M3チップを搭載した新しいiPad Air。早くも「生成AIと新しいMagic Keyboardで生産性が爆上がりしそう!」と評判です。
Appleからは2024年5月にM2チップを搭載したiPad Airが発売され、その優れた処理能力と携帯性で人気モデルになっていました。
今回発売されたiPad Air(M3)はその後継モデルで、新たにApple M3チップを搭載していることで注目されています。
驚くべきことにこのプロセッサはAntutuベンチマークで200万以上を記録。
優れたAI処理能力も兼ね備え、Appleの生成AI「Apple Intelligence」も高速に使えるほどです。
さらにオプションで新設計のMagic Keyboardを用意。生成AIと組み合わせることで生産性も格段に向上することが期待されています。
今回の記事ではそんな大注目のiPad Air(M3)の性能や魅力を徹底解剖するべく、以下の11点を重点的に解説します。
- 外観・デザイン:サイズ・重量、接続ポート、薄型、軽量、USB-C、Smart Connector
- ディスプレイ:Liquid Retina、解像度、輝度、True Tone、P3
- プロセッサ性能:ベンチマーク、Antutu、Apple M3、ゲーム、FPS
- メモリ・ストレージ:RAM、容量
- カメラ性能:前面カメラ、背面カメラ、画素数、ビデオ通話
- オーディオ:スピーカー、音質、空間オーディオ
- 通信性能:Wi-Fi 6E、5G、Bluetooth 5.3
- バッテリー:駆動時間、充電時間、USB-C充電
- キーボード:Magic Keyboard、Smart Connector、トラックパッド、ファンクションキー
- スタイラスペン:Apple Pencil、Apple Pencil Pro、傾き検知、筆圧感知
- OS:iPadOS 18、マルチタスク、Apple Intelligence、生成AI
また、 iPad Air (M2)をはじめとした前世代モデル(第6世代、第5世代、第4世代)との違いも紹介!
M3チップのAntutuベンチマークやゲーム性能(FPS)、購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
パワフルなM3チップとApple Intelligenceで進化を遂げたiPad Air、ついに発売!
2025年3月12日、待望の新型iPad Airがついに発売されました。Appleが設計したパワフルなM3チップと、革新的なApple Intelligenceを搭載し、パフォーマンスと使いやすさが飛躍的に向上しています。
圧倒的なパフォーマンスで様々なタスクを快適に
M3チップは、8コアCPU、9コアGPU、16コアNeural Engineを搭載し、前世代M1チップ搭載モデルを遥かに凌駕するパフォーマンスを実現しました。マルチスレッド性能は最大35%、GPU性能は最大40%高速化し、プロレベルの作業も、息をのむほど美しいゲーム快適に楽しめます。
また、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングとメッシュシェーディングにも対応し、よりリアルで没入感のあるグラフィック体験を提供します。
Apple Intelligenceがもたらす新たな可能性
Apple Intelligenceは、iPad Airの使い勝手を大きく変えるパーソナルインテリジェンスシステムです。写真アプリのクリーンアップツールで写真の不要な要素を簡単に削除したり、メモアプリの画像マジックワンドで手書きのスケッチを美しい画像に変換したり、作文ツールで文章作成をサポートしたりと、様々なシーンで活躍します。
M3チップのNeural Engineにより、これらのAI機能はM1チップ搭載モデルより最大60%高速化。あなたのプライバシーを守りながら、創造性を飛躍的に向上させます。
選べる2つのサイズと美しいLiquid Retinaディスプレイ
11インチと13インチの2つのサイズから選べるiPad Airは、どちらのモデルも高画質のLiquid Retinaディスプレイを搭載しています。広色域(P3)とTrue Toneテクノロジーにより、鮮やかで自然な色彩表現を実現。フルラミネーションと反射防止コーティングが、屋内外を問わず快適な視認性を確保します。用途や好みに合わせて最適なサイズを選べるのは、iPad Airの魅力の一つです。
創造性と生産性を高めるアクセサリー
Apple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)に対応し、クリエイティブな作業を強力にサポート。特にApple Pencil Proは、傾きや筆圧を感知するだけでなく、ダブルタップなどのジェスチャー操作も可能で、より直感的で精密な作業を実現します。
さらに、新設計のMagic Keyboardは、より大きなトラックパッドと14のファンクションキー列を搭載し、iPad Airでの作業効率を大幅に向上させます。
さらに進化したiPad Airで、より快適なデジタルライフを
その他にも最新の iPadOS 18、超高速Wi-Fi 6Eや5Gへの対応、最大10時間のバッテリー駆動、安全なTouch ID、DisplayPort出力や最大10Gb/sの高速転送に対応したUSB-Cポートなど、魅力的な要素が満載です!
早速どんなタブレットなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。
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公式ページ:iPad Air – Apple(日本)
価格をチェック!他メーカーのタブレットよりも安いのか?
iPad Air(M3)は、11インチ Wi-Fiモデルが98,800円から、Wi-Fi + Cellularモデルが124,800円(税込)から販売されます。
13インチモデルは、Wi-Fiモデルで128,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルで154,800円(税込)から販売されます。
なお、Amazonでも同様に98,800円~(税込)で販売中。楽天市場やヤフーショッピングにも入荷する予定です。
Galaxy Tab S9 FE
2023年10月19日に発売された「Galaxy Tab S9 FE」はAmazonで66,700円で販売中です。こちらは、鮮やかなWUXGA+液晶ディスプレイを搭載したサムスン製の10.9インチタブレットです。
付属のSペンでメモやイラストを自由に描け、クリエイティブな作業も快適に行えます。パワフルなExynos 1380プロセッサと6GBメモリで、マルチタスクもスムーズ。DeXモードを使えば、PCライクな操作環境で生産性を高めることも可能です。
さらに、IP68防水防塵で、あらゆるシーンで安心して使えます。鮮やかなディスプレイ、Sペン、そしてDeXモードで、エンターテイメントからビジネスまで幅広く活躍する1台です。
OnePlus Pad 2
2025年1月にAliExpressで発売された「OnePlus Pad 2」は米国Amazon.comで$549.99で販売中です。こちらは、驚異的な7:5 ReadFit比率の12.1インチ、3K LCDディスプレイを搭載し、没入感あふれるビジュアル体験を提供するタブレットです。
Snapdragon 8 Gen 3と12GB LPDDR5xメモリ、そしてUFS 3.1ストレージによる圧倒的なパフォーマンスで、ゲームや動画ストリーミングもスムーズに楽しめます。
Dolby Atmos対応の6スピーカーが、迫力あるサウンドでエンターテイメントをさらに盛り上げます。別売のスタイラスペン「Stylo 2」とキーボードを使えば、クリエイティブな作業や生産性向上にも活用可能。大型オープンキャンバスやスマートビジョンといった独自機能も搭載し、他にはない使い勝手を提供します。
Lenovo Idea Tab Pro
2025年1月に日本で発売された「Lenovo Idea Tab Pro」はAmazonで54,780円で販売中です。こちらは、12.7インチの大画面で鮮やかな2944 x 1840ドットディスプレイを搭載し、エンターテイメントに最適なタブレットです。
MediaTek Dimensity 8300プロセッサと8GBメモリで、動画視聴やゲームもスムーズに動作します。付属のLenovo Tab Pen Plusで、メモやイラスト作成も快適。Dolby Atmos対応のJBLスピーカー4つが、臨場感あふれるサウンドを提供します。
さらに、Google GeminiのAI機能を活用した「かこって検索」や「翻訳」機能など、便利な機能も搭載。エンターテイメントからビジネスまで、幅広いシーンで活躍する1台です。
Google Pixel Tablet
2023年6月20日に発売された「Google Pixel Tablet」はAmazonで64,379円で販売中です。こちらは、エンターテイメントの中心に据えられた10.95インチタブレットです。
Google Tensor G2チップと8GBメモリでスムーズな動作を実現し、鮮やかなディスプレイで動画視聴やゲームを楽しめます。付属の充電スピーカーホルダーに置くだけで、スマートディスプレイとしても活躍。
ハブモードでスマートホームデバイスを操作したり、Chromecastでコンテンツを大画面に映し出したり、Googleアシスタントで様々な操作を音声で行うことも可能です。エンターテイメントとスマートホーム機能をシームレスに統合した、革新的なタブレットです。
外観:どこへでも連れて行ける、軽く、薄く、美しいデザイン
新しいiPad Airは、美しい4色のカラーバリエーション、驚くほど薄くて軽いボディ、そして細部まで使いやすさを追求したデザインによって、所有する喜びを感じさせてくれるデバイスです。
選べる2つのサイズ:あなたにぴったりのiPad Air
新しいiPad Airは、11インチと13インチの2つのディスプレイサイズから選択できるようになりました。例えば、外出先でNetflixの映画をじっくり楽しみたい、移動中にApple Booksで読書をしたい、という方には、持ち運びやすい11インチモデルがぴったりです。
一方、自宅でじっくりとProcreateでイラストを描いたり、Apple Musicの空間オーディオで臨場感あふれる音楽体験をしたい方には、より広い画面で作業できる13インチモデルがおすすめです。あなたのライフスタイルに合わせて、最適な一台を選べます。
空間と調和する、洗練された4つのカラー
カラーバリエーションは、スペースグレイ、ブルー、パープル、スターライトの4色展開です。例えば、落ち着いた雰囲気のスペースグレイは、ビジネスシーンでプレゼンテーション資料をiPad Airで表示する際にも、プロフェッショナルな印象を与えます。明るく爽やかなブルーは、カフェで友人とのんびりYouTubeを視聴する際に、あなたの個性を引き立てるでしょう。
これらのカラーは、どんなインテリアにも馴染み、リビングや寝室など、どこに置いても空間を上品に演出します。
驚きの携帯性:どこへでも連れて行ける
新しいiPad Airは、驚くほど薄くて軽いのが特徴です。11インチモデルは、わずか460g。これは、文庫本約2冊分の重さです。13インチモデルでも616g(Wi-Fiモデル)と軽量で、厚さもわずか6.1mm。
例えば、普段使いのトートバッグやリュックサックにもすっきりと収まり、通勤・通学中にApple Arcadeのゲーム「NBA 2K24 Arcade Edition」をプレイしたり、「GoodNotes 6」で会議のメモを取ったりする際にも、負担になりません。
耐久性の高い100%再生アルミニウムボディは、旅行や出張などの長距離移動にも安心して持ち運べます。
ビデオ通話も快適:進化したカメラ配置
新しいiPad Airは、ビデオ通話の使いやすさも向上しています。12MPのセンターフレーム対応超広角フロントカメラが、iPad Airの長辺(横向きにした時の上辺)に配置されました。
