2025年7月24日に発売されたASUSの最新フラッグシップモデル「Zenfone 12 Ultra」は、最新プロセッサ「Snapdragon 8 Elite」と飛躍的に進化したAI機能を搭載し、スマートフォン体験を新たな次元へと引き上げる一台として大きな注目を集めています。
このレビューでは、Zenfone 12 Ultraが誇るプロ級のカメラ性能や、日常をスマートに変えるAI機能、そして前モデル「Zenfone 11 Ultra」から遂げた進化のすべてを、実際に使用したからこそ分かる視点で徹底的に掘り下げていきます。
【先に結論からお伝えしましょう】
Zenfone 12 Ultra の長所(Pros):
- 物理ジンバルによる「スマホ最強クラス」の強力な手ブレ補正とプロ級のカメラ機能
- 最新CPU「Snapdragon 8 Elite」がもたらす異次元の快適性と圧倒的なパフォーマンス
- 最近のスマホでは希少な3.5mmイヤホンジャックを搭載し、妥協なき高音質オーディオを実現
- Wi-Fi 7、シリーズ初のeSIM対応など、将来を見据えた最先端の接続性
- ゲーマーを強力に支援する「Game Genie」や、かゆいところに手が届くZenUIの多彩な独自機能
Zenfone 12 Ultra の短所(Cons):
- 競合の高性能モデルと比較すると、やや割高に感じられる価格設定
- OSアップデート保証期間が、他社の主要フラッグシップ機より短い
- USBポートがUSB 2.0規格のため、PCへの大容量データ転送が遅い
- 一部のAI機能はまだベータ版であり、精度や操作性に改善の余地がある
総合評価:
Zenfone 12 Ultraは、カメラ、オーディオ、ゲーミング性能に一切妥協したくないパワーユーザーや、最新AI機能を駆使して日常をよりスマートにしたいガジェット好きにとって、価格以上の価値を提供する多機能なフラッグシップモデルです。
<この記事で分かること>
- 最新CPU「Snapdragon 8 Elite」の圧倒的なパフォーマンスとAntutuベンチマークスコア
- 進化した「6軸ジンバルスタビライザー4.0」搭載カメラの実力とAIによる作例
- Zenfone 11 Ultraから何が変わったのか?スペックや機能を新旧モデルで徹底比較
- 「AI通話翻訳」や「AI記事の要約」など、日常を変えるAIデイリーツールの詳細な使い方と実用性
- ゲーム性能レビュー:「原神」や「Call of Duty: Warzone Mobile」は最高設定で快適にプレイできるか?
- バッテリーはどれくらい持つ?YouTube連続再生やPCMarkでの実機テスト結果
- 待望のeSIM対応や、貴重な3.5mmイヤホンジャック搭載のメリット
- スペックや機能に対する項目別の5段階評価
- Xiaomi 15やGalaxy S25 Ultraなど、強力なライバル機種とのメリット・デメリット比較
- IIJmioなど格安SIMでの運用や、お得な購入方法と最新価格
この記事を最後まで読むことで、本当に「Zenfone 12 Ultra」は必要なのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Zenfone 12 Ultra (ゼンフォントゥエルブウルトラ)|フラッグシップSIMフリースマホ|ASUS 日本
デザイン:Zenfone 12 Ultra ~洗練されたフォルムとサステナビリティの調和~
ここでは、Zenfone 12 Ultraの洗練されたデザイン、魅力的な新色、環境への配慮、そして日常的な使用における耐久性について、実際に手にした感覚、特に前モデルZenfone 11 Ultraとの比較を交えながら詳しく見ていきます。
持つ喜びを感じる洗練されたフォルム
Zenfone 12 Ultraを手に取ってまず感じるのは、その驚くほど洗練されたフォルムです。滑らかなマットガラス仕上げは、まるで上質なシルクを思わせる心地よい手触りで、指紋が付きにくい点も好印象です。これにより、常に美しい外観を保ちやすく、日常的に触れるたびに質の高さを実感できます。ディスプレイを縁取るベゼルも極限まで細く設計されており、これが視界の広がりと没入感を高めてくれます。
サイズ感に目を向けると、前モデルのZenfone 11 Ultraと比較して非常に興味深い点が明らかになります。Zenfone 11 Ultraの本体サイズが高さ163.8mm × 幅76.8mm × 奥行き8.9mmであったのに対し 、Zenfone 12 Ultraは高さ163.8mm × 幅77mm × 奥行き8.9mmとなっています 。
高さと奥行きは全く同じで、幅がわずかに0.2mm増したものの、実際に手にしてみると、その差はほとんど感じられず、Zenfone 11 Ultraに慣れ親しんだ手にも驚くほど自然にフィットします。むしろ、この馴染み深いサイズ感を維持しながら、Zenfone 12 Ultraでは重量がZenfone 11 Ultraの225gから220gへと5g軽量化されている点が大きな進化です 。
この軽量化は、例えば長時間のウェブブラウジングや電子書籍を読む際に、手首への負担が軽減されるのをはっきりと感じさせてくれました。同じようなサイズ感でありながら、より軽快に扱えるようになったのは、日々の使い勝手に直結する嬉しい改良点と言えるでしょう。
個性を彩る3つの新色
Zenfone 12 Ultraでは、新たに「セージグリーン」、「エボニーブラック」、「サクラホワイト」という、それぞれに魅力的な3色がラインナップされました 。私が特に心惹かれたのは「セージグリーン」です。落ち着きがありながらも深みのある緑は、都市の喧騒の中でも自然の息吹を感じさせてくれるようで、カフェでの一息や公園での散策など、リラックスしたいシーンにもよく馴染みます。
「エボニーブラック」は、その名の通り漆黒が美しい定番色で、フォーマルな場でも自信を持って使える高級感を備えています 。そして「サクラホワイト」は、日本の桜を彷彿とさせる繊細で柔らかな白さが特徴的で、持つ人の手元を上品に彩ってくれるでしょう 。これらのカラーは、ユーザー一人ひとりのライフスタイルや個性を際立たせる素晴らしい選択肢だと感じました。
地球と共にあるデザインフィロソフィー
ASUSの環境に対する真摯な姿勢は、Zenfone 12 Ultraのデザインフィロソフィーにも色濃く反映されています。本体フレームには100%リサイクルアルミニウムが、そしてディスプレイ表面のガラスには22%のリサイクルガラスが採用されています 。この取り組みは、前モデルのZenfone 11 Ultraでも見られたものであり 、製品を選びながら環境貢献も意識したいという現代のニーズに応えるものです。
さらに、製品パッケージにはFSC認証を受けた再生紙が採用されており (Zenfone 11 UltraではFSC認証紙を使用 、Zenfone 12 Ultraも再生紙を利用 )、細部に至るまで環境負荷の低減へのこだわりが感じられます。スマートフォンという日常に不可欠なアイテムだからこそ、こうしたサステナビリティへの配慮は、製品への愛着をより一層深めてくれる要素になると実感しました。
日常使いの安心感を高める耐久性
Zenfone 12 Ultraは、その美しいデザインだけでなく、日々の様々なシーンで安心して使える実用性も兼ね備えています。IP65/IP68等級の防水・防塵性能に対応しているため 、例えばキッチンでレシピを見ながら料理をする際の軽い水はねや、外出先での突然の雨、あるいはアウトドアで少し埃っぽい場所に持ち出すといった状況でも、過度に神経質になる必要がありません。
実際に、小雨の中でマップアプリを確認する場面がありましたが、全く問題なく使用でき、その堅牢性に頼もしさを感じました。このタフさがあるからこそ、日常のあらゆる場面でZenfone 12 Ultraを最大限に活用できるのです。
実用性を考慮したボタンとポートの配置
ボタンとポートの配置も実用性を追求しています。右側面に電源・音量ボタンをまとめ、自然な操作感を実現。左側面はボタン類がなく、すっきりとした印象です。
インターフェースは下部に集約されており、デュアルSIM(eSIM対応、microSD非対応)スロット、ステレオスピーカー、そしてハイエンド機では貴重な3.5mmイヤホンジャックを搭載。特にUSB-Cポートは、横持ちでのゲームプレイ時にケーブルが干渉しにくいよう、あえて左寄りに配置するこだわりが見られます 。ただし、この配置により一部コントローラー等との互換性には注意が必要です。
まとめ:外観とデザイン
- 洗練されたデザイン:滑らかなマット仕上げと極細ベゼルが、シンプルながらも所有欲を満たす高級感のある外観を実現しています。
- 絶妙なサイズバランスと軽量化:前モデルZenfone 11 Ultraと高さ・奥行きは同一、幅はほぼ同等を維持しつつ5g軽量化 。これにより、持ちやすさと長時間の操作における負担が軽減されています。
- 魅力的な新色:個性を引き立てるセージグリーン、エボニーブラック、サクラホワイトの3色展開で 、自分のスタイルに合わせて選ぶ楽しみがあります。
- 環境への配慮:フレームやガラスにリサイクル素材を使用し 、パッケージにもFSC認証紙を採用するなど、サステナビリティを意識した製品作りが徹底されています。
- 安心の耐久性:IP65/IP68の防水・防塵性能を備えており 、日常の様々なアクシデントから守ってくれる安心感があります。
- 実用的なポート配置:ハイエンド機では貴重な3.5mmイヤホンジャックを搭載し 、USB-Cポートは横持ち時にケーブルが手に干渉しにくいよう左寄りに配置されるなど、使いやすさへの配慮が光ります(SDカードは非対応)。
ディスプレイ:Zenfone 12 Ultra ~SAMSUNG E6 AMOLEDが織りなす至高の視覚体験~
ここでは、Zenfone 12 Ultraが搭載する卓越したディスプレイについて、私が実際に使って感じた感動や、日々のスマートフォンの使い方がどのように変わったかを中心にお伝えします。前モデルZenfone 11 Ultraから受け継がれる高品質な表示がいかに素晴らしい体験を提供してくれるか、ぜひ感じてください。
鮮やかさと滑らかさに心奪われるSAMSUNG E6 AMOLED
Zenfone 12 Ultraを手にして、まず心を奪われたのが、この6.78インチ SAMSUNG E6 Flexible AMOLEDディスプレイの圧倒的な表現力です。普段からよく観るNetflixの映画では、これまで気づかなかった映像の奥行きや暗部のディテールまで鮮明に映し出され、まるで上質なミニシアターを持ち歩いているような深い感動を覚えました。
特にSF映画の宇宙空間のシーンでは、吸い込まれるような真の黒と、そこに輝く星々のリアルな煌めきに、思わず息をのむほどでした。写真や動画を見るたびに、その美しさに小さな喜びを感じています。
そして、このディスプレイの真価は、LTPO技術による1Hzから120Hzの可変リフレッシュレートによって、さらに高められています。情報収集で毎日欠かさずチェックするX(旧Twitter)のタイムラインも、120Hzの滑らかなスクロールのおかげで、まるで指に吸い付くように流れ、情報がスッと頭に入ってくる感覚です。以前のスマートフォンでは時折カクつきが気になっていた場面でも、Zenfone 12 Ultraでは全くストレスを感じません。
さらに、「原神」のような美しいグラフィックが魅力のゲームをプレイする際には、設定から144Hz駆動を選択することで、その真価を最大限に体験しました。広大なフィールドを探索する際の風景の移り変わりや、戦闘中の激しいアクションも、目で追うのがやっとなくらい滑らかに表示され、キャラクターの操作に対する反応も非常にダイレクトに感じられました。
これにより、ゲームへの没入感が格段に向上し、プレイの質が一歩も二歩も進んだように感じています。この体験は、まさに爽快の一言です。
太陽の下でも見やすさに感動 – 驚異的な輝度
私がZenfone 12 Ultraのディスプレイで特に感動したのは、屋外での圧倒的な視認性の高さです。最大輝度1600ニト、さらに明るい場所ではHBM(ハイブライトネスモード)によって最大2500ニトまで引き上げられるこのディスプレイは、まさに頼れる存在です。先日、初夏の気持ち良い日差しの中、札幌の大通公園を散策中にGoogle Mapsで目的地を確認したのですが、太陽光が直接画面に当たるような状況でも、表示が驚くほどクリアに見えました。
