2025年2月14日に日本で発売されたサムスンのフラッグシップスマートフォン「Galaxy S25 Ultra」は、新世代のプロセッサとさらに進化した「Galaxy AI」を搭載し、スマートフォンの新たな基準を打ち立てるモデルとして大きな注目を集めています 。
このレビューでは、Galaxy S25 Ultraを実際に2ヶ月以上使い込み、その圧倒的なパフォーマンスから、日常を劇的に変えるAI機能、そしてプロレベルのカメラ性能までを徹底的に検証。前モデル「Galaxy S24 Ultra」から何が、そしてどのように進化したのかを、具体的な体験を交えながら詳しく解説します。
【先に結論からお伝えしましょう】
Galaxy S25 Ultra の長所(Pros):
- 新世代プロセッサ「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」による圧倒的な処理性能
- Google Geminiとの連携など、実用性が飛躍したAI機能群
- 前モデル比で15gも軽量化された、持ちやすく洗練されたデザイン
- 屋外でも驚くほど見やすい、反射防止性能に優れたディスプレイ
- 5000万画素に進化した超広角カメラによる、高精細なマクロ撮影
- 7年間のOS・セキュリティアップデート保証による長期的な安心感
Galaxy S25 Ultra の短所(Cons):
- 20万円に迫る、非常に高価な価格設定
- Sペンのカメラリモートシャッター機能が廃止された点
- microSDカードによるストレージ拡張に非対応
- 業界最速とは言えない充電速度
総合評価:
Galaxy S25 Ultraは、現在考えられるスマートフォンの技術のすべてを最高レベルで詰め込んだ、まさに「妥協なき一台」です。日常の利便性を高めるAIパートナーとして、またプロの要求にも応えるクリエイティブツールとして、価格に見合うだけの圧倒的な体験価値を提供します。最高の性能と未来の機能を求めるすべての人に、自信を持っておすすめできるフラッグシップモデルです。
<この記事で分かること>
- Galaxy S25 Ultraのデザイン、サイズ、重量、カラーバリエーションの詳細
- 前モデルGalaxy S24 Ultraとのデザインと耐久性の比較
- ディスプレイの性能と、屋外での圧倒的な見やすさ
- Snapdragon 8 Elite for Galaxyの処理性能とAntutuベンチマークスコア
- 『原神』『Call of Duty』など人気ゲームの動作とフレームレート
- 進化したAI機能(Gemini連携、Now Brief、オーディオ消しゴムなど)の詳細
- カメラの性能(超広角、ズーム、マクロ、夜景)と豊富な作例
- 実際の使用環境におけるバッテリーの持続時間と充電性能
- Sペンの使い勝手とAI連携ノート機能の進化点
- メリット・デメリットの総まとめと、どんな人におすすめか
- 項目別の詳細な5段階評価とその理由
- キャリアごとのお得な購入方法とSIMフリーモデルの価格
この記事を最後まで読むことで、Galaxy S25 Ultraを購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Samsung Galaxy S25 Ultra(ギャラクシーエス25ウルトラ) | Galaxy AI | Samsung Japan 公式
デザインと耐久性:Galaxy S25 Ultra ~洗練されたフォルムとタフネスの両立~
ここでは、Galaxy S25 Ultraを手にした最初の印象から、そのデザインの進化、そして毎日使う上で欠かせない耐久性について、前モデルのGalaxy S24 Ultraと比較しながらレビューしていきます。
手にした瞬間に感じる進化、15gの軽量化が生んだ快適性
Galaxy S25 Ultraを箱から取り出して最初に感じたのは、「想像以上に軽い」という驚きでした 。スペック上では、前モデルのGalaxy S24 Ultraが233gだったのに対し、S25 Ultraは218gと約15g軽量化されています 。わずかな差に思えるかもしれませんが、この違いは歴然です。実際に、6.9インチという大画面にもかかわらず、長時間手に持っていても疲れにくく、軽快な操作感を実現しています 。
以前使っていたGalaxy S24 Ultraでは、動画視聴や電子書籍を読んでいると、その重さで持ち替えることがしばしばありました。しかしS25 Ultraでは、その重さが気にならなくなり、よりコンテンツに没頭できるようになったのは嬉しい変化です 。本体サイズは高さが162.8mm、幅が77.6mm、厚さが8.2mmと、Galaxy S24 Ultra(高さ162.3mm、幅79.0mm、厚さ8.6mm)に比べてわずかに縦長になったものの、幅と厚みが抑えられており、手の収まりも良くなったように感じます 。
<サイズ・重量の違い>
- Galaxy S25 Ultra:高さ約162.8mm、幅約77.6mm、厚さ約8.2mm、重量 約218g
- Galaxy S24 Ultra:高さ約162.3mm、幅約79.0mm、厚さ約8.6mm、重量 約233g
角張ったフォルムの刷新、所有感を満たすデザイン
デザイン面では、Galaxy S24 Ultraの角張ったソリッドな印象から、さらに洗練された「板」のようなフォルムへと進化しました 。側面のエッジが完全なフラット形状になったことで、まるで一枚の金属板のような塊感があり、非常にモダンで高級感が漂います 。このフラットな側面は、ケースを装着した際にしっかりと指に引っかかり、グリップ感を向上させてくれるため、不意に手から滑り落ちる不安を軽減してくれました 。
背面はすりガラスのようなマット仕上げで、指紋が付きにくいのが特徴です 。私が試した「チタニウム シルバーブルー」は、光の当たり方で表情を変える美しいカラーでした 。カラーバリエーションは、Galaxy S24 Ultraの3色展開から、オンライン限定色を含む7色へと大幅に増え、選ぶ楽しさが広がったのも魅力的なポイントです 。
カメラ部分のデザインも変更点の一つです。Galaxy S24 Ultraではボディカラーに合わせたリングでしたが、S25 Ultraでは縁が太いブラックのリングになり、より存在感を主張するデザインになりました 。この点は好みが分かれるかもしれませんが、パワフルな性能を象徴しているようで、個人的には気に入っています。
<カラーの違い>
Galaxy S25 Ultra:チタニウム シルバーブルー、チタニウム ブラック、チタニウム グレー、チタニウム ホワイトシルバー、Samsung.com限定でチタニウム ジェットブラック、チタニウム ジェードグリーン、チタニウム ピンクゴールド
Galaxy S24 Ultra:チタニウム グレー、チタニウム ブラック、チタニウム バイオレット
日常使いでの安心感、シリーズ最高峰の堅牢性
毎日持ち歩くスマートフォンだからこそ、耐久性は非常に重要です。その点、Galaxy S25 Ultraは非常に高い安心感を与えてくれます。フレームには引き続き強力なチタニウム素材が採用され、ディスプレイを保護するガラスは、Galaxy S24 Ultraの「Gorilla Armor」からさらに進化した「Corning® Gorilla® Armor 2」へとアップグレードされています 。この新しいガラスは、コンクリート上への2.2mの落下にも耐えうるとされており、日常のふとした衝撃からもしっかりと画面を守ってくれます 。
もちろん、IP68等級の防水・防塵性能にも対応しているため、キッチンなどの水回りや、突然の雨の中でも安心して使用できます 。本体に内蔵されているSペンも、本体に収納されている状態であれば同様の防水・防塵性能を備えているので、アクティブなシーンでも心強いです 。
細部へのこだわりと、惜しいポイント
ディスプレイを囲むベゼルは極めて細く、上下左右の太さが均一に整えられています 。これにより、動画やゲームプレイ時の没入感は格別です 。ボタンやポートの配置も考え抜かれており、右側面には電源ボタンと音量ボタンが集約され、左側面には何もなくクリーンな印象です。本体上部にはマイクが2つ、そして下部には左からSペンスロット、スピーカー、USB Type-Cポート(USB 3.2 Gen 1対応)、マイク、SIMスロットが整然と並んでいます。
一方で、いくつか惜しい点もあります。まず、その下部スピーカーの位置が左側にあるため、YouTubeや「原神」のようなゲームを横向きでプレイする際に、左手でスピーカーを塞いでしまうことがありました 。また、前モデルと同様にmicroSDカードスロットは非搭載のため、外部ストレージによる容量拡張はできません 。有線イヤホンを接続するためのイヤホンジャックも非搭載です。
そして、Galaxy S24 Ultraでは重宝していたSペンのリモートシャッター機能(エアアクション)が、S25 Ultraでは非対応となりました 。友人との集合写真を撮る際に便利だっただけに、この機能の廃止は少し残念に感じます 。
<Galaxy S25 Ultraの付属品>
- 本体
- Sペン
- SIM取り出し用ピン(試供品)
- USBケーブル(C to C/試供品)
- 取扱説明書
まとめ:デザインと耐久性
- 第一印象:前モデルGalaxy S24 Ultraから15gも軽量化され、6.9インチの大画面とは思えない軽快さに驚く
- デザインコンセプト:側面がフラットになりグリップ感が向上し、より洗練された「板」のようなフォルムへと進化
- 素材と質感:指紋が付きにくいマットな背面と高級感のあるチタニウムフレームが所有欲を満たす
- 堅牢性:Gorilla Armor 2とIP68防水防塵に対応し、日常のあらゆるシーンで安心して使えるタフネスさを備える
- 注意点:横持ち時に手で塞ぎやすいスピーカー位置と、Sペンの一部機能が廃止された点は惜しい
ディスプレイ:Galaxy S25 Ultra ~ベゼルレスの極致、最高の没入体験~
ここでは、Galaxy S25 Ultraのディスプレイがもたらす視覚体験に焦点を当てます。前モデルGalaxy S24 Ultraから進化した映像美、デザインとの調和、そして屋外での視認性という3つの観点から、その実力を詳しくレビューします。
映像美と滑らかさがもたらす、至高のエンタメ体験
Galaxy S25 Ultraの電源を入れて最初に心奪われるのは、その圧倒的な映像美です。「Dynamic AMOLED 2X(有機EL)」ディスプレイは、息をのむほど色彩豊かで、特に黒の表現力は格別です 。NetflixでHDR対応の映画を鑑賞した際には、暗いシーンでの俳優の表情や衣装の質感まで繊細に描き出し、まるで小さな映画館にいるかのような体験でした。
3120 x 1440 (Quad HD+)という極めて高い解像度も、写真やテキストのディテールをシャープに映し出します 。
さらに、最大120Hzの可変リフレッシュレートが、あらゆる操作を驚くほど滑らかにします 。X(旧Twitter)のタイムラインを高速でスクロールしても文字がぶれることなく、指に吸い付くように追従する感覚は、一度味わうと元には戻れません。この滑らかな表示は、Galaxy S24 Ultraから続く美点ですが 、S25 Ultraでは後述するデザインの進化により、その快適さが一層際立っています。
画面サイズの拡大と、極限まで削ぎ落とされたベゼル
前モデルのGalaxy S24 Ultraの6.8インチから 、S25 Ultraでは6.9インチへとわずかに大型化しました 。この0.1インチの差は、数字以上に大きなインパクトがあります。理由は、極限まで細く、しかも上下左右が均一なベゼルです。このベゼルと拡大された画面サイズが相まって、まるで映像だけが手の中に浮いているかのような、より広大で没入感のある視覚体験を生み出しています。
中央上部のパンチホール型インカメラも非常に小さく、動画視聴中に気になることはほとんどありません。Galaxy S24 Ultraもフラットディスプレイでしたが 、S25 Ultraはさらにベゼルを削ぎ落としたことで、コンテンツへの没入感を新たなレベルへと引き上げています。大画面ながら実用的な「片手モード」も健在で、画面全体が同じ比率で縮小されるため、片手がふさがっている状況でもスムーズに操作できるのは非常に便利でした。
