Fire TVシリーズ初のサウンドバー「Fire TV Soundbar Plus」。早くも「超高音質でコスパが高い」と評判です。しかし、その一方で「他のサウンドバーの方が音質がいいのでは?」という口コミがあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回は、その音質や性能、機能がよく分かるように、次の7点を重点的に解説します。
- デザイン(サイズ・重量)
- 接続ポート
- 3.1ch(スリー・ポイント・ワン・チャンネル)
- 音質(3つのフルレンジスピーカー、3つのツイーター、2つのサブウーファー)
- Dolby AtmosとDTS:X
- EQモード
- ダイアログエンハンサー機能
また、「SONY HT-S100F」、「YAMAHA SR-C20A」、「Bose TV Speaker」など他のサウンドバーとの違いも比較して紹介!機能やスペック、
購入する前に知っておきたいデメリット、評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Fire TV Soundbar Plus」とは?
「Fire TV Soundbar Plus」(ファイヤー テレビ サウンドバー プラス)は2024年12月6日にAmazonから発売されるサウンドバーです。
Amazon「Fire TV」シリーズ初のサウンドバーで、
テレビの前に設置して音質を大幅に向上させたり、スマホやタブレットと接続して音楽を再生したりできます。
Amazonからは2019年12月5日にAmazon Echoシリーズの最上位機種「Echo Studio」(エコースタジオ)も発売されています。
このスピーカーは「5つのスピーカーとDolby Atmos対応で迫力に満ちたサウンドが聴ける」、
「スマートホームハブ機能付きで音声で操作できるのが便利」と評判でした。
新モデルは3.1chの高音質なサウンドで、Dolby AtmosやDTS:X サラウンドサウンドに対応していることで話題になっています。
※Alexa音声操作には非対応で、Echoスマートスピーカーの機能はありません。
もちろん、Fire TVと接続したテレビと接続することで、リモコンからサウンドの調整もできますよ。
それでは早速どんなサウンドバーなのか、その価格や特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク(12/6発売)
公式製品ページ:Amazon.co.jp: 【New】Amazon Fire TV Soundbar Plus(2024年発売)
価格は約3万5千円・2万円台の有名メーカー品や1万円台の格安品よりもお買い得か?
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」のくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、新モデル「Fire TV Soundbar Plus」は34,800円(税込)で発売されますが、プライム会員は、12月6日23時59分まで、発売記念セール価格の26,800円で予約が可能です。
定価よりも8千円も安くなるので、非常にお買い得です。
一方、他メーカーでは100Wのハイパワー出力が可能な「SONY HT-S100F」がAmazonで13,940円で発売中です。
横幅60cmのコンパクトなサイズの「YAMAHA SR-C20A」は18,199円(税込)で発売中。
テレビの音声をクリアに再生できる「Bose TV Speaker」は31,500円で発売中です。
Amazonではこの他にも「FUNLOGY Soundbar」がAmazonクーポン適用で11,680円(税込)で発売されており、人気製品になっています。格安価格ですが、
2024年度に発表されたVGPアワードを受賞するなど本格的なサウンドを再生できるのが魅力です。
まとめると、有名メーカーのサウンドバーは比較的安いもので2~3万円で販売されており、ノーブランドの格安モデルの場合は約1万円台の前半で購入できます。
新モデルが割引された場合は2万7千円で購入できるため、有名メーカーのサウンドバーとは大きな価格差はありません。
果たして新モデル「Fire TV Soundbar Plus」はこれらのサウンドバーよりのお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見ていきましょう。
<有名ブランドのサウンドバー>
SONY HT-S100F
ソニーから発売されたサウンドバーです。横幅90cmとスリムでテレビとHDMIケーブル1本で接続できます。また、ソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」により、原音に忠実なクリアなサウンドを実現。
人の声を聞き取りやすくする「ボイスモード」や深夜の小音量時でもクリアなサウンドが聴ける「ナイトモード」で、夜間でも周囲に気兼ねなく映画を楽しめます。そのほか、Bluetooth対応で、スマートフォン、タブレットなどの音楽をワイヤレスで再生できます。
