ASUS「Zenfone 10」と「Zenfone 9」の違いを解説!新たに追加された機能やメリット、購入前に知っておきたいデメリット、Antutuベンチマーク、原神のFPS、ゲーム、スペック、評価、詳細な価格情報も紹介しています。
※2024年7月5日、「Zenfone 11 Ultra」が発売されました。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
「Zenfone 10」が発売開始!
2023年9月8日、日本で台湾 ASUS(エイスース)の新製品「Zenfone 10」(ゼンフォーン 10)が発売されました(海外の発売日は2023年6月29日)。
Android 13 OS を搭載した5.9インチのスマートフォンです。
ASUSからは2022月8月にQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 搭載の「Zenfone 9」が発売されています。
このスマートフォンは「コンパクトで使いやすい」、「サクサク動く」と評判でした。
新モデルはその性能を受け継ぎつつ、さらに便利に使えるように性能を強化しているようです。
もちろん、Felica 対応で おサイフケータイ も使えますよ。
それでは早速、どんなスマーフォンなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
公式ページ: Zenfone 10 | Zenfone シリーズ | スマートフォン | モバイル / ポータブルゲーム機 | ASUS日本
「Zenfone 9」との違い1:ZenTouch 2.0やエッジツール 2.0など豊富な機能が使える
新モデル「Zenfone 10」は新たに片手でも操作しやすいように「ZenTouch 2.0」ボタンを搭載しています。
このボタン(電源ボタン、指紋認証センサー内蔵)は、ロック解除、動画再生/停止、Webページの閲覧、通知の確認など、よく使用する操作のショートカットを割り当てることができます。
また、新たに「エッジツール 2.0」も搭載しています。
この機能は親指だけでコントロールパネルやお気に入りのアプリをすぐに起動できるようになっています。
そのほか、サイドキーの2度押しでカメラを起動できる「クイックショット」も利用できます。
一方、前モデル「Zenfone 9」はZenTouch 2.0やエッジツール 2.0、クイックショットなどの機能を搭載していませんでした。
「Zenfone 9」との違い2:Qualcomm Snapdragon 8 Gen2 プロセッサでより高速に動作
新モデル「Zenfone 10」は新たにQualcomm Snapdragon 8 Gen2 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは4nmプロセスで製造された8コア、最大3.36GHz 駆動のCPUを搭載し、AI処理に最適化されています。
具体的にはQualcomm AI エンジン(Qualcomm Hexagon プロセッサを内蔵)を搭載し、最大 4.35 倍1高速な AI パフォーマンスを実現しています。
また、内蔵のGPUはQualcomm Adreno 740 で、ゲームのパフォーマンスを向上させるSnapdragon Elite Gamingに対応。
グラフィックAPIのVulkan 1.3、OpenGL ES 3.2、OpenCL 2.0 FPにも対応し、ゲームや動画をスムーズに再生できます。
一方、前モデル「Zenfone 9」はQualcomm Snapdragon 8+ Gen1 プロセッサ を搭載していました。
内蔵のGPUはQualcomm Adreno 730 でした。
Antutuベンチマーク
Zenfone 10が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 2 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約128万点(1,284,361)を記録していました。
例:Antutu V10 総合で「1284361」、CPUで「263530」、GPUで「575714」、MEMで「254348」、UXで「190769」
一方、前モデル「Zenfone 9」が搭載する Qualcomm Snapdragon 8+ Gen1 プロセッサは、Antutuベンチマーク総合で約110万点(1104795)を記録していました。
Zenfone 10は前モデル「Zenfone 9」よりもスコアが18万点向上していますが、その差はあまり大きくはありません。
Snapdragon 8 Gen 2性能を比較
他のCPUを搭載するスマートフォン12機種と比較すると、Qualcomm Snapdragon 8 Gen2 プロセッサ は2番目に高いスコアを記録していました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen3 (Zenfone 11 Ultra/Galaxy S24 Ultra/Xperia 1 VI)・・・Antutu:約 219万 前後
- Snapdragon 8 Gen 2 (Zenfone 10 /Xperia 5 V)・・・Antutu:約 140万 前後
