Android OSでタテ型のゲーム機「ANBERNIC RG406V」。早くも「PS2ゲームもサクサク動きそう」と評判です。しかし、その一方で「安いので、まともに動かない性能なのでは?」と不安に思っている人も多くいるようです。
そこで今回はすでに発売済みの「ANBERNIC RG Cube」、「ANBERNIC RG556」と比較しつつ、次の8点を重点的に解説します。
- CPU性能・ベンチマーク
- エミュレター・収録ゲーム
- ディスプレイ
- バッテリー・充電
- メモリ・ストレージ
- RGBライト
- 操作・ボタン
- デザイン(サイズ・重量)
<引き継いだメリット>
- 通信性能(ストリーミング、映像出力)
- 冷却性能
また、前モデル「ANBERNIC RG405V」との違いや引き継いだメリットも紹介!Antutuベンチマークやゲーム性能、原神のFPS、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「ANBERNIC RG406V」が発売開始!
2024年9月19日、中国のゲーム機メーカー ANBERNIC(アンバーニック)の新製品「RG406V」(アールジー406ブイ)が発売されます(Amazonで発売中)。
Android 13とUnisoc T820を搭載した4インチのタテ型 携帯ゲーム機です。
ANBERNICからは2023年9月にUnisoc T618を搭載した4型「RG405V」(Android 12)が発売されています。
このゲーム機は「原神などのAndroidゲームも遊べる」、「PS2やWiiゲームも動く」と評判でした。
新モデルはその性能を強化しつつ、最上位モデル「ANBERNIC RG556」や、
真四角画面の「ANBERNIC RG Cube」と同じプロセッサを搭載していることで話題になっています。
もちろん、豊富な収録ゲームで簡単に遊べて、原神やPS2ゲームもプレイできますよ。
それでは早速どんなゲーム機なのか、その特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
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公式ページ:(SALE SOON)NEW ANBERNIC RG 406V
違い1:プロセッサ性能をレビュー!Unisoc T820のパワフルな処理能力
ここでは、ANBERNIC RG406Vに搭載されたプロセッサ「Unisoc T820」に焦点を当て、その性能と魅力について詳しく解説します。この新しいチップが、ゲーム体験をどのように変えるのか、前モデルからの進化点や個人的な感想も交えながらご紹介します。
スマートフォン由来の高性能チップ、Unisoc T820とは?
ANBERNIC RG406Vが採用したUnisoc T820は、もともと5Gスマートフォン向けに開発された高性能なモバイルプロセッサ(SoC)です。最新の6nm EUVプロセス技術で製造されており、電力効率とパフォーマンスのバランスに優れています。単なる性能向上だけでなく、より少ない電力でパワフルな動作を実現している点が、携帯ゲーム機にとって大きなメリットとなります。
パワーと効率を両立する性能
Unisoc T820のCPUは、合計8つのコアで構成されています。具体的には、高性能なCortex-A76コアが4つ(1つは最大2.7GHz、3つは最大2.3GHzで動作)と、電力効率に優れたCortex-A55コアが4つ(最大2.1GHzで動作)という組み合わせです。これにより、負荷の高い処理は高性能コアが、比較的軽い処理は高効率コアが担当することで、パワフルさとバッテリー持ちの良さを両立しています。これは、長時間のゲームプレイには嬉しいポイントです。
グラフィック性能も大幅アップ!Mali-G57 GPUの実力
ゲーム体験においてCPUと同じくらい重要なのが、グラフィック処理を担当するGPUです。RG406Vには、850MHzで動作するクアッドコア(4コア)のMali-G57 GPUが搭載されています。これにより、3Dグラフィックの描画能力が向上し、より複雑なグラフィックのゲームも滑らかに表示できるようになりました。レトロゲームはもちろん、少し世代の新しいゲーム機のタイトルも、より快適に楽しめる可能性が広がります。
前モデルRG405Vからの飛躍的な進化点
RG406Vは、前モデルであるRG405Vの後継機にあたります。RG405Vが搭載していたプロセッサはUnisoc T618でしたが、RG406VではUnisoc T820へと大幅にスペックアップしました。
この進化により、RG405Vでは動作が厳しかった、あるいは設定をかなり妥協する必要があったゲームキューブやPS2といった世代のゲームタイトルも、RG406Vではより快適に動作することができるようになりました。
私が感じたT820の驚き:快適さが違う!
個人的にRG406Vを使ってみて、まずUnisoc T820のパワーに驚きました。特に、これまでの中華ゲーム機では「動けばラッキー」程度だったPS2のエミュレーションが、想像以上にスムーズになった点には感動しました。もちろん、タイトルによっては設定の調整が必要だったり、動作が重い場面もありますが、例えば『OutRun 2006 Coast 2 Coast』のような比較的処理の重いタイトルも、設定次第でかなり快適に遊べたのは嬉しい驚きです。
また、PSPの『モンスターハンターポータブル 2nd G』なども非常に快適で、まさに「蘇った」感覚です。Androidゲームの『原神』も、画質設定を調整すればプレイ可能で、携帯機でここまで動くのかと感心しました。
T820がもたらす多様なエンタメ体験
Unisoc T820の恩恵はゲームだけに留まりません。Android 13を搭載しているため、ウェブブラウジングや動画視聴といった日常的な使い方も、以前のモデルより格段にスムーズになりました。YouTubeアプリで動画を見たり、攻略サイトをチェックしたりする際も、もたつきを感じにくくなっています。
もちろん、画面サイズは4インチなので、スマートフォンのような快適さとまではいきませんが、ゲームの合間のちょっとした利用には十分な性能だと感じます。
まとめ:ANBERNIC RG406V プロセッサの魅力
- 高性能SoC「Unisoc T820」搭載: スマートフォン向けに開発されたパワフルなプロセッサを採用。
- 6nmプロセス技術: 高い性能と優れた電力効率を両立し、バッテリー持ちにも貢献。
- 強力なGPU「Mali-G57」: グラフィック描画能力が向上し、より幅広いゲームに対応。
- 前モデルからの飛躍的進化: RG405V(Unisoc T618)から大幅に性能アップし、PS2なども視野に入る。
- 快適な動作: レトロゲームはもちろん、一部のAndroidゲームや日常的なアプリ利用もスムーズに。
Antutuベンチマーク
ANBERNIC RG406Vが搭載するUnisoc T820 プロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?
