ポータブルゲーミングPC「AOKZOE A2」(国内正規版)の特徴、ベンチマーク、スペックの違い、メリット・デメリット・評価を紹介します。
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「AOKZOE A2」(国内版)が発売開始!
「AOKZOE A2」(国内正規版)が2024年4月18日に発売されました。
中国メーカーのAOKZOE(エーオーケー・ゾーイ)から発売されたポータブルゲーミングPCで、AMD Ryzen 7 7840U 搭載のプロ版とRyzen 7 6800U搭載のスタンダード版の2種類を用意しています。
プロ版は「AOKZOE A1 PRO」と同様にパワフルな動作が可能で、スタンダード版は税込 89,800円で購入できます(※プロ版の価格は税込139,800円)。
また、両モデルともに高精度な操作性と長時間駆動できるバッテリー、強力な冷却システムを搭載しており、高い拡張性も兼ね備えています。
Ryzen 7 7840U で人気PCゲームもサクサク
ポータブルゲーミングPCで快適にプレイするのに最も重要なのがCPU(プロセッサ)です。「AOKZOE A2」のプロ版なら、Zen 4 アーキテクチャ採用のAMD Ryzen 7 7840U プロセッサを搭載し、超高速に動作。負荷が高いとされる「原神」でさえ、61 FPS (TDP 15W)の高フレームレートで動作します。
また、人気のFPSゲーム「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2」は123 FPS (28W)、「バトルフィールド V」は 102 FPS (28W)で動作。「ApexLegends」(エーペックスレジェンズ)は90.3 FPS (28W /1280 x 800)で動作し、快適に対戦プレイを楽しめます。
フルHDの高精細な7型液晶・ライトエフェクトも
「AOKZOE A2」の画面の大きさは7インチです。「AOKZOE A1 PRO」と比べて1インチ小さいサイズですが、画質は同じフルHD (1920 x 1200 ドット)で、sRGB 100%にも対応。ベゼルレスを採用しているため、画面いっぱいに広がるフルスクリーン映像でゲームを楽しめます。また、ジョイスティックに2つのRGBブリージングライトと3つのプリセットモードを搭載。プリインストールされた20種類のライトエフェクトは自分好みにカスタマイズが可能です。
ホール効果で操作性がいい
ゲームを楽しむ上で「操作性」は重要です。「AOKZOE A2」ならホール効果を用いたジョイスティックで、ミリ単位の微妙な操作もラクラク。高反発で優れた安定性を発揮するL1/R1ボタンとホール効果のリニアトリガーも搭載し、快適に操作できます。
また、3軸加速度センサーと3軸ジャイロセンサーを搭載しているため、本体を傾けたり、ひねったりして操作することもできます。デュアル・リニアモーター搭載で、爆発などのシーンで臨場感のある衝撃や振動を感じとることもできます。
外付けGPU、ドッキングステーションと接続できる
グラフィック性能が足りないゲームがあったとしても、「AOKZOE A2」なら心配は不要です。40Gbpsの高速転送が可能なUSB 4.0 Type-Cポートを搭載しているため、外付けGPU(別売)ともスムーズに接続が可能。グラフィック性能を大幅に上げて、負荷の高いPCゲームをプレイできます。
また、ドッキングステーション「ONEXDOCKING」(別売)と接続することもできます。接続後はType-C USB 3.0、USB 3.0 Type-A、HDMI (4K対応)、有線LAN ポート RJ45 (10/100/1000Mbps)などの豊富なポートが利用できるようになります。
長持ちバッテリでモバイルバッテリー対応
外出先であっても「AOKZOE A2」ならバッテリー切れの心配も不要です。重さ約649gのコンパクトサイズでありながらも、48.5Wh (12600mAh)バッテリーを搭載。TDP 15Wでゲームをプレイしても2.5時間 駆動できます。
また、専用アダプターを介して65WGaN急速充電が利用できます。万が一、外出先でバッテリー残量がなくなってしまっても、モバイルバッテリーで充電することもできます。
公式ページ: AOKZOE A2 | AOKZOE 日本公式サイト
ベンチマークを比較
「AOKZOE A2」(プロ版)は4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動のAMD Ryzen 7 7840Uプロセッサを搭載しています。
同じプロセッサは「AOKZOE A1 PRO」にも搭載されています。
スタンダード版は「AOKZOE A1」と同じAMD Ryzen 7 6800U プロセッサを搭載しています。
「AOKZOE A2」プロ版のPassmarkのCPUベンチマークスコアで「25048」、Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア「2085」、マルチコア「8590」を記録しています。
