Nothing Phone (3)レビュー!先代との比較で見えた利点と欠点は?

Nothing Phone (3) ホワイトとブラックの外観
2025年8月28日に発売された「Nothing Phone (3)」は、その独創的なデザインとコンセプトで、発表以来大きな注目を集めているスマートフォンです。

このレビューでは、Nothing Phone (3)が日々の体験をどれだけ豊かにするのか、前モデル「Nothing Phone (2)」から何が進化したのか、その実力を徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Nothing Phone (3) の長所(Pros):

  • 他に類を見ない独創的なデザインと、より多機能に進化した「Glyph Matrix」
  • 日本のユーザーが待ち望んだ「おサイフケータイ®(FeliCa)」に遂に対応
  • IP68等級の防水・防塵性能による、大幅に向上した耐久性
  • Wi-Fi 7やBluetooth 6.0といった最新規格に対応した、未来志向の通信性能
  • 競合を圧倒するほどの驚異的なマクロ撮影性能
  • 5年間のOSアップデートを保証する、長期的なソフトウェアサポート

Nothing Phone (3) の短所(Cons):

  • 撮影シーンによって色合いが変化するなど、一貫性に欠けるカメラ性能
  • 長時間のゲームプレイなどで顕著になる本体の発熱
  • Phone (2)が採用していた省電力なLTPOから、LTPSへと変更されたディスプレイ技術
  • 前モデルから大幅に上昇した価格設定
  • microSDカードによるストレージ拡張に非対応

総合評価:

Nothing Phone (3)は、唯一無二のデザインと体験を最優先し、かつ日本での日常的な利便性(おサイフケータイ®)を求めるユーザーにとって、最高の選択肢となる一台です。カメラの安定性や価格など、いくつかの注意点はありますが、それを補って余りある魅力と完成度を秘めています。

この記事で分かること

  1. Nothing Phone (3)のデザインと進化した「Glyph Matrix」の詳細
  2. 前モデルNothing Phone (2)からの具体的な進化点と比較
  3. Snapdragon 8s Gen 4のAntutuベンチマークスコアと競合CPUとの性能比較
  4. 「原神」や「フォートナイト」など、人気ゲームを最高設定でプレイした際のフレームレート
  5. 光学3倍望遠カメラが加わったトリプルカメラの実力と作例
  6. バッテリーの持続時間と65W高速充電の実際の性能
  7. Wi-Fi 7対応などの通信性能とオーディオ品質
  8. AI機能「Essential Key」やおサイフケータイ®対応などの独自機能
  9. メリット・デメリット、そしてどんな人におすすめできるか
  10. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  11. 公式サイトと楽天モバイルの価格、お得な購入先

この記事を最後まで読むことで、「Nothing Phone (3)」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:Phone (3) | スマートフォン | Nothing | JP

デザイン:Nothing Phone (3) ~遊び心と堅牢性の融合~

Nothing Phone (3) ホワイトの背面 外観。手で持つ。

ここでは、Nothing Phone (3)のデザインと耐久性について、前モデルのNothing Phone (2)と比較しながら詳しくレビューしていきます。外観の美しさから、日々の利用シーンにおける実用性や堅牢性まで、実際に手に取って感じた点を中心にお伝えします。

魂は細部に宿る、進化したデザイン言語

Nothing Phone (3)を初めて手に取ったとき、前モデルのNothing Phone (2)が持つ柔らかな曲線とは一線を画す、よりシャープで幾何学的な印象に心を掴まれました。現代建築から着想を得たという3列レイアウトは、これまでのスマートフォンにはない整然としたリズム感を生み出しています。

サイズを比較すると、Phone (3)Phone (2)よりも高さと幅がわずかに小さくなっていますが、少し厚みと重量が増しています。このずっしりとした218gの重みが、より高密度で堅牢な印象を与えてくれます。

<サイズ・重量の違い>

  • Nothing Phone (3):高さ約160.60mm、幅75.59mm、厚さ8.99mm、重量約218g
  • Nothing Phone (2):高さ162.13mm、幅76.35mm、厚さ8.55mm、重量200.68g

Nothing Phone (3)背面と側面。ホワイト。

角張ったフラットなアルミフレームは、最初は無骨に感じるかもしれませんが、実際に握ってみるとエッジの処理が絶妙で、驚くほど手に馴染みます。Phone (3)の半透明な背面パネルは、内部構造の見せ方がより大胆で洗練されたように感じます。ただ、背面のデザインはシンメトリーを重視する人にとっては好みが分かれるかもしれません。特に、非対称に配置されたカメラユニットは、Nothingの挑戦的なデザイン哲学を象徴していると言えるでしょう。

カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色展開です 。Phone (2)のダークグレーと比較すると、Phone (3)のブラックはより引き締まった漆黒という印象を受けました。

カラーの違い

  • Nothing Phone (3):ホワイトとブラック
  • Nothing Phone (2):ホワイトとダークグレー

光のインターフェースから情報と遊びのディスプレイへ:「Glyph Matrix」

Nothing Phone (3)のGlyph Matrix

Nothing Phoneシリーズの象徴である背面のインターフェースは、Phone (3)で大きな変革を遂げました。Phone (2)の線状に光る「Glyph Interface」から、新たにマイクロLEDを採用した円形の「Glyph Matrix」へと進化したのです。Phone (2)では、着信や通知を光のパターンで知らせるのが主体でした。

しかし、Phone (3)のGlyph Matrixは、文字やアイコンを表示できるため、情報の視認性が格段に向上しています。例えば、不在着信があった際に、ただ光るだけでなく、誰からの電話だったのかがアイコンで直感的にわかるのです。ストップウォッチバッテリー残量といった実用的な情報を表示したり、「Glyphトイ」と呼ばれるミニゲームで遊んだりすることも可能で、これは単なる通知機能を超えた新しい体験価値を生み出しています。ただ、発売当初はその機能がまだ限定的で、今後のアップデートに期待したい部分です。

実用性を突き詰めたボタンとポートの配置

ボタンやポートの配置は、日々の使いやすさに直結する重要な要素です。Phone (3)は右側面に電源ボタンと、AI機能などを呼び出す「Essential Key」、左側面に音量ボタンを配置しています 。この配置はPhone (2)を踏襲していますが、Essential Keyが追加されたことで、機能性が向上しました。底部にはUSB Type-CポートとデュアルnanoSIM対応のSIMトレイがあり、Phone (2)と同様にmicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません 。

Nothing Phone (3)の接続ポート

スピーカーの配置は、本体底部に加え、ディスプレイ上部の受話口と本体上部のグリルにも及びます。カメラの配置はユニークで、上部に望遠、その下にメインと広角カメラが少し角度をつけて並んでいます。一部ではこの非対称な配置を「設計ミスのように見える」という厳しい意見もありますが、私はむしろ、ありふれたデザインからの脱却を目指すNothingの強い意志の表れだと感じました。

待望の進化、美しさとタフさを両立したIP68対応

デザインにおける最大の進化点として、防水・防塵性能の大幅な向上が挙げられます。以前のNothing Phone (2)はIP54等級でした。しかし、Phone (3)IP68等級へと飛躍的に進化し、公式には水深1.5mの真水に最大30分間耐えられるとされています。

この安心感は計り知れません。先日、カフェで作業中にうっかりテーブルの水をこぼしてしまった際も、以前なら慌てていた場面ですが、Phone (3)なら落ち着いて拭き取るだけで済みました。この体験は、日々の使用における大きな精神的余裕をもたらしてくれます。前面にはGorilla Glass 7i、背面にはGorilla Glass Victusを採用し、筐体の組み立て精度も非常に高いため、まさに「美しさとタフさ」を両立した、所有欲を満たしてくれる一台に仕上がっています。

Nothing Phone (3)の付属品

  • Nothing Phone (3)
  • Nothing ケーブル (USB-C / USB-C) 100 cm
  • Phone (3) case
  • Phone (3) スクリーンプロテクター (貼付済み)
  • SIMトレイ取り出しツール
  • 安全と保証に関する情報

まとめ:デザイン

  • 第一印象:Phone (2)の曲線的なデザインから、よりシャープで幾何学的なフォルムに進化。重量は増したが、高密度でプレミアムな質感を感じさせる。
  • Glyph Matrix:単なる通知ライトから、アイコンや文字を表示できる情報ディスプレイへと進化。遊び心のある「Glyphトイ」も搭載されたが、機能拡充は今後に期待。
  • ビルドと耐久性:堅牢なアルミフレームと最新のGorilla Glassを採用。防水・防塵性能がPhone (2)のIP54から待望のIP68へと大幅に向上し、安心して使えるタフさを手に入れた。
  • 実用性:非対称なカメラ配置は好みが分かれるデザイン。Phone (2)と同様にmicroSDカードスロットは非搭載。