以前の端末では、手で影を作ったり、表示が見えにくくて何度も立ち止まったりしていたような場面でも、Zenfone 12 Ultraならストレスなく情報を確認でき、本当に助かりました。カフェのテラス席で友人とLINEでメッセージを交換する際も、画面の明るさを最大にしなくても十分な視認性が確保され、バッテリーの心配も少し和らいだように感じます。この見やすさは、一度体験すると他のスマートフォンに戻れなくなるほどの快適さです。
日常の安心と利便性を高める先進技術
これほど美しいディスプレイですから、その保護にも気が配られています。表面ガラスには、信頼のCorning® Gorilla® Glass Victus™ 2が採用されており、これは前モデルのZenfone 11 Ultraと同様に、非常に高い強度を誇ります。正直、何度かポケットから出し入れする際に、鍵など他の持ち物と擦れることがありましたが、今のところ気になる傷は一つもありません。この安心感があるからこそ、日常でためらうことなく使えるのだと実感しています。
そして、LTPO技術の恩恵を最もスマートに感じさせてくれるのが、1Hz駆動にも対応した常時表示ディスプレイ(Always-On display) です。会議中に時間や次のアポイントメントをさりげなく確認したり、デスクに置いている時に新着通知や天気予報を一目で把握したりと、スマートフォンをわざわざスリープ解除する手間が省け、日々の細かな動作が格段にスムーズになりました。バッテリー消費もほとんど気にならないレベルで、この機能は私の生活にとって、なくてはならない便利な相棒となっています。
まとめ:ディスプレイ
- 表示品質:6.78インチのSAMSUNG E6 Flexible AMOLEDディスプレイは、映画鑑賞で暗部のディテールまで鮮明に描き出し、深い感動をもたらす色彩とコントラストを実現しています。
- 滑らかな操作感:LTPO技術による1Hz~120Hzの可変リフレッシュレート(ゲーム時最大144Hz) は、SNSのスクロールを指に吸い付くような滑らかさにし、ゲームプレイでは圧倒的な没入感と反応速度向上を体験させてくれます。
- 卓越した輝度:最大1600ニト、HBM時2500ニトの輝度 により、夏の強い日差しの下でのマップ確認もストレスなく行え、屋外での視認性が格段に向上しました。
- 安心の耐久性:Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2 がディスプレイを日々の細かな傷や衝撃から守り、安心して使える堅牢性を提供します。
- 便利な常時表示:1Hz駆動対応のAlways-On display により、低消費電力で時刻や通知を常に確認でき、日常の利便性が大きく向上しました。
パフォーマンス:Zenfone 12 Ultra ~Qualcomm Snapdragon 8 Eliteが切り開く、異次元の快適性~
ここでは、Zenfone 12 Ultraの最新SoC「Qualcomm® Snapdragon® 8 Elite」がもたらす圧倒的な処理能力と、それが私たちの日常体験をどのように変えるのか、特に前モデルZenfone 11 Ultraに搭載されていた「Snapdragon 8 Gen 3」とのスペック比較を交えながら、私が実際に感じた驚きと快適性をお伝えしていきます。
新時代の処理性能:Qualcomm® Snapdragon® 8 Elite の詳細スペック
Zenfone 12 Ultraを使い始めて、まず度肝を抜かれたのは、その驚異的な処理速度と応答性です。この格別な快適さの源泉こそ、本機に搭載されている最新のモバイルプロセッサ「Qualcomm® Snapdragon® 8 Elite」に他なりません。
このSnapdragon 8 Eliteは、CPUに最大4.32GHzで動作する高性能なOryon CPU(2x Phoenix-L + 6x Phoenix-M コア構成)を採用し、グラフィック処理にはQualcomm Adreno 830 GPU(最大1.10GHz)を搭載しています。
製造プロセスは先進の3nmで、メモリはLPDDR5X-10667(最大24GB、帯域幅85.1GB/s)に対応、そしてAI処理を担うのは進化したQualcomm AI Engine(Hexagon NPU)です。これらのスペックを見ただけでも、そのポテンシャルの高さに期待が膨らみます。
比較:前モデルZenfone 11 Ultraの「Snapdragon 8 Gen 3」
この新しいSoCの進化をより深く理解するために、前モデルZenfone 11 Ultraに搭載されていた「Snapdragon 8 Gen 3」のスペックを振り返ってみましょう。Snapdragon 8 Gen 3は、CPUに1基のCortex-X4コア(最大3.3GHz)、3基のCortex-A720コア(最大3.15GHz)、2基のCortex-A720コア(最大2.96GHz)、そして2基のCortex-A520コア(最大2.27GHz)という構成の8コアCPUを搭載し、グラフィック処理にはAdreno 750 GPUを備えていました 。
これ自体、当時の最高峰に位置する非常に高い処理能力を持っていましたが、Zenfone 12 Ultraに搭載されたSnapdragon 8 Eliteは、アーキテクチャの面から見ても大きな進化を遂げていることがわかります。
飛躍的な進化:Snapdragon 8 Eliteの驚異的な性能向上
Snapdragon 8 Eliteは、前世代のSnapdragon 8 Gen 3と比較して、CPU性能が45%向上し、電力効率が44%改善されたとされています。さらに、AI処理に特化したNPUの性能も40%向上しているとのことです。これらの数値が示す進化は、単にスペックシートを飾るものではありません。
私がZenfone 12 Ultraを日常的に使ってみて、あらゆる操作の待ち時間がほぼ消え去り、まるで思考がダイレクトに画面に反映されるかのような、まさに異次元の体験として感じられました。ゲームにおいては、Snapdragon Elite Gaming™ 機能やUnreal EngineのNanite技術への対応も、よりリッチなグラフィック体験への期待を高めてくれます。
異次元の快適性:日常操作も高負荷作業も瞬時に
この圧倒的なパフォーマンスの向上は、日々のスマートフォン操作を根本から変えてくれました。例えば、朝起きてニュースアプリ「SmartNews」をチェックし、次に「X(旧Twitter)」で情報を追い、合間に「Gmail」でメールを処理するといった一連の動作が、息継ぎをする間もないほど滑らかに繋がります。以前ならアプリの切り替え時に一瞬の間を感じることもありましたが、Zenfone 12 Ultraではそうしたストレスとは無縁です。
さらに、高解像度の動画をスマートフォンで手軽に編集できるアプリ「CapCut」を使って、先日公園で撮影した動画を編集してみたのですが、複数のクリップを重ねたり、エフェクトを適用したりする際のプレビュー表示も非常に高速で、作業が格段に捗りました。4K動画のストリーミング再生も、例えば「YouTube」で高画質のライブ映像を見る際に、読み込みの遅延を感じることなく、快適そのものです。
AI機能が真価を発揮:進化したNPUとAI Engineの恩恵
特に私が注目したのは、進化したQualcomm AI EngineとHexagon NPUによるAI機能の向上です。Zenfone 12 Ultraが誇る「AI通話翻訳」や「AI文字起こし」といった機能を試した際、その応答速度と精度には目を見張るものがありました。例えば、海外のレストランに予約の電話を入れる想定で「AI通話翻訳」機能を使ってみると、私の日本語がほぼリアルタイムで英語に翻訳され、相手の話す英語も即座に日本語でテキスト表示されました。
これにより、言葉の壁を感じることなく、スムーズなコミュニケーションが可能になる未来を垣間見た気がします。また、会議の音声を「AI文字起こし」機能でテキスト化した際も、処理速度が速く、以前なら少し待たされたような場面でも、すぐに議事録のドラフトとして活用できるレベルのテキストが生成され、作業効率が格段に上がりました。
余裕のシステム構成:高速メモリとストレージ
これら全ての快適な動作を陰で支えているのが、Zenfone 12 Ultraに搭載された最大16GBという潤沢なLPDDR5Xメモリと、最大512GBの超高速UFS 4.0ストレージです 。Snapdragon 8 Elite自体はさらに高速なLPDDR5X-10667メモリに対応していますが、本機に最適化されたLPDDR5Xメモリでも、多くのアプリケーションを同時に起動した状態でのパフォーマンス低下は一切感じませんでした。
データの読み書き速度も非常に速く、大容量のファイル転送やアプリのインストールもあっという間に完了します。まさに、フラッグシップスマートフォンと呼ぶにふさわしい、ストレスフリーな環境がここにはありました。
まとめ:パフォーマンス
- 新時代の処理性能:最新のQualcomm® Snapdragon® 8 Eliteプロセッサを搭載。Oryon CPU(最大4.32GHz、2x Phoenix-L + 6x Phoenix-M)、Adreno 830 GPU、3nmプロセスを採用し、AI処理用のQualcomm AI Engine(Hexagon NPU)も備え、圧倒的な基盤性能を提供します。
- 前モデルSoC比較:Zenfone 11 Ultra搭載のSnapdragon 8 Gen 3は、高性能な8コアCPU(Cortex-X4 @3.3GHz含む)とAdreno 750 GPUを搭載していました 。
- 飛躍的な性能向上:Snapdragon 8 Gen 3比で、CPU性能45%向上、電力効率44%改善、NPU性能40%向上とされ、これが異次元の体感速度と快適なマルチタスク性能に直結しています。
- AI機能の真価:「AI通話翻訳」や「AI文字起こし」などのAI機能が、進化したQualcomm AI EngineとHexagon NPUにより、驚くほど高速かつ実用的に動作し、日常のコミュニケーションや作業効率を大幅に向上させてくれます。
盤石なシステム:最大16GBのLPDDR5Xメモリと最大512GBのUFS 4.0ストレージ が、あらゆる操作をスムーズにこなし、高速なデータアクセスを実現しています。
Antutuベンチマーク
Zenfone 12 UltraはQualcomm Snapdragon 8 Elite プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約261万点(2611320)を記録しています。
例1: Antutu V10 総合で「2611320」、CPUで「570355」、GPUで「1087070」、MEMで「501792」、UXで「452103」
使用する機種によっては270万以上を記録することもあります。
例2: Antutu V10 総合で「2704728」、CPUで「584826」、GPUで「1171412」、MEMで「489134」、UXで「459356」
総合すると、Zenfone 12 Ultraは約260~270万点を記録するといえます。
一方、前モデルの「Zenfone 11 Ultra」は、Qualcomm Snapdragon 8 Gen3 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約210万点を記録していました。
例1: Antutu V10 総合で「2105912」、CPUで「444921」、GPUで「883898」、MEMで「418288」、UXで「358805」
Zenfone 12 Ultraは前モデルの「Zenfone 11 Ultra」よりもスコアが50万~60万ほど向上しており、性能が飛躍的に上がっているといえます。
ゲーム性能レビュー:Zenfone 12 Ultra で人気タイトルは最高設定でどこまで動く?
