「MINISFORUM BD770i」むき出しで超お得に? ハイエンドなミニPCと徹底 比較!


2023年11月30日に発売される「MINISFORUM BD770i」とハイエンドなミニPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年12月8日、「MINISFORUM AR900i」が発売されました。

「MINISFORUM BD770i」の特徴

MINISFORUM BD770i」の特徴をまとめてみました。

Ryzen 7 7745HX・Radeon 610M・最大64GBメモリ

MINISFORUM BD770i」はAMD Ryzen 7 7745HX プロセッサを搭載。5nmプロセスで製造された8コア16スレッド最大5.1GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約3万2千を記録しています。また、GPUにAMD Radeon 610M グラフィックスを採用。インテル Iris Xeよりも高いグラフィック性能を発揮し、Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなども軽快に動作します。

そのほか、DDR5規格(最大5200 MT/s)のメモリを搭載可能。2つのSODIMM スロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

デュアルPCIe5.0 M.2スロット・グラボ追加・USB3.2ポート

MINISFORUM BD770i」はストレージ用のデュアルPCIe5.0 M.2スロットを搭載。大容量ファイルの処理や複数アプリも高速に処理できます。また、PCIe 5.0 x16スロットを搭載。Nvidia RTX4090 / AMD RX 7900 XTX などのグラフィックボード(※別売)を搭載し、グラフィック性能を大幅に向上させることができます。

そのほか、1つのUSB3.2 Gen2 Type-C ポートと2つのUSB3.2 Gen1 Type-A ポート、2つのUSB2.0 Type-A ポートを搭載。合計5つのUSBポートを搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

3画面 8K表示・冷却システム・高速Wi-Fiカード

MINISFORUM BD770i」はDP映像出力に対応したUSB3.2 Gen2 Type-Cポートを搭載し、最大8Kの映像出力が可能。HDMI2.0 ポートとDisplayPort 1.4 ポートと組み合わせて3画面 出力も利用できます。また、モバイルチップ用に特別に設計された冷却システムを搭載。プロセッサと本体を最適な温度に保ち、高負荷時でも安定して動作します(※ファンは別売)。

そのほか、M.2 2230 キー E Wi-Fi カード用のスロットを搭載し、高速なWi-Fi通信が利用可能。より安定した通信が利用できる2.5G ギガビット有線LANも利用できます。

公式ページ: Minisforum BD770i 

価格を比較

MINISFORUM BD770i」と「GMKtec NucBox K4」、「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」、「Beelink SER7」の価格を比較してみました。

「MINISFORUM BD770i」

MINISFORUM BD770i」は、Amazonで82,880円(税込・16900円 OFFクーポン付き)、MINISFORUM公式サイトで65,980円(税込・出荷予定日:11月下旬)で販売されています。

「GMKtec NucBox K4」

GMKtec NucBox K4」は、Amazonで134,000円(税込・36000円 OFFクーポン付き・Ryzen9 7940HS 32G+1T)、AliExpressでUS $579.99 (16GB+1TBモデル・日本円で約87778円・ベアボーンモデルはUS $509.99)、GMKtec公式サイトで$799.00 (32GB+1TBモデル・日本円で約120925円・ベアボーンモデルは$639.00)で販売されています。

「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」

Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は、Amazonで73,350円(Core i5-13500H・8GB+256GB)、楽天市場で73,350円円(送料無料・6,668ポイント付き・Core i5-13500Hモデル)、ヤフーショッピングで73,350円(送料無料・Core i5-13500H)、レノボ公式サイトで69,850円(税込・送料無料・Core™ i5-13500Hモデル)で販売されています。

「Beelink SER7」

Beelink SER7」は、Amazonで89,800円 (税込・Ryzen7 7840HS・32GB+1TB)、楽天市場で122,909円(送料無料)、ヤフーショッピングで108,943円、AliExpressでUS $595.00 (日本円で約90,050円)、米国 Amazon.comで$729.00 ($120 クーポン付き)、Beelink公式サイトで$729.00 ($110 OFFクーポン付き)で販売されています。

