有機ELを搭載したスマホ「OUKITEL P1」。早くも「画面の発色がすばらしくて、コスパも最高」と評判です。しかし、その一方で「あまりにも安いので性能が低いのでは?」と心配して購入をためらう人も多いようです。
そこで今回は前モデルのレビューや評判をもとに、次の7点を重点的に解説します。
- デザイン(サイズ・重量)
- ディスプレイ(有機EL・リフレッシュレート)
- 画面内指紋認証
- カメラ性能
- メモリ・ストレージ
- バッテリー・充電
- プロセッサ性能(Helio G99・Antutu・ゲーム性能)
また、前モデル「OUKITEL C50」との違いも紹介!Antutuベンチマークやゲーム性能、対応バンド、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「OUKITEL P1」とは?
「OUKITEL P1」(オキテル ピー1)は2024年11月に中国 OUKITELから発売された4Gスマートフォンです。
画面サイズは6.7インチ(有機EL)で、Android 14とMediaTek Helio G99 を搭載しています。
前モデルには2024年7月に発売されたMediaTek Dimensity 6100+搭載の5Gスマホ「OUKITEL C50」(Android 14)があります。
このスマートフォンは「6.8インチの大画面で、サクサク動くので使いやすい」、「5G対応なのに2万円台でコスパがいい」と評判でした。
新モデルは高コントラストで発色に優れる有機EL液晶を搭載しつつ、画面内指紋認証や120Hzリフレッシュレートに対応していることで話題になっています。
もちろん、2万円台の低価格で購入できるSIMフリースマホで、楽天モバイル回線のSIMも使えますよ。
それでは早速どんなスマートフォンなのか、その価格や特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
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公式ページ:Oukitel P1 5150mAh Battery 8.2mm Ultra-thin body SmartPhone(4GB/8GB+25 – OUKITEL
価格は約2万2千円・5G対応の激安SIMフリースマホよりもお買い得なのか?
新モデル「OUKITEL P1」はのくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、新モデル「OUKITEL P1」はAliExpressで22,065円(セール価格)で販売されています。Amazonなどにはまだ入荷していませんが、後に発売される予定です。
一方、前モデルでDimensity 6100+搭載の5Gスマホ「OUKITEL C50」はAmazonで22,880円(税込・タイムセール価格)で販売されており、ほぼ新モデルと同じ価格になります。
また、UNISOC T606搭載の「OUKITEL C51」はAmazon クーポン適用で15,900円(税込)、
Unisoc T616搭載で最大24GBメモリの「OUKITEL C35」はAmazonで24,900円で発売中です。
他メーカーではAIカメラ付きでUnisoc T820を搭載した「Blackview SHARK 9」がAliExpressで19,285円(セール価格)で発売中。
日本で人気が高いMediaTek Helio G81-Ultra搭載のシャオミ「Redmi 14C」は楽天市場17,980円で発売中です。
そのほか、UNISOC T765を搭載した5Gスマホ「UMIDIGI G9 5G」はAmazonクーポン適用で19,900円で販売されていました。
以上をまとめると、SIMフリーの4Gスマホは2万円前後で販売されていることが多いようです。海外モデルなどは5G通信対応で2万円ほどのモデルも発売されており、非常にお買い得な感じがします。
果たして新モデル「OUKITEL P1」はこれらのスマートフォンよりもお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見てみましょう。
違い1:厚さ8.2 mm、重さ186.8 gのスタイリッシュなアルミボディで3色を用意
新モデル「OUKITEL P1」は薄型で、洗練されたスタイリッシュなデザインになっています
筐体は光沢のあるアルミニウム合金 素材で、高級感のある外観です。
厚さはわずか8.2mmで非常に薄く、ポケットにもすっぽりと収まるほどです。
重さも186.8 gと、6.7インチながらにも比較的軽く、持ち運びにも適しています。
背面はフラットな形状で、カメラ枠の中に3つの球形の大型レンズと1つの小型レンズが配置されています。
カメラの占める割合は大きいですが、あまり出っ張っているようには見えません。
側面は電源ボタンとSIMカードスロットのみでシンプルな形状です。
スピーカーは底面に配置されているようです。
筐体の四隅は丸みをおびており、手にフィットしやすい形状です。
カラーはパープル、ホワイト、ブラックの3種類です。
いずれも落ち着いた色合いで、プライベートだけでなく仕事でも違和感なく使えそうです。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・ 162.4 x 76.2 x 8.2 mm / 186.8 g
