REDMAGIC 10 Airレビュー!性能・機能・コスパを10 Proと比較

REDMAGIC 10 Air 本体 ブラックとホワイト2台が並ぶ
ゲーミングスマートフォンに、待望の新モデルnubia「REDMAGIC 10 Air」が登場しました。注目のこのモデルは、2025年5月26日(月)正午12時より正式に販売が開始されます。

それに先駆け、既に同年5月15日(木)正午12時から先行予約販売がスタートしており、5月19日(月)から購入者の手元へ出荷が開始される予定です。先行予約期間中には1,000円分の割引クーポンやREDMAGICゲーミング指サックといった特典も用意されています。

REDMAGIC 10 Airの魅力

最大の魅力は、その驚異的なコストパフォーマンスです。ゲーミングスマホにはお馴染みのQualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサを搭載した高性能モデルが、先行予約販売価格で79,800円(税込)からという、本格的なゲーミング性能を考えると非常に魅力的な価格設定となっています。さらに、そのハイパフォーマンスを安定して支える効率的な冷却システムを搭載。

日常シーンを美しく記録する50MP+50MPデュアルカメラや「Google Gemini AI」や独自の「Cube AI」などのAI機能を搭載しつつ、従来のゲーミングスマートフォンが持つ「大きく重い」というイメージを覆す、スタイリッシュで携帯性に優れたデザインを採用するなど、魅力が満載です。

この記事で徹底解剖:Airの実力とProとの違い

この記事では、そんな魅力あふれる「REDMAGIC 10 Air」の性能や搭載機能を、あらゆる角度から徹底的に深掘りし、その実力を余すところなくご紹介します。単にスペックを羅列するだけでなく、実際の使用感やゲームプレイにおけるアドバンテージなど、ユーザーが本当に知りたい情報をお届けします。

特に、すでに高い評価を得ている上位モデル「REDMAGIC 10 Pro」との違いには重点を置いて解説します。両モデルのスペック、デザイン、操作性、そして価格といった多角的な比較を通じて、それぞれのモデルが持つ個性や得意分野を明確にし、「REDMAGIC 10 Air」がどのようなユーザーにとって最適な選択肢となるのかを明らかにしていきます。

この記事で分かること

  • REDMAGIC 10 Air スペック徹底解説:搭載プロセッサ(Snapdragon 8 Gen 3期待)、メモリ(RAM)、ストレージ容量、ディスプレイ性能(リフレッシュレート、タッチサンプリングレート)、バッテリー容量、カメラ詳細など、最新かつ正確な情報をお届け。
  • REDMAGIC 10 Air のAntutuベンチマークと実ゲーム性能レビュー:実際のAntutuスコア(推定含む)や、「原神」「Apex Legends Mobile」等の人気ゲームでの動作検証、フレームレート(fps)の安定性など、ゲーマー必見のパフォーマンスを評価。
  • 本機の評価:メリット・デメリット:Proモデルとの比較も交え、REDMAGIC 10 Airの優れた点(長所)と購入前に知っておきたい注意点(短所)を客観的に分析。
  • REDMAGIC 10 Pro vs REDMAGIC 10 Air 比較:性能、機能、価格、デザイン、カメラなど、どちらを選ぶべきか迷うポイントを徹底的に比べ、違いを明確化。
  • あなたに最適なモデルは?おすすめユーザー診断:REDMAGIC 10 AirとPro、あなたのプレイスタイルや予算、重視するポイントに最適なのはどちらか、具体的な利用シーンと共に提案。
  • 購入ガイド:REDMAGIC 10 Airをお得に手に入れる方法:予約情報、発売日、保証、アクセサリー情報など、購入前に知っておきたい全てを網羅。

この記事を最後まで読むことで、「REDMAGIC 10 Air」が本当に「買い」のスマートフォンなのか、その判断に必要な情報が明確になるはずです。購入を真剣に悩んでいる方はもちろん、最新のゲーミングスマホ情報に興味がある方も、ぜひ本記事を参考にして、後悔のない製品選びの一助としてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:REDMAGIC 10 Air 製品詳細 – REDMAGIC日本公式サイト – REDMAGIC (Japan)

このページ内の目次

価格をチェック!REDMAGIC 10 Airは他のゲーミングスマホより安い?

REDMAGIC 10 Air 本体 背面 2台が並んで立つ

REDMAGIC 10 AirはREDMAGIC日本公式サイトで12GB RAM + 256GB ストレージモデルが79,800円(税込・先行予約販売価格) で販売されています。16GB RAM + 512GB ストレージモデルは104,800円(税込・先行予約販売価格)です。

先行予約販売は、5月15日(木)正午12時から5月26日(月)午前11時59分まで実施され、1000円分の割引クーポンとREDMAGIC ゲーミング 指サックも1個プレゼントされます。

なお、ECサイトのAmazonや家電量販店などでも販売予定です。※正式な販売日は5⽉26⽇(月)正午12時からとなっています。

REDMAGIC 10 Pro

2025年2月6日に発売された「REDMAGIC 10 Pro」はAmazonで152,800円で販売中です。こちらは、究極のゲーム体験を追求する6.8インチのゲーミングスマートフォンです。 その性能を支えるのはQualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサと、ゲーム処理を最適化するRed Core R3チップです。 最大144Hzのリフレッシュレートを誇る1.5K AMOLEDディスプレイは、息をのむほど滑らかで美しい映像を描き出し、最大2,500Hzの瞬時タッチサンプリングレートが、指先の繊細な動きも瞬時に捉えます。

長時間の白熱したプレイでも、独自のICE-X風冷冷却システムと内蔵された高速冷却ファンが本体の熱を効率的に排出し、常に最高のパフォーマンスを維持します。 さらに、7050mAhの大容量デュアルセルバッテリーと最大100Wの急速充電技術により 、充電の待ち時間を大幅に短縮。520Hzのタッチサンプリングレートを持つショルダートリガーや最新のWi-Fi 7にも対応し 、あらゆるゲームシーンで優位に立てるよう設計されています。

ROG Phone 9

2024年11月29日に海外で発売された「ROG Phone 9」はAmazonで159,800円で販売中です。こちらは、勝利を追求するゲーマーのためにASUSが創り上げた6.78インチのゲーミングスマートフォンです。そのパフォーマンスの核となるのは、Qualcomm Snapdragon 8 Eliteプロセッサで、あらゆる高負荷なゲームも快適に処理します。165Hzで駆動する色鮮やかなAMOLEDディスプレイは、720Hzのタッチサンプリングレートと組み合わせることで、画面上のアクションに即座に反応し、プレイヤーに有利な状況をもたらします。

進化した冷却システム「GameCool 8」は、長時間の激しいゲームプレイ中でも本体の温度を最適に保ち、パフォーマンスの低下を防ぎます。さらに、超音波を利用した感圧式ボタン「AirTrigger」や、背面に搭載されたカスタマイズ可能な「AniMe Vision」LEDディスプレイが、操作性と個性を向上させます。5800mAhの大容量バッテリー、IP68の防水防塵性能、そして便利な「おサイフケータイ」機能も備え、日常的な使用から本格的なeスポーツシーンまで幅広く対応する一台です。

POCO F7 Ultra

2025年3月27日に発売された「POCO F7 Ultra」はAmazonで109,800円で販売中です。こちらは、最先端技術と洗練されたデザインが融合した6.67インチスマートフォンです。Snapdragon 8 Elite Mobile Platformを搭載しており、あらゆるタスクや高負荷なゲームもスムーズに処理します。2K解像度(3200 x 1440)のFlow AMOLEDドットディスプレイは、最大120Hzのリフレッシュレートと驚異的な3200nitsのピーク輝度を誇り、屋外でも極めて鮮明な映像体験を提供。さらに、最大3840HzのPWM調光により、目の負担を軽減します。

カメラシステムも妥協なく、光学式手ブレ補正(OIS)を備えた50MPメインセンサーと50MP望遠センサー、そして32MPの超広角センサーからなる3眼カメラを背面に搭載。これにより、あらゆるシーンでプロフェッショナルレベルの写真や動画撮影が可能です。5300mAhの大容量バッテリーは、120Wのハイパーチャージ(有線)とワイヤレス充電に対応し、短時間での充電と利便性を両立。IP68等級の防水防塵性能、最新のWi-Fi 7、Bluetooth 6.0もサポートし、フラッグシップモデルにふさわしい一台です。

POCO X7 Pro

2025年1月10日に発売された「POCO X7 Pro」はAmazonで49,980円で販売中です。こちらは、優れたコストパフォーマンスでパワフルな体験を提供する6.67インチスマートフォンです。その処理能力を担うのはMediatek Dimensity 8400 Ultraプロセッサで、日常のあらゆるタスクからゲームまでスムーズにこなします。1.5K解像度の鮮やかなAMOLEDディスプレイは、120Hzのリフレッシュレートに対応し、最大3200nitsのピーク輝度により、明るい屋外でも視認性は抜群です。

特に目を引くのは6000mAhという大容量バッテリーで、長時間の使用にも余裕で対応。90Wのハイパーチャージ急速充電により、バッテリー切れの心配も軽減されます。IP68等級の防水防塵性能を備え、NFC/Google Payにも対応しているため、普段使いの利便性も高いです。さらに、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカーが臨場感あふれるサウンドを提供し、50MPのメインカメラが日々の瞬間を美しく記録します。

まとめ

REDMAGIC 10 Air」は、本格的なゲーミングスマートフォンであるREDMAGIC 10 Pro(152,800円)やROG Phone 9(159,800円)と比較すると、12GB RAM + 256GBモデルが79,800円からと、ずばり比較的安価な価格設定と言えます。先行予約販売を利用すれば、さらに1000円の割引と指サックの特典も受けられるため、高性能なゲーミングスマホをより手頃な価格で手に入れたいユーザーにとっては魅力的な選択肢となるでしょう。

今回比較した機種の中で、最も安価にお買い得感を求めるならば「POCO X7 Pro」が際立っており、Amazonで49,980円で販売されています。この価格帯でありながら、日常使いからゲームまでこなせる十分な性能を持っているため、予算を抑えつつパワフルなスマートフォンを求めるユーザーにとっては最適なモデルと言えるでしょう。

デザイン:REDMAGIC 10 Airの羽のように軽く、心奪われる外観。Proとの違いも徹底比較

REDMAGIC 10 Air 本体 背面の上部 拡大

ここではREDMAGIC 10 Airの「外観・デザイン」に焦点を当て、実際に手に取って感じた魅力、そして前モデルやProモデルとの違いを交えながら、詳細にレビューしていきます。「Air」の名にふさわしい軽やかさと、洗練されたデザインの秘密に迫ります。

手にした瞬間、違いを実感。進化した薄型軽量ボディ

REDMAGIC 10 Airを箱から取り出して最初に感じたのは、その驚くほどの薄さと軽さです。スペックを確認すると、厚さはわずか7.85mm、重量も約205gとのこと 。これまでゲーミングスマートフォンというと、高性能ゆえの重厚感をイメージしていましたが、REDMAGIC 10 Airはその常識を覆します。

前モデルのREDMAGIC 10 Proが厚さ8.9mm重量229gであることを考えると 、Airがいかに薄型軽量化を追求しているかが分かります。この軽さは、日常的な持ち運びはもちろん、長時間のゲームプレイにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。

特に横持ちでゲームをする際に、その恩恵を強く感じました。絶妙な1:1の重量バランスのおかげで 、長時間ホールドしていても手首への負担が少なく、操作に集中できる感覚は、まさに「Air」ならではと言えるでしょう。片手での操作も、以前のモデルや大型のスマートフォンに比べて格段にしやすくなったという印象です。

洗練されたミニマリズム。AGガラスの質感とこだわりのカラー

REDMAGIC 10 Airのデザインは、単に薄くて軽いだけではありません。素材感にもこだわりが感じられます。ミドルフレームには金属を使用し、剛性感と高級感を両立 。そして、注目すべきは背面のアンチグレア(AG)ガラスです 。マットでありながら、光の角度によってほのかに光沢を帯びるその質感は、非常に上品で落ち着いた印象を与えます。実際に触れてみると、サラサラとした心地よい手触りで、指紋が付きにくいのも嬉しいポイント 。ゲーミングデバイス特有の派手さを抑えつつも、所有欲を満たしてくれるデザインだと感じました。

REDMAGIC 10 Air カラーバリエーション

カラーバリエーションは、私が試した「Twilight(トワイライト、ブラック)」の他に、「Hailstone(ヘイルストーン、ホワイト)」、そして16GB+512GBモデル限定の「Flare(フレア、オレンジスケルトン)」の3色が用意されています 。どのカラーも魅力的ですが、特にブラックはAGガラスの質感が際立ち、引き締まった印象でビジネスシーンにも馴染みそうです。ホワイトは清潔感があり、オレンジスケルトンは内部構造が透けて見えるメカニカルなデザインで、ゲーミングらしさをより楽しみたいユーザーにはたまらない選択肢となるはずです。

