2025年9月19日に発売された「Apple Watch Series 11」は、より洗練されたデザインと新たに搭載されたwatchOS 26の革新的な機能で、多くのユーザーから注目を集めています。
このレビューでは、Apple Watch Series 11が日々の活動をどれだけ充実させてくれるのか、そして前モデル「Apple Watch Series 10」からどのように進化したのか、デザインからバッテリー、新機能に至るまで、その実力を徹底的に比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Apple Watch Series 11 の長所(Pros):
- AIコーチ「Workout Buddy」によるパーソナライズされたトレーニング体験
- 睡眠の質を可視化する「睡眠スコア」など、先進的で実用的なヘルスケア機能
- アルミニウムモデルの耐擦傷性能が2倍に向上し、日常使いでの安心感が大きい
- 長年の課題を克服した、最大24時間の画期的なバッテリー性能
- 5G通信対応による、iPhoneがない場面での快適な単体利用
- watchOS 26による洗練されたUIと、豊富なアプリエコシステム
Apple Watch Series 11 の短所(Cons):
- 競合製品(HUAWEI, Garmin等)と比較すると、バッテリー駆動時間はまだ短い
- iPhoneユーザーにしか利用できない、限定的な互換性
- 高血圧通知など、一部の主要機能が日本ではまだ利用できない
- AI機能の利用には、比較的新しいiPhone(iPhone 15 Pro以降)が必要
- Series 10からデザインの変更点が少なく、新鮮味に欠ける
総合評価:
Apple Watch Series 11は、ソフトウェアと耐久性の両面で着実な進化を遂げつつ、最大の弱点であったバッテリー性能をついに克服した、歴代で最も完成度の高いモデルです。特に、数世代前のモデルからの買い替えや、初めてApple Watchを購入する方にとっては、これ以上ない最高の選択肢と言えるでしょう。
<この記事で分かること>
- Apple Watch Series 11とSeries 10のスペック・機能の徹底比較
- デザイン、新色、バンドの互換性を含む外観の進化点
- 新機能「睡眠スコア」とAIコーチ「Workout Buddy」の実力
- 画期的な24時間バッテリーは本当にもつのか?利用シーン別の徹底検証
- 5G対応でiPhoneなしの単体利用はどこまで快適になったか
- 購入前に必ずチェックすべき注意点と、AI機能に必要なiPhoneの条件
- ライバル機種とのメリット・デメリット比較
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「Apple Watch Series 11」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ: Apple Watch Series 11 – Apple(日本)
デザインと耐久性:Apple Watch Series 11 ~洗練されたフォルムと、内に秘めた強さ~
ここでは、Apple Watch Series 11のデザインと耐久性について、前モデルのApple Watch Series 10と比較しながら、実際に使って感じた魅力をお伝えしていきます。
完成されたデザインの継承と、さらなる洗練
Apple Watch Series 11を手にして最初に感じるのは、その完成されたデザインです。従来モデルの四角い(スクエア型)形状と前モデルのSeries 10で実現された9.7mmという驚異的な薄さを受け継いでおり、手首への収まりが非常によいです。実際に一日中、そして睡眠時も装着してみましたが、袖口が絞られたシャツを着ていても引っかかることなく、その存在を忘れるほどの快適さでした。特に、夜中にふと目が覚めた時も、以前のモデルのような厚みによる違和感はまったく感じませんでした。
素材へのこだわりも深化しています。アルミニウムケースには100%再生アルミニウムが、チタニウムケースには100%再生チタニウムが使用されており、環境への配慮が一層進んでいることが伺えます。特にチタニウムモデルの鏡面仕上げは、Series 10と同様に高級感あふれる美しい輝きを放っており、まるでジュエリーを身に着けているかのような満足感を与えてくれます。
スタイルを彩る選択肢:サイズとカラーバリエーション
サイズはSeries 10と同じ42mmと46mmの2サイズ展開で、重量は46mmのGPSモデルで37.8gと、Series 10の36.4gからわずかに増加していますが、この違いを腕で感じることはほとんどありませんでした。むしろ、この絶妙な重さが、チタニウムモデルの持つジュエリーのような高級感を際立たせているように感じます。
カラーバリエーションには、待望の新色「スペースグレイ」がアルミニウムケースに追加されました。落ち着いたトーンでありながら深みのあるこの色は、フォーマルなシーンで使うレザーバンドから、アクティブな日にぴったりのスポーツバンドまで、どんな色のバンドとも相性が抜群です。手持ちのミッドナイトカラーのスポーツループと合わせてみたところ、一体感のあるシックな装いになり、非常に満足しています。もちろん、Series 10から引き続きジェットブラック、ローズゴールド、シルバーも選択可能で、自分のスタイルに合わせて選べる楽しみが広がりました。
見えない進化点:2倍の耐擦傷性能
デザインこそSeries 10を継承していますが、Series 11は耐久性の面で大きな進化を遂げています。注目すべきは、アルミニウムモデルのディスプレイに採用された新しいセラミックコーティングです。これにより、前モデルと比較して2倍の耐擦傷性能が実現されました。見た目には分からないこの進化こそ、日常使いでの安心感を大きく高めてくれる要素です。デスクワーク中にデスクの角に軽くぶつけてしまった時も、ひやりとしましたが画面は無傷で、その強さを実感しました。
もちろん、Series 10と同様に50メートルの耐水性能とIP6X等級の防塵性能も備えているため、週末に楽しむプールでのスイミングや、急な雨の中でのランニングでも、まったく心配する必要がありません。洗練されたデザインの内に、タフな性能を秘めている。これこそがSeries 11の真骨頂と言えるでしょう。
手首を彩る選択肢:バンドの互換性と魅力的な新作
長年のユーザーとして最も安堵したのは、バンドの互換性が完全に維持されている点です。初代から続くアタッチメントの形状は変わらず、これまで集めてきたお気に入りのバンド資産をそのまま活かせるのは、大きなメリットと言えるでしょう。バンドの着脱方法も従来通り非常にシンプルです。ストラップの先端を時計の側面にスライドさせると「カチッ」という小気味よい音とともにしっかりと固定され、交換する際は本体背面のボタンを押すだけですぐに取り外せます。
Series 11は42mmと46mmのケースサイズですが、バンドは小さいサイズ(40mm, 41mm, 42mm)と大きいサイズ(44mm, 45mm, 46mm, Ultra 49mm)の2グループで互換性が保たれているため、同じグループ内であれば過去のバンドも問題なく使用可能です。
バンドのバリエーションと新しいラインナップ
Apple Watch Series 11の登場に合わせ、バンドのラインナップも一層華やかになりました。今秋のコレクションでは、フォレスト、ネオンイエロー、アンカーブルー、パープルフォグといった美しい新色が加わり、手首を個性的に彩ります。素材もラバー、テキスタイル、ステンレススチールと豊富で、あらゆるシーンに対応可能です。
特に注目すべきは、刷新されたNikeバンドです。新しいNikeスポーツループには、光を反射する糸がシームレスに織り込まれており、夜間のランニングでもデザイン性と安全性を両立させています。また、Apple Watch Hermèsコレクションでは、メゾンの象徴的な旗艦店をモチーフにしたニットストラップや、優雅で細身のメタルリンクバンド「グランH」など、職人技が光る芸術的な新作が登場し、所有する喜びをさらに高めてくれます。
