Galaxy Fit3とFit2の違いを徹底比較レビュー!何が進化した?

Galaxy Fit3 カラーが異なる3台が並んでいる。
2025年1月31日に日本で発売されたサムスン電子の最新スマートバンド「Galaxy Fit3」。早くも「1.6インチの大画面で、必要な機能もしっかりと使えてコスパもいい!」と評判です。サムスンからは2020年10月に「Galaxy Fit2」が発売されて以降、長らくスマートバンドが発売されてきませんでしたが、今回登場した「Galaxy Fit3」は、約4年ぶりとなる待望の新モデルです。

Galaxy Fit3の魅力

最大の魅力は、前モデルのGalaxy Fit2から45%も大型化した1.6インチの鮮やかなディスプレイです。より大きく、より明るくなった画面で、日々の測定データや通知が格段に見やすくなり、操作も驚くほど快適になりました。

また、健康管理機能では睡眠パターンを詳細に分析し、質の高い眠りへと導く睡眠モニタリング機能を搭載。個別のアドバイスで睡眠の質を向上させるパーソナライズ睡眠コーチングが利用できるほか、いびきの検知にも対応しています。

さらに100種類以上のスポーツモードに対応し、ウォーキングやランニングなどは自動で記録を開始してくれるため、運動のし忘れがありません。5気圧防水・IP68防塵性能を活かして、プールでのアクティビティ測定にも活用できます。

そのほかにも、一週間以上持続するバッテリー、血中酸素・心拍・ストレスレベルのトラッキング、100種類以上のウォッチフェイス(文字盤)、スマホの音楽コントロールやリモートシャッター、そして新たに追加された転倒検知・緊急SOSLINEにも対応した通知機能など、魅力が満載です!

この記事でGalaxy Fit3を徹底解剖!

この記事では、そんな魅力あふれるGalaxy Fit3の性能や機能を、デザインからバッテリー、各種スマート機能に至るまで徹底的に深掘りしていきます。

特に、約4年ぶりの新モデルとして、前モデル「Galaxy Fit2」から何がどう進化したのか、その違いに焦点を当てて詳しく解説します。

この記事で分かること

  1. Galaxy Fit3のデザインと装着感
  2. 画面サイズとディスプレイの進化点
  3. バッテリー性能と急速充電の実力
  4. 睡眠・血中酸素など健康管理機能の詳細
  5. 100種類以上のスポーツ機能と自動検出
  6. 通知・安全機能などスマート機能の使い勝手
  7. 前モデルGalaxy Fit2とのスペック徹底比較
  8. メリット・デメリットと5段階評価
  9. 価格と購入先情報

この記事を最後まで読むことで、「Galaxy Fit3」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:Samsung Galaxy Fit3(ギャラクシーフィットスリー)ダーク グレー | Samsung Japan 公式 

デザイン:Galaxy Fit3の洗練された外観と羽のような装着感

Galaxy Fit3を装着して靴紐を結んでいる。

ここでは、スマートバンド「Galaxy Fit3」のデザインについて、前モデルの「Galaxy Fit2」との比較を交えながら、その素材感や画期的な軽さ、そして一日中着けていたくなるほどの快適な装着感を、実際に使用して感じたエピソードを交えて詳しくレビューしていきます。

洗練されたミニマルデザイン

Galaxy Fit3を手に取って最初に感じるのは、その無駄のない洗練されたデザインです 。ボディにはアルミニウム素材が採用され、マットなサンドブラスト仕上げが施されているため、光が変に反射せず、非常に上品な印象を受けます 。前モデルGalaxy Fit2もシンプルな魅力がありましたが、Galaxy Fit3は素材の質感が向上し、より高級感が増したように感じられます。

カラーバリエーションはダークグレー、シルバー、ピンクゴールドの3色展開で、選択肢が黒と赤の2色だったGalaxy Fit2に比べて、ファッションや好みに合わせて選びやすくなった点も嬉しいポイントです 。

また、本体の角が丸みを帯びたデザインになっているのも特徴です 。これは単に見た目の柔らかさだけでなく、実用性にも大きく貢献しています。例えば、長袖の服を着ていても袖口に引っかかりにくく、睡眠中に腕を動かしても気になることがありません。細部にまで配慮された、毎日使うデバイスとしての完成度の高さを感じさせます。

つけていることを忘れるほどの軽さと薄さ

Galaxy Fit3の側面で、物理ボタンが見える。

Galaxy Fit3の最大の魅力の一つは、その驚異的な軽さです。バンドを除いた本体重量はわずか約18.5gで、これは前モデルGalaxy Fit2の約21gからさらに軽量化されています 。数字だけ見るとわずかな差に思えるかもしれませんが、実際に装着してみるとその違いは明らかで、まさに「つけていることを忘れる」ほどの感覚です 。厚みも9.9mmとスリムで、PCでタイピング作業をしていてもデスクに当たらず、全く邪魔になりませんでした 。

サイズ・重量の違い

  • Galaxy Fit3:・・・42.9 x 28.8 x 9.9 mm / 18.5g
  • Galaxy Fit2:・・・46.6 x 18.6 x 11.1 mm / 21g

特にこの軽さが活きるのは、24時間の連続装着、とりわけ睡眠モニタリングの場面です。私も実際に数週間、お風呂の時間以外は常に装着していましたが、夜中に目が覚めた時にその存在に気づかないほどでした。朝、スマートフォンの「Samsung Health」アプリで睡眠スコアを確認するのが日課になりましたが、これほどストレスなく睡眠データを記録できるのは、この羽のような軽さがあってこそだと実感しています 。

格段に進化したバンドの快適性と着脱性

Galaxy Fit3のバンドが見える。

バンドの進化も、Galaxy Fit3の快適性を語る上で欠かせないポイントです。素材は柔らかいシリコン製で、肌触りがさらさらとしており、長時間着けていても蒸れにくいのが特徴です 。バンドの余った部分を内側にしまい込む形式はGalaxy Fit2と似ていますが、バンド自体のしなやかさが増しているため、より快適な着け心地に感じました 。

そして何より強調したいのが、着脱方式の劇的な改善です。Galaxy Fit2ではバンドの着脱に「手間がかかる」「つけにくい」という声がありましたが、Galaxy Fit3では本体裏面のボタンをワンクリックするだけで簡単にバンドを取り外せるようになりました 。

その日の気分や服装に合わせて、別売りのバンドに数秒で交換できる手軽さは、もはや別のデバイスかと思うほどの感動的な変化です。実際に、仕事中は落ち着いたダークグレー、休日に友人と会うときはカジュアルな色のサードパーティ製バンドに付け替えるなど、ファッションアイテムとして楽しむ幅が大きく広がりました 。