<ディスプレイサイズの違い>
- Galaxy S25 Ultra:約6.9インチ、解像度 3120 x 1440 (Quad HD+) のDynamic AMOLED 2X(有機EL)
- Galaxy S24 Ultra:約6.8インチ、解像度 3120 x 1440 (Quad HD+) のDynamic AMOLED 2X(有機EL)
どんな場所でもクリアに、驚異の屋外視認性
Galaxy S25 Ultraのディスプレイが真価を発揮するのは、日差しの強い屋外です。先日、晴れた日に公園のベンチでKindleの読書を試した際、その実力に改めて驚かされました。ディスプレイを覆うガラスが「Corning® Gorilla® Armor 2」にアップグレードされており、その強力な反射防止コーティングのおかげで、周囲の景色や自分の顔の映り込みが劇的に減少しています 。
<保護ガラスの違い>
- Galaxy S25 Ultra:Corning Gorilla Armor 2
- Galaxy S24 Ultra:Corning Gorilla Armor
最大2,600ニトという非常に高い輝度も、Galaxy S24 Ultraから引き継がれた強力な武器です 。この明るさと優れた反射防止性能が組み合わさることで、まるで上質な紙の本を読んでいるかのように、直射日光の下でも文字がはっきりと読めました。この視認性の高さは、地図アプリを確認しながら街を歩いたり、屋外で撮影した写真をその場で確認したりする際に、絶大な効果を発揮します。
<Galaxy S25 Ultraのディスプレイ仕様>
- サイズ: 約6.9インチ (174.2mm)
- 種類: Dynamic AMOLED 2X(有機EL)
- 解像度: 3120 x 1440 (Quad HD+)
- リフレッシュレート: 最大120Hz(可変式)
- 特殊加工: Corning Gorilla Armor 2、反射防止コーティング
- その他: Sペン対応、HDR対応
まとめ:ディスプレイ
- 表示品質:Dynamic AMOLED 2Xは色彩豊かで、QHD+の高解像度により写真も映像も極めて精細に表示
- 屋外での視認性:最大2600ニトの輝度とCorning Gorilla Armor 2の強力な反射防止性能で、直射日光下でも驚くほど見やすい
- 滑らかさ:最大120Hzの可変リフレッシュレートが、スクロールからゲームまで全ての操作を滑らかで快適なものにする
- 没入感:前モデルGalaxy S24 Ultraよりもさらに細くなった均一なベゼルが、コンテンツへの圧倒的な没入感を生み出す
- 操作性:フラットディスプレイはSペンでの書き込みに最適で、実用的な「片手モード」も搭載し大画面のデメリットを巧みにカバー
パフォーマンスと冷却性能:Galaxy S25 Ultra ~日常を異次元に加速させる、新世代のプロセッサ~
ここでは、Galaxy S25 Ultraのプロセッサーの進化から、実際のマルチタスク性能、そして高性能を支える冷却システムまで、その実力を徹底的にレビューします。前モデルGalaxy S24 Ultraからどれほどの進化を遂げたのか、その圧倒的なパフォーマンスに迫ります。
プロセッサは新世代へ、Snapdragon 8 Elite for Galaxyの技術的進化
Galaxy S25 Ultraのパフォーマンスを支えるのは、Galaxyのために特別に最適化された最新SoC(プロセッサー)「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」です。前モデルGalaxy S24 Ultraが搭載していた「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」から、アーキテクチャと製造プロセスの両面で大きな世代交代を果たしました。
最も大きな違いは、CPUの設計思想です。汎用のCortexコアを採用していた前世代に対し、S25 UltraはQualcomm独自の「Oryon V2」アーキテクチャを全面的に採用。高性能コア「Phoenix-L」2基(最大4.47GHz)と、高効率コア「Phoenix-M」6基(最大3.53GHz)からなるオクタコア構成で、特定の処理だけでなく、あらゆる場面での効率と性能を向上させています。さらに、製造プロセスも4nmから3nmへと微細化されたことで、電力効率が大幅に改善されました。
グラフィック性能を司るGPUも、前モデルの「Adreno 750」から新設計の「Adreno 830」へと進化しています。3DMarkのベンチマークスコアでは、Galaxy S24 Ultraを大きく上回る結果を示し、グラフィック処理能力の飛躍的な向上を証明しました。この進化したCPUとGPUが、日常のあらゆる操作をこれまでにないレベルの快適さへと引き上げています。
アプリの切り替えも瞬時に、ストレスフリーな日常操作
この進化したプロセッサーの恩恵は、日々のあらゆる操作で体感できます。例えば、Chromeで複数のタブを開きながら調べ物をし、その内容をMicrosoft Wordにまとめ、合間にYouTubeで音楽を流すといったマルチタスク作業。Galaxy S24 Ultraでも十分快適でしたが、S25 Ultraではアプリ間の切り替えがさらに高速化し、まるでデスクトップPCのような感覚で作業ができます。
特に、Adobe LightroomでRAW画像の現像を行った際には、その差は歴然でした。プレビューの表示や書き出しにかかる時間が明らかに短縮され、作業のテンポが格段に向上。高解像度の動画編集アプリLumaFusionでのプレビュー再生も非常にスムーズで、クリエイティブな作業におけるストレスを一切感じさせません。これは、まさにプロセッサーの純粋な処理能力の向上を物語っています。
高性能を維持する冷却システム、発熱とのバランス
これだけの高性能を発揮するため、高負荷な作業時には本体がそれなりに熱を持ちます。4K動画の書き出しや、複数のアプリを長時間バックグラウンドで動かした際には、フレーム上部がじんわりと温かくなるのを感じました。しかし、Galaxy S24 Ultraと比較して、パフォーマンスの低下(サーマルスロットリング)は感じにくく、前モデル比で40%も大型化されたベイパーチャンバーが効率的に熱を拡散していることがうかがえます。
一部では前モデルより発熱するという意見も見られますが、私の使用感では、高負荷時の温度上昇は緩やかで、性能維持能力は向上している印象です。日常的なブラウジングやSNSのチェックではほとんど熱を持つことはなく、圧倒的なパフォーマンスと熱管理のバランスは非常に高いレベルで両立されています。
すべてを支える超高速メモリとストレージ
この快適なパフォーマンスを縁の下で支えているのが、超高速なメモリとストレージです。メモリには、業界最速クラスである12GBの「LPDDR5X-10667」規格を採用。これは最大10.67Gbpsという驚異的な転送速度を誇り、Galaxy S24 Ultraが採用していたLPDDR5X-8533(最大8.53Gbps)から大幅に高速化されています。この速度が、アプリの起動やデータの読み込みを瞬時に完了させます。
ストレージも「UFS 4.0」規格に対応しており、ファイルの読み書き速度は非常に高速です。ただし、前モデルと同様にmicroSDカードには対応していないため、大容量のデータを取り扱う場合は、内蔵ストレージの容量選びが重要になります。
<Galaxy S25 UltraのCPU・メモリ・ストレージ仕様>
- 名称: Snapdragon 8 Elite for Galaxy
- 製造プロセス: 3nm
- CPUアーキテクチャ: Oryon V2
- CPU構成: オクタコア (2x Phoenix-L @ 4.47GHz + 6x Phoenix-M @ 3.53GHz)
- GPU: Adreno 830
- メモリ: 12GB LPDDR5X-10667
- ストレージ: 256GB / 512GB / 1TB (UFS 4.0)
まとめ:パフォーマンスと冷却性能
- プロセッサー性能:新世代のSnapdragon 8 Elite for Galaxyは、3nmプロセスとOryon V2コアにより、前モデルを凌駕する圧倒的な処理能力を実現
- 日常操作の快適さ:Webブラウジングから重い画像編集まで、あらゆる操作が驚くほどスムーズで、マルチタスクもストレスフリー
- 冷却性能:大型化したベイパーチャンバーにより、高負荷時でもパフォーマンスの持続性が向上し、発熱とのバランスも良好
- メモリとストレージ:最大10.67Gbpsを誇る超高速メモリとUFS 4.0ストレージが、システム全体のレスポンスを異次元のレベルに引き上げている
- 拡張性:microSDカードには非対応のため、購入時のストレージ容量の選択が重要
Antutuベンチマーク
「Galaxy S25 Ultra」が搭載するQualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約 250万~280万点(2831596) 前後を記録しています。
平均スコアは約260万点(2664449)です。
- 例1: Antutu V10 総合で「2831596」、CPUで「681373」、GPUで「1298716」、MEMで「471570」、UXで「379937」
- 例2: Antutu V10 総合で「2664449」、CPUで「633836」、GPUで「1172517」、MEMで「486425」、UXで「371671」
- 例3: Antutu V10 総合で「2517502」、CPUで「612271」、GPUで「1082652」、MEMで「458910」、UXで「363669」
同じプロセッサは標準モデル「Galaxy S25」にも搭載されています。
例: Antutu V10 総合で「2072533」、CPUで「496509」、GPUで「824621」、MEMで「413050」、UXで「338353」
また、薄型軽量モデル「Galaxy S25 Edge」にも搭載されています。
例: Antutu V10 総合で「2209231」、CPUで「574454」、GPUで「842258」、MEMで「437572」、UXで「354947」
Snapdragon 8 Elite性能を比較
Galaxy S25 Ultraが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Dimensity 9400 (OPPO Find X8)・・・Antutu:300万
- Snapdragon 8 Elite for Galaxy(Galaxy S25 Ultra)・・・Antutu:250万
- MediaTek Dimensity 9300+ (Xiaomi 14T Pro)・・・Antutu:200万
- Snapdragon 8 Gen3 (Galaxy S24 Ultra)・・・Antutu:190万
- Snapdragon 8s Gen 3 (AQUOS R9 Pro)・・・Antutu:150万
- Apple A18 Bionic (iPhone 16)・・・Antutu:150万
- Snapdragon 8 Gen 2 (AQUOS R8 pro)・・・Antutu:140万
- Dimensity 8300 Ultra (Xiaomi 14T/POCO X6 Pro)・・・・・・Antutu:140万
- Snapdragon 8 Gen 1 (AQUOS R7/motorola edge30 PRO)・・・Antutu:117万
- Tensor G4 (Google Pixel 9/Pro/Pro XL)・・・Antutu:約 115万
<ベンチマーク結果の比較から分かること>
Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxyは、Dimensity 9400に次ぐ非常に高い処理性能を持つプロセッサであり、特に前世代のSnapdragon 8 Gen3から大きな性能向上を果たしています。他の多くの競合製品や既存のハイエンド製品と比較しても、その性能は突出しており、搭載されるGalaxy S25 Ultraは極めて高いパフォーマンスを発揮することが期待されます。
