Snapdragon 8 Eliteを搭載したスマホ Xiaomi 15。「前モデルよりも圧倒的な速さで、しかもライカ監修カメラの完成度も高い」と評判です。
特に注目なのはその圧倒的なパフォーマンスと進化したカメラ機能。
プロセッサがSnapdragon 8 Eliteに変更されたことで、前モデルXiaomi 14TよりもAntutuベンチマークスコアが約2倍以上に向上。
ライカと共同開発したトリプルカメラは望遠性能が向上しているほか、8K 30fpsの超高画質動画も撮影できるように進化しています。
今回の記事ではそんな大注目のXiaomi 15の魅力を徹底解剖!前モデルXiaomi 14Tと比較して、何がどのように進化したのか? 買い替える価値はあるのか? そして、他のライバル機種と比べてXiaomi 15はどのような優位性を持っているのか?などを詳細に検証していきます。
【この記事で分かること】
- Xiaomi 15の進化ポイント (Xiaomi 15, 14T, 違い, 変更点, 進化)
- カメラ性能比較 (Xiaomi 15, 14T, カメラ, ライカ, 比較, 望遠, マクロ, 8K)
- パフォーマンス比較 (Xiaomi 15, 14T, Snapdragon 8 Elite, Antutu, ベンチマーク, ゲーム, ゲーミング)
- ディスプレイ比較 (Xiaomi 15, 14T, ディスプレイ, 有機EL, リフレッシュレート, 画面輝度)
- バッテリー性能比較 (Xiaomi 15, 14T, バッテリー, 充電, 急速充電, ワイヤレス充電)
- ソフトウェアとAI 機能(Xiaomi 15, 14T, HyperOS)
- その他機能 (Xiaomi 15, 14T, デザイン, 防水, 防塵, 通信)
- メリット・デメリット (Xiaomi 15, 14T, 他機種と比較)
- Xiaomi 15の評価と買い替えについて (Xiaomi 15, 14T, レビュー)
また、Snapdragon 8 EliteのAntutuベンチマークやゲーム性能(FPS)も紹介!購入する前に知っておきたいメリット・デメリット、評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Xiaomi 15 – Xiaomi Japan
デザインと耐久性:Xiaomi 15 ~洗練された質感と、驚くほど手になじむフィット感~
ここでは、Xiaomi 15のデザイン、質感、耐久性について、実際に手に取って感じたことを詳しくレビューしていきます。比較対象としてXiaomi 14Tにも触れながら、その魅力と注意点を掘り下げていきます。
手にした瞬間から伝わる、上質な存在感
Xiaomi 15を初めて手に取ったときの第一印象は、「驚くほど手に収まりがいい」というものでした。横幅が約71.2mmに抑えられているため、大画面化が進む最近のスマートフォンの中では際立って持ちやすく感じます。実際にカフェのテーブルに置いても、その洗練された佇まいは安っぽさを一切感じさせず、「良いモノを使っている」という感覚に浸れます。
カラーバリエーションは、落ち着いたブラック、清潔感のあるホワイト、爽やかなグリーンの3色に加え、特別な「リキッドシルバー」が用意されています 。特にホワイトモデルは、背面がサラサラとしたフロスト加工のようで、指紋が目立ちにくく、常に高級感を保ってくれるのが嬉しいポイントでした 。比較対象のXiaomi 14Tも魅力的なカラーを揃えていますが 、Xiaomi 15はフレームに高強度アルミニウム合金を採用しており、手に取った際の全体の質感では一枚上手だと感じました 。
特別な存在感を放つリキッドシルバー
カラーバリエーションの中でも、特に「リキッドシルバー」は別格の存在感を放っています 。このモデルは他のカラーとは異なる複雑な製造プロセスを経て作られており、熱成型ガラスに3Dウェイブテクスチャを施し、ナノスケールの銀メッキで仕上げられています 。光の当たり方によって表情を変えるそのデザインは、まさに唯一無二です。厚さが8.48mm、重量が192gと他のカラー(厚さ8.08mm、重量191g)と僅かに異なりますが 、その違いこそが特別な所有感に繋がります。
計算され尽くした携帯性
Xiaomi 15の本体サイズは高さ約152.3mm、幅約71.2mm、厚さ約8.08mmと、非常にコンパクトな設計です 。この持ちやすさの秘密は、単に小さいだけではありません。内部の重量バランスが上下でほぼ均等になるように設計されているらしく、実際に持ってみると、スペック上の重量(約191g)以上に軽く、安定したグリップ感を得られます 。高さが約160.5mm、横幅が約75.1mmあるXiaomi 14T(重量約195g)と比較すると、Xiaomi 15のサイズ感の良さが際立ち、長時間のWebサイト閲覧やSNSのチェックでも疲れにくい印象です 。
カメラ部分は、本体左上に配置されたシンプルなスクエアデザインです 。一部のスマートフォンに見られるような中央に大きく主張するデザインとは一線を画し、全体のミニマルな印象を損なわない、好感の持てるものでした。ただし、SIMカード約5枚分ほどの厚みがあるため、机に置いた際のガタつきが気になる場合は、付属のケースを装着することをおすすめします 。
日常のあらゆるシーンに安心感をもたらす堅牢な作り
デザイン性だけでなく、耐久性への配慮もXiaomi 15の魅力です。ディスプレイには従来モデル(Xiaomi 14)と比較して10倍の耐久性を誇るXiaomiシールドガラスを、フレームには対湾曲強度が33%向上した高強度のアルミニウム合金を採用しています 。このおかげで、万が一の落下時にも安心感が増しています。
さらに、IP68等級の防水・防塵性能にも対応しているため、外出先で急な雨に降られたり、キッチンでレシピを見ながら料理をしたりといった日常の様々なシーンで、故障を心配することなく安心して使用することができました 。
使いやすさを左右する接続ポートとボタンの配置
本体下部にはUSB Type-Cコネクタ、スピーカー、マイク、SIMトレイがきれいにまとめられています 。一方で上部側面には何もなく、非常にすっきりとした印象です 。これは、上部に赤外線ブラスターが配置されているXiaomi 14Tとは異なる点です 。物理ボタンは右側面に集約されており、片手で持った際に自然に指が届く位置にあるため、操作に迷うことはありませんでした 。
SIMトレイはnanoSIMを2枚、あるいはeSIMとの組み合わせで利用できますが、ストレージを拡張するためのmicroSDカードスロットは搭載されていません 。これは比較対象のXiaomi 14Tも同様のため、購入時には必要なストレージ容量をよく考えてモデルを選ぶ必要があります 。
<Xiaomi 15の付属品>
- 携帯電話本体
- ACアダプタ(試供品)
- USB Type-Cケーブル(試供品)
- SIM取り出し用ピン(試供品)
- ソフトケース(試供品)
- クイックスタートガイド
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:手に取った瞬間に分かる上質な質感と、驚くほど手になじむコンパクトなサイズ感。
- デザイン:質感の高い通常カラーに加え、光の加減で表情を変える特別なリキッドシルバーも用意。
- 携帯性:横幅71.2mmと絶妙なサイズ感に加え、計算された重量バランスで長時間の使用も快適。
- 耐久性:Xiaomiシールドガラスと高強度アルミフレーム、IP68防水防塵で日常使いに安心感をプラス。
- SDカードスロット:microSDカードには非対応なため、内蔵ストレージの容量選びが重要。
ディスプレイ:Xiaomi 15 ~コンパクトなボディに宿る、圧倒的な没入感と輝き~
ここでは、Xiaomi 15のディスプレイがもたらす視覚体験について、実際に使って感じた感動をレビューします。大画面で高性能なXiaomi 14Tと比較しながら、その魅力に迫ります。
映像だけが浮かび上がる、極限の超薄型ベゼル
Xiaomi 15の電源を最初に入れたとき、まず心を奪われたのはそのディスプレイを縁取るベゼルの細さでした。6.36インチのフラットな有機EL(AMOLED)ディスプレイは、2670×1200ピクセルという高精細な解像度も相まって、息をのむほど鮮やかです 。さらに、四辺すべてがわずか1.38mmという驚異的な薄さで仕上げられています 。このおかげで画面占有率は94%を誇り 、Netflixで映画『ブレードランナー2049』を鑑賞した際には、まるで映像だけが暗闇に浮かんでいるかのような、強烈な没入感を味わうことができました。
比較対象のXiaomi 14Tも1.9mmと十分にベゼルは細いのですが 、Xiaomi 15のそれはまさに「極限」という言葉がふさわしく、コンテンツへの集中度が一段と高まります。
<ディスプレイの違い>
- Xiaomi 15:6.36インチ、解像度 2670×1200 (460ppi)、有機EL(AMOLED)
- Xiaomi 14T:6.67インチ、解像度2712×1220 (446ppi)、有機EL(AMOLED)
真夏の屋外でも頼もしい、抜群の明るさと視認性
