スマートバンド「HUAWEI Band 9」に買い替えるべきか? 追加された新機能やメリット、デメリット、価格などを調査し、その答えを探っていきます。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
「HUAWEI Band 9」が発売!
スマートバンド「HUAWEI Band 9」が2024年4月25日に発売されます。新素材のフルオロエラストマーを追加し、ヘルスケア機能の精度も向上。ディスプレイの自動輝度調整機能や「ヘルスダッシュボード」など新しい機能が追加され、より使いやすいスマートバンドに進化しています。
バンドに新素材のフルオロエラストマーを追加
「HUAWEI Band 9」のバンドには新素材のフルオロエラストマーが追加されています。通気性が良くソフトな肌触りの合成ゴム(フッ素樹脂ゴムの一種)で、スポーツやフィットネスでの使用にも耐える高い耐久性も備えています。
また、前モデル「HUAWEI Band 8」にもあったナイロン素材のバンドも用意。こちらは模様を直接織るジャカード織りを採用した着け心地のいい素材で、抗菌加工も施されています。
睡眠の測定精度が大幅に向上
最大のメリットは前モデル「HUAWEI Band 8」よりも健康データの測定精度が大幅に向上していることです。特に睡眠は独自のアルゴリズム「HUAWEI TruSleep」のバージョンが 3.0 から 4.0 にアップグレードされたことで、より正確に睡眠データを取得できるようになっています。
具体的には、「入眠」(睡眠に入ったときのタイミング)と睡眠時の「目が覚めた回数」の識別精度が向上し、新たに睡眠中の呼吸の乱れを検知する機能も追加されています。
新機能も多数追加
「HUAWEI Band 9」には新しい機能が多数追加されています。例えば「ヘルスダッシュボード」では手首を上げるだけで、自身の心拍数、血中酸素レベル、睡眠、ストレスレベルなどをまとめて
確認できます。
また、ディスプレイは周囲に合わせて自動で明るさを調整する「自動輝度調整機能」を追加。睡眠前にリラックスできる音楽を選択して聴ける機能や、「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」の項目でそれぞれの目標を設定して健康を高める新しい「活動リング」も利用できます。
9軸センサーで水泳でも高精度に測定
「HUAWEI Band 9」は新たに9軸センサーとアルゴリズムを採用しています。6軸センサー搭載だった前モデル「HUAWEI Band 8」と比べて、水泳(屋内のプールスイミング)の測定 精度が大幅に向上しました。
具体的には新センサーとアルゴリズムとの組み合わせで、4つのストロークを高精度に識別できるほか、水泳中の心拍数、ストローク数、ラップ数、SWOLFをリアルタイムでモニタリングできるようになっています。
また、スポーツモードは前モデルと同じく100種類に対応。屋外/屋内 ウォーキングと 屋外/屋内 ランニングのワークアウトは、自動識別(検出)できます。
公式ページ: HUAWEI Band 9 – HUAWEI 日本
それでは次にスペックをざっと見ていきましょう。センサー類が前モデルよりも増えていることに注目です。また、対応OS(Android、iOS)のバージョンが上がっていることにも注意しましょう。
「HUAWEI Band 9」のスペック(仕様)
- ディスプレイ 1.47インチ、解像度194 x 368 pxのAMOLED タッチスクリーン
※282ppi/スライド、タッチジェスチャー操作/自動輝度調整/常時表示(AOD) - バッテリー駆動時間 通常使用で約14日間、ヘビーユースで約9日間、AOD 常時表示がオンの場合、約3日間
- 充電 急速充電(約45分でフルチャージ・5分で2日間使用可)、電圧:5V/1A
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 2.4 GHz、Bluetooth 5.0 BLE
- GPS センサーなし・スマホ接続が必須
- インターフェース 磁気充電ポート、サイドボタン(電源/機能)
- センサー 9-axis IMU sensor (加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー) 、光学式心拍センサー、環境光センサー
- 防水 5 ATM(5気圧防水)
- 耐久性 8つの厳しいテストをクリア (ローラーテスト、ハードロードテスト、ボタン耐久試験、温度衝撃試験、温度サイクル試験、高温高湿試験、耐水性試験)
- 筐体の材質 耐久性ポリマー
- 対応OS Android 8.0以上、iOS 13.0以上
- OS Harmony OS
- サイズ 43.45 x 24.54 x 8.99 mm