また、GPUはAMD Radeon 780Mで、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。
CPU性能を比較
他のポータブルゲーミングPCとCPU性能を比較すると、「MSI Claw A1M」、「ROG ALLY」(Ryzen Z1 Extreme)に近い性能を持っていることが分ります。
CPU性能はかなり高い方で、快適にゲームをプレイできる性能を持っているといえます。
MSI Claw A1M(Core Ultra 7 155H)・・・Passmark CPUベンチマークで「24372」、Geekbench 6 シングルコア 約「2294」、マルチコア 約「12749」
ROG ALLY・・・(Ryzen Z1 Extreme)・・・Passmark CPU ベンチマークで約「25466」、Geekbench 6のシングルコアで「2211」、マルチコアで「9669」
Steam Deck OLED(AMD Custom APU 0405)・・・Passmark CPU ベンチマークで「8683」、Geekbench 6のシングルコアで「1331」、マルチコアで「4352」
AOKZOE A1(Ryzen 7 6800U)・・・・・・Passmark CPU ベンチマークで「20840」、Geekbench 6のシングルコアで「1737」、マルチコアで「7413」
グラフィック性能を比較
他のポータブルゲーミングPCとグラフィック性能を比較すると、「MSI Claw A1M」、「ROG ALLY」(Ryzen Z1 Extreme)に近い性能を持っていることが分ります。
ポータブルゲーミングPCの中ではグラフィック性能が高い方で、ほとんどのPCゲームをプレイできる性能を持っているといえます。
MSI Claw A1M(Intel Arc graphics)・・・3DMark Fire Strike グラフィックスコアで約「8000」前後
ROG ALLY( AMD Radeon Graphics /RDNA 3)・・・3DMark Fire Strike グラフィックスコアで約「8000」前後
Steam Deck OLED・・・3DMark Fire Strike グラフィックスコアで約「5000」前後
AOKZOE A1・・・3DMark Fire Strike グラフィックスコアで約「6000」前後
ゲーミング性能を比較
「原神」はグラフィック設定を「高」にしても 61 FPS で動作し、消費電力も 15Wに抑えることができます。
ApexLegendsは解像度1920 x 1200(デフォルト)の状態で48.3 FPS (28W)、解像度1280 x 800(デフォルト)に下げると90.3 FPS (28W)で動作します。
負荷が高いとされる サイバーパンク 2077が「77 FPS」(28W)で動作することから、重いゲームでも画質設定を下げれば快適にプレイできることが分ります。
他のゲームもかなり快適なフレームレートで動作します。以下、参考までに例を挙げておきます。
原神・・・「61 FPS」(15W)
ApexLegends・・・「90.3 FPS」 (28W / 1280 x 800)
グランド・セフト・オート V・・・「92 FPS」(15W)
Forza Horizon 5・・・「110 FPS」(15W)
コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2・・・・「123 FPS」(28W)
バトルフィールド V・・・「102 FPS」(28W)
サイバーパンク 2077 ・・・「77 FPS」(28W)
つぎにスペックをざっと見ていきましょう。プロ版とスタンダード版はCPU、GPU、ストレージ容量が違っていることに注目しましょう。
「AOKZOE A2」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度 1920 x 1200 ドットのIPS
※16:10/sRGB 100%/ベゼルレス/フルスクリーン - リフレッシュレート 60Hz
- プロセッサ プロセッサ AMD Ryzen 7 7840U
※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/Zen 4
※スタンダード版はAMD Ryzen 7 6800U プロセッサを搭載 - GPU AMD Radeon 780M (12コア,2700 MHz, RDNA 3)
※スタンダード版はAMD Radeon 680M - RAM(メモリ)32GB LPDDR5X 7500MHz ※増設・交換は不可
- ストレージ 2TB M.2 2280 (PCI 4.0 x4) ※交換可
※スタンダード版は512GB M.2 2280 (PCI 4.0 x4) - 外部ストレージ microSDカードで拡張可
- バッテリー 48.5Wh (12600mAh)
- 駆動時間 2.5時間 (TDP 15Wでゲームプレイ時)
- 充電 65W GaN急速充電アダプター