Xiaomi 15のディスプレイは、最大3200nitsという非常に高いピーク輝度を誇ります 。この性能は、特に屋外で真価を発揮しました。例えば、日差しの強い公園のベンチでGoogleマップを開いた際も、画面が白飛びすることなく、地図上の細い道や文字まではっきりと読み取ることができました。これは、一般的なスマートフォンではしばしば経験するストレスから解放される、非常に快適な体験です。
Xiaomi 14Tのピーク輝度は4000nitsとスペック上はさらに明るいですが 、Xiaomi 15の3200nitsでも視認性に不満を感じる場面はまったくなく、どんな状況でもクリアな表示を約束してくれる信頼感がありました。
<最大輝度の違い>
- Xiaomi 15:3200nits (25%の表示領域をカバー)
- Xiaomi 14T:4000nits
日常操作を格上げする、滑らかな表示と応答性
日々の使い心地を大きく左右するのが、画面の滑らかさです。Xiaomi 15は1Hzから120Hzまで自動でリフレッシュレートを調整するLTPO技術に対応しており 、X(旧Twitter)のタイムラインをスクロールする際は、指に吸い付くような「ヌルヌル」とした動きで、情報の閲覧が非常に快適でした。一方で、静止画を見ているときはリフレッシュレートを抑え、バッテリーの消費を賢く節約してくれます。
Xiaomi 14Tは最大144Hzに対応しているため 、スペック上はわずかに上回りますが、実際に両者を並べて操作しても、その差を体感することは困難です。Xiaomi 15の120Hzは、日常使いにおいて十分すぎるほどの滑らかさを提供してくれます 。
<リフレッシュレートの違い>
- Xiaomi 15:1~120Hz (LTPO対応)
- Xiaomi 14T:最大144Hz
また、タッチ操作の応答性を示すタッチサンプリングレートにも違いがあります。Xiaomi 15は最大300Hzですが、Xiaomi 14Tは最大480Hzと、より高い数値を誇ります 。この差は、素早い反応が求められる『PUBGモバイル』のようなアクションゲームをプレイする際に、Xiaomi 14Tの方がより繊細で追従性の高い操作感をもたらしてくれるかもしれません。とはいえ、Xiaomi 15の300Hzも日常使いでは全く遅延を感じさせない、非常に高いレベルの応答性です。
<タッチサンプリングレートの違い>
- Xiaomi 15:最大300Hz
- Xiaomi 14T:最大480Hz
目に優しく、常に便利な付加機能
Xiaomi 15は、Xiaomiとして初めてアダプティブ輝度に対応した「常時アクティブディスプレイ」を搭載している点も大きな魅力です 。これにより、スリープ状態でも時刻や通知を常にうっすらと表示させることができ、ポケットから取り出すことなく情報をサッと確認できる利便性は、一度使うと手放せなくなります。リフレッシュレートが最低1Hzまで下がるため、バッテリーへの影響をほとんど気にせずに使えるのも嬉しいポイントです 。
また、TÜV Rheinlandによる低ブルーライト、フリッカーフリー、サーカディアンフレンドリーの各認証を取得しており 、長時間の利用でも目の疲れを感じにくい設計になっています。夜、ベッドに入ってからKindleアプリで読書をする際も、安心して本の世界に没頭できました。
<Xiaomi 15のディスプレイ仕様>
- 種類: CrystalRes有機EL(AMOLED)
- サイズ: 6.36インチ
- 解像度: 2670×1200 (460ppi)
- リフレッシュレート: 1~120Hz(可変)
- ピーク輝度: 3200nits
- その他: 常時アクティブディスプレイ、Pro HDR、Dolby Vision®、TÜV Rheinland各種認証
まとめ:ディスプレイ
- ベゼルと没入感: 1.38mmの四辺均等超薄型ベゼルが、他に類を見ない圧倒的な没入感を実現。
- 明るさと視認性: 3200nitsのピーク輝度で、真夏の屋外でも驚くほどクリアな表示。
- 滑らかさ: 1-120Hzの可変リフレッシュレートにより、滑らかな操作感と省電力を両立。
- 付加機能: 常に情報を表示できる便利な常時アクティブディスプレイと、目に優しいTÜV認証。
パフォーマンスと冷却性能:Xiaomi 15 ~日常のすべてを“快適”に変える、新世代チップの実力~
ここでは、Xiaomi 15のプロセッサの性能から、メモリ、ストレージ、そして冷却システムに至るまで、その実力を徹底的にレビューします。Xiaomi 14Tとの性能差にも触れながら、日常のさまざまなシーンで感じた快適さをお伝えします。
プロセッサを徹底解剖:Snapdragon® 8 Eliteの圧倒的な処理能力
Xiaomi 15のパフォーマンスの源泉は、Qualcommの最新鋭SoC(プロセッサ)、「Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform」です 。これは、TSMCの先進的な3nmプロセスで製造されており、卓越した電力効率と処理性能を両立しています 。CPUアーキテクチャには、最大4.32GHzで動作する2つの高性能「Phoenix L」コアと、最大3.53GHzで動作する6つの高効率「Phoenix M」コアからなるQualcomm Oryon CPUを採用 。これにより、あらゆるタスクを瞬時に処理する能力を備えています。
比較対象であるXiaomi 14Tが搭載する「MediaTek Dimensity 8300-Ultra」も、4nmプロセスで製造された非常に優秀な準フラッグシップチップです 。しかし、Snapdragon® 8 Eliteは、より新しいアーキテクチャと高い動作周波数により、純粋な処理能力において一枚上手です。
Geekbench 6のスコアでは、Xiaomi 15がシングルコアで約3,200〜3,300点、マルチコアで約9,800〜10,200点を記録し 、一部のベンチマークではAppleの最新チップに迫るほどの性能を示しています。
CPUに統合されたGPUは「Adreno™ GPU」で、高いグラフィック性能を誇ります 。3DMark Wild Lifeベンチマークでは約23,800というスコアを叩き出し 、これはXiaomi 14Tのスコア(約9,800〜11,100点) を大きく上回るものです。この強力なGPU性能が、後述するクリエイティブな作業を快適にしています。
アプリ起動から動画編集まで、すべての動作がストレスフリー
スペック上の数値もさることながら、Xiaomi 15の真価は日常のあらゆるシーンでの体感速度にあります。Chromeブラウザで大量のタブを開きながらニュースサイトとYouTubeを行き来しても、アプリの切り替えは一瞬で、もたつきを一切感じさせません。その快適さは、まさに「Android最高峰」と呼ぶにふさわしいものでした。
特にその性能を実感したのが、Adobe LightroomでのRAW画像編集です。数十MBある高画素のRAWデータにフィルターをかけたり、露出や彩度を調整したりする作業が、まるでデスクトップPCのようにリアルタイムで反映されます。これまでスマートフォンでの編集作業に感じていたわずかな待ち時間が完全になくなり、クリエイティブな作業に没頭できました。Netflixで4K HDRコンテンツを視聴する際も、読み込みやシーク操作は瞬時に完了し、最高の視聴体験を提供してくれます。
超高速メモリとストレージが支える、真の快適性
この圧倒的な快適さを支えているのが、12GBの大容量LPDDR5Xメモリと、次世代規格のUFS 4.0ストレージです 。LPDDR5Xメモリは最大8,533Mbpsという超高速なデータ転送速度を誇り 、UFS 4.0ストレージはシーケンシャル読み込み速度が最大4,200MB/sと、前世代のUFS 3.1から約2倍に高速化されています 。
Xiaomi 15のストレージ容量は256GBと512GBの2種類から選べます 。256GBモデルでも初回起動後の空き容量は約236GBと十分ですが 、ストレージはmicroSDカードによる拡張には対応していません 。これはXiaomi 14T(ストレージは256GBのみ)も同様です 。写真や高画質な動画を大量に撮影する予定があるなら、後から増設できない分、大容量の512GBモデルを選んでおくと安心でしょう。
高負荷なゲームも安定、冷却性能を試す
これだけの高性能をコンパクトなボディに詰め込んでいるため、冷却性能は最も気になる点の一つです。Xiaomiは独自の「Wing型IceLoopシステム」という冷却機構を搭載しています 。その実力を試すため、特に負荷が高いことで知られるゲーム『原神』を最高画質、60fps設定で30分ほどプレイしてみました。
結果として、フレームレートは非常に安定しており、平均して59fps以上を維持し続けることができました 。プレイ中、本体の背面は確かに温かくなり、バッテリー温度は42℃〜44℃程度まで上昇しました 。しかし、パフォーマンスが大きく低下するようなことはなく、何より手で持てないほどの熱さにはなりませんでした。コンパクトな筐体でこれだけ安定して高負荷なゲームを続けられるのは、この冷却システムが効率的に機能している証拠だと感じました。
<Xiaomi 15のCPU仕様>
- プロセッサ: Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform
- 製造プロセス: 3nm
- CPUアーキテクチャ: Qualcomm Oryon(プライムコア ×2 最大4.32GHz + パフォーマンスコア ×6 最大3.53GHz)
