新しくリニューアルされた「GPD Pocket 3 W11(7505)」。8インチのミニサイズながらも「使いやすい」と評判の人気シリーズです。しかし、その一方で「普通のノートPCの方がいいのでは?」との口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は以下の8つの観点で検証し、一般的なノートPCよりも便利に使えるかを明らかにします。
- プロセッサ(CPU)
- メモリ
- ストレージ
- ディスプレイ・筆圧ペン
- 接続端子・映像出力
- スピーカー
- 通信
- デザイン(サイズ・重量)
また、前モデル「GPD Pocket 3 (2022)」の違いや共通したメリットも紹介!購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「GPD Pocket 3 W11(7505)」が発売!
2024年7月下旬、日本でGPDの新製品「GPD Pocket 3 W11(7505)」が発売されます。
両手で持っても操作しやすい8インチのUMPCです。
GPDからは2022年1月に「GPD Pocket 3 (2022)」が発売されています。
このUMPCは「小さくても使いやすい」、「意外と高速に動く」と評判でした。
新モデルはその性能を強化つつ、さらに使いやすく進化しているようです。
もちろん、内蔵のSSDを交換・増設することもできますよ(※メモリ増設は不可)。
それでは早速どんなUMPCなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
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公式ページ:GPD Pocket 3 W11(7505) | 株式会社リンクスインターナショナル
メリット1:Intel Pentium Gold 7505 の性能とベンチマーク
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は第11世代のIntel Pentium Gold 7505 プロセッサを搭載し、最大3.5GHzの高速処理を実現。
前世代と比べてシングルコア性能が向上し、WebブラウジングやOfficeソフトの利用など、日常的な作業を快適に行えます。
PassmarkのCPUベンチマークは約5200を超えています。
また、Cinebench R23のマルチコアでは約3000以上のスコアを記録しています。
<CPUのベンチマーク結果 一覧>
- PassmarkのCPUベンチマーク マルチで「5202」、シングルで「2262」
- Geekbench 6のシングルコア「1347」、マルチコア「2595」
- Cinebench R23 シングルコア約「1200」、マルチコア約「3000」
- Cinebench 2024 シングルコア「63」、マルチコア「142」
Pentium Gold 7505 性能を比較
他のCPUを搭載するUMPC 9機種と比較すると、Intel Pentium Gold 7505 は5番目に高いスコアを記録していました。
性能的にはIntel N100と同等の性能を発揮します。
また、Pentium Silver N6000 (GPD Pocket 3 2022モデル)よりも高い性能を発揮します。
<CPUランキング>
※PassmarkのCPUベンチマークで比較したものです。
- AMD Ryzen 7 8840U (One-Netbook X1 Mini)・・・Passmark:23912
- Intel Core i7-1250U (OneMix5)・・・Passmark:11867
- Core i7-1195G7 (GPD Pocket 3 2022モデル)・・・Passmark:10798
- Core i3-1210U (OneMix4S)・・・Passmark:10513
- ★ Intel Pentium Gold 7505 (GPD Pocket 3 W11)・・・Passmark:5202
- Intel N100 (TENKU MOBILE S10/MiniBook X N100)・・・Passmark:5515
- Pentium Silver N6000 (GPD Pocket 3 2022モデル)・・・Passmark:3055
- Intel Core m3-8100Y (One Netbook A1)・・・Passmark:2869
- Celeron N4120 (FFF-PCM2B/GPD MicroPC 2021)・・・Passmark:2448
前モデルと比較
一方、前モデル「GPD Pocket 3 (2022)」はPro版でIntel Pentium Silver N6000 を、Ultimate版でIntel Core i7-1195G7 プロセッサを搭載していました。
グラフィック性能
内蔵のGPUはIntel UHD Graphics for 11th Gen 1.25 GHzで、
GPU性能も大幅に向上しており、軽めの画像編集や動画視聴もスムーズにこなせます。
3DMarkのFire Strike グラフィックスコアは約1000を超えています。また、Time Spy グラフィックスコアは360を記録しています。
<GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで約「1000」
- Time Spy グラフィックスコアで約「360」
- 3DMark Night Raidで約「4500」
- 3DMark Wild Life 約「2700」
ゲーム性能
ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク
では、FHD解像度で高品質(デスクトップPC)設定で約「4000」(普通)前後を記録していました。
負荷の高いPCゲームでは不向きですが、画質を落とすと、プレイできるゲームが増えます。
例えば、人気ゲームの「原神」はグラフィック設定「低」、30 FPS で快適にプレイできます。
戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは20 FPS 前後まで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは50 FPS 以上を記録することもあります。
その他の各 ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。
<各ゲームタイトルのFPS>
- 原神(Genshin Impact)・・・30FPS
- フォートナイト (Fortnite)・・・45 FPS
- DOTA 2・・・40FPS
- GRID: Autosport・・・60FPS
- GTA V・・・44 FPS
- マインクラフト・・・30 FPS
- Resident Evill 5・・・80 FPS
- スカイリム・・・30 FPS
- CS GO・・・60FPS
- Forza Horizon 4・・・30FPS
- ファイナルファンタージーⅢ ピクセルリマスター・・・63 FPS
- ストリートファイター 30th Anniversary Collection・・・60 FPS
- 怒首領蜂(どどんぱち)大復活・・・60 FPS
- タクティクスオウガ リボーン・・・58 FPS
発熱量は?