これにより、例えばZoomやFaceTimeを使ったオンライン会議や、家族とのビデオ通話の際に、より自然な目線で相手とコミュニケーションできます。まるで、相手が目の前にいるかのような、スムーズで快適な会話を楽しめるでしょう。
拡張性:あらゆる周辺機器との連携
本体下部には、USB-Cポートを搭載しています。これにより、例えばAnker製の高速充電器を使ってiPad Airを急速充電したり、最大6K解像度、60Hzに対応したLG製の外部モニターに接続して、Final Cut Pro for iPadで動画編集作業の効率を上げたりすることが可能です。
また、USB 3(最大10Gb/s)に対応しているため、SanDisk製の外付けSSDとの間で、写真や動画などの大容量データを高速転送できます。さらに、Smart Connectorを使って、Apple純正のMagic Keyboardをマグネットで簡単に取り付ければ、まるでノートパソコンのように快適なタイピングが可能になります。側面にはApple Pencil Proを充電・保管できる磁気コネクタも備え、いつでも手軽にアイデアをスケッチできます。
<サイズ・重量を比較>
- 11インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・178.5 x 247.6 x 6.1 mm / Wi-Fi/Cellular: 460g
- 13インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・214.9 x 280.6 x 6.1 mm / Wi-Fi: 616g, Cellular: 617g
- 11インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・ 247.6 x 178.5 x 6.1 mm / Wi-Fiモデル:462 g、Wi-Fi + Cellularモデル:462 g
- 13インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・280.6 x 214.9 x 6.1 mm / Wi-Fiモデル:617 g、Wi-Fi + Cellularモデル:618 g
11インチモデルの比較
11インチモデルのiPad Air(M3)とiPad Air(M2)を比較すると、サイズは全く同じです(幅178.5mm、高さ247.6mm、厚さ6.1mm)。
重量については、M3モデルのWi-Fi/Cellularモデルは460g、M2モデルのWi-Fi/Cellularモデルは462gと、M3モデルの方がわずか2gだけ軽量です。しかし、この差は実使用においてほとんど感じられない程度の差と言えるでしょう。
13インチモデルの比較
13インチモデルのiPad Air(M3)とiPad Air(M2)を比較すると、こちらもサイズは全く同じです(幅214.9mm、高さ280.6mm、厚さ6.1mm)。
重量については、M3モデルのWi-Fiモデルは616g、Cellularモデルは617gです。一方、M2モデルのWi-Fiモデルは617g、Cellularモデルは618gです。M3モデルはM2モデルと比較して、Wi-Fiモデルで1g、Cellularモデルで1g軽量化されています。11インチモデル同様、この差は体感できるほどの差ではありません。
まとめ
iPad AirのM3モデルとM2モデルを比較すると、11インチ、13インチともにサイズは全く同じです。重量については、M3モデルがM2モデルよりわずかに(1g〜2g)軽量化されていますが、この差は実使用においてほとんど影響がない程度の差と言えます。
ディスプレイ:2つのサイズで、Liquid Retinaの映像美を体験
新しいiPad AirのLiquid Retinaディスプレイは、卓越した画質、自然な色再現、そして使いやすさによって、あなたの毎日を感動で満たします。
2つのサイズ、無限の可能性を秘めたLiquid Retinaディスプレイ
新しいiPad Airは、あなたの創造力を刺激し、エンターテイメントの世界を広げる、先進的なLiquid Retinaディスプレイを搭載しています。選べるのは、11インチと13インチの2つのサイズ。
例えば、外出先で気軽にイラストを描きたいアーティストには、バッグにすっぽり収まる11インチモデルが最適。自宅で映画やゲームを大迫力で楽しみたい方には、より没入感の高い13インチモデルがおすすめです。
「Procreate Dreams」でアニメーション制作をする際も、広い画面の13インチモデルなら、より細部までこだわった作業ができます。
あらゆるものを、息を呑むほど美しく
両モデルともに、高解像度Liquid Retinaディスプレイを採用。例えば、13インチモデルで「ディズニープラス」で高画質の映画を視聴すれば、2,732 × 2,048ピクセルの解像度と264ppiというピクセル密度が、まるで映画館にいるかのような臨場感を生み出します。
11インチモデルで「Apple Books」で電子書籍を読む際も、2,360 × 1,640ピクセルの解像度が、文字をくっきりと表示し、長時間の読書でも目が疲れにくいでしょう。写真、動画、イラスト、ゲームなど、あらゆるコンテンツを、息を呑むほど美しく、細部までリアルに再現します。
自然な色彩、目に優しいTrue Toneテクノロジー
広色域(P3)に対応しているため、例えば「Adobe Lightroom」でRAW画像を編集する際、色彩は豊かで、非常に正確に表現されます。まるで、プロのフォトグラファーが使うスタジオのモニターのような色再現性です。
さらに、True Toneテクノロジーが、周囲の光に合わせてディスプレイの色温度を自動的に調整。例えば、暖色系の照明の下で読書をする際も、寒色系の照明の下で作業をする際も、常に目に優しく、自然な色合いでコンテンツを楽しめます。
没入感を高める、細部へのこだわり
ディスプレイ表面には、特別なコーティングが施されています。反射防止スクリーンコーティングにより、例えば、日当たりの良いカフェのテラス席で「Genshin Impact」をプレイする際も、画面への映り込みが少なく、快適にゲームを楽しめます。
耐指紋性撥油コーティングにより、指紋や汚れが付きにくく、常にクリアな視界を保てます。「GoodNotes 5」でメモを取る際も、画面の汚れを気にせず、集中して作業に取り組めます。
フルラミネーションディスプレイ技術は、ディスプレイとカバーガラスの間の隙間をなくすことで、反射率をさらに低減。より深くコンテンツに没入できます。
明るい場所でも、鮮やかさをキープ
13インチモデルは最大600ニト、11インチモデルは最大500ニトの輝度を実現。例えば、晴れた日の屋外で「Kindle」アプリを使って読書をする際も、画面の文字や画像がはっきりと見やすく、快適に読書を楽しめます。屋内、屋外を問わず、あらゆるシーンで鮮明な表示を維持します。
(注:実際の表示領域は、11インチモデルが10.86インチ、13インチモデルが12.9インチとなります。)
<ディスプレイを比較>
- 11インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・11インチ、解像度2360×1640のLiquid Retina(500nit)
- 13インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・13インチ、解像度2732×2048のLiquid Retina(600nit)
- 11インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・11インチ、解像度2360×1640のLiquid Retina(500nit)
- 13インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・13インチ、解像度2732×2048のLiquid Retina(600nit)
ディスプレイの表示品質に関しては、M3モデルとM2モデルで差がありません。11インチモデルと13インチでは輝度が違っており、13インチの方が明るく表示できます。
プロセッサ:M3チップが、異次元のパフォーマンスを実現
新しいiPad Air (M3)は、M3チップの搭載により、CPU、GPU、Neural Engineのすべてが進化しました。例えば、高画質な動画編集、3Dゲーム、ARコンテンツの制作、AIを活用した画像処理など、あらゆる作業を、これまで以上に快適に行えます。
8コアCPU:マルチタスクも快適
M3チップは、4つの高性能コアと4つの高効率コアからなる8コアCPUを搭載しています。例えば、「Pages」でレポートを作成しながら、「Safari」で複数のタブを開いて調べ物をし、「ミュージック」アプリで音楽を聴く、といったマルチタスクも、スムーズに行えます。
M1チップ搭載モデルと比較して、例えば、複数のアプリを同時に起動して作業する際のパフォーマンスが最大35%向上しています。これにより、より多くの作業を、より効率的にこなせるようになります。
「Procreate」でイラストを描きながら、「Zoom」でオンライン会議に参加し、さらに「Slack」でチームメンバーとチャットをする、といった高度なマルチタスクも快適です。
10コアGPU:ゲームも、グラフィック作業も
10コアGPUは、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングとメッシュシェーディングに対応しています。
例えば、「原神」のような高グラフィックのゲームをプレイする際、光の反射や陰影が、よりリアルに表現され、圧倒的な没入感を体験できます。「Asphalt 9: Legends」のようなレースゲームでは、より滑らかで美しい映像を楽しめます。
また、M1チップ搭載モデルと比較して、グラフィックス性能は最大40%高速化されています。「Adobe Lightroom」でのRAW現像や、「Affinity Photo」での写真編集など、グラフィックを多用する作業も、より快適に行えます。
16コアNeural Engine:AI処理を高速化
M3チップには、16コアNeural Engineが搭載されています。これにより、例えば、「GoodNotes 5」で手書き文字をテキストに変換する際や、「Pixelmator Pro」で写真のノイズを除去する際など、AIを活用した処理が、より高速かつ効率的に行われます。
M1チップ搭載モデルと比較して、AIベースの作業は最大60%高速化されています。「LumaFusion」で動画編集をする際、オブジェクトトラッキングやシーン検出などのAI機能が、よりスムーズに動作し、作業時間を短縮できます。
Apple Intelligenceを支える基盤
Neural Engineの進化は、Apple Intelligenceの機能を最大限に引き出す上で重要な役割を果たします。
例えば、写真に写り込んだ不要なオブジェクトを自然に消去したり、簡単なスケッチから高品質な画像を生成したり、メールの返信文を提案したりする機能は、Neural Engineの高速な処理能力によって実現されています。
これらのAI機能は、あなたの創造性を刺激し、生産性を向上させます。(Apple Intelligenceは2024年後半に提供開始予定)
Antutuベンチマーク
Apple M3チップのAntutuベンチマークスコアはまだ公開されていませんが、Apple M4 チップとM2チップの中間の性能であることは間違いありません。
Apple M4 チップはAntutu V10 ベンチマークで250-280万ほどです。
M2 チップはAntutu V10 ベンチマークで200-250万ほどです。
したがって、M3チップは230-270万ほどになると予想できます。
性能的にはM2 チップの最高スコアである260万にかなり近くなるはずです。
例: Antutu V10 総合で「2660758」、CPUで「722383」、GPUで「1185224」、MEMで「328444」、UXで「424707」
Apple M3 性能を比較