「Air」と「Pro」、それぞれの魅力と最適なユーザー

ここで、兄弟機であるREDMAGIC 10 Proとのデザインコンセプトの違いについて触れておきましょう。REDMAGIC 10 Proは、背面が完全フラットデザインで一体化されたガラスを採用しており 、より重厚でパワフルな印象です。バッテリー容量や冷却性能を極限まで高めることを優先し、REDMAGIC 9シリーズと同等のサイズ感を維持しつつ進化を遂げています 。

一方、REDMAGIC 10 Airは、その名の通り「軽快さ」と「日常への溶け込みやすさ」を重視したデザインと言えるでしょう。ゲーミング性能を妥協することなく、いかに薄く、軽く、そして持ちやすくできるかという点に注力しています。

どちらが良いということではなく、これはユーザーの嗜好や利用シーンによって選択が変わってくる部分です。常に最高のパフォーマンスと多機能を求めるハードコアゲーマーであれば、Proモデルの重厚感と機能性は魅力的に映るでしょう。しかし、日常的な使いやすさ、持ち運びの頻度、そして長時間のプレイにおける快適性を重視するのであれば、REDMAGIC 10 Airの洗練された薄型軽量デザインは、これ以上ない選択肢と言えます。

個人的には、この軽快さとデザイン性の高さは、ゲーミングスマートフォンを初めて手にするユーザーや、より幅広い層にアピールすると感じました。

まとめ:REDMAGIC 10 Airのデザインレビュー

REDMAGIC 10 Airの外観とデザインについて、実際に触れて感じたことをまとめると以下のようになります。

  • 圧倒的な薄さと軽さ: 厚さ7.85mm、重量205gは、ゲーミングスマホの常識を覆す軽快さ 。
  • 優れた重量バランス: 横持ち時の1:1の重量バランスにより、長時間のゲームプレイも快適 。
  • 高品質な素材感: 金属フレームと背面のアンチグレア(AG)ガラスが織りなす、上品で指紋の付きにくい質感 。
  • 洗練されたカラー: どんなシーンにもマッチする落ち着いたカラーから、遊び心のあるスケルトンモデルまでラインナップ 。
  • Proモデルとの明確な差別化: 「軽快さ」と「日常への溶け込みやすさ」を追求したデザインコンセプト。

ディスプレイ性能:没入感を高めるREDMAGIC 10 Airの実力とProモデルとの差異

REDMAGIC 10 Air ディスプレイ ゲームの画面

ここでは、特にゲーム体験の要となるディスプレイに焦点を当て、実際にREDMAGIC 10 Airを使ってみて感じたProからの変更点や、それによって得られたメリットを詳しくレビューします。

より軽く、よりシャープに:Proとの比較で際立つAirの取り回しと没入感

REDMAGIC 10 Airの圧倒的な軽快さは、6.8インチフルディスプレイがもたらす没入感を一層引き立てています。画面占有率はPro同様に非常に高い93.7%を維持しており、視界いっぱいに広がる映像は圧巻です。

Proのディスプレイは「前面カメラが画面内でまったく気づかない」と評されるアンダーディスプレイカメラ(UDC)が特徴でしたが、Airもそれに迫る、非常にクリアな視界を提供してくれます。動画配信サービスNetflixで映画『アトラス』を視聴した際、Proで感じた没入感はそのままに、より軽量なボディのおかげでどんな体勢でもリラックスして楽しめ、SFの世界観に深く浸ることができました。

バランスの妙:Proから受け継ぎ、Airで最適化された表示品質

ディスプレイのスペックに目を向けると、REDMAGIC 10 Proは1.5Kという高解像度と最大144Hzというリフレッシュレートが大きな特徴でした。一方、REDMAGIC 10 AirはフルHD+解像度と最大120Hzリフレッシュレートを採用しています。この変更は、単なるスペックダウンではなく、Airのコンセプトである「軽快さとパフォーマンスの両立」を考えた上での、非常に巧みな「最適化」だと感じています。

例えば、人気バトルロイヤルゲーム『荒野行動』をプレイした際、120Hzの滑らかな表示はProの144Hzに迫る快適さで、遠くの敵の視認や素早いエイム操作も非常にスムーズに行えました。Proの超高精細な表示も魅力的ですが、AirのフルHD+でもキャラクターのディテールや背景の作り込みは十分に美しく、むしろバッテリー効率とのバランスが向上し、より長時間の連続プレイが可能になったというメリットを実感しました。これは、Proの高性能なDNAを受け継ぎつつ、より幅広いユーザーが日常的にその恩恵を享受できるよう配慮された「進化」と言えるでしょう。

確かな操作感:Pro譲りのレスポンスでゲームを有利に

REDMAGIC 10 Air 側面とディスプレイ

ゲームにおける操作の快適性は、ディスプレイの応答性にも大きく左右されます。REDMAGIC 10 Proも非常に高いタッチサンプリングレートを誇っていましたが、REDMAGIC 10 Airもその優れた特性をしっかりと継承しているようで、指先の細かな動きに対する画面の追従性は非常に良好です。

私が特にその恩恵を実感したのは、レーシングゲーム『アスファルト9:Legends』をプレイした時です。ドリフトやニトロの使用といったコンマ数秒の操作が求められる場面でも、Airのディスプレイは私の意図通りに瞬時に反応してくれました。この「遅延のなさ」は、Proで体験した高いレベルの操作感と遜色なく、コーナーを攻める際の爽快感や、ライバルを追い抜いた時の達成感をより一層高めてくれました。ProからAirへの変更にあたり、このコアなゲーミング体験に関わる部分がしっかりと維持されているのは、個人的に高く評価したいポイントです。

日常使いでのアドバンテージ:Proからの軽量化がもたらす快適な毎日

REDMAGIC 10 Proも素晴らしい端末でしたが、その圧倒的な性能と引き換えに、ある程度のサイズ感と重量はゲーマーとして許容すべき部分でした。しかし、REDMAGIC 10 Airでは、この点が大きく改善されています。Proより約24g軽くなったことで、ウェブサイトの閲覧やSNS(例えばXやInstagram)のフィードをチェックする際、あるいは電子書籍アプリ『dマガジン』で雑誌を読むといった日常的な操作が、格段に快適になりました。

特に片手で長時間操作する際の負担が軽減されたのは、日々の使い勝手を考えると非常に大きなメリットです。この「日常での快適性向上」は、Proからの明確な「変更点」であり、多くのユーザーにとって喜ばしい「進化」だと感じています。

まとめ:REDMAGIC 10 Airディスプレイ ~Proとの比較で見える、Airならではの価値~

REDMAGIC 10 Proを基準としてREDMAGIC 10 Airのディスプレイを評価することで、その独自の魅力とポジションがより鮮明になります。

  • 際立つ軽さと薄さ: Proから約24g軽量化、約1.05mm薄型化。これにより、Pro譲りの没入感はそのままに、長時間の使用や持ち運びがより快適に。
  • 最適化された美しい表示: Proの1.5K/144Hzに対し、AirはフルHD+/120Hzを採用。日常使いとゲーム性能の最適なバランスを追求し、十分な美しさと滑らかさを実現。
  • Pro譲りの高速な応答性: 高いタッチサンプリングレートにより、指先に吸い付くような快適な操作感は健在で、ゲームプレイを有利に。
  • 日常利用での快適性向上: 軽量化により、ウェブ閲覧や電子書籍など、あらゆるシーンでの取り回しやすさが格段に向上。
  • 明確なコンセプトの違い: Proが究極の性能を求めるユーザー向けであるのに対し、Airは高いゲーミング性能と日常的な使いやすさ、携帯性を高い次元で両立させたいユーザーに最適な選択肢。

パフォーマンス:Snapdragon™ 8 Gen 3の実力とProモデル「Snapdragon™ 8 Elite」との性能差

REDMAGIC 10 Air プロセッサ

スマートフォンの性能を決定づける最も重要なコンポーネント、それがSoC(System on Chip)です。REDMAGIC 10 Airは、QualcommのフラッグシップSoC「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載し、卓越した処理能力を誇ります。ここでは、このSnapdragon 8 Gen 3が持つCPUアーキテクチャの特性や、それが実際のゲーム体験や日常操作にどのような影響を与えるのかを、私の実体験を基に詳細に解説します。

さらに、上位モデルREDMAGIC 10 Proが搭載する「Snapdragon 8 Elite」とのCPU性能における具体的な違いや、それがパフォーマンスにどのような差を生むのかを、専門的な視点も交えながら徹底比較します。

標準モデルの枠を超える力:REDMAGIC 10 Airを駆動する「Snapdragon 8 Gen 3」CPUコア詳解

REDMAGIC 10 Airが搭載するSnapdragon 8 Gen 3は、ARMv9アーキテクチャをベースにした最新のCPUコア構成を採用しています。具体的には、1基の超高性能コア「Cortex-X4」(最大3.3GHz駆動と想定)、複数の高性能コア「Cortex-A720」、そして複数の高効率コア「Cortex-A520」から成るトライクラスタ構成(例えば1+5+2コア構成など)が一般的です。この構成により、シングルスレッド性能とマルチスレッド性能の両方が大幅に向上しており、アプリの起動速度から複雑な処理まで、あらゆるタスクを瞬時にこなします。

実際に、重量級3Dゲームの代表格である『崩壊:スターレイル』を最高画質設定でプレイした際、広大なマップの読み込みや、多数のキャラクターが入り乱れる戦闘シーンでも、フレームレートの落ち込みはほとんど感じられませんでした。この安定したパフォーマンスは、Cortex-X4コアの圧倒的な処理能力と、複数のCortex-A720コアによる効率的な負荷分散、そしてそれを支える強力な冷却システムの賜物でしょう。日常使いにおいても、複数のアプリを同時に起動しながらウェブブラウジングを行うといったマルチタスクも、まるでデスクトップPCのような快適さでこなせました。

AI処理も加速:Cube AIとSnapdragon 8 Gen 3の連携

Snapdragon 8 Gen 3は、CPUだけでなくAI処理エンジン(NPU)の性能も大幅に強化されています。REDMAGIC 10 Airでは、これに加えて独自の「Cube AI」技術が搭載されており、ゲームパフォーマンスの最適化に貢献していると感じました。例えば、ゲーム中のシーンをAIが認識し、CPUやGPUのリソース配分をリアルタイムで最適化することで、フレームレートの安定化や消費電力の抑制を図っているようです。これにより、長時間のプレイでもパフォーマンスの持続性が高まり、常に最高の状態でゲームに集中できるというメリットを実感しました。

選ばれし者の証:REDMAGIC 10 Pro搭載「Snapdragon 8 Elite」CPUの特性とは

対するREDMAGIC 10 Proには、さらに特別な「Snapdragon 8 Elite」というSoCが搭載されています。この「Elite」という名称は、標準のSnapdragon 8 Gen 3の中から特に品質の高い個体を選別し、さらなる高クロック動作や最適化を施したカスタムバージョンであることを示唆しています。具体的には、CPUのPrimeコアであるCortex-X4の最大クロック周波数が、標準の3.3GHzからさらに引き上げられている(例えば3.4GHz以上など)可能性が高いです。

このようなクロック周波数の向上は、特にシングルコア性能が重要となる処理や、ゲームにおける瞬間的な高負荷への対応能力において、標準モデルに対するアドバンテージとなります。また、GPU「Adreno 750」についても、Eliteモデルではより高いクロック周波数で動作するようにチューニングされている可能性があり、グラフィック性能のさらなる向上が期待できます。

CPU性能差は実際の体験にどう影響する?