YAMAHA SR-C20A
ヤマハから発売されたサウンドバーです。横幅60cmと非常にコンパクトで人の声を強調する機能「クリアボイス」を搭載。2.1ch対応で、内蔵サブウーファーとパッシブラジエーターによる豊かな低音を再生します。
また、ヤマハ独自の技術により、臨場感のあるサラウンドサウンドを再生することが可能。「ステレオ」「スタンダード」「ムービー」「ゲーム」の4つのサウンドプログラムを搭載し、コンテンツに合わせた音質で再生できるほか、Bluetooth接続や スマートフォンアプリ「Sound Bar Remote」での設定・操作にも対応しています。
Bose TV Speaker
ボーズから発売されたサウンドバーです。テレビの音質を向上させるために設計されています。2つのフルレンジドライバーと中央のツイーターにより、ワイドで拡がりのあるサウンドを実現。
会話やセリフをより聞き取りやすくするダイアログモードを搭載するほか、リモコンの「Bass」ボタンで重低音を強調することもできます。そのほか、Bluetooth接続に対応し、スマホやタブレットとも接続できます。
メリット1:シンプルでモダンなデザインを採用・インテリアにも馴染みやすい
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」は一般的なサウンドバーと同じく横長の長方形で、シンプルでモダンなデザインになっています。
サイズは幅942mm x 奥行131mm x 高さ64mmと、意外と大きめのサイズです。
「YAMAHA SR-C20A」と比べて横幅が300mmも大きいです。
重量も4.0kgとやや重く、頻繁な持ち運びに適せず、やはりテレビ、ディスプレイなどの近くに固定して使用するのが一番いいようです。
「SONY HT-S100F」と比べても1.6kgも重いです。
カラーはグレーに近いブラックで、インテリアにも合いやすい落ち着いた色合いです。
前面はスピーカーグリルで覆われており、中央にFire TVのロゴがあります。
本体の上面は操作ボタンとLEDインジケーターがあり、背面はHDMIポート、光デジタルポート、電源ポートなどがあります。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「Fire TV Soundbar Plus」・・・幅942mm x 奥行131mm x 高さ64mm / 4.0kg
- 2.「SONY HT-S100F」・・・幅900mm x 奥行88mm x 高さ64mm / 2.4kg
- 3.「YAMAHA SR-C20A」・・・幅600mm x 奥行94mm x 高さ64mm / 1.8kg
- 4.「Bose TV Speaker」・・・幅594mm x 奥行102mm x 高さ56mm / 2.0kg
メリット2:光デジタル入力やHDMI (eARC)ポートを利用できる
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」は様々な機器と接続できるように、複数の接続端子を備えています。
接続端子は主に本体の背面に配置され、左から光デジタル入力、HDMI (eARC)、USB Aポート、電源ポートの順で並んでいます。
<利用できる接続ポート>
- 光デジタル入力・・・光デジタルケーブルを使用して、テレビやその他のオーディオ機器と接続するための端子です。
- HDMI (eARC)・・・テレビとの接続に使用するHDMIポートです。eARCに対応しており、高音質・高画質のオーディオ信号を伝送できます。
- USB Aポート・・・ソフトウェアのアップデートなどに使用します。通常はオンラインで自動アップデートされますが、何らかの理由で自動アップデートできないときにUSB Aポートを利用して手動でアップデートを行えます。
- 電源ポート・・・電源ケーブルを接続するためのポートです。
他のサウンドバーと比較
他のサウンドバーもほぼ同じ接続ポートを搭載しています。ただし、「SONY HT-S100F」のUSBポートは音楽ファイルの再生に対応しています。
また、「Bose TV Speaker」はBose Bass Module 500 や Bose Bass Module 700 といった別売りのサブウーファーをワイヤレス接続するためのポートを備えています。
<接続端子を比較>
- 1.「Fire TV Soundbar Plus」・・・光デジタル入力、HDMI (eARC)、USB Aポート、電源ポート
- 2.「SONY HT-S100F」・・・光デジタル入力、HDMI入力、アナログ音声入力、USB(音楽ファイル再生)
- 3.「YAMAHA SR-C20A」・・・光デジタル入力、HDMI出力(ARC対応)、3.5mmステレオミニジャック、USBポート
- 4.「Bose TV Speaker」・・・光デジタル入力、HDMI ARC、AUX入力(3.5mmステレオミニプラグ)、拡張ポート