Apple M3チップの性能はどのくらいなのでしょうか?改めて、他のチップを比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutuベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- M4 チップ・・Antutu V10 総合で280万
- M3 チップ・・・Antutu V10 総合で270万
- M2 チップ・・・Antutu V10 総合で260万
- M1 チップ・・・Antutu V10 総合で170万
- A16 Bionicチップ・・・Antutu V10 総合で150万 前後
- A15 Bionic チップ・・・Antutu V10 総合で130万
- A14 Bionicチップ・・・Antutu V10 総合で100万
<比較から分かること>
この比較から、Apple M3チップは、Antutu V10の総合スコアで270万点を記録していることが分かります。これは、前世代のM2チップの260万点からわずかに向上しており、M1チップの170万点と比較すると大幅な性能向上を達成していると言えます。
Mシリーズチップの進化
Mシリーズチップは、世代を重ねるごとに着実に性能を向上させており、M3チップもその流れを汲んでいます。特に、M1チップからの性能向上は顕著で、M3チップはM1チップの約1.6倍の総合スコアを記録しています。
Aシリーズチップとの比較
iPhoneに搭載されているAシリーズチップと比較すると、M3チップの性能の高さがより明確になります。A16 Bionicチップの約150万点、A15 Bionicチップの130万点、A14 Bionicチップの100万点と比較して、M3チップは2倍以上のスコアを記録しています
。これは、M3チップが、より高い処理能力を必要とするタスク、例えば動画編集や3Dゲームなどにおいて、より優れたパフォーマンスを発揮できることを示唆しています。
M3チップの位置付け
以上のことから、M3チップは、Appleのチップラインナップの中で、高いパフォーマンスを提供する位置づけにあると言えます。モバイルデバイス向けのAシリーズチップと、より高性能なMシリーズチップの間には明確な性能差があり、M3チップはそのMシリーズの中でも最新世代として、高いレベルの処理能力を実現しています。
ゲーム性能
Antutu V10の総合スコアが270万点、特にGPUスコアが118万点を超えるM3チップは、非常に高いゲーム性能を備えていると考えられます。以下に具体的なゲームタイトルと、予想されるフレームレート(FPS)を示します。
<人気ゲームタイトルのFPS>
原神(オープンワールドアクションRPG):
広大な世界を自由に冒険できる美しいグラフィックが特徴のゲーム。最高画質設定(60FPSターゲット):平均50-60FPS。M3チップのGPU性能により、最高画質設定でも、ほぼ安定して60FPS近いフレームレートを維持できます。
フィールド探索や戦闘時など、負荷が高い場面でも、カクつきは最小限に抑えられ、滑らかなゲームプレイを楽しめます。ただし、極端にエフェクトが集中する場面などでは、瞬間的にFPSが低下する可能性はあります。全体としては、非常に快適なプレイが可能です。
崩壊:スターレイル(ターン制RPG):
美麗なグラフィックと戦略性の高いバトルが楽しめるゲーム。最高画質設定(60FPSターゲット):平均55-60FPS。M3チップであれば、最高画質設定でも安定して高フレームレートを維持できます。戦闘シーンのエフェクトも滑らかに表示され、快適にプレイできます。処理落ちもほとんど発生せず、安定したプレイが可能です。
タワーオブファンタジー(オープンワールドRPG):
広大な惑星アイダを舞台に、SF要素を取り入れた冒険が楽しめるゲーム。高画質設定(60FPSターゲット):平均45-60FPS。原神よりは、やや重いシーンもありますが、高画質でも十分にプレイ可能です。フィールドの移動や、多数の敵との戦闘も、おおむねスムーズに行えます。設定を少し調整すれば、より安定した60FPSでのプレイも可能です。
鳴潮 (Wuthering Waves) (オープンワールドアクションRPG):
終末世界を舞台にした、スタイリッシュなアクションが特徴のゲーム高画質設定(60FPSターゲット):平均45-60FPS。美麗で、アクション要素が多いゲームですが、M3チップの処理能力であれば、高画質設定でも十分に楽しめます。
激しい戦闘シーンでも、比較的安定したフレームレートを維持できますが、状況によっては、多少のフレームレートの低下が発生する可能性もあります。画質設定を少し調整することで、より安定したプレイが可能です。
<バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
- 荒野行動(バトルロイヤルTPS):100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦うゲーム。最高画質設定(60FPSターゲット):平均60FPS。M3チップの性能であれば、最高画質設定でも安定して60FPSを維持できます。多くのプレイヤーが同時に表示される状況でも、処理落ちすることなく、滑らかに動作します。索敵やエイムなどの操作も快適に行え、有利にゲームを進められます。
- PUBG Mobile(バトルロイヤルTPS):広大なマップで最大100人のプレイヤーが生き残りをかけて戦うゲーム。最高画質設定(HDR, 極限フレームレート設定):平均60FPS。M3チップは、PUBG Mobileの最高画質設定でも、非常に高いパフォーマンスを発揮します。極限フレームレート設定でも、安定して60FPSを維持できるため、滑らかな映像でプレイできます。遠距離の敵も視認しやすく、有利に立ち回れます。
- Call of Duty: Mobile(FPS):人気FPSシリーズのモバイル版。多彩なモードと美しいグラフィックが特徴。最高画質設定(最大フレームレート設定):平均60FPS。M3チップであれば、最高画質、最大フレームレート設定でも、安定してプレイ可能です。激しい銃撃戦でもカクつくことなく、滑らかな映像で楽しめます。敵の動きも正確に捉えられるため、高いパフォーマンスを発揮できます。
- フォートナイト(バトルロイヤルTPS):クラフト要素が特徴的なバトルロイヤルゲーム。最高画質設定(60FPSターゲット):平均50-60FPS。多くのオブジェクトやエフェクトが表示されるため、負荷は高めですが、M3チップであれば、最高画質設定でも、ほぼ60FPSを維持できます。建築要素を駆使した戦闘もスムーズに行え、快適にプレイできます。
<その他のゲームタイトルのFPS>
Minecraft: (サンドボックスゲーム):描画距離を長く、エフェクトも最大: 平均60FPS以上。M3チップでは、描画距離をかなり長く設定しても、高いフレームレートを維持できます。MODを導入して、グラフィックを強化しても、十分に快適なプレイが可能です。
GRID Autosport(レーシングゲーム):リアルな挙動と美しいグラフィックが特徴の本格的なレースゲーム。最高画質設定:平均60FPS。M3チップは、GRID Autosportのような高負荷なレーシングゲームでも、最高画質設定で安定したフレームレートを維持できます。車の挙動や風景の描写も非常に滑らかで、臨場感あふれるレース体験を楽しめます。
メモリ・ストレージ:使い方に合わせて選べる容量
新しいiPad Air (M3)は、8GBメモリによる快適な動作と、4つのストレージオプションによる柔軟性で、デジタルライフをサポートします。
8GBメモリ:あらゆる作業を快適に
新しいiPad Air (M3)は、すべてのモデルに8GBのメモリ(RAM)を搭載しています。これにより、例えば「LINE」でメッセージをやり取りしながら、「Safari」で調べ物をし、さらに「YouTube Music」でバックグラウンド再生をするといったマルチタスクも、非常にスムーズに行えます。
また、「LumaFusion」で4K動画を編集したり、「Call of Duty: Mobile」のような高負荷なゲームをプレイしたりする際も、メモリ不足による動作の遅延やカクつきを気にすることなく、快適に作業やゲームに没頭できます。M3チップとの組み合わせで、高いパフォーマンスを発揮します。
選べる4つのストレージ:あなたの使い方に合わせて
ストレージは、128GB、256GB、512GB、そして1TBの4つの容量から選択可能です。
- 128GB: 例えば、「iCloud Drive」や「Google Drive」などのクラウドストレージをメインで利用し、iPad Air (M3)では主にWebブラウジングやSNS、動画視聴を楽しむという方におすすめです。
- 256GB: 例えば、旅行先でたくさんの写真や動画を撮影し、iPad Air (M3)に保存して楽しみたいという方におすすめです。iPhoneで撮影した4K動画をiPad Air (M3)に転送し、「iMovie」で編集するといった使い方も快適です。
- 512GB: 例えば、「Procreate」や「Clip Studio Paint」などのアプリを使って、高解像度のイラストや漫画を制作するクリエイターの方におすすめです。たくさんのブラシやテクスチャ、制作途中のファイルなどを保存しても、容量不足を心配する必要はありません。
- 1TB: 例えば、大量のRAW画像や4K、8K動画を扱うプロのフォトグラファーやビデオグラファーの方におすすめです。iPad Air (M3)を、ポータブルなストレージデバイス兼編集機として活用できます。
これらのストレージオプションは、11インチモデルと13インチモデルの両方で選択可能です。例えば、13インチモデルの1TBストレージを選択すれば、大画面で快適に作業できる、大容量のモバイルワークステーションが手に入ります。
<メモリ・ストレージを比較>
- 1.iPad Air(M3・第7世代)・・・8GB / 128GB, 256GB, 512GB, 1TB
- 2.iPad Air(M2・第6世代)・・・8GB / 128GB, 256GB, 512GB, 1TB
- 3.iPad Air(M1・第5世代)・・・8GB / 64GB,256GB
- 4.iPad Air(A14 Bionic・第4世代)」・・・4GB / 64GB,256GB
メモリの比較
iPad AirのM3モデルとM2モデルは、どちらも8GBのメモリを搭載しています。一方で、M1モデルも8GBのメモリを搭載しており、比較的新しい3世代のモデル間ではメモリ容量に差はありません。
しかし、A14 Bionicを搭載した第4世代モデルは4GBのメモリとなっており、M3, M2, M1モデルの半分です。これにより、複数のアプリを同時に使用する際や、負荷の高い作業を行う際に、M3, M2, M1モデルの方がよりスムーズな動作が期待できます。
ストレージの比較
ストレージ容量については、M3モデルとM2モデルは全く同じで、128GB, 256GB, 512GB, 1TBの4つの選択肢があります。M1モデルは64GBと256GBの2つの選択肢のみで、512GBと1TBの選択肢がありません。
A14 BionicモデルもM1モデルと同様、64GBと256GBの2つの選択肢です。M3およびM2モデルはより大容量のストレージを選べるため、写真、動画、アプリなどを大量に保存したいユーザーに適しています。
まとめ
iPad Airのメモリとストレージを比較すると、M3モデルとM2モデルはメモリ容量(8GB)とストレージの選択肢(128GB, 256GB, 512GB, 1TB)が全く同じです。
M1モデルはメモリこそ同じ8GBですが、ストレージは64GBと256GBのみ。第4世代のA14 Bionicモデルはメモリが4GBと少なく、ストレージも64GB,256GBのみです。
したがってより多くのアプリやデータを快適に扱いたい場合は、M3またはM2モデルで、より大容量のストレージを選ぶことが推奨されます。
カメラ:想像を超える、表現力の進化。
新しいiPad Air (M3)のカメラシステムは、写真やビデオ撮影だけでなく、ビデオ通話、書類のスキャン、AR体験など、様々なシーンで活躍します。
日常から特別な瞬間まで:高画質バックカメラ
新しいiPad Air (M3)は、12MP広角バックカメラを搭載し、旅行先での美しい風景を、ƒ/1.8の明るい絞り値と5枚構成のレンズが、細部まで鮮明に捉えます。