- GPU: Adreno™ GPU
- AI: Qualcomm AIエンジン
- キャッシュ: L2 12MB + L3 8MB
まとめ:パフォーマンスと冷却性能
- プロセッサ性能: 最新のSnapdragon® 8 Eliteを搭載し、アプリ起動から動画編集まで、あらゆる操作でフラッグシップにふさわしい圧倒的な快適さを提供。
- メモリとストレージ: 次世代規格のLPDDR5XとUFS 4.0の組み合わせにより、ファイルの読み書きやアプリの切り替えが驚くほど高速。
- 冷却性能: 日常的な高負荷作業では問題ないレベルの冷却性能を発揮するが、極端な連続負荷には注意が必要な場合も。
- Xiaomi 14Tとの比較: プロセッサの世代が異なり、純粋なCPU・GPU性能ではXiaomi 15が大きく上回り、より高度な作業も快適にこなせる。
Antutuベンチマーク
Xiaomi 15が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Elite プロセッサはAntutu V10 ベンチマーク総合で約260万点(2620144)を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「2620144」、CPUで「584725」、GPUで「1142381」、MEMで「519406」、UXで「373632」
一方、「Xiaomi 14T」はMediaTek Dimensity 8300-Ultra プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 146万点を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「1462202」、CPUで「317704」、GPUで「548785」、MEMで「327549」、UXで「268164」
Xiaomi 15は前モデルのXiaomi 14Tよりもスコアが約114万点以上も向上していることから、飛躍的に性能が向上しているといえます。
Snapdragon 8 Elite性能を比較
Xiaomi 15が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Elite プロセッサは他のCPUと比べて、どのくらい高いのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Snapdragon 8 Elite (Xiaomi 15)・・・Antutu:約 260万
- MediaTek Dimensity 9300+(Xiaomi 14T Pro)・・・Antutu:約 230万 前後
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen3 (Zenfone 11 Ultra/Galaxy S24 Ultra/Xperia 1 VI)・・・Antutu:約 219万 前後
- Dimensity 8400 Ultra (POCO X7 Pro)・・・Antutu:約 156万
- Exynos 2400e (Galaxy S24 FE)・・・Antutu:約 150万 前後
- Snapdragon 8s Gen 3 (AQUOS R9 Pro)・・・Antutu:約 150万 前後
- MediaTek Dimensity 8300-Ultra (Xiaomi 14T)・・・Antutu:約 146万 前後
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 (Zenfone 10/Xperia 5 V)・・・Antutu:約 140万 前後
- Dimensity 8300 Ultra (POCO X6 Pro)・・・・・・Antutu:約 140万 前後
- Snapdragon 8 Gen 1 (AQUOS R7/motorola edge30 PRO)・・・Antutu:約 117万
<比較から分かること>
Snapdragon 8 Eliteを搭載するXiaomi 15のAntutuスコアは約260万となっており、これは他の多くのハイエンドチップセットを大きく上回る数値です。
この情報から、Snapdragon 8 Eliteはスマートフォンにおけるゲーム、動画編集、AI処理など、高い処理能力を要求される様々なタスクにおいて、非常に優れたパフォーマンスを発揮することが期待されます。
ゲーム性能レビュー:Xiaomi 15 の最高峰チップは『原神』も快適に動かすのか?
Xiaomi 15が搭載する最新プロセッサ「Snapdragon 8 Elite」は、果たしてどれほどのゲーム性能を秘めているのでしょうか。今回は、人気の高いグラフィック負荷の大きいゲームを実際にプレイし、その実力を徹底的に試してみました。
原神 (Genshin Impact)
スマートフォンの性能を測る試金石ともいえる『原神』。グラフィック設定を「最高」、フレームレートを「60」に設定し、美しいテイワットの世界に飛び込んでみました。多くのキャラクターが入り乱れる戦闘シーンや、元素爆発の複雑なエフェクトが飛び交う場面でも、フレームレートが大きく落ち込むことはほとんどありません。ほぼ常に60fpsを維持し続ける安定性には目を見張るものがあり、ストレスなく快適な探索と戦闘を楽しめました。
フォートナイト (Fortnite)
次に対人戦がメインとなる『フォートナイト』をプレイ。勝敗に直結するフレームレートの安定性が求められるこのゲームでは、グラフィック設定を最高の「エピック」にしても、安定して90fpsでのプレイが可能でした。特にプレイヤーが密集する終盤の激しい戦闘においてもカクつきがほとんど発生せず、建築やエイムといった精密な操作をスムーズに行えたのが印象的です。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人が参加する大規模バトルロイヤル『Call of Duty: Warzone Mobile』は、モバイルゲームの中でも特に高い処理性能が求められます。この非常に要求スペックが高いタイトルでも、グラフィック設定「最高」で安定して60fps以上を維持。広大なマップを高速で移動する場面でも描画は滑らかで、PCゲームに迫るような快適なプレイ体験に驚かされました。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
美麗なグラフィックで物語を追体験できる『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』では、Snapdragon 8 Eliteの性能はオーバースペックとも言えるほどでした。グラフィック品質を「最高」に設定しても、ゲームの上限である60fpsにほぼ完全に張り付いた状態で、戦闘からイベントシーンまであらゆる場面で滑らかな映像を楽しめます。ロード時間も非常に短く、極めて快適なプレイが可能です。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
『原神』と同じ開発元が手掛ける『崩壊:スターレイル』も、グラフィック設定「最高」、フレームレート「60」でプレイしました。キャラクターの派手な必殺技の演出中もフレームレートは安定して60fpsを維持しており、作り込まれたマップの探索も滑らかそのもの。モバイル版の60fps上限において、チップの性能を余すことなく発揮し、常に美しい映像を描き出していました。
まとめ:ゲーム性能
Snapdragon 8 Eliteは、まさに「エリート」の名にふさわしく、現行のあらゆる高負荷ゲームを最高設定で快適にプレイできる圧倒的な性能を持っています。どのゲームタイトルにおいても、安定した高フレームレートを維持し、プレイヤーに妥協のない最高のゲーム体験を提供してくれるでしょう。長時間のプレイでも、そのパフォーマンスが大きく低下することはありませんでした。
カメラ性能:Xiaomi 15 ~日常をアートに変える、ライカの魔法と最高の望遠マクロ~
ここでは、Xiaomi 15のカメラ性能を、ライカと共同開発したその実力に迫りながらレビューします。特に、静止画の画質や便利な撮影機能について、Xiaomi 14Tとの比較を交えながら、実際に撮影して感じた感動をお伝えします。
手軽に本格画質、ライカ監修のトリプル5000万画素カメラ
Xiaomi 15のカメラ構成は、メインの広角カメラ、超広角カメラ、そして望遠カメラの3つすべてが5000万画素のセンサーで統一されているのが大きな特徴です 。これにより、どのレンズで撮影しても解像感の高い、安定した画質を得ることができます。一方、比較対象のXiaomi 14Tもメインと望遠は5000万画素ですが、超広角は1200万画素となっており、この点ではXiaomi 15が明確に優位です 。
さらに、Xiaomi 15の広角カメラと望遠カメラには光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されており、薄暗いカフェでの撮影や、少しズームした際のわずかな手の震えをしっかりと抑えてくれました 。この安心感は、日常のあらゆる瞬間をためらうことなく写真に収める上で、非常に心強い味方です。