- Dimensity 8300 Ultra (POCO X6 Pro)・・・・・・Antutu:約 140万 前後
- Qualcomm Snapdragon 8+ Gen1 (Zenfone 9)・・・・・・Antutu:約 120万 前後
- Snapdragon 8 Gen 1 (AQUOS R7/motorola edge30 PRO)・・・Antutu:約 117万
- Tensor G3 (Google Pixel 8 / Pixel 8a)・・・Antutu:約 107万 前後
- Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:約 85万 前後
- Dimensity 8020 (motorola edge 40)・・・Antutu 約 74万
- Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
- MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:約56万
- Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:約54万
- Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:約 52万
ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2のゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて紹介します。
原神
美しいファンタジー世界「テイワット」を探索し、壮大な物語を体験するオープンワールドアクションRPGです。非常に高いグラフィック品質と広大なマップが特徴です。
Snapdragon 8 Gen 2では、グラフィック設定を「最高」にした場合でも、ほとんどの場面で60fpsに張り付いた滑らかな動作をします。キャラクターが密集する都市部や、元素爆発が連続するような高負荷な戦闘シーンにおいてもフレームレートの低下は最小限に抑えられ、快適なプレイフィールが持続します。長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを維持し、テイワットの美しい世界を存分に堪能できます。
PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦い抜く、バトルロイヤル形式のシューティングゲームです。戦略性と緊張感のある銃撃戦が魅力です。
Snapdragon 8 Gen 2では、グラフィック設定「スムーズ」とフレーム設定「90fps」を選択した場合、ほぼ常に90fpsでの非常に滑らかな動作を実現します。「HDR高画質」や「UHD」といった高画質設定においても、フレーム設定を「極限」(60fps)にすれば安定して60fpsを維持し、遠くの敵の視認性や精確なエイム操作をサポートします。激しい銃撃戦や車両での高速移動中でも、カクつきを感じることはほとんどありません。
崩壊3rd (Honkai Impact 3rd)
「艦長」として「戦乙女」たちを指揮し、世界を脅かす「崩壊」に立ち向かう3DアクションRPGです。ハイクオリティなアニメ調グラフィックと爽快なアクションが特徴です。
Snapdragon 8 Gen 2では、グラフィック設定を最高にし、フレームレート設定を最大(対応ディスプレイであれば90fpsや120fpsも視野)にしても、戦闘シーンで常に高いフレームレートを保ちます。キャラクターの華麗なアクションや派手なスキルエフェクトが多用される場面でも、動作は非常に滑らかで、操作への追従性も抜群です。高難易度コンテンツにおいても、パフォーマンス不足を感じることなくプレイに集中できます。
NieR Re[in]carnation (ニーア リィンカーネーション)
「檻(ケージ)」と呼ばれる謎の空間を舞台に、失われた記憶を取り戻す旅をするコマンドバトルRPGです。独特の退廃的な雰囲気と美しい音楽、切ない物語が特徴です。
Snapdragon 8 Gen 2では、最高画質設定で安定して60fpsでの動作が可能です。「檻」の美しい背景やキャラクターモデルの繊細な表現を損なうことなく、滑らかなアニメーションで物語に没入できます。バトルシーンや探索パートも快適で、ゲームの世界観をじっくりと味わうことができます。
Tower of Fantasy (幻塔)
惑星アイダを舞台にした、自由度の高い探索と爽快なバトルが楽しめるSFオープンワールドRPGです。多彩な乗り物やアバターカスタマイズも魅力の一つです。
Snapdragon 8 Gen 2では、グラフィック設定を最高レベルにし、フレームレートを90fpsや120fps(ゲームが対応していれば)に設定しても、広大なフィールドの探索やアクション性の高い戦闘を滑らかにこなします。他のプレイヤーが多く集まるエリアや、巨大なワールドボスとの戦闘など、負荷が高い状況でもフレームレートの大きな落ち込みは少なく、快適なプレイ環境を提供します。
黒い砂漠MOBILE (Black Desert Mobile)
PC版MMORPG「黒い砂漠」の世界観をモバイルで再現した作品です。圧倒的なグラフィックと自由度の高いキャラメイキング、大規模な戦闘が特徴です。
