2023年10月に発売された「GMKtec NucBox M4」と 高コスパで人気のミニPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
「GMKtec NucBox M4」の特徴
「GMKtec NucBox M4」の特徴をまとめてみました。
Core i9-11900H・第11世代UHD・最大128GBメモリ
「GMKtec NucBox M4」はインテル Core i9-11900H プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大4.9GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約2万1千を記録しています。また、第11世代のインテル UHD グラフィックスを搭載。3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで、約2500 前後を記録し、Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなどのグラフィック系ソフトやPCゲームも動作します。
そのほか、16GB/32GB DDR4メモリ搭載でスムーズに動作。2つのSO-DIMMスロットを搭載し、最大128GBまで拡張できます。
M.2 NVMe 最大1TB・2.5HDD拡張・6つのUBS 3.2ポート
「GMKtec NucBox M4」はPCIe 4.0接続のM.2 NVMeストレージを512GB/1TB搭載。PCIe 3.0規格と比較して約2倍 高速な転送が可能になっています。また、M.2で最大2TBまで拡張することが可能。安価な2.5インチのHDD / SSDで拡張することもできます。そのほか、5Gbpsの高速転送が可能な6つのUSB3.2 Gen 1 ポートを搭載。DP映像出力とデータ転送に対応したType-C ポートも利用できます。
4K 3画面出力・Wi-Fi 6・冷却システム
「GMKtec NucBox M4」はDP映像出力に対応したType-Cポートと4K映像出力に対応したHDMI 2.0ポート、1つのディスプレイポートを搭載。3つのポートを組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。また、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続、2つのLANポートを備えた2.5Gのデュアル有線LANも利用できます。
そのほか、強力な冷却ファンを備えた冷却システムを搭載し、長時間でも安定した駆動が可能。筐体はサイズ 187 x 181 x 37 mmの省スペース設計で、モニターの背面に設置できるVESAマウントにも対応しています。
公式ページ: Intel 11th Core i9-11900H Mini PC–NucBox M4
価格を比較
「GMKtec NucBox M4」と「MINISFORUM UM480XT」、「CHUWI CoreBox 5th」、「Blackview MP200」の価格を比較してみました。
「GMKtec NucBox M4」
「GMKtec NucBox M4」は、Amazonで69,980円(税込・17000円 OFFクーポン付き)、GMKtec公式サイトで$449.00、AliExpressでUS $356.99 ($30 OFFクーポン付き)、米国 Amazon.comで$598.00 ($180 OFFクーポン付き)で販売されています。
「MINISFORUM UM480XT」
「MINISFORUM UM480XT」は、Amazonで51,980円(税込・9000円 OFFクーポン付き)、楽天市場で49,980~52,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,618円、MINISFORUM公式サイトで39,190円(16GB+512GBモデル)、米国 Amazon.comで$249.99 (日本円で約37462円)で販売されています。
「CHUWI CoreBox 5th」
「CHUWI CoreBox 5th」は、AliExpressでUS $479.90 (日本円で約71915円)、CHUWI公式ストアで73,900円 (税込・9000円OFFクーポン付き)で販売されています。
「Blackview MP200」
「Blackview MP200」は、Amazonで52,800円 (税込)、楽天市場で64,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで54,490円、AliExpressでUS $369.99 (日本円で約55,444円)、米国 Amazon.comで$599.99で販売されています。
スペックを比較
「GMKtec NucBox M4」と「MINISFORUM UM480XT」、「CHUWI CoreBox 5th」、「Blackview MP200」のスペックを比較してみました。
「GMKtec NucBox M4」のスペック
-
- プロセッサ Intel Core i9-11900H
※10nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.90 GHz/TDP 45W - GPU インテル UHD グラフィックス 3200MHz、最大1.45 GHz
- RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR4
- 拡張メモリ 最大 128 GB (SO-DIMM x2)
- ストレージ 512GB/1TB M.2 NVMe (PCIe 4.0 X4 NVMe M.2 2280)
