電子マネー決済に対応した「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」。早くも「便利な機能が追加されて、さらに使いやすくなった」と評判です。しかし、その一方で、「他の安いモデルでもいいのでは?」との口コミもあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその性能や機能などの違いがよく分かるように、次の6点を重点的に解説します。
- デザイン(接続ポート、サイズ・重量)
- プロセッサ(Antutu、ゲーム性能)
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- 機能(NFC決済、アクションキー、PCのセカンドモニタ)
- オプション製品(ペン、キーボード、カバー、保護フィルム)
- オーディオ性能(スピーカー・マイク・イヤホンジャック)
また、前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」、「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」、「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」との違いも紹介!
Antutuベンチマークやゲーム性能、新機能、イラスト用の手書き機能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」とは?
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」(ラビ タブ ティー11)は2024年11月15日にNEC PCから発売されたタブレットです(※12月12日以降順次出荷予定)。
画面サイズは11.45インチで、Android 14とQualcomm Snapdragon 685 プロセッサを搭載しています。
前モデルは2024年7月11日に発売された、MediaTek Helio G88 プロセッサ搭載の11型「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」(Android 13)があります。
このタブレットは「11インチの大画面で動画も見やすい」、「Dolby Atmos対応のクアッドスピーカー搭載で音もいい」と評判でした。
NEC PCからはこのほかにもAndroid 12LとHelio G99を搭載した「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」(2023年4月に発売)、
MediaTek Kompanio 1300T搭載のハイエンドモデル「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」も発売され、
いずれも高い評価を受けています。
新モデルは新しいプロセッサや、ショートカットキーとして使える「アクションキー」を搭載し、
Google ウォレットの電子マネー決済に対応したNFC決済機能(Type-A、B)が使えることで話題になっています。
もちろん、専用のデジタルペン3(PC-AC-AD042C、筆圧4096段階)でお絵かきやイラスト制作もできますよ。
それでは早速どんなタブレットなのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
公式ページ:2024年秋冬モデル LAVIE Tab T11 ハイパフォーマンスAndroid™ タブレット 11.45型ワイド T1175/JAS|NEC LAVIE公式サイト
価格は約5万8千円・4万円台の高性能モデルや3万円台の格安モデルよりもお買い得か?
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」のくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はNECダイレクトで58,080円(税込)~で販売されていました。楽天市場やヤフーショッピングでは65,780円(税込)で販売されています。
一方、MediaTek Helio G88搭載の前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」は楽天市場で49,280円(送料無料・ポイント10倍付き)で販売されており、新モデルよりも約1万円ほど安くなっています。
また、MediaTek Helio G99搭載の「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」はAmazonで39,420円(税込・型番YS-T1175FAS)で販売中。
MediaTek Kompanio 1300T搭載のハイエンドモデル「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」はAmazonで66,580円(税込)で販売されていました。
他メーカーではMediaTek Helio G99搭載の11.5型「Lenovo Tab Plus」がAmazonで43,111円で発売中。こちらは8つのJBLスピーカーを搭載するなど音楽に強いタブレットになっています。
また、新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」と全く同じSnapdragon 685を搭載した12型「N-one Npad Ultra」はAmazonで31,999円(税込)で発売中。
シャオミから発売されたSnapdragon 7s Gen 2搭載の12.1型「Redmi Pad Pro」はヤフーショッピングで36,850円(送料無料)で発売中(※AliExpressで31,186円)。
サムスンのSペン付き10.4型「Galaxy Tab S6 Lite 2024」はAmazonで43,977円(税込・P620)で販売されていました。
まとめると、新モデルと同等の性能を持つタブレットは約4万円台で販売されていることが多いようです。