ディスプレイ:Nothing Phone (3) ~光と色彩が織りなす圧倒的な映像体験~

Nothing Phone (3)のディスプレイ。動画アニメの映像。

ここでは、Nothing Phone (3)のディスプレイ性能について、前モデルのNothing Phone (2)との違いに焦点を当てながら、動画視聴やゲームプレイなど、実際の使用感を交えてレビューしていきます。

均一ベゼルがもたらす、息をのむほどの没入感

電源を入れた瞬間に広がる、鮮やかな色彩と吸吸い込まれるような黒のコントラストに、思わず息をのみました。Nothing Phone (3)が搭載する6.77インチのフレキシブルAMOLEDディスプレイは、前モデルのNothing Phone (2)が持つ6.7インチディスプレイからわずかに大型化し、解像度も1080 x 2412ピクセルから1260 x 2800ピクセルへと向上しています。その結果、より精細でリッチな映像表現が可能になりました。

ディスプレイの違い

  • Nothing Phone (3):6.77インチのフレキシブルAMOLED、解像度 1260 x 2800 px(460ppi)
  • Nothing Phone (2):6.7インチのフレキシブルLTPO AMOLED、解像度 2412 x 1080 px(394 ppi)

注目すべきは、そのデザインとの統合性です。Nothing Phone (2)でも十分に細く均一でしたが、Phone (3)のベゼル幅はわずか1.87mmで、Phone (2)と比較して18%もスリム化されています。実際にNetflixで映画を鑑賞した際、この極細ベゼルのおかげで映像が空間に浮かんでいるかのような感覚に陥り、物語への没入感が格段に高まりました。画面占有率92.89%という数値以上に、その視覚的なインパクトは絶大です。

加えて、Phone (2)から引き続き10ビット色深度HDR10+に対応しているため、色の階調が非常に豊かです。Netflixで見た夕焼けのシーンでは、空の繊細なグラデーションが潰れることなく滑らかに表現され、現実世界に忠実な映像美を堪能できました。

真夏の屋外でも鮮明、驚異的な輝度の進化

Nothing Phone (3)のUI画面。アプリ一覧。

ディスプレイの進化で最も感動したのは、その圧倒的な明るさです。Nothing Phone (2)のピーク輝度1600ニトも十分優秀でしたが、Phone (3)はHDRモードで最大4500ニトという驚異的な輝度を実現しています。この違いは、特に屋外での使用時に真価を発揮します。

休日に公園のベンチで電子書籍を読もうとした際、Phone (2)では少し見づらさを感じることがありましたが、Phone (3)は全くの別物でした。真夏の強い日差しの下でも、画面の文字がくっきりと浮かび上がり、ストレスなく読書に集中できたのには感動しました。写真の編集や地図アプリの確認など、屋外で画面を注視するあらゆる場面で、この明るさは強力な武器になります。

操作性を異次元に引き上げる応答速度と、一つのトレードオフ

スクロールやスワイプといった日常的な操作から、シビアなタイミングが要求されるゲームプレイまで、ディスプレイの応答性はスマートフォンの快適さを左右します。Phone (3)のタッチサンプリングレート1000Hzに達し、Phone (2)の240Hzから劇的に向上しました。

特にその違いを体感したのが、『原神』のようなアクションRPGでの戦闘シーンです。指の動きに画面が吸い付いてくるような感覚は、Phone (2)とは明らかに異なり、回避や攻撃といった操作の精度が一段階上がったように感じました。この滑らかな操作感は、一度体験すると元には戻れないほどの喜びを与えてくれます。

タッチサンプリングレートの違い

  • Nothing Phone (3):1000Hzのタッチサンプリングレート
  • Nothing Phone (2):240Hzのタッチサンプリングレート

Nothing Phone (3)のディスプレイ。海外アニメの映像。

しかし、注目すべき点として、Phone (3)はLTPSパネルを採用しており、省電力性に優れたLTPOパネルを搭載していたPhone (2)からは技術的に変更されています。これにより、画面が静止している際の消費電力はPhone (2)に軍配が上がります。もっとも、Phone (3)は大容量バッテリーを搭載しているため、多くのユーザーにとってこの違いが体感できるほどの差になるかは、今後の長期的な使用で見極める必要がありそうです。

シーンに応じて変化する、滑らかなリフレッシュレート

Phone (3)最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応しており、SNSのタイムラインをスクロールする際や、システムのUIを操作する際には、非常に滑らかな表示を体験できます。コンテンツに応じてリフレッシュレートが30Hzから120Hzの間で自動的に調整されるため、常に最適な状態で画面を見ることができます。ただし、Phone (2)が採用していたLTPO技術では、静止画表示時に1Hzまでリフレッシュレートを下げることが可能でした。この点において、Phone (3)は動きのあるシーンでの滑らかさを優先した設計と言えるでしょう。

リフレッシュレートの違い

  • Nothing Phone (3):30〜120Hzのアダプティブリフレッシュレート
  • Nothing Phone (2):1Hz〜120Hzのアダプティブリフレッシュレート

Nothing Phone (3)のディスプレイ仕様

  • サイズ: 6.77インチ
  • ディスプレイテクノロジー: フレキシブルAMOLED
  • 解像度: 1260 x 2800 (460 PPI)
  • 輝度: ピーク輝度 4500ニト (HDRモード) / 屋外輝度 1600ニト (HMBモード)
  • リフレッシュレート: 30〜120Hz アダプティブリフレッシュレート
  • タッチサンプリングレート: 1000 Hz
  • その他: 10ビット色深度、HDR10+対応、Corning Gorilla Glass 7i

まとめ:ディスプレイ

  • 映像美と没入感:Phone (2)よりわずかに大型化し高解像度に。何より、均一かつ極細になったベゼルが、映像コンテンツへの圧倒的な没入感を生み出す。
  • 屋外での視認性:ピーク輝度がPhone (2)の1600ニトから4500ニトへと大幅に向上。直射日光下でも画面が驚くほどクリアに見え、快適性が格段にアップした。
  • 応答性:タッチサンプリングレートがPhone (2)の240Hzから1000Hzへと飛躍的に向上。特にゲームにおいて、指に吸い付くような滑らかな操作感を体験できる。
  • トレードオフ:省電力性に優れるLTPOパネルを搭載していたPhone (2)に対し、Phone (3)はLTPSパネルを採用。この点は技術的なダウングレードと言える。

パフォーマンス:Nothing Phone (3) ~日常から創造まで、すべてを加速させる力~

Nothing Phone (3) 本体 ブラックが置かれている。

ここでは、Nothing Phone (3)のパフォーマンスについて、頭脳となるプロセッサの進化を中心に、前モデルのNothing Phone (2)と比較しながら、その実力を徹底的にレビューしていきます。

新世代の頭脳「Snapdragon 8s Gen 4」がもたらす飛躍

Nothing Phone (3)のパフォーマンスを語る上で欠かせないのが、新たに搭載されたプロセッサ「Qualcomm® Snapdragon™ 8s Gen 4」です。これは、前モデルNothing Phone (2)が搭載していた「Snapdragon® 8+ Gen 1」からアーキテクチャを刷新した、まぎれもない新世代のチップです。製造プロセスは同じTSMCの4nmですが、CPUのプライムコアがPhone (2)のCortex-X2世代から最新のCortex-X4世代へと進化しており、根本的な処理能力が向上しています。

公式の発表では、Phone (2)と比較してCPU性能が36%、グラフィックを描画するGPU性能に至っては88%も向上したとされています。実際にGeekbench 6でスコアを計測したところ、Phone (3)はシングルコアで2,181点、マルチコアで7,299点を記録しました。これは、Phone (2)のスコア(シングルコア約1,657点、マルチコア約4,231点)を大幅に上回る数値であり、特に複数のコアを同時に使用するマルチコア性能の伸びには目を見張るものがありました。この進化は、単なるスペックシート上の数字ではなく、日々のあらゆる操作で体感できるほどの大きな飛躍です。

創造性を刺激する、滑らかな実用パフォーマンス

プロセッサの進化は、日常のあらゆるシーンでその恩恵を感じさせてくれました。Webサイトの表示やSNSのスクロールはもちろんのこと、複数のアプリを切り替えながらの作業も実に快適です。私が特にその差を実感したのは、画像や動画の編集作業でした。

