「Teclast P80X」AI進化の格安SIMフリータブレット


Amazonで Android 9.0を搭載した8.0型のタブレット「Teclast P80X」が販売されている。AIを内臓したSIMフリーのタブレットとして注目の製品。「CHUWI Hi8 SE」や「Dragon Touch Y80」よりも優れている面がある。

超極薄でAIプロセッサ搭載の「Teclast P80X」

Teclast P80X」の厚さは5.6mmとなり、厚さ9.9mmだった前モデル「Teclast P80 Pro」よりも4.3mmよりも薄型化している。また、プロセッサはMediaTek MTK8163 クアッドコア CPUから AI 内臓の Spreadtrum SC9863A オクタコア CPUに強化。ユーザーが頻繁に使うアプリを学習することで動作スピードを向上させることができる。価格は1万円2千円でSIMフリータブレットとしては格安だ。

ただし、1万円台の8型タブレットには、コスパに優れる「CHUWI Hi8 SE」がすでに販売済み。最近では使いやすさで定評のある「Dragon Touch Y80」も1万円台で販売されており、「Teclast P80X」との違いも気になるところだ。果たして「Teclast P80X」はベストバイといえる1万円台の8型タブレットなのか? スペックや機能、メリットやデメリットを詳細に検証して、その是非を明らかにしてみよう。

公式製品紹介ページはこちら
http://www.teclast.com/ru/zt/P80X/

「Teclast P80X」の公式動画 ボディの外観・薄さ・ディスプレイの様子が分かる

「Teclast P80X」 の概要

AIプロセッサを搭載した極薄の8型 SIMフリータブレット

Teclast P80X」は Android 9.0を搭載した8.0型のタブレット。厚さ5.8mmの薄型ボディに Spreadtrum SC9863A オクタコア CPUと2GB RAMを搭載。広視野角なHD IPS液晶、2000 – 4500 mAhバッテリー、16GBストレージ、背面200万画素、前面30万画素カメラ、SIMスロット(※シングルスロット仕様)を備えるほか、VolTE 4G での通話、AIによる動作スピードアップ(CPU内蔵)、OTG、Bluetooth 4.1、GPS通信にも対応している。

「Teclast P80X」 スペック 一覧

  • ディスプレイ 8.0インチ解像度1280 x 800ドットのIPS液晶
    ※ 16 Mカラー / 189 PPI / 10点マルチタッチ / 画面比率 71%
  • プロセッサ Spreadtrum SC9863A オクタコア 1.6GHz+1.2GHz
  • GPU PowerVR Series 8XEP IMG8322
  • RAM 2GB
  • ストレージ容量 16GB
  • バッテリー 2000 – 4500 mAh
  • カメラ 背面200万画素、前面30万画素
    ※ 最大 128GB まで
  • 通信 WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.1、GPS(A-GPS)
  • インターフェース microUSB、microSDカードスロット×1、SIMスロット×1、ヘッドホンジャック×1
  • OS Android 9.0
    ※ Google Play&日本語 表示 対応

「Teclast P80X」 スペック 詳細

以下、「Teclast P80X」 の詳細なスペック情報を掲載していきます。

ディスプレイはどうなってる?

ディスプレイは 8.0インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶を搭載。178度の広視野角 IPSパネルを採用しているため、斜めの角度からもはっきりと見える。また、フルHD画質ではないが16 Mカラー、ピクセル密度189 PPIの発色のいい液晶で、YouTubeなどの動画も快適に視聴できる。ベゼル幅はやや細め(画面比率 71%)。極細&フルスクリーンではなく、従来のディスプレイからベゼル幅を若干細くした程度で、手でもったときに画面に触れずに済む。そのほか、10点マルチタッチに対応し、ゲームをプレイするときにも感度よく快適にプレイできる。

なお、「CHUWI Hi8 SE」のディスプレイは8.0インチ、解像度1920 x 1200ドットのIPS液晶(OGS・16:10)。

「Dragon Touch Y80」のディスプレイは8.0インチ、解像度1280×800ドットのIPS液晶だった。

プロセッサやメモリ、グラフィックはどうなってる?