「GPD Pocket 3 W11(7505)」のTDP 15Wと低消費電力なCPUなので、普段使いでは発熱はそれほど気になりません。Web browsing、動画視聴、Officeソフトの利用程度であれば、ファンも静かで快適に動作します。
ただし、高負荷な作業、例えば、高画質ゲームや動画編集などを行うと、CPUに負荷がかかり、発熱量も増加します。ファンが高速回転し、本体が熱くなることが予想されます。
コンパクトな筐体のため、熱がこもりやすいという点は否めません。特に夏場など、周囲の温度が高い環境では、より発熱を感じやすくなります。
冷却システムは?
「GPD Pocket 3 W11(7505)」はアクティブクーリングを採用しており、ファンで内部の熱を排出する仕組みになっています。しかし、冷却性能は決して高くありません。筐体のサイズ的に、高性能な冷却システムを搭載することが難しいからです。
メリット2:Ultimate版と同じ16GB LPDDR4x-3733 メモリを搭載
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は16GB LPDDR4x-3733 メモリを搭載し、スムーズに動作します。
メモリの増設は基本的にできません。
不可能ではありませんが、分解して、いくつかの回路を変更するなど専門的な知識が必要で、素人には不可能です。
一方、前モデル「GPD Pocket 3 (2022)」はUltimate版で16GB LPDDR4x-3733 メモリを、Pro版で8GB LPDDR4x-2933 メモリを搭載していました。
新モデルは前モデル「GPD Pocket 3 (2022)のUltimate版と同じ規格、容量のメモリを搭載しています。
メリット3:NVMe1.3とPCIe3.0対応の512 GB M.2 2280 ストレージを搭載
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」はNVMe1.3とPCIe3.0対応の512 GB M.2 2280 ストレージを搭載しています。
一方、前モデル「GPD Pocket 3 (2022)」は、
Ultimate版でNVMe1.3/1.4とPCIe3.0/4.0 x4対応の1TB M.2 2280 ストレージを、
Pro版でPCIe3.0対応の512 GB M.2 2280 ストレージを搭載していました。
新モデルは前モデル「GPD Pocket 3 (2022)」のPro版よりも高速なNVMe1.3規格に対応しています。
ただし、Ultimate版のようにNVMe1.4やPCIe 4.0には対応しておらず、転送速度で差があります。
<PCIe 3.0とPCIe 4.0の違い>
- PCIe 4.0 x4は実効速度が約8,000MB/s
- PCIe 3.0 x4は実効速度が約4,000MB/s
メリット4:フルHDのH-IPS ディスプレイ・10点マルチタッチ対応
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は前モデルと同じく8インチで解像度 1920 x 1200ドットの H-IPS ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイは10点マルチタッチ対応で、180度開閉させることもできます。
また、アスペクト比16:10、輝度500nitの明るく色鮮やかな映像を映し出すことができます。
そのほか、ちらつきを抑えるDC調光に対応。液晶の表面は頑丈なCorning Gorilla Glass 5 で保護されています。
筆圧感知4096段階のスタイラスペン
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は前モデルと同じく筆圧感知4096段階のスタイラスペン(付属)で手書き入力できるようになっています。
具体的にはペンを使ってPDFファイルに注釈を加えたり、すばやくメモを書き込んだり、お絵かきしたりできます。
なお、このペンはSurfaceペン(Microsoft MPP 2.0プロトコルを使用)と互換性があり、市販のMPP 2.0対応ペンを使って手書き入力することもできます。
メリット5:Thunderbolt 4 ポートとUSB 3.2 Gen2 ポートを搭載
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は前モデル「GPD Pocket 3 (2022)」と同じく豊富な接続端子を備えています。
具体的にはThunderbolt 4 ポートを搭載し、一本のケーブルで
最大速度40Gbpsの転送、4K映像出力、45W PD充電が利用できます。
また、2つのUSB 3.2 Gen2 Type-Aポートを搭載し、20Gbps の転送が可能になっています。
4K 2画面の映像出力に対応
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は前モデルと同様に1つのHDMI 2.0bポートと1つのThunderbolt 4 ポートを搭載し、
2つのモニターに4K画質で同時に映像出力できます。外部モニターを2台つなげてゲームをすることもできます。
メリット6:2つのAACリニアステレオスピーカーで音がいい
