「Retroid Pocket Mini」と2S、Pocket 5の違い

Retroid Pocket Mini top
3.7インチの携帯ゲーム機「Retroid Pocket Mini」。早くも「超サクサクで、コスパも圧倒的に高い」と評判です。しかし、その一方で「小さすぎて性能が良くないのでは?」と考える人も多くいるようです。

そこで今回はその性能をよく知ってもらうために、次の8点を重点的に解説します。

  1. ディスプレイ
  2. プロセッサ(CPU)
  3. メモリストレージ
  4. バッテリー充電
  5. デザイン(サイズ・重量)
  6. 操作ボタン
  7. 通信
  8. 冷却性能

引き継いだメリット

映像出力

また、前モデル「Retroid Pocket 2S」や上位版「Retroid Pocket 5」との違いも比較して紹介!Antutuベンチマークや原神のFPS、ゲーム性能、スペック、前モデルから引き継いだメリット、

購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

このページ内の目次

「Retroid Pocket Mini」が発売開始!

2024年9月10日、中国のゲーム機メーカー Retroid Pocket の新製品「Retroid Pocket Mini」(レトロイド ポケット ミニ)が発売されました。

Qualcomm Snapdragon 865とAndroid 10を搭載した3.7インチの携帯ゲーム機です。

Retroid Pocketからは2023年8月にUnisoc T610とAndroid 11を搭載した3.5型「Retroid Pocket 2S」(レトロイド ポケット 2エス)が発売されています。

このゲーム機は「小型でAndroidゲームやエミュレーターの追加もできる」、「Wi-Fi対応でストーミングプレイもできる」と評判でした。

新モデルはその性能を強化し、上位版「Retroid Pocket 5」に近い性能をもっていることで話題になっています。

もちろん、Androidのゲーム「原神」、「ウマ娘」などを追加したり、自分で吸い出したゲームのROMを追加したりすることもできますよ。

それでは早速、どんなゲーム機なのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ AliExpress リンク

公式ページ:Retroid Pocket MINI Handheld

違い1:3.7インチの有機ELディスプレイ・明るく高精細に再生できる

Retroid Pocket Mini ディスプレイ

新モデル「Retroid Pocket Mini」は3.7インチ(解像度 1280 x 960 px)のAMOLED ディスプレイを搭載しています。

このディスプレイは輝度500nitと非常に明るいHD+ 有機EL液晶で、

100000:1のメリハリのあるコントラストと豊かな色域を表現できる107% sRGBに対応しています。

また、一般的な液晶と比べて低電力消費で駆動できるというメリットもあります。

もちろん、Android 搭載なので、タッチ操作にも対応しています。

リフレッシュレートは一般的なスマートフォンと同じ60Hzです。

一方、前モデル「Retroid Pocket 2S」は3.5インチ(解像度640 x 480 px)のディスプレイを搭載していました。

新モデルは前モデルよりも0.2インチ大きくなり、解像度も大幅に向上しています。

また、上位版「Retroid Pocket 5」と同じ有機ELパネルを採用したことで、

高コントラストで発色に優れた映像を再生できるようになっています。

他の小型ゲーム機と比較すると、大きさは「AYANEO POCKET MICRO」よりもやや大きく、

ANBERNIC RG Cube」も少し小さくなります。

解像度は「AYANEO POCKET MICRO」に近い仕様です。

新モデルは有機EL液晶のため、IPSパネルを搭載した他の小型ゲーム機よりも鮮やかな映像を再生できます。

他の小型ゲーム機とディスプレイの仕様を比較

1.「Retroid Pocket 2S」・・・3.5インチ、解像度 640 x 480 px

2.「Retroid Pocket 5」・・・5.5インチ、解像度 1920 x 1200 pxのOLED

3.「AYANEO POCKET MICRO」・・・3.5インチ、解像度 960 x 960 px のIPS

4.「ANBERNIC RG Cube」・・・3.95インチ、解像度 720 x 720 pxのIPS

違い2:Qualcomm Snapdragon 865の性能とAntutuベンチマーク

Retroid Pocket Mini CPU

新モデル「Retroid Pocket Mini」は上位版「Retroid Pocket 5」と同じ

Qualcomm Snapdragon 865 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサはQualcommが2020年に開発したAndroidスマホ向けのSoC(System on a Chip)です。

