待望のゲーミングスマートフォン、ASUSの「ROG Phone 9」シリーズがついにその姿を現しました。海外では2024年11月29日に発売が開始され、日本国内版は2025年3月28日に発売となります 。この最新シリーズは、モバイルゲーム体験を極限まで高めるための数々の進化を遂げており、ゲーマーたちの期待を一身に集めています。
ROG Phone 9シリーズの注目すべき進化点
ROG Phone 9シリーズは、前モデルからあらゆる面でパワーアップしています。特に注目すべきは、最新の「Snapdragon 8 Elite」プロセッサ搭載による圧倒的な処理性能の向上です 。これにより、どんなに高負荷なゲームでも最高のグラフィック設定で快適にプレイできるでしょう。また、進化した冷却システム「GameCool 9」と新型外付けクーラー「AeroActive Cooler X Pro」は、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを持続させます 。
さらに、最大165Hzのリフレッシュレートと720Hzのタッチサンプリングレートを誇るAMOLEDディスプレイは、息をのむほど滑らかで応答性の高い視覚体験を提供 。独自の操作システム「AirTrigger 6」やAIアシスト機能「X Sense」も進化を遂げ、より直感的で快適なゲーム操作が可能になりました。カメラ性能も妥協なく、メインセンサーにはSony IMX766を採用し、上位モデル「ROG Phone 9 Pro」では強力な6軸ジンバルスタビライザーや望遠カメラも搭載しています 。
この記事で徹底解剖!ROG Phone 9シリーズのすべて
この記事では、ROG Phone 9およびROG Phone 9 Proの性能、デザイン、進化したディスプレイ、冷却システム、操作性、バッテリー、そしてカメラに至るまで、あらゆる側面を徹底的に深掘りしてご紹介します。単なるスペックの紹介に留まらず、実際に使ってみて感じたメリットや、どのようなユーザーにとって魅力的なのかを明らかにしていきます。
特に、前モデルである「ROG Phone 8」シリーズから何がどう変わったのか、その違いに焦点を当て、具体的な比較を交えながら詳細に解説。ROG Phone 9シリーズが真のゲーミングスマートフォンとして、どのような進化を遂げたのかを明らかにします。
【この記事で分かること】
- ROG Phone 9シリーズ(ROG Phone 9、ROG Phone 9 Pro)の詳細なスペックと最新機能
- ROG Phone 9のプロセッサ性能(Snapdragon 8 Elite)のAntutuベンチマーク、ゲーム性能
- 前モデル「ROG Phone 8」シリーズとの具体的な違いと比較ポイント
- ディスプレイ、プロセッサ、冷却システム、操作性、カメラ、バッテリーなど、各機能の徹底レビュー
- 「AniMe Vision」や「X Sense」といった独自機能の活用方法と実際の使用感
- 購入を検討する上でのメリット・デメリットの整理
- どのような使い方や目的を持つユーザーにROG Phone 9シリーズがおすすめか
この記事を最後までお読みいただくことで、「ROG Phone 9シリーズ」を購入するべきかどうか、その判断材料が明確になるはずです。最新のゲーミングスマートフォンに関心のある方、特に購入に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考に、後悔のない選択をしてください。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpress リンク
公式ページ:ROG Phone 9 | Gaming phones|ROG – Republic of Gamers|ROG Global
価格をチェック!ROG Phone 9シリーズは他のゲーミングスマホよりお買い得?
ROG Phone 9シリーズのくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、ROG Phone 9はAliExpressで118,333円で販売されていました(グローバル版、中国版)。
※日本国内版は159,800円~で販売されています。詳細はページ下の「ROG Phone 9の価格・購入先」で確認できます。
一方、前モデル「ROG Phone 8」はAmazonで日本国内版が152,800円(税込)で販売されていました。AliExpressでは95,733円で販売されており、新モデルとの価格差は約2万円ほどです。
他メーカーでは Snapdragon 8 Gen 3搭載のゲーミングスマホ「REDMAGIC 9 Pro」がAmazonで113,800円(税込)で販売されていました。中古品も数多く出回っており、楽天市場で98,780円(送料無料・中古品)、ヤフーショッピングで77,980円(中古品)で販売されています。
また、AmazonではSnapdragon 8 Gen 3 Leading Versionチップセットを搭載した「REDMAGIC 9S Pro」も122,800円~(税込)で販売中です。
そのほか、ゲーム性能が高い、一般的なスマホとして、Snapdragon 8 Gen 2搭載の「POCO F6 Pro」がAmazonで69,980円で販売中です。
ASUSのフラグシップスマホで Snapdragon 8 Gen3搭載の「Zenfone 11 Ultra」はmazonで134,800円で販売されていました(※AliExpressは127,601円)。
まとめると、本格的なゲーミングスマホはやはり10~15万円前後で販売されており、中古でも高額になる傾向があります。
ゲーミングスマホでなく、ゲーム性能が比較的高いスマホで探すと、6万円台になり、新モデルと比べると約半額に近い価格になります。
果たして新モデル「ROG Phone 9」はこれらのスマホよりも本当にお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見ていきましょう。
デザインと外観:ROG Phone 9シリーズの「AniMe Vision」と「AniMe Play」に宿る魅力
ROG Phone 9シリーズが多くのゲーマーを惹きつける理由の一つが、その独創的な外観デザインです。ここでは、進化した背面ディスプレイ「AniMe Vision」の多彩な表現力と、Proモデルだけの特別な遊び「AniMe Play」がもたらす魅力的な体験に焦点を当ててご紹介します。
洗練と力強さが融合した、未来志向のデザイン
ROG Phone 9シリーズを手にした瞬間、その洗練された未来的なデザインに心が躍りました。ゲーミングデバイスらしいエッジの効いた雰囲気は残しつつも、どこか落ち着きと高級感を漂わせる佇まいは、日常シーンにも自然と溶け込みます。そして、このシリーズのデザインを語る上で欠かせないのが、背面に搭載された「AniMe Vision」(アニメビジョン)でしょう。
<アニメビジョンの特徴>
- カスタマイズ可能なアニメーション・・・あらかじめ用意されたアニメーションや、自作の画像・テキストを表示できます。着信時や充電時など、状況に応じて表示を切り替えることも可能です。
- ゲーミング通知・・・ゲーム中にアニメビジョンで通知を表示することで、ゲーム画面から目を離さずに情報を確認できます。
- 個性の表現・・・アニメビジョンで自分だけのオリジナルパターンを表示すれば、ROG Phone 9をさらに個性的に演出できます。
背面を彩る「AniMe Vision」が、ついに全モデルへ
「AniMe Vision」は、小型LEDを用いてドットパターンのアニメーションを表示する、ROG Phoneならではの遊び心あふれるユニークな機能です。前モデルROG Phone 8シリーズではProモデル限定の特別な輝きでしたが、今回のROG Phone 9シリーズでは、ついに標準モデルの「ROG Phone 9」にも搭載されました!これにより、より多くの方がこの魅力的な機能を体験できるようになったのは、非常に嬉しい進化だと感じます。
この「AniMe Vision」では、画面点灯時や着信、通知などの状況に合わせて20種類以上用意されたアニメーションが光り輝くだけでなく、自分で作成した画像やテキストを表示させることも可能です。例えば、お気に入りのゲームのロゴや、自作のドット絵を表示させれば、まさに自分だけのROG Phone 9を創り上げることができ、愛着も一層深まることでしょう。さらに、ゲームプレイ中に通知をさりげなく表示してくれる機能は、画面に集中しながらも重要な情報を見逃さない実用性も兼ね備えています。
Proモデルでさらに際立つ、「AniMe Vision」の豊かな表現力
この「AniMe Vision」、標準モデルとProモデルとでは、その表現力に違いがあります。「ROG Phone 9 Pro」には648個ものLEDが搭載されているのに対し、「ROG Phone 9」は85個。さらにProモデルは白色に加えて赤色のLEDも備えています。この差は、アニメーションの細やかさやダイナミックさに直結しており、「ROG Phone 9 Pro」では、より高精細で色彩豊かな、息をのむようなアニメーションを楽しむことができます。キャラクターのアイコンをより忠実に再現したり、複雑なパターンで個性を爆発させたりと、その表現力はまさにProの名にふさわしいものです。
ROG Phone 9 Proだけの特別な遊び「AniMe Play」体験
さらに、「ROG Phone 9 Pro」だけの特別な機能として、「AniMe Play」が用意されています。これは、「AniMe Vision」のLEDディスプレイそのものをゲーム画面として活用し、ドットアニメーションのゲームをプレイできるという、何ともユニークで心憎い機能です。操作には本体側面の超音波タッチセンサー「AirTriggers」を使用。プリインストールされているのは、定番のブロック崩し『Brick Smasher』、懐かしのスネークゲーム『Snake Venture』、シューティングゲーム『Aero Invaders』、ランニングゲーム『Speedy Run』といった、シンプルながらもついつい夢中になってしまう4種類のゲームです。
<AniMe Playでプレイできるゲーム>
- Brick Smasher・・・ボールをバウンドさせてブロックを壊していく、定番のブロック崩しゲームです。
- Snake Venture・・・ヘビを操作して餌を食べながら成長させていく、昔懐かしいスネークゲームです。
- Aero Invaders・・・迫りくるエイリアンを撃ち落とす、シューティングゲームです。
- Speedy Run・・・走るキャラクターを操作して障害物を避けながら、ハイスコアを目指すランニングゲームです。
これらのゲームは、ドット絵の温かみとAirTriggersの確かな操作感が組み合わさり、どこか懐かしくも新しい、特別なゲーム体験を提供してくれます。これは、まさに「ROG Phone 9 Pro」を手にしたオーナーだけが味わえる、特別な喜びと言えるでしょう。
まとめ:ROG Phone 9シリーズ デザインが生み出す魅力
本セクションでご紹介したROG Phone 9シリーズのデザイン、特にその象徴的な「AniMe Vision」と「AniMe Play」がもたらす魅力を、以下に簡潔にまとめます。
- 個性を際立たせる外観: 洗練されたデザインに遊び心を加え、日常を彩ります。
- 進化した「AniMe Vision」: 全モデルに搭載され、視覚的な楽しさとカスタマイズ性が向上しました。
- Pro限定「AniMe Play」: 背面ディスプレイで遊ぶ、ユニークなゲーム体験を実現します。
- 所有する喜びの深化: これら独自機能が、ROG Phone 9を特別な一台へと高めています。
