日本向けに発売されたZTE「nubia Ivy」のコスパは優秀なのか? 他のSIMフリー5Gスマホと比較しながら、その性能を探っていきます。
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ZTE「nubia Ivy」が発売開始!
2024年3月31日、ZTE傘下の Nubia Technology(ヌビアテクノロジー)からSIMフリーの5Gスマホ「nubia Ivy」が発売されました。
6.6インチの大画面で、パワフルなDimensity 700プロセッサや50MPのトリプル カメラが使える注目の製品です。初心者でも操作しやすいUI「シンプルホーム」やおサイフケータイ、IP67防水防塵にも対応しています。
5G対応でSIMフリー・しかも3万円台で性能も高い
ZTE「nubia Ivy」の大きな魅力はその価格です。5G対応のSIMフリースマホは数多く販売されていますが、それなりに性能が高いスマホを買おうとすると、その価格の高さに驚いてしまうことが多々あります。しかし、「nubia Ivy」の価格はちょうど3万円ほど。手を出しやすい価格帯で、しかも同価格帯のスマートフォンと比べても性能は高めです。また、SIMフリーに対応しているため、ドコモや au、ソフトバンク、楽天モバイル回線など、好きな格安SIMを利用し、スマホの利用コストを下げることもできます。
Dimensity 700 プロセッサの性能はあなどれない
サクサクと動くスマホはストレスを感じることなく快適に使えます。ZTE「nubia Ivy」もMediaTek Dimensity 700 プロセッサを搭載しているため、動作は非常に高速で、遅いと感じるシーンはほぼありません。動画視聴やネットでの調べもの、ビデオ通話などに加えて、「原神」などのゲームなどもサクサクとこなせます。
なお、Antutu V10 総合のベンチマークは約36万で、Qualcomm Snapdragon 480 5G プロセッサ(Antutu 総合 約30万)よりも高いパフォーマンスを発揮します。3万円台でも全く妥協しない、高い性能を持っているといえます。
50MPのトリプルカメラはかなり優秀
3万円台でありながらも50MPのトリプルカメラが使える点も大きな魅力です。通常のカメラと違い、5000万画素の超高解像度で撮影できるため、一部分を切り取っても劣化せず、クリアな画質を保持できます。
また、2MPの深度カメラがついているため、背景をぼかした美しい写真を撮るのも簡単。2MPのマクロカメラもついているので、花や昆虫などに近寄って迫力ある写真を撮ることもできます。
もちろん、夜でもキレイに撮れる機能付きです。前面の8MPカメラで美しいポートレート写真を撮ったり、通常の動画速度よりも遅い速度で撮影する「スローモーション撮影」も利用できます。
操作が簡単・おサイフケータイ、防水に対応
ZTE「nubia Ivy」なら操作に戸惑うこともありません。大きな文字やアイコンを利用した シンプルホーム を採用し、文字を見やすく、タップしやすく表示することが可能。よく使用する電話番号をホーム画面のショートカットに設定したり、詐欺・迷惑電話対策機能を利用したりすることもできます。
そのほかにもお買い物に便利な おサイフケータイ(Felica)に対応し、Suica(スイカ)、WAON(ワオン)LINE Payなども利用できます。IP67防水防塵にも対応しているので、うっかり水に濡らしてしまっても故障の心配はいりません。
公式ページ:nubia Ivy
ZTE「nubia Ivy」のAntutu ベンチマーク
7nmプロセスで製造された8コア、最大2.2GHz 駆動のMediaTek Dimensity 700 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約36万前後を記録しています。
例:Antutu V 10 総合で「356574」、CPUで「120184」、GPUで「60631」、MEMで「77183」、UXで「98576」。
他のスマートフォンと比較すると、「OPPO A79 5G」に近い性能を持っていることが分ります。
OPPO A79 5G(Dimensity 6020)・・・360,000
moto g53j 5G (Snapdragon 480 5G)・・・300,000
POCO M6 Pro(Helio G99-Ultra)・・・450,000
ゲーミング性能は?
