Google Pixel 7 /7 Proは買い?Antutuやゲーム性能解説

Google Pixel 7 本体 横向き
2022年10月13日に発売された「Google Pixel 7 / Pxel 7 Pro」は、発売から数年が経った今でも中古市場で根強い人気を誇るスマートフォンです。

この記事では、「Google Pixel 7 / Pxel 7 Pro」を中古で購入して失敗しないために、AnTuTuベンチマークからゲーム性能、スペック、メリット・デメリットまで、徹底的に解説します。

先に結論からお伝えしましょう

Google Pixel 7 / Pxel 7 Proの長所 (Pros):

  • AIを駆使した高性能カメラで誰でも美しい写真が撮れる
  • Tensor G2チップによる快適な動作と独自の便利機能(翻訳、文字起こし等)
  • ハイエンドモデルとして優れたコストパフォーマンス
  • 顔認証と指紋認証の両方に対応し、ロック解除がスムーズ
  • 高級感のあるデザインとIP68の高い防水・防塵性能
  • 長期的なOSアップデート保証で安心して使える

Google Pixel 7 / 7 Proの短所 (Cons):

  • microSDカードでのストレージ拡張ができない
  • 高負荷なゲームでは発熱し、パフォーマンスが低下することがある
  • ドコモの一部の5Gバンド(n79)に非対応
  • 指の状態によって指紋認証の精度が落ちることがある
  • Pixel 7 Proはサイズが大きく、人によっては重く感じる

総合評価:

Google Pixel 7 / Pxel 7 Proは、卓越したAIカメラと便利な独自機能を手頃な価格で体験できる、コストパフォーマンスに非常に優れたスマートフォンです。一部のゲーム性能や拡張性には注意が必要ですが、日常使いでの快適な動作と長期的なアップデート保証により、多くのユーザーにとって満足度の高い選択肢となります。特に手軽に美しい写真を撮りたい方に最適です。

この記事で分かること

  1. Google Pixel 7 / Pxel 7 Proの現在の中古価格相場とおすすめの購入先
  2. AnTuTuベンチマークスコアで見るプロセッサの性能
  3. 「原神」や「フォートナイト」など人気タイトルのゲーム性能
  4. AIを駆使したカメラ性能と実際の写真作例
  5. 詳細なスペック一覧と現行モデルとの違い
  6. 購入前に知るべきメリット・デメリットと実際のユーザーからの評判
  7. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  8. 中古で購入する際の価格相場とおすすめの購入先

この記事を最後まで読むことで、「Google Pixel 7 / Pxel 7 Pro」を今から購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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Google ストア

その手に、かつてないスマート体験を。Google Pixel 7 & 7 Proの真価

Google Pixel 7 本体 縦向き

Google Pixel 7とGoogle Pixel 7 Proは、Googleが独自に開発した技術の粋を集め、洗練されたデザインと融合させたスマートフォンです。日常のあらゆるシーンをよりスマートに、そしてクリエイティブに変える力を秘めています。単なるスペックの向上にとどまらず、ユーザー一人ひとりの体験を豊かにするために設計されたこれらのデバイスは、スマートフォンが提供できる価値の新たな地平を切り拓きます。

洗練されたデザインと日常に溶け込む耐久性

Google Pixel 7 正面 前面の上部

Google Pixel 7シリーズは、美しさと耐久性を高いレベルで両立させています。筐体には100%リサイクル素材のアルミニウムフレームを採用し、環境へ配慮しつつも高級感のある仕上がりを実現しました。Pixel 7は6.3インチディスプレイを搭載し、前モデルより一回りコンパクトで持ちやすいサイズ感が魅力です。

一方、Pixel 7 Proは6.7インチの大画面で、映像コンテンツへの深い没入感を提供します。カラーは、落ち着いた印象の「Obsidian」「Snow」に加え、Pixel 7には爽やかな「Lemongrass」、Pixel 7 Proには知的な「Hazel」というユニークな新色が用意されています。さらに、両モデルともに傷に強いCorning® Gorilla® Glass Victus™と、IP68準拠の高い防塵・防水性能を備えており、キャンプのようなアウトドアシーンから突然の雨まで、様々な環境で安心して使用することが可能です。

