2025年3月12日に発売されて以来、iPad Air(M3)は多くのユーザーから絶大な支持を得て、人気を維持し続けています 。M2搭載モデルの登場から1年と経たずにリリースされた異例のモデルチェンジでありながら、なぜこれほどまでに人々を惹きつけるのでしょうか。
iPad Air(M3)の魅力
最大の魅力は、新たに搭載されたApple M3チップがもたらす、ノートPCに匹敵する圧倒的なパフォーマンスです 。AnTuTuベンチマークスコアは約200万点以上という驚異的な数値を記録。高画質な動画編集やグラフィックスを駆使した最新ゲームも、驚くほど快適に動作します。
また、AppleのパーソナルAI「Apple Intelligence」に対応。文章作成をアシストする「作文ツール」や、ラフスケッチを美しいイラストに変換する「画像マジックワンド」など、多彩なAI機能が利用できるようになっています。
もちろん、iPad Airの伝統である、薄くスタイリッシュなデザインも健在です。厚さわずか6.1mmのボディに、息をのむほど美しいLiquid Retinaディスプレイを搭載 。携帯性に優れた11インチと、広大な作業領域を誇る13インチの2つのサイズから、自分のスタイルに合った一台を選べます 。
その他にも、創造性を刺激するApple Pencil Proによる手書き入力 、ファンクションキーを搭載し進化した新しいMagic Keyboardでの快適なタイピング 、最大10時間駆動する頼もしいバッテリー 、そして高速なWi-Fi 6E通信 など、魅力が満載です!
この記事でiPad Air(M3)を徹底解剖!
この記事では、iPad Air(M3)が秘める性能や機能を、あらゆる角度から徹底的に深掘りしていきます。
特に、多くの人が気になるであろう前モデル「iPad Air(M2)」との違いに焦点を当て、デザインからパフォーマンス、アクセサリーの互換性に至るまで、その進化の全貌を明らかにします。
【この記事で分かること】
- M3チップの驚異的な性能(AnTuTuベンチマーク・ゲーム性能)
- iPad Air (M2)との詳細なスペック比較
- Apple Intelligenceの具体的な機能と使い方
- 美しいデザインと4つのカラーバリエーション
- 11インチと13インチ、あなたに合ったサイズの選び方
- Liquid Retinaディスプレイの画質と実際の使用感
- Apple Pencil Proと新しいMagic Keyboardの徹底レビュー
- カメラとオーディオの性能評価
- リアルなバッテリー持続時間と通信機能(Wi-Fi 6E, eSIM)
- メリット・デメリットと5段階評価
- 最新の価格と購入先情報
この記事を最後まで読むことで、本当にiPad Air(M3)が必要なのか、購入するべきかどうかが、はっきりと見えてくるはずです。購入を迷われている方は、ぜひこの先のレビューを参考にしてみてください。
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公式ページ:iPad Air – Apple(日本)
価格をチェック!iPad Air(M3)は他メーカーのタブレットよりも安いのか?
iPad Air(M3)は、11インチ Wi-Fiモデルが98,800円から、Wi-Fi + Cellularモデルが124,800円(税込)から販売されます。
13インチモデルは、Wi-Fiモデルで128,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルで154,800円(税込)から販売されます。
なお、Amazonでも同様に98,800円~(税込)で販売中。楽天市場(83,800円)やヤフーショッピング(87,500円)でも購入できます。※上記の価格は、2025/6/22調査のものです。
Galaxy Tab S9 FE
2023年10月19日に発売された「Galaxy Tab S9 FE」はAmazonで66,700円で販売中です。こちらは、鮮やかなWUXGA+液晶ディスプレイを搭載したサムスン製の10.9インチタブレットです。
付属のSペンでメモやイラストを自由に描け、クリエイティブな作業も快適に行えます。パワフルなExynos 1380プロセッサと6GBメモリで、マルチタスクもスムーズ。DeXモードを使えば、PCライクな操作環境で生産性を高めることも可能です。
さらに、IP68防水防塵で、あらゆるシーンで安心して使えます。鮮やかなディスプレイ、Sペン、そしてDeXモードで、エンターテイメントからビジネスまで幅広く活躍する1台です。
OnePlus Pad 2
2025年1月にAliExpressで発売された「OnePlus Pad 2」は米国Amazon.comで$549.99で販売中です。こちらは、驚異的な7:5 ReadFit比率の12.1インチ、3K LCDディスプレイを搭載し、没入感あふれるビジュアル体験を提供するタブレットです。
Snapdragon 8 Gen 3と12GB LPDDR5xメモリ、そしてUFS 3.1ストレージによる圧倒的なパフォーマンスで、ゲームや動画ストリーミングもスムーズに楽しめます。
Dolby Atmos対応の6スピーカーが、迫力あるサウンドでエンターテイメントをさらに盛り上げます。別売のスタイラスペン「Stylo 2」とキーボードを使えば、クリエイティブな作業や生産性向上にも活用可能。大型オープンキャンバスやスマートビジョンといった独自機能も搭載し、他にはない使い勝手を提供します。
Lenovo Idea Tab Pro
2025年1月に日本で発売された「Lenovo Idea Tab Pro」はAmazonで54,780円で販売中です。こちらは、12.7インチの大画面で鮮やかな2944 x 1840ドットディスプレイを搭載し、エンターテイメントに最適なタブレットです。
MediaTek Dimensity 8300プロセッサと8GBメモリで、動画視聴やゲームもスムーズに動作します。付属のLenovo Tab Pen Plusで、メモやイラスト作成も快適。Dolby Atmos対応のJBLスピーカー4つが、臨場感あふれるサウンドを提供します。
さらに、Google GeminiのAI機能を活用した「かこって検索」や「翻訳」機能など、便利な機能も搭載。エンターテイメントからビジネスまで、幅広いシーンで活躍する1台です。
Google Pixel Tablet
2023年6月20日に発売された「Google Pixel Tablet」はAmazonで64,379円で販売中です。こちらは、エンターテイメントの中心に据えられた10.95インチタブレットです。
Google Tensor G2チップと8GBメモリでスムーズな動作を実現し、鮮やかなディスプレイで動画視聴やゲームを楽しめます。付属の充電スピーカーホルダーに置くだけで、スマートディスプレイとしても活躍。
ハブモードでスマートホームデバイスを操作したり、Chromecastでコンテンツを大画面に映し出したり、Googleアシスタントで様々な操作を音声で行うことも可能です。エンターテイメントとスマートホーム機能をシームレスに統合した、革新的なタブレットです。
デザイン:iPad Air(M3)の洗練されたフォルムと2つのサイズがもたらす携帯性
ここでは、iPad Air(M3)のデザイン、カラーバリエーション、そして2つのサイズがもたらす携帯性について、前モデルのiPad Air(M2)との比較を交えながら、実際に使って感じたことを詳しくレビューしていきます。手にした瞬間の印象から、日々の生活でどのように活躍するのか、その魅力に迫ります。
変わらない完成度、洗練されたデザイン
iPad Air(M3)を手にしてまず感じるのは、その完成されたデザインです 。前モデルのiPad Air(M2)からデザインの変更はなく、側面がフラットでスタイリッシュな印象は健在です 。背面に目を向けると、iPad Pro(M4)のような複数のカメラユニットとは異なり、シングルカメラがシンプルに収まっています 。この主張の少ないデザインが、より軽やかでカジュアルな雰囲気を醸し出しており、多くの人にとって親しみやすい存在だと感じました 。
確かに、デザインを一新したiPad Pro(M4)と比べると新鮮味に欠けるという意見もありますが 、これは裏を返せば、デザインがすでに高いレベルで完成していることの証明とも言えるでしょう。
シーンを彩る4つのカラーバリエーション
カラーバリエーションは、ブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色が用意されています 。これは前モデルのiPad Air(M2)から変更はなく、以前のモデルにあったピンクはラインナップされていません 。個人的には、この中で特にパープルの色合いが魅力的だと感じます 。派手すぎず、それでいて個性を主張できるシックなカラーリングは、所有する喜びを満たしてくれます 。
今回試用したブルーは、鮮やかな青というよりも、光の加減で表情を変える落ち着いた色味でした 。ビジネスシーンで使っても浮くことなく、プライベートな時間では創造性を刺激してくれるような、上品な仕上がりです。
ビデオ会議に最適化されたフロントカメラと接続性
デザイン面でiPad Air(M2)から受け継がれた大きな利点が、フロントカメラの位置です。本体の長辺側に配置されているため、横向きにしてMagic Keyboardなどと組み合わせて使う際に、ごく自然な目線でビデオ会議に参加できます 。実際にZoomでの会議に使ってみましたが、以前のモデルのようにカメラを意識して不自然に横を向く必要がなく、スムーズに会話に集中できました。また、横向きで手に持った時に、指でカメラを塞いでしまう煩わしさからも解放されます 。
接続ポートは引き続きUSB-Cを採用しており、充電はもちろん、最大10Gb/sのデータ転送や外部ディスプレイへの出力にも対応していて汎用性は高いです 。ただし、Wi-Fi + Cellularモデルは物理SIMスロットが廃止され、eSIMのみの対応となりました 。これによりデザインはすっきりしましたが、海外渡航時に現地の物理SIMを使いたい場合や、eSIMに非対応の通信サービスを利用しているユーザーは注意が必要です 。
用途で選びたい2つのサイズと携帯性
