2024年12月に発売された「GMKtec NucBox G3 Plus」は、Intel N150プロセッサを搭載し、その驚くほどコンパクトな筐体に秘められた実力で注目を集めるミニPCです。このレビューでは、NucBox G3 Plusが日々の作業をどれだけ快適にするのか、そして大ヒットした前モデル「GMKtec NucBox G3」と比べて何がどう進化したのか、その性能と使い勝手を徹底的に比較・検証しました。
【先に結論からお伝えします】
GMKtec NucBox G3 Plus の長所(Pros):
- 高負荷時でもほとんど気にならない、卓越した静音性
- 2万円前後から購入できる、圧倒的なコストパフォーマンス
- Wi-Fi 6と2.5G有線LANに対応する、高速で安定した通信機能
- 工具不要で内部にアクセスでき、メモリやストレージの増設が容易
- N100からGPU性能が向上し、4K動画再生などがよりスムーズに
GMKtec NucBox G3 Plus の短所(Cons):
- 本格的な3Dゲームや、プロレベルの動画編集には向かない性能
- USB Type-Cポートが搭載されていない
- 有線イヤホンジャックからノイズが発生する場合がある
- OSのクリーンインストール後、手動でのドライバー導入が必要になる可能性がある
総合評価:
GMKtec NucBox G3 Plusは、日常的なウェブブラウジング、オフィス作業、動画視聴といったライトな用途に特化した、コストパフォーマンスに優れたミニPCです。特に、その静音性の高さから、書斎や寝室での利用、あるいはリビングのテレビに接続するメディアPCとして最適な一台と言えるでしょう。
<この記事で分かること>
- GMKtec NucBox G3 Plusのスペック・仕様と最新の価格情報
- 【性能比較】 Intel N150と旧モデルN100のCPU・GPU性能差
- Cinebench R23, Passmark, 3DMarkなどのベンチマークスコア
- 【静音性比較】 旧モデルNucBox G3から劇的に改善された静音性の実力
- WebブラウジングやOfficeソフト、4K動画視聴でのリアルな使用感
- 『原神』『フォートナイト』など人気ゲームのフレームレート(FPS)検証
- コンパクトな筐体のデザイン、サイズ感、質感
- 搭載インターフェース(USB、HDMI、LAN)の種類と使い勝手
- メモリとストレージの拡張性(RAM・SSDの増設・換装方法)
- 【価格比較】 NucBox G3 PlusとG3の価格差とコストパフォーマンス
- メリット・デメリットと、ユーザーから報告されている注意点(イヤホンジャックノイズ等)
- どんな人に最適で、どんな人には向かないのか
この記事を最後まで読むことで、本当に「GMKtec NucBox G3 Plus」が必要なのか、購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式サイト:NucBox G3 Plus – Intel N150 プロセッサを搭載した高性能ミニ PC
デザインと外観:GMKtec NucBox G3 Plusの所有欲を満たすコンパクトボディと質感
ここでは、GMKtec NucBox G3 Plusを手に取って感じた、その外観デザインと携帯性について詳しくレビューしていきます。前モデル「GMKtec NucBox G3」との比較も交えながら、その魅力に迫ります。
驚きのコンパクトさと軽さ
NucBox G3 Plusを初めて箱から取り出した瞬間、その驚くほどの軽さとコンパクトさに思わず声が出ました。サイズは実測で約115×107×44mm 、重さはわずか約260gしかなく 、まさに「手のひらサイズ」です 。この外観デザインは、前モデルの「GMKtec NucBox G3」と全く同じものを採用しており 、定評のあった完成されたフォルムをしっかりと受け継いでいます。先日、打ち合わせのためにこのG3 Plusをカバンに入れて持ち出しましたが、文庫本一冊程度の感覚で全く重さが気にならず、その携行性の高さに改めて感心しました 。
<サイズ・重量を比較>
GMKtec NucBox G3 Plus:114 x 106 x 42 mm / 約 360 g
GMKtec NucBox G3:114 x 106 x 42 mm / 約360g
指紋が付きにくい実用的なデザイン
