2023年7月、スマートフォン市場に新たな風を吹き込んだNothingから、待望の第二世代モデル「Nothing Phone (2)」が日本でも発売されました。初代Nothing Phone (1)で注目を集めた透明なデザインと背面のGlyph Interfaceを継承しつつ、あらゆる面で正当な進化を遂げたモデルとして、大きな期待が寄せられています。
デザインだけじゃない、確かな実力
Nothing Phone (2)の魅力は、その個性的な外観だけにとどまりません。心臓部にはパワフルなSnapdragon 8+ Gen 1チップセットを搭載し、前モデルから飛躍的に向上したパフォーマンスを実現。日常のあらゆる操作をストレスなくこなし、高負荷なアプリも快適に動作させます。
さらに、美しく滑らかな表示が可能な6.7インチのLTPO AMOLEDディスプレイや、センサー性能・ソフトウェア処理が向上した50MPデュアルカメラ、容量が増加し高速充電にも対応したバッテリーなど、ユーザー体験を高めるための確かな実力が備わっています。
Nothing Phone (2)のすべてを徹底解剖
この記事では、Nothing Phone (2)が持つ性能や機能を、スペックデータと実際の使用感に基づいて徹底的に深掘りしていきます。デザインの細部からディスプレイの見え方、プロセッサの快適さ、カメラの作例、バッテリーの持ち、そしてNothingならではのGlyph InterfaceやNothing OSの使い勝手まで、あらゆる角度からその実力を明らかにします。
【この記事で分かること】
- Nothing Phone (2)の最新のスペック詳細
- 進化したデザインとGlyph Interfaceの魅力的な使い方
- 6.7インチ LTPO AMOLEDディスプレイの実際の見え方と評価
- Snapdragon 8+ Gen 1による日常操作やマルチタスクの快適さ
- メイン・超広角・マクロ撮影を含むカメラ性能
- スピーカー音質やマイク性能などのオーディオ体験
- 4700mAhバッテリーの持ち具合と充電速度の検証
- Nothing OS 2.0の独自機能と使いやすさ
- メリット・デメリットを踏まえた総合的な評価
この記事を読むことで、Nothing Phone (2)がどのようなスマートフォンであり、どのような体験を提供してくれるのか、そしてそれが自分にとって最適な選択肢となり得るのか、購入を検討する上での具体的な判断材料を得ることができます。
Nothing Phone (2)の購入を迷っている方はもちろん、最新のスマートフォン情報に関心のある方も、ぜひ最後までご覧ください。
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公式ページ: Nothing Phone (2) – Nothing (日本) – Nothing Japan
デザインをレビュー:Nothing Phone (2)の進化したGlyph Interfaceが秀逸
Nothing Phone (2)を手にしてまず感じるのは、その洗練されたデザインと質感の高さです。前モデルであるNothing Phone (1)のデザインコンセプトを継承しつつ、細部がブラッシュアップされ、よりプレミアムな印象を受けます。ここでは、Nothing Phone (2)の外観とデザインについて、実際に使ってみて感じた魅力や、前モデルからの進化点を詳しくレビューします。
より洗練されたプレミアムな質感
Nothing Phone (1)もユニークなデザインで注目を集めましたが、Phone (2)はさらに一歩進んだ印象です。背面パネルのエッジ部分に緩やかなカーブが加えられ、手に持った時のフィット感が向上しています。Phone (1)はフラットなデザインでしたが、この曲線によって、より手に馴染む感覚があります。フレームには100%再生アルミニウムが使用されており、マットな質感が高級感を演出しています。
私が選んだのはホワイトモデルですが、透明な背面から覗く内部パーツのデザインと相まって、未来的でありながらどこか温かみも感じさせる、不思議な魅力があります。ダークグレーもシックで魅力的ですが、ホワイトはパーツのディテールがより際立って見えるように感じました。
進化したGlyph Interface:光で情報を伝える未来感
Nothing Phoneシリーズ最大の特徴である背面の「Glyph Interface」も進化しました。LEDのセグメントがPhone (1)の5箇所から11箇所(33ゾーン)に増え、より細やかな表現が可能になっています。単なる装飾ではなく、実用的な機能が満載です。着信や通知の種類に応じて光り方を変えられるのはもちろん、特定の連絡先やアプリからの通知を光で知らせ続ける「Essential Notifications」機能は、スマートフォンを伏せて置いていても重要な連絡を見逃さないようにするのに役立ちます。個人的に気に入っているのは「Glyphタイマー」です。
タイマーを設定すると、背面のLEDバーが残り時間を表示してくれるので、料理中やポモドーロテクニックを使う際に、画面を見なくても時間を確認できて便利です。充電時にもLEDが点灯し、本体を軽く揺らすだけで充電状況を確認できます。
Glyph Composerでオリジナリティを追求
さらに、「Glyph Composer」を使えば、プリセットされたサウンドパック(Swedish House Mafiaとのコラボ音源もあります)を使ってオリジナルの着信音と光のパターンを作成できます。最初は少し遊び心のある機能かと思っていましたが、実際に使ってみると、自分だけの通知パターンを作れるのは思った以上に楽しく、愛着が湧きます。
このように、Glyph Interfaceは、スマートフォンとの新しい向き合い方を提案してくれる機能だと感じました。頻繁に画面をチェックしなくても情報が得られるため、デジタルデトックスとまではいかなくても、無駄なスクリーンタイムを減らすきっかけになるかもしれません。
大きさと重さ:トレードオフをどう捉えるか
Phone (2)のサイズは高さ約162.1mm、幅約76.4mm、厚さ約8.6mm、重量は約201gです。Phone (1)と比較すると、全体的にわずかに大きくなっています。正直に言うと、手が小さい私にとっては片手での操作は少し厳しいサイズ感です。特に上部の通知を引き出す動作などは両手が必要になります。
重量も200gを超えているため、長時間手に持っていると少し重さを感じるかもしれません。しかし、このサイズ感は、6.7インチの大画面ディスプレイの恩恵を最大限に享受するためのトレードオフと言えます。先述の通り、動画視聴やゲームプレイ、電子書籍を読む際には、この大画面が圧倒的な迫力と快適さをもたらしてくれます。携帯性と視認性のどちらを重視するかで、このサイズ感の評価は分かれるでしょう。
環境への配慮とビルドクオリティ
Nothingは製品のサステナビリティにも力を入れています。Phone (2)では、ミッドフレームに100%リサイクルアルミニウム、主要な基板のはんだに100%リサイクルスズ、プラスチック部品の80%以上にリサイクル素材やバイオベース素材を使用するなど、環境負荷低減への意識が非常に高いです。こうした取り組みは、製品を選ぶ上での精神的な満足感にも繋がります。
もちろん、リサイクル素材を使っているからといって品質が低いわけではなく、ビルドクオリティは非常に高いレベルにあります。フレームやガラスの精度、ボタンのクリック感など、細部にわたって丁寧に作られていることが伝わってきます。
まとめ:Nothing Phone (2)のデザイン魅力
- 洗練されたプレミアム感: Phone (1)から進化し、背面の曲線や再生アルミニウムフレームにより質感が向上。
- 美しい大画面ディスプレイ: 均一ベゼルの6.7インチLTPO AMOLEDは、動画視聴やゲームで高い没入感を提供。
- 進化したGlyph Interface: LEDセグメントが増え、通知、タイマー、充電表示など実用的な機能が充実。光で情報を得る新しい体験。