iPad Air(M3)は、前モデルに引き続き11インチと13インチの2サイズ展開です 。しかし、「Air」という名前とは裏腹に、薄さや軽さでは上位モデルのiPad Pro(M4)に軍配が上がります 。この点は少し皮肉に感じますが、それぞれのサイズが持つ携帯性の特徴は、利用シーンを大きく左右する重要なポイントです。
<サイズ・重量を比較>
- 11インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・178.5 x 247.6 x 6.1 mm / Wi-Fi/Cellular: 460g
- 13インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・214.9 x 280.6 x 6.1 mm / Wi-Fi: 616g, Cellular: 617g
- 11インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・ 247.6 x 178.5 x 6.1 mm / Wi-Fiモデル:462 g、Wi-Fi + Cellularモデル:462 g
- 13インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・280.6 x 214.9 x 6.1 mm / Wi-Fiモデル:617 g、Wi-Fi + Cellularモデル:618 g
11インチモデルは、まさに万能選手。自宅のソファでくつろぎながら映画を観たり、カフェに持ち出して作業したりと、どんなシーンにもフィットする絶妙なサイズ感です 。重量は約460gと決して羽のように軽いわけではありませんが 、カバンに入れて持ち運ぶのが苦になることはありませんでした 。ただ、片手で操作するには少し大きく、基本的には両手で支えるスタイルになります 。
一方、13インチモデルの魅力は何といってもその大画面です。しかし、重量が約617gあり、片手で持つとずっしりとした重さを感じ、長時間の保持は厳しいと感じました 。Magic Keyboardと組み合わせると総重量は1.3kgを超え、これはもはや軽量なノートPCの領域です 。そのため、頻繁に持ち運ぶというよりは、自宅やオフィスでじっくり作業したり、迫力ある映像を楽しんだりといった、据え置きでの利用がメインになるでしょう 。
まとめ:デザインと携帯性、接続ポート
- デザイン:前モデルから変わらない完成されたフォルムと、上品なカラーバリエーションが魅力。
- カメラ配置:長辺に移動したフロントカメラは、ビデオ会議での使い勝手を劇的に向上させる。
- 接続性:USB-Cポートは高速で汎用性が高いが、CellularモデルのeSIM専用仕様は利用シーンを選ぶ。
- 携帯性:11インチは持ち運びと使いやすさのバランスが絶妙。13インチは据え置き利用がメインなら最高の選択肢。
ディスプレイ:iPad Air(M3)の鮮やかなLiquid Retinaと、用途で選ぶ2つの大画面
ここでは、iPad Air(M3)が搭載するLiquid Retinaディスプレイの画質や特性、そして11インチと13インチの2つのサイズがもたらす体験の違いについて、前モデルのiPad Air(M2)と比較しながら、実際に使って感じたことをレビューしていきます。映像美から作業効率まで、ディスプレイが日常をどう変えるのか、その実力に迫ります。
日常を彩る、鮮やかで美しいLiquid Retinaディスプレイ
iPad Air(M3)のディスプレイは、前モデルのiPad Air(M2)から引き続き、美しい「Liquid Retinaディスプレイ(IPS液晶)」を搭載しています。 初めて電源を入れた瞬間、その高解像度でくっきりとした表示に、思わず「きれいだ」と声が漏れました。P3の広色域と、周囲の光に合わせて色温度を自動調整するTrue Toneテクノロジーに対応しており、表示されるコンテンツは驚くほど豊かで鮮やかです。
実際にNetflixでHDR対応の映画を観てみると、映像の暗い部分から明るい部分までの階調が豊かに表現され、その場にいるかのような臨場感を味わえました。 もちろん、iPad Proが採用する有機ELディスプレイの引き締まった黒には一歩譲りますが、コンテンツプレーヤーとしての実力は非常に高く、映像やゲームの美しさを心ゆくまで堪能できることは間違いありません。
また、反射防止コーティングのおかげで、日中の明るいカフェで窓際に座っても、画面への映り込みが最小限に抑えられ、ストレスなく作業に集中できました。
ProMotion非対応でも滑らか?リフレッシュレートと書き心地
本機のディスプレイのリフレッシュレートは60Hzで、iPad Proシリーズが搭載する最大120HzのProMotionテクノロジーには対応していません。 正直なところ、購入前はこの点が一番の懸念でした。しかし、実際に使ってみると、その心配はほとんど杞憂に終わりました。iPadOSの優れた最適化のおかげで、SafariでのウェブブラウジングやSNSのスクロールなど、日常的な操作でカクつきを感じることはなく、非常に滑らかに動作します。
ただし、Apple Pencil Proを使って本格的なイラスト制作を行うような場面では、Proモデルとの差を感じるかもしれません。Procreateで素早く線を重ねて描いてみると、ほんのわずかながらペン先の追従性に違いを感じました。とはいえ、講義ノートを取ったり、PDFに注釈を入れたりといった一般的な手書き作業では、全くストレスなく快適そのものです。もしあなたがプロのイラストレーターや、ハイフレームレート対応のゲームを極めたいゲーマーであるならば、iPad Proを検討する価値はあるでしょう。
11インチと13インチ、どちらを選ぶべきか?
iPad Air(M3)を選ぶ上で最も楽しい悩みどころが、この2つのサイズ選択です。 11インチモデルは、携帯性と使いやすさのバランスが絶妙です。 ソファに寝転がって電子書籍を読んだり、通勤電車の中で動画を楽しんだりといった使い方に最適で、まさに「万人向け」のサイズ感だと感じました。
一方で、13インチモデルの魅力は、何と言ってもその広大な作業領域にあります。 実際にSplit View機能を使い、画面の左側に資料を表示しながら、右側のメモアプリで文章を作成してみると、その快適さに驚きました。11インチでは少し窮屈に感じられたマルチタスクも、13インチならまるでノートPCのように効率的にこなせます。 特に、複数のアプリをウィンドウ表示できる「ステージマネージャ」機能は、この大画面でこそ真価を発揮すると言えるでしょう。
<ディスプレイを比較>
- 11インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・11インチ、解像度2360×1640のLiquid Retina(500nit)
- 13インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・13インチ、解像度2732×2048のLiquid Retina(600nit)
- 11インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・11インチ、解像度2360×1640のLiquid Retina(500nit)
- 13インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・13インチ、解像度2732×2048のLiquid Retina(600nit)
まとめ:ディスプレイ
- 画質:色の再現性が高く、HDRコンテンツも楽しめる美しいLiquid Retinaディスプレイ。
- リフレッシュレート:日常使いでは60Hzでも滑らかで気にならないが、Apple Pencilでの高度な作業や本格的なゲームではProモデルに軍配。
- 11インチ:携帯性と使いやすさを両立した、あらゆるシーンに対応する万能サイズ。
- 13インチ:マルチタスクやクリエイティブな作業、映像鑑賞の体験を格段に向上させる広大なキャンバス。
パフォーマンス:iPad Air(M3)のM3チップがもたらす余裕のパワーと快適な作業環境
ここでは、iPad Air(M3)のM3チップの性能、そしてそれを支えるメモリやストレージについて、前モデルのiPad Air(M2)との比較を交えながら、実際の使用感とともに詳しくレビューしていきます。日常使いからクリエイティブな作業まで、この一台がどれほどの可能性を秘めているのか、その実力に迫ります。
M3チップ搭載でさらなる高みへ
iPad Air(M3)の最大の進化点は、プロセッサがApple M2チップからM3チップへとアップグレードされたことです。一見すると、CPUのコア構成はM2チップと同じく、4つの高性能コアと4つの高効率コアからなる8コアCPUで、GPUも9コア、Neural Engineも16コアと、スペック上のコア数に変化はありません。
では、何が大きく進化したのでしょうか。その答えは、チップの根幹をなす製造プロセスにあります。M3チップは業界の最先端をいく3nmプロセス技術で製造されているのに対し、M2チップは5nmプロセスでした。このプロセスの微細化により、同じ消費電力でより高い処理能力を発揮したり、同じ処理をより少ない電力でこなすことが可能になります。
これが、M3搭載iPad AirがM2モデルよりもパワフルでありながら、バッテリー持続時間を維持している秘密なのです。さらに、M3はハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングといった先進的なグラフィックス技術に新たに対応しており、これがクリエイティブな作業やゲーム体験を新たな次元へと引き上げます。
日常作業からクリエイティブなタスクまで、余裕の動作感
正直なところ、ウェブサイトの閲覧や動画視聴といった日常的な使い方では、M2モデルとの劇的な差を感じることは少ないかもしれません。しかし、複数のアプリをステージマネージャで同時に立ち上げたり、高画質な動画を編集したりといった、負荷の高い作業を行うと、M3チップが秘めたるパワーが顔を覗かせます。
実際に動画編集アプリ「Final Cut Pro」で、複数の4K映像素材を重ねてエフェクトを適用し、書き出すという作業を試してみました。驚いたことに、処理中のカクつきはほとんどなく、書き出しも驚くほどスムーズに完了しました。これは、M3チップに搭載された強化されたメディアエンジンが、HEVCやProResといったプロ向けの映像フォーマットの処理をハードウェアレベルで高速化しているおかげです。