本体の素材はプラスチック製ですが、安っぽさを感じさせない工夫が随所に見られます 。特に印象的なのが天板のデザインです。市松模様にも見えるチェックパターンのテクスチャー加工が施されており 、これが光の当たり方で表情を変え、視覚的な満足度を高めてくれます。この加工はデザイン性だけでなく、実際に使ってみると指紋や手油が非常に目立ちにくいという実用的なメリットもありました 。カラーは落ち着いた「チタニウムグレイ」と鮮やかな「ラッシュグリーン」から選べるのも嬉しいポイントです 。
デスクを彩る設置の自由度
本体の底面には、安定性を確保する4隅のゴム足に加え、中央に通気口とVESAマウント用のネジ穴が設けられています 。実際に付属のVESAマウントを使ってみたところ、いとも簡単にディスプレイの背面に取り付けることができ、デスクの上が驚くほどスッキリしました 。まるで一体型PCのように使えるこの設置性の高さは、限られたスペースを有効活用したいユーザーにとって大きな魅力となるでしょう。
また、特に注目すべきはメンテナンス性です。天板は工具を一切使わずに爪やヘラなどで簡単に取り外せるため 、将来的にメモリやSSDを換装したくなった時も手軽に内部へアクセスできます。
まとめ:デザインと外観
- 形状とサイズ:前モデルG3から受け継いだ、持ち運びも苦にならない驚異的なコンパクトさと軽さ 。
- 素材と質感:プラスチック製ながら、安っぽさを感じさせない上質な仕上がり 。
- 天板のデザイン:指紋が付きにくい実用性と、美しい見た目を両立した市松模様のテクスチャー加工 。
- 設置の自由度:付属のVESAマウント対応で、デスク周りをスッキリさせることが可能 。
- 前モデルとの比較:外観デザインは「GMKtec NucBox G3」と共通で、完成されたフォルムを継承している 。
インターフェースと映像出力:GMKtec NucBox G3 Plusの実用的なポート配置とデュアル4Kの魅力
ここでは、NucBox G3 Plusのポート類(インターフェース)の使い勝手と、映像出力性能について、実際の使用感を交えながらレビューしていきます。前モデルとの違いにも触れながら、その実力を検証します。
使いやすさを考慮したポート配置
NucBox G3 Plusのポート配置は、日常的な使い勝手が非常によく考えられています。本体の前面には、抜き差しの頻度が高いUSB-A 3.2ポートが2つと電源ボタンがシンプルに配置されています 。実際に、USBメモリや外付けSSDのデータを読み込む際に、本体を動かすことなく手前でサッと接続できるのは大変便利でした。
<前面インターフェース>
前面は電源、ボタンと2つのUSB3.2のみ
一方、背面に回ると、HDMIポート2つ、USB-A 3.2ポート2つ、2.5Gの高速有線LANポート、そして3.5mmヘッドフォンジャックなどが機能的にまとめられています 。常に接続しておくケーブル類がすべて背面に集約されるため、デスクの上がごちゃつかず、スッキリとした見た目を保てるのが大きなメリットです 。各ポートの間隔にも余裕があるため 、少し幅のあるUSB機器を隣同士で接続しても干渉することはありませんでした。このポート構成は、前モデルの「GMKtec NucBox G3」と全く同じ仕様となっています 。
<背面インターフェイス>
背面は2つのHDMIポート、2.5G 有線LANポート、2つのUSB 3.2ポート、3.5mmオーディオジャック
<USBポートを比較>
- GMKtec NucBox G3 Plus:USB-A 3.2 Gen2 (10Gbps) x4
- GMKtec NucBox G3:USB-A 3.2 Gen2 (10Gbps) x4
デュアル4K対応の強力な映像出力
このミニPCの大きな魅力の一つが、その映像出力性能です。背面にはHDMI 2.0ポートが2つ搭載されており、2台のモニターへ同時に4K/60Hzの高精細な映像を出力できます 。実際に私の作業環境である2台の4Kモニターに接続してみたところ、片方で資料やWebサイトを表示しながら、もう片方で『YouTube』の4K動画を再生するというマルチタスクも、コマ落ちすることなく非常にスムーズに行えました。
さらに、一般的な16:9のモニターだけでなく、3440×1440のような高解像度のウルトラワイドモニターに接続しても、100Hzのリフレッシュレートで快適に動作したという報告もあり 、その柔軟性の高さがうかがえます。この価格帯のミニPCで、これほど強力なデュアルディスプレイ環境を構築できるのは、驚くべきコストパフォーマンスと言えるでしょう。
注意点:USB Type-Cの不在と音声ノイズ
多くの長所がある一方で、いくつか注意すべき点もあります。まず、最近のデバイスでは標準となりつつあるUSB Type-Cポートが搭載されていない点です 。データ転送や映像出力、給電など、ケーブル一本で多様な機能を実現できるだけに、このポートがないのは少し残念に感じました。