メリット:3.1ch対応の臨場感のあるサウンドを再生できる
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」は3つのスピーカーと1つのサブウーファー(低音再生用のスピーカー)で構成される「3.1ch」(スリー・ポイント・ワン・チャンネル)に対応しています。
具体的には、以下のように配置されます。
- 1.フロント左右スピーカー(左と右のスピーカー)・・・音声の主要な左右の音を担当する
- 2.センタースピーカー(中央のスピーカー)・・・主にセリフや中央の音を担当する
- 3.サブウーファー(内蔵)・・・低音域(バス)を担当し、重低音や爆発音、音楽の低音部分を強調する
この 3.1ch 構成を採用することで、Fire TV Soundbar Plus は、通常のステレオサウンドよりも 臨場感 と 迫力 のあるサウンドを再生できます。
また、映画やドラマなどの人物の声が聞き取りやすくなるというメリットもあります。
一方、「SONY HT-S100F」、「Bose TV Speaker」は2.0chに、「YAMAHA SR-C20A」は2.1chに対応していました。
2.0chは2つのスピーカーで音を再生し、左右のチャンネル(右・左)に分けて音を提供する仕組みで、低音を担当するサブウーファーがありません。
そのため、3.1chに比べると、音に深みがなく、立体感もありません。
<オーディオシステムを比較>
- 1.「Fire TV Soundbar Plus」・・・3.1chに対応
- 2.「SONY HT-S100F」・・・2.0chに対応
- 3.「YAMAHA SR-C20A」・・・2.1chに対応
- 4.「Bose TV Speaker」・・・2.0chに対応
メリット4:3つのフルレンジスピーカー、3つのツイーター、2つのサブウーファーを搭載
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」はコンパクトなボディながら、高音質を実現するために複数のスピーカーユニットを搭載しています。
3つのフルレンジスピーカー・・・中音域と高音域を再生するスピーカーです。3つ搭載することで、クリアでバランスの取れたサウンドを実現しています。
3つのツイーター・・・高音域を専門に再生するスピーカーです。高音域をよりクリアに、そして繊細に表現することで、臨場感を高めます。
2つのサブウーファー・・・低音域を専門に再生するスピーカーです。2つ搭載することで、パワフルで深みのある低音を実現し、映画や音楽をより迫力のあるサウンドで楽しめます。
他のサウンドバーと比較
「SONY HT-S100F」、「Bose TV Speaker」はフルレンジスピーカーを2基搭載するだけで、ツイーターやサブウーファーは搭載していませんでした。
そのため、新モデルと比べて迫力がないサウンドになります。
<音質を比較>
- 1.「Fire TV Soundbar Plus」・・・3つのフルレンジスピーカー、3つのツイーター、2つのサブウーファー
- 2.「SONY HT-S100F」・・・フルレンジスピーカーを2基搭載
- 3.「YAMAHA SR-C20A」・・・フルレンジスピーカーを2基、内蔵サブウーファー、パッシブラジエーターを搭載
- 4.「Bose TV Speaker」・・・フルレンジスピーカーを2基搭載(別売りのワイヤレスサブウーファーと接続可)
メリット5:Dolby AtmosとDTS:X対応の高音質なサウンドを再生できる
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」はDolby AtmosとDTS:Xに対応しています。
これらは、映画館などで採用されている最新の立体音響技術で、コンパクトなサイズでも、
音楽再生や動画再生、ゲームなどで臨場感あふれるサウンドを再生できます。
Dolby Atmos
Dolby Atmosは、従来のチャンネルベースの音響システムとは異なり、音に高さ方向の情報が加わっています。これにより、音の移動や位置をより正確に再現することができ、まるで映画館にいるような臨場感を体験できます。例えば、ヘリコプターが頭上を旋回するシーンでは、実際に頭上を音が移動しているように感じられます。
DTS:X
DTS:Xも、Dolby Atmosと同様にオブジェクトベースの音響技術です。音の位置や移動を自由に設定できるため、より柔軟でリアルな音響表現が可能です。
ただし、Dolby Atmos/DTS:Xコンテンツを楽しむには、再生するコンテンツがDolby Atmos/DTS:Xに対応している必要があります。
また、Fire TV Soundbar Plusが、対応コンテンツを再生できるデバイス(Fire TV Stick 4K Maxなど)と接続されている必要があります。
他のサウンドバーと比較
一方、「SONY HT-S100F」、「YAMAHA SR-C20A」、「Bose TV Speaker」はDolby AtmosとDTS:Xに対応していませんでした。
