「Teclast P80H」(2020)と最新 8型Androidタブレットを徹底比較！

2020年8月に発売された「Teclast P80H」(2020)と最新 8型Androidタブレットを徹底比較して紹介！価格やAntutuベンチマーク、スペックの違いに加えて、メリット・デメリットも紹介します。

※2022年7月、「Teclast P80」(2022)が発売されました。Wi-Fi 6に対応しています。

※2021年12月、8型「Teclast P85」が発売されました。

※2021年2月から「Teclast P80」(2020)も発売開始。スペック情報を追加しました。

※2019年7月から「Teclast P80X」も発売中です。

このページ内の目次

「Teclast P80H」(2020)の特徴

「Teclast P80H」(2020)の特徴をまとめてみました。

Unisoc SC7731E クアッドコアプロセッサで快適！

「Teclast P80H」(2020)はUnisoc SC7731E クアッドコアプロセッサを搭載。28nmプロセスで製造された64ビット対応の4コアプロセッサで、AnTuTuベンチマーク総合で約43,000を記録しています。メモリ容量は2GB。非常に高速に動作するわけではありませんが、ネットでの調べものやYoutubeなどの動画視聴、Zoomミーティング、音楽再生、軽めのゲームなどは快適に行えます。

ベゼル幅6mmのフルスクリーンIPS液晶

「Teclast P80H」(2020)は8インチのIPS液晶を搭載しています。解像度は1280×800 ドットのHD画質。6mmという狭いベゼルを採用しているために、画面がより広く見えるようになっています。また、IPSパネルを採用しているため、斜めからの角度からも見やすくくっきりと表示。10点マルチタッチ対応でスムーズに操作することもできます。

公式ページ「Teclast P80H」(2020モデル)
http://www.teclast.com/en/zt/P80h/

価格を比較

「Teclast P80H」(2020)と、「HUAWEI MatePad T8」、「VUCATIMES N8」、「Dragon Touch Notepad Y80」の価格を比較してみました。

「Teclast P80H/P80」(2020)

「Teclast P80H」(2020)は、Amazonで8,415円（タイムセール価格）、楽天市場で10,290円 (税込・1000円OFFクーポン付き) 、ヤフーショッピングで11,290 円、AliExpressでUS $72.94 – 75.86、Banggoodで7,814円で販売されています。

「HUAWEI MatePad T8」

「HUAWEI MatePad T8」は、Amazonで12,421 円～、楽天市場で12,421 円～ (税込)、ヤフーショッピングで12,421円～、ビックカメラで15,290円（1,529ポイント）、Banggoodで26,595円、AliExpressでUS $145.10 – 148.99、Gearbestで16957 円で販売されています。

「VUCATIMES N8」

「VUCATIMES N8」は、Amazonで7,880（2000円OFFクーポン付き）、楽天市場で10,888円、ヤフーショッピングで9,406円（税込）、米国 Amazon.comで$65.99 （日本発送は+ $13.09 ）で販売されています。

「Dragon Touch Notepad Y80」

「Dragon Touch Notepad Y80」は、Amazonで12,999円（4000円 OFFクーポン付き）、楽天市場で 17,300円 (税込)、ヤフーショッピングで23,600 円、米国 Amazon.comで$84.99 （日本発送は+ $13.37 ）で販売されています。

Antutuベンチマークを比較

「Teclast P80H」(2020)と、「HUAWEI MatePad T8」、「VUCATIMES N8」、「Dragon Touch Notepad Y80」のAntutuベンチマークスコアを比較してみました。

「Teclast P80H」(2020)

AnTuTu総合で約43,000

＜CPU＞ Unisoc SC7731E クアッドコア
※「Vankyo S10」と同じプロセッサ

「HUAWEI MatePad T8」

AnTuTu総合で「92164」、CPUで「39634」、GPUで「11625」、MEMで「24971」、UXで「15934」。

＜CPU＞ MediaTek MT8768

「VUCATIMES N8」

Antutu総合で約40,000

＜CPU ＞ Allwinner クアッドコア 1.70 GHz

「Dragon Touch Notepad Y80」

「Dragon Touch Notepad Y80」はAntutu総合で約 4万3千点

＜CPU＞ Rockchip RK3326
※「Vankyo MatrixPad Z4 PRO」と同じ

＜補足＞　最もスコアが高かったのは「HUAWEI MatePad T8」のAnTuTu総合「92164」でした。「Teclast P80H」(2020)はAnTuTu総合約43,000なので、「VUCATIMES N8」や「Dragon Touch Notepad Y80」とほぼ同じスコアになります。ゲーム用途なら、断然「HUAWEI MatePad T8」が有利ですが、一般的な使い方しかしないなら、「Teclast P80H」(2020)でも十分に快適です。