Zenfone 12 Ultraの心臓部である最新プロセッサ「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」は、ゲーマーにとってまさに夢のようなパフォーマンスを秘めています。今回は、人気の高い5つのゲームタイトルを実際にプレイし、その実力がどれほどのものか、具体的なフレームレート(FPS)を交えながら徹底的にレビューします。
原神 (Genshin Impact)
まず試したのは、スマホゲームの中でも特に高いグラフィック性能を要求される『原神』です。画質を「最高」、フレームレートを「60」に設定し、高負荷エリアとして知られるフォンテーヌを探索してみました。結果は驚くべきもので、フレームレートはほぼ常時60fpsに張り付き、PCでプレイしているかと錯覚するほど滑らかな映像が広がります。
元素爆発が入り乱れる激しい戦闘シーンでもフレームレートの落ち込みは一切感じられず、常に安定したプレイが可能でした。長時間のプレイでもパフォーマンスが持続する安定性は、まさに圧巻です。
フォートナイト (Fortnite)
次に、競技性の高いバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』をプレイ。グラフィック設定を最高の「エピック」にしても、フレームレートはなんと120fpsでの安定動作を実現します。目まぐるしく建築物が立ち並び、敵と激しい撃ち合いが繰り広げられる終盤の局面でも、動作は非常にスムーズ。敵の動きを正確に捉え、遅延のないエイム操作ができることは、勝敗に直結する大きなアドバンテージだと感じました。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人が参加する大規模バトルロイヤル『Call of Duty: Warzone Mobile』では、画質を「最高」に設定しても、フレームレートは安定して60fpsを維持してくれました。
降下直後の混戦地帯や、乗り物でマップを高速移動する場面でも、処理落ちによるカクつきは皆無。視野角を最大に広げたままでもパフォーマンスは安定しており、広大な戦場で遠くの敵を視認しながら、スムーズに戦闘を進めることができました。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
美しいグラフィックが魅力の『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』は、もちろん最高画質設定でプレイ。本作が対応する60fpsまたは120fpsモードのいずれにおいても、Zenfone 12 Ultraはその性能を遺憾なく発揮します。
特にリミットブレイクや召喚獣といった派手な演出のシーンでも、フレームレートは上限値に張り付いたまま。一切のコマ落ちなく描かれる滑らかな映像は、バトルへの没入感を格段に高めてくれました。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
最後に、『原神』の開発元が手掛ける『崩壊:スターレイル』です。画質「最高」、フレームレート60fpsの設定では、探索から戦闘まで、あらゆる場面で完璧に安定した動作を見せつけます。
さらに驚くべきは、一部で対応が始まった120fpsモードも難なくこなしてしまう点です。美しいマップを探索する際の滑らかな視点移動や、必殺技のカットイン演出がヌルヌルと動く様子は、まさに圧巻の一言。ゲームの世界に深く没入させてくれる、最高の体験を提供してくれました。
まとめ:ゲーム性能
Snapdragon 8 Eliteを搭載したZenfone 12 Ultraは、現行のあらゆる高負荷ゲームを最高設定・最高フレームレートで快適にプレイできる、驚異的なポテンシャルを秘めています。長時間のプレイでもパフォーマンスが安定しており、常に最高の環境でゲームに集中したいと考えるなら、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
カメラ:Zenfone 12 Ultra ~新センサーとAIが生み出す、プロ級の撮影体験~
ここでは、Zenfone 12 Ultraのカメラシステムが、いかにして私たちの写真・動画体験を新たなレベルへと引き上げてくれるのか、その進化したハードウェアと賢いAI機能の数々を、私が日常の中で使ってみて感じた驚きや感動、そして時には「おや?」っと思った点も含めてご紹介します。
Zenfoneシリーズらしい「誰でも綺麗に撮れるカメラ」という伝統を受け継ぎつつ、AIによってさらにその表現力が豊かになった本機の実力に迫ります。
ハードウェアの進化 – 手ブレ補正の極致と新メインセンサー
Zenfone 12 Ultraのカメラでまず注目すべきは、メイン広角カメラに新たに採用された5000万画素のSony® Lytia 700 1/1.56型イメージセンサーです 。この新しいセンサーのおかげで、特に光量の少ない薄暗いレストランで料理を撮影した際や、夕暮れ時の風景を捉えた際に、ノイズが少なく、より多くの光を取り込んだ明るく鮮明な写真を残すことができました。
そして、その描写力を最大限に引き出すのが、進化した「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー4.0」です 。ASUSによると、このスタビライザーは前モデルのZenfone 11 Ultraに搭載されていたものと比較して性能が66%も向上し、±5°までの大きな揺れも補正してくれるとのことです 。
実際に、街を散策しながら動画を撮影したのですが、その手ブレ補正能力は、まさに「スマホとしては最強クラス」と言っても過言ではありません 。まるで物理的なジンバルを使っているかのような滑らかさで、6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー4.0が細かな振動から大きな揺れまで効果的に吸収してくれるのを実感しました 。
子供の運動会やペットとの追いかけっこなど、動きの激しいシーンでも、もうブレを心配する必要はなさそうです。ただし、全力で走るような非常に激しい動きの中では、さすがに多少のブレやステップノイズが気になる場面もありました。また、この最も強力な手ブレ補正効果は、フルHD解像度での撮影時に最大限に発揮されるようです。
この進化したジンバルは、動画撮影だけでなく、暗所での静止画撮影にも大きな恩恵をもたらしてくれます。光量が少ない場所でも、手持ちでシャッタースピードを少し遅めに設定してもブレにくく、ノイズの少ないクリアな写真を撮影することができました。
多彩なシーンを捉えるトリプルカメラシステムと便利な撮影サポート
Zenfone 12 Ultraは、メインカメラだけでなく、他のカメラも非常に高性能です。3200万画素の望遠カメラは光学3倍ズームに対応し、OIS(光学式手ブレ補正)も搭載しています 。先日、動物園で少し離れた場所にいた動物を撮影した際、この光学3倍ズームが大変役立ちました。毛並みのディテールまでしっかりと捉えつつ、手ブレを抑えたクリアな写真が撮れたのは感動的でした。
さらに、「AIハイパークラリティ」機能 を活用すれば、10倍ズームでも驚くほどディテールを保持した写真撮影が可能で、状況によっては30倍まで活用できるシーンもありました。さすがに30倍では細部の鮮明さは譲りますが、遠くの看板の文字を判読したいといった特定の用途では役立ちました。
1300万画素の超広角カメラは、視野角120°を誇り、広大な風景をダイナミックに収めるのに最適です 。公園の大きなモニュメントと花々を一望するような写真を撮影した際、その広い画角のおかげで、目の前の景色を余すところなく一枚に収めることができました。そして、インカメラも3200万画素と高画質で、RGBWイメージセンサーとピクセルビニングに対応しています 。これにより、夜景をバックにしたセルフィーや、少し暗めの室内でのLINEビデオ通話でも、顔色が明るく自然な写りになり、コミュニケーションが一層楽しくなりました。
AI機能以外にも、便利なカメラ関連機能が充実しています。例えば、「Photo Vibe」機能 は、撮影した写真の色味や雰囲気を数タップで簡単に変更でき、SNS映えする一枚を手軽に作り出せる楽しい機能です。カメラ設定からだけでなく、撮影時に専用アイコンをタップして素早く切り替えられるのも非常に便利だと感じました。
また、音量ボタンを2回押すことでスリープ状態からでも瞬時に3枚の写真を撮影できる「クイックショット」機能 は、決定的なシャッターチャンスを逃しがちな私にとって、非常に有り難い存在でした。さらに、「ドキュメントキャプチャー」機能 は、AI機能として前面には出ていませんが、紙の書類を撮影する際に台形補正をしたり、影を自然に消したりしてくれるので、地味ながら意外と使い勝手が良く、仕事の資料整理などで重宝しました。
AIがアシストする撮影体験 – 進化と課題
Zenfone 12 Ultraのカメラの真価は、優れたハードウェアと、それを巧みに操る多彩なAI機能との融合によって発揮されます。例えば「AIトラッキング」機能 は、他社の高価格帯スマートフォンでも話題になるような高度な機能ですが、本機では比較的お手頃な価格で体験できるのが嬉しいポイントです。
公園で元気に走り回る愛犬を動画で撮影する際に試したところ、一度被写体をロックすれば、カメラが自動で追いかけてピントを合わせ続け、ズームイン・アウトも自動で行ってくれるため、フレームアウトの失敗が格段に減りました 。これは本当に重宝する機能だと感じます。
「AIポートレート動画2.0」 は、日常の何気ないシーンを映画のワンシーンのように美しく演出してくれます。背景が自然にボケることで被写体が際立ち、子供の誕生日パーティーの様子を撮影した際には、主役の表情がより印象的に記録され、感動的なビデオブログ風の作品に仕上がりました。
また、「AIボイスクラリティ」機能 のおかげで、周囲が多少騒がしい場所、例えば賑やかなカフェで友人にメッセージビデオを撮った際も、私の声がクリアに収録され、相手にしっかりと内容を伝えることができました。
撮影後の編集・補正作業もAIが強力にサポートします。「AI消しゴム(ベータ版)」 は、観光名所で記念写真を撮った際に、どうしても背景に写り込んでしまった他の観光客や不要な物を、驚くほど「きれい」に、そして自然に消去してくれました。
また、「AIピンボケ補正」機能 も実用的です。完全にボケてしまった写真を完璧に戻すのは難しいものの、「ある程度」の補正は可能で、わずかな手ブレで少し甘くなった写真をシャープにしてくれるだけでなく、通常の写真に対しても適用することで、被写体のディテールをより際立たせる目的にも使えそうだと感じました。
動きのある被写体をダイナミックに表現できる「AI流し撮り」機能 は、これまで特別なテクニックが必要だった流し撮りを手軽に楽しめるようにしてくれます。背景だけが美しく流れ、被写体はくっきりと浮かび上がる写真が簡単に撮影できましたが、自転車や人物など、被写体の形状や速度によっては、何度か試してコツを掴む必要がありそうです 。
夜間の撮影では、「AIナイトビジョン」 が威力を発揮。暗い場所でも「しっかり撮れる」という印象で、特に広角カメラは、極端に光量が少ない場面でもノイズを抑えつつ、手ブレの少ない写真を撮影できました。ただ、街灯や車のヘッドライトなど、強い光源がフレーム内にある場合は、まれにフレアやゴーストが少し気になることもありました。
一方で、AIによる画像の自動最適化やHDR処理は、多くの場合、不自然さを感じさせることなく写真の鮮やかさやダイナミックレンジを向上させてくれます。しかし、稀に特定の被写体や光線状況下では、AIの判断が私の意図と合わず、好ましくない仕上がりになることもありました。
また、少し気になったのは、シャッターボタンを押してから実際に撮影されるまでに、時には予想以上のわずかな遅延を感じることがあり、その間に被写体が動いてしまうと、結果としてぼやけた写真になってしまうケースがあった点です。これらのAI機能の多くは、同社のゲーミングスマートフォンROG Phone 9シリーズでも利用できるものであり、一部の機能はまだベータ版扱いのため、今後のアップデートによるさらなる洗練や動作の安定化に期待したいところです。
まとめ:カメラ
- 総合的な画質と使いやすさ: Zenfoneシリーズの伝統である「誰でも綺麗に撮れるカメラ」がAIによってさらに進化し、日常のスナップからこだわりの作品撮りまで幅広く対応します。
- 進化した手ブレ補正: メイン広角カメラの50MP Sony® Lytia 700センサー と、性能が66%向上した「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー4.0」 は、動画撮影時に「スマホとしては最強クラス」の物理的な補正効果を発揮し 、暗所での静止画撮影にも大きく貢献します。ただし、激しい動きでは限界もあり、最強補正はフルHD時に限られます。
- 多彩なレンズと便利な撮影機能: 光学3倍ズームの32MP望遠カメラ 、120°超広角カメラ 、高画質32MPインカメラ に加え、「Photo Vibe」 による簡単ムード変更、「クイックショット」 による瞬間撮影、「ドキュメントキャプチャー」 による書類スキャンなど、便利な機能が満載です。
- 賢いAI撮影アシスト: 「AIトラッキング」 は動きのある被写体も逃さず、「AIポートレート動画2.0」 は映画のようなボケ味を、「AIボイスクラリティ」 はクリアな録音を実現します。