Google Tensor G2が拓く、インテリジェントな未来

Pixel 7シリーズのプロセッサには、Googleが自社開発した第2世代プロセッサ「Google Tensor G2」が搭載されています。このチップは、一般的なスマートフォンの処理能力を向上させるだけでなく、AI(人工知能)と機械学習の性能を飛躍的に高めることに特化しています。これにより、リアルタイムでの高精度な音声認識が可能となり、メッセージアプリでの音声入力や、録音した会話を自動で文字起こしする機能が驚くほどスムーズになりました。海外でのコミュニケーションを助けるリアルタイム翻訳機能も、オフラインで利用できるなど、他のスマートフォンでは体験できないスマートな機能が満載です。多くのユーザーが、そのサクサクとした快適なレスポンスを高く評価しています。

誰もがプロ級の一枚を。AIが支える革新的カメラ

Google Pixel 7の背面 上部

Google Pixelシリーズの代名詞とも言えるカメラ機能は、Pixel 7シリーズでさらなる進化を遂げました。Pixel 7は高性能な広角・超広角のデュアルカメラPixel 7 Proはそれに加えて強力な望遠レンズを含むトリプルカメラを搭載しています。

Tensor G2の高度な画像処理能力により、遠くの被写体も鮮明に捉える「超解像ズーム」は、Pixel 7で最大8倍、Pixel 7 Proでは最大30倍を実現。特にPixel 7 Proは、被写体に3cmまで寄れるマクロフォーカス機能にも対応し、肉眼では捉えきれない細部の世界を鮮やかに写し出します。撮影後の編集も簡単かつ強力で、撮り終えた写真のブレやノイズを補正する「ボケ補正」や、不要な写り込みを自然に消去する「消しゴムマジック」といった独自のAI機能が、大切な一瞬を最高の作品へと昇華させます。そのカメラ性能は多くのレビューで絶賛されており、誰でも手軽にプロのような写真を撮影できる点が大きな魅力です。

一日中続く安心感と、ユーザーを守る堅牢なセキュリティ

長時間の外出でも安心な大容量バッテリーを搭載し、通常使用で24時間以上、さらに「スーパー バッテリー セーバー」モードを有効にすれば最長で72時間もの駆動時間を誇ります。万が一バッテリーが切れても、急速充電に対応しているため短時間で充電が可能です。

また、他のQi対応デバイスを充電できるバッテリーシェア機能も備えており、友人や家族のデバイスを助けることもできます。セキュリティ面では、Googleが独自開発した「Titan M2」セキュリティチップがユーザーの個人情報を強固に保護。さらに、顔認証と画面内指紋認証の両方に対応したことで、マスクをしている時や手が濡れている時など、状況に応じてスムーズかつ安全にロックを解除できるようになりました。これらの機能が組み合わさることで、ユーザーは日々の生活をより便利で安心なものにすることができます。

Google Pixel 7・Pxel 7 ProのAntutuベンチマーク

Google Pixel 7の正面。縦向き。

「Google Pixel 7」・「Pxel 7 Pro」が搭載するGoogle Tensor G2 プロセッサは、Antutu V9総合で約75万点を記録しています。

例: Antutu V9.4.4 総合で「751969」、CPUで「185269」、GPUで「300078」、MEMで「109660」、UXで「156962」

これをAntutu V10 ベンチマークスコアに換算すると、以下のようになります。

推定: Antutu V10 総合で「965000」、CPUで「255000」、GPUで「305000」、MEMで「185000」、UXで「220000」

Google Pixel 7・Pxel 7 Proのゲーム性能

Google Pixel 7 背面の上部 外観。

Google Pixel 7」・「Pxel 7 Pro」が搭載するGoogle Tensor G2 プロセッサのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。

原神 (Genshin Impact)

「原神」は、美しいグラフィックが特徴のオープンワールド・アクションRPGであり、スマートフォンには高い負荷がかかります。Pixel 7および7 Proで「原神」をプレイする場合、画質設定を「中」、フレームレート設定を「60」にすることで、おおむね45〜60fpsでの動作が可能です。フィールドの探索中は比較的安定していますが、複数の敵との戦闘や派手なエフェクトが重なると、フレームレートは30fps台まで低下することがあります。画質設定を「最高」にすると、平均的なフレームレートは37fps前後となり、長時間のプレイでは本体の発熱に伴いパフォーマンスがさらに低下する傾向が見られます。