調べてみると、スマートフォンのBlackview Shark 9にも同じプロセッサが搭載されており、Antutu V10 ベンチマーク総合で約54万点 (549158)を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「549158」、CPUで「186396」、GPUで「114378」、MEMで「129835」、UXで「118549」
搭載する機種によって、Antutu V10 ベンチマーク総合で約46万点になることもありますが、50万点前後の性能を持っていることはたしかです。
一方、前モデル「ANBERNIC RG405V」はUnisoc T618 プロッサを搭載し、Antutu ベンチマーク総合で約 30万点 前後を記録していました。
ANBERNIC RG406Vは前モデル「ANBERNIC RG405V」よりもスコアが約24万点高くなっていることから、飛躍的に性能が向上しているといえます。
Unisoc T820の性能を比較
ANBERNIC RG406が搭載するUnisoc T820 プロセッサは他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
すると、Unisoc T820 プロセッサは10機種中、3番目に高いスコアを記録していました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合で比較したもの。
- Qualcomm Snapdragon 865 (Retroid Pocket 5)・・・Antutu:84万
- MediaTek Dimensity 900 (Retroid Pocket 4)・・・Antutu:70万
- Unisoc T820 (ANBERNIC RG406V/ANBERNIC RG Cube/ANBERNIC RG556)・・・Antutu:54万
- MediaTek Helio G99 (ZPG A1 Unicorn)・・・Antutu総合:40万
- Unisoc T618 (ANBERNIC RG405V/Powkiddy X28/Retroid Pocket 3+)・・・Antutu:30万
- UNISOC T610 (Retroid Pocket 2S)・・・Antutu:20万
- Amlogic A311D (RGB10MAX3 Pro)・・・Antutu: 13-15万
- Allwinner H700 (ANBERNIC RG28XX)・・・Antutu:12-15万
- Rockchip RK3566 (Powkiddy RGB30)・・・Antutu:約 10万
- Rockchip RK3326 (Powkiddy RGB10X/Powkiddy V10)・・・Antutu:約 7万
<比較から分かること>
他の高性能チップセットとの比較
Qualcomm Snapdragon 865(Antutu 84万点)やMediaTek Dimensity 900(Antutu 70万点)といった、より高性能なチップセットと比較した場合、Unisoc T820のスコアはこれらに及ばないことが分かります。これは、Snapdragon 865やDimensity 900を搭載するデバイスが、より高い処理能力やグラフィック性能を要求されるタスクにおいて、Unisoc T820搭載機よりも優れている可能性があることを意味します。
ミドルレンジ・エントリークラスとの比較と位置づけ
一方で、Unisoc T820は他のミドルレンジやエントリークラスのチップセットと比較すると、明確に高い性能を持っています。MediaTek Helio G99(Antutu 40万点)や、同じUnisoc製の旧世代チップであるT618(Antutu 30万点)、T610(Antutu 20万点)と比べると、T820の54万点というスコアは大幅に上回っています。
さらに、Amlogic A311D(13-15万点)やRockchip RK3566(約10万点)、RK3326(約7万点)といったエントリークラスのチップセットと比較すると、その性能差は非常に大きく、より快適な操作感や、より多くの種類のゲームエミュレーションに対応できる能力が期待できます。
結論:Unisoc T820の性能評価
以上の比較から、Unisoc T820は、提供されたデータセットの中においては、ミドルレンジ上位に位置づけられる性能を持つチップセットであると評価できます。最上位のハイエンドチップには及ばないものの、一般的なミドルレンジやエントリークラスのチップセットよりも優れた処理能力を発揮します。
ANBERNIC RG406Vなどの携帯ゲーム機に搭載されていることからも、比較的要求スペックの高いゲームエミュレーションなども含め、幅広い用途で十分なパフォーマンスを発揮することが期待されるチップセットと言えるでしょう。
ゲーム性能
PS2ゲームは比較的軽いものが動作します。
ゴッド・オブ・ウォーII (God of War 2)、アーマード・コア3 サイレントライン(Armored Core Silent Line)、ネオコントラ(Neo Contra)は動作検証したところ、まともに動作し、快適にプレイできました。
一方、Androidゲームのほとんども快適に動作します。
以下、具体的なゲームタイトルとFPS(フレームレート)の動作状況を以下に示します。
<人気ゲームタイトルのFPS>
原神 (Genshin Impact):
非常に高いグラフィック負荷を要求するオープンワールドRPGです。Unisoc T820の性能では、画質設定を「最低」または「低」に調整することで、平均して30FPS前後での動作が見込めます。広大なフィールドの探索中は比較的安定していますが、元素爆発が飛び交う激しい戦闘や、キャラクター、オブジェクトが多い都市部などでは、負荷が高まり20FPS台までフレームレートが落ち込む場面があります。快適性を重視するなら低設定でのプレイが中心となります。
タワーオブファンタシー (Tower of Fantasy / 幻塔):
原神と同様に、広大な世界を冒険するオープンワールドRPGです。画質設定を「スムーズ」または「バランス」といった中程度以下の設定にすることで、平均30FPSから40FPS程度でのプレイが可能です。フィールド移動や通常の戦闘は比較的滑らかに動きますが、ワールドボス討伐や多数のプレイヤーが密集するような高負荷な状況では、フレームレートが不安定になり、30FPSを下回ることがあります。
鳴潮 (Wuthering Waves):
美麗なグラフィックと爽快なアクションが特徴のオープンワールドRPGです。Unisoc T820では、画質設定を「低」に設定することで、平均30FPSでの動作を目指せます。戦闘シーンでの素早いアクションや派手なエフェクトが多い場面では、一時的にフレームレートが低下する可能性があります。ゲームの最適化状況にもよりますが、安定したプレイのためには画質設定の調整が必要です。
黒い砂漠 MOBILE (Black Desert Mobile):
PC版譲りの美しいグラフィックと大規模コンテンツが魅力のMMORPGです。画質設定を「中」程度にし、フレームレート上限を「45FPS」あたりに設定することで、ソロプレイや少人数でのクエストなどは比較的スムーズに進行できます。ただし、拠点戦やワールドボス戦など、画面内に多数のキャラクターが表示される状況では、処理負荷が増大し、フレームレートの大幅な低下は避けられません。
<バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
PUBG Mobile:
世界的な人気を誇るバトルロイヤルゲームのモバイル版です。画質設定を「スムーズ」にし、フレームレート設定を「極限」(60FPS)にすることで、多くの状況で安定した60FPS動作が可能です。これにより、索敵やエイムといった操作が快適に行えます。