- 強力なAI編集・補正と今後の期待: 「AI消しゴム」 は不要物を自然に消去し、「AIピンボケ補正」 は手ブレ写真を救済、「AI流し撮り」 はプロ並みの表現を可能にしますが、一部AIの挙動やシャッタータイミング、ベータ版機能の安定性には今後の改善が期待されます。夜景撮影は得意ですが、強い光源には注意が必要です。
AI機能:Zenfone 12 Ultra ~「AIデイリーツール」が日常と仕事をスマートに変革~
ここでは、Zenfone 12 Ultraに搭載された、カメラ機能だけに留まらない多岐にわたる「AIデイリーツール」が、私たちのコミュニケーション、情報収集、そして日々の作業効率をどれほど向上させてくれるのか、その具体的な機能と私が実際に使って感じたメリットや、少し気になった点も合わせてご紹介します。まさに「AIが描く、私だけのスタイル。」というキャッチコピー を体現する、進化したAI体験に触れていきましょう。
言葉の壁を越えるコミュニケーションアシスト
海外の友人や同僚とのコミュニケーションで、言葉の壁を感じることはありませんか?Zenfone 12 Ultraに搭載された「AI通話翻訳2.0(ベータ版)」 は、その悩みを大きく軽減してくれます。私が特に便利だと感じたのは、この機能が標準の通話アプリだけでなく、普段から愛用しているLINEやWhatsAppといったメッセンジャーアプリでも利用できる点です 。
実際に海外の友人とLINEで通話した際、双方の会話がほぼリアルタイムでテキスト表示され、音声でも翻訳サポートが受けられたため、以前よりもずっと自然でスムーズな意思疎通が可能になりました。これは、前モデルのZenfone 11 UltraのAI通話翻訳機能から大きく進化したポイントだと実感しました。
また、騒がしいカフェや駅のホームで電話をしなければならない場面でも、「AIノイズキャンセリング」機能 が非常に役立ちました。周囲の雑音を効果的に低減し、相手には私の声がクリアに届き、また相手の声も聞き取りやすくなるため、ストレスなく会話に集中できたのは大きなメリットです。
情報収集と整理が驚くほど効率的に – ただし注意点も
日々の情報収集や会議の記録も、Zenfone 12 UltraのAI機能が劇的に効率化してくれます。「AI文字起こし2.0(ベータ版)」 は、録音した音声データをリアルタイムでテキスト化してくれるだけでなく、複数の話者がいる場合にはそれぞれの声を識別し 、さらには内容の要約まで作成してくれる優れものです 。
先日、長時間のオンラインセミナーの内容をこの機能で文字起こししてみたところ、複数の発言者を識別し、後から要点をまとめたサマリーを作成してくれる機能は便利だと感じました。ただ、正直なところ、文字起こしのリアルタイム性はあまり高くなく、特に日本語での精度に関しては、Google Pixelのレコーダーアプリなど他社製品と比較するとまだ改善の余地があるというのが私の印象です 。今後のアップデートでの向上に期待したいところです。
一方で、情報収集の面では、「AI記事の要約(ベータ版)」 と「AIドキュメントの要約(ベータ版)」 が非常に実用的でした。例えば、ブラウザで読み応えのある長いオンライン記事を閲覧中に、共有メニューからこの「AI記事の要約」機能を使ったところ、一般的なニュース記事程度の文章量であれば驚くほど短時間、まさに数秒程度で記事の骨子を簡潔にまとめてくれ 、情報収集の時短に大きく貢献してくれました。
同様に、仕事で受け取ったPDF形式の報告書も、「AIドキュメントの要約(ベータ版)」ですぐに概要を掴むことができ、非常に効率的です。ただし、これらの便利な要約機能も、24時間以内での使用量に上限が設けられており、無制限に使えるわけではない点には留意が必要です 。
“気になる”を即解決するスマート検索体験
ウェブサイトやSNSを閲覧中に「これ何だろう?」と気になるものを見つけることはよくありますよね。そんな時、Zenfone 12 Ultraなら「かこって検索 with Google」 が非常に便利です。例えば、Instagramでおしゃれなインテリアの写真を見つけ、その中の特定のランプが気になった際、画面上でそのランプを丸で囲むだけで、アプリを切り替えることなく即座にGoogle検索が起動し、製品情報や購入先を見つけることができました。このシームレスな体験は、一度使うと手放せなくなる快適さです。
さらに、スマートフォン内に保存された情報も、「セマンティック検索」機能 で賢く探し出せます。大量に撮りためた写真の中から「去年の夏に海で撮った子供の写真」といった自然な言葉で検索すると、関連性の高い写真がすぐに見つかり、思い出を振り返るのがとても簡単になりました。設定項目を探す際も、曖昧なキーワードで検索しても関連候補を提示してくれるので助かります 。
AI機能の活用には少し慣れも必要
これらの多彩なAI機能は非常に魅力的ですが、実際に使ってみると、いくつかの機能は設定メニューの奥深くに配置されていたり、特定のアプリの共有メニューから呼び出す必要があったりと、初めはその使い方を見つけるのに少し手間取る場面もありました 。例えば、「AI記事の要約」はブラウザの共有メニューを経由する必要があるなど、直感的にアクセスしづらいと感じる方もいるかもしれません 。日常的にこれらの機能をフル活用できるようになるまでには、ある程度の慣れや設定の確認が必要になると感じました。
個性を彩るAI壁紙とAI体験の総括
Zenfone 12 Ultraは、実用的なAI機能だけでなく、日常にちょっとした楽しさを加えてくれる機能も備えています。「AI壁紙」機能 を使えば、いくつかのテーマや色調を選ぶだけで、AIがあなたのためだけのオリジナル壁紙を無限に生成してくれます 。その日の気分やホーム画面のアイコンに合わせて壁紙を変えることで、まさに「AIが描く、私だけのスタイル。」 をスマートフォン上で表現できるのは、使っていて非常に楽しい体験でした。
これらの多岐にわたる「AIデイリーツール」は、Qualcomm® Snapdragon® 8 Eliteプロセッサの進化したNPU性能 によって支えられており、多くの機能はスムーズに動作します。いくつかの機能にはまだ改善の余地や慣れが必要な部分もありますが、一つ一つの機能が生活や仕事の様々な場面でユーザーを賢くアシストし、Zenfone 12 Ultraをただの高性能スマートフォンではなく、真にパーソナルなパートナーへと昇華させてくれていると感じました。
まとめ:AI機能
- 円滑なコミュニケーション: 「AI通話翻訳2.0(ベータ版)」 はLINEなどの普段使いのメッセンジャーアプリにも対応し 、言葉の壁を感じさせない会話を実現。「AIノイズキャンセリング」 で騒がしい場所でもクリアな通話が可能です。
- 情報処理の効率化と課題: 「AI文字起こし2.0(ベータ版)」 は話者識別や要約作成に対応します が、リアルタイム性や精度は他社製品比較で改善の余地あり 。「AI記事の要約(ベータ版)」 は一般的な記事も数秒で要約可能で実用的です が、使用量には24時間の上限があります 。「AIドキュメントの要約(ベータ版)」 も情報把握に貢献します。
- 直感的な検索体験: 「かこって検索 with Google」 で画面上の情報を即座に検索可能。「セマンティック検索」 で写真や設定も自然な言葉で簡単に見つけ出せます 。
- 操作性とパーソナルなアシスト: 一部のAI機能はメニュー内で見つけにくい場合があり慣れが必要ですが 、「AI壁紙」 で自分だけのスタイルを表現できるほか、これらのAI機能全体が日常と仕事をよりスマートにアシストしてくれます。
バッテリーと充電:Zenfone 12 Ultra ~5,500mAh大容量バッテリーと多様なテストで見る実力~
ここでは、Zenfone 12 Ultraが私たちのスマートフォンライフから「バッテリー残量への不安」をどれだけ取り除いてくれるのか、その頼れるスタミナとスピーディーな充電性能に焦点を当ててご紹介します。メーカー公表値に加え、私が実際に行ったいくつかのバッテリーテストの結果を交えながら、一日中安心して使える心強さ、そして便利な充電機能のメリットを詳しく見ていきましょう。
頼れる大容量 – 5,500mAhバッテリーの様々な顔
Zenfone 12 Ultraは、まず基本として5,500mAhという大容量バッテリーを搭載しており 、これが長時間の利用を支える揺るぎない基盤となっています。メーカーからは、使い方に応じた駆動時間の目安として、SNS利用で約22.6時間、動画配信視聴で約21.1時間、ウェブサイト閲覧で約14.1時間といった数値が公表されています 。
これらの公表値も参考にしつつ、私自身でもいくつかのバッテリーテストを試みてみました。まず、YouTube動画の連続再生テストでは、ディスプレイの明るさを中程度に設定し、動画を再生し続けたところ、3時間が経過した後でもバッテリー残量はまだ90%も残っていました。
この結果から、動画のような比較的負荷の低いコンテンツの連続再生においては、Zenfone 12 Ultraは非常に優れた電力効率を発揮すると感じました。これなら、長距離の移動中に映画を数本楽しむといった使い方でも安心です。
次に、より実使用に近い多様なタスクを連続して行うPCMarkのバッテリーテストを実施しました。画面の明るさを100-105ルクスに固定し、バッテリーが100%から20%になるまでの時間を計測したところ、10時間53分という結果を得ました。10時間を超える駆動時間は、日常使いには十分なスタミナがあることを示しており、決して悪くはありません。
ただ、正直なところ、他の最新ハイエンド機種の中にはこれを上回るものもあるため、「特別良い」とまでは言えない、というのが私の率直な感想です。
一方で、Wi-Fi環境下でのウェブサーフィンに特化した連続使用テストでは、驚くことに18時間07分という非常に長い駆動時間を記録しました。これはメーカー公表のウェブサイト閲覧時間(約14.1時間 )よりも長く、ニュースサイトの閲覧や情報収集といったブラウジングが中心の使い方であれば、バッテリーの心配はほとんど無用と言えるでしょう。
これらのテスト結果から、Zenfone 12 Ultraのバッテリー持続時間は、利用シーンによって評価が変わるものの、総じて一日を通して安心して使える十分なレベルにあると実感しました。特に私の使い方では、朝フル充電しておけば、日中のSNSチェック、メール、ニュース閲覧、そして数時間の動画視聴や音楽再生をこなしても、夜帰宅時にはまだ余裕があり、充電を忘れてしまっても翌朝すぐに困ることは少ないだろうという安心感を得ています。
ストレスフリーな充電:65W HyperChargeと便利なワイヤレス充電
どれだけバッテリーが長持ちしても、充電に時間がかかってしまっては意味がありません。その点、Zenfone 12 Ultraは最大65WのHyperCharge急速充電に対応しており 、驚くほどの速さでバッテリーを回復させることができます。公称では約43分で満充電が可能とされており 、これはZenfone 11 Ultraの時から非常に高速でしたが、Zenfone 12 Ultraでもその頼もしさは健在です。
実際にバッテリー残量が心許なくなった際、朝の身支度をしているわずか15分ほどの充電で、日中の活動には十分すぎるほどのバッテリー量を確保できました。このスピード感は、「うっかり充電を忘れてしまった!」という朝でも、大きなパニックに陥ることなく対応できる心強さを与えてくれます。
さらに、最大15WのQi規格ワイヤレス充電にも対応しているため 、デスクワーク中に充電パッドに置いておくだけで手軽に充電したり、就寝時にケーブルを接続する手間なく充電したりと、日々の利便性が格段に向上しました。この手軽さは、一度体験すると手放せなくなる魅力があります。
バッテリーを賢く管理する先進機能
Zenfone 12 Ultraは、単に大容量バッテリーと高速充電を備えているだけでなく、バッテリーの寿命を長持ちさせ、ユーザーの使い方に合わせた充電を可能にする賢い機能も搭載しています。特に私が重宝したのは「バイパス充電」機能です 。
自宅で充電ケーブルを接続したまま、グラフィック負荷の高いゲーム「原神」や「PUBG Mobile」を長時間プレイする際、このモードに設定しておけば、バッテリーを経由せずにシステムへ直接電力が供給されるため、バッテリーへの負荷や発熱を抑えながら快適に楽しむことができました 。
また、バッテリーの満充電を繰り返すことによる劣化を抑えるための「充電制限機能」も搭載されており、バッテリーケア設定から充電量を80%または90%に制限することができます 。自分の使い方に合わせてこれらの機能を活用することで、Zenfone 12 Ultraをより長く、安心して使い続けられると感じました。
まとめ:バッテリーと充電
- 大容量バッテリーの実力: 5,500mAhバッテリー を搭載。YouTube連続再生3時間で残量90%、PCMarkテストで10時間53分、WiFiウェブサーフィン18時間07分と、使い方に応じた十分なスタミナを私のテストでも確認できました。
- 超高速な有線充電: 最大65WのHyperCharge急速充電 により、約43分で満充電が可能 。短時間でもしっかり回復し、忙しい日々をサポートします。
- 手軽なワイヤレス充電: 最大15WのQi規格ワイヤレス充電 に対応し、日常の充電がより便利でスマートになりました。
- 賢いバッテリー管理機能: 「バイパス充電」機能 で充電中のゲームプレイも安心。「充電制限機能」 でバッテリーの長寿命化も期待できます。