また、今後日本語版の提供が予定されている「Apple Intelligence」も、このパワフルなチップの上でこそ真価を発揮するでしょう。写真アプリの「クリーンアップ」機能で写真に写り込んだ不要なものを消す際など、AIを活用した処理が瞬時に完了する快適さは、一度体験すると元には戻れません。
用途に合わせて選べるメモリとストレージ
iPad Air(M3)のメモリ(RAM)は、前モデルから据え置きの8GBです。日常的なマルチタスクから、ある程度のクリエイティブな作業まで、ほとんどのシーンで不足を感じることはないでしょう。
ストレージは、128GB、256GB、512GB、1TBの4つの選択肢から選べます。前モデルのiPad Air(M2)では最小容量が64GBでしたが、今回から128GBに倍増されたのは非常に嬉しいポイントです。これにより、OSや基本的なアプリをインストールしただけでも、かなりの空き容量を確保できます。個人的には、写真や動画、ゲームなどをたくさん保存するなら256GB以上のモデルを選んでおくと、容量不足に悩まされることなく、長く安心して使えると感じました。
<メモリ・ストレージを比較>
- 1.iPad Air(M3・第7世代)・・・8GB / 128GB, 256GB, 512GB, 1TB
- 2.iPad Air(M2・第6世代)・・・8GB / 128GB, 256GB, 512GB, 1TB
- 3.iPad Air(M1・第5世代)・・・8GB / 64GB,256GB
- 4.iPad Air(A14 Bionic・第4世代)」・・・4GB / 64GB,256GB
まとめ:パフォーマンス(CPU性能、メモリ、ストレージ)
- CPUとGPU性能:コア数はM2と同じだが、3nmプロセス採用により電力効率と処理能力が向上。レイトレーシングなど新たなグラフィックス技術にも対応。
- 体感速度:日常使いではM2との差は感じにくいが、動画編集やAI機能など高負荷な作業ではM3のパワーが真価を発揮する。
- メモリ:8GBのRAMは、ほとんどの作業を快適にこなすのに十分な容量。
- ストレージ:最小容量が128GBに倍増し、より多くのユーザーにとって選びやすくなった。
Antutuベンチマーク
11インチのiPad Air(M3)が搭載するApple M3チップは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約206万点(2069536)を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「2069536」、CPUで「533277」、GPUで「839095」、MEMで「308750」、UXで「388414」
一方、11インチのiPad Air(M2)はApple M2チップを搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約162万点を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「1624388」、CPUで「389964」、GPUで「620237」、MEMで「249341」、UXで「364846」
11インチのiPad Air(M3)は前モデルのiPad Air(M2)よりも44万点スコアが上がっていることから、飛躍的に性能が向上したといえます。
Apple M3 性能を比較
11インチのiPad Air(M3)が搭載するApple M3チップは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。
- Apple M3 (iPad Air M3)・・・Antutu:206万
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen3 (Lenovo Yoga Tab Plus)・・・Antutu:200万
- Apple M2 (iPad Air M2)・・・Antutu:162万
- MediaTek Dimensity 8350 (OPPO Pad 3)・・・Antutu:153万
- Snapdragon 8s Gen 3 (Xiaomi Pad 7 Pro)・・・Antutu:150万
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 (Galaxy Tab S9シリーズ)・・・Antutu:150万
- Snapdragon 7+ Gen 3 (Xiaomi Pad 7)・・・Antutu:134万
- Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 (Xiaomi Pad 6 Pro)・・・Antutu:110万
- MediaTek Dimensity 9000 (OPPO Pad 2)・・・Antutu:94万
- Exynos 1580 (Galaxy Tab S10 FE シリーズ)・・・Antutu:93万
<比較から分かること>
Apple M3チップは現行のモバイル向けプロセッサの中で、トップクラスの卓越した性能を有していることが明確に示されました。206万点というスコアは、比較対象として挙げられたAndroidデバイス向けの最新ハイエンドチップであるQualcomm Snapdragon 8 Gen3をも上回り、このランキングにおける最高性能を記録しています。この事実は、Appleの半導体開発におけるリーダーシップを改めて印象付けるものです。
注目すべきは、前世代のApple M2チップからの飛躍的な性能向上です。M2チップの162万点からM3チップの206万点へというスコアアップは、約27%もの向上率に相当し、これは単なるマイナーアップデートではなく、新世代チップとしての確固たる進化を証明しています。
この性能向上は、M3チップを搭載するiPad Air M3のようなデバイスにおいて、ユーザーに極めて快適で高性能なコンピューティング体験を提供することを約束するものです。高負荷な専門作業から、日常的なマルチタスク処理、そしてリッチなグラフィックを要求する最新ゲームに至るまで、あらゆる利用シーンでその恩恵を実感できるでしょう。
ゲーム性能
iPad Air(M3)が搭載するApple M3チップのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。
原神 (Genshin Impact)
広大なオープンワールドを舞台に、美しいグラフィックで描かれるキャラクターたちと冒険を繰り広げるアクションRPG「原神」。Apple M3チップを搭載したデバイスでは、このゲームを最高画質設定、そして60FPSのフレームレートで極めて滑らかに動作させます。
テイワットの壮大な景色を探索する際も、元素反応が複雑に絡み合う激しい戦闘シーンにおいても、フレームレートは安定して60FPS近辺を維持し、カクつきや遅延を感じることはほとんどありません。M3チップの高い処理能力は、長時間のプレイでもパフォーマンスの低下を最小限に抑え、一貫して快適なゲーム体験を提供します。
フォートナイト (Fortnite)
最大100人のプレイヤーが最後の1人を目指して戦い、建築要素も駆使するバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」。M3チップは、フォートナイトをエピック設定(最高画質)で快適に楽しむことを可能にします。
60Hzリフレッシュレートのディスプレイを搭載したデバイスでは、フレームレートは60FPSにほぼ張り付いた状態で安定し、建築や編集、エイムといった繊細な操作もスムーズに行えます。チップの能力としては、もしデバイスとゲームが対応していれば、90FPSや120FPSといったさらに高いフレームレートでの描画にも応えるだけの余力を持ち合わせており、終盤の入り組んだ状況でもプレイヤーの操作に即座に反応する応答性の高さを示します。
Call of Duty: Warzone Mobile
人気FPS「Call of Duty」シリーズの迫力をモバイルで体験できるバトルロイヤル「Call of Duty: Warzone Mobile」。M3チップは、この要求の高いゲームを最高画質設定で、安定した60FPSで動作させます。広大なヴェルダンスクのマップを駆け巡り、最大120人のプレイヤーと銃撃戦を繰り広げる際も、フレームレートの大きなドロップはみられず、常に滑らかな映像でプレイに集中できます。M3チップのGPU性能は、緻密なテクスチャや遠景の描画、そして爆発などのエフェクトも忠実に再現し、臨場感あふれる戦場体験をもたらします。
ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)
名作ハックアンドスラッシュRPG「ディアブロ」の世界観を受け継ぐモバイル向けMMOARPG「ディアブロ イモータル」。M3チップを搭載した環境では、本作を最高画質であるウルトラ設定、フレームレート60FPSで存分に楽しめます。画面を埋め尽くすほどの敵の大群や、派手なスキルエフェクトが飛び交う戦闘においても、処理落ちはほとんど発生せず、キャラクターはプレイヤーの操作に機敏に反応します。ダンジョン攻略やワールドボスとの戦いなど、負荷のかかる場面でも一貫して高いパフォーマンスを維持し、サンクチュアリの暗く険しい世界への没入を深めます。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
不朽の名作「ファイナルファンタジーVII」とその関連作品の物語を追体験できる章立て配信のRPG「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」。M3チップは、本作の美麗なグラフィックを最高画質設定、60FPSで安定して描画します。クラウドやセフィロスといったキャラクターたちの細やかな表情や、迫力ある召喚獣の演出も、フレームレートの低下なくスムーズに展開されます。これにより、物語の感動的なシーンや緊張感あふれるバトルを、オリジナルの魅力を損なうことなく、高品質な映像で体験できます。
アスファルト:Legends Unite
実在するスーパーカーを操り、派手なアクションと美しいグラフィックが特徴のアーケードレーシングゲーム「アスファルト:Legends Unite」。M3チップの力により、このゲームを高画質設定、60FPSで極めて快適にプレイできます。高速でコースを疾走する際の流れるような背景、ニトロ使用時のブラーエフェクト、ライバル車との激しい接触やクラッシュシーンも、遅延なく滑らかに表示されます。指先の操作にリニアに反応するマシン挙動は、レースゲームとしての爽快感を最大限に引き出し、プレイヤーを白熱のレースへと誘います。
