 対応 (パートナー回線のB18/B26もカバー)
- (3G/GSMはサービス対象外)
結論
Zenfone 11 Ultraは、
- ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに幅広く対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。ドコモの4GバンドであるB21には非対応ですが、他の主要バンドで広範囲をカバーしているため、実用上の影響は限定的と考えられます。
- 楽天モバイルについては、自社回線およびパートナー回線の主要な4G/5Gバンドに対応しており、プラチナバンドもカバーしています。
- UMTS (3G W-CDMA) は、ドコモ (B1/B6/B19) およびソフトバンク (B1/B8) のバンドに対応しています。ただし、auは3Gサービスを終了しており、楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。また、ドコモとソフトバンクも3Gサービスの提供を順次縮小・終了しています。
- GSM (2G) は端末としては対応していますが、日本の主要キャリアではauと楽天モバイルがサービスを提供しておらず、ドコモとソフトバンクも国内向けサービスは終了しています(主に国際ローミング用)。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで問題なく利用できる可能性が非常に高いと言えます。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天
モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
Zenfone 11 Ultraの5段階評価レビュー
ここでは、ASUSの最新フラッグシップスマートフォン「Zenfone 11 Ultra」を様々な角度から評価し、星の数(5段階)とその理由をコンパクトにご紹介します。最後に総評として、全体の評価と詳細なコメントを記載します。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
6.78インチの大画面AMOLEDは最大2500nitsと非常に明るく、屋外での視認性も抜群です。最大144Hzの滑らかな表示と高い色再現性も魅力で、動画視聴やゲーム体験を格段に向上させます。
スペック:★★★★★
最新のSnapdragon 8 Gen 3プロセッサーと大容量LPDDR5Xメモリ、UFS 4.0ストレージを搭載し、現行スマートフォンの中でも最高峰の処理性能を誇ります。あらゆる操作が驚くほど快適です。
耐久性:★★★★☆
IP65/IP68の高い防水・防塵性能に加え、ディスプレイにはCorning® Gorilla® Glass Victus™ 2を採用しており、日常的な使用における安心感は非常に高いです。ただし、大型化したことによる落下時のリスクは考慮が必要です。
デザイン:★★★★☆
再生素材を使用し環境に配慮しつつ、マット仕上げの背面とアルミフレームによる上質な質感は好印象です。ただ、前モデルZenfone 10から大幅に大型・重量化した点は、携帯性やデザインの好みにおいて評価が分かれるでしょう。
通信:★★★★☆
Wi-Fi 6EやBluetooth 5.4といった最新規格に対応し、5Gの対応バンドも豊富で高速通信が期待できます。おサイフケータイ®(FeliCa)にも対応し、日本での利便性も高いですが、eSIMに非対応な点が惜しまれます。
機能:★★★★★
光学3倍望遠を含む高性能3眼カメラ、強力な6軸ジンバル手ブレ補正、多彩で実用的なAI機能(通話翻訳、文字起こし等)、大型化したステレオスピーカー、そして貴重な3.5mmイヤホンジャック搭載と、機能面ではほぼ死角がありません。
使いやすさ:★★★★☆
Android 14ベースのZenUIは直感的で多機能、画面内指紋認証や顔認証もスムーズです。ただ、本体が大きいため、特に手が小さい方にとっては片手での操作が難しく、操作性においてサイズの影響は否めません。
価格:★★★☆☆
139,800円からという価格は、搭載されているスペックや機能を考慮すればハイエンドモデルとして妥当な範囲ですが、絶対額としては高価です。また、急速充電器が同梱されていない点も考慮すると、コストパフォーマンスを重視するユーザーにはやや割高に感じられるかもしれません。
総評:★★★★☆
万能型フラッグシップへの大胆な進化、その輝きと影
Zenfone 11 Ultraは、ASUSがこれまでのZenfoneシリーズで培ってきた技術と、ROG Phoneで培ったゲーミング性能のエッセンスを融合させ、新たな高みを目指した意欲作だと感じました。
そのパフォーマンスはまさに圧巻の一言で、最新のSnapdragon 8 Gen 3プロセッサーはどんな重いタスクも軽々とこなし、美しい大画面ディスプレイは動画視聴からゲームプレイまで、あらゆるコンテンツを最高の体験へと昇華させてくれます。
進化したカメラシステムは、待望の望遠レンズを搭載し、強力な手ブレ補正とAI機能により、誰でも簡単に息をのむような写真や動画を残せるようになりました。
バッテリー持ちも5500mAhと大幅に向上し、一日中安心して使えるスタミナを手に入れています。
さらに、通話翻訳や文字起こしといった実用的なAI機能、大型化されたステレオスピーカー、そして今や貴重な存在となった3.5mmイヤホンジャックの搭載など、細部に至るまでユーザーの利便性を追求する姿勢には感心させられます。