補足:オプションバンドについて

サムスン純正のオプションバンドとして、「Galaxy Fit3 Sport Band」が用意されています。

Galaxy Fit3 Sport Bandは、耐久性と柔軟性に優れたFluoroelastomer素材を採用しています。汗や水に強く、激しい運動にも最適です。カラーは、ダークグリーンとオレンジの2色展開です。

詳細はこちら。Galaxy Fit3 Sport Band | ウォッチバンド | Samsung Japan 公式

まとめ:デザインとバンド

  • 素材と質感:アルミニウム素材と上品なサンドブラスト仕上げにより、前モデルGalaxy Fit2から高級感が大きく向上した。
  • 形状と快適性:スリムなだけでなく、角が丸められたデザインは見た目にも実用的にも優れており、一日中どんなシーンでも邪魔にならない。
  • 軽さと装着感:約18.5gという驚異的な軽さを実現し、24時間着けていても存在を忘れるほど快適で、特に睡眠トラッキングの質を向上させる。
  • バンドの革新性:ワンクリックで簡単に着脱できる方式への変更が最大の進化点で、日常の利便性とファッションとしてのカスタマイズ性が飛躍的に高まった。

ディスプレイ:Galaxy Fit3の視認性と操作性の飛躍的進化

Galaxy Fit3のディスプレイが横になっている。

ここでは、Galaxy Fit3のディスプレイがいかに進化したかについて、詳しくレビューしていきます。前モデルのGalaxy Fit2と比較しながら、大幅にサイズアップした画面の見やすさ、ストレスフリーな操作性、そして日々の気分を彩るウォッチフェイスの魅力について、実際の使用感をもとにお伝えします。

格段に見やすくなった大型AMOLEDディスプレイ

Galaxy Fit3の最も大きな進化点は、そのディスプレイにあります。前モデルGalaxy Fit2の1.1インチディスプレイ と比べて、画面サイズは1.6インチへと45%も大型化しました 。この変化は絶大で、通知の文字やワークアウト中のデータが非常に見やすくなり、操作性も格段に向上しています 。解像度も256 x 402ピクセル と鮮明で、発色の良いAMOLED(有機EL)ディスプレイのおかげで、視認性は抜群です 。

ディスプレイを比較

  • Galaxy Fit3:1.6インチ (40.0mm) 、解像度256 x 402ドットのAMOLED
  • Galaxy Fit2:1.1インチ(27.8mm)のフルカラーAMOLED

実際に晴れた日に屋外でランニングをしてみましたが、太陽の光が降り注ぐ中でも画面はくっきりと見え、ペースや心拍数を瞬時に把握できました。これは、画面が小さく、屋外での視認性に課題があったGalaxy Fit2 からの大きな改善点です。さらに、周囲の明るさに応じて輝度を自動で調整してくれる機能や 、手首を傾けなくても常に時刻などを表示できる「Always On Display」にも対応しており 、日常のあらゆる場面でその利便性の高さを実感しました。

ストレスフリーな操作性と便利な物理ボタン

Galaxy Fit3 の画面。フルカラー表示で時刻などを表示している。

安価なスマートバンドには、スワイプ操作がもたついたり、アプリの起動が遅れたりといったことがありがちですが、Galaxy Fit3の操作性は非常にスムーズで安定しています 。右にスワイプすれば通知、左にスワイプすれば「タイル」と呼ばれる各種情報のカードが表示されるなど、直感的なジェスチャーでサクサクと操作できるため、ストレスを感じることはありませんでした 。

特に感動したのは、Galaxy Fit2にはなかった物理ボタンが搭載されたことです 。Galaxy Fit2はタッチ操作のみだったため、手が濡れている時や運動中に手袋をしていると操作しにくいのが難点でした 。しかしGalaxy Fit3では、本体右側のボタンをワンクリックするだけで確実にホーム画面に戻れます 。料理中に手が濡れていても、このボタンのおかげでタイマーの確認や音楽の操作が簡単にできました。このボタンは本体から大きく出っ張っていないフラットなデザインなので、PC作業中に手首に当たることもなく快適です 。

自分だけの個性を表現するウォッチフェイス

Galaxy Fit3の多彩なウォッチフェイス

Galaxy Fit3は、100種類以上の多彩なウォッチフェイスを搭載しており、気分や服装に合わせてデザインを自由に変更できます 。これはGalaxy Fit2の70種類以上 からさらに選択肢が増えた形です。情報量を重視した機能的なデザインから、シンプルでスタイリッシュなものまで、その日のTPOに合わせて選ぶ楽しみがあります 。

特に嬉しいのが、自分の好きな写真をウォッチフェイスの背景に設定できる機能です 。私も早速、飼っている猫の写真を設定してみたところ、仕事中にふと時間を確認するたびに和やかな気持ちになれました。単なる情報表示ツールとしてだけでなく、日々の生活に彩りを加えてくれるパーソナルなデバイスだと感じます。一方で、文字盤に表示する項目(歩数や心拍数など)を個別にカスタマイズすることはできないため 、今後のアップデートで対応されれば、さらに満足度が高まるでしょう。

まとめ:ディスプレイ、操作性

  • 画面サイズと視認性:前モデルGalaxy Fit2から45%大型化した1.6インチのAMOLEDディスプレイは、屋外でも視認性が抜群で、表示される情報量が格段に増え快適になった 。
  • 操作性:タッチ操作は非常にスムーズでストレスがなく、物理ボタンが追加されたことで、手が濡れている状況などでも確実な操作が可能になり利便性が飛躍的に向上した 。
  • 便利な表示機能:周囲の明るさに合わせて画面の輝度を自動で調整する機能や、常時表示(Always On Display)に対応したことで、いつでも快適に情報を確認できるようになった 。
  • ウォッチフェイス:100種類以上の豊富なデザインに加え、好きな写真を背景に設定できる機能で、自分だけの個性を表現する楽しみが大きく広がった 。

ヘルスケア機能:Galaxy Fit3で始める、毎日の健康管理

Galaxy Fit3のヘルスケアモニタリングの画面とスマホのアプリ。

ここでは、Galaxy Fit3が私たちの毎日をどのようにサポートしてくれるのか、その心強いヘルスケア機能に焦点を当ててレビューします。日々のコンディションを把握する多彩なモニタリング機能から、質の高い眠りへと導く睡眠管理機能、そしてそれらのデータを可視化するアプリの使い勝手まで、前モデルGalaxy Fit2との比較を交えながら、その魅力を余すところなくお伝えします。

日々の健康を見守る多彩なモニタリング機能

Galaxy Fit3は、日々の健康状態を把握するための機能を豊富に搭載しています。心拍数やストレスレベル、生理周期のトラッキングはもちろん、前モデルのGalaxy Fit2では非対応だった血中酸素レベルの測定機能が追加されたのが大きな進化点です。これにより、体調の変化など、より多角的な視点から自身のコンディションを把握できるようになりました。リアルタイムで計測されるデータは精度も高く、自分の身体の状態を客観的に理解するのに役立ちます。