- オリジナリティ: Glyph Composerで自分だけの着信音・光パターンを作成可能。
- サイズと重量: 大画面のメリットはあるが、片手操作にはやや大きく重い。携帯性より視認性重視の方向け。
- サステナビリティと高品質: リサイクル素材を積極的に採用しつつ、高いビルドクオリティを実現。
Nothing Phone (2)は、単にスペックが高いだけでなく、デザイン、独自機能、そしてブランドとしての思想が詰まった、所有する喜びを感じさせてくれるスマートフォンです。特に、他とは違う個性的なデザインや、スマートフォンとの新しい付き合い方を模索したい人におすすめできると感じています。
ディスプレイをレビュー:Nothing Phone (2)の大画面は美しさと省電力を両立
Nothing Phone (2)を手にして、まず視界に飛び込んでくるのは、その大きく美しいディスプレイです。前モデルのNothing Phone (1)も評価の高いディスプレイを搭載していましたが、Phone (2)ではさらに進化を遂げ、視覚体験を新たなレベルへと引き上げています。ここでは、Nothing Phone (2)のディスプレイについて、実際に使ってみて感じた魅力や、具体的な使用シーンでのメリットを詳しくレビューします。
一回り大きく、より没入感のある6.7インチ画面
Nothing Phone (2)のディスプレイサイズは6.7インチ。これはNothing Phone (1)の6.55インチからわずかに大型化しています。数値上は小さな差に感じるかもしれませんが、実際に目にすると、この差はコンテンツへの没入感に大きく貢献していることが分かります。特に、YouTubeやNetflixなどで動画を視聴する際には、より迫力のある映像体験が得られます。
また、Kindleアプリなどで電子書籍を読む際にも、一度に表示できる情報量が増え、快適さが増しました。上下左右のベゼル幅が均一なデザインも健在で、画面の隅々までコンテンツが表示されているような感覚は、所有する喜びを感じさせてくれます。
鮮やかな色彩と深い黒:AMOLEDディスプレイの魅力
ディスプレイパネルには、フレキシブルLTPO AMOLEDが採用されています。AMOLEDならではの高いコントラスト比(1,000,000:1)と10ビットの色深度により、黒は深く沈み込み、色は非常に鮮やかに表現されます。写真や動画はもちろん、アプリのインターフェースなども生き生きと映し出します。解像度は2412 x 1080ピクセル(394 ppi)で、細部までくっきりと表示され、テキストも読みやすいです。
あらゆるコンテンツを高品質で楽しめる、基本性能の高さが光ります。
滑らかさと省電力を両立するLTPO技術
そして特筆すべきは、LTPO(低温多結晶酸化物)技術の採用です。これにより、表示するコンテンツに合わせてリフレッシュレートが1Hzから120Hzの間で自動的に調整されます。SNSのタイムラインをスクロールする際や対応ゲームをプレイする際には120Hzで非常に滑らかな表示を実現します。
一方で、電子書籍のような静止画を表示している際には1Hzまで下げることで、バッテリー消費を賢く抑えてくれます。この滑らかさと省電力性能の両立は、日常的な使い勝手を大きく向上させていると感じます。
屋外でも見やすい明るさとHDR対応
スマートフォンのディスプレイは、屋外での視認性も重要です。Nothing Phone (2)のディスプレイ輝度は、屋外のフルスクリーン表示で1000ニト、HDRコンテンツ表示時のピーク輝度は1600ニトに達します。これはPhone (1)よりも向上しており、実際に晴れた日の屋外でGoogle マップを確認する際などでも、以前より見やすくなったと感じました。
さらにHDR10+に対応しているため、対応する映画やドラマ、例えばAmazon Prime Videoのオリジナル作品などを視聴すると、明るい部分から暗い部分までの表現力が豊かで、より臨場感あふれる映像を楽しむことができます。
タッチ操作も快適:240Hzのタッチサンプリングレート
ディスプレイの美しさだけでなく、操作感も快適です。タッチサンプリングレートは240Hzに対応しており、指の動きに対する画面の反応が非常に速く、キビキビとした操作感を実現しています。特に、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』のようなリズムゲームや、動きの速いアクションゲームをプレイする際には、この高いタッチ感度が有利に働きます。
タップやスワイプといった日常的な操作でも、そのレスポンスの良さを実感でき、ストレスなくスマートフォンを使う上で重要な要素だと改めて感じました。
目への配慮も:ローブルーライト認証
長時間スマートフォンを使用する上で気になるのが、目への負担です。Nothing Phone (2)のディスプレイは、SGSによるローブルーライト認証を受けています。これにより、ブルーライトがある程度抑制されているため、特に夜間に電子書籍を読んだり、SNSをチェックしたりする際に、目の疲れが軽減される効果が期待できます。もちろん、個人の感じ方による差はありますが、メーカーとしてユーザーの健康にも配慮している点は好感が持てます。
まとめ:Nothing Phone (2)のディスプレイ魅力
- 大画面: 6.7インチに大型化し、動画視聴や読書の没入感が向上。
- 高画質: AMOLED採用で、鮮やかな色彩と深い黒、高いコントラスト比を実現。
- 滑らか表示: 1Hz-120Hzの可変リフレッシュレート(LTPO)で、滑らかな動きと省電力を両立。
- 高輝度: 屋外輝度1000ニト、HDRピーク輝度1600ニトで、屋外視認性とHDR表現力が向上。
- 快適操作: 240Hzのタッチサンプリングレートで、高速なタッチレスポンスを実現。
- 目への配慮: SGSローブルーライト認証で、長時間の使用も安心。
Nothing Phone (2)のディスプレイは、単に大きいだけでなく、画質、滑らかさ、明るさ、操作性、そして目への配慮まで、あらゆる面で高いレベルにあります。日常的なブラウジングからエンターテイメントまで、あらゆるシーンで満足度の高い視覚体験を提供してくれる、本機の大きな魅力の一つであると感じています。
プロセッサ性能をレビュー:Nothing Phone (2) のSnapdragon 8+ Gen 1がもたらす快適パフォーマンス
Nothing Phone (2)の魅力はデザインだけではありません。その内部には、日々のスマートフォン体験を格段に向上させる強力なプロセッサ、Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1が搭載されています。ここでは、Antutuベンチマークのスコアや高負荷なゲームのフレームレートといった数値だけでは測れない、日常的な使用におけるプロセッサ性能の快適さ、そして前モデルNothing Phone (1)からの進化について、私の実体験を交えながらレビューします。
大幅進化:Phone (1)から80%向上したパフォーマンス
Nothing Phone (2)が搭載するSnapdragon 8+ Gen 1は、一世代前のハイエンドチップセットです。しかし、「一世代前」と侮ることはできません。Nothing Phone (1)に搭載されていたチップセットと比較して、パフォーマンスは約80%も向上していると公式に謳われています。この大幅な進化は、スマートフォンのあらゆる動作に恩恵をもたらしており、実際に使ってみるとその差は歴然です。
最新鋭ではありませんが、フラッグシップ級の性能が、より身近な価格帯で手に入るようになったと言えます。
サクサク動くアプリ体験:ストレスフリーな日常操作