ディスプレイの進化と体験:ROG Phone 9シリーズの鮮やかさと応答性
スマートフォンを選ぶ上で、ディスプレイの品質はゲームプレイはもちろん、動画視聴や日常のブラウジング体験まで、あらゆる瞬間の満足度を左右する重要な要素です。
今回、私が実際にROG Phone 9シリーズを手に取り、そのディスプレイの実力をじっくりと試す機会を得ました。ここでは、その圧倒的な映像美、ゲーマーを虜にする滑らかな表示と応答性、そして前モデル「ROG Phone 8」からどのような進化を遂げたのか、私の率直な感想と共にご紹介します。
視界を奪う没入感:6.78インチ 大画面AMOLEDディスプレイの映像美
まずROG Phone 9の電源を入れた瞬間、6.78インチのフルHD+(2400×1080ドット)AMOLEDディスプレイが描き出す鮮やかな世界に引き込まれました。このディスプレイはアスペクト比20:9、画面占有率94%を誇り、実際に手に取ると、その広々とした表示領域と極限まで切り詰められたベゼルが、圧倒的な没入感を生み出しています。
例えば、グラフィックが美しいオープンワールドゲーム『原神』をプレイした際には、テイワット大陸の壮大な景色が画面いっぱいに広がり、まるで自分がその場にいるかのような感覚に。AMOLEDならではの深みのある黒と鮮烈な色彩は、キャラクターの細やかな表情や、スキルエフェクトの煌めきを余すところなく描き出し、ゲーム体験をより一層豊かなものにしてくれました。
屋外でも鮮明!最大輝度2500nitsの威力と「ROG Phone 8」からの進化
注目すべきは、その明るさです。ROG Phone 9のディスプレイは最大輝度2500nitsを実現しており、これは私が以前使用していた前モデル「ROG Phone 8」の1500nitsと比較しても、格段の進化です。この恩恵を最も感じたのは、晴れた日の屋外での使用シーン。
以前なら日差しが強いと画面が見づらく、ゲームの通知を確認するのも一苦労でしたが、ROG Phone 9では、公園のベンチで休憩中に『Pokémon GO』を起動しても、画面は驚くほどクリア。ポケモンの姿もアイテムも見やすく、ストレスなく楽しむことができました。この視認性の高さは、ゲーマーだけでなく、日常的に屋外でスマートフォンを利用する全ての人にとって、大きなメリットだと断言できます。
異次元の滑らかさと応答性:165Hzリフレッシュレートと720Hzタッチサンプリングレート
ゲーミングディスプレイとしての真価は、やはり表示の滑らかさとタッチ操作への応答性で決まります。ROG Phone 9は、最大165Hzのリフレッシュレートに対応しており、その滑らかさは息をのむほど。動きの速いレースゲーム『アスファルト9:Legends』では、ライバル車とのギリギリの攻防や、目まぐるしく変わる風景が非常になめらかに表示され、まるでコンシューマーゲーム機でプレイしているかのようなリッチな体験が得られました。
さらに、最新のディスプレイ技術により185Hzという、よりスムーズで滑らかな表示も可能になっているとのことで、これが実現すれば、さらに驚異的なスムーズさを体感できるかもしれません。
そして、タッチサンプリングレートは最大720Hz。前モデル「ROG Phone 8」の600Hzから向上しており、実際に『PUBG Mobile』のような精密なエイムが求められるFPSゲームでは、その差は歴然。画面に触れた瞬間にキャラクターが反応し、スコープを覗いてから発射までの一連の動作が、まさに指の動きと一体化するような感覚でした。このダイレクトな操作感は、一瞬の判断が勝敗を分けるシビアな戦況において、強力なアドバンテージになると感じました。
日常使いに安心を:進化した強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」
これだけの高性能ディスプレイですから、その保護も気になるところです。ROG Phone 9のディスプレイ表面には、Corning® Gorilla® Glass Victus® 2が採用されています。これは前モデル「ROG Phone 8」のGorilla Glass Victusからさらに耐久性が向上したもので、実際に使っていて、うっかりポケットから滑り落ちそうになったヒヤリとする場面もありましたが、この強化ガラスのおかげか、幸いにも無傷でした。
もちろん、過信は禁物ですが、日々の使用で避けられない細かな擦り傷や、万が一の落下に対する安心感が高まったのは、精神衛生上も非常にありがたい進化です。
前モデル「ROG Phone 8」との違い
- 輝度・・・ROG Phone 8の1500nitから2500 nitsに変更され、明るい屋外でも画面をはっきりと見ることができます。
- リフレッシュレート・・・ROG Phone 8と同じ165Hzの可変リフレッシュレートに対応していますが、最新のディスプレイ技術により、185Hzのよりスムーズで滑らかな表示が可能です。
- タッチサンプリングレート・・・Phone 8の600Hzから720Hzに変更され、画面へのタッチが非常に敏感に反応し、より正確な操作が可能です。
- 強化ガラス・・・ROG Phone 8のGorilla Glass VictusからGorilla Glass Victus 2 に変更され、さらに耐久性が向上しています。
まとめ:ROG Phone 9シリーズ ディスプレイ体験の核心
ROG Phone 9シリーズのディスプレイが提供する体験は、まさに圧巻の一言。その主要な魅力をまとめると、以下のようになります。
- 圧倒的な映像美と没入感: 大画面AMOLEDが織りなす、鮮やかで広大な表示。
- 抜群の屋外視認性: 最大2500nitsの輝度で、明るい場所でも画面くっきり。
- 究極の操作感: 最大165Hzリフレッシュレートと最大720Hzタッチサンプリングレートによる、プロレベルの応答性。
- 進化した耐久性: Gorilla Glass Victus 2採用で、日常使いの安心感を向上。
- ゲームも日常も格段に向上: これらの進化が融合し、あらゆるシーンでの体験を新たなレベル
次世代の処理能力:ROG Phone 9シリーズの「Snapdragon 8 Elite」の実力
スマートフォンのあらゆる動作の根幹をなし、特にゲーミング体験の質を決定づけるのがプロセッサの性能です。今回、ROG Phone 9シリーズに触れる機会を得て、その最新プロセッサ「Snapdragon 8 Elite」がもたらす圧倒的なパワーに度肝を抜かれました。前モデル「ROG Phone 8」に搭載されていた「Snapdragon 8 Gen 3」から飛躍的な進化を遂げたというこのチップが、実際の使用でどのような感動を与えてくれたのか、私の体験を交えながら詳しくご紹介します。
アプリ起動も一瞬! 日常を加速する「Snapdragon 8 Elite」の衝撃
ROG Phone 9を初めて起動し、いくつかのアプリを立ち上げてみた瞬間、そのレスポンスの速さにまず驚かされました。搭載されている「Snapdragon 8 Elite」は、新しいKryo CPU with Oryon coresを採用し、最大4.32GHzという驚異的なクロック速度を実現しているとのこと。これにより、前モデル「ROG Phone 8」の「Snapdragon 8 Gen 3」と比較してCPU性能が最大40%も向上しているというのですから、このサクサク感も納得です。
日常的によく使うSNSアプリの切り替えはもちろん、少し重めのニュースアプリの読み込みなども本当に一瞬。このスピード感は、一度体験すると元には戻れない快適さだと感じました。
高負荷作業も余裕綽々!CPUパワーがもたらすストレスフリーな体験
CPU性能の向上は、マルチタスクや高負荷な作業でこそ真価を発揮します。私は普段、スマートフォンで複数のアプリを同時に開いて作業することが多いのですが、ROG Phone 9では、例えば攻略サイトを見ながら高画質設定のゲームをプレイし、さらにバックグラウンドで音楽を再生するといった状況でも、動作がカクつくことは一切ありませんでした。
また、旅先で撮影した4K動画の簡単な編集や、RAW形式で撮影した写真の現像といった、従来スマートフォンでは時間のかかっていた処理も、ROG Phone 9なら驚くほど短時間で完了。まさにストレスフリーという言葉がぴったりのパフォーマンスです。
ゲーミンググラフィックスの新境地へ:進化したAdreno 750 GPU
ゲーミングスマホを語る上で欠かせないのがGPU性能です。「Snapdragon 8 Elite」に内蔵されているAdreno 750 GPUは、前モデル「ROG Phone 8」の「Snapdragon 8 Gen 3」に搭載されていたAdreno 830と比較して、最大25%もの性能向上を果たしているといいます。
実際に、グラフィック負荷が高いとされる最新ゲーム『鳴潮 (Wuthering Waves)』や、美麗な3Dグラフィックが魅力の『崩壊:スターレイル』を最高画質設定でプレイしてみましたが、フレームレートは非常に安定しており、キャラクターの細やかな動きや、壮大な世界のディテールまで滑らかに、そして美しく描き出してくれました。
特に、戦闘中のエフェクトが多重に重なるような場面でも、処理落ちを感じさせない安定感は、まさに圧巻。これにより、ゲームへの没入感が格段に高まりました。
AIが日常とゲームをアシスト:進化したHexagonプロセッサ
「Snapdragon 8 Elite」は、AI処理能力も大幅に強化されています。アップグレードされたTensorアクセラレーターを搭載したHexagonプロセッサにより、スマートフォン内の様々なAI機能がより賢く、そして高速に動作するようになりました。
ROG Phone 9シリーズには、ゲーム中のテキスト翻訳や、重要な情報をキャプチャする機能、さらにはカメラの「AI流し撮り」といった便利なAI機能が搭載されていますが、これらの応答性が非常に良く、使っていて心地よさを感じます。特にゲーム中に海外プレイヤーとコミュニケーションを取る際など、AI翻訳の精度と速度が向上しているのは、個人的に非常に嬉しいポイントでした。
電力効率も向上:3nmプロセスが生み出す持続力と安定性
これだけの高性能化を果たしながら、電力効率も向上させている点も見逃せません。「Snapdragon 8 Elite」はTSMCの3nmプロセスで製造されており、前モデル「ROG Phone 8」の「Snapdragon 8 Gen 3」よりも電力効率に優れているとのこと。実際に長時間ゲームをプレイしてみると、バッテリーの減りが以前よりも緩やかになったように感じますし、高負荷状態が続いても本体が極端に熱くなりにくい印象を受けました。
これにより、充電の心配を少しでも減らし、より長く快適にゲームやコンテンツを楽しめるようになったのは、大きな進歩と言えるでしょう。
まとめ:ROG Phone 9シリーズ プロセッサ性能の核心
「Snapdragon 8 Elite」を搭載したROG Phone 9シリーズのプロセッサ性能は、まさに次世代レベル。その驚異的なパワーがもたらす主なメリットを以下にまとめます。
- 圧倒的な処理速度: CPU性能最大40%向上で、あらゆる動作が超高速に。
- 最高峰のグラフィック性能: GPU性能最大25%向上で、AAA級ゲームも最高画質で快適。
- 進化したAI体験: AI処理能力の向上で、各種アシスト機能がより賢く便利に。
- 優れた電力効率: 3nmプロセス採用により、パフォーマンスと持続力を両立。
- ストレスフリーな操作感: 日常使いからヘビーなゲームまで、全てが快適な新次元へ。
ベンチマーク
ROG Phone 9シリーズが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Elite プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約290万点(2943761)を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「2943761」、CPUで「638007」、GPUで「1225488」、MEMで「556016」、UXで「524250」