7nmプロセスで製造された8コア、最大2.84GHz駆動のCPUを搭載し、パワフルに動作するという特徴があります。

Antutuベンチマークは V8 総合で約 55万 前後で、Antutu V10 ベンチマーク総合に換算すると、約 60万 前後になります。

内蔵のGPUはAdreno 650で、ゲームなどグラフィック負荷の高い処理も高速に行えます。

一方、前モデル「Retroid Pocket 2S」はUnisoc T610を搭載していました。

Antutu ベンチマークは、 V10 総合で約 20万 前後になります。

Antutuで比較

Qualcomm Snapdragon 865 プロセッサと他のCPUをAntutuベンチマーク総合で比較してみました。

すると、ゲーム機の10機種中、5番目に高いスコアを記録していました。

1.Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2 (AYANEO Pocket S)・・・Antutu総合:169万

2.Snapdragon G3x Gen 1 (Razer Edge)・・・Antutu総合:100万

3.Snapdragon XR2(Pimax Portal)・・・Antutu総合:85万

4.MediaTek Dimensity 1100 (Retroid Pocket 4 Pro)・・・Antutu総合:75万

5.★ Qualcomm Snapdragon 865 (Retroid Pocket 5)・・・Antutu総合:60万 前後

6.MediaTek Dimensity 900 (Retroid Pocket 4)・・・Antutu総合:50万

7.Unisoc T820 (ANBERNIC RG Cube/ANBERNIC RG556)・・・Antutu総合:45万

8.Unisoc T618 (Retroid Pocket 3+)・・・Antutu総合:30万 前後

9.UNISOC T610 (Retroid Pocket 2S)・・・Antutu総合:20万 前後

10.Allwinner H700 (ANBERNIC RG28XX)・・・Antutu総合:15万 前後

原神のFPS

人気ゲームの「原神」はグラフィック設定「中」もしくは「高」、60 FPS 前後で快適にプレイできます。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは20 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

アクティブ冷却(冷却ファン)採用で発熱の問題はありません。

ゲーム性能

Qualcomm Snapdragon 865 プロセッサはゲームに最適化されているため、

多くのゲームが動作します。

各ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。

原神 Genshin Impact 60 FPS [Ultra]

PUBG Mobile 60 FPS [Ultra]

Call of Duty: Mobile 61 FPS [Ultra]

フォートナイト Fortnite 30 FPS [Ultra]

World of Tanks Blitz 60 FPS [Ultra]

Mobile Legends: Bang Bang 59 FPS [Ultra]

そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」、「マインクラフト」、「ウマ娘」なども快適に動作します。

違い3:6GB LPDDR4x メモリと128GB UFS3.1ストレージで快適に使用できる

新モデル「Retroid Pocket Mini」は6GB LPDDR4x メモリを搭載しています。

LPDDR4X規格は最大4.266Gpsで転送可能で、LPDDR3(最大1.6Gbps)よりも高速です。

また、ストレージは128GB UFS 3.1で、別売のmicroSDカードで拡張・増設もできます。

UFS 3.1規格は最大23.2Gbpsの高速なデータ転送が可能です。

一方、前モデル「Retroid Pocket 2S」は3GB/4GB LPDDR4 1600 MHz メモリと32GB/128GB eMMC ストレージを搭載していました。