- 拡張ストレージ M.2 SSDで最大2TBまで、2.5インチHDD/SSDでの拡張に対応
- 電源 ACアダプター(19V/3.42A)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- プロセッサ Intel Core i9-11900H
- 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
- インターフェース Type-C (DP/DATA) x1、USB3.2 Gen 1 USB-A (5Gbps/S) x6、HDMI (4096 x 2304@60Hz) x1、DP 1.4 (4096 x 2304@60Hz) x1、有線LAN (RJ45/2.5G)x2、ケンジントン ロック スロット x1、3.5mm オーディオジャック x1
- 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI(4K@60Hz) x1/ DP1.4 x1 4096 x 2304@60Hz/ Type-C (DP/DATA) x1
- 冷却システム 強力な冷却ファン、効率的な放熱設計、静音
- VESAマウント 対応
- 筐体 メタルシェルケース
- OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
- サイズ 187 x 181 x 37 mm
- 重量 不明
- カラー ブラック
- 付属品 DC 電源プラグ x 1、HDMI ケーブル x 1、ネジ付き VESA マウント x 1、ユーザーマニュアル x 1
関連記事: GMKtec NucBox ミニPCのコスパがヤバすぎた! 2023 最新 機種を比較
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「MINISFORUM UM480XT」のスペック
- プロセッサ AMD Ryzen 7 4800U オクタコア 1.8 GHz
※8コア/16スレッド/最大4.2GHz - GPU Radeon Vega 7 グラフィックス
- RAM(メモリ)16GB/32GB SO-DIMM DDR4 × 2
- メモリ拡張 最大64GB
- ストレージ M.2 512GB PCIe SSD
- 拡張ストレージ 1×2.5インチベイ(SATA3.0 / 3.0 6.0Gb/s)
- 電源 ACアダプター
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 1×2.5 Gigabit LAN
- 背面インターフェース 1× DC_IN、1 × 2.5G LAN、2 × HDMI、2 × USB3.2 Gen2、2 × USB 2.0
- 前面インターフェース 1 × Power Button、1 × USB 3.2 Gen2 Type-C (support DP1.4, 4K@60Hz)、1 × USB 3.2 Gen2 Type-C(Data Only)、1 × ヘッドホン端子、1 × デジタルマイク
- 映像出力 4K 3画面出力、2×HDMI 2.0(4K@60Hz)、1×USB Type-C(4K@60Hz)
- 冷却システム スマートファン、デュアルヒートシンク
- ケンジントンロック 対応
- VESAマウント 対応
- OS Windows 11 Pro 64bit
- サイズ 127 × 128 × 47mm
- 重量 約586 g
- カラー ダークグレー
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「CHUWI CoreBox 5th」のスペック
- プロセッサ Intel Core i5-13500H
※10nm/12コア/16スレッド/最大4.70 GHz - GPU Intel Iris Xe Graphics eligible、最大 1.45GHz
- RAM(メモリ) 16GB DDR5、SODIMM x2
- ストレージ 512G SSD (PCIe)
- 拡張ストレージ M.2 2280 SSD 1TB
- 電源 ACアダプター、19V/6.32A
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax/2.4GHz+5GHz)、Bluetooth
※WiFi6 (AX200 Model) - 有線LAN 対応・2.5Gギガビット対応
- インターフェース Type-C ×1(前面、データのみ)、USB 3.0 Type-A ×2(前面)、USB 3.0 Type-A ×4 (後面)、Displayport ×2、HDMI 2.0 ×2、2.5ギガビットイーサネット ×1、3.5mm マイクジャック ×1、DC ポート ×1
- 映像出力 4K 4画面出力、4K@60Hz
- 冷却システム 4本の純銅製ニッケルメッキ・ヒートパイプ、55層の幅広フィンで構成されたアルミニウム製ヒートシンク、3400rpmの回転数で作動する油圧ベアリングファン(12.61CFM)
- VESAマウント 非対応
- 筐体 アルミニウム・マグネシウム合金 & ポリカーボネート
- OS Windows 11
- サイズ 173 × 158 × 73(H) mm
- 重量 約 930g
- カラー ブラック+スペースグレイ
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「Blackview MP200」のスペック
- プロセッサ Intel Core i5 11400H
※10nm/64bit/6コア、12スレッド/最大4.5GHz - GPU Intel UHD Graphics 730 (350 MHz 第11世代)
- RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz
- 拡張メモリ 最大128GBまで
- ストレージ 512GB M.2 SSD
- バッテリー 2.5インチ SATA HDD/SSDで最大2TBまで
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 100/1000Mbps ギガビット有線LAN
- インターフェース USB 3.2 Gen2 (10Gbps) ×4、USB Type-C (DP/15W PD) ×1、Displayport ×1、HDMI 2.0 ×1、RJ45 LANポート ×1、3.5mmヘッドホンジャック、DCポート、CMOSクリアボタン、電源ボタン
- 映像出力 4K 3画面出力・4K Ultra HD
- 冷却システム 4300 rpmのハイスピードファン、39度にキープ、63,960㎣の大型放熱エリア
- VESAマウント 非対応
- OS Windows 11 Pro
- サイズ 183.2 × 150.02 × 75.5 mm ※滑り止め付きのスタンド 付属
- 重量 690 g
- カラー ブラック、ブルー
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ベンチマークを比較
「GMKtec NucBox M4」と「MINISFORUM UM480XT」、「CHUWI CoreBox 5th」、「Blackview MP200」のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「GMKtec NucBox M4」
<CPU> Intel Core i9-11900H
Passmarkによるベンチマークスコアは「20975」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1600」、マルチコアで約「8200」。
<GPU> インテル UHD グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「2500」前後。
<プロセッサ性能を解説>
10nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大4.9GHz駆動の「Intel Core i9-11900H」搭載で、PassmarkのCPUベンチマークで約2万1千を記録しています。
このスコアは第13世代のIntel Core i5-13500H (passmark 23000)に近いスコアで、Ryzen 7 4800U (passmark 17000)よりも高いスコアになります。
GPUは第11世代のインテル Core UHD グラフィックスで、3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで、約2500前後を記録しています。
このスコアであればAdobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなどのグラフィック系ソフトやPCゲームも動作します。
性能的には動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業で快適に動作します。
SteamなどのPCゲームは、高負荷なものを除いて動作します。
「MINISFORUM UM480XT」
<CPU> Ryzen 7 4800U
Passmarkによるベンチマークスコアは「16871」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1386」、マルチコアで「5576」。
<GPU> Radeon Vega 7
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「2000」。
「CHUWI CoreBox 5th」
<CPU> Intel Core i5-13500H
Passmarkによるベンチマークスコアは「22988」(CPU)。
Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2387」、マルチコアで「12271」。
<GPU> Intel Iris Xe Graphics 13世代
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「12915」。
「Blackview MP200」
<CPU> Core i5 11400H
Passmarkによるベンチマークスコアは「15904」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1783」、マルチコアで「6246」。
<GPU> Intel UHD Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「2100」。
「GMKtec NucBox M4」のメリット・デメリット
「GMKtec NucBox M4」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・16GB/32GB DDR4メモリ搭載で最大 128 GBまで拡張できる
「GMKtec NucBox M4」は 16GB/32GB DDR4メモリ搭載でスムーズに動作します。また、最大128GBまで拡張できます。
一方、「MINISFORUM UM480XT」は16GB/32GB DDR4メモリを搭載し、最大64GBまで拡張できます。「CHUWI CoreBox 5th」は16GB DDR5を搭載し、スムーズに動作します。「Blackview MP200」は16GB DDR4メモリを搭載し、最大128GBまで拡張できます。