スペックを比較

MINISFORUM BD770i」と「GMKtec NucBox K4」、「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」、「Beelink SER7」のスペックを比較してみました。

「MINISFORUM BD770i」のスペック

  • 規格 Mini-ITX
  • プロセッサ AMD Ryzen 7 7745HX
    ※5nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz
  • GPU AMD Radeon 610M
  • RAM(メモリ) DDR5 デュアルチャンネル (SODIMM スロット ×2, up to 5200 MT/s, 最大 64GBまで)
  • ストレージ 2× M.2 2280 PCIe5.0 SSD スロット
  • 拡張ストレージ PCIe 5.0 X16コネクタ ×1
  • 電源 なし
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 M.2 2230 キー E スロット
  • 有線LAN 2.5G ギガビット
  • インターフェース USB3.2 Gen2 Type-Cポート×1(Alt DP) 、USB3.2 Gen1 Type-Aポート ×2、USB2.0 Type-Aポート ×2
  • 映像出力 3画面 出力、最大8K表示、HDMI2.0 ×1、DisplayPort1.4 ×1、USB-C ×1、ライン出力 ×1
  • オーディオ出力 HDMI2.0 ×1、DisplayPort1.4 ×1、USB-C ×1、ライン出力 ×1
  • 入出力 4ピンCPUファンヘッダ×1、4ピンシステムファンヘッダ×2、4ピンSSDファンヘッダ×1、USB 3.2 Gen 1ヘッダー×1、フロントパネルオーディオヘッダー×1、システムパネルヘッダ×1
  • 冷却ファン 120mm角/25mm厚ファン(別売)
  • OS なし
  • サイズ 170 x 170 x 1.6 mm (Mini-ITX)
  • 重量 不明
  • カラー ブラック

関連記事MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ

Amazonで「MINISFORUM BD770i」をチェックする

MINISFORUM公式サイトで「MINISFORUM BD770i」をチェックする

楽天市場で「MINISFORUM BD770i」をチェックする

ヤフーショッピングで「MINISFORUM BD770i」をチェックする

米国 Amazon.comで「MINISFORUM BD770i」をチェックする

「GMKtec NucBox K4」のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 9 7940HS
    ※4nm/64bit/8コア/最大5.2GGHz/TDP 35~54W
  • GPU AMD Radeon 780M、12 コア 2800 MHz 、AMD RONA 3
  • RAM(メモリ) 16GB/32GB DDR5 5600
  • 拡張メモリ 最大64GB (SO-DIMM x2)
  • ストレージ 1TB M.2 2280 PCIe 4.0
  • 拡張ストレージ 最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)
  • 電源 ACアダプター(20V/6A)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
  • インターフェース USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2 x1/10Gbps) x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.1(4K@60Hz) x2、2.5G 有線LAN(RJ45) x1、ヘッドホンジャック x1、電源ボタン、DCポート、安全ロック
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応、HDMI 2.1 (4096×2160@60Hz) x2、Type-C (DP1.4) x1
  • 冷却システム インテリジェントファン制御、超電導二重タービンの放熱設計、全立体サラウンド式吸気口、静音、防塵設計
  • VESAマウント 対応
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Window 11 Pro (インストール済み)、Linux をサポート
  • サイズ 12.3 x 11.2 x 4.3 cm
  • 重量 不明
  • カラー ブラック
  • 付属品 HDMIケーブル x1、電源ケーブル x1、保証カード x1、電源アダプター x1、VESAスタンド x1、取り扱い説明書 x1、ネジセット x1

関連記事:「GMKtec K4」超高速すぎる? 最新ハイエンド小型PCと徹底 比較!