接続性とオーディオ:Zenfone 12 Ultra ~Wi-Fi 7・eSIM対応、そして妥協なき高音質体験~
ここでは、Zenfone 12 Ultraが私たちのデジタルライフをより快適で豊かなものにするために、どのような通信技術とオーディオ体験を提供してくれるのか、その魅力に迫ります。最新規格への対応から、Zenfoneシリーズが伝統的に得意とするサウンド品質まで、実際に私が体験して感じたメリットや驚きを中心にご紹介します。
次世代の通信体験:Wi-Fi 7と待望のeSIM対応
Zenfone 12 Ultraは、まず接続性の面で大きな進化を遂げています。特筆すべきは、次世代規格である「Wi-Fi 7」に対応したことです 。自宅のWi-Fi 7環境で、大容量のゲームアプリ(例えば「原神」や「Call of Duty Mobile」など)をダウンロードしてみたのですが、そのダウンロード速度はこれまでのWi-Fi 6/6E環境と比べても明らかに速く、待ち時間が大幅に短縮されたのを実感しました。
また、高画質の4K動画をYouTubeでストリーミング再生する際も、読み込みやバッファリングで待たされることなく、非常に安定した視聴体験が得られました。
そして、多くのユーザーが待ち望んでいたであろう「eSIM」への対応が、Zenfoneシリーズとして初めて実現された点も大きな魅力です 。私自身、海外出張や旅行に行く機会が多いのですが、これまでは現地のSIMカードを購入して差し替える手間がありました。しかし、Zenfone 12 Ultraでは、渡航前にオンラインで現地のeSIMを契約し、出発前に簡単に設定を済ませることができました。
物理SIMとのデュアルSIM運用も柔軟に行えるため、仕事用とプライベート用で回線を使い分けたい方にとっても、利便性が格段に向上したと言えるでしょう。このeSIM対応は、使ってみて本当に便利だと心から感じたポイントです。もちろん、Bluetooth® 5.4への対応や 、NFC、そして日常生活に不可欠な「おサイフケータイ®」(FeliCa)にもしっかりと対応しており 、日常の利便性にも抜かりはありません。
伝統と革新のサウンド:至高のオーディオ体験
Zenfoneシリーズといえば、その優れたオーディオ品質に定評がありますが、Zenfone 12 Ultraもその期待を裏切りません。まず、最近のハイエンドスマートフォンでは省略されがちな3.5mmイヤホンジャックをしっかりと搭載している点は、有線イヤホンを愛用する私のようなユーザーにとっては非常に大きなメリットです 。
普段使っているお気に入りの有線ヘッドホンで、好きなアーティスト「King Gnu」の楽曲を聴いてみたのですが、解像度の高いクリアな音質と、楽器一つ一つの音がしっかりと分離して聴こえる感覚は、やはり格別でした。遅延を気にせずにリズムゲームを楽しめるのも、有線接続ならではの利点です。
本体に搭載されたデュアルスピーカーも、明らかにパワーアップしていると感じました 。映画「Dune/デューン 砂の惑星」を視聴した際には、その迫力あるサウンドと「Dirac Virtuo™」による立体音響技術 のおかげで、まるで映画館にいるかのような臨場感あふれる音場に包まれました。小さな音から大きな効果音まで、バランス良く再生してくれるので、動画コンテンツの楽しみ方が一層深まります。
ワイヤレス環境でも妥協はありません。Qualcomm® aptX™ AdaptiveおよびaptX™ Losslessコーデックに対応しており 、対応するワイヤレスヘッドホン(例えばSony WH-1000XM5など)と接続すれば、CD品質を超えるハイレゾ音源もワイヤレスで楽しむことができます 。実際に試してみると、音の遅延もほとんど感じられず、非常に快適なリスニング体験でした。
さらに、通話時や動画撮影時の音声品質にも配慮されており、ASUS Noise Reduction技術に対応したデュアルマイクが 、クリアな音声コミュニケーションをサポートしてくれます。
細部への配慮と、少しの期待
細かな点ですが、Zenfone 12 UltraのUSB Type-Cポートが本体下部の左寄りに配置されているのは、使ってみて「なるほど」と感じたポイントでした 。充電しながらスマートフォンを横持ちにして動画を視聴したり、ゲームをプレイしたりする際に、ケーブルが右手に干渉しにくく、非常に快適に操作できます。こうしたユーザーの実際の使用シーンを考慮した設計は、好感が持てます。
ただ、これだけのフラッグシップモデルでありながら、USBポートの規格がUSB 2.0に留まっている点 、そして画面出力に公式には対応していないように見受けられる点は、正直なところ少し期待外れでした。
日常的なデータのやり取りや充電には全く問題ありませんが、PCとの間で大容量ファイルを頻繁にやり取りするユーザーや、スマートフォンを外部ディスプレイに接続してプレゼンテーションなどに活用したいと考えているユーザーにとっては、物足りなさを感じるかもしれません。今後のモデルでは、この点の進化にも期待したいところです。
まとめ:接続性とオーディオ
- 最先端の接続性: 次世代規格「Wi-Fi 7」に対応し 、超高速で安定した通信を実現。Zenfoneシリーズとして初めて「eSIM」にも対応し 、デュアルSIM運用の柔軟性が大幅に向上しました。
- 充実のオーディオ機能: パワーアップしたデュアルスピーカー と、貴重な3.5mmイヤホンジャックを搭載 。Hi-Res AudioおよびHi-Res Wireless認証 、Dirac Virtuo™による立体音響 、Qualcomm® aptX™ Adaptive/Lossless対応 と、有線・無線問わず最高レベルの音質を追求しています。
- クリアな音声入力: ASUS Noise Reduction技術対応デュアルマイクにより 、通話や録音時の音声も明瞭です。
- 便利なNFC・おサイフケータイ: もちろん、NFCおよびおサイフケータイ®にも対応しており 、キャッシュレス決済もスムーズです。
- 細やかな設計と要望点: 左寄りのUSB Type-Cポート配置は横持ち時に便利である一方、USB 2.0規格である点や画面出力非対応の可能性については、一部ユーザーからさらなる進化が期待されるかもしれません。
ソフトウェアとその他の機能:Zenfone 12 Ultra ~最新Android™ 15とZenUI、便利な独自機能も満載~
ここでは、Zenfone 12 Ultraが提供するソフトウェア体験と、日々の使い勝手を向上させる様々な機能に焦点を当ててご紹介します。最新のAndroid™ 15とASUS独自のZenUIが織りなす快適な操作性、そして生活を豊かにする便利な独自機能の数々について、私が実際に使って感じた魅力やメリットを詳しく見ていきましょう。
最新Android™ 15とZenUI – 洗練された操作性とアップデートへの期待
Zenfone 12 Ultraには、最新のAndroid™ 15がプリインストールされており、ASUS独自のZenUIと組み合わせることで、非常に洗練されたスムーズな操作感を実現しています。私が実際に使ってみて感じたのは、アニメーションの滑らかさやアプリの起動速度、そして全体的なシステムの安定性が非常に高いということです。ZenUIは、素のAndroidに近いシンプルさを保ちつつ、ユーザーにとって本当に役立つ機能が巧みに加えられており、過度な装飾がないため直感的に操作できました。
OSアップデートに関しては、ASUSは2回のメジャーOSアップデート(Android 17まで)と4年間のセキュリティアップデートを保証しているとのことです。最新OSでスタートできる安心感はありますが、最近のフラッグシップスマートフォン市場では、より長期間のサポートを約束するメーカーも増えてきているのが実情です。
そのため、正直なところ、このサポート期間はもう少し手厚くても良いのではないかと感じました。長く愛用したい一台だからこそ、将来的なアップデートへの期待も込めて、今後のサポート拡充に期待したいところです。
日常を支える必須機能とセキュリティ
スマートフォンとしての基本機能も、Zenfone 12 Ultraはしっかりと押さえています。日本国内での利用に不可欠な「おサイフケータイ®」(FeliCa)に対応しているため、毎日の電車での移動やコンビニでの支払いがスマートフォン一つで完結し、非常に快適でした。
セキュリティ面では、画面内指紋認証と顔認証の両方に対応しています。私が主に利用した画面内指紋認証センサーは光学式ですが、認証精度も速度も非常に高く、センサーの位置もディスプレイ下部の中央寄りで、スマートフォンを握った際に親指が自然に届く場所にあるため、ストレスなくロック解除ができました。
ただ、同価格帯の競合製品には、よりセキュリティレベルが高いとされる超音波式指紋認証センサーを採用するモデルもあることを考えると、この点が光学式であることは少し残念に感じるかもしれません。とはいえ、日常的な利便性においては十分満足のいくものでした。顔認証も、マスク非着用時であれば迅速に認証してくれて便利です。
スマートフォンとPCが繋がるシームレスな連携
Zenfone 12 Ultraは、PCとの連携機能も充実しています。Microsoftの「Windowsにリンク」機能に対応しており、これにより、スマートフォンの通知をPCで確認したり、メッセージの送受信をPCから行ったり、さらにはスマートフォンの画面をPCにミラーリングして操作することも可能です。
実際に、デスクワーク中にスマートフォンをカバンから取り出すことなく、PC上でLINEの通知を確認し返信できたのは、作業の集中を途切れさせない上で非常に役立ちました。また、「Qualcomm® Seamless Experience」にも対応しており、対応デバイス間でのよりスムーズな連携が期待できます。
ZenUIならではの多彩な便利機能群
ZenUIには、日々のスマートフォンライフをより便利で快適にするための、かゆいところに手が届くような独自機能が満載です。例えば、「通話音声の自動録音」機能は、大切な通話内容を後から確認したい場合に非常に役立ちます(ご利用の際は、関連法規にご注意ください)。また、「ツインアプリ」機能を使えば、LINEやX(旧Twitter)などのSNSアプリを2つのアカウントで同時に利用できるため、仕事用とプライベート用でアカウントを使い分けている私にとっては非常に重宝しました。
画面の端からスワイプすることでよく使うアプリや機能に素早くアクセスできる「エッジツール」、電源ボタンのダブルクリックや長押しに好きな機能を割り当てられる「スマートキー」、そしてスリープ状態からでも音量ボタン2度押しで即座にカメラを起動し3枚の写真を撮影する「クイックショット」など、細かなカスタマイズ性と利便性の高さは、ZenUIならではの魅力だと感じます。
「Photo Vibe」を使えば、撮影した写真に簡単に好みの雰囲気を与えることができ、SNS映えする一枚を手軽に作成できます。
ゲーマーを強力にアシストするGame Genie
Zenfone 12 Ultraは、ゲーマーにとっても心強い味方です。ASUS独自のゲーミングアシストツール「Game Genie」が搭載されており、ゲームプレイを格段に快適にしてくれます。ゲーム中に画面の端からスワイプすると専用メニューが現れ、CPUやGPUの使用率、フレームレートといったリアルタイム情報を表示したり、最高のパフォーマンスを引き出す「高性能モード」への切り替え、不要な通知の一時的なオフ設定などが簡単に行えます。
特に私が便利だと感じたのは、「バッテリーと充電」のセクションでも触れた「バイパス充電」機能を、このGame Genieから直接設定できる点です。例えば、「原神」や「PUBG Mobile」のようなグラフィック負荷の高いゲームを長時間プレイする際、充電しながらでもバッテリーへの負荷と発熱を抑え、安定したパフォーマンスでゲームに没頭できました。このような細やかな配慮は、さすがゲーミングデバイスにも強みを持つASUSならではと言えるでしょう。
まとめ:ソフトウェアとその他の機能
- 最新OSと独自UI: Android™ 15とZenUI の組み合わせにより、スムーズで直感的な操作体験を提供。ただし、OSアップデート保証期間(2回のメジャーアップデート、4年間のセキュリティ)は、市場の動向を鑑みるとやや物足りなさを感じるかもしれません。
- 安心の基本機能: おサイフケータイ®に対応し、キャッシュレス決済が便利。高速かつ正確な画面内指紋認証(光学式)と顔認証で、セキュリティと利便性を両立しています。
シームレスなPC連携: 「Windowsにリンク」機能 などにより、PCとの間で通知共有やファイル操作が簡単に行え、作業効率が向上します。 - 豊富なZenUI独自機能: 通話音声の自動録音、ツインアプリ、エッジツール、スマートキー など、かゆいところに手が届く便利機能が満載で、スマートフォン体験をよりパーソナルなものにします。
- 強力なゲーミングサポート: 「Game Genie」 により、パフォーマンス管理、通知制御、バイパス充電設定などがゲーム中にも簡単に行え、快適なゲーム環境を提供します。
徹底比較:Zenfone 12 Ultra と Zenfone 11 Ultra の主な違い
ここでは、最新フラッグシップモデルZenfone 12 Ultraが、前モデルのZenfone 11 Ultraからどのような進化を遂げたのか、ご提供いただいた資料に基づき、主な違いを項目ごとに比較して見ていきます。
デザイン・サイズ・質量・カラー