スマートHDR 4は、例えば逆光のシーンでも、空の青さや雲の白さ、そして木々の緑を、見たままの鮮やかさで再現します。最大63MPのパノラマ撮影機能を使えば、広大な景色を一枚の写真に収めることができます。例えば、山頂からの360度の絶景を、圧倒的な迫力で記録できます。
また、最大5倍のデジタルズームを使えば、遠くの被写体にも、ぐっと近づいて撮影できます。例えば、運動会で活躍するお子様の姿を、遠くからでも鮮明に捉えることが可能です。
プロレベルの映像制作:4Kビデオ撮影
4Kビデオ撮影(最大60fps)に対応しているため、例えば、お子様の誕生日パーティーや、ペットのかわいらしい仕草など、大切な瞬間を映画のようなクオリティで記録できます。
1080pスローモーションビデオ(最大240fps)では、例えば、水風船が割れる瞬間や、スポーツの決定的瞬間など、肉眼では捉えきれない一瞬の動きを、ドラマチックに表現できます
「iMovie」や「Clips」などのアプリを使えば、撮影したビデオをiPad Air上で簡単に編集し、SNSで共有することも可能です。
ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)と映画レベルのビデオ手ぶれ補正により、例えば、自転車に乗りながらの撮影や、歩きながらの撮影でも、ブレの少ない、安定した映像を撮影できます。
自然なビデオ通話:センターフレーム対応フロントカメラ
横向きに配置された12MP超広角フロントカメラは、FaceTimeビデオ通話に最適です。センターフレーム機能は、例えば、あなたが部屋の中を移動しながら通話しても、常にあなたの顔をフレームの中心に捉え続けます。
家族や友人とのビデオ通話が、より自然で快適になります。スマートHDR 4と1080p HDビデオ撮影にも対応し、例えば、オンライン会議でも、明るくクリアな映像で、相手に好印象を与えられます。
FaceTimeをもっと楽しく:SharePlayと画面共有
SharePlayを使えば、FaceTime通話中に、様々な体験を共有できます。例えば、遠く離れた友人と一緒に「Apple TV+」で映画を鑑賞したり、「Apple Music」でお気に入りの音楽を聴いたりできます。
画面共有機能を使えば、例えば、プレゼンテーション資料を相手に見せながら説明したり、旅行の計画を一緒に立てたり、写真を見せながら思い出話をしたり、といったことが可能です
「Zoom」や「Microsoft Teams」などのビデオ会議アプリでも、画面共有機能を利用できます。
多彩な機能:スキャンからARまで
バックカメラを使って、書類を高画質でスキャンできます。例えば、紙の資料をスキャンしてPDF化し、「GoodNotes 5」などのノートアプリでApple Pencilを使って直接書き込みを加えたり、「Notability」で録音した音声と同期させたりすることが可能です。
「画像を調べる」機能を使えば、例えば、旅行先で見かけた花の名前を知りたいときに、写真を撮って調べるだけで、その花の名前や詳細情報を表示できます。
ARアプリを使えば、例えば、家具を部屋に配置する前に、iPad Airの画面上で試し置きをしたり、恐竜を目の前に出現させて楽しんだりすることも可能です。
<カメラの画素数を比較>
- 1.iPad Air(M3・第7世代)・・・背面:12MP / 前面:12MP(センターフレーム)
- 2.iPad Air(M2・第6世代)・・・背面:12MP / 前面:12MP(センターフレーム)
- 3.iPad Air(M1・第5世代)・・・背面:12MP / 前面:12MP
- 4.iPad Air(A14 Bionic・第4世代)」・・・背面:12MP / 前面:7MP
前面カメラの比較
前面カメラについては、M3モデルとM2モデルはどちらも12MPの超広角カメラで、「センターフレーム」機能に対応しています。センターフレームは、ビデオ通話中にユーザーが動いても、自動的にフレーム内に収まるように調整してくれる機能です。
M1モデルも12MPの前面カメラを搭載していますが、センターフレームには対応していません。一方、A14 Bionicモデルは7MPの前面カメラであり、画素数が他のモデルより低く、センターフレームにも対応していません。
まとめ
iPad Airのカメラ画素数を比較すると、背面カメラは全てのモデルで12MPで同じです。前面カメラは、M3モデルとM2モデルが12MPでセンターフレームに対応しており、ビデオ通話の利便性が向上しています。
M1モデルは12MPですがセンターフレーム非対応、A14 Bionicモデルは7MPで画素数が低く、センターフレームにも対応していません。ビデオ通話の利用頻度が高い場合は、M3またはM2モデルがより適していると言えます。
オーディオ:空間を音で満たす最高のサウンド体験
新しいiPad Air (M3)は、高品質なスピーカーとマイク、そして先進的なオーディオ技術によって、あらゆるサウンドを豊かに、そしてクリアに再現します。
臨場感あふれるサウンド:横向きステレオスピーカー
新しいiPad Air (M3)は、横向きに配置されたステレオスピーカーを搭載しています。これにより、例えば「Netflix」で映画を視聴する際、左右から音が広がり、まるで映画館にいるかのような臨場感あふれるサウンドを楽しめます。
また、「Apple Music」で空間オーディオ対応の楽曲を再生すれば、音が周囲から聞こえてくるような、包み込まれるような感覚を味わえます。「Asphalt 9: Legends」などのゲームをプレイする際も、効果音が左右からはっきりと聞こえるため、より深くゲームの世界に没入できます。
13インチモデル:迫力の重低音体験
13インチモデルは、11インチモデルと比較して2倍の低音再生能力を備えています。例えば、YOASOBIの「アイドル」のような、低音が強調された楽曲を再生すると、その違いは歴然です。深く、響き渡るような低音が、音楽の感動をさらに深めます。
映画鑑賞においても、例えば、アクション映画の爆発シーンや、SF映画の宇宙船の発射シーンなど、迫力のあるシーンを、よりリアルに体感できます。「原神」のようなオープンワールドゲームでは、広大な世界の環境音やBGMが、より豊かに響き渡ります。
クリアな音声を届ける:デュアルマイク
新しいiPad Air (M3)は、通話、ビデオ撮影、オーディオ録音のために、高品質なデュアルマイクを内蔵しています。例えば、騒がしいカフェでFaceTime通話をする際も、周囲のノイズを低減し、あなたの声をクリアに相手に届けます。
「GarageBand」で楽器の演奏を録音する際も、クリアで自然なサウンドを捉えることができます。
選べるマイクモード:状況に合わせた最適な音質を
FaceTimeなどのビデオ通話時には、「声を分離」モードと「ワイドスペクトル」モードを選択可能です。
「声を分離」モード: 例えば、自宅でオンライン会議に参加する際、周囲の生活音や家族の話し声を抑え、自分の声だけをクリアに相手に届けたい場合に最適です。
「ワイドスペクトル」モード: 例えば、友人とのカジュアルなビデオ通話で、周囲の雰囲気も一緒に伝えたい場合に最適です。カフェでの会話や、旅先での風景を共有する際に、より臨場感のある通話ができます。
<スピーカー・オーディオを比較>
- 1.iPad Air(M3・第7世代)・・・横向きステレオスピーカー
- 2.iPad Air(M2・第6世代)・・・横向きステレオスピーカー
- 3.iPad Air(M1・第5世代)・・・横向きステレオスピーカー
- 4.iPad Air(A14 Bionic・第4世代)」・・・縦向きステレオスピーカー
iPad AirのM3、M2、M1モデルは、いずれも「横向きステレオスピーカー」を搭載しています。
一方、A14 Bionicを搭載した第4世代モデルは、「縦向きステレオスピーカー」を搭載しています。これは、デバイスを縦向き(ポートレートモード)にしたときに、上下からステレオサウンドが聞こえるようにスピーカーが配置されていることを意味します。電子書籍を読む際や、縦向きでのWebブラウジング時に適した配置です。
利用シーンによってどちらが良い構成であるかが異なります。例えば、動画視聴を主目的とするならばM3,M2,M1モデルが良いでしょうし、電子書籍の利用など縦向きでの利用が多い場合は、第4世代モデルが良いでしょう。
通信:最先端技術でいつでも、どこでも、つながる。高速ワイヤレス
新しいiPad Air (M3)は、Wi-Fi 6E、5G、Bluetooth 5.3といった最先端のワイヤレス通信技術によって、あなたのデジタルライフを、より自由で快適なものにします。
Wi-Fi 6E:自宅でのオンライン体験を快適に
新しいiPad Air (M3)は、Wi-Fi 6E (802.11ax) に対応しています。例えば、自宅で「Apple TV+」で4K HDR映画をストリーミング視聴する際、従来のWi-Fi規格よりも高速で安定した接続により、途切れることなく美しい映像を楽しめます。
また、家族が同時にオンラインゲームをしたり、ビデオ会議をしたりしても、2×2 MIMO技術と同時デュアルバンド対応により、通信速度が低下することなく、快適にインターネットを利用できます。「Fortnite」や「PUBG Mobile」のようなオンラインゲームも、低遅延でプレイできます。
Wi-Fi 6E対応ルーター(例えば、バッファローやNECの製品)と組み合わせることで、その性能を最大限に発揮できます。
5G:外出先でも高速通信
Wi-Fi + Cellularモデルは、5G (sub-6 GHz) に対応しています。例えば、外出先で「YouTube」の高画質動画を視聴したり、「Google Meet」でビデオ会議に参加したりする際も、高速なモバイルデータ通信により、スムーズに作業を進められます。
公園やカフェなど、Wi-Fi環境がない場所でも、大容量ファイルのダウンロードやアップロードを、ストレスなく行えます。ギガビットLTEと4×4 MIMOにも対応し、より安定した高速接続を実現します。
eSIM:データプランの切り替えも簡単
eSIMを採用しているため、例えば、海外旅行に行く際、現地でプリペイドSIMカードを購入して差し替える手間が省けます。iPad Air上で、現地の通信事業者のデータプランを簡単にアクティベートできます。
また、国内でも、例えば「povo2.0」や「LINEMO」など、オンライン専用のデータプランを、手軽に契約・利用できます。急にデータ容量が足りなくなった場合も、すぐにデータプランを追加できるので安心です。
Bluetooth 5.3:次世代オーディオ体験
Bluetooth 5.3を搭載し、低レイテンシーオーディオに対応しています。例えば、Appleの「AirPods Pro (第2世代)」と組み合わせれば、動画視聴やゲームプレイ時の音の遅延を最小限に抑え、より没入感のある体験ができます。
また、Bluetooth LE Audioに対応した次世代のヘッドセットや補聴器(現時点では未発売の製品)が登場すれば、さらに高音質で低消費電力のオーディオ体験が可能になります。
主要キャリア対応:どこでもつながる安心感 (Wi-Fi + Cellularモデル)
Wi-Fi + Cellularモデルは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要な周波数帯を幅広くカバーしています。例えば、普段はドコモのSIMカードを利用し、旅行先ではauのプリペイドSIMを利用する、といった使い方も可能です。※対応バンドの詳細はスペックの下に記載しています。
GPS/GNSSにも対応しているため、「Google マップ」や「Yahoo! MAP」などの地図アプリで、現在地を正確に把握し、ナビゲーション機能を利用できます。
<通信性能を比較>
- 1.iPad Air(M3・第7世代)・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3(Cellularモデルは5G通信、GPSに対応)
- 2.iPad Air(M2・第6世代)・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.0(Cellularモデルは5G通信、GPSに対応)