まさに、現代のフラッグシップスマートフォンに求められる要素を高いレベルで満たした「万能型」と言えるでしょう。
失われたコンパクトさと、新たに手に入れたもの
しかし、その一方で、Zenfone 11 Ultraは大きな「変化」を選択しました。それは、長年Zenfoneシリーズの大きな魅力であり個性でもあった「コンパクトさ」との決別です。前モデルZenfone 10の軽快なサイズ感を愛していたユーザーにとって、この大型化と重量増は受け入れがたいものかもしれません。
確かに、大画面化によって得られた視認性や没入感は素晴らしいものがありますが、かつてのZenfoneが持っていた「ポケットにすっぽり収まる高性能」という唯一無二の魅力は薄れてしまったと感じる方も少なくないでしょう。
細かな改善点と、購入を検討する上での注意点
細かな点に目を向けると、eSIMに非対応であること、microSDカードスロットがないこと、USB Type-CポートがUSB 2.0規格であること、そして急速充電器が同梱されていないことなどは、一部のユーザーにとってはマイナスポイントとなる可能性があります。
また、ソフトウェアアップデートの保証期間が、競合する一部のハイエンドモデルと比較してやや短いという声も聞かれます。これらは致命的な欠点とは言えないかもしれませんが、購入前に自身の使い方や求める機能と照らし合わせておくべきでしょう。
最終的な評価と、おすすめできるユーザー像
総合的に見て、Zenfone 11 Ultraは、コンパクトさを求める従来のZenfoneファンには戸惑いがあるかもしれないものの、それを補って余りあるほどの高性能と多機能性を備えた、非常に魅力的なフラッグシップスマートフォンです。
特に、
- 大画面でのエンターテインメント体験を重視し、最新のプロセッサーパワーを存分に活用したい、
- カメラ性能にも妥協したくない、そして多彩な便利機能を使いこなしたい
というアクティブなユーザーにとっては、最高の選択肢の一つとなり得ると感じました。価格は決して安くはありませんが、その多機能性と高性能ぶりを考えれば、十分にその価値はある一台と言えます。ぜひ購入を検討してみてください。
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Zenfone 11 Ultraの価格・購入先
ASUS ストア JAPAN
- 12GB+256GBで121,626円、
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おすすめの類似製品の紹介
「Zenfone 11 Ultra」に似た性能を持つスマートフォンも販売されています。
Zenfone 12 Ultra
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2025年5月30日発売)。
Android 15 (ZenUI)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite (オクタコア、4.3GHz)、LPDDR5X 12GB または 16GBメモリ、フルHD+ (2400×1080)のLTPO AMOLED、256GB または 512GB (UFS4.0)ストレージ、5,500mAhバッテリー、背面50MPメイン (6軸ジンバルスタビライザー4.0) + 32MP望遠 (光学3倍、OIS) + 13MP超広角のトリプルカメラ、前面32MP RGBWイメージセンサーのフロントカメラを搭載しています。
また、eSIM、カメラのAI機能(AIトラッキング、AIポートレート動画2.0、AIボイスクラリティ、AI流し撮りなど)、AI機能(AI通話翻訳2.0、AI文字起こし2.0、AI記事の要約、AIドキュメントの要約など)、ASUSの独自機能(「通話音声の自動録音」機能、「ツインアプリ」機能、「エッジツール」、「クイックショット」、「Photo Vibe」、「Game Genie」)に対応。
おサイフケータイ(Felica)、IP65/IP68防水防塵、NFC搭載、最大65W HyperCharge急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応、指紋認証 (画面内)、顔認証、USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、5G通信、Wi-Fi 7 、Bluetooth® 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで149,800円(税込・国内版・ZF12U-BK12S256/A)、楽天市場で149,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,800円(送料無料)、AliExpressで144,824円、です。
関連記事:Zenfone 12 Ultra徹底レビュー!AI・カメラ・11Ultra比較
Xiaomi 14T Pro
シャオミから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年11月下旬発売)。
Android 14ベースのXiaomi HyperOS、MediaTek Dimensity 9300+、12GB LPDDR5X メモリ、1.5KのAMOLED液晶、128GB / 256GB UFS4.0 ストレージ、5000mAhバッテリー、背面50MP + 50MP + 12MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Advanced AI、Google Gemini)、120Wハイパーチャージ、10Wワイヤレスチャージ、ステレオスピーカー、IP68防水防塵、冷却システム、リフレッシュレート 最大144Hz、タッチサンプリングレート 最大 480Hz、