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は本体にデュアルスピーカーを搭載しています。
このスピーカーはドイツ製の最高級AACリニアステレオスピーカーで高音質なサウンドを再生できます。
具体手的には、低音素材を使用したサウンドキャビティ設計と振動板の負荷バランスと二重の振幅強調を可能にするダブルコイルドライブで、
これまでにないほど大音量でクリアなサウンドになっています。
メリット7:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、2.5G 有線LANに対応
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は前モデルと同様にWi-Fi 6Eに対応しています。
この規格はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用でき、より安定した高速通信を利用できます。
また、Bluetooth 5.2対応でワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。
そのほか、2.5Gbpsに対応したギガビット有線LAN通信も利用できるようになっています。
メリット8:軽くて丈夫なアルミボディ・両手に持ちながらでも操作しやすい
新モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は前モデルと同様に軽くて丈夫なオールアルミニウム(6061)製を採用したユニボディデザインを採用しています。
このボディは面取りやバリをなくす超微細CNC加工や、ガラスのような滑らかな表面と繊細な質感を実現するサンドポリッシュ加工など、
36段階の加工処理が施され、美しい外観になっています。
また、両手に持ながらでも操作しやすいように設計されています。
具体的には左上に3つのマウスボタン、右上にタッチパッドを配置し、両手でデバイスを持ちながら親指で操作できるように最適化されています。
そのほか、落下防止のストラップも付けられるようになっています。
サイズ・重量
前モデル「GPD Pocket 3 (2022)」は前モデルと同じくサイズ 約198 x 137 x 20 mm、重量 725 gになっています。
カラーはガンカラーのみです。
「GPD Pocket 3 W11(7505)」のデメリット
「GPD Pocket 3 W11(7505)」は優れたUMPCですが、残念ながらデメリットがあります。購入前に必ず確認しておきましょう。
デメリット1:リフレッシュレート 144 Hzに対応していない
「GPD Pocket 3 W11(7505)」はリフレッシュレート 144 Hzに対応していません。
一方、「One-Netbook X1 Mini」はリフレッシュレート 144 Hzに対応し、残像の少ない滑らかな映像を映し出せるようになっています。
デメリット2:負荷の高いPCゲームはプレイできない
「GPD Pocket 3 W11(7505)」はエルデンリング(ELDEN RING)のような負荷の高いPCゲームをプレイできません。
一方、「One-Netbook X1 Mini」はエルデンリングやCyberpunk 2077など負荷の高いPCゲームをサクサクとプレイできます。
デメリット3:OCuLink ポートがない
「GPD Pocket 3 W11(7505)」はOCuLink ポートを搭載していません。
一方、「One-Netbook X1 Mini」はONEX GPUやGPD G1などの外付けGPUと接続し、そのグラフィック性能をフルに引き出すことができます。
デメリット4:キーボードがやや小さくタイピングしづらい
「GPD Pocket 3 W11(7505)」はコンパクトな筐体のため、キーボードが小さく、タイピングしづらいと感じる場合があります。特に、手が大きい人や長文入力が多い人には不向きです。
デメリット5:負荷のかかる作業で発熱量が増加する
「GPD Pocket 3 W11(7505)」は高性能なCPUを搭載しているため、負荷の高い作業を行うと発熱が大きくなります。夏場など、周囲の温度が高い環境では、パフォーマンスが低下する可能性もあります。
「GPD Pocket 3 W11(7505)」のスペック
- 型番:GPD Pocket 3 W11(7505)
- ディスプレイ 8.0インチ、解像度1920 x 1200ドットのH-IPS
※16:10/FHD/284ppi/輝度500nit/DC調光/10点マルチタッチ/Corning Gorilla Glass 5/180°スイーベル対応/フォルダブルデザイン - プロセッサ Intel Pentium Gold 7505
※10nm/2コア/4スレッド/最大3.50 GHz/TDP 15W - GPU Intel UHD Graphics for 11th Gen 1.25 GHz
- RAM(メモリ) 16GB LPDDR4x-3733
- ストレージ 512 GB M.2 2280 NVMe1.3 PCIe3.0
- バッテリー 38.5Wh, 7.7V==5000mAh x2 Series
- 駆動時間 最大約15時間
- 充電 45W PD急速充電
- カメラ 約200万画素、ディスプレイ左上に搭載、1600 x 1200