安いものでは3万円台になり、その場合、新モデルとの価格差は約2万円以上になります。
果たして新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はこれらのモデルよりもお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見ていきましょう。
違い1:厚さ7.2 mm、重さ約520g・シンプルで洗練されたデザイン
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はシンプルで洗練されたデザインになっています。
背面はマットな質感で、指紋が目立ちにくい素材を採用。中央にはNECのロゴがあります。
カメラは隅にあり、2つのレンズが並ぶように配置されています。
カラーは落ち着いた色合いのルナグレーの1色展開で、従来の2トーンカラーは採用されていません。
厚さはわずか7.2mmです。前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」と同じ厚さで、
「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」よりもわずかに薄くなります。
右側面には音量ボタンとアクションキー、microSDカードスロットがあります。
電源キーは上部の端にあり、Type-Cポートは下部に配置されています。Type-Cの横、角の部分にはイヤホンジャックもあります。
スピーカーは上部に2つ、下部に2つあり、合計で4つあります。
重さは11インチながらも約 520 gにおさえています。
ただし、前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」と比べて55g 重くなります。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」・・・268.7 x 169 x 7.2 mm / 約520 g
- 2.「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」・・・255.3 x 166.9 x 7.2 mm / 約465g
- 3.「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」・・・269.1 × 169.4 × 7.4 mm / 約520g
- 4.「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」・・・63.66 × 166.67 × 6.8 mm / 約480g
違い2:Qualcomm Snapdragon 685の性能とAntutuベンチマーク
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」は Qualcomm Snapdragon 685 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサはQualcommが開発したミッドレンジ向けのモバイルプラットフォームで、AIに最適化されています。
具体的には6nmプロセスで製造された8コア、最大2.8 GHz駆動のCPU(4× Cortex-A73 コア 最大2.8GHz + 4× Cortex-A53 コア 最大1.9GHz)を搭載。
Qualcomm AI エンジンも搭載し、カメラの性能やバッテリー管理、ユーザーインターフェースの最適化が改善されています。
内蔵のGPUはQualcomm Adreno 610で、前世代のSnapdragon 680よりも若干性能が向上。
HD解像度や軽めのゲームを快適にプレイできる性能を発揮します。
Antutuベンチマーク
Qualcomm Snapdragon 685 プロセッサはAntutu V10 ベンチマーク総合で約 35万 (346691) 前後を記録しています。
例:Antutu V10 総合で「346691」、CPUで「117343」、GPUで「42979」、MEMで「113571」、UXで「72798」
前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」よりも約7~9万ほどスコアが向上していることから、
プロセッサ性能が飛躍的に向上したといえます。
ただし、Helio G99搭載の「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」よりも5万ほどスコアが低くなり、
Kompanio 1300T搭載の「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」と比べると約25万ほそスコアが低くなります。
<プロセッサとAntutuベンチマークを比較>
- 1.「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」・・・Snapdragon 685(Antutu 総合:35万)
- 2.「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」・・・MediaTek Helio G88(Antutu 総合:26-28万 前後)
- 3.「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」・・・MediaTek Helio G99(Antutu 総合:40万 前後)
- 4.「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」・・・MediaTek Kompanio 1300T(Antutu 総合:60万 前後)
Snapdragon 685の性能を比較
性能的には.MediaTek Helio G99よりも少し低く、Unisoc T620やMediatek MT8188J、Snapdragon 680よりも少し高くなります。
低価格なタブレットに搭載されることが多いUNISOC T606 プロセッサとは約10万のスコア差があり、