- Zenfone 11 Ultraのサイズは高さ163.8mm×幅76.8mm×奥行き8.9mm、質量は225gでした 。カラーは4色展開(エターナルブラック、ミスティグレー、スカイラインブルー、デザートサンド)です 。
- Zenfone 12 Ultraのサイズは高さ163.8mm×幅77.0mm×奥行き8.9mm、質量は220gです 。カラーは3色展開(セージグリーン、エボニーブラック、サクラホワイト)で、マットガラス仕上げや極細ベゼルを採用し、洗練されたデザインとされています 。
違いのポイント:Zenfone 12 Ultraは幅がわずかに広く(0.2mm増)、質量は5g軽くなっています。カラーバリエーションも変更されています 。
プラットフォーム(OS)
- Zenfone 11 UltraはAndroid™ 14 (ZenUI) をプリインストールして発売されました 。
- Zenfone 12 UltraはAndroid™ 15 (ZenUI) をプリインストールしています 。
違いのポイント:Zenfone 12 Ultraは出荷時から最新OSであるAndroid 15を搭載しています 。
プロセッサー
- Zenfone 11 UltraはQualcomm® Snapdragon® 8 Gen 3 (オクタコア) を搭載しています 。
- Zenfone 12 UltraはQualcomm® Snapdragon® 8 Elite (オクタコア) を搭載しています 。
違いのポイント:Zenfone 12 Ultraに搭載のSnapdragon® 8 Eliteは、Snapdragon® 8 Gen 3比でCPU性能45%向上、電力効率44%改善、AI用NPUの速度と効率40%向上とされています 。
ディスプレイ
両モデルとも6.78型 LTPO AMOLEDディスプレイ (2400×1080 フルHD+)、リフレッシュレート1~120Hz(ゲーム時最大144Hz)、Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2採用という点は共通しています 。
- Zenfone 11 Ultraの最大輝度は2,500nitsでした 。
- Zenfone 12 UltraはSAMSUNG E6 Flexible AMOLEDディスプレイを採用し、最大輝度は1,600 nit (HBM輝度 2,500 nit)、Always-On display (1Hz) に対応しています 。
違いのポイント:Zenfone 12 Ultraはディスプレイの名称がSAMSUNG E6と明記され、Always-On displayへの対応が追加されました。輝度表記もより詳細になっています 。
カメラ(ハードウェア)
アウトカメラの構成(5000万画素広角、1300万画素超広角、3200万画素望遠)、インカメラ(3200万画素)の画素数は両モデルで共通です 。
- Zenfone 11 Ultraの広角カメラセンサーはソニー製 IMX890です 。
- Zenfone 12 Ultraの広角カメラセンサーはSony® Lytia 700 1/1.56型です 。
違いのポイント:Zenfone 12 Ultraは広角カメラのセンサーがSony® Lytia 700に変更されています 。
カメラ(手ブレ補正)
- Zenfone 11 Ultraは6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー3.0を搭載しています 。
- Zenfone 12 Ultraは6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー4.0を搭載し、Zenfone 11 Ultra比で手ブレ補正性能が66%向上、±5°までの揺れを補正可能です 。
違いのポイント:Zenfone 12 Ultraではジンバルスタビライザーがバージョンアップし、手ブレ補正性能が大幅に向上しています 。
AI機能
- 基本的なAI機能(AI通話翻訳、AI文字起こし、AIノイズキャンセリング、AI壁紙、AI画像検索/セマンティック検索)は両モデルに搭載されています 。
- Zenfone 12 UltraではAI機能が大幅に強化・拡充されています 。具体的には、AI通話翻訳2.0(サードパーティアプリ対応)、AI文字起こし2.0(要約・話者認識対応)、新機能のAI記事/ドキュメント要約、かこって検索、カメラ関連AI(AIトラッキング、AIポートレート動画2.0など多数)が追加・進化しています 。
違いのポイント:Zenfone 12 UltraはAI機能の種類と性能が大幅に向上しています 。
バッテリー・充電
- バッテリー容量5,500mAh、最大65W急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応は両モデル共通です 。
- 充電時間(0%から100%)はZenfone 11 Ultraが約39分、Zenfone 12 Ultraが約43分(または39分との記載もあり)とされています 。
- Wi-Fi通信時のバッテリー駆動時間はZenfone 11 Ultraが約15.9時間、Zenfone 12 Ultraが約14.9時間です 。
違いのポイント:基本的な充電仕様は同じですが、公表されている充電時間や一部の駆動時間にわずかな差異が見られます 。
オーディオ
- デュアルスピーカー、Hi-Res Audio/Wireless、Dirac Virtuo™、3.5mmイヤホンジャック、aptX™ Adaptive/Lossless対応は両モデル共通です 。
- Zenfone 12 UltraではASUS Noise Reduction技術対応デュアルマイク、AudioWizard搭載が明記されています 。
違いのポイント:オーディオ機能は両モデルとも充実していますが、Zenfone 12 Ultraではマイク技術やイコライザ機能に関する記載がより具体的です 。
接続性
- Zenfone 11 UltraはWi-Fi 6E、SIMはnanoSIMスロット×2でした 。
- Zenfone 12 UltraはWi-Fi 7に対応し、シリーズ初のeSIMをサポートしました(nanoSIM×2とのDSDV対応、eSIMとスロット2は排他) 。
違いのポイント:Zenfone 12 UltraはWi-Fi規格が最新のWi-Fi 7になり、eSIMが利用可能になりました 。
耐久性
- 両モデルともIP65/IP68の防水・防塵性能を備えています 。
- 違いのポイント:防水・防塵性能の等級は同等です。
その他共通点
- おサイフケータイ®、指紋認証(Z12Uは画面内)、顔認証、PC連携機能(GlideX、Windowsにリンク、Snapdragon Seamless)は両モデルとも対応しています 。
- Zenfone 12 Ultraでは、Video Genieやクイックショットなど、より多くのソフトウェア機能が明記されています 。
同梱品(ASUS Store購入特典ケース)
- Zenfone 11 Ultra付属ケース: RhinoShield SolidSuit Case (standard version) 。
- Zenfone 12 Ultra付属ケース: RhinoShield SolidSuit Case (magnetic ring version) 。
違いのポイント:Zenfone 12 Ultraの特典ケースはマグネットに対応したモデルに変更されています 。
環境配慮
本体フレームに100%再生アルミニウム、フロントスクリーンに22%再生ガラス、FSC™認証紙と大豆由来インクを使用したパッケージの採用は両モデル共通です 。
違いのポイント:環境への配慮は両モデルで同等の高いレベルを維持しています。
まとめ:Zenfone 12 UltraとZenfone 11 Ultraの違い
Zenfone 12 Ultraは、Zenfone 11 Ultraから主にプロセッサーの大幅な性能向上(Snapdragon 8 Elite搭載)、AI機能の広範な進化と拡充、そして通信機能の最新化(Wi-Fi 7およびeSIM対応)という点で明確なアップグレードが施されています。カメラの広角センサーが新しいものに変更され、ジンバルスタビライザーも強化されました。デザイン面ではカラーバリエーションが刷新され、わずかながら軽量化も実現しています。
一方で、ディスプレイの基本性能、バッテリー容量、充電規格、堅牢なIP等級といった多くの優れた点はZenfone 11 Ultraから引き継がれており、堅実な進化を遂げたフラッグシップモデルと言えるでしょう。
Zenfone 12 Ultraのメリット・デメリット ~ライバル機種との徹底比較~
Zenfone 12 Ultraは多くの魅力と最先端技術を搭載したフラッグシップモデルですが、市場には強力なライバル機種も存在します。
ここでは、Xiaomi 15、Galaxy S25 Ultra、Google Pixel 9、iPhone 16といった主要な競合スマートフォンと比較し、Zenfone 12 Ultraが優れている点(メリット)と、一歩譲る可能性のある点(デメリット)を具体的に明らかにしていきます。
【メリット】
メリット1:独自の高性能ジンバルカメラ
Zenfone 12 Ultraに搭載された進化した「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー4.0」は、動画撮影時の手ブレ補正で特に威力を発揮し、他の多くのスマートフォンが搭載する通常の光学式手ブレ補正よりも物理的に安定した、滑らかな映像記録を可能にします。これは、Xiaomi 15のライカ監修カメラやGalaxy S25 Ultraの2億画素カメラとは異なるアプローチでの映像品質追求です。
メリット2:有線派にも嬉しい3.5mmイヤホンジャック搭載
最近のハイエンドモデルでは省略されることが多い3.5mmイヤホンジャックを、Zenfone 12 Ultraは引き続き搭載しています。これにより、お気に入りの有線ヘッドホンやイヤホンを変換アダプタなしで利用でき、Xiaomi 15、Galaxy S25 Ultra、Google Pixel 9、iPhone 16といった主要競合機種に対して明確なアドバンテージとなります。
メリット3:充実したオーディオ体験
上記のイヤホンジャックに加え、パワーアップしたデュアルスピーカー、Hi-Res AudioおよびHi-Res Wireless認証、Dirac Virtuo™による立体音響、Qualcomm® aptX™ Adaptive/Lossless対応など、Zenfone 12 Ultraは有線・無線問わず非常に高品質なサウンド体験を提供します。これは、オーディオ機能にも力を入れているGalaxy S25 Ultra(Tuned by AKG)と比較しても遜色ないレベルです。
メリット4:ゲーマーを支援する「Game Genie」
ASUS独自のゲーミングアシストツール「Game Genie」は、パフォーマンスモードの切り替え、通知オフ、バイパス充電といったゲーム特化機能を多数提供します。一般的なスマートフォンであるGoogle Pixel 9やiPhone 16には見られない、ゲームをより深く楽しむための機能が充実している点は大きなメリットです。
メリット5:柔軟なSIM運用が可能なeSIM対応
Zenfoneシリーズとして初めてeSIMに対応し、デュアルnanoSIMスロットと合わせて柔軟なSIM運用が可能になりました。海外渡航時の利便性向上はもちろん、用途に応じた回線の使い分けが容易で、この点はeSIM対応が進むXiaomi 15やGalaxy S25 Ultra、iPhone 16と同等の利便性を提供します。
メリット6:ZenUIによる多彩な独自便利機能
「ツインアプリ」機能で同一アプリの複数アカウント運用、「エッジツール」によるショートカットアクセス、「スマートキー」への機能割り当てなど、ZenUIにはユーザーの利便性を高める細やかな独自機能が豊富に搭載されています。これにより、素のAndroidに近いGoogle Pixel 9やiOSのiPhone 16とは異なる、高度なカスタマイズ性を享受できます。
メリット7:環境への配慮と堅牢な設計
本体フレームへの100%再生アルミニウム使用やFSC認証パッケージ採用など、環境に配慮した設計は現代の製品選びにおいて評価されるポイントです。IP65/IP68の防水防塵性能やCorning Gorilla Glass Victus 2の採用は、Google Pixel 9やGalaxy S25 Ultraなどと同様に、高い耐久性と安心感を提供します。
メリット8:置くだけで手軽なワイヤレス充電に対応
Zenfone 12 Ultraは、最大15WのQi規格ワイヤレス充電に対応しています。デスクやベッドサイドでケーブルを接続する手間なく手軽に充電できる点は、日々の利便性を高める嬉しいポイントです。
【デメリット】
デメリット1:価格設定とコストパフォーマンス
Zenfone 12 Ultraの価格帯(12GBモデル約15万円~)は、同じSnapdragon 8 Eliteを搭載するXiaomi 15(約12.3万円~)や、コストパフォーマンスに優れるGoogle Pixel 9(約9.3万円~)と比較すると、やや割高感があります。Galaxy S25 Ultra(約15.4万円~)とは近い価格帯ですが、総合的な価値判断が求められます。
デメリット2:ソフトウェアアップデート保証期間
