Android OSでタテ型のゲーム機「ANBERNIC RG406V」。早くも「PS2ゲームもサクサク動きそう」と評判です。しかし、その一方で「安いので、まともに動かない性能なのでは?」と不安に思っている人も多くいるようです。
そこで今回はすでに発売済みの「ANBERNIC RG Cube」、「ANBERNIC RG556」と比較しつつ、次の8点を重点的に解説します。
- CPU性能・ベンチマーク
- エミュレター・収録ゲーム
- ディスプレイ
- バッテリー・充電
- メモリ・ストレージ
- RGBライト
- 操作・ボタン
- デザイン(サイズ・重量)
<引き継いだメリット>
- 通信性能(ストリーミング、映像出力)
- 冷却性能
また、前モデル「ANBERNIC RG405V」との違いや引き継いだメリットも紹介!Antutuベンチマークやゲーム性能、原神のFPS、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「ANBERNIC RG406V」が発売開始!
2024年9月19日、中国のゲーム機メーカー ANBERNIC(アンバーニック)の新製品「RG406V」(アールジー406ブイ)が発売されます(Amazonで発売中)。
Android 13とUnisoc T820を搭載した4インチのタテ型 携帯ゲーム機です。
ANBERNICからは2023年9月にUnisoc T618を搭載した4型「RG405V」(Android 12)が発売されています。
このゲーム機は「原神などのAndroidゲームも遊べる」、「PS2やWiiゲームも動く」と評判でした。
新モデルはその性能を強化しつつ、最上位モデル「ANBERNIC RG556」や、
真四角画面の「ANBERNIC RG Cube」と同じプロセッサを搭載していることで話題になっています。
もちろん、豊富な収録ゲームで簡単に遊べて、原神やPS2ゲームもプレイできますよ。
それでは早速どんなゲーム機なのか、その特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
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公式ページ:(SALE SOON)NEW ANBERNIC RG 406V
違い1:Unisoc T820の性能とAntutuベンチマーク
新モデル「ANBERNIC RG406V」はUnisoc T820 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサはUnisoc社がスマートフォン向けに開発した高性能な5Gモバイルプロセッサです。
6nmプロセスで製造された8コア、最大2.3GHz駆動のCPU(Cortex-A76とCortex-A55)を搭載し、
パワフルに、かつ低消費電力で動作するという特徴があります。
内蔵のGPUは ARM Mali-G57 850MHz で、高いグラフィック性能を発揮。
ゲームもスムーズに動作できるようになっています。
同じプロセッサは「ANBERNIC RG Cube」、「ANBERNIC RG556」などにも搭載されています。
Antutu ベンチマークは総合で約 45万 前後を記録しています。
一方、前モデル「ANBERNIC RG405V」はUnisoc T618 プロッサを搭載し、
Antutu ベンチマーク総合で約 30万 前後を記録していました。
同じプロセッサは「Powkiddy X28」や「Retroid Pocket 3+」にも搭載されています。
Unisoc T820の性能を比較
他のゲーム機が搭載するCPUとAntutuベンチマークで比較すると、
Unisoc T820 プロセッサは10機種中、3番目に高いスコアを記録していました。
<中華ゲーム機のCPU性能 ランキング>
1.Qualcomm Snapdragon 865 (Retroid Pocket 5)・・・Antutu総合:60万 前後
2.MediaTek Dimensity 900 (Retroid Pocket 4)・・・Antutu総合:50万
3.Unisoc T820 (ANBERNIC RG406V/ANBERNIC RG Cube/ANBERNIC RG556)・・・Antutu総合:45万
4.MediaTek Helio G99 (ZPG A1 Unicorn)・・・Antutu総合:40万
5.Unisoc T618 (ANBERNIC RG405V/Powkiddy X28/Retroid Pocket 3+)・・・Antutu総合:30万 前後
6.UNISOC T610 (Retroid Pocket 2S)・・・Antutu総合:20万 前後
7.Amlogic A311D (RGB10MAX3 Pro)・・・Antutu:約 13-15万 前後
8.Allwinner H700 (ANBERNIC RG28XX)・・・Antutu総合:12-15万 前後
