2024年5月1日に発売される「Kobo Libra Colour」の特徴やスペック、メリット、デメリット、価格を紹介します。似た性能を持つ類似モデルも合わせて掲載しています。
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カラー対応「Kobo Libra Colour」が発売!
カラー表示に対応した電子書籍リーダー「Kobo Libra Colour」が発売されました。新たに手書き機能やノート機能も追加され、使いやすさが格段に向上。前モデル「Kobo Libra 2」と同じく、ページめくりボタンや防水機能に対応し、豊富なカバーも用意されています。
Kaleido 3で色鮮やかに表示できる
ディスプレイは7インチで、漫画のコミック本も快適に読める見開き表示に対応。
注目のカラー表示は4,096色の電子ペーパー「Kaleido 3」を採用し、前世代よりも30%向上した彩度が高く、色鮮やかな映像を表示できます。
また、従来モデルと同様に300 ppiのモノクロ表示に対応しており、黒の締りが良い高コントラストなテキスト表示が可能です。モノクロ表示やダークモードを利用してブルーライトを軽減し、目の負担を抑えることもできます。
ページめくりボタンが使える
前モデルから引き継いだ物理的なページボタンが使えるため、ページめくりをスムーズに行えます。
ボタンは進む、戻るの2つで、本体を逆さにしてボタンの配置を逆にして使用することもできます。また、設定を利用して、ボタンの配置をカスタマイズすることもできます。
ペンで手書き入力・ノート機能も使える
別売の「Koboスタイラス2」を使って手書き入力することもできます。ペンはバッテリー充電式で消しゴム付きです。
使用できる色は1色から10色に増え、マーカーも4色使えます。この色付きのペンを使って電子書籍をなぞりながらハイライトしたり、本の段落を色付きのマーカーで囲うこともできます。
また、「Kobo Sage」と同じく、ノート機能に対応し、手書き文字のテキスト変換や図や数式の入力支援機能も利用できます。
数十種類のテンプレートも用意されており、保存したノートはDropbox や Google Drive に書き出して、再利用することができるので、非常に便利です。
防水対応でお風呂でも使える
従来モデルと同様にIPX8 規格に準拠し、 水深2mまでの深さで最大60分 耐えられます。お風呂でゆっくりと読書でき、万が一水没しても故障しないので安心です。また、画面がフラットな形状のため、水滴がついても簡単に拭くことができて非常に便利です。
4種類のケースを用意
オプションで豊富なケースも用意されています。スタイラスペンをホルダーに収納できる「ノートブックスリープカバー」、自立可能でハンズフリーで読書を楽しめる「スリープカバー」、
オートスリープ機能付きで画面をしっかり保護できる「ベーシックスリープカバー」、傷・汚れから保護できるシンプル「クリアケース」の4種類があります。
ケースの価格は「ノートブックスリープカバー」、「スリープカバー」が4,980円で、「ベーシックスリープカバー」、「クリアケース」が3,880円で販売されています。「Koboスタイラス2」は9,180円になります。
公式サイト: Kobo Libra Colour:楽天Kobo電子書籍ストア
それでは次にスペックをざっと見ていきましょう。プロセッサが「デュアル 2.0 GHz」で高速化しているようです。
「Kobo Libra Colour」のスペック
- ディスプレイ 7.0 インチ、解像度1680 x 1264 ドットのE Ink Kaleido 3 タッチスクリーン
※カラー表示: 150 ppi / 白黒表示: 300 ppi - フロントライト ComfortLight PRO (ナチュラルライト機能、明るさ調整、ブルーライトを軽減)
- ページめくり 画面のタップ / スワイプ操作、ページめくりボタン付き
- プロセッサ デュアル 2.0 GHz
- RAM(メモリ)不明
- ストレージ 約32GB (テキストベースの本:約 27,000 点分 / コミック:約 540 点分)
- バッテリー 2050 mAh
- 駆動時間 数週間 (1日 30 分間読書した場合、最大 40 日間)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz,WEP/WPA/WPA2)、Bluetooth
- インターフェース USB Type-C、ボタン
- スタイラスペン Koboスタイラス2 (別売・バッテリー内蔵・消しゴム機能・ペンで10色、マーカーで4色に対応)
- 機能 ノート機能
- 防水 IPX8 規格準拠 (水深 2 m / 最大 60 分耐久)
- OS Koboの独自OS
- サイズ 161.0 x 144.6 x 6.2 – 8.3 mm
- 重量 199.5 g
- カラー ホワイト、ブラック