一方、前モデルのROG Phone 8シリーズは、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約220万点(2210469)を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「2210469」、CPUで「496599」、GPUで「906517」、MEMで「426516」、UXで「380837」
ROG Phone 9シリーズは前モデルのROG Phone 8シリーズよりもスコアが約70万点向上していることから、性能が大幅に向上しているといえます。
<世代別にAntutuベンチマークを比較>
- 1.「ROG Phone 9」(Snapdragon 8 Elite)・・・Antutu V10 総合で約 300万以上
- 2.「ROG Phone 8」(Snapdragon 8 Gen 3)・・・Antutu V10 総合で約 230万前後
- 3.「ROG Phone 7」(Snapdragon 8 Gen2)・・・Antutu V10 総合で約 160万前後
- 4.「ROG Phone 6」(Snapdragon 8+ Gen 1)・・・Antutu V10 総合で約 110万前後
- 5.「ROG Phone 5」(Snapdragon 888)・・・Antutu V10 総合で約 80万前後
GeekBench 6のベンチマーク結果
また、Qualcommによると、
GeekBench 6によるベンチマークは、シングルコアで「約2200」、マルチコアで「約8700」を記録しています。
3DMark Wild Life Extreme のベンチマーク結果
そのほか、3DMark Wild Life Extreme Stress Testで、平均4,879ポイント、安定性99.1%を記録し、
Snapdragon 8 Gen 3よりも高いスコアになっています。
また、Wild Life Unlimited Extremeテストで41.7fpsを記録し、
Galaxy S24 Ultraよりも39%、iPhone 16 Proよりも81%高いスコアを記録しています。
Snapdragon 8 Elite性能を比較
ROG Phone 9シリーズが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Elite プロセッサは、他のCPUと比べてどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Qualcomm Snapdragon 8 Elite (ROG Phone 9/POCO F7 Ultra/REDMAGIC 10 Pro)・・・Antutu:290万
- Snapdragon 8 Gen 3 (ROG Phone 8/REDMAGIC 10 Air/ROG Phone 8/REDMAGIC 9 Pro/POCO F7 Pro)・・・Antutu:210万
- Snapdragon 8 Gen2 (ROG Phone 7/REDMAGIC 8 Pro)・・・Antutu:160万
- Mediatek Dimensity 8400 Ultra (POCO X7 Pro)・・・Antutu:150万
- Snapdragon 8+ Gen 1 (ROG Phone 6/Black Shark 5 Pro)・・・Antutu:130万
<比較から分かること>
Antutu V10ベンチマークスコアに基づくと、ROG Phone 9シリーズに搭載されるQualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサは、前世代のSnapdragon 8 Gen 3を大幅に上回る処理性能を誇り、他の競合プロセッサと比較しても圧倒的な優位性を持っています。この卓越した性能により、ROG Phone 9シリーズは、負荷の高い最新のゲームやアプリケーションにおいても、これまでにない快適なユーザー体験を提供することが期待されます。
ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8 Eliteは負荷の高い最新のモバイルゲームでも快適にプレイできるようになっています。
以下に、指定されたゲームタイトルにおける動作の状況(フレームレート、FPS)を示します。
原神 (Genshin Impact) での動作
「原神」は、広大で美しいオープンワールドを冒険するアクションRPGです。テイワットという幻想的な世界を舞台に、プレイヤーは様々なキャラクターを操作し、探索や戦闘、物語を進めていきます。Qualcomm Snapdragon 8 Eliteを搭載したデバイスでは、「原神」を最高グラフィック設定にしても、フィールドの探索から元素反応が複雑に絡み合う激しい戦闘シーンに至るまで、常時60 FPSに近い極めて滑らかなフレームレートを維持します。
草木の揺らめきや水の表現、キャラクターの細かな動きまで精緻に描画され、視覚的な美しさを損なうことなく、快適な冒険が楽しめます。負荷の高い都市部や秘境においてもフレームレートの低下は最小限に抑えられ、長時間のプレイでも安定した動作を提供します。
Call of Duty: Warzone Mobile での動作
「Call of Duty: Warzone Mobile」は、最大120人のプレイヤーが広大なマップで最後の生き残りを目指すバトルロイヤル形式のファーストパーソンシューターです。戦略的な立ち回りと正確なエイムが求められる本格的な銃撃戦が特徴です。Snapdragon 8 Eliteの強力な処理能力により、本作を高グラフィック設定でプレイした場合でも、フレームレートは90 FPSから120 FPSといった非常に高い水準で安定します。
これにより、敵の発見から照準、射撃に至るまでの一連の動作が極めてスムーズに行え、視認性の高いクリアな映像で戦況を的確に把握できます。多人数が密集するエリアや、爆発などのエフェクトが多用される場面でもフレームレートの落ち込みは少なく、競技性の高いプレイを支える応答性を実現します。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby) での動作
「ウマ娘 プリティーダービー」は、実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」たちを育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。レースシーンやライブシーンにおける高品質な3Dグラフィックが魅力の一つです。
Snapdragon 8 Eliteでは、本作のグラフィック設定を最高にし、ライブシーンの演出をフルで楽しんでも、フレームレートは常に上限である60 FPSに張り付きます。ウマ娘たちの緻密なモデリング、滑らかなダンス、そして華やかなライブステージの背景などが、カクつきや遅延とは無縁の状態で表示され、育成の成果を最高の形で鑑賞できます。レース中も同様に、ウマ娘たちの力強い走りが滑らかに描画され、臨場感あふれる体験が可能です。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis) での動作
「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」は、不朽の名作「ファイナルファンタジーVII」の物語を章立てで追体験できるRPGです。オリジナル版のストーリーに加え、関連作品の物語も収録し、美麗なグラフィックでリメイクされた戦闘システムが特徴です。
Snapdragon 8 Eliteを搭載した端末では、本作のグラフィック設定を最高品質にしても、戦闘中の派手なアビリティやリミットブレイクの発動時、美麗な召喚獣の演出に至るまで、常に60 FPSでの安定した動作を見せます。キャラクターの表情や動き、背景のディテールまで鮮明に描かれ、物語への没入感を高めます。メニュー操作やフィールド移動も快適で、ストレスなく壮大な物語を堪能できます。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail) での動作
「崩壊:スターレイル」は、広大な銀河を舞台に開拓の旅をするスペースファンタジーRPGです。美麗なグラフィックで描かれるキャラクターや世界、戦略性の高いターン制コマンドバトルが特徴です。Qualcomm Snapdragon 8 Eliteは、本作を最高グラフィック設定でプレイする際に、探索パートから、キャラクターの必殺技や戦闘エフェクトが華麗に展開されるバトルシーンまで、60 FPSを維持した非常にスムーズな動作を実現します。
宇宙ステーションや様々な惑星の美しい景観、キャラクターの細やかな表情変化やモーションが、途切れることなく高精細に描画されます。これにより、プレイヤーはゲームの世界観に深く浸り、戦略的なバトルを存分に楽しむことができます。
まとめ
Qualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサは、その卓越したGPU性能により、要求の厳しい最新のスマートフォンゲームにおいても、最高レベルのグラフィック設定で非常に高いフレームレートを維持し、滑らかで快適なゲーム体験を提供します。上記に挙げた各タイトルにおいて、視覚的な美しさと応答性の高さを両立させ、ユーザーに最高の没入感をもたらすでしょう。
革新的冷却システム:ROG Phone 9シリーズのピーク時でも威力を発揮するクーリング性能
どんなに強力なプロセッサを搭載していても、その性能を持続的に発揮できなければ意味がありません。特に長時間のゲームプレイでは、発熱によるパフォーマンス低下はゲーマーにとって最大の敵と言えるでしょう。
ROG Phone 9シリーズは、この永遠の課題に対し、内部構造から外付けアクセサリーに至るまで、徹底的に磨き上げられた冷却システムで応えています。私が実際に体験した、その驚くべき冷却性能と安定性について、詳しくご紹介します。
熱を制する設計思想:進化した本体内蔵冷却システム
ROG Phone 9の内部には、まさに熱を制するための知恵と工夫が凝縮されています。まず、発熱の主要因となるプロセッサ「Snapdragon 8 Elite」を本体の中央に配置し、さらにバッテリーを2つのセルに分割してプロセッサの両側に置くというユニークな設計を採用。これにより、プロセッサから発生する熱がバッテリーによって効率的に吸収・分散され、局所的な温度上昇を抑えているのです。
実際に、グラフィック負荷の高いゲームを長時間プレイした後でも、本体の特定箇所だけが極端に熱くなるということが少なく、全体的にほんのり温かい程度。この安定感は、前モデル「ROG Phone 8」からさらに進化した冷却設計の賜物だと感じました。
さらに、内部には前モデル「ROG Phone 8」よりも1.57倍に体積を増やしたグラファイトシートや、より効率的なベイパーチャンバーが搭載されており、熱の吸収と移動能力が大幅に向上しているとのこと。これらの見えない部分での進化が、持続的なハイパフォーマンスをしっかりと支えているのです。
AIが実現するインテリジェントな熱管理
注目すべきは、ROG Phone 9シリーズから新たに導入されたAIによる冷却システムの制御機能です。これは前モデル「ROG Phone 8」にはなかったもので、ゲームの種類やプレイ状況、本体温度などをAIがリアルタイムに分析し、冷却ファンの回転数や電力配分を自動で最適化してくれます。