動作面で大きな違いがあるといえます。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合のスコアで比較したものです。
- 1.Snapdragon 870 (Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:約 80万
- 2.Snapdragon 888 (nubia Pad 3D)・・・Antutu:約 70万
- 3.Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:約 62万
- 4.MediaTek Dimensity 7050 (Lenovo Tab P12)・・・Antutu:約 52万
- 5.MediaTek Helio G99 (N-one Npad X1/Headwolf HPad5)・・・Antutu:約 40万
- 6.★ Snapdragon 685 (LAVIE Tab T11 T1175/JAS、N-one Npad Ultra)・・・Antutu:約 35万
- 7.Mediatek MT8188J (Fire Max 11)・・・Antutu:30万 前後
- 8.Unisoc T620 (Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万 前後
- 9.Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:約 27万
- 10.UNISOC T606 (Teclast T50HD/HEADWOLF Wpad 5/Alldocube iPlay 60)・・・Antutu:約 25万
ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 685 プロセッサはゲームに最適化されているため、多くのゲームをプレイできます。
人気ゲームの「原神」はグラフィック設定「低」、30 FPS 前後で快適にプレイできます。
グラフィック設定は最初のプレイで固定されており、しばらくプレイした後で設定アイコンが表示され、「中」に変更できるようです。
戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは20 FPSまで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。
PUBG Mobileはスムーズ設定で30~40FPS程度で動作します。激しい戦闘シーンではフレームレートが低下する可能性があります。
Call of Duty Mobileは低設定で60FPS程度。高設定ではフレームレートが低下する可能性があります。
マインクラフトは設定次第で60FPSも可能です。ただし、描画範囲を広くするとフレームレートが低下する可能性があります。
ウマ娘は画質を低~中、解像度を低~中に設定した場合で30FPSで動作します。
各ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。※画質は「低」に設定しています。
- 原神 Genshin Impact・・・27 FPS
- PUBG Mobile・・・32 FPS
- Call of Duty: Mobile・・・35 FPS
- フォートナイト Fortnite・・・26 FPS
- マインクラフト・・・60 FPS
- ウマ娘・・・30 FPS
- Shadowgun Legends・・・60 FPS
- World of Tanks Blitz・・・60 FPS
- Mobile Legends: Bang Bang・・・32 FPS
そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」なども快適に動作します。
違い3:11.45インチの2KワイドLED IPS液晶で高精細で色鮮やかな映像を映し出せる
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」は11.45インチ(解像度2000 x 1200ドット)のワイドLED IPS ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイはアスペクト比16:10、最大1677万色の2K液晶で、高精細で色鮮やかな映像を映し出せます。
また、従来のHDRよりもさらに広いダイナミックレンジと豊かな色域を表現できるHDR規格「Dolby Vision」に対応。
10点マルチタッチ操作やTÜV認証ブルーライト低減にも対応しています。
一方、前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」は11インチ(解像度1920 x 1200 ドット)のワイドLED IPS ディスプレイを搭載していました。
新モデルは前モデルよりも画面サイズが0.45インチ大きくなり、解像度も向上し、より見やすく高精細に表示できるようになっています。
<ディスプレイのサイズ、解像度を比較>
- 1.「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」・・・11.45インチ、2000 x 1200ドットのワイドLED IPS
- 2.「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」・・・11インチ、1920 x 1200 ドットのワイドLED IPS
- 3.「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」・・・11.5インチ、2000 x 1200ドットのワイドLED IPS
- 4.「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」・・・11.2インチ、2560 x 1536ドットのワイド有機EL
リフレッシュレート 90Hzに対応
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はリフレッシュレート 90Hzに対応しています。