スマートフォンの快適さを最も実感するのは、日々のアプリ操作でしょう。Nothing Phone (2)では、アプリの起動が非常に高速です。例えば、Twitter(現X)を開いて最新情報をチェックし、次にInstagramで写真を見て、さらにLINEでメッセージを送るといった一連の動作が、もたつくことなくスムーズに行えます。
複数のアプリを頻繁に切り替えても、待たされる感覚はほとんどありません。これは、Snapdragon 8+ Gen 1の処理能力の高さに加え、Nothing OSの最適化がうまく機能している結果だと感じます。
マルチタスクも余裕:複数アプリ同時使用の快適性
複数のアプリを同時に使う場面でも、Nothing Phone (2)はその性能を発揮します。私が試用しているモデルは12GBのRAMを搭載していますが、Spotifyで音楽を再生しながらChromeブラウザで複数のタブを開いて調べ物をしたり、Google マップで経路を確認しながらメッセージアプリで友人と連絡を取ったりといった作業も、非常に快適にこなせます。
バックグラウンドのアプリが意図せず終了してしまうことも少なく、作業を中断されるストレスがありません。簡単な動画編集アプリCapCutでのカット編集や、写真編集アプリSnapseedでの画像調整なども、スムーズに行えました。
安定性と効率性:4nmプロセスの恩恵
Snapdragon 8+ Gen 1は、先進的な4nmプロセス技術(TSMC製)で製造されています。これは、高い処理能力を発揮しながらも、電力効率に優れ、発熱を抑える効果があります。実際に長時間ウェブサイトを閲覧したり、動画を連続再生したりしても、本体が過度に熱くなる感覚は少ない印象です。もちろん、高負荷な作業を続ければ暖かくはなりますが、日常的な使用範囲であれば、安定した動作を維持してくれる安心感があります。
この安定性は、スマートフォンの快適さを支える重要な要素です。
カメラ機能も支える高性能プロセッサ
Nothing Phone (2)のカメラは、Advanced HDRや4K/60fpsでの動画撮影、AIによるシーン認識など、多くの高度な機能を備えています。
これらの複雑な画像処理を瞬時に行うためには、高性能なプロセッサが不可欠です。Snapdragon 8+ Gen 1は、これらの処理をスムーズにこなし、シャッターを切ってから保存されるまでの時間も短く、快適な撮影体験を支えています。特に、光と影の差が大きい場面でも自然な明るさに調整してくれるAdvanced HDRの処理などは、プロセッサパワーの恩恵を実感できる部分です。
まとめ:Nothing Phone (2)のプロセッサ性能(日常使い)
- 大幅な性能向上: Phone (1)比で80%向上したSnapdragon 8+ Gen 1を搭載し、動作が格段に快適に。
- スムーズなアプリ操作: アプリの起動や切り替えが高速で、日常的な操作がストレスフリー。
- 余裕のマルチタスク: 複数のアプリを同時に使用しても動作が安定し、作業効率が高い。
- 優れた電力効率: 先進の4nmプロセスにより、高性能と電力効率、安定性を両立。
- 高度な機能も快適に: カメラの高機能な画像処理などもスムーズにこなし、快適な使用感をサポート。
Nothing Phone (2)のプロセッサ性能は、最新のフラッグシップ機に搭載されるものと比べれば最高峰ではありませんが、日常的なあらゆる操作を驚くほど快適にしてくれます。ウェブサイトの閲覧、SNS、動画視聴、マルチタスク、そしてカメラ機能まで、ほとんどの場面で十分すぎるほどのパフォーマンスを発揮し、ストレスのないスマートフォンライフを実現してくれると感じています。
Antutuベンチマーク
Nothing Phone (2)が搭載するQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 プロセッサはAntutu V10 ベンチマーク総合で約108万点(1082269)を記録していました。
例:Antutu V10 総合で「1082269」、CPUで「256199」、GPUで「422018」、MEMで「205608」、UXで「198444」
一方、前モデルのNothing Phone (1)はQualcomm Snapdragon 778G+ プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 65万点を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「653308」、CPUで「214689」、GPUで「154491」、MEMで「135417」、UXで「148711」
Nothing Phone (2)は前モデルNothing Phone (1)よりも43万点スコアが向上していることから、飛躍的に性能が向上しているといえます。
Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1性能を比較
Nothing Phone (2)が搭載するQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 プロセッサは他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Dimensity 8400 Ultra (POCO X7 Pro)・・・Antutu:約 156万
- Snapdragon 8+ Gen 1 (Nothing Phone 2)・・・Antutu:約 108万 前後
- Tensor G3 (Google Pixel 8 / Pixel 8a)・・・Antutu:約 107万 前後
- Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:約 85万 前後
- Dimensity 8020 (motorola edge 40)・・・Antutu 約 74万
- Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu 約 71万
- Dimensity 7200 Pro (Nothing Phone 2a)・・・Antutu 約 68万
- Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
- MediaTek Dimensity 7300 (CMF Phone 1)・・・Antutu:約67万
- MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:約56万
- Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:約54万
- Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:約 52万
<比較から分かること>
ハイエンドおよびミドルレンジ上位チップとの比較
Snapdragon 8+ Gen 1の約110万点というスコアは、他のチップセットと比較すると、依然として高い性能を持っていることが分かります。例えば、Google Pixel 8やPixel 8aに搭載されているTensor G3の約107万点とはほぼ同等の性能です。一方で、POCO X7 Proに搭載されているDimensity 8400 Ultraの約156万点と比較すると、やや下回る結果となっています。
しかし、motorola edge 50 proに搭載されているSnapdragon 7 Gen 3の約85万点や、motorola edge 40のDimensity 8020(約74万点)といったミドルレンジ上位のチップセットよりは明らかに高いスコアであり、高性能な部類に入ることが確認できます。
ミドルレンジ以下のチップとの比較と全体的な評価
さらに下位のチップセットと比較すると、Snapdragon 8+ Gen 1の性能の高さはより明確になります。