- 2.「OUKITEL C50」・・・167.7 x 77.7 x 9.2 mm / 208 g
- 3.「OUKITEL C51」・・・168.05 x 78.15 x 9.4 mm / 207 g
- 4.「OUKITEL C35」・・・163.75 x 75.4 x 9.18 mm / 199g
違い2:6.7インチの有機ELディスプレイを採用・IPSよりも鮮やかに表示できる
新モデル「OUKITEL P1」は6.7インチ(解像度 1080 x 2412 px)のAMOLED (有機EL)ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイは輝度394nit、画面占有率91%の明るくワイドなフルHD+ 有機EL液晶で、高コントラストで色鮮やかな映像を映し出せます。
有機ELパネル採用のため、一般的なIPSディスプレイよりもコントラスト比が高く、鮮やかで、黒の締りも非常に良くなります。
また、ピクセルの応答速度が速いため、動きの速い映像でもブレや残像が少なく、しかも低消費電力で動作します。
OUKITELスマホではおそらく初の有機EL採用モデルで、過去の評判どはありませんが、確実に従来モデルよりも格段に鮮やかな美しい映像を映し出せるということは確かです。
低価格なスマホでこれほど美しいディスプレイを搭載したスマホは他にないでしょう。
そのほか、液晶表面に強化ガラスのCorning Gorilla Glass 5を採用。傷や破損から保護できます。
他のスマホと比較
一方、前モデル「OUKITEL C50」は6.8インチ(解像度 720 x 1600 px)のIPS ディスプレイを搭載していました。
新モデルは前モデルよりも高コントラストで色鮮やかな映像を再生できるようになっています。
<ディスプレイの仕様を比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・ 6.7インチ、解像度 1080 x 2412 px のAMOLED
- 2.「OUKITEL C50」・・・6.8インチ、解像度 720 x 1600 px のIPS
- 3.「OUKITEL C51」・・・6.8インチ、解像度 720 x 1600 px のIPS
- 4.「OUKITEL C35」・・・6.56インチ、解像度 720 × 1600 px のIPS
リフレッシュレート 120Hz に対応
新モデル「OUKITEL P1」はリフレッシュレート 120Hz に対応しています。
リフレッシュレート 120Hzは1秒間に120回画面が更新されるため、映像が非常に滑らかでスムーズに見えるという特徴があります。
また、ゲームのプレイ時には高速で動くオブジェクトやシーンでも残像やブレが減少し、遅延(ラグ)が少なくなるというメリットもあります。
一方、前モデル「OUKITEL C50」はリフレッシュレート 90Hzに対応していました。
新モデルは前モデルよりも、より滑らかで残像の少ない映像を再生できるようになっています。
なお、低価格なスマートフォンは通常、リフレッシュレート 60Hzに対応しています。
120Hzのリフレッシュレートに対応しているスマートフォンはハイスペックで高額なものが多いのが一般的です。
2万円台でリフレッシュレート120Hzに対応しているスマホはかなり珍しいといえます。
<リフレッシュレートを比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・120Hz
- 2.「OUKITEL C50」・・・90Hz
- 3.「OUKITEL C51」・・・90Hz
- 4.「OUKITEL C35」・・・60Hz
「Dynamic Island」に対応
新モデル「OUKITEL P1」はAndroid 14の機能である「Dynamic Island」(ダイナミックアイランド)に対応しています。
この機能は画面上部にある「ノッチ」や「パンチホール」を活用して、通知やインタラクションをより目立つように見やすく表示できます。
例えば、通話中の着信通知、音楽の再生状態、アラーム、バッテリー残量などを、画面上部のノッチ周辺に表示し、
ユーザーに通知があることを強調して知らせることができます。
<Dynamic Island対応を比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・Dynamic Islandに対応する
- 2.「OUKITEL C50」・・・Dynamic Islandに対応する
- 3.「OUKITEL C51」・・・Dynamic Islandに対応しない(Android 13)
- 4.「OUKITEL C35」・・・Dynamic Islandに対応しない(Android 13)
違い3:画面内指紋認証に対応・タッチするだけでロック解除できる
新モデル「OUKITEL P1」は低価格ながらも画面内指紋認証に対応し、画面にタッチするだけでロック解除できます。
画面内指紋認証は、指紋認証センサーをスマートフォンのディスプレイ内部に埋め込んだ技術です。
指紋認証を行う際に、通常の物理的なボタンやセンサーが不要になるというメリットがあります。
一方、前モデル「OUKITEL C50」は一般的な指紋認証(サイド)と顔認証に対応していました。