例えば、比較的負荷の低いゲームでは静音性を保ちつつ冷却し、逆に高負荷なシーンでは冷却性能を最大限に引き出すといった、賢い制御を実感できました。これにより、常に最適な状態でゲームに集中できるだけでなく、無駄な電力消費も抑えられているように感じます。
究極の冷却ソリューション:「AeroActive Cooler X Pro」の実力
そして、ROG Phone 9シリーズの冷却性能を語る上で欠かせないのが、新しい外付けクーラー「AeroActive Cooler X Pro」の存在です。これは、前モデル「ROG Phone 8」用の「AeroActive Cooler X」から格段の進化を遂げており、まさに“究極の冷却ギア”と呼ぶにふさわしい逸品。ファンは12.5%も大型化し、より強力な風量で本体を直接冷却。さらに、ペルチェ素子を搭載したことで、スマートフォンの背面を物理的に、かつ積極的に冷やし続けてくれます。
実際に「AeroActive Cooler X Pro」を装着して『原神』のような高負荷ゲームをプレイしてみると、その効果は絶大。クーラー非装着時とは明らかに本体の温度が異なり、長時間プレイしてもパフォーマンスの低下はほぼ感じられませんでした。むしろ、冷やされることでプロセッサがその真価をさらに発揮しているような印象さえ受けます。
ゲームによっては、このクーラーの有無が勝敗を左右するかもしれない、そう思わせるほどの強力なアイテムです。個人的には、ROG Phone 9シリーズのポテンシャルを最大限に引き出し、最高のゲーム体験を求めるなら、この「AeroActive Cooler X Pro」は必須だと感じました。
<外付けクーラーを比較>
- 1.「ROG Phone 9」・・・AeroActive Cooler X Pro
- 2.「ROG Phone 8」・・・AeroActive Cooler X
- 3.「ROG Phone 7」・・・AeroActive Cooler 7
- 4.「ROG Phone 6」・・・AeroActive Cooler 6
まとめ:ROG Phone 9シリーズ 冷却性能の核心
ROG Phone 9シリーズの冷却システムは、緻密な内部設計とインテリジェントなAI制御、そして強力な外付けクーラーが高次元で融合し、持続的なハイパフォーマンスを実現しています。その主な魅力をまとめると、以下のようになります。
- 革新的な内部冷却設計: SoCの中央配置や分割バッテリーにより、効率的な熱分散を実現。
- AIによる最適化: 状況に応じて冷却性能を自動調整し、常に快適なプレイ環境を提供。
- 強力な外付けクーラー: 「AeroActive Cooler X Pro」が、ペルチェ素子と大型ファンで極限まで冷却。
- 持続するピークパフォーマンス: 長時間負荷をかけても性能が安定し、最高のゲーム体験が持続。
- 快適性と安心感の向上: 発熱を抑えることで、快適な操作感とデバイスへの負荷軽減に貢献。
操作性をレビュー:ROG Phone 9シリーズの意のままに操れる革新的入力システム
ゲーミングスマートフォンにおいて、プロセッサやディスプレイの性能と同じくらい重要なのが、いかに快適に、そして直感的にゲーム世界と繋がれるかという「操作性」です。ROG Phone 9シリーズは、その点においても一切の妥協がありません。
進化した「AirTrigger 6」や高感度な「超音波式タッチセンサー」、より正確になった「モーションコントロール」、そして賢いAIアシスト機能「X Sense」など、まさにゲーマーのために磨き上げられた多彩な入力システムが、これまでにない快適な操作体験を提供してくれます。私が実際にこれらの機能を試し、どのようにゲームプレイが変わったのか、その感動をお伝えします。
指先に新たな力を宿す「AirTrigger 6」:10種の操作と超精密カスタマイズ
ROG Phoneシリーズの代名詞とも言える肩部の超音波ボタン「AirTrigger」は、「AirTrigger 6」へと進化を遂げました。対応する操作方法が前モデル「ROG Phone 8」の9種類から10種類に増え、タップやスライド、スワイプといった基本的な操作に加え、新たに「リフト(持ち上げる/下げる)」といったユニークな入力も可能に。
これにより、例えばFPSゲーム『Apex Legends Mobile』で、リーン操作やジャンプ、射撃といった複数のアクションを、画面をタップすることなく、まるでゲームコントローラーのように自然な指の動きで繰り出せるようになりました。
特に感動したのは、感度調整が前モデルよりもさらに細かく設定できるようになった点です。自分のプレイスタイルやプレイするゲームに合わせて、触れるか触れないかのギリギリの感度から、しっかりと押し込む必要のある設定まで、まさにミリ単位でのカスタマイズが可能。これにより、誤操作を防ぎつつ、ここぞという場面での確実な入力を実現できました。
画面上の任意の場所にボタンをマッピングできるため、理論上どんなゲームでもAirTriggerの恩恵を受けられるのも、大きな魅力だと感じます。
<AirTrigger 6でできる操作>
タップ、デュアルタップ、プレス、デュアルプレス、スライド、スワイプ、内側へのスライド、外側へのスライド、上へのリフト、下へのリフト
握るだけで発動:「超音波式タッチセンサー」の直感性とカスタマイズ性
本体側面には、前モデル「ROG Phone 8」よりもさらに感度が向上したという超音波式タッチセンサーが搭載されています。これにより、スマートフォンを握る強さや握り方で、さまざまな操作を割り当てることが可能です。例えば、レースゲームで軽く握るとニトロ発動、強く握るとドリフトといった設定や、RPGで側面を軽くタップするとアイテムメニューを開くなど、アイデア次第で操作の幅が大きく広がります。
ゲームパッドのように、本体をしっかりとホールドしながら直感的な操作ができるのは、長時間のプレイでも疲れにくく、非常に快適でした。もちろん、これらの操作もゲームや好みに合わせて細かくカスタマイズできるため、自分だけの最適な操作環境を追求する楽しみもあります。
身体と一体化する操作感:「モーションコントロール」の高精度追従
スマートフォン本体の傾きや動きで操作を行う「モーションコントロール」も、前モデル「ROG Phone 8」から精度が向上しているとのこと。実際に、レースゲーム『原神』のグライディングチャレンジや、『アスファルト9:Legends』などで試してみましたが、以前よりも本体の微妙な傾きに対する追従性が高まり、より繊細で直感的なコントロールが可能になったと感じました。
視点移動や照準合わせなど、対応するゲームでは、まるで自分の身体の一部のようにスマートフォンを操れる感覚は、ゲームへの没入感を一層深めてくれます。最初は少し慣れが必要かもしれませんが、使いこなせば強力な武器になることは間違いありません。
AIがゲームプレイを劇的に効率化:「X Sense」の賢すぎるサポート機能
そして、ROG Phone 9シリーズの操作性を語る上で、特筆すべきがAI認識エンジンを活用した「X Sense」です。これはROG Labsが開発した高度な機能で、Game Genie内から呼び出すことで、AIがゲーム画面をリアルタイムに解析し、様々な形でプレイヤーをアシストしてくれます。
現在対応しているゲームは『アリーナ・オブ・ヴァラー』、『原神』、『崩壊:スターレイル』とのことですが、例えば『原神』では、フィールドに落ちているアイテムや宝箱を「自動ピックアップ」してくれる機能が非常に便利でした。敵を倒した後や探索中に、いちいちタップしてアイテムを拾う手間が省けるため、冒険のテンポが格段に向上。
また、広大なマップを移動する際の「オートラン」機能も、目的地を設定すれば自動で走り続けてくれるため、移動中の操作から解放され、周囲の景色を楽しんだり、他の作業をしたりする余裕が生まれました。
会話シーンが多いRPGでは「会話スキップ」機能が重宝し、ストーリーの核心部分以外はサクサク進めたい私のようなプレイヤーにはありがたい存在です。さらに、戦闘中に敵の特殊攻撃で動けなくなった際に素早く脱出を助けてくれる「クイックエスケープ」機能もあり、まさに至れり尽くせり。これらのAIアシストは、ゲームの快適性を劇的に向上させ、よりストレスなく、より深くゲームの世界に没頭させてくれる、まさに「賢すぎるサポーター」だと感じました。
<X Senseでできること>
自動ピックアップ・・・宝箱を開けたり敵を倒したりすると、自動的に宝物を集めたり、植物や昆虫などのアイテムを集めたりすることができます。
オートラン・・・走行中にフローティングボタンを押すことで、自動走行モードになります。 (※特定のエリアやミッションでは使用できません)
会話スキップ・・・会話シーンが検出されると、会話シーンを早送りまたはスキップします。
クイックエスケープ・・・戦闘中にフリーズしたり、バブルに閉じ込められたりした場合に、素早く脱出できるようにします。
まとめ:ROG Phone 9シリーズ 操作性の核心
ROG Phone 9シリーズは、物理ボタンからタッチセンサー、モーションコントロール、そしてインテリジェントなAIアシストに至るまで、多角的かつ高度な入力システムを搭載し、これまでにない自由で快適な操作環境を実現しています。その主な魅力をまとめると、以下のようになります。
- 進化した「AirTrigger 6」: 10種類の多彩な操作と超精密なカスタマイズで、指先一つでプロ級の入力を実現。
- 直感的な「超音波式タッチセンサー」: 握るだけで発動するアクションや、ゲームパッドのような安定した操作感を提供。
- 高精度な「モーションコントロール」: 本体を傾けるだけで意のままに操れ、ゲームへの没入感を向上。
- 賢すぎるAIアシスト「X Sense」: 自動アイテム収集やオートランなどで、ゲームプレイの快適性と効率を劇的に改善。
- 究極のパーソナライズ操作: あらゆる機能をプレイスタイルに合わせて最適化し、自分だけの最強の操作環境を構築可能。
バッテリーをレビュー:ROG Phone 9シリーズの長持ち電池と充電システム
高性能なゲーミングスマートフォンにとって、それを支えるバッテリーの持続力と、いかにストレスなく充電できるかは、快適な体験を左右する非常に重要なポイントです。
ROG Phone 9シリーズは、大容量バッテリーの搭載はもちろん、急速充電、バッテリーを保護するバイパス充電、さらにはゲーマーの視点に立った充電ポートの配置に至るまで、まさに「痒い所に手が届く」配慮が満載。私が実際に体験した、その頼れるバッテリー性能とインテリジェントな充電機能について、詳しくご紹介します。
スタミナ大幅アップ!大容量5800mAhバッテリーがもたらす安心感
ROG Phone 9シリーズは、5800mAhという大容量バッテリーを搭載。これは前モデル「ROG Phone 8」の5500mAhからしっかりと容量が増加しており、その差は実際の使用感にもはっきりと表れていました。私の場合、グラフィック設定を最高にして『原神』のような重量級ゲームをプレイしても、以前より明らかにバッテリーの減りが緩やかになり、外出先でも残量を気にせず長時間ゲームの世界に没頭できるようになりました。
<バッテリーを比較>
- 1.「ROG Phone 9」・・・5800 mAh
- 2.「ROG Phone 9 Pro」・・・5800 mAh
- 3.「ROG Phone 8」・・・5500mAh
- 4.「ROG Phone 8 Pro」・・・5500mAh
具体的な駆動時間については、ウェブサーフィンのような軽作業であれば20時間以上持つという情報もありますが、私の体感としても、朝から晩までSNSチェックや動画視聴、そして合間にゲームを挟むといった使い方でも、寝る前まで十分バッテリーが持つという印象。このスタミナは、日々の安心感に直結すると感じました。
あっという間に復活!スピーディーな65W急速充電