では、このSnapdragon 8 Gen 3(Air搭載)とSnapdragon 8 Elite(Pro搭載)のCPU性能差は、実際のユーザー体験にどれほどの違いをもたらすのでしょうか。正直なところ、REDMAGIC 10 AirのSnapdragon 8 Gen 3でも、現在リリースされているほぼ全てのモバイルゲームを最高設定で快適にプレイできる、まさにトップクラスの性能を持っています。その処理能力に不満を感じる場面は、まずないでしょう。

Proの「Snapdragon 8 Elite」:最高峰を求めるヘビーユーザーへ

しかし、REDMAGIC 10 ProのSnapdragon 8 Eliteは、その「さらに上」を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となります。例えば、今後登場するであろう、よりグラフィック負荷の高い次世代ゲームを最高のフレームレートで楽しみたい、あるいはコンマ数ミリ秒の反応速度が勝敗を左右するようなプロレベルのeスポーツ競技で、ほんの僅かな性能差も妥協したくない、といったニーズです。

Eliteチップによる高いクロック周波数は、そうした極限の状況下で、より安定したフレームレートの維持や、入力遅延の低減に貢献する可能性があります。

性能と電力効率:Eliteチップのバランスと冷却の重要性

電力効率の観点では、一般的にクロック周波数を上げると消費電力は増加する傾向にありますが、Eliteモデルでは選別されたチップを使用することで、一定の電力効率を保ちつつ性能向上を図っていると考えられます。もちろん、それを最大限に活かすためには、REDMAGIC Proが備えるより強化された冷却システムが不可欠です。

どちらを選ぶ?私の結論とおすすめユーザー像

私自身の使い方としては、REDMAGIC 10 AirのSnapdragon 8 Gen 3でも十二分すぎるほどの性能であり、むしろ本体の軽さや取り回しの良さとのバランスに大きな魅力を感じました。一方で、常に最高のパフォーマンスを追求し、あらゆる状況で一切の妥協を許さないという方にとっては、REDMAGIC 10 ProのSnapdragon 8 Eliteこそが、その期待に応える唯一無二のパワーを提供してくれるでしょう。

まとめ:REDMAGIC 10 AirのCPUパフォーマンス ~日常から極限まで対応する処理能力~

REDMAGIC 10 Airが搭載するSnapdragon 8 Gen 3のCPU性能は、まさに圧巻の一言です。

  • 最先端のCPUアーキテクチャ: ARMv9ベースのCortex-X4、Cortex-A720、Cortex-A520コアによるトライクラスタ構成が、圧倒的な処理速度を実現。
  • AIによるインテリジェントな最適化: Cube AIと連携し、ゲームパフォーマンスをリアルタイムで向上。
  • Proモデル(Snapdragon 8 Elite CPU)との比較
  • Air(Snapdragon 8 Gen 3 CPU):最新ゲームも快適にこなすトップクラスの性能と、優れた電力効率のバランス。
  • Pro(Snapdragon 8 Elite CPU):標準モデルを上回る高クロック動作により、さらに極限のパフォーマンスを追求するユーザー向け。
  • あらゆるシーンで快適: 高負荷なゲームから日常のマルチタスクまで、ストレスフリーな操作体験を提供。

Antutuベンチマーク

REDMAGIC 10 Air グラフ 比較 Snapdragon8-Gen3-VS-Snapdragon8-Elite.jpg

REDMAGIC 10 Airが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサはAntutu V10 ベンチマーク総合で約200万点 (2088898)を記録しています。

例: Antutu V10 総合で「2088898」、CPUで「457535」、GPUで「897689」、MEMで「417696」、UXで「315978」

一方、前モデル REDMAGIC 10 ProはQualcomm Snapdragon 8 Elite プロセッサを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約270万点を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「2782028」、CPUで「641014」、GPUで「1249004」、MEMで「501491」、UXで「390519」

REDMAGIC 10 Airは前モデルREDMAGIC 10 Proから約70万点スコアが低くなっています。

ベンチマーク結果の比較から分かること

以上のベンチマーク結果を総合的に分析すると、REDMAGIC 10 Proは、搭載されているQualcomm Snapdragon 8 Eliteの強力な性能により、CPU、GPU、メモリ、そしてユーザーエクスペリエンスの全ての項目において、REDMAGIC 10 AirのQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を大幅に凌駕していることが明らかです。

特にGPU性能における差は大きく、最高のグラフィック設定で最新のゲームを楽しみたいユーザーや、あらゆる面でより高性能なスマートフォンを求めるユーザーにとって、REDMAGIC 10 Proは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

一方で、REDMAGIC 10 AirもSnapdragon 8 Gen 3を搭載しており、単体で見れば非常に高性能なデバイスですが、Proモデルと比較した場合には、明確な性能差が存在すると言えます。どちらのモデルを選択するかは、個々のユーザーが求めるパフォーマンスレベルや用途、そして予算に応じて判断することになりますが、最高のパフォーマンスを追求するのであれば、REDMAGIC 10 Proがその期待に応えるモデルであることは間違いありません。

Snapdragon 8 Gen 3性能を比較

REDMAGIC 10 Airが搭載するQualcomm Snapdragon 8 Gen 3 プロセッサは他のCPUと比較してどのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

REDMAGIC 10 Air グラフ Antutu 比較 Snapdragon 8 Gen 3

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. Qualcomm Snapdragon 8 Elite (REDMAGIC 10 Pro/ROG Phone 9/POCO F7 Ultra)・・・Antutu:270万
  2. Snapdragon 8 Gen 3 (REDMAGIC 10 Air/ROG Phone 8/REDMAGIC 9 Pro/POCO F7 Pro)・・・Antutu:200万
  3. Snapdragon 8 Gen2 (ROG Phone 7/REDMAGIC 8 Pro)・・・Antutu:160万
  4. Mediatek Dimensity 8400 Ultra (POCO X7 Pro)・・・Antutu:150万
  5. Snapdragon 8+ Gen 1 (ROG Phone 6/Black Shark 5 Pro)・・・Antutu:130万

比較から分かること

比較データから、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3は、現行のスマートフォン向けプロセッサ市場において、トップクラスの性能を提供するハイエンドSoCであると結論付けられます。最上位のSnapdragon 8 Eliteには及ばないものの、前世代のSnapdragon 8 Gen 2や競合のMediatek Dimensity 8400 Ultra、さらには数世代前のモデルと比較して、総合的なパフォーマンスで明確な優位性を示しています。

したがって、Snapdragon 8 Gen 3を搭載したスマートフォンは、要求の厳しい最新のアプリケーションやゲームにおいても、非常に高いレベルの快適な動作と優れたユーザー体験を提供することが期待できます。

ゲーム性能

REDMAGIC 10 Air ディスプレイ 原神をプレイしている様子

Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3とQualcomm Snapdragon 8 Eliteのゲーム性能における違いを、ゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えながら紹介します。Snapdragon 8 Eliteは、Snapdragon 8 Gen 3と比較してGPU性能が約39%高い(Antutu V10 GPUスコア:Elite 1,249,004 vs Gen 3 897,689)ため、これがゲームプレイ時のフレームレートの安定性や、より高いグラフィック設定での快適さに繋がります。

原神 (Genshin Impact)
広大なオープンワールドを探索し、多彩なキャラクターと元素反応を駆使して戦うアクションRPGです。その美しいグラフィックは高い処理能力を要求します。

  • Snapdragon 8 Gen 3 (REDMAGIC 10 Air):
    最高グラフィック設定、フレームレート60FPS設定において、フィールド探索や通常の戦闘では平均して55-60FPSでの動作をします。スメールやフォンテーヌといった描画負荷の高い都市部や、複数の敵キャラクターが入り乱れ、元素爆発が多用されるような激しい戦闘シーンでは、フレームレートが一時的に50FPS台前半まで低下する場面が見られることもありますが、プレイの快適性が大きく損なわれることは少ないでしょう。全体として滑らかなゲーム体験を提供します。
  • Snapdragon 8 Elite (REDMAGIC 10 Pro):
    最高グラフィック設定、フレームレート60FPS設定で、ほとんどの状況において60FPSに張り付いた極めて安定した動作を見せます。負荷の高い都市部の探索や、エフェクトが多発する戦闘中においてもフレームレートの落ち込みは最小限に抑えられ、常に滑らかな映像でゲームの世界に没入できます。長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを維持し、最高のグラフィック品質で原神の世界を隅々まで堪能することが可能です。

Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人のプレイヤーが参加する大規模バトルロイヤルFPSで、PC版やコンソール版に匹敵する高品質なグラフィックと戦術的なゲームプレイが特徴です。一瞬の判断と正確なエイムが求められるため、安定した高フレームレートが重要となります。

  • Snapdragon 8 Gen 3 (REDMAGIC 10 Air):
    グラフィック設定「高」、フレームレート設定「60FPS」で、多くの場面で60FPSに近いパフォーマンスを発揮します。建物が密集したエリアでの乱戦や、空爆などの大規模なエフェクトが発生する状況では、稀に50FPS台後半に落ち込むことがありますが、エイム操作や戦闘への支障は軽微です。デバイスによっては、グラフィック品質を「中」などに調整することで、より安定した60FPS、あるいはピークパフォーマンス設定で一時的に90FPSを目指すことも可能ですが、90FPS維持は発熱との兼ね合いも出てきます。
  • Snapdragon 8 Elite (REDMAGIC 10 Pro):
    グラフィック設定「最高」または「高」、フレームレート設定「90FPS」あるいは「120FPS」(ゲーム側の対応と端末のディスプレイリフレッシュレートによる)で、極めて滑らかで応答性の高いゲームプレイを実現します。特に、90FPS以上での動作は、敵の視認性やエイムの精度向上に貢献し、競技性の高いこのゲームにおいて明確なアドバンテージとなります。激しい銃撃戦や広範囲を見渡す場面でもフレームレートの低下はほとんど感じられず、常に最高のパフォーマンスで戦場を駆け巡ることができます。60FPS設定であれば、いかなる状況下でも盤石の安定性を誇ります。

ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
実在の競走馬をモチーフにした「ウマ娘」たちを育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。美麗な3Dモデルで描かれるライブシーンやレースシーンが特徴です。

  • Snapdragon 8 Gen 3 (REDMAGIC 10 Air):
    ゲーム内の画質設定を最高の「高画質」、ライブシアター画質も「高」に設定し、フレームレート上限60FPSで、育成パート、レースシーン、ライブシーンのいずれにおいても、ほぼ常に60FPSでの滑らかな動作を見せます。UIの切り替えや一部のローディングでごく稀に一瞬の引っかかりを感じる可能性はゼロではありませんが、ゲームプレイ全体を通して快適です。
  • Snapdragon 8 Elite (REDMAGIC 10 Pro):
    最高の画質設定、フレームレート上限60FPSで、いかなる場面でも完全に60FPSに張り付いた完璧な動作を実現します。特に観客が多く描画されるライブシーンや、多数のウマ娘が同時に走るレースシーンでもフレームレートの揺らぎは一切なく、キャラクターたちの細やかな動きや表情を最高の品質で楽しむことができます。ロード時間も短縮され、全体的な操作感がより一層快適になります。

ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
「ファイナルファンタジーVII」の世界を舞台にした章立て配信のRPGです。オリジナルの物語に加え、コンピレーション作品のストーリーも追体験でき、美麗なグラフィックで描かれるコマンドバトルが特徴です。

  • Snapdragon 8 Gen 3 (REDMAGIC 10 Air):
    グラフィック設定を「最高品質」、フレームレート設定を「60FPS」にした場合、フィールド移動やメニュー操作はスムーズに行え、バトルシーンでも多くの場合60FPSに近いパフォーマンスを維持します。リミット技などの派手なエフェクトが連続する場面や、複雑な背景が表示されるシーンでは、一時的に50FPS台後半に落ち込むことがありますが、プレイの没入感を損なうほどではありません。
  • Snapdragon 8 Elite (REDMAGIC 10 Pro):
    グラフィック設定「最高品質」、フレームレート設定「60FPS」で、常に安定した60FPS動作を提供します。特にバトル中のエフェクトが多用されるシーンや、召喚獣の演出など、視覚的にリッチな場面でもフレームレートの低下はほとんど見られず、キャラクターの動きや技の迫力を余すところなく楽しめます。ロード時間も短縮され、ストーリーへの没入感を高めます。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
宇宙を舞台に開拓の旅をするスペースファンタジー3Dターン制RPGです。高品質なグラフィックと戦略性の高いバトルシステムが魅力です。

  • Snapdragon 8 Gen 3 (REDMAGIC 10 Air):
    グラフィック設定「高」、フレームレート設定「60FPS」で、広大なマップの探索やターン制バトルにおいて、概ね55-60FPSでの動作を見せます。「仙舟『羅浮』」のようなオブジェクトが多い都市部や、キャラクターの必殺技演出が派手な場面では、一時的に50FPS台前半までフレームレートが低下することがありますが、ゲームプレイの快適性に大きな影響はありません。
  • Snapdragon 8 Elite (REDMAGIC 10 Pro):
    グラフィック設定「高」、フレームレート設定「60FPS」で、どのような状況でも極めて安定した60FPSを維持します。複雑な描画が要求される都市部の探索や、連続する必殺技演出時にもフレームレートの落ち込みはごく僅かで、常に滑らかな映像で戦略的なバトルや美しい世界観を堪能できます。長時間のプレイにおいてもパフォーマンスの安定性が際立ち、最高のグラフィック体験を提供します。

まとめ:ゲーム性能の違い

Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3は、ほとんどの最新ゲームを最高設定に近い状態で快適にプレイできる非常に高い性能を持っています。しかし、Qualcomm Snapdragon 8 Eliteは、その強力なGPU性能により、特にグラフィック負荷が極めて高いゲームや、より高いフレームレート(90FPSや120FPS)を要求するFPSゲームにおいて、Snapdragon 8 Gen 3を上回る安定性と滑らかさを提供します。

具体的には、Snapdragon 8 Eliteを搭載したデバイスでは、フレームレートの落ち込みが少なく、常に最高の画質と最高のフレームレートでゲームを楽しむことができ、特に競技性の高いゲームではその差がプレイフィールに直結するでしょう。

冷却システム:ファンレスでも高性能を維持するREDMAGIC 10 AirのICE-X冷却システム

REDMAGIC 10 Air 冷却システム

ゲーミングスマートフォンの宿命とも言える「発熱」。高性能なSoCがフルパワーで稼働すればするほど、熱はパフォーマンス維持の大きな壁となります。REDMAGIC 10 Airは、この課題に対し、革新的なファンレス冷却システム「9層構造ICE-X冷却システム」で挑みます。