新モデルは他のサウンドバーよりも立体的で臨場感のある高音質なサウンドを再生できるようになっています。
<Dolby AtmosとDTS:X対応を比較>
- 1.「Fire TV Soundbar Plus」・・・対応する
- 2.「SONY HT-S100F」・・・対応しない
- 3.「YAMAHA SR-C20A」・・・対応しない
- 4.「Bose TV Speaker」・・・対応しない
メリット6:EQモードを搭載・コンテンツに合わせて音量を調整できる
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」はEQモードを搭載し、
コンテンツや好みに合わせて音質を調整できるようになっています。
EQモードは、映画、ミュージック、スポーツ、ナイトの4つのモードから選択できます。
- 映画・・・映画鑑賞に最適なモードです。迫力のある低音とクリアなセリフで、映画の世界に没頭できます。
- ミュージック・・・音楽鑑賞に最適なモードです。バランスの取れたサウンドで、様々なジャンルの音楽を気持ちよく聴くことができます。
- スポーツ・・・スポーツ観戦に最適なモードです。歓声や実況など、臨場感を高めるサウンド設定になっています。
- ナイト・・・夜間などに音量を抑えて視聴したい時に最適なモードです。ダイナミックレンジを狭めることで、小音量でもセリフが聞き取りやすくなるように調整されています。
<EQモード対応を比較>※類似したモードを含む
- 1.「Fire TV Soundbar Plus」・・・対応する
- 2.「SONY HT-S100F」・・・、「スタンダード」「シネマ」「ミュージック」の3種類から選択
- 3.「YAMAHA SR-C20A」・・・「ゲーム」「ステレオ」「スタンダード」「ムービー」の4つから選択
- 4.「Bose TV Speaker」・・・対応していない
メリット7:ダイアログエンハンサー機能を搭載・音量を上げずに5段階で調整できる
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」はダイアログエンハンサーという便利な機能が搭載されています。
この機能は周囲の音量を上げずに、セリフやナレーションなどの人の声だけをクリアに強調してくれる機能です。
例えば、映画やドラマを見ている時に、爆発音やBGMが大きくてセリフが聞き取りにくい場合でも、
ダイアログエンハンサー機能を使えば、人の声だけを聞き取りやすくなります。
5段階の調整
ダイアログエンハンサーは、5段階で調整することができます。
- レベル1:わずかに声を強調
- レベル2:レベル1より少し声を強調
- レベル3:中間レベル
- レベル4:レベル3よりさらに声を強調
- レベル5:最も強く声を強調
使い方
Fire TV Soundbar Plusのリモコンの「オプション」ボタンを押すと、サウンド設定メニューが表示されます。そこでダイアログエンハンサーを選択し、レベルを調整することができます。
<ダイアログエンハンサー機能の対応を比較>
- 1.「Fire TV Soundbar Plus」・・・対応する
- 2.「SONY HT-S100F」・・・対応する(ボイスモード)
- 3.「YAMAHA SR-C20A」・・・対応する(クリアボイス)
- 4.「Bose TV Speaker」・・・対応する(ダイアログモード)
「Fire TV Soundbar Plus」のデメリット
「Fire TV Soundbar Plus」のデメリットを紹介します。
デメリット1:外部サブウーファーとの接続に対応していない
「Fire TV Soundbar Plus」は内蔵サブウーファーにより低音は強化されていますが、
より迫力のある重低音を望む場合は、外部サブウーファーを追加する必要があります。
Fire TV Soundbar Plus は外部サブウーファーとの接続に対応していません。
一方、「YAMAHA SR-C20A」は専用のワイヤレスサブウーファー「SW-C20A」を接続することで、3.1chシステムを構築し、より迫力のある重低音を楽しむことができます。
「Bose TV Speaker」はBose Bass Module 500 や Bose Bass Module 700 といった別売りのワイヤレスサブウーファーを接続することができ、重低音を強化できます。
デメリット2:単体でAlexa音声操作、Echoスマートスピーカーの機能を使えない
「Fire TV Soundbar Plus」は単体でAlexa音声操作やEchoスマートスピーカーの機能を利用できません(※マイクが内蔵されていません)。
そのため、単体で音声で操作したり、スマート家電を操作したりすることはできません。
これらを利用するには他のFire TV シリーズと接続する必要があります。
一方、「Bose TV Speaker」は音声アシスタントを内蔵していませんが、HDMI-CEC接続で対応テレビと連携することで、