フォートナイト (Fortnite)

世界的に人気のバトルロイヤルゲームで、多くのプレイヤーが同時にプレイするため、安定した処理能力が求められます。Pixel 7 Proでは、グラフィック設定を「高」に設定した場合、60fpsでのプレイに対応しています。多くの場面で安定して50〜60fpsを維持しますが、建築物が多いエリアや、多数のプレイヤーが密集する戦闘シーンでは、一時的に40fps台に落ち込むことがあります。グラフィック品質を「最高(エピック)」に設定すると、フレームレートは30fps程度での動作となります。

Call of Duty: Warzone Mobile

最大120人が同時に対戦する、大規模マップが特徴のバトルロイヤル・シューティングゲームです。このゲームでは、グラフィック設定を調整することで、Pixel 7 Proは60fpsでのスムーズなゲームプレイを実現します。高画質設定でもプレイは可能ですが、より安定したフレームレートを維持するためには、画質設定を「中」程度にすることが推奨されます。設定を最適化することで、激しい銃撃戦においても大きなカクつきを感じることなくプレイに集中できます。

ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)

育成シミュレーションゲームでありながら、レースシーンやライブシーンでは高品質な3Dグラフィックが用いられます。「ウマ娘」は、Google Pixel 7 Proの推奨端末に含まれています。このゲームの要求スペックに対してTensor G2の性能は十分であり、最高画質設定でもレースやライブといった3Dグラフィックが多用される場面を含め、ゲーム全体を通して安定して60fpsに近いフレームレートを維持します。読み込みなども含め、ストレスなく快適なプレイが可能です。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)

「原神」の開発元が手掛ける美麗なグラフィックが特徴のスペースファンタジーRPGです。「崩壊:スターレイル」をプレイする場合、画質設定を「中」、フレームレートを「60」に設定すると、フィールド探索中は安定して60fps近くで動作します。しかし、オブジェクトが多い街中や、必殺技などのエフェクトが多用される戦闘シーンでは、40〜50fps程度までフレームレートが低下することがあります。最高画質設定では、30fpsから40fps台での動作となり、負荷の高い場面ではカクつきを感じる可能性があります。

まとめ:ゲーム性能

Google Pixel 7およびPixel 7 Proが搭載するTensor G2プロセッサは、「ウマ娘」のような比較的負荷の軽いゲームから、「フォートナイト」や「Call of Duty: Warzone Mobile」といった対戦ゲームまで、多くのタイトルを快適にプレイできる性能を持っています。一方で、「原神」や「崩壊:スターレイル」のような特にグラフィック負荷が高いゲームを最高画質・高フレームレートで常に安定してプレイするには、ある程度の画質設定の調整が必要となります。

Google Pixel 7 & 7 Proのメリット・デメリット

Google Pixel 7およびPixel 7 Proは、Googleが開発した独自のプロセッサ「Google Tensor G2」を搭載し、AI機能を最大限に活用できるスマートフォンです。誰でも簡単に美しい写真が撮れると評判のカメラ性能や、洗練されたデザインが魅力です。一方で、いくつかの注意すべき点も存在します。ここでは、購入を検討している方のために、両モデルのメリットとデメリットを詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:Google Tensor G2による快適な動作と独自のAI機能

Pixel 7シリーズの最大の魅力は、第2世代の独自プロセッサ「Google Tensor G2」による快適な動作と、その性能を活かした多彩なAI機能です。日常的なウェブ閲覧やSNSの利用はもちろん、アプリの切り替えなどもスムーズに行えます。さらに、撮影した写真に写り込んだ不要なものを消去する「消しゴムマジック」や、過去の写真のブレを補正する「ボケ補正」機能、リアルタイムでの高精度な翻訳や文字起こしなど、他のスマートフォンにはないユニークで実用的な機能が豊富に搭載されています。