・512GB/1TB M.2 NVMeストレージを搭載
「GMKtec NucBox M4」はPCIe 4.0接続のM.2 NVMeストレージを512GB/1TB搭載し、PCIe 3.0規格と比較して約2倍 高速な転送が可能になっています。
一方、「MINISFORUM UM480XT」はM.2 512GB PCIe SSDストレージを搭載しています。「CHUWI CoreBox 5th」は高速なPCIe接続の512G SSDストレージを搭載し、SATA接続のストレージよりも高速なデータ転送を利用できます。「Blackview MP200」は512GB M.2 SSDストレージ搭載しています。
・M.2で最大2TBまで拡張できる・2.5インチHDD/SSDでの拡張にも対応
「GMKtec NucBox M4」はM.2で最大2TBまで拡張できます。また、2.5インチHDD/SSDで拡張することもできます。
一方、「MINISFORUM UM480XT」は2.5インチHDD/SSDで拡張できます。「CHUWI CoreBox 5th」はM.2 2280 SSDの拡張スロットを搭載。最大1TBまで容量を増やせます。「Blackview MP200」は2.5インチ SATA HDD/SSDで最大2TBまで拡張できます。
・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応
「GMKtec NucBox M4」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)が利用できます。また、Bluetooth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。
一方、「MINISFORUM UM480XT」と「Blackview MP200」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。「CHUWI CoreBox 5th」はWi-Fi 6、Bluetoothに対応しています。
・デュアル有線LANに対応
「GMKtec NucBox M4」は2つのLANポートを備えた2.5Gのデュアル有線LANを利用できます。
一方、「MINISFORUM UM480XT」は2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応しています。「CHUWI CoreBox 5th」はより安定した2.5Gのギガビット有線LAN通信も利用できます。「Blackview MP200」は1Gbpsのギガビット有線LANにも対応し、より安定した高速な通信が利用できます。
・DP映像出力に対応したType-Cポートを搭載
「GMKtec NucBox M4」はDP映像出力に対応したType-Cポートを搭載しています。
一方、「MINISFORUM UM480XT」はDP映像出力に対応したUSB 3.2 Gen2 Type-C ポートを搭載しています。「CHUWI CoreBox 5th」は1つのType-Cポート(データのみ)を搭載しています。「Blackview MP200」は15WのType-Cポートを搭載し、PD給電やDP映像出力が利用できます。
・6つのUSB3.2 Gen 1 ポートを搭載
「GMKtec NucBox M4」は5Gbpsの高速転送が可能な6つのUSB3.2 2 Gen 1 ポートを搭載しています。
一方、「MINISFORUM UM480XT」は3つのUSB3.2 Gen2ポートと2つのUSB 2.0ポートを搭載しています。「CHUWI CoreBox 5th」は6つのUSB 3.0 Type-Aポートを搭載しています。「Blackview MP200」は10Gbpsで高速転送できる4つのUSB 3.2 Gen2ポートも搭載しています。
・4K 3画面出力に対応
「GMKtec NucBox M4」はDP映像出力に対応したType-Cポートと4K映像出力に対応したHDMI 2.0ポート、1つのディスプレイポートを搭載し、4K 3画面出力も利用できます。
一方、「MINISFORUM UM480XT」は2つのHDMI 2.0ポートと1つのUSB Type-Cポートを組み合わせて4K 3画面出力を利用できます。「CHUWI CoreBox 5th」は2つのDisplayportポートと2つのHDMI 2.0ポートを組み合わせて4K 4画面出力を利用できます。「Blackview MP200」はDisplayportとHDMI 2.0ポート、Type-Cポートと組み合わせて、4K 3画面出力を利用できます。
・冷却システムを搭載
「GMKtec NucBox M4」は強力な冷却ファンを備えた冷却システムを搭載し、長時間でも安定した駆動が可能です。
一方、「MINISFORUM UM480XT」は スマートファンやデュアルヒートシンクを採用した冷却システムを搭載しています。「CHUWI CoreBox 5th」は4本の純銅製ニッケルメッキ・ヒートパイプを備えた冷却システムを搭載しています。「Blackview MP200」は4300rpmのハイスピードファンを備えた冷却システムを搭載しています。
・VESAマウントに対応
「GMKtec NucBox M4」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できます。
一方、「MINISFORUM UM480XT」と「Blackview MP200」はVESAマウントに対応しています。「CHUWI CoreBox 5th」はモニターの背面に設置できるVESAマウントに対応していません。