ゲーム性能:Galaxy S25 Ultra ~すべてのゲームを最高設定で楽しむ贅沢~
ここでは、Galaxy S25 Ultraが搭載する「Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy」が、実際のゲームプレイでどれほどのパフォーマンスを発揮するのかをレビューします。人気の高いゲームタイトルを最高設定でプレイし、その動作の快適さやフレームレートの安定性を検証しました。
原神 (Genshin Impact)
美麗なグラフィックで描かれる広大な世界を冒険する『原神』では、その真価を存分に体感できました。グラフィック設定を「最高」、フレームレートを「60」に設定した際、フィールドの探索はもちろん、元素爆発が激しく飛び交う深境螺旋での戦闘ですら、フレームレートはほぼ常に60FPSに張り付いていました。キャラクターを頻繁に切り替える場面や、オブジェクトが密集する都市部においてもカクつきを感じることはなく、滑らかなプレイ体験を提供してくれます。
フォートナイト (Fortnite)
100人で生き残りをかけて戦うバトルロイヤルTPS『フォートナイト』では、グラフィック設定を最高の「エピック品質」にしても、90FPSでの安定した動作に驚かされました。多くのプレイヤーが入り乱れる終盤の激しい撃ち合いや、複雑な建築バトルにおいてもフレームレートは揺るがず、プロレベルのプレイにも応えてくれる快適な操作感でした。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人のプレイヤーが戦う本格的なバトルロイヤルFPS『Call of Duty: Warzone Mobile』では、Galaxy S25 Ultraのポテンシャルが最大限に引き出されます。グラフィック設定を「最高」にしても、120FPSという極めて滑らかな描画を実現。敵との素早い撃ち合いや、乗り物での高速移動中でもフレームレートの低下はほとんどなく、一瞬の判断が勝敗を分ける状況で、PC版にも劣らないパフォーマンスを発揮しました。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
「ファイナルファンタジーVII」の世界を追体験できるコマンドバトルRPG『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』も、最高の環境で楽しめます。グラフィック設定を「最高品質」にしても、ゲームの上限である60FPSに張り付いたまま安定して動作します。派手なリミットブレイク技の演出や、美麗なカットシーンもコマ落ちすることなく、物語への没入感を一層高めてくれました。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
「ウマ娘」を育成するシミュレーションゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』では、その高品質な3Dモデルをストレスなく楽しむことができます。グラフィック設定を「高画質」にした状態で、18人のウマ娘が一斉に走るレースシーンにおいてもフレームレートは安定。その後のウイニングライブでも、滑らかで生き生きとしたパフォーマンスを堪能できました。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
宇宙を舞台に冒険を繰り広げるターン制RPG『崩壊:スターレイル』も、最高のグラフィック品質でプレイ可能です。画質設定を「最高」、フレームレートを「60」に設定した状態で、戦闘時の派手な必殺技演出から、作りこまれたマップの探索まで、常に滑らかな映像で楽しめました。高負荷がかかる場面でもフレームレートは極めて安定しており(平均58fps以上)、最高のグラフィック品質で銀河の冒険に集中できます。
まとめ:ゲーム性能
Snapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載したGalaxy S25 Ultraは、現在リリースされているほとんどのスマートフォン向けゲームにおいて、グラフィック設定を最高にしても、各タイトルが対応する最大フレームレートを安定して維持できる、卓越したゲーミング性能を誇ります。前モデルのGalaxy S24 Ultraも快適でしたが、大型化した冷却システムのおかげで、S25 Ultraは長時間のプレイでもパフォーマンスが落ちにくく、より安定した体験を提供してくれます。まさに、ゲーム好きにとって妥協のない選択肢と言えるでしょう。
AI機能:Galaxy S25 Ultra ~あなたの「次」を予測する、賢いパートナー~
ここでは、Galaxy S25 Ultraの真価とも言えるAI機能(カメラ関連を除く)に焦点を当てます。単なる便利機能の集合体だったAIが、いかにして日常に溶け込み、ユーザーの行動を予測する「パートナー」へと進化したのか。前モデルGalaxy S24 Ultraからの飛躍的な進化を、実際の体験を交えてレビューします。
AIが日常に溶け込む新体験、「Now Brief」と「Now Bar」
Galaxy S25 Ultraを使い始めて最も大きな変化を感じたのは、スマートフォンとの関わり方そのものでした。その中心にあるのが、新機能の「Now Brief」です 。これは、AIが私の行動パターンや好みを学習し、最適なタイミングで必要な情報をまとめて提示してくれるパーソナルブリーフィング機能 。前モデルのGalaxy S24 Ultraにはなかった、まさに未来的な体験です 。
例えば、朝起きるとロック画面の新機能「Now Bar」に通知があり、タップするとその日の天気、最初の会議の予定、そして気分に合わせたSpotifyのプレイリストが提案されます 。夜には、その日の歩数や消費カロリーといったヘルスケア情報のまとめが表示されるなど、私が情報を探しに行くのではなく、AIが私の生活リズムに合わせて情報を届けてくれるのです 。使えば使うほど自分に最適化されていく感覚は、まさにスマートフォンが賢い相棒になっていく過程そのものでした 。
アプリの壁を超える、Google Geminiとの深層連携
Galaxy S25 UltraのAIは、単一のアプリ内で完結するものではありません。サイドボタンを長押しするだけで起動する「Google Gemini」との深層連携が、その実力を物語っています 。これは、複数のアプリをまたいで作業を一度に指示できる、まさに「AIエージェント」と呼ぶにふさわしい機能です 。
先日、友人との食事の約束でこの機能を試しました。「近くで屋外席のあるペットフレンドリーなイタリアンレストランを探して、そのリストを友人にメッセージで送って」と話しかけるだけで、Geminiがレストランを検索し、候補をリストアップし、メッセージアプリを起動して下書きまで作成してくれたのです 。Galaxy S24 UltraのAIも優秀でしたが、このようなアプリ間のシームレスな連携はS25 Ultraならではの体験であり、生産性を劇的に向上させてくれました 。
日本語に本格対応したAIエージェント「Bixby」
Geminiがクラウド連携を得意とする一方で、デバイス制御のレスポンスに優れるのが、待望の日本語対応を果たしたサムスン独自のAIエージェント「Bixby」です。文脈を理解する能力が向上しており、「去年のイタリア旅行の写真を見せて」といった曖昧な指示でも、的確に写真を探し出してくれます。
また、SmartThingsとの連携も強力で、「家に近づいたらエアコンをつけて」といった家電操作もスムーズです。GeminiとBixby、二つの強力なAIエージェントを用途に応じて使い分けることで、スマートフォンの操作は新たな次元に入ったと感じます。
情報収集を加速するアシスト機能群
Galaxy S24 Ultraで高く評価されていたAIアシスト機能も、S25 Ultraでは着実に進化しています。SNSや動画を見ていて気になるものを指で囲むだけで検索できる「かこって検索」は、新たに再生中の音楽まで検索できるようになり、さらに便利になりました 。
また、サムスン純正ブラウザで使える「Webアシスト」は、情報収集の強力な味方です。海外の長文ニュースサイトを閲覧した際、ワンタップでページ全体を自然な日本語に翻訳し、さらに内容を箇条書きで要約してくれました。注目すべきは、ページ内の画像に含まれる英語テキストまでしっかり翻訳してくれた点です。これにより、言語の壁を感じることなく、効率的に情報収集ができました。
Sペンとの連携で輝く「ノートアシスト」
Galaxy Ultraシリーズの象徴であるSペンとAIの連携も、S25 Ultraで新たな高みに達しました。特に「ノートアシスト」機能には何度も助けられました。会議中にSペンで走り書きした乱雑なメモも、後からAIアイコンをタップするだけで、自動でテキスト化され、見やすいようにフォーマットを整えてくれます 。
さらに驚くべきは、その内容をAIが理解し、簡潔な要約まで作成してくれることです 。これにより、議事録作成の手間が大幅に削減できました。Galaxy S24 Ultraにも搭載されていた機能ですが、プロセッサーのAI性能向上により、処理速度と精度がさらに向上しているように感じます。
動画の音を編集する「オーディオ消しゴム」
Galaxy S25 Ultraで新たに追加された「オーディオ消しゴム」は、動画クリエイターでなくとも誰もが恩恵を受けられる画期的な機能です 。先日、公園で撮影した動画に強い風の音が入ってしまい、会話が聞き取りにくくなっていたのですが、この機能を使ってみて驚きました。
AIが動画内の音声を「話し声」「音楽」「風の音」といったカテゴリーに自動で分類し、スライダーを操作するだけで風の音だけをきれいに除去できたのです 。これまでなら諦めていたような動画も、共有できるクオリティに仕上げられる。これは、Galaxy S24 Ultraにはなかった、新たなクリエイティブの可能性を広げる強力な武器です 。
プライバシーとパーソナライズの両立
これだけ高度なパーソナライズ機能を使っていると、プライバシーが心配になるかもしれません。しかし、Galaxy S25 Ultraはその点にも配慮しています。「Personal Data Engine」がユーザーの好みや使用パターンといったデータを、強固なセキュリティを誇る「Knox Vault」内で、デバイス上で安全に分析します 。これにより、Now Briefのような個人に最適化された体験を、プライバシーを守りながら実現しています。外部にデータを送信することなく、AIの恩恵を受けられるこの仕組みは、使っていて大きな安心感につながりました。
<Galaxy S25 Ultraの主なAI機能>
- Google Gemini 連携: アプリ間の壁を超え、検索からメッセージ送信といった複数の操作を一度の命令で実行
- Bixby: 日本語に本格対応し、文脈を理解してデバイスや家電をスムーズに操作
- Now Brief: ユーザーの行動を学習し、天気や予定、健康情報などを最適なタイミングで要約・提示
- Now Bar: ロックを解除することなく、音楽やタイマー、Now Briefの通知に素早くアクセスできる新機能
- かこって検索: 画面上のあらゆるモノや、再生中の音楽まで囲むだけで瞬時に検索
- Webアシスト: Webページや画像内のテキストを翻訳し、長文を要約
- ノートアシスト: 手書きメモのテキスト化、自動フォーマット、要約までをAIが実行
- オーディオ消しゴム: 動画内の風の音や雑音など、不要な音だけをAIが識別して除去
- Personal Data Engine: プライバシーを保護しつつ、オンデバイスでAI体験をパーソナライズ
まとめ:AI機能
- パーソナライズ機能:新搭載の「Now Brief」はユーザーの行動を学習し、必要な情報を先回りして提示する賢いパーソナルアシスタントへと進化
- AIエージェント:Google Geminiとの深層連携でアプリの壁を越えた操作が可能になり、日本語対応したBixbyがデバイス制御を担うことで、AIの役割が飛躍的に拡大した