Snapdragon 8 Gen 2では、グラフィックオプションを最高(解像度「最大」、フレームレート「最大」など)に設定しても、多くの場面で60fpsに近い動作をします。キャラクターの細部や世界の美しい風景を高精細に楽しめます。領地戦や拠点戦といった大人数が参加するコンテンツでは、エフェクトの多さによりフレームレートが変動することもありますが、ソロプレイや少人数での狩りでは非常に安定したパフォーマンスを発揮します。
アスファルト9:Legends (Asphalt 9: Legends)
実在するスーパーカーを操り、派手なニトロやスタントを駆使して競い合うアーケードレーシングゲームです。美しいグラフィックと爽快なスピード感が特徴です。
Snapdragon 8 Gen 2では、グラフィック設定を「ハイエンド」に設定した場合、常に60fpsに張り付いた極めて滑らかな動作をします。マシンのディテール、コースの風景、クラッシュシーンの迫力あるエフェクトまで、すべてが高品質かつスムーズに描画され、圧倒的な没入感でレースを楽しめます。タッチドライブ操作もレスポンス良く行え、快適なドライビング体験が得られます。
まとめ:ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2は、極めて高いグラフィック処理能力を有しており、今回挙げた全てのゲームタイトルにおいて、最高設定またはそれに近い高品質な設定で、非常に快適なプレイ環境を提供します。特に高フレームレートに対応したゲームでは、その性能を遺憾なく発揮し、滑らかで応答性の高いゲーム体験を実現します。
「Zenfone 9」との違い3:カメラの性能が向上・高画質で強力な手ぶれ補正が利用できるように改善
新モデル「Zenfone 10」は背面に50MP(広角)+ 13MP(超広角)の2眼カメラを、前面に32MPのフロントカメラを搭載しています。
一方、前モデル「Zenfone 9」は背面に50MP+12MPの2眼カメラを、前面に12MPのフロントカメラを搭載していました。
新モデルは前モデルよりも背面サブカメラの性能が向上し、前面カメラの画素数も向上しています。
また、新モデルでは新たに6軸のハイブリッドジンバルスタビライザーと電子式「アダプティブEIS」による強力な手ぶれ補正機能が利用できるようになっています。
また、4~8倍のデジタルズーム時でも、ゆがみを抑えて鮮明に表示する「Hyper Clarity」など新しい機能が追加されています。
その他のカメラ機能
画質を向上させた新しいAIシーン認識や1~2倍ズームでの撮影に対応して顔のディテールを鮮明に写す「ポートレードモード」も追加されています。なお、従来モデルと同様に光跡を撮影できる「ライトトレイルモード」も利用できます。
前面カメラは32MPで、Zenfone 9比でノイズを50%低減し、67%多くの光を取り込めるようになり、薄暗いシーンの画質が向上しています。また、進化したナイトモードのアルゴリズムにより、人物の自然な肌の色合いやクリアな輪郭、背景のディテールも記録できるようになっています。
カメラの仕様
背面カメラ 50MP(広角)+ 13MP(超広角)
前面カメラ 32MP
超広角 対応
望遠 非対応 ※ズーム機能あり
マクロ撮影 対応
機能 「クイックショット」、「アダプティブEIS」(電子式手ぶれ補正)、6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー(手ブレ補正・静止画と動画の撮影に対応)、AIシーン認識、「Hyper Clarity」、「ポートレードモード」、「ライトトレイルモード」
超広角、マクロ撮影、ナイトモード、HDR撮影、プロ(RAWファイルのサポート、最大32秒の長時間露光)、プロビデオ、パノラマ、タイムラプス、スローモーション
(動画撮影)8K(24fps)、4K(30fpsまたは60fps)、フルHD
4300mAhバッテリーで30W急速充電、15Wワイヤレス充電に対応
「Zenfone 10」は前モデルよりも駆動時間が12.9%伸びた4300 mAhバッテリーを搭載しています。また、30W急速充電や15Wのワイヤレス充電(Qi)も利用できます。
一方、「Google Pixel 7a」は4385 mAhバッテリー搭載で、スーパーバッテリー セーバーモード、ワイヤレス充電、急速充電に対応しています。「Xperia 10 V」は5000mAhバッテリー搭載でいたわり充電に対応しています。「OPPO Reno9 A」は4500mAhバッテリー搭載で18W急速充電に対応しています。
DiracHDサウンド対応のデュアルステレオスピーカーで音がいい
「Zenfone 10」はDiracHDサウンド対応のデュアルステレオスピーカーを搭載し、歪みの少ないクリアなサウンドを再生できます。また、Bluetoothバージョンは5.3で、ワイヤレスでも高音質なサウンドが楽しめるクアルコムのSnapdragon SoundやaptX Adaptiveにも対応しています。
一方、「Google Pixel 7a」はステレオスピーカー搭載で高音質なサウンドを再生できます。「Xperia 10 V」はフロント ステレオスピーカー搭載で広がりのあるサウンドを再生できます。「OPPO Reno9 A」はモノラルスピーカーを搭載しています。
