第10世代「iPad」(2022)と高性能Androidタブレットを徹底 比較!

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第10世代iPad」と高性能Androidタブレットを徹底 比較!価格やAntutuベンチマーク、スペックの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2024年5月15日、第6世代iPad Air」が発売されました。

※2022年10月26日から「iPad Pro M2」も発売中です。

※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

第10世代「iPad」の特徴

iPad 10 main

2022年10月26日、米国のApple(アップル)から第10世代iPad」が発売されました。

iPadOS 16 を搭載した10.9インチのタブレットです。

Apple(アップル)からはすでに第9世代「iPad」が発売され、A13 Bionicチップを搭載し、格段に進化したモデルとして評判になりました。

新モデルはA14 Bionicチップを搭載し、より高性能になっているようです。

早速どんなタブレットなのか、詳しく見ていきましょう。

10.9インチ液晶・ホームボタン廃止・横向きカメラ

第10世代iPad」は第9世代モデルよりも0.7インチ大きい10.9インチLiquid Retinaディスプレイを搭載。輝度500ニトの明るい画面で、解像度が向上してより高精細になっているほか、ホワイトバランスを自動調整するTrue Toneにも対応しています。また、従来モデルにあったホームボタンを廃止。指紋センサーのTouch IDはトップボタン(本体の上部)に移動しています。

そのほか、前面カメラ横向きの位置に搭載。iPad本体を横向きにしてビデオ通話(FaceTime)する際でも、タブレットの位置を変更することなく、正面からカメラを見られるようになります。

A14 Bionicチップ・16コアNeural Engine・USB-Cポート

新たに6コアApple A14 Bionicチップを搭載。前モデルのA13 BionicチップからCPU性能が20%、グラフィックス性能が10%向上しています。

また、機械学習用のNeural Engineは従来モデルよりも2倍多い16コアを搭載。4Kビデオの編集やグラフィックス性に優れたゲームでもサクサクと動作します。そのほか、新たにUSB-Cコネクタポートを搭載。DisplayPort映像出力と高速充電に対応しています。

高機能な12MPカメラ・Wi-Fi 6&5G通信・新キーボード

第10世代iPad」は背面に1200万画素カメラ(F1.8、広角レンズ)を搭載し、240fpsのスローモーション動画4K動画の撮影が利用可能。前面には1200万画素カメラ(122度の超広角レンズ)を搭載し、ユーザーの動きに合わせて最適な画角に調整する「センターフレーム」が利用できるようになっています。

また、高速なWi-Fi 6通信に対応し、複数のアンテナを用いてつながりやすくするMIMOBluetooth 5.2に対応。5G通信に対応した「Wi-Fi+Cellularモデル」も用意し、GPSナビゲーションも利用できるようになっています。

そのほか、新たにマグネットで着脱できる分離式の専用キーボード「Magic Keyboard Folio」(※別売)を用意。トラックパッドや14のファンクションキーを搭載しているほか、角度調整可能なバックパネル(※キーボードから分離可能)も備えています。

公式ページ: 10.9インチiPad(第10世代) – Apple(日本)

Antutuベンチマークを比較

 

第10世代iPad」は、5nmプロセスで製造された6コアの「Apple A14 Bionicチップ」を搭載し、Antutuベンチマーク総合で約60万前後を記録しています。

Antutu総合で約600,000前後

<CPU> Apple A14 Bionicチップ

同じチップは「Apple iPad Air」(第4世代)、「iPhone 12 Pro」などにも搭載されています。

1.Snapdragon 860搭載の「Xiaomi Mi Pad 5」と比較するとスコアが約2万高くなります。

2.Snapdragon 865搭載の「HUAWEI MatePad 11」と比較するとスコアが約1万低くなります。

3.Snapdragon 680 4G搭載の「OPPO Pad Air」と比較するとスコアが約33万高くなります。

性能的には4K動画の編集やグラフィックス性に優れたゲームでもサクサクと動作します。もちろん、動画視聴、ネットでの調べもの、音楽再生(ストリーミングを含む)、電子書籍、写真撮影などでも快適に動作します。