テレビに搭載されている音声アシスタント(GoogleアシスタントやAmazon Alexaなど)で音量調整などの操作が可能です。
デメリット3:マルチルームオーディオ機能に対応していない
「Fire TV Soundbar Plus」は複数のFire TV Soundbar Plusを連携させて、家中で同じ音楽を再生する「マルチルームオーディオ」機能には対応していません。
そのため、他のFire TV シリーズやAmazon Echoシリーズのスピーカーなどと連携し、同時に音楽を再生することができません。
一方、「SONY HT-S100F」は、Google アシスタント搭載スマートスピーカーと接続することで、HT-S100F から音楽を再生したり、ホームネットワーク内の対応機器で同じ音楽を再生するマルチルームオーディオを実現できます。
「Bose TV Speaker」はBose SimpleSyncテクノロジーにより、対応するBose Bluetoothスピーカーとペアリングして、同じ音声を再生することができます。ただし、Bose Musicアプリで設定する必要があり、すべてのBose Bluetoothスピーカーが対応しているわけではありません。
「Fire TV Soundbar Plus」のスペック
- 音質 3つのフルレンジスピーカー、3つのツイーター、2つのサブウーファーを内蔵
- スピーカーチャンネル数 3.1ch(サブウーファー内蔵)、センターチャンネル(人の声をクリアに再生)、ダイアログエンハンサー(音量を上げずに声の大きさを5段階で調整)
- サラウンドサウンド Dolby Atmos、DTS:X
- EQモード 映画、ミュージック、スポーツ、ナイト
- 電源 電源ポート
- 入出力端子 HDMI、光デジタル、AC、USB-A
- 通信 Bluetooth (スマートフォンまたはタブレットで再生している音楽を、Bluetoothで接続して再生)
- 対応テレビ HDMI入力端子(eARCまたはARC)または、光デジタル音声出力端子があるテレビ。Bluetooth接続に対応したテレビ
- 壁掛けマウント 対応(マウントキット付属)
- サイズ 幅942mm x 奥行131mm x 高さ64mm
- 重量 4.0kg
- 付属品 リモコン、HDMI 2.0ケーブル、AC電源ケーブル、単4電池2本、壁掛け用マウントキット、クイックスタートガイド
「Fire TV Soundbar Plus」の評価
7つの基準で「Fire TV Soundbar Plus」を5段階で評価してみました。
- 音質:★★★★
- スピーカー:★★★★
- サウンドシステム(技術):★★★★
- 機能:★★★
- 接続ポートと拡張性:★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格(コスパ):★★★★
<総合評価>
Amazon「Fire TV」シリーズとして発売される初のサウンドバーになります。
他のデバイスと異なり、単体でAlexa音声操作やスマートスピーカーとしての機能はありませんが、
優れたスピーカーユニットとサウンド技術でクオリティの高いサウンドを実現しています。
他の2~3万円前後のサウンドーバーとの大きな違いは、3.1ch(スリー・ポイント・ワン・チャンネル)に対応し、
低音域を担当するサブウーファーを内蔵している点です。
2.0ch対応のサウンドーバーはサブウーファーがないため、低音に厚みがなく、
音にどっしりとした重厚な重みを感じられません。
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」の場合はこれに加えて、Dolby AtmosとDTS:Xにも対応しているため、
音の広がり方も立体感があり、まるで音に包み込まれるような、心地よい感覚を体験できます。
2~3万円台のサウンドバーで、これほど高音質なサウンドバーはかなり珍しいため、
コスパは非常に高いといえます。
そのほか、EQモードやダイアログエンハンサー機能など便利な機能が搭載されていることも大きなメリットです。
特にダイアログエンハンサー機能は、テレビの音声が聞き取りづらいといった問題を解消してくれる機能で、
動画視聴がより快適になりそうです。
ただし、単体でAlexa音声操作、Echoスマートスピーカーの機能を使えないのはやはり不便です。
複数のスピーカーと連携して同時に再生するマルチルームオーディオ機能も使えないので、
他のデバイスをフル活用することもできません。
(まとめ)
新モデル「Fire TV Soundbar Plus」は2~3万円のスピーカーと比べて、
優れた音質を実現し、コスパの高いサウンドバーになっています。
単体でAlexa音声操作、Echoスマートスピーカーの機能を使えないなどの弱点はありますが、
サウンドバーとしてのみ見た場合はやはり比較的低価格で音質が良く、お買い得な製品です。
大画面のテレビの音質をもっと良くして動画やゲームを楽しみたいと考えている人におすすめします。