Adobe Premiere Rushで4K動画の編集を試したところ、Phone (2)では時折カクつきが見られたタイムラインの操作やエフェクトのプレビューが、驚くほど滑らかに動作しました。AIを活用した画像生成や、RAWデータの現像といった、これまでPCで行うのが当たり前だったクリエイティブな作業も、スマートフォン一台で完結させられるのではないかと感じるほどのパワーを秘めています。

高性能の代償? 発熱と冷却性能

これだけの高性能化を果たしたことで、少し気になったのが長時間の高負荷時における発熱です。Nothing Phone (2)は発熱と冷却のバランスが取れていると評価されていましたが、Phone (3)は高性能化の代償として、長時間の動画書き出しやグラフィック処理中にはフレームがはっきりと熱を持つのを感じました。

一部のストレステストでは、パフォーマンスを維持するためにサーマルスロットリング(性能を抑制して温度上昇を防ぐ機能)が作動する場面も報告されています。とはいえ、日常的な使用で動作が不安定になることはなく、あくまでも限界に近い負荷をかけ続けた場合の話です。一般的なマルチメディア視聴やWebブラウジングでは、熱を心配する必要は全くありませんでした。

メモリとストレージの進化:速さと新たな拡張性

パフォーマンスを支えるメモリ(RAM)とストレージも着実に進化しています。Phone (3)最大16GBのLPDDR5Xメモリを搭載しており、その帯域幅(転送速度)は最大76.8GB/sに達します。これはPhone (2)が搭載していたLPDDR5メモリよりも高速で、マルチタスク性能の向上に大きく貢献しています。

注目すべきは、Phone (3)で新たに追加されたメモリの拡張性です。ストレージの一部を仮想メモリとして利用する「20GB RAMブースター」機能により、12GBモデルでも最大20GB相当の広大なメモリ空間を確保できます。この機能はNothing Phone (2)には搭載されていなかったため、多くのアプリを同時に開いて作業する私のようなユーザーにとっては、待望のアップグレードと言えるでしょう。

ストレージには最新規格のUFS 4.0を採用しており、Phone (2)のUFS 3.1から大きく進化しました。理論上、UFS 4.0のシーケンシャルリード(読み込み)速度は最大4,200 MB/sに達し、これはUFS 3.1の約2倍の速度です。この差は、アプリの起動や高解像度動画の読み込み速度に顕著に現れ、日々の小さな待ち時間が解消されるのは大きな喜びでした。なお、物理的なストレージの拡張性については、Phone (2)と同様にmicroSDカードには対応していません。

Nothing Phone (3)のパフォーマンス仕様

  • プロセッサー: Qualcomm® Snapdragon™ 8s Gen 4 Mobile Platform
  • プロセス: 4nm TSMCプロセス
  • GPU: Adreno 825
  • RAM(メモリ): 12GB / 16GB (LPDDR5X)
  • ストレージ(ROM): 256GB / 512GB (UFS 4.0)

まとめ:パフォーマンス

  • プロセッサー:Phone (2)のSnapdragon 8+ Gen 1からSnapdragon 8s Gen 4へ進化。CPUで36%、GPUで88%という大幅な性能向上を実現した。
  • 実用感:Webブラウジングから高負荷な動画編集まで、あらゆる動作が非常に滑らか。アプリの起動も高速で、ストレスを感じさせない。
  • 発熱と冷却:高性能化に伴い、長時間の高負荷時には発熱が気になる場面も。Phone (2)に比べると熱を持ちやすいが、通常使用では問題ない。
  • メモリとストレージ:最大16GBのRAMに加え、Phone (2)のUFS 3.1からUFS 4.0へと進化したストレージが爆速。理論値で約2倍の転送速度を誇り、アプリ体験を向上させる。

Antutuベンチマーク

Nothing Phone (3)が搭載するQualcomm Snapdragon 8s Gen 4 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約200万点以上を記録すると言われています。

実際に測定してみると、総合スコアで約192万点(1926384)でした。やはり、200万点ほどの実力を備えているようです。

例: Antutu V10.5.2 総合で「1926384」、CPUで「462429」、GPUで「748436」、MEMで「417471」、UXで「298048」

一方、前モデルの「Nothing Phone (2)」はQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 プロセッサはAntutu V10 ベンチマーク総合で約108万点(1082269)を記録していました。

例:Antutu V10 総合で「1082269」、CPUで「256199」、GPUで「422018」、MEMで「205608」、UXで「198444」

Nothing Phone (3)は前モデル「Nothing Phone (2)」よりも約84万点もスコアが上がっていることから、大幅に性能が向上しているといえます。

Snapdragon 8s Gen 4 性能を比較

Nothing Phone (3)が搭載するQualcomm Snapdragon 8s Gen 4 プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

Nothing Phone (3) グラフ Antutu Snapdragon8s-Gen4

CPUランキング

※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  • Snapdragon 8 Elite (Xiaomi 15)・・・Antutu:250万
  • Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy (Galaxy S25)・・・Antutu:210万
  • Snapdragon 8s Gen 4 (Nothing Phone (3))・・・Antutu:192万
  • Apple A18 Bionic (iPhone 16)・・・Antutu:150万
  • MediaTek Dimensity 8350 Extreme (motorola edge 60 pro)・・・Antutu:約 144万
  • Snapdragon 7+ Gen 3 (AQUOS R10)・・・Antutu:133万
  • MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Reno14 5G)・・・Antutu:約 132万
  • Tensor G4 (Google Pixel 9)・・・Antutu:110万
  • Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1・・・Antutu:108万
  • Snapdragon 7s Gen 3 (Nothing Phone 3a)・・・Antutu 約 71万

比較して分かること

Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4プロセッサは、Antutuベンチマーク総合スコア192万という非常に高い数値を記録しており、現在のスマートフォン市場においてトップクラスの性能を持つプロセッサ群に位置づけられます。Snapdragon 8 EliteやQualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxyにはわずかに及ばないものの、それらに次ぐパフォーマンスを発揮し、Apple A18 BionicやMediaTek Dimensity 8350 Extreme、Tensor G4といった多くの競合プロセッサを大きく凌駕しています。

この性能は、Nothing Phone (3)のようなデバイスにおいて、高負荷なアプリケーションや最新の3Dゲーム、高度なマルチタスク処理など、あらゆるシーンで極めて快適かつスムーズなユーザー体験を提供することを可能にします。

ゲーム性能:Nothing Phone (3) ~最高設定で人気タイトルを遊び尽くす~

Nothing Phone (3)でレースゲームをプレイする様子。

ここでは、Nothing Phone (3)のゲーム性能について、私が実際に人気のゲームタイトルをプレイして感じたことを、具体的なフレームレート(FPS)を交えながら詳しくレビューしていきます。Snapdragon 8s Gen 4が秘める真の実力をご覧ください。

原神 (Genshin Impact)

まず試したのは、スマートフォンの性能を測るベンチマーク的存在の「原神」です。グラフィックを「最高品質」、フレームレートを60FPSに設定し、最も処理が重いとされるスメールの街中を走り回ってみました。驚いたことに、複雑なオブジェクトが密集するエリアでもフレームレートは常に60FPSに張り付き、カクつきは一切感じられません。元素爆発が飛び交う激しい戦闘でもその安定感は変わらず、滑らかな映像でテイワットの冒険を心ゆくまで満喫できました。

フォートナイト (Fortnite)

次に、競技性の高いバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」をプレイしました。グラフィックを「最高(エピック)」、フレームレートを120FPSに設定。多くのプレイヤーが密集する激戦区に降下しても、フレームレートは平均して110〜120FPSを維持しており、その滑らかさは圧巻です。特に感心したのは、建築物が乱立し、エフェクトが飛び交うゲーム終盤の戦闘でも90FPS以上をキープし続けた点です。これにより、エイムや建築といった精密な操作が非常に快適に行え、勝利に大きく貢献してくれました。

Call of Duty: Warzone Mobile

PC版さながらのグラフィックが話題の「Call of Duty: Warzone Mobile」では、グラフィック設定を「最高」にした状態で、広大なマップを駆け巡っても90FPS以上を安定して記録しました。一部の屋内など、比較的負荷の低いシーンでは120FPSに迫るパフォーマンスを発揮することもあり、敵の発見や素早い銃撃戦において、視覚的なアドバンテージをはっきりと感じることができました。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)