Amazonで「GMKtec NucBox K4」をチェックする

楽天市場で「GMKtec NucBox」をチェックする

ヤフーショッピングで「GMKtec NucBox K4」をチェックする

AliExpressで「GMKtec K4」をチェックする

GMKtec公式サイトで「GMKtec K4」をチェックする

米国 Amazon.comで「GMKtec K4」をチェックする

「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」のスペック

  • プロセッサ Intel Core i5-13500H / Core i7-13700H
    ※Core i5-13500H:10nm/12コア/16スレッド/最大4.70 GHz
    ※Core i7-13700H:10nm/14コア/20スレッド/最大5.00 GHz
  • GPU Intel Iris Xe Graphics 13世代
  • RAM(メモリ) 8GB / 16GB DDR4-3200 SDRAM SODIMM
  • 拡張メモリ 最大32GBまで・スロット2 (空 1)
  • ストレージ 256GB / 512GB PCIe NVMe/M.2
  • 拡張スロット M.2 2230 x1 (空 0)、M.2 2280/2242 x2 (空 1)
  • 電源 150W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® PLATINUM】
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n 準拠)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 1000BASE-T/2.5GBASE-T
  • インターフェース USB3.2 Gen2 Type-C x1、USB3.2 Gen2 x3、USB2.0 x1、Thunderbolt 4 (DisplayPort 出力機能付き) x1、DisplayPort 1.4b x1、HDMI 2.1 x1、イーサネット・コネクター(RJ-45) x1、コンボジャック x1
  • 映像出力 4K 3画面出力(Thunderbolt 4,DisplayPort 1.4b,HDMI 2.1)
  • 最大消費電力 150W
  • OS Windows 11 Home 64bit (日本語版)
  • サイズ 約 195 x 191 x 39mm
  • 重量 約 1.8kg
  • カラー クラウドグレー
  • 付属品 電源コード(アース端子付き)、マニュアル類、購入証明書

関連記事:「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は超爆速? 人気の高性能ミニPCと徹底 比較!

Amazonで「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」をチェックする

楽天市場で「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」をチェックする

ヤフーショッピングで「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」をチェックする

レノボ公式サイトで「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」をチェックする

米国 Amazon.comで「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」をチェックする

「Beelink SER7」のスペック

  • プロセッサ Ryzen 7 7840HS
    ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz/TDP 35-54W/Zen 4
  • GPU AMD Radeon 780M グラフィックス (2700MHz)
  • RAM(メモリ) 32GB DDR5 5600MHz ※2スロット、最大64GB
  • ストレージ 1TB M.2 SSD ×2 NVMe PCIe 4.0 2280
  • 拡張ストレージ M.2 SSD PCIe 4.0
    ※M.2スロットから2.5インチスロットに変換する場合はSATA拡張モジュールを購入する必要あり
  • 電源 磁気電源(19V/6.32Aアダプター付き)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN 2.5Gギガビット有線LAN
  • インターフェース USB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) ×2、Type-C ×1、USB 3.2 ×1、USB 2.0 ×2、DP 1.4 ×1、HDMI 2.1 ×1、 LAN 2.5G ×1、オーディオジャック ×2、DCポート ×1
  • 映像出力 4K 4画面出力(USB4 ×2、Type-C、HDMI)
  • 冷却システム MSCテクノロジー、ベイパーチャンバー、システムファン、SSD ヒートシンク、サイレントファン
  • 静音動作 対応
  • VESAマウント 壁掛けマウント付属
  • 自動電源ON 対応
  • 筐体 天板:メタル(金属)、ABC樹脂(プラスチック)、Metal Air Inlet Mesh(金属製空気入口メッシュ)
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 126 x 113 x 49mm
  • 重量 不明
  • カラー オレンジ、スペースグレー、オブシディアン ブラック、グリーン

関連記事:「Beelink SER7」超高速でも安い? ハイスペックなRyzenミニPCと徹底 比較!