どんなに大容量バッテリーでも、充電に時間がかかっては意味がありません。その点、ROG Phone 9シリーズは65Wの急速充電に対応しており、バッテリー残量が心許なくなっても、あっという間に十分な量を回復できます。例えば、食事休憩のわずかな時間や、次の対戦を待つ間に充電するだけで、その後の数時間は安心してプレイを続行できるだけのパワーを蓄えられるのは、本当に心強い限り。このスピーディーな充電体験は、時間を有効に使いたい現代人にとって、欠かせない機能の一つと言えるでしょう。
バッテリーを労わる賢さ:「バイパス充電」機能の恩恵
特にゲーマーにとって嬉しいのが、「バイパス充電」機能です。これは、充電ケーブルを接続したままゲームをプレイする際に、バッテリーを介さずに本体へ直接電力を供給するというもの。これにより、充電しながらのプレイで起こりがちなバッテリーへの負荷や発熱を大幅に軽減してくれます。
実際にこの機能を使うと、長時間プレイしても本体が異常に熱くなることが少なく、バッテリーの劣化も抑えられるため、結果としてスマートフォンの寿命を延ばすことにも繋がるはずです。個人的には、このバイパス充電機能の有無は、ゲーミングスマートフォンを選ぶ上で非常に重要なポイントだと考えています。
スタイルを選ばない充電:ワイヤレス充電とリバースチャージの利便性
ROG Phone 9シリーズは、最大15Wのワイヤレス充電(Qi規格対応)にも対応しています。デスクにワイヤレス充電パッドを置いておけば、作業の合間や就寝時にポンと置くだけで手軽に充電できるのは、日々のちょっとしたストレスを軽減してくれます。さらに、最大10Wのリバースチャージ機能も搭載。
これは、ROG Phone 9自体がモバイルバッテリーのように、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチといった他のQi対応デバイスに電力を供給できるというものです。外出先で友人のスマートフォンのバッテリーがピンチ!なんて時にも、サッと助けられるかもしれません。
まさにゲーマー目線!プレイを邪魔しないデュアル充電ポート
そして、私が最も感動したのが、本体下部に加えて左側面にもUSB Type-Cポートが搭載されている点です。これにより、スマートフォンを横持ちにしてゲームをプレイする際に、充電ケーブルが手の動きを妨げることがありません。
一般的なスマートフォンでは、横持ち時に下部ポートから伸びるケーブルがどうしても邪魔になりがちですが、ROG Phone 9シリーズなら、左側面のポートを使えばケーブルの存在をほとんど意識することなく、操作に集中できます。この細やかな配慮こそ、ASUSが長年ゲーマーの声に耳を傾けてきた証だと感じました。
まとめ:ROG Phone 9シリーズ バッテリー・充電の核心
ROG Phone 9シリーズのバッテリーと充電システムは、大容量化による安心感と、ユーザーの利便性・快適性を徹底的に追求した多彩な機能が魅力です。その主要なポイントをまとめると、以下のようになります。
- 大容量5800mAhバッテリー: 前モデルから容量アップし、長時間のゲームプレイや日常使用も安心。
- 65W急速充電: 短時間で十分な電力を回復でき、プレイの合間も有効活用。
- バイパス充電機能: 充電中のバッテリー負荷と発熱を抑え、快適なプレイとバッテリー寿命の維持に貢献。
- 多様な充電オプション: 15Wワイヤレス充電と10Wリバースチャージで、あらゆるシーンに対応。
- デュアル充電ポート: 横持ちプレイ時に充電ケーブルが邪魔にならない、ゲーマーのための設計。
カメラをレビュー:日常を作品に変えるROG Phone 9シリーズの描写力
ゲーミングスマートフォンというと、どうしてもカメラ性能は二の次と思われがちですが、ROG Phone 9シリーズはその常識を覆します。日常の何気ない瞬間から、特別なイベント、さらにはクリエイティブな作品撮りまで、あらゆるシーンで活躍する高性能なカメラシステムを搭載。私が実際にROG Phone 9シリーズで撮影を体験し、その描写力と多彩な機能に驚かされたポイントを、詳しくご紹介します。
鮮やかさとAIの魔法:進化したメインセンサーとインテリジェント撮影機能
ROG Phone 9シリーズのメインカメラには、前モデル「ROG Phone 8」のSony IMX686センサーから進化した、より大型のSony IMX766センサーが採用されています。この新しいセンサーのおかげで、より多くの光を取り込めるようになり、写真全体の画質が向上しているのを実感しました。
実際に撮影してみると、どのシーンも実物よりやや色濃く、メリハリの効いた「パキッとした」印象に仕上がることが多いのですが、これがまたSNS映えする鮮やかさ。白飛びや黒つぶれも効果的に抑えられており、明暗差の大きな場面でもディテールをしっかりと描写してくれました。
さらに、AIカメラ機能も充実しており、シーンを自動的に認識して最適な設定で撮影してくれるのはもちろん、「AI流し撮り」で背景に躍動感のあるぼかし効果を加えたり、「ポートレート動画」で被写体を際立たせた印象的な映像を撮影できたりと、専門的な知識がなくてもプロのような表現を手軽に楽しめるのが魅力です。これらのAI機能は、まさに「魔法」のように、私の撮影体験をより豊かで簡単なものにしてくれました。
プロの領域へ:ROG Phone 9 Proの望遠と強力な6軸ジンバルスタビライザー
特にカメラ性能にこだわるなら、上位モデルの「ROG Phone 9 Pro」がおすすめです。Proモデルの背面カメラは50MPのメイン広角、13MPの超広角に加え、32MPの望遠カメラという3眼構成。この望遠カメラは3倍光学ズームに対応し、さらに光学式手ブレ補正も搭載しているため、遠くの被写体でもグッと引き寄せて、クリアかつシャープに捉えることができました。
運動会で我が子の表情をアップで撮影したり、風景写真で遠くの山並みを圧縮効果を活かしてダイナミックに切り取ったりと、撮影の幅が格段に広がります。
そして、私が最も感動したのは、ROG Phone 9 Proのメイン広角カメラに搭載された「6軸ジンバルスタビライザー」です。この手ブレ補正機能は本当に強力で、歩きながら動画を撮影しても、若干の縦揺れは感じるものの、以前のスマートフォンでありがちだったガタガタとした見づらい揺れはほとんどありません。個人的には、これなら別途ジンバルを用意しなくても、十分に滑らかで安定した動画が撮影できると感じるほど。Vlog撮影やアクティブなシーンの記録にも、自信を持って臨めるようになりました。
ミクロの世界を探求:ROG Phone 9(標準モデル)のマクロ撮影の魅力
一方、標準モデルの「ROG Phone 9」の背面カメラは、50MPのメイン広角、13MPの超広角に加えて、5MPのマクロカメラという構成です。このマクロカメラを使えば、花びらの上の水滴や、昆虫の細かな体毛など、普段肉眼では気付かないようなミクロの世界を驚くほど鮮明に写し出すことができます。被写体にグッと近づいて撮影するだけで、まるで別世界を覗き込んでいるような感覚になり、日常の中に新たな発見や撮影の楽しみを見つけることができました。
広がる表現力:超広角カメラと高精細フロントカメラ
両モデル共通で搭載されている13MPの超広角カメラは、広大な風景を一枚に収めたい時や、大人数での集合写真を撮影する際に非常に役立ちました。歪みも少なく、メインカメラに迫る高画質な描写力です。また、前面には32MPの高精細なフロントカメラを搭載。セルフィーも細部までクリアに、そして美しく撮影できるため、友人との思い出作りにも活躍してくれました。
確かな進化の証:ROG Phone 8シリーズからのカメラ機能向上点
ROG Phone 9シリーズのカメラは、センサーの大型化(Sony IMX766採用)に加え、Proモデルでは専用の望遠カメラを搭載し、標準モデルではマクロカメラを備えるなど、前モデル「ROG Phone 8」シリーズから確実に進化し、撮影のバリエーションが豊かになっています。AIカメラ機能の拡充も、より手軽に高品質な写真・動画を残せるようになった大きな要因です。また、カメラの配置が背面中央の横一列になったことで、デザイン的にもスッキリとした印象を受けました。
<ROG Phone 8との違い>
- センサー・・・ROG Phone 9シリーズは、Sony IMX766センサーを採用していますが、ROG Phone 8はSony IMX686センサーを採用していました。IMX766は、IMX686よりも大型で、より高画質な写真や動画を撮影できます。
- 望遠カメラ・・・ROG Phone 9 Proは、望遠カメラを搭載していますが、ROG Phone 8には望遠カメラがありませんでした。
- マクロカメラ・・・ROG Phone 9は、マクロカメラを搭載していますが、ROG Phone 8 Proにはマクロカメラがありませんでした。
- カメラの配置・・・OG Phone 9シリーズは、カメラを背面中央に横一列に配置していますが、ROG Phone 8シリーズは、カメラを背面左上に縦に配置していました。
- AIカメラ機能・・・ROG Phone 9シリーズは、AIカメラ機能を搭載しています。シーンを自動的に認識し、最適な設定で撮影できます。
まとめ:ROG Phone 9シリーズ カメラ性能の核心
ROG Phone 9シリーズは、ゲーミングスマホの枠を超え、日常のスナップからこだわりの作品撮りまで、あらゆるシーンで満足のいく撮影体験を提供してくれます。その主な魅力をまとめると、以下のようになります。
- 高性能メインセンサー: Sony IMX766センサー採用で、鮮やかで高精細な描写を実現。
- インテリジェントなAI撮影: シーン自動認識やAI流し撮りなどで、誰でも簡単に印象的な写真・動画を撮影可能。
- ROG Phone 9 Proの強み: 3倍光学ズーム望遠カメラと強力な6軸ジンバルスタビライザーで、プロ級の撮影体験。
- ROG Phone 9の魅力: マクロカメラで、日常に潜むミクロの世界を発見する楽しさ。
- 多彩な撮影モード: 超広角から高精細セルフィーまで、あらゆるシーンに対応する柔軟性。
ROG Phone 9シリーズとROG Phone 8シリーズの違い
ASUSのゲーミングスマートフォン「ROG Phone」シリーズは、常にモバイルゲームの最前線を走り続けてきました。最新作である「ROG Phone 9」および「ROG Phone 9 Pro」は、前世代の「ROG Phone 8」シリーズから多くの点で進化を遂げ、さらに洗練されたゲーミング体験を提供します。ここでは、両シリーズの主な違いを具体的に見ていきましょう。
プロセッサとパフォーマンス:
ROG Phone 9シリーズは、最新世代の「Snapdragon 8 Elite」モバイルプラットフォームを搭載。これにより、CPUおよびGPUの処理性能が「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載するROG Phone 8シリーズから大幅に向上し、より高負荷なゲームも快適に動作します。また、3nmプロセスによる電力効率の改善も期待されます。
ディスプレイ:
ROG Phone 9シリーズは、最大輝度が2500nitsへと向上(ROG Phone 8シリーズは1500nits)し、屋外での視認性が大幅に改善されました。タッチサンプリングレートも720Hz(ROG Phone 8シリーズは600Hz)に高速化され、より繊細で応答性の高い操作感を実現。ディスプレイ表面の強化ガラスも、より新しい「Gorilla Glass Victus 2」が採用されています。
冷却システム:
ROG Phone 9シリーズでは、内部冷却機構「GameCool 9」がさらに進化。プロセッサの中央配置や大型化したグラファイトシート、効率化されたベイパーチャンバーに加え、AIによる冷却制御が導入されました。新しい外付けクーラー「AeroActive Cooler X Pro」は、ペルチェ素子を搭載し、冷却性能が格段に向上しています(ROG Phone 8シリーズのAI冷却制御はなし、外付けクーラーは「AeroActive Cooler X」)。