5.9インチのAMOLED液晶・明るくワイドでsRGB、HDR10+に対応
「Zenfone 10」は5.9インチで解像度2400 x 1080 pxのSamsung AMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載。アスペクト比20:9、ピクセル密度445ppi、最大輝度1100nitsの明るくワイドな画面で、正確な色再現が可能なsRGB 151.9%やDCI-P3 112%、高コントラストで見やすいHDR10+、ちらつきを抑えるDC調光、堅牢なゴリラガラス Victusよる保護にも対応しています。
一方、「Google Pixel 7a」は6.1インチで解像度1080×2400 pxのOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。「Xperia 10 V」は約6.1インチで解像度1080 x 2520 pxのOLEDディスプレイを搭載しています。「OPPO Reno9 A」は約6.4インチで解像度2400×1080ドットの有機EL(AMOLED)ディスプレイを搭載しています。
リフレッシュレート 144Hzに対応
「enfone 10」はより滑らかな映像を再生できるリフレッシュレート 144Hzに対応しています。
一方、「Google Pixel 7a」はリフレッシュレート 最大90Hzに対応しています。「Xperia 10 V」はリフレッシュレート 60Hzに対応しています。「OPPO Reno9 A」はリフレッシュレート 最大90Hzとタッチサンプリングレート 最大180Hzに対応しています。
最大16GB メモリと最大512GB UFS4.0ストレージを搭載
「Zenfone 10」は8GB/16GB LPDDR5Xメモリ搭載でスムーズに動作します。
また、ストレージは高速なUFS4.0規格で、128GB/256GB/512GB を搭載しています。
一方、「Google Pixel 7a」は8GB LPDDR5メモリと高速なUFS 3.1規格のストレージを128GB搭載しています。「Xperia 10 V」は6GB LPDDR4Xメモリと128GBストレージ搭載で最大1TBまで拡張できます。「OPPO Reno9 A」は8GB LPDDR4xメモリ搭載で最大16GBまで拡張できます。また、128GB UFS 2.2ストレージ搭載で最大1TBまで拡張できます。
FeliCa 対応でおサイフケータイも使える
「Zenfone 10」はNFC(FeliCa) 対応でおサイフケータイを利用できます。
一方、「Google Pixel 7a」、「Xperia 10 V」、「OPPO Reno9 A」はNFC(FeliCa) 対応でおサイフケータイを利用できます。
IP68防水防塵に対応
「ASUS Zenfone 10」はIP68防水防塵に対応し、深さ1.5mまでの水没に30分耐えられるほか、埃を完全にシャットアウトすることもできます。
一方、「Google Pixel 7a」はIP67防水防塵と耐傷に対応しています。「Xperia 10 V」と「OPPO Reno9 A」はIP68防水防塵に対応しています。
5G通信、Wi-Fi 6e ・Bluetooth 5.3、GPSに対応
「Zenfone 10」は5G通信に対応し、わずか数秒で動画ファイルをダウンロードできます。
また、Wi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」に対応しています。また、Bluetooth 5.3とGPSナビゲーションも利用できます。
一方、「Google Pixel 7a」は5G通信、Wi-Fi 6eとBluetooth 5.3、GPSに対応しています。「Xperia 10 V」と「OPPO Reno9 A」は5G通信、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.1、GPSに対応しています。
画面内指紋認証に対応
「ASUS Zenfone 10」は画面内指紋認証に対応し、安全かつスピーディにログインできます。
一方、「Google Pixel 7a」と「OPPO Reno9 A」はディスプレイ内指紋認証と顔認証に対応しています。「Xperia 10 V」はサイド指紋認証に対応しています。
厚さ9.4mmで重さ172gで5色カラーを用意
「ASUS Zenfone 10」は本体は厚さ9.4mm、重さ172gの片手でも持ちやすいコンパクトなボディで、ミッドナイトブラック、コメットホワイト、エクリプスレッド、オーロラグリーン、スターリーブルーの5色カラーを用意しています。
一方、「Google Pixel 7a」は厚さ9.0mmで重さ193.5gの薄型軽量デザインで、チャコール、スイー、スノー、コーラルの4色カラーを用意しています。「Xperia 10 V」は厚さ8.3mmで重さ約159gの薄型軽量デザインで、 ラベンダー、ホワイト、ブラック、セージグリーンの4色カラーを用意しています。「OPPO Reno9 A」は厚さ約7.8mmで重さ約175gの薄型軽量デザインで、ムーンホワイト、ナイトブラックの2色カラーを用意しています。
Android 13 + Zen UI 搭載で新機能も使える