9.Rockchip RK3566 (Powkiddy RGB30)・・・Antutu:約 10万 前後
10.Rockchip RK3326 (Powkiddy RGB10X/Powkiddy V10)・・・Antutu:約 7万 前後
ゲーム性能
Unisoc T820 プロセッサはゲームに最適化されているため、多くのゲームをプレイできます。
人気ゲームの「原神」はグラフィック設定「低」、30 FPS 前後で快適にプレイできます。
グラフィック設定は最初のプレイで固定されており、しばらくプレイした後で設定アイコンが表示され、「中」に変更できるようです。
戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは20 FPSまで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。
各ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。
- 原神 Genshin Impact・・・27 FPS
- PUBG Mobile・・・32 FPS
- Call of Duty: Mobile・・・35 FPS
- フォートナイト Fortnite・・・26 FPS
- Shadowgun Legends・・・60 FPS
- World of Tanks Blitz・・・60 FPS
- Mobile Legends: Bang Bang・・・32 FPS
そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」、「マインクラフト」、「ウマ娘」なども快適に動作します。
PS2ゲームは比較的軽いものが動作します。
ゴッド・オブ・ウォーII (God of War 2)、アーマード・コア3 サイレントライン(Armored Core Silent Line)、ネオコントラ(Neo Contra)は動作検証したところ、まともに動作し、快適にプレイできました。
違い2:エミュレーターと収録ゲーム
新モデル「ANBERNIC RG406V」は30種類 以上のエミュレーターをサポートしています。
ホーム画面でファンクションキーを押すと、一般的なAndroidの画面からゲーム用のLinuxの画面に切り替わり、各エミュレーターが表示されます。
<エミュレーター 一覧>
- PS2(プレイステーション2)
- Wii(ウィー)
- GC(ゲームキューブ)
- PSP(プレイステーションポータブル)
- N64(ニンテンドー64)
- DC(ドリームキャスト)、NAOMI(ナオミ)
- PS1(プレイステーション1)
- CPS1/2/3(カプコンアーケード)、
- FBA(Final Burn Alpha、アーケード)
- GBA(ゲームボーイ アドバンス)、GBC(ゲームボーイカラー)、GB(ゲームボーイ)、
- SFC(スーパーファミコン)、FC(ファミコン)、
- NDS(ニンテンドーDS)
- MD(メガドライブ)、SMS(セガマスターシステム)、GG(ゲームギア)、
- NEOGEO(ネオジオ)、
- PCE(PCエンジン)、
- WSC(ワンダースワン)、
- MSX(エムエスエックス)、
- Atari(アタリ)、
などです。
エミュレーターを選択すると、ゲームタイトルが一覧で表示され、そこからゲームにアクセスできます。
収録ゲーム(内蔵ゲーム)はTFカード(microSDカード)に収録されています。
「ANBERNIC RG406V」の場合は128GBと256GBの2種類があり、
128GBで4000 以上、256GBで9000 以上のゲームが収録されています。
システムは、レトロアーチに対応しているため、エミュレーター(コア)を追加したり、
自分で吸い出したゲーム ROMを追加したりすることもできます。
なお、ANBERNICの収録ゲーム タイトル(内蔵ゲーム)はYouTubeで公開されています。
くわしくはこちらをご覧ください。Burari Akiba – YouTube
違い3:4インチの高解像度ディスプレイで見やすく表示できる
新モデル「ANBERNIC RG406V」は4インチ(解像度 960 x 720)のIPSディスプレイを搭載しています。
このディスプレイは「ANBERNIC RG Cube」(解像度 720 x 720)よりも高精細な液晶で、
マルチタッチ操作や明るさ調整に対応しています。
アスペクト比は多くのレトロゲームに最適な4:3です。
IPS対応なので斜めからの角度からも見やすく表示できます。
一方、前モデル「ANBERNIC RG405V」は4インチで解像度 640 x 480 ドットのIPSディスプレイを搭載していました。
新モデルは前モデルと同じ大きさのディスプレイを採用していますが、
解像度が大幅に向上し、より高精細な画面でゲームを楽しめるようになっています。
なお、最上位モデルの「ANBERNIC RG556」は新モデルよりも解像度が高く、
より鮮やかな映像を再生できる有機ELパネルを採用しています。
<ディスプレイの仕様を比較>