新モデルは上位版「Retroid Pocket 5」と同じメモリ規格とストレージ規格を採用したことで、より高速な転送が可能になっています。

また、最大メモリ容量は4GBから6GBに増え、よりスムーズに動作できるように改善されています。

最大ストレージ容量は128GBで変更されていません。

なお、メモリ容量は上位版「Retroid Pocket 5」や「ANBERNIC RG Cube」よりも2GB 少なくなります。

AYANEO POCKET MICRO」とは、6GB+128GBの下位モデルとスペックがほぼ同じになります。

他の小型ゲーム機とメモリ・ストレージの仕様を比較

1.「Retroid Pocket 2S」・・・3GB/4GB LPDDR4 1600 MHz + 32GB/128GB eMMC

2.「Retroid Pocket 5」・・・8GB LPDDR4x + 128GB UFS 3.1

3.「AYANEO POCKET MICRO」・・・6GB/8GB LPDDR4X + 128GB/256GB

4.「ANBERNIC RG Cube」・・・8GB LPDDR4X + 128GB UFS2.2

違い4:長持ち4000 mAh のバッテリーを搭載・27W急速充電も利用できる

Retroid Pocket Mini バッテリー

新モデル「Retroid Pocket Mini」は容量 4000 mAh のバッテリーを搭載しています。

駆動時間は公開されていませんが、小型のディスプレイで消費電力が少ないため、

約2日間 駆動できると予想できます。

充電はType-Cを介した27W急速充電で、短時間でフルチャージできます。

前モデル「Retroid Pocket 2S」と比較すると、バッテリー容量が4000m Ahで変更されていないものの、

新たに上位版「Retroid Pocket 5」と同じ27W急速充電が採用され、より高速な充電を利用できるようになっていることが分かります。

なお、上位版「Retroid Pocket 5」と比べると、バッテリー容量は 1000 mAh 少なくなります。

ただし、「AYANEO POCKET MICRO」と比べると、1400mAhも多く、バッテリー容量は十分に多いことが分かります。

また、「ANBERNIC RG Cube」とはほぼ同じバッテリー容量ですが、

充電速度は新モデル「Retroid Pocket Mini」の方が高速になります。

他の小型ゲーム機と比較

1.「Retroid Pocket 2S」・・・4000 mAh / Type-C充電

2.「Retroid Pocket 5」・・・5000 mAh / 27W急速充電

3.「AYANEO POCKET MICRO」・・・2600 mAh / Type-C充電

4.「ANBERNIC RG Cube」・・・5200 mAh / Type-C充電

違い5:丸みを帯びた小型デザイン・厚さ16.5mm、重量215 gで4色を用意

Retroid Pocket Mini デザイン

新モデル「Retroid Pocket Mini」は丸みを帯びた小型デザインを採用しています。

前モデル「Retroid Pocket 2S」は角ばった四角形に近いデザインだったので、

デザインが大幅に変更されたといえます。

また、新モデルは上位版「Retroid Pocket 5」をそのまま小型化したような形状になっており、

人間工学(エルゴノミクス)にもとづいた使いやすさも考慮されて設計されています。

サイズは165.28 x 77.62 x 29.3 (最薄部 16.5) mmで、重量は215 gです。

カラーは SATURN(サターン)、ORANGE(オレンジ)、BLACK(ブラック)、SFC(スーパーファミコン)、16bit(16ビット)の4色を用意しています。

デザインはこちらのYouTube動画でも紹介しています。ぜひご覧ください。

他の小型ゲーム機とサイズ・重量を比較

1.「Retroid Pocket 2S」・・・サイズ 155 x 80.6 x 28 mm、重量 200 g

2.「Retroid Pocket 5」・・・サイズ 199.2 x 78.5 x 15.6 mm、重量 280 g

3.「AYANEO POCKET MICRO」・・・サイズ 約156 x 63 x 18 mm、重量 約 233 g

4.「ANBERNIC RG Cube」・・・サイズ 153 x 86 x 18 mm、重量 260 g

違い6:高精度な3Dホールスティックを搭載・ボタン位置をカスタマイズできる

Retroid Pocket Mini ボタン

新モデル「Retroid Pocket Mini」は高精度な操作が可能な3Dホールスティックを搭載しています。

ホール効果センサーは物理的な接触がなく、磁場による検出を行うため、部品の摩耗が少なく、ドリフトが起こりにくいというメリットがあります。

また、アナログジョイスティック R1/R2/L1/L2 も搭載。

A/B/X/Yボタンは上位版「Retroid Pocket 5」と同じく、好きな位置に変更してカスタマイズできます。

一方、前モデル「Retroid Pocket 2S」はA/B/X/Yボタンのカスタマイズに対応していませんでした。

3Dホールスティックとアナログジョイスティック R1/R2/L1/L2 は変更されていません。

違い7:Wi-Fi 6とBluetooth 5.1対応で快適に通信できる

新モデル「Retroid Pocket Mini」はWi-Fi 6Bluetooth 5.1に対応しています。

Wi-Fi 6はWi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上し、

ストリーミングプレイクラウドゲームなどもストレスなく利用できます。

Bluetooth 5.1は方向探知機能を搭載し、より高い精度の位置情報を取得できるようになっています。

一方、前モデル「Retroid Pocket 2S」はWi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応していました。