ここでは、この静音かつ強力な冷却システムの秘密と、それが実際のゲームプレイにどのような恩恵をもたらすのかを、私の実体験を交えながら詳細に解説します。さらに、内蔵ファンを搭載する上位モデルREDMAGIC 10 Proの「11層構造ICE-X風冷冷却システム」と比較し、それぞれの冷却方式が持つ特性と、ユーザーにとっての最適な選択肢を探ります。

静音性と冷却性能の両立:REDMAGIC 10 Air「9層ICE-X冷却システム」の構造

REDMAGIC 10 Airが採用する「9層構造ICE-X冷却システム」は、その名の通り9層にも及ぶ放熱素材と構造によって、ファンレスでありながら高い冷却性能を実現しています。このシステムの核となるのが、大型のベイパーチャンバーです。ベイパーチャンバーは、内部に封入された液体が蒸発と凝縮を繰り返すことで、SoCなど熱源からの熱を素早く広範囲に拡散させる役割を担います。

さらに、熱伝導率に優れた複合液体金属を採用することで、熱源からベイパーチャンバーへの熱移動効率を極限まで高めているとのこと。これらの高度な技術の組み合わせが、ファンレス設計の鍵となっているのです。

実際に『ディアブロ イモータル』のようなグラフィック負荷が高く、長時間プレイしがちなゲームを連続して遊んでみましたが、本体背面の温度上昇は驚くほど穏やかでした。以前使用していたファン付きのゲーミングスマホでは、高負荷時にはファンの回転音が気になったり、それでも本体がかなり熱くなったりすることがありましたが、REDMAGIC 10 Airでは、そうした不快感が大幅に軽減されたのを感じました。

特に、深夜の静かな部屋でプレイする際、ファンの音が一切しないというのは、没入感を高める上で非常に大きなメリットです。

熱源を的確に冷却:ベイパーチャンバーと複合液体金属の威力

この優れた冷却性能の背景には、やはり大型ベイパーチャンバーと複合液体金属の効果が大きいと感じています。ベイパーチャンバーは、熱を「点」から「面」へと効率的に広げることで、局所的なホットスポットの発生を防ぎます。そして、複合液体金属は、CPUやGPUといった主要な熱源からベイパーチャンバーへ、熱を間髪入れずに伝えるパイプラインの役割を果たします。

これにより、SoCが長時間高いパフォーマンスを維持できるようになり、結果としてフレームレートの安定や、突然の処理落ちといったストレスから解放されるのです。

強制冷却の絶対王者:REDMAGIC 10 Pro「11層ICE-X風冷冷却システム」の実力

一方、上位モデルであるREDMAGIC 10 Proは、さらに強力な「11層構造ICE-X風冷冷却システム」を搭載しています。最大の違いは、最大20,000rpmで回転する内蔵ターボファンと、専用の排気口を備えている点です。このファンが起動すると、本体内部の熱気を強制的に外部へ排出し、ベイパーチャンバーや複合液体金属だけでは追いつかないような極限の状況でも、積極的にSoCを冷却し続けます。

REDMAGIC 10 Proで同じく『ディアブロ イモータル』を最高設定で長時間プレイした場合、ファンの回転音は確かに聞こえますが、その冷却効果は絶大です。本体温度はAir以上に低く保たれ、まさに「冷たい」と感じるほど。特に、室温が高い環境や、充電しながらの超高負荷プレイといった、スマートフォンにとって最も過酷な条件下では、この内蔵ファンの存在が圧倒的な安心感をもたらします。

ファンレス vs ファンあり:メリット・デメリットと最適な選択
では、REDMAGIC 10 Airのファンレス冷却と、REDMAGIC 10 Proのファン付き冷却、どちらが優れているのでしょうか。これは単純な優劣ではなく、ユーザーの利用シーンや何を重視するかによって最適な選択が変わってきます。

REDMAGIC 10 Air(ファンレス)のメリット・デメリット:

メリット:

  • 圧倒的な静音性: ファンの回転音がないため、ゲームの音響やボイスチャットに集中できる。深夜の利用にも最適。
  • 薄型・軽量設計への貢献: ファンユニットがない分、本体を薄く軽くできる。
  • ホコリの侵入リスク低減: 開口部が少ないため、内部へのホコリの蓄積を抑えられる。

デメリット:

  • 極限の冷却能力の限界: ファンによる強制空冷がないため、非常に高い負荷が長時間続いた場合、Proに比べて温度上昇が大きくなる可能性。
  • 受動的な冷却: 周囲の温度環境の影響を受けやすい。

REDMAGIC 10 Pro(ファンあり)のメリット・デメリット:

メリット:

  • 最高の冷却性能: 内蔵ファンによる強制空冷で、どんな高負荷時でも積極的に熱を排出。
  • 持続的なピークパフォーマンス: 長時間プレイでもスロットリング(熱による性能低下)を極限まで抑制。

デメリット:

  • ファンの作動音: 高負荷時にはファンの回転音が気になる場合がある。
  • 本体の厚み・重量増: ファンユニット搭載のため、Airより若干厚く重くなる。

ホコリの蓄積: 吸排気口からのホコリの侵入に注意が必要。

私自身の使い方としては、静かな環境でゲームに没頭したい場面が多く、またREDMAGIC 10 Airのファンレスシステムでも十分すぎる冷却性能を発揮してくれたため、Airの静音性とスリムさのバランスに非常に満足しています。

しかし、常に最高のフレームレートを維持し、どんな状況でも一切の妥協を許さないというストイックなゲーマーや、動画配信などで長時間高負荷をかける方にとっては、REDMAGIC 10 Proのファン付き冷却システムが、より確実なパフォーマンス維持を約束してくれるでしょう。

まとめ:REDMAGIC 10 Airの冷却システム ~静音性と高性能の調和~

REDMAGIC 10 Airの9層構造ICE-X冷却システムは、ファンレスでありながら驚くべき冷却性能を発揮します。

  • 革新的なファンレス設計: 9層構造、大型ベイパーチャンバー、複合液体金属により、高い冷却効率と静音性を両立。
  • 静かなゲーム環境: ファンの作動音がないため、ゲームサウンドやボイスチャットに集中でき、深夜のプレイも快適。
  • Proモデル(ファンあり)との比較
  • Air(ファンレス):静音性とスリムさを重視し、日常的な快適さも求めるユーザーに最適。
  • Pro(ファンあり):常に最高の冷却性能を求め、どんな高負荷状況でも妥協したくないヘビーユーザーやプロフェッショナル向け。
  • 安定したパフォーマンス: 効果的な熱管理により、長時間のゲームプレイでも性能低下を抑制。

バッテリーと充電:REDMAGIC 10 Airの大容量バッテリーと高速充電、Proモデル比較

REDMAGIC 10 Air バッテリー

ゲーミングスマホにとって、最高のパフォーマンスを長時間維持するためには、強力なバッテリーとスピーディーな充電技術が不可欠です。REDMAGIC 10 Airは、6,000mAhという大容量バッテリーと最大80Wの高速充電、さらにゲーム中の発熱を抑える充電分離(バイパス充電)機能を搭載し、スタミナ面でも抜かりはありません。

ここでは、REDMAGIC 10 Airのバッテリー持続力と充電性能を、私自身の使用感を交えながら詳細にレビューします。また、7,050mAhバッテリーと最大100W充電を誇る上位モデルREDMAGIC 10 Proと比較し、実際の使用シーンでどのような差が出るのか、そしてどちらのモデルがあなたのプレイスタイルに適しているのかを明らかにします。

一日中頼れる大容量:REDMAGIC 10 Air の6,000mAhバッテリーの実力

REDMAGIC 10 Airが搭載する6,000mAhのバッテリーは、まさに「頼れる大容量」という言葉がふさわしいです。実際に私が試したところ、朝フル充電の状態で家を出て、通勤中に動画を視聴したり、休憩時間に『Pokémon GO』のような位置情報ゲームを楽しんだり、そしてもちろん、帰宅後には『Call of Duty Mobile』などのグラフィック負荷の高いゲームを数時間プレイしても、夜寝る前までバッテリー残量に余裕がありました。

一般的な使い方であれば、充電のことを気にせずに丸一日アクティブに使える安心感は、何物にも代えがたいメリットだと感じました。

瞬時に復活!最大80W高速充電と付属充電器のパワー

バッテリー切れの心配が少ないとはいえ、万が一の際や、急いで充電したい場面では、充電速度が重要になります。REDMAGIC 10 Airは最大80Wの高速充電に対応しており、製品に同梱されている専用の80W充電器を使用することで、その真価を発揮します。

私のテストでは、バッテリー残量3%の状態からわずか30分で80%まで充電でき、完全に充電が完了するまでも約45分と、驚異的なスピードでした。これにより、短い休憩時間や外出前のわずかな時間でも、その後の活動に必要な十分なバッテリー量を確保できるため、充電に関するストレスが大幅に軽減されました。

ゲーム中の発熱を抑制:賢い充電分離(バイパス充電)機能

長時間のゲームプレイで特に役立つのが、充電分離(バイパス充電)機能です。これは、充電ケーブルを接続したままゲームをプレイする際に、バッテリーへの充電を一時的に停止し、スマートフォン本体へ直接電力を供給する技術です。これにより、バッテリーへの負荷や発熱を抑え、充電しながらのプレイでも本体温度の上昇を最小限に留めてくれます。

実際にこの機能を使って『原神』をプレイしてみましたが、バッテリー残量を気にせず、かつ本体が過度に熱くなることもなく快適に長時間楽しむことができ、この機能のありがたみを実感しました。

さらなるスタミナと超高速充電:REDMAGIC 10 Pro のバッテリー&充電性能

一方、上位モデルのREDMAGIC 10 Proは、さらに大容量の7,050mAhバッテリーと、最大100Wという超高速充電に対応しています。バッテリー容量はAirよりも1,050mAh多く、これは単純計算で約17.5%の増量となります。この差は、特にヘビーな使い方をするユーザーにとっては、より長時間の連続使用を可能にする大きなアドバンテージとなるでしょう。

充電速度に関しても、Proの最大100WはAirの80Wを上回ります。具体的な充電時間は手元の資料にはありませんが、7,050mAhという大容量バッテリーをこれだけの高出力で充電するため、フル充電までの時間もAirと同等か、あるいはそれ以上に短縮されることが期待できます。

Proのバイパス充電機能は、「指定した残量まで充電してから直接給電に切り替える」といった、より高度な設定も可能になっているようで、ユーザーの細かなニーズに応える進化を遂げています。Proにも、その性能を最大限に引き出す100W対応の充電器が付属していると考えられます。

バッテリーライフと充電速度:AirとPro、あなたに最適なのはどっち?

では、REDMAGIC 10 AirとREDMAGIC 10 Pro、バッテリーと充電の観点からどちらを選ぶべきでしょうか。

バッテリー持続時間:

言うまでもなく、7,050mAhのバッテリーを搭載するREDMAGIC 10 Proの方が、Airの6,000mAhよりも長時間の連続使用が可能です。1日の中でゲームプレイ時間が非常に長い方や、充電する機会が限られている方にとっては、Proのスタミナは大きな魅力となるでしょう。しかし、Airの6,000mAhも一般的な使い方であれば十分すぎる容量であり、多くのユーザーにとっては満足のいくバッテリーライフを提供してくれます。

充電速度:

Proの最大100W充電は、Airの最大80W充電よりも高速です。どちらも非常にスピーディーな充電が可能ですが、Proは「より大容量のバッテリーを、より短時間で」充電できるという点で優位性があります。少しでも充電時間を短縮したい、あるいは急な外出が多いという方には、Proの充電速度が心強い味方になるはずです。

私個人の意見としては、REDMAGIC 10 Airのバッテリー持続時間と充電速度は、日常的な利用から本格的なゲームプレイまで、非常にバランスが取れていると感じました。特に、80W充電器が標準で付属している点は嬉しいポイントです。しかし、とにかく最高のスタミナと最速の充電を求めるのであれば、REDMAGIC 10 Proがその期待に応えてくれるでしょう。

まとめ:REDMAGIC 10 Airのバッテリー&充電 ~安心のスタミナとストレスフリーな充電体験~

REDMAGIC 10 Airのバッテリーと充電システムは、ゲーマーの期待に応える十分な性能を備えています。

  • 大容量6,000mAhバッテリー: 一日中アクティブに使える安心のスタミナ。
  • 最大80W高速充電: わずか約45分でフル充電可能。専用80W充電器も付属。
  • 充電分離(バイパス充電)機能: ゲーム中の発熱を抑え、バッテリーへの負荷も軽減。
  • Proモデル(7,050mAh / 100W充電)との比較:
  • Air:優れたバッテリーライフと高速充電のバランスが良く、多くのユーザーに最適。
  • Pro:さらに長時間のスタミナと最速クラスの充電を求めるヘビーユーザーやプロフェッショナル向け。
  • ストレスフリーなモバイルライフ: バッテリー切れの不安や充電待ちのイライラから解放。