新モデルは前モデルと違い、物理的なボタンやセンサーを必要とすることなく、ロック解除できるようになっています。
なお、画面内指紋認証は一般的にはハイスペックで高額なスマホに搭載されることが多いです。
2万円台で画面内指紋認証が採用されることは極めて稀(まれ)です。
<生体認証を比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・画面内指紋認証
- 2.「OUKITEL C50」・・・指紋認証(サイド)、顔認証
- 3.「OUKITEL C51」・・・指紋認証(サイド)、顔認証
- 4.「OUKITEL C35」・・・指紋認証(サイド)、顔認証
違い4:50MPの3眼カメラ・マクロ撮影を利用できる・前面は32MPで高精細
新モデル「OUKITEL P1」は背面に50MP + 2MP + 0.3MPの3眼カメラを、前面に32MPのフロントカメラを搭載しています。
背面の50MPメインカメラはSONY-IMX766の大型1/1.56センサーとF1.88の明るいレンズを搭載し、超高速 オートフォーカス「PDAF」に対応しています。
従来のOUKITEL スマホのカメラは「画質がイマイチ」、「やや暗い」、「AFのピント合わせが遅い」といった不満が出ていましたが、
新モデルはそうした点をすべて改善し、明るく高精細な画質で、高速なピント合わせも可能になっています。
また、背面の2MPカメラではマクロ撮影が可能で、花や昆虫などの被写体に近づいて細部まで詳細に撮影できます。
マクロ撮影が利用できるOUKITELスマホは「OUKITEL C51」や「OUKITEL C21」などいくつかありますが、非タフネス系のスマホでは非常に珍しいといえます。
また、低価格なスマートフォンでマクロ撮影ができる機種も非常に少なく、かなり珍しいといえます。
前面カメラは32MPで3200万画素の高精細な写真が撮影できます。センサーサイズが1/2.74とそれほど大きくはありませんが、
SONY-IMX616採用で美しいポートレートを撮影するのに最適です。
機能面では、背面で明暗差のあるシーンでもキレイに撮影できるHDR、夜間での撮影で明るく撮影できるナイトビュー(夜景モード)、美顔補正できるビューティ、ポートレート、
自動的に最適な設定で撮影できるAI(シーン認識)、広い範囲を1枚の写真に収めることができるパノラマ、カラーを白黒調に変える白黒(モノクロ)などが利用できます。
前面カメラではビューティ(美顔補正)、ポートレート、白黒を利用できます。
<カメラの仕様>
- 1.背面の50MPカメラ(メイン)・・・SONY-IMX766、1/1.56、F1.88、85.5°、PDAF
- 2.背面の2MPカメラ(マクロ)・・・BFBF2257L、1/5、F2.4、89°、FF
- 3.背面の0.3MPカメラ(深度)・・・GC032A、1/10
- 4.前面の32MPカメラ(フロント)・・・SONY-IMX616、1/2.74、F2.2、78°、FF
<動画撮影>
(背面)4K@30fps(前面)1080P@30fps
<機能>
(背面)HDR、ナイトビュー(夜景モード)、ビューティ、ポートレート、AI(シーン認識)、パノラマ、白黒、プロフェッショナル、LEDフラッシュ、PDAF
(前面)ビューティ(美顔補正)、ポートレート、白黒
<カメラの画素数を比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・背面 50MP + 2MP + 0.3MP / 前面 32MP
- 2.「OUKITEL C50」・・・背面 50MP / 前面 5MP
- 3.「OUKITEL C51」・・・背面 13MP + 2MP + 0.3MP / 前面 5MP
- 4.「OUKITEL C35」・・・背面 50MP / 前面 8MP
違い5:最大24GBメモリと256GB UFS2.2 ストレージで快適に使える
新モデル「OUKITEL P1」は4GB / 8GB LPDDR4x メモリ搭載で、スムーズに動作します。
LPDDR4xは最大4266 Mbps(メガビット/秒)のデータ転送速度をサポートしています。
また、仮想メモリ機能に対応し、合計で最大24GBまで拡張・増設できます。
ストレージについて
ストレージはUFS2.2規格の128GB / 256GBです。
UFS 2.2は、UFS 2.1の後継で、最大で 10GB/s(ギガバイト毎秒)のデータ転送速度をサポートしています。
別売のmicroSDカードで最大2TBまで拡張・増設できます。
一方、前モデル「OUKITEL C50」は8GB LPDDR4x(最大24GBメモリと256GB UFS2.1(最大1TB)ストレージを搭載していました。
新モデルとの違いはUFS規格のバージョンで、新モデルの方が高速に転送できるようになっています。
<メモリ・ストレージを比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・4GB/8GB LPDDR4x(最大24GB) + 128GB/256GB UFS2.2(最大2TB)
- 2.「OUKITEL C50」・・・8GB LPDDR4x(最大24GB) + 256GB UFS2.1(最大1TB)
- 3.「OUKITEL C51」・・・6GB LPDDR4x(最大18GB) + 128GB UFS2.1(最大1TB)