1.「ANBERNIC RG406V」・・・4インチ、解像度 960 x 720 ドットのIPS
2.「ANBERNIC RG405V」・・・4インチ、解像度640 x 480 ドットのIPS
3.「ANBERNIC RG Cube」・・・3.95インチ、解像度 720 x 720 pxのIPS
4.「ANBERNIC RG556」・・・5.48インチ、解像度 1080 x 1920 pxのAMOLED
違い4:5500 mAhバッテリーで8時間 使用できる・充電はType-C
新モデル「ANBERNIC RG406V」は容量 5500 mAh のバッテリーを搭載しています。
駆動時間は8時間です。
省エネ設定を利用して駆動時間を延ばし、より長い時間使用することもできます。
充電はType-C (5V/2A)を介して、3.5時間でフルチャージできます。
一方、前モデル「ANBERNIC RG405V」は5500mAhバッテリーを搭載し、9時間の駆動が可能でした。
フルチャージにかかる時間は3時間でした。
新モデルは前モデルと同じバッテリー容量ですが、駆動時間が1時間短くなり、
充電にかかる時間も30分遅くなっています。
なお、「ANBERNIC RG Cube」は新モデルよりもバッテリー容量が300mAh少なくなっています。
駆動時間は7時間で最も短いです。
<バッテリー・充電の仕様を比較>
1.「ANBERNIC RG406V」・・・5500 mAh(8時間) / Type-C充電
2.「ANBERNIC RG405V」・・・5500 mAh(9時間) / Type-C充電
3.「ANBERNIC RG Cube」・・・5200 mAh(7時間) / Type-C充電
4.「ANBERNIC RG556」・・・5500 mAh(8時間) / Type-C充電
違い5:8GB LPDDR4X メモリと128G UFS2.2 ストレージで快適に使用できる
新モデル「ANBERNIC RG406V」は8GB LPDDR4X メモリを搭載し、スムーズに動作します。
仮想メモリ機能で容量を増やすことはできません。
内蔵のストレージは128G UFS2.2です。
別売のTFカード(microSDカード)で最大2TBまで拡張・増設できます。
前モデル「ANBERNIC RG405V」と比べると、メモリ容量が2倍多くなっています。
ストレージ容量は同じですが、eMMCからUFS2.2規格に変更されたことで、転送速度が向上しています。
そのため、新モデルの方がOSやアプリの起動が高速になっています。
「ANBERNIC RG Cube」は新モデルと同じメモリ・ストレージ容量です。
「ANBERNIC RG556」は256GB UFS2.2ストレージを搭載したモデルも用意しています。
<メモリ・ストレージを比較>
1.「ANBERNIC RG406V」・・・8GB LPDDR4X + 128G UFS2.2
2.「ANBERNIC RG405V」・・・4GB LPDDR4X + 128GB eMMC
3.「ANBERNIC RG Cube」・・・8GB LPDDR4X + 128G UFS2.2
4.「ANBERNIC RG556」・・・8GB LPDDR4X + 128GB/256GB UFS2.2
違い6:RGBライトをカスタマイズできる・カスタムカラーの作成も可
新モデル「ANBERNIC RG406V」はジョイスティックレバーの周りがRGBライトで光るようになっています。
「ANBERNIC RG Cube」や「ANBERNIC RG40XXV」、「ANBERNIC RG40XX H」と同じように6種類の調整が可能で、
常時点灯モード、呼吸ライトモード、シュミレーターファントム、ジョイスティック追光、単色レインボー、多色レインボー
に自由に切り替えて使用できます。
また、RGBライトは自分オリジナルのカスタムカラーを作成したり、明るさを自分好みにカスタマイズすることができます。
一方、前モデル「ANBERNIC RG405V」はRGBライトで光るギミックを採用していませんでした。
最上位モデルの「ANBERNIC RG556」はジョイスティックレバーの周りが光りますが、
新モデルのように細かくカスタマイズすることはできません。
<RGBライトの仕様を比較>
1.「ANBERNIC RG406V」・・・RGBライトあり(カスタマイズできる)
2.「ANBERNIC RG405V」・・・RGBライトなし
3.「ANBERNIC RG Cube」・・・RGBライトあり(カスタマイズできる)
4.「ANBERNIC RG556」・・・RGBライトあり(カスタマイズはできない)
違い7:2つのホールジョイスティックレバーとショルダーボタンで快適に操作できる
新モデル「ANBERNIC RG406V」は2つのホールジョイスティックレバーを搭載しています。
ホール効果は電気的な接触がないため、安定した高精度な操作が可能です。
位置は十字キーとABXYボタンの下になりますが、少し内側に位置し、2本のレバーの間隔も狭くなっています。