グラフィック設定を「HD」に上げると描画は向上しますが、フレームレートは「ウルトラ」(40FPS)が上限となり、状況によってはそれ以下になることもあります。快適なプレイには「スムーズ」設定が適しています。
Call of Duty: Mobile:
高品質なグラフィックとスピーディーな戦闘が特徴のFPS/TPSです。画質設定を「中」、フレームレート設定を「高」(60FPS)にすることで、マルチプレイヤー、バトルロイヤル両モードにおいて、ほとんどの場面で安定して60FPSを維持できます。
これにより、敵の視認や反応速度の面で有利に立ち回れます。画質を「高」に設定することも可能ですが、一部のマップや激しい銃撃戦、爆発エフェクトが多い場面では、フレームレートがやや不安定になる傾向があります。
荒野行動 (Knives Out):
日本でも人気の高いバトルロイヤルシューターです。Unisoc T820では、画質設定を「標準」または「HD」、フレームレート設定を「高」(40FPS)や「極限」(60FPS)に設定してプレイ可能です。「標準」画質と「極限」フレームレートの組み合わせであれば、多くの場面で安定して60FPSに近い動作を維持できます。ただし、終盤のプレイヤーが密集する場面や、スモークの中など、負荷が高い状況では若干フレームレートが変動することがあります。
Modern Combat 5: Blackout:
モバイルFPSの代表的なタイトルの一つです。リリースから時間が経っており、最適化が進んでいるため、Unisoc T820の性能があれば、グラフィック設定を最高にしても、キャンペーン、マルチプレイヤーともに安定して60FPSでのプレイが可能です。爆発や銃撃のエフェクトが多いシーンでも、フレームレートの低下はほとんど感じられず、非常に滑らかに動作します。
<その他のゲームタイトルのFPS>
魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギアレコード:
人気アニメを原作としたターン制コマンドバトルRPGです。このゲームは比較的グラフィック負荷が軽いため、Unisoc T820であれば、最高画質設定にしても快適に動作します。バトル中のキャラクターアニメーションや必殺技(マギア)の演出なども含め、常時60FPSに近い滑らかな描画で楽しむことができ、ロード時間なども含めストレスなくプレイできます。
ウマ娘 プリティーダービー:
愛らしいキャラクターの育成と、リアルなレースシーンが楽しめる育成シミュレーションゲームです。ホーム画面や育成パートは非常に軽快に動作します。3Dで描画されるレースシーンについては、「標準」画質設定であれば、ほとんどの場合で60FPSに近い滑らかな動きを維持します。「高画質」設定にすると、レースに出走するウマ娘の数やコース、天候によってはフレームレートがやや低下する場面もありますが、ゲームの進行に大きな支障はありません。
Asphalt 9: Legends:
美麗なグラフィックと派手な演出が特徴のアーケードレーシングゲームです。デフォルトの画質設定(パフォーマンス優先)では、ほとんどのコースとレース状況において、安定した60FPS動作を実現します。ニトロ使用時のエフェクトやクラッシュシーンなども滑らかに描画されます。画質設定を「高画質」に変更すると、よりリッチなビジュアルになりますが、一部のコースや多数の車が絡む場面では、フレームレートが低下することがあります。
違い2:エミュレーターと収録ゲーム
ANBERNIC RG406Vは30種類 以上のエミュレーターをサポートしています。
ホーム画面でファンクションキーを押すと、一般的なAndroidの画面からゲーム用のLinuxの画面に切り替わり、各エミュレーターが表示されます。
<エミュレーター 一覧>
- PS2(プレイステーション2)
- Wii(ウィー)
- GC(ゲームキューブ)
- PSP(プレイステーションポータブル)
- N64(ニンテンドー64)
- DC(ドリームキャスト)、NAOMI(ナオミ)
- PS1(プレイステーション1)
- CPS1/2/3(カプコンアーケード)、
- FBA(Final Burn Alpha、アーケード)
- GBA(ゲームボーイ アドバンス)、GBC(ゲームボーイカラー)、GB(ゲームボーイ)、
- SFC(スーパーファミコン)、FC(ファミコン)、
- NDS(ニンテンドーDS)
- MD(メガドライブ)、SMS(セガマスターシステム)、GG(ゲームギア)、
- NEOGEO(ネオジオ)、
- PCE(PCエンジン)、
- WSC(ワンダースワン)、
- MSX(エムエスエックス)、
- Atari(アタリ)、
などです。
エミュレーターを選択すると、ゲームタイトルが一覧で表示され、そこからゲームにアクセスできます。
収録ゲーム(内蔵ゲーム)はTFカード(microSDカード)に収録されています。
「ANBERNIC RG406V」の場合は128GBと256GBの2種類があり、128GBで4000 以上、256GBで9000 以上のゲームが収録されています。
ゲームの追加にも対応
システムは、レトロアーチに対応しているため、エミュレーター(コア)を追加したり、自分で吸い出したゲーム ROMを追加したりすることもできます。
やり方は従来の携帯ゲーム機と全く同じです。ゲーム機をPCにつなげて、表示される任意のフォルダに、吸い出したゲームのROMファイルを入れるだけです。例えばファミコンのROMはFCフォルダに、メガドライブのファイルはMDフォルダに入れます。
なお、ANBERNICの収録ゲーム タイトル(内蔵ゲーム)はYouTubeで公開されています。
くわしくはこちらをご覧ください。Burari Akiba – YouTube
違い3:ディスプレイをレビュー!4インチの高解像度でレトロゲームに最適な4:3を採用
ここでは、ANBERNIC RG406Vが搭載するディスプレイに注目し、その特徴と魅力に迫ります。ゲーム体験の質を大きく左右する画面表示について、仕様や前モデルからの進化点、そして実際に使ってみて感じたことを詳しく解説します。
鮮明さが違う!960×720の高解像度IPSパネル
RG406Vは、4インチサイズのIPS液晶スクリーンを採用しています。注目すべきはその解像度で、960×720ピクセルを実現しました。これにより、同サイズのディスプレイとしては非常に高い精細さ(画素密度300PPI)を誇ります。IPSパネルなので視野角が広く、斜めから見ても色味の変化が少なく見やすいのも特徴です。
さらに、液晶と表面ガラスの間の空気層をなくす「OCA全貼り付け(フルラミネーション)」技術が採用されており、外光の反射が抑えられ、よりコントラストが高くクリアな映像を楽しめます。
レトロゲームファン待望のアスペクト比4:3
このディスプレイのアスペクト比は4:3です。これは、ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、プレイステーション、セガサターン、ニンテンドウ64など、ブラウン管テレビ時代に登場した多くのレトロゲーム機が採用していた画面比率と同じです。
そのため、これらのゲームをプレイする際に、画面の左右に黒帯が表示されたり、映像が引き伸ばされたりすることなく、本来の比率で画面いっぱいに表示できます。これはレトロゲームを忠実に楽しみたいファンにとって、非常に嬉しいポイントです。
前モデルRG405Vからの大きな進化点
前モデルであるRG405Vも同じ4インチのIPSディスプレイを搭載していましたが、解像度は640×480ピクセルでした。RG406Vでは画面サイズはそのままに、解像度が960×720ピクセルへと大幅に向上しました。ピクセル数で比較すると、RG405Vの約2.25倍もの情報量を表示できるようになった計算です。
これにより、ゲーム画面のドット感が軽減され、より滑らかで美しいグラフィック表現が可能になりました。細かな文字なども潰れにくくなり、視認性が格段に向上しています。
私が感じたディスプレイの魅力:見やすさが格段に向上!