- 4.「OUKITEL C35」・・・12GB LPDDR4x(最大24GB)+ 256GB UFS2.1(最大1TB)
違い6:5150 mAhバッテリー搭載で18W急速充電を利用できる
新モデル「OUKITEL P1」は容量 5150 mAh のバッテリーを搭載しています。
駆動時間は、スタンバイで25日間、通話で50時間、音楽で35時間、ビデオ撮影で10時間、ゲームで10時間です。
充電は18W PD急速充電に対応し、約2時間で充電を完了できます。
また、リバースチャージ(OTG逆充電)に対応し、他のUSB機器に給電することができます。
一方、前モデル「OUKITEL C50」は5150 mAh バッテリー搭載で、一般的な10W充電に対応していました。
新モデルは前モデルよりも高速に充電できるように改善されています。
<バッテリー・充電を比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・5150 mAh / 18W PD急速充電、OTG逆充電
- 2.「OUKITEL C50」・・・5150 mAh / 10W充電、OTG逆充電
- 3.「OUKITEL C51」・・・5150 mAh / 18W PD急速充電、OTG逆充電
- 4.「OUKITEL C35」・・・5150 mAh / 10W充電
違い7:MediaTek Helio G99 の性能とAntutuベンチマーク
新モデル「OUKITEL P1」はMediaTek Helio G99 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは12nmプロセスで製造された8コア、最大2.2GHz駆動のCPUを搭載し、省電力でパワフルに動作するという特徴があります。
内蔵のGPUはARM Mali-G57 MC2で、2K 30fpsの映像出力やビデオ エンコード規格のH.264, H.265 / HEVCをサポートしています。
そのほか、MediaTek HyperEngine 2.0 Lite ゲーミングテクノロジーに対応し、負荷の高いゲームでもスムーズに動作できるようになっています
Antutu ベンチマーク
Antutu V10 ベンチマーク総合は約 40万 前後を記録しています。
同じプロセッサは「Blackview SHARK 8」、「Blackview A96」、「Blackview A200 Pro」などにも搭載されています。
例1: Antutu V10 総合で「413418」、CPUで「124157」、GPUで「66378」、MEMで「108059」、UXで「114824」
例2: Antutu V10 総合で「418299」、CPUで「124750」、GPUで「66221」、MEMで「110097」、UXで「117231」
一方、前モデル「OUKITEL C50」はMediaTek Dimensity 6100+ プロセッサを搭載し、
Antutu V10 ベンチマーク総合で約 38万 (370101) 前後を記録していました。
<Antutu V10 ベンチマークを比較>
- 1.「OUKITEL P1」・・・Antutu 40万
- 2.「OUKITEL C50」・・・Antutu 38万
- 3.「OUKITEL C51」・・・Antutu 25万
- 4.「OUKITEL C35」・・・Antutu 30万
性能的には、Dimensity 6020 (OPPO A79 5G)やSnapdragon 695 5G (Xperia 10 V)と同等の性能を発揮します。
UNISOC T765 (UMIDIGI G9 5G)よりは低く、Dimensity 6100+ (UMIDIGI G6 5G)よりは高い性能になります。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- 1.MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:約56万
- 2.Unisoc T820 (Blackview SHARK 9)・・・Antutu:約55万
- 3.Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:約54万
- 4.Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:約 52万
- 5.MediaTek Dimensity 7025 (moto g64 5G)・・・Antutu:50万
- 6.Snapdragon 4 Gen 2 (Redmi 12 5G)・・・Antutu V10 総合で45万
- 7.UNISOC T765 (UMIDIGI G9 5G)・・・Antutu:43万
- 8.★ MediaTek Helio G99 (OUKITEL P1/Blackview SHARK 8)・・・Antutu V10 総合で40万
- 9.Dimensity 6020 (OPPO A79 5G)・・・Antutu V10 総合で40万
- 10.Snapdragon 695 5G (Xperia 10 V / OPPO Reno9 A / BASIO active2)・・・Antutu:約40万 前後