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (インテル Wi-Fi 6E AX210)、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB 4.0 Type-C x 2、USB 3.0 Type-A x 1、microSD 4.0 ポート、3.5mm マイクヘッドホン兼用ジャック x 1
- スピーカー デュアルステレオスピーカー
- センサー 3軸ジャイロセンサー(ジャイロ機能※サードパーティのドライバー必須)
- トリガー ホールトリガー(キーストローク 約8.5mm、重量 約150g)
- ショルダーボタン (キーストローク 約0.2-0.8mm、重量 約130g)
- ジョイスティック ホールジョイスティック(ゲーミング仕様)、角度 最大22度、高さ 約8.6mm
- モーター リニアモーター
- ジャイロスコープ 3軸加速度センサー + 3軸ジャイロセンサー
- 冷却システム 油圧式ベアリングファン(ノイズ38dB)、エアフロー5.55CFM、デュアルヒートパイプ フィン付き放熱面積 14.592mm2、8Wの熱伝導相転材料によるグラフェンアシスト冷却
- ドッキングステーション ONEXDOCKING 対応
- RGBライト 2つのRGBブリージングライト、3つのプリセットモード、20種類のライトエフェクト
- OS Windows 11 Home (プリインストール済)
- サイズ 約 265 x 105 x 22 mm(最薄部)
- 重量 649g
- カラー ホワイト
ディスプレイを比較
「AOKZOE A2」は7インチで解像度 1920 x 1200 ドットのIPS ディスプレイを搭載しています。アスペクト比 16:10、ベゼルレス採用のフルHD液晶で、豊かな色域を再現するsRGB 100% にも対応しています。
他のポータブルゲーミングPCと比較すると、有機EL液晶の「Steam Deck OLED」以外は、解像度、パネル(IPS)が同じであることが分ります。ポータブルゲーミングPCとして十分に高いディスプレイ性能を持っているといえます。
MSI Claw A1M・・・7 インチ、解像度 1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーン
ROG ALLY・・・7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーン
Steam Deck OLED・・・7.4インチ、解像度1280 x 800ドットのHDR OLED タッチスクリーン
AOKZOE A1・・・8インチ、1920×1200ドットのIPS タッチスクリーン
メモリ・ストレージを比較
「AOKZOE A2」は32GB LPDDR5X 7500MHz (メモリの増設は不可)メモリを搭載しています。また、2TB M.2 2280 (PCI 4.0 x4) ストレージを搭載し、交換することもできます。
他のポータブルゲーミングPCと比較すると、メモリ容量が約2倍多く、メモリの規格も「LPDDR5X 7500MHz」で最も高速に転送できることが分ります。
また、ストレージ容量も、他のデバイスの最大容量よりも約2倍多いことが分ります。メモリ・ストレージに関しては他のポータブルゲーミングPCよりも高い性能を持っているといえます。
MSI Claw A1M・・・16GB LPDDR5-6400 + 12GB SSD / 1TB SSD
ROG ALLY・・・16GB LPDDR5-6400 + 512GB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2230)
Steam Deck OLED・・・16 GB LPDDR5 + 512GB/1TB NVMe SSD
AOKZOE A1・・・16GB/32GB LPDDR5-6400 + SSD 512GB/1TB/2TB M.2 2280 (PCI Express 3.0 x4)
インターフェイスを比較
「AOKZOE A2」はUSB 4.0 Type-C x 2、USB 3.0 Type-A x 1、microSD 4.0 ポート、3.5mm マイクヘッドホン兼用ジャック x 1を搭載しています。
他のポータブルゲーミングPCと比較すると、フル機能のUSB 4.0 Type-C ポートを2つ搭載しているというメリットがあることが分ります。このポートでは40Gbpsの高速転送、DP映像出力、PD充電を一本のケーブルで利用することができます。
MSI Claw A1M・・・Type-C (USB/DP/Thunderbolt 4) (PD 充電付き) x1、マイクロ SD カードリーダー x1、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボジャック x1
ROG ALLY・・・ROG XG Mobile x1 および USB 3.2 Gen2 Type-C (DisplayPort 1.4) x1、UHS-II microSD カード リーダー x1、3.5mm コンボオーディオジャック x1
Steam Deck OLED・・・USB3 Gen2 Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)x1、microSDカードリーダー(UHS-I) x1、3.5mmヘッドホンジャック x1