リフレッシュレート 90Hzは1秒間に90回画面が更新されることを意味し、
一般的な60Hzと比べて動きの速い映像やスクロールをよりスムーズに表示できます。
前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」もリフレッシュレート 90Hz対応です。
ただし、「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」、「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」はリフレッシュレート 120Hz対応で、
新モデルよりも、より滑らかな映像再生ができるようになっています。
<リフレッシュレートの値を比較>
- 1.「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」・・・90Hz
- 2.「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」・・・90Hz
- 3.「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」・・・120Hz
- 4.「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」・・・120Hz
違い4:アクションキーを搭載・NFC決済や個人認証情報の読み取り機能も利用できる
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」は便利に活用できるようにさまざまな機能が搭載されています。
アクションキー
タブレット側面に搭載されたボタンで、よく使うアプリや機能を素早く起動できる便利な機能です。1回押し、2回押し、長押しにそれぞれ異なるアプリや機能を割り当てることができます。
また、アプリの起動だけでなく、スクリーンショットの撮影や、画面の回転ロックなど、様々な機能を割り当てることができます。アクションキーの設定は、「設定」アプリの「システム」>「アクションキー」から行えます。
NFC決済
NFC Type-A/Bに対応し、NFC決済が利用できます。
NFC Type-A/Bは近距離無線通信技術NFCの規格の1つで、主にスマートフォンをかざすだけで決済ができるNFC決済に利用されています。
新モデルの場合は、NFCを利用した電子マネー決済「Googleウォレット」を利用できます。クレジットカード、またはデビットカードをGoogle ウォレットに登録することで、簡単に電子マネー決済を利用できます。
ただし、FeliCaには対応していないため、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードを利用することはできません。
個人認証情報の読み取り機能
NFC Type-A/Bを利用してマイナンバーカードや運転免許証などを読み取ることが可能です。マイナ健康保険証を利用した情報表示などに活用できます。
また、限度額適用設定や、予防接種記録の表示など、スマートフォンでは何枚もスクロールしなければ閲覧できない情報もタブレット上で見やすく表示できます。そのほか、運転免許証を利用した運転経歴証明書の発行や、在留カードの登録情報の照会などにも利用できます。
つながる!LAVIE for Android
Android搭載のタブレットやスマートフォンを、Windowsパソコンのセカンドディスプレイとして利用できる便利なアプリです。Android端末をWindows PCの拡張ディスプレイとして使用できます。
また、Wi-Fi DirectでPCと端末を接続するため、ケーブルは不要です。接続後はタッチ操作やペン入力、ファイル転送、URL転送などの操作も利用できます。
その他の機能
子供向けのコンテンツを安全に楽しめる「キッズスペース」、目の疲れを軽減する「ブルーライトカットモード」、画面下部からのスワイプ操作で、直感的にタブレットを操作できる「ジェスチャーナビゲーション」、「顔認証」などの機能も利用できます。
他のタブレットと比較
一方、前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」はアクションキー、NFC Type-A/BによるNFC決済、個人認証情報の読み取り機能には対応していませんでした。
新モデルは前モデルよりも便利に使える機能が増えています。
<アクションキー、NFC決済、個人認証情報の読み取り機能の対応を比較>
- 1.「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」・・・対応する
- 2.「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」・・・対応しない
- 3.「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」・・・対応しない
- 4.「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」・・・対応しない
違い5:純正オプションを用意・筆圧ペンやキーボードも利用できる
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はより便利に使えるように豊富なオプション製品を用意しています。
スタイラスペン
デジタルペン3(PC-AC-AD042C)を用意しています。4096段階の筆圧感知に対応し、繊細なタッチで手書き入力(お絵かき)できます。また、2つのサイドボタンを搭載し、よく使う操作を割り当てることが可能。傾き検知に対応し、線の濃淡や太さを表現することもできます。実売価格1万2000円弱。
キーボード
Bluetoothキーボード(PC-AC-AD049C)を用意しています。日本語配列で80キーを採用し、キーピッチは約17mm、キーストロークは約1.5mmで、快適なタイピングを実現。タブレットを立てかけることができるスタンド機能付きで、動画視聴やビデオ通話に利用できます。