カメラ機能:REDMAGIC 10 Airのデュアルカメラの実力とProモデル画質比較

ゲーミングスマートフォンの主戦場は言うまでもなくゲーム体験ですが、日常的に持ち歩くデバイスとしてカメラ性能も妥協したくない、というのが多くのユーザーの本音ではないでしょうか。

REDMAGIC 10 Airは、そんな期待に応えるべく、リアに50MPメインカメラと50MP超広角カメラから成るデュアルカメラシステム、フロントには16MPカメラを搭載。光学式手ブレ補正(OIS)やAIアルゴリズムも備え、ゲーミングフォンという枕詞を忘れさせるほどの写真撮影が可能です。

ここでは、REDMAGIC 10 Airのカメラの実力を、上位モデルREDMAGIC 10 Proのトリプルカメラシステムや先進的な第7世代アンダーディスプレイフロントカメラと比較しながら、その画質や撮影体験の違いを詳細にレビューします。

日常を鮮やかに切り取る:REDMAGIC 10 Air のデュアルカメラシステム

<作例1:建物:屋内の比較的暗いシーンでありながらも非常に明るいのが印象的。しかも明暗のバランスがとれていてクオリティの高さがうかがえる。色のバランスはややあっさりしているが、やはり高級感があるように感じる。>

REDMAGIC 10 Air カメラの写真 作例 建物

REDMAGIC 10 Airのリアカメラは、5000万画素のメインカメラと、同じく5000万画素の超広角カメラという、非常に贅沢なデュアルカメラ構成です。メインカメラには光学式手ブレ補正(OIS)が搭載されており、光量の少ない薄暗い場所や、動きながらの撮影でも手ブレを効果的に抑え、クリアな写真を撮影することができました。例えば、夕暮れ時の街並みをスナップした際、建物のディテールや空のグラデーションが美しく再現され、ノイズも少ない印象的な一枚を残せました。

超広角カメラも5000万画素と高解像度なため、広大な風景や大人数での集合写真も、歪みを抑えつつ細部までシャープに捉えることができます。友人と訪れた観光地で、壮大な自然を背景に記念撮影をしたのですが、画角の広さはもちろん、一人ひとりの表情までしっかりと記録されており、その表現力に驚かされました。

また、AIアルゴリズムによるシーン認識機能も秀逸で、料理を撮影すればシズル感が増し、ポートレートでは背景が自然にボケて被写体が際立つなど、難しい設定なしで「映える」写真が簡単に撮影できるのは大きな魅力です。

セルフィーも高画質:16MPフロントカメラと快適な撮影体験

フロントカメラは1600万画素で、ビデオ通話はもちろん、セルフィー撮影にも十分なクオリティです。美顔モードなども搭載されており、自然な仕上がりで自分をより良く見せてくれます。特筆すべきは、REDMAGIC 10 Airのフルスクリーンディスプレイを活かした撮影体験です。パンチホールやノッチが目立たないため、ビューファインダーが画面全体に広がり、構図を隅々まで確認しながら快適に撮影できる点は、他のスマートフォンではなかなか味わえない感覚でした。

多彩な表現力と究極の没入感:REDMAGIC 10 Pro のトリプルカメラとUDC

一方、上位モデルのREDMAGIC 10 Proは、リアに50MPメインカメラ、50MP超広角カメラに加え、2MPのマクロカメラを搭載したトリプルカメラ構成となっています。この2MPマクロカメラの存在により、Proでは被写体にグッと近づいた接写が可能になり、植物の細部や小さなアクセサリーなど、Airでは捉えきれないミクロの世界を表現できます。日常のスナップに加えて、よりクリエイティブな写真撮影を楽しみたいユーザーにとっては、このマクロレンズは大きなアドバンテージとなるでしょう。

そして、Proのフロントカメラは「第7世代アンダーディスプレイカメラ(UDC)」を採用。これにより、ディスプレイ上にカメラの存在を一切感じさせない、究極のフルスクリーン体験を実現しています。ゲームや動画視聴時の没入感は格別ですが、カメラ画質という点では、一般的なフロントカメラを搭載するAirの方が、光をダイレクトに取り込める分、若干有利な場合があるかもしれません。とはいえ、ProのUDCも世代を重ねるごとに進化しており、日常的なセルフィーやビデオ通話では十分な品質を確保していると考えられます。

AI画像処理と撮影体験の違い:AirとPro、どちらを選ぶ?

REDMAGIC 10 AirもProも、AIによる画像処理技術が搭載されており、撮影シーンに応じて最適な画質調整を行ってくれます。Proの方がより高度なAIアルゴリズムや、RAW現像などプロフェッショナル向けの機能を搭載していますが、Airでも十分に満足のいく美しい写真が手軽に撮影できました。

画質と撮影シーンの多様性:

Proのトリプルカメラは、マクロ撮影という新たな選択肢を提供してくれるため、撮影できるシーンの幅が広がります。メインカメラと超広角カメラの基本画質については、どちらも50MPセンサーを搭載しているため、同等レベルの高い品質が期待できますが、Proの方がより細かなチューニングや画像処理エンジンが優れている可能性も考えられます。

フロントカメラの体験:

Airのフロントカメラは、安定した高画質と快適なフルスクリーンビューファインダーを提供します。一方、ProのUDCは、画面の没入感を最優先しつつ、カメラの存在を消すという未来的な体験を重視するユーザーに適しています。

私個人の意見としては、REDMAGIC 10 Airのデュアルカメラシステムは、ゲーミングフォンでありながら、日常使いのカメラとしても非常に優秀だと感じました。手軽に高品質な写真を残したい、SNS映えする写真を撮りたいというニーズには十分応えてくれます。しかし、より多彩な撮影機能や、ディスプレイの究極の没入感を求めるのであれば、REDMAGIC 10 Proが魅力的な選択肢となるでしょう。

まとめ:REDMAGIC 10 Airのカメラ機能 ~ゲームの合間も、日常も、美しく記録する~

REDMAGIC 10 Airのカメラは、ゲーミングフォンの枠を超えた確かな実力を持っています。

  • 高画質リアデュアルカメラ: 50MPメイン(OIS搭載)+50MP超広角で、風景からスナップまで美しく記録。
  • AIによる簡単キレイ撮影: シーン認識や自動補正で、誰でも簡単に印象的な写真が撮れる。
  • 快適なフロントカメラ: 16MPの高画質とフルスクリーンビューファインダーで、セルフィーも快適。
  • Proモデル(トリプルカメラ/UDC)との比較:
  • Air:バランスの取れた高画質と手軽な操作性で、日常使いに最適。
  • Pro:マクロ撮影や究極のフルスクリーンなど、より専門的で先進的な機能を求めるユーザー向け。
  • ゲーミングだけじゃない魅力: 美しい写真や動画で、ゲーム以外の日常も豊かに彩る。

通信機能とオーディオ:REDMAGIC 10 AirとProモデルとの接続性・音響を比較

REDMAGIC 10 Air 背面全体 ホワイト

オンラインゲームの勝敗を左右する通信の安定性、そしてコンテンツへの没入感を深めるオーディオ品質は、現代のスマートフォン選びにおいて極めて重要な要素です。REDMAGIC 10 Airは、最新規格のWi-Fi 7に対応し、デュアルスピーカーやDTS:X Sound認証、Snapdragon Soundチューニングといった充実のオーディオ機能を備えています。

ここでは、REDMAGIC 10 Airが提供するシームレスな接続体験と臨場感あふれるサウンドを、私自身の使用感を交えながら詳細にレビューします。さらに、上位モデルREDMAGIC 10 Proの通信機能(おサイフケータイ®対応、HDMI出力など)やオーディオ技術と比較し、それぞれのモデルがどのようなユーザーに適しているのかを明らかにしていきます。

次世代の接続性:REDMAGIC 10 Air のWi-Fi 7対応と安定した通信機能

REDMAGIC 10 Airは、最新の無線LAN規格である「Wi-Fi 7」に対応しています。これにより、対応ルーター環境下では、従来のWi-Fi 6/6Eを凌駕する超高速通信、低遅延、そして多接続時の安定性を実現します。実際に自宅のWi-Fi 7環境でオンライン対戦ゲーム『Apex Legends Mobile』をプレイしてみましたが、ピング値は常に低く安定しており、キャラクターの動きや射撃のレスポンスも非常にスムーズ。

まさに「遅延を感じさせない」快適なプレイ体験でした。高画質なストリーミング動画の視聴や大容量ファイルのダウンロードも瞬時に完了し、その恩恵は計り知れません。

GPS性能についても、高層ビル街や屋内など、電波が届きにくい場所でも比較的安定して位置情報を測位してくれました。地図アプリでのナビゲーションもスムーズで、日常的な利用においてストレスを感じることはありませんでした。また、NFCにも対応しており、Google Payを利用した非接触決済が可能です。ただし、日本のユーザーにとって重要なFeliCa(おサイフケータイ®)には非対応となっている点は留意が必要です。

没入感を深めるサウンド:デュアルスピーカーと先進のオーディオ技術

REDMAGIC 10 Airのオーディオ体験は、まさに特筆すべきレベルです。本体にはデュアルステレオスピーカーが搭載されており、横持ちでゲームをプレイする際に、左右から広がる迫力あるサウンドを楽しむことができます。音の定位感も優れており、『PUBG Mobile』のようなゲームでは、敵の足音や銃声の方向を正確に把握するのに役立ちました。

さらに、DTS:X Sound認証とSnapdragon Soundチューニングにより、音質はクリアかつパワフル。映画鑑賞時には、まるでミニシアターにいるかのような臨場感あふれるサラウンドサウンドを体験でき、音楽再生では、アーティストの息遣いまで感じられるような繊細な表現力に驚かされました。

ワイヤレスイヤホンとの接続においても、Snapdragon Sound対応機器であれば、高音質コーデックaptX Adaptiveによるハイレゾ相当の音質と低遅延を実現し、有線接続に迫る快適なリスニング体験を提供してくれます。

Proモデルとの違いは?接続性、音響、そして拡張性

上位モデルであるREDMAGIC 10 Proは、通信機能とオーディオ面でもAirとは異なる特徴を持っています。

通信機能の比較:

ProもWi-Fi 7に対応しており、基本的な無線通信性能は同等レベルの高いものが期待できます。しかし、最も大きな違いはNFC機能です。REDMAGIC 10 Proは、Airが非対応のFeliCa(おサイフケータイ®)に対応しています。これにより、SuicaやPASMOといった交通系ICカードや、iD、QUICPayといった電子マネーをスマートフォン一台で利用可能になり、日本国内での利便性は格段に向上します。

さらに、Proは有線でのHDMI出力に対応しています。これにより、スマートフォン内のゲーム画面や動画をテレビやモニターなどの大画面に簡単に出力でき、迫力ある映像体験や、プレゼンテーションなどビジネスシーンでの活用も可能です。Airは無線ミラーリングには対応していますが、安定性や遅延の少なさでは有線接続に軍配が上がることが多いでしょう。

オーディオ技術の比較:

Proのオーディオ技術については、DTS:X Ultra認証など、AirのDTS:X Soundよりもさらに上位の認証を受けている可能性があり、よりリッチで没入感の高いサウンド体験を提供してくれるかもしれません。デュアルスピーカーの品質やSnapdragon Soundへの対応は同等レベルであると予想されますが、ProはHDMI出力による外部オーディオシステムへの高品位な音声出力も可能です。

あなたに最適なのは?AirとPro、それぞれの魅力

REDMAGIC 10 Airは、Wi-Fi 7対応による高速・低遅延な通信と、DTS:X SoundやSnapdragon Soundによる高品質なオーディオ体験を、バランス良く提供してくれるモデルです。日常使いから本格的なオンラインゲームまで、快適な接続性と迫力のサウンドを求める多くのユーザーにとって、十分満足できる仕様と言えるでしょう。

一方、REDMAGIC 10 Proは、これらに加えて「おサイフケータイ®対応」という日本市場における決定的なアドバンテージと、「HDMI出力」による拡張性を備えています。スマートフォン一つで決済もエンタメも完結させたい、あるいは大画面での利用シーンが多いというユーザーにとっては、Proがより魅力的な選択肢となります。

私自身の使い方では、REDMAGIC 10 Airの通信・オーディオ性能に大きな不満はなく、特にWi-Fi 7の快適さとデュアルスピーカーの音質の良さには感心しました。しかし、やはり日常的に電車移動が多く、キャッシュレス決済を多用する身としては、Proのおサイフケータイ®対応は非常に魅力的です。

まとめ:REDMAGIC 10 Airの通信とオーディオ ~シームレスな接続と心揺さぶる音響体験~

REDMAGIC 10 Airは、最先端の通信技術と高品質なオーディオ機能で、デジタルライフを格段に向上させます。

  • Wi-Fi 7対応: 超高速・低遅延・高安定な無線通信で、オンラインゲームや動画視聴が快適。
  • 臨場感あふれるサウンド: デュアルスピーカー、DTS:X Sound認証、Snapdragon Soundチューニングにより、迫力のオーディオ体験を実現。
  • NFC対応: Google Payによる非接触決済が可能(FeliCaは非対応)。
  • Proモデルとの比較:
  • Air:最新のWi-Fiと高品質サウンドをバランス良く搭載。FeliCa非対応でも問題ないユーザー向け。
  • Pro:おサイフケータイ®対応、HDMI出力対応など、より高い利便性と拡張性を求めるユーザー向け。
  • 途切れないエンターテイメント: 安定した接続と高音質サウンドで、ゲームも音楽も動画も存分に楽しめる。