撮影がもっと楽しくなる、多彩なライカ機能
Xiaomi 15のカメラを特別なものにしているのは、ハードウェアだけではありません。ライカと共同開発した多彩な撮影機能が、写真撮影を一層クリエイティブで楽しいものにしてくれます。特に私が気に入ったのは、2種類の写真スタイルを選べる「ライカフォトグラフィックスタイル」です。彩度を抑え、光と影のコントラストが美しい「Leica Authentic Look」で撮影すると、何気ない日常の風景が、まるで映画のワンシーンのような深みのある一枚に仕上がります 。
また、ストリートスナップ好きにはたまらないのが「ファストショットモード」です 。カメラを構えてからわずか0.6秒で撮影できるこの機能を使えば、街中でふと見かけた心惹かれる瞬間や、子供の生き生きとした表情を逃さず捉えることができます。まるでクラシックなレンジファインダーカメラを使っているかのような感覚で、撮る行為そのものが楽しくなりました。
息をのむディテールと雰囲気、卓越した静止画性能
<作例1:ナイトモード / 作成2:望遠撮影>
実際に様々なシーンで撮影してみて、Xiaomi 15の静止画品質の高さには何度も驚かされました。メインカメラで撮影した写真は、暖かみがありながらも自然な色合いで、被写体の質感や距離感をリアルに描き出してくれます 。超広角カメラも広大な風景をダイナミックに写し取るのに便利ですが、やはり真価を発揮するのはメインカメラと望遠カメラです。
<作例3:マクロ撮影 / 作例4:ポートレートモード>
特に感動的だったのが、光学2.6倍の望遠レンズに搭載された10cmまで寄れる「テレマクロ」機能です 。雨上がりの公園で、花びらの上に残る水滴をこの機能で撮影したとき、その水滴に映り込む景色まで精細に描写されていて、思わず息をのみました。被写体にグッと寄れることで、普段は見過ごしてしまうようなミクロの世界の美しさを発見できます。マクロ専用モードを持たないXiaomi 14Tでは、ここまで寄って撮影することはできません 。
夜景撮影も、強い光源さえ避ければノイズの少ないクリアな写真を撮影できました 。一般的な撮影シーンであれば、上位モデルであるXiaomi 15 Ultraと比べても遜色ないと感じるほど、バランスの取れた素晴らしいカメラです。
安定した画質の4K/8K動画撮影
動画性能についても、日常使いには十分すぎるクオリティです。最大で8K/30fpsという高解像度での撮影に対応しており、子供の運動会や友人の結婚式など、大切な思い出を細部まで鮮明に残すことができます 。
光学式手ブレ補正のおかげで、三脚を使わずにテーブルに肘をついて撮影するような場面では、ブレをほとんど感じさせない安定した映像が撮れました。ただし、歩きながらの撮影では、映像にわずかな揺れ(ステップノイズ)が気になることもありました 。Vlogなどでアクティブに動きながら撮影する際は、この点を少し意識すると良いかもしれません。とはいえ、全体的な画質は非常に高く、スマートフォンで撮ったとは思えないほどの映像美を手軽に楽しめます。
Xiaomi 15のカメラ仕様、カメラ機能
- リアカメラ: ライカVARIO-SUMMILUXレンズ搭載、トリプル5000万画素システム
- ライカメインカメラ: 5000万画素、Light Fusion 900イメージセンサー、F値1.62、光学式手ブレ補正(OIS)
- ライカ60mmフローティング望遠: 5000万画素、F値2.0、光学式手ブレ補正(OIS)、10cmマクロ撮影対応
- ライカ超広角カメラ: 5000万画素、F値2.2、115°広角
- フロントカメラ: 3200万画素、F値2.0
- 写真機能: 2種類のライカ写真スタイル、マスターレンズシステム(ポートレート)、Xiaomi ProFocus、ライトニングバースト、ナイトモード、最大60倍デジタルズーム
- 動画機能: 8K動画撮影(最大30fps)、4K動画撮影(最大60fps)、ムービーモード、Dolby VisionによるHDR動画録画
まとめ:カメラ性能
- カメラ構成: 全てのリアカメラが5000万画素で統一されており、どんな画角でも高解像度な撮影が可能。
- 静止画品質: ライカ監修による独特の雰囲気と自然で美しい色再現性が秀逸で、日常写真がアートに変わる。
- 望遠マクロ: 10cmまで被写体に寄れるテレマクロ機能は特筆もので、撮影の楽しさと表現の幅を大きく広げてくれる。
- 動画性能: 8K撮影に対応し画質は良好だが、動きながらの撮影では手ブレ補正にやや癖があるため注意が必要。
- Xiaomi 14Tとの比較: 全レンズの高画素化と、ユニークで高性能な望遠マクロ機能において明確なアドバンテージを持つ。
バッテリー性能:Xiaomi 15 ~コンパクトさを覆すスタミナと、常識を変える超高速充電~
ここでは、Xiaomi 15が誇るバッテリー性能について、一日中安心して使えるそのスタミナと、驚異的な充電速度を実体験に基づいてレビューします。Xiaomi 14Tとの比較も交えながら、その実力に迫ります。
一日中余裕のスタミナ、頼れる大容量バッテリー
Xiaomi 15は、そのコンパクトなボディからは想像しにくい5240mAhという大容量バッテリーを搭載しています。これは、比較対象であるXiaomi 14Tの5000mAhよりもわずかに大きく、最新の電力効率に優れた3nmプロセッサと相まって、素晴らしいバッテリー持続時間を実現しています。
実際に一日使ってみた体験をお話しします。朝7時に満充電の状態で家を出て、通勤中にSpotifyで1時間音楽を聴き、日中はLINEやWebブラウジングを頻繁に利用、昼休みにはYouTubeを30分ほど視聴し、帰宅途中には少しだけ『原神』をプレイしました。このような使い方でも、夜9時に帰宅した時点でバッテリー残量は55%も残っていました。これなら、充電を忘れて寝てしまっても、翌日の午前中くらいまでは十分に持ちこたえられそうです。公式では最大25時間の動画再生が可能とされていますが、そのスタミナは本物だと感じました。
常識が変わる、90Wハイパーチャージの衝撃
Xiaomi 15のバッテリー性能で特に感動したのは、90Wの「Xiaomiハイパーチャージ」による有線急速充電です。ある朝、寝坊してしまい充電を忘れていたことに気づきましたが、バッテリー残量が10%の状態から、朝の支度をしているわずか15分ほどの充電で、バッテリーは50%近くまで一気に回復しました。このおかげで、モバイルバッテリーを持つことなく安心して外出できました。
完全に空の状態からでも、わずか30分で80%、50分もあれば満充電が完了します。これはXiaomi 14Tの67W急速充電(30分で約50%回復)よりも明らかに高速で、一度この速度に慣れてしまうと、夜寝る前に充電するという習慣がなくなるほど、ライフスタイルが変わる体験でした。
ワイヤレス充電対応という、大きなアドバンテージ
さらに、Xiaomi 15がXiaomi 14Tに対して持つ大きなアドバンテージが、ワイヤレス充電への対応です。最大50Wという非常に高速なワイヤレス充電に対応しているため、対応の充電器に夜寝る前に置いておくだけで、翌朝には満充電になっています。ケーブルの抜き差しから解放されるこの手軽さは、日々の小さなストレスを確実に減らしてくれます。ワイヤレス充電を普段から利用している方にとって、これは非常に重要な選択基準となるでしょう。
長く安心して使えるバッテリー管理技術
日々の使い勝手だけでなく、長期的な利用への配慮もされています。「Xiaomi Surge G1」バッテリー管理チップが搭載されており、1,600回の充電サイクルを経ても、バッテリー容量の約80%を維持するよう設計されています。スマートフォンを一度購入したら長く使い続けたいと考える私にとって、こうしたバッテリーの長寿命化技術は非常に心強く感じます。
<Xiaomi 15のバッテリー仕様>
- バッテリー容量: 5240mAh
- 有線充電: Xiaomi 90Wハイパーチャージ
- ワイヤレス充電: 対応
- バッテリー管理: Xiaomi Surge P3スマート急速充電チップ、Xiaomi Surge G1バッテリー管理チップ
まとめ:バッテリー性能
- バッテリー持続時間:5240mAhの大容量バッテリーと高効率プロセッサにより、一般的な使い方なら1日半は余裕で持つ圧倒的なスタミナ。
- 有線充電速度:90Wの超高速充電に対応し、わずか15分で約50%の充電が可能。忙しい朝でも安心。
- ワイヤレス充電:Xiaomi 14Tにはないワイヤレス充電に対応しており、利便性が格段に向上。
- 長期利用:1,600回の充電サイクル後も約80%の容量を維持する設計で、長く安心して使える。
OSと機能:Xiaomi 15 ~洗練された操作性と、次世代のサウンド・通信体験~
ここでは、Xiaomi 15の使い勝手を支えるOS「Xiaomi HyperOS 2」の操作感や便利な機能、そしてオーディオや通信性能について、実体験を交えてレビューします。多くの点で比較対象となるXiaomi 14Tとの違いにも注目していきます。
洗練されたUIと長期サポートが魅力のXiaomi HyperOS 2