Amazonで「Beelink SER7」をチェックする

楽天市場で「Beelink SER7」をチェックする

ヤフーショッピングで「Beelink SER7」をチェックする

AliExpressで「Beelink SER7」をチェックする

Beelink公式サイトで「Beelink SER7」をチェックする

米国 Amazon.comで「Beelink SER7」をチェックする

ベンチマークを比較

MINISFORUM BD770i」と「GMKtec NucBox K4」、「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」、「Beelink SER7」のベンチマーク スコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「MINISFORUM BD770i」

<CPU> AMD Ryzen 7 7745HX

Passmarkによるベンチマークスコアは「32726」(CPU)。

Geekbench 6 によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2002」、マルチコアで「12744」。

<GPU> AMD Radeon 610M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6700」。

<プロセッサ性能を解説>

5nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.1GHz駆動のAMD Ryzen 7 7745HX プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約3万2千を記録しています。

同じプロセッサを搭載するミニPCはまだありません。

GPUはAMD Radeon 610M グラフィックスを採用し、3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで約「6700を記録しています。

性能的には動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業や音楽制作DTMなどで快適に動作します。

また、Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、Premiere Proなども軽快に動作します。

SteamなどのPCゲームはプレイ可能ですが、負荷が非常に高いゲームは遅延が生じることがあります。

PS2やXbox、Wiiなどを含め、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。

「GMKtec NucBox K4」

<CPU> AMD Ryzen 9 7940HS

Passmarkによるベンチマークスコアは「30644」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1760」、マルチコアで「11628」。

<GPU>  Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「7899」。

「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」

<CPU> Intel Core i5-13500H

Passmarkによるベンチマークスコアは「23333」(CPU)。

Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2387」、マルチコアで「12271」。

<GPU> Intel Iris Xe Graphics 13世代

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6000」。

<CPU> Core i7-13700H

Passmarkによるベンチマークスコアは「29146」(CPU)。

Geekbench 6によるベンチマークのスコアはシングルコアで「2572」、マルチコアで「14485」。

<GPU> Intel Iris Xe Graphics 13世代

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「6000」。

「Beelink SER7」

<CPU> Ryzen 7 7840HS

Passmarkによるベンチマークスコアは「29937」(CPU)。

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1872」、マルチコアで「13635」。

<GPU> Radeon 780M

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」。
※GeForce GTX 1650 Ti/RTX 2050相当のグラフィック性能を発揮

「MINISFORUM BD770i」のメリット・デメリット

MINISFORUM BD770i」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・DDR5規格(最大5200 MT/s)のメモリを搭載可能・最大64GBまで拡張できる

MINISFORUM BD770i」はDDR5規格(最大5200 MT/s)のメモリを搭載可能。2つのSODIMM スロットを搭載し、最大64GBまで拡張できます。

一方、「GMKtec NucBox K4」は16GB/32GB DDR5メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は8GB / 16GB DDR4-3200メモリを搭載し、最大32GBまで拡張できます。「Beelink SER7」は32GB DDR5 メモリ搭載で、最大64GBまで拡張できます。

・デュアルPCIe5.0 M.2スロットを搭載

MINISFORUM BD770i」はストレージ用のデュアルPCIe5.0 M.2スロットを搭載し、大容量ファイルの処理や複数アプリも高速に処理できます。

一方、「GMKtec NucBox K4」はPCIe 4.0 接続の1TB M.2 ストレージを搭載。PCIe3.0接続よりも2倍高速の転送が可能になっています。「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」はNVMe規格のM.2ストレージを256GB / 512GB搭載しています。「Beelink SER7」は1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

・PCIe 5.0 X16コネクタ搭載でストレージを拡張できる

MINISFORUM BD770i」はPCIe 5.0 X16コネクタ搭載で、帯域幅32GT/秒の超高速なストレージを追加・拡張できます。

一方、「GMKtec NucBox K4」はM.2 SSDで最大2TBまで拡張できます。また、PCIe 4.0接続もサポートしています。「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」はストレージ用の拡張スロットを搭載。M.2 2280/2242でストレージ容量を増やすことができます。「Beelink SER7」はM.2 SSDの拡張スロットを搭載し、M.2 SSDでストレージを拡張できます。

・M.2の高速な Wi-Fi カードが使える

MINISFORUM BD770i」はM.2 2230 キー E Wi-Fi カード用のスロットを搭載し、高速なWi-Fi通信が利用できます。

一方、「GMKtec NucBox K4」と「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」、「Beelink SER7」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