特に私が重宝しているのがストレス測定機能です。先日、大事な会議の前に手元でストレスレベルを確認すると、自分でも気づかないうちに数値が上がっていました。そこで、ガイド付きの呼吸エクササイズを試してみたところ、数分間の深呼吸で心が少し落ち着き、リラックスして会議に臨むことができました。このように、日々の小さな心身の変化に気づき、セルフケアを促してくれるのは、とても心強いパートナーだと感じています。

質の高い眠りへと導く睡眠トラッキングとコーチング

Galaxy Fit3は、ただ睡眠時間を記録するだけではありません。睡眠中の体の動きやいびき、血中酸素レベルを詳細に分析し、レム睡眠や深い睡眠といった各ステージの時間を含めて、総合的な睡眠スコアを算出してくれます。さらに、7日間以上の睡眠データを基に、パーソナライズされたアドバイスをくれる「睡眠コーチング」機能も搭載されており、眠りの質を具体的に改善していく手助けをしてくれます。

私が特に気に入っているのは、朝の目覚まし機能です。設定した時刻に大きな音で鳴るのではなく、手首を優しく振動させて起こしてくれるため、隣で寝ている家族を起こすことなく、静かに一日をスタートできます。この穏やかな目覚めは、一度体験すると元には戻れないほど快適です。睡眠スコアが体感と少しずれていると感じる日もありましたが、自分の睡眠傾向を把握し、生活習慣を見直す良いきっかけになっています。

健康データを可視化する「Samsung Health」アプリ

Galaxy Fit3本体とアプリのグラフ画面。

日々の活動や睡眠によって記録された健康データは、すべて「Samsung Health」アプリで一元管理できます。歩数や消費カロリー、睡眠スコアといった様々なデータが、直感的なグラフや分かりやすいスコアで表示されるため、日々の変化を楽しく確認しながら健康管理のモチベーションを維持できます。特にGalaxyスマートフォンを利用している場合、OSとのデザイン的な統一感もあり、非常にスムーズに利用できるでしょう。

体重や血圧といった、Galaxy Fit3単体では計測できないデータも手動で入力したり、対応する体組成計と連携したりすることで、アプリ内でまとめて管理することが可能です。ただし、Galaxy Fit3の本体設定は「Galaxy Wearable」アプリ、健康データの確認は「Samsung Health」アプリと、2つのアプリを行き来する必要がある点は、少し手間に感じるかもしれません。

Galaxy Fit3の主なヘルスケア機能

  • 心拍数測定:心拍数を測定し、設定値よりも高いか低い場合に通知を受け取ることができます 。
  • 血中酸素レベル測定:睡眠中や日中の血中酸素レベルをチェックできます 。
  • ストレスレベル測定:時間ごとのストレスレベルを監視し、ストレスパターンを把握できます 。
  • 睡眠モニタリング:睡眠ステージ、いびき、血中酸素レベルといった詳細な睡眠データを記録・分析します 。
  • 睡眠コーチング:7日以上の睡眠データに基づき、睡眠の質を改善するためのアドバイスを提供します 。
  • 生理周期トラッキング:生理周期を記録し、管理することができます 。
  • 座りすぎ通知:長時間座っていると、立つことを促す通知を受け取ることができます 。

まとめ:健康モニタリング、睡眠管理

  • 健康モニタリング:Galaxy Fit2では非対応だった血中酸素レベル測定が追加され、心拍数やストレスと合わせて日々の健康状態をより詳細に把握できるようになった。
  • 睡眠管理の進化:詳細な睡眠ステージの分析に加え、具体的な改善策を提案する「睡眠コーチング」機能が秀逸で、眠りの質を高めるサポートをしてくれる。
  • 快適な目覚め:音ではなく手首の優しい振動で起こしてくれるアラーム機能は、自分だけでなく周囲にも配慮した、非常に満足度の高い機能だと言える。
  • データの可視化:「Samsung Health」アプリが健康データを直感的に分かりやすく表示してくれるため、日々のモチベーション維持に繋がりやすい。

スポーツ機能:Galaxy Fit3で、毎日の運動をもっと手軽に、楽しく

Galaxy Fit3のスポーツモード選択画面。

ここでは、Galaxy Fit3が日々の運動やトレーニングをどのようにサポートしてくれるのか、その多彩なスポーツ機能に焦点を当ててレビューします。100種類を超えるワークアウトモードや賢い自動検出機能、そして「Samsung Health」アプリとの連携によるモチベーションの向上について、前モデルGalaxy Fit2との比較や実際のランニング体験を交えながら、その魅力をお伝えします。

100種類以上の多彩なワークアウトモード

Galaxy Fit3は、私たちのあらゆるアクティビティに応えるべく、100種類以上の豊富なワークアウトモードを搭載しています 。これは前モデルGalaxy Fit2の94種類からさらに増加しており 、日々のウォーキングからジムでのトレーニング、さらには様々なスポーツまで、より多くの活動を記録できるようになりました。

本体右側のホームボタンを2回押すだけで、すぐにワークアウトのリストが表示されるため、運動を始めたいと思ったその瞬間に、素早く記録を開始できるのも非常に便利です。また、5ATMとIP68の防水防塵性能を備えているため 、汗をかくワークアウトはもちろん、プールでの水泳といったアクティビティも安心して楽しめます。

うっかり忘れを防ぐ、賢い自動検出機能

忙しい毎日の中で、運動のたびに手動で記録を開始するのは意外と手間がかかるものです。Galaxy Fit3は、そんな「うっかり記録し忘れ」を防いでくれる賢い

自動検出機能を搭載しています 。ウォーキング、ランニング、エリプティカル、ローイングマシン、プールでの水泳、その他アクティビティの6種類の人気のワークアウトは、ユーザーが特に操作をしなくても活動を自動で認識し、記録を開始してくれます 。これはGalaxy Fit2の5種類からさらに進化しており 、特にプールでの水泳も自動検出の対象となったことで、より便利に使えるようになりました。

私も普段、意識せずに駅まで早歩きしていることが多いのですが、後からアプリを見るとそれが「ウォーキング」として記録されており、自分の活動量が可視化されることで、もう少し頑張ってみようという気持ちになりました。ただし、この便利な機能は初期設定ではオフになっているため、利用する際は「Galaxy Wearable」アプリから忘れずに有効化しましょう 。

ランニングのモチベーションを高めるアプリ連携

Galaxy Fit3のスポーツ機能の真価は、「Samsung Health」アプリと連携することで最大限に発揮されます。先日、私も実際にGalaxy Fit3を装着してランニングに出かけました。本体にGPSは搭載されていないため、正確なルートを記録するためにスマートフォンは携帯しましたが、走り始めるとすぐにその快適さを実感しました。大きく見やすい1.6インチのディスプレイには、リアルタイムのペースや心拍数がくっきりと表示され、Galaxy Fit2の小さな画面で感じていた視認性のストレスは全くありません 。