他のタブレットと比較

1.「Xiaomi Mi Pad 5

Antutu総合で「578066」、CPUで「140306」、GPUで「206119」、MEMで「100154」、UXで「131487」。

<CPU> Qualcomm Snapdragon 860

※Pro版はQualcomm Snapdragon 870でAntutu総合630,000

2.「HUAWEI MatePad 11

AnTuTu総合で「615813」、CPUで「174942」、GPUで「212826」、MEMで「112325」、UXで「115720」。

<CPU> Snapdragon 865

3.「OPPO Pad Air

Antutu v9.4.4総合で「264087」、CPUで「83413」、GPUで「41841」、MEMで「67138」、UXで「71695」。

<CPU> Snapdragon 680 4G

第10世代「iPad」のスペック

  • ディスプレイ  10.9インチ、解像度2360 x 1640 pxのLiquid Retina
    ※IPS/LEDバックライト/マルチタッチ/264ppi/True Tone/輝度500nit/耐指紋性撥油コーティング
  • プロセッサ Apple A14 Bionicチップ
    ※5nm/6コア/最大3.0GHz
  • GPU 4コアのグラフィックス、16コアNeural Engine
  • RAM(メモリ) 不明 ※推定で4/6GB
  • ストレージ 64/256GB
  • バッテリー 28.6Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵
  • 駆動時間 Wi-Fiインターネット利用・ビデオ再生で最大10時間、Wi-Fi + Cellularモデルのモバイル通信インターネット利用で最大9時間
  • 充電 USB-C、高速充電、20W USB-C電源アダプタ
  • 背面カメラ 12MP
  • 前面カメラ 12MP ※横向きに配置
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/​g/n/ac/ax・2.4GHz/5GHz)、MIMO対応HT80、Bluetooth 5.2 ※Wi-Fi + CellularモデルはGPS/GNSSに対応
  • NFC&Apple Pay 対応
  • インターフェース USB-Cコネクタ(DisplayPort映像出力/充電)、Smart Connector、nano SIMスロット(Cellularモデル)
  • センサー Touch ID(トップボタン)、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー
  • スタイラスペン Apple Pencil(第1世代・別売)に対応
  • キーボード 「Magic Keyboard Folio」(別売)
  • スピーカー ステレオスピーカー(横向き)
  • マイク デュアルマイク (通話、ビデオ撮影、オーディオ録音用)
  • 生体認証 Touch ID
  • 音声認識 Siri
  • OS iPadOS 16
  • サイズ 248.6×179.5×7 mm
  • 重量 Wi-Fiモデルで477 g、Wi-Fi + Cellularモデルで481 g
  • カラー シルバー、ブルー、ピンク、イエロー
  • 付属品 USB-C充電ケーブル(1m)、20W USB-C電源アダプタ
  • SIMカード NanoSIM(Apple SIM対応) or eSIM (データのみ)
  • 対応バンド
    5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n71、n77、n78、n79)4
    4G FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
    4G TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48)
    3G UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)

第10世代「iPad」のメリット

第10世代iPad」のメリットを紹介します。

10.9のLiquid Retinaディスプレイが見やすい

第10世代iPad」は第9世代モデルよりも0.7インチ大きい10.9インチのLiquid Retinaディスプレイ(解像度2360x1640px)を搭載。
輝度500ニトの明るい画面で、解像度が向上してより高精細になっているほか、ホワイトバランスを自動調整するTrue Toneにも対応しています。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」は11.0インチで解像度1600×2560ドットのIPS液晶を搭載しています。「HUAWEI MatePad 11」は10.95インチで解像度2560x1600pxのIPS液晶を搭載しています。「OPPO Pad Air」は10.36インチで解像度2000×1200 ドットのLCD液晶を搭載しています。