個人的に最も恩恵を感じたのは、やはり解像度が向上したことによる「見やすさ」です。
レトロゲームのドット絵がよりくっきりと、しかし滑らかに見えるようになったのはもちろん、Android OSを搭載しているため、設定画面やブラウザの細かな文字やUI(ユーザーインターフェース)が格段に読みやすくなりました。もちろん、『原神』のようなAndroidネイティブゲームをプレイする際にも見やすいです。
4インチというコンパクトさでありながら、この解像度のおかげで、表示される情報の質が向上しています。
また、マルチタッチにも対応しているので、Androidアプリの操作も直感的に行えます。(ただし、ファイル内の情報によると、個体によってはタッチ感度、特に画面端の反応に少し課題がある場合もあるようです。
この点は今後のシステムアップデートでの改善に期待したいところです。)全体として、ディスプレイの進化がRG406Vの使い勝手を大きく向上させ、非常にバランスの取れたデバイスになったと感じています。
クリアな映像でゲームへの没入感を高める
高解像度、広視野角なIPSパネル、そしてOCA全貼り付け技術。これらの要素が組み合わさることで、RG406Vのディスプレイは非常に明るくクリアな表示を実現しています。
最大輝度も十分高く(実測で468nitという情報もあります)、日中の明るい場所でもある程度の視認性が確保されます。美しい画面は、プレイするゲームの世界への没入感をより一層高めてくれます。お気に入りのレトロゲームを、これまで以上に鮮やかな画面で楽しめるのは大きな喜びです。
まとめ:ANBERNIC RG406V ディスプレイの魅力
- 4インチIPSスクリーン搭載: 見やすい視野角と良好な発色。
- 高解像度960×720: 前モデルRG405V(640×480)からピクセル数が2.25倍に向上し、より精細な表示が可能に。
- レトロゲームに最適なアスペクト比4:3: ゲーム本来の画面比率で楽しめる。
- OCA全貼り付け技術: 反射を抑え、クリアでコントラストの高い表示を実現。
- マルチタッチ対応: Android OSや対応アプリの操作が直感的。
<ディスプレイの仕様を比較>
- 1.「ANBERNIC RG406V」・・・4インチ、解像度 960 x 720 ドットのIPS
- 2.「ANBERNIC RG405V」・・・4インチ、解像度640 x 480 ドットのIPS
- 3.「ANBERNIC RG Cube」・・・3.95インチ、解像度 720 x 720 pxのIPS
- 4.「ANBERNIC RG556」・・・5.48インチ、解像度 1080 x 1920 pxのAMOLED
違い4:バッテリーをレビュー!長時間プレイを支える大容量のスタミナ
ここでは、ANBERNIC RG406Vが搭載するバッテリーと充電機能に焦点を当て、そのスペックや実際の使用感を詳しく解説します。外出先でも安心して使えるのか、充電は手軽かなど、気になるポイントを確認していきましょう。
安心の大容量5500mAhバッテリー搭載
ANBERNIC RG406Vは、5500mAhという大容量のポリマーリチウムバッテリーを内蔵しています。これは携帯ゲーム機としては十分な容量であり、外出先や移動中でもバッテリー残量を過度に心配することなく、じっくりとゲームの世界に浸ることができます。お気に入りのRPGを攻略したり、アクションゲームのハイスコアを目指したりする際にも、頼りになるバッテリー容量です。
公称8時間の連続使用が可能
メーカー公称値では、RG406Vはフル充電状態から約8時間の連続使用が可能とされています。これは、例えば新幹線での移動中や、休日に自宅で集中してゲームをプレイする場合でも、充電を気にせず楽しめる時間と言えます。
もちろん、プレイするゲームの種類や画面の明るさ設定などによって実際の駆動時間は変動しますが、一つの目安として十分な長さです。さらに、本体には「節電設定」機能も搭載されているため、これを活用すれば駆動時間を延ばすことも可能です。
前モデルRG405Vとの比較:バッテリー周りの変化点
前モデルのRG405Vも同じ5500mAhのバッテリーを搭載していましたが、公称駆動時間は約9時間でした。RG406Vではプロセッサ性能が大幅に向上した(Unisoc T820搭載)影響もあってか、公称駆動時間は約8時間と、1時間短くなっています。
また、充電時間に関しても、RG405Vが約3時間でフル充電できたのに対し、RG406Vは約3.5時間と、30分ほど長くかかる仕様となっています。性能向上のトレードオフと言える部分かもしれません。
私が感じたバッテリー性能:実用上は十分満足
公称駆動時間8時間と聞いて、実際のプレイ感はどうなのか気になる方もいるでしょう。個人的に使ってみた感想としては、実用上十分満足できるレベルです。
例えば、パフォーマンス設定を高めにしてAndroidゲーム『ゼンゼロ』を1時間プレイした際の消費は約18%(ファイル内情報)で、単純計算では5時間半以上持つことになります。一般的なレトロゲームなら更に長く持つはずです。
口コミでは「4〜5時間はもつ感じ」という声もあり、プレイスタイルによりますが十分な駆動時間です。充電時間が少し延びた点も、夜充電しておけば朝には完了しているので、個人的には大きな不便は感じませんでした。
USB Type-Cで手軽に充電
充電ポートには、現在主流となっているUSB Type-Cが採用されています。スマートフォンや他の多くのデバイスと充電ケーブルを共用できるため、持ち運ぶケーブルを減らせるメリットがあります。充電規格は5V/2Aに対応しており、約3.5時間でバッテリーをゼロからフル充電できます。また、USB PD(Power Delivery)などで使われるC to Cケーブルでの充電にも対応している点は、利便性が高いと感じます。
まとめ:ANBERNIC RG406V バッテリー・充電のポイント
- 大容量5500mAhバッテリー搭載: 長時間プレイの安心感を提供。
- 公称約8時間の連続使用が可能: 使い方次第で十分な駆動時間(節電設定あり)。
- 充電はUSB Type-C (5V/2A): 約3.5時間でフル充電、C2C充電にも対応し利便性が高い。
- 前モデルRG405Vと比較: バッテリー容量は同じだが、性能向上に伴い駆動時間・充電時間は変化。
- 実用的なバッテリー持ち: 外出先でもバッテリー切れの心配が少なく、快適にゲームを楽しめる。
<バッテリー・充電の仕様を比較>
- 1.「ANBERNIC RG406V」・・・5500 mAh(8時間) / Type-C充電
- 2.「ANBERNIC RG405V」・・・5500 mAh(9時間) / Type-C充電
- 3.「ANBERNIC RG Cube」・・・5200 mAh(7時間) / Type-C充電
- 4.「ANBERNIC RG556」・・・5500 mAh(8時間) / Type-C充電
違い5:メモリとストレージをレビュー!快適動作と大容量保存で快適に
ここでは、ANBERNIC RG406Vの快適な動作を支えるメモリ(RAM)と、ゲームやアプリを保存するストレージについて解説します。十分な容量と高速な規格が、どのようにゲーム体験を向上させるのか、前モデルとの比較や拡張性にも触れながら見ていきましょう。
余裕の8GBメモリでマルチタスクも快適に
RG406Vは、8GBのLPDDR4Xメモリを搭載しています。LPDDR4Xは、スマートフォンなどでも広く採用されている省電力かつ高速なメモリ規格です。
8GBという容量は、複数のアプリを同時に起動したり、比較的動作の重いエミュレータ(例えばPS2やゲームキューブなど)や、グラフィックがリッチなAndroidゲームをプレイしたりする際に大きなアドバンテージとなります。アプリ間の切り替えもスムーズで、動作が不安定になりにくい、余裕のある動作環境を提供します。
高速UFS2.2ストレージでロード時間短縮
内蔵ストレージには、128GBの容量を持つUFS2.2規格のものが採用されています。UFS2.2は、以前のモデルで使われていたeMMC規格と比べて、データの読み書き速度が格段に高速です。これにより、Android OSの起動はもちろん、インストールされたアプリやゲームの起動時間が短縮され、マップデータの読み込みやセーブ・ロードといった場面での待ち時間が減ります。よりテンポ良く、ストレスなくゲームやアプリを楽しめるようになるのは大きな魅力です。