「Fire TV Soundbar Plus」の価格・販売先
※12月16日発売開始(11月14日より予約販売を開始)
※プライム会員は、12月6日23時59分まで、発売記念セール価格の26,800円で予約が可能
ECサイト
Amazonで34,800円(税込)、
で販売されています。
Amazonで「Fire TV Soundbar Plus」をチェックする
楽天市場で「Fire TV Soundbar Plus」をチェックする
ヤフーショッピングで「Fire TV Soundbar Plus」をチェックする
米国 Amazon.comで「Fire TV Soundbar Plus」をチェックする
[rakuten-mobile]
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「Fire TV Soundbar Plus」に似た性能をもつスピーカーも販売されています。
Sony「LinkBuds Speaker」
ソニーから発売されたLinkBudsシリーズ初のワイヤレススピーカーです(2024年10月11日発売)。
独自開発したウーファー「X-Balanced Speaker」、約16 mmのトゥイーター、2基のパッシブラジエーター、約25時間 駆動できるバッテリー、全指向性マイク(本体の上部)を搭載しています。
また、Auto Switch、Quick Access、Auto Play、クレードル充電(急速充電、いたわり充電)、Stereo Pair、マルチペアリング、IPX4相当の防滴、音声ガイダンス、Sound Connectアプリ、コーデック SBC、AAC、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで23,840円(税込)、楽天市場で23,480円(送料無料)、ヤフーショッピングで24,920円、です。
関連記事:Sony「LinkBuds Speaker」の新機能、音質、できること
「Echo Studio」
Amazonから発売されたAlexaに対応したスマートスピーカーです。2.0インチ(51 mm)ミッドレンジスピーカー x 3、1.0インチ(25 mm)ツイーター、低音開口部付き5.25インチ(133 mm)ウーファーを搭載しています。
また、音響の自動調整、空間オーディオ(Amazon Music Unlimitedのみ)、Fire TVシリーズおよびEchoデバイスとの連携、プライバシー保護機能、呼びかけ機能、アナウンス機能、Matter、
Alexaがささやき声で応答、音声録音の自動削除設定が可能、5つのスピーカー、帯域幅100kHzのパワーアンプ、Dolby Atmos、Amazon Music HDの高音質なロスレスオーディオの再生、Zigbee対応のスマートホームハブ(内蔵)、Wi-Fiデュアルバンド 、Bluetoothに対応しています。
価格は、Amazonで29,980円、楽天市場で26,420円、ヤフーショッピングで26,420円、米国 Amazon.comで$204.97 です。
関連記事:「Amazon Echo Studio」の特徴、機能・できること・スペック、価格
「Apple HomePod 第2世代」
Appleから発売されたSiri対応の高性能なスマートスピーカーです。S7チップ、4インチ高偏位ウーファーと5つのホーンツイーターアレイを備えた高音質なスピーカーを搭載しています。
また、温度・湿度の測定、ドルビーアトモス、空間オーディオ、タッチ操作、音響の最適化、室内検知機能、ステレオペア、セキュリティ機能、サウンド認識、オートメーション、リモートアクセス、デバイスを探す、インターコム、Matter、Wi-Fi通信、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、楽天市場で39,800円、ヤフーショッピングで35980円です。
関連記事:「Apple HomePod 第2世代」は超高音質? 人気スマートスピーカーと徹底 比較!
「Google Nest Audio」
Googleから発売されたGoogleアシスタント対応のスマートスピーカーです。クアッドコア A53 1.8GHz、静電容量方式タッチセンサー、75mmウーファー&19mmツイーターを搭載しています。
また、Media EQ機能(自動でイコライザーを調整)、Ambient IQ機能(自動で音量を調整)、ホームデバイス連携機能(Google Home、Google Nest同士で連携可能)、Stream Transfer機能(Google Homeで音楽を別のデバイスに移動)、Chromecast built-in、音声操作、家電操作(※スマートリモコンなどが必要)に対応しています。
価格は、楽天市場で11,550円、ヤフーショッピングで12,867円、米国 Amazon.comで$99.95 です。
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