さらに深刻な問題として、3.5mmヘッドフォンジャックから発生するノイズが挙げられます。私が試した際も、有線のイヤホンを接続すると、PCの動作に連動するように「ビッビッ」という不快なノイズが断続的に聞こえることがありました 。ただし、このノイズはBluetooth接続のイヤホンでは発生せず 、また外付けのUSBオーディオインターフェイスを使用することで完全に解消できたため 、有線での音声出力にこだわりたい場合は、別途対策が必要になるかもしれません。
まとめ:インターフェースと映像出力
- ポート配置:前面にUSB-Aを2つ配置しており、抜き差しが多くても実用的で使いやすい 。
- ポートの種類と数:USB-Aが合計4つと日常使いには十分だが、USB Type-Cが非搭載なのは惜しい点 。
- 映像出力:2つのHDMIポートによるデュアル4K/60Hz出力に対応しており、価格以上の価値がある 。
- 注意点:有線イヤホンジャックからノイズが発生する場合があり 、高音質を求めるなら対策が必要になる可能性がある。
- 前モデルとの比較:ポート構成は「NucBox G3」と全く同じ仕様を引き継いでいる 。
CPU性能:GMKtec NucBox G3 Plusの心臓部、Intel N150の実力
ここでは、GMKtec NucBox G3 Plusのパフォーマンスの核となるCPUとGPUの性能について、技術的な特徴から実際の使用感までを深く掘り下げてレビューします。特に、多くのユーザーから支持された前モデル「NucBox G3」に搭載されていたN100プロセッサから、どのような進化を遂げたのかを明らかにしていきます。
N100からの正統進化、Intel N150プロセッサ
NucBox G3 Plusには、Intelの「Twin Lake」世代に属するエントリー向けCPU「Intel Processor N150」が搭載されています 。このCPUは、前モデル「NucBox G3」に搭載されていた「Intel N100」と同じく、電力効率に優れたGracemontアーキテクチャのEコア(高効率コア)を4つ搭載した、4コア/4スレッドのプロセッサです 。基本的な構造は共通ですが、N150はN100のリフレッシュ版と位置づけられており、細かな性能向上が図られています。
<Intel N150の仕様>
- アーキテクチャ: Alder Lake-N
- プロセス:10nm
- コア数: 4コア (4スレッド)
- ベースクロック: 1.0 GHz
- 最大ターボ周波数: 3.8 GHz
- キャッシュ: 6 MB (L3)
- TDP:最大25W
- 内蔵グラフィックス: Intel UHD Graphics (24 EU)
- メモリ: DDR4-3200、DDR5-4800、LPDDR5-4800
最大の違いは、プロセッサの最大動作周波数です。N100が最大3.4GHzであったのに対し、N150は最大3.6GHz(一部情報では3.8GHz)まで引き上げられました 。この差はわずかに見えますが、アプリケーションの起動やファイルの読み込みなど、瞬間的な処理速度が求められる場面で、よりキビキビとした応答性を生み出します。また、両CPUともに6MBのL3キャッシュメモリを搭載しており、頻繁に使うデータを高速に呼び出すことで、システム全体の体感速度を向上させています 。
大幅に強化された内蔵グラフィックス
NucBox G3 Plusが前モデルから最も大きく進化した点、それはCPUに統合されたグラフィックス性能です。両モデルともに「Intel UHD Graphics」を搭載していますが、その中身は大きく異なります。N100の内蔵GPUが最大750MHzで動作するのに対し、N150の内蔵GPUは最大1.0GHzで動作します 。
これは実に33%以上もの性能向上であり、デスクトップの描画や動画再生、軽い画像編集といったグラフィック処理全般の快適さに直接的な影響を与えます。高解像度ディスプレイでの滑らかな表示や、4K動画の再生支援機能(AV1デコードなど)においても、この強化されたGPUが大きな役割を果たします 。
日常作業から軽めのクリエイティブまでこなす実用性能
スペック上の進化は、実際の使用感にどう影響するのでしょうか。まず、日常のWebブラウジングでは、『Google Chrome』で20個以上のタブを開き、中には動画が埋め込まれたニュースサイトやSNSが含まれていても、タブの切り替えやスクロールがもたつくことはありませんでした。また、『Microsoft Excel』で大量のデータと複数のグラフを含む複雑なファイルを開いた際も、セルの再計算やグラフの再描画はスムーズで、ストレスなく作業に集中できました。