- 3.iPad Air(M1・第5世代)・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0(Cellularモデルは5G通信、GPSに対応)
- 4.iPad Air(A14 Bionic・第4世代)」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0(Cellularモデルは4G通信、GPSに対応)
Wi-Fi規格の比較
iPad AirのM3モデルとM2モデルは、最新のWi-Fi規格である「Wi-Fi 6E」に対応しています。Wi-Fi 6Eは、従来のWi-Fi 6よりもさらに高速で、混雑した環境でも安定した通信が可能です。
一方、M1モデルとA14 Bionicモデルは「Wi-Fi 6」に対応しています。Wi-Fi 6も高速な通信規格ですが、Wi-Fi 6Eはさらにその上を行く性能を持っています。
Bluetoothバージョンの比較
Bluetoothのバージョンについては、M3モデルが最新の「Bluetooth 5.3」に対応しています。Bluetooth 5.3は、より省電力で、接続の安定性が向上しています。
一方、M2、M1、A14 Bionicモデルは「Bluetooth 5.0」に対応しています。Bluetooth 5.0も十分に実用的ですが、Bluetooth 5.3はさらに性能が向上しています。
モバイル通信規格の比較(Cellularモデル)
Cellularモデルのモバイル通信規格については、M3、M2、M1モデルが高速な「5G」通信に対応しています。一方、A14 Bionicモデルは「4G」通信にのみ対応しています。5G通信は4G通信よりも大幅に高速で、大容量のデータ通信もスムーズに行えます。
まとめ
iPad Airの通信性能を比較すると、M3モデルが最も優れており、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応しています。M2モデルはWi-Fi 6Eに対応していますが、Bluetoothは5.0です。
M1モデルはWi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応。A14 BionicモデルはWi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応していますが、Cellularモデルは4G通信のみの対応となります。より高速で安定した通信を求める場合は、M3モデルが最適です。
バッテリー: 1日中、思う存分使えるロング駆動と充電機能
新しいiPad Air (M3)は、長時間のバッテリー駆動と、多彩な充電方法によって、あなたのモバイルライフをサポートします。
外出先でも安心:最大10時間駆動のバッテリー
新しいiPad Air (M3)は、優れた電力効率により、長時間のバッテリー駆動を実現しています。例えば、朝、フル充電されたiPad Airを持って家を出れば、通勤・通学中に「Apple Music」で音楽を聴いたり、「Safari」でニュースをチェックしたり、カフェで「Kindle」アプリを使って読書をしたりしても、バッテリー残量を気にせず1日中使用できます。
Wi-Fi環境でのインターネット利用や、「Netflix」や「Amazon Prime Video」でのビデオ再生なら、11インチモデル、13インチモデルともに最大10時間持続します。Wi-Fi + Cellularモデルで、例えば「ahamo」や「povo」などのモバイルデータ通信を利用してインターネットに接続しても、最大9時間利用可能です。
大容量バッテリー:長時間の使用をサポート
11インチモデルは28.93Wh、13インチモデルは36.59Whのリチャージャブルリチウムポリマーバッテリーを内蔵しています。例えば、13インチモデルなら、東京から大阪までの新幹線での移動中(約2時間30分)に、映画を2本見ても、まだバッテリーに余裕があります。
この大容量バッテリーが、長時間のゲームプレイや、動画編集などの負荷の高い作業も、しっかりと支えます。
便利な充電方法:いつでもどこでもチャージ
iPad Air (M3)は、付属の20W USB-C電源アダプタとUSB-C充電ケーブルを使って、コンセントから手軽に充電できます。例えば、就寝前にiPad Airを充電しておけば、翌朝にはフル充電の状態で使い始めることができます。
別売りのMagic Keyboardを装着している場合は、Magic KeyboardのUSB-Cコネクタを経由したパススルー充電も可能です。
例えば、「Pages」でレポートを作成しながら、同時にiPad Airを充電できます。もちろん、MacBook ProやWindows PCなどのコンピュータのUSB-Cポートからも充電できます。
M3チップ:省電力と高性能を両立
新しいiPad Air (M3)に搭載されたM3チップは、高いパフォーマンスを発揮するだけでなく、電力効率にも優れています。例えば、「Procreate」でイラストを描いたり、「LumaFusion」で動画編集をしたりする際も、M3チップは、必要な電力だけを効率的に使用し、バッテリーの消費を最小限に抑えます。
この先進的なチップが、長時間のバッテリー駆動を可能にしています。
<バッテリー・充電を比較>
- 11インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・28.93Wh(最大10時間)/ USB-C充電
- 13インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・36.59Wh(最大10時間)/ USB-C充電
- 11インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・:28.93Wh(最大10時間)/ USB-C充電
- 13インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・36.59Wh(最大10時間)/ USB-C充電
iPad Airのバッテリーと充電について、M3モデルとM2モデルで比較すると、11インチモデル間、13インチモデル間それぞれで、バッテリー容量、バッテリー駆動時間、充電方法に違いはありません。
ただし、11インチモデルと13インチモデルを比較すると、13インチモデルの方がバッテリー容量が大きくなっていますが、公称の最大駆動時間は同じです。これは、13インチモデルの方がディスプレイが大きい分、消費電力も大きくなるためと考えられます。
キーボード:創造性と生産性を解き放つ、Magic Keyboard
Magic Keyboardは、iPad Air (M3)の使い勝手を格段に向上させ、あなたの創造性と生産性をサポートします。
まるでノートPC:快適なタイピング体験
新しいiPad Air (M3)の能力を最大限に引き出すMagic Keyboardは、まるでノートPCのような快適なタイピング体験を提供します。例えば、大学のレポート作成や、ビジネスメールの作成など、長文の入力も、心地よい打鍵感と高い精度で、ストレスなく行えます。
新たに搭載された14のファンクションキー列は、例えば、画面の明るさ調整、音量調節、Spotlight検索などを、ワンタッチで操作可能にします。これにより、「Keynote」でのプレゼンテーション資料作成中、画面の明るさを素早く調整したり、「Numbers」での表計算作業中に、音量を調整したりする際に、作業を中断する必要がありません。
よりスムーズな操作:大型トラックパッド
内蔵トラックパッドは、従来モデルよりもさらに大きく、ガラス製になりました。これにより、例えば、「Safari」でのWebブラウジングや、「GoodNotes 5」でのノート作成時に、よりスムーズで、より正確な操作が可能になります。
マルチタッチジェスチャにも対応しており、例えば、3本指スワイプでアプリを切り替えたり、ピンチ操作でズームイン・ズームアウトしたり、といった操作を、直感的に行えます。
簡単装着、即使用可能:Smart Connector
Magic Keyboardは、iPad Airにマグネットで簡単に装着できます。Smart Connectorによって、Bluetooth接続やペアリング設定は不要。装着した瞬間から、すぐにキーボードとトラックパッドを使用できます。
例えば、外出先で急にメールの返信が必要になった場合でも、iPad AirにMagic Keyboardを装着するだけで、すぐにタイピングを開始できます。
パススルー充電:作業を中断しない
Magic Keyboardには、パススルー充電に対応したUSB-Cコネクタが搭載されています。例えば、iPad Airで動画編集をしながら、同時にiPad Airを充電できます。
これにより、バッテリー残量を気にせず、長時間の作業に集中できます。また、iPad Air本体のUSB-Cポートは、外付けSSDやモニターなどの周辺機器との接続に利用できます。
最適な角度に調整:フローティングカンチレバー
フローティングカンチレバーデザインを採用し、iPad Airをマグネットでしっかりと固定しながら、見やすい角度にスムーズに調整できます。例えば、ソファでリラックスしながら動画を視聴する際や、デスクで集中して作業する際など、状況に合わせて最適な角度に調整できます。
保護カバー:持ち運びも安心
Magic Keyboardは、iPad Airの前面と背面をしっかりと保護します。例えば、iPad Airをバッグに入れて持ち運ぶ際、傷や衝撃から大切なデバイスを守ります。
カラーと価格:洗練されたデザイン
カラーはホワイトで、iPad Airのどのカラーバリエーションとも調和し、クリーンで洗練された印象を与えます。
価格は11インチiPad Air (M3)用が49,800円(税込)、13インチiPad Air (M3)用が59,800円(税込)です。
(注:このMagic Keyboardは、M2チップ搭載のiPad Air、M4チップ搭載のiPad Pro、iPad Air 第5世代、iPad Air 第4世代に対応しています。)
スタイラスペン:創造力を解き放つ、2つのApple Pencil
新しいiPad Air (M3)と、2種類のApple Pencil。あなたの使い方や、求める機能に合わせて、最適な一本を選び、iPad Airでのクリエイティブな作業を、さらに充実させましょう。
Apple Pencil Pro:プロの表現力を手軽に
新しいiPad Air (M3)は、Apple Pencil Proに対応しています。例えば、「Procreate」でイラストを描く際、ピクセルレベルの精度と低いレイテンシー(遅延)により、まるで本物の鉛筆や筆を使っているかのような、自然で滑らかな描き心地を体験できます。
パームリジェクションテクノロジーにより、手のひらが画面に触れても誤認識されることなく、安心して描画に集中できます。「MediBang Paint」で漫画を描く際も、細い線から太い線まで、思い通りの表現が可能です。
創造性を加速:Apple Pencil Proならではの機能
Apple Pencil Proは、独自の機能を多数搭載しています。
- スクイーズ: 例えば、「Noteshelf」でメモを取る際に、ペンを指で強く握る(スクイーズする)と、ツールパレットが表示され、ペンの種類や色、線の太さなどを、すばやく切り替えられます。
- バレルロール: 内蔵ジャイロスコープにより、例えば、「Adobe Fresco」で水彩画を描く際に、ペンを回転させることで、ブラシの向きや太さを、直感的にコントロールできます。
- 触覚フィードバック: スクイーズやダブルタップなどの操作を、振動で確認できます。例えば、「GoodNotes 5」で手書きノートを取る際に、ペンと消しゴムをダブルタップで切り替える際、振動で操作が正確に実行されたことを確認できます。
- Apple Pencilのホバー: ペン先がディスプレイに触れる前に、仮想的な影で接触点を確認できるため、例えば、「Concepts」で精密な図面を描く際に、より正確な描画が可能です。