また、背面にR1/R2/L1/L2ボタンのショルダーボタンを搭載。
ショルダーボタンは大きめのサイズで、本体の裏、中央より少し上の位置で水平に並んでいます。
十字キーは大きな変化はありませんが、従来モデルよりも少し丸みがあるようで、押しやすそうです。
ABXYボタンは4色カラーを使った、しっかりと押し込めるタイプです。
一方、前モデル「ANBERNIC RG405V」も新モデルと同じホールジョイスティックとショルダーボタンを搭載しています。
「ANBERNIC RG Cube」や「ANBERNIC RG556」も2つのホールジョイスティックレバーを備えていますが、
トリガーボタンは本体の上部に配置されています。
<操作・ボタンを比較>
1.「ANBERNIC RG406V」・・・ホールジョイスティックレバー + ショルダーボタン(背面)
2.「ANBERNIC RG405V」・・・ホールジョイスティックレバー + ショルダーボタン(背面)
3.「ANBERNIC RG Cube」・・・ホールジョイスティックレバー + トリガーボタン(上部)
4.「ANBERNIC RG556」・・・ホールジョイスティックレバー + トリガーボタン(上部)
違い8:タテ型のゲームボーイ風デザイン・3色カラーを用意
新モデル「ANBERNIC RG406V」はタテ型のゲームボーイ風のデザインを採用しています。
サイズは 14.5 x 10.5 x 2.9 cmで、少し大きめです。
重量は289 gで、一般的な中華ゲーム機よりも重くなります。
カラーは透明色のブラック トランスペアレント、ベージュ ホワイト、グレーの3色を用意しています。
前モデル「ANBERNIC RG405V」と比べると、新モデルは縦幅と横幅が同じになっていることが分かります。
ただし、厚さは新モデルの方が0.6mm薄くなります。
「ANBERNIC RG Cube」はヨコ型のデザインで、新モデルよりも29gも軽くなります。
「ANBERNIC RG406V」のデザインはこちらのYouTube動画でも確認できます。ぜひご覧ください。
<サイズ・重量を比較>
1.「ANBERNIC RG406V」・・・14.5 x 10.5 x 2.9 cm、重量 289 g
2.「ANBERNIC RG405V」・・・サイズ 14.5 x 10.5 x 3.5cm、重量 282g
3.「ANBERNIC RG Cube」・・・サイズ 15.3 x 8.6 x 1.8 cm、重量 260 g
4.「ANBERNIC RG556」・・・サイズ 22.8 x 10.5 x 3.0 cm、重量 348 g
「ANBERNIC RG405V」から引き継いだメリット
新モデル「ANBERNIC RG406V」が前モデル「ANBERNIC RG405V」から引き継いだメリットを紹介します。
メリット1:Wi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応・ストリーミングやミラーリングに対応
新モデル「ANBERNIC RG406V」はWi-Fi 5に対応しています。
この通信機能を利用して、オンラインでの対戦プレイ、他ゲーム機のストリーミングプレイ、ワイヤレスの映像出力(ミラーリング)、システムのアップデートを利用できます。
また、Bluetooth 5.0に対応しているため、ワイヤレスのゲームパッドやイヤホン、ヘッドホン、スピーカーなどと接続できます。
メリット2:アクディブ冷却に対応・本体の高熱化を防げる
新モデル「ANBERNIC RG406V」はアクティブ冷却に対応しています。
そのため、本体の内部のヒートパイプで熱を循環させ、背面の大型ファンで熱を排出できます。
本体が高熱化しないので、遅延などのトラブルもなく、安定して動作します。
「ANBERNIC RG406V」のデメリット
「ANBERNIC RG406V」のデメリットを紹介します。
デメリット1:有線のHDMI映像出力に対応していない
新モデル「ANBERNIC RG406V」はminiHDMI端子がないため、有線で映像出力できません。Wi-Fiを利用した映像出力は可能です。
デメリット2:Wi-Fi 6に対応していない
新モデル「ANBERNIC RG406V」はWi-Fi 6に対応していません。
Wi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した超高速なワイヤレス通信が利用できないので不便です。
デメリット3:有機ELディスプレイでない
新モデル「ANBERNIC RG406V」はIPSディスプレイで、高コントラストで発色に優れる有機ELディスプレイに対応していません。
一方、最上位モデル「ANBERNIC RG556」は有機ELディスプレイを採用しています。
「ANBERNIC RG406V」のスペック
- ディスプレイ 4インチ、解像度 960 x 720 ドットのIPS
※OCAフルラミネーション/マルチタッチ/明るさ調整 - プロセッサ Unisoc T820