- 11.Dimensity 6100+ (UMIDIGI G6 5G)・・・Antutu V10 総合で約 38万
- 12.Dimensity 700 5G (nubia Ivy/Libero 5G IV/AQUOS wish3)・・・Antutu 総合で約35万 前後
ゲーム性能
MediaTek Helio G99はゲームに最適化されているため、多くのゲームが快適に動作します。
GPU性能を測定するベンチマークテスト「3DMark Wild Life」では、1000点前後のスコアが出ています。また、CPU性能を測定するベンチマークテスト「Geekbench 5」では、シングルコアで約500点、マルチコアで約1600点のスコアが出ています。
原神は画質「低」もしくは「中」設定で30 40 FPS で動作します。戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは24 FPSまで下がることがあります。また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPSを記録することもあります。
PUBG MobileはHD画質、高フレームレート設定で、おおむね安定した30FPSでプレイできます。激しい戦闘シーンでは、一時的にフレームレートが低下することがあります。
Call of Duty: Mobileは中設定で、安定した30~40FPSでプレイできます。高設定では、フレームレートが不安定になる場合があります。
Asphalt 9 Legendsは高画質設定で、スムーズな60FPSでプレイできます。高速なレースゲームでも、快適にプレイできます。
ウマ娘は最低画質設定で 30~40FPSで動作します。中画質設定では20~30FPSまで低下します。
マインクラフトは描画距離「標準」、描画品質「スムーズ」、その他設定デフォルトで平均 40~60FPSで動作します。負荷の高い場面 (多くのモブやブロックの描画時など)では30~40FPSになります。
各ゲームのフレームレートは以下の通りです。※画質は「低」設定にしています。
- 原神 Genshin Impact・・・30-40 FPS
- PUBG Mobile・・・53 FPS
- Call of Duty: Mobile・・・55 FPS
- フォートナイト Fortnite・・・28 FPS
- ウマ娘・・・30~40FPS
- マインクラフト・・・40~60FPS
- Asphalt 9 Legends・・・60 FPS
- Shadowgun Legends・・・48 FPS
- World of Tanks Blitz・・・60 FPS
- Mobile Legends: Bang Bang・・・56 FPS
ジャイロセンサー搭載のため、位置ゲーム「ポケモンGO」、「信長の野望 出陣」、「ドラゴンクエストウォーク」、「Pikmin Bloom」、「駅メモ!ステーションメモリーズ!」、「妖怪ウォッチ ワールド」がプレイできます。
そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」なども快適に動作します。
「OUKITEL P1」のデメリット
「OUKITEL P1」のデメリットを紹介します。
デメリット1:5G通信に対応していない
「OUKITEL P1」は4G LET通信に対応していますが、5G通信には対応していません。
そのため、4G LETよりも約10倍以上の速度で通信することができません。
一方、前モデル「OUKITEL C50」は5G通信に対応し、高速な通信が利用できました。
デメリット2:高音質なスピーカーを搭載していない・イヤホンジャックもなし
「OUKITEL P1」は高音質なスピーカーを搭載していません。
公式ページでは公開されていませんが、どうやら、底面シングルの、モノラルスピーカーを搭載しているようです。
また、3.5mmのイヤホンジャックもないため、利用するには別途Type-C変換アダプターが必要になります。
デメリット3:防水に対応していない
「OUKITEL P1」は0.8メートル(80センチメートル)からの落下に耐えうる耐久性を持っていますが、
防水防塵には対応してません。
そのため、雨に濡れたり、水没したりすると故障するリスクがあります。
なお、動作温度範囲は-20℃~55℃とされており、低温・高温な環境でも使用できます。
「OUKITEL P1」のスペック
- ディスプレイ 6.7インチ、解像度 1080 x 2412 px のAMOLED
※FHD+/画面占有率91%/輝度394nit/Corning Gorilla Glass 5 - リフレッシュレート 120Hz
- プロセッサ MediaTek Helio G99 (MT6789)
※6nm/64bit/8コア/最大2.2GHz - CPU 2x 2.2 GHz ARM Cortex-A76, 6x 2.0 GHZ ARM Cortex-A55
- GPU Arm Mali-G57 MC2
- RAM (メモリ) 4GB / 8GB LPDDR4x
- 仮想メモリ 合計で最大24GBまで
- ストレージ 128GB / 256GB UFS2.2
- 外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで
- バッテリー 5150 mAh