操作性 (AirTriggerとセンサー類):
ROG Phone 9シリーズの「AirTrigger 6」は、対応する操作が9種類から10種類に増加し、感度調整もより細かく設定可能になりました。超音波式タッチセンサーの感度やモーションコントロールの精度も向上しています。さらに、AIがゲームプレイをアシストする「X Sense」機能が新たに追加されました。
バッテリー容量:
ROG Phone 9シリーズのバッテリー容量は5800mAhと、ROG Phone 8シリーズの5500mAhから増加し、より長時間のプレイをサポートします。
カメラシステム:
- メインセンサー: ROG Phone 9シリーズは、より大型で高画質なSony IMX766センサーを採用(ROG Phone 8シリーズはSony IMX686センサー)。
- Proモデルの望遠・手ブレ補正: ROG Phone 9 Proは、3倍光学ズーム対応の32MP望遠カメラ(光学式手ブレ補正付き)を搭載し、メイン広角カメラには強力な6軸ジンバルスタビライザー(補正角度5度)を備えています(ROG Phone 8 Proは望遠カメラ非搭載、手ブレ補正は3度)。
- 標準モデルのマクロカメラ: ROG Phone 9(標準モデル)には5MPのマクロカメラが搭載されています(ROG Phone 8 標準モデルはマクロカメラ非搭載)。
- カメラ配置: ROG Phone 9シリーズでは、カメラモジュールが背面中央に横一列で配置されています(ROG Phone 8シリーズは背面左上に縦配置)。
- AIカメラ機能: ROG Phone 9シリーズは、「AI流し撮り」や「ポートレート動画」など、より高度で多彩なAIカメラ機能を搭載しています。
その他インターフェースなど:
- 3.5mmイヤホンジャック: ROG Phone 9シリーズは3.5mmイヤホンジャックを搭載していません。有線イヤホンを使用する場合は、USB Type-C変換アダプターが必要です。
- SDカードスロット: ROG Phone 9シリーズはSDカードスロットを搭載しておらず、ストレージの増設はできません。
- OS: ROG Phone 9シリーズは、最新のAndroid 15を搭載して登場します(ROG Phone 8シリーズはAndroid 14で登場)。
まとめ
ROG Phone 9シリーズは、プロセッサの性能向上、ディスプレイの視認性・応答性の改善、冷却システムの抜本的な強化、操作性のさらなる洗練、バッテリー容量の増加、そしてカメラシステムの大幅なアップグレードと、多岐にわたる進化を遂げています。特に冷却性能とカメラ機能の向上は目覚ましく、より快適で高品質なゲーミング体験だけでなく、日常使いでの満足度も大きく高められています。
一方で、イヤホンジャックやSDカードスロットの廃止といった変更点もあり、ユーザーの利用スタイルによっては注意が必要です。総じて、ROG Phone 9シリーズは、前世代の強みをさらに伸ばし、新たな価値を付加することで、モバイルゲーミングの頂点を追求するユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
ROG Phone 9シリーズのメリット・デメリット
ASUSのROG Phone 9シリーズは、モバイルゲーム体験を極限まで高めるために設計された、まさにゲーマーのためのスマートフォンです。その圧倒的なパフォーマンスや革新的な機能には多くの魅力がありますが、一方で考慮すべき点も存在します。ここでは、ROG Phone 9シリーズが持つ主なメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
【メリット】
メリット1:圧倒的なゲーミングパフォーマンス
ROG Phone 9シリーズ最大の魅力は、何と言ってもその卓越したゲーミングパフォーマンスです。最新世代の高性能プロセッサ「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、CPUおよびGPU性能が前モデルから飛躍的に向上。これにより、グラフィック負荷の高い最新ゲームでも、最高設定で快適にプレイすることが可能です。加えて、高リフレッシュレートと高速タッチサンプリングレートに対応したAMOLEDディスプレイは、滑らかで美しい映像表示と、指に吸い付くような俊敏なレスポンスを実現し、プレイヤーを勝利へと導きます。
メリット2:持続的な高性能を支える冷却システム
高性能を持続させるためには、優れた冷却システムが不可欠です。ROG Phone 9シリーズは、プロセッサの中央配置や進化した内部冷却機構「GameCool 9」に加え、AIによるインテリジェントな熱管理システムを搭載。これにより、長時間のゲームプレイでも本体の温度上昇を効果的に抑制し、安定したパフォーマンスを維持します。さらに、オプションの強力な外付けクーラー「AeroActive Cooler X Pro」を使用すれば、極限状態での冷却も万全です。
メリット3:多彩で直感的な操作性
プレイヤーの意のままの操作を実現するため、ROG Phone 9シリーズは独自の入力システムを備えています。進化した超音波式ボタン「AirTrigger 6」は、10種類の操作に対応し、感度調整も細かく設定可能。本体側面の超音波式タッチセンサーや、精度の向上したモーションコントロールも、多彩なアクションを可能にします。さらに、AIアシスト機能「X Sense」は、対応ゲームにおいてアイテムの自動収集や会話スキップなど、プレイの効率を格段に向上させてくれます。
メリット4:充実したバッテリーと充電機能
長時間のゲームセッションを支えるため、ROG Phone 9シリーズは5800mAhという大容量バッテリーを搭載しています。65Wの急速充電に対応し、短時間での電力回復が可能です。また、充電しながらのプレイ時にバッテリーへの負荷と発熱を抑える「バイパス充電」機能や、ワイヤレス充電、さらには他のデバイスへ給電できるリバースチャージ機能も備えています。ゲームプレイを妨げないよう、本体側面にも充電ポートが設けられている点も、ゲーマーには嬉しい配慮と言えるでしょう。
メリット5:ゲーミングスマホながら妥協のないカメラ性能
ROG Phone 9シリーズは、ゲーミング性能だけでなくカメラ機能にも力を入れています。メインカメラには高性能なSony IMX766センサーを採用し、AIカメラ機能と組み合わせることで、日常のスナップからこだわりの写真まで美しく残せます。「ROG Phone 9 Pro」モデルでは、3倍光学ズームが可能な望遠カメラと、強力な6軸ジンバルスタビライザーを搭載し、ブレの少ない滑らかな動画撮影を実現。標準モデルの「ROG Phone 9」もマクロカメラを備え、多彩な撮影ニーズに応えます。
メリット6:日常使いにも配慮された機能性
ゲーム以外の日常的な使用においても、ROG Phone 9シリーズは高い利便性を提供します。IP65/IP68準拠の高い防水防塵性能を備えているため、多少の水濡れや埃も気にせず使用できます。また、AIを活用した文字起こし機能や、書類を綺麗にスキャンできるドキュメントキャプチャー機能など、ビジネスシーンや学習にも役立つ実用的な機能が搭載されている点も魅力です。
【デメリット】
デメリット1:ハイエンドモデルゆえの価格設定
ROG Phone 9シリーズは、最先端の技術と高性能な部品を惜しみなく投入しているため、その価格は一般的なスマートフォンと比較して高めに設定されています。最高のゲーム体験を求めるユーザーにとっては納得の価格かもしれませんが、気軽に購入できる価格帯とは言えないため、予算との兼ね合いを考慮する必要があります。
デメリット2:本体のサイズと重量感
高性能な冷却システムや大容量バッテリーを搭載している結果として、ROG Phone 9の本体は質量227gと、一般的なスマートフォン(多くは200g以下)よりも重くなっています。また、奥行きも8.9mmとやや厚みがあります。長時間の片手持ち操作や、ポケットに入れて持ち運ぶ際には、このサイズと重さが気になる方もいるかもしれません。
デメリット3:3.5mmイヤホンジャックの非搭載
近年多くのスマートフォンで見られる傾向ではありますが、ROG Phone 9シリーズも3.5mmイヤホンジャックを搭載していません。そのため、従来の有線イヤホンやヘッドセットを使用したい場合は、USB Type-Cからの変換アダプターを別途用意する必要があります。遅延を気にするゲーマーにとっては、この一手間がデメリットと感じられる可能性があります。
デメリット4:SDカードによるストレージ増設が不可
ROG Phone 9シリーズは、外部ストレージとしてのmicroSDカードスロットを備えていません。そのため、購入時に選択した内蔵ストレージ容量以上のデータを保存したい場合、外部ストレージへのバックアップやクラウドサービスの利用が必要になります。多くのゲームや高画質な動画を本体に保存したいユーザーは、あらかじめ大容量モデルを選択することを検討する必要があるでしょう。
デメリット5:一部機能の特化性と限定性
ゲーミングに最適化された設計は、一部の機能において一般的なスマートフォンの利便性と異なる側面を持つことがあります。例えば、カメラの描写は鮮やかでメリハリが効いていますが、より自然な色調を好むユーザーにとっては好みが分かれるかもしれません。また、AIアシスト機能「X Sense」のような先進的な機能も、現時点では対応しているゲームタイトルが限られている点は、今後の拡充に期待したいところです。
まとめ
ROG Phone 9シリーズは、最高の環境でモバイルゲームを楽しみたいと願うコアなゲーマーにとって、間違いなく最高の選択肢の一つです。圧倒的なパフォーマンス、革新的な冷却システム、多彩な操作性、そして充実したバッテリーと充電機能は、あらゆるゲーム体験を次のレベルへと引き上げてくれるでしょう。カメラ性能や日常使いの機能も高く、汎用性も兼ね備えています。
一方で、その高性能ゆえの価格や本体のサイズ・重量、イヤホンジャックやSDカードスロットの非搭載といった点は、購入前に自身の利用スタイルと照らし合わせて検討する必要があります。しかし、それらの点を考慮してもなお、ROG Phone 9シリーズが提供する唯一無二のゲーミング体験は、多くのユーザーにとって非常に魅力的なものと言えるでしょう。
「ROG Phone 9」のスペック
- ディスプレイ 6.78インチ、解像度1080 x 2400 px の LTPO AMOLEDディスプレイ
※20:9/388ppi/最大輝度 2500 nits/Delta-E 1未満/画面占有率 94%/目の保護モード/Corning Gorilla Glass Victus 2 - リフレッシュレート 可変 60Hz/90Hz/120Hz/144Hz/165Hz
- タッチサンプリングレート720Hz
- タッチレイテンシー 23ms
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8 Elite
※3nm/64bit/8コア/最大4.32GHz - GPU Adreno 830
- RAM(メモリ)16GB LPDDR5X
- ストレージ 256GB / 512GB UFS 4.0
- バッテリー 5800 mAh
- 充電 65W急速充電 (QC5.0 / PD 3.0 / USB パワーアダプター使用/時間:46分)、最大15Wのワイヤレス充電(Qi規格対応)、最大10Wリバースチャージ
- 背面カメラ 50MP+13MP+5MP
- 前面カメラ 32MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.4