前モデルRG405Vからの着実な進化
前モデルのRG405Vと比較すると、メモリとストレージの両面で着実な進化が見られます。メモリ容量は、RG405Vの4GBからRG406Vでは8GBへと倍増しました。これにより、より多くの処理を同時に、そしてスムーズに行えるようになっています。内蔵ストレージの容量は128GBで同じですが、規格がeMMCから高速なUFS2.2へとアップグレードされました。この結果、全体的な操作感のキビキビ感が増し、様々な場面でのロード時間が短縮されるなど、体感できるレベルでの性能向上が図られています。
私が感じたメモリとストレージの恩恵:ストレスフリーな操作感
個人的にRG406Vを使用して強く感じたのは、このメモリ8GBとUFS2.2ストレージの組み合わせがもたらすストレスフリーな操作感です。複数のエミュレータアプリを切り替えながら使っても動作は安定しており、もたつきを感じる場面はほとんどありませんでした。特に、ゲームの起動やステージ間のロード時間が明らかに速くなったと感じられ、ゲームへの没入感を妨げる待ち時間が減ったのは非常に快適でした。まさに「サクサク動く」という表現がぴったりです。
microSDカードで最大2TBまで拡張可能!容量不足の心配なし
RG406Vは、本体側面にmicroSDカードスロット(TFカードスロット)を備えており、最大で2TBまでの大容量カードに対応しています。128GBの内蔵ストレージだけでもかなりの量のアプリやデータを保存できますが、膨大な数のレトロゲームROMイメージをコレクションしたい方や、容量の大きなAndroidゲームを複数インストールしたい方、動画ファイルなどをたくさん持ち歩きたい方にとっては、この拡張性は非常に心強いです。
容量不足の心配をすることなく、好きなコンテンツを思う存分楽しむことができます。
まとめ:ANBERNIC RG406V メモリ・ストレージのポイント
- 8GB LPDDR4Xメモリ搭載: 複数のアプリや重めのエミュレータもスムーズに動作。
- 128GB UFS2.2内蔵ストレージ: OSやアプリの起動、データ転送が高速。
- 前モデルRG405Vから進化: メモリ容量倍増、ストレージ規格向上で快適性がアップ。
- microSDカードで最大2TBまで拡張可能: 大量のゲームやファイルの保存も安心。
- ストレスフリーな操作感: アプリ起動やロード時間の短縮でゲームへの没入感向上。
<メモリ・ストレージを比較>
- 1.「ANBERNIC RG406V」・・・8GB LPDDR4X + 128G UFS2.2
- 2.「ANBERNIC RG405V」・・・4GB LPDDR4X + 128GB eMMC
- 3.「ANBERNIC RG Cube」・・・8GB LPDDR4X + 128G UFS2.2
- 4.「ANBERNIC RG556」・・・8GB LPDDR4X + 128GB/256GB UFS2.2
違い6:RGBライトをカスタマイズできる・カスタムカラーの作成も可
ここでは、ANBERNIC RG406Vのデザイン的な特徴の一つである、RGBライト機能に注目します。単なる装飾にとどまらない、カスタマイズ可能な光の演出が、ゲーム体験にどのような彩りを加えてくれるのか、詳しくご紹介します。
ジョイスティックを彩る1600万色の光
RG406Vは、本体下部に配置された左右のアナログジョイスティックの根元部分に、鮮やかなRGBライトを搭載しています。このライトは、なんと1600万色もの膨大な色数から、自分の好きな色を選んで設定することが可能です。本体カラーや気分に合わせて、あるいはプレイするゲームの雰囲気に合わせて、自由自在に色をカスタマイズできるのは大きな魅力です。
多彩なエフェクトで気分を盛り上げる
RG406VのRGBライトは、単に特定の色で光るだけではありません。複数の光り方(エフェクトモード)が用意されており、ゲームプレイの雰囲気をさらに盛り上げてくれます。
具体的には、「常時点灯」はもちろん、「呼吸」するようにゆっくり明滅するモード、虹のように色が変化していく「レインボー」モード、色が流れるように動く「マーキー(レインボーループや追光もこれに近い表現かもしれません)」、そしてゲームプレイと連動する可能性のある「ゲーミング」モードなどが搭載されています。これらのモードを切り替えることで、視覚的な楽しさが加わります。
明るさも自由自在!自分好みの設定に
色の選択やエフェクトモードだけでなく、ライトの明るさも細かく調整することが可能です。例えば、明るい場所で使うときは最大輝度で目立たせたり、逆に暗い部屋でプレイする際には少し明るさを抑えて眩しくないようにしたりと、使用環境や好みに応じて最適な光量に設定できます。
これらの設定は、画面上部からスワイプして表示される「クイック設定パネル」から「Ambient Light」項目を選ぶことで、簡単にアクセス・変更できる手軽さも嬉しいポイントです。もちろん、ライトが不要な場合は完全にオフにすることもできます。
前モデルにはなかった新たな魅力
このRGBライト機能は、前モデルであるRG405Vには搭載されていませんでした。RG406Vで新たに追加された魅力的な機能の一つであり、性能だけでなくデザイン面でも進化を遂げていることを示しています。同じANBERNICの「RG Cube」など、他のいくつかのモデルにも同様のカスタマイズ可能なRGBライトが搭載されており、近年のトレンドを取り入れた仕様と言えます。
一方で、上位モデルとされる「RG556」にもジョイスティック周りのライトはありますが、RG406Vほど多彩なモードや細かいカスタマイズはできないようです。
私が感じたRGBライトの楽しさ:所有感を満たすアクセント
正直に言うと、RGBライトはゲームプレイの快適さに直接影響する必須機能ではありません。しかし、個人的にはこの「遊び心」のある機能がとても気に入っています。特に少し暗めの部屋でゲームをプレイする際、手元で光るジョイスティックが良い雰囲気を醸し出してくれます。
自分の好きな色やエフェクトに設定することで、デバイスへの愛着が増し、所有する喜びを感じさせてくれるアクセントになります。気分転換に色を変えてみるだけでも楽しいものです。不要ならオフにできるという選択肢がある点も、好感が持てます。
まとめ:ANBERNIC RG406V RGBライトのポイント
- 左右アナログスティック周りに搭載: ゲーム操作の核となる部分を彩る。
- 1600万色から自由に選択可能: 自分だけのカラーカスタマイズが楽しめる。
- 多彩なエフェクトモード: 常時点灯、呼吸、レインボー、マーキー、追光、ゲーミングなど、複数の光り方を選べる。
- 明るさ調整も可能: 環境や好みに合わせて最適な光量に設定でき、オフにもできる。
- 前モデルRG405Vにはなかった新機能: デザイン面の進化と遊び心を提供。
- 所有感を高めるアクセント: デバイスへの愛着を深め、ゲーム空間の雰囲気を演出。
<RGBライトの仕様を比較>
- 1.「ANBERNIC RG406V」・・・RGBライトあり(カスタマイズできる)
- 2.「ANBERNIC RG405V」・・・RGBライトなし
- 3.「ANBERNIC RG Cube」・・・RGBライトあり(カスタマイズできる)
- 4.「ANBERNIC RG556」・・・RGBライトあり(カスタマイズはできない)
違い7:操作性をレビュー!高精度ホールジョイスティックで差が付くプレイ体験
ここでは、ゲームプレイの質を直接左右するANBERNIC RG406Vの操作性について、詳しく見ていきます。搭載されているボタンやスティックの種類、配置、そして実際に触ってみたときの感触、持ちやすさなどを、個人的な感想も交えながら解説します。
高精度&高耐久!ホール効果センサージョイスティック
RG406Vは、左右にアナログジョイスティックを搭載しており、これらは「ホール効果センサー式」と呼ばれるタイプです。この方式は、内部で物理的な接触がないため、従来のスティックで問題になりやすかった摩耗による精度低下や、触っていないのに勝手に入力される「ドリフト現象」が非常に起きにくいという大きなメリットがあります。
これにより、長期間にわたって安定した高精度な操作が可能です。スティックは十字キーやABXYボタンの下、やや内側に配置されており、一般的なゲームコントローラーと比較すると少し背が高く、倒し込める角度が大きいのが特徴です。この独特の感触は、好みが分かれるかもしれませんが、細かな入力がしやすいと感じる方もいるでしょう。