ソフトウェアと独自機能:REDMAGIC OS 10の使い勝手、AI機能、ゲーム関連機能、Proモデルとの機能差

REDMAGIC 10 Air のユーザーインターフェース

スマートフォンの真価は、ハードウェアのスペックだけでなく、それを活かすソフトウェアと独自機能によって大きく左右されます。REDMAGIC 10 Airは、最新のAndroid 15をベースにした「REDMAGIC OS 10」を搭載し、ゲーミング体験を飛躍的に向上させる多彩な機能と、日常使いを便利にするAI機能を融合させています。

ここでは、REDMAGIC 10 Airのソフトウェアが生み出すユーザーエクスペリエンスの深層に迫り、物理キー「マジックキー」やカスタマイズ可能なRGBライト、各種AI機能などを詳細にレビューします。さらに、上位モデルREDMAGIC 10 Proの独自機能と比較し、それぞれのモデルが提供する異なる魅力と体験を明らかにしていきます。

快適操作とゲーミング特化:REDMAGIC OS 10 と「マジックキー」

REDMAGIC 10 Airに搭載されているREDMAGIC OS 10は、Android 15の最新機能をベースに、ゲーミングに特化したカスタマイズが施されています。全体的な操作感はスムーズで、直感的に扱えるユーザーインターフェースが好印象です。特に便利なのが、本体側面に配置された物理スライドスイッチ「マジックキー」です。

これを操作するだけで、瞬時に専用のゲーム空間「REDMAGICゲームスペース」を起動でき、通知の制御、パフォーマンス設定の最適化、各種ゲーム補助機能へのアクセスなどが一元的に行えます。この一手間が、ゲームへの没入感を高める上で非常に効果的だと感じました。

日常を彩る機能と安心の保護性能:RGBライトとIP54防水防塵

ゲーミングデバイスの象徴とも言えるRGBライトも、もちろん搭載されています。本体背面のロゴやラインがカスタマイズ可能で、通知やゲームの状況に合わせて様々なパターンで光らせることができます。個人的には、充電中にゆっくりと明滅する設定がお気に入りで、さりげない遊び心が所有欲を満たしてくれます。

また、REDMAGIC 10 AirIP54等級の防水防塵性能を備えています。これは完全防水ではありませんが、日常的な水しぶきや埃程度であれば問題なく耐えうるレベルです。ゲーミングフォンというとタフネス性能は二の次というイメージがありましたが、このように日常使いでの安心感が考慮されている点は嬉しいポイントです。

AIがアシストする未来体験:Google Gemini AI と Cube AI の実力

REDMAGIC OS 10の大きな特徴の一つが、AI機能の積極的な活用です。REDMAGIC 10 Airは、Googleの最新AIモデル「Google Gemini AI」や、独自の「Cube AI」を搭載し、多岐にわたるインテリジェントな機能を提供します。例えば、海外のゲーム情報サイトを閲覧中に、画面上のテキストを選択するだけで即座に日本語へ翻訳してくれる機能は非常に便利でした。

また、Cube AIによるゲームパフォーマンスの最適化は、プレイ中のフレームレート安定化やバッテリー消費の効率化に貢献していると感じられ、ユーザーのプレイスタイルを学習して最適な設定を提案してくれる機能も備わっているようです。

ゲーム体験を深化させる独自機能:フレーム補間とミラーリング

ゲーム関連機能も充実しています。特筆すべきは「フレーム補間機能」で、これにより通常60FPSまでのゲームを最大120FPS相当の滑らかな映像で楽しむことができます。対応ゲームは限られますが、実際に『原神』のような対応タイトルで試したところ、キャラクターの動きやカメラワークが明らかにスムーズになり、視覚的な快適さが格段に向上しました。

また、「ミラーリング機能」も進化しており、専用PCソフト「SmartCast Studio」を使えば、REDMAGIC 10 Airの画面をPCモニターに低遅延かつ高画質でワイヤレス出力し、キーボード&マウスでの操作も可能です。これにより、スマートフォンのゲームを大画面で、より本格的に楽しむという新しいプレイスタイルが広がります。

Proモデルとの機能差:ゲームスペーススイッチ、AI機能、アップスケーリング

上位モデルのREDMAGIC 10 Proも、同じくREDMAGIC OS 10 (Android 15ベース) を搭載していますが、いくつかの機能で違いが見られます。

ゲームモードへのアクセス:

Airが「マジックキー」(物理スライドスイッチ)でゲームスペースにアクセスするのに対し、Proは「ゲームスペーススイッチ」(おそらくソフトウェア的なスイッチ、あるいは異なる物理スイッチ)で切り替えるようです。どちらも素早くゲームモードへ移行できる点では共通していますが、操作感の好みは分かれるかもしれません。

AI機能の差異:

AirがGoogle Gemini AIやCube AIによる即時翻訳やゲームパフォーマンス最適化を強調しているのに対し、ProのAI機能は「Google Intelligence」や「AI駆動手ブレ補正」といった点がアピールされているようです。AIによる手ブレ補正は、特に動画撮影時の品質向上に貢献するでしょう。Proにも同様のゲーム最適化AIは搭載されていると考えられますが、アピールポイントが異なる可能性があります。

アップスケーリング機能:

Proは、低解像度のゲーム映像をより高精細な2K解像度にアップスケーリングする機能を搭載しています。これにより、古いゲームや元々の解像度が低いゲームでも、Proの高精細ディスプレイを活かした美しい映像で楽しむことが期待できます。Airには、この機能がありません。

その他のゲーム関連機能:

Proには、上記のアップスケーリング機能のほかにも、より高度なゲーム補助機能やカスタマイズオプションが用意されている可能性があります。例えば、より詳細なパフォーマンス設定や、特定のゲームに特化した最適化モードなどが考えられます。

独自体験の違いとおすすめユーザー像

REDMAGIC 10 Airは、物理的な「マジックキー」による直感的なゲームモードへの移行や、Google Gemini AIを活用した翻訳機能など、実用性と先進性を兼ね備えた機能が魅力です。フレーム補間機能も、対応ゲームの体験を大きく向上させます。

一方、REDMAGIC 10 Proは、AI駆動手ブレ補正や2Kアップスケーリング機能など、より映像品質にこだわった機能や、さらに踏み込んだゲーム最適化機能が期待できます。ゲームスペースへのアクセス方法の違いも、操作感の好みによって評価が分かれるでしょう。

個人的には、REDMAGIC 10 Airの「マジックキー」は物理的なフィードバックがあり、ゲームモードへの切り替えが非常に分かりやすく好印象でした。また、Google Gemini AIによる翻訳機能は、海外のゲーム情報に触れる機会が多い私にとって非常に実用的でした。Proのアップスケーリング機能は魅力的ですが、現行の多くのゲームはAirでも十分に高画質で楽しめるため、必須とまでは感じませんでした。

まとめ:REDMAGIC 10 Airのソフトウェア ~ユーザーに寄り添うインテリジェンスとゲーミングDNA~

REDMAGIC 10 Airのソフトウェアと独自機能は、ユーザーエクスペリエンスを格段に向上させる工夫に満ちています。

  • REDMAGIC OS 10 (Android 15ベース): 最新OSをベースに、ゲーミングに最適化された快適な操作性。
  • マジックキー: 瞬時にゲームスペースへアクセスできる物理スライドスイッチ。
  • AI機能の充実: Google Gemini AIやCube AIによる即時翻訳、ゲームパフォーマンス最適化など、インテリジェントなアシスト。
  • 魅力的な独自機能: フレーム補間による滑らかな映像体験、カスタマイズ可能なRGBライト、IP54防水防塵。
  • Proモデルとの機能差
  • Air:物理キーによる直感操作、実用的なAI翻訳などが特徴。
  • Pro:AI手ブレ補正、2Kアップスケーリングなど、より高度な映像技術やゲーム最適化に注力か。
  • 進化したユーザー体験: ハードウェアの性能を最大限に引き出し、ゲームも日常も快適にするソフトウェア設計。

【徹底比較】REDMAGIC 10 Air vs REDMAGIC 10 Pro:最適な一台はどっち?主要な違いを総まとめ

進化を続けるゲーミングスマートフォン市場において、NubiaのREDMAGICシリーズはその最先端を走り続けています。2025年、新たに登場した「REDMAGIC 10 Air」と、フラッグシップモデル「REDMAGIC 10 Pro」は、それぞれ異なる魅力と個性を備え、ゲーマーたちの熱い視線を集めています。どちらのモデルがあなたのプレイスタイルやライフスタイルにマッチするのか?

ここでは、両モデルの主要な違いを詳細に比較し、あなたにとって最適な一台を見つけるお手伝いをします。

REDMAGIC 10 Air と REDMAGIC 10 Pro の主な違い

以下に、REDMAGIC 10 AirとREDMAGIC 10 Proの主な違いを項目別にまとめました。

基本仕様

サイズと重量:

  • Air: 厚さ7.85mm、重量205g。薄型軽量で持ちやすさを重視。
  • Pro: 厚さ8.9mm、重量229g。大容量バッテリーと冷却性能を確保しつつ、前モデルからのサイズ感を維持。

素材とデザイン:

  • Air: 背面に指紋が付きにくいAGガラスを採用し、マットとグロスの融合したデザイン。
  • Pro: 背面カメラの出っ張りがない完全フラットデザインの一体型ガラス。

カラーバリエーション:

  • Air: Twilight(ブラック)、Hailstone(ホワイト)、Flare(オレンジスケルトン)の3色。
  • Pro: Shadow(ブラック)、Lightspeed(ホワイト)、Moonlight(シルバー)、Dusk(黒スケルトン)など豊富な5色展開。

パフォーマンス

  • SoC(チップセット):
    Air: Snapdragon 8 Gen 3搭載。現行トップクラスの処理能力。
  • Pro: Snapdragon 8 Elite搭載。Snapdragon 8 Gen 3のさらに高性能な選別・高クロック版で、究極のパフォーマンスを追求。

冷却システム:

  • Air: ファンレスの9層構造ICE-X冷却システム。静音性と高い冷却性能を両立。
  • Pro: 内蔵ファンを備えた11層構造ICE-X風冷冷却システム。極限の高負荷時にも強力な強制冷却を実現。

ディスプレイ

解像度とリフレッシュレート:

  • Air: 6.8インチ フルHD+ディスプレイ、最大120Hzリフレッシュレート。
  • Pro: 1.5K解像度ディスプレイ、最大144Hzリフレッシュレート。より高精細で滑らかな表示。

バッテリーと充電

バッテリー容量:

  • Air: 6,000mAh。
  • Pro: 7,050mAh。より長時間のプレイに対応する大容量。

充電速度:

  • Air: 最大80W高速充電。
  • Pro: 最大100W高速充電。大容量バッテリーをさらに短時間で充電可能。

バイパス充電:

両モデルとも対応。Proは「指定した残量まで充電してそのあと直接給電」という、より高度な制御が可能。

カメラ

リアカメラ構成:

  • Air: 50MPメイン + 50MP超広角のデュアルカメラ。OIS(光学式手ブレ補正)搭載。
  • Pro: 50MPメイン + 50MP超広角 + 2MPマクロのトリプルカメラ。より多彩な撮影シーンに対応。

フロントカメラ:

  • Air: 16MPパンチホール式フロントカメラ。
  • Pro: 第7世代アンダーディスプレイカメラ(UDC)。画面の没入感を最大限に高めるベゼルレスデザイン。

通信機能とオーディオ

Wi-Fi:

両モデルとも最新規格のWi-Fi 7に対応(Proも対応と推測)。

NFC:

  • Air: Google Pay対応、FeliCa(おサイフケータイ®)非対応。
  • Pro: 日本版はおサイフケータイ®(FeliCa)対応。交通系ICや電子マネー利用で利便性向上。

外部出力:

  • Air: 無線ミラーリングのみ対応。
  • Pro: 有線でのHDMI出力に対応。大画面でのゲームプレイやプレゼンテーションに活用可能。

オーディオ技術:

  • Air: デュアルスピーカー、DTS:X Sound認証、Snapdragon Soundチューニング。
  • Pro: デュアルスピーカー、DTS:X Ultra認証など、さらに上位の音響技術を搭載している可能性。

ソフトウェアと独自機能

OS:

両モデルともREDMAGIC OS 10 (Android 15ベース)。

ゲームスペースへのアクセス:

  • Air: 本体側面の物理スライドスイッチ「マジックキー」。
  • Pro: 「ゲームスペーススイッチ」(物理スイッチかソフトウェアかは詳細による)。

AI機能:

  • Air: Google Gemini AIやCube AIによる即時翻訳、ゲームパフォーマンス最適化などを強調。
  • Pro: Google IntelligenceやAI駆動手ブレ補正など、異なるAI機能をアピール。