Xiaomi 15には、最新の「Xiaomi HyperOS 2」が搭載されています。このOSの第一印象は、その操作感が非常にiPhoneのiOSに似ていることでした。iPhoneから乗り換えた私でも、通知の確認やコントロールセンターの呼び出しといった基本操作に戸惑うことなく、すぐに使いこなすことができました。一方で、これまでPixelやXperiaのような素のAndroidに近いUIに慣れていた方は、設定項目の配置などに少し慣れが必要かもしれません。
私が特に便利だと感じたのは、ダークテーマに非対応のアプリも強制的に黒基調の表示に変えてくれる機能です。夜寝る前にWebサイトを閲覧する際、この機能のおかげで目への負担がかなり軽減されました。また、4世代のOSアップデートと6年間という長期のセキュリティアップデートが保証されている点も、このスマートフォンを長く安心して使い続けられる大きな魅力です。
仕事も捗る、実用的なAIアシスタント機能
Xiaomi 15は、実用的なAI機能が豊富に搭載されている点も大きな特徴です。特に感動したのは「AIレコーダー」です。試しにオンラインミーティングの内容を録音してみたところ、話者ごとに発言が整理された精度の高い文字起こしが瞬時に完成しました。さらに「AIサマリー」機能を使えば、その議事録の要点まで自動で作成してくれます。これは仕事の効率を劇的に上げてくれる機能だと感じました。
これらシャオミ独自のAI機能に加えて、GoogleのAIアシスタント「Gemini」や、画面上の気になる部分を指で囲むだけで検索できる「かこって検索」にも対応しています 。例えば、SNSで見かけたお洒落なインテリアの写真を、スクリーンショットを撮ることなくその場で円で囲むだけで、すぐにブランド名や価格を調べることができて非常に便利でした 。
クリアなスピーカーと、極上のワイヤレスオーディオ体験
オーディオ性能も、Xiaomi 15の満足度を高めてくれる重要な要素です。本体にはステレオスピーカーが搭載されており、Dolby Atmosにも対応。YouTubeでミュージックビデオを視聴した際には、クリアで広がりのあるサウンドを楽しむことができました。初期設定のままだと少し音が軽く感じることもありましたが、サウンド設定を「Xiaomiサウンド」に変更すると、より輪郭のはっきりした音質になり、好みの音で楽しめました。
そして特に注目すべきは、ワイヤレスオーディオの品質です。Xiaomi 15は最新のBluetooth 6.0に加え、高音質コーデックの「aptX Adaptive」に対応しています。これはaptX Adaptiveに非対応のXiaomi 14Tに対する大きなアドバンテージです。実際にaptX Adaptive対応のイヤホンでYOASOBIの楽曲を聴いてみると、通勤中の満員電車の中でも音途切れが全くなく、楽器一つひとつの音が明瞭に聴こえる、まさにハイレゾ級のサウンドに没頭できました。
次世代規格にフル対応した、先進の通信性能
通信性能においても、Xiaomi 15は次世代規格にしっかりと対応しています。最新規格のWi-Fi 7に対応しているため、対応ルーター環境下では、これまで以上に高速で安定した通信が可能です。SIMはnanoSIMとeSIMのデュアルSIMに柔軟に対応しており、仕事用とプライベート用で回線を使い分ける際にも便利です。
また、USB Type-CポートはUSB 3.2 Gen1規格に対応しており、PCへのデータ転送が非常に高速なだけでなく、外部ディスプレイへの映像出力も可能です。旅先で撮影した4K動画をホテルのテレビに映し出し、大画面で楽しむといった使い方もできました。
<Xiaomi 15の主な機能>
- OS: Xiaomi HyperOS 2(4世代のOSアップデート、6年間のセキュリティアップデート保証)
- AI機能: AI文章作成、AI音声認識(話者識別対応)、AI通訳、AIサマリーなど
- オーディオ: ステレオスピーカー、Dolby Atmos、Hi-Res Audio Wireless、aptX Adaptive対応
- 通信: Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、デュアルSIM(nanoSIM + eSIM対応)
まとめ:OSと機能
- OSと操作性: iPhoneに近いUIで直感的に操作でき、長期アップデート保証で安心して使える。
- AI機能: シャオミ独自の文字起こしや要約に加え、Google Geminiも利用でき、日常や仕事の効率を向上させる。
- オーディオ性能: クリアなステレオスピーカーに加え、aptX Adaptive対応による極上のワイヤレス音楽体験が可能。
- Xiaomi 14Tとの比較: OSのアップデート保証期間がより長く、高音質コーデックaptX Adaptiveに対応する点で優れている。
Xiaomi 15 vs Xiaomi 14Tの違いを徹底比較
シャオミが市場に投入した、異なるセグメントを狙う2つのスマートフォン、フラッグシップモデルの「Xiaomi 15」と準フラッグシップモデルの「Xiaomi 14T」。ここでは、両モデルの主なスペックと特徴の違いを、項目ごとに詳しく比較していきます。
プロセッサ (SoC)
- Xiaomi 14T: MediaTek Dimensity 8300-Ultra (4nm)
- Xiaomi 15: Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform (3nm)
- 違い:プロセッサの世代と性能クラスが大きく異なります 。AnTuTuベンチマークスコアで約100万点以上の差があり、Xiaomi 15はあらゆる面で圧倒的な処理性能を誇る真のフラッグシップ、Xiaomi 14Tは価格を抑えつつも非常に高性能な準フラッグシップという位置づけです 。
サイズと重量
- Xiaomi 14T: 高さ160.5mm x 幅75.1mm、重量193g〜
- Xiaomi 15: 高さ152.3mm x 幅71.2mm、重量191g〜
- 違い:Xiaomi 15の方が大幅にコンパクトで、特に高さと幅に大きな差があります。片手での操作性を重視するなら、Xiaomi 15が圧倒的に有利です 。
ディスプレイ
- Xiaomi 14T: 6.67インチ、最大144Hzリフレッシュレート、ピーク輝度4000nits
- Xiaomi 15: 6.36インチ、最大120Hzリフレッシュレート(LTPO可変)、ピーク輝度3200nits
- 違い:画面サイズ、リフレッシュレート、ピーク輝度の最大値ではXiaomi 14Tが上回ります 。しかし、Xiaomi 15は電力効率に優れたLTPO技術と、より細い1.38mmのベゼルによる高い画面占有率(94%)が魅力です 。
リアカメラ
- Xiaomi 14T: メイン50MP + 望遠50MP + 超広角12MP
- Xiaomi 15: メイン50MP + 望遠50MP + 超広角50MP
- 違い:Xiaomi 15は超広角カメラも5000万画素と高画質です 。さらに、Xiaomi 15の望遠カメラは10cmまで寄れるフローティング望遠マクロ機能を搭載しており、撮影の幅が大きく広がります 。
バッテリーと充電
- Xiaomi 14T: 5000mAh、67W有線充電
- Xiaomi 15: 5240mAh、90W有線充電、ワイヤレス充電対応
- 違い:Xiaomi 15はバッテリー容量が少し大きいだけでなく、より高速な90W充電に対応し、Xiaomi 14Tにはないワイヤレス充電機能も備えています 。利便性で大きな差があります。
おサイフケータイ (FeliCa)
- Xiaomi 14T: 対応
- Xiaomi 15: 非対応
- 違い:これは日本市場における最も重要な違いの一つです。日常的に電子決済を利用するユーザーにとっては、Xiaomi 14Tが唯一の選択肢となる可能性があります 。
ネットワークと接続
- Xiaomi 14T: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4
- Xiaomi 15: Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0
- 違い:Xiaomi 15はより新しい通信規格に対応しており、将来性という点で優れています 。
発売日と価格
- Xiaomi 14T: 2024年12月12日発売 、57,300円(税込)
- Xiaomi 15: 2025年4月1日発売 、123,000円(税込)から
- 違い:Xiaomi 15は、約4ヶ月後に発売された上位モデルであり、価格も倍以上となっています。また、Xiaomi 15の方が家電量販店など幅広いチャネルで購入可能です 。
サポート期間
- Xiaomi 14T: OSアップデート4世代、セキュリティアップデート5年
- Xiaomi 15: OSアップデート4回、セキュリティアップデート6年
- 違い:Xiaomi 15の方がセキュリティアップデートの保証期間が1年長く、より長期間安心して使用できます 。
まとめ:Xiaomi 15とXiaomi 14Tの違い
Xiaomi 15とXiaomi 14Tは、どちらも非常に魅力的なスマートフォンですが、その性格は大きく異なります。
Xiaomi 15は、価格は高いものの、最新最高のプロセッサ、マクロ撮影も可能な高性能カメラ、ワイヤレス充電、より長いサポート期間など、あらゆる面で妥協のない性能をコンパクトなボディに詰め込んだ**「究極のコンパクトフラッグシップ」**です。ただし、おサイフケータイが使えないという日本市場では非常に大きな注意点があります 。