- 衛星測位 GPS/Glonass/BeiDou/QZSS/NavIC
- NFC/おサイフケータイ 対応(Felica)
- インターフェース USB Type-C 3.1 (側面)、 USB Type-C 2.0 (底面/DP1.4映像出力)
- センサー 電子コンパス、近接センサー、光センサー、指紋センサー(画面内認証)、加速度センサー、ジャイロスコープ、感圧式ボタン(AirTrigger)
- スピーカー Dirac HD サウンドを備えた対称デュアル前面スピーカー、Cirrus Logic アンプを搭載した 5 マグネット ステレオ スピーカー
- オーディオ 空間オーディオ、AI Noise Cancelation テクノロジー、Qualcomm aptX AdaptiveおよびaptX Lossless
- マイク ASUSノイズリダクションテクノロジーを搭載したトライマイク
- 操作 AirTrigger
- ゲームアシストツール X Sense
- 冷却システム グラファイトシート、ベイパーチャンバー、Ai制御
- 防水防塵 IP68
- 生体認証 ディスプレイ内指紋認証、顔認証
- OS Android 15 (ROG UI) ※最大2回のAndroidメジャーアップグレード
- サイズ 163.8 x 76.8 x 8.9 mm
- 重量 227g
- 付属品 ユーザーマニュアル(兼製品保証書)、SIMイジェクトピン、クリアケース、USB ACアダプターセット
※ USB ACアダプターセットには、USBチャージャー、USB Type-Cケーブルが含まれています。 - カラー ファントムブラック、ストームホワイト
- 5G通信 対応
- SIMカード Nano SIM / eSIM
対応バンド:ROG Phone 9
「ROG Phone 9」シリーズは5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。※日本国内版
- 5G NR n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79
- 4G LTE
FDD-LTE: B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B20 / B25 / B26 / B28 / B32 / B66
TD-LTE: B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 / B43 / B48 - キャリアアグリゲーション
7CA (DL) / 2CA (UL) - 3G W-CDMA B1 / B2 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19
- 2G GSM/EDGE 850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n1, n3, n28, n77, n78, n79 (主要バンドであるn78、n79に両対応。n257は非対応)
- 4G (LTE): B1, B3, B19, B28 (プラチナバンドであるB19に対応。その他主要バンドB1, B3にも対応)
- 3G (W-CDMA): B1, B6, B19 (プラチナバンドであるB6/19に対応。ただし、ドコモの3Gサービスは順次終了予定)
- プラチナバンド: 4G: B19 対応 / 3G: B6/19 対応
au:
- 5G: n1, n3, n28, n77, n78 (主要バンドであるn78(n77含む)に対応。n257は非対応)
- 4G (LTE): B1, B3, B18/B26, B28, B41 (プラチナバンドであるB18/B26に両対応。その他主要バンドB1, B3にも対応)
- 3G (W-CDMA): (auの3Gサービスは終了済みのため評価対象外。端末はB1, B8などに対応)
- プラチナバンド: 4G: B18/B26 対応
ソフトバンク:
- 5G: n3, n28, n77 (主要バンドであるn77に対応。n257は非対応)
- 4G (LTE): B1, B3, B8, B28, B41 (プラチナバンドであるB8に対応。その他主要バンドB1, B3にも対応)
- 3G (W-CDMA): (ソフトバンクの3Gサービスは終了済みのため評価対象外。端末はB1, B8などに対応)
- プラチナバンド: 4G: B8 対応
楽天モバイル:
- 5G: n77 (楽天モバイルの主要5Gバンドn77に対応。n257は非対応)
- 4G (LTE): B3, B18/B26 (自社主要バンドB3、およびローミングパートナーであるauのプラチナバンドB18/B26に対応)
- プラチナバンド: 4G: B18/B26 (auローミング) 対応。楽天モバイル自社のプラチナバンドn28/B28にも対応。
- (3G/GSMはサービス対象外)
結論
ROG Phone 9シリーズ(日本国内版)は、
- ドコモ: 5Gの主要バンドn78, n79、4Gの主要バンドB1, B3およびプラチナバンドB19に対応しており、全国的に広いエリアでの通信が期待できます。3GのプラチナバンドB6/19にも対応していますが、3Gサービスは順次終了します。
- au: 5Gの主要バンドn78(n77含む)、4Gの主要バンドB1, B3およびプラチナバンドB18/B26に対応しており、快適な通信が期待できます。
- ソフトバンク: 5Gの主要バンドn77、4Gの主要バンドB1, B3およびプラチナバンドB8に対応しており、良好な通信が期待できます。
- 楽天モバイル: 5Gの主要バンドn77、4Gの自社主要バンドB3、およびローミングパートナーauのプラチナバンドB18/B26に対応しています。また、楽天モバイルが整備を進めるプラチナバンドn28/B28にも対応しているため、今後のエリア拡大にも対応可能です。
総合的に見て、この端末は日本の4キャリアすべての主要な4Gおよび5Gバンド、プラチナバンドに幅広く対応しており、非常に広範囲で良好な通信が期待できる可能性が高いと言えます。ただし、ミリ波(n257など)には対応していません。3Gについては、ドコモ以外のキャリアはサービスを終了しています。
なお、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
ROG Phone 9 徹底評価レビュー
ここでは、7つの基準で「ROG Phone 9」を徹底的に評価し、その魅力と実力に迫ります。
各項目別評価
スペック:★★★★★ (5.0/5.0) – 未来を先取りする圧倒的パワー
最新プロセッサ「Snapdragon 8 Elite」搭載で性能が劇的に向上。あらゆるゲームが最高設定で快適に動作し、将来的なPCゲームへの対応も期待させる圧倒的パワーです。
通信:★★★★★ (5.0/5.0) – 途切れない高速通信で勝利を掴む
最新通信規格にフル対応し、高速かつ安定した接続を実現。オンラインゲームでの遅延や切断の不安を解消し、快適なプレイ環境を提供します。
耐久性:★★★★☆ (4.0/5.0) – 日常からハードな使用まで耐える堅牢設計
Gorilla Glass Victus 2とIP65/IP68防水防塵で日常からハードな使用まで対応。ゲーミングスマホとして十分な堅牢性を備え、安心して長く使えます。
機能:★★★★★ (5.0/5.0) – ゲーマーを虜にする多彩な機能群
ゲームアシスト機能「X Sense」に加え、「AI文字起こし」など日常使いも便利なAI機能を多数搭載。あらゆるシーンでユーザーを支える多彩な機能が魅力です。
デザイン:★★★★★ (5.0/5.0) – 洗練されたフォルムに宿るゲーミング魂
背面中央横一列のカメラ配置など、よりスタイリッシュで未来的なデザインに進化。洗練されたフォルムと細部の仕上げが所有欲を満たします。
使いやすさ:★★★★★ (5.0/5.0) – 指先に吸い付く直感的な操作体験
720Hzの高速応答ディスプレイ、進化したAirTrigger 6や各種センサーにより、直感的で高精度な操作を実現。ストレスフリーな快適操作が可能です。
価格:★★★☆☆ (3.0/5.0) – 最高峰の性能ゆえの価格設定
ASUSストア価格で¥159,800と高価格帯ですが、最高峰の性能と機能を考慮すれば妥当。ただし、手軽に購入できる価格ではなく、予算との相談が必要です。
総評:★★★★☆ (4.5/5.0)
世界を目指すゲーマーへ贈る、現行最強のゲーミングスマートフォン
ROG Phone 9は、前モデル「ROG Phone 8」(2024年1月グローバル発売)の後継として、海外では2024年11月29日に、日本国内では2025年3月28日に発売された(ファイル「ROG Phone 9.txt」参照)、ROG Phoneシリーズの最新フラッグシップモデルです。
「Snapdragon 8 Elite」プロセッサの搭載により、そのパフォーマンスは飛躍的に向上。強化された操作性と進化した冷却システムも相まって、まさに現行最高レベルのゲーミングスマートフォンと言えるでしょう。
強力な冷却性能は、「Snapdragon 8 Elite」の高い発熱を効果的に抑制するため、内部設計から見直されています。さらに、別売の新型外付けクーラー「AeroActive Cooler X Pro」は、前モデルを凌駕する冷却性能を誇り、高負荷時でも安定したパフォーマンスを持続させます。
一般的なゲーマーにとってはオーバースペックと感じるかもしれませんが、最高のパフォーマンスを追求し、eスポーツの頂点を目指すような最強のゲーマーにとっては、これ以上ない強力な武器となるはずです。
価格は高めですが、それを補って余りある圧倒的な性能と優れた操作性、そしてゲーマーの心をくすぐる多彩な機能を備えています。最高のゲーム体験を求めるハイエンド志向のユーザーに、自信を持っておすすめできる一台です。
[amazon]
ROG Phone 9の価格・購入先
ASUSストア
159,800円で販売されています。
ASUSストアで「ROG Phone 9」をチェックする
ECサイト
- Amazonで159,800円、
- 楽天市場で159,800円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで159,800円、
- AliExpressで99,630円、
で販売されています。
Amazonで「ROG Phone 9」をチェックする
楽天市場で「ROG Phone 9」をチェックする
ヤフーショッピングで「ROG Phone 9」をチェックする
AliExpressで「ROG Phone 9」をチェックする
米国 Amazon.comで「ROG Phone 9」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介
「ROG Phone 9」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
REDMAGIC 10 Air
REDMAGICから発売される6.8インチの5Gスマートフォンです(2025年5月26日発売)。
REDMAGIC OS 10 (Android 15ベース)、Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3 (最大3.3GHz)およびゲーミングチップRed Core 3、12GBまたは16GB LPDDR5Xメモリ、2480×1116解像度のBOE Q9+ AMOLEDディスプレイ、256GBまたは512GB UFS4.0ストレージ、最長28時間駆動する6000mAhバッテリー、背面50MP+50MPのデュアルカメラ 、前面16MPカメラを搭載しています。