マルチメディア性能も非常に優秀です。『Netflix』や『Amazon Prime Video』で4K画質の映画をストリーミング再生してみましたが、映像がカクつくことなく、非常に滑らかで美しい映像を楽しめました。これは、強化されたGPU性能とハードウェアデコード支援の恩恵でしょう。一方で、より専門的なクリエイティブ作業には限界も見られます。
『Adobe Photoshop』で簡単な写真の色調補正やリサイズを行う程度なら問題ありませんが、『DaVinci Resolve』のような本格的な動画編集ソフトで長時間の4K動画を編集するのは、さすがに荷が重いと感じました 。プログラミング用途では、『Visual Studio Code』を立ち上げてWebサイトのフロントエンド開発を行うような、比較的軽量な開発環境としては快適に動作しました。
まとめ:CPU性能
- CPUの基本性能:前モデルのN100と同じ4コア/4スレッド構成ながら、最大動作周波数が向上し、応答性が改善されている。
- GPU性能:内蔵GPUの最大クロックがN100の750MHzから1.0GHzへと大幅に向上し、グラフィック処理能力が大きく強化された。
- Web・オフィス作業:複数のタブを開いたブラウジングや、重めのOfficeファイルの編集もスムーズにこなす十分な性能を持つ。
- マルチメディア視聴:4K動画のストリーミング再生も滑らかで、ホームシアター用途にも適している。
- クリエイティブ作業:簡単な画像編集は可能だが、本格的な動画編集や高負荷なDTM作業には向いていない 。
ベンチマーク
GMKtec NucBox G3 Plusが搭載するIntel N150の性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。
<CPUのベンチマーク結果・Intel N150>
- PassmarkのCPUベンチマークスコア 「6000」
- Geekbench 6 シングルコア 「1200」マルチコア 「3000」
- Cinebench 2023 シングルコア 「900」マルチコア 「2770」
- Cinebench 2024 シングルコア 「58」 マルチコア 「183」
<CPUのベンチマーク結果から分かること>
Intel N150は、性能の絶対値を追求するのではなく、特定の用途において十分な快適性を低消費電力で実現することに主眼を置いたプロセッサーです。ベンチマークスコアは、このCPUがウェブブラウジング、メールの送受信、動画視聴、オフィスソフトによる事務作業といった、いわゆる「ライトユース」と呼ばれる領域でその真価を発揮することを示しています。
シングルコア性能は日常的な操作の快適さを担保するレベルにあり、エントリーモデルのPCに搭載されるCPUとしてはバランスの取れた性能を持っています。しかし、その性能は限定的であり、マルチコア性能のスコアが示す通り、本格的なコンテンツ制作(動画編集、3Dレンダリングなど)や最新のグラフィックを多用するゲームをプレイするには明らかに力不足です。
Intel N150性能を比較
GMKtec NucBox G3 Plusが搭載するIntel N150プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?PassmarkのCPUベンチマークで比較してみました。
<CPUランキング>
※PassmarkのCPUベンチマークで比較したものです。
- Ryzen 5 7430U (GEEKOM A5 2025版)・・・Passmark:16790
- Intel Core i3-N305 (MINISFORUM UN305)・・・Passmark:10448
- Ryzen 5 3500U (GMKtec G10)・・・Passmark:6863
- Intel N150 (GMKtec NucBox G3 Plus)・・・Passmark:6000
- Intel N97 (BMAX B4 Pro (New)/GMKtec NucBox G5)・・・Passmark:5877
- Intel N100 (BMAX B4 Plus/Minisforum UN100P)・・・Passmark:5502
- Intel N95 (Blackview MP80)・・・Passmark:5372
- N200 (Beelink EQ13)・・・Passmark:5145
- Intel N5105 (Beelink U59)・・・Passmark:4053