新モデルは上位版「Retroid Pocket 5」と同じワイヤレス通信が利用できるようになり、

前モデルよりも快適に通信できるように改善されています。

Wi-Fiに関しては「AYANEO POCKET MICRO」や「ANBERNIC RG Cube」よりも高速に通信できます。

他の小型ゲーム機と通信性能を比較

1.「Retroid Pocket 2S」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0

2.「Retroid Pocket 5」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1

3.「AYANEO POCKET MICRO」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2

4.「ANBERNIC RG Cube」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0

違い8:アクティブ冷却採用で本体の高熱化を防ぐことができる

Retroid Pocket Mini 冷却

新モデル「Retroid Pocket Mini」はアクティブ冷却を採用し、本体の高熱化を防ぐことができます。

アクティブ冷却はヒートシンクなどを用いて内部の熱を循環させ、冷却ファンで熱を排出する仕組みです。

一方、前モデル「Retroid Pocket 2S」はアクティブ冷却に対応していませんでした。

新モデルは上位版「Retroid Pocket 5」と同じアクティブ冷却を採用したことで、

オーバーヒートによる遅延を防ぎ、より安定して動作できるようになっています。

他の小型ゲーム機「AYANEO POCKET MICRO」や「ANBERNIC RG Cube」にもアクティブ冷却が採用されています。

他の小型ゲーム機とアクティブ冷却の有無を比較

1.「Retroid Pocket 2S」・・・アクティブ冷却 なし

2.「Retroid Pocket 5」・・・アクティブ冷却 あり

3.「AYANEO POCKET MICRO」・・・アクティブ冷却 あり

4.「ANBERNIC RG Cube」・・・アクティブ冷却 あり

「Retroid Pocket 2S」から引き継いだメリット

新モデル「Retroid Pocket Mini」が前モデル「Retroid Pocket 2S」から引き継いだメリットを紹介します。

メリット:HDMI映像出力に対応・大画面でゲームを楽しめる

新モデル「Retroid Pocket Mini」は上位版「Retroid Pocket 5」と同じく、USB Type-CポートからDP映像出力(1080p60)できるようになっています。