プロセッサは Spreadtrum SC9863A オクタコア 1.6GHz+1.2GHz 、RAM(メモリ)は 2GB を搭載。28nmプロセスで製造された64ビット対応の8コアプロセッサで、最大1.6GHzの周波数で駆動。AIによってユーザーの行動を分析することで、頻繁に使用されるアプリケーションを高速化する。グラフィック(GPU)は PowerVR Series 8XEP IMG8322  を採用し、動画やゲームを滑らかに再生する。

なお、「CHUWI Hi8 SE」のプロセッサはMediaTek MT8735 クアッドコア 1.1GHz 、RAMは2GB。グラフィック(GPU)はARM Mali T720を採用。「Dragon Touch Y80」のプロセッサはRockchip RK3326 Quad-core 1.5 GHz Cortex A35、RAM(メモリ)は2GB DDR3、グラフィック(GPU)は Mali G31MP2 を採用していた。

ベンチマークのスコアは?

AnTuTu ver 6 アプリによるベンチマークスコアは総合で「55423 」。Geekbench 4 によるベンチマークのスコアはシングルコアで「809」、マルチコアで「3372 」。

なお、「CHUWI Hi8 SE」のAnTuTu アプリによるベンチマークスコアは、総合で「35278」。Geekbench によるベンチマークのスコアはシングルコアで「557」、マルチコアで「1361」。「Dragon Touch Y80」のベンチマークスコアはまだ公開されていなかった。

バッテリー容量・駆動時間はどうなってる?

バッテリー容量は 2000 – 4500 mAh駆動時間動画再生時で連続 5時間ほど駆動できる。

なお、「CHUWI Hi8 SE」のバッテリーは4000mAhで、駆動時間は8時間ほど。「Dragon Touch Y80」のバッテリー容量は4000mAh で駆動時間は8時間ほどだった。

ストレージ容量はどうなってる?

ストレージ容量は 16GB 。microSDカードで最大 128GB まで拡張できる。

なお、「CHUWI Hi8 SE」のストレージ容量は32GB(最大128GBまで拡張可能)。「Dragon Touch Y80」のストレージ容量は16GB 。microSDカードで最大128GBまで拡張できた。

カメラはどうなってる?

カメラは背面200万画素、前面30万画素

なお、「CHUWI Hi8 SE」のカメラは背面500万画素、前面200万画素。「Dragon Touch Y80」のカメラは背面200万画素、前面200万画素だった。

通信・Wi-Fi・Bluetoothは?

通信は WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.1、GPS(A-GPS)をサポート。SIMスロット搭載で4G LET通信も利用できる。

なお、「CHUWI Hi8 SE」はWiFi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.0をサポート。「Dragon Touch Y80」はWiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.0をサポートしていた。

インターフェースはどうなってる?

インターフェースはmicroUSB、microSDカードスロット×1、SIMスロット×1、ヘッドホンジャック×1。スピーカー、マイクも内蔵する。

なお、「CHUWI Hi8 SE」のmicro USB 、microSDカードスロット、3.5mmジャック。「Dragon Touch Y80」のインターフェースはmicroUSB 2.0、microSDカードスロット×1、ヘッドホンジャック×1だった。

ボディはどうなってる?

ボディは厚さ5.8mmの極薄デザインを採用。背面にはわずかに丸みのあるデザインを採用している。ボディの材質はプラスチック。背面は手触りのいい感触で、手にフィットしやすくなっている。

サイズや重さ、色はどうなってる?

サイズは20.50 x 12.10 x 0.58 cmで、重量は 400g。カラーはブラックをラインナップする。

なお、「CHUWI Hi8 SE」のサイズは21.50 x 12.20 x 0.78 cmで、重量は340g。「Dragon Touch Y80」のサイズは124.5×208.5×9.2mmで、重量は320gだった。

「Teclast P80X」の価格は?

「Teclast P80X」のAmazonでの価格は現在 12,900円。 「CHUWI Hi8 SE」(Wi-Fiのみ)は 11,800 円で、「Dragon Touch Y80」(Wi-Fiのみ)は 11,999円(※ 現在 1500円OFFクーポンあり)となっている。

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「Teclast P80X」VS 「CHUWI Hi8 SE」「Dragon Touch Y80」

Teclast P80X」は、同じ8型のタブレット 「CHUWI Hi8 SE」や「Dragon Touch Y80」 とどのように違っているのだろうか? スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみたい。

Android 9.0で使える

「Teclast P80X」はOSにAndroid 9.0 を採用し、新しい機能が利用できる。具体的には新しいナビゲーションバー、電源ボタンでのスクリーンショット撮影、一時的に画面を回転させる機能、通知のオフ機能、自動調整バッテリー機能(頻度の低いアプリのバッテリー消費を制限する)、使いすぎ防止機能などが追加されている。一方、「CHUWI Hi8 SE」や「Dragon Touch Y80」はAndroid 8.1を採用しており、Android 9.0の新機能は利用できない。