まとめ:ゲーム性能
Apple M3チップは、そのAntutu V10ベンチマークにおけるGPUスコア「839095」が示す通り、現行のモバイルチップセットの中でトップティアのグラフィック処理能力を有しています。今回取り上げた「原神」や「Call of Duty: Warzone Mobile」といったグラフィック負荷の高いAAA級タイトルから、「フォートナイト」のような競技性の高いゲーム、
そして「ディアブロ イモータル」や「ファイナルファンタジーVII エバークライシス」のような美麗なRPG、「アスファルト:Legends Unite」のようなスピード感あふれるレーシングゲームに至るまで、あらゆるジャンルのゲームを最高設定に近い画質で、かつ安定した高フレームレート(主に60FPS)で動作させる実力を持っています。
この卓越したパフォーマンスは、単にフレームレートが高いというだけでなく、ゲームプレイ中のカクつきや遅延を大幅に低減し、プレイヤーがゲーム世界に深く没入できる環境を提供します。また、M3チップの電力効率の良さは、長時間のゲームプレイにおける発熱を抑制し、パフォーマンスの持続性にも貢献します。これにより、バッテリー消費を気にしすぎることなく、いつでもどこでも高品質なゲーム体験を享受できます。
Apple M3チップを搭載したデバイスは、モバイルゲームの新たな基準を打ち立て、ユーザーにこれまでにないレベルの快適さと楽しさをもたらすものと言えるでしょう。
ソフトウェアとAI機能:iPad Air(M3)の真価を引き出すApple Intelligence
ここでは、iPad Air(M3)のソフトウェア体験、特にM3チップによってその能力が最大限に引き出される「Apple Intelligence」の魅力について、前モデルのiPad Air(M2)との違いにも触れながら、実際に使って感じたことを詳しくレビューしていきます。この新しい知性が、私たちのiPadの使い方をどのように変えてくれるのか、その可能性に迫ります。
M3チップでさらに快適になるiPadOS
iPad Air(M3)の基本的な操作感は、前モデルのiPad Air(M2)から受け継がれた、滑らかで直感的なものです。「ステージマネージャ」を使えば複数のアプリをウィンドウ表示で効率的に扱え、基本的なタスクは非常に快適にこなせます。しかし、M3チップを搭載したことで、その体験はさらに一段上のレベルに引き上げられました。特に、電力効率に優れたM3チップのおかげで、高負荷なアプリを動かしてもバッテリーの消耗が緩やかで、一日中安心して使えるスタミナには感心させられます。
例えば、動画編集アプリ「Final Cut Pro」で複数の4Kクリップを扱うような作業も、M3チップのパワーがあれば驚くほどスムーズです。もはやiPad Airは、単なるコンテンツ消費デバイスではなく、外出先でも本格的なクリエイティブワークをこなせるパワフルなマシンへと進化しました。
日常作業を劇的に変えるApple Intelligence
iPad Air(M3)の機能面における進化は、まさに「Apple Intelligence」が主体です。この機能は他のMシリーズ搭載iPadでも利用可能ですが、M3チップの高速なNeural Engineによって、その応答性は格別です。私が特に便利だと感じたのは、派手な画像生成機能よりも、日々の細々とした作業を賢くサポートしてくれる機能でした。
ビジネスメールの作成が苦手な私にとって、「作文ツール」は救世主のような存在です。要点を箇条書きで伝えるだけで、ChatGPTと連携して「プロフェッショナル」な文面のメールを瞬時に生成してくれます。急いで返信しなければならない時も、もう言葉選びに頭を悩ませることはありません。もちろん、文章のトーンを「フレンドリー」に変えたり、長文を要約させたりすることも可能で、あらゆるコミュニケーションシーンで活躍してくれました。
また、進化した「Siri」も素晴らしい体験です。日本語の認識能力が向上し、会話の途中で少し言葉に詰まっても意図を汲み取ってくれるなど、より人間らしい対話が可能になりました。複雑な質問にはChatGPTを呼び出して回答を探してくれるため、単なる音声アシスタントを超えた、新しい検索の形を体験できました。
クリエイティブを加速するAIアシスト機能
Apple Intelligenceの恩恵は、クリエイティブな作業にも及びます。例えば、メモアプリにApple Pencil Proでアイデアスケッチを描き、その部分を円で囲むだけで「画像マジックワンド」が文脈に合った美しいイラストに変換してくれます。プレゼン資料に少し挿絵を加えたい時など、これまで手間のかかっていた作業が、魔法のように簡単になりました。
写真アプリの「クリーンアップ」機能も非常に強力です。旅行先で撮った写真に偶然写り込んでしまった通行人を、Apple Pencil Proでなぞるだけで、まるで初めからいなかったかのように自然に消去できます。この一連の処理がM3チップによって瞬時に完了する快適さは、まさに圧巻の一言です。
まとめ:ソフトウェアとAI機能
- iPadOSとM3チップ:高負荷なアプリも快適に動作させるパワーと、一日中使える電力効率を両立。
- 作文ツールとSiri:ChatGPT連携により、メール作成や情報検索といった日常のタスクを劇的に効率化。
- クリエイティブAI機能:画像マジックワンドやクリーンアップツールが、創造的な作業を手軽で楽しいものに変える。
スタイラスペンとキーボード:iPad Air(M3)を知性と創造性のステージへ引き上げる魔法の杖と舞台
iPad Air(M3)は、それ単体でも素晴らしいデバイスです。しかし、その真価は「Apple Pencil Pro」と新しい「Magic Keyboard」という2つの魔法の道具を手にした時にこそ、完全に解き放たれるのかもしれません。ここでは、これらのアクセサリーが私の創作活動や日々の作業をどう変えたのか、その驚きと感動を、前モデルとの違いにも触れながら具体的にお伝えします。
思考を止めない魔法の杖、Apple Pencil Pro
休日の午後、私はお気に入りのカフェでiPad Air(M3)を広げ、イラスト制作アプリ「Procreate」で風景画を描いていました。夕焼けの繊細なグラデーションを表現するため、エアブラシと水彩ブラシを頻繁に切り替える必要があります。以前なら、その度に画面のメニューをタップしていましたが、Apple Pencil Proならペンを軽く「スクイーズ」するだけ。手元に仮想のパレットが現れ、思考を一切止めずにツールを選べるのです。このシームレスな体験は、まるで自分の脳とキャンバスが直結したかのようでした。
ツールを切り替えた瞬間に指先に伝わる「カチッ」という小気味よい振動も、没入感を高めてくれます。 さらに、ペン軸の回転を検知する「バレルロール」機能は、カリグラフィペンで文字に表情をつけたい時に、本物のペン以上の自由度を与えてくれました。 もちろん、PDFにメモを取るだけなら、より安価なApple Pencil (USB-C)で十分でしょう。 しかし、もしあなたが少しでも「創る」ことに喜びを感じるなら、この魔法の杖がもたらす体験は、価格以上の価値があると断言できます。
<Apple Pencil Proで使える機能 一覧>
- スクイーズ: 例えば、「Noteshelf」でメモを取る際に、ペンを指で強く握る(スクイーズする)と、ツールパレットが表示され、ペンの種類や色、線の太さなどを、すばやく切り替えられます。
- バレルロール: 内蔵ジャイロスコープにより、例えば、「Adobe Fresco」で水彩画を描く際に、ペンを回転させることで、ブラシの向きや太さを、直感的にコントロールできます。
- 触覚フィードバック: スクイーズやダブルタップなどの操作を、振動で確認できます。例えば、「GoodNotes 5」で手書きノートを取る際に、ペンと消しゴムをダブルタップで切り替える際、振動で操作が正確に実行されたことを確認できます。
- Apple Pencilのホバー: ペン先がディスプレイに触れる前に、仮想的な影で接触点を確認できるため、例えば、「Concepts」で精密な図面を描く際に、より正確な描画が可能です。
- ダブルタップ: 例えば、「Notability」で講義ノートを取る際に、ペンと消しゴムをダブルタップで瞬時に切り替えることができ、作業効率が向上します。
まるでノートPC、Magic Keyboardの快適な打鍵感
MacBookのキーボードに長年慣れ親しんだ指が、この新しいMagic Keyboardに触れた時、正直驚きました。浅めのキーストロークながら、しっかりとした反発感のあるシザー構造のおかげで、まるでMacBookをタイプしているかのような錯覚に陥ります。 この原稿もMagic Keyboardで書いていますが、長時間の作業でも指が疲れることはありません。ガラス製の滑らかなトラックパッドは、指の動きに寸分の狂いなく追従し、その操作性の高さはまさに一級品です。
そして、今回の最大の進化点が「ファンクションキー」の搭載です。 これまでコントロールセンターを開いて操作していた画面の明るさや音量調整が、キーボードから手を離さずにできる。この地味ながらも確実な進化が、日々の作業効率を劇的に改善してくれました。 特徴的なフローティングデザインも健在で、iPadが宙に浮いたようなスタイルで、画面の角度を自由に見やすい位置に調整できるのは、やはり他のキーボードにはない魅力です。
快適さの代償 – 重量と価格のジレンマ
これほどまでに快適な入力環境を手に入れると、誰もが「これならノートPCは不要かも」と思うはずです。しかし、その快適さには代償が伴います。それが「重さ」です。13インチのiPad Airと組み合わせると、その重量は約1.3kg。 これは、同サイズのMacBook Airよりも重いという、なんとも皮肉な現実です。「Air」の名を冠するデバイスとしては、正直、重すぎると感じてしまいます。
さらに、価格の問題も無視できません。13インチモデルとこのキーボードを揃えると、M3搭載のMacBook Airが購入できてしまうのです。 タッチ操作とペン入力にどれほどの価値を見出すのか、ユーザー自身のライフスタイルが厳しく問われる、悩ましくも興味深い選択肢と言えるでしょう。