「ASUS Zenfone 10」はOSにAndroid 13を搭載し、2年間のOSバージョンアップと4年間のセキュリティアップデートを保証。独自のZen UIを採用し、ロック画面の常時 写真表示(選択可)や新しいスマホにデータを移行するツール「Phone clone」、ワンクリックでのスクリーンショット撮影(長いWebページを含む)なども利用できます。
また、Android 13の新機能も利用できます。
Android 13には、
テーマ別アイコンデザイン(サードパーティ製アプリを含む)、クイック設定の変更(ボタンの位置変更・タイル数の増加・不要な実行中アプリを停止)、ホーム画面のカスタマイズ、メディアコントロール(音楽でデザインが変化)、テキストのコピーツール、アプリごとの言語設定、おやすみ時間モードのカスタマイズ(設定項目が増加)、「バイブレーションとハプティクス」(通話のバイブレーションなどの設定項目が追加)、
通知の制御(ユーザーに許可を求める)、クリップボード履歴の自動消去、特定の写真や動画のみにアクセスを許可、空間オーディオ、Bluetooth LE Audio(音楽を他のユーザーと共有)、Chromebookとの連携、端末間でコピー&ペースト、タブレットのマルチタスク、手のひらとスタイラスペンの別タッチ登録
などの機能が追加されています。
一方、「Google Pixel 7a」と「Xperia 10 V」はOSにAndroid 13を採用し、5年間のセキュリティ アップデートが提供されます。「OPPO Reno9 A」はAndroid 13 ベースの ColorOS 13を搭載しています。
「Zenfone 10」のデメリット
「Zenfone 10」のデメリットを紹介します。
デメリット1:メモリを拡張できない
「ASUS Zenfone 10」は仮想メモリ機能でメモリ容量を増やすことができません。
一方、「OPPO Reno9 A」は仮想メモリで最大16GBまで拡張できます。「Google Pixel 7a」と「Xperia 10 V」はメモリを拡張できません。
デメリット2:microSDカードでストレージを増やせない
「ASUS Zenfone 10」はスロットを搭載していないため、microSDカードでストレージを増やすことができません。
一方、「Xperia 10 V」と「OPPO Reno9 A」はmicroSDXCカードで最大1TBまで拡張できます。「Google Pixel 7a」はmicroSDメモリーカードで拡張できません。
Zenfone 10のスペック(仕様)
- ディスプレイ 5.9インチ、解像度2400 x 1080 pxのSamsung AMOLED
※20:9/445ppi/HDR10+/sRGB 151.9%/DCI-P3 112%/Delta-E <1/最大輝度1100nits/DC調光//Corning Gorilla Glass Victus/107% NTSC/Amazon HDR/YouTube HDR - リフレッシュレート 144Hz (Game Genie でのみ有効)
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8 Gen2
※4nm/64bit/8コア/最大3.36GHz - GPU Qualcomm Adreno 740
- RAM(メモリ) 8GB/16GB LPDDR5X
- ストレージ 128GB/256GB/512GB UFS4.0
- バッテリー 4300 mAh
- 駆動時間 約2日間
- 充電 30W急速充電、15Wワイヤレス充電
- 背面カメラ 50MP+13MP
- 前面カメラ 32MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e & WiFi 7 (802.11 a/b/g/n/ac/ax、2×2 MIMO)、Bluetooth 5.3 (Snapdragon Sound/aptX Adaptive対応)、GPS (GPS/GNSS/Glonass/Galileo/BeiDou/QZSS/NavIC)
- NFC(FeliCa) 対応
- インターフェース USB Type-C (OTG)、3.5mmオーディオジャック
- センサー 加速度、電子コンパス、近接、周囲光センサー、指紋センサー、ジャイロ(ARCore対応)、ホールセンサー
- スピーカー DiracHDサウンド対応のデュアルステレオスピーカー ※QualcommWSA8835スマートアンプを備えたマルチマグネットステレオスピーカーにより、より大きく、より深く、歪みの少ないサウンド効果を実現
- オーディオ 高解像度オーディオ192k Hz/24ビット標準3.5mm出力、QualcommAudioCODEC(WCD9380)、複数のリスニングプロファイルを備えたAudioWizard
- マイク OZOオーディオノイズリダクションテクノロジーを備えた2つのマイク
- 防水防塵 IP68
- ゲーム機能 Game Genie
- 生体認証 画面内指紋認証
- OS Android 13 + Zen UI ※2年間のOSバージョンアップと4年間のセキュリティアップデートを保証
- サイズ 146.5 x 68.1 x 9.4 mm
- 重量 172g
- カラー ミッドナイトブラック、コメットホワイト、エクリプスレッド、オーロラグリーン、スターリーブルー