- 手首サイズ ホワイト、ピンク: 120-190 mm、ブラック、イエロー、ブルー: 130-210 mm
- 重量 約14 g(ベルトを含まず)
- カラー ホワイト、ブラック、ピンク、イエロー、ブルー
- 付属品 充電クレードル付きUSBケーブル x 1、クイックスタートガイド&保証とアフターサービスのご案内 x 1
- ストラップ フルオロエラストマーストラップ: (ホワイト、ブラック、ピンク、イエロー)、ナイロンストラップ:ブルー
「HUAWEI Band 9」で計測できること
それでは次に計測できること(健康データ)を見ていきましょう。
「HUAWEI Band 9」では、血中酸素(SpO2・24時間・TruSeen5.5)、心拍数 (TruSeen5.5)、睡眠(TruSleep 4.0)ストレス(TruRelax)、呼吸(TruRelax)、歩数、消費カロリー、活動時間、中~高強度の活動、月経周期トラッキングの測定に対応しています。
前モデル「HUAWEI Band 8」も同じことを計測できますが、ソフトウェアのバージョンが異なっています。新モデルの方が新しいバージョンで、測定の精度が上がっています。
血中酸素と心拍数・・・TruSeen5.0からTruSeen5.5に変更
睡眠・・・TruSleep3.0からTruSleep 4.0に変更
「HUAWEI Band 9」のスポーツモード
前モデル「HUAWEI Band 8」と同じ100種類のワークアウトモードに対応しています。このうち、11種類のプロワークアウトモードでは、ランニング、ウォーキング、プールなどに対応し、より詳しいデータを取得できるようになっています。
また、前モデルと同じく、4種類のワークアウト(屋外/屋内 ウォーキングと 屋外/屋内 ランニング)を自動で識別・検出する機能を備えています。
GPSセンサーは内蔵していません。そのため、距離やペース、ルートを取得するのにスマートフォンが必須になります。
測定したデータはアプリを利用していつでも確認でき、VO2Max、回復時間、ランニング能力指数、消費カロリーなどのデータも確認できます。
冒頭で説明した通り、水泳は新開発の9軸センサーと新アルゴリズム採用で、より高精度に測定できるように改善されています。
「HUAWEI Band 9」の機能
「HUAWEI Band 9」では新しい機能が複数 追加されています。
新しく追加された機能
新しい活動リング(カスタムフィットネスプラン)・・・毎日の「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」目標を設定し、健康的な毎日を目指す機能。
ヘルスダッシュボード・・・手首を上げるだけで、自身の心拍数、血中酸素レベル、睡眠、ストレスレベルなどを確認できる。
自動輝度調整機能・・・改良された環境光センサーで周囲に合わせた明るさに調整する機能。
ヒーリングミュージック・・・睡眠を促す複数の音楽(サウンド)を用意し、安眠を促進します(※アプリを利用)。
呼吸乱れ検出機能・・・睡眠時の呼吸の乱れを検出する機能。アプリのレポートで確認できる。
クイックバー・・・歩数や消費カロリー、特定の機能などを表示するワークアウトカードを作成し、ワンタップで遷移できる。
月経周期のカレンダー表示・・・ウォッチ上のカレンダーで月経周期を確認する機能。
従来モデルに搭載されていた機能
前モデル「HUAWEI Band 8」などに搭載されていた機能は引き続き利用できます。
アクティビティリマインダー(一日中健康的に活動するためのモチベーションを維持する・HUAWEI Healthアプリ内の「Health Clovers」機能と連動)、HUAWEI Assistant TODAY(アシスタント機能、天気の表示・音楽の操作など)、
スタイル文字盤(服装の写真を文字盤としてカスタマイズできる)、文字盤デザインの変更(1万種類以上を用意、HUAWEI Watch Face Store)、常時表示(常時点灯、AOD)
着信通知、メッセージ通知、クイック返信(メッセージ)、LINEの返信(Androidのみ)、アラーム、懐中電灯、タイマー、リモートシャッター、音楽コントロール、スマートフォンを探す、通知制限モード、天気情報、日の出・日の入り、月の出・月の入り、ストップウォッチ、月の満ち欠け(ムーンフェイズ)、心拍数データの共有、パスワードによる画面ロック、心拍アラート、睡眠アドバイス
「HUAWEI Band 9」のデメリット
「HUAWEI Band 9」のデメリットについて紹介します。基本的には前モデルの弱点を引き継いでいるので、購入前に必ずチェックするようにしましょう。
GPSセンサーを内蔵していない
本体にGPSセンサーを内蔵していないため、距離やペース、ルートを測定する際にはスマートフォンが必須になります。一方、「Huawei WATCH FIT Special Edition」などの上位モデルはGPSセンサーを内蔵しています。