- アクセサリー ベーシックスリープカバー、クリアケース、スリープカバー、ノートブックスリープカバー(※購入時に選択)
- 対応ファイルフォーマット EPUB / EPUB3 / PDF / JPEG / GIF / PNG / BMP / TIFF / TXT / HTML / RTF / CBZ / CBR / MOBI / FlePub
※インポートのみサポート - フォント iType: 13 種類のフォントと 50 種類以上のフォント スタイル
「Kobo Libra Colour」のデメリット
購入する前に「Kobo Libra Colour」のデメリットもチェックしておきましょう。特に他の類似モデルとの違いをおさえておくことが重要です。
「Kobo Sage」よりも1インチ小さくなる
2021年10月に発売された楽天「Kobo Sage」は8インチの電子ペーパーディスプレイを搭載していました。
一方、「Kobo Libra Colour」は7インチで「Kobo Sage」よりも1インチ小さくなります。
Kobo Sageと同時期に発売された前モデル「Kobo Libra 2」も7インチでしたが、「Kobo Sage」と比べると、画面がやや小さくなる分、どうしても窮屈に感じてしまいます。
同じカラー対応の「BOOX Tab Mini C」や「Bigme S6 Color」は7.8インチで、8インチに近いサイズなので、窮屈さを感じることなく使えます。
Androidアプリが使えない
「Kobo Libra Colour」はKoboの独自OSを搭載しているため、Android OSのアプリが使えません。
一方、「BOOX Tab Mini C」はGoogle Playストアに対応し、手書き対応のメモアプリ「OneNote」など、Android の豊富なアプリを自由にインストールできます。
もちろん、KindleやKoboなどの電子書籍アプリもインストールできます。
「Kobo Libra Colour」はKoboが用意したノート機能に限られるため、メモアプリを自由に追加することができません。
また、Androidアプリが使えないため、スマホのノートアプリに保存した手書きデータを直接 開いて参照することができません(AmazonのKindle Scribeのノート機能では可能)。
手書きのデータはあくまでKoboの電子書籍リーダー上で保存したもののみで、他のAndroidアプリで保存したデータは活用できないので注意が必要です。
「Kobo Libra Colour」のメリット まとめ
それでは次に「Kobo Libra Colour」のメリットを確認してみましょう。※冒頭で説明したメリットは省略しています。
フロントライトで暗いシーンでも読書できる
暗いシーンではフロントライト「ComfortLight PRO」で明るく表示できます。また、周囲の環境に合わせて、明るい白色からオレンジ色の電球色まで明るさを調整できるようになっています。
省電力で長時間 動作する
バッテリー容量は2050 mAhで、1日 30分間 読書した場合、最大 40日間 駆動できます。一度の充電で長時間 動作するため、頻繁に充電する手間がかかりません。なお、電子ペーパーディスプレイを搭載しているため、非常に省電力で動作します。通常のタブレットと違い、バッテリーにかかる負荷も少なくなり、劣化も最小限に抑えることができます。
大容量ストレージで本を大量に保存・クラウド保存も可
32GBのストレージを搭載しているため、最大 24,000 冊の電子書籍や 150 冊の Kobo オーディオブックを本体に保存できます。また、クラウドストレージの Google Drive や Dropbox に電子書籍やドキュメントを保存したり、Pocket を使ってオンライン記事を保存し、オフラインで読んだりすることもできます。
<冒頭で説明したメリット>
・Kaleido 3で色鮮やかに表示できる
・300 ppiの高精細なモノクロ表示に対応
・ページめくりボタンが使える
・スタイラスペンで手書き入力できる
・ノート機能が使える
・防水対応でお風呂でも使える
・4種類のケースを用意している
「Kobo Libra Colour」の価格・販売先
それでは最後に価格を見ていきましょう。
ECサイト
楽天市場で34,800円(本体のみ)、
ヤフーショッピングで34,800円(本体のみ)、
米国 Amazon.comで$219.99
で販売されています。
楽天市場で「Kobo Libra Colour」をチェックする
ヤフーショッピングで「Kobo」をチェックする
Amazonで「Kobo」をチェックする
米国 Amazon.comで「Kobo Libra Colour」をチェックする
おすすめの類似モデルを紹介
「Kobo Libra Colour」と似た性能を持つ電子書籍リーダーも販売されています。
「BOOX Go Color 7」