人気ゲーム「原神」は画質「中~低」でプレイできます。また、「マインクラフト」、「PUBG」(画質はHD)、「ウマ娘」などのゲームもプレイできます。
ZTE「nubia Ivy」のスペック
- ディスプレイ 約6.6インチ、解像度 2408 x 1080 ドット
※フルHD+ - プロセッサ MediaTek Dimensity 700(オクタコア)2.2GHz + 2.0GHz
※7nm/64bit/8コア/最大2.2GHz - GPU Mali-G57 MC2
- RAM(メモリ) 6GB
- ストレージ 128GB
- 外部ストレージ microSDXCカードで最大1TBまで
- バッテリー 4420 mAh
- 駆動時間 連続通話時間「FDDーLTE」約2,250分、連続待受時間 LTE FDD:477時間/LTE TDD:563時間
- 充電 22.5W急速充電、Type-C、時間:約100分
- 背面カメラ 50MP + 2MP + 2MP
- 前面カメラ 8MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.1
- インターフェース USB Type-C (OTG)
- NFC/おサイフケータイ 対応
- 防水防塵 IP67 (IPX5,IPX7 / IP6X)
- 機能 詐欺・迷惑電話対策機能、シンプルホーム、ショートカットに電話番号を追加
- 生体認証 サイド指紋認証、顔認証
- OS Android 13(Android T)
- サイズ 約76 x 166 x 8.6 mm
- 重量 約 194 g
- カラー ブラック
- 付属品 SIM取出し用ピン x1、安全ガイド x1、クイックガイド x1、保証書 x1
- 5G通信 対応
- SIMカード nanoSIM / eSIM
ZTE「nubia Ivy」の対応バンド
対応バンドは以下のようになっています。
5G: n3/28/77
4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/41/42
3G:B1/2/4/8/19
GSM:900/1800/1900
SIMフリーなので、ドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイル回線などの格安SIMに対応しています。SIMカードはnanoSIM 、eSIM の両方に対応しています。
自分のSIMがスマホに対応しているかどうかは、こちらのページで確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
ZTE「nubia Ivy」のメリット まとめ
ここではZTE「nubia Ivy」のメリットをまとめて紹介します。※冒頭で説明したものは省略しています。
6.6インチの大画面が見やすい
約6.6インチで解像度 2408 x 1080 ドットのディスプレイを搭載し、大きく分かりやすいUI「シンプルホーム」やショートカット設定(よく利用する電話番号)を利用できます。大画面なので電子書籍なども見やすく表示できます。また、子供や高齢者でも操作に迷うことなく使用できます。
大容量6GBメモリと128GBストレージを搭載
6GBメモリを搭載し、スムーズに動作します。ネットで検索しているときに遅延が生じることはほぼありません。また、128GB ストレージ搭載で、別売のmicroSDXCカードで最大1TBまで拡張できます。大量の写真を保存できる十分な容量を持っています。
長持ちバッテリーで22.5W急速充電に対応
4420 mAhバッテリーを搭載し、通話で約2,250分、スタンバイで563時間 駆動できます。また、Type-Cポートを介して、22.5W急速充電も利用できます。
薄型軽量で使いやすい
サイズ 約76 x 166 x 8.6 mm、重さ約 194 gで、ブラック カラーを用意しています。薄型軽量で片手でも持ちやすいサイズです。ポケットにも入る薄さで使いやすいです。
ただし、他のスマホは画面のサイズが小さいため、ZTE「nubia Ivy」よりも薄型軽量になっています。
OPPO A79 5G・・・サイズ 約166 x 76 x 8 mm、重さ約 193 g
moto g53j 5G・・・サイズ 約162.7mm x 74.66mm x 8.19mm(最薄部)、重さ約183g
POCO M6 Pro・・・厚さ7.98mm (サイズ 161.1 x 74.95 x 7.98 mm)、重さ179g。
「nubia Ivy」の評価
ZTEが日本で再び参入して発売するAndroid 13のSIMフリー 5G スマホです。パワフルなプロセッサを搭載し、日本人に必須ともいえる おサイフケータイ や 防水防塵 に対応しています。
