カラーでも安い「Meebook M6C」とBOOX、Koboを比較

Meebook M6C top
ついにカラーでも安いE inkタブレット「Meebook M6C」が発売されました。前モデルから性能も強化され、「使いやすさ」が格段に向上しています。

今回の記事では「安すぎて性能が心配」という人のために、以下の7点を徹底的に検証しています。

  1. ディスプレイ
  2. プロセッサ(CPU)とメモリ
  3. ストレージSDカード
  4. バッテリー充電
  5. 通信
  6. OS・Google Play
  7. デザイン(サイズ・重量)

また、前モデル「Meebook M6」をはじめ、同じカラー対応の「BOOX Tab Mini C」、「Kobo Clara Colour」、「Kobo Libra Colour」との違いも紹介!

メリットや購入する前に知っておきたいデメリット、評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

カラー対応「Meebook M6C」が発売開始!

2024年6月、中国の電子ブックメーカー Boyue(ボーユエ)テクノロジーが開発した新製品「Meebook M6C」(ミーブック エムシー6シー)が発売されました。

フルカラー表示に対応した6インチのE ink タブレットです。

Boyueからは2023年4月に「Meebook M6」が発売されています。

このE inkタブレットは「シンプルで使いやすい」、「microSDカードも使えてコスパもいい」と評判でした。

新モデルはその性能を受け継ぎつつ、新たにフルカラー表示に対応してことで話題になっています。

もちろん、Andoird 11 搭載でGoogle Playストアも利用できますよ。

それでは早速どんなタブレットなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

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メリット1:Kaleido 3のフルカラー表示が可能な6型ディスプレイ

Meebook M6C ディスプレイ

新モデル「Meebook M6C」は6インチのE Ink ディスプレイを搭載しています(※タッチ対応です)。

このディスプレイは「Kobo Clara Colour」や「Kobo Libra Colour」と同じKaleido 3 に対応したフルカラー表示に対応しています。

動画のレビューで確認したところ、カラーの見え方はKoboと似ており、彩度が高めの色鮮やかな表示でした。

BOOX Tab Mini C」と比べても遜色のない十分な明るさと彩度で、カラーの電子書籍を読むのに適しています。

なお、新モデル「Meebook M6C」は300ppiの高精細な白黒表示にも対応しています。

カラーに対応した電子書籍を白黒表示に切り替えて読むこともできます。

ディスプレイの仕様を比較

Meebook M6C」と同じ6インチのディスプレイを搭載しているのは「Kobo Clara Colour」だけです。

解像度は白黒300ppi、カラー150ppiで大きな差がありません。

1.Meebook M6C・・・6インチ、白黒:1448 x 1072 px、カラー:150ppi のE Ink Kaleido 3

2.BOOX Tab Mini C・・・7.8インチ、白黒:1404 x 1872 (300 ppi)、カラー:702 x 936 (150ppi) のKaleido 3

3.Kobo Clara Colour・・・6インチ、白黒:1448 x 1072 px、Kaleido 3、カラー:150ppiのKaleido 3

4.Kobo Libra Colour・・・7.0 インチ、白黒:1680 x 1264、カラー:150ppiののKaleido 3

メリット2:RockChip RK3566 プロセッサと3GBメモリで快適に動作する

新モデル「Meebook M6C」はRockChip RK3566 プロセッサと3GBメモリを搭載しています。

このプロセッサは22nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大1.8GHz駆動のCPUを搭載し、主にE inkタブレットや中華ゲーム機に採用されています。