OSメジャーアップデート2回、セキュリティアップデート4年という保証期間は、7年間の長期サポートを提供するGoogle Pixel 9や、比較的長いサポート期間を持つ傾向にあるSamsung(Galaxy S25 Ultra)やApple(iPhone 16)の製品と比較すると、フラッグシップモデルとしては物足りなさを感じる可能性があります。
デメリット3:ディスプレイ解像度
Zenfone 12 UltraのディスプレイはFHD+(2400×1080)ですが、Galaxy S25 Ultraはより高精細なQHD+(3120×1440)解像度、Xiaomi 15もやや高めの2670×1200解像度を採用しており、ピクセル密度では一歩譲る形となります。
デメリット4:USBポートの規格と機能
USB Type-CポートがUSB 2.0規格に留まっている点は、USB 3.2を採用するGalaxy S25 UltraやGoogle Pixel 9と比較して、大容量データのPCへの転送速度で不利になります。また、公式な画面出力への対応が明言されていない点も、一部ユーザーにはマイナスポイントとなるでしょう。
デメリット5:一部AI機能の成熟度と操作性
「AI文字起こし」の精度や一部機能の利用制限、メニュー内での機能の見つけにくさなど、搭載されているAI機能の中にはまだ発展途上と感じられる部分もあります。Google Pixel 9やGalaxy S25 Ultraが提供するAI体験の洗練度と比較すると、今後の改善に期待したい点です。
デメリット6:有線充電速度
65Wの急速充電は十分高速ですが、Xiaomi 15が90Wのハイパーチャージに対応していることを考えると、市場最速クラスとは言えません。Galaxy S25 Ultra(45W)やGoogle Pixel 9(45W)よりは高速です。
デメリット7:指紋センサーの種類
Zenfone 12 Ultraの画面内指紋センサーは光学式で、高速かつ正確ですが、Xiaomi 15やGalaxy S25 Ultraなどが採用する超音波式指紋センサーと比較すると、セキュリティ面や指が濡れている際の認証性能でわずかに劣る可能性があります。
デメリット8:microSDカードによるストレージ増設は不可
Zenfone 12 Ultraは内蔵ストレージ(256GBまたは512GB)のみで、microSDカードによるストレージの増設には対応していません。写真や動画、アプリを大量に保存するユーザーは、購入時に必要な容量のモデルを慎重に選ぶ必要があります。
まとめ:メリット・デメリット
Zenfone 12 Ultraは、独自の高性能ジンバルカメラやイヤホンジャックを含む充実したオーディオ機能、ゲーマー向けの専用ツールなど、多くの際立った長所を持つ高性能スマートフォンです。最新のSnapdragon 8 Eliteによる基本性能もトップクラスで、eSIM対応やWi-Fi 7といった先進性も備えています。
しかし、価格設定やソフトウェアアップデート期間、USBポートの規格など、Xiaomi 15、Galaxy S25 Ultra、Google Pixel 9、iPhone 16といった強力なライバル機種と比較した際に検討すべき点も存在します。ご自身の利用目的や重視する機能、予算などを総合的に考慮し、最適な一台を見極めることが肝心です。
Zenfone 12 Ultraのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 6.78型 LTPO AMOLED、フルHD+ (2400×1080)、リフレッシュレート 1-120Hz (ゲーム時144Hz)
- プロセッサ: Qualcomm® Snapdragon® 8 Elite (オクタコア、4.3GHz)
- GPU: Qualcomm® Adreno™ 830
- RAM(メモリ): LPDDR5X 12GB または 16GB
- ストレージ: 256GB または 512GB (UFS4.0)
- バッテリー: 5,500mAh
- 駆動時間: SNS使用22.6時間、動画配信視聴21.1時間、Web閲覧14.1時間
- 充電: 最大65W HyperCharge急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応
- 背面カメラ: 50MPメイン (6軸ジンバルスタビライザー4.0) + 32MP望遠 (光学3倍、OIS) + 13MP超広角
- 前面カメラ: 32MP RGBWイメージセンサー
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 7 (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth® 5.4
- GPS: GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート
- NFC: 搭載
- インターフェース: USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック
- センサー: 画面内指紋センサー、顔認証、加速度、電子コンパス、ジャイロ、近接、光、磁気
- 防水防塵: IP65/IP68
- 生体認証: 指紋認証 (画面内)、顔認証
- OS: Android™ 15 (ZenUI)
- サイズ: 高さ163.8mm x 幅77.0mm x 奥行き8.9mm
- 重量: 220g
- カラー: セージグリーン、エボニーブラック、サクラホワイト
- 付属品: ユーザーガイド、製品保証書、SIMイジェクトピン、USB Type-Cケーブル、専用ケース
- モバイル通信: 5G/4G/3G対応
- SIMカード: nanoSIMスロットx2 (うち1スロットはeSIMと排他仕様)、デュアルSIM/デュアルスタンバイ対応
対応バンド:Zenfone 12 Ultra
Zenfone 12 Ultraは5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
- 5G: n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79
- 4G: FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B32/B66; TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48
- 3G: W-CDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
- 2G: GSM: 850/900/1800/1900MHz
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n1/n3/n28/n77/n78/n79 (ドコモの主要バンドn78, n79に対応)
- 4G: B1/B3/B19/B28 (ドコモの主要バンドB1, B3, B19に対応)
- プラチナバンド: B19 対応
au:
- 5G: n1/n3/n28/n77/n78 (auの主要バンドn77, n78に対応)
- 4G: B1/B3/B18/B26/B28 (auの主要バンドB1, B3, B18/B26に対応)
- プラチナバンド: B18/B26 対応
- (3Gはサービス終了済み、GSMはサービス対象外)
ソフトバンク:
- 5G: n3/n28/n77/n78 (ソフトバンクの主要バンドn77に対応)
- 4G: B1/B3/B8/B28 (ソフトバンクの主要バンドB1, B3, B8に対応)
- プラチナバンド: B8 対応
楽天モバイル:
- 5G: n3/n77 (楽天モバイルの主要バンドn77に対応)
- 4G: B3/B18/B26 (楽天モバイルの主要バンドB3およびローミングエリアのB18/B26に対応)
- プラチナバンド: n28 (将来的なプラチナバンドn28に対応可能)
- (3G/GSMはサービス対象外)
結論
この端末(Zenfone 12 Ultra)は、
- ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに広範囲に対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。
- 楽天モバイルについては、主要な4G/5Gバンドに対応しており、将来的なプラチナバンド獲得時にも対応可能です。
- 3G (W-CDMA) については、ドコモ(B1/B6/B19)、ソフトバンク(B1/B8)で利用可能ですが、各社順次サービスを終了しています。auは3Gサービスを終了しています。
- 2G (GSM) については、日本では利用されていません。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで問題なく利用できる可能性が非常に高いと言えます。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
Zenfone 12 Ultraの評価
8つの基準で「Zenfone 12 Ultra」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
6.78インチの大画面SAMSUNG E6 AMOLEDは最大2500ニトと非常に明るく、屋外でも鮮明です。LTPOによる滑らかな表示も魅力ですが、価格を考えると解像度がFHD+である点に意見が分かれるかもしれません。
スペック:★★★★★
最新のQualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサ、最大16GBのLPDDR5Xメモリ、UFS 4.0ストレージと、現行最高クラスの構成で、あらゆる操作が非常に快適です。
耐久性:★★★★★
IP65/IP68の防水防塵性能に加え、ディスプレイにはCorning Gorilla Glass Victus 2を採用しており、日常使いでの安心感は非常に高いです。
デザイン:★★★★☆
マットガラス仕上げと極細ベゼルによる洗練された外観は上質です。前モデルとほぼ同サイズで5g軽量化されましたが、大画面ゆえのサイズ感やカメラ部の存在感を指摘する声もあります。
通信:★★★★★
次世代規格のWi-Fi 7、Zenfoneシリーズ初のeSIM対応は大きな進化点です。国内主要キャリアのバンドを網羅し、Bluetooth 5.4、おサイフケータイにも対応しており接続性は万全です。
機能:★★★★☆
多岐にわたるAIデイリーツールやZenUIの独自機能は非常に豊富で便利です。ただし、一部AI機能はベータ版であり、操作性や精度、使用制限に関しては今後の改善が期待されます。
使いやすさ:★★★★☆
Android 15とZenUIによる操作性は良好で、指紋認証の速度や精度も実用的です。Game Genieなど便利なツールも搭載されますが、本体の大きさが片手操作に影響することや、一部機能のアクセシビリティは好みが分かれるかもしれません。
価格:★★★☆☆
約15万円からという価格は、搭載するスペックを考慮すれば妥当な範囲ですが、Xiaomi 15やGoogle Pixel 9など、より安価な高性能モデルも存在するため、コストパフォーマンスで突出しているとは言えません。
総合評価:★★★★☆
総評:Zenfone 12 Ultra – 飛躍的進化を遂げた、インテリジェントなフラッグシップ
これまでのレビューでZenfone 12 Ultraの各側面を詳細に見てきましたが、ここではその全体像を総括し、どのような価値を提供してくれるのか、そしてどんな方に最適な一台と言えるのかを考察していきます。
主な進化点の再整理:フラッグシップにふさわしい力強さ
Zenfone 12 Ultraは、前モデルZenfone 11 Ultraから多くの点で確実な進化を遂げています。プロセッサには最新の「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」を搭載し、CPU性能で約45%、電力効率で約44%の向上(AI処理用NPUも約40%向上)を果たし、あらゆる操作や高負荷な処理を異次元の快適さでこなします。
AI機能群は「AIデイリーツール」として大幅に強化・拡充され、「AI通話翻訳2.0」や「AI文字起こし2.0」、「AI記事の要約」などがコミュニケーションや情報収集のあり方をスマートに変革します。
カメラシステムも、メイン広角に新しい5000万画素Sony Lytia 700センサーを採用し、進化した「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー4.0」は揺れ補正性能が66%も向上するなど、ハードウェアとAIの両面からプロ級の撮影体験を提供します。さらに、次世代規格「Wi-Fi 7」への対応や、Zenfoneシリーズとして初めて「eSIM」をサポートしたことで、通信環境の快適性と利便性も大きく向上しています。
価格設定と購入の検討
Zenfone 12 Ultraの価格は、12GB+256GBモデルが149,800円(税込)、16GB+512GBモデルが169,800円(税込)です。これは、前モデルZenfone 11 Ultraの発売時価格(12GB+256GBモデルが139,800円、16GB+512GBモデルが159,800円)と比較すると、各モデルで約1万円の値上がりとなっています。