そして、走り終えた後の楽しみがアプリでのデータ確認です。アプリを開くと、走ったルートがマップ上に表示されるだけでなく、距離や消費カロリー、心拍数のゾーン別グラフなどが詳細に記録されていました 。特に、1kmごとのラップタイムが自動で記録されていたのには感心しました。

自分のペース配分が一目で分かり、「次はもう少し後半のペースを上げてみよう」といった具体的な目標を立てることができました。専門的なアスリートでなくとも、このように自分の成長をデータで振り返ることができるのは、次のランニングへの大きなモチベーションに繋がると感じます 。

Galaxy Fit3の主なスポーツ機能

  • 100種類以上のワークアウトモード:ウォーキングやランニング、筋力トレーニングや各種スポーツなど、100種類を超える多彩なアクティビティを記録できます 。
  • ワークアウトの自動検出:ウォーキング、ランニング、エリプティカル、ローイングマシン、プールでの水泳など6種類の運動を自動で認識して記録を開始します 。
  • 5ATM / IP68の防水防塵性能:水深50mまでの耐水性能を備え、プールでの水泳にも対応。防塵性能も備えているため屋外でのアクティビティも安心です 。
  • ランニングコーチング機能:ランニング中にコーチングを受けられる機能も搭載されています 。
  • 「Samsung Health」アプリでのデータ分析:運動時間や消費カロリー、心拍数の推移といった記録をスマートフォンアプリで詳細に確認・管理できます 。

まとめ:スポーツ機能、アプリ連携

  • ワークアウトモード:100種類以上の豊富なモードに対応し、Galaxy Fit2からさらに選択肢が増え、様々なアクティビティを記録できる 。
  • 自動検出機能:ウォーキングやランニングなど6種類の運動を自動で記録してくれるため、記録のし忘れがなく、手軽に活動ログを残せる 。
  • アプリでの詳細分析:「Samsung Health」アプリと連携することで、運動後のデータをグラフやマップで視覚的に確認でき、モチベーションの維持に繋がる 。
  • 操作性と視認性:ホームボタンの2回押しで素早くワークアウトを開始でき、運動中のデータも大画面で見やすいため、トレーニングに集中しやすい 。
  • GPS非搭載:高機能ながらGPSは内蔵しておらず、正確なルートや距離の記録にはスマートフォンとの連携が必須となる点には留意が必要 。

スマート機能:Galaxy Fit3で、日常とスマホ連携がもっと便利に

Galaxy Fit3の音楽コントロールの画面。

ここでは、Galaxy Fit3が単なるフィットネストラッカーに留まらない、日常を豊かにするスマート機能についてレビューします。進化した通知機能から便利なデバイス連携、そして新たに追加された安心の安全機能まで、スマートフォンとの連携がもたらす利便性を、前モデルGalaxy Fit2との比較や具体的な体験談を交えてご紹介します。

見逃しを防ぐ、手元での快適な通知体験

Galaxy Fit3は、スマートフォンを取り出す手間を劇的に減らしてくれます。LINEやメール、各種SNSの通知を手元ですぐに確認できるのはもちろん、Galaxy Fit2と比べてディスプレイが45%も大型化したことで、メッセージの内容が格段に読みやすくなりました。これにより、わざわざスマートフォンを開く回数が減り、目の前の作業に集中できる時間が増えたと感じます。

特にその恩恵を感じたのが、バイクでの通勤時です。これまでは走行中に通知が来ても、安全な場所に停車し、グローブを外してスマートフォンを確認する必要があり、非常に手間でした。しかしGalaxy Fit3なら、信号待ちのわずかな時間で通知内容をサッと確認し、簡単な定型文で「了解!」と返信することも可能です。この手軽さは、私のようなライダーにとって革命的な快適さをもたらしてくれました。また、スマートフォン側で「おやすみモード」に設定すればFit3の通知も自動でオフになるなど、シームレスな連携も魅力です。

スマホに触れずに音楽をコントロール

日々の移動中やトレーニング中に、スマートフォンに触れることなく音楽を操作できるのも大きな利点です。例えば、満員電車の中でスマートフォンを取り出すのが難しい時でも、手元のGalaxy Fit3を操作するだけで、Spotifyで聴いている曲を次の曲へスキップしたり、音量を調整したりできます。

この機能はGalaxy Fit2にも搭載されていましたが、Galaxy Fit3ではディスプレイが大きくなったことで操作性が向上し、より直感的でスムーズなコントロールが可能になりました。日々の小さなストレスが解消され、より快適に音楽を楽しめるようになりました。

安心感をプラスする安全機能とデバイス連携

Galaxy Fit3の転倒検知の画面。

Galaxy Fit3のスマート機能における最大の進化の一つが、転倒検知と緊急SOS機能の追加です。これは前モデルのGalaxy Fit2にはなかったもので、ユーザーに大きな安心感を与えてくれます。万が一、激しい転倒を検知した際には、緊急サービスへ連絡するかどうかを確認する画面が表示され、迅速な対応をサポートします。また、緊急時には側面のボタンを5回連続で押すだけで、登録しておいた連絡先にSOSを発信できる手軽さも心強い点です。

このほか、部屋の中でスマートフォンが見当たらない時に音を鳴らして探せる「スマートフォンを探す」機能や、Galaxyスマートフォン限定ですが、集合写真などで役立つ「カメラリモート」機能も搭載されており、日常生活の様々な場面でその便利さを実感できるでしょう。

割り切りも必要?エコシステムと機能の限界

Galaxy Fit3は非常に多機能ですが、万能ではありません。NFCは搭載されていないため、Suicaなどのモバイル決済には非対応です。また、マイクやスピーカーを内蔵していないため、スマートウォッチのように手元で通話する機能もありません。これらの機能を求める場合は、上位モデルであるGalaxy Watchシリーズが選択肢となるでしょう。サードパーティ製アプリの追加もできないため、普段愛用しているアプリをインストールして使えない点は少し残念に感じるかもしれません。

しかし、こうした機能を絞っているからこそ、軽快なOS「FreeRTOS」によるサクッと動く操作性と、長時間のバッテリー持続時間が実現できています。特にGalaxyスマートフォンとの組み合わせでは、簡単な初期設定、安定した接続性、統一感のあるUIといったエコシステムならではの恩恵を最大限に享受でき、「買ってよかった」と素直に思える満足感を得られるはずです。