- ダブルタップ: 例えば、「Notability」で講義ノートを取る際に、ペンと消しゴムをダブルタップで瞬時に切り替えることができ、作業効率が向上します。
簡単装着、ワイヤレス充電:いつでも準備完了
Apple Pencil Proは、iPad Airの側面にマグネットで取り付けられます。取り付けと同時に、ワイヤレスでペアリングと充電が開始されます。例えば、外出先でアイデアがひらめいた時も、すぐにiPad Airを取り出して、Apple Pencil Proでスケッチを始めることができます。
万が一、Apple Pencil Proを紛失してしまった場合でも、「探す」アプリを使って、その場所を簡単に見つけることができます。
Apple Pencil(USB-C):手軽に使える、もう一つの選択肢
Apple Pencil(USB-C)も、iPad Air (M3)に対応しています。Apple Pencil Proと同様に、ピクセルレベルの精度、低いレイテンシー、パームリジェクションテクノロジーを備えており、メモ書き、スケッチ、書類への注釈など、様々な用途で快適に使用できます。
例えば、「Pages」でレポートを作成する際に、Apple Pencil(USB-C)を使って手書きでメモを追加したり、図表を描き加えたりすることができます。充電は、iPad AirのUSB-Cポートに接続して行います。
OS:新しいiPad Air (M3):iPadOSが、あなたの可能性を解き放つ
iPadOSは、新しいiPad Air (M3)の性能を最大限に引き出し、あなたのデジタルライフを、より便利で、より楽しく、よりクリエイティブなものにします。
マルチタスク:複数のアプリを同時に使いこなす
iPadOSは、iPad Air (M3)のマルチタスク機能を最大限に引き出します。例えば、「Safari」で調べ物をしながら、「Pages」でレポートを作成し、さらに「LINE」で友人とのメッセージのやり取りを、同時に行うことができます。
ステージマネージャを使えば、複数のアプリをウィンドウ表示で開き、サイズを変更したり、重ねたり、グループ化したりできます。例えば、「Procreate」でイラストを描きながら、「Pinterest」で参考画像を探し、「Spotify」で音楽を聴く、といった作業を、スムーズに行えます。
多彩な入力方法:タッチ、ペン、キーボード
iPadOSは、様々な入力方法に対応しています。指でのタッチ操作はもちろん、「メモ」アプリでのApple Pencilを使った手書き入力、テキストフィールドへのスクリブル機能を使った手書き入力、「Numbers」でのMagic Keyboardのトラックパッドを使ったセル選択など、あなたのスタイルに合わせた操作が可能です。
例えば、外出先ではタッチ操作で、オフィスや自宅ではMagic Keyboardを装着して、より効率的に作業を進めることができます。
標準アプリ:購入後すぐにフル活用
iPadOSには、日常の様々なシーンで活躍する、高品質なアプリが標準でインストールされています。
- 写真: 写真の閲覧、編集、共有ができます。例えば、旅行先で撮影した写真を、iPad Air上で簡単に編集し、SNSに投稿できます。
- iMovie: 動画編集ができます。例えば、iPhoneで撮影した動画をiPad Airに取り込み、BGMやエフェクトを追加して、本格的なムービーを作成できます。
- Pages: 文書作成ができます。例えば、レポートや企画書、履歴書など、様々なドキュメントを作成できます。
- Numbers: 表計算ができます。例えば、家計簿や売上管理表、グラフなどを作成できます。
- Keynote: プレゼンテーション資料の作成ができます。例えば、魅力的なスライドを作成し、iPad Airをプロジェクターに接続して、プレゼンテーションを行うことができます。
- メモ: テキストメモ、手書きメモ、写真、音声などを記録できます。例えば、会議の議事録や、アイデアのスケッチ、買い物リストなどを作成できます。
- Safari: Webブラウジング
これら以外にも、多くの便利な標準アプリがあります。
App Store:無限の可能性
App Storeには、100万以上のiPad専用アプリがあります。例えば、
- Procreate: プロレベルのイラスト制作アプリ
- LumaFusion: 本格的な動画編集アプリ
- GoodNotes 5: 高機能なノートアプリ
- Microsoft 365: Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリ
- Zoom: ビデオ会議アプリ
- Slack: ビジネスチャットアプリ
- 原神:オープンワールドのアクションRPG
など、あなたの「やりたいこと」を実現するためのアプリが必ず見つかります。
アクセシビリティ:誰もが使いやすい
iPadOSは、アクセシビリティ機能を内蔵しています。例えば、
- VoiceOver: 画面に表示されている内容を読み上げます。
- ズーム: 画面を拡大表示します。
- AssistiveTouch: 画面上のジェスチャをカスタマイズできます。
- 音声コントロール: 声でiPadを操作できます。
これらの機能により、視覚、身体機能、聴覚、認知の障がいを持つ方も、iPad Airを快適に利用できます。
Apple Intelligence:AIが創造性をサポート
新しいiPad Air (M3)は、Apple Intelligenceに対応予定です。機能は以下の通りです。
1. システム全体の「Writing Tools」(文章作成ツール):
- 文章校正 (Rewrite): 文法、語彙、文体の誤りを修正し、より洗練された文章にします。
- 「文章要約」 (Summarize): 長文のテキストを要約し、要点を素早く把握できます。メールのスレッドやウェブページの内容把握に役立ちます。
- 文章スタイル提案 (Suggest Tone): 状況や目的に応じて、文章のトーン(例:フレンドリー、フォーマル、簡潔)を調整します。
- メールの優先順位付け (Priority Messages): 受信トレイ内のメールを重要度に応じて自動的に分類し、最優先のメッセージを上部に表示します。
- スマートリプライ (Smart Reply): メールやメッセージの内容に基づいて、返信候補を提示します。
- 通知の要約 (Notification Summarization): 複数の通知を要約し、重要な情報だけをすばやく確認できます。
2. 画像生成「Image Playground」:
- テキストによる画像生成 (Text-to-Image): テキストの説明に基づいて、オリジナルの画像を生成します。アニメーション、イラスト、スケッチのスタイルを選択可能。
- コンセプト選択 (Concept Selection): テーマ、衣装、アクセサリーなど、様々なコンセプトを選んで、イメージに合った画像を生成できます。
- 人物の選択 (People Picker): メッセージアプリで、友人の写真を使って簡単にイメージを作成できます。
- Image Playground API: サードパーティ製アプリにもImage Playgroundの機能を組み込むことが可能。
3. 「Genmoji」(絵文字生成):
- テキストによる絵文字生成: 既存の絵文字に加えて、テキストの説明に基づいて、オリジナルの絵文字を作成できます。
- 友人の写真から絵文字生成: 友人の写真をもとに、その人に似た絵文字を作成できます。
4. 写真アプリの強化:
- 高度な検索 (Enhanced Search): 自然言語で写真やビデオを検索できます。(例:「〇〇がスケートボードをしている写真」)
- 不要オブジェクト除去 (Clean Up): 写真に写り込んだ不要なオブジェクトを、簡単に消去できます。
- メモリー動画の自動生成(Memory Movies): 写真とビデオを自動で整理し、音楽付きのメモリームービーを作成。ストーリーラインを提案したり、説明に基づいて編集できます。
5. Siriの進化:
- より自然な会話 (Natural Language Interaction): より自然な言葉での会話が可能になり、文脈を理解して応答します。
- 画面認識 (On-Screen Awareness): 画面に表示されている内容を理解し、それに基づいた操作を実行できます。(例:「この写真に写っている人を連絡先に追加して」)
- アプリ間の連携強化 (Cross-App Functionality): 複数のアプリを連携させたタスクを実行できます。(例:「〇〇に送った記事の要約を教えて」)
- プライベートクラウドコンピュート(Private Cloud Compute): 複雑なリクエストを処理する際に、ユーザーのプライバシーを保護しながら、Appleシリコン搭載のサーバー上で処理を行います。
6. その他の機能:
- メモアプリの音声書き起こしと要約: 音声録音をテキスト化し、要約を作成します。
- Safariのハイライトと要約: ウェブページの重要な情報をハイライト表示し、要約を提供します。
これらの機能は、ユーザーの生産性向上、創造性支援、コミュニケーションの円滑化を目的として設計されています。Apple Intelligenceは、デバイス上の処理と、プライバシーに配慮したクラウド処理を組み合わせることで、高度な機能と安全性の両立を実現しています。
iPad Air(M3)のデメリット
Pad Air(M3)は高性能なチップを搭載し魅力的なデバイスですが、いくつかのデメリットも存在します。以下に主なデメリットをまとめます。
価格面
本体価格の高さ: M3チップ搭載により高性能化しているため、価格も高めに設定されています。特にストレージ容量が大きいモデルやCellularモデルは高額になり、11インチの1TB Wi-Fiモデルは186,800円(税込)にもなります。13インチモデルはさらに高価です。
アクセサリーの追加費用: Apple Pencil ProやApple Pencil(USB-C)、Magic Keyboardは別売りであり、これらを揃えるとさらに費用がかさみます。特に新しいMagic Keyboardは高価で、11インチ用が46,800円(税込)、13インチ用が49,800円(税込)です。
機能面
物理SIM非対応: Wi-Fi + CellularモデルはeSIMのみに対応しており、物理SIMカードが使用できません。物理SIMを利用したいユーザーにとっては不便です。
ProRes動画撮影非対応: M3チップはProRes動画に最適化されていますが、iPad Air(M3)ではProRes動画の撮影ができません。動画撮影機能を重視するユーザーには機能不足となる可能性があります。
Face ID非搭載: セキュリティ機能はTouch IDのみで、Face IDは搭載されていません。Face IDを期待するユーザーには不満が残る可能性があります。
互換性
Magic Keyboardの互換性: 新しいiPad Air(M3)用のMagic Keyboardは、M2までのiPad Airおよび第4世代までのiPad Pro用のMagic Keyboardとは別製品です。
ただし、新しいMagic Keyboardは、M2や第5世代、第4世代のiPad Airとも互換性があるため、必ずしも買い替えが必要とは限りません。以前のモデルのMagic Keyboardを持っている場合は、互換性を確認する必要があります。
その他
Apple Intelligenceの日本語対応の遅れ: Apple Intelligenceの日本語対応は、2025年初旬に予定されています。発表時点や発売直後に日本語でこれらの機能を利用したいユーザーにとっては、対応までの期間がデメリットとなります。
iPad Air(M3チップ搭載)スペック一覧
- 世代: 第7世代
- ディスプレイ: 11インチ/13インチLiquid Retinaディスプレイ (2360×1640/2732×2048、264ppi、広色域、True Tone、Apple Pencil対応)
- プロセッサ: Apple M3チップ (8コアCPU: 4つの高性能コア + 4つの高効率コア)