まとめ:スタイラスペンとキーボード
- Apple Pencil Pro:スクイーズやバレルロールといった機能が創作活動と一体化し、思考を妨げない直感的な体験を提供。
- 新しいMagic Keyboard:ファンクションキー搭載による利便性向上と、MacBookに迫る極上の打鍵感は大きな魅力。
- 快適さの代償:ノートPCを超える重量と、MacBook Airが視野に入る価格設定は、購入前に熟考すべき重要なポイント。
- 総評:これらのアクセサリーはiPad Airを「ただのタブレット」から「クリエイティブ・ステーション」へと昇華させる。しかし、その魔法には、相応の対価が必要。
オーディオとカメラ性能:iPad Air(M3)のコンテンツ体験を豊かにする実力
iPad Air(M3)は、美しいディスプレイとパワフルな性能だけでなく、日々のコンテンツ体験を豊かにするオーディオとカメラも重要な要素です。ここでは、iPad Air(M3)のスピーカーやマイク、そしてカメラ性能について、前モデルのiPad Air(M2)から変わった点、変わらない点を踏まえながら、私が実際に使って感じたリアルな実力と活用法をレビューしていきます。
臨場感あふれるサウンド、横向きステレオスピーカー
iPad Air(M3)のスピーカーは、前モデルのiPad Air(M2)から引き続き、本体を横向きにした際に左右に広がるステレオスピーカーを搭載しています。 夜、部屋の明かりを消してNetflixでSF大作映画を鑑賞したのですが、そのサウンドは想像以上の迫力でした。宇宙船が飛び交う重低音から、登場人物の繊細なセリフまでクリアに再現され、まるで小さなシアターのよう。
もちろん、上位モデルであるiPad Proの4スピーカーシステムが奏でる圧倒的な音場には及びませんが、この薄いボディからこれほどのサウンドが放たれることには素直に驚きました。
<スピーカー・オーディオを比較>
- 1.iPad Air(M3・第7世代)・・・横向きステレオスピーカー
- 2.iPad Air(M2・第6世代)・・・横向きステレオスピーカー
- 3.iPad Air(M1・第5世代)・・・横向きステレオスピーカー
- 4.iPad Air(A14 Bionic・第4世代)」・・・縦向きステレオスピーカー
また、内蔵されているデュアルマイクの性能も高く、オンライン会議でもこちらの声をクリアに届けてくれます。 さらに、今後のiPadOSのアップデートで「ボイスメモ」が日本語の文字起こしに対応するのも非常に楽しみです。インタビューの音声を再生しながら、大画面でリアルタイムにテキスト化されていくのをその場で確認できるのは、iPhoneにはないiPadならではの利便性だと感じます。
ビデオ会議の主役、横向きフロントカメラ
リモートでの打ち合わせが多い私にとって、この横向きに配置されたフロントカメラはまさに「神機能」です。 この配置はiPad Air(M2)から採用されたものですが、その恩恵は計り知れません。 Magic Keyboardに装着した状態でZoom会議に参加すると、ごく自然にカメラに目線を合わせることができ、相手からも「いつもより自然に見える」と好評でした。
以前のモデルのように、画面の横を不自然に覗き込む必要はもうありません。被写体を常にフレームの中心に捉え続けてくれる「センターフレーム」機能も健在で、少し席を立ったり身振りを交えたりしても、スムーズに追従してくれます。
「記録」には十分、でも「作品」はスマホに
iPad Air(M3)の背面には、1200万画素の広角カメラが搭載されています。 晴れた日に公園の花を撮影してみると、その発色はiPhone譲りで非常に鮮やか。SNSに投稿するには十分すぎるほどの写真が撮れます。しかし、少し薄暗い室内で料理の写真を撮ったり、夜景を撮影したりすると、やはりノイズが目立ち始めます。
正直なところ、画質は最新のiPhoneには及ばず、「大切な思い出を作品として残したい」なら、迷わずiPhoneを使うべきでしょう。このカメラはあくまで、会議中のホワイトボードをメモ代わりに撮影したり、書類をスキャンしたりといった「記録用」と割り切るのが賢明です。
ただし、M3チップの搭載により、動画の撮影・編集のポテンシャルは大きく向上しています。強化されたメディアエンジンのおかげで、4Kビデオの編集もサクサクこなせます。 撮った映像をすぐに「Final Cut Pro」で編集し、一本の作品に仕上げるといったクリエイティブな使い方をするなら、M3チップの恩恵を大いに感じられるはずです。
<カメラの画素数を比較>
- 1.iPad Air(M3・第7世代)・・・背面:12MP / 前面:12MP(センターフレーム)
- 2.iPad Air(M2・第6世代)・・・背面:12MP / 前面:12MP(センターフレーム)
- 3.iPad Air(M1・第5世代)・・・背面:12MP / 前面:12MP
- 4.iPad Air(A14 Bionic・第4世代)」・・・背面:12MP / 前面:7MP
まとめ:オーディオとカメラ性能
- スピーカー:横向きでのステレオ再生は、映画や音楽に十分な迫力と臨場感をもたらす。
- マイク:デュアルマイクはクリアな音声を収録し、今後のOSアップデートによる文字起こし機能も期待大。
- フロントカメラ:横向き配置はビデオ会議での体験を劇的に改善する、本機最大の強みの一つ。
- リアカメラ:「記録用」と割り切れば十分な性能。M3チップによる動画編集能力の向上はクリエイターにとっての福音。
バッテリーと通信性能:iPad Air(M3)の頼れるスタミナと、どこでも繋がる自由
パワフルな性能を一日中支えるバッテリーと、場所を選ばずに世界とつながる通信性能。これらは、iPad Airを真のモバイルデバイスたらしめる重要な要素です。ここでは、iPad Air(M3)が誇るバッテリーの持続力と通信機能について、前モデルのiPad Air(M2)との比較を交えながら、私のリアルな体験とともにお伝えしていきます。
カタログスペック以上のスタミナ、M3チップの恩恵
正直に言うと、iPad Air(M3)のバッテリー駆動時間が、公式スペック上ではM2モデルと同じ「最大10時間」だと知った時、少し肩を落としました 。しかし、その考えは実際に使ってみて、良い意味で裏切られました。M2モデルでは、ビデオ会議が続くと夕方にはバッテリー残量が心許なくなることもありましたが、M3モデルは同じように使っても夜まで余裕でバッテリーが持ちます。体感では、10〜15%ほど長く使えるようになった印象です 。
実際に輝度50%でYouTubeの動画を流し続けるテストをしたところ、公称の10時間を大きく超える11時間54分も持続しました 。これは、電力効率に優れた3nmプロセスのM3チップの恩恵に他なりません 。以前のモデルで感じていたバッテリーへのわずかな不満は、このM3モデルで完全に解消されたと感じています 。また、充電を80%で止めてバッテリーの劣化を防ぐ保護機能も健在で、自宅で繋ぎっぱなしにすることが多い私にとっては、まさに「神機能」です 。
<バッテリー・充電を比較>
- 11インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・28.93Wh(最大10時間)/ USB-C充電
- 13インチ iPad Air(M3・第7世代)・・・36.59Wh(最大10時間)/ USB-C充電
- 11インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・:28.93Wh(最大10時間)/ USB-C充電
- 13インチ iPad Air(M2・第6世代)・・・36.59Wh(最大10時間)/ USB-C充電
Wi-Fi 6E対応、高速で安定したワイヤレス接続
iPad Air(M3)は、前モデルに引き続き高速なWi-Fi 6Eに対応しています 。自宅のWi-Fi 6E対応ルーターに接続してみると、その速度と安定性はさすがの一言です。App Storeから「原神」のような数GBにもなる大容量ゲームをダウンロードした際も、進行状況を示すバーは驚くほどスムーズに進み、待ち時間のストレスはほとんどありませんでした。休日にNetflixで高画質な映画をストリーミング再生しても、読み込みで映像が止まることなく、快適そのものです。
<通信性能を比較>
- 1.iPad Air(M3・第7世代)・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3(Cellularモデルは5G通信、GPSに対応)
- 2.iPad Air(M2・第6世代)・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.0(Cellularモデルは5G通信、GPSに対応)
- 3.iPad Air(M1・第5世代)・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0(Cellularモデルは5G通信、GPSに対応)
- 4.iPad Air(A14 Bionic・第4世代)」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0(Cellularモデルは4G通信、GPSに対応)
eSIM専用という選択 – デザインの美しさと利用シーンの悩み
Wi-Fi + Cellularモデルは、物理的なSIMカードスロットを廃したeSIM専用設計になっています 。これにより、側面のデザインは非常にすっきりとしており、ミニマルな美しさを感じさせます 。国内の大手キャリアや多くのMVNOがeSIMに対応している現在、普段使いで困ることはほとんどないでしょう 。
しかし、この割り切りが悩ましい場面もありました。先日、海外出張の際に現地のプリペイドSIMを使おうとしたのですが、物理スロットがないため利用できず、少し割高なローミングサービスに頼らざるを得ませんでした。また、eSIMに対応していない格安SIMを一時的に使いたい時などにも対応できません。「使える回線が減ってしまう不自由さ」は、確かに存在すると言えます 。
まとめ:バッテリーと通信性能
- バッテリー性能:カタログスペックは同じだが、M3チップの優れた電力効率により、体感的な持続時間はM2モデルから確実に向上している 。
- バッテリー保護機能:80%で充電を止める機能は、バッテリーの長寿命化に貢献する嬉しいポイント 。