Nothing Phone 3aに搭載されるSnapdragon 7s Gen 3(約71万点)、Nothing Phone 2aのDimensity 7200 Pro(約68万点)、Redmi Note 13 Pro+ 5GのDimensity 7200-Ultra(約72万点)、CMF Phone 1のMediaTek Dimensity 7300(約67万点)、
OPPO Reno11 AのMediaTek Dimensity 7050(約56万点)、Xperia 10 VIのSnapdragon 6 Gen 1(約54万点)、motorola edge 40 neoのDimensity 7030(約52万点)などと比較すると、Snapdragon 8+ Gen 1はこれらのチップセットを大きく上回る性能を持っています。
これらのデータから、Snapdragon 8+ Gen 1は登場から時間が経過しているものの、依然として多くの一般的な用途やゲームなどにおいて快適な動作が期待できる、高いパフォーマンスを持つチップセットであると言えます。
ゲーム性能
Nothing Phone (2)が搭載するQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 プロセッサは高性能であるため、多くのゲームが快適に動作します。
以下、各ゲームタイトルのフレームレート(FPS)を紹介します。
<人気ゲームタイトルのFPS>
原神 (Genshin Impact): 広大な世界を冒険するオープンワールド・アクションRPGです。Snapdragon 8+ Gen 1では、グラフィック設定を「最高」、フレームレート設定を「60」にしても、フィールド探索や戦闘において60fpsに近い滑らかな動作を見せます。特に負荷の高いスメールやフォンテーヌといったエリア、複雑なエフェクトが多用される戦闘シーンでも、フレームレートの大きな落ち込みは少なく、安定したプレイが可能です。ただし、長時間の連続プレイでは本体の発熱に伴い、パフォーマンスが抑制され、フレームレートが若干低下する状況も見られます。
鳴潮 (Wuthering Waves): ポストアポカリプス世界を舞台にしたオープンワールド・アクションRPGです。グラフィックの作り込みが細かく、負荷の高いゲームの一つですが、Snapdragon 8+ Gen 1では画質設定を「中」~「高」程度に調整することで、戦闘や広大なフィールドの探索において60fpsに近いフレームレートでのプレイが可能です。最高設定にすると、場面によってはフレームレートが40~50fps程度に変動することがありますが、プレイに支障が出るほどのカクつきは少ないです。
タワーオブファンタシー (Tower of Fantasy): アニメ調のグラフィックが特徴のSFオープンワールドRPGです。グラフィック設定を「高」程度に設定すれば、フィールド探索やボス戦などで60fpsに近いフレームレートを維持し、快適にプレイできます。最高設定にすると負荷が増加し、特にプレイヤーが多いエリアやエフェクトが派手な戦闘ではフレームレートが不安定になることがありますが、設定を調整することで安定した動作が得られます。
黒い砂漠 MOBILE (Black Desert Mobile): PC版MMORPGを原作とする、非常に美麗なグラフィックが特徴のモバイルゲームです。最高画質設定では負荷が高いですが、画質設定を「高」~「最高」の間で調整し、フレームレート設定を「最大」(60fps)にすれば、フィールドでの狩りや単独でのコンテンツは非常に滑らかに動作します。大規模なPvPコンテンツ(拠点戦、攻城戦)など、多数のプレイヤーやエフェクトが表示される場面では、自動的に画質が調整され、30fps~40fps程度になることもありますが、プレイ自体は可能です。
<バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
PUBG Mobile: 世界的に人気の高いバトルロイヤルシューターです。グラフィック設定を「スムーズ」にし、フレームレート設定を「90fps」(デバイスが対応している場合)に設定すると、ほぼ90fpsに張り付いた状態でのプレイが可能です。これにより、非常に滑らかな視点移動や射撃が可能になります。グラフィック品質を重視して「HDR」や「Ultra HD」設定にした場合でも、「極限」(60fps)設定で安定した動作を見せ、美麗なグラフィックと快適な操作性を両立できます。
Call of Duty: Mobile: 家庭用ゲーム機版のクオリティに近いグラフィックと操作性が特徴のFPS/TPSです。バトルロイヤルモードやマルチプレイヤーモードにおいて、グラフィック品質を「最高」、フレームレート設定を「最大」(対応デバイスでは120fps)にしても、ほとんどの場面で設定した上限に近いフレームレートを維持します。激しい銃撃戦やスピーディーな展開の中でも、極めてスムーズな描画と反応の良い操作感でプレイできます。
Modern Combat 5: Blackout: 家庭用ゲーム機並みのグラフィックを持つモバイルFPSです。Snapdragon 8+ Gen 1では、グラフィック設定を最高にしても、キャンペーンモード、マルチプレイヤーモード共に常時60fpsでの非常に滑らかなプレイが可能です。爆発などのエフェクトが多いシーンでもフレームレートが安定しており、快適なシューティング体験を提供します。
荒野行動 (Knives Out): 100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦う、人気のバトルロイヤルゲームです。Snapdragon 8+ Gen 1は、グラフィック設定を「最高画質」、フレームレート設定を「90fps」や、デバイスが対応していれば「120fps」に設定しても、非常に滑らかに動作します。広大なマップでの移動、遠距離の敵の視認、近距離での激しい撃ち合いといった場面でも高いフレームレートを維持し、遅延の少ない快適な操作感を提供します。
<その他のゲームタイトルのFPS>
ウマ娘 プリティーダービー: 実在の競走馬をモチーフにしたキャラクターを育成するシミュレーションゲームです。このチップセットでは、レースシーンや華やかなライブシーンにおいて、グラフィック設定を最高にしても常時60fpsに張り付いた状態で動作します。キャラクターの動きや背景描写が非常に滑らかで、カクつきを感じることはほとんどありません。ロード時間も短く、全体的に非常に快適なプレイフィールを提供します。
魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra: 人気アニメを原作としたターン制コマンドバトルRPGです。美麗な2Dイラストや3Dモデル、派手な魔法演出が特徴ですが、Snapdragon 8+ Gen 1の性能により、最高画質設定でも戦闘シーンやストーリーパートでほぼ60fpsを維持します。ド派手な必殺技(マギア)使用時などもフレームレートが安定しており、ストレスなくゲームの世界に没入できます。
Asphalt 9: Legends: アーケードスタイルの派手な演出と美麗なグラフィックが特徴のレースゲームです。グラフィック設定を「High Quality」にし、「60fps」モードを有効にすると、レース中のほとんどの場面で60fpsを維持します。クラッシュシーンやニトロ使用時の派手なエフェクトも滑らかに描画され、スピード感あふれる迫力のレースを楽しめます。
まとめ
Snapdragon 8+ Gen 1は、高いAntutuベンチマークスコア、特に優れたGPU性能に裏打ちされた、非常に高いゲーム性能を持つチップセットです。「原神」や「鳴潮」といった高負荷なオープンワールドゲームから、「PUBG Mobile」や「Call of Duty: Mobile」などの競技性の高いFPS/バトルロイヤルゲームまで、多くの人気タイトルを高画質設定かつ高いフレームレートで快適に動作させることが可能です。