タブレットとはマグネットで着脱が可能。Bluetooth 5.0対応で、USB Type-Cで充電できます。本体はリチウムイオンポリマーバッテリーを内蔵しています。約5.6mmの薄さと約248gの軽さで持ち運びも快適です。想定価格1万6280円前後。
カバー
タブレットカバー(PC-AC-AD050C)を用意しています。カバーを開閉することで、タブレットの画面を自動的にオン/オフできるオートスリープ機能と自立可能なスタンド機能を搭載。薄型軽量な設計で、デジタルペン3(PC-AC-AD042C)を収納できるペンホルダーも備えています。素材はポリウレタンレザーです。想定価格7678円前後。
保護フィルム
ガラス保護フィルム(PC-AC-AD051C)を用意しています。表面硬度9Hの強化ガラスを採用し、タブレットの画面を傷や衝撃から守ります。また、高い透過率で、鮮明な画面表示を維持。滑らかな指滑りで、快適な操作性を提供するスムースタッチに対応するほか、指紋防止や飛散防止、気泡レスの取り付けにも対応しています。想定価格2728円前後。
他のタブレットと比較
一方、前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」は同じスタイラスペンやキーボードは使えますが、タブレットカバー(PC-AC-AD050C)とガラス保護フィルム(PC-AC-AD051C)は使えませんでした。
新モデルは前モデルよりも豊富なオプション製品が使えるようになっています。
違い6:クアッドスピーカー搭載・ステレオマイクやイヤホンジャックもあり
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」は4つのスピーカーを搭載し、迫力のあるサウンドを再生できます。
スピーカーは上部に2つ、下部に2つ配置されています。
また、Dolby Atmosサウンドに対応し、映画館のような立体的なサウンドも再生できます。
そのほか、ステレオマイクを搭載。ビデオ通話やチャットなどでクリアな音声で通話できます。
なお、3.5mmイヤホンジャックは搭載されており、有線のヘッドホンやイヤホンも利用できます。
一方、前モデル「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」もクアッドスピーカー搭載でDolby Atmosサウンド、3.5mmイヤホンジャックに対応していました。
ただし、マイクはステレオの表記がなく、一般的なマイクを内蔵しているようです。
<オーディオ性能を比較>
- 1.「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」・・・4スピーカー、Dolby Atmos、ステレオマイク、イヤホンジャック
- 2.「LAVIE Tab T11 T1155/HAS」・・・4スピーカー、Dolby Atmos、マイク、イヤホンジャック
- 3.「LAVIE Tab T11(T1175/FAS)」・・・4スピーカー、Dolby Atmos、マイク、イヤホンジャック
- 4.「LAVIE Tab T11(T1195/FAS)」・・・4スピーカー、Dolby Atmos、マイク、イヤホンジャック
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」のデメリット
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」のデメリットを紹介します。
デメリット1:HDMI出力に対応していない
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はUSB 2.0 Type-C ポートを搭載していますが、クライアント機能のみで有線によるHDMI映像出力には対応していません。
「つながる!LAVIE for Android」アプリを利用してPCのセカンドモニタとして利用することはできます。
デメリット2:SIMスロットなしで4G LET通信に対応していない
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はSIMスロットを搭載していないため、単体で4G LET通信を利用できません。
通信はWi-Fi 6 (802.11 ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.3のみ利用できます。
デメリット3:防水性能が強力でない
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はIPX2の防水性能とIP5Xの防塵性能を備えていますが、それほど強力な防水性能ではありません。
IPX2は、「鉛直から15度の範囲で噴霧した水滴による有害な影響がない(防滴形)」ことを示します。
つまり、LAVIE Tab T11(T1175/JAS)は、多少の水滴がかかっても故障することはなく、キッチンで水しぶきがかかっても問題ありません。
ただし、強力な防水(完全防水)ではないため、水に浸したり、強い水流を当てたりすると故障してしまいます。
なお、「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はお風呂やサウナ、シャワーでは使用できません。
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」のスペック
- 型番 PC-T1175JAS
- ディスプレイ 11.45インチ、解像度2000 x 1200ドットのワイドLED IPS
※2K/16:10/広視野角/最大1677万色/10点マルチタッチ/静電容量式/TÜV認証ブルーライト低減 - リフレッシュレート 90Hz
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 685
※6nm/64bit/8コア/最大2.8 GHz - GPU Qualcomm Adreno 610
- RAM (メモリ) 8GB LPDDR4X
- ストレージ 256GB
- 外部ストレージ microSDカードで拡張可能
- バッテリー 8600 mAh
- 駆動時間 約13時間 (Web閲覧時)