- 通信性能:Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したワイヤレス環境を実現 。
- eSIM専用仕様:デザインの美しさに貢献する一方、海外でのSIM利用など特定のシーンでは物理SIMスロットの不在がデメリットになることも 。
iPad Air(M3) vs. iPad Air(M2)徹底比較:進化した点、変わらない点を解説
2025年3月に登場したiPad Air(M3)は、約10ヶ月前に発売されたiPad Air(M2)から、どこがどのように進化したのでしょうか。ここでは、両モデルのスペックを項目ごとに比較し、その違いを分かりやすく解説していきます。
搭載チップ (SoC)
- iPad Air (M2): Apple M2チップ (8コアCPU, 9コアGPU)
- iPad Air (M3): Apple M3チップ (8コアCPU, 9コアGPU)
- 違い:コア数は同じですが、M3チップは製造プロセスが微細化され、電力効率と基本性能が向上しています。また、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングや、AV1デコード対応の高性能メディアエンジンを新たに搭載し、特にグラフィックスと映像処理能力が大きく強化されました。これが両モデルにおける最大の違いです。
価格
- iPad Air (M2): 98,800円 (11インチ/Wi-Fi/128GB) から
- iPad Air (M3): 98,800円 (11インチ/Wi-Fi/128GB) から
- 違い:性能が向上したにもかかわらず、発売時の価格は据え置かれました。これにより、iPad Air(M3)は実質的にコストパフォーマンスが向上したと言えます。
ディスプレイ
- iPad Air (M2): 11インチ / 13インチ Liquid Retinaディスプレイ
- iPad Air (M3): 11インチ / 13インチ Liquid Retinaディスプレイ
- 違い:ディスプレイのサイズ、解像度、輝度、その他搭載されている技術(P3広色域, True Toneなど)に、ハードウェア上の変更はありません。
カメラ
- iPad Air (M2): 12MP広角バックカメラ + 12MP横向きフロントカメラ
- iPad Air (M3): 12MP広角バックカメラ + 12MP横向きフロントカメラ
- 違い:カメラのハードウェア仕様は全く同じです。M2モデルで好評だった、ビデオ会議に最適な横向きのフロントカメラ配置も引き継がれています。
ワイヤレス接続
- iPad Air (M2): Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3, 5G (eSIMのみ)
- iPad Air (M3): Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3, 5G (eSIMのみ)
- 違い:対応する通信規格に変更はありません。
デザイン・サイズ・重量
- iPad Air (M2): 厚さ6.1mm, 重量462g~
- iPad Air (M3): 厚さ6.1mm, 重量460g~
- 違い:デザイン、サイズ、厚みは同一です。重量も1〜2g程度の差で、実質的な変更はありません。
アクセサリ
- ペンシル: 両モデルともApple Pencil ProとApple Pencil (USB-C) に対応。
- キーボード: M3モデルの登場に合わせ、ファンクションキーを搭載し、より安価になった新しいMagic Keyboardが発売されました。この新しいキーボードは、M2モデルでも使用可能です。
- 違い:Apple Pencilの対応状況は同じですが、Magic KeyboardはM3のタイミングで機能が向上し、価格も手頃な新モデルへと進化しました。
ソフトウェアとAI機能
- iPad Air (M2): Apple Intelligenceに対応。
- iPad Air (M3): Apple Intelligenceに対応。
- 違い:両モデルともApple Intelligenceに対応していますが、M3チップはNeural Engineの処理速度が向上しており、AI関連の機能をより快適に動作させることができます。
発売日
- iPad Air (M2): 2024年5月15日
- iPad Air (M3): 2025年3月12日
- 違い:M2モデルの発売から1年経たずにM3モデルが登場するという、異例の速さでのモデルチェンジとなりました。
まとめ
iPad Air(M3)は、iPad Air(M2)の完成されたデザインやディスプレイを継承しつつ、チップをM3に刷新することで、パフォーマンスを順当に進化させたマイナーアップデートモデルと言えます。特に、グラフィックス性能とAI処理能力が強化された点が大きな特徴です。
また、同時に登場した新しいMagic Keyboardは、機能が追加されながらも価格が下がり、周辺機器の魅力も増しました。その他のハードウェア仕様に大きな変更はないものの、価格が据え置かれたことで、iPad Air(M3)は前モデルよりもさらにコストパフォーマンスの高い、魅力的な一台に仕上がっています。
iPad Air(M3)のメリット・デメリット
M3チップを搭載し、さらなる進化を遂げたiPad Air(M3)。その魅力は多岐にわたりますが、一方で考慮すべき点も存在します。ここでは、実際の使用感に基づき、iPad Air(M3)のメリットとデメリットを多角的に解説していきます。
【メリット】
メリット1:M3チップによるパワフルなパフォーマンス
最大のメリットは、M3チップがもたらす圧倒的なパフォーマンスです 。前モデルのM2チップからも着実に性能が向上しており、特にグラフィックス性能やAI処理能力の向上は目覚ましいものがあります 。これにより、動画編集アプリ「Final Cut Pro」での4K動画編集や、グラフィックスを多用するゲームもスムーズに楽しむことができます 。
メリット2:Apple Intelligenceによる作業効率の劇的な向上
M3チップはApple Intelligenceのために設計されており、その能力を最大限に引き出します 。文章作成をサポートする「作文ツール」や、より自然な対話が可能になった「Siri」は、ChatGPTとも連携し、日々のメール作成や情報検索といった作業を劇的に効率化してくれます 。
メリット3:用途が広がる13インチモデルの選択肢
iPad Airシリーズとして、前モデルに引き続き13インチの大画面モデルが用意されている点も大きなメリットです 。これまで高価なiPad Proでしか選べなかった大画面を、より手頃な価格で手に入れられるようになりました。マルチタスクやクリエイティブな作業において、広い作業領域は絶大な効果を発揮します 。
メリット4:ファンクションキーを搭載した新しいMagic Keyboard
同時に刷新されたMagic Keyboardは、新たにファンクションキーを搭載し、画面の明るさや音量調整が格段に便利になりました 。さらに、前モデルよりも価格が引き下げられた点も、多くのユーザーにとって嬉しいポイントです 。
メリット5:向上した実用的なバッテリー性能
公式のバッテリー駆動時間はM2モデルから据え置きですが、電力効率に優れたM3チップの恩恵により、実際の使用感としてはバッテリーの持続時間が向上しています 。特に高負荷な作業をしても、一日中安心して使えるスタミナは、モバイルデバイスとしての信頼性を高めています 。
メリット6:ビデオ会議に最適なカメラ配置
本体を横向きにした際に中央に来るように配置されたフロントカメラは、ビデオ会議での使い勝手を劇的に向上させます 。自然な目線で会話に集中できるため、リモートワークが中心の方には大きなメリットとなるでしょう 。
【デメリット】
デメリット1:M2モデルからの進化が感じにくい場面も
日常的なウェブブラウジングや動画視聴といった軽作業においては、M2モデルとの性能差を体感しにくいのも事実です 。すでにM2やM1搭載のiPad Airを持っているユーザーにとっては、買い替えるほどの決定的な魅力に欠けるかもしれません 。
デメリット2:「Air」の名にそぐわない重量
特にMagic Keyboardと組み合わせた際の重量は、決して軽いとは言えません 。13インチモデルでは1.3kgを超え、同サイズのMacBook Airよりも重くなってしまうため、「Air」という名前から想像するほどの軽快な携帯性は期待できないでしょう 。
デメリット3:ProMotionテクノロジー非対応のディスプレイ
ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzに留まっており、iPad Proが搭載する120HzのProMotionテクノロジーには対応していません 。これにより、高速なスクロールや、Apple Pencilでの精密な描画において、滑らかさの面でProモデルに一歩譲ります 。
デメリット4:iPadOSの限界
ハードウェアがどれだけ進化しても、OSはあくまで「iPadOS」です 。ファイルの管理方法や専門的なソフトウェアの対応状況など、macOSを搭載したノートPCと同じレベルの汎用性や自由度を求めるのは難しい場面があります 。
デメリット5:eSIM専用仕様の通信モデル
Wi-Fi + CellularモデルがeSIM専用となったことで、物理SIMスロットが廃止されました 。これにより、eSIMに非対応の格安SIMを利用したり、海外渡航先で現地の物理SIMを手軽に使ったりすることができなくなり、一部のユーザーにとっては不便に感じる可能性があります 。
iPad Air(M3チップ搭載)スペック一覧
- 世代: 第7世代
- ディスプレイ: 11インチ/13インチLiquid Retinaディスプレイ (2360×1640/2732×2048、264ppi、広色域、True Tone、Apple Pencil対応)
- プロセッサ: Apple M3チップ (8コアCPU: 4つの高性能コア + 4つの高効率コア)
- GPU: 9コアGPU (ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング & メッシュシェーディング)
- RAM: 8GB
- ストレージ: 128GB, 256GB, 512GB, 1TB