- GPU: 9コアGPU (ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング & メッシュシェーディング)
- RAM: 8GB
- ストレージ: 128GB, 256GB, 512GB, 1TB
- バッテリー: 11インチ: 28.93Wh、13インチ: 36.59Wh (リチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、最大10時間駆動)
- 駆動時間: Wi-Fi: 最大10時間、Cellular: 最大9時間 (インターネット利用/ビデオ再生)
- 充電: USB-Cポート、20W USB-C電源アダプタ同梱、Magic KeyboardのUSB-Cコネクタによるパススルー充電対応
- 背面カメラ: 12MP広角カメラ (f/1.8, 最大5倍デジタルズーム, 4Kビデオ撮影 (最大60fps), スローモーションビデオ撮影 (1080p, 最大240fps))
- 前面カメラ: 12MPセンターフレームカメラ (f/2.0, 1080p HDビデオ撮影 (最大60fps), センターフレーム対応)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、Cellularモデル: 5G (sub-6 GHz)、ギガビットLTE、eSIM
- GPS: Wi-Fi + Cellularモデルのみ (GPS/GNSS)
- インターフェース: USB-Cポート (充電, DisplayPort, USB 3 (最大10Gb/s)), Smart Connector, 磁気コネクタ
- センサー: Touch ID, 3軸ジャイロ, 加速度センサー, 気圧計, 環境光センサー
- スピーカー: 横向きステレオスピーカー
- マイク: デュアルマイク (通話、ビデオ撮影、オーディオ録音用)
- スタイラスペン: Apple Pencil (第2世代/USB-C), Apple Pencil Pro 対応
- キーボード: Magic Keyboard (別売) 対応
- Apple Pay: 対応 (Touch IDを使用)
- 音声操作: Siri, “Hey Siri” 対応, Siriにタイプ入力
- 生体認証: Touch ID (トップボタンに内蔵)
- 筐体: 100%再生アルミニウム
- OS: iPadOS, iPadOS 18 対応予定
- サイズ: 11インチ: 178.5 x 247.6 x 6.1 mm / 13インチ: 214.9 x 280.6 x 6.1 mm
- 重量: 11インチ: Wi-Fi/Cellular: 460g / 13インチ: Wi-Fi: 616g, Cellular: 617g
- カラー: スペースグレイ, ブルー, パープル, スターライト
- 付属品: iPad Air本体、USB-C充電ケーブル (1m)、20W USB-C電源アダプタ
- モバイル通信: Cellularモデル: 5G (sub-6 GHz), ギガビットLTE (対応周波数帯は要確認)
- SIMカード: eSIM (物理SIM非対応)
対応バンド:iPad Air(M3)
iPad Air(M3チップ搭載)は5G通信に対応しています。
SIMは物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
- 5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n70、n71、n75、n76、n77、n78、n79)
- 4G FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71),TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、48)
- 3G UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
対応バンドの詳細
ドコモ回線
- 5G NR: n1 (2.1GHz帯)、n3 (1.7GHz帯、東名阪エリア限定)、n28 (700MHz帯)、n78 (3.7GHz帯)、n79 (4.5GHz帯、ドコモ専用)に対応しています。
- 4G FDD-LTE: Band 1 (2.1GHz帯)、Band 3 (1.7GHz帯、東名阪など)、Band 19/26 (800MHz帯、Band 19がメイン)、Band 21 (1.5GHz帯)、Band 28 (700MHz帯), Band42(3.5GHz帯)に対応しています。
- 3G UMTS/HSPA: 850MHz、1700/2100MHz (AWS)、2100MHzに対応しています。
au回線
- 5G NR: n1 (2.1GHz帯)、n28 (700MHz帯)、n77 (3.7GHz帯/4.5GHz帯)、n78 (3.7GHz帯)に対応しています。n41 (2.5GHz帯) は一部BWA事業者帯域に対応しています。
- 4G FDD-LTE: Band 1 (2.1GHz帯)、Band 18/26 (800MHz帯、Band 18がメイン)、Band 28 (700MHz帯)、Band 41 (2.5GHz帯、一部BWA事業者帯域), Band42(3.5GHz帯)に対応しています。
- 3G UMTS/HSPA: 850MHz、1700/2100MHz (AWS)、2100MHzに対応しています。
ソフトバンク回線
- 5G NR: n1 (2.1GHz帯)、n3 (1.7GHz帯、一部地域で4Gからの転用)、n28 (700MHz帯)、n77 (3.7GHz帯/4.5GHz帯)に対応しています。n41 (2.5GHz帯) は一部BWA事業者帯域に対応しています。
- 4G FDD-LTE: Band 1 (2.1GHz帯)、Band 3 (1.7GHz帯)、Band 8 (900MHz帯)、Band 11 (1.5GHz帯、一部エリア)、Band 28 (700MHz帯)、Band 41 (2.5GHz帯、一部BWA事業者帯域), Band42(3.5GHz帯)に対応しています。
- 3G UMTS/HSPA: 850MHz(一部)、900MHz、1700/2100MHz (AWS)、1900MHz(一部)、2100MHzに対応しています。
楽天モバイル回線
- 5G NR: n1(2.1GHz帯)、n77 (3.7GHz帯および4.0GHz帯)に対応しています。
- 4G FDD-LTE: Band 1 (2.1GHz帯)、Band 3 (1.7GHz帯、自社回線エリア)、Band 18/26 (800MHz帯、パートナー回線)に対応しています。
- 3G UMTS/HSPA: 楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。
注意点
- ドコモ専用の5G NR n79 (4.5GHz帯) に対応しています。※ドコモのプラチナバンド(4G Band 19、Band 28、5G NR n28)に対応しています。
- ソフトバンクの4G LTE Band 8 (900MHz帯 プラチナバンド)や3Gの900MHzにも対応しています。
- 楽天モバイルは、自社回線エリアでは主に4G LTE Band 3 (1.7GHz帯) を、パートナー回線エリア(au回線)ではBand 18/26を使用します。 *3Gは、楽天モバイルではサービス提供がありません。
まとめ
日本の4キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の主要な周波数帯の多くをカバーしています。特に、4G LTEの主要なバンド(Band 1, 3, 8, 18/19, 26, 28, 41,42)や、5G NRのSub-6帯域(n1, n3, n28, n77, n78)には概ね対応しています。
iPad Air(M3)の評価
8つの基準でiPad Air(M3)を5段階で評価してみました。
画面の見やすさ:★★★★★
Liquid Retinaディスプレイは高解像度で、True Toneテクノロジーと反射防止コーティングにより、屋内外を問わず見やすい。11インチと13インチの選択肢がある点も評価できる。M2モデルと比較しても表示品質に変更がない点はメリットでありデメリットでもある。
スペック:★★★★☆
M3チップはM2チップと比較し、CPUは最大35%、GPUは最大40%高速化、AI関連の処理はNeural Engineにより最大60%高速化されている。メモリは8GBで、ストレージは最大1TBまで選択可能。Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3にも対応しており、高性能である。ただし、ProRes動画撮影ができない点はマイナスポイント。
デザイン:★★★★★
薄くて軽く、4色のカラーバリエーションから選べる美しいデザイン。横向きに配置されたフロントカメラもビデオ通話に便利。
耐久性: ★★★★☆
100%再生アルミニウムボディは耐久性が高いと記載されている。具体的な落下テストなどのデータはないため、星4つとした。
通信:★★★★★
Wi-Fi 6E、5G、Bluetooth 5.3に対応し、高速で安定した通信が可能。eSIM対応も便利。主要キャリアの対応バンドも幅広い。
機能:★★★★☆
Apple Pencil ProとMagic Keyboardに対応し、クリエイティブな作業や生産性向上に役立つ。豊富な標準アプリとApp Storeのアプリも魅力。Apple Intelligenceは今後の日本語対応に期待。物理SIM非対応、ProRes動画撮影非対応、Face ID非搭載はデメリット。
使いやすさ:★★★★☆
iPadOSの直感的な操作性とMagic Keyboardの快適なタイピングにより、使いやすい。マルチタスク機能も便利。Apple Intelligenceの日本語対応が待たれる。
価格:★★★☆☆
高性能な分、価格も高め。アクセサリーも別売りで購入する必要があるため、費用がかさむ。他社製品と比較すると価格競争力は低い。
総評:★★★★☆
M3チップ搭載により高性能化し、美しいディスプレイと洗練されたデザインも魅力的なiPad Air。しかし、価格の高さや一部機能の不足、アクセサリーの別売りなどがデメリットです。
総合的に見て高性能で魅力的なタブレットだが、価格に見合う価値があるかどうかは個々のニーズによる。競合製品と比較検討する必要があります。
iPad Air(M3)とiPad Air(M2)の違い
iPad Air(M3)とiPad Air(M2)の主な違いは、処理性能とワイヤレス通信性能です。
処理性能とワイヤレス通信性能の向上
M3モデルでは、Apple M3チップの採用により、CPU性能はM2チップと比較して最大35%、GPU性能は最大40%、Neural EngineによるAI処理性能は最大60%向上しています。この性能向上により、より複雑なタスクや高負荷なゲームもスムーズにこなせるようになりました。また、Bluetoothのバージョンも5.3にアップデートされ、より省電力で安定した接続が可能になっています。
M3モデルの新機能と互換性
M3モデルで注目すべきは、Apple Intelligenceへの対応予定です。写真編集や文章作成をAIがサポートする機能ですが、日本語対応は2025年初旬の予定となっています。
また、Magic KeyboardはM3モデルとM2モデルで互換性があります。M3モデル用の新しいMagic Keyboardは、M2、第5世代、第4世代のiPad Airでも使用可能です。
結論:どちらを選ぶべきか
結論として、M3モデルはM2モデルから処理性能とBluetoothバージョンが進化したモデルと言えるでしょう。M2モデルから買い替えるほどの劇的な変化ではないものの、より高い処理能力を求めるユーザーにはM3モデルがおすすめです。
しかし、M2モデルも十分な性能を備えているため、価格差を考慮し、自身のニーズに合わせてどちらのモデルを選択するか検討する必要があります。
iPad Air(M3)に最適な人は?