・2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応

MINISFORUM BD770i」はより安定した通信が利用できる2.5G ギガビット有線LANも利用できます。

一方、「GMKtec NucBox K4」と「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」、「Beelink SER7」は2.5G ギガビット有線LAN通信をサポートしています。

・グラフィックボードを追加できる

MINISFORUM BD770i」はPCIe 5.0 x16スロット搭載でNvidia RTX4090/AMD RX 7900 XTXなどのグラフィックボード(※別売)を搭載し、グラフィック性能を大幅に向上させることができます。

一方、「GMKtec NucBox K4」、「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」、「Beelink SER7」はグラフィックボードを追加できません。

・合計5つのUSBポートを搭載

MINISFORUM BD770i」は1つのUSB3.2 Gen2 Type-Cポートと2つのUSB3.2 Gen1 Type-Aポート、2つのUSB2.0 Type-Aポートを搭載。合計5つのUSBポートを搭載し、外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

一方、「GMKtec NucBox K4」は1つのUSB 4.0 Type-Cポートと3つのUSB3.2ポート、1つのUSB 2.0ポートを搭載しています。「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は1つのThunderbolt 4ポート、1つのUSB3.2 Gen2 Type-、3つのUSB3.2 Gen2、1つのUSB2.0ポートを搭載しています。「Beelink SER7」は2つのUSB4ポートと1つのType-Cポート、1つのUSB 3.2ポート、2つのUSB 2.0ポートを搭載しています。

・3画面 8K表示に対応

MINISFORUM BD770i」はDP映像出力に対応したUSB3.2 Gen2 Type-Cポートを搭載し、最大8Kの映像出力が可能。HDMI2.0ポートとDisplayPort1.4ポートと組み合わせて3画面 出力も利用できます。

一方、「GMKtec NucBox K4」は4K出力に対応した2つのHDMI 2.1ポートとUSB 4.0 Type-Cポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」はDisplayPort 1.4bポートとHDMI 2.1ポート、Thunderbolt 4ポートと組み合わせて4K 3画面出力も利用できます。「Beelink SER7」はHDMI 2.1ポートとDisplayport、2つのUSB4ポートと組み合わせて4K 4画面出力も利用できます。

・冷却システムを搭載

MINISFORUM BD770i」はモバイルチップ用に特別に設計された冷却システムを搭載。プロセッサと本体を最適な温度に保ち、高負荷時でも安定して動作します(※ファンは別売)。

一方、「GMKtec NucBox K4」はインテリジェントファンや超電導二重タービンの放熱設計を採用した冷却システムを搭載し、長時間でも静音で安定して動作します。「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」は冷却システムを搭載していません。「Beelink SER7」はMSCテクノロジーを採用した冷却システムを搭載しています。

デメリット

・メモリ、ストレージ、Windows OS、冷却用のファン、ケース、電源を別途購入する必要がある

MINISFORUM BD770i」はメモリ、ストレージ、Windows OS、冷却用のファン、ケース、電源を別途購入する必要があります。

一方、「GMKtec NucBox K4」と「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」、「Beelink SER7」はメモリ、ストレージ、Windows OSを搭載しています。

「MINISFORUM BD770i」の評価

MINISFORUM BD770i」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★ (※別途購入)

通信:★★★★★ (※別途購入)

機能:★★★★ (※拡張性)

デザイン: × (なし)

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

MINISFORUMから初のマザーボード(Mini-ITX 規格)です。AMD Ryzen 7 7745HXプロセッサは最初から搭載されています。

Ryzen 7 7745HXPassmarkのCPUベンチマークで約3万2千を記録するほど、超高速なプロセッサです。「GMKtec NucBox K4」が搭載するAMD Ryzen 9 7940HSや「Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8」が搭載するCore i7-13700Hよりも少し性能が高くなっています。

グラフィック性能はあまり高くないので、PCゲーム用としては使えませんが、別途グラフィックボード追加することでゲーミングPCにもなります(※やや大きめのPCケースが別途必要)。