一方、Xiaomi 14Tは、フラッグシップに迫る非常に高いパフォーマンスを、約半額という驚異的なコストパフォーマンスで実現した「賢者の選択」と言えるモデルです 。おサイフケータイにも対応しており、日本での日常使いにおける利便性も確保されています 。
どちらを選ぶかは、最高の性能と最新技術を追求するのか、それともコストパフォーマンスと国内での利便性を重視するのか、ユーザーの価値観によって明確に分かれるでしょう 。
Xiaomi 15のメリット・デメリット
ここでは、私が実際にXiaomi 15を使ってみて感じたメリットとデメリットを、Xiaomi 14Tや他の最新スマートフォンと比較しながら詳しく解説していきます。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
【メリット】
メリット1:最新プロセッサによる圧倒的なパフォーマンス
Xiaomi 15が搭載する「Snapdragon 8 Elite」は、まさにケタ違いの性能です。日常のあらゆる操作が驚くほど滑らかで、特にAdobe Lightroomで高画質なRAW画像を編集する際など、他のスマートフォンでは感じられたような待機時間が全くありませんでした。Xiaomi 14Tが搭載するDimensity 8300-Ultraも非常に高性能ですが、Xiaomi 15の処理能力はそれをさらに上回り、現行のスマートフォンの中でも最高峰の快適さを提供してくれます 。
メリット2:コンパクトで洗練された高品質デザイン
毎日手にするものだからこそ、デザインと持ちやすさは重要です。Xiaomi 15は、幅71.2mm、重量約191gというコンパクトなサイズに、高級感のあるアルミフレームとガラス素材を採用しています 。大画面のXiaomi 14T(幅75.1mm, 約195g)と比べると、片手での操作が格段にしやすく、所有する喜びを感じさせてくれる一台です 。
メリット3:ユニークで高性能な望遠マクロカメラ
Xiaomi 15のカメラで特に感動したのが、10cmまで被写体に寄れる60mm望遠マクロ機能です 。道端の小さな花のしべや、コーヒー豆の表面の油分まで、肉眼では見えない世界を驚くほど精細に写し出すことができ、写真撮影の新たな楽しさを発見しました。このユニークな機能は、Xiaomi 14T Proや他の比較機種にはない、Xiaomi 15ならではの大きな魅力です 。
メリット4:超高速な90W有線充電と便利なワイヤレス充電
バッテリー性能も非常に優れています。90Wの超高速な有線充電に対応しており、朝の忙しい時間でもわずかな時間で十分な量を充電できます 。また、Xiaomi 14Tにはないワイヤレス充電にも対応しているため、充電ケーブルを探す手間なく、充電パッドに置くだけで手軽に充電できるのは大きなメリットです 。
メリット5:次世代規格Wi-Fi 7にいち早く対応
Xiaomi 15は、最新の通信規格であるWi-Fi 7に対応しています 。これにより、対応する環境であれば、Xiaomi 14T(Wi-Fi 6E対応)やOPPO Find X8(Wi-Fi 6対応)よりも高速で安定した通信が可能です 。大容量のアプリをダウンロードしたり、高画質なストリーミング動画を視聴したりする際に、その速度の恩恵を実感できるでしょう。
【デメリット】
デメリット1:FeliCa(おサイフケータイ)非対応という最大の弱点
日本市場において、Xiaomi 15が抱える最大のデメリットは、FeliCa(おサイフケータイ)に非対応であることです。これにより、モバイルSuicaやPASMO、iD、QUICPayといった主要な電子決済サービスを利用できません。日常的にスマートフォンで改札を通ったり、買い物をしたりする方にとっては、致命的な弱点と言えるでしょう。この点は、FeliCaに対応しているXiaomi 14TやAQUOS R9とは対照的です。
デメリット2:性能と引き換えの熱、高負荷時の発熱
Xiaomi 15は、コンパクトなボディに最高峰のプロセッサを搭載しています。この高いパフォーマンスを安定して引き出すため、冷却システムは効率的に機能しますが、その代償として本体は相応の熱を持ちます 。実際に『原神』のような高負荷なゲームをプレイすると、パフォーマンスが大きく落ちることなく安定している一方で、本体背面はじんわりと温かくなるのが感じられました 。手で持てないほどの熱さではありませんが、この熱が気になる方もいるでしょう。これは性能と小型化を両立したことによる、注意すべき点(デメリット)と言えます。
デメリット3:microSDカード非対応による拡張性の限界
Xiaomi 15は、内蔵ストレージの増設が可能なmicroSDカードスロットを搭載していません 。そのため、AQUOS R9のように後から容量を追加することができず、購入時にストレージ容量を選ぶ必要があります。特に8K動画などサイズの大きいファイルを撮影する方は、256GBモデルでは容量不足になる可能性があるため、大容量の512GBモデルを検討することをおすすめします 。
デメリット4:バッテリー容量は最大級ではない
Xiaomi 15の5240mAhというバッテリー容量は非常に大きいものですが、市場にはさらに大容量のモデルも存在します。例えば、OPPO Find X8は5630mAhのバッテリーを搭載しており、純粋な容量ではXiaomi 15を上回ります。バッテリー持続時間を最優先するユーザーにとっては、この差が選択の決め手になる可能性もあります。
デメリット5:リフレッシュレートはライバルに劣る場合も
ディスプレイの最大120Hzというリフレッシュレートは、日常使いにおいて非常に滑らかな表示を実現しますが、一部のライバル機はさらに高いスペックを誇ります 。特に、比較対象のXiaomi 14Tは144Hz、AQUOS R9に至っては240Hzに対応しています。競技性の高いゲームなど、わずかな表示の滑らかさを追求するユーザーには、これらの機種がより魅力的に映るかもしれません。
Xiaomi 15のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 6.36インチ CrystalRes有機EL (2670×1200, 1~120Hz, 最大3200nits)
- プロセッサ: Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform (3nm)
- GPU: Adreno GPU
- RAM(メモリ): 12GB LPDDR5X
- ストレージ: 256GB/512GB UFS 4.0
- バッテリー: 5240mAh
- 駆動時間: 最大25時間 動画再生 (Xiaomi Labデータ)
- 充電: 90Wハイパーチャージ (有線)、ワイヤレス充電対応
- 背面カメラ: 50MPトリプル (広角ライカSummilux, 60mm望遠, 超広角)
- 前面カメラ: 32MP
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 7 , Bluetooth 6.0 , NFC対応
- GPS: GPS (L1+L5)他、主要測位システム対応
- インターフェース: USB Type-C (USB 3.2 Gen1)
- 振動モーター: X軸リニア振動モーター
- 防水防塵: IP68
- 冷却システム: Xiaomi Wing型IceLoopシステム
- 生体認証: 超音波画面内指紋センサー、AI顔認証
- OS: Xiaomi HyperOS 2
- サイズ: 約 152.3mm x 71.2mm x 8.08mm(通常)/8.48mm(リキッドシルバー)
- 重量: 約 191g(通常)/192g(リキッドシルバー)
- カラー: ブラック、ホワイト、グリーン、リキッドシルバー
- 付属品: ACアダプタ、USBケーブル、SIMピン、ソフトケース、クイックスタートガイド (内容は国や地域で異なる場合あり)
- モバイル通信: 2G/3G/4G/5Gに対応
- SIMカード: デュアルSIM (nanoSIM + nanoSIM, nanoSIM + eSIM, eSIM + eSIM)
対応バンド:Xiaomi 15
Xiaomi 15は5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/40/41/48/66/75/77/78
- 4G: LTE FDD: 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66 4G: LTE TDD: 38/39/40/41/42/48
- 3G: WCDMA: 1/2/4/5/6/8/19
- 2G: GSM: 850/900/1,800/1,900MHz
対応バンドの詳細
ドコモ回線
- 5G: 主要なn77, n78, n79に対応していますが、n257(ミリ波)には対応していません。
- 4G (LTE): 主要なBand 1, 3, 19, 21, 28, 42に対応しています。
- 3G: 主要なBand 1, 6, 19に対応しています。
au回線
- 5G: 主要なn77, n78に対応しています。n28, n41, n257(ミリ波)には対応していません。