Galaxy Fit3の主なスマート機能

  • 通知機能:電話、メッセージ、各種アプリからの通知を手元で確認でき、簡単な定型文での返信も可能です。
  • 音楽・メディアコントロール:スマートフォンで再生中の音楽や動画の再生・一時停止、曲送りなどの操作ができます。
  • 転倒検知・緊急SOS:激しい転倒を検知したり、ボタンを5回押すことで、登録した連絡先に緊急事態を知らせます。
  • カメラリモート:ペアリングしたGalaxyスマートフォンのカメラシャッターを遠隔で操作できます。
  • スマートフォンを探す:見当たらないスマートフォンから音を鳴らして場所を特定できます。
  • その他:天気予報、アラーム、タイマー、計算機といった日常で役立つ基本機能も搭載しています。
  • モード同期: スマートフォンとGalaxy Fit3のモードを同期することができます。「おやすみモード」や「通知オフ」などの切り替えを、スマートフォンとGalaxy Fit3で同時に行うことができます。

まとめ:スマート機能、デバイス連携

  • 通知機能:大画面化により視認性が向上し、スマートフォンを取り出す回数が減ることで、日常の様々なシーンで作業効率と快適性が向上した。
  • 安全機能:Galaxy Fit2にはなかった転倒検知と緊急SOS機能が追加され、日々の活動に大きな安心感をもたらす。
  • デバイス連携:音楽コントロールやカメラリモートなど、スマートフォンとの連携がスムーズで、特にGalaxyエコシステム内での利便性が高い。
  • 機能の取捨選択:モバイル決済やアプリ追加は非対応だが、その分、軽快な動作と長いバッテリー持続時間を実現しており、スマートバンドとしての役割に特化している。

バッテリー:Galaxy Fit3の充電ストレスから解放される日常

Galaxy Fit3 バッテリー。本体の側面。

ここでは、スマートバンドを毎日使い続ける上で最も重要な要素の一つである、Galaxy Fit3のバッテリー性能と充電機能について深掘りしていきます。公称値と実際のバッテリー持続時間はどうなのか、前モデルのGalaxy Fit2と比べてどう進化したのか、そして急速充電がもたらす驚きの利便性について、具体的な使用体験を交えながらレビューします。

公称値と実際のバッテリー持続時間

Galaxy Fit3の公式スペックでは、1回の充電で最大13日間の使用が可能とされています 。これは、前モデルGalaxy Fit2が最大21日間と謳っていたのに比べると、数字の上では短くなっています。しかし、この背景には、Galaxy Fit3が45%も大型化したディスプレイや、より多くのセンサーを搭載し、軽快な動作を実現しているというトレードオフがあります 。

実際の使用感としては、使い方によって大きく変わるものの、多くのユーザーが「充電のストレスから解放された」と感じています。例えば、通知を多めに受け、睡眠や心拍数の常時モニタリングをオンにした私の使い方では、

約5日から1週間は余裕で持ちました 。もちろん、常時表示ディスプレイなどの機能をフル活用すれば3日程度になることもありますが、毎日充電する必要がないというだけで、精神的な負担は大きく軽減されます 。これは、就寝中も装着し続ける睡眠トラッキングを最大限に活用する上で、非常に重要なポイントです。

バッテリー・充電を比較

  • Galaxy Fit3:208 mAh(最大13日)/ 急速充電(30分で最大65%)
  • Galaxy Fit2:159mAh(最大15日)/ マグネット式充電(約2時間でフル充電)

急速充電がもたらす圧倒的な安心感

Galaxy Fit3のバッテリー性能で特筆すべきは、その驚異的な充電スピードです。わずか30分で最大65%まで充電できるこの急速充電機能は、Galaxy Fit2にはなかった大きな魅力です 。

先日、忙しい朝に出かけようとした際、Fit3のバッテリーが残りわずかなことに気づきました。「しまった」と思いましたが、とりあえずシャワーを浴びて朝食を準備する間の30分ほど充電しておいたところ、週末を余裕で乗り切れるほどにまで回復していました。

このように、短いスキマ時間でサッと「継ぎ足し充電」ができるため、バッテリー切れの心配はほとんどありません 。また、充電方式もGalaxy Fit2の接触充電(POGO)式から、扱いやすいマグネット式のUSB-Cケーブルに変更されており、利便性が向上している点も嬉しい進化です 。

Galaxy Fit3の主なバッテリーと充電の仕様

  • バッテリー容量:208mAhを搭載しています 。
  • 最大使用時間:標準的な使用で最大13日間持続します 。
  • 急速充電:約30分で最大65%までの急速充電に対応しています 。
  • 充電方式:専用のPOGO端子と磁気吸着式のUSB-Cケーブルを使用します 。
  • 省電力機能:照度センサーや加速度センサーにより、使用状況に応じて自動で画面オフや輝度調整を行い、バッテリー消費を抑えます 。

まとめ:バッテリー性能、充電機能

  • バッテリー持続時間:公称値はGalaxy Fit2より短くなりましたが、これは大画面化や機能向上とのトレードオフ。それでも実使用では約1週間持続することが多く、毎日の充電から解放してくれます。
  • 急速充電の利便性:30分で65%まで充電できる急速充電機能が新たに追加され、バッテリー残量が少ない時でも短い時間で回復できるため、バッテリーに対する不安が劇的に減少しました。
  • 充電方式の改善:Galaxy Fit2のPOGO式から、より手軽で扱いやすいマグネット式のUSB-Cケーブルに変更され、日々の使い勝手が向上しています。
  • 総合的なバランス:豊富な機能と実用的なバッテリー持続時間、そしてそれを補って余りある急速充電性能により、非常にバランスの取れた快適なユーザー体験を実現しています。

Galaxy Fit3 vs Galaxy Fit2 主な違いを徹底比較

Galaxy Fit3 本体ピンクゴールド

約4年の時を経て登場したGalaxy Fit3は、前モデルのGalaxy Fit2から多くの点で進化を遂げています 。ここでは、デザインから機能、性能に至るまで、両モデルの主な違いを項目別に詳しく比較します。

ディスプレイ

  • Galaxy Fit2: 1.1インチのAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載 。常時点灯や明るさの自動調整機能はありませんでした 。
  • Galaxy Fit3: 1.6インチの大型AMOLEDディスプレイ(解像度256 x 402)を搭載 。常時点灯(Always On Display)と明るさの自動調整に対応しています 。
  • 違い:(※画面サイズが約45%も拡大し、視認性と操作性が劇的に向上しました 。常時点灯や自動調光への対応により、日常の使い勝手も大きく進化しています 。)

デザインと操作性

  • Galaxy Fit2: 重量21g、厚さ11.1mm 。操作はタッチのみで、物理ボタンはありませんでした 。
  • Galaxy Fit3: 重量18.5g(バンド除く)、厚さ9.9mm 。質感の高いアルミニウム製ボディに、物理ボタンが1つ追加されました 。バンドはワンクリックで簡単に交換可能です 。
  • 違い:(※さらに軽量・薄型になり、素材もアルミニウム製で高級感が向上 。物理ボタンの追加と交換しやすいバンドにより、操作性と利便性が大幅に改善されています 。)