一方、前モデル「Retroid Pocket 2S」はHDMI端子を経由して映像出力できました。

新モデルがHDMIポートを搭載しているかどうかは不明ですが、HDMI映像出力できる点は同じです。

なお、「AYANEO POCKET MICRO」と「ANBERNIC RG Cube」はHDMI映像出力に対応していません。

他の小型ゲーム機と映像出力を比較

1.「Retroid Pocket 2S」・・・HDMIポートから映像出力

2.「Retroid Pocket 5」・・・Type-CポートからDP映像出力

3.「AYANEO POCKET MICRO」・・・HDMI映像出力に非対応

4.「ANBERNIC RG Cube」・・・HDMI映像出力に非対応

「Retroid Pocket Mini」のデメリット

Retroid Pocket Mini SFC

新モデル「Retroid Pocket Mini」のデメリットを紹介します。

デメリット1:OSがAndroid 10でやや古い

新モデル「Retroid Pocket Mini」はOSがAndroid 10で、やや古いOSを採用しています。

OTAアップデートは従来通り利用できますが、新しいOSで使えないのが不便です。

一方、上位版「Retroid Pocket 5」はAndroid 13を採用しています。

前モデル「Retroid Pocket 2S」はAndroid 11を採用していました。

他の小型ゲーム機とOSを比較

1.「Retroid Pocket 2S」・・・Android 11

2.「Retroid Pocket 5」・・・Android 13

3.「AYANEO POCKET MICRO」・・・Android 13

4.「ANBERNIC RG Cube」・・・Android 13

デメリット2:6軸ジャイロセンサーや X軸リニアモーターを搭載していない

新モデル「Retroid Pocket Mini」は傾きを検知し操作できる6軸ジャイロセンサーを搭載していません。

また、FPSゲームなどでプレイヤーの視点の変化をスムーズにするX軸リニアモーターも搭載されていません。

一方、「AYANEO POCKET MICRO」は6軸ジャイロセンサーや X軸リニアモーターを搭載しています。

デメリット3:高音質なスピーカーを搭載していない

新モデル「Retroid Pocket Mini」はデュアルスピーカーを搭載していますが、

ステレオサウンドなど、高音質な再生には対応していません。

一方、「ANBERNIC RG Cube」はハイ フィデリティ デュアルスピーカー搭載で、

比較的 高音質なサウンドを再生できます。

「Retroid Pocket Mini」のスペック

  • ディスプレイ 3.7インチ、解像度 1280 x 960 pxのAMOLED
    ※輝度500nit/100000:1/107% sRGB/低電力消費
  • プロセッサ Qualcomm Snapdragon 865
    ※7nm/8コア/最大2.84GHz
  • CPU:1xA77@2.8G 3xA77@2.4G 4xA55@1.8G
  • GPU Adreno 650
  • RAM(メモリ) 6GB LPDDR4x@2133MHz
  • ストレージ 128GB UFS 3.1 + TFカード
  • 外部ストレージ microSDカードで拡張可能
  • バッテリー 4000 mAh
  • 充電 27W急速充電、Type-C
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
  • インターフェース USB Type-C (OTG/映像出力)、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
  • 映像出力 Displayport 1080p60
  • スピーカー デュアルスピーカー (1W x 2)
  • 操作 3Dホールスティック、アナログジョイスティック R1/R2/L1/L2、D-Pad、A/B/X/Yボタン、スタートボタン、セレクトボタン
  • 冷却 アクティブ方式
  • OS Android 10 ※OTAアップデート対応
  • サイズ 165.28 x 77.62 x 29.3 (最薄部 16.5) mm
  • 重量 215 g
  • カラー SATURN、ORANGE、BLACK、SFC、16bit

「Retroid Pocket Mini」の評価

Retroid Pocket Mini カラー

6つの基準で「Retroid Pocket Mini」を5段階で評価してみました。

スペック:★★★★

操作性:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★

価格:★★★★

総合評価

Retroid Pocketから発売された3.7インチの携帯ゲーム機です。

同時期に発売された上位版「Retroid Pocket 5」をそのまま小型化させたような、丸みを帯びたデザインになっています。

また、2023年8月に発売された3.5型「Retroid Pocket 2S」の実質的な後継モデルで、

大幅に性能を強化しています。

上位版「Retroid Pocket 5」との違い

上位版「Retroid Pocket 5」とはスペックの大部分が共通していますが、

ディスプレイ、メモリ、バッテリー、OS、サイズ・重量、の5点が違っています。

具体的にはディスプレイが5.5インチから3.7インチに小型化し、解像度も低くなっています。

メモリは8GB LPDDR4xから6GBLPDDR4xに、バッテリーは5000 mAhから4000mAhに、

OSはAndroid 13からAndroid 10にそれぞれ変更されています。

「Retroid Pocket 2S」との大きな違い

新モデル「Retroid Pocket Mini」は「Retroid Pocket 2S」とはスペックがほぼすべて違っています。

特に注目すべき大きな違いはプロセッサ、ディスプレイ、通信性能です。

プロセッサはUnisoc T610からQualcomm Snapdragon 865に変更され、

原神などの負荷の高いAndroidゲームはもちろん、

負荷の高いPS2やWiiなどのエミュレーターゲームも動作できるようになっています。

ディスプレイは.3.5インチから3.7インチに大型化され、新たに有機ELディスプレイを採用しています。

これにより、前モデルとは決定的に異なる「色鮮やかな映像」を映し出せるようになりました。

通信面ではWi-Fi 5からWi-Fi 6に変更されています。

これにより、より高速な通信が可能になり、ストリーミングプレイやクラウドゲームが遅延なく利用できるようになっています。

(まとめ)