AOKZOE A1・・・USB 4.0×2、USB 3.0×1、microSDカードスロット(SD3.0対応)、3.5mmイヤホンジャック、DCポート
サイズ・重さを比較
AOKZOE A2はサイズ 約 265 x 105 x 22 mm(最薄部)、重さ 649gで、ホワイト カラーを用意しています。
他のポータブルゲーミングPCと比べると、一回り小さいサイズで、比較的軽いボディであることが分ります。カラーは「ROG ALLY」と同じホワイトのみで、ブラックが用意されていません。
MSI Claw A1M・・・サイズ 294 x 117 x 21.2 mm、重量 675 g、カラー ブラック
ROG ALLY・・・サイズ 28.0 x 11.1 x 2.12 ~ 3.24 cm、重量 608g、カラー ホワイト
Steam Deck OLED・・・サイズ 298 x 117 x 49 mm、重量 640 g、カラー ブラック
AOKZOE A1・・・サイズ 285×125×21mm(最薄部)、重量 668g (48Wh LITE版) / 729g (65Wh)、カラー ホワイト、ブルー
「AOKZOE A2」のデメリット
「AOKZOE A2」は優れたポータブルゲーミングPCですが、デメリットもあります。購入前に必ず確認しておきましょう。
リフレッシュレートの値が高くない
「AOKZOE A2」はリフレッシュレート 60Hzに対応しています。他のポータブルゲーミングPCと比較すると、リフレッシュレートの値が高くないことが分ります。リフレッシュレートの値が低いと、動きの激しいシーンで より滑らかに映像を再生することができません。リフレッシュレートの値については他のポータブルゲーミングPCと比べて不利であるといえます。
MSI Claw A1M・・・リフレッシュレート 120Hz
ROG ALLY・・・リフレッシュレート 120Hz
Steam Deck OLED・・・リフレッシュレート 90 Hz
AOKZOE A1・・・リフレッシュレート 60 Hz
指紋認証に対応していない
「AOKZOE A2」は指紋認証に対応していません。「MSI Claw A1M」、「ROG ALLY」は電源ボタンに指紋センサーを搭載し、タッチするだけで すばやくログインできるようになっています。
MSI Claw A1M・・・指紋認証に対応
ROG ALLY・・・指紋認証に対応
Steam Deck OLED・・・非対応
AOKZOE A1・・・非対応
キックスタンドがない
「AOKZOE A2」は前モデル「AOKZOE A1」、「AOKZOE A1 PRO」で搭載されていたキックスタンドがなくなっています。自立させるときに、キックスタンドがないので不便です。
また、「AOKZOE A1 PRO」で採用されていたデュアル振動モーターがリニアモーターに変更。バッテリー容量は65W(17100mAh)から48.5Wh (12600mAh) に変更され、容量が少なくなっています。
「AOKZOE A2」のメリット まとめ
「AOKZOE A2」のメリットのメリットをまとめて紹介します(冒頭で説明したことは省略しています)。
フロント前面ガラスのデザインがかっこいい
「AOKZOE A2」はプレス加工された1枚の高アルミニウムガラスから作られ、優れた耐久性と並外れた光透過性を実現しています。また、本体の前面は高アルミニウムガラスで覆われており、強度が高く透過率も高くなっています。肌触りはシルクのように滑らかで、外観の曲線もエレガントで美しい仕上がりです。
ゲームライブラリーが便利
ライブラリーにゲームを追加すると、起動時にライブラリに直接アクセスできるようになり、プレイしたいゲームにすばやくアクセスできます。ゲームカバーや背景、冷却システムなどの設定をカスタマイズすることもできます。
強力な冷却システムで効率的に放熱できる
「AOKZOE A2」は純銅製ヒートパイプとアルミニウム製ヒートフィン、4700RPMで回転する液体軸受けファンを採用した強力な冷却システムを搭載しています。テスト結果によると、TDP 28Wの厳しい条件下で、1時間後にわずか37.4℃という低温を維持できることが報告されています。
デュアルステレオスピーカー搭載で音がいい
本体にデュアルステレオスピーカーを搭載しているため、ゲームプレイ中でも臨場感のあるサウンドで楽しめます。
通信速度が速い
「AOKZOE A2」はWi-Fi 6E (インテル Wi-Fi 6E AX210)に対応し、エルデンリングのようなゲームをわずか約15分でダウンロードすることも可能です。また、Bluetooth 5.2をサポートし、ワイヤレスゲームパッドやキーボード、マウス、イヤホンなどとスムーズに接続できます。
「AOKZOE A2」の評価
2022年11月に発売された「AOKZOE A1」の後継モデルになります。プロ版は2023年4月に発売された「AOKZOE A1 PRO」と同じAMD Ryzen 7 7840U プロセッサを搭載しており、高いゲーミング性能を備えています。
注目点はメモリ、ストレージ容量が多いことです。