- 駆動時間 スタンバイで25日間、通話で50時間、音楽で35時間、ビデオ撮影で10時間、ゲームで10時間
- 充電 18W PD急速充電、OTG逆充電
- 背面カメラ 50MP + 2MP + 0.3MP
- 前面カメラ 32MP
- 動画撮影 (背面)4K@30fps (前面)1080P@30fps
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.2
- 衛星測位 GPS/Galileo/GLONASS/Beidou
- NFC/Google Pay 対応
- インターフェース USB Type-C 2.0 (OTG)、3.5mmイヤホンジャック
- センサー Gセンサー、コンパス、ジャイロスコープ、近接センサー、周囲光センサー、指紋センサー
- スピーカー 底面スピーカー (モノラル)
- 耐久性 耐落下高さ 0.8M
- 動作温度範囲 -20℃~55℃
- 生体認証 画面内指紋認証
- OS Android 14 ※ピュアAndroid、OTA、技適マーク取得済み
- サイズ 162.4 x 76.2 x 8.2 mm
- 重量 186.8 g
- カラー パープル、ホワイト、ブラック
- 付属品 Type-Cケーブル x1、電源アダプター x1、保護ケース x1、ユーザーマニュアル x1、保護フィルム x1、保証書 x1、ワイプ x1
- 4G通信 対応(技適認証済み)※「VoLTE/VoWIFI Setting」からVoLTEを有効にできる、EDGE/GPRS サポート
- SIMカード NanoSIM (デュアルSIM+TFカード)
対応バンド
「OUKITEL P1」は4G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMに対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
対応バンドは以下の通りです。
4G FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28AB/66 TDD:B38/39/40/41
3G WCDMA:B1/2/4/5/8 CMDA:BC0/BC1/BC10
2G GSM:B2/B3/B5/B8
4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
楽天モバイル回線で使えるか?
「OUKITEL P1」は、楽天モバイルの主要なLTEバンドであるBand 3、Band 18、Band 26に対応しています。また、3GのBand I、Band VIIIにも対応しているため、楽天モバイルのネットワークで問題なく使用できる可能性が高いです。
ただし、Band 1は一部地域でしか使用されていません。また、5Gには対応していないため、楽天モバイルの5Gサービスは利用できません。
「OUKITEL P1」の評価
7つの基準で「OUKITEL P1」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★★
- 耐久性:★★★
- デザイン:★★★★
- 通信:★★★
- 機能:★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
OUKITELから発売される初のPシリーズになります。
従来のCシリーズとは異なり、有機ELディスプレイを搭載しています。
また、画面内指紋認証、マクロ撮影、18W急速充電、120Hzのリフレッシュレート、前面32MPカメラに対応するなど、
Cシリーズよりもワンランク性能の高いモデルになっています。
注目はやはり低価格ながらも6.7インチの有機ELディスプレイを搭載している点です。
OUKITEL CシリーズはIPSディスプレイを搭載していたため、
従来よりも「コントラスト比」、「鮮やかさ」、「深い黒色の表現」において優れているといえます。
また、このディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応しており、
「映像の滑らかさ」においても従来のCシリーズよりも優れています。
画面サイズも6.7インチと大きいため、動画視聴やゲームは非常に快適です。
そのほかにも背面に50MPの3眼カメラ、前面に32MPカメラを搭載するなど、
従来のCシリーズよりもカメラ性能が高いことにも注目です。
特に背面の50MPは大型ソニーセンサーでレンズも明るく、超高速PDAFに対応するなど、
従来モデルのカメラとは全く次元が異なるほど高性能であるといえます。
ただし、通信面で5G通信に対応せず、Wi-Fi 6にも対応していないなどのデメリットもあります。
対応バンドは豊富ですが、メインのスマホで使うよりも、少しリッチな2台目用のスマホとして使った方がいいかもしれません。
有機ELディスプレイを搭載したコスパの高いスマホを探している人におすすめします。
「OUKITEL P1」の価格・販売先
OUKITEL公式サイト
$229.99で販売されています。
OUKITEL公式サイトで「OUKITEL P1」をチェックする
※支払い方法はクレジットカード、PayPalです。
ECサイト
AliExpressで22,065円、
で販売されています。
Amazonで「OUKITEL P1」をチェックする
楽天市場で「OUKITEL P1」をチェックする