登場から時間は経過していますが、2025年現在においても、ほとんどのモバイルゲームをストレスなく楽しむことができるハイエンドクラスのパフォーマンスを維持しており、快適なゲーム体験を求めるユーザーにとって依然として魅力的な選択肢と言えるでしょう。
カメラをレビュー:Nothing Phone (2) の進化した撮影機能で、日常を美しく切り取る
Nothing Phone (2)は、そのユニークなデザインだけでなく、カメラ性能も着実に進化を遂げています。前モデルのNothing Phone (1)からハードウェア、ソフトウェア共に強化され、より幅広いシーンで美しい写真や動画を撮影できるようになりました。ここでは、Nothing Phone (2)のカメラを実際に様々な場面で使ってみて感じた性能や魅力、そして少し気になった点について、詳しくレビューしていきます。
メインカメラ:Sony IMX890センサーでより明るく高画質に
背面のメインカメラには、新たにSony IMX890センサー(5000万画素、F1.88)が採用されました。これはPhone (1)のIMX766からアップグレードされたもので、センサーサイズも1/1.56インチと大きく、より多くの光を取り込めるようになっています。光学式(OIS)および電子式(EIS)手ぶれ補正も搭載しており、薄暗い場所や夜景でも、手ブレを抑えたクリアな写真を撮影しやすくなりました。
実際に日中の風景や室内で料理などを撮影してみると、色鮮やかでありながら、不自然な派手さはなく、見た目に近い自然な色合いで記録してくれる印象です。ディテールもしっかりと描写されており、満足のいく画質です。
超広角カメラ:広大な景色も歪み少なく
超広角カメラもメインカメラと同じ5000万画素(Samsung JN1センサー、F2.2)を搭載しています。画角は114度と広く、広大な風景や建物全体をダイナミックに撮影したい時に活躍します。メインカメラと画素数を合わせているため、カメラを切り替えた際の画質の差が少ないのが良い点です。超広角カメラ特有の周辺部の歪みも比較的よく補正されており、自然な描写です。集合写真を撮る際にも、端の人まで歪みが少なく、きれいに収めることができました。
接写も得意:マクロモードの実力
個人的に非常に気に入ったのが、この超広角カメラを使ったマクロ(接写)機能です。最短4cmまで被写体に寄って撮影することができます。例えば、花のしべや昆虫、あるいはガジェットの細かな部品などを撮影する際に、驚くほどディテール豊かに捉えることができました。他のスマートフォンのマクロ専用カメラよりも画質が良いことが多く、ブログ用の写真撮影などにも重宝しています。この接写能力の高さは、Nothing Phone (2)のカメラの大きな魅力の一つだと感じています。
進化したソフトウェア:Advanced HDRとMotion Photo
ハードウェアだけでなく、ソフトウェア面での進化も目覚ましいです。特に「Advanced HDR」機能は、明るい空と暗い建物の影が混在するような明暗差の激しいシーンで効果を発揮します。異なる露出で撮影した8枚の画像を合成することで、白飛びや黒つぶれを抑え、目で見た風景に近い、自然で階調豊かな写真に仕上げてくれます。
また、「Motion Photo」機能は、シャッターを押す前後の短い動画を記録してくれるため、動きのある被写体の一瞬の表情を捉えたり、後からベストショットを選んだりするのに便利です。AIによるシーン認識や、暗い場所での撮影を助けるNight Modeも搭載されており、特別な設定をしなくても、カメラ任せで綺麗な写真を撮りやすいです。
動画性能:4K/60fps対応と手ぶれ補正
動画撮影性能も向上しており、メインカメラでは最大4K/60fpsでの高精細な動画撮影が可能です。ライブHDR機能(4K/30fps)を使えば、逆光などの明暗差が大きいシーンでも、より自然な明るさで記録できます。動きの激しいシーンでは「アクションモード」をオンにすることで、強力な手ぶれ補正(OIS+EIS)が働き、歩きながらの撮影でも滑らかな映像が得られました。子供やペットを追いかけながら撮影するような場面でも、比較的安定した動画を撮ることができます。
セルフィーも強化:32MPフロントカメラ
前面カメラは、Phone (1)の1600万画素から倍増となる3200万画素(Sony IMX615センサー、F2.45)にアップグレードされました。これにより、セルフィー(自撮り)の解像感が向上し、より精細な写真を残せるようになりました。肌の色なども自然な印象で、美肌効果なども調整可能です。
前面カメラでもHDRやNight Mode、ポートレートモードが利用できるため、様々な状況でクオリティの高いセルフィーが期待できます。ユニークなフィルター機能「Lenticular」も搭載されており、遊び心のある撮影も楽しめます。
カメラ機能の使い勝手と少し残念な点
カメラアプリのインターフェースはシンプルで直感的であり、操作に迷うことは少ないでしょう。ただし、いくつか個人的に残念に感じた点もあります。まず、シャッター音に関してですが、試用当初は設定で消すことができたものの、OSアップデート後、SIMカードを挿入した状態では消せなくなりました(これは日本の規制に準拠した仕様変更の可能性があります)。
また、写真に撮影日時などを入れられるウォーターマーク(スタンプ)機能ですが、以前は写真の外側の領域に表示されるユニークな仕様だったのが、アップデートで一般的な写真上に重なるタイプに変更されてしまいました。個人的には以前の仕様が好きだったので、この変更は少し残念に感じています。
まとめ:Nothing Phone (2)のカメラ性能
- メインカメラ強化: Sony IMX890センサー搭載で、画質、特に暗所性能が向上。
- 高画素デュアル: 50MPのメイン・超広角カメラ構成で、どちらも高画質を実現。
- 優れた接写能力: 最短4cmまで寄れるマクロモードが非常に優秀。
- 賢いソフトウェア: Advanced HDRやMotion Photoなどで、様々なシーンを美しく捉える。
- 高機能動画: 4K/60fps撮影や強力な手ぶれ補正で、動画クオリティも向上。
- セルフィー向上: 32MPフロントカメラで、より高精細な自撮りが可能に。
- 使いやすさと課題: アプリは直感的だが、シャッター音やウォーターマークの仕様変更には注意。
Nothing Phone (2)のカメラは、前モデルから着実に進化し、日常のスナップからこだわりの撮影まで、幅広いニーズに応えられる性能を持っています。特にソフトウェアによる画質向上は目覚ましく、カメラ任せでも失敗の少ない、満足度の高い写真体験を提供してくれます。いくつかの仕様変更点はあるものの、全体としては非常にバランスの取れた、使っていて楽しいカメラだと評価できます。
カメラの仕様:Nothing Phone (2)
- 背面カメラ 50MP+50MP
- 前面カメラ 32MP
- 超広角 対応・114度
- 望遠 非対応 ※ズーム機能あり
- マクロ撮影 対応・4cmまで
- 機能
(背面)AIシーン認識、ナイトモード、超広角撮影、4cmまで寄れるマクロ撮影、ポートレートモード、背景ぼかし、ドキュメントモード、エキスパートモード、パノラマ
(前面)ライブフォト、HDポートレート、Google フィルター、ビューティーモード、ナイトモード
(動画)背面:4K動画、スローモーション (120 fps)、タイムラプス、30fpsライブ HDR、 前面:1080p 録画、30 fps
オーディオ性能をレビュー:Nothing Phone (2) のクリアな通話と安定接続、サウンド体験
スマートフォンを選ぶ上で、デザインやカメラ、パフォーマンスと並んで見逃せないのがオーディオ性能です。音楽を聴いたり、動画を観たり、通話したりと、音に関わる機能は日常的に使用します。ここでは、Nothing Phone (2)のスピーカーやマイク、ワイヤレス接続といったオーディオ性能について、実際に使ってみて感じたことを中心にレビューしていきます。
デュアルステレオスピーカーの実力は?