- アシスト機能の進化:「かこって検索」は音楽検索に、「Webアシスト」は画像内翻訳に対応するなど、既存機能も着実に進化し、情報収集の効率が大幅に向上
- 生産性向上: 「ノートアシスト」や「文字起こしアシスト」は、Sペンや音声入力を活用した作業の生産性を劇的に高める
- プライバシー: Personal Data Engineにより、個人データをデバイス内で安全に処理し、安心して高度なパーソナライズ機能を利用できる
カメラ性能:Galaxy S25 Ultra ~日常を作品に変える、進化した万能カメラ~
ここでは、Galaxy S25 Ultraのカメラシステムについて、そのハードウェア構成の進化から、AIが支える新機能、そして実際の撮影体験までを深く掘り下げます。前モデルGalaxy S24 Ultraから何が変わり、どのような写真や動画が撮れるようになったのか、作例を交えながらその魅力をレビューします。
カメラ構成の進化点:5000万画素になった超広角カメラ
Galaxy S25 Ultraは、前モデルGalaxy S24 Ultraの強力なカメラ構成を継承しつつ、重要なアップグレードを遂げています。2億画素の広角カメラ、1000万画素の光学3倍望遠カメラ、そして5000万画素の光学5倍望遠カメラという布陣はそのままに、今回最も大きく進化したのが超広角カメラです 。Galaxy S24 Ultraの1200万画素から、一気に5000万画素へと高画素化されました 。
この進化は、特にマクロ撮影で絶大な効果を発揮します。Galaxyのカメラは被写体に近づくと自動で超広角レンズを使ったマクロモードに切り替わりますが、S25 Ultraではこの高画素センサーのおかげで、驚くほど精細なディテールを描写できるようになりました。前モデルでは少し粗さが目立ったマクロ写真も、S25 Ultraなら息をのむほどシャープに撮影できます 。一方で、光学3倍望遠カメラは1000万画素のままであり、他のレンズと比べるとハードウェアの進化が見られない点は少し惜しいポイントです 。
<アウトカメラ構成の違い>
- Galaxy S25 Ultra:(アウトカメラ)約2億画素広角、約5,000万画素超広角(F1.9)、約5,000万画素光学5倍望遠、約1,000万画素光学3倍望遠
- Galaxy S24 Ultra:(アウトカメラ)約2億画素広角、約1,200万画素超広角(F2.2)、約5,000万画素光学5倍望遠、約1,000万画素光学3倍望遠
AIが支える撮影機能と、よりクリエイティブになったUI
Galaxy S25 Ultraのカメラは、AIによる画像処理エンジン「ProVisual Engine」によって、その真価を発揮します 。このAIは、Galaxy S24 Ultraからさらに賢くなり、色合いをより自然な方向へとチューニングしています。前モデルで時折見られた黄色みが強い描写や、彩度が高すぎる派手な色作りが抑えられ、見たままの美しい風景を忠実に記録できるようになりました。
さらに、One UI 7の新機能として、写真のフィルター機能を細かく調整できるようになったのも嬉しい進化です 。単にフィルターの強さを変えるだけでなく、色温度やコントラスト、彩度、さらにはフィルムのような粒子感(フィルムグレイン)まで自在に設定可能 。これにより、自分だけのオリジナルな作風を追求する楽しみが広がりました。カメラアプリのUIも改善され、より直感的で快適な撮影体験を実現しています。
実際の撮影と写り:あらゆるシーンを、より美しく
実際にGalaxy S25 Ultraを手に様々なシーンで撮影してみると、その万能さに驚かされます。日中の風景撮影では、AIが空の青や木々の緑を不自然にならない範囲で引き立て、記憶に近い鮮やかな一枚に仕上げてくれます。特に素晴らしいのがズーム性能。コンサートで遠くのステージを撮影した際、光学5倍や光学相当10倍ズームでも画質の劣化をほとんど感じさせず、アーティストの表情までクリアに捉えることができました 。デジタルズームもAIの補正が非常に優秀で、30倍でも十分に実用的な画質を保ちます。
夜景撮影では、Galaxy S24 Ultraと比べて、街灯などの強い光源の白飛びがさらに抑えられ、ビルの暗い部分のディテールもしっかりと残っていました 。ノイズもほとんどなく、手持ちでも三脚を使ったかのようなクリアな夜景が撮影できます。ポートレートモードでは、被写体の肌の色を健康的かつ自然に再現し、背景のボケ感も美しく、被写体を際立たせた印象的な写真が簡単に撮れました。
インカメラ性能:自然で美しいセルフィー体験
インカメラ(セルフィーカメラ)は、F値2.2、オートフォーカス対応の1200万画素センサーを搭載しており、ハードウェアのスペック自体はGalaxy S24 Ultraから変更ありません 。しかし、実際に撮影してみると、その写りには確かな進化を感じます。
最新の「ProVisual engine」による画像処理のおかげで、肌の質感が非常にナチュラルに、そして健康的に表現されるようになりました 。過度な補正がかかることなく、頬のチークやリップといったメイクの色も見たままに再現してくれます 。ポートレートモードを使えば、背景がふんわりと自然にボケて、被写体が際立つプロのようなセルフィーが手軽に撮影できました 。ハードウェアは同じでも、ソフトウェアの力でセルフィーの満足度は格段に向上しています。
動画撮影性能:手ブレ補正と色彩表現の新たな基準
Galaxy S25 Ultraの動画性能は、もはやスマートフォンの領域を超えているかもしれません。最も印象的だったのは、その強力な手ブレ補正です。公園で走り回る子供を追いかけながら撮影したのですが、映像は驚くほど滑らかで、まるでジンバルを使ったかのような安定感でした 。これなら動きの激しいシーンでも、安心して撮影を任せられます。
画質面では、HDR10+での撮影が標準となり、白飛びや黒つぶれを抑えた、よりダイナミックで豊かな色彩の映像を記録できます 。Galaxy S24 Ultraの動画を編集ソフトに取り込むと時々映像が明るくなりすぎることがありましたが、S25 Ultraではその点が改善され、撮影したままの自然な色と明るさで編集作業に入れるようになりました 。もちろん、最大で8K 30fpsという超高解像度での撮影も可能です 。
<Galaxy S25 Ultraのカメラ仕様、カメラ機能>
- 背面カメラ構成:
- 広角: 約2億画素 (F1.7, OIS)
- 超広角: 約5,000万画素 (F1.9)
- 望遠 (光学3倍): 約1,000万画素 (F2.4, OIS)
- 望遠 (光学5倍): 約5,000万画素 (F3.4, OIS)
- インカメラ: 約1,200万画素 (F2.2)
- ズーム機能: 光学3倍・5倍ズーム、光学相当2倍・10倍ズーム、最大100倍デジタルズーム
- 動画撮影: 最大8K 30fps
- 主なカメラ機能: ProVisual Engine 、ナイトグラフィー(夜間撮影) 、ポートレートモード 、Expert RAW 、Log動画撮影 、AIによるスペースズーム 、インスタントスローモーション、スーパーHDR、AI編集機能(AI消しゴムなど)
まとめ:カメラ性能
- ハードウェアの進化:超広角カメラが1200万画素から5000万画素へと大幅に進化し、特にマクロ撮影の画質が劇的に向上
- 画質と色再現性:AIによる画像処理がより自然な方向へ進化し、前モデルGalaxy S24 Ultraで見られた過度な色の強調が抑えられ、見たままの美しさを記録
- ズーム性能:光学5倍・10倍ズームは引き続き非常に高画質で、AI補正により最大30倍のデジタルズームも実用性が高い
- 動画性能:強力な手ブレ補正と標準対応したHDR10+撮影により、プロレベルの滑らかで色彩豊かな映像を誰でも簡単に撮影可能
- クリエイティビティ:フィルターのパラメーターを細かく調整できる新機能が追加され、より自分好みの作品作りを楽しめる
バッテリーと接続性:Galaxy S25 Ultra ~一日を支えるスタミナと、未来基準の通信性能~
ここでは、Galaxy S25 Ultraの生命線であるバッテリー性能と、日々のデータ通信を支える接続性に焦点を当てます。強力なパフォーマンスと一日中使えるスタミナは両立できるのか、そして通信機能は前モデルGalaxy S24 Ultraからどう進化したのか、実際の使用感を基にレビューします。
パワフルな一日を支える、頼れるバッテリー性能
Galaxy S25 Ultraのバッテリー容量は、前モデルのGalaxy S24 Ultraと同じ5,000mAhですが、実際の持続時間はプロセッサーの電力効率向上により改善されています。メーカー公称の動画連続再生時間も最大31時間ですが、実使用を想定したテスト(PCMark for Android)では、バッテリーが100%から20%になるまで19時間41分持続するという結果が出ています 。これは、同じテストで19時間13分だったGalaxy S24 Ultraを上回る数値であり、よりパワフルな性能にもかかわらず、スタミナが向上していることを示しています。
この優れた持続時間は、実際の日常生活において大きな安心感につながります。先日、朝100%の状態で家を出て、通勤中は音楽ストリーミングを楽しみ、日中は地図アプリで移動ルートを確認したり、昼休みにはYouTubeで1時間ほど動画を観たりと、かなりアクティブに使ってみました。それでも、夜帰宅した時点でのバッテリー残量は40%以上をしっかりと維持しており、モバイルバッテリーの出番は一度もありませんでした。まさに「1日は余裕で持つ」という言葉がぴったりで、充電のことを気にせずに一日を過ごせるのは、精神的にも非常に快適です。
短時間で復活する急速充電と、便利なワイヤレス充電
バッテリーの持続時間もさることながら、充電速度の速さも魅力です。Galaxy S25 Ultraは最大45Wの急速充電に対応しており、その速さは多忙な日常において大きな安心感を与えてくれます 。朝の準備中に充電を忘れていたことに気づいても、家を出るまでの30分弱で50%近くまで回復してくれるので、何度も助けられました。
もちろん、置くだけで手軽に充電できるワイヤレス充電にも対応しています。さらに、Galaxy S25 Ultraは新たに「Qi2」規格をサポートしており、対応する充電器を使えばマグネットで正しい位置に固定されるため、充電効率が向上しました 。これはGalaxy S24 Ultraにはなかった、着実な進化点です。
次世代規格に対応した、先進の接続性
Galaxy S25 Ultraは、接続性においても未来基準のスペックを備えています。最も大きな進化は、最新規格の「Wi-Fi 7(802.11be)」に対応したことです 。前モデルGalaxy S24 UltraのWi-Fi 6Eからアップグレードされたことで、通信の高速化と低遅延が実現されています 。自宅にWi-Fi 7対応ルーターを導入したところ、大容量のゲームアプリのダウンロード時間が明らかに短縮され、4K動画のストリーミングもさらに安定しました。
Bluetoothも、Galaxy S24 Ultraのv5.3からv5.4へと進化しています 。これにより、Galaxy Budsシリーズなどのワイヤレスイヤホンとの接続安定性が向上し、より途切れにくい快適な音楽体験ができました。一方で、高音質コーデックである「aptX Adaptive」に今回も非対応だった点は、オーディオにこだわるユーザーにとっては少し残念なポイントかもしれません 。
<Galaxy S25 Ultraのバッテリー仕様>
- バッテリー容量: 5,000mAh(標準)
- 動画再生時間: 最大31時間
- 有線充電: 最大45Wの急速充電に対応
- ワイヤレス充電: Qi2規格に対応
まとめ:バッテリーと接続性
- バッテリー持続時間:5,000mAhの大容量とプロセッサーの最適化により、通常の使い方であれば一日中安心して使える十分なスタミナを確保
- 充電性能:最大45Wの有線急速充電に加え、新たにマグネット対応のQi2ワイヤレス充電をサポートし、利便性が向上
- Wi-Fi性能:次世代規格のWi-Fi 7に新たに対応し、対応環境下では前モデルGalaxy S24 Ultraを上回る高速で安定した通信が可能
- Bluetooth性能:Bluetooth 5.4への進化により、ワイヤレス機器との接続安定性が向上