メリット2:誰でも簡単にプロ級の写真が撮れる高性能AIカメラ

Pixelシリーズのカメラは、その卓越した性能で高く評価されています。Pixel 7は広角と超広角のデュアルカメラ、Pixel 7 Proはそれに加えて最大30倍の超解像ズームが可能な望遠カメラを備えたトリプルカメラ仕様です。AIによる画像処理技術が非常に優れており、シャッターを押すだけで被写体や風景を自動で最適化し、昼夜を問わず鮮明で美しい写真を撮影できます 。特に暗い場所での撮影を得意とする「夜景モード」は、ノイズを抑えつつ明るく自然な一枚に仕上げてくれます。

メリット3:高級感と耐久性を両立したデザイン

筐体には100%リサイクル素材を使用した光沢のあるアルミニウムフレームを採用し、高級感と環境への配慮を両立しています。ディスプレイには、傷や落下に強い「Corning® Gorilla® Glass Victus™」が使われており、耐久性も確保されています。さらに、IP68等級の高い防塵・防水性能を備えているため、雨の日やキッチン、キャンプなどのアウトドアシーンでも安心して使用することが可能です。

メリット4:顔認証と指紋認証の両対応でスムーズなロック解除

Pixel 7シリーズからは、従来の画面内指紋認証に加えて、待望の顔認証にも対応しました。これにより、マスクを着用していて顔認証が難しい場面では指紋認証を、手が濡れていたり手袋をしていたりして指紋認証がしにくい場面では顔認証を、といったように状況に応じたスムーズなロック解除が可能になり、利便性が大幅に向上しました。

メリット5:安心のバッテリー性能と便利なワイヤレス充電

大容量バッテリーを搭載しており、一般的な使い方であれば1日中安心して使用できます。さらに「スーパー バッテリー セーバー」機能を利用すれば、バッテリー駆動時間を最長72時間まで延ばすことも可能です。また、Qi規格のワイヤレス充電に対応しているため、充電ケーブルを接続する手間なく、充電器に置くだけで手軽に充電できます 。他のQi対応機器を充電できる「バッテリーシェア」機能も搭載されており、イヤホンなどのアクセサリを充電する際に便利です。

メリット6:長期間のアップデート保証と堅牢なセキュリティ

Google Pixelシリーズは、発売から5年間のセキュリティアップデートが保証されています。これにより、長期間にわたって最新のセキュリティ状態で安心してスマートフォンを使い続けることができます。また、Googleが設計した「Titan M2」セキュリティチップを搭載し、個人情報を強固に保護します。年内にはGoogle Oneの機能であるVPNも無料で提供される予定で、セキュリティ意識の高いユーザーにとっても満足のいく仕様となっています。

【デメリット】

デメリット1:指紋認証の精度は完璧ではない

画面内指紋認証の精度は前モデルから改善されたとの声もありますが、ユーザーレビューの中には、指が乾燥していると認証に失敗しやすいという指摘が見られます。また、貼り付ける画面保護フィルムの種類によっては認証精度が低下する場合があるため、フィルム選びには注意が必要です。顔認証が搭載されたことで利便性は向上しましたが、指紋認証をメインで使いたいユーザーにとっては少し気になる点かもしれません。

デメリット2:microSDカード非対応とイヤホンジャックの非搭載

近年のハイエンドスマートフォンの多くと同様に、Pixel 7シリーズも外部ストレージとしてのmicroSDカードには対応していません。写真や動画、アプリなどを大量に保存したい場合は、購入時に内蔵ストレージ容量の大きいモデルを選ぶか、Googleフォトなどのクラウドサービスを積極的に利用する必要があります。また、3.5mmイヤホンジャックも搭載されていないため、有線イヤホンを使用するにはUSB-Cからの変換アダプタが別途必要になります。

デメリット3:ゲーム性能は最高峰とは言えず、発熱も

Tensor G2チップはAI処理に長けていますが、純粋な処理性能、特にグラフィック性能を要求される最新の3Dゲームにおいては、競合の最高峰のプロセッサに一歩及ばない場合があります。実際に「原神」のような高負荷なゲームを長時間プレイすると、本体が熱を持ち、パフォーマンスが低下することがあるとの報告もあります。ゲームを最高設定で快適にプレイしたいヘビーゲーマーにとっては、物足りなさを感じる可能性があります。