さらに、Series 10から採用されたチタニウムケースとの完璧な調和を実現するため、ミラネーゼループとリンクブレスレットもアップデートされました。これにより、チタニウムモデルの持つ美しい輝きを最大限に引き立てることができ、より一体感のある洗練されたスタイリングを楽しめます。
付属バンドの選択肢とスタイル
Apple Watch Series 11の購入時には、本体だけでなくバンドも箱に同梱されています。購入プロセスの一部として、自分のライフスタイルに合ったバンドを選べるのが魅力です。アクティブなシーンで活躍する耐水性の高いラバー製、日常使いに最適な軽くて柔らかいテキスタイル製、そしてフォーマルな装いにも映える洗練されたステンレススチール製と、選択肢は多彩です。特にスポーツループなどのバンドと組み合わせることで、カーボンニュートラルな製品を選ぶことも可能で、環境への配慮もスタイルの一部として取り入れられます。
<Apple Watch Series 11の付属品>
- Apple Watch Series 11 本体
- バンド(ラバー、テキスタイル、ステンレススチール、カーボンニュートラルから購入時に選択)
- Apple Watch磁気高速充電 – USB‑Cケーブル(1m)
まとめ:デザインと耐久性
- デザインの印象:Series 10の完成された薄型デザインを継承し、洗練さを増している
- 装着感:9.7mmの薄さで、睡眠時も含め一日中快適な装着感を実現
- カラー:新色「スペースグレイ」の追加により、バンドとの組み合わせの自由度が向上
- 耐久性:アルミニウムモデルはセラミックコーティングにより耐擦傷性能が2倍に向上し、日常の傷に対する安心感が大きい
- バンドの互換性:従来のバンドがすべて使用可能で、長年のユーザーも資産を活かせる
ディスプレイと操作性:Apple Watch Series 11 ~鮮やかな画面と、心地よい操作感~
ここでは、Apple Watch Series 11のディスプレイ品質と、watchOS 26によって進化した操作性についてレビューします。スペック上はApple Watch Series 10から大きな変更はありませんが、実際に使ってみると、新しいUIデザインとジェスチャー操作が日々の使い勝手を大きく変えていることに気づかされました。
鮮やかさはそのままに、あらゆる角度から見やすく
Apple Watch Series 11の電源を初めて入れたとき、まず目に飛び込んでくるのはLTPO3 OLEDディスプレイならではの鮮やかな発色です。黒は引き締まって深く、アイコンや写真の色は非常に自然に再現されます。お気に入りの写真を文字盤に設定してみたところ、まるで手首の上に小さなアートを飾っているかのような忠実な色合いに、思わず見入ってしまいました。Series 10から受け継がれたこのディスプレイ品質は、間違いなく所有する満足感を高めてくれる重要な要素です。
解像度と卓越した屋外視認性
ディスプレイのサイズや解像度はSeries 10と全く同じで、46mmモデルが416 x 496ピクセル、42mmモデルが374 x 446ピクセルとなっています。しかし、最大2,000ニトという輝度は、特に屋外での視認性に絶大な効果を発揮します。休日に公園で散歩しているときの強い日差しの下でも、LINEの通知や再生中の音楽情報をはっきりと読み取ることができ、Series 10(最大輝度2,000ニト)で高く評価されていた広視野角性能と相まって、あらゆる状況でストレスなく情報を確認できました。
直感的なタッチと物理ボタンがもたらす心地よい操作感
Apple Watch Series 11の操作感は、Series 10から引き継いだS10チップにより、非常にスムーズでストレスがありません。Spotifyのプレイリストをスワイプする際のタッチ反応は滑らかで、Digital Crownのカリカリとしたフィードバックはスクロールを心地よいものにしてくれます。
これに加え、片手操作を可能にする「ダブルタップ」ジェスチャーも健在です。料理中で手が濡れている時でも、指を2回合わせるだけで電話に出られるのは想像以上に便利でした。より多機能なAssistiveTouchとの同時利用はできませんが、日常の主要な操作を素早く行いたい場面でその真価を発揮する、完成度の高い操作性を実現しています。
個性を映し出す新しいウォッチフェイス
日々の気分に合わせて変更できるウォッチフェイスにも、魅力的な選択肢が加わりました。Liquid Glassデザインを全面に活かした「Flow」は、手首の動きに合わせて中の気泡が揺れるアーティスティックな文字盤で、見ているだけで楽しめます。一方、伝統的な時計を再解釈した「Exactograph」は、時刻の視認性が非常に高く、四隅のコンプリケーションを自由にカスタマイズできるため、実用性を重視する私にとってはお気に入りの文字盤となりました。
また、Series 10から進化した点として、常時表示状態でも秒針が滑らかに動き続ける文字盤が20種類以上に増えました。これにより、トレーニング中にストップウォッチでラップタイムを確認する際など、腕をわざわざ上げなくても正確な時間を把握できるようになり、日常のささいなストレスがまた一つ解消されました。
<Apple Watch Series 11のディスプレイ仕様>
- 種類: LTPO3広視野角OLED常時表示Retinaディスプレイ
- サイズと解像度:
- 46mmケース: 416 x 496ピクセル、1,220平方ミリメートルの表示領域
- 42mmケース: 374 x 446ピクセル、989平方ミリメートルの表示領域
- 輝度: 最大2,000ニト
- リフレッシュレート: 常時表示モードで1Hz(1秒に1回更新)
- ガラス:
- アルミニウムケース: 2倍の耐擦傷性能を持つIon-X前面ガラス
- チタニウムケース: サファイア前面クリスタル
まとめ:ディスプレイと操作性
- ディスプレイ品質: Series 10と同等のスペックながら、OLEDならではの鮮やかな発色と屋外でもクリアな視認性を維持
- 操作性: S10チップによるスムーズな動作と、Digital Crownの心地よいフィードバックで快適な操作感を実現
- ジェスチャー: 片手操作を可能にする「ダブルタップ」ジェスチャーが様々なシーンで活躍
- ウォッチフェイス: 実用性とデザイン性を両立した新しい文字盤が追加され、カスタマイズの幅が拡大
- 常時表示: 秒針が常に動く文字盤が増え、腕時計としての基本機能が向上
スポーツ機能:Apple Watch Series 11 ~AIコーチ「Workout Buddy」と共に、トレーニングは新たな次元へ~
Apple Watch Series 11は、日々の健康を支える強力なフィットネスパートナーです。ここでは、その多彩なスポーツ機能と、万が一の際に安心感を与えてくれる安全機能について、Apple Watch Series 10との比較を交えながら、実際の使用感をお伝えします。
あらゆる動きを捉える、多彩なワークアウトモード
Series 11は、前モデルであるSeries 10の豊富なワークアウトメニューを完全に受け継いでいます。日課にしている早朝のウォーキングやランニングはもちろん、週末のサイクリング、ジムでの筋力トレーニングやヨガ、さらにはプールでのスイミングまで、あらゆるアクティビティを詳細に記録してくれます。特にスイミングでは、Series 10から搭載された水深・水温センサーにより、ラップタイムや消費カロリーだけでなく、水中の環境データも記録され、トレーニングの質をより深く分析できるようになりました。
あなただけのAIコーチ「Workout Buddy」
watchOS 26で登場した「Workout Buddy」は、Series 11のスポーツ機能を象徴する新機能です。これはApple Intelligenceを活用したAIコーチで、過去のワークアウト履歴を分析し、リアルタイムでパーソナライズされた音声フィードバックを届けてくれます。
実際にAirPods Proを装着してランニングを試したところ、ワークアウト開始直後に「頑張りましょう!」とフレンドリーな挨拶が聞こえてきました。Workout Buddyは単にデータを読み上げるだけでなく、過去のトレーニング履歴を分析して「目標まであと少しです!」といったパーソナライズされた励ましの言葉をかけてくれます。設定した心拍数ゾーンへの到達や、1km通過時に過去の自分と比較したタイムを教えてくれるなど、細やかなフィードバックがあるため、一人で走っていてもまるでパーソナルトレーナーが伴走してくれているかのような感覚でした。