- バッテリー: 11インチ: 28.93Wh、13インチ: 36.59Wh (リチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、最大10時間駆動)
- 駆動時間: Wi-Fi: 最大10時間、Cellular: 最大9時間 (インターネット利用/ビデオ再生)
- 充電: USB-Cポート、20W USB-C電源アダプタ同梱、Magic KeyboardのUSB-Cコネクタによるパススルー充電対応
- 背面カメラ: 12MP広角カメラ (f/1.8, 最大5倍デジタルズーム, 4Kビデオ撮影 (最大60fps), スローモーションビデオ撮影 (1080p, 最大240fps))
- 前面カメラ: 12MPセンターフレームカメラ (f/2.0, 1080p HDビデオ撮影 (最大60fps), センターフレーム対応)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、Cellularモデル: 5G (sub-6 GHz)、ギガビットLTE、eSIM
- GPS: Wi-Fi + Cellularモデルのみ (GPS/GNSS)
- インターフェース: USB-Cポート (充電, DisplayPort, USB 3 (最大10Gb/s)), Smart Connector, 磁気コネクタ
- センサー: Touch ID, 3軸ジャイロ, 加速度センサー, 気圧計, 環境光センサー
- スピーカー: 横向きステレオスピーカー
- マイク: デュアルマイク (通話、ビデオ撮影、オーディオ録音用)
- スタイラスペン: Apple Pencil (第2世代/USB-C), Apple Pencil Pro 対応
- キーボード: Magic Keyboard (別売) 対応
- Apple Pay: 対応 (Touch IDを使用)
- 音声操作: Siri, “Hey Siri” 対応, Siriにタイプ入力
- 生体認証: Touch ID (トップボタンに内蔵)
- 筐体: 100%再生アルミニウム
- OS: iPadOS, iPadOS 18 対応予定
- サイズ: 11インチ: 178.5 x 247.6 x 6.1 mm / 13インチ: 214.9 x 280.6 x 6.1 mm
- 重量: 11インチ: Wi-Fi/Cellular: 460g / 13インチ: Wi-Fi: 616g, Cellular: 617g
- カラー: スペースグレイ, ブルー, パープル, スターライト
- 付属品: iPad Air本体、USB-C充電ケーブル (1m)、20W USB-C電源アダプタ
- モバイル通信: Cellularモデル: 5G (sub-6 GHz), ギガビットLTE (対応周波数帯は要確認)
- SIMカード: eSIM (物理SIM非対応)
対応バンド:iPad Air(M3)
iPad Air(M3チップ搭載)は5G通信に対応しています。
SIMは物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
- 5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n70、n71、n75、n76、n77、n78、n79)
- 4G FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71),TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、48)
- 3G UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
対応バンドの詳細
ドコモ回線
- 5G NR: n1 (2.1GHz帯)、n3 (1.7GHz帯、東名阪エリア限定)、n28 (700MHz帯)、n78 (3.7GHz帯)、n79 (4.5GHz帯、ドコモ専用)に対応しています。
- 4G FDD-LTE: Band 1 (2.1GHz帯)、Band 3 (1.7GHz帯、東名阪など)、Band 19/26 (800MHz帯、Band 19がメイン)、Band 21 (1.5GHz帯)、Band 28 (700MHz帯), Band42(3.5GHz帯)に対応しています。
- 3G UMTS/HSPA: 850MHz、1700/2100MHz (AWS)、2100MHzに対応しています。
au回線
- 5G NR: n1 (2.1GHz帯)、n28 (700MHz帯)、n77 (3.7GHz帯/4.5GHz帯)、n78 (3.7GHz帯)に対応しています。n41 (2.5GHz帯) は一部BWA事業者帯域に対応しています。
- 4G FDD-LTE: Band 1 (2.1GHz帯)、Band 18/26 (800MHz帯、Band 18がメイン)、Band 28 (700MHz帯)、Band 41 (2.5GHz帯、一部BWA事業者帯域), Band42(3.5GHz帯)に対応しています。
- 3G UMTS/HSPA: 850MHz、1700/2100MHz (AWS)、2100MHzに対応しています。
ソフトバンク回線
- 5G NR: n1 (2.1GHz帯)、n3 (1.7GHz帯、一部地域で4Gからの転用)、n28 (700MHz帯)、n77 (3.7GHz帯/4.5GHz帯)に対応しています。n41 (2.5GHz帯) は一部BWA事業者帯域に対応しています。
- 4G FDD-LTE: Band 1 (2.1GHz帯)、Band 3 (1.7GHz帯)、Band 8 (900MHz帯)、Band 11 (1.5GHz帯、一部エリア)、Band 28 (700MHz帯)、Band 41 (2.5GHz帯、一部BWA事業者帯域), Band42(3.5GHz帯)に対応しています。
- 3G UMTS/HSPA: 850MHz(一部)、900MHz、1700/2100MHz (AWS)、1900MHz(一部)、2100MHzに対応しています。
楽天モバイル回線
- 5G NR: n1(2.1GHz帯)、n77 (3.7GHz帯および4.0GHz帯)に対応しています。
- 4G FDD-LTE: Band 1 (2.1GHz帯)、Band 3 (1.7GHz帯、自社回線エリア)、Band 18/26 (800MHz帯、パートナー回線)に対応しています。
- 3G UMTS/HSPA: 楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。
注意点
- ドコモ専用の5G NR n79 (4.5GHz帯) に対応しています。※ドコモのプラチナバンド(4G Band 19、Band 28、5G NR n28)に対応しています。
- ソフトバンクの4G LTE Band 8 (900MHz帯 プラチナバンド)や3Gの900MHzにも対応しています。
- 楽天モバイルは、自社回線エリアでは主に4G LTE Band 3 (1.7GHz帯) を、パートナー回線エリア(au回線)ではBand 18/26を使用します。 *3Gは、楽天モバイルではサービス提供がありません。
まとめ
日本の4キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の主要な周波数帯の多くをカバーしています。特に、4G LTEの主要なバンド(Band 1, 3, 8, 18/19, 26, 28, 41,42)や、5G NRのSub-6帯域(n1, n3, n28, n77, n78)には概ね対応しています。
iPad Air(M3)の評価
8つの基準で「iPad Air(M3)」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
Liquid Retinaディスプレイは非常に明るく、色の再現性も豊かです。ただし、Proモデルが搭載する120HzのProMotion非対応なため、星を一つ減らしました。
スペック:★★★★★
M3チップの搭載により、性能はProモデルに迫ります。動画編集やAI機能といった高負荷な作業も快適にこなせるため、スペックは文句なしの満点です。
デザイン:★★★★☆
完成されたスタイリッシュなデザインと、魅力的なカラーは高評価です。ただ、前モデルから変化がなく、Proモデルより重い点で、完璧とは言えません。
耐久性:★★★★☆
100%再生アルミニウムを使用した筐体は、しっかりとした剛性感があります。日々の利用で不安を感じることはなく、長く使える安心感があります。
通信:★★★★☆
Wi-Fi 6Eに対応し、高速で安定した通信が可能です。ただ、CellularモデルがeSIM専用となり、一部のユーザーにとっては利便性が損なわれるため、星4つとしました。
機能:★★★★★
Apple Intelligenceによる革新的な体験、Apple Pencil Proへの対応、ステージマネージャなど、創造性と生産性を高める機能が満載です。
使いやすさ:★★★★☆
直感的なiPadOSに加え、横向きのフロントカメラなど、随所に使いやすさを向上させる工夫が見られます。ただ、OSの制約から、完全なPCの代替にはなり得ない点が惜しいです。
価格:★★★☆☆
性能を考えればコストパフォーマンスは高いですが、絶対的な価格は決して安くありません。特に、純正アクセサリーを追加すると、MacBook Airが視野に入る価格帯になります。
【総評:★★★★☆】
“プロ”に迫る性能を、より多くの人へ
iPad Air(M3)の最大の魅力は、その驚異的なコストパフォーマンスにあります。これまでは最上位のProモデルでしか体験できなかったような、動画編集や3Dデザインといった高負荷な作業を快適にこなせるM3チップを搭載しながら、価格はProよりも数万円抑えられています。多くの人にとってはオーバースペックですらあるこの性能は、「やりたいこと」が将来増えたとしても、長く安心して使い続けられるという大きな価値を持っています。
Apple Intelligenceで開花する未来の可能性
M3チップは、Appleの新しいAI機能「Apple Intelligence」を最大限に活用するために設計されています。メールの文章を自動で生成してくれたり、写真に写り込んだ不要なものを指でなぞるだけで消せたりと、これまで手間だった作業が魔法のように簡単になります。この新しい体験は、iPadの使い方そのものを、より創造的で効率的なものへと根本から変えてくれる可能性を秘めています。