- 充電 Type-C、約2.5時間、ACアダプタ(100~240V±5%、50/60Hz)
- 背面カメラ 13MP ※CMOSカメラ、AF対応、フラッシュライト
- 前面カメラ 8MP ※CMOSカメラ、固定フォーカス
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11 ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.3
- NFC Type-A/Bに対応(カード情報の確認やタッチ決済)
- インターフェース USB 2.0 Type-C x1 (クライアント機能、OTG対応、充電兼用)、microSDカードスロット、ヘッドフォンステレオ出力・マイク入力共用ミニジャック x1
- センサー GPS、加速度センサ、照度センサ、近接センサ、ジャイロセンサ、Hallセンサ
- スピーカー クアッド ステレオスピーカー
- オーディオ Dolby Atmos
- マイク ステレオマイク
- アクションキー 対応(よく使うアプリや機能をすばやく起動させる)
- スタイラスペン デジタルペン3、PC-AC-AD042C、4096段階の筆圧感知、チルトセンサー、パームリジェクションに対応 (別売)
- キーボード PC-AC-AD049C、BluetoothとUSB Type-C Type-C接続に対応
- ガラス保護フィルム PC-AC-AD051C、高透過率&防指紋加工で快適
- 防水防塵 IP52(防塵:IP5X、防水IPX2)
- 動作環境(温湿度条件) 温度5℃~35℃、湿度20%~80%(ただし結露しないこと)
- 機能 「つながる!LAVIE for Android」※2022年1月発表以降のLAVIEと2021年8月発売以降のLAVIE Tabの組み合わせで利用可能
- アプリ 手書き対応ノートアプリ「Nebo」計算アプリ「MyScript Calculator 2」をプリインストール
- Googleキッズスペース 対応・ペアレンタルコントロール対応
- 生体認証 顔認証
- OS Android 14
- サイズ 268.7 x 169 x 7.2 mm
- 重量 約 520 g
- カラー ルナグレー
- 付属品 ACアダプタ、充電ケーブル(USB)、マニュアル
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」の評価
7つの基準で「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★★
- デザイン:★★★★
- 耐久性:★★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
NECのLAVIE Tab T11 シリーズの最新モデルになります。
プロセッサにSnapdragon 685を、OSにAndroid 14を搭載し、
新たにNFC決済や個人認証情報の読み取り機能にも対応しています。
また、側面に物理的なアクションキー(ショートカットキー)を搭載し、
操作性を向上させています。
<アクションキーとNFC決済について>
アクションキーは頻繁に使うアプリや機能にすばやくアクセスするためのもので、
防水防塵に対応したスマホによく搭載されている機能です。
一般的なタブレットに搭載されることは珍しいですが、
今後他社との差別化を図るために多く採用されていきそうな機能です。
NFC決済機能もスマートフォンに多く搭載されているもので、タブレットに搭載されることは珍しいです。
というのも、スマホがあればすぐに決済できるため、今まであまり必要性を感じることはありませんでした。
しかし、何らかのアクシデントや大きな災害などでスマホが使えなくなったとしたらどうでしょうか?
このタブレットで使えるNFC決済は万が一のトラブルが生じたときに大いに役立ちそうです。
<ディスプレイ・オーディオ、オプション製品について>
ディスプレイは従来よりも0.45インチ大きい11.45インチになり、
解像度も2000 x 1200ドットと高精細です。
リフレッシュレートは90Hzで120Hzには対応していませんが、
大画面で高精細のため、動画視聴は非常に快適です。
また、クアッドスピーカー搭載でDolby Atmosに対応するなどオーディオ性能も優れています。
ステレオマイク搭載で、前面カ8MPカメラも利用できるため、ビデオ通話も快適に利用できそうです。
そのほか、筆圧ペンやBluetoothキーボード、保護ケースなど、豊富な純正オプション製品を用意。
つながる!LAVIE for Android対応で、PCのセカンドモニタ代わりにして使用することもできます。
(まとめ)
新モデル「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」はNFC決済機能やPCのセカンドモニタとして使える機能など、
便利な機能が豊富に搭載されています。
お絵かきやイラスト制作ができる純正の筆圧ペンやキーボードもあるため、
趣味だけでなく仕事にもフル活用できそうです。
豊富な機能と優れた拡張性を備えたNEC製の高性能なタブレットを探している人におすすめです。
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」の価格・販売先
NECダイレクト
58,080円(税込)~で販売されています。
※メモリ8GB、ストレージ256GBのWeb限定版は65,780円(税込)~で販売されています。
NECダイレクトで「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」をチェックする
※支払い方法はPayPay残高、d払い、楽天ペイ、クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、代金引換、分割クレジットです。
<セール情報>
ブラックフライデー(~11/28 15時まで)
以下2つの特典をお選びいただけます。※対象モデルによって特典が異なります
- 【特典1】モバイルバッテリーなどが同時購入で実質0円!