Nothing Phone (2)は、本体上下に配置されたデュアルステレオスピーカーを搭載しています。これにより、スマートフォン単体でも広がりのあるサウンドを楽しむことができます。実際にYouTubeでミュージックビデオを観たり、Spotifyでお気に入りのプレイリストを再生したりしてみると、左右のスピーカーからしっかりと音が出ているのが分かり、動画コンテンツなどの臨場感を高めてくれます。
音量も十分に確保されており、一人で部屋で聴く分には十分です。ただ、音質に関しては、正直なところ、他のレビューでも見られるように、少し「スカスカ」というか、低音の迫力が物足りない印象を受けました。中高音域はクリアですが、音楽をじっくり楽しみたい場合や、迫力ある映画の効果音を期待する場合は、少し物足りなさを感じるかもしれません。
クリアな音声通話を実現するマイク性能
通話品質はスマートフォンの基本性能として非常に重要です。Nothing Phone (2)には、高精細マイクが3つ搭載されています。実際に通常の電話やLINE通話などで使用してみましたが、自分の声は相手にクリアに届いているようで、特に聞き返されるようなことはありませんでした。騒がしいカフェなどで通話した際も、ある程度のノイズは拾ってしまうものの、比較的聞き取りやすい声を届けられているようです。
また、標準搭載されているレコーダーアプリで音声を録音してみたところ、こちらもクリアな音質で記録できました。会議のメモ代わりなどにも十分活用できるマイク性能だと感じます。
幅広いコーデック対応とBluetooth 5.3
Nothing Phone (2)は、MP3やAACといった一般的な形式から、高音質なFLAC、WAVまで、非常に多くのオーディオ再生形式に対応しています。様々な音源をそのまま再生できるのは嬉しいポイントです。ワイヤレス接続に関しては、最新規格に近いBluetooth 5.3に対応しています。これにより、対応するワイヤレスイヤホンとの接続安定性が高く、音の遅延も少なく抑えられています。
実際にNothing Ear (2)や他のBluetoothイヤホンを接続して音楽を聴いたり、動画を観たりしましたが、音が途切れるようなことはほとんどなく、快適なワイヤレスオーディオ体験ができました。
イヤホンジャック非搭載という点
近年多くのスマートフォンで採用されている流れと同様に、Nothing Phone (2)には3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。そのため、従来の有線イヤホンを使用したい場合は、USB Type-C端子からの変換アダプターが別途必要になります。
ワイヤレスイヤホンが主流となりつつある現在では大きなデメリットではないかもしれませんが、お気に入りの有線イヤホンを持っている方や、充電しながら有線イヤホンを使いたい方にとっては、少し不便に感じる点かもしれません。個人的にはワイヤレス派なので困ることはありませんでしたが、購入前に確認しておきたいポイントです。
まとめ:Nothing Phone (2)のオーディオ性能
- デュアルスピーカー: ステレオ再生に対応し、動画視聴時の臨場感を向上させるが、低音はやや控えめ。
- クリアなマイク: 3つの高精細マイク搭載で、通話や録音時の音声品質は良好。
- 安定したワイヤレス接続: Bluetooth 5.3対応で、ワイヤレスイヤホンとの接続安定性や低遅延を実現。
- 幅広いコーデック対応: FLACなどのハイレゾ相当音源を含む多様なオーディオ形式の再生に対応。
- イヤホンジャック非搭載: 有線イヤホン利用にはUSB-C変換アダプターが必要。
Nothing Phone (2)のオーディオ性能は、スピーカーの音質に少し物足りなさを感じる部分はあるものの、クリアなマイク性能や安定したBluetooth接続など、日常的な使用において十分なレベルを満たしていると言えます。特にワイヤレスイヤホンを中心に使うユーザーにとっては、快適なオーディオ体験を提供してくれると感じています。
バッテリーをレビュー:Nothing Phone (2) のスタミナ力と充電性能を徹底チェック
スマートフォンのバッテリー持ちや充電速度は、日々の使い勝手に直結する重要な要素です。Nothing Phone (2)は、前モデルであるNothing Phone (1)からバッテリー容量を増やし、充電性能も向上させることで、ユーザーの安心感を高めています。
ここでは、Nothing Phone (2)のバッテリーと充電について、実際の使用感を交えながら詳しくレビューしていきます。
容量アップでさらに長持ち:4700mAhバッテリー
Nothing Phone (2)のバッテリー容量は4700mAh。これはPhone (1)の4500mAhから200mAh増加しています。数値としてはわずかな差ですが、効率的なSnapdragon 8+ Gen 1チップセットや、表示内容に応じてリフレッシュレートを自動調整するLTPOディスプレイ技術との組み合わせにより、バッテリー持ちは良好な印象です。実際に朝からSNSをチェックしたり、Webサイトを閲覧したり、Spotifyで音楽を聴いたり、といった一般的な使い方であれば、夜まで充電なしで過ごせる日がほとんどでした。
もちろん、ゲームを高頻度でプレイしたり、動画を長時間視聴したりすれば減りは早くなりますが、一日中外出するような場面でも、バッテリー残量を過度に心配する必要はないという安心感があります。
スピーディーな有線充電:45W PPS対応
充電速度もPhone (1)から進化しています。有線充電は最大45WのPPS(Programmable Power Supply)規格に対応し、Phone (1)の33Wから高速化されました。公式の発表では、約55分でバッテリーを完全に充電できるとされています。実際に45W対応の充電器(別売り)で試してみると、驚くほど速く充電が進みます。
例えば、朝の準備をしている短い時間や、外出前のわずかな時間でも、十分なバッテリー量を確保できるのは非常に心強いです。ただし、この速度を活かすにはPPSまたはPD3.0などに対応した充電器が必要となる点、そして充電器自体が同梱されていない点には注意が必要です。
手軽なワイヤレス充電:15W Qi対応
Nothing Phone (2)は、最大15WのQi規格ワイヤレス充電にも対応しています。ケーブルを抜き差しする手間なく、対応の充電パッドに置くだけで充電できるのはやはり手軽で便利です。就寝時にベッドサイドのワイヤレス充電器に置いておく、といった使い方に最適です。有線充電ほどの速度はありませんが(公称約130分でフル充電)、日々の充電スタイルに合わせて有線とワイヤレスを使い分けられるのはメリットと言えます。
いざという時に役立つリバースチャージ
さらに便利なのが、5Wのリバースチャージ機能です。これは、Nothing Phone (2)自体がモバイルバッテリーのように、他のQi対応デバイスをワイヤレスで充電できる機能です。例えば、Nothing Ear (2)のようなワイヤレスイヤホンのバッテリーが外出先で切れてしまった際に、Phone (2)の背面に置くだけで充電を開始できます。出力は5Wと大きくはありませんが、緊急時には非常に役立ちます。
友人や家族のスマートフォンがバッテリー切れ寸前の時に、少しだけおすそ分けする、といった使い方も可能です。
Glyph Interfaceとバッテリー
Nothing Phone (2)ならではの機能として、背面のGlyph Interfaceが充電状況を視覚的に示してくれる点も挙げられます。USBケーブルを接続すると、下部のLEDが充電量に応じて点灯し、本体を少し揺らすだけで現在の充電レベルを確認できます。スマートフォンを裏返して置いていても充電状況が一目でわかるのは、地味ながら便利な機能です。ワイヤレス充電中も同様に機能します。
まとめ:Nothing Phone (2)のバッテリー・充電性能
- バッテリー容量増加: 4700mAhに増量し、一日中使える安心感のあるバッテリー持ちを実現。
- 高速な有線充電: 最大45WのPPS充電に対応し、約55分でフル充電が可能(対応充電器使用時)。
- 便利なワイヤレス充電: 15WのQiワイヤレス充電に対応し、置くだけで手軽に充電。
- リバースチャージ機能: 他のQi対応デバイスを充電できるため、緊急時に役立つ。
- Glyph Interface連携: 背面LEDで充電状況を視覚的に確認可能。
- 注意点: 充電器は別売り。高速充電には対応規格の充電器が必要。
「Nothing Phone (2)」は、バッテリー容量の増加と充電速度の向上により、バッテリーに関するストレスを大幅に軽減してくれます。特に45Wの高速有線充電は、忙しい現代人にとって大きな魅力となるでしょう。ワイヤレス充電やリバースチャージといった機能も備え、多様なニーズに応えるバッテリー性能を備えたスマートフォンです。
Nothing Phone (2) 真のメリット・デメリット:一年以上使って分かった真実とは?