※6nm/64bit/8コア/最大2.3GHz - CPU Octa-core 1*A76@2.7GHz+3*A76@2.3GHz+4*A55@2.1GHz
- GPU Mali-G57 850MHz
- RAM(メモリ) 8GB LPDDR4X
- ストレージ 128G UFS2.2
- 外部ストレージ TFカードで最大2TBまで
- バッテリー 5500 mAh ※省エネ設定あり
- 駆動時間 8時間
- 充電 Type-C (5V/2A)、時間:3.5時間
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac ,2.4GHz/5GHz) 、Bluetooth 5.0
- ストリーミング 対応(MoonLightアプリ、ミラーリング対応)
- オンライン対戦 対応
- インターフェース USB Type-C (OTG)、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- センサー 6軸ジャイロセンサー
- スピーカー Hi-Fi デュアルスピーカー
- 操作 ホールジョイスティック(デッドゾーンなし)、トリガーボタン(R1,R2,L1,L2)、十字キー、4ボタン(X,Y,B,A)
- RGBライト 1,600 万色の RGB ライティング、定常光、ブレス、マーキー、チェイス、レインボー、ゲームなどのモードを内蔵 色のカスタマイズと明るさの調整をサポート
- 冷却 アクティブ放熱、高速ファン、ヒートパイプ
- 振動モーター 対応
- システム言語 日本語を含むマルチ言語に対応
- 筐体 人間工学
- OS Android 13 ※OTAアップデート対応
- サイズ 14.5 x 10.5 x 2.9 cm
- 重量 289 g
- カラー ブラック トランスペアレント、ベージュ ホワイト、グレー
- 付属品 USB充電ケーブル、カラーボックス、説明書、スクリーン プロテクター
「ANBERNIC RG406V」の評価
6つの基準で「ANBERNIC RG40XXV」を5段階で評価してみました。
スペック:★★★★
エミュレーター:★★★★
通信:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
2023年9月に発売された「ANBERNIC RG405V」の後継モデルになります。
OSをAndroid 12から13へ、プロセッサをUnisoc T618からUnisoc T820に変更し、
メモリを4GB LPDDR4Xから8GB LPDDR4Xへ、ディスプレイ解像度を640 x 480から960 x 720に引き上げるなど、
大幅に性能を向上させています。
他の中華ゲーム機との大きな違いは、Unisoc T820搭載でPS2やWii、ゲームキューブなどのゲームが動く点です。
もちろん、すべて動作するわけではなく、比較的軽めのゲームである必要がありますが、
意外なほど動作するゲームが多いのも事実です。
どのゲームが動作するのか気になる人は、同じプロセッサを搭載した「ANBERNIC RG556」や、
「ANBERNIC RG Cube」のYouTube動画で確認することをおすすめします(収録ゲームタイトルも公開中です)。
また、新モデル「ANBERNIC RG406V」はAndroid OSを搭載しつつ、
タテ型のゲームボーイ風デザインを採用していることも特徴的です。
同じプロセッサを搭載した「ANBERNIC RG556」や「ANBERNIC RG Cube」はヨコ型の携帯ゲーム機で、
他にタテ型のAndroidゲーム機はほとんどないのが現状です。
そのほか、高精度なホールジョイスティックやショルダーボタンを搭載し、操作性がいいことも大きなメリットです。
マルチタッチ対応で、アクティブ冷却、振動モーター、6軸ジャイロセンサーなどもしっかり備えられており、
ゲーミング性能は十分に高いといえます。
(まとめ)
新モデル「ANBERNIC RG406V」はプロセッサなどを変更したことで大幅に性能が向上したといえます。
また、高精度なホールジョイスティックやRGBライトにも対応したことで、
前モデル以上に使いやすいゲーム機になったといえます。
「ANBERNIC RG406V」の発売時の価格は$154.99(日本円で約22212円)。
発売セールで10ドル安くなるので、早めに購入した方がいいかも。
Android OSを搭載した高性能なタテ型 携帯ゲーム機を探している人におすすめです。
「ANBERNIC RG406V」の価格・販売先
ANBERNIC公式ストア
$154.99 USD (日本円で約22212円・発売セールで$10 OFF・セール開始は9/19 am 3:00)
ANBERNIC公式ストアで「ANBERNIC RG406V」をチェックする
※支払い方法はPayPal、デビットカード、クレジットカード(Visa、MasterCard、American Express、Discover、JCBなど)、コンビニ決済です。
ECサイト
Amazonで27,999円、
で販売されています。
Amazonで「ANBERNIC RG406V」をチェックする