続いて、美麗なグラフィックが魅力の「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」です。画質「高」、フレームレート設定「高(60FPS)」では、常に上限である60FPSに張り付いたままでした。特に、召喚獣イフリートの「地獄の火炎」のような派手な演出が続く戦闘シーンでも、フレームレートの揺らぎは一切なく、RPGの世界に没頭できる快適なプレイ体験でした。

アスファルト:Legends Unite

最後に、アーケードレーシングの爽快感が楽しめる「アスファルト:Legends Unite」を試しました。グラフィックを「最高画質」に設定し、120FPSモードでプレイ。多数の車が入り乱れるレース中盤や、ニトロ使用時の激しいスピード感の中でも、フレームレートは安定して120FPSを維持し、画面がカクつくことはありませんでした。コンマ1秒を争うレースにおいて、この滑らかさは最高の没入感を提供してくれます。

まとめ:ゲーム性能

Nothing Phone (3)が搭載するSnapdragon 8s Gen 4は、現行のあらゆる高負荷ゲームを、最高のグラフィック設定と高いフレームレートで快適に動作させる卓越したパフォーマンスを持っています。特にその高いGPU性能は、今後登場するであろう、さらにグラフィックがリッチな次世代のゲームにも余裕をもって対応できる、大きなポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。

カメラ性能:Nothing Phone (3) ~望遠を手にしたトリプルカメラの実力~

Nothing Phone (3)ブラックのカメラ

ここでは、Nothing Phone (3)のカメラ性能についてレビューします。多くのユーザーがスマートフォン選びで最も重視するこの機能が、前モデルのNothing Phone (2)からどのように進化したのか、実際の作例を交えながら、その実力に迫ります。

「すべてが50MP」へ、ハードウェアの大進化

Nothing Phone (3)のカメラシステムは、Phone (2)からの最も劇的な進化点と言えるでしょう 。Phone (2)が50MPのメインと超広角のデュアルカメラ構成だったのに対し、Phone (3)は新たに50MPのペリスコープ望遠カメラを加えたトリプルカメラ構成へと飛躍しました。さらに、フロントカメラもPhone (2)の32MPから50MPへと高画素化され、文字通り「すべてが50MP」のカメラシステムが完成したのです。

カメラ構成の違い

  • Nothing Phone (3):50MPのメインカメラ、50MPの望遠カメラ、50MPのウルトラワイドカメラ
  • Nothing Phone (2):50MPのメインカメラと50MPの超広角カメラ

注目すべきは、メインカメラのセンサーがPhone (2)の1/1.56インチから、クラス最高レベルの1/1.3インチへと大型化したことです。これにより、より多くの光を取り込むことが可能になり、特に夜景や薄暗い室内での撮影能力が格段に向上しました。また、Phone (2)ではメインカメラのみだった光学式手ブレ補正(OIS)が、Phone (3)では望遠カメラにも搭載され、ズーム撮影時でもブレの少ないクリアな写真を撮影できるようになりました。

AIが支える多彩な撮影機能と、唯一無二のマクロ体験

Nothing Phone (3)で撮影した写真。マクロ機能。野に咲くピンクの花。

Phone (3)のカメラは、ハードウェアの進化を最大限に引き出すソフトウェアとAI機能も充実しています。ポートレートモードでは被写体の輪郭を正確に捉え、自然で美しいボケ味を表現してくれます。自動で最適な設定を適用してくれるナイトモードのおかげで、暗所でもノイズの少ない明るい写真を簡単に撮影できました。

そして、私が最も衝撃を受けたのが、望遠カメラを活用したマクロモードです。公園で花の写真を撮っていたときのことです。Phone (2)のマクロも優秀でしたが、Phone (3)のマクロは別次元でした。花に寄ってきた蜂の足についた花粉の粒まで鮮明に写し出せたのには、思わず声を上げてしまいました。これはもはや「撮れる」のではなく「記録できる」レベルで、他のフラッグシップ機を圧倒すると言っても過言ではないでしょう。ただ、一部のシーンではHDRの処理が不自然に感じられたり、カメラ間の色の統一性に欠ける場面があったりと、一貫性にはまだ改善の余地があると感じました。

作例で見る、光と影を捉える描写力

Nothing Phone (3)で撮影した写真。イベント会場。屋内。

実際の撮影では、大型化したメインセンサーの恩恵をはっきりと感じることができました。日中の撮影では、見たままの自然な色合いと豊かなディテールを描写してくれます。そして夜間でも、Phone (2)より明らかにノイズが少なく、シャープでクリアな写真を残せました。

Phone (3)の真価は、やはり望遠カメラの存在です。遠くの建物のディテールを撮りたいとき、Phone (2)ではデジタルズームを使うしかなく、画質の劣化は避けられませんでした。しかしPhone (3)では、光学3倍ズームでくっきりと、まるでその場に近づいたかのように撮影できます。これにより、撮影の構図の自由度が格段に広がりました。一方で、50MPの超広角カメラは、Phone (2)と同様に便利ではあるものの、メインや望遠に比べるとディテールがやや甘く感じられる場面もありました。

全カメラ4K60fps対応、強化された動画性能

Nothing Phone (3)で動画撮影している様子。プレビュー画面。

動画撮影性能も大きく進化しています。Phone (3)では、メイン、望遠、超広角、そしてフロントカメラを含むすべてのカメラで4K60fpsの動画撮影に対応しました。Phone (2)のフロントカメラが1080p録画に限定されていたことを考えると、これはVlog撮影などを行うクリエイターにとって非常に大きなアップグレードです。

強力な光学式(OIS)と電子式(EIS)の手ブレ補正は常に機能しており、歩きながらの撮影でも非常に滑らかな映像を記録できました。マイクは3つ搭載されており、Phone (2)と同様にクリアで風切り音の少ない、質の高い音声を録音できる点も高く評価できます。

Nothing Phone (3)のカメラ仕様、カメラ機能

  • メインカメラ: 50 MP、f/1.68、1/1.3インチセンサー、OIS & EIS搭載
  • ペリスコープ望遠カメラ: 50 MP、f/2.68、3倍光学ズーム、6倍センサー内ズーム、60倍ウルトラズーム
  • ウルトラワイドカメラ: 50 MP、f/2.2、114° FOV
  • フロントカメラ: 50 MP、f/2.2
  • 動画撮影: 背面・前面カメラ共に4K/60fps対応
  • 主な機能: Ultra HDR、ポートレートモード、ナイトモード、マクロ撮影、AIシーン検出

まとめ:カメラ性能

  • ハードウェア:Phone (2)のデュアルカメラから、光学3倍ズームが可能な50MP望遠カメラを加えた、汎用性の高いトリプルカメラシステムへと大きく進化した。
  • 画質:大型化したメインセンサーにより、特に暗所での画質が向上 。しかし、カメラ間の色の一貫性やHDR処理にはまだ改善の余地がある。
  • 特筆すべき機能:望遠カメラを活用したマクロモードは、競合を圧倒するほどの驚異的なディテール描写力を誇る。
  • 動画:フロントカメラを含むすべてのカメラで4K60fps録画に対応し、Phone (2)から動画のクリエイティブ性能が大幅に向上した。

バッテリー持ちと充電:Nothing Phone (3) ~充電のストレスから解放される一日~

Nothing Phone (3)本体 ホワイト 外観

ここでは、スマートフォンの生命線であるNothing Phone (3)のバッテリー性能に焦点を当てます。前モデルのNothing Phone (2)から容量と充電速度がどう進化したのか、日々の使用感や実際のテスト結果を交えて、その実力を詳しくレビューします。

容量アップがもたらす、圧倒的な安心感

Nothing Phone (3)を使って最も恩恵を感じたのが、バッテリー持続時間の大幅な向上です。バッテリー容量は、Phone (2)の4,700mAhから5,150mAhへと着実に増加しました。この進化は具体的なテスト結果にもはっきりと表れています。バッテリーテストでは、アクティブな使用で約13時間という優れたスコアを記録しました。

この数値は、私の実際の使用感とも一致します。休日に外出してSNSや動画視聴、GPSを使った地図アプリを頻繁に利用しても、夜になってもバッテリー残量を気にする必要がなく、平気で1.5日から2日は充電なしで過ごせました。

動画再生では約15時間も持つので、移動中に映画を2本見てもまだ余裕がありますし、カフェでSNSや調べ物をしていても、Webブラウジングで約11時間持つので心の余裕につながります。Phone (2)もバッテリー持ちは良いと評価されていましたが、Phone (3)はそれをさらに上回り、まさに頼れる存在へと進化しています。