- 注意点:高音質コーデック「aptX Adaptive」には引き続き非対応であり、オーディオファンには物足りない可能性
Sペンとノート機能:Galaxy S25 Ultra ~思考を加速させる、AIとペンの融合~
ここでは、Galaxy Ultraシリーズの象徴であるSペンと、それを最大限に活用するノート機能についてレビューします。Galaxy S25 Ultraでは、AIとの連携が深化し、単なる手書きツールから「思考を整理し、加速させるパートナー」へと進化を遂げました。前モデルGalaxy S24 Ultraとの比較を交えながら、その実力に迫ります。
紙の書き味を超えた、直感的な手書き体験
Galaxy S25 UltraのSペンは、まさに「デジタルとアナログの融合」を体現しています。本体下部からカチッとSペンを抜き出すと、画面がオフの状態でも即座にメモが取れる「画面オフメモ」が起動します。先日、急なクライアントとの電話会議でPCを開く暇もなくS25 Ultraを取り出した際、この機能に救われました。走り書きで要点をメモしたのですが、その書き心地は驚くほど滑らか。遅延をほとんど感じさせず、まるで上質な紙にペンを走らせているかのような感覚で、思考を妨げられることがありませんでした。
ペンのサイズや握り心地はGalaxy S24 Ultraから大きな変更はありませんが、フラットディスプレイとの相性は抜群で、画面の端から端までストレスなく書き込めます。ただし、大きな変更点として、Galaxy S24 Ultraで愛用していたSペンのBluetooth機能が非対応となり、カメラのリモートシャッターとして使えなくなった点は明確なデメリットです。友人との集合写真で重宝していただけに、この機能の廃止は非常に残念に感じました。
AIがメモを再構築する「ノートアシスト」の衝撃
S25 UltraのSペンが真価を発揮するのは、AIと連携した「ノートアシスト」機能です。先ほどの電話会議で走り書きしたメモは、後から見返すと自分でも判読が難しいほど乱雑でした。しかし、ノートアプリでAIアイコンをタップするだけで、その手書き文字が瞬時にテキスト化され、さらに驚くべきことに、AIが内容を理解して見出しや箇条書きをつけた、整理されたフォーマットに自動で変換してくれたのです。
そして最も衝撃的だったのが「要約」機能です。1ページにわたる乱雑なメモが、わずか数秒で「要点」「決定事項」「次のアクション」といった項目にまとめられました。Galaxy S24 Ultraにも搭載されていた機能ですが、S25 UltraではプロセッサーのAI性能向上のおかげか、処理速度と要約の精度がさらに向上しているように感じます。これはもはや単なるメモアプリではなく、議事録作成の手間を劇的に削減してくれる、強力なビジネスツールです。
創造性を刺激する、SペンとAIの多彩な連携
Sペンの活躍の場は、ノート作成だけにとどまりません。Galaxy S24 Ultraから搭載された「かこって検索」は、Sペンの精密なペン先で使うことで、指よりもはるかに快適で正確な操作が可能です。Instagramで見かけたインテリアをSペンでサッと囲むだけで、瞬時に商品情報を検索できる体験は、情報収集のスタイルを根底から変えてくれます。
また、クリエイティブな機能として「AIスケッチ」も面白い体験でした。Sペンで簡単な猫のイラストを描いてみると、AIがそれを解釈し、水彩画風の本格的なイラストに仕上げてくれました。時折、意図しないユニークな作品が生まれることもありましたが、アイデアの種を広げたり、SNSの投稿に一味加えたりするのに最適な機能です。
<Galaxy S25 Ultraの主な手書き機能>
- Sペン: 本体内蔵、低遅延で自然な書き心地、筆圧感知に対応
- 画面オフメモ: スリープ状態からSペンを抜くだけで、すぐにメモが取れる
- ノートアシスト(AI連携):
- 手書き文字のリアルタイムテキスト変換
- メモの自動フォーマット(見出し、箇条書きなど)
- 長文メモの自動要約
- 手書きメモの傾き補正
- かこって検索: Sペンで囲んだ範囲の画像やテキストを瞬時に検索
- AIスケッチ: Sペンで描いたラフ画をAIがイラストに変換
- 翻訳機能: Sペンをテキストにかざすだけで単語や文章を翻訳
まとめ:Sペンとノート機能
- 手書き体験:紙のような書き心地と低遅延で、思考を妨げない自然な筆記感を実現
- AIによる生産性向上:ノートアシストの自動フォーマットと要約機能は、議事録作成などのビジネスシーンで絶大な効果を発揮
- シームレスな情報収集:Sペンを使った「かこって検索」は、指よりも正確で直感的な操作が可能
- 創造性の拡張:AIスケッチ機能は、手軽にアイデアをビジュアル化し、新たなインスピレーションを与えてくれる
- 進化した点と惜しい点:AIとの連携で生産性ツールとして大きく進化した一方、Galaxy S24 UltraにあったSペンのリモートシャッター機能が廃止されたのは残念
OSと機能:Galaxy S25 Ultra ~洗練されたUIと、日常を豊かにする多彩な機能~
ここでは、Galaxy S25 Ultraの体験の核となるOSとUI、そしてオーディオ性能から日々の決済、セキュリティに至るまで、その多彩な機能性をレビューします。前モデルGalaxy S24 Ultraからどう進化したのか、その使い勝手の良さに迫ります。
直感的で美しい新UI「One UI 7」と、7年間の長期サポート
Galaxy S25 Ultraには、最新のAndroid 15をベースにしたサムスン独自の「One UI 7」が搭載されています。Galaxy S24 UltraのOne UI 6.1からさらに洗練され、特に目を引くのが新機能の「Now Bar」です。ロック画面の下部に常時表示され、音楽の再生コントロールやタイマー、AIによる「Now Brief」の通知に素早くアクセスできます。これにより、スマートフォンをロック解除する手間が省け、片手での操作性が格段に向上しました。
UI全体のデザインも刷新され、ウィジェットのカスタマイズ性がさらに向上しています。通知の色やアイコンのデザインまで細かく変更できるため、自分だけのホーム画面を作り上げる楽しみがあります。システムの動作は非常に安定しており、3ヶ月間使っていてもフリーズなどの不具合は一度もありませんでした。
そして、何より素晴らしいのが7世代のOSアップデートと7年間のセキュリティアップデート保証です。これは前モデルGalaxy S24 Ultraから続く強力なサポート体制であり、高価なフラッグシップモデルを長期間安心して使い続けられるという、絶大な信頼感につながります。
鉄壁のセキュリティと、瞬時にロック解除する生体認証
セキュリティ面では、サムスン独自の強固なセキュリティプラットフォーム「Samsung Knox」が、個人情報をしっかりと保護してくれます。AI機能のパーソナライズを支える「Personal Data Engine」も、データをデバイス内で安全に処理するため、プライバシー面でも安心です。
日々のロック解除は、超音波式の画面内指紋認証と顔認証の両方に対応。特に指紋認証の速度と精度は驚異的です。ガラスフィルムを貼っていても瞬時に認証が完了し、手が少し湿っていても問題なく解除できました。Galaxy S24 Ultraも高速でしたが、S25 Ultraはさらにワンテンポ速くなった印象で、ストレスフリーな体験を提供してくれます。
深みを増したステレオスピーカーとオーディオ体験
Galaxy S25 Ultraは、オーディオ体験も着実に進化しています。本体の上下に搭載されたステレオスピーカーは、前モデルGalaxy S24 Ultraで感じられた高音域が強めのサウンドから、低音から中音域にかけての厚みが増した、より深みのあるサウンドへと変わりました。実際にSpotifyでお気に入りのアーティストの楽曲を聴き比べたところ、Galaxy S24 Ultraでは少し軽く聞こえていたベースラインが、S25 Ultraではしっかりと響き、ボーカルとの分離も明確に感じられました。
ソフトウェア面では、Dolby Atmosに対応しており、映画やライブ映像を視聴する際には、まるでその場にいるかのような臨場感あふれるサウンドを楽しめます。もちろん、イコライザー機能で自分好みの音質に細かく調整することも可能です。
ワイヤレスイヤホンで音楽を聴く際は、高音質コーデックのLDACに対応しています。一方で、同じく高音質なコーデックである「aptX Adaptive」には今回も非対応だった点は、対応ヘッドホンを持っているユーザーにとっては少し残念なポイントかもしれません。また、従来通り3.5mmイヤホンジャックは搭載されていません。
日常からビジネスまで、生産性を高める多彩な便利機能
Galaxy S25 Ultraは、日々の生活からビジネスシーンまで、あらゆる場面での生産性を高める多彩な機能を搭載しています。日本市場で必須のおサイフケータイ(FeliCa)にももちろん対応しており、駅の改札やコンビニでの支払いがスマートフォン一つでスムーズに行えます。
特に強力なのが、Galaxy独自の「Samsung DeX」機能です。出張先のホテルでモニターに接続するだけで、スマートフォンがデスクトップPCのようなUIに切り替わり、プレゼンテーション資料の最終確認や修正をPCと同じ感覚で行うことができました。これにより、重いノートPCを持ち運ぶ必要がなくなり、移動が非常に快適になりました。
その他にも、大画面を有効活用できる画面分割機能や、PCとのデータ連携をスムーズに行う「Smart Switch」、Galaxyデバイス間で手軽にファイルを共有できる「Quick Share」など、便利な機能が満載です。これらの機能が有機的に連携することで、Galaxy S25 Ultraは単なるスマートフォンを超えた、万能なデジタルハブとして機能します。
<Galaxy S25 Ultraの主な便利機能>
- One UI 7: Android 15ベースの最新UI。Now Barやカスタマイズ性の高いウィジェットを搭載。
- 7年間のアップデート保証: OSとセキュリティの両方で長期的なサポートを提供。
- Samsung Knox: ハードウェアレベルで個人情報を保護する強固なセキュリティ。
- 超音波式画面内指紋認証: 高速かつ高精度で、濡れた指でも認証可能。
- ステレオスピーカー: Dolby Atmos対応で、臨場感あふれるサウンドを実現。
- おサイフケータイ(FeliCa): SuicaやQUICPayなど、各種電子マネーに対応。
- Samsung DeX: スマートフォンをPCのように使えるデスクトップモード。
- 画面分割・片手モード: 大画面を効率的に活用するための便利な機能。
まとめ:OSと機能
- OSとUIの進化:新機能「Now Bar」を搭載したOne UI 7は、直感的でカスタマイズ性が高く、Galaxy S24 Ultraからさらに洗練された
- 長期的な安心感:7年間のOS・セキュリティアップデート保証により、長期間にわたって最新かつ安全な状態で使用できる
- オーディオ体験:スピーカーの音質が前モデルから向上し、より深みのあるサウンドを実現。ただしaptX Adaptiveは非対応
- セキュリティ:Samsung Knoxによる鉄壁の保護と、高速・高精度な超音波式指紋認証が日々の利用に安心感をもたらす
- 総合的な利便性:おサイフケータイやDeXモードなど、日本市場のニーズに応えつつ、生産性を高める独自機能が満載
Galaxy S25 Ultra vs. Galaxy S24 Ultra:主な違いを徹底比較
Galaxy S25 Ultraは、前モデルであるGalaxy S24 Ultraから多くの点で着実な進化を遂げています。ここでは、両モデルの主な違いを項目別に比較し、どのような点がアップグレードされたのかを詳しく解説します。
OSとサポート期間
- Galaxy S24 Ultra: Android 14をプリインストールしています。
- Galaxy S25 Ultra: Android 15をプリインストールし、7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデート(2032年1月31日まで)が保証されています。