64/256GBストレージで快適

第10世代iPad」は64/256GBストレージを搭載し、大量の写真や音楽ファイルなどを保存できます。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」は6GB LPDDR5メモリと128/256GB UFS 3.1ストレージを搭載しています。「HUAWEI MatePad 11」は6GBメモリ&128GBストレージを搭載しています。「OPPO Pad Air」は4/6GB LPDDR4xメモリ&64/128GB UFS2.2ストレージを搭載しています。

28.6Whバッテリーで高速充電に対応

第10世代iPad」は28.6Whバッテリーを搭載し、Wi-Fiインターネット利用・ビデオ再生で最大10時間駆動できます。また、USB-Cコネクタを利用して高速充電も利用できます。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」は8720mAhバッテリーで33W急速充電に対応しています。「HUAWEI MatePad 11」は7250mAhバッテリー搭載で急速充電に対応しています。「OPPO Pad Air」は7100mAhバッテリー搭載で18W PD急速充電に対応しています。

背面12MP、前面12MPカメラが使える

第10世代iPad」は背面に1200万画素カメラ(F1.8、広角レンズ)を搭載し、240fpsのスローモーション動画や4K動画の撮影が利用可能。前面には1200万画素カメラ(122度の超広角レンズ)を搭載し、ユーザーの動きに合わせて最適な画角に調整する「センターフレーム」が利用できるようになっています。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」は背面13MP&前面8MPカメラを搭載しています。「HUAWEI MatePad 11」は背面13MP&前面8MPカメラを搭載しています。「OPPO Pad Air」は背面8MP(AF対応)&前面5MPカメラを搭載しています。

Wi-Fi 6とMIMO、 Bluetooth 5.2に対応

第10世代iPad」は新たに従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、複数のアンテナを用いてつながりやすくするMIMOにも対応。Bluetooth 5.2も利用できます。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」はWi-Fi 5のデュアルバンド&Bluetooth 5.0に対応しています。「HUAWEI MatePad 11」はWi-Fi 6&Bluetooth 5.1&GPSに対応しています。「OPPO Pad Air」はWi-Fi 5のデュアルバンド&Bluetooth 5.1&GPSに対応しています。

5Gモデルを用意

第10世代iPad」は5G通信に対応した「Wi-Fi+Cellularモデル」も用意し、GPSナビゲーションも利用できるようになっています。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」、「HUAWEI MatePad 11」、「OPPO Pad Air」は5G通信に対応していません。

厚さ7mmで重さ477gの薄型軽量デザイン

第10世代iPad」は厚さ7mmで重さ477g~の薄型軽量デザインを採用。本体カラーにシルバー、ブルー、ピンク、イエローの4色を用意しています。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」は厚さ6.9mmで重さ511gになっています。「HUAWEI MatePad 11」は厚さ7.25 mmで重さ485gになっています。「OPPO Pad Air」は厚さ6.99 mmで重さ440gになっています。

Apple Pencil(第1世代)で手書き入力できる

第10世代iPad」は筆圧対応のApple Pencil(第1世代)に対応し、スムーズに手書き入力できます。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」は筆圧4096段階デジタイザーペン(別売)を用意しています。「HUAWEI MatePad 11」は専用スタイラスペン「HUAWEI M-Pencil (第2世代)」(※別売)を用意しています。「OPPO Pad Air」は筆圧4096段階のスタイラスペン(別売)を用意しています。

Magic Keyboard Folio を用意

第10世代iPad」は新たにマグネットで着脱できる分離式の専用キーボード「Magic Keyboard Folio」(※別売)を用意。トラックパッドや14のファンクションキーを搭載しているほか、角度調整可能なバックパネル(※キーボードから分離可能)も備えています。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」は専用キーボードカバー(別売)を用意しています。「HUAWEI MatePad 11」はマグネットで着脱できる専用キーボード「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」(別売)が用意されています。「OPPO Pad Air」はBluetoothで接続できる専用「OPPOZhimeiLifeスマートBluetoothキーボード」を用意しています。