GPUはARM Mali-G52 MP2 (2コア) で、動画圧縮規格 H.264 および H.265 をサポートしています。

中華ゲーム機では、すべてではありませんが、一応 PSPやドリームキャスト、ニンテンドー64などのゲームが動作します。

一方、前モデル「Meebook M6」はRockChip RK3066 プロセッサと3GBメモリを搭載していました。

このプロセッサは40nmプロセスで製造された古いプロセッサのため、動作が遅いという欠点がありました。

新モデルはRockChip RK3566 プロセッサを搭載し、ページめくりを高速に行えるように改善されています。

また、前モデルよりもAndroidアプリをスムーズに動作させることができます。

メリット3:32GBストレージ搭載で最大1TBまで拡張できる

Meebook M6C 下線

新モデル「Meebook M6C」は前モデルと同じく32GBストレージを搭載しています。

同じフルカラー対応の「Kobo Clara Colour」(16GB)、「Kobo Libra Colour」(16GB)と比べると、2倍多い容量です。

BOOX Tab Mini C」(64GB UFS2.1)と比べると、容量が半分になりますが、電子書籍やAndroidアプリを利用するのには十分な容量です。

SDカードスロット

新モデル「Meebook M6C」はSDカードスロットを搭載し、別売のmicroSDカード最大1TBまで拡張できます。

このストレージの拡張は「BOOX Tab Mini C」、「Kobo Clara Colour」や「Kobo Libra Colour」では利用できません。

SDカードスロットが搭載されていないためです。

メリット4:2200 mAhバッテリー搭載で5週間使える

Meebook M6C バッテリー

新モデル「Meebook M6C」は前モデルと同じく2200 mAhバッテリーを搭載しています。

駆動時間は最大5週間です。充電はType-Cポートを利用します。急速充電には対応していません。

バッテリー容量は「Kobo Libra Colour」(容量:2050 mAh)と同じくらいです。

6インチの「Kobo Clara Colour」(容量:1500 mA)と比べると700 mAh多くなっています。

ただし、「BOOX Tab Mini C」(容量:5000 mAh)と比べると半分以下の容量になります。

省電力性の高いE ink 電子ペーパーディスプレイを搭載しているため、

通常のAndroidタブレットよりは長く駆動できますが、

より長く駆動できた方がいい人は「BOOX Tab Mini C」を選んだ方がいいかもしれません。

バッテリーの仕様を比較

1.Meebook M6C・・・容量:2200 mAh / 充電 Type-C

2.BOOX Tab Mini C・・・容量:5000 mAh / 充電 Type-C

3.Kobo Clara Colour・・・容量:1500 mAh / 充電 Type-C

4.Kobo Libra Colour・・・容量:2050 mAh / 充電 Type-C

メリット5:Wi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応

新モデル「Meebook M6C」は前モデルと同じくWi-Fi 5Bluetooth 5.0に対応しています。

一方、「Kobo Clara Colour」と「Kobo Libra Colour」はWi-Fi対応ですが、Bluetoothに対応していません。

新モデルはKoboと違い、Bluetoothでワイヤレスキーボードやマウス、ヘッドホン、イヤホンなどと接続できて便利です。

なお、「BOOX Tab Mini C」はWi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応しています。

メリット6:Android 11搭載でGoogle Playストアも使える

Meebook M6C アプリ

新モデル「Meebook M6C」は前モデルと同じくOSにAndroid 11を採用しています。

Google Playストアも利用可能で、サードパーティ製のアプリをインストールできます。

例えば、電子書籍関連では、AmazonのKindle、楽天のKobo、honto、Booklive、Kinoppy、Google Playブックスなどを利用できます。

また、オンラインストレージではGoogleドライブ、Dropbox(ドロップボックス)、マイクロソフトの OneDriveなどを利用できます。

一方、楽天の「Kobo Clara Colour」、「Kobo Libra Colour」はAndroid OSを搭載していないため、Google Playストアが利用できません。