楽天市場で「ANBERNIC」をチェックする
ヤフーショッピングで「ANBERNIC RG406V」をチェックする
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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「ANBERNIC RG406V」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。
「ANBERNIC RG Cube」
ANBERNICから発売された4インチの携帯ゲーム機です。
Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X メモリ、アスペクト比 1:1のIPS液晶(タッチ対応・解像度 720 x 720 px)、128GB UFS2.2 ストレージ、5200 mAhバッテリー、microSDカードスロット x1、3.5mm イヤホンジャック、6軸ジャイロスコープ搭載で、
RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、冷却システム、最大2TBまでのストレージ拡張、ハイ フィデリティ デュアルスピーカー、振動モーター、ゲームの追加、滑り止めグリップ、USB Type-C x1(充電/OTG)、Wi-Fi 5のacデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで28,999円(税込)、AliExpressで26,248円、米国 Amazon.comで $234.99 ($20 OFFクーポン付き)、です。
関連記事:「ANBERNIC RG Cube」とPowkiddy RGB30の違い
「Powkiddy RGB20SX」
Powkiddyから発売された4インチのLinux 携帯ゲーム機です。
RockChip RK3566、1GB DDR4メモリ、IPS液晶 (720 x 720 px )、2つのmicroSDカードスロット、10時間駆動できる5000 mAhバッテリー搭載で、
数十種類以上のエミュレーター(N64・DC・PSPゲームを含む)、2つのジョイスティックレバー、Type-Cポート(OTG)、Wi-Fi(5GHz対応)、Bluetooth、ゲームの追加、セーブ機能に対応しています。
価格は、Amazonで13,599円(税込)、AliExpressで8,846円円、米国 Amazon.comで$129.99 (10% OFFクーポン付き) です。
関連記事:4型ゲーム機「Powkiddy RGB20SX」の性能を詳細に解説
「ZPG A1 Unicorn」
Z-Poketから発売された4インチの携帯ゲーム機です。Android OS、MediaTek Helio G99、8GBメモリ、1:1のIPS液晶、256GB (TFカード)ストレージ、4500 mAhバッテリーを搭載しています。
また、18W急速充電、6軸ジャイロセンサー、放熱用の冷却ファン、アナログスティック x2、Dパッド x1、デュアルスピーカー(前面に配置)、USB Type-C 2.0 (OTG) x2、ゲームの追加、ストリーミングプレイ、Wi-Fi、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、AliExpressで20,530円、です。
関連記事:真四角の「ZPG A1 Unicorn」はPS2対応の神ゲーム機か? 性能を徹底調査
「Retroid Pocket 5」
Retroid Pocketから発売された5.5インチの携帯ゲーム機です。Android 13、Qualcomm Snapdragon 865、8GB LPDDR4x メモリ、フルHDのOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1ストレージ、5000 mAhバッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。
また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、ストレージの拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、Retroid Pocket公式サイトで$219.00 (日本円で約31166円)です。
関連記事:「Retroid Pocket 5」とPocket 4 /4Proの違いを解説
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他にもANBERNIC のゲーム機が販売されています。2024年モデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。
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