・省スペース設計でブラックカラーを用意
「GMKtec NucBox M4」はサイズ 187 x 181 x 37 mmの省スペース設計でブラックカラーを用意しています。
一方、「MINISFORUM UM480XT」はサイズ 127 × 128 × 47mmの省スペース設計でダークグレー カラーを用意しています。「CHUWI CoreBox 5th」はサイズ 173 × 158 × 73(H) mm、重さ約 930gの省スペース設計を採用し、ブラック+スペースグレイカラーを用意しています。「Blackview MP200」はサイズ 183.2 × 150.02 × 75.5 mmで重さ690 gで、ブラック、ブルーの2色カラーを用意しています。
・Window 11 Pro搭載で新機能も使える
「GMKtec NucBox M4」はWindow 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、
クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)、「Google Play Games」(PCでAndroidゲーム)
などの新機能が追加されています。
一方、「MINISFORUM UM480XT」はWindows 11 Pro 64bitを搭載しています。「CHUWI CoreBox 5th」はWindows 11を搭載し、新機能も使えるようになっています。「Blackview MP200」はOSにWindows 11 Pro搭載で新機能も使えるようになっています。
デメリット
・USB4ポートを搭載していない
「GMKtec NucBox M4」は40Gbpsの高速転送、PD3.0充電、DP1.4映像出力が利用できるUSB4ポートを搭載していません。
一方、「MINISFORUM UM480XT」と「CHUWI CoreBox 5th」、「Blackview MP200」もUSB4ポートを搭載していません。
「GMKtec NucBox M4」の評価
「GMKtec NucBox M4」の評価を紹介します。
スペック:★★★★
通信:★★★★
機能:★★★
デザイン:★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
GMKtecから発売されたNucBox Mシリーズの最新モデルになります。豊富なポートを備え、高い拡張性を備えています。
プロセッサは第11世代のIntel Core i9-11900Hです。やや古めではありますが、PassmarkのCPUベンチマークで約2万1千を記録しており、かなり高速に動作します。
今回比較した第13世代のCore i5-13500H搭載の「CHUWI CoreBox 5th」はpassmarkのCPUベンチで23000で、約2千しか違いません。Ryzen 7 4800U搭載の「MINISFORUM UM480XT」 (passmark 17000)と比較すると、約4千スコアが高くなります。グラフィック性能はあまり高くありませんが、SteamなどのPCゲームもほとんど動作する性能を備えています。
また、インターフェースには6つのUSB3.2 2 Gen 1 ポートとDP映像出力とデータ転送に対応したType-Cポートを搭載しています。「Blackview MP200」に匹敵するほどの豊富なポート類で、4K 3画面出力にも対応しているため、仕事用のPCとしても適してします。
そのほか、512GB/1TB M.2 NVMeストレージを搭載し、M.2で最大2TBまで拡張できるほか、2.5インチHDD/SSDでの拡張にも対応。メモリは 16GB/32GB DDR4搭載で、なんと最大128GBまで拡張できます。
ミニPCでこれだけ豊富なポート類と高い拡張性を備えているモデルは非常に珍しいです。購入してから少しずつ拡張していく楽しみがあるのがいいですね。
「GMKtec NucBox M4」の発売時の価格は69,980円(税込・17000円 OFFクーポン付き)。
実質52,980円で購入できることになり、かなり安いです。パワフルなプロセッサと豊富なポート類を備えた高性能なミニPCを探している人におすすめです。
「GMKtec NucBox M4」の販売・購入先
「GMKtec NucBox M4」は
Amazonで69,980円(税込・17000円 OFFクーポン付き)、
GMKtec公式サイトで$449.00、
AliExpressでUS $356.99 ($30 OFFクーポン付き)、
米国 Amazon.comで$598.00 ($180 OFFクーポン付き)、
で販売されています。
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他の小型PCと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
「BMAX B7 Power」(Core i7-11390H・4K 3画面出力)
「Beelink SER6 Max」(Core i5-12450H・4K 3画面出力)
「MINISFORUM UN1265」( Core i7-12650H・4K 3画面出力)
「GMKtec NucBox M3」(Core i5-12450H・4K 3画面出力)
「GEEKOM Mini IT12」(Core i7-12650H・8K映像出力)
「MINISFORUM NAB6」(Core i7-12650H・4K 4画面)
「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」( Core i5-13500H・4K 4画面)
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