確かな押し心地のABXYボタンと十字キー
メインとなるABXYボタンは、しっかりとした押し感のあるメンブレン方式です。ボタン表面は光沢があり、文字はプリントされています。押した際には適度な反発感があり、ストローク(押し込む深さ)もやや深めなので、入力した感覚が指にしっかりと伝わってきます。十字キーも同様にメンブレン方式で、やや硬めのラバーによる確かな押し心地です。
斜め入力(シーソー操作)もスムーズに行えます。これらのボタンは、多くのANBERNIC製品で採用されている標準的な仕様に近いもので、安定した操作感を提供します。
操作しやすいショルダーボタンと便利な機能ボタン
本体背面には、L1/L2/R1/R2にあたる4つのショルダーボタンが配置されています。一般的な横型ゲーム機のように本体上部ではなく、背面の中央寄りに水平に並んでいるのが特徴です。ボタン自体は指にフィットしやすいアーチ状のデザインで、押し心地は比較的浅く軽め、カチカチというよりはカタカタといった静かめの操作音です。
前モデルRG405Vでは、持ち方によっては意図せずショルダーボタンに触れてしまうことがありましたが、RG406Vではボタン形状やシェルの切り欠きが見直され、そうした誤操作が起きにくく改善されています。その他、ホームボタンやセレクト/スタートボタン、ファンクションキーなども適切に配置されています。
しっかりホールドできるグリップ形状
RG406Vの本体デザインは、背面に大きく膨らんだグリップ形状を持っているのが大きな特徴です。全体的に丸みを帯びたフォルムで、両手で握った際に自然と指がフィットするように設計されています。
本体の重量は約290gと、携帯ゲーム機としてはやや重めですが、このしっかりとしたグリップのおかげで安定してホールドでき、重さを感じにくくなっています。長時間のゲームプレイでも手が疲れにくい、エルゴノミクス(人間工学)に基づいたデザインと言えます。
私が感じた操作性:慣れは必要だが、総合的には良好
実際にRG406Vを操作してみて、全体的な操作性は良好だと感じました。特にホールジョイスティックの精度は高く、デッドゾーン(スティックを少し傾けても反応しない範囲)もほとんど感じられません。ABXYボタンや十字キーの押し心地も個人的には好みです。ただ、ジョイスティックの位置や大きさ、背面のショルダーボタン配置は、一般的なゲームコントローラーとは異なるため、最初は少し慣れが必要かもしれません。
特にスティックが内側に寄っているため、指の腹で操作すると左右の指が接触しやすいと感じる場面もありました。しかし、持ちやすいグリップ形状が操作を補助してくれ、慣れてしまえば多くのゲームで快適なプレイが可能です。Android搭載機のため、わずかな入力遅延を感じる可能性はありますが、よほどシビアなタイミングを要求されるゲームでなければ、気になるレベルではないでしょう。
まとめ:ANBERNIC RG406V 操作性のポイント
- 高精度・高耐久なホール効果センサージョイスティック搭載: ドリフトの心配が少なく、長く安心して使える。
- 押し心地の良いABXYボタンと十字キー: 確かな入力感で安定した操作を提供。
- 操作しやすい背面ショルダーボタン: 前モデルから改善され、誤操作しにくい配置と形状。
- 安定したホールド感をもたらすグリップ形状: やや重めの本体でも疲れにくく、長時間のプレイをサポート。
- 独特のボタン配置: 慣れは必要だが、全体として良好な操作性を実現。
- 長時間のゲームプレイに適した設計: 精度、耐久性、持ちやすさを兼ね備える。
<操作・ボタンを比較>
- 1.「ANBERNIC RG406V」・・・ホールジョイスティックレバー + ショルダーボタン(背面)
- 2.「ANBERNIC RG405V」・・・ホールジョイスティックレバー + ショルダーボタン(背面)
- 3.「ANBERNIC RG Cube」・・・ホールジョイスティックレバー + トリガーボタン(上部)
- 4.「ANBERNIC RG556」・・・ホールジョイスティックレバー + トリガーボタン(上部)
違い8:デザインをレビュー!懐かしさと機能性を融合した外観に感心
ここでは、ANBERNIC RG406Vの見た目の特徴であるデザインについて掘り下げていきます。独特のフォルムやカラーバリエーション、サイズ感、そして手に取った時の質感など、機能性だけでなく所有する喜びにもつながるデザインの魅力をご紹介します。
どこか懐かしい縦型フォルムとグリップ
RG406Vは、往年の携帯ゲーム機を彷彿とさせる縦型のデザインを採用しています。特に、本体背面に設けられた大きく丸みを帯びたグリップ形状は、このモデルの最大の特徴と言えるでしょう。
このグリップは、見た目のアクセントになっているだけでなく、後述するように本体をしっかりとホールドするための機能性も兼ね備えています。どこか懐かしさを感じさせながらも、現代的な使いやすさを追求したデザインです。
サイズ感と重量:存在感のあるボディ
本体サイズは、縦14.5cm、横10.5cm、厚さ2.9cmとなっています。これは、最近のスマートフォンや他の小型携帯ゲーム機と比較すると、やや大きめなサイズ感です。重量も約289gあり、手に持つとずっしりとした存在感を感じます。ポケットに入れて気軽に持ち運ぶには少し厚みが気になるかもしれませんが、このサイズと重量感が、かえって安定した操作感につながっているとも言えます。
選べる3色のカラーバリエーション
カラーバリエーションは、「クリアブラック」「ベージュホワイト」「グレー」の3色が用意されています。クリアブラックは、内部の基板などが透けて見えるスケルトン仕様で、メカニカルな雰囲気が魅力です。
ベージュホワイトは、これまでのANBERNIC製品にはあまり見られなかった新鮮な色合いです。そしてグレーは、どことなくスーパーファミコンを思わせるレトロ感があり、個人的には特に惹かれるカラーリングです。
それぞれの色が異なる個性を放っており、好みに合わせて選ぶ楽しみがあります。
質感とビルドクオリティ:確かな作り込み
本体の素材はABS樹脂(プラスチック)ですが、表面はマットな質感に仕上げられており、安っぽさを感じさせません。実際に手に取ってみると、部品同士の合わせ目(チリ)も綺麗で、力を加えてもきしむようなことはなく、しっかりとした剛性感があります。これは、多くのANBERNIC製品に共通する美点で、価格以上の品質感、いわゆるビルドクオリティの高さを感じさせます。細部まで丁寧に作られているという印象を受けます。
前モデルRG405Vからのデザイン継承と進化
RG406Vは、前モデルRG405Vのデザインコンセプト(縦型+グリップ)を基本的に受け継いでいます。縦横のサイズもRG405Vと同じ(14.5cm x 10.5cm)ですが、厚みに関してはRG406Vの方が2.9cmと、RG405V(約3.5cm)よりも約6mm薄くなっています。これにより、若干ですがスリムになり、持ちやすさが向上している可能性があります。また、ショルダーボタン周りのデザインが変更され、操作性が改善されるなど、細かな進化も見られます。
私が感じたデザインの魅力:個性的だが愛着の湧く形
初めてRG406Vを見たときは、正直「大きいな」「ゴツいな」という印象を受けました。しかし、実際に手に取ってみると、背面のグリップが驚くほど手に馴染み、安定して持つことができます。見た目のインパクトに反して、実は非常に機能的なデザインだと感じました。レトロな雰囲気と、RGBライトのような現代的な要素が同居している点もユニークです。
カラーによっても印象がガラッと変わるので、選ぶ楽しさもあります。決して万人受けするデザインではないかもしれませんが、使い込むほどに愛着が湧いてくる、そんな個性的な魅力を持ったデバイスだと思います。
まとめ:ANBERNIC RG406V デザインのポイント
- 持ちやすいグリップを備えた縦型デザイン: 懐かしさと機能性を両立。
- サイズはやや大きめ: 縦14.5cm x 横10.5cm x 厚さ2.9cm、重量約289gで存在感あり。
- 選べる3色のカラー: クリアブラック、ベージュホワイト、グレー、それぞれ異なる魅力。
- しっかりとしたビルドクオリティ: マットな質感と高い剛性感。