デメリット4:人によっては大きく重く感じるサイズ感

特にPixel 7 Proは、6.7インチの大きなディスプレイを搭載している分、本体サイズも大きく、重量も212gあります。手の小さい方や、コンパクトで軽いスマートフォンを好むユーザーにとっては、携帯性の面でデメリットに感じるかもしれません。レビューでも、その大きさと重さから片手での操作が難しいという意見が見られます。

デメリット5:ドコモの一部の5G周波数帯(バンド)に非対応

Googleストアなどで販売されているSIMフリーモデルは、NTTドコモが使用している5Gの主要な周波数帯(バンド)の一つである「n79」に対応していません。このため、ドコモ回線(ahamoを含む)で利用する場合、場所によっては5G通信に繋がりにくくなったり、通信速度が遅くなったりする可能性が考えられます。

Google Pixel 7とPixel 7 Proの主な違い

Google Pixel 7とPixel 7 Proは、多くの基本性能を共有しつつも、いくつかの重要な点で異なる特徴を持っています。購入を検討する上でポイントとなる、両モデルのスペックの違いをまとめました。

ディスプレイ

  • Pixel 7: 6.3インチ、FHD+ (1080 x 2400) OLEDディスプレイ、リフレッシュレート最大90Hz
  • Pixel 7 Pro: 6.7インチ、QHD+ (1440 x 3120) LTPO OLEDディスプレイ、リフレッシュレート最大120Hz
  • 違い: Proモデルの方が画面が大きく高解像度で、リフレッシュレートも高いため、より滑らかで美しい表示が可能です。携帯性を重視するならPixel 7、動画鑑賞などで没入感を求めるならPixel 7 Proが適しています。

サイズと重量

  • Pixel 7: 155.6 × 73.2 × 8.7 mm、197g
  • Pixel 7 Pro: 162.9 × 76.6 × 8.9 mm、212g
  • 違い: Pixel 7の方が一回りコンパクトで軽量です。片手での操作性や持ち運びやすさを重視する場合は、Pixel 7にメリットがあります。

背面カメラ

  • Pixel 7: 50MP広角 + 12MP超広角のデュアルカメラ
  • Pixel 7 Pro: 50MP広角 + 12MP超広角 + 48MP望遠のトリプルカメラ
  • 違い: Proモデルの最大の特長は、光学5倍の望遠カメラを搭載している点です。これにより、遠くの被写体を画質劣化を抑えて撮影できるほか、最大30倍の超解像ズームや、被写体に3cmまで寄れるマクロフォーカス機能も利用できます。

RAM(メモリ)

  • Pixel 7: 8GB LPDDR5
  • Pixel 7 Pro: 12GB LPDDR5
  • 違い: Proモデルはメモリ容量が大きく、複数のアプリを同時に使用するようなマルチタスクの場面で、より快適な動作が期待できます。

カラー

  • Pixel 7: Lemongrass、Snow、Obsidian
  • Pixel 7 Pro: Hazel、Snow、Obsidian
  • 違い: SnowとObsidianは共通色ですが、それぞれ専用色としてPixel 7には明るい「Lemongrass」、Pixel 7 Proには落ち着いた「Hazel」が用意されています。

耐久性(筐体の素材)

  • Pixel 7: マット仕上げのアルミニウム製フレーム
  • Pixel 7 Pro: ポリッシュ仕上げのアルミニウム製フレーム
  • 違い: 傷への強さをうたうCorning Gorilla Glass Victusの採用や、IP68の防塵・防水性能は両モデル共通です。違いはフレームの仕上げで、Pixel 7は指紋が目立ちにくいマット、Pixel 7 Proは光沢があり高級感のあるポリッシュ(光沢)仕上げとなっています。

OSとサポート期間(アップデート保証)

  • Pixel 7: Android 13、5年間のGoogle Pixel アップデート
  • Pixel 7 Pro: Android 13、5年間のGoogle Pixel アップデート
  • 違い: OSのバージョンと、5年間のアップデートが保証されるサポート期間は両モデルで共通です。どちらを選んでも長期間にわたって最新の機能とセキュリティを利用できます。

まとめ

Google Pixel 7とPixel 7 Proの選択は、主に「カメラ性能」「画面サイズ」「価格」の3つの要素によって決まります。よりコンパクトで扱いやすく、コストを抑えつつも高性能なカメラとAI機能を体験したいのであれば「Pixel 7」が最適です。一方、価格は上がりますが、大画面での滑らかな映像体験や、望遠カメラを駆使した多様な写真撮影(ズーム、マクロ)を最大限に楽しみたいのであれば、「Pixel 7 Pro」がその期待に応えてくれるでしょう。