スペックを比較

「Teclast P80H」(2020)と、「HUAWEI MatePad T8」、「VUCATIMES N8」、「Dragon Touch Notepad Y80」のスペックを比較してみました。

「Teclast P80H」(2020)のスペック

ディスプレイ　8インチ、解像度1280×800 ドットのIPS液晶
※6mmベゼル / 10点マルチタッチ / 16:10
プロセッサ　UNISOC SC7731E クアッドコア
※28nm / 64bit / 4コア
CPU 1.3GHz quad-core ARM Cortex -A7
GPU ARM Mali T820 MP1
RAM（メモリ） 2GB
ストレージ 32GB
バッテリー　4000mAh
充電　PD充電に対応
背面カメラ 200万画素、
前面カメラ 30万画素
ワイヤレス通信　WiFi 802.11 a/b/g/n（2.4GHｚ/5GHz）、Bluetooth 4.2、GPS（北斗 BeiDou）
インターフェース USB Type-C、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
OS Android 10.0
サイズ 20.8 x 12.4 x 0.9 cm
重量　331g
カラー ブラック

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「HUAWEI MatePad T8」のスペック

ディスプレイ　約8.0インチ、解像度: 1280 x 800 ドットの液晶
※画面占有率80％ / 約4.9 mmスリムベゼル / 1670万色 / NTSCカバー率60% / 189PPI / ダークモード / Eye Comfort Mode（ブルーライトカット）
プロセッサ　MediaTek MT8768 オクタコア
CPU 4 x 2.0 GHz +4 x 1.5 GHz
GPU IMG GE8320 650 MHz
RAM（メモリ） 2 GB
ストレージ 16GB
外部ストレージ　microSDカードで最大512 GBまで
バッテリー　約5100 mAh
駆動時間　最大12時間（動画データを1080P再生 / ローカル保存）
背面カメラ　約500万画素 (AF)
前面カメラ　200万画素 (FF)
ワイヤレス通信　Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4 GHz / 5 GHz)、Bluetooth 5.0、GPS ( GLONASS、BeiDou )
インターフェース microUSB 2.0
センサー　加速度センサー
マイク　内蔵マイク x 1
スピーカー　内蔵スピーカー x 1
生体認証　顔認証
機能　キッズモード、ダークモード、Eye Comfort Mode（ブルーライトカット）
OS EMUI 10.0.1 (Android 10.0ベース)
Google Play 非対応（他端末から移したアプリは使用可。Google アプリは使用不可）
サイズ　121（幅）×200（高さ）×8.6（奥行）mm
重量　約310 g
カラー　ディープシーブルー
付属品　ACアダプター、マイクロUSBケーブル、カードトレイ取り出しピン、クイックスタートガイド、保証書

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「VUCATIMES N8」のスペック

ディスプレイ 8 インチ、解像度1280 x 800 pxのIPS液晶
※バックライト自動調整（目の保護モード） / HD
プロセッサ Allwinner クアッドコア 1.70 GHz
CPU Cortex-A53 Quad-core
GPU 不明
RAM（メモリ） 1 GB DDR
ストレージ 32 GB eMMC
外部ストレージ microSDカードで最大512GBまで
バッテリー 4000mAh
背面カメラ　2MP
前面カメラ　0.3MP
ワイヤレス通信 Wi-Fi (2.4GHz)、Bluetooth 4.0
インターフェース microUSB x 1、microSDカードスロット x 1、3.5mmイヤホンジャック x 1
OS　Android 10.0
GMS認証 対応
Google Play 対応
機能　ペアレンタルコントロール機能（コンテンツの利用制限）
サイズ 209 x 125 x 9.6 mm
重量約 320 g
カラー ブラック、グリーン、パープル

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「Dragon Touch Notepad Y80」のスペック

ディスプレイ　8インチ、解像度1280 x 800 pxのIPS液晶
※タッチスクリーン
プロセッサ　Rockchip RK3326 クアッドコア
CPU Cortex-A35 Quad-core
GPU Mali G31MP2
RAM（メモリ） 2GB
ストレージ 32GB
外部ストレージ　microSDカードで最大128GBまで
バッテリー　4000mAh　 / 3.7V
駆動時間　連続スタンバイで約2〜3日間、連続使用時で3〜4時間
背面カメラ　8MP
前面カメラ　2MP
ワイヤレス通信　WiFi 802.11 b/g/n（2.4GHz）、Bluetooth 4.0
インターフェース　microUSB 2.0、microSDカードスロット×1、3.5mmイヤホンジャック×1、マイク、スピーカー
OS　Android 9.0
Google Play 対応
Google Mobile Service (GMS) 認証　対応
言語　日本語を含むマルチ言語に対応（※デフォルト設定は英語・変更可）
サイズ 12.45cm x 20.85cm x 0.92cm
重量 320g
カラー ブラック