HUAWEI BandシリーズはGPSと連動すると、距離などを教えてくれる音声アナウンス(設定で変更可)が流れるようになっています。設定などをしていないと、それがスマーフォンから大音量で流れてしまい、周囲に白い目で見られてしまうというデメリットもあります。
血圧は測定できない
「HUAWEI Band 9」は豊富な測定機能を備えていますが、血圧測定には対応していません。血圧を測定できるスマートウォッチは非常に珍しく、種類が少ないです。ファーウェイのスマートウォッチでは、「HUAWEI WATCH D」が血圧測定に対応しています。
音楽再生や通話ができない
「HUAWEI Band 9」はスピーカーやマイクを内蔵していないため、音楽再生や通話ができません。一方、日本版「Huawei Watch 4」はスピーカーとマイクを内蔵し、音楽再生や通話に対応しています。音楽再生に対応していると、運動しながら音楽が聴けるので便利です。また、通話に対応していると、運動中でも急ぎの電話に応答し、ウオッチ上で直接 会話できるので便利です。
「HUAWEI Band 9」のメリット まとめ
ここでは「HUAWEI Band 9」のメリットをまとめて紹介していきます。※冒頭で説明したことは省略しています。
1.47インチのAMOLED タッチスクリーンが見やすい
1.47インチで、解像度194 x 368 pxの AMOLED タッチスクリーンを搭載しています。前モデル「HUAWEI Band 8」から変更されていませんが、明るく、発色にも優れており、非常に見やすく表示できます。太陽光の下では見えづらいときもありますが、あまり日の光が当たっていない場所ではかなりはっきりと見えます。
約14日間駆動できるバッテリ・充電も速い
バッテリーは通常使用で約14日間、ヘビーユースで約9日間、AOD 常時表示がオンの場合 約3日間 駆動できます。常時表示にしなければ充電を頻繁にする手間がかからないので、非常に便利です。また、万が一、バッテリーが切れてしまっても、5分で2日間使用できる急速充電に対応しているので安心です。フルチャージはわずか45分で完了できます。
Bluetooth 5.0 BLE対応でスマホとスムーズに接続できる
スマートフォンとはBluetooth 5.0 BLEを利用して接続します。Bluetooth 4.0よりも高速で通信距離が長いため、ほぼ確実にペアリングできます。なお、Wi-Fi通信には対応していません。
5気圧防水に対応・耐久性も高い
5気圧防水に対応し、水深50mまでの水圧に対応しています。屋内の水泳で利用できます。お風呂やシャワーでの使用は一応可能ですが、予想外のトラブルや故障のリスクもあるため、おすすめしません。
サウナでは利用できません。シュノーケリング、ダイビング、ホットシャワー、温泉、高速流水を伴う水中や水深が深いところでも使用できないので注意してください。水洗い(バンドを含む)は可能ですが、洗剤などは使わない方がいいです。
また、「HUAWEI Band 9」は前モデルと同様に8つの厳しいテスト(温度衝撃試験、温度サイクル試験、高温高湿試験など)をクリアしており、高い耐久性も備えています。
薄型軽量で着け心地がいい
サイズ 43.45 x 24.54 x 8.99 mm、重さ約14 g(ベルトを含まず)の薄型軽量デザインで、あまり着けている感じがしません。そのため、一日中装着していても違和感なく使用できます。
「HUAWEI ヘルスケア」アプリが使いやすい
専用アプリ「HUAWEI ヘルスケア」は頻繁にアップデートされており、新しい機能も追加されます。睡眠しやすくする音楽やフィットネスの情報、睡眠状況、ゴルフナビ、食事機能などの機能もあり、便利に使えます。また、ファーウェイのスマート体重計と接続し、データをまとめて管理できる機能も備えています。
「HUAWEI Band 9」の評価
2023年5月に発売された「HUAWEI Band 8」の後継モデルになります。薄型軽量のボディを受け継ぎつつ、睡眠モニタリングなどの精度を改善。「自動輝度調整機能」や「ヘルスダッシュボード」など新しい機能も盛り込み、より使いやすいスマートバンドに進化しています。
特に注目なのは睡眠モニタリングの改善です。
前モデル「HUAWEI Band 8」でも「入眠」や「目が覚めた回数」などは計測できましたが、新モデルでは「HUAWEI TruSleep 4.0」を採用し、より精度の高い睡眠モニタリングが可能になりました。また、睡眠時の呼吸の乱れを検出する「呼吸乱れ検出機能」も追加され、睡眠に関しては2万円ほどのスマートウォッチと変わらない、高度なモニタリング機能を備えているといえます。