「Google Pixel 7 / Pxel 7 Pro」のスペック

  • ディスプレイ: 6.3インチ、解像度1080 x 2400 pxのOLED
    ※20:9/416ppi/FHD+/HDR/24ビット フルカラー(1,600万色)/コントラスト比 1,000,000:1 以上/Corning Gorilla Glass Victus
    ※Pro版は6.7インチ、解像度1440 x 3120 pxのLTPO OLEDです。
  • リフレッシュレート: 最大90Hz
    ※Pro版は最大120Hzです。
  • プロセッサ: Google Tensor G2、Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
    ※5nmプロセス/64bit/8コア
  • CPU: 2×2.85 GHz Cortex-X1 & 2×2.35 GHz Cortex-A78 & 4×1.80 GHz Cortex-A55
  • GPU: Arm Mali-G710 MP7
  • RAM(メモリ): 8GB LPDDR5
    ※Pro版は12GB LPDDR5です。
  • ストレージ: 128/256GB UFS 3.1
    ※Pro版は128/256/512GB UFS 3.1です。
  • 外部ストレージ: microSDカードは使えません。
  • バッテリー: 4355mAh
    ※Pro版は5000mAhです。
  • 駆動時間: 24時間以上 ※スーパーバッテリーセーバー使用時で最長72時間
  • 充電: Pixel 7は最大20W、Pixel 7 Proは最大23Wの急速充電(30分で最大50%回復)に対応しています 。その他、Qiワイヤレス充電、USB PD3.0、リバースチャージ(バッテリーシェア)に対応しています。
    ※Google 30W USB-C® 充電器(別売り)を使用した場合
  • 背面カメラ: 50MP(広角)+12MP(超広角)
    ※Pro版は50MP(広角)+12MP(超広角)+48MP(望遠)の3眼構成です。
  • 前面カメラ: 10.8MP
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E(日本国内ではWi-Fi 6)、Bluetooth 5.2、NFC、Google Cast、デュアルバンドGNSS(GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, BeiDou)
  • NFC: FeliCa内蔵・おサイフケータイに対応(日本モデル)
  • インターフェース: USB Type-C 3.2 Gen 2、電源ボタン、音量調節
  • センサー: 近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロメーター、磁力計、気圧計
  • スピーカー: ステレオスピーカー
  • マイク: マイク x 3 (ノイズ サプレッション)
  • 防水防塵: IP68
  • 生体認証: ディスプレイ内指紋認証、顔認証
  • AR/VR: ARCore
  • 筐体の素材: 傷が付きにくいCorning Gorilla Glass Victusのカバーガラス、ふちなしのCorning Gorilla Glass Victus背面ガラスとマット仕上げアルミニウム製フレーム(Pro版はポリッシュ仕上げ)、指紋が付きにくいコーティング
  • OS: Android 13 ※5年間のGoogle Pixel アップデート
  • サイズ: 155.6×73.2×8.7mm
    ※Pro版は162.9×76.6×8.9mmです。
  • 重量: 197g
    ※Pro版は212gです。
  • カラー: Lemongrass、Snow、Obsidian
    ※Pro版はObsidian、Snow、Hazelです。
  • 付属品: 1 m USB-C®- USB-C ケーブル(USB 2.0)、クイック スイッチ アダプター、SIM 取り出しツール
  • SIMカード: Nano-SIM / eSIM (デュアルSIM)
  • 対応バンド(日本モデル GO3Z5): ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応
  • 5G Sub-6: n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 75 / 76 / 77 / 78
  • 4G LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
  • 3G UMTS / HSPA+ / HSDPA: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
  • 2G GSM / EDGE: クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)

Google Pixel 7・Pixel 7 Proの評価

8つの基準でGoogle Pixel 7・Pixel 7 Proを5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
輝度が高く、屋外でも視認性の良い有機ELディスプレイを搭載。Proモデルは最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、非常に滑らかな表示が可能です。