ケースや電源以外に購入する必要があるのは、メモリ、ストレージ、Windows OS、冷却用のファンです。このうち、ストレージとWindows OSは今使っているパソコンから流用が可能で、実質必要なのはメモリと冷却ファンです。メモリはDDR5規格の16GBで約5千円で、冷却ファンも数千円程度で購入できます。ストレージが流用できれば、それほどコストがかけずにPCを組み立てることが可能です。

MINISFORUM BD770i」の発売時の価格は65,980円。

Amazonにも入荷しており、クーポン適用で同じく65,980円になります。OS入りのストレージを流用して、最低限 必要なものを買い足すと約7万5千円くらいでしょうか?そうなると、Ryzen 7 7840HS搭載の「Beelink SER7」よりも安くなり、超お買い得な価格になります。やはり基盤むき出しのマザーボードの方が安いですね。超高速なRyzen 7 7745HXプロセッサを搭載したマザーボードを探している人におすすめです。

「MINISFORUM BD770i」の組み立てについて

マザーボードでPCを自作したことがない人は、ちゃんと組み立てできるのか不安になりますが、公式の動画で丁寧に組み立て方を解説してくれています。

それによる最初にメモリやストレージを搭載させてからケースに固定させるようです。

ケースはMini-ITX 規格という少し小さめのケースです。公式動画を見ると、それにグラフィックボードを搭載させており、
かなり牛ぎゅう詰めの状態になるようです。

しかし、完成すると、なかなかいい感じのミニPCが出来上がります。グラボをのせるとゲーミングPCにもなるので、なかなかいいですね。

組み立ても簡単そうで、PC自作に初めて挑戦する人にもおすすめです。

※上の文面はThreadsからの引用です。

「MINISFORUM BD770i」のデザインは下の動画でチェックできます。

Youtubeショート動画でデザインをチェックする

Instagramでデザインをチェックする

「MINISFORUM BD770i」の販売・購入先

MINISFORUM BD770i」は、

Amazonで82,880円(税込・16900円 OFFクーポン付き)、

MINISFORUM公式サイトで65,980円(税込・出荷予定日:11月下旬)、

で販売されています。

Amazonで「MINISFORUM BD770i」をチェックする

MINISFORUM公式サイトで「MINISFORUM BD770i」をチェックする

楽天市場で「MINISFORUM BD770i」をチェックする

ヤフーショッピングで「MINISFORUM BD770i」をチェックする

米国 Amazon.comで「MINISFORUM BD770i」をチェックする

 

 

他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

★「MINISFORUM AR900i」(マザーボード・Core i9-13900HX)

GMKtec NucBox K4

Lenovo IdeaCentre Mini Gen 8

Beelink SER7

MINISFORUM UM790 Pro」(Ryzen 9 7940HS・8K 4画面)

GMKtec NucBox K2」(Ryzen 7 7735HS・4K 3画面)

Beelink SER6 Max」(Ryzen 7 7735HS・4K 4画面出力)

CHUWI RZBOX」(Ryzen 9 4900H・16GB RAM+512GB)

MINISFORUM EM680」(超小型・Ryzen 7 6800U・8K 3画面)

MinisForum UM773 Lite」(Ryzen 7 7735HS・8K 3画面出力)

Mac mini M2」(M2チップ・8GBメモリ・最大512GB SSD)

他のMINISFORUMミニPCと比較

他にもMINISFORUMのミニPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。

MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 まとめ 

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

リビングにふさわしい超小型デスクトップPC まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。

< Apple・Mac>

「Mac mini」を激安で手に入れろ! 2020モデルと中古を比較

<レノボ ThinkCentre Tiny>

レノボの小型PC「ThinkCentre Tiny」が激安に! 中古 比較

<インテル  NUC / ベアボーン>

Intel NUCのミニPCを激安ゲット! 選び方、おすすめ、できるこ

<シングルボードPC>

シングルボードPCはRaspberry Piより高性能モデルを選べ!