Retroid Pocket Mini」は前モデル「Retroid Pocket 2S」から大幅に性能を強化され、

上位版「Retroid Pocket 5」に近い性能をもっています。

特に高速なSnapdragon 865 プロセッサや有機ELディスプレイを搭載していることが魅力的です。

また、「AYANEO POCKET MICRO」や「ANBERNIC RG Cube」よりも高速なWi-Fi 6にも対応しており、

通信性能も大きなメリットになっています。

しかも、価格が$199.00(日本円で約28431円)と非常に安いです。

AYANEO POCKET MICRO」よりも約1~2万円ほど安いので、

コスパの高い小型のAndroidゲーム機を探している人におすすめです。

「Retroid Pocket Mini」の価格・販売先

Retroid Pocket Mini 正面

Retroid Pocket公式サイト

$199.00(日本円で約28431円)で販売されています。

Retroid Pocket 公式サイトで「Retroid Pocket Mini」をチェックする

※支払い方法はクレジットカード、PayPalです。

ECサイト

※AliExpressで販売予定です。

Amazonで「Retroid Pocket Mini」をチェックする

楽天市場で「Retroid Pocket」をチェックする

ヤフーショッピングで「Retroid Pocket」をチェックする

AliExpressで「Retroid Pocket Mini」をチェックする

米国 Amazon.comで「Retroid Pocket Mini」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介

Retroid Pocket Mini」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。

「AYANEO POCKET MICRO」

AYANEOから発売された3.5インチの携帯ゲーム機です。Android 13、MediaTek Helio G99、6GB/8GB LPDDR4X メモリ、解像度 960 x 960 px のIPS液晶(3:2)、128GB/256GB ストレージ、2600 mAhバッテリー、microSD 3.0 カードスロット、6軸ジャイロセンサー搭載で、

マスターコントローラー、冷却システム、Google Playストア、アプリの追加、ストリーミングプレイ、ストレージの拡張、AYASpace(フロントエンド)、AYAHome(デスクトップランチャー)、USB 2.0 Type-C(OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2 に対応しています。

価格は、Amazonで39,800円(税込・マジックブラック・ソウルレッド レトログレーは44800円)、AliExpressで46,642円(6GB+128GBモデル・8GB+256GBモデルは52,881円)です。

関連記事:高級で超小型「AYANEO POCKET MICRO」とPocket Sの違い 

「Retroid Pocket 2S」

Retroid Pocketから発売された3.5インチの携帯ゲーム機です。

Android 11、Unisoc T610、3GB/4GB LPDDR4メモリ、解像度640×480 pxのタッチ液晶、32GB/128GB eMMCストレージ、4000mAhバッテリーを搭載しています。

また、3Dホール スティック、41種類以上のエミュレーター、HDMI映像出力、OTAアップデート、USB Type-C ポート(OTG機能付き)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで26,480円、AliExpressで20,544円、米国 Amazon.comで$159.00($10 OFFクーポン付き)です。

関連記事:「Retroid Pocket 2S」の特徴、対応エミュレーター、収録ゲーム、スペック、価格

「ANBERNIC RG Cube」

ANBERNICから発売された4インチの携帯ゲーム機です。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X メモリ、アスペクト比 1:1のIPS液晶(タッチ対応・解像度 720 x 720 px)、128GB UFS2.2 ストレージ、5200 mAhバッテリー、microSDカードスロット x1、3.5mm イヤホンジャック、6軸ジャイロスコープ搭載で、

RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、冷却システム、最大2TBまでのストレージ拡張、ハイ フィデリティ デュアルスピーカー、振動モーター、ゲームの追加、滑り止めグリップ、USB Type-C x1(充電/OTG)、Wi-Fi 5のacデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで30,999円(税込)、AliExpressで26,857円、米国 Amazon.comで $234.99 ($20 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:「ANBERNIC RG Cube」とPowkiddy RGB30の違い

「Retroid Pocket 5」

Retroid Pocketから発売された5.5インチの携帯ゲーム機です。Android 13、Qualcomm Snapdragon 865、8GB LPDDR4x メモリ、フルHDのOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1ストレージ、5000 mAhバッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。

また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、ストレージの拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Retroid Pocket公式サイトで$219.00 (日本円で約31166円)です。

関連記事:「Retroid Pocket 5」とPocket 4 /4Proの違いを解説

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