BOOX Tab Mini C」はAndroid 11搭載でGoogle Playストアを利用できます。

メリット7:厚さ7.1 mm、重量 180gの薄型軽量デザイン・ホワイトカラーを用意

Meebook M6C サイズ

新モデル「Meebook M6C」は前モデルと同じくサイズ 152.5 x 109.7 x 7.1 mm

重量 180gになっています。

カラーはダークブルーからホワイトに変更されています。

また、前モデル「Meebook M6」はスクリーンがフラットでしたが、

新モデルは凹面スクリーンに変更されています。

サイズ・重量の仕様を比較

厚さに関してはKobo Libra Colourに次いで2番目に薄いボディになっています。

また、重さに関してはKobo Clara Colourに次いで2番目に軽いボディになっています。

1.Meebook M6C・・・サイズ 152.5 x 109.7 x 7.1 mm、重量 180g

2.BOOX Tab Mini C・・・サイズ 194 x 136.5 x 8.3 mm、重量 約264g

3,Kobo Clara Colour・・・サイズ 160.0 x 112.0 x 9.15 mm、重量 174 g

4,Kobo Libra Colour・・・サイズ 161.0 x 144.6 x 6.2 – 8.3 mm、重量 199.5 g

「Meebook M6C」のデメリットは3つ!

Meebook M6C イラスト

Meebook M6C」のデメリットを3つ紹介します。

デメリット1:筆圧対応のスタイラスペンで手書き入力できない

新モデル「Meebook M6C」は筆圧対応のスタイラスペンで手書き入力できません。

一方、「BOOX Tab Mini C」は筆圧感知4096段階に対応した「Magnetic BOOX Pen Plus」で手書き入力できるようになっています。

新モデルは気軽に手書きでメモしたり、PDFに注釈を加えられないので不便です。

デメリット2:スピーカーとマイク、カメラがない

新モデル「Meebook M6C」はスピーカーとマイク、カメラを搭載していません。

そのため、音楽を再生したり、マイクで録音したり、チャットやビデオ通話したりすることができません。

一方、「BOOX Tab Mini C」はスピーカーとマイク搭載で音楽・オーディオブック再生と録音に対応しています。

デメリット3:ページめくりボタンがない

新モデル「Meebook M6C」は物理的なページめくりボタンを搭載していません。

一方、「Meebook M7」はページめくりボタンを搭載し、画面にタッチせずにページをめくれるようになっています。

「Meebook M6C」のスペック

Meebook M6C 寸法

  • ディスプレイ 6インチ、解像度 1448 x 1072 pxのE Ink Kaleido 3 タッチスクリーン
    ※カラー表示:150 ppi / 白黒表示:300ppi /タッチ対応/ナイトモード(ダーク色)/Flat cover lens
  • フロントライト デュアルカラー 24段階・寒色・暖色の2色
  • プロセッサ RockChip RK3566 クアッドコア 1.8GHz
  • RAM(メモリ) 3GB
  • ストレージ 32GB
  • 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで拡張可
  • バッテリー 2200 mAh
  • 駆動時間 最大5週間
  • 充電 5V/1.5A もしくは5V/2A ※急速充電は不可
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
  • インターフェース USB Type-C (OTG) x1、TFカードスロット x1
  • スピーカー なし
  • マイク なし
  • スタイラスペン 専用ペンなし・利用できません
  • アプリ ZReader
  • Google Playストア (プリインストール済み・サードパーティ製アプリ利用可)
  • OS Android 11
  • サイズ 152.5 x 109.7 x 7.1 mm
  • 重量 180g
  • カラー ホワイト
  • 対応言語 日本語を含むマルチ言語に対応(ドイツ、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、など)
  • 付属品 オリジナルレザーケース、英語マニュアル
  • 対応ファイルフォーマット PDF,DJVU,EPUB,MOBI,TEX,AZW3,TIT,DOCX,HTML,ZIP,FB2,CBE,CBZ,BOE,JEB,PNG,BMP,TIFFなど

「Meebook M6C」の評価

Meebook M6C 表示

6つの基準で「Meebook M6C」を5段階で評価すると以下のようになります。

スペック:★★★

デザイン:★★★

通信:★★★

機能:★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★★

総合評価

2023年4月に発売された「Meebook M6」のカラー版になります。

前モデルとの主な違いは3つあります。

一つ目はカラー表示が可能になったことです。

すでにレビュー動画で示されているように「Meebook M6C」のKaleido 3スクリーンは彩度が高く、色も十分に鮮やかです。

BOOX Tab Mini C」や「Kobo Clara Colour」、「Kobo Libra Colour」と比較しても遜色ないカラー表示で、完成度は高いといえます。