- 違い:S25 Ultraは新しいOSで出荷され、7年間という非常に長期の公式サポートが明記されているため、長期間安心して使用できます。
サイズ、重量、デザイン
- Galaxy S24 Ultra: 162.3 x 79.0 x 8.6 mm、重量233g。
- Galaxy S25 Ultra: 162.8 x 77.6 x 8.2 mm、重量218g。
- 違い:S25 UltraはS24 Ultraよりも薄く、特に重量が15gも軽量化されています。これにより、大画面ながらも取り回しが向上しています。
耐久性
- Galaxy S24 Ultra: チタニウムボディとCorning® Gorilla® Armorガラスを採用しています。
- Galaxy S25 Ultra: 強力なチタニウムフレームに加え、より頑丈な「Corning® Gorilla® Armor 2」ガラスを搭載しています。
- 違い:S25 Ultraはディスプレイガラスがアップグレードされ、日常的な傷や落下に対する耐性がさらに向上しています。
カラー
- Galaxy S24 Ultra: チタニウム グレー、チタニウム ブラック、チタニウム バイオレットの3色展開です。
- Galaxy S25 Ultra: チタニウム シルバーブルー、ブラック、グレー、ホワイトシルバーに加え、オンライン限定色を含む計7色がラインナップされています。
- 違い:S25 Ultraはカラーバリエーションが大幅に増え、選ぶ楽しさが広がりました。
プロセッサ
- Galaxy S24 Ultra: Snapdragon® 8 Gen 3 for Galaxyを搭載しています。
- Galaxy S25 Ultra: 新世代のSnapdragon® 8 Elite for Galaxyを搭載。前世代比でCPU性能が約37%、GPU性能が約30%、AI処理を担うNPU性能が約40%向上しています 。
- 違い:プロセッサが世代交代し、特にAI処理能力が飛躍的に向上しました。これがS25 Ultraの多くの新機能の基盤となっています。
ディスプレイ
- Galaxy S24 Ultra: 約6.8インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイを搭載しています。
- Galaxy S25 Ultra: 約6.9インチに大型化し、ベゼルがさらに狭くなりました 。解像度やリフレッシュレートは同等です。
- 違い:ベゼルが細くなったことで画面サイズが拡大し、より没入感の高い視聴体験が可能になりました。
カメラ
- Galaxy S24 Ultra: 1200万画素の超広角カメラを搭載しています。
- Galaxy S25 Ultra: 超広角カメラが5000万画素に大幅アップグレードされました。また、AIを活用した「オーディオ消しゴム」や「Log動画撮影」などの新機能が追加されています 。
- 違い:ハードウェア面では超広角カメラの性能が大きく向上し、マクロ撮影の質が向上しました。ソフトウェア面でも動画編集機能などが強化されています。
AI機能
- Galaxy S24 Ultra: 「かこって検索」や「リアルタイム通訳」など、画期的なAI機能を搭載しています。
- Galaxy S25 Ultra: 既存の機能に加え、Google Geminiとの連携によるアプリ横断操作、「Now Brief」によるパーソナルアシスタント機能、日本語対応した「Bixby」など、AIがより能動的で実用的な「AIエージェント」へと進化しています。
- 違い:AI機能の進化が最も大きな違いです。S25 Ultraは単なる便利機能から一歩進み、ユーザーの行動を予測し、複数のアプリを連携させてタスクをこなす、より高度なAI体験を提供します。
その他
- Galaxy S24 Ultra: Wi-Fi 6Eに対応しています。
- Galaxy S25 Ultra: 次世代規格のWi-Fi 7に対応し、冷却用のベイパーチャンバーも大型化されています。
- 違い:S25 Ultraは通信機能がより未来志向になり、冷却性能の向上により長時間の高負荷な作業にも強くなっています。
発売日と価格
- Galaxy S24 Ultra: 2024年4月11日発売。SIMフリーモデル(256GB)の価格は189,700円でした。
- Galaxy S25 Ultra: 2025年2月14日発売。サムスンオンラインショップでの価格は199,800円(256GB)です。
- 違い:S25 Ultraは約10ヶ月後に発売され、価格も約1万円上昇しています。
まとめ:Galaxy S25 UltraとGalaxy S24 Ultraの違い
Galaxy S25 Ultraは、S24 Ultraからデザインや基本性能を順当に進化させつつ、特にプロセッサとAI機能の面で飛躍的なアップグレードを遂げています。超広角カメラのハードウェア更新や、15gという大幅な軽量化も、日々の使い勝手を向上させる重要なポイントです。一方で、S24 Ultraも依然として非常に高性能なデバイスであり、そのAI機能は多くの場面で十分強力です。S25 Ultraの魅力は、より高度なAI連携や将来性、そして細部にわたる完成度の向上にあると言えるでしょう。
Galaxy S25 Ultraのメリット・デメリット
Galaxy S25 Ultraは、サムスンの技術を結集した2025年のフラッグシップモデルです。AI機能が大幅に強化され、プロセッサーも新世代へと進化しました。しかし、その一方で前モデルから変更された点や、価格などの課題も存在します。
ここでは、Galaxy S25 Ultraを実際に使って感じたメリットとデメリットを、前モデルのGalaxy S24 Ultraや他機種との比較を交えながら詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:新世代SoCによる圧倒的なパフォーマンス
Galaxy S25 Ultraのプロセッサである「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」は、前モデルGalaxy S24 UltraのSoCから飛躍的な進化を遂げています 。CPU性能は約37%、GPU性能は約30%向上しており、AnTuTuベンチマークスコアではS24 Ultraの約217万点を大きく上回る約272万点を記録しました。
この性能差は、特に高負荷な作業で顕著に現れます。『原神』のような重い3Dゲームを最高画質設定でプレイしても、フレームレートが安定しており、S24 Ultra以上にスムーズな体験が可能です 。日常のアプリ切り替えやWebブラウジングも驚くほど快適で、すべてが瞬時に行われる感覚はまさに圧巻です。
メリット2:未来を先取りする、実用的なAI機能群
Galaxy S25 Ultraは、単なる高性能スマートフォンから「AIエージェント」へと進化しました 。特にGoogle Geminiとの深層連携は、Galaxy S24 Ultraにはなかった大きな強みです。「近くのレストランを検索して友人にメッセージを送る」といった、複数のアプリをまたぐ複雑な指示を一度の命令でこなせます 。
また、ユーザーの行動を学習して最適な情報を提示する「Now Brief」や、動画内の不要なノイズを除去する「オーディオ消しゴム」など、実用的な新機能が満載です 。これらのAI機能は、日々の生産性を劇的に向上させてくれます。
メリット3:大幅な軽量化と洗練されたデザイン
Galaxy S24 Ultraの重量が233gだったのに対し、S25 Ultraは218gへと約15gも軽量化されました 。この差は数字以上に大きく、手に持った瞬間に軽さを実感できます。長時間持っていても疲れにくく、大画面モデルのデメリットであった重さが大幅に改善されています。デザインも側面がフラットになり、よりモダンで洗練された印象になりました。グリップ感も向上しており、日常的な使いやすさという点で大きなメリットと言えます。
メリット4:さらに進化したディスプレイの没入感
ディスプレイは前モデルの6.8インチから6.9インチへと大型化し、ベゼルがさらに細くなったことで、圧倒的な没入感を実現しています 。ガラスも「Corning Gorilla Armor 2」にアップグレードされ、耐久性だけでなく、光の反射が従来以上に抑えられています 。日差しの強い屋外でも驚くほど画面が見やすく、Galaxy S24 Ultraの時点でも最高クラスだった視認性がさらに向上しました。
メリット5:超広角・マクロ撮影の大幅な画質向上
カメラのハードウェアで最も大きく進化したのが、超広角カメラです。Galaxy S24 Ultraの1200万画素から、5000万画素へと大幅に高画素化されました。これにより、広大な風景をより精細に撮影できるようになっただけでなく、被写体にグッと寄ったマクロ撮影の画質が劇的に向上しています。
メリット6:7年間のアップデート保証による長期的な安心感
Galaxy S24シリーズから引き続き、7世代のOSアップデートと7年間のセキュリティアップデートが保証されています。高価なフラッグシップモデルだからこそ、長期間にわたって最新の機能とセキュリティが提供されるという安心感は、非常に大きなメリットです。
メリット7:次世代規格に対応した接続性と向上したスピーカー音質
Galaxy S25 Ultraは、最新の通信規格であるWi-Fi 7とBluetooth 5.4に新たに対応しました。これにより、対応環境下ではGalaxy S24 Ultra(Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3)よりも高速で安定した通信が可能です 。また、内蔵ステレオスピーカーの音質も向上しており、S24 Ultraで感じられた軽めのサウンドから、より深みのある豊かな音を楽しめるようになりました。
【デメリット】
デメリット1:非常に高価な価格設定
最大のデメリットは、その価格です。SIMフリーの256GBモデルの発売時価格は199,800円と、Galaxy S24 Ultraの189,700円からさらに値上がりしました 。AI機能やパフォーマンスの向上は魅力的ですが、20万円に迫る価格は、誰もが気軽に手を出せるものではありません。
デメリット2:Sペンの一部機能が廃止
Galaxy Ultraシリーズの象徴であるSペンですが、S25 UltraではBluetooth機能が非搭載となり、Galaxy S24 Ultraで可能だったカメラの遠隔シャッターなどの「エアアクション」機能が使えなくなりました。メモ書きとしての性能は健在ですが、便利だった機能が削られた点は明確なデメリットです。
デメリット3:ストレージ拡張(microSD)に非対応
近年のフラッグシップモデルでは標準的になりつつありますが、Galaxy S25 UltraもmicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません 。高画質な写真や動画を多く撮影する場合、クラウドサービスを利用するか、購入時に大容量モデルを選択する必要があります。
デメリット4:充電速度は業界最速ではない
最大45Wの急速充電は十分高速ですが、Xiaomiなどの他社フラッグシップモデルが120W以上の超高速充電に対応していることを考えると、業界最速とは言えません 。また、ワイヤレス充電にも対応していますが、こちらも速度面では他社に先行を許している状況です。
デメリット5:高負荷時の発熱と一部オーディオコーデックの非対応
パフォーマンスが向上した分、高負荷な作業を続けると本体はそれなりに発熱します。冷却性能も向上しているため性能低下は起きにくいものの、熱を感じやすいという意見も見られます。また、オーディオ面では高音質コーデックであるaptX Adaptiveに非対応であり、対応ヘッドホンを持つユーザーにとっては物足りない点です。
Galaxy S25 Ultra スペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 6.9インチ、解像度3120×1440のDynamic AMOLED 2X
- リフレッシュレート: 120Hz
- プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxy
- CPU: オクタコア (4.47GHz, 3.5GHz)
- GPU: Adreno 830
- RAM(メモリ): 12GB
- ストレージ: 256GB / 512GB / 1TB
- バッテリー: 5000 mAh
- 駆動時間: 動画再生時間:最大31時間
- 充電: 45W急速充電対応、ワイヤレス充電対応
- 背面カメラ: 200MP + 50MP + 50MP + 10MP (広角 + 超広角 + 望遠 + 望遠)
- 前面カメラ: 12MP
- ビデオ録画: UHD 8K (7680 x 4320)@30fps
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be (2.4/5/6GHz) 、Bluetooth 5.4
- 衛星測位: GPS, Glonass, Beidou, Galileo, QZSS
- NFC/おサイフケータイ: 対応 (FeliCa対応)
- インターフェース: USB Type-C (USB 3.2 Gen 1) ※イヤホンジャックなし
- センサー: 加速度センサー, 気圧センサー, 指紋センサー, ジャイロセンサー, 地磁気センサー, ホールセンサー, 照度センサー, 近接センサー
- スピーカー: ステレオスピーカー
- 防水/防塵: 防水(IPX5/IPX8)/防塵(IP6X)
- 冷却: ベイパーチャンバーが大型化、新しいサーマルインターフェースマテリアルを採用
- Sペン: 対応
- Samsung DeX: 対応
- 音声認識: Bixby
- セキュリティ: Knox
- 生体認証: 画面内指紋認証、顔認証
- 筐体: チタニウムフレーム
- OS: Android 15
- サイズ: 162.8 x 77.6 x 8.2 mm
- 重量: 218 g
- カラー: チタニウム シルバーブルー、チタニウム ブラック、チタニウム グレー、チタニウム ホワイトシルバー、チタニウム ジェットブラック、チタニウム ジェードグリーン、チタニウム ピンクゴールド
- SIMカード: デュアルSIM (SIM 1 + eSIM / デュアルeSIM)
Galaxy S25 Ultraの評価
Galaxy S25 Ultraを各項目で評価しました。前モデルや他機種との比較を交えながら、その理由を解説します。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
6.9インチの有機ELディスプレイは、解像度、輝度、色再現性すべてが最高クラスです。特にCorning Gorilla Armor 2による反射防止性能は驚異的で、日差しの強い屋外でも驚くほど画面が見やすいです。
スペック:★★★★★
新世代の「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を搭載し、あらゆる動作が異次元の速さです。前モデルGalaxy S24 Ultraからも大幅に性能が向上しており、現状のスマートフォンでは間違いなく最高峰のスペックを誇ります。
耐久性:★★★★★
フレームに採用されたチタニウム素材と、ディスプレイのCorning Gorilla Armor 2ガラスにより、非常に高い剛性と耐傷性を実現しています。IP68の防水防塵性能も備えており、日常のあらゆるシーンで安心して使えます。
デザイン:★★★★☆
前モデルから約15gも軽量化され、非常に持ちやすくなりました。質感も高く所有欲を満たしてくれますが、好みが分かれそうなカメラリングのデザインと、横持ち時に指で塞ぎやすいスピーカーの配置が惜しい点です。
通信:★★★★★
最新規格のWi-Fi 7とBluetooth 5.4に新たに対応しました。前モデルを上回る通信速度と安定性を誇り、将来にわたって長く快適に使える、まさに未来基準の接続性です。
機能:★★★★★
独自のSペン、PCのように使えるDeXモードに加え、新搭載の「Now Brief」や「オーディオ消しゴム」など、他のスマートフォンにはない画期的な機能が満載です。その多機能ぶりは他の追随を許しません。
使いやすさ:★★★★☆
洗練された「One UI 7」は直感的でカスタマイズ性も高く、非常に使いやすいです。ただし、Galaxy S24 Ultraで便利だったSペンのリモートシャッター機能が廃止された点は、明確なマイナスポイントです。
価格:★★☆☆☆
最も大きな課題はその価格です。256GBモデルで約20万円という価格は、前モデルからさらに値上がりしており、誰にでもおすすめできるものではありません。性能に見合っているとはいえ、非常に高価です。
総評:★★★★★
AIとの融合で新たな次元へ
Galaxy S25 Ultraは、単なるスペックアップモデルではありません。AIとの深い融合により、スマートフォンとの関わり方を根本から変える可能性を秘めた、新時代のデバイスです。Google Geminiとの連携により、「レストランを検索して友人にメッセージを送る」といった複数のアプリをまたぐ操作を一度の命令で実行できます。また、ユーザーの行動を学習して天気や予定などを先読みして提示する「Now Brief」、動画内の風の音などをAIが除去する「オーディオ消しゴム」といった新機能は、スマートフォンが「道具」から「賢いパートナー」へと進化したことを実感させてくれます。
基本性能の圧倒的な進化
AI機能の土台となる基本性能も、前モデルから飛躍的に向上しています。プロセッサには新世代の「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を搭載し、あらゆる操作で圧倒的な快適性を実現。カメラは超広角レンズが1200万画素から5000万画素へと大幅に進化し、特にマクロ撮影の表現力が向上しました。さらに、本体が約15gも軽量化されたことで、大画面ながら長時間の使用でも疲れにくくなるなど、確かな進化が先進的なAI体験を支えています。
購入前に確認したい注意点
これ以上ないほどの性能を誇る一方で、購入前にはいくつかの点を考慮する必要があります。まず、20万円に迫る非常に高価な価格設定は、最大のハードルです。また、Galaxy S24 Ultraでは便利だったSペンのリモートシャッター機能が廃止されており、長年のユーザーにとっては残念な変更点です。さらに、microSDカードには対応しておらず、充電速度も業界最速ではないため、これらの機能に重きを置く場合は注意が必要です。
どんな人に最適か
Galaxy S25 Ultraは、単に高性能なスマートフォンを求めるだけでは満足できないユーザーにこそ最適です。最新のプロセッサーによる快適なゲーム体験やマルチタスク性能を追求するヘビーユーザーはもちろん、Sペンと進化したAI「ノートアシスト」機能を活用して、ビジネスや学習の生産性を劇的に向上させたいビジネスパーソンや学生にも最高の選択肢となります。
さらに、超広角から最大100倍のズームまで、あらゆるシーンを一台で美しく記録したいと考えるカメラ愛好家にも最適。Geminiとの連携のような未来のAI機能をいち早く体験したいテクノロジーの探求者にとっても、これ以上ない最高のデバイスになるでしょう。もし最高のスマートフォン体験を求めるなら、迷わずこの一台を選ぶことをお勧めします。
[amazon]
Galaxy S25 Ultraの価格・購入先
※価格は2025/08/04に調査したものです。価格は変動します。
サムスン オンラインショップ
SIMフリーモデル
- 256GB|12GB モデルで 199,800円、
- 512GB|12GB モデルで 217,800円、
- 1TB|12GB モデルで 253,800円、
で販売されています。
サムスン オンラインショップで「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
ahamo
ahamoでGalaxy S25 Ultraを「いつでもカエドキプログラム」を利用して購入し、23か月目に端末を返却した場合のお客様負担額は以下の通りです。
- お客さま負担額: 96,140円
- 月々のお支払い: 4,180円 × 23回
ahamoで「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
※ahamoのSIM(通信)に関することはこちらの記事で紹介しています。
ドコモ ahamoは本当にお得なのか? 全力で徹底 調査してみた
ドコモ
ドコモでの Galaxy S25 Ultra 256GB SC-52Fの価格は以下の通りです。
一括払い/本体価格: 225,500円
- いつでもカエドキプログラム利用時(23か月目に返却する場合):
お客様負担額: 96,140円
月々のお支払い: 4,180円 × 23回 - 36回分割払いの場合:
月々のお支払い: 6,263円 × 36回
ドコモオンラインショップで「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
au
au KDDIのGalaxy S25 Ultraの価格は契約形態によって異なり、以下の通りです。
- 本体価格
現金販売価格: 234,800円 - 契約別の実質負担額(スマホトクするプログラム適用時)
- 機種変更/povo1.0からの乗りかえ:
実質負担額: 134,300円
月々のお支払い: 初回5,842円 + 5,839円 × 22回 - 新規契約:
実質負担額: 128,800円
月々のお支払い: 5,600円 × 23回 - 他社/povo2.0/UQ mobileからの乗りかえ(MNP):
実質負担額: 117,800円
月々のお支払い: 初回5,138円 + 5,121円 × 22回 - 注: 「スマホトクするプログラム」は、13ヶ月目~25ヶ月目までに機種を返却することで最終回の支払いが不要になるプログラムです。
au KDDIで「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
ソフトバンク
- 本体価格
現金販売価格(総額): 215,568円 - 新トクするサポートスタンダード利用時(25ヶ月目に返却)
契約形態によって実質負担額が異なります。 - 他社からのりかえ/新規契約:
実質負担額: 54,000円
月々のお支払い: 2,250円 × 24回 - 機種変更:
実質負担額: 84,000円
月々のお支払い: 3,500円 × 24回 - 注: 「新トクするサポートスタンダード」は、48回払いで購入し、25ヶ月目に特典を申し込んで機種を返却すると、最大24回分の支払いが不要になるプログラムです。
ソフトバンクで「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
Samsung Galaxy S25 Ultra | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
ECサイト
- Amazonで148,777円(税込・SIMフリー)、
- 楽天市場で180,000円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで151,800円、
- AliExpressで131,512円、
- 米国 Amazon.comで$1,144.99、
で販売されています。
Amazonで「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
楽天市場で「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
ヤフーショッピングで「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
米国 Amazon.comで「Galaxy S25 Ultra」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
「Galaxy S25 Ultra」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Galaxy Z Flip7
サムスンから発売された折りたたみ式の5Gスマートフォンです(2025年8月1日発売)。