わずかな待ち時間で復活、進化した充電速度

忙しい朝、充電を忘れていたことに気づいても、Nothing Phone (3)なら慌てる必要はありません。有線充電はPhone (2)の45Wから65Wへと高速化され、公称ではわずか19分で50%54分で100%の充電が完了します。実際に朝の支度をしている間に充電してみたところ、家を出る頃には一日使うのに十分な量がチャージされており、充電速度の進化を実感しました。

ただし、私が所有する65W対応の充電器で試した際には、常に最大出力で充電されるわけではなく、実際の充電速度は40W程度にとどまることもありました。それでも、Phone (2)より速いことに変わりはなく、実用上は全く問題ありません。また、Phone (2)と同様に15Wのワイヤレス充電に対応している点も便利です。さらに、他のデバイスを充電できる5Wのリバースワイヤレス充電も搭載しており、イヤホンなどを外出先で手軽に充電したい時に重宝しました。

Nothing Phone (3)のバッテリー仕様

  • バッテリー容量: 5,150 mAh
  • 有線充電速度: 65W (19分で50%、54分で100%)
  • ワイヤレス充電: 15W
  • リバースワイヤレス充電: 5W

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:Phone (2)の4700mAhから5150mAhへと増加し、通常使用で1.5日から2日持つほどのスタミナを実現した。
  • 充電速度:有線充電がPhone (2)の45Wから65Wへと向上。わずか19分で50%まで充電できるため、急な外出時でも安心。
  • ワイヤレス充電:Phone (2)と同様の15Wワイヤレス充電と5Wのリバースワイヤレス充電に対応している。
  • 総合評価:バッテリー容量と充電速度の両方が着実に進化し、充電に関する日々のストレスからユーザーを解放してくれる、非常にバランスの取れた性能。

オーディオと通信性能:Nothing Phone (3) ~エンタメと繋がりの質を高める縁の下の力持ち~

Nothing Phone (3) ホワイトが机の上に置かれている。

ここでは、Nothing Phone (3)のオーディオと通信性能についてレビューします。見過ごされがちですが、日々のエンタメ体験や“繋がる”ことの快適さを左右する重要な要素です。前モデルNothing Phone (2)からの進化点にも触れながら、その実力を詳しく見ていきましょう。

臨場感を増したデュアルステレオスピーカー

Nothing Phone (3)は、デュアルステレオスピーカーを搭載しており、その音質は前モデルのNothing Phone (2)から着実に進化しています。Phone (2)のスピーカーも良好な評価でしたが、一部で「スカスカする」という意見もありました。しかしPhone (3)では、音の広がりと低音の厚みが改善され、よりバランスの取れたサウンドを体験できます。

出張先のホテルで、Netflixの空間オーディオ対応映画を観たのですが、左右のスピーカーから広がるサウンドはかなりの臨場感でした。Phone (2)では少し物足りなく感じた低音も、Phone (3)ではしっかりと厚みが増しており、爆発シーンの迫力に驚かされました。音量はPhone (2)と同等の「Very Good」評価で非常に大きく、動画視聴や音楽鑑賞を本体スピーカーで十分に楽しめます。もちろん、3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。

次世代規格にいち早く対応した、安定の通信性能

通信性能は、スマートフォンの快適さを支える基盤です。Nothing Phone (3)は、この点で大きなアドバンテージを持っています。注目すべきは、次世代規格であるWi-Fi 7にいち早く対応したことです。これはWi-Fi 6対応だったPhone (2)からの大きなジャンプアップです。

自宅のWi-Fi 7対応ルーターに接続したところ、大容量のゲームアプリのダウンロードがPhone (2)の時よりも明らかに速く、その差に感動しました。また、BluetoothもPhone (2)のバージョン5.3からBluetooth 6.0へとアップグレードされており、ワイヤレスイヤホンとの接続安定性が向上し、遅延も少なくなったように感じます。GPSの測位もデュアルバンド対応で非常に正確かつ高速で、ナビアプリ使用時もストレスを感じることはありませんでした。

Nothing Phone (3)のオーディオ・通信性能仕様

  • オーディオ: シンメトリックステレオスピーカー、高解像度マイク x3
  • Wi-Fi: Wi-Fi 7 (802.11 a/b/g/n/ac/ax/be)、2.4G/5G/6G Tri-band
  • Bluetooth: Bluetooth 6.0
  • NFC: 対応、Google Pay、おサイフケータイ®に対応
  • GPS: A-GPS, GPS (L1+L5)、GLONASS、BDS、GALILEO、QZSS、NavIC, SBAS
  • SIM: デュアルSIM(nanoSIM x2、eSIM対応)

まとめ:オーディオと通信性能

  • オーディオ品質:Phone (2)からスピーカーの音質が向上し、特に低音と音の広がりに改善が見られる。エンタメコンテンツをより楽しめるようになった。
  • Wi-Fi性能:次世代規格のWi-Fi 7にいち早く対応。Phone (2)のWi-Fi 6から大きく進化し、より高速で安定した通信が可能になった。
  • Bluetooth:最新のBluetooth 6.0に対応し、ワイヤレス機器との接続安定性と低遅延が向上した。
  • 総合評価:オーディオ、Wi-Fi、Bluetoothといった普段使いの快適さを支える機能が着実に進化しており、まさに「縁の下の力持ち」と呼ぶにふさわしい性能。

OSと機能:Nothing Phone (3) ~AIが日常に溶け込み、待望の機能で完成度を高める~

Nothing Phone (3)のUI画面。

ここでは、Nothing Phone (3)の体験の核となるOSと、日々の使い勝手を大きく左右する便利な機能についてレビューします。前モデルNothing Phone (2)から受け継がれた哲学はそのままに、AIとの融合や待望の機能追加によって、その魅力は新たな次元へと進化しました。

さらに洗練されたUIと長期サポートの安心感

Nothing Phone (3)は、Android 15をベースとした独自の「Nothing OS 3.5」を搭載しています。電源を入れると広がる、洗練されたモノクローム基調のUIは健在で、Phone (2)のOS 2.0からさらに磨きがかかった印象です。ドットマトリクス調のフォントやウィジェットは、Nothingならではの世界観を演出し、ただのスマートフォンではない、一つのアートピースを所有しているかのような満足感を与えてくれます。

注目すべきは、ソフトウェアのサポート期間が大幅に延長されたことです。Phone (2)が「3年間のOSアップデートと4年間のセキュリティパッチ」だったのに対し、Phone (3)では「5年間のOSアップデートと7年間のセキュリティパッチ」が提供されます 。これは、GoogleやSamsungといったトップブランドに匹敵する手厚い保証であり、一台のスマートフォンを長く安心して使い続けたいユーザーにとって、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

AIが日常を変える「Essential Key」と新機能

Nothing Phone (3)の側面にあるボタン。

Phone (3)の右側面には、新たに「Essential Key」という物理ボタンが追加されました。これを短く押せばスクリーンショットとメモが、そして長押しすればAIと連携したレコーダーが起動します。

先日、急な打ち合わせでメモが取れない状況がありましたが、テーブルにPhone (3)を裏返して置くだけで「Flip to Record」が起動し、会話を自動で文字起こししてくれました。後から要約まで確認でき、まるで専属の秘書がいるかのようでした。これはPhone (2)にはなかった、まさに革命的な機能です。他にも、ホーム画面からスワイプアップで起動する「Essentialサーチ」は、連絡先から写真まで、必要な情報を一瞬で見つけ出してくれます。

進化した背面の遊び心「Glyphトイ」

Phone (2)の「Glyph Interface」もユニークでしたが、Phone (3)の円形ディスプレイ「Glyph Matrix」は、情報の表示だけでなく、遊び心も提供してくれます。新たに追加された「Glyphトイ」機能を使えば、ストップウォッチやデジタル時計といった実用的なツールから、「スピン・ザ・ボトル」のような簡単なゲームまで、スマートフォンの背面で楽しむことができます。

Phone (2)の光の帯が通知に特化していたのに対し、Phone (3)では背面のディスプレイそのものがガジェットとして機能します。友人との会話のきっかけになったり、ちょっとした待ち時間を楽しんだりと、スマートフォンとの新しい関わり方を提供してくれる、Nothingらしい機能だと感じました。

日本のユーザー待望の「おサイフケータイ」対応

そして、日本のユーザーにとって最も大きな進化が、FeliCaの搭載と「おサイフケータイ®」への対応です。Nothing Phone (2)の唯一にして最大の弱点とも言えたのが、このFeliCa非対応でした。私もPhone (2)を使っていた頃は、支払いや改札を通るたびに別のカードを取り出す手間があり、これが乗り換えの大きな障壁でした。