AIで高速化・動作スピードに秀でる

「Teclast P80X」はAI機能を内蔵したSpreadtrum SC9863A オクタコア (8コア) CPUを搭載し、AnTuTu ver 6 アプリによるベンチマークスコアは総合で「55423 」。一方、「CHUWI Hi8 SE」はMediaTek MT8735 クアッドコア (4コア) CPUを搭載し、AnTuTuアプリによるベンチマークスコアは総合で総合で「35278」。約2万ほどのベンチマークスコア差があり、「Teclast P80X」の方がより高速に動作することが分かる。

ボディが超極薄

「Teclast P80X」は厚さ5.8mm。一方、「CHUWI Hi8 SE」は厚さ7.8mm、「Dragon Touch Y80」は厚さ9.2mm。「Teclast P80X」のボディが圧倒的に薄いことが分かる。

ストレージは16GB やや少なめ

「Teclast P80X」は「Dragon Touch Y80」と同じ16GBストレージを搭載。一方、「CHUWI Hi8 SE」は32GBストレージを搭載している。

液晶はHD画質 フルHDでない

「Teclast P80X」は 「Dragon Touch Y80」と同じ8.0インチ、解像度1280 x 800ドットのIPS液晶(HD画質)を搭載している。一方、「CHUWI Hi8 SE」は8.0インチ、解像度1920 x 1200ドットのIPS液晶で、フルHD画質になっており、最も高精細な液晶を搭載している。

Wi-Fiデュアルバンド対応でない

「Teclast P80X」は「Dragon Touch Y80」と同じく WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)をサポートし、Wi-Fiデュアルバンドには対応していない。一方、「CHUWI Hi8 SE」はWiFi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)をサポートし、Wi-Fiデュアルバンドに対応している。

「Teclast P80X」は買うべきか?

Teclast P80X」は本当に買うべきタブレットなのだろうか? メリットやデメリット、同じ8型のタブレット 「CHUWI Hi8 SE」や「Dragon Touch Y80」 との比較を参考して、その是非を明らかにしてみよう。

<メリット>

・SIMフリーで4G LET通信できる

※通話も可能

※ 「CHUWI Hi8 SE」や「Dragon Touch Y80」はSIMスロットなしで単体で4G LET通信が利用できない

・Android 9.0 の新機能が使える

※ 「CHUWI Hi8 SE」や「Dragon Touch Y80」はAndroid8.1

・ボディが超極薄で携帯性に優れている

※厚さ5.6mm
※「CHUWI Hi8 SE」は厚さ7.8mm、「Dragon Touch Y80」は厚さ9.2mm

・AIプロセッサで高速動作

※ベンチマーク結果では「CHUWI Hi8 SE」を上回る

・SIMフリーでも価格が安い

※Amazonで現在 12,900円
※ 「CHUWI Hi8 SE」(Wi-Fiのみ)は 11,800 円
※「Dragon Touch Y80」(Wi-Fiのみ)は 11,999円(※ 現在 1500円OFFクーポンあり)

<デメリット>

・液晶ディスプレイがフルHD画質でない

※ HD画質

・急速充電に対応していない

※充電するのに時間がかかる

・Wi-Fiデュアルバンドに対応していない

※高速かつ途切れにくいWi-Fi通信が利用できない

・USB Type-C を採用していない

※高速充電できない

・HDMI出力に対応していない

※外部ディスプレイやディスプレイに出力できない

総合 評価

Teclast P80X」はハイスペックではないものの、非常に魅力的な要素を持ったタブレットである。最新のAndroid 9.0 OSが使えるほか、厚さ5.6mmの超極薄ボディを採用。AI内臓プロセッサにより、 「CHUWI Hi8 SE」以上に高速に動作する。一万円台の前半で買える手頃な8型Androidタブレットを探している人にはちょうどいい製品であることは間違いない。

ただし、SIMフリーで4G LET通信が使えることはあくまで「オマケ」程度だと考えた方がいいだろう。SIMフリーだからバリバリ4G LET通信を使ってやろうと考えると、「つながらない! なんで?」といったトラブルが続出する可能性が高い。4G LET通信はスマホが故障した際の代替機能として考え、自宅でのWi-Fi通信をメインに使用した方がよい。

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