- 付属品 ドキュメント(ユーザーガイド、保証書)、イジェクターピン(SIMトレイニードル)、USB電源アダプター(30W)、USB-C-USB-Cケーブル、電話ケース
- 5G通信 対応
- SIMカード NanoSIM (デュアルSIM/DSDV対応)
「Zenfone 10」の評価
「ASUS Zenfone 10」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★★
機能:★★★★★
デザイン:★★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★
<総合評価>
2022年8月以降に発売された「Zenfone 9」の後継モデルになります。前モデルと同様に片手で持てるコンパクトなボディにSnapdragon 8 Gen2プロセッサを搭載。操作性やカメラ性能も強化されています。
プロセッサはQualcomm Snapdragon 8 Gen2でTensor G2搭載の「Google Pixel 7a」よりも性能が高くなります。
また、片手でも操作しやすいように「ZenTouch 2.0」や「エッジツール 2.0」などを搭載。サイドキーの2度押しでカメラを起動できる「クイックショット」も利用できます。
そのほか、カメラは6軸のハイブリッドジンバルスタビライザーと電子式「アダプティブEIS」による強力な手ぶれ補正機能を搭載。4~8倍のデジタルズーム時でも、ゆがみを抑えて鮮明に表示する「Hyper Clarity」など新しい機能が追加されています。
全体的にスペックも向上し、操作性も改善されたことで、より使いやすくなったようです。コンパクトサイズで片手でも操作しやすいこと、超強力な手ぶれ補正機能でブレの少ない動画を撮影できる点で他のスマホよりもかなり便利に使えることは間違いなさそうです。
ただし、メモリ拡張やストレージ拡張には対応していません。拡張性にこだわる人はストレージの拡張に対応する「Xperia 10 V」、メモリ&ストレージの拡張に対応する「OPPO Reno9 A」も比較・検討した方がいいでしょう。
「ASUS Zenfone 10」の発売時の価格は、799ユーロ(8GB+128GBモデル・日本円で約12万6000円)。優れた操作性とカメラ性能を備えたハイスペックなスマートフォンを探している人におすすめです。
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ASUS Zenfone 10の価格・購入先
ECサイト
- Amazonで101,800円 (税込・ZF10-BK8S128/A)、
- 楽天市場で118,830円(送料無料・国内版)、
- ヤフーショッピングで93,841円(中古品・ZF10-BK8S128)、
で販売されています。
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「ASUS Zenfone 10」に似た性能を持つスマートフォンも販売されています。
Zenfone 12 Ultra
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2025年5月30日発売)。
Android 15 (ZenUI)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite (オクタコア、4.3GHz)、LPDDR5X 12GB または 16GBメモリ、フルHD+ (2400×1080)のLTPO AMOLED、256GB または 512GB (UFS4.0)ストレージ、5,500mAhバッテリー、背面50MPメイン (6軸ジンバルスタビライザー4.0) + 32MP望遠 (光学3倍、OIS) + 13MP超広角のトリプルカメラ、前面32MP RGBWイメージセンサーのフロントカメラを搭載しています。
また、eSIM、カメラのAI機能(AIトラッキング、AIポートレート動画2.0、AIボイスクラリティ、AI流し撮りなど)、AI機能(AI通話翻訳2.0、AI文字起こし2.0、AI記事の要約、AIドキュメントの要約など)、ASUSの独自機能(「通話音声の自動録音」機能、「ツインアプリ」機能、「エッジツール」、「クイックショット」、「Photo Vibe」、「Game Genie」)に対応。
おサイフケータイ(Felica)、IP65/IP68防水防塵、NFC搭載、最大65W HyperCharge急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応、指紋認証 (画面内)、顔認証、USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、5G通信、Wi-Fi 7 、Bluetooth® 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで149,800円(税込・国内版・ZF12U-BK12S256/A)、楽天市場で149,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,800円(送料無料)、AliExpressで144,824円、です。
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