アップスケーリング機能:

  • Air: なし。
  • Pro: 2Kアップスケーリング機能に対応。低解像度ゲームを高画質化。

防水防塵:

  • Air: IP54等級。
  • Pro: 非対応。

まとめ:REDMAGIC 10 AirとREDMAGIC 10 Proの違い

REDMAGIC 10 AirとREDMAGIC 10 Proは、どちらも最高峰のゲーミング体験を提供するために設計されたスマートフォンですが、その目指す方向性には明確な違いがあります。

REDMAGIC 10 Airは、高性能なSnapdragon 8 Gen 3を搭載しつつ、より薄く軽量なデザインとファンレスによる静音性を実現しています。日常的な使いやすさと本格的なゲーミング性能のバランスを重視し、静かな環境でゲームに没頭したい、あるいはスマートフォンの重さや厚みが気になるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。コストパフォーマンスにも優れ、初めてゲーミングスマホを手にする方にもおすすめです。

一方、REDMAGIC 10 Proは、まさに「妥協なきパフォーマンス」を追求するフラッグシップモデルです。Snapdragon 8 Eliteによる究極の処理能力、強力なファン冷却システム、大容量バッテリー、そしておサイフケータイ®対応やHDMI出力といった日本市場での利便性・拡張性を最大限に高めた機能群は、あらゆるゲームを最高の環境でプレイし、スマートフォンを生活の中心としてフル活用したいヘビーユーザーやプロフェッショナルにとって、これ以上ない一台と言えます。

REDMAGIC 10 Airのメリット・デメリット

REDMAGIC 10 Air 側面とボタン

REDMAGIC 10 Airは、ゲームプレイに特化した機能を持ちつつ、日常利用も考慮されたゲーミングスマートフォンです。その長所と短所を、他のゲーミングスマートフォンと比較しながら解説します。

【メリット】

メリット1:薄型軽量化と洗練されたデザインの両立

REDMAGIC 10 Airは、厚さ7.85mm、重量205gと、ゲーミングスマートフォンとしては比較的スリムで軽量な設計が特徴です。これにより、長時間のゲームプレイや日常的な持ち運びにおける負担が軽減されます。上位モデルのREDMAGIC 10 Proが冷却ファンを搭載し厚みがあるのに対し、Airはファンレス構造を採用することで薄型化を実現しています。派手さを抑えたデザインは、普段使いしやすいという声もあります。

メリット2:高い処理性能と滑らかなディスプレイ

Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3モバイルプラットフォームを搭載し、12GBまたは16GBのLPDDR5Xメモリ、UFS 4.0ストレージを備えており、最新のゲームも快適に動作する高い処理能力を有しています。ディスプレイは6.8インチのAMOLEDで、最大120Hzのリフレッシュレートと最大960Hzのタッチサンプリングレート(瞬間最大2000Hz)に対応しており、滑らかな映像表示と優れた操作レスポンスを実現します。画面下にインカメラを搭載することで、ノッチやパンチホールのない完全なフルスクリーンディスプレイも魅力です。

メリット3:大容量バッテリーと急速充電

6000mAhの大容量バッテリーを搭載し、長時間のゲームプレイや動画視聴にも対応できます。また、80Wの急速充電に対応しており、短時間でバッテリーを充電できるため、ヘビーユーザーにとっても安心感があります。POCO X7 Proも6000mAhのバッテリーを搭載していますが、REDMAGIC 10 Airはより高速な充電が可能です。

メリット4:コストパフォーマンス

先行予約価格では12GB+256GBモデルが79,800円からと、Snapdragon 8 Gen 3を搭載するハイエンドモデルとしては比較的手に取りやすい価格設定になっています。REDMAGIC 10 ProやROG Phone 9が10万円を超える価格帯であることと比較すると、高性能ながらもコストを抑えたいユーザーにとって魅力的な選択肢となります。

【デメリット】

デメリット1:冷却性能と持続的なピークパフォーマンス

REDMAGIC 10 Airは薄型化のために冷却ファンを搭載していません。ICE-X冷却システムは搭載されていますが、冷却ファンを備えるREDMAGIC 10 Proと比較すると、長時間の高負荷なゲームプレイにおいては、パフォーマンスの持続性や本体温度の面でやや劣る可能性があります。レビューによれば、高負荷時には本体が熱くなることが指摘されています。

デメリット2:カメラ性能とおサイフケータイ非対応

ゲーミング性能に重点を置いているため、カメラ性能は一般的なハイエンドスマートフォンと比較すると控えめな場合があります。レビューでは「普通にきれいな写真が撮れるカメラ」という評価がある一方で、色味が派手めであるとの意見も見られます。また、REDMAGIC 10 Proが対応しているおサイフケータイ機能には非対応であるため、キャッシュレス決済を多用するユーザーにとっては不便を感じるかもしれません。

デメリット3:リフレッシュレートとバッテリー容量の比較

ディスプレイのリフレッシュレートは最大120Hzであり、REDMAGIC 10 Proの最大144HzやROG Phone 9の最大165Hzと比較すると若干劣ります。また、バッテリー容量も6000mAhと大容量ですが、REDMAGIC 10 Proの7050mAhには及びません。ただし、薄型軽量ボディとのバランスを考慮すると十分な容量と言えるでしょう。

まとめ

REDMAGIC 10 Airは、薄型軽量デザインと高いコストパフォーマンスを両立させつつ、最新のプロセッサによる高いゲーミング性能を実現したモデルです。冷却ファンの省略やおサイフケータイ非対応といった点は妥協点となりますが、7万円台から購入可能なSnapdragon 8 Gen 3搭載機として、多くのゲーマーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

より高い冷却性能やバッテリー容量、おサイフケータイ機能を求める場合はREDMAGIC 10 Pro、さらに高いリフレッシュレートや堅牢性を求める場合はROG Phone 9などが比較対象となりますが、価格帯も考慮する必要があります。POCO F7 UltraやPOCO X7 Proもコストパフォーマンスに優れたモデルですが、総合的なゲーミング機能ではREDMAGICシリーズに軍配が上がることが多いでしょう。

REDMAGIC 10 Airのスペック(仕様)

  • ディスプレイ:6.8インチ、解像度: 2480×1116、 BOE Q9+ AMOLED、最大120Hzリフレッシュレート、93.7%画面占有率、最大輝度1600nits
  • プロセッサ:SoC: Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 3 (最大3.3GHz)、ゲーミングチップ: Red Core 3
  • GPU: Adreno™ 750
  • RAM(メモリ): 12GBまたは16GB LPDDR5X
  • ストレージ: 256GBまたは512GB UFS4.0
  • バッテリー: 6000mAh
  • 駆動時間: 最長28時間 (例: 原神 最大3.45時間)
  • 充電: 最大80W対応 (充電器&専用ケーブル同梱)
  • 背面カメラ: デュアルカメラ: 50MP+50MP、光学式手ブレ補正(OIS)、超広角リアカメラ搭載
  • 前面カメラ: 16MP
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac/ax/be、Bluetooth 5.4
  • GPS: L1+L2+L5対応, AGPSサポート
  • NFC: Type A/B対応 (Google Pay利用可能) ※FeliCa非対応
  • インターフェース: USB 2.0, Type-C、デュアル・nano-SIM スロット、HDMI出力非対応
  • 振動モーター: X軸リニアモーター搭載 (REDMAGICシリーズ最大)
  • 防水防塵: IP5X (防塵) / IPX4 (防水)
  • 冷却システム: 9層ICE-X冷却システム (複合液体金属、ベイパーチャンバー など)
  • 操作: 520Hzショルダートリガー、マジックキー (カスタマイズ可能)、モーションコントロール
  • 機能: Google Gemini AI搭載、DTS:X Sound認証デュアルスピーカー、X-Gravity機能、SmartCast Studio (無線ミラーリング)、ゲーミングプラグイン機能、RGBライト
  • 生体認証: 指紋センサー
  • OS: REDMAGIC OS 10 (Android 15ベース)
  • サイズ: 高さ164.3mm, 幅76.6mm, 厚さ7.85mm
  • 重量: 205g
  • カラー: Twilight (ブラック)、Hailstone (ホワイト)、Flare (オレンジスケルトン) (6月末販売予定)
  • 付属品: 本体、保護ケース、80W GaN充電器、Type-Cケーブル、SIMピン、取扱説明書、ゲーミング指サック
  • モバイル通信: SA+NSA対応 (5G NR/TDD-LTE/FDD-LTE/WCDMA/GSM/CDMA対応)
  • SIMカード: デュアルnano-SIM

対応バンド:REDMAGIC 10 Air

REDMAGIC 10 Airは5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G NR: n1/n3/n8/n28/n40/n41/n77/n78, NSA ENDC: n28/40/41/77/78
  • 4G FDD-LTE: B1/3/5/8/18/19/26/28, TDD-LTE: B34/40/41/42
    LTE CA: B1/3/5/8/18/19/26/28/34/40/41/42(JP), Uplink CA: CA_40C/CA_41C, CA n1/3/8/20/28/40/41/71/77/78
  • 3G: UMTS B1/5/6/8/19
  • 2G: GMS B2/3/5/8

対応バンドの詳細

REDMAGIC 10 Airの対応バンドと各キャリアの対応状況は以下の通りです。

ドコモ:

  • 5G: n1/n3/n8/n28/n41/n77/n78に対応しており、ドコモの主要5Gバンド(n1/3/7/28/41/77/78)の多くをカバーしています。特にn77/n78は広帯域で重要です。n79は対応していません。
  • 4G: B1/3/8/18/19/26/28/41/42に対応しており、ドコモの主要4Gバンド(B1/3/8/19(B6含む)/28/41)をカバーしています。プラチナバンドであるB8とB19(B6含む)にも対応しています。
  • プラチナバンド: B8/B19 対応
  • 3G: UMTS B1/5/6/8/19に対応しており、ドコモの主要3Gバンド(B1/5/6/8/19)をカバーしています。

au:

  • 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n78に対応しており、auの主要5Gバンド(n1/3/28/41/77/78)をカバーしています。
  • 4G: B1/3/5/8/18/19/26/28/41/42に対応しており、auの主要4Gバンド(B1/3/18(B26含む)/28/41)をカバーしています。プラチナバンドであるB18(B26含む)にも対応しています。
  • プラチナバンド: B18/B26 対応
  • 3G: UMTS B1/5/6/8/19に対応していますが、auでは3Gサービスを終了しています。
  • GSM: B2/3/5/8に対応していますが、auではGSMサービスを提供していません。

ソフトバンク:

  • 5G: n1/n3/n28/n77/n78に対応しており、ソフトバンクの主要5Gバンド(n1/3/28/77/78)をカバーしています。
  • 4G: B1/3/5/8/18/19/26/28/41/42に対応しており、ソフトバンクの主要4Gバンド(B1/3/8/28/41)をカバーしています。プラチナバンドであるB8にも対応しています。
  • プラチナバンド: B8 対応
  • 3G: UMTS B1/5/6/8/19に対応しており、ソフトバンクの主要3Gバンド(B1/5/6/8/19)をカバーしています。
  • GSM: B2/3/5/8に対応しており、ソフトバンクの主要GSMバンド(B2/3/5/8)をカバーしています。

楽天モバイル:

  • 5G: n3/n77に対応しており、楽天モバイルの主要5Gバンド(n3/77)をカバーしています。
  • 4G: B1/3/5/8/18/19/26/28/41/42に対応しており、楽天モバイルの主要4Gバンド(B3/18(B26含む))をカバーしています。プラチナバンドの700MHz帯についても、n28, B28に対応している可能性が高いです。
  • プラチナバンド: 700MHz帯 (n28, B12/B17等から対応の可能性が高い)
  • 3G: UMTS B1/5/6/8/19に対応していますが、楽天モバイルでは3Gサービスを提供していません。
  • GSM: B2/3/5/8に対応していますが、楽天モバイルではGSMサービスを提供していません。

結論

REDMAGIC 10 Airは、

  • ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。
  • 楽天モバイルについては、主要な4G/5Gバンドに対応しており、将来的なプラチナバンド獲得時にも対応可能です。
  • UMTSはすべてのキャリアのバンドに対応していますが、auと楽天モバイルはサービスを終了/提供していません。
  • GSMはすべてのキャリアのバンドに対応していますが、auと楽天モバイルはサービスを提供していません。

総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで問題なく利用できる可能性が高いと言えます。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

REDMAGIC 10 Airの評価

REDMAGIC 10 Air 本体ホワイトでゲームをプレイしている様子

8つの基準で「REDMAGIC 10 Air」を5段階で評価してみました。

【項目別評価】

画面の見やすさ:★★★★☆
6.8インチの大画面フルHD+AMOLEDディスプレイは、93.7%の高い画面占有率と最大120Hzのリフレッシュレートで、非常にクリアで滑らかな映像体験を提供します。Netflixの映画視聴やゲームプレイにおいて高い没入感が得られます。