さらに、リアルタイムのペースや心拍ゾーンに基づいたフィードバックや、ワークアウトに合わせたApple Musicのプレイリスト提案まで行ってくれます。その音声も、単なる合成音声ではなく、自然でエネルギーに満ちた声で語りかけてくれるため、より深くトレーニングに集中することができました。
ただし、この魅力的な機能は、ランニングやウォーキング、サイクリング、HIIT(高強度インターバルトレーニング)など、多くのワークアウトに対応していますが、利用するにはwatchOS 26を搭載したApple Watchに加え、Bluetoothヘッドホン・イヤホン、そしてApple Intelligenceに対応したiPhoneが近くにある、といった条件が必要です。
公園でのランニングと信頼性の高いGPS精度
いつもの公園での5kmランニングでも、Series 11はその実力をいかんなく発揮してくれました。搭載されているL1 GPSはSeries 10と同じですが、スタートからゴールまで移動ルートやペースを正確に記録してくれます。高層ビルが立ち並ぶ都心部でのランニングでは、デュアルバンドGPSを搭載したUltraモデルに一歩譲るかもしれませんが、日常的なランニングやサイクリングにおいては十分すぎる精度です。
また、運動中の心拍数測定の精度も非常に高いレベルにあります。走り始めは少し数値が変動することもありましたが、数分で安定。ランの終盤にスプリントをかけても、心拍数の急上昇に遅れることなく追従し、信頼性の高さを実感しました。
安全機能:アクティビティ中の揺るぎない安心感
幸いにも、今回の使用中にそのお世話になることはありませんでしたが、Series 11にはSeries 10から引き継がれた衝突事故検出や転倒検出といった強力な安全機能が搭載されています。一人でトレイルランニングに出かける際など、万が一の事態が起きても自動で緊急通報サービスに知らせてくれるという事実は、何物にも代えがたい安心感を与えてくれます。また、夜間に一人で走る際には、設定した時間に目的地に到着しなかった場合に友人に通知してくれる「到着確認」機能も、心強いお守り代わりになるでしょう。
<Apple Watch Series 11のスポーツ機能 一覧>
- 対応ワークアウト: ランニング、サイクリング、スイミング、ハイキング、ヨガ、筋力トレーニング、HIIT、ピラティス、ダンス、ゴルフ、スキー、マルチスポーツなど多数
- 搭載センサー: 第3世代光学式心拍センサー、高重力加速度センサー、水深計、水温センサー
- GPS: L1 GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
- コーチング機能: Workout Buddy(Apple Intelligence利用)
- 高度な指標: トレーニング負荷、歩幅の長さ、接地時間、上下動(ランニング)、SWOLFスコア(スイミング)
- 安全機能: 緊急SOS、海外における緊急通報、衝突事故検出、転倒検出、バックトレース、到着確認
まとめ:スポーツ機能
- ワークアウトの種類: Series 10から豊富なメニューを引き継ぎ、あらゆるアクティビティに対応
- 新機能: AIコーチ「Workout Buddy」がパーソナライズされた音声でモチベーションをサポート
- GPS・心拍計: 日常的な利用において十分な精度と信頼性を確保
- 安全機能: 衝突事故検出や転倒検出など、万が一の事態に備える機能が充実し、アクティビティ中の安心感が向上
ヘルスケア機能:Apple Watch Series 11 ~睡眠の「質」を可視化する新時代へ~
Apple Watch Series 11は、手首の上で私たちの健康を静かに見守り続けるパートナーです。ここでは、Series 10の優れた機能を土台としながら、特に「睡眠スコア」という画期的な新機能によって、ヘルスケアが新たなステージへと進化した点を中心にレビューしていきます。
睡眠の質を点数化する「睡眠スコア」と、未来への布石「高血圧通知」
watchOS 26で導入された新機能の中で、最も注目すべきは「睡眠スコア」です。これまでApple Watchは睡眠の「時間」や「段階」を記録してくれましたが、この新機能はそれをさらに一歩進め、睡眠の質を0から100のスコアで評価します。これにより、ただ記録するだけでなく、自分の睡眠を客観的に評価し、改善へと繋げられるようになりました。
また、将来性を感じさせる機能として「高血圧通知」も搭載されました。これは血圧そのものを測定するのではなく、心拍センサーのデータから高血圧の兆候を検知し、ユーザーに知らせるというものです。ただし、この機能は医療機器としての承認が必要なため、現時点(2025年9月)では残念ながら日本国内ではまだ利用できません。今後の対応に期待したいところです。
充実の基本ヘルスケア機能
もちろん、Series 10で高く評価された基本的なヘルスケア機能はすべて継承されています。第3世代の光学式心拍センサーは、平常時も運動時も正確に心拍数を捉え、高い・低い心拍数や不規則な心拍リズムといった心臓の健康に関する異常を検知すると、重要な異常アラートとして通知してくれます。さらに、「血中酸素ウェルネスアプリ」では、体に取り込まれた酸素のレベルを継続的に測定し、体のコンディションを知るための一助となります。
また、睡眠中に手首の皮膚温を記録する「皮膚温センサー」は、「周期記録アプリ」と連携して過去の排卵日を推定するのに役立ちます。身体的な健康だけでなく、精神的な健康をサポートする「マインドフルネスアプリ」も搭載されており、日々の心の状態を記録することで、自分自身のストレスレベルを客観的に振り返るきっかけを与えてくれます。
変化を捉える「バイタル監視」と、安心の「心電図アプリ」
これらの個別の測定値に加え、watchOS 11から導入された「バイタル」アプリが、日々の健康管理をさらに深いレベルへと導いてくれます。このアプリは、睡眠中の心拍数、呼吸数、手首皮膚温といった複数のデータを統合的に分析し、ユーザー一人ひとりの基準値を学習。そして、複数の指標が基準から外れた際には、飲酒や体調不良といった生活の変化と関連付けて知らせてくれるのです。実際に体調を崩した翌朝、心拍数や皮膚温の逸脱を指摘する通知を受け取った時は、自分の体の変化が客観的なデータとして可視化されることに驚きました。
もちろん、いつでも心房細動の兆候をチェックできる「心電図アプリ」も健在です。先日、少し胸の動悸を感じた際にこのアプリを初めて使用してみました。Digital Crownに指を30秒当てるだけで心電図が記録され、「洞調律」という正常な結果が表示された時には、大きな安心感を得ることができました。このアプリは日本の厚生労働省から「管理医療機器」として承認されており、万が一の備えとして非常に心強い存在です。
「睡眠スコア」が変えた、私の睡眠への意識
Series 11を実際に着けて眠ってみて、睡眠への意識が大きく変わりました。以前は、長く眠れた日でも疲れが取れないことがありましたが、その理由が「睡眠スコア」によって明確になったのです。ある晩、十分な睡眠時間を確保できたにもかかわらずスコアが70点台と伸び悩んだ日がありました。アプリで詳細を確認すると、「睡眠の中断」の項目でポイントを失っていることが判明。夜中に無意識に目が覚めていることに気づかされました。
逆に、少し睡眠時間が短くても、ぐっすり眠れた日は90点以上の高いスコアが出ます。スコアは睡眠時間(最大50点)、就寝時刻の一貫性(最大30点)、睡眠の中断(最大20点)の3要素で構成されており、どの部分を改善すればよいかが一目瞭然です。このおかげで、就寝前のスマートフォンの利用を控えるなど、具体的な行動改善に繋がりました。Series 10から搭載されている睡眠時無呼吸の通知機能と合わせ、睡眠中の健康管理はまさに盤石と言えるでしょう。
<Apple Watch Series 11のヘルスケア機能 一覧>
- 心臓の健康: 心拍数測定(高・低・不規則な心拍リズムの通知), 心電図アプリ