また、AI機能(Cube AI、Google Gemini AI)、520Hzショルダートリガー、マジックキー (カスタマイズ可能)、モーションコントロール、、9層ICE-X冷却システム、DTS:X Sound認証デュアルスピーカー、最大120Hzリフレッシュレートに対応。
X-Gravity機能、SmartCast Studio (無線ミラーリング・※HDMI出力には非対応)、ゲーミングプラグイン機能、RGBライト、X軸リニアモーター (REDMAGICシリーズ最大)、最大80Wの急速充電、IP54防水防塵、NFC (Google Pay利用可能、FeliCa非対応)、指紋認証、USB 2.0 Type-C、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、12GB RAM + 256GBモデルで79,800円(税込)、16GB RAM + 512GBモデルで104,800円(税込・先行予約販売価格)、です。
関連記事:REDMAGIC 10 Airレビュー!性能・機能・コスパを10 Proと比較
「ROG Phone 9」
ASUSから発売された6.78インチのゲーミング スマートフォンです(2024年11月29日海外で発売)。
Qualcomm Snapdragon 8 Elite、16GB LPDDR5Xメモリ、 256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、有機EL液晶(輝度250 nits)、5800 mAhバッテリー、背面 50MP+13MP+5MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、アニメビジョン・AniMe Play、冷却システム、外付けクーラー「AeroActive Cooler X Pro」(別売)、AirTrigger 6、超音波式タッチセンサー、モーションコントロール、X Sense、
リフレッシュレート 165Hz、タッチサンプリングレート720Hz、65W急速充電、ステレオ スピーカー、空間オーディオ、IP68防水防塵、おサイフケータイ、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、
5G通信、USB Type-C 3.1 (側面)、 USB Type-C 2.0 (底面/DP1.4映像出力)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで127,777円、ヤフーショッピングで158,000円、AliExpressで107,883円、です。
関連記事:ROG Phone 9をレビュー!ROG Phone 8との違いや機能は?
REDMAGIC 10 Pro
nubia REDMAGICから発売された6.8インチのゲーミングスマホです(2025年2月6日 発売)。
Qualcomm Snapdragon 8 Elite、Red Core R3チップ、12/16/24 GB LPDDR5X Ultra メモリ、1.5KのAMOLED液晶、256GB/512GB/1TB UFS4.1 Pro ストレージ、7050 mAh デュアルセルバッテリー、背面50MP+50MP+2MPの3眼カメラ、前面16MPのフロントカメラを搭載しています。
また、REDMAGIC OS 10 (Android 15ベース)、ショルダートリガー(520Hz タッチサンプリングレート)、ICE-X風冷冷却システム、リフレッシュレート 最大144Hz、タッチサンプリングレート ト(常時):960 Hz、(瞬時):最大
2,500 Hz、最大100Wの急速充電、デュアル 1115K スピーカー、DTS: X Ultra 認証、3つのマイク、画面内指紋認証、顔認証、USB 3.2、Type-C、ディスプレイポート、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで152,800円、楽天市場で122,980円(送料無料・未使用品)、ヤフーショッピングで124,130円、AliExpressで50,314円(REDMAGIC公式ストア)、米国 Amazon.comで$749.00、です。
関連記事:REDMAGIC 10 Proレビュー!Red Core R3チップ搭載スマホの実力は?
ROG Phone 8
ASUSから発売された6.78インチのゲーミング スマートフォンです(2024年5月17日に日本で発売)。
Android 14 (ROG UI)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、16GB LPDDR5X メモリ、LTPO AMOLED液晶、256GB UFS 4.0 ストレージ、5500 mAhバッテリ、背面50MP+13MP+32MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、おサイフケータイ(Felica)、IP65/IP68防水防塵、65W急速充電、最大15Wのワイヤレス充電(Qi規格対応)、空間オーディオ、AirTrigger、ゲームアシストツール Game Genie、冷却システム GameCool 8、可変リフレッシュレート 最大165Hz、タッチサンプリングレート720Hz、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、USB Type-C 3.1 (側面)、 USB Type-C 2.0 (底面/DP1.4映像出力)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、5衛星測位のGPSに対応しています。
価格は、Amazonで152,800円(税込)、楽天市場で152,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで140,980円(送料無料・未使用品)、AliExpressで95,733円、米国 Amazon.comで $929.99(Pro版)です。
関連記事:日本版「ROG Phone 8」の変更点とゲーミング性能を徹底 解説
REDMAGIC 9 Pro
Nubiaから発売された6.8インチのゲーミング スマートフォンです(2023年12月に発売)。
Android 14ベースのRedmagic OS 9、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、12GB/16GB LPDDR5X メモリ、解像度1116 x 2480 pxのAMOLEDベゼルレス液晶、256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、6500 mAhバッテリー、背面50MP+50MP+2MPの3眼カメラ、前面16MPのフロントカメラを搭載しています。
また、80W急速充電、ICE 13 多次元冷却システム、DTS:Xウルトラサラウンドサウンド、Snapdragon Sound、リフレッシュレート120Hz、タッチサウンプリングレート 960Hz、ゲーム管理機能「REDMAGIC Studio」、ゲームスペーススイッチ、RGBライトのカスタマイズ、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで113,800円(税込)、楽天市場で98,780円(送料無料・中古品)、ヤフーショッピングで77,980円(中古品)、AliExpressで92,612円、米国 Amazon.comで$749.00、です。
関連記事:「REDMAGIC 9 Pro」は超ハイエンド? 定番ゲーミングスマホと徹底 比較!
POCO F6 Pro
シャオミのPOCOブランドから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2024年5月23日 発売)。
Xiaomi HyperOS (Android 14ベース)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2、12GB LPDDR5Xメモリ、解像度3200 x 1440 pxのAMOLED液晶、256GB/512GB UFS 4.0 ストレージ、5000 mAh バッテリー、背面50MP+8MP+2MPの3眼カメラ、前面16MPのフロントカメラを搭載しています。
また、120W急速充電、X軸リニア振動モーター、冷却システム「LiquidCoolテクノロジー4.0」、リフレッシュレート 120Hz、タッチサンプリングレート 最大480Hz、デュアル ステレオスピーカー、Dolby Atmosサウンド、画面内指紋認証、AI顔認証、NFC、IRブラスター、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで79,980円(税込)、楽天市場で69,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで67,400円(未使用品)、AliExpressで59,344円、米国 Amazon.comで$469.64、です。
関連記事:日本版「POCO F6 Pro」とF5 Pro、F4 GTとの違いを解説
Zenfone 11 Ultra
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです。Android 14 + Zen UI、Qualcomm Snapdragon 8 Gen3、12GB/16GB LPDDR5X メモリ、解像度 2400 x 1080 pxのLTPO AMOLED(有機EL)液晶、256GB/512GB UFS4.0、5500 mAhバッテリー、背面50MP + 13MP + 32MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラ、3.5mm イヤホンジャック搭載で、
AI機能、65W ハイパーチャージ 急速充電、デュアル ステレオスピーカー、リフレッシュレート 144Hz、おサイフケータイ(Felica)、IP68防水防塵、ゲームアシスト機能「Game Genie」、「Video Genie」、デュアル ステレオスピーカー、マイク デュアルマイク、画面内指紋認証、Corning Gorilla Glass Victus2、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで134,800円、楽天市場で134,800~159,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで134,800円、AliExpressで127,601円、です。
関連記事:国内版「Zenfone 11 Ultra」とZenfone 10の違いを解説
他のASUSスマホと比較
他にもASUSのスマートフォンが販売されています。2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。
【2024最新】ASUS ZenFone スマホ ラインナップ一覧
その他のおすすめAndroidスマホは?
その他のおすすめAndroidスマホは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
最強ゲーミングスマホの本当の選び方・最新 比較 – 秋葉原ぶらり
最新のゲーミングスマホをまとめて紹介しています。
5万円前後のハイスペックなAndroidスマホをまとめて紹介しています。
注文殺到で売れまくり! 3万円台で買えるハイスペックスマホ まとめ
3万円台のハイスペックなAndroidスマホをまとめて紹介しています。
2万円台で買えるリッチなスマホ おすすめの全機種 ラインナップ 一覧
2万円前後のAndroidスマホをまとめて紹介しています。
超ハイスペックなスマホをまとめて紹介しています。