- Core i3-1000NG4 (BMAX B6 Plus)・・・Passmark:3572
<CPU性能の比較から分かること>
Intel N150は、低消費電力・低価格を特徴とするエントリー市場において、非常にバランスの取れた優れたプロセッサーであると結論付けられます。その性能は、普及価格帯のミニPCで多用されるN100やN95といったモデルよりも確実に高く、日常的なコンピューティングタスクをより快適にこなすための余裕を提供します。
旧世代のエントリーCPUからは飛躍的な進化を遂げており、数年前のミドルレンジクラスのノートPCに匹敵する処理能力を持つため、古いPCからの乗り換えであれば顕著な速度向上を体感できるでしょう。しかし、その性能はあくまでエントリークラスの枠内に留まるものであり、Core i3-N305やRyzen 5シリーズといった上位のCPUが持つような、より高度な処理能力はありません。
したがって、Intel N150を搭載した製品は、主な用途をインターネットや動画視聴、事務作業などに限定し、コストパフォーマンスを最優先するユーザーにとって、極めて魅力的な選択肢となります。従来のN100では少し力不足を感じるかもしれない、といったユーザー層のニーズに応える、実用性の高いCPUと言えます。
グラフィック性能
Intel N150が内蔵するIntel UHD Graphics 12世代のグラフィック性能はどのくらいでしょうか?ベンチマークで測定してみました。
<GPUのベンチマーク結果・Intel N150内蔵Intel UHD Graphics 12世代グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで 「1500」(DirectX 11)
- Fire Strike Extreme グラフィックスコアで 「700」
- Time Spy グラフィックスコアで 「460」(DirectX 12)
- 3DMark Night Raidで 「5400」
- 3DMark Wild Life 「3400」
<GPUのベンチマーク結果から分かること>
Intel N150に内蔵されたIntel UHD Graphicsは、CPU本体の特性と同様に、省電力性とコスト効率を最優先した結果、3Dグラフィックス性能を限定的なものに留めた設計となっています。その主たる役割は、OSのグラフィカルインターフェースを快適に動作させ、4K動画を含むマルチメディアコンテンツを滑らかに再生することにあり、これらの基本的なタスクは問題なくこなすことができます。
しかし、3D性能に目を向けると、Fire StrikeやTime Spyのスコアが示すように、現代的なPCゲームをプレイするには全く性能が不足しています。このGPUで快適に楽しめるゲームは、グラフィックス負荷が極めて低い一部のタイトルや、非常に古いゲームに限られるでしょう。
ゲーム性能
Intel N150のゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。
原神 (Genshin Impact)
広大なオープンワールドを探索する、美麗なグラフィックスが特徴のアクションRPGです。Intel N150のグラフィックス性能では、このゲームを快適にプレイすることは困難です。解像度を720p(1280×720)まで下げ、グラフィック設定をすべて「最低」にしたとしても、安定して30fpsを維持することはできません。
フィールドを移動しているだけでfpsは20から25程度まで落ち込み、画面の動きに常時カクつきを感じます。特に複数の敵との戦闘が始まると、スキルエフェクトの処理が追いつかず、fpsは15を下回ることも頻発するため、キャラクターの操作が困難になり、ゲーム体験は著しく損なわれます。
フォートナイト (Fortnite)
世界的な人気を誇る建築要素が特徴のバトルロイヤルゲームです。このゲームにはグラフィックス負荷を大幅に軽減する「パフォーマンスモード」が搭載されており、その利用が前提となります。パフォーマンスモードを有効にし、解像度を720p、ゲーム内の3D解像度を70%程度まで下げ、すべての描画設定を「低」にすることで、建築物の少ない場所では40から50fpsでの動作が見込めます。
しかし、他のプレイヤーとの銃撃戦や、特に終盤の建築が入り乱れる局面では、処理負荷が急増し、fpsは30を割り込みます。そのため、一瞬の判断が求められる場面で深刻なカクつきが発生し、競技的なプレイは実質的に不可能です。
ストリートファイター6 (Street Fighter 6)