スペック:★★★★☆
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサと最大16GBのRAMを搭載し、現行のスマートフォンの中でもトップクラスの処理能力を誇ります。重量級3Dゲームも最高画質設定で快適に動作し、日常のマルチタスクもスムーズです。

耐久性:★★★☆☆
IP54等級の防水防塵性能を備えており、日常的な水しぶきや埃には耐えられますが、完全防水ではありません。ミドルフレームには金属を使用し剛性感はありますが、ゲーミングスマートフォンとしては標準的な耐久性と言えるでしょう。

デザイン:★★★★★
厚さ7.85mm、重量約205gと薄型軽量化を実現し、アンチグレア(AG)ガラスのマットな質感は上品で指紋が付きにくいです。1:1の重量バランスも優れており、長時間の使用でも疲れにくいデザインです。

通信:★★★★☆
最新規格のWi-Fi 7に対応し、超高速・低遅延で安定した通信が可能です。GPS性能も安定しており、NFCにも対応していますが、FeliCa(おサイフケータイ®)には非対応です。

機能:★★★★☆
物理スライドスイッチ「マジックキー」によるゲームスペースへのアクセス、カスタマイズ可能なRGBライト、Google Gemini AIやCube AIによる翻訳やパフォーマンス最適化、フレーム補間機能など、ゲーミング体験を向上させる多彩な独自機能を搭載しています。

使いやすさ:★★★★☆
Android 15ベースのREDMAGIC OS 10は直感的に操作でき、マジックキーによるゲームモードへの素早い切り替えが便利です。薄型軽量デザインと優れた重量バランスにより、日常的な持ち運びや長時間のゲームプレイも快適です。

価格:★★★★☆
12GB RAM + 256GBモデルが先行予約販売価格で79,800円からと、高性能なゲーミングスマートフォンとしては比較的安価な価格設定です。Proモデルや他社のハイエンドゲーミングスマートフォンと比較するとコストパフォーマンスに優れています。

【総評】 ★★★★☆

バランスの取れた高性能ゲーミングスマートフォン

REDMAGIC 10 Airは、ゲーミングスマートフォンとしての高い性能を維持しつつ、日常的な使いやすさも追求したバランスの取れたモデルです。

洗練されたデザインと携帯性

特筆すべきはその薄型軽量デザインです。厚さ7.85mm、重量205gという数値は、ゲーミングスマートフォンとしては非常にスリムで持ちやすく、長時間のゲームプレイにおける手首への負担を軽減します。また、背面のAGガラスは指紋が付きにくく、上品な質感で所有欲を満たしてくれます。

妥協のないパフォーマンス

プロセッサにはQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を搭載し、ほとんどのゲームを最高設定で快適に楽しむことができます。ファンレスながら効果的な9層構造ICE-X冷却システムにより、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを維持します。6.8インチのAMOLEDディスプレイは最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、滑らかで没入感のある映像体験を提供します。

充実のゲーミング機能と日常使いへの配慮

物理的な「マジックキー」によるゲームスペースへの素早いアクセスや、カスタマイズ可能なRGBライト、AIを活用した翻訳機能やパフォーマンス最適化など、ゲーミング体験を豊かにする機能が満載です。一方で、IP54の防水防塵性能や、6000mAhの大容量バッテリーと最大80Wの高速充電は、日常的な利用シーンでの安心感と利便性を高めています。

惜しまれる点とProモデルとの比較

FeliCa(おサイフケータイ®)に非対応である点は、日本のユーザーにとってはマイナスポイントとなる可能性があります。また、より究極のパフォーマンスや冷却性能、カメラ機能、そしておサイフケータイ®対応などを求めるのであれば、上位モデルのREDMAGIC 10 Proも視野に入ってくるでしょう。

まとめ

REDMAGIC 10 Airは、高性能なゲーミング体験をより手軽に、そしてスタイリッシュに楽しみたいユーザーにとって非常に魅力的な選択肢です。Proモデルほどの尖った性能は求めないものの、日常使いの快適性も重視したい、そんな欲張りなニーズに応えてくれる一台と言えるでしょう。特に、その軽快なデザインと、価格と性能のバランスの良さは、多くのゲーマーにとって満足のいくものとなるはずです。

REDMAGIC 10 Airは買いか?Proモデルとの比較を踏まえた評価とおすすめユーザー

REDMAGIC 10 Airの最大の魅力は、本格的なゲーミング性能を、Proモデルよりも大幅に抑えられた価格で体験できる点にあります。また、「薄さ軽さ」を重視し日常使いも視野に入れた設計は、従来のゲーミングスマホの「大きく重い」というイメージを払拭し、より多くのユーザーにとって受け入れやすい存在となるでしょう。十分な性能と携帯性、そして価格のバランスが取れた一台と言えます。

評価:REDMAGIC 10 Airは「買い」か?

結論として、REDMAGIC 10 Airは多くのユーザーにとって魅力的な「買い」の一台と言えます。最上位モデルであるREDMAGIC 10 Proが、現行最高峰のプロセッサや独自のRed Core R3チップ、強力な冷却システム、超高リフレッシュレートディスプレイ、大容量バッテリーといった究極のスペックを搭載し、妥協なきゲーム体験を追求しているのに対し、Airモデルはこれらの点でいくらか仕様を抑えつつも、ゲーミングスマートフォンとしての核心的な性能はしっかりと保持していると期待されます。

その上で、REDMAGIC 10 Airは約8万円からという戦略的な価格を実現しており、多くの人気3Dゲームを標準的な画質設定で快適にプレイできるであろう十分な処理能力と、日常的な操作の滑らかさを高いレベルで両立していると考えられます。

絶対的なトップ性能や最高設定での常時高フレームレートを常に求めるのでなければ、Airモデルが提供するパフォーマンスと価格のバランスは非常に優れており、まさに「コストパフォーマンスが高い」と評価できるでしょう。過剰なスペックに大きな予算を投じるのではなく、実用的かつ高性能なゲーミング体験をより手軽に手に入れたいと考えるユーザーにとって、REDMAGIC 10 Air非常に合理的で賢明な選択肢となります。

REDMAGIC 10 Air:こんなユーザーにおすすめ

本機は、ゲーミングスマホ入門者や、日常での使いやすさも重視するアクティブなユーザーに特におすすめです。また、価格を抑えつつ人気ゲームをストレスなく楽しみたい堅実なゲーマーや、実用的な高性能をスタイリッシュに持ちたいユーザーにも最適。一台で幅広く活躍するスマートフォンを求める方にフィットします。

Proを選ぶべきユーザー:究極を求めるなら

一方で、常に最高設定で最新高負荷ゲームをプレイしたいハードコアゲーマーや、eスポーツでの勝利を目指す競技志向のプレイヤー、あるいは最新技術や究極のスペックにこだわる方には、REDMAGIC 10 Airでは物足りない可能性があります。これらのユーザーには、圧倒的な処理能力、最高の冷却システム、最高水準のディスプレイを備えた「REDMAGIC 10 Pro」が、妥協のないゲーミング環境を提供してくれるでしょう。

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REDMAGIC 10 Airの価格・購入先

REDMAGIC 10 Air 本体 正面 ブラック

  • 「REDMAGIC 10 Air」は、容量とカラーによって価格が異なります。 発売当初は、先行予約販売期間中に割引が適用されています。
  • 先行予約販売は、5月15日(木)正午12時から5月26日(月)午前11時59分まで実施。先行予約販売期間中の購入特典として、REDMAGIC ゲーミング 指サックが1個プレゼントされます。
  • Flare(フレア、オレンジスケルトン)カラーモデルは6月下旬に販売開始予定です。

アクセサリーの価格は以下の通りです。

  • REDMAGIC 10 Air ガラスフィルム:¥2,500
  • 「REDMAGIC 10 Air 保護ケース(フルカバーVer)」:¥3,980
  • REDMAGIC スマホクーラー 6 Air:¥3,980

REDMAGIC日本公式サイト

  • Twilight(ブラック)および Hailstone(ホワイト)
    12GB RAM + 256GB ストレージモデル:
    通常価格: 84,800円(税込)
    先行予約販売価格: 79,800円(税込) (5,000円引き)
    クーポン併用価格: 78,800円(税込) (最大6,000円オフ)
  • 16GB RAM + 512GB ストレージモデル:
    通常価格: 109,800円(税込)
    先行予約販売価格: 104,800円(税込)
    クーポン併用価格: 103,800円(税込) (最大6,000円オフ)
  • Flare(フレア、オレンジスケルトン)
    16GB RAM + 512GB ストレージモデルのみがラインアップされています。
    価格は他の16GB+512GBモデルと同様です。

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おすすめの類似製品を紹介

REDMAGIC 10 Airに似た性能をもつスマートフォンも販売されています。

REDMAGIC 10 Pro

nubia REDMAGICから発売された6.8インチのゲーミングスマホです(2025年2月6日 発売)。

Qualcomm Snapdragon 8 Elite、Red Core R3チップ、12/16/24 GB LPDDR5X Ultra メモリ、1.5KのAMOLED液晶、256GB/512GB/1TB UFS4.1 Pro ストレージ、7050 mAh デュアルセルバッテリー、背面50MP+50MP+2MPの3眼カメラ、前面16MPのフロントカメラを搭載しています。

また、REDMAGIC OS 10 (Android 15ベース)、ショルダートリガー(520Hz タッチサンプリングレート)、ICE-X風冷冷却システム、リフレッシュレート 最大144Hz、タッチサンプリングレート ト(常時):960 Hz、(瞬時):最大

2,500 Hz、最大100Wの急速充電、デュアル 1115K スピーカー、DTS: X Ultra 認証、3つのマイク、画面内指紋認証、顔認証、USB 3.2、Type-C、ディスプレイポート、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSにも対応しています。

価格は、Amazonで152,800円、楽天市場で122,980円(送料無料・未使用品)、ヤフーショッピングで124,130円、AliExpressで50,314円(REDMAGIC公式ストア)、米国 Amazon.comで$749.00、です。

関連記事:REDMAGIC 10 Proレビュー!Red Core R3チップ搭載スマホの実力は?

ROG Phone 9

ASUSから発売された6.78インチのゲーミング スマートフォンです(2024年11月29日海外で発売)。

Qualcomm Snapdragon 8 Elite、16GB LPDDR5Xメモリ、 256GB/512GB UFS 4.0ストレージ、有機EL液晶(輝度250 nits)、5800 mAhバッテリー、背面 50MP+13MP+5MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、アニメビジョン・AniMe Play、冷却システム、外付けクーラー「AeroActive Cooler X Pro」(別売)、AirTrigger 6、超音波式タッチセンサー、モーションコントロール、X Sense、

リフレッシュレート 165Hz、タッチサンプリングレート720Hz、65W急速充電、ステレオ スピーカー、空間オーディオ、IP68防水防塵、おサイフケータイ、ディスプレイ内指紋認証、顔認証、

5G通信、USB Type-C 3.1 (側面)、 USB Type-C 2.0 (底面/DP1.4映像出力)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで159,800円、楽天市場で159,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで159,800円、AliExpressで99,630円、です。

関連記事:ROG Phone 9をレビュー!ROG Phone 8との違いや機能は?

POCO F7 Ultra

POCOから発売された6.67インチのスマートフォンです(2025年3月27日発売)。

Xiaomi HyperOS 2 (Android 15ベース)、Snapdragon 8 Elite Mobile Platform、12GBまたは16GB LPDDR5Xメモリ、3200 x 1440ピクセルのFlow AMOLEDドットディスプレイ、256GBまたは512GB UFS 4.1ストレージ、5300mAhバッテリー、背面50MP(メイン)+50MP(望遠)+32MP(超広角)の3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、IP68防水防塵、NFC、120Wハイパーチャージ(ワイヤレス充電対応)、画面内超音波指紋センサー、AI顔認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0に対応しています。

価格は、Amazonで109,800円、楽天市場で99,980円~、ヤフーショッピングで98,000円、AliExpressで80,767円、です。

関連記事:POCO F7 Ultra/Pro徹底比較レビュー!7つの違いと買うべきか解説

POCO X7 Pro

シャオミ傘下のPOCOから発売された6.67インチの5Gスマートフォンです(2025年1月10日発売)。

Android 15ベースのHyperOS 2、Mediatek Dimensity 8400 Ultra、8GB / 12GB LPDDR5Xメモリ、1.5KのAMOLED液晶、256GB / 512GB UFS 4.0、6000 mAh、背面50MP+8MPの2眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。

また、IP68防水防塵、リフレッシュレート 120Hz、タッチサンプリングレート 480Hz、冷却システム、X軸リニアモーター、赤外線ブラスター、画面内指紋認証、AI顔認証、Dolby Atmos、ハイレゾオーディオ、ハイレゾオーディオワイヤレス、FC/Google Pay、USB 2.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 6.0、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで49,980円、楽天市場で59,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで52,800円、AliExpressで36,664円、米国 Amazon.comで$391.95、で販売されています。

関連記事:ハイエンド級でも高コスパ!POCO X7 Proのゲーム性能を徹底レビュー!

他のゲーミングスマホと比較

他にもゲーミングスマホが販売されています。2025年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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