プロ版、スタンダード版共通で32GB メモリを搭載しており、規格もLPDDR5X 7500MHzと最新かつ最速です。ストレージ容量はプロ版に限り2TBになり、「MSI Claw A1M」(1TB)や「ROG ALLY」(512GB)などの最大ストレージ容量よりも2倍以上高くなっています。
また、前モデルと同様にインターフェイスに2つのUSB 4.0 Type-Cポートを搭載している点も大きなメリットです。
この点はUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートを搭載する「ROG ALLY」よりも高速な転送が可能で、外付けGPUやドッキングステーションともスムーズに接続できます。
その他にも、フロント前面ガラスを採用したデザインで、透過性や耐久性に優れているというメリットもあります。
前モデルと同様にホール効果を採用したジョイスティックやリニアトリガーで操作性も良く、ポータブルゲーミングらしいライトエフェクト効果も楽しめるなど、ポータブルゲーミングPCとしての性能は十分に備えているといえます。もちろん、強力な冷却システム搭載で、放熱の心配もいりません。
プロ版に関しては全体的なスペックが高く、高く評価できる性能です。
AOKZOE(エーオーケー・ゾーイ)は日本でまだよく知られていないこともありますが、性能の高さ・コスパにおいては、他の一流メーカーと同等か、それ以上であるように思います。
ただし、すでに説明した通り、リフレッシュレートの値が高くないというデメリットがあります。リフレッシュレート 60Hzでも快適にゲームをプレイでき、それほど気になる点でもありませんが、動きの激しいアクションゲームを頻繁にする人は少々注意する必要があります。
「AOKZOE A2」の発売時の価格はプロ版で 139,800円。
スタンダード版は89,800円で、Ryzen Z1搭載の「ROG ALLY」の価格に近くなっています。AMD Ryzen 7 7840U プロセッサを搭載した、コスパの高いポータブルゲーミングPCを探している人におすすめです。
「AOKZOE A2」の価格・販売先
「AOKZOE A2」は、
Amazonで89,800円 (税込・スタンダード版)、
ハイビームで税込 139,800円(税込・プロ版・スタンダード版は89,800円)、
AliExpressで$879.00 (Pro版・日本円で約135925円)
で販売されています。
Amazonで「AOKZOE A2」をチェックする
楽天市場で「AOKZOE A2」をチェックする
ヤフーショッピングで「AOKZOE」をチェックする
ハイビームで「AOKZOE A2」をチェックする
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類似モデルの紹介
「AOKZOE A2」と同じストレート型のポータブルゲーミングPCも販売されています。
「MSI Claw A1M」
MSI初のポータブルゲーミングPCです。インテル Core Ultra プロセッサやThunderbolt 4、ホール効果を用いた高精度な操作、ハイパーフローによる強力な冷却機能に対応しています。
価格は、Amazonで99,800円 (税込・CoreUltra5モデル/CoreUltra7モデルは139,800円)、楽天市場で99,799円(送料無料・Core Ultra 5モデル)、ヤフーショッピングで106,540円、米国 Amazon.comで$676.10 (Core Ultra 5-135H・512GB)です。
関連記事:「MSI Claw A1M」は爆速でコスパもいい? 新世代のポータブルゲーミングPCと比較
「ROG ALLY」
ASUSのROGシリーズ初のポータブルゲーミングPCで、Ryzen Z1 ExtremeとAMD Ryzen Z1プロセッサを搭載したモデルを用意。ROGシリーズの豊富なアクセサリーも利用できます。
価格は、Amazonで80,402円(税込・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、楽天市場で82,321円(送料無料・Ryzen Z1・16GB+SSD512GB)、ヤフーショッピングで89,980円、ASUSストアで89,800円 (税込・AMD Ryzen Z1・512GB)、AliExpressで$604.00 (日本円で約93400円)です。
関連記事:「ROG ALLY」は最強で最安コスパ? 最新ポータブルゲーミングPCと徹底 比較!
「Steam Deck OLED」
日本で発売されたValve「Steam Deck」(LCD)の後継モデルで有機ELディスプレイを搭載。全体的なスペックも強化されています。
価格は、Amazonで134,999円、ヤフーショッピングで116,865円、KOMODO Steam Deck ストアで84,800円 (税込・512GBモデル/1TBモデルは99,800円)、AliExpressで$630.90 (日本円で約97,559円)です。
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