ステレオスピーカーで音がいい

第10世代iPad」は横向きの高音質なステレオスピーカーを搭載しています。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」はドルビーアトモス対応のクアッドスピーカーを搭載しています。「HUAWEI MatePad 11」はHarman Kardon チューニング採用のクアッドスピーカーを搭載しています。「OPPO Pad Air」はクアッドスピーカー搭載でドルビーアトモスに対応しています。

指紋認証「Touch ID」が使える

第10世代iPad」は指紋認証「Touch ID」でよりすばやく安全にログインできるようになっています。なお、ホームボタンが廃止されたため、Touch IDはトップボタン(本体の上部)に移動しています。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」、「HUAWEI MatePad 11」、「OPPO Pad Air」は顔認証に対応しています。

iPadOS 16搭載で新機能も使える

第10世代iPad」はOSにiPadOS 16を採用。改善された「メッセージ」機能、新しいツールを追加したメール/Safari、新しい天気アプリケーション、写真とビデオの新しい操作方法、アプリとウインドウを自動的に整理し、タスク間の切り替えをすばやく簡単にできる「ステージマネージャ」などの機能が追加されています。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」はAndroid 11ベースのMIUI 12.5を搭載しています。「HUAWEI MatePad 11」はHarmonyOS 2を搭載しています。「OPPO Pad Air」はAndroid 12 ベースのColorOS for Padを搭載しています。

第10世代「iPad」のデメリット

第10世代iPad」のデメリットを紹介します。

高リフレッシュレートに対応していない

第10世代iPad」は120GHzなどの高リフレッシュレートに対応していません。

一方、「Xiaomi Mi Pad 5」、「HUAWEI MatePad 11」は120Hzリフレッシュレートに対応しています。「OPPO Pad Air」は600Hzリフレッシュレートに対応しています。

PCのサブモニタとして使えない

第10世代iPad」はPCのサブモニタとして使える機能を搭載していません。

一方、「HUAWEI MatePad 11」はPCのサブモニタとして使える機能を搭載しています。「Xiaomi Mi Pad 5」と「OPPO Pad Air」はPCのサブモニタとして使える機能を搭載していません。

第10世代iPad」の評価

第10世代iPad」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★★

機能:★★★★

デザイン:★★★★★

使いやすさ:★★★★★

価格:★★★

<総合評価>

2021年9月に発売された第9世代iPad」の後継モデルになります。新しく再設計され、全体的なスペックも向上しており、たんなるモデルチェンジとはいえないほど大規模な変更が加えられています。

特に大きな変更点は「ホームボタン」が廃止され、指紋センサーのTouch IDがトップ位置に移動したこと。これにより、従来モデルとのデザインの違いがはっきり分かるようになっています。

また、LightningコネクタからUSB-Cコネクタに変更されたことも大きな変更点です。このUSB-CコネクタはDisplayPort映像出力と高速充電に対応しており、従来モデルと大きく使い勝手が違ってきます。

その他にも超高速通信のWi-Fi 6に対応したこと、Apple A14 Bionicチップで動作スピードがアップしていること、カメラの機能が大幅に向上していることなど、ここでは書ききれないほどの変更が加えられています。

表面的なスペックだけを見ればたいして変わっていないように見えますが、実際に使うと「かなり使い勝手が違う」と感じるのではないでしょうか?これだけ変更されているiPadは過去に見たことがありません。

第10世代iPad」の発売時の価格は68,800円~。かなり高いですが、性能も非常に高いので仕方がないでしょう。Appleの高性能なタブレットを探している人におすすめです。

※YouTube動画でも紹介しています。「iPad(第10世代)」は革命的な進化を遂げていた! 性能をざっくり解説

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