ただし、「HUAWEI ヘルスケア」アプリが最近、アップデートされ、前モデル「HUAWEI Band 8」でも「呼吸乱れ検出機能」や睡眠を促す「ヒーリングミュージック」が利用できるようになっています。詳細は不明ですが、アップデートにより、おそらく睡眠や心拍、血中酸素などのモニタリング精度も向上している可能性が大きいです。
そう考えると、前モデル「HUAWEI Band 8」から買い替える必要がないように思えてきますが、新モデルでないと絶対に使えない機能もあります。
具体的には、ディスプレイの明るさを自動調整する「自動輝度調整機能」と水泳モニタリングの精度を向上させる9軸センサーです。また、運動を促す「新しい活動リング」や健康データをまとめて表示する「ヘルスダッシュボード」、特定の測定機能などをすばやく呼び出せるワークアウトカードも今のところ、前モデル「HUAWEI Band 8」では利用できません。
前モデルから新モデルへ買い替えるかどうかは、まず これらの機能を使いたかどうかを考えて決めた方がいいでしょう。
なお、新モデルは光沢のある金メッキを施したベゼルを採用したデザインで高級感も向上しており、新素材「フルオロエラストマー」を採用したバンドも用意されています。新しいデザインとバンドを使い、春から新鮮な気持ちでスポーツやフィットネスに取り組むのもいいかもしれません。
「HUAWEI Band 9」の価格・販売先
「HUAWEI Band 9」は、
Amazonで7,800円(税込・780円OFFクーポン付き)、
楽天市場で8,580円(送料無料・ポイント10倍あり)、
ヤフーショッピングで8,580円(送料無料)、
AliExpressでUS $48.73 (日本円で約7534円)、
で販売されています。
Amazonで「HUAWEI Band 9」をチェックする
楽天市場で「HUAWEI Band 9」をチェックする
ヤフーショッピングで「HUAWEI Band 9」をチェックする
AliExpressで「HUAWEI Band 9」をチェックする
類似モデルの紹介
「HUAWEI Band 9」と似た性能を持つスマートバンドも販売されています。
「Xiaomi Smart Band 8 Pro」
1.74インチの大型AMOLEDスクリーンを搭載したシャオミのスマートバンドです。新たにウィジェット機能やスマートランニングモードなどが追加されています。
価格はAmazonで8,980円(税込)、楽天市場で8,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで8380円、AliExpressでUS $49.42 (日本円で約7641円)、米国 Amazon.comで89.99 (日本円で約13914円)です。
関連記事: 「Xiaomi Smart Band 8 Pro」大型でコスパ最強か? 大画面 スマートバンドと徹底 比較!
「ASUS VivoWatch 5 AERO」
0.96インチのPMOLEDスクリーンを搭載したASUSのスマートバンドです。光学式心拍センサーとPPGセンサーのデュアルセンサー搭載で高精度な測定が可能です。また、GPSセンサーも内臓されています。
価格は、Amazonで21,109円 (税込)、楽天市場で23,220円(税込・送料無料・ポイント10倍あり)、ヤフーショッピングで23,220円、ASUS公式ストアで23,220円 (税込)です。
関連記事: 「ASUS VivoWatch 5 AERO」脈波で差がつく? 高性能スマートバンドと徹底 比較!
「Fitbit Charge 6」
1.52インチのフルカラータッチスクリーンを搭載したFitbitのスマートバンドです。AIアルゴリズムを活用したより正確な測定が可能で、Google マップやSuica決済も利用できます。
価格は、Amazonで22,040円、楽天市場で22,000円、ヤフーショッピングで23,800円(送料無料)、Fitbit公式サイトで23,800円、Google ストアで23,800円(分割12回払いも可)、米国 Amazon.comで$159.95 (日本円で約24731円) です。
関連記事: 「Fitbit Charge 6」グーグル化した? 最強スマートバンドと徹底 比較!
その他のおすすめスマートウォッチは?
その他のおすすめスマートウォッチは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
スポーツ&健康管理に使えるスマートバンド 最新 機種 まとめ
最新のリストバンド(活動量計)をまとめて紹介しています。
最新のスマートウォッチをまとめて紹介しています。
アウトドア用のタフなスマートウォッチを紹介しています。
ガーミンのスマートウォッチ 買うならどれ? 人気モデルを比較
ガーミンのスマートウォッチをまとめて紹介しています。