二つ目はデザインです。

前モデルのフラットなスクリーンから凸面スクリーンに変更され、

カラーもダークブルーからホワイトへと変更されています。

三つ目はプロセッサです。

海外では前モデルと同じと報じられていましたが、動画を見た限り、明らかに高速化しています。

また、前モデル「Meebook M6」のプロセッサを調べた人がいて、RockChip RK3066 であることも判明しています。

新モデルのプロセッサは「RockChip RK3566」なので、プロセッサが変更されているようです。

以上、3点をふまえると、新モデルは前モデル「Meebook M6」から格段に進歩しているといえます。

もともとmicroSDカードでストレージ容量が増やせるなどのメリットがあったので、

利便性はかなり上がったといえるでしょう。

しかも、価格が2万円台(約27,000円前後)です。

BOOX Tab Mini C」は約7万円なので半値以下の価格で販売されていることになります。

日本では「Kobo Clara Colour」が2万ほどで販売されていますが、

Meebook M6C」はAndroid 11搭載でGoogle Playストアでアプリを追加できるため、

やはり新モデルの方が使いやすく、コスパも高いといえるでしょう。

2万円台で購入できるカラー対応のE inkタブレットを探している人におすすめです。

「Meebook M6C」の価格・販売先

Meebook M6C 正面

ECサイト

AliExpressで27,150円(※日本発送可)、

で販売されています。

Amazonで「Meebook M6C」をチェックする

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

類似製品の紹介

Meebook M6C」に似た性能をもつE inkタブレット(電子書籍リーダー)も販売されています。

「BOOX Tab Mini C」

ONYXから発売されたカラー対応の7.8型 E inkタブレットです。Kaleido 3、Android 11、Qualcomm Advanced、4GB LPDDR4Xメモリ、64GB UFS2.1、5000mAhバッテリー搭載で、筆圧検知4096段階の「BOOX Pen Plus」(付属)、磁気 保護ケース(ペン収納可・別売)、デュアルスピーカー(オーディオ再生)、フロントライト(寒色・暖色)、Gセンサー(自動回転)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで69,800円(税込)、楽天市場で69,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,800円(送料無料)、SKT公式ショップで69,800円、BOOX公式ストアで$$399.99、AliExpressで82,875円、米国 Amazon.comで$399.99 です。

関連記事:「BOOX Tab Mini C」カラーでも高速? 人気のミニ E inkタブレットと徹底 比較!

「Kobo Clara Colour」

楽天から発売されたカラー対応の6型 電子書籍リーダーです。Kaleido 3 タッチスクリーン、約 16GBの内蔵メモリ(ストレージ)、最大 42日間 駆動できる1500 mAhバッテリー搭載で、150 ppiのカラー表示、300 ppiのモノクロ表示、IPX8防水、フロントライト技術「ComfortLight PRO」、Wi-Fi 5に対応しています。

価格は、Amazonで24,800円、楽天市場で23,165円(税込)、ヤフーショッピングで24,800円(税込)、米国 Amazon.comで$149.99 です。

関連記事:フルカラー「Kobo Clara Colour」のメリット・デメリットを解説

「Kobo Libra Colour」

楽天から発売されたカラー対応の7型 電子書籍リーダーです。Kaleido 3 タッチスクリーン、フロントライト「ComfortLight PRO」、約32GBストレージ、数週間駆動できる2050 mAhバッテリー搭載で、Koboスタイラス2(別売)、ノート機能、IPX8防水、Wi-Fi 5に対応しています。

価格は、Amazonで34,800円(税込)、楽天市場で33,556円(送料無料)、ヤフーショッピングで34,800円、米国 Amazon.comで$219.99 です。

関連記事:カラー対応「Kobo Libra Colour」は買うべきか? メリット・デメリットを解説

他のMeebookタブレットと比較

他にもMeebookタブレットが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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その他のおすすめE-inkタブレットは?

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