iPad Air(M3)は、処理性能の向上と最新のワイヤレス通信規格への対応が主な特徴であるため、以下の様な人々に最適です。
パワーユーザー: M3チップの高い処理能力は、マルチタスクを頻繁に行う人、高負荷なアプリを使用する人、最新のゲームを快適にプレイしたい人にとって大きなメリットとなります。
動画編集、画像処理、3Dモデリングなど、処理能力が求められる作業をiPadで行いたいと考えているパワーユーザーにとって、M3チップは最適な選択肢です。
最新のテクノロジーを求める人: Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3といった最新のワイヤレス通信規格に対応しているため、高速で安定した通信環境を求める人に向いています。
特に、Wi-Fi 6E対応ルーターを既に導入している、あるいは導入予定の人は、M3の性能を最大限に活かすことができます。また、Bluetooth 5.3対応の最新オーディオ機器との連携もスムーズに行えます。
将来を見据えた投資をしたい人: Apple Intelligenceは、今後のiPadOSの進化において重要な役割を果たすと予想されます。現時点では日本語対応が遅れているものの、将来的に様々な機能が追加される可能性が高く、将来を見据えて長くiPadを使いたい人にとって、M3モデルは魅力的な選択肢となります。
既にMagic Keyboardを所有しているM2以前のiPad Airユーザー: M3用のMagic KeyboardはM2以前のiPad Airでも使用できるため、キーボードを買い替えることなくM3の性能を利用できます。処理性能の向上を求めている既存ユーザーにとって、M3への買い替えはスムーズな移行となるでしょう。
一方、iPadを主にWebブラウジング、動画視聴、電子書籍の閲覧といった比較的軽い用途で使用するのであれば、M2モデルでも十分な性能を備えています。価格差を考慮すると、M2モデルを選択する方が費用対効果が高い場合もあります。
iPad Air(M3)の価格は11インチ、Wi-Fiモデルで98,800円から。
タブレットの中ではハイエンド機並みに高額になりますが、やはりApple M3チップの圧倒的な性能の高さには惹かれるものがあります。
iPad Pro(M4)には及ばないまでも、Antutu ベンチマークでの差はそれほど大きくなく、しかもボディが薄く(6.1mm)、軽い(11インチで 460g)!
外出先に快適に持ち歩ける高性能なタブレットとしてはやはりダントツで使いやすいのではないでしょうか?
さらに、今後 Appleの生成AI「Apple Intelligence」にも対応予定です。
新設計のMagic Keyboardと組わせると、生産性が従来よりも劇的に向上するのは間違いないでしょう。
パソコンよりもタブレットでサクサクと作業したい人におすすめします。
iPad Air(M3チップ搭載)の価格・購入先
※発売日は2025年3月12日(水)です。予約注文は3月4日(火)より開始されています。
※ストレージ容量は128GB、256GB、512GB、1TBの構成が用意されています。
※学割価格、分割払い(条件あり)、ペイディあと払いプランも利用できます。
※対象となるiPadを下取りに出すと、新しいiPadの購入価格が割引になります。
Apple オンラインストア
11インチ iPad Air:
- Wi-Fiモデル:98,800円(税込)から、または月々8,233円(税込)の12回払いから。学生・教職員価格は90,800円(税込)から
- Wi-Fi + Cellularモデル:124,800円(税込)から
13インチ iPad Air:
- Wi-Fiモデル:128,800円(税込)から。学生・教職員価格は120,800円(税込)から
- Wi-Fi + Cellularモデル:154,800円(税込)から
Apple オンラインストアで「iPad Air(M3)」をチェックする
ECサイト
Amazonで98,800円(税込)、
で販売されています。
Amazonで「iPad Air M3」をチェックする
楽天市場で「iPad Air M3」をチェックする
ヤフーショッピングで「iPad Air M3」をチェックする
米国 Amazon.comで「iPad Air M3」をチェックする
[rakuten-mobile]
おすすめの類似製品を紹介
iPad Air(M3チップ搭載)に似た性能をもつタブレットも販売されています。
Galaxy Tab S9 FE
サムスンから発売された10.9インチのタブレットです(2023年10月19日 発売)。
Android 14(※発売時はAndroid 13) + One UI 5.1、Exynos 1380、6GBメモリ、WUXGA+液晶(2304 x 1440)、128GB UFSストレージ、8000mAhバッテリー、背面8MP (広角)のメインカメラ、前面12MP (超広角)のフロントカメラを搭載しています。
また、Sペン(付属)、S Pen Creator Edition(別売)、「Book Cover Keyboard」(別売)、DeXモード、IP68防水防塵、AKG監修 ステレオスピーカー、45W 急速充電 (QC 2.0)、リバースチャージ(OTG逆充電)、リフレッシュレート 90 GHz、画面内指紋認証、顔認証、最大1TBまでのストレージ拡張、
ビジョンブースター、Wi-Fi ダイレクト、USB 2.0 Type-C (OTG)、5G通信(「Galaxy Tab S9 FE+ 5G」のみ対応)、Wi-Fi 6、MIMO、Bleutooth 5.3、GPS、4世代Android OSアップグレードに対応しています。
価格は、Amazonで66,700円(M-X510NZAAXJP)、楽天市場で61,920円(送料無料)、ヤフーショッピングで60,980円、米国 Amazon.comで$275.17、です。
関連記事:ハイエンドでも安い「Galaxy Tab S9 FE」のメリット・デメリット
OnePlus Pad 2
OnePlusから発売された12.1インチのタブレットです(2025年1月 AliExpressで発売)。
Android 14ベースのOxygenOS 14.1、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、12GB LPDDR5x メモリ、3K液晶(3000 x 2120)のLCDディスプレイ、256GB UFS 3.1 ストレージ、9510 mAh バッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。
また、AI機能、最大20GBまでのメモリ拡張、6スピーカー、Dolby Atmos、67W SUPERVOOC急速充電、スタイラスペン「Stylo 2」(別売)、「OnePlus Smart Keyboard」(別売)、大型オープンキャンバス、スマートビジョン、スマートフォンとの連携機能、USB Type-C (USB3.2 Gen1/OTG) 、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、に対応しています。
価格は、AliExpressで92,143円、米国 Amazon.comで$549.99、です。
関連記事:OnePlus Pad 2レビュー!3K液晶でAIにも強い高性能タブレット
Lenovo Idea Tab Pro
Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 日本発売)。
Android 14(2回のOSメジャーアップグレード)、MediaTek Dimensity 8300、8GB LPDDR5X メモリ、2944 x 1840 ドットのディスプレイ、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、microSDメディアカードリーダー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、DP映像出力、4つのJBLスピーカー、Dolby Atmos、Lenovo Tab Pen Plus(付属)、Google GeminiのAI機能(かこって検索、翻訳)、「Easy Jot」、読み上げモード、Lenovo TurboSystem、Lenovo Smart Connect、キーボードパック(別売)、フォリオケース(別売)、USB 3.2 Type-Cポート(DP映像出力に対応)、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで54,780円(税込)、楽天市場で57,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで57,800円(送料無料)、レノボ公式サイトで54,780円(税込・送料無料)です。
関連記事:Lenovo Idea Tab Pro レビュー!AI機能付き12.7タブレット
Google Pixel Tablet
Googleから発売された10.95インチのタブレットです(2023年6月20日に発売)。
Android 15(※発売時はAndroid 13)、Google Tensor G2、8GB LPDDR5メモリ、解像度 2560 x 1600 pxのタッチスクリーン、128GB/256GB UFS 3.1ストレージ、27Whバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、ハブモード、Chromecast、Google Meet(HDビデオ通話)、充電スピーカーホルダー(付属) 、クアッドスピーカー、トリプルマイク、Google アシスタント、指紋認証、消しゴムマジック、HDR撮影、
5年間のセキュリティアップデート、「Google Pixel Tablet Case」(別売)、USB Type C 3.2 Gen 1 (OTG)、Wi-Fi 6、 2×2 MIMO、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで64,379円、楽天市場で60,200円、ヤフーショッピングで59,660円、AliExpressで64,543円、米国 Amazon.comで$499.00、です。
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