最新プロセッサの搭載やAI機能の大幅な強化などを考慮すると、この価格上昇は理解できる範囲ですが、Xiaomi 15(約12.3万円)やGoogle Pixel 9(約9.3万円)といった高性能ながらもより安価な選択肢も市場には存在します。一方で、Galaxy S25 Ultra(約15.4万円)よりは若干手頃な価格設定です。絶対的な価格としては高価な部類に入りますが、その多機能性と最先端のスペックを求めるならば、十分に検討に値するでしょう。
お得な購入機会と環境への配慮
購入を検討する際には、ASUS Store限定の購入者特典も見逃せません。専用ケース「RhinoShield SolidSuit Case (magnetic ring version)」の無料プレゼントや、対象アクセサリー(専用保護ガラスやASUS 65W GaN充電器など)が同時購入で15%オフになるキャンペーンが実施されています。また、一部家電量販店でも発売記念としてASUS 65W USB-C GaN充電器が数量限定でプレゼントされるキャンペーンがあり、これらを利用することでお得に購入できる可能性があります。
さらに、Zenfone 12 Ultraは環境への配慮も現代の製品選びにおける重要なポイントとして押さえています。本体フレームには100%再生アルミニウム、ディスプレイには22%の再生ガラスを使用し、製品パッケージにはFSC認証を受けた再生紙を採用するなど、サステナビリティへの意識の高さも伺えます。
どのようなユーザーに最適か?Zenfone 11 Ultraユーザーは買い替えるべきか?
Zenfone 12 Ultraは、
- スマートフォンの性能に一切妥協したくない、
- 最新のAI機能を駆使して日常や仕事をよりスマートにこなしたい、
- そして高品質なカメラやオーディオを一台で満喫したい、
という欲張りなユーザーにとって、最適な選択肢の一つとなるでしょう。特に、Wi-Fi 7やeSIMといった最新の通信環境をいち早く取り入れたい方にも強くおすすめできます。
前モデルのZenfone 11 Ultraユーザーにとっては、Snapdragon 8 Eliteへのアップグレードによる明確なパフォーマンス向上、大幅に拡充され実用性が増したAI機能群、そしてeSIM対応といった点が主な買い替えの動機となり得ます。特にAI機能を積極的に活用したい方や、より柔軟なSIM運用を求めている方にとっては、その進化を十分に体感できるでしょう。
価格は決して安くはありませんが、その多機能性と最先端の体験価値を考慮すれば、納得できるユーザーも多いはず。ソフトウェアのアップデート保証期間(OSメジャー2回、セキュリティ4年)については、市場のトレンドと比較してやや物足りなさを感じる可能性はありますが、それを補って余りある魅力と実用性を備えています。この機会にぜひ購入を検討してみてください。
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Zenfone 12 Ultraの価格・購入先
※価格は2025/07/23に調査したものです。価格は変動します。
ASUSストア(JAPAN)
- 12GB+256GBで149,800円(税込)、
- 16GB+512GBで169,800円(税込)、
で販売されています。
ASUSストアで「Zenfone 12 Ultra」をチェックする
IIJmio
2025年7月24日10時から発売されます。
IIJmioにおける「Zenfone 12 Ultra」の価格は以下の通りです。
RAM12GB/ ROM256GB
- のりかえ価格: 129,800円(税込)
- 通常価格: 149,800円(税込)
RAM16GB/ ROM512GB
- のりかえ価格: 149,800円(税込)
- 通常価格: 169,800円(税込)
「のりかえ価格」は、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用してIIJmioのギガプランに申し込む場合に適用される期間限定の特別価格です。
IIJmioで「Zenfone 12 Ultra」をチェックする
※IIJmioのSIM(通信)に関することはこちらの記事で紹介しています。
IIJmioの格安SIM&スマホは本当にお得か?全力で徹底 調査してみた
ECサイト
- Amazonで145,809円(税込・国内版・ZF12U-BK12S256/A)、
- 楽天市場で149,800円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで149,800円(送料無料)、
- AliExpressで148,758円、
で販売されています。
Amazonで「Zenfone 12 Ultra」をチェックする
楽天市場で「Zenfone 12 Ultra」をチェックする
ヤフーショッピングで「Zenfone 12 Ultra」をチェックする
AliExpressで「Zenfone 12 Ultra」をチェックする
米国 Amazon.comで「Zenfone 12 Ultra」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
Zenfone 12 Ultraに似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
AQUOS R10
シャープから発売された約6.5インチの5Gスマートフォンです(2025年7月10日発売)。
Android™ 15、Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform、12GBメモリ、1,080×2,340 pxのPro IGZO OLEDディスプレイ、256GBまたは512GBストレージ、連続待受時間 約800時間(LTE)駆動する5,000mAhバッテリー、ライカカメラ社が監修した背面 約5,030万画素+約5,030万画素の2眼カメラ、前面約5,030万画素のフロントカメラ、フルメタルBOXスピーカーを搭載しています。
また、AI機能(電話アシスタント、迷惑電話対策機能、Glance AI for AQUOS、Google Geminiなど)、ピーク輝度3,000nit、1Hz〜240Hzの可変リフレッシュレート、ハイブリッド手ブレ補正(光学式+電子式)、14chスペクトルセンサー、立体音響技術 Dolby Atmos、8Way Audio(ワイヤレス接続時)、冷却システム(高熱伝導素材である銅ブロック)に対応。
UWB(超広帯域無線通信)、AQUOSトリック(Payトリガー、スクロールオート、Clip Now など)、おサイフケータイ、IPX5・IPX8 / IP6X防水防塵、MIL規格、最大2TBまでのストレージ拡張、顔認証(マスク対応)、指紋認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、楽天市場で109,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで109,780円(送料無料)、COCORO STORE(ココロストア)で99,770円~、です。
関連記事:AQUOS R10 徹底レビュー!R9との違いはどこ? 比較して評価
Amazonで「AQUOS R10」をチェックする
Xiaomi 15
Xiaomiから発売された6.36インチのスマートフォンです(2025年4月1日発売)。
Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GB LPDDR5Xメモリ、2670 x 1200 pxのCrystalRes有機EL (1~120Hz, 最大3200nits)、256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、最大25時間駆動する5240 mAhバッテリー、背面50MPトリプル (広角ライカSummilux, 望遠, 超広角)カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(AI文章作成、AI音声認識、AI通訳、AIダイナミック壁紙)、Google Gemini連携(かこって検索など)、
1~120Hzの「可変リフレッシュレート」、60mm相当の望遠撮影、10cmまで寄れるマクロ撮影、8K動画撮影(24/30fps)、IP68防水防塵、90Wハイパーチャージ (有線)、ワイヤレス充電、Xiaomi Wing型IceLoopシステム(冷却システム)、X軸リニア振動モーター、超音波画面内指紋センサー、AI顔認証、「Xiaomiシールドガラス」、「高強度アルミニウム合金フレーム」、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFC、GPS (L1+L5)に対応しています。
価格は、Amazonで110,699円(税込・12GB+256GBモデル)、楽天市場で109,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで110,700円、です。
関連記事:Xiaomi 15レビュー!14Tとの違い&買い替えメリット・デメリット
Amazonで「Xiaomi 15」をチェックする
Galaxy S25 Ultra
サムスンから発売された6.9インチの5Gスマートフォンです(2025年2月14日 発売)。
Android 15 + One UI 7、Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy、12GB LPDDR5Xメモリ、3120×1440のDynamic AMOLED 2X液晶、256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0 ストレージ、5000 mAh バッテリー、背面200MP+50MP+50MP+10MPの4眼カメラ、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(複数のアプリ連携、Gemini Live、オーディオ消しゴム、かこって検索、「スペースズーム」)、Now Bar、ウィジェット、ライブ通知、Switch to Galaxy、Quick Share、Personal Data Engin、45W の急速充電、8K動画撮影、
Sペン、ナイトグラフィー、Samsung DeX、Bixby、Knox、IP68防水防塵、リフレッシュレート 120Hz、冷却システム、画面内指紋認証、顔認証、ステレオスピーカー、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで153,777円(税込)、楽天市場で177,870円(送料無料)、ヤフーショッピングで157,990円、AliExpressで155,001円、米国 Amazon.comで$1,049.99、です。
関連記事:Galaxy S25 Ultraは驚異のAI機能を搭載!ハイエンドスマホをレビュー
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Google Pixel 9
Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2024年9月4日 発売)。
Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラを搭載しています。
また、「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで95,500円(税込)、楽天市場で97,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで105,980円、AliExpressで192,097円、米国 Amazon.comで $942.50、です。
関連記事:Google Pixel 9徹底レビュー!Pixel 8との違い・AI機能・価格
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iPhone 16
Appleから発売された6.1インチの5Gスマートフォンです(2024年9月20日 発売)。
iOS 18、Apple A18 Bionicチップ、8GB メモリ、Super Retina XDR液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、ビデオ再生で最大22時間駆動できるバッテリー、背面 48MP+12MPの2眼カメラ、前面 12MPのフロントカメラ、ステレオスピーカーを搭載しています。
また、生成AI機能「Apple Intelligence」、アクションボタン、カメラコントロールボタン、Apple Pay、Suica決済、空間オーディオ再生、IP68防水防塵、音声操作 Siri、衛星経由の緊急SOS、衝突事故検出、衛星経由の「探す」、USB-C (DisplayPort/USB 2 最大480Mb/s)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSにも対応している。
価格は、Amazonで139,800円(税込)、楽天市場で141,700円(送料無料)、ヤフーショッピングで120,980円、Appleオンラインストアで124,800円~、です。
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