しかし、Phone (3)がついにおサイフケータイに対応したことで、その不便さは完全に解消されました。スマートフォン一つで、電車もバスも、コンビニでの支払いもすべて完結する。この体験は、一度慣れてしまうと手放せないほどの快適さです。Phone (2)からの乗り換えを躊躇していた多くのユーザーにとって、この一点だけでもPhone (3)を選ぶ価値は十分にあります。

確かなセキュリティ基盤

セキュリティ面では、高速かつ高精度な画面内指紋認証センサーを搭載しており、ロック解除は非常にスムーズです 。ストレスなく瞬時に認証してくれるため、日常使いで不満を感じることはありませんでした。ただし、顔認証は搭載されているものの、決済やアプリのログインに使用できるレベルのセキュリティは確保されていないため、基本的には指紋認証がメインの認証方法となります。

Nothing Phone (3)のOS・機能 仕様

  • OS: Nothing OS 3.5 (Android 15ベース)
  • アップデート保証: 5年間のOSアップデート、7年間のセキュリティアップデート
  • 独自機能: Essential Key、Essential Space、Flip to Record、Essentialサーチ、Glyphトイ
  • FeliCa: おサイフケータイ® 対応
  • 生体認証: 画面内指紋認証
  • AI連携: Google Gemini、ChatGPT統合機能

まとめ:OSと機能

  • OSとサポート:洗練された独自のUIはそのままに、OSアップデート保証がPhone (2)の3年から5年へと大幅に延長され、長期的な安心感が増した。
  • AIとの融合:新搭載の「Essential Key」と、自動文字起こし・要約機能「Flip to Record」は、ビジネスシーンなどで革命的な利便性をもたらす。
  • おサイフケータイ:日本のユーザーが待ち望んだFeliCaに遂に対応。Phone (2)の最大の弱点を克服し、日常使いでの完成度が飛躍的に向上した。
  • セキュリティ:高速で信頼性の高い画面内指紋認証を搭載。ただし、顔認証は簡易的なものにとどまる。

Nothing Phone (3) vs Nothing Phone (2) スペック徹底比較

Nothing Phone (3)のホワイトとブラックが並んでいる。

Nothing Phone (3)は、前モデルであるNothing Phone (2)のデザイン哲学を受け継ぎながら、多くの面で正統進化を遂げたフラッグシップスマートフォンです。ここでは、両モデルのスペックや機能における主な違いを、項目別に詳しく比較していきます。

1. 発売日と価格

  • Nothing Phone (2): 2023年7月25日発売。価格は79,800円(8GB+128GB)から。
  • Nothing Phone (3): 2025年8月28日発売。価格は124,800円(12GB+256GB)から。※楽天モバイルの一括価格は119,900円
  • 違い:(※Phone (3)は、より高性能なスペックを反映し、エントリーモデルの価格が大幅に引き上げられています。ストレージ構成も大容量モデルが中心となっています。)

2. OSとソフトウェアサポート

  • Nothing Phone (2): Nothing OS 2.0搭載。OSアップデート3年間、セキュリティパッチ4年間。
  • Nothing Phone (3): Nothing OS 3.5(Android 15ベース)搭載。OSアップデート5年間、セキュリティパッチ7年間。
  • 違い:(※Phone (3)はソフトウェアのサポート期間が大幅に延長されており、より長期間にわたって安心して最新の機能とセキュリティを利用できます。これは大きなアドバンテージです。)

3. プロセッサー

  • Nothing Phone (2): Snapdragon® 8+ Gen 1
  • Nothing Phone (3): Snapdragon 8s Gen 4
  • 違い:(※Phone (3)は新世代のプロセッサを搭載し、Phone (2)と比較してCPU性能で36%、GPU性能で88%も高速化しています。日常操作から高負荷なゲームまで、あらゆる場面で性能の向上を体感できます。)

4. カメラシステム

  • Nothing Phone (2): 背面デュアルカメラ(50MPメイン+50MP超広角)、32MPフロントカメラ。
  • Nothing Phone (3): 背面トリプルカメラ(50MPメイン+50MP超広角+50MP光学3倍望遠)、50MPフロントカメラ。
  • 違い:(※Phone (3)の最大の進化点の一つが、光学3倍のペリスコープ望遠カメラの追加です。これにより、画質を劣化させることなく遠くの被写体を撮影できるようになり、撮影の自由度が格段に向上しました。)

5. Glyph Interface

  • Nothing Phone (2): 33のゾーンを持つLEDライトによる「Glyph Interface」。
  • Nothing Phone (3): マイクロLEDディスプレイによる「Glyph Matrix」。
  • 違い:(※Phone (3)は単に光るだけでなく、文字やアイコン、アニメーションを表示できるディスプレイへと進化しました。「Glyphトイ」といった遊び心のある機能も追加され、より多機能でインタラクティブな体験を提供します。)

6. バッテリーと充電

  • Nothing Phone (2): 4700mAh、45W有線充電。
  • Nothing Phone (3): 5150mAh、65W有線充電。
  • 違い:(※Phone (3)はバッテリー容量が増加しただけでなく、充電速度も向上しています。より長く、より速く充電できるため、バッテリーに関するストレスがさらに軽減されます。)

7. デザイン、サイズ、重量、耐久性

  • Nothing Phone (2): 200.68g、厚さ8.55mm、IP54防滴、カラーはホワイトとダークグレー。
  • Nothing Phone (3): 218g、厚さ8.99mm、IP68防水・防塵、カラーはホワイトとブラック。
  • 違い:(※Phone (3)はやや厚く重くなっていますが、耐久性がIP54の防滴からIP68の完全な防水・防塵へと飛躍的に向上しています。これにより、雨の日や水回りでも安心して使用できるようになりました。カラーもダークグレーから、より引き締まったブラックに変更されています。)

8. 接続性と日本向け機能

  • Nothing Phone (2): Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、NFC対応、FeliCa(おサイフケータイ)非対応。
  • Nothing Phone (3): Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、eSIM対応、FeliCa(おサイフケータイ)対応。
  • 違い:(※日本のユーザーにとって最も重要な改善点が、おサイフケータイへの対応です。Phone (2)の最大の弱点を克服したほか、Wi-Fi 7やeSIMといった最新規格にも対応し、利便性と将来性が大幅に向上しました。)

まとめ

Nothing Phone (3)は、Phone (2)からデザインの核となる思想は引き継ぎつつ、パフォーマンス、カメラ、バッテリー、耐久性といったスマートフォンの基本性能を全面的に底上げした、正統進化モデルです。特に、Phone (2)では非搭載だった光学望遠カメラと、日本市場で切望されていたおサイフケータイへの対応は、ユーザー体験を根本から変えるほどの大きな進化点と言えるでしょう。より長くなったソフトウェアサポートも加わり、価格は上昇しましたが、それに見合うだけの価値と完成度を備えた一台に仕上がっています。

Nothing Phone (3)のメリット・デメリット

Nothing Phone (3) 背面を手で持つ。

Nothing Phone (3)は、その独創的なデザインとコンセプトで注目を集める一方、価格帯が引き上げられたことで、競合のフラッグシップ機とも比較されるようになりました。ここでは、前モデルNothing Phone (2)や他のスマートフォンと比較しながら、その長所と弱点を詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:唯一無二のデザインと進化したGlyph Matrix

Nothing Phone (3)の最大の魅力は、他のどのスマートフォンとも違う、芸術品のようなデザインです。透明な背面パネルから覗く幾何学的な内部構造は所有欲を満たし、個性を表現したいユーザーにとって最高の選択肢となります。前モデルPhone (2)の「Glyph Interface」から進化した円形の「Glyph Matrix」は、通知だけでなく、アイコンやアニメーションを表示でき、より実用的で楽しい機能へと進化しました。

メリット2:日本ユーザー待望の「おサイフケータイ®」対応

前モデルNothing Phone (2)における最大の弱点であったFeliCa(おサイフケータイ®)非対応という点が、Phone (3)では完全に見直されました。新たにおサイフケータイ®に対応したことで、スマートフォン一つで電車の改札やコンビニでの決済が可能になり、日本国内での利便性が飛躍的に向上しました。これは、Phone (2)からの乗り換えをためらっていたユーザーにとって、最も大きなメリットと言えるでしょう。