Onyxから発売されたAndroid 12搭載のカラー対応 7型 E inkタブレットです(2024年6月6日発売)。2.4GHzオクタコア プロセッサ、4GB LPDDR4X メモリ、Kaleido 3 (Carta 1200)液晶、64GB UFS2.2 ストレージ、2300 mAhバッテリー、microSDカードスロット搭載で、
ページめくりボタン、ストレージ拡張、スピーカー、マイク、BOOX スーパーリフレッシュテクノロジー、Gセンサー(自動回転)、撥水設計(水をはじく加工)、2色フロントライト、磁気ケース「Go Color 7 マグネットケース」(別売)、サードパーティ製アプリの追加、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで49,800円、楽天市場で49,800円、ヤフーショッピングで49,800円、です。
関連記事:「BOOX Go Color 7」はKoboよりも高評価か? 性能を解説
「BOOX Tab Mini C」
ONYX「BOOX Nova Air C」の後継モデルとなるカラー対応の7.8型 E inkタブレットです。進化したカラー電子ペーパーディスプレイに加え、プロセッサやストレージ、バッテリーなどのスペックも強化されています。
価格は、Amazonで69,800円(税込)、楽天市場で69,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,800円(送料無料)、SKT公式ショップで69,800円、BOOX公式ストアで$$399.99 (日本円で約61262円)、米国 Amazon.comで$399.99 です。
関連記事: 「BOOX Tab Mini C」カラーでも高速? 人気のミニ E inkタブレットと徹底 比較!
「Meebook M6C」
Boyue Meebookから発売された6.0インチの E inkタブレットです(2024年6月 発売)。
Android 11、RockChip RK3566、3GBメモリ、白黒:300ppi、カラー150ppiのE Ink Kaleido 3 タッチスクリーン、32GBストレージ、2200 mAhバッテリーを搭載しています。
また、最大1TBまでストレージ拡張、2色フロントライト(24段階・暖色と寒色)、Google Playストア(電子書籍アプリおよびサードパーティ製アプリの追加)辞書(翻訳)、読書モード(ダーク色)、ZReaderアプリ、オリジナルレザーケース(付属)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、AliExpressで26,744円 です。
関連記事:カラーでも安い「Meebook M6C」とBOOX、Koboを比較
「Bigme S6 Color」
中国のeBookメーカーBigmeから発売されたカラー対応の7.8型 Einkタブレットです。8GBメモリ搭載で、microSDでのストレージの拡張、4G通信、背面8MPカメラ、前面5MPカメラに対応するなど豪華な仕様になっています。
価格は、Amazonで65,999円(税込・Lite版は55,999円で4499円 OFFクーポン付き)、楽天市場で63,546円(送料無料)、Bigme公式ストアで64,096円 (Bigme S6 カラー)、米国 Amazon.comで$419.00 (日本円で約64174円) です。
関連記事:「Bigme S6 Color」超ハイエンド級? 高性能な7型E inkタブレットと徹底 比較!
第12世代「Kindle Paperwhite」
Amazonから発売された7インチの電子書籍リーダーです。
解像度300ppiのE-inkスクリーン、16GBストレージ、一度のフル充電で最大12週間利用できるバッテリー、LED 17個を使った色調調節ライト(カスタマイズ可)を搭載しています。
また、高速なページめくり、IPX8等級の防水(お風呂 対応)、反射を抑えるコーティング、クラウドストレージへの保存、ブックカバー表示機能、16階調グレースケール、フォント最適化技術、USB Type-C、Wi-Fi通信、Amazon Kindleストアに対応しています。
価格は、Amazonで27,980円(税込・シグニチャーエディションは32,980円)、です。
関連記事:第12世代「Kindle Paperwhite」と新型Kindleを比較
他のKobo電子書籍リーダーと比較
他にもKobo電子書籍リーダーが販売されています。カラーモデルはまだ少ないので、ほとんどがモノクロ液晶です。カラーでなくてもいい人はぜひ比較してみてください。
その他のおすすめE ink タブレットは?
その他のおすすめE ink タブレットは以下のページにまとめてあります。E-inkタブレットはAndroid搭載です。AmazonのKindleも最新モデルが入荷しています。ぜひ比較してみてください。
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