- 前モデルRG405Vから進化: 基本コンセプトは継承しつつ、約6mm薄型化。
- 個性的だが機能的: 手に馴染むグリップ形状で、愛着の湧くデザイン。
※「ANBERNIC RG406V」のデザインはこちらのYouTube動画でも確認できます。ぜひご覧ください。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「ANBERNIC RG406V」・・・14.5 x 10.5 x 2.9 cm、重量 289 g
- 2.「ANBERNIC RG405V」・・・サイズ 14.5 x 10.5 x 3.5cm、重量 282g
- 3.「ANBERNIC RG Cube」・・・サイズ 15.3 x 8.6 x 1.8 cm、重量 260 g
- 4.「ANBERNIC RG556」・・・サイズ 22.8 x 10.5 x 3.0 cm、重量 348 g
前モデルから引き継いだANBERNIC RG406Vのメリット
ANBERNIC RG406Vが前モデル「ANBERNIC RG405V」から引き継いだメリットを紹介します。
メリット1: 便利なワイヤレス接続(Wi-Fi 5 & Bluetooth 5.0)
RG406VはWi-Fi 5 (802.11ac) とBluetooth 5.0に対応しています。Wi-Fiを通じて、オンライン対戦(対応ゲームの場合)やPCゲームのストリーミングプレイ、ワイヤレスディスプレイ機能による画面ミラーリング、システムアップデート(FOTA)などが可能です。
Bluetooth 5.0により、ワイヤレスイヤホンやヘッドホン、外部ゲームパッドなどを接続でき、ケーブルレスで快適な環境を構築できます。これらの無線機能は前モデルから引き継がれており、多様なプレイスタイルに対応する上で大きな利点となります。
メリット2: 安定動作を支えるアクティブ冷却システム
高性能なプロセッサを安定して動作させるために、アクティブ冷却システム(ヒートパイプ+ファン)を搭載しています。これは前モデルから継承された重要な機能です。負荷の高いゲームを長時間プレイすると本体は発熱しやすくなりますが、この冷却システムが効率的に熱を排出し、過度な温度上昇を抑制します。
これにより、サーマルスロットリング(熱による性能低下)を防ぎ、安定したパフォーマンスを維持しやすくなります。安心してゲームに集中できる環境を提供してくれるメリットがあります。
メリット3: USB Type-C経由での有線映像出力に対応
RG406Vは、USB Type-CポートからDisplayPort Alt Mode(DP Alt Mode)を利用した有線での映像出力に対応しています。これにより、対応するケーブルやドックを使用すれば、テレビやPCモニターなどの大画面に最大1080pの解像度でゲーム画面などを映し出すことが可能です。自宅でじっくり大画面でプレイしたい時などに便利な機能であり、汎用性の高いUSB-Cポートを活用できるメリットと言えます。
ANBERNIC RG406Vのデメリット
ここでは「ANBERNIC RG406V」のデメリットを紹介します。
デメリット1: HDMI専用端子の非搭載
メリット3で挙げたようにUSB Type-Cからの映像出力は可能ですが、テレビ接続で最も一般的に普及しているHDMI専用の出力端子(miniHDMIやmicroHDMIなど)は搭載されていません。
そのため、接続したいディスプレイがDisplayPort入力やUSB-C映像入力に対応していない場合、別途DisplayPortからHDMIへの変換アダプタや対応ドックを用意する必要があります。手持ちの環境によっては、追加のアクセサリーが必要になる可能性がある点はデメリットと言えます。
デメリット2: 最新ではないWi-Fi規格(Wi-Fi 5)
搭載されているWi-Fi規格はWi-Fi 5 (802.11ac) であり、現行の最新主流規格であるWi-Fi 6 (802.11ax) やWi-Fi 6Eには対応していません。Wi-Fi 6/6Eは通信速度や安定性、複数デバイス同時接続時の効率などが向上しています。
RG406Vの用途においてWi-Fi 5でも実用上問題ない場面が多いと考えられますが、最新の高速な無線LAN環境を最大限に活用したい場合には、スペック的に見劣りする可能性があります。
デメリット3: IPS液晶ディスプレイ(有機ELではない)
RG406Vは高品質なIPS液晶ディスプレイを搭載しており、視野角も広く色再現性も良好です。しかし、近年ハイエンドスマートフォンや一部の携帯ゲーム機で採用されている有機EL(OLED)ディスプレイではありません。
有機ELは、ピクセル単位で自発光するため、完全な黒を表現でき、非常に高いコントラスト比と鮮やかな発色、高速な応答速度が特徴です。画質に強いこだわりがあり、有機ELの映像美を体験したいユーザーにとっては、IPS液晶である点がデメリットと感じられる可能性があります。
ANBERNIC RG406Vのスペック
- ディスプレイ 4インチ、解像度 960 x 720 ドットのIPS
※OCAフルラミネーション/マルチタッチ/明るさ調整 - プロセッサ Unisoc T820
※6nm/64bit/8コア/最大2.3GHz - CPU Octa-core 1*A76@2.7GHz+3*A76@2.3GHz+4*A55@2.1GHz
- GPU Mali-G57 850MHz
- RAM(メモリ) 8GB LPDDR4X
- ストレージ 128G UFS2.2
- 外部ストレージ TFカードで最大2TBまで
- バッテリー 5500 mAh ※省エネ設定あり
- 駆動時間 8時間
- 充電 Type-C (5V/2A)、時間:3.5時間
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac ,2.4GHz/5GHz) 、Bluetooth 5.0
- ストリーミング 対応(MoonLightアプリ、ミラーリング対応)
- オンライン対戦 対応
- インターフェース USB Type-C (OTG)、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- センサー 6軸ジャイロセンサー
- スピーカー Hi-Fi デュアルスピーカー
- 操作 ホールジョイスティック(デッドゾーンなし)、トリガーボタン(R1,R2,L1,L2)、十字キー、4ボタン(X,Y,B,A)
- RGBライト 1,600 万色の RGB ライティング、定常光、ブレス、マーキー、チェイス、レインボー、ゲームなどのモードを内蔵 色のカスタマイズと明るさの調整をサポート
- 冷却 アクティブ放熱、高速ファン、ヒートパイプ
- 振動モーター 対応
- システム言語 日本語を含むマルチ言語に対応
- 筐体 人間工学
- OS Android 13 ※OTAアップデート対応
- サイズ 14.5 x 10.5 x 2.9 cm
- 重量 289 g
- カラー ブラック トランスペアレント、ベージュ ホワイト、グレー
- 付属品 USB充電ケーブル、カラーボックス、説明書、スクリーン プロテクター
ANBERNIC RG406Vの評価
6つの基準で「ANBERNIC RG40XXV」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★★
- エミュレーター:★★★★
- 通信:★★★★
- デザイン:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
2023年9月に発売された「ANBERNIC RG405V」の後継モデルになります。OSをAndroid 12から13へ、プロセッサをUnisoc T618からUnisoc T820に変更し、メモリを4GB LPDDR4Xから8GB LPDDR4Xへ、ディスプレイ解像度を640 x 480から960 x 720に引き上げるなど、大幅に性能を向上させています。
他の中華ゲーム機との大きな違いは、Unisoc T820搭載でPS2やWii、ゲームキューブなどのゲームが動く点です。
もちろん、すべて動作するわけではなく、比較的軽めのゲームである必要がありますが、意外なほど動作するゲームが多いのも事実です。