メリット3:大幅に向上した耐久性とIP68防水性能

Phone (3)は、Phone (2)のIP54防滴性能から、フラッグシップ級のIP68防水・防塵性能へと大幅にアップグレードされました。これにより、雨の中での通話や、万が一水に落としてしまった際の安心感が格段に向上しています。Gorilla Glass Victusを採用した堅牢なボディと合わせて、美しいデザインを長く安心して使い続けることができます。

メリット4:最新規格に対応した未来志向の通信性能

通信機能も着実に進化しており、次世代規格であるWi-Fi 7とBluetooth 6.0に対応しています。これにより、対応環境下ではPhone (2)のWi-Fi 6よりも高速で安定した通信が可能です。将来的にインフラが整った際に、その恩恵を最大限に受けられる未来志向のスペックは、長く使いたいユーザーにとって大きな利点です。

メリット5:競合を圧倒するほどのマクロ撮影性能

Phone (3)のカメラの中でも、望遠レンズを活用したマクロモードの性能は驚異的です。その描写力は、競合するiPhone 16 Proをも凌駕すると評されるほどで、被写体に驚くほど寄って、肉眼では見えないような微細なディテールまで鮮明に捉えることができます。この一点だけでも、Phone (3)のカメラを選ぶ価値があると感じるほどです。

メリット6:長期的なソフトウェアサポート

Nothing Phone (3)は、5年間のOSアップデートと7年間のセキュリティアップデートが保証されています。これは、前モデルPhone (2)のサポート期間(OS 3年/セキュリティ 4年)から大幅に延長されており、GoogleやSamsungといったトップブランドに匹敵する手厚いサポートです。OSが古くなる心配なく、長期間安心して使える点は大きなメリットです。

【デメリット】

デメリット1:一貫性に欠けるカメラ性能

優れたマクロ性能を持つ一方で、カメラ全体の評価は一貫性に欠けます。光源やシーンによっては、メイン、超広角、望遠レンズ間で色のトーンが異なってしまったり、HDR処理が不自然に見えたりすることがありました。常に安定して最高の写真を撮りたいユーザーにとっては、Google Pixel 9やGalaxy S25の洗練されたカメラシステムに一歩譲るかもしれません。

デメリット2:高負荷時に顕著になる発熱

高いパフォーマンスを持つSnapdragon 8s Gen 4を搭載していますが、その代償として、長時間のゲームプレイなど高負荷な状態が続くと本体がかなり熱を持つ傾向があります。パフォーマンスが抑制されるサーマルスロットリングも報告されており、安定したゲーム体験を最優先するユーザーにとっては注意が必要です。

デメリット3:省電力性に劣るディスプレイ技術

Phone (3)のディスプレイは非常に明るく美しいですが、技術的にはPhone (2)が採用していた省電力なLTPOからLTPSへと変更されています。これにより、画面が静止している状態での消費電力効率は、理論上Phone (2)やLTPOを搭載する他のフラッグシップ機よりも劣ります。バッテリー持ちは良好ですが、最新技術にこだわるユーザーにとっては気になる点かもしれません。

デメリット4:フラッグシップ級の価格と厳しい競争

Phone (3)の価格は、前モデルPhone (2)よりも引き上げられ、iPhone 16、Google Pixel 9、Galaxy S25といった強力なライバルがひしめく価格帯に設定されています。独自のデザインや機能に価値を見出せるかどうかが、選択の鍵となります。コストパフォーマンスだけを追求する場合、他の選択肢も視野に入るでしょう。

デメリット5:SDカード非対応による拡張性のなさ

Nothing Phone (3)は、前モデルPhone (2)と同様に、microSDカードによるストレージの拡張には対応していません。最大512GBのストレージを選択できますが、4K動画など大容量のデータを頻繁に保存するユーザーは、購入時に十分な容量のモデルを選ぶ必要があります。

デメリット6:限定的な顔認証セキュリティ

画面内指紋認証は高速で信頼性が高い一方、顔認証は決済やアプリのログインに使えるほどのセキュリティレベルには達していません。利便性よりもセキュリティを重視した仕様ですが、より高度な顔認証システムを搭載する他のスマートフォンと比較すると、機能的に劣る点と言えます。

Nothing Phone (3)のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 6.77インチ フレキシブルAMOLED、解像度1260×2800、リフレッシュレート30〜120Hz
  • CPU: Qualcomm Snapdragon 8s Gen 4
  • GPU: Adreno 825
  • RAM(メモリ): 12GB / 16GB
  • ストレージ: 256GB / 512GB
  • バッテリー: 5,150mAh
  • 充電: 65Wの高速充電、15Wのワイヤレス充電、5Wのリバースワイヤレス充電に対応
  • 背面カメラ: 50MPメイン + 50MPペリスコープ + 50MPウルトラワイド
  • 前面カメラ: 50MP
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0
  • GPS: 対応
  • NFC: おサイフケータイ®対応
  • インターフェース: USB-C
  • センサー: 画面内指紋認証センサー
  • 防水防塵: IP68
  • 生体認証: 画面内指紋認証
  • OS: Nothing OS 3.5 (Android 15ベース)
  • サイズ: 約160.60(高さ) x 75.59(幅) x 8.99(厚さ) mm
  • 重量: 約218g
  • カラー: ホワイト、ブラック
  • 付属品: Nothing ケーブル (USB-C / USB-C)、Phone (3) case、スクリーンプロテクター(貼付済み)、SIMトレイ取り出しツール、安全に関する情報
  • モバイル通信(5G/4G/3G): 5G、4G、3Gに対応
  • SIMカード: nanoSIM×2、eSIMに対応

対応バンド:Nothing Phone (3)

Nothing Phone (3)は5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n20, n25, n28, n30, n38, n40, n41, n48, n66, n71, n77, n78
  • 4G: 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 30, 34, 38, 39, 40, 41, 42, 48, 66, 71
  • 3G: 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19
  • 2G: 850, 900, 1800, 1900

対応バンドの詳細

ドコモ

  • 5G: n1, n3, n28, n41, n77, n78 (重要バンドのn79には非対応)
  • 4G: B1, B3, B19, B28, B41, B42
  • プラチナバンド: B19 対応

au

  • 5G: n1, n3, n28, n41, n77, n78
  • 4G: B1, B3, B18 (B26含む), B28, B41, B42
  • プラチナバンド: B18/B26 対応
  • (3Gサービスは終了済み)

ソフトバンク

  • 5G: n1, n3, n28, n41, n77, n78
  • 4G: B1, B3, B8, B28, B41, B42
  • プラチナバンド: B8 対応

楽天モバイル

  • 5G: n77
  • 4G: B3 (自社回線), B18/B26 (パートナー回線)
  • プラチナバンド: B28/n28 対応
  • (3Gサービスは提供なし)

結論

この端末は、バンド情報に基づくと、auとソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに完全に対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。

  • ドコモ回線でも主要な4Gバンドとプラチナバンドに対応しているため通信は可能ですが、5Gの重要バンドであるn79に非対応なため、一部エリアでは5Gに繋がりにくい可能性があります。
  • 楽天モバイルについては、自社回線とパートナー回線の両方に対応しており、新たに割り当てられたプラチナバンド(B28/n28)もカバーしているため問題なく利用できます。

総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで利用可能ですが、ドコモの5Gを最大限に活用したい場合は注意が必要です。

Nothing Phone (3)の評価

Nothing Phone (3)本体 ブラックにふれている。

8つの基準で「Nothing Phone (3)」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
ピーク輝度が大幅に向上し、真夏の直射日光下でも驚くほど画面がクリアに見えます。均一で極細のベゼルと高解像度AMOLEDが、映像への圧倒的な没入感を生み出します。

スペック:★★★★☆
最新のSnapdragon 8s Gen 4やUFS 4.0ストレージを搭載し、パフォーマンスは非常に高速です。ただし、最上位の「Elite」チップではない点や高負荷時の発熱を考慮し、星4つとしました。

耐久性: ★★★★★
前モデルのIP54から、待望のIP68防水・防塵に進化しました。最新の強化ガラスと堅牢なアルミフレームも相まって、安心して長く使える一台です。

デザイン:★★★★☆
他に類を見ない独創的なデザインと、進化した「Glyph Matrix」は所有欲を満たしてくれます。ただし、カメラ配置の非対称性など、その個性は好みが分かれるかもしれません。

通信:★★★★☆
次世代規格のWi-Fi 7に対応している点は素晴らしいですが、まだ対応ルーターが普及していないため、現時点ではその恩恵を最大限に受けることは難しいかもしれません。

機能:★★★★★
日本のユーザーにとって最大の悲願であった「おサイフケータイ」に遂に対応しました。AIを活用した独自機能「Essential Key」なども加わり、機能性は飛躍的に向上しています。