- 睡眠: 睡眠ステージ記録 , 睡眠スコア , 睡眠時無呼吸の通知
- ウェルネス: 血中酸素ウェルネスアプリ , 皮膚温センサー(周期記録と連携), マインドフルネスアプリ
- バイタル監視: バイタルアプリ(夜間の主要な健康指標を統合表示)
- 将来的な機能(国内未提供): 高血圧通知
まとめ:ヘルスケア機能
- 睡眠スコア: 睡眠の質を0~100で可視化し、具体的な改善点を見つけやすくなった
- 心電図アプリ: いつでも手軽に心臓の状態を確認でき、万が一の際の安心感が向上
- 異常アラート: 心拍数の異常や睡眠時無呼吸の兆候など、健康リスクを早期に知らせる通知機能が充実
- バイタル監視: 睡眠中の複数のデータを統合分析し、基準値からの逸脱を通知する「バイタル」アプリが追加
- 高血圧通知(将来性): 国内未提供ながら高血圧の兆候を検知する機能を搭載し、今後の健康管理に期待
バッテリー持ちと充電:Apple Watch Series 11 ~ついに超えた「18時間の壁」~
Apple Watchのバッテリー性能は、ユーザーにとって常に最大の関心事の一つです。ここでは、Apple Watch Series 11が遂に打ち破った「18時間の壁」がいかに画期的であるか、そして高速充電がもたらす利便性について、前モデルSeries 10との比較を交えながら、実際の体験に基づいて詳しくレビューしていきます。
日々の充電の悩みからの解放
長年、Apple Watchユーザーを悩ませてきたのが、公称18時間というバッテリー駆動時間でした。Series 10も例外ではなく、睡眠記録を活用するためには、入浴中などの短い時間を見つけて毎日充電することが半ば必須の儀式となっていました。しかし、Series 11はこの常識を根本から覆してくれました。バッテリー容量が46mmモデルで約11%増加し、公称駆動時間はついに最大24時間へと大幅に延長されたのです。
この「6時間」の延長がもたらす変化は、数字以上に絶大です。実際に夜、フル充電の状態で装着して睡眠を記録し、そのまま翌日を過ごしてみると、その次の日の朝までバッテリーが持ちました。
次に、常時表示ディスプレイを使用してバッテリー持ちを確認してみると、なんと43時間も持続し、Series 10の駆動時間を大幅に上回りました。常に時刻や情報を表示させたいユーザーにとって、これは非常に嬉しい進化です。
さらに、高い負荷がかかるGPS使用時のバッテリー持ちを試してみたところ、今度はさすがに通常時よりもバッテリー消耗が早まりました。Apple Musicのプレイリストを再生するといった高負荷も同様の結果でしたが、それでもSeries 10と比較すれば、バッテリー持ちは確実に向上しているといえます。バッテリー残量を心配する必要はほとんどないといっても過言ではありません。
短時間で安心をチャージする高速充電
バッテリー持ちの向上に加え、充電速度の進化もSeries 11の魅力を高めています。特に感動したのは、わずか5分間の充電で最大8時間の睡眠記録が可能になった点です。これはSeries 10の「8分で8時間」からさらに短縮されており、就寝前に充電を忘れていたことに気づいても、歯を磨いている間にさっと充電するだけで、一晩中の睡眠データを安心して記録できます。
もちろん、約30分で80%まで充電できる高速充電も健在です。朝のシャワーの時間に充電器に置くだけで、その日一日を乗り切るのに十分なバッテリーを確保できるため、充電のタイミングを生活の中に柔軟に組み込めるようになりました。この充電の速さが、長くなったバッテリー駆動時間と組み合わさることで、Apple Watchの使い勝手を飛躍的に向上させています。
旅行や出張でも安心の低電力モード
週末の小旅行や充電が難しい場面で心強いのが、最大38時間まで駆動時間を延ばせる低電力モードです。常時表示ディスプレイや一部のバックグラウンド測定は制限されますが、時計や通知、アクティビティ追跡といった基本的な機能は問題なく利用できます。実際に週末のキャンプで試してみましたが、2日目の夜まで一度も充電することなく過ごすことができ、バッテリー切れの心配から完全に解放されました。これは、アクティブなライフスタイルを送るユーザーにとって、非常に価値のある機能と言えるでしょう。
<Apple Watch Series 11のバッテリー・充電 仕様>
- 通常使用: 最大24時間
- 低電力モード: 最大38時間
- 高速充電: 約30分で最大80%まで充電
- 短時間充電: 15分の充電で最大8時間の通常使用、5分の充電で最大8時間の睡眠記録
まとめ:バッテリー持ちと充電
- 駆動時間: Series 10の18時間から最大24時間へと大幅に延長され、毎日の充電義務から解放された
- 実用性: 睡眠記録を含めても翌日まで余裕で持つため、充電を気にせず24時間装着し続けられる
- 高速充電: 5分で8時間の睡眠記録が可能になるなど、充電の利便性がさらに向上
- 低電力モード: 最大38時間の駆動時間で、旅行や出張時でも安心感が大きい
スマート機能:Apple Watch Series 11 ~5GとAIがもたらす、手首の上の未来体験~
Apple Watch Series 11は、単なるiPhoneのアクセサリーにとどまらず、それ自体がより賢く、より独立したデバイスへと進化を遂げました。ここでは、Series 10からの最大の飛躍である5G通信への対応と、Apple Intelligenceがもたらす新しいスマート機能が、私たちの日常をどう変えるのかをレビューします。
待望の5G対応で、iPhoneからの独立性がさらに向上
Series 11のCellularモデルを手にして最も感動したのは、5Gモバイル通信に対応したことです。Series 10まではLTE通信だったため、iPhoneがない場所でアプリや音楽をダウンロードする際には、正直なところ速度に不満を感じる場面もありました。しかしSeries 11では、ランニング前にApple Musicで新しいプレイリストをダウンロードしてみたところ、驚くほど速く、待つストレスがありませんでした。
この速度向上は、再設計されたアンテナアーキテクチャのおかげで、電波が届きにくい場所での接続安定性にも貢献しています。iPhoneを家に置いたまま、Apple Watchだけで散歩に出かけても、通話が途切れることなく、Apple Payでの支払いもスムーズ。まさに、手首の上のデバイスだけで身軽に行動できる自由を与えてくれます。
日常操作を革新する「手首フリック」と、賢くなった「スマートスタック」
watchOS 26で追加された新しい「手首フリック」ジェスチャーは、地味ながらも日常の利便性を大きく向上させる機能です。例えば、両手に買い物袋を下げている時にタイマーが鳴っても、手首をクイッと返すだけでアラームを止めることができます。実際に試したところ、その認識精度は非常に高く、誤作動もありませんでした。手がふさがっているシーンでこそ、この機能のありがたみを実感できるでしょう。
また、「スマートスタック」もより賢く進化しました。これまでは自分でウィジェットをスクロールする必要がありましたが、Series 11ではカレンダーに登録された会議の開始が近づくと「おやすみモード」への切り替えを提案してくれるなど、状況を先読みして必要な情報を提示してくれるようになりました。時計がユーザーの次の行動を予測してくれる、そんなスマートな体験がここにあります。
手首の上で世界とつながる「ライブ翻訳」
Apple Intelligenceの力を借りて、Series 11はコミュニケーションのあり方も変えていきます。メッセージアプリに搭載された「ライブ翻訳」機能は、外国語で送られてきたメッセージを手首の上で自動的に翻訳してくれます。海外の友人から届いたメッセージが、瞬時に日本語で表示された体験は、まるでSF映画のワンシーンのようでした。これはApple Intelligenceに対応したiPhoneと連携することで実現する機能ですが、言語の壁を感じさせないシームレスな体験は、未来のコミュニケーションを予感させます。
盤石の基本機能:Apple Pay、音楽、そして通知