プロセッサは MediaTek Dimensity 700 で、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 36万 前後ほど。「OPPO A79 5G」(Antutu 39万)が搭載するDimensity 6020よりも少し性能が劣りますが、
「moto g53j 5G」(Antutu 32万)が搭載するSnapdragon 480 5Gよりも性能が高く、ふだん使いには十分な性能です。このスコアであれば動画視聴や音楽再生はもちろん、「原神」などのAndroidのゲームも快適にプレイできます。
また、背面に50MP + 2MP + 2MPの3眼カメラを搭載し、マクロ撮影、AIシーン認識(13種類)、夜景撮影なども利用できます。50MP+2MPの2眼カメラを搭載する「OPPO A79 5G」や「moto g53j 5G」もカメラ性能が高いですが、「nubia Ivy」もそれらに匹敵するほどのカメラ性能を持っているといえます。
そのほか、4420 mAh バッテリー搭載で 22.5W急速充電 に対応。おサイフケータイ や IP67防水防塵 に対応するほか、大きくて分かりやすいUI「シンプルホーム」やよく利用する電話番号のショートカット設定、詐欺・迷惑電話対策機能も利用できます。
全体的なスペックは少し高めで、日本で販売済みの「OPPO A79 5G」や「moto g53j 5G」に近い性能を持っているといえます。おサイフケータイやIP67防水防塵に対応しているため非常に使いやすく、50MP 3眼カメラで高画質な写真撮影も存分に楽しめます。また、SIMフリーの5Gモバイル通信に対応しているため、コストパフォーマンスは高い方であるといえます。
ただし、リフレッシュレート 90Hz/120Hzに対応していないというデメリットがあります(「OPPO A79 5G」、「moto g53j 5G」、「POCO M6 Pro」は対応)。高音質なスピーカーも搭載されていないので 少々注意が必要です(「moto g53j 5G」と「POCO M6 Pro」はDolby Atmos対応)。
「nubia Ivy」の発売時の価格は、31,880円(税込)。
SIMフリーの5Gスマホとして非常にお買い得な価格です。高性能でコスパの高いSIMフリーの5Gスマホを探している人におすすめです。
SIMフリー版「nubia Ivy」の販売・購入先
「nubia Ivy」は、Amazonで31,880円(税込・予約・3/31発売)、楽天市場で31,880円(税込)で販売されています。
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格安スマホ版「nubia Ivy」の価格
IIJmioの乗り換え価格で、一括払い税込3,980円、24回払い税込167円で販売されています。※IIJmioのSIM契約は必須です。
nubia nubia Ivy | 格安SIM/格安スマホのIIJmio
類似モデルの紹介
ZTE「nubia Ivy」に性能が近いスマホも販売されています。
「OPPO A79 5G」
オウガ・ジャパンから発売されたSIMフリーの5Gスマホです。画面のサイズは6.7インチ。MediaTek Dimensity 6020 プロセッサ搭載で、おサイフケータイやIP54防水防塵にも対応しています。
価格は、Amazonで27,100円(SIMフリー版)、楽天市場で27,066円(送料無料)、ヤフーショッピングで26,667円(送料無料)です。
関連記事:「OPPO A79 5G」はベストバイになるか? SIMフリー5Gスマホと徹底 比較!
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「moto g53j 5G」
モトローラ・ジャパンから発売されたSIMフリーの5Gスマホです。6.8インチの大画面で、Snapdragon 480 5G プロセッサを搭載。おサイフケータイや防水にも対応しています。
価格は、Amazonで30,360円(税込・SIMフリー)、楽天市場で28,587円(税込・送料無料・SIMフリー)、ヤフーショッピングで29,480円(税込・送料無料)です。
関連記事:「moto g53j 5G」やはり使いやすいか? 3万円台の5Gスマホと徹底 比較!
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「POCO M6 Pro」
シャオミ傘下のPOCOから発売されたSIMフリーの5Gスマホです。6.67インチで、超パワフルなMediaTek Helio G99-Ultra プロセッサを搭載しています。64MPのAIトリプルカメラを備えるなどハイスペックな仕様です。
価格は、AliExpressでUS $182.57 (日本円で約27211円)、米国 Amazon.comで$239.99 (日本円で約35769円)です。
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