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「Teclast P80H」(2020)のメリット・デメリット

「Teclast P80H」(2020)のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・ Type-CでPD充電できる

「Teclast P80H」(2020)はインターフェースにUSB Type-C端子を搭載し、PD充電も利用できます。

一方、「HUAWEI MatePad T8」、「VUCATIMES N8」、「Dragon Touch Notepad Y80」はmicroUSB 2.0を採用しているため、、PD充電は利用することができません。

・HD画質のフルスクリーンIPS液晶で見やすい

「Teclast P80H」(2020)は8インチ、解像度1280×800 ドットのIPS液晶を搭載しています。ブルーライトカットモード機能はないようです。

一方、「HUAWEI MatePad T8」は約8.0インチで解像度: 1280 x 800 ドットの液晶（ブルーライトカット機能あり）、「VUCATIMES N8」は 8 インチで解像度1280 x 800 pxのIPS液晶（目の保護モードあり）、「Dragon Touch Notepad Y80」は 8 インチで解像度1280 x 800 pxのIPS液晶を搭載しています。

・5GHzの高速Wi-Fi ＆ Bluetooth 4.2に対応

「Teclast P80H」(2020)は5GHz帯の高速Wi-Fi通信が利用できるようになっています。また、 Bluetooth 4.2に対応し、ワイヤレスヘッドホンやイヤホンなどともスムーズに接続できます。

一方、「VUCATIMES N8」と「Dragon Touch Notepad Y80」はWi-Fi (2.4GHz) ＆ Bluetooth 4.0に対応しており、5GHz帯の高速Wi-Fi通信は利用できません。

「HUAWEI MatePad T8」はWi-Fiデュアルバンド＆ Bluetooth 5.0に対応しています。

・2GBメモリ＆32GBストレージで快適に使える

「Teclast P80H」(2020)は2GBメモリ＆32GBストレージを搭載し、快適に使えるようになっています。

一方、「HUAWEI MatePad T8」は2 GBメモリ＆ 16GBストレージを搭載、「VUCATIMES N8」は1 GB DDRメモリ＆32 GB eMMCストレージを搭載、「Dragon Touch Notepad Y80」は2GBメモリ＆ 32GB ストレージを搭載しています。

・北斗 BeiDou対応のGPSナビゲーションに対応

「Teclast P80H」(2020)はWi-Fi環境でGPSが使えるようになっており、中国の人工衛星「北斗」（BeiDou）を使った位置情報を取得することができます。

一方、「VUCATIMES N8」と「Dragon Touch Notepad Y80」はGPS機能がないようです。「HUAWEI MatePad T8」はGLONASS ＆ BeiDou を使ったGPS通信に対応しています。

デメリット

・細かいテキスト文字がやや見にくい

「Teclast P80H」(2020)はHD画質の液晶なので、フルHD画質のタブレットと比べて細かいテキスト文字がやや見にくいです。電子書籍やWebサイトの閲覧をよく利用する人はフルHDのタブレットを探した方がいいです。

・Wi-Fiデュアルバンドに対応していない

「Teclast P80H」(2020)はWi-Fiデュアルバンドには対応していないようです。2.4GHz帯か5GHz帯のどちらか一方のみ利用できるようで、環境に合わせてつながりやすくするWi-Fiデュアルバンドと比べて通信性能がやや劣ります。

・高音質な音楽再生ができない

「Teclast P80H」(2020)には高音質なスピーカーなどは搭載されていないようです。ストリーミング音楽をよく利用する人は別途ワイヤレスで利用できるBluetoothスピーカーを用意した方がいいでしょう。

「Teclast P80」(2020)も発売！

2021年2月から「Teclast P80」(2020)も発売されました。UNISOC SC7731E クアッドコアプロセッサからAllwinner A133 クアッドコアプロセッサに変更し、それに伴いGPU GE8300も採用されました。OSは軽量版のAndroid 10.0 Go editionで、低スペックでもサクサク動作するようになっています。そのほかのスペックは「Teclast P80H」(2020)とほぼ同じです。

公式ページ Teclast P80 – TECLAST
http://www.teclast.com/en/zt/P80

「Teclast P80」のスペック