もちろん、Apple Payやおサイフケータイといった、もはや私たちの生活に欠かせない機能は、Series 11でも盤石の安定性を誇ります。駅の改札をSuicaでスムーズに通過し、コンビニでiD決済を済ませる。この一連の動作が手首だけで完結する快適さは、一度味わうと手放せません。LINEなどの通知も遅延なく届き、定型文や音声入力で素早く返信できるため、大事な連絡を見逃すこともありません。Series 10から可能になった内蔵スピーカーでの音楽再生も健在で、AirPodsが手元にない時でも気軽に音楽を楽しめるのは嬉しいポイントです。
<Apple Watch Series 11のスマート機能 一覧>
- 通信機能: 5G RedCap対応(Cellularモデル)、Wi-Fi 4、Bluetooth 5.3
- 決済機能: Apple Pay、おサイフケータイ(Suica, iD, QUICPayなどに対応)
- ジェスチャー操作: 手首フリック、ダブルタップ
- AI・アシスタント: ライブ翻訳、進化したスマートスタック(Apple Intelligence利用)、Siri
- 音楽再生: 単体でのストリーミング・ダウンロード再生、内蔵スピーカーでの再生
- 通知: 各種アプリからの通知受信、テキスト・音声入力による返信
- データ連携: iPhone(ヘルスケア、フィットネス)や他のAppleデバイスとのシームレスな同期
まとめ:スマート機能
- 5G通信: Series 10のLTEから大幅に高速化し、iPhoneがない場面でのアプリや音楽のダウンロードが快適に
- 手首フリック: 新しいジェスチャーにより、手がふさがっている状況でも通知やタイマーを片手で操作可能に
- ライブ翻訳: Apple Intelligenceを活用し、手首の上でシームレスな多言語コミュニケーションを実現
- 基本機能: Apple Payやおサイフケータイ、LINE通知といった日常に不可欠な機能は、引き続き安定したパフォーマンスを発揮
- スマートスタック: 状況を先読みして情報を提案するようになり、より賢いパーソナルアシスタントへと進化
OSとアプリ:Apple Watch Series 11 ~watchOS 26がもたらす洗練された体験~
ここでは、watchOS 26がApple Watch Series 11にどのような新体験をもたらすのか、Apple Watch Series 10と比較しながら、新しいUIや追加されたアプリ、サードパーティ製アプリとの互換性について紹介します。
watchOS 26で拡張される日常の利便性
Series 11には最新の「watchOS 26」が搭載されており、前モデルのwatchOS 11からさらに日常を便利にする機能が追加されています。すでに他のセクションで紹介した「Workout Buddy」や「ライブ翻訳」といったAIを活用した機能を除いても、その進化は多岐にわたります。
アップデートに関しては、今後数年間にわたって最新のwatchOSアップデートが提供されることが確実視されています。これにより、購入後も継続的に新機能の追加やセキュリティの向上が期待でき、長く安心して使い続けることができます。
ただし、Apple Watch Series 11を最大限に活用するには、iOS 26を搭載したiPhone 11以降(iPhone SE 第2世代以降を含む)が必要です。また、「ライブ翻訳」などのApple Intelligenceを活用した機能は、iPhone 15 Pro以降のモデルが必要となるため、購入を検討している方は、お持ちのiPhoneが対応しているか事前に確認することをおすすめします。
視覚的な刷新をもたらすUIデザイン「Liquid Glass」
watchOS 26の最も大きな変化は、新しいUIデザイン「Liquid Glass」の導入です。コントロールセンターや通知画面に半透明のレイヤーが加わり、奥行きのある視覚効果を生み出しています。これにより、単なる情報の表示だけでなく、見た目の美しさも楽しめるようになりました。特に、新しい写真の文字盤では、時刻が写真の背景に溶け込むように表示され、手首の上がよりパーソナルなギャラリーになったように感じます。この視覚的な新鮮さは、毎日使うデバイスに新たな愛着を抱かせてくれる、嬉しいアップデートです。
待望の「メモアプリ」と、充実した標準アプリ
これまで多くのユーザーが待ち望んでいた「メモアプリ」が、ついにApple Watchに標準搭載されました。通勤電車の中でふと思いついたアイデアを、iPhoneを取り出すことなく手首の上でさっと音声入力でメモできたのは非常に便利でした。作成したメモはiCloud経由で瞬時にiPhoneやiPadと同期されるため、デバイス間の連携もシームレスです。
これに加え、電話アプリには着信の理由を発信者に尋ねてくれる「着信スクリーニング」機能が追加され、迷惑電話への対応が格段に楽になりました。また、周囲の騒音レベルに応じて通知音量を自動で調整してくれる機能など、日常のささいなストレスを解消してくれる細やかな配慮も感じられます。
豊富なサードパーティ製アプリと、確かな互換性
Apple Watchの魅力の一つは、その豊富なアプリエコシステムにあります。LINEやSpotifyといった主要なサードパーティ製アプリは、Series 11上でも安定してスムーズに動作します。App Storeには無数のアプリが揃っており、自分のライフスタイルに合わせて機能を拡張していく楽しみは、他のスマートウォッチでは味わえない体験です。Series 11は、iOS 26を搭載したiPhone 11以降のモデルとペアリングすることで、この広大なアプリの世界を最大限に活用することができます。
<Apple Watch Series 11のOS・アプリ 仕様>
- OS: watchOS 26
- チップ: S10 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ、4コアNeural Engine)
- UIデザイン: Liquid Glass
- 新搭載アプリ: メモアプリ
- 主な新機能: 着信スクリーニング、通知音量の自動調整
- 対応iPhone: iOS 26を搭載したiPhone 11以降(iPhone SE 第2世代以降を含む)
- Apple Intelligence要件: iPhone 15 Pro以降(一部機能)
まとめ:OSとアプリ
- OS: 最新のwatchOS 26を搭載し、長期的なアップデートが保証されているため安心して使用可能
- UIの進化: 新デザイン「Liquid Glass」が、半透明のエフェクトで視覚的に新鮮で美しい体験を提供
- メモアプリ: 待望の純正メモアプリが搭載され、デバイス間のシームレスな同期で利便性が向上
- アプリエコシステム: 豊富なサードパーティ製アプリが利用可能で、カスタマイズ性が高い
- アップデート: 数年間にわたって最新のwatchOSアップデートが提供予定
- 対応機種: 利用にはiPhone 11以降が必要。AI機能はiPhone 15 Pro以降が必須となり注意が必要
Apple Watch Series 11とSeries 10の主な違い
「Apple Watch Series 11」は、前モデルSeries 10で完成された薄型デザインを継承しつつも、内部ではユーザー体験を大きく向上させる重要な進化を遂げています。ここでは、バッテリー、耐久性、通信機能、そしてOSという主要なポイントに焦点を当て、両モデルの違いを詳しく比較します。
オペレーティングシステム (OS)
- Apple Watch Series 11: watchOS 26
- Apple Watch Series 10: watchOS 11 (watchOS 26にアップデート可能)
- 違い: Series 11は最新のwatchOS 26を標準搭載しています。Series 10もアップデートで対応しますが、「睡眠スコア」や「手首フリック」といった新機能を、より長いバッテリー駆動時間や高速な5G通信といったハードウェアの恩恵と共に最大限活用できるのがSeries 11の強みです。
デザイン (サイズ・重量・素材)
- サイズ:
- Apple Watch Series 11: 42mm / 46mm
- Apple Watch Series 10: 42mm / 46mm