スペック:★★★★☆
独自プロセッサ「Tensor G2」によりAI処理や日常操作は極めて快適です。しかし、最新の競合ハイエンド機と比較すると、一部の高負荷なゲーム性能では及ばない場合があります。

耐久性: ★★★★★
前面・背面ともに傷や落下に強いCorning® Gorilla® Glass Victus™を採用。IP68の最高等級の防塵・防水性能も備えており、安心して使用できます。

デザイン:★★★★☆
リサイクル素材のアルミニウムフレームとガラスを組み合わせたデザインは高級感があります。特徴的なカメラバーのデザインは個性的で、好みが分かれる可能性も考慮しました。

通信:★★★☆☆
5GやWi-Fi 6(E)など最新規格に対応していますが、国内キャリアの主要な5Gバンド(ドコモ n79)に非対応である点が大きなマイナスポイントです。

機能:★★★★★
「消しゴムマジック」や「ボケ補正」といった強力なAIカメラ機能に加え、リアルタイム翻訳、おサイフケータイ、ワイヤレス充電、バッテリーシェアなど、便利な機能が網羅されています。

使いやすさ:★★★★☆
顔認証と画面内指紋認証の両方に対応し、ロック解除が非常にスムーズになりました。ただし、一部のユーザーから指が乾燥している際の指紋認証精度に不満の声も聞かれます。

価格:★★★★★
搭載されている機能や性能を考慮すると、競合のハイエンドスマートフォンに比べて非常にコストパフォーマンスが高い価格設定となっています。

総評:★★★★★

AIとハードウェアが創り出す、完成されたスマートフォン体験

Google Pixel 7とPixel 7 Proは、Googleの強みであるソフトウェアとAI技術を、洗練されたハードウェアに見事に融合させた傑作と言えるでしょう。一部の尖った性能では競合に譲る部分もあるものの、多くのユーザーにとって「これ以上ないほど賢く、使いやすい」と感じさせる、非常に高いレベルでバランスの取れたスマートフォンに仕上がっています。

突出したAIカメラと実用的な独自機能

特筆すべきは、やはり「Google Tensor G2」プロセッサが実現する唯一無二の体験です。シャッターを押すだけで誰もがプロのような写真を撮影できるカメラ性能は圧巻の一言。「消しゴムマジック」で不要なものを消したり、「ボケ補正」で過去の失敗写真を蘇らせたりと、撮影後の楽しみも提供してくれます。さらに、精度の高いリアルタイム翻訳やレコーダーアプリの文字起こし機能は、ビジネスや学習の場面でも強力なツールとなり、スマートフォンの役割を再定義しています。

日常使いでの安心感と満足度の高いデザイン

ハードウェアの完成度も非常に高く、IP68の防塵・防水性能や耐久性の高いガラスは、日常のあらゆるシーンで安心感を与えてくれます。顔認証と指紋認証の両方に対応したことで、前モデルの弱点であったロック解除のスムーズさも克服しました。長期的なアップデート保証も、長く安心して使い続けたいユーザーにとっては大きな魅力です。これらの堅実な基本性能が、革新的なAI機能をしっかりと支えています。

購入前の注意点

多くの魅力を持つ一方で、購入前に留意すべき点もいくつか存在します。まず、microSDカードによるストレージの増設には対応しておらず、有線イヤホンを使用するには変換アダプタが別途必要です。また、高負荷な3Dゲームを長時間プレイしたいヘビーゲーマーにとっては、発熱やパフォーマンスの低下を感じる可能性があります。

指紋認証は指の状態によって精度が左右されることがあり、NTTドコモの5Gバンドの一部(n79)に非対応な点も、該当ユーザーは注意が必要です。特にPixel 7 Proは高性能な分、本体が大きく重いため、携帯性を重視する方は実店舗などでサイズ感を確認することをおすすめします。

どんな人に最適か

このスマートフォンは、特に、AI機能で手軽に美しい写真を撮りたい方にとって最適です。また、Googleが提供する翻訳や文字起こしといった先進的な機能を日々の生活や仕事に活かしたい人にも強くおすすめできます。最新のハイエンドモデルの性能を、比較的リーズナブルな価格で手に入れたいと考える賢明な消費者にとっても、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。純粋なAndroid体験と長期的なアップデートによる安心感を求める方にも最適な一台です。

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