ヤフーショッピングで「OUKITEL スマホ」をチェックする
AliExpressで「OUKITEL P1」をチェックする
米国 Amazon.comで「OUKITEL P1」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
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OUKITEL P1に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
<2024/11 発売>
「Blackview SHARK 9」
Blackviewから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2024年11月発売)。
Android 14ベースのDoke OS 4.0、Unisoc T820、8GB LPDDR4X メモリ、256GB UFS2.2 ストレージ、5000 mAhバッテリー、背面 50MP + 2MP + 2MPの3眼カメラ、前面 8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、AI機能(カメラ)、最大24GBまでのメモリ拡張、リフレッシュレート 90Hz、タッチサンプリングレート 180Hz、最大2TBまでのストレージ拡張、18W急速充電、冷却システム、NFC、Google Pay、3年間のAndroid OTA アップデート、技適認証、5G通信、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPSに対応しています。
価格は、AliExpressで19,285円(セール価格)、です。
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「Redmi 14C」
シャオミから発売された6.8インチの4G スマートフォンです(2024年10月17日発売)。
Android14ベースのXiaomi HyperOS、MediaTek Helio G81-Ultra、4GB / 8GB LPDDR4X メモリ、HD+液晶、128GB / 256GB eMMC 5.1 ストレージ、5160 mAh バッテリー、背面50MP + 補助のAI 2眼カメラ、前面13MP カメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240 Hz、18W急速充電、IP52防水防塵、サイド指紋認証、AI顔認証、FMラジオ、最大1TBまでのストレージ拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで21,800円(税込・8GB+256GBモデル・8GB+256GBは21,800円)、楽天市場で17,980~23,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで24,980円、AliExpressで19,178円、米国 Amazon.comで$126.00、です。
関連記事:120Hz対応「Redmi 14C」と日本向けRedmi シリーズを比較
「UMIDIGI G9 5G」
UMIDIGIから発売された6.8インチの5Gスマートフォンです。
Android 14、UNISOC T765、6GB LPDDR4x メモリ、HD+液晶、128GB UFS 2.2 ストレージ、背面50MP + 2MP +2MPの3眼カメラ、前面8MPのフロントカメラ、仮想ジャイロスコープを搭載しています。
また、エクスプレスキー、リフレッシュレート 90Hz、最大12GBまでのメモリ拡張、最大1TBまでのストレージ拡張、18W PD急速充電、音量 200%、ヘッドホンなしのFMラジオ、サイド指紋認証、AI顔認証、アイケア モード、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで23,900円(税込・3000円OFFクーポン付き)、楽天市場で22,900円(送料無料)、AliExpressで14,789円、米国 Amazon.comで$148.99 ($20 OFFクーポン付き)です。
関連記事:新CPUでサクサク「UMIDIGI G9 5G」とG6 5Gの違いを解説
「OUKITEL C50」
OUKITELから発売された6.8インチの5Gスマートフォンです。Android 14、MediaTek Dimensity 6100+、8GB LPDDR4x メモリ、HD+ IPS液晶、256GB UFS2.1、5150 mAhバッテリー、背面50MPカメラ、前面5MPカメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 90Hz、最大24GBまでのメモリ拡張、ゴリラガラス 5、OTG逆充電(リバースチャージ)、指紋認証、顔認証、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで23,990円(税込)、楽天市場で33,776円(送料無料)、ヤフーショッピングで29,800円、AliExpressで18,912円、です。
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