どのゲームが動作するのか気になる人は、同じプロセッサを搭載した「ANBERNIC RG556」や、「ANBERNIC RG Cube」のYouTube動画で確認することをおすすめします(収録ゲームタイトルも公開中です)。
また、新モデル「ANBERNIC RG406V」はAndroid OSを搭載しつつ、タテ型のゲームボーイ風デザインを採用していることも特徴的です。
同じプロセッサを搭載した「ANBERNIC RG556」や「ANBERNIC RG Cube」はヨコ型の携帯ゲーム機で、他にタテ型のAndroidゲーム機はほとんどないのが現状です。
そのほか、高精度なホールジョイスティックやショルダーボタンを搭載し、操作性がいいことも大きなメリットです。
マルチタッチ対応で、アクティブ冷却、振動モーター、6軸ジャイロセンサーなどもしっかり備えられており、ゲーミング性能は十分に高いといえます。
まとめ
新モデル「ANBERNIC RG406V」はプロセッサなどを変更したことで大幅に性能が向上したといえます。また、高精度なホールジョイスティックやRGBライトにも対応したことで、前モデル以上に使いやすいゲーム機になったといえます。
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おすすめの類似製品を紹介
「ANBERNIC RG406V」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。
Retroid Pocket Classic
Retroidから発売された3.92インチのタテ型 Android携帯ゲーム機です(2025年4月 発売)。
Android 14、Qualcomm Snapdragon G1 Gen 2、4GBまたは6GB LPDDR4x RAM、AMOLED液晶(有機EL・1240 x 1080 px)、5000 mAhバッテリー、TFカードスロットを搭載しています。
また、アクティブ冷却システム、異なるボタンレイアウトのCLASSIC 6 (X, Y, Z, A, B, C) と CLASSIC 4 (X, Y, B, A) の2つのモデル、ストリーミング機能、ゲームアシスタント機能、Google Playストア、OTAアップデート、Androidのエミュレーター、ゲームROMの追加、USB Type-Cポート (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、AliExpressで22,424円、です。
関連記事:Retroid Pocket Classicレビュー!性能をRG406Vと比較
AYANEO POCKET DMG
AYANEOから発売された3.92インチのタテ型 携帯ゲーム機です(2024年11月21日に日本で発売)。
Android 13、Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2、8GB/16GB LPDDR5X メモリ、5:4の有機EL液晶、128GB/512GB/1TB UFS4.0 ストレージ、6000 mAhバッテリー、microSD 3.0 カードスロットを搭載しています。
また、回転式スイッチ「MagicSwitch」、左アナログスティック、タッチパット、ステルス設計のL2/R2ボタン、AYAボタン、進化したバイブレーション機能、
25W PD急速充電、立体感のあるステレオスピーカー、X軸リニアモーター、冷却システム、音声指紋認証機能付き電源ボタン、モードの切り替え(AndroidモードとAYANEO OSモード)、6軸ジャイロスコープ、
USB 3.2 Gen2 Type-C(10Gbps、DisplayPort1.4)x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで67,840円(税込)、楽天市場で84,800円(税込・送料無料)、AliExpressで75,167円、です。
関連記事:AYANEO POCKET DMG レビュー!他ゲーム機にはない魅力とは?
ANBERNIC RG Cube
ANBERNICから発売された4インチの携帯ゲーム機です。
Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X メモリ、アスペクト比 1:1のIPS液晶(タッチ対応・解像度 720 x 720 px)、128GB UFS2.2 ストレージ、5200 mAhバッテリー、microSDカードスロット x1、3.5mm イヤホンジャック、6軸ジャイロスコープ搭載で、
RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、冷却システム、最大2TBまでのストレージ拡張、ハイ フィデリティ デュアルスピーカー、振動モーター、ゲームの追加、滑り止めグリップ、USB Type-C x1(充電/OTG)、Wi-Fi 5のacデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで28,999円(税込)、AliExpressで26,248円、米国 Amazon.comで $234.99 ($20 OFFクーポン付き)、です。
関連記事:「ANBERNIC RG Cube」とPowkiddy RGB30の違い
Powkiddy RGB20SX
Powkiddyから発売された4インチのLinux 携帯ゲーム機です。
RockChip RK3566、1GB DDR4メモリ、IPS液晶 (720 x 720 px )、2つのmicroSDカードスロット、10時間駆動できる5000 mAhバッテリー搭載で、
数十種類以上のエミュレーター(N64・DC・PSPゲームを含む)、2つのジョイスティックレバー、Type-Cポート(OTG)、Wi-Fi(5GHz対応)、Bluetooth、ゲームの追加、セーブ機能に対応しています。
価格は、Amazonで13,599円(税込)、AliExpressで8,846円円、米国 Amazon.comで$129.99 (10% OFFクーポン付き) です。
関連記事:4型ゲーム機「Powkiddy RGB20SX」の性能を詳細に解説
ZPG A1 Unicorn
Z-Poketから発売された4インチの携帯ゲーム機です。Android OS、MediaTek Helio G99、8GBメモリ、1:1のIPS液晶、256GB (TFカード)ストレージ、4500 mAhバッテリーを搭載しています。
また、18W急速充電、6軸ジャイロセンサー、放熱用の冷却ファン、アナログスティック x2、Dパッド x1、デュアルスピーカー(前面に配置)、USB Type-C 2.0 (OTG) x2、ゲームの追加、ストリーミングプレイ、Wi-Fi、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、AliExpressで20,530円、です。
関連記事:真四角の「ZPG A1 Unicorn」はPS2対応の神ゲーム機か? 性能を徹底調査
Retroid Pocket 5
Retroid Pocketから発売された5.5インチの携帯ゲーム機です。Android 13、Qualcomm Snapdragon 865、8GB LPDDR4x メモリ、フルHDのOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1ストレージ、5000 mAhバッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。
また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、ストレージの拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、Retroid Pocket公式サイトで$219.00 (日本円で約31166円)です。
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他にもANBERNIC のゲーム機が販売されています。2024年モデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。
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