- 【特典2】お役立ち1品(ワイヤレスイヤホンなど)が同時購入でお得!
ECサイト
楽天市場で65,780円(税込)、
ヤフーショッピングで65,780円(送料無料)、
で販売されています。
Amazonで「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」をチェックする
楽天市場で「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」をチェックする
ヤフーショッピングで「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」に似た性能をもつタブレットも販売されています。
「Lenovo Tab Plus」
レノボから発売された11.5型のタブレットです。MediaTek Helio G99、K液晶、256GBストレージ、8600 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラ搭載で、8つのJBLスピーカー、キックスタンド、45W急速充電、リフレッシュレート 90Hz、IP52防水防塵、Wi-Fi 5に対応しています。
価格は、Amazonで43,111円、楽天市場で46,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,900円、レノボ オンラインストアで42,680(税込・送料無料)、AliExpressで36,644円、米国 Amazon.comで$299.27、です。
関連記事:音楽に強い「Lenovo Tab Plus」タブレットのメリット・デメリット
「N-one Npad Ultra」
N-oneから発売された12インチのAndroid 14 タブレットです。Snapdragon 685、2K液晶、128GB UFSストレージ、9200mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、最大20GBまでのメモリ拡張、18W PD急速充電、Widevine L1、クアッドスピーカー、ステレオサウンド、ペアレンタルコントロール、Googleキッズスペース、顔認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで31,999円(税込)、楽天市場で36,349円(税込)、米国 Amazon.comで$219.99 ($11 OFFクーポン付き)、で販売されています。
関連記事:12型で最安「N-one Npad Ultra」のメリット・デメリット
「Redmi Pad Pro」
シャオミから発売されたXiaomi HyperOS (Android 14ベース)搭載委の12.1型 タブレットです。Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2、2.5KのLCD液晶、128GB UFS 2.2 ストレージ、10000mAhバッテリ、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラ搭載で、筆圧ペン(別売)、専用Bluetoothキーボード(別売)、33W急速充電、クアッド スピーカー、Dolby Atmos、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240Hz、、Wi-Fi 6に対応しています。
価格は、楽天市場で37,965円(税込)、ヤフーショッピングで36,850円(送料無料)、AliExpressで31,186円、米国 Amazon.comで$212.50です。
関連記事:「Redmi Pad Pro」タブレットとPOCO Padの違いを解説
「Galaxy Tab S6 Lite 2024」
サムスンから発売されたAndroid 14 + One UI 6.1を搭載した手書き用の10.4型タブレットです。Exynos 1280 プロセッサと4GB メモリを搭載。5:3のWUXGA+液晶、64GBストレージ、7040 mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、
Sペン(付属)、15W急速充電、AKG デュアルスピーカー、ドルビーアトモス、Quick Share、DeXモード、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで43,977円(税込・P620)、楽天市場で52,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで51,600円、米国 Amazon.comで$229.99、です。
関連記事:Sペン付き「Galaxy Tab S6 Lite 2024」の変更点を解説
他のNEC LAVIE Tab タブレットと比較
他にもNECのLAVIE Tab タブレットが販売されています。2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
NEC LAVIE Tab タブレット 最新モデル ラインナップ 一覧
その他のおすすめAndroidタブレットは?
その他のおすすめAndroidタブレットは以下のページにまとめてあります。
Android 14で使えるタブレット 2024 最新 機種 まとめ
最新のAndroid 14 タブレットをまとめて紹介しています。
Android 13で使えるタブレット 2023 最新 機種 まとめ
Android 13 OSのタブレットをまとめて紹介しています。
HDMI出力できるタブレットをまとめて紹介しています。
一度は手に入れてみたい超ハイスペックなAndroidタブレット まとめ
最強スペックのAndroidタブレットをまとめて紹介しています。