- 違い: ケースのサイズと厚さ(9.7mm)は両モデルで完全に同一です。見た目のデザインや装着感に違いはありません。
重量:
- Apple Watch Series 11: 30.3g (42mm) / 37.8g (46mm) ※GPSモデル
- Apple Watch Series 10: 30.0g (42mm) / 36.4g (46mm) ※GPSモデル
- 違い: バッテリー容量の増加に伴い、Series 11はわずかに重量が増加していますが、日常の使用で体感できるほどの差はありません。
素材・カラー:
- Apple Watch Series 11: アルミニウム(スペースグレイ、シルバー、ローズゴールド、ジェットブラック)、チタニウム
- Apple Watch Series 10: アルミニウム(ジェットブラック、シルバー、ローズゴールド)、チタニウム
- 違い: Series 11では、アルミニウムケースに新色の「スペースグレイ」が追加され、カラーの選択肢が広がりました。
耐久性
- Apple Watch Series 11: アルミニウムモデルは2倍の耐擦傷性能を持つセラミックコーティングされたIon-Xガラス
- Apple Watch Series 10: アルミニウムモデルは標準のIon-Xガラス
- 違い: Series 11のアルミニウムモデルは、ディスプレイガラスの耐久性が大幅に向上しました。日常で最も傷がつきやすい部分が強化されたことで、より安心して使えるようになった点は非常に大きな進化です。
バンド
- Apple Watch Series 11: 新しいカラーバリエーション(フォレスト、ネオンイエロー等)が登場
- Apple Watch Series 10: 発売時のカラーバリエーション
- 違い: 両モデルとも、過去のすべてのバンドと互換性があります。Series 11の発売に合わせて、より多彩な新色のバンドがラインナップに追加されています。
バッテリーと充電
- Apple Watch Series 11: 通常使用で最大24時間
- Apple Watch Series 10: 通常使用で最大18時間
- 違い: Series 11の最大の進化点です。駆動時間が6時間延長されたことで、睡眠記録を含めても翌日まで充電なしで過ごせるようになり、毎日の充電という習慣から解放されました。
通信機能 (Cellularモデル)
- Apple Watch Series 11: 5G RedCap, LTE
- Apple Watch Series 10: LTE, UMTS
- 違い: Series 11は5Gに対応したことで、iPhoneがない場所でのアプリや音楽のダウンロードがより高速になりました。
価格
- Apple Watch Series 11: 64,800円から (42mm GPSモデル)
- Apple Watch Series 10: 59,800円から (42mm GPSモデル)
- 違い: バッテリーや耐久性の向上を反映し、Series 11は全体的に価格が上昇しています。
まとめ
Apple Watch Series 11は、Series 10の洗練されたデザインを土台としながら、ユーザーが最も望んでいたバッテリー性能を飛躍的に向上させました。これにより、スマートウォッチとしての実用性が格段に高まっています。加えて、ディスプレイの耐久性強化や5G通信への対応は、日々の安心感と利便性を確実なものにしてくれます。
Series 10のユーザーもOSアップデートによって「睡眠スコア」などの新機能の多くを体験できますが、ハードウェアの進化がもたらす体験の質の向上を重視するならば、Series 11は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
Apple Watch Series 11のメリット・デメリット
「Apple Watch Series 11」は、多くの点で優れたスマートウォッチですが、他の競合製品と比較することで、その真の強みといくつかの弱点が見えてきます。ここでは、Galaxy Watch8やGoogle Pixel Watch 3など、最新のスマートウォッチと比較しながら、Apple Watch Series 11のメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:圧倒的なエコシステムとアプリの質
Apple Watch Series 11の最大の強みは、iPhoneを中心としたAppleエコシステムとの完璧な連携にあります。iMessageの通知やカレンダーの同期は驚くほどシームレスで、まるでiPhoneの一部が手首にあるかのような一体感を体験できます。App Storeには、Wear OS(Galaxy Watch8, Pixel Watch 3)や独自OS(HUAWEI WATCH 5, Garmin Venu X1)のアプリストアを凌駕する、膨大かつ質の高いサードパーティ製アプリが揃っており、カスタマイズの幅は無限大です。
メリット2:先進的かつ実用的なヘルスケア機能
「睡眠スコア」による睡眠の質の可視化や、日本の厚生労働省から医療機器として承認されている「心電図アプリ」など、Series 11は健康管理の領域で他社製品をリードしています。Galaxy Watch8やHUAWEI WATCH 5も心電図機能を搭載していますが、Appleの「バイタル」アプリのように複数の健康指標を統合し、異常があれば知らせてくれるアプローチは非常に洗練されています。Garmin Venu X1の「Body Battery」もユニークですが、心房細動の兆候検知など、より専門的な領域に踏み込んでいる点がApple Watchの強みです。
メリット3:洗練されたデザインと卓越したカスタマイズ性
薄さ9.7mmの洗練された筐体と、アルミニウムやチタニウムといった高級感のある素材選びは、Series 11を単なるガジェットではなく、ファッションアイテムとしても魅力的な存在にしています。特に、公式・非公式含め、市場に存在するバンドの種類の豊富さは圧倒的です。Galaxy Watch8の「ダイナミックラグシステム」も優れた試みですが、気分や服装に合わせて無限にスタイルを変えられる点は、Apple Watchならではの大きなメリットです。
メリット4:直感的で完成度の高いユーザー体験
watchOS 26と触覚的なフィードバックが心地よいDigital Crownの組み合わせは、非常に直感的で滑らかな操作体験を提供します。Wear OSを搭載するGalaxy Watch8やPixel Watch 3も年々進化していますが、OS全体の洗練度や安定性においては、依然としてwatchOSに分があります。新しい「手首フリック」ジェスチャーも、両手がふさがっているシーンでの利便性を高めており、細部まで作り込まれた使いやすさを感じさせます。
【デメリット】
デメリット1:競合製品と比較して短いバッテリー性能
Series 11は最大24時間へとバッテリー性能が飛躍的に向上しましたが、市場全体で見ると、依然としてその短さが弱点です。通常モードで最大4.5日間持続するHUAWEI WATCH 5や、最大8日間という驚異的なスタミナを誇るGarmin Venu X1と比較すると、Series 11は2日に1回程度の充電が必須となります。数日間の旅行やキャンプなど、充電環境が限られる場面では競合製品に軍配が上がります。
デメリット2:iPhoneユーザーに限定されるエコシステム
Apple Watchが提供する最高の体験は、iPhoneユーザーでなければ享受できません。これはApple製品の強みであると同時に、Androidスマートフォンを使っているユーザーにとっては乗り越えられない壁となります。Galaxy Watch8、Pixel Watch 3、HUAWEI WATCH 5、Garmin Venu X1はすべてAndroidスマートフォンと連携可能であり、後者2つはiPhoneにも対応しているため、デバイス選択の自由度では劣ってしまいます。
デメリット3:プレミアムな価格設定