「Nothing Phone (2)」が日本で発売されてから一年以上が経過しました(2025年4月現在)。発売当初の興奮も落ち着き、長期的に使用することで見えてくる真の魅力や、一方で無視できない注意点も明らかになってきました。ここでは、Nothing Phone (2)を改めて評価し、そのメリットとデメリットをレビュー形式で詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:唯一無二のデザインと進化したGlyph Interface
Nothing Phone (2)最大の魅力は、やはりその独創的なデザインでしょう。透明な背面パネルから内部構造が透けて見えるデザインは、他のどのスマートフォンとも一線を画し、所有する喜びを満たしてくれます。質感も高く、再生アルミニウムを使用したフレームなど、細部へのこだわりも感じられます。
そして、背面のLED「Glyph Interface」は、単なる飾りではありません。通知の種類や連絡先に応じて光り方を変えたり、タイマーや音量を表示したりと、実用的な機能も備えています。専用アプリ「Glyph Composer」でオリジナルの光と音のパターンを作成できるのも楽しく、スマートフォンとの新しい向き合い方を提案してくれる、唯一無二の存在です。
メリット2:大画面で美しいLTPO AMOLEDディスプレイ
6.7インチのLTPO AMOLEDディスプレイは、非常に高品質です。均一な細いベゼルと相まって、動画視聴やゲームプレイ時に高い没入感を得られます。発色も鮮やかで、コントラストも高く、写真や映像を美しく表示します。LTPO技術により、コンテンツに応じてリフレッシュレートが1Hzから120Hzまで自動で可変するため、スクロールは滑らかでありながら、不要なバッテリー消費は抑えられています。
屋外での最大輝度も1000ニトと比較的高く、晴れた日でもある程度の視認性が確保されている点もメリットです。
メリット3:日常使いには十分以上の快適パフォーマンス
搭載されているチップセットはSnapdragon 8+ Gen 1。発売時点では最新ではありませんでしたが、依然として非常に高性能です。アプリの起動や切り替えは非常にスムーズで、複数のアプリを同時に使用するマルチタスクも快適にこなせます。Nothing OSも独自のウィジェットやモノクローム表示といったカスタマイズ性を持ちつつ、軽快に動作します。
最近ではChatGPTとの連携機能も追加されるなど、ソフトウェア面での進化も続いています。日常的な使い方でパフォーマンスに不満を感じる場面はほとんどないでしょう。
メリット4:バランスの取れたカメラ性能
メイン、超広角ともに5000万画素のデュアルカメラシステムは、バランスの取れた性能を発揮します。特にメインカメラに採用されたSony IMX890センサーは、暗い場所での撮影能力も向上させました。Advanced HDR機能により、明暗差の大きいシーンでも白飛びや黒つぶれを抑えた自然な写真を撮影できます。
個人的には、最短4cmまで寄れる超広角カメラを使ったマクロ撮影機能が非常に優秀だと感じています。物撮りや植物の撮影などで、ディテール豊かな写真を簡単に撮ることができます。
メリット5:安心のバッテリー持ちと高速充電
4700mAhのバッテリーは、一般的な使い方であれば一日中安心して使用できる容量です。LTPOディスプレイや効率的なチップセットの恩恵もあり、バッテリー持ちは良好です。また、最大45Wの有線急速充電に対応しており、対応充電器(別売)を使えば約55分でフル充電が可能です。忙しい朝でも短時間で十分な充電ができるのは大きな利点です。
15Wのワイヤレス充電や、他のデバイスを充電できる5Wのリバースチャージ機能も搭載しており、充電に関する柔軟性も高いです。
【デメリット】
デメリット1:やはり惜しいFeliCa(おサイフケータイ)非対応
Nothing Phone (2)の最大のデメリットとして挙げられるのが、FeliCa(おサイフケータイ)に非対応である点です。NFCによるGoogle Payのタッチ決済(Visaタッチなど)は利用できますが、SuicaやPASMOといった交通系ICカードや、nanaco、WAONといった主要な電子マネーをスマートフォンで利用することはできません。日本のキャッシュレス環境、特に公共交通機関を頻繁に利用するユーザーにとっては、依然として大きなハードルとなります。
デメリット2:スピーカーの音質は好みが分かれる可能性
デュアルステレオスピーカーを搭載していますが、その音質については、やや低音域の迫力に欠けるという評価があります。動画視聴やゲームプレイ時に臨場感はありますが、音楽を深く楽しみたい場合や、音質にこだわるユーザーにとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。外部スピーカーやイヤホン・ヘッドホンの使用を前提とするのが良いでしょう。
デメリット3:大きさと重さ:人を選ぶサイズ感
6.7インチの大画面ディスプレイを搭載しているため、本体サイズは比較的大きく、重量も201.2gと決して軽くはありません。手が小さい方にとっては片手での操作が難しく、携帯性にも影響します。大画面のメリットとトレードオフになる部分であり、購入前に実機でサイズ感を確認することをおすすめします。コンパクトなスマートフォンを求めているユーザーには不向きです。
デメリット4:microSDカード非対応
ストレージ容量を後からmicroSDカードで拡張することはできません。そのため、写真や動画、アプリなどを多く保存する場合は、購入時に十分なストレージ容量(128GB/256GB/512GB)のモデルを選択する必要があります。特に動画撮影を多用するユーザーは、大容量モデルを検討するのが賢明です。
まとめ:Nothing Phone (2)のメリット・デメリット
メリット:
- 他にはない独創的なデザインと実用的なGlyph Interface。
- 美しく滑らかな6.7インチLTPO AMOLEDディスプレイ。
- 日常使いで快適なSnapdragon 8+ Gen 1のパフォーマンス。
- バランスが良く、特にマクロ撮影が得意なカメラ性能。
- 十分なバッテリー持ちと高速充電、ワイヤレス/リバース充電対応。
デメリット:
- FeliCa(おサイフケータイ)非対応によるキャッシュレス決済の制約。
- 本体スピーカーの音質(特に低音)は物足りなさを感じる可能性あり。
- 大画面ゆえの大きさと重さ、片手操作の難しさ。
- microSDカードによるストレージ拡張が不可。
Nothing Phone (2)は、デザインと独自機能に大きな魅力を持ちつつ、基本性能もしっかりと押さえたスマートフォンです。しかし、FeliCa非対応という明確な弱点も抱えています。これらのメリット・デメリットを理解した上で、自分の使い方や重視するポイントに合致するかどうかを判断することが重要です。
Nothing Phone (2)のスペック
- ディスプレイ 6.7インチ、解像度2400 × 1080 pxのフレキシブルOLED(LTPO)
※20:9/394 ppi/最大輝度1600nit/HDR10+/Corning Gorilla Glass - リフレッシュレート 1-120Hz(可変)
- タッチサンプリングレート 240 GHz
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 オクタコア
※4nm/64bit/8コア/最大3.2GHz - GPU Qualcomm Adreno 730
- RAM(メモリ) 8GB/12GB LPDDR5
- ストレージ 128/256GB/512GB
- バッテリー 4700mAh
- 駆動時間 約2日間
- 充電 45W急速充電、15Wワイヤレス充電(Qi)、5Wリバースチャージ
- 背面カメラ 50MP+50MP
- 前面カメラ 32MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2、GPS (L1&L5,AGPS,GLONASS,Beidou,GALILEO,QZSS)
- NFC Google Payに対応(FeliCa・おサイフケータイには非対応)
- インターフェース USB Type-C (OTG)