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 10 / 100 / 1000 / 2500 Mbps
- インターフェース Thunderbolt 4 x1、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、HDMI 2.0b x1、有線LANポート x1、ヘッドセット・マイク端子 x1
- 拡張モジュール USB 3.2 Gen1 Type-A(標準搭載) x1、RS-232C(別売オプション) x1、KVMモジュール(HDMI入力+USB入力) x1(別売オプション)
※いずれか1つの排他利用 - センサー ホールセンサー
- スピーカー デュアルスピーカー
- オーディオ サウンドチップ内蔵
- マイク 内蔵
- スタイラスペン 筆圧4096段階アクティブペン対応(別売)、Surface Pen互換
- キーボード QWERTY物理キーボード、バックライト内蔵、キーピッチ16mm
- タッチパッド 三本指アクション
- マウス 左クリック、右クリック、中央ボタン搭載
- 冷却方式 ファンシンク
- 筐体の素材 アルミ合金
- 生体認証 指紋認証(1秒でロック解除)
- OS Windows 11 Home (64bit)
- サイズ 約198 x 137 x 20 mm
- 重量 725 g
- カラー ガンカラー
- 付属品 ACアダプタ x1、充電用USB Type-Cケーブル x1、ストラップ x1、説明書 x1
おすすめの対応ソフト・アプリ・AIサービス
Intel Pentium Gold 7505 プロセッサは、Adobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、に対応しています。
また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」、サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。
そのほか、3Dのグラフィック制作として、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。
生成AIサービス
生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。※ネット接続は必須です。
「GPD Pocket 3」で4G LET通信ができるか?
「GPD Pocket 3 W11(7505)」のシリアルポート拡張モジュールを利用することで、4G LET通信が利用できるようになります。
具体的には、P3 LTE という専用のモジュールを本体に取りつける必要があります。
詳細なこちらのGithubで公開されています。
zhujunsan/p3-lte: GPD Pocket 3 用 LTE モジュール https://github.com/zhujunsan/p3-lte
このモジュールにはQuectel EC20-CN 4Gチップとnano SIMリーダーが搭載されており、CAT4で下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsで高速通信できます。
ただし、このモジュールをどこで購入できるのかが不明です。
Amazon.co.jpでも「GPD Pocket 3」のモジュールが販売されていますが、P3 LTE という専用のモジュールは見たことがありません。
「GPD Pocket 3 W11(7505)」の評価
6つの基準で「GPD Pocket 3 W11(7505)」を5段階で評価すると以下のようになります。
- スペック:★★★★
- デザイン:★★★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
2022年1月に発売された「GPD Pocket 3 (2022)」の後継モデルになります。
前モデルはIntel Pentium Silver N6000 搭載のPro版、
Intel Core i7-1195G7 搭載のUltimate版の2種類がありましたが、
新モデルは第11世代のIntel Pentium Gold 7505 搭載モデルのみが用意されています。
気になるPentium Gold 7505 プロセッサの性能は、ちょうど第12世代のIntel N100 に似ています。
負荷の高い作業には向きませんが、
Adobeのフォトショップやイラストレーター、ライトルーム(Lightroom)が利用でき、
原神など一部のPCゲームも動作します。
また、「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」や「PowerDirector」などの動画編集ソフトも利用できるので、
仕事や趣味など幅広い用途で使用できそうです。
また、一般的なノートPCと違い、両手での操作に最適化されていることも大きなメリットです。
具体的には3つのマウスボタンやタッチパッドが両手で操作しやすいように配置されています。
液晶ディスプレイが10点マルチタッチ対応で、180度開閉にも対応しているため、操作性はかなり良いといえるでしょう。
その他にもThunderbolt 4 ポートや2つのAACリニアステレオスピーカーなど、