Series 11の開始価格(64,800円)は、Pixel Watch 3(約42,600円)やGalaxy Watch8(約53,536円)といった主要な競合製品よりも高価です。HUAWEI WATCH 5とは同価格帯ですが、多機能でありながらより手頃な価格の選択肢が存在する中で、この価格設定は一部のユーザーにとってデメリットとなるでしょう。
デメリット4:一部のスペックにおける他社への後れ
全体的な完成度は非常に高いものの、個別のスペックに目を向けると、他社製品に劣る部分も存在します。例えば、ディスプレイの最大輝度は2,000ニトですが、Galaxy Watch8やHUAWEI WATCH 5はさらに明るい3,000ニトのディスプレイを搭載しています。また、GPS機能に関しても、Galaxy Watch8やGarmin Venu X1が搭載するデュアルバンドGPS(L1+L5)は、高層ビル街などでの精度で、Series 11のL1 GPSを上回る可能性があります。
Apple Watch Series 11のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: LTPO3広視野角OLED常時表示Retinaディスプレイ (最大輝度2,000ニト)
- クラウン: 触覚的な反応を返すDigital Crown
- プロセッサ: S10チップ (64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)
- ストレージ: 64GB
- バッテリー: リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵
- 駆動時間: 通常使用時で最大24時間、低電力モードで最大38時間
- 充電: 高速充電に対応 (約30分で最大80%充電)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 4 (802.11n)、Bluetooth 5.3、5GおよびLTE (Cellularモデル)
- GPS: L1 GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
- インターフェース: 磁気高速充電
- センサー: 電気心拍、第3世代光学式心拍、血中酸素ウェルネス、皮膚温、コンパス、高度計、加速度、ジャイロスコープ等
- 防水: 50メートルの耐水性能、IP6X等級の防塵性能
- モーター: Taptic Engine
- スピーカー/マイク: スピーカー、「声を分離」機能を搭載したマイク
- 音声アシスタント: オンデバイス処理対応のSiri
- 機能: 睡眠スコア、心電図、衝突事故検出、転倒検出、Apple Pay、手首フリックジェスチャー等
- 筐体: アルミニウムまたはチタニウム
- アプリ: 心電図、血中酸素ウェルネス、周期記録、睡眠、メモアプリ等
- 対応OS: iOS 26以降を搭載したiPhone 11以降
- OS: watchOS (watchOS 26を搭載)
- サイズ: 46mm (46x39x9.7mm)、42mm (42x36x9.7mm)
- 重量: 46mm: 36.9g~ / 42mm: 29.7g~ (モデルにより異なる)
- カラー: アルミニウム: 4色 / チタニウム: 3色
- 付属品: 本体、バンド、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル (1m)
- バンド: スポーツバンド、スポーツループ、ブレイデッドソロループ、Nike、Hermès等
Apple Watch Series 11の評価
8つの評価基準で「Apple Watch Series 11」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
最大2,000ニトの輝度と広視野角OLEDにより、日中の屋外でも非常にクリアです。常時表示で秒針が動くようになり、腕時計としての視認性が向上しました。
健康管理・スポーツ:★★★★★
睡眠の質を可視化する「睡眠スコア」が追加され、健康管理が新たな次元へ。AIコーチ「Workout Buddy」も搭載し、トレーニングの質を高めてくれます。
機能性:★★★★★
待望の5G通信に対応し、iPhoneが近くにない場面での利便性が飛躍的に向上。新しい「手首フリック」ジェスチャーや「メモアプリ」も実用的です。
バッテリーの持ち:★★★★☆
長年の課題だった「18時間の壁」を越え、最大24時間(実使用ではそれ以上)の駆動時間を実現。毎日の充電という習慣から解放してくれた点は画期的です。
耐久性:★★★★★
アルミニウムモデルのガラスが2倍の耐擦傷性能を持つようになり、日常の不意な接触に対する安心感が大幅に向上。見た目は同じでも、よりタフになりました。
ファッション性:★★★★★
完成された薄型デザインに、新色「スペースグレイ」が追加。無数のバンドとの組み合わせで、あらゆるスタイルに対応できるカスタマイズ性は他の追随を許しません。
価格:★★★☆☆
性能向上にもかかわらず価格は据え置きですが、依然として高価なデバイスです。特にチタニウムモデルは、最上位のUltraモデルに迫る価格帯となっています。
使いやすさ:★★★★★
洗練されたwatchOS 26とS10チップによるスムーズな動作は非常に快適。Apple製品とのシームレスな連携は、iPhoneユーザーにとって最高の体験を提供します。
総評:★★★★☆
「watchOS 26」がもたらす体験の深化
Apple Watch Series 11の真価は、日々の体験を豊かにするソフトウェアの進化にあります。AIコーチ「Workout Buddy」は、過去の履歴に基づきパーソナライズされた声援を送ってくれるため、一人でのトレーニングも、まるで専属トレーナーと取り組んでいるような感覚で楽しめます。また、睡眠の質を0~100で可視化する「睡眠スコア」は、漠然としていた睡眠の課題を明確にし、具体的な生活改善へと導いてくれる非常に実用的な機能です。さらに、両手がふさがっている時に通知を消せる「手首フリック」など、細やかな使いやすさの向上も、日々の満足度を大きく高めています。
ついに訪れたバッテリー性能の革新
Apple Watch Series 11の最大の功績は、間違いなくバッテリー性能の飛躍的な向上にあります。前モデルSeries 10まで長年の課題であった「18時間の壁」を打ち破り、最大24時間という駆動時間を実現したことで、Apple Watchの使い方は根本的に変わりました。
これまでは必須だった毎日の充電から解放され、夜に睡眠記録を取り、そのまま翌日一日を過ごし、次の日の朝まで充電を気にせず使える。この変化は、単なるスペック向上ではなく、精神的な余裕と真の「24時間365日使えるパートナー」としての信頼感をもたらしてくれました。
購入前に知っておきたい注意点
Apple Watch Series 11は非常に魅力的なデバイスですが、購入前にいくつか知っておくべき点があります。まず、注目機能の一つである「高血圧通知」は、日本では医療機器としての承認が必要なため、現時点(2025年9月)では利用できません 。海外モデルを購入してもこの機能は使えないため注意が必要です。
次に、AIコーチ「Workout Buddy」や「ライブ翻訳」といったApple Intelligenceを活用した機能は、すべてのiPhoneで使えるわけではありません。これらの機能を利用するには、iOS 26に加えてiPhone 15 Pro以降の比較的新しいモデルが必要となります。また、5G通信の恩恵を最大限に受けるには、「GPS + Cellularモデル」を購入する必要があり、さらに利用エリアがキャリアの5G通信網に対応しているか確認する必要があります。
どんな人に最適か
Apple Watch Series 11は「睡眠スコア」で睡眠の質を深く分析したい健康志向の方や、AIコーチ「Workout Buddy」などの最新機能を体験したい方にもおすすめします。AI機能についてはまだ発展途上ですが、今後のアップデート次第で利便性が大きく向上する可能性を秘めています。
また、Apple Watch Series 9以前のモデルをお使いで、毎日の充電に不満を感じている方にも最適です。初めてのApple Watchとして、バッテリー性能と機能性の両方で妥協したくないと考えるなら、最も完成度の高いこのモデルが最高の選択肢となるでしょう。