バッテリーと充電

  • Galaxy Fit2: 容量159mAhで、最大21日間の持続時間(特定条件下)を誇りました 。充電方式は接触充電(POGO)でした 。
  • Galaxy Fit3: 容量は208mAhに増加し、最大持続時間は13日間です 。約30分で65%まで充電できる急速充電に対応しています 。
  • 違い:(※大画面化などの影響で最大持続時間は短くなりましたが、それを補って余りある急速充電に対応したのが最大の進化点です 。短い時間で十分な電力を確保できるため、実用性はむしろ向上しています 。)

健康・安全機能

  • Galaxy Fit2: 心拍数やストレスを測定できましたが、血中酸素レベルの測定には対応していませんでした 。
  • Galaxy Fit3: Fit2の機能に加え、新たに血中酸素レベルの測定に対応 。さらに、転倒検知機能と緊急SOS機能が追加されました 。
  • 違い:(※血中酸素レベル測定への対応で健康管理がより詳細になったほか、転倒検知や緊急SOSといった安全機能が追加され、日々の安心感が大きく向上しました 。)

スマート機能

  • Galaxy Fit2: 通知確認や音楽操作が可能でした 。ウォッチフェイスは70種類以上から選べました 。
  • Galaxy Fit3: Fit2の機能に加え、スマートフォンのカメラを遠隔操作できる「カメラリモート」機能が追加されました 。ウォッチフェイスは100種類以上に増え、自分の写真を設定することも可能です 。
  • 違い:(※カメラリモート機能の追加や、ウォッチフェイスのカスタマイズ性向上により、スマートフォンとの連携がより楽しく、便利になりました 。GPSやNFC決済に非対応な点は両モデル共通です 。)

互換性

  • Galaxy Fit2: AndroidとiOSの両方に対応していました 。
  • Galaxy Fit3: Android 10.0以降のみ対応となり、iPhoneでは使用できなくなりました 。
  • 違い:(※Fit3はiOS非対応となり、Android、特にGalaxyエコシステム内での連携に特化したデバイスへと方針転換しました 。)

発売日と価格

  • Galaxy Fit2: 2020年10月23日発売、価格はオープン価格でした 。
  • Galaxy Fit3: 2025年1月31日発売、Samsungオンラインショップでの価格は9,900円です 。
  • 違い:(※約4年ぶりの後継モデルで、Fit3の方が価格は上がりましたが、機能の大幅な進化を考慮すると、依然として高いコストパフォーマンスを維持しています 。)

まとめ:Galaxy Fit3とGalaxy Fit2の違い

Galaxy Fit3は、単なるマイナーアップデートではなく、ユーザー体験を根本から見直した正統進化モデルです。ディスプレイの大型化による視認性の向上、アルミニウムボディ採用による質感の向上、物理ボタン追加による操作性の改善、そして急速充電や安全機能の追加といった、日々の使い勝手と安心感を大きく高める進化が随所に見られます。一方で、iOSサポートの終了という大きな変更点もあり、ターゲットユーザーをより明確にしたデバイスと言えるでしょう。

Galaxy Fit3のメリット・デメリット

Galaxy Fit3 ヘルスモニタリングの画面

Galaxy Fit3は、手頃な価格で多機能を実現した魅力的なスマートバンドですが、購入を検討する上では、その長所と短所の両方を理解しておくことが重要です。ここでは、Galaxy Fit3のメリットとデメリットを項目別に分かりやすく解説します。

【メリット】

メリット1:つけていることを忘れるほどの軽さと快適な装着感

本体重量約18.5g、厚さ9.9mmのスリムなアルミニウムボディは非常に軽量です 。実際に一日中装着していても気にならず、睡眠時でも快適なため、24時間の健康トラッキングに最適です 。バンドもワンクリックで簡単に交換でき、ファッション性も楽しめます 。

メリット2:大きくて見やすいディスプレイ

1.6インチの大型AMOLED(有機EL)ディスプレイは、前モデルのGalaxy Fit2より45%も大きくなりました 。これにより、通知の文字や運動中のデータが格段に見やすくなっています。明るさの自動調整機能や常時表示(Always On Display)にも対応しており、どんな状況でも優れた視認性を確保します 。

メリット3:ストレスフリーな操作性と物理ボタン

安価なスマートバンドにありがちな動作のもたつきがなく、スワイプ操作は非常にスムーズで快適です 。また、Galaxy Fit2にはなかった物理的なホームボタンが追加されたことで、画面が濡れている時でも確実に操作でき、安心感があります 。

メリット4:急速充電によるバッテリーへの安心感

1回の充電で最大13日間持続するバッテリー性能に加え、わずか30分で最大65%まで充電できる急速充電に対応しています 。これにより、短い時間で十分な電力を確保できるため、「充電切れ」の心配やストレスから解放されます。

メリット5:新たに追加された安心の安全機能

Galaxy Fit2にはなかった「転倒検知」と「緊急SOS」機能が新たに追加されました 。万が一の際に自動で助けを呼んだり、簡単な操作で緊急連絡先に通知したりできるため、日々の活動に大きな安心感をもたらします。

メリット6:充実した健康・睡眠管理機能

心拍数やストレスレベルに加え、新たに血中酸素レベルの測定にも対応しました 。特に睡眠管理機能は秀逸で、詳細な睡眠分析から、改善のための具体的なアドバイスをくれる「睡眠コーチング」まで提供してくれます 。

【デメリット】

デメリット1:GPSが搭載されていない

本体にGPSが内蔵されていないため、ランニングやサイクリングで正確な距離やルートを記録するには、スマートフォンを携帯する必要があります 。スマートフォンを持たずに運動した場合、記録される距離に誤差が生じることがあります 。

デメリット2:キャッシュレス決済や通話ができない

NFCが非搭載のため、Suicaなどのキャッシュレス決済は利用できません 。また、マイクとスピーカーも内蔵していないため、Galaxy Fit3単体でのBluetooth通話も不可能です 。これらの機能を求める場合は、上位モデルのGalaxy Watchを検討する必要があります。

デメリット3:アプリの追加ができない

OSには軽快なFreeRTOSを採用しているため、Wear OS搭載のスマートウォッチのように、サードパーティ製のアプリ(SpotifyやGoogleマップなど)を後からインストールすることはできません 。使える機能はプリインストールされたものに限られます。

デメリット4:一部のヘルスケア機能に非対応

多機能ではありますが、心電図(ECG)の測定機能には対応していません 。より高度な医療系のモニタリング機能を求めるユーザーには不向きです。また、Galaxy Fit3は睡眠中の呼吸の状態をモニタリングし、無呼吸などの異常を検知する機能は搭載されていません。