- センサー インディスプレイ指紋センサー、加速度計、電子コンパス、ジャイロセンサー、環境光センサー、近接センサー、Sensor Core、フロント RGB センサー、振動モーター、触覚タッチモーター
- スピーカー デュアルステレオスピーカー
- マイク 高感度マイク x3
- 防水 IP54
- 生体認証 ディスプレイ内指紋認証
- 筐体 前面ガラス (Gorilla Glass)、背面ガラス (Gorilla Glass)、アルミニウムフレーム
- OS Android 13ベースのNothing OS 2.0
※3年間のAndroidアップデート、4年間のセキュリティパッチ(2か月に1回)をサポート - サイズ 162.1 × 76.4 × 8.6mm
- 重量 201.2g
- カラー ホワイト、ダークグレー
- 付属品 USB-C – USB-C ケーブル、安全に関するお知らせ、SIMツール
- SIMカード デュアルSIM(nano-SIM)
対応バンド:Nothing Phone (2)
Nothing Phone (2)は5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- (日本国内)
- 5G(Sub6): n1, n3, n28,n41, n77, n78
- 4G LTE:1, 3, 8,18, 19, 26, 28,41,42
- 3G UMTS (WCDMA): bands 1,6,8,19
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n78 に対応しています。n1, n3, n28, n77 にも対応しており、一部エリアやローミングでの利用も可能です。ただし、重要なn79には対応していません。
- 4G: 主要バンドである B1, B3, B19, B28, B42 に対応しています。
- プラチナバンド: B19 に対応しています。
- 3G: B1, B6, B19 に対応していますが、3Gサービスは順次終了予定です。
au:
- 5G: 主要バンドである n77, n78 に対応しています。n1, n3, n28, n41 にも対応しており、幅広いエリアでの利用が期待できます。
- 4G: 主要バンドである B1, B3, B18 (B26含む), B28, B41, B42 に対応しています。
- プラチナバンド: B18, B26 に対応しています。
- (3Gはサービス終了)
ソフトバンク:
- 5G: 主要バンドである n77 に対応しています。n1, n3, n28, n78 にも対応しており、幅広いエリアでの利用が期待できます。
- 4G: 主要バンドである B1, B3, B8, B28, B41, B42 に対応しています。
- プラチナバンド: B8 に対応しています。
- 3G: B1, B8 に対応していますが、3Gサービスは順次終了予定です。
楽天モバイル:
- 5G: 主要バンドである n77 に対応しています。n3 にも対応しています。
- 4G: 自社回線の主要バンドである B3 に対応しています。また、パートナー回線(au)で使用される B18, B26 にも対応しています。
- プラチナバンド: 将来的に楽天モバイルが本格運用するプラチナバンド n28 (B28) に対応しています。
- (3Gはサービス対象外)
結論
この端末は、バンド情報に基づくと、
- ドコモ回線では、5Gのn79に非対応である点を除けば、主要な4G/5Gバンド(プラチナバンド含む)に対応しており、多くのエリアで利用可能です。
- au回線では、主要な4G/5Gバンド(プラチナバンド含む)に幅広く対応しており、非常に良好な通信環境が期待できます。
- ソフトバンク回線では、主要な4G/5Gバンド(プラチナバンド含む)に対応しており、非常に良好な通信環境が期待できます。
- 楽天モバイル回線では、自社回線・パートナー回線(au)の主要4Gバンド、および5Gバンドに対応しています。将来的なプラチナバンドにも対応可能です。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで利用可能ですが、ドコモ回線での5G利用においてはn79非対応の影響を受ける可能性があります。au、ソフトバンク、楽天モバイル回線では、より快適に利用できる可能性が高いと言えます。3Gについては、対応していますが各社のサービス終了に伴い利用できなくなります。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
「Nothing Phone (2)」の評価
「Nothing Phone (2)」の評価を紹介します。
- スペック:★★★★★
- 通信:★★★★★
- 機能:★★★★
- デザイン:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
2022年8月に発売された「Nothing Phone (1)」の後継モデルになります。新OSとパワフルなプロセッサを搭載し、光るギミックも進化しています。
前モデルとの大きな違いはプロセッサです。前モデルはSnapdragon 778G+を搭載していましたが、「Nothing Phone (2)」は Snapdragon 8+ Gen 1を搭載し、Antutu総合で約50万以上スコアが向上しています。
また、光るギミック「Glyph Interface」は個々のアプリでも連動するように改善されており、一部のサードパーティ製アプリでも連動できるように改善。光り方を自分で設定して、オリジナルの着信音を作成できる「Glyphコンポーザー」アプリを用意するなど使いやすさも大幅に向上しています。
そのほか、最大12GBメモリ、最大512GBストレージモデルを新たに追加。バッテリー容量は4500mAhから4700mAhに変更され、新たに45W急速充電にも対応しています(※前モデルは33W急速充電に対応)。
全体的なスペックは非常に高く、「POCO F5 Pro」に匹敵するレベルです。プロセッサ性能は「motorola edge 40」や「Google Pixel 7a」以上なので、より高速でスマホを求めている人にも最適です。
なお、前モデル同様に非常に優れたデザインで、新たに追加されたUIやウィジェットのデザインも非常に洗練されています。前モデルはほとんどがiPhoneからの乗り換えだったそうですが、新モデルはさらにAppleユーザーを取り込んでいきそうな雰囲気です。
「Nothing Phone (2)」の発売時の価格は、79,800円(8GB+128GBモデル)。
12GB+256GBモデルが99,800円、12GB+512GBモデルが109,800円と、よりハイエンドなモデルも用意されています。光るギミックを取り入れたパワフルでセンスのいいスマートフォンを探している人におすすめです。
[amazon]
Nothing Phone (2)の価格・購入先
Nothing 公式サイト
- 8GB+128GBで79800円、
- 12GB+256GBで99000円、
- 12GB+512GBGBで108000円、
で販売されています。
Nothing公式サイトで「Nothing Phone (2)」をチェックする
ECサイト
- Amazonで69,900円(税込)、
- 楽天市場で66,980円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで64,980円(送料無料)、
- 米国 Amazon.comで$719.99、
で販売されています。
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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

他のNothing スマホと比較
他にもNothingのスマートフォンが販売されています。ぜひ比較してみてください。
Nothing Phone完全ガイド:全シリーズ比較から選び方、価格まで徹底解説
その他のおすすめAndroidスマホは?
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