「Air」の名前と現実のギャップ
一方で、手放しで賞賛できない点も存在します。Proモデルとの最も大きな差は、120HzのProMotionテクノロジー非対応のディスプレイでしょう。日常使いでは気にならないかもしれませんが、ペンで精密な絵を描く際の追従性や、高速でスクロールした際の滑らかさには、やはり違いを感じます。また、Magic Keyboardを装着した際の重量は、もはや「Air」と呼ぶにはためらわれるほど。その名が持つ「軽快さ」を期待すると、少し裏切られた気持ちになるかもしれません。
結論:誰にとっての「最適解」か
では、このiPad Air(M3)は誰にとっての「最適解」なのでしょうか。それは、「スタンダードなiPadでは物足りない、しかし最上位のiPad Proは必要ない」と感じている、まさにその中間にいるユーザーです。クリエイティブな趣味を本格的に始めたい学生、外出先でもパワフルな作業環境が欲しいビジネスパーソン、大画面でエンターテインメントを最高に楽しみたい人。
そんな、日々の生活を少しだけ豊かに、そしてパワフルにしたいと願うすべての人にとって、iPad Air(M3)は最高の選択肢の一つとなるでしょう。この機会にぜひ購入を検討してみてください。
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iPad Air(M3チップ搭載)の価格・購入先
※発売日は2025年3月12日(水)です。予約注文は3月4日(火)より開始されています。
※ストレージ容量は128GB、256GB、512GB、1TBの構成が用意されています。
※学割価格、分割払い(条件あり)、ペイディあと払いプランも利用できます。
※対象となるiPadを下取りに出すと、新しいiPadの購入価格が割引になります。
Apple オンラインストア
11インチ iPad Air:
- Wi-Fiモデル:98,800円(税込)から、または月々8,233円(税込)の12回払いから。学生・教職員価格は90,800円(税込)から
- Wi-Fi + Cellularモデル:124,800円(税込)から
13インチ iPad Air:
- Wi-Fiモデル:128,800円(税込)から。学生・教職員価格は120,800円(税込)から
- Wi-Fi + Cellularモデル:154,800円(税込)から
Apple オンラインストアで「iPad Air(M3)」をチェックする
ECサイト
- Amazonで98,800円~(税込)、
- 楽天市場で83,800円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで87,500円(送料無料)、
で販売されています。
Amazonで「iPad Air M3」をチェックする
楽天市場で「iPad Air M3」をチェックする
ヤフーショッピングで「iPad Air M3」をチェックする
米国 Amazon.comで「iPad Air M3」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
iPad Air(M3チップ搭載)に似た性能をもつタブレットも販売されています。
OPPO Pad 3 Matte Display Edition
OPPOから発売された約11.6インチのタブレットです(2025年6月26日 発売)。
MediaTek Dimensity 8350、8GB LPDDR5X メモリ、約11.6インチ LCD (LTPS)、256GB UFS 4.0 ストレージ、9520 mAhバッテリー、背面約800万画素カメラ、前面約800万画素カメラを搭載しています。
また、「AI機能 (ドキュメント要約・翻訳、写真編集など)」、O+ Connect、マルチウィンドウビュー、67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応、クアッドスピーカー、Holo Audio、OPPO Pencil 2 (別売り)、OPPO Pad 3 Smart Keyboard (別売り)、USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで79,800円、楽天市場で79,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで79,800円(送料無料)、です。
関連記事:OPPO Pad 3徹底レビュー!マット液晶とAIで進化した次世代タブレット
Galaxy Tab S9 FE
サムスンから発売された10.9インチのタブレットです(2023年10月19日 発売)。
Android 14(※発売時はAndroid 13) + One UI 5.1、Exynos 1380、6GBメモリ、WUXGA+液晶(2304 x 1440)、128GB UFSストレージ、8000mAhバッテリー、背面8MP (広角)のメインカメラ、前面12MP (超広角)のフロントカメラを搭載しています。
また、Sペン(付属)、S Pen Creator Edition(別売)、「Book Cover Keyboard」(別売)、DeXモード、IP68防水防塵、AKG監修 ステレオスピーカー、45W 急速充電 (QC 2.0)、リバースチャージ(OTG逆充電)、リフレッシュレート 90 GHz、画面内指紋認証、顔認証、最大1TBまでのストレージ拡張、
ビジョンブースター、Wi-Fi ダイレクト、USB 2.0 Type-C (OTG)、5G通信(「Galaxy Tab S9 FE+ 5G」のみ対応)、Wi-Fi 6、MIMO、Bleutooth 5.3、GPS、4世代Android OSアップグレードに対応しています。
価格は、Amazonで66,700円(M-X510NZAAXJP)、楽天市場で61,920円(送料無料)、ヤフーショッピングで60,980円、米国 Amazon.comで$275.17、です。
関連記事:ハイエンドでも安い「Galaxy Tab S9 FE」のメリット・デメリット
OnePlus Pad 2
OnePlusから発売された12.1インチのタブレットです(2025年1月 AliExpressで発売)。
Android 14ベースのOxygenOS 14.1、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3、12GB LPDDR5x メモリ、3K液晶(3000 x 2120)のLCDディスプレイ、256GB UFS 3.1 ストレージ、9510 mAh バッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。
また、AI機能、最大20GBまでのメモリ拡張、6スピーカー、Dolby Atmos、67W SUPERVOOC急速充電、スタイラスペン「Stylo 2」(別売)、「OnePlus Smart Keyboard」(別売)、大型オープンキャンバス、スマートビジョン、スマートフォンとの連携機能、USB Type-C (USB3.2 Gen1/OTG) 、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、に対応しています。
価格は、AliExpressで92,143円、米国 Amazon.comで$549.99、です。
関連記事:OnePlus Pad 2レビュー!3K液晶でAIにも強い高性能タブレット
Lenovo Idea Tab Pro
Lenovoから発売された12.7インチのタブレットです(2025年1月 日本発売)。
Android 14(2回のOSメジャーアップグレード)、MediaTek Dimensity 8300、8GB LPDDR5X メモリ、2944 x 1840 ドットのディスプレイ、256 GB UFS 4.0ストレージ、10200 mAhバッテリー、microSDメディアカードリーダー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、DP映像出力、4つのJBLスピーカー、Dolby Atmos、Lenovo Tab Pen Plus(付属)、Google GeminiのAI機能(かこって検索、翻訳)、「Easy Jot」、読み上げモード、Lenovo TurboSystem、Lenovo Smart Connect、キーボードパック(別売)、フォリオケース(別売)、USB 3.2 Type-Cポート(DP映像出力に対応)、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで54,780円(税込)、楽天市場で57,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで57,800円(送料無料)、レノボ公式サイトで54,780円(税込・送料無料)です。
関連記事:Lenovo Idea Tab Pro レビュー!AI機能付き12.7タブレット
Google Pixel Tablet
Googleから発売された10.95インチのタブレットです(2023年6月20日に発売)。
Android 15(※発売時はAndroid 13)、Google Tensor G2、8GB LPDDR5メモリ、解像度 2560 x 1600 pxのタッチスクリーン、128GB/256GB UFS 3.1ストレージ、27Whバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、ハブモード、Chromecast、Google Meet(HDビデオ通話)、充電スピーカーホルダー(付属) 、クアッドスピーカー、トリプルマイク、Google アシスタント、指紋認証、消しゴムマジック、HDR撮影、
5年間のセキュリティアップデート、「Google Pixel Tablet Case」(別売)、USB Type C 3.2 Gen 1 (OTG)、Wi-Fi 6、 2×2 MIMO、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで64,379円、楽天市場で60,200円、ヤフーショッピングで59,660円、AliExpressで64,543円、米国 Amazon.comで$499.00、です。
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