デメリット5:iPhoneユーザーは利用できない

Galaxy Fit3はAndroid 10.0以上のスマートフォンとのペアリングが必須となっており、残念ながらiPhoneでは使用することができません 。購入前に対象OSの確認が必要です。

デメリット6:自動輝度調整 機能がない

Galaxy Fit3は周囲の明るさに合わせて画面の明るさを自動で調整する機能が搭載されていません。明るい屋外では画面が見づらく、暗い場所では眩しく感じる場合があります。手動で明るさを調整する必要があります。

デメリット7:リフレッシュレート 60Hzに対応していない

リフレッシュレートは、1秒間に画面が更新される回数のことです。Galaxy Fit3は60Hzに対応していないため、画面のスクロールが滑らかではなく、カクカクして見える場合があります。

デメリット8:本格的なランニング機能がない

ランニング中のペースや距離、走行ルートなどを詳細に記録・分析する機能は限定的です。本格的にランニングに取り組む方は、より高機能なスマートウォッチやランニングウォッチを検討する必要があるかもしれません。

Galaxy Fit3のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ 1.6インチ (40.0mm) 、解像度256 x 402ドットのAMOLED
    ※1600万色
  • バッテリー 208 mAh
  • 駆動時間 最大 13日
  • 充電 急速充電(わずか30分で最大65%分の充電)、マグネット充電
  • ワイヤレス通信 Bluetooth 5.3
  • NFC 非対応(おサイフケータイ、Google Payは使用不可)
  • GPS 非対応
  • インターフェース 充電端子、ホームボタン
  • センサー 加速度センサー、気圧センサー、ジャイロセンサー、光学式心拍センサー、照度センサー
  • スピーカー なし
  • マイク なし
  • 防水 5ATMの防水性能、およびIP68相当の防塵・防水性能
  • 操作 右にスワイプして通知、左でタイル、下でクイックパネル、上でアプリケーションのリストが表示、ホームボタンでホーム画面に戻る
  • ストラップ 交換可能
  • アプリ Healthアプリ ※サードパーティ製アプリは使用不可
  • 筐体 アルミニウム製
  • OS FreeRTOS
  • サイズ 42.9 x 28.8 x 9.9 mm
  • 重量 18.5g
  • カラー シルバー、ダークグレー、ピンクゴールド
  • 付属品 充電ケーブル、説明書

Galaxy Fit3の評価

Galaxy Fit3の画面で、睡眠モニタリングのグラフを表示

8つの評価基準で「Galaxy Fit3」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ:★★★★★
1.6インチの大型有機ELディスプレイは、前モデルから45%も大きくなり、屋外でも非常に明るく鮮明です。

健康管理・スポーツ:★★★★☆
血中酸素測定や睡眠コーチングなど機能は充実していますが、GPS非搭載のため、正確なルート記録にはスマートフォンが必要です。

機能性:★★★☆☆
通知や音楽操作、安全機能は便利ですが、NFC決済や通話、アプリの追加ができないため、スマートウォッチとしては機能が限定的です。

バッテリーの持ち:★★★★☆
実使用で約1週間と十分な長さに加え、30分で65%まで回復する急速充電が非常に便利で、バッテリーの不安を解消してくれます。

耐久性:★★★★☆
アルミニウム製のボディに、5ATMとIP68の防水防塵性能を備えており、日常使いから水泳まで安心して使用できます。

ファッション性:★★★★☆
上品なデザインと3色のカラー展開に加え、ワンクリックでバンドを簡単に交換できるため、服装に合わせたカスタマイズが楽しめます。

価格:★★★★☆
1万円以下という手頃な価格ながら、デザインの質感、画面の見やすさ、機能の豊富さから、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。

使いやすさ:★★★★☆
軽快な動作と物理ボタンの搭載で操作は快適ですが、設定とデータ確認で2つのアプリを使い分ける必要があります。

総評:★★★★☆

素晴らしい基本性能と、賢い「割り切り」

Galaxy Fit3は、スマートバンドというジャンルにおいて、一つの完成形と言えるデバイスです。最大の魅力は、1万円以下という価格で、数万円のスマートウォッチに匹敵するほどの「上質な体験」を提供してくれる点にあります。

アルミニウム製の洗練されたデザイン、つけていることを忘れるほどの軽さ、そして何より、このクラスでは群を抜く大きく鮮やかな1.6インチのディスプレイは、日常のあらゆる場面で満足感を与えてくれます。

日々の健康管理を深化させる機能

健康管理機能も、前モデルから着実に進化しています。新たに追加された血中酸素レベルの測定や、より詳細な分析が可能になった睡眠トラッキングは、日々のコンディションを深く理解する手助けとなります。転倒検知や緊急SOSといった安全機能の搭載も、自分だけでなく家族にとっても大きな安心材料となる、本モデルの価値を大きく高める要素です。

購入前に理解すべきこと

もちろん、この価格を実現するために、意図的に省かれた機能もあります。内蔵GPS、NFCによるキャッシュレス決済、そしてアプリの追加機能はありません。本格的なランニングウォッチや、スマートフォンから独立して機能するデバイスを求めるユーザーには不向きです。

どんな人に最適か?

では、Galaxy Fit3はどんな人に最適なのでしょうか。それは、まさに「初めてスマートウォッチを使ってみたい」と考えている初心者の方や、「通話や決済などの複雑な機能は不要」というライトユーザーです 。特にGalaxyスマートフォンをお使いであれば、設定の簡単さからアプリ連携のスムーズさまで、エコシステムがもたらす恩恵を最大限に享受できます 。

日々の通知確認、睡眠や運動の記録といった“本当に使う機能”を、快適な装着感と長いバッテリー持続時間でストレスなく利用したい人に、自信を持っておすすめできる一台です。この機会にぜひ購入を検討してみてください。

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Galaxy Fit3の価格・購入先

Galaxy Fit3 本体ダークグレーの正面

Galaxy Fit3はサムスンオンラインショップやAmazonなどのECサイトで購入できます。

サムスンオンラインショップ

9,900円で販売されています。

サムスンオンラインショップで「Galaxy Fit3」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで9,500円(税込・SM-R390NZAAXJP)、
  • 楽天市場で9,900円(税込・送料無料)、
  • ヤフーショッピングで9,980円(税込)、
  • AliExpressで6,487円、
  • 米国 Amazon.comで$49.74、

で販売されています。

Amazonで「Galaxy Fit3」をチェックする

楽天市場で「Galaxy Fit3」をチェックする

ヤフーショッピングで「Galaxy Fit3」をチェックする

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おすすめの類似製品を紹介

Galaxy Fit3」に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。

Xiaomi Smart Band 10

Xiaomiから発売されたXiaomi HyperOS 2搭載のスマートバンドです(2025年6月27日に発売)。

1.72インチの有機EL(AMOLED)ディスプレイ、通常モードで最大21日間駆動できるバッテリー、リニアモーター(バイブレーション)を搭載しています。

また、「Xiaomi Smart Hub」、「心拍数ブロードキャスト機能」、「水中でのリアルタイム心拍数モニタリング」(AIによるストローク認識技術)、10種類のランニングコース、ランニング時のAIペーサー機能、高度な睡眠モニタリング機能(睡眠効率、睡眠改善計画、睡眠トレンドレポート)、最大1500nits(自動輝度調整機能付き)、「クイックメッセージ返信」、電子コンパス、バイタリティスコアに対応。