[amazon]
Apple Watch Series 11の価格・購入先
※価格は2025/09/23に調査したものです。価格は変動します。
Appleオンラインストア
1. アルミニウムケース
GPSモデル
- 42mm: 64,800円(税込)から
- 46mm: 68,800円(税込)から
GPS + Cellularモデル
- 42mm: 80,800円(税込)から
- 46mm: 84,800円(税込)から
2. チタニウムケース
GPS + Cellularモデル
- 42mm: 114,800円(税込)から
- 46mm: 118,800円(税込)から
で販売されています。
Appleオンラインストアで「Apple Watch Series 11」をチェックする
- ※注意: チタニウムモデルは、GPS + Cellularモデルとしてのみ提供されます。
- ※これらの価格は、バンドの種類によっても若干変動する場合があります。
ECサイト
- Amazonで63,481円(42mm・GPSモデル・税込)、
- 楽天市場で86,000円(送料無料・GPS+Cellularモデル)、
- ヤフーショッピングで71,196円、
で販売されています。
Amazonで「Apple Watch Series 11」をチェックする
楽天市場で「Apple Watch Series 11」をチェックする
ヤフーショッピングで「Apple Watch Series 11」をチェックする
米国 Amazon.comで「Apple Watch Series 11」をチェックする
他のおすすめのライバル機種と価格を比較
Apple Watch Series 11に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Galaxy Watch8
Samsungから発売されたWear OS 6.0搭載のスマートウォッチです(2025年8月1日に発売)。
1.34/1.47インチのSuper AMOLED タッチスクリーン(40mm/44mmモデル・最大輝度3000nits)、最大40時間駆動できるバッテリー、Exynos W1000プロセッサ、2GB RAM、32GBストレージ、生体電気インピーダンス解析センサー・電気心拍センサー・光学式心拍センサー、GPSセンサーを搭載しています。
また、Gemini連携機能、One UI 8 Watc、AIコーチ、100種類以上のエクササイズ記録、エナジースコア、就寝時刻ガイダンス、血管負荷測定、抗酸化指数測定、体組成、睡眠トラッキング、ストレス測定、バンド交換システム「ダイナミックラグシステム」に対応。
音楽再生、Bluetooth通話、Google Gemini(音声アシスタント)、デュアルGPS、通知の受信、カメラのリモート操作、スマートフォンの検索、天気予報、5ATM + IP68防水、ワイヤレス充電、FeliCa、専用アプリ(Samsung Health、Galaxy Wearable)、Bluetooth 5.3、Wi-Fi4、デュアルGPS (L1+L5) にも対応しています。
価格は、Amazonで53,536円(40mmモデル/Classicモデルは82,900円・税込)、楽天市場で57,900円(Classicモデルは75,980円)、米国 Amazon.comで$469.99(Classicモデル)、です。
関連記事:Galaxy Watch8/Classicレビュー!Watch7との違いと評価
Amazonで「Galaxy Watch8」をチェックする
Google Pixel Watch 3
Googleから発売されたWear OS 5.0搭載のスマートウォッチです(2024年9月10日発売)。
Qualcomm SW5100、2GB メモリ、1.6/1.7インチのActua液晶、32 GB eMMCストレージ、 307 mAh / 420 mAh バッテリー、スピーカー、マイク搭載で、
高度なランニング機能、Suica決済、音楽再生、Bluetooth通話、4G通信(LETモデルのみ)、「朝のブリーフィング」機能、Googleサービスの連携、最大輝度 2000 ニト、カスタム 3D Corning Gorilla Glass 5、安全確認機能、40種類以上のスポーツモード、自動検出、エナジースコア、有酸素運動負荷、バッテリー セーバーモード(最長36時間)、5気圧防水、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで42,600円(税込)、楽天市場で46,800円(未開封品)、ヤフーショッピングで52,800円、AliExpressで43,470円、米国 Amazon.comで$242.99、です。
関連記事:Pixel Watch 3徹底レビュー!できること・評価・進化点を比較解説
Amazonで「Google Pixel Watch 3」をチェックする
HUAWEI WATCH 5
ファーウェイから発売されたハイエンドなスマートウォッチです(2025年6月3日に発売)。
1.38インチ/1.5インチ LTPO 2.0 AMOLEDカラースクリーン(解像度466×466ピクセル, 最大輝度3000nit)
46mmモデル標準モード通常使用で約4.5日間、42mmモデル標準モード通常使用で約3日間駆動できるバッテリー、光学式心拍センサー 6.0を搭載しています。
また、HUAWEI X-TAP技術を活用したヘルスケアチェック、ヘルスケアチェック機能「Health Glance」、高性能NPUを活用したスマートジェスチャー操作、心電図(ECG)・心拍数・睡眠・血中酸素(10秒)・ストレス・体温のモニタリング、情緒モニタリング機能、100種類以上のワークアウトモード、ゴルフナビ機能、カラーマップナビゲーションに対応。
5気圧防水(IP69準拠、水深40mまでのフリーダイビングに対応)、ワイヤレス急速充電(約15分の充電で約1日使用可能)、、音楽ファイルの保存と再生、ウォッチフェイスのカスタマイズ、HUAWEI Healthアプリ、アプリ追加(HUAWEI AppGallery)、Wi-Fi 6、eSIMによるBluetooth通話、L1+L5デュアルバンド対応マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、などにも対応しています。
価格は、Amazonで69,800円(税込)、楽天市場で64,800円~(送料無料)、ヤフーショッピングで64,800円、AliExpressで47,548円、です。
関連記事:HUAWEI WATCH 5徹底レビュー!WATCH 4と機能・健康管理を比較
Amazonで「HUAWEI WATCH 5」をチェックする
Garmin Venu X1
Garminから発売された独自OS搭載のスマートウォッチです(2025年6月26日に発売)。
2インチのAMOLED タッチスクリーン、スマートウォッチモードで約8日間駆動できるバッテリー、GPSセンサー、第5世代光学式心拍計センサーを搭載しています。
また、フルカラーの地図機能、ゴルフ機能、LEDフラッシュライト機能、高度な分析機能(「トレーニングレディネス」、「持久力スコア」など)、100種類以上のスポーツアプリ、ヘルスケアモニタリング機能(皮膚温度・「睡眠コーチ」、「Body Battery」、「お昼寝検出」)、スマート機能(音声コマンド、音声操作、株価トラッカー、電卓、カレンダー、スマホ探索など)に対応。
通話機能、決済(Suica/Garmin Pay)、音楽再生(単体)、マルチGNSS、通知の受信(LINE対応)、天気予報、Connect IQアプリ、Bluetooth、Wi-Fi、ANT+、5気圧防水にも対応しています。
価格は、Amazonで118,000円、楽天市場で117,891円(送料無料)、ヤフーショッピングで117,891円(送料無料)、AliExpressで115,859円、米国 Amazon.comで$799.99、です。
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