Android 16、Exynos 2500、12GBメモリ、メインに約6.9インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、カバーに約4.1インチのSuper AMOLEDディスプレイ、256GBまたは512GBのストレージ、最大約31時間(動画再生時)駆動する4300mAhバッテリー、背面に約5000万画素+約1200万画素の2眼カメラ、前面に約1000万画素のフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Google Gemini、「Now Brief」と「Now Bar」、進化したリアルタイム通訳など)、カメラのAI機能(AIズーム、オートズーム、AIによる編集アシスト、クリエイティブAI、AIスケッチ / ポートレートスタジオ)に対応。
リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度2,600nits、光学相当2倍ズーム、4K動画撮影、次世代型ProVisual Engine、IPX8/IP4X防水防塵、おサイフケータイ (NFC)、15Wワイヤレス充電、25W急速充電、4.5W逆ワイヤレス充電、指紋認証、顔認証、USB Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで164,800円(税込・256GB・SIMフリー・SM-F766QZKASJP)、楽天市場で164,800~182,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで165,900円、米国 Amazon.comで165,900円、です。
関連記事:Galaxy Z Flip7徹底レビュー!Flip6比較で買うべきか検証
Amazonで「Galaxy Z Flip7」をチェックする
Zenfone 12 Ultra
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2025年5月30日発売)。
Android 15 (ZenUI)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite (オクタコア、4.3GHz)、LPDDR5X 12GB または 16GBメモリ、フルHD+ (2400×1080)のLTPO AMOLED、256GB または 512GB (UFS4.0)ストレージ、5,500mAhバッテリー、背面50MPメイン (6軸ジンバルスタビライザー4.0) + 32MP望遠 (光学3倍、OIS) + 13MP超広角のトリプルカメラ、前面32MP RGBWイメージセンサーのフロントカメラを搭載しています。
また、eSIM、カメラのAI機能(AIトラッキング、AIポートレート動画2.0、AIボイスクラリティ、AI流し撮りなど)、AI機能(AI通話翻訳2.0、AI文字起こし2.0、AI記事の要約、AIドキュメントの要約など)、ASUSの独自機能(「通話音声の自動録音」機能、「ツインアプリ」機能、「エッジツール」、「クイックショット」、「Photo Vibe」、「Game Genie」)に対応。
おサイフケータイ(Felica)、IP65/IP68防水防塵、NFC搭載、最大65W HyperCharge急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応、指紋認証 (画面内)、顔認証、USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、5G通信、Wi-Fi 7 、Bluetooth® 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで149,800円(税込・国内版・ZF12U-BK12S256/A)、楽天市場で149,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,800円(送料無料)、AliExpressで144,824円、です。
関連記事:Zenfone 12 Ultra徹底レビュー!AI・カメラ・11Ultra比較
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Galaxy S25 Edge
サムスンから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2025年5月23日発売)。
Android 15(One UI 7)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite Mobile Platform for Galaxy、12GBメモリ、3120 x 1440 (Quad HD+)のDynamic AMOLED 2Xディスプレイ、512GBまたは256GBストレージ、最大24時間(動画再生時)駆動する3900mAhバッテリー、背面200MP広角+12MP超広角の2眼カメラ、前面12MPのフロントカメラを搭載しています。
また、Galaxy AI機能、「Now Brief(ナウブリーフ)」、チタンフレーム(側面)、Galaxy Sシリーズ史上最薄の厚さ5.8mm、最軽量クラスの163g、薄くて放熱性能の高いベイパーチャンバー、IP68防水防塵、25W急速充電(有線・30分で55%充電)、NFC、超音波式画面内指紋センサー、USB Type-C (USB 3.2 Gen 1)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、楽天市場で204,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで138,900円、米国 Amazon.com で$999.99、です。
関連記事:Galaxy S25 Edge徹底レビュー!薄型チタン化とS25からの進化点
Amazonで「Galaxy S25 Edge」をチェックする
Google Pixel 9
Googleから発売された6.3インチの5Gスマートフォンです(2024年9月4日 発売)。
Android 14、Google Tensor G4 チップ、12GB LPDDR5 メモリ、Actua(有機EL)液晶、128GB / 256GB UFS 3.1 ストレージ、4700 mAhバッテリー、背面50MP + 48MPのデュアルカメラ、前面10.5MPのフロントカメラを搭載しています。
また、「Add Me」(一緒に写る)、AI機能、ステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 最大 120 Hz (60~120 Hz)、おサイフケータイ、IP68防水防塵、45W急速充電、急速ワイヤレス充電(Qi 認証済み)、
バッテリー シェア、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、緊急 SOS、災害情報アラート、自動車事故検出、USB Type-C 3.2 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで95,500円(税込)、楽天市場で97,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで98,940円(新品未開封品)、AliExpressで90,259円、米国 Amazon.comで $639.00、です。
関連記事:Google Pixel 9徹底レビュー!Pixel 8との違い・AI機能・価格
Amazonで「Google Pixel 9」をチェックする
Xiaomi 14T Pro
シャオミから発売された6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年11月下旬発売)。
Android 14ベースのXiaomi HyperOS、MediaTek Dimensity 9300+、12GB LPDDR5X メモリ、1.5KのAMOLED液晶、128GB / 256GB UFS4.0 ストレージ、5000mAhバッテリー、背面50MP + 50MP + 12MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(Advanced AI、Google Gemini)、120Wハイパーチャージ、10Wワイヤレスチャージ、ステレオスピーカー、IP68防水防塵、冷却システム、リフレッシュレート 最大144Hz、タッチサンプリングレート 最大 480Hz、NFC、
おサイフケータイ(Felica)、X軸リニア振動モーター、画面内指紋認証、AI顔認証、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで99,818円、楽天市場で109,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで109,800円、AliExpressで85,058円、米国 Amazon.comで$647.48、です。
関連記事:ライカで進化「Xiaomi 14T」シリーズと13T Proを比較
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AQUOS R9 Pro
シャープが開発した6.7インチの5Gスマートフォンです(2024年12月上旬以降に発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon 8s Gen 3、Quad HD+のPro IGZO OLED液晶、12GB LPDDR5 メモリ、512GB UFS 4.0 ストレージ、背面 50.3MP + 50.3MP + 50.3MPの3眼カメラ、前面 50.3MPのフロントカメラを搭載しています。
また、電話アシスタント機能、Gemini(内蔵・電源キーで呼び出し)、放熱システム「デュアル・サーモマネジメント」、フルメタルBOXスピーカー、「8Way Audio」、「ブロードキャスト機能」、リフレッシュレート 1~240Hz (可変)、
急速充電、ワイヤレス充電、おサイフケータイ、IP68防水防塵、顔認証、画面内指紋認証、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、楽天市場で214,060円(送料無料)、ヤフーショッピングで214,060円です。
関連記事:ライカ3眼「AQUOS R9 Pro」スマホとR8 Pro、R7を比較
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OPPO Find X8
OPPOから発売された6.6インチの5Gスマートフォンです(2024年12月12日発売)。
ColorOS 15 (based on Android 15)、MediaTek Dimensity 9400、 16GB LPDDR5Xメモリ、512GB UFS 4.0ストレージ、5630mAhバッテリー、ハッセルブラッドカメラ(背面50MP+50MP+50MPの3眼カメラ)、前面32MPカメラを搭載しています。
また、80W SUPERVOOC(急速充電)、50W AIRVOOC(ワイヤレス充電)、IP69/IP68防水防塵、MIL規格とスイスSGSの耐衝撃、最大28GBまでのメモリ拡張、ディスプレイ指紋認証、顔認証、
リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 最大240Hz、NFC(※おサイフケータイには非対応)、USB Type-C(OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで127,091円(税込)、楽天市場で126,974円(送料無料)、ヤフーショッピングで125,800円(送料無料)、AliExpressで90,682円、です。
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