200種類以上のウォッチフェイス(ゲーム機能付きを含む)、150種類以上のスポーツモード、血中酸素・心拍数・ストレスのモニタリング、通知の受信(LINE対応)、スマートフォンの検索、天気予報、Mi Fitnessアプリ、Bluetooth 5.4、5気圧防水にも対応しています。

価格は、Amazonで6,280円(税込・パールホワイトのみ8,680円)、楽天市場で6,280円(送料無料)、ヤフーショッピングで6,980円(送料別)、AliExpressで6,961円、です。

関連記事:Xiaomi Smart Band 10徹底レビュー!Band9との違いを比較

HUAWEI WATCH FIT 4

ファーウェイから発売されたHarmonyOS搭載のスマートウォッチです(2025年6月3日に発売)。

約1.82インチのAMOLEDタッチスクリーン(480 x 408 ピクセル、PPI 347、最大輝度2000ニト)、通常使用約10日間駆動できるバッテリー、光学式心拍センサー、気圧センサーを搭載しています。

また、フルカラーのオフラインマップ、音声ガイド付きナビゲーション機能、ワイヤレス充電、睡眠中のHRV(心拍変動)、睡眠中呼吸乱れ検知機能、情緒モニタリング(情緒測定アプリ)、ヘルスインサイト(アプリ連携)、ランニングフォーム分析機能、強化されたサイクリング機能、

ボイスメモ機能、「スクリーンショット」機能、マルチGNSS(L1+L5: GPS,GALILEO,BDS,QZSS)、カスタムウォッチフェイス機能(ステッカー文字盤、ペットの文字盤、ギャラリー文字盤)に対応。

回転クラウンによる操作、100種類以上のワークアウトモード、AIによるコーチング、ランニング機能、血中酸素・心拍数・睡眠(睡眠分析)ストレスのモニタリング、音楽保存再生(Androidデバイスとのペアリング時のみ)、Bluetooth通話、通知の受信、5気圧防水、音声アシスタント(AI Voice)、HUAWEI Healthアプリ、NFC(※グレーモデルのみ対応)、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで21,800円、楽天市場で21,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで21,800円(送料無料)、AliExpressで24,327円、米国 Amazon.comで$189.90、です。

関連記事:HUAWEI WATCH FIT 4 徹底レビュー:FIT3からの進化点と実力

HUAWEI Band 10

ファーウェイから発売される独自OS搭載のスマートバンドです(2025年4月10日発売予定)。

1.47インチのAMOLED タッチスクリーン、通常使用で約14日間駆動できるバッテリー、9軸IMUセンサー、光学式心拍センサー、環境光センサーを搭載しています。

また、睡眠時の心拍変動(HRV)モニタリング、「情緒モニタリング」、AIを活用したワークアウトモニタリング(水泳フォーム分析精度約95%)、100種類のワークアウトモード、6種類の自動検知、睡眠機能(睡眠スコアや改善アドバイス、睡眠中の呼吸乱れ検知機能)、24時間の健康管理機能(心拍数、血中酸素、ストレス)、

急速充電(約45分でフルチャージ・5分で約2日間使用可)、アルミニウム合金または耐久性ポリマー素材の筐体(アルミニウムエディション)、スマートフォンへの着信やメッセージ通知(LINE対応)、クイック返信(Androidのみ)、カレンダー同期、スマートフォン探索、音楽コントロール、リモートシャッター(iOSのみ)、5気圧防水、Bluetooth 5.0 BLEに対応しています。

価格は、Amazonで7,800円(10%OFFクーポン付きで実質7,020円・税込・アルミニウムエディッション)、楽天市場で6,800円(送料無料・エントリーさらに5倍P&10%OFFクーポン&780円OFF&フィルム同梱・オンライン限定エディッション)、ヤフーショッピングで6,800円(オンライン限定エディッション/ アルミニウムエディッションは7,800円)、AliExpressで5,896円、米国 Amazon.comで$59.00、です。

関連記事:HUAWEI Band 10レビュー!Band 9比較、睡眠・情緒の新機能

Xiaomi Smart Band 9 Pro

シャオミから発売されたスポーツ・健康管理用のスマートバンドです(2024年11月14日に発売)。

1.74インチの有機EL(AMOLED)液晶、標準モードで14日間、AOD(常時表示)で6日間 駆動する350mAhバッテリー、GPSセンサー、光学式心拍数センサー、周囲光センサーを搭載しています。

また、リニアモーターによる繊細なバイブレーション、太陽光下でも見やすい最大輝度1200nit、自動調光機能、方位・方角を示すコンパス機能、睡眠機能(覚醒ステージ、睡眠呼吸の質のモニタリング)、血中酸素レベルの測定(24時間の常時測定)、心拍数の測定(精度向上)、

150種類以上のスポーツモード(6種類を自動検出)、文字盤デザインのカスタマイズ、通知の受信(LINEを含む)、音声アシスタント Alexa、5ATM(5気圧防水)、Mi Fitnessアプリ、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで9,280円、楽天市場で9,280円(送料無料)、ヤフーショッピングで9,589円(送料無料)、AliExpressで9,090円、です。

関連記事:Xiaomi Smart Band 9 Pro レビュー! 8 Proとの違いは?

Galaxy Ring

Samsungから発売されたGalaxy初のスマートリングです(2025年2月14日発売)。

最大7日間駆動するバッテリー(最小サイズでは6日間)、加速度センサー、光学式心拍数センサー、温度センサー、いびき検知用マイクを搭載しています。

また、Galaxy AIによるパーソナライズされたアドバイス、リングリモート追跡機能、ジェスチャーとダブルピンチによる操作、10 ATM、IP68の防水性能、Samsung Healthアプリ、健康管理機能(エナジースコア、睡眠、心拍数、女性の健康)、スポーツ機能、自動認識(ランニング、水泳など)、心拍の異常アラート、Samsungクラウド、充電(USB Type-C、ワイヤレス充電)、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで63,691円(税込)、楽天市場で63,690円(税込・送料無料)、米国 Amazon.comで$399.99、です。

関連記事:Galaxy Ringをレビュー!AI助言で健康になれる近未来スマートリング

他のサムスン スマートウォッチと比較

他にもサムスンのスマートウォッチが販売されています。2025年、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

サムスンの Galaxy スマートウォッチが人気に 全機種を比較

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