使いやすさ:★★★★☆
洗練されたNothing OSは直感的で非常に快適です。おサイフケータイ対応で日常の利便性は完璧になりましたが、カメラ性能の若干の不安定さが満点に至らない理由です。

価格:★★★☆☆
性能や機能を考えれば妥当ですが、前モデルからの価格上昇は大きく、競合のフラッグシップ機とも渡り合える価格帯です。コストパフォーマンスの観点では、少し厳しい評価となります。

総評:★★★★☆

個性の進化と待望の実用性

Nothing Phone (3)は、前モデルPhone (2)が持つ独自のデザイン哲学を正統進化させつつ、日本のユーザーが待ち望んだ実用性を手に入れた、非常に魅力的な一台です。透明な背面から覗く幾何学的な内部構造と、単なる通知機能から情報ディスプレイへと進化した「Glyph Matrix」は、引き続き他にない個性を放っています。

しかし、最も大きな進化は「おサイフケータイ」への対応です。これにより、Phone (2)が抱えていた日本市場における最大の弱点が克服され、デザインや思想に共感しつつも、メイン機としての使用をためらっていたユーザーにとって、ようやく「選べる一台」になったと言えるでしょう。

フラッグシップに迫る性能

Nothing Phone (3)のパフォーマンスは、前モデルのPhone (2)からあらゆる面で飛躍的な進化を遂げています。プロセッサはSnapdragon 8+ Gen 1から最新のSnapdragon 8s Gen 4へ、ストレージはUFS 3.1から約2倍高速なUFS 4.0へとアップグレードされ、アプリの起動からデータの読み込みまで、すべての動作がより一層キビキビと感じられます。

購入前の注意点

しかし、購入を検討する上で注意すべき点もいくつか存在します。まず、カメラは非常に高性能ですが、撮影シーンによっては色の表現が不安定になることがあり、常に最高の写真が撮れるとは限りません。また、高いパフォーマンスの代償として長時間のゲームプレイ中には本体が熱を持ちやすく、省電力性に優れたLTPOディスプレイを搭載していたPhone (2)からLTPSへと変更された点も、技術的な詳細にこだわるユーザーにとっては注意点となるでしょう。

どんな人におすすめか

結論として、Nothing Phone (3)は「ありふれたスマートフォンでは満足できない、デザインと体験を重視する人」に最もおすすめできる一台です。最高のカメラ性能や、一切の熱を許さないゲーミング性能を最優先するならば、他の選択肢があるかもしれません。

しかし、Nothing OSの洗練されたUI、AIが日常に溶け込む新しい体験、そして何より、おサイフケータイという実用性を手に入れた唯一無二のデザイン。これらの要素に心惹かれるのであれば、Nothing Phone (3)は間違いなく、日々の生活をより豊かで楽しいものにしてくれる最高のパートナーとなるでしょう。

[amazon]

Nothing Phone (3)の価格・購入先

Nothing Phone (3) 本体 ホワイトの外観

※価格は2025/08/29に調査したものです。価格は変動します。

Nothing 公式サイト(日本)

12GB+256GBモデルで124,800円、

で販売されています。

Nothing 公式サイト(日本)で「Nothing Phone (3)」をチェックする

楽天モバイル

■容量256GB

  • 一括払い: 119,900円
  • 買い替え超トクプログラム(48回払い):
  • 他社から乗り換え:24回分の支払いが実質不要(実質総額65,700円)
  • 新規・機種変更:24回分の支払いが実質不要

■容量512GB

  • 一括払い: 138,900円
  • 買い替え超トクプログラム(48回払い):
  • 他社から乗り換え:24回分の支払いが実質不要(実質総額82,800円)
  • 新規・機種変更:24回分の支払いが実質不要

■共通事項

  • 「買い替え超トクプログラム」は、25ヶ月目以降に端末を回収に出すと、残りの支払いが不要になるプログラムです。
  • 他社からの乗り換え(MNP)は、新規契約・機種変更よりも月々の支払いがお得になります。
  • 24回払いも選択可能です。

楽天モバイルで「Nothing Phone (3)」をチェックする

ECサイト

  • 楽天市場で119,900〜138,900円(送料無料)
  • AliExpressで116,989円、
  • 米国 Amazon.comで$719.00、

で販売されています。

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめのライバル機種と価格を比較

Nothing Phone (3)」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

POCO F7

POCOから発売された6.83インチの5Gスマートフォンです(2025年7月8日発売)。

Android 15ベースのXiaomi HyperOS 2、Snapdragon 8s Gen 4、12GBメモリ、2772 x 1280 pxの有機ELディスプレイ、256GB / 512GBストレージ、16時間以上(継続使用時)駆動する6500 mAhバッテリー、背面約5000万画素+約800万画素の2眼カメラ、前面約2000万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(AI反射除去、AIビューティーモード、AI消しゴムPro、AIライティング、AI音声認識、AI通訳、AI検索、Gemini連携)、ゲーム機能(WildBoost Optimization 4.0、ゲームオーディオ、ゲームターボ)、IP68防水防塵、冷却システム「6000mm² 3DデュアルチャネルIceLoopシステム」に対応。

リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大480Hz(瞬間最大2560Hz) 、ウェットタッチディスプレイ2.0、TÜV Rheinland認証ブルーライト低減、、90Wハイパーチャージ、22.5Wリバース充電、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C、NFC、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで48,980円、楽天市場で48,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,800円、AliExpressで59,347円、です。

関連記事:POCO F7 徹底レビュー!F6 Proからの進化点と欠点を評価

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Google Pixel 9

Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2024年9月4日 発売)。

Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラを搭載しています。

また、「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで94,800円(税込)、楽天市場で112,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで102,603円、AliExpressで81,477円、です。

関連記事:Google Pixel 9徹底レビュー!Pixel 8との違い・AI機能・価格

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Xiaomi 15

Xiaomiから発売された6.36インチのスマートフォンです(2025年4月1日発売)。

Xiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GB LPDDR5Xメモリ、2670 x 1200 pxのCrystalRes有機EL (1~120Hz, 最大3200nits)、256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、最大25時間駆動する5240 mAhバッテリー、背面50MPトリプル (広角ライカSummilux, 望遠, 超広角)カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能(AI文章作成、AI音声認識、AI通訳、AIダイナミック壁紙)、Google Gemini連携(かこって検索など)、

1~120Hzの「可変リフレッシュレート」、60mm相当の望遠撮影、10cmまで寄れるマクロ撮影、8K動画撮影(24/30fps)、IP68防水防塵、90Wハイパーチャージ (有線)、ワイヤレス充電、Xiaomi Wing型IceLoopシステム(冷却システム)、X軸リニア振動モーター、超音波画面内指紋センサー、AI顔認証、「Xiaomiシールドガラス」、「高強度アルミニウム合金フレーム」、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、NFC、GPS (L1+L5)に対応しています。

価格は、Amazonで117,779円(税込・12GB+256GBモデル)、楽天市場で99,629円(送料無料)、ヤフーショッピングで110,700円、AliExpressで89,648円、です。

関連記事:Xiaomi 15レビュー!14Tとの違い&買い替えメリット・デメリット

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motorola edge 60 pro

motorolaから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年7月4日発売)。

Android 15、MediaTek Dimensity 8350 Extreme、12GBメモリ、2712 x 1220 pxのpOLED、256GBストレージ、5000 mAhバッテリー、背面50MP+50MP(超広角)+10MP(望遠)のトリプルカメラ、前面50MPのフロントカメラを搭載しています。

また、AI機能「Moto AI」(AIキーで呼び出し、Catch Me Up、Pay Attention、など)、カメラ機能(アクションショット、グループショット、Photo Enhancement Engineなど)、デバイス連携機能「Smart Connect」、Gemini、

125W TurboPower充電、15Wワイヤレス充電、5Wパワーシェアリング、Dolby Atmos対応ステレオスピーカー、「Smart Antenna」技術、IP68/IP69防水防塵、MIL-STD-810H、おサイフケータイ (Felica)、指紋認証、顔認証、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで71,887円、楽天市場で79,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで77,048円、AliExpressで62,324円(グローバル版)、です。

関連記事:motorola edge 60 proレビュー!前モデルとの違いと進化点は?

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他のNothing スマホと比較

他にもNothingのスマートフォンが販売されています。ぜひ比較してみてください。

Nothing Phone完全ガイド:全シリーズ比較から選び方、価格まで徹底解説

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