ハイスペックなノートPCにも引けを取らないメリットがあります。
重量が725 gと軽く持ち運びに適しており、360度回転でタブレットスタイルでも使えることから、一般的なノートPC以上に便利に使えそうです。
ただし、価格は少し高めになります。
Intel N100 プロセッサを搭載した5万円前後の10型 UMPCもあるので、よく比較してから購入した方がいいでしょう。
両手でもちながらでも操作しやすい8インチのUMPCを探している人におすすめです。
「GPD Pocket 3 W11(7505)」の価格・販売先
リンクスダイレクト
93,000 (税込)円で販売されています。
リンクスダイレクトで「GPD Pocket 3 W11(7505)」をチェックする
ECサイト
Amazonで93,000円、
楽天市場で93,853円(送料無料)、
ヤフーショッピングで93,853円、
AliExpressで90,869円
で販売されています。
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AliExpressで「GPD Pocket 3」をチェックする
米国 Amazon.comで「GPD Pocket 3 W11」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「GPD Pocket 3 W11(7505)」に似た性能をもつUMPCも販売されています。
「GPD Pocket 4」
GPDから発売された8インチのUMPCです(2024年12月6日 発売)。
AMD Ryzen AI 9 HX 370 / Ryzen AI 9 365 / Ryzen 7 8840U、16GB/32GB/64GB LPDDR5x メモリ、解像度2560 x 1600ドットのLCD液晶、1TB/2TB M.2 NVMe 2280 SSD ストレージ、45Wh リチウムポリマーバッテリー、5MPのWebカメラを搭載しています。
また、100W PD急速充電、リフレッシュレート 144Hz、最大 2TBのストレージ拡張、2つのハイパーリニアスピーカー、デュアルマイク、360度回転、180度開閉、HDMI映像出力、別売の拡張モジュール(4G LTE/SIMフリー、KVM、EIA-RS232)、筆圧4096段階アクティブペン対応(別売)、冷却システム、指紋認証、
USB4 Type-C (40Gbps/PD充電/DP映像出力) x1、USB 3.2 Gen2 Type-C (10Gbps/PD充電/DP映像出力)x1、USB 3.2 Gen2 Type-A (10Gbps)x1、USB 2.0 Type-A HighSpeed (480Mbps)x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、有線LAN通信に対応しています。
価格は、Amazonで143,700円~(税込)、です。
関連記事:AI時代のUMPC!GPD Pocket 4の性能と魅力を徹底レビュー!
「One-Netbook X1 Mini」
One-Netbook Technologyから発売された8.8型のUMPCです。AMD Ryzen 7 8840U、LPTS液晶、65.02 Whバッテリ、OCuLink ポートを備えるほか、Harman AudioEFX、リフレッシュレート 144 Hz、100WのPD急速充電、6軸ジャイロセンサー、冷却システム、Wi-Fi 6Eに対応しています。
価格は、Amazonで168,800円(税込)、楽天市場で175,400円(税込)、One-Netbookストアで139,800円~です。
関連記事:8.8型「One-Netbook X1 Mini」のメリット・デメリット
「TENKU MOBILE S10」
天空から発売された10.51インチのUMPCです。インテル N100、フルHD液晶、1TB SSDストレージ、28.88 Wh バッテリ、2MPフロントカメラ搭載で、ステレオスピーカー、冷却システム、360度回転、10点マルチタッチ、フルサイズ日本語キーボード、Wi-Fi 6に対応しています。
価格は、Amazonで86,000円(税込)、楽天市場で86,000円(税込)、ヤフーショッピングで86,000円、GPDダイレクトで88,000円(税込)です。
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「MiniBook X N100」
CHUWIから発売された10.51型のUMPCです。Intel N100、フルHD+液晶、512GB SSDストレージ、26.6Whバッテリー、45W PD2.0急速充電、M.2のストレージ拡張スロット、フルサイズキーボード、冷却システム、Wi-Fi 5に対応しています。
価格は、Amazonで58,900円(税込・6000円OFF)、楽天市場で51,900円(送料無料・ポイント2倍あり)、ヤフーショッピングで52,900円、CHUWI公式ストアで52,900円(税込)、AliExpressで54,383円、米国 Amazon.comで$349.00 ($20 OFFクーポン付き)です。
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