- 4G (LTE): 主要なBand 1, 3, 11, 18, 26, 28, 41, 42に対応しています。
- 3G: 提示されたバンドは、auの3Gサービス(CDMA2000)には対応していません。auは3Gサービスを終了しています。
ソフトバンク回線
- 5G: 主要なn3, n28, n77に対応しています。n257(ミリ波)には対応していません。
- 4G (LTE): 主要なBand 1, 3, 8, 11, 28, 41, 42に対応しています。
- 3G: 主要なBand 1, 8に対応しています。
楽天モバイル回線
- 5G: 主要なn77に対応しています。n257(ミリ波)には対応していません。
- 4G (LTE): 主要なBand 3, 18, 26に対応しています(Band 18/26はauローミング)。
- 3G: 楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。
まとめ
対応バンドは、4キャリアすべてにおいて主要なバンドをカバーしており、良好な通信が期待できます。4キャリア全てで重要なプラチナバンド(Band 8, Band 18/26, Band 19, Band 28)も利用できます。ただし、一部の周波数帯には対応していないため、場所や環境によっては電波状況が変化する可能性があります。
なお、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
Xiaomi 15の評価
8つの基準でXiaomi 15を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
3200nitsのピーク輝度と極薄ベゼルにより、屋外での視認性も高く、圧倒的な没入感を実現しているため。
スペック:★★★★★
最新のSnapdragon 8 Eliteと高速なメモリ・ストレージを搭載し、あらゆる操作やアプリで最高峰のパフォーマンスを発揮するため。
耐久性:★★★★★
Xiaomiシールドガラスや高強度アルミフレーム、IP68防水防塵性能を備え、安心して長く使える堅牢な作りであるため。
デザイン:★★★★★
コンパクトで持ちやすいサイズ感に、高級感のある素材と洗練された仕上げが融合し、所有する喜びを感じさせるため。
通信:★★★★☆
Wi-Fi 7など最新規格に対応し非常に高性能だが、日本市場で重要なFeliCa(おサイフケータイ)に非対応な点が大きなマイナス。
機能:★★★★★
ライカ監修の高性能カメラや実用的なAI機能、ハイレゾ対応のワイヤレスオーディオなど、付加価値の高い機能が満載なため。
使いやすさ:★★★☆☆
コンパクトな筐体は非常に扱いやすいが、FeliCa非対応が日常の利便性を大きく損なう可能性があり、UIもユーザーを選ぶため。
価格:★★★★☆
最新・最高のスペックを搭載したフラッグシップモデルとして、競合他社と比較しても納得感のある戦略的な価格設定であるため。
総評:★★★★☆(4.5)
すべてが高水準な基本性能
Xiaomi 15は、「コンパクトなハイエンドスマートフォン」というカテゴリにおいて、現時点で考えられるほぼ全ての要素を最高水準で満たした一台です。プロセッサには最新・最強クラスのプロセッサ「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、アプリの起動から高画質な動画編集まで、あらゆる動作が驚くほど快適でした。
その性能を映し出すディスプレイは、ベゼルが極限まで細く、屋外でも非常に明るく見やすいです。そして、手にしっくりと収まる上質なボディにこれら全てが詰め込まれており、まさに「妥協のない小さな巨人」と言えるでしょう。
多彩な機能が体験を豊かにする
優れた基本性能に加え、日々の利用体験を豊かにしてくれる多彩な機能もXiaomi 15の魅力です。ライカと共同開発したカメラは、誰が撮っても雰囲気のある美しい写真を生み出してくれます。特に10cmまで寄れる望遠マクロ機能は、他のスマートフォンでは味わえないユニークな撮影体験を提供してくれました。
また、aptX Adaptiveコーデックに対応したワイヤレスオーディオは、音質の高さと接続の安定性で音楽鑑賞をより一層楽しいものにしてくれます。実用的なAI機能や最新のWi-Fi 7対応など、日々の使い勝手を向上させる機能も充実しています。
購入前に必ず確認したい注意点
これほどまでに完成度の高いXiaomi 15ですが、日本でメインのスマートフォンとして使うには、一つだけ非常に大きな、そして越えがたい注意点が存在します。それは「FeliCa(おサイフケータイ)」に非対応であることです。
どれだけ性能が高く、カメラが素晴らしくても、日常的に駅の改札やコンビニの支払いでスマートフォンを使っているユーザーにとって、この機能がないことは購入をためらう大きな理由となり得ます。また、高性能とコンパクトさを両立した代償として、高負荷な作業を続けると本体が温かくなりやすい点も、人によっては気になるかもしれません。
どんな人におすすめか
結論として、Xiaomi 15は「スマートフォンの基本性能である、処理速度・画面・カメラ・デザインを一切妥協したくない。そして、おサイフケータイは使わない」という、非常に明確なニーズを持つユーザーにとっては、最高の選択肢の一つです。
特に、コンパクトなサイズで最高のパフォーマンスを求める方であれば、これ以上のスマートフォンを見つけるのは難しいでしょう。しかし、少しでもおサイフケータイを使う可能性があるのなら、この評価は大きく変わってきます。まさに、一点の弱点以外はほぼ完璧な、玄人好みのフラッグシップモデルです。
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Xiaomi 15の価格・購入先
※価格は2025/08/31に調査したものです。価格は変動します。
※リキッドシルバーは12GB RAM + 512GBストレージモデルのみを用意。
シャオミオンラインストア
- 12 GB + 256 GBモデルで99,629円、
- 12 GB + 512 GBモデルで111,779円、
で販売されています。
シャオミオンラインストアで「Xiaomi 15」をチェックする
IIJmio
IIJmioでのXiaomi 15の価格は以下のようになっています。
RAM12GB/ ROM256GB モデル
- のりかえ価格(期間限定):税込99,800円
- 通常価格:税込119,980円
RAM12GB/ ROM512GB モデル
- のりかえ価格(期間限定):税込109,800円
- 通常価格:税込134,800円
IIJmioで「Xiaomi 15」をチェックする
※IIJmioのSIM(通信)に関することはこちらの記事で紹介しています。
IIJmioの格安SIM&スマホは本当にお得か?全力で徹底 調査してみた
ECサイト
- Amazonで117,779円(税込・12GB+256GBモデル)、
- 楽天市場で99,629円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで110,700円、
- AliExpressで89,648円、
で販売されています。
Amazonで「Xiaomi 15」をチェックする
楽天市場で「Xiaomi 15」をチェックする
ヤフーショッピングで「Xiaomi 15」をチェックする
AliExpressで「Xiaomi 15」をチェックする
米国 Amazon.comで「Xiaomi 15」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
Xiaomi 15に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Nothing Phone (3)
Nothingから発売された6.77インチの5Gスマートフォンです(2025年8月28日発売)。
Nothing OS 3.5 (Android 15ベース)、Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4、12GB / 16GBメモリ、1260 x 2800 pxのフレキシブルAMOLED、256GB / 512GBストレージ、5150 mAhバッテリー、背面50MP+50MP+50MPの3眼カメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。
また、「Glyph Matrix」、「Glyphトイ」、「Essential Key」、AI連携(Google Gemini、ChatGPT統合機能)、1000Hzのタッチサンプリングレート、IP68防水防塵、おサイフケータイ®に対応。
65Wの高速充電、15Wのワイヤレス充電、5Wのリバースワイヤレス充電、30〜120Hzのアダプティブリフレッシュレート、画面内指紋認証、USB-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、GPSにも対応しています。
価格は、楽天市場で119,900〜138,900円(送料無料)、AliExpressで116,989円、米国 Amazon.comで$719.00、です。
関連記事:Nothing Phone (3)レビュー!先代との比較で見えた利点と欠点は?