NFC、おサイフケータイ(Felica)、X軸リニア振動モーター、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、12GB+256GBが10万9800円、12GB+512GBが11万9800円(※いずれも日本国内版)、です。
関連記事:ライカで進化「Xiaomi 14T」シリーズと13T Proを比較
iPhone 16
Appleから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです(2024年9月20日 発売)。
iOS 18、Apple A18 Bionicチップ、8GB メモリ、Super Retina XDR液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、ビデオ再生で最大22時間駆動できるバッテリー、背面 48MP+12MPの2眼カメラ、前面 12MPのフロントカメラ、ステレオスピーカーを搭載しています。
また、生成AI機能「Apple Intelligence」、アクションボタン、カメラコントロールボタン、Apple Pay、Suica決済、空間オーディオ再生、IP68防水防塵、音声操作 Siri、衛星経由の緊急SOS、衝突事故検出、衛星経由の「探す」、USB-C (DisplayPort/USB 2 最大480Mb/s)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSにも対応している。
価格は、Amazonで139,800円(税込)、楽天市場で141,700円(送料無料)、ヤフーショッピングで120,980円、Appleオンラインストアで124,800円~、です。
関連記事:「iPhone 16」シリーズのAntutu、カメラ性能を歴代iPhoneと比較
Google Pixel 9
Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2024年9月4日 発売)。Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラ搭載で、
「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで92,929円(税込)、楽天市場で95,300円(送料無料)、ヤフーショッピングで113,980円、AliExpressで89,838円、米国 Amazon.comで$998.75 (Pro版) 、です。
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「Galaxy S24 Ultra」
サムスンから発売された6.8インチのAndroid 14 スマホです。Snapdragon 8 Gen 3、200MP 4眼カメラ、AMOLED 2X液晶 搭載で、Sペン、AI機能、IP68防水防塵、45W急速充電に対応しています。
価格は、Amazonで172,777円(SM-S9280・グローバル版)、楽天市場で180,800円(送料無料・SM-S928B・未使用品)、ヤフーショッピングで165,500円(未開封品)、AliExpressで165,317円、米国 Amazon.comで$1,040.00 です。
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「Xperia 1 VI」
ソニーから発売されたAndroid 14搭載の6.5型 スマートフォンです。Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、有機EL液晶、256GB / 512GB ストレージ、背面 48MP + 12MP + 12MPの3眼カメラ、前面12MPのフロントカメラ、3.5mmイヤホンジャックを備えるほか、光学7倍ズーム、フルステージ ステレオスピーカー、ワイヤレス充電、IP68防水防塵、eSIM、Wi-Fi 6に対応しています。
価格は、Amazonで189,200円、楽天市場で178,800円(未使用品・A401SO)、ヤフーショッピングで215,373円、AliExpressで190,596円、米国 Amazon.comで$1,114.00です。
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「AQUOS R9」
シャープから発売されたAndroid 14 搭載の6.4型 スマートフォンです。Qualcomm Snapdragon 7+ Gen 3、Pro IGZO OLED液晶、256GB UFS 4.0ストレージ、5000 mAhhバッテリー、背面50.3MP + 50.3MPの2眼ライカカメラ、前面MP50.3MPのフロントカメラ搭載で、
BOX構造のステレオスピーカー、可変リフレッシュレート 1~240Hz、急速充電、NFC・おサイフケータイ(Felica)、IP68防水防塵、MIL-STD-810G、Wi-Fi 7に対応しています。
価格は、楽天市場で107,580円(送料無料)、ヤフーショッピングで107,580円(送料無料)、です。
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