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AQUOS R10
シャープから発売された約6.5インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。
Android™ 15、Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform、12GBメモリ、1,080×2,340 pxのPro IGZO OLEDディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、連続待受時間 約800時間(LTE)駆動する5,000mAhバッテリー、ライカカメラ社が監修した背面 約5,030万画素+約5,030万画素の2眼カメラ、前面約5,030万画素のフロントカメラ、フルメタルBOXスピーカーを搭載しています。
また、AI機能(電話アシスタント、迷惑電話対策機能、Glance AI for AQUOS、Google Geminiなど)、ピーク輝度3,000nit、1Hz〜240Hzの可変リフレッシュレート、ハイブリッド手ブレ補正(光学式+電子式)、14chスペクトルセンサー、立体音響技術 Dolby Atmos、8Way Audio(ワイヤレス接続時)、冷却システム(高熱伝導素材である銅ブロック)に対応。
UWB(超広帯域無線通信)、AQUOSトリック(Payトリガー、スクロールオート、Clip Now など)、おサイフケータイ、IPX5・IPX8 / IP6X防水防塵、MIL規格、最大2TBまでのストレージ拡張、顔認証(マスク対応)、指紋認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、楽天市場で109,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで109,780円(送料無料)、COCORO STORE(ココロストア)で99,770円~、です。
関連記事:AQUOS R10 徹底レビュー!R9との違いはどこ? 比較して評価
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Zenfone 12 Ultra
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2025年5月30日発売)。
Android 15 (ZenUI)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite (オクタコア、4.3GHz)、LPDDR5X 12GB または 16GBメモリ、フルHD+ (2400×1080)のLTPO AMOLED、256GB または 512GB (UFS4.0)ストレージ、5,500mAhバッテリー、背面50MPメイン (6軸ジンバルスタビライザー4.0) + 32MP望遠 (光学3倍、OIS) + 13MP超広角のトリプルカメラ、前面32MP RGBWイメージセンサーのフロントカメラを搭載しています。
また、eSIM、カメラのAI機能(AIトラッキング、AIポートレート動画2.0、AIボイスクラリティ、AI流し撮りなど)、AI機能(AI通話翻訳2.0、AI文字起こし2.0、AI記事の要約、AIドキュメントの要約など)、ASUSの独自機能(「通話音声の自動録音」機能、「ツインアプリ」機能、「エッジツール」、「クイックショット」、「Photo Vibe」、「Game Genie」)に対応。
おサイフケータイ(Felica)、IP65/IP68防水防塵、NFC搭載、最大65W HyperCharge急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応、指紋認証 (画面内)、顔認証、USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、5G通信、Wi-Fi 7 、Bluetooth® 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで169,800円(税込・国内版・ZF12U-BK12S256/A)、楽天市場で142,310円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,800円(送料無料)、AliExpressで145,533円、です。
関連記事:Zenfone 12 Ultra徹底レビュー!AI・カメラ・11Ultra比較
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Galaxy S25 Edge
サムスンから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年5月23日発売)。
Android 15(One UI 7)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite Mobile Platform for Galaxy、12GBメモリ、3120 x 1440 (Quad HD+)のDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、512GBまたは256GBストレージ、最大24時間(動画再生時)駆動する3900mAhバッテリー、背面200MP広角+12MP超広角の2眼カメラ、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。
また、Galaxy AI機能、「Now Brief(ナウブリーフ)」、チタンフレーム(側面)、Galaxy Sシリーズ史上最薄の厚さ5.8mm、最軽量クラスの163g、薄くて放熱性能の高いベイパーチャンバー、IP68防水防塵、25W急速充電(有線・30分で55%充電)、NFC、超音波式画面内指紋センサー、USB Type-C (USB 3.2 Gen 1)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで178,038円、楽天市場で152,672円、ヤフーショッピングで136,900円、米国 Amazon.comで$949.99、Samsung(US)公式オンラインストアで$1,099.99、です。
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Xiaomi 14T Pro
シャオミから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年11月下旬発売)。
Android 14ベースのXiaomi HyperOS、MediaTek Dimensity 9300+、12GB LPDDR5X メモリ、1.5KのAMOLED液晶、128GB / 256GB UFS4.0 ストレージ、5000mAhバッテリー、背面50MP + 50MP + 12MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Advanced AI、Google Gemini)、120Wハイパーチャージ、10Wワイヤレスチャージ、ステレオスピーカー、IP68防水防塵、冷却システム、リフレッシュレート 最大144Hz、タッチサンプリングレート 最大 480Hz、NFC、おサイフケータイ(Felica)、X軸リニア振動モーター、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで85,777円、楽天市場で81,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで93,840円、AliExpressで77,725円、米国 Amazon.comで$608.00、です。
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OPPO Find X8
OPPOから発売された6.6インチの5Gスマートフォンです(2024年12月12日発売)。
ColorOS 15 (based on Android 15)、MediaTek Dimensity 9400、 16GB LPDDR5Xメモリ、512GB UFS 4.0ストレージ、5630mAhバッテリー、ハッセルブラッドカメラ(背面50MP+50MP+50MPの3眼カメラ)、前面32MPカメラを搭載しています。
また、80W SUPERVOOC(急速充電)、50W AIRVOOC(ワイヤレス充電)、IP69/IP68防水防塵、MIL規格とスイスSGSの耐衝撃、最大28GBまでのメモリ拡張、ディスプレイ指紋認証、顔認証、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大240Hz、NFC(※おサイフケータイには非対応)、USB Type-C(OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで127,091円(税込)、楽天市場で126,974円(送料無料)、ヤフーショッピングで118,800円(送料無料)、AliExpressで80,374円、です。
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Google Pixel 9
Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2024年9月4日 発売)。
Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラを搭載しています。
また、「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで94,800円(税込)、楽天市場で112,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで102,603円、AliExpressで81,477円、です。
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