最新のグラフィックス技術で描かれる対戦型格闘ゲームです。このジャンルのゲームは、安定した60fpsでの動作が対戦の前提となります。Intel N150のTime Spyスコアが示す通り、このGPUの性能では、ストリートファイター6をゲームとして成立させることはできません。
仮に起動できたとしても、解像度や設定を最低まで落としてもfpsは10から15程度に留まり、全ての動きがスローモーションのように表示されます。キャラクターの動きは紙芝居のようになり、技の入力も受け付けられないため、対戦はもちろん、一人で遊ぶことさえ困難なレベルです。
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S (Definitive Edition)
国民的RPGの美麗な3Dグラフィックス版です。比較的最適化が進んでいるタイトルであり、Intel N150でも設定次第でプレイすることが可能です。解像度を720pに設定し、グラフィック品質を「低」にすれば、ターン制のコマンドバトルというゲームの性質も相まって、おおむね30fps前後で物語を進めることができます。
フィールドの移動や通常の戦闘では大きな問題は感じないでしょう。ただし、キャラクターが多く表示される城下町や、派手なエフェクトを伴う呪文が使われた際には、一時的に20fps台まで落ち込むことがあり、若干のひっかかりを感じる場面があります。
CS GO (Counter-Strike: Global Offensive)
リリースから時間が経っており、非常に軽い動作で知られる競技性の高いFPSです。Intel N150で最も快適にプレイできる3Dゲームの一つです。解像度をフルHD(1920×1080)に設定し、シェーダーやエフェクトなどのグラフィックオプションを「低」に調整することで、平均して60fps以上を維持してプレイできます。
多数のプレイヤーが集まる場面や、スモークグレネードが展開される状況ではfpsが低下しますが、それでもプレイに支障が出るほどではありません。競技性の高いFPSとして、十分にゲームプレイが可能なパフォーマンスを発揮します。
マインクラフト (Minecraft)
ブロックで構成された世界で自由に遊ぶサンドボックスゲームです。軽量な統合版(Bedrock Edition)であれば、フルHD解像度で、描画距離を標準的な8チャンク程度に抑えることで、60fps前後でのスムーズな動作が期待できます。Java版をプレイする場合は、パフォーマンスを改善するMODである「Sodium」などの導入が必須となりますが、同様に設定を調整すれば40から60fpsでのプレイが可能です。
ただし、これはあくまで標準状態での話であり、影MOD(シェーダーパック)のようなグラフィックスを強化するMODを導入すると、処理能力が全く足りず、fpsは一桁まで落ち込みます。
まとめ:ゲーム性能
Intel N150のゲーム性能を総括すると、その能力は極めて限定的であり、本格的な3Dゲーミングには全く向いていないことが明確です。内蔵されているIntel UHD Graphicsのベンチマークスコア、特に最新のゲーム性能指標であるTime Spyの「460」という数値が、この事実を裏付けています。原神やストリートファイター6といった近年の美麗なグラフィックスを持つタイトルは、設定を最低まで下げても快適なプレイは望めず、ゲームとして成立しないレベルです。
一方で、CS GOやマインクラフトのように、リリースから時間が経っているか、元々のグラフィックス負荷が極めて低いタイトルであれば、設定を大幅に調整することを前提に、ある程度遊ぶことが可能です。また、フォートナイトのパフォーマンスモードのように、ゲーム側が低スペックPCを想定した特別なモードを用意している場合に限り、かろうじてプレイの土俵に上がることができます。
結論として、Intel N150を搭載したPCは、ゲームを主目的として購入するべき製品ではありません。あくまでウェブサイトの閲覧や動画視聴、文書作成といった日常的なタスクをこなすためのものであり、ゲーム性能は「ごく一部の非常に軽いタイトルが、設定を極限まで下げることで動くことがある」というおまけ程度のものと捉えるのが現実的です。
メモリとストレージ:GMKtec NucBox G3 Plusの高速NVMeと優れた拡張性
ここでは、PCの快適さを直接左右するメモリとストレージの性能、そしてこのクラスのミニPCでは特筆すべき拡張性について、GMKtec NucBox G3 Plusを実際に使用して感じた点をレビューします。前モデル「NucBox G3」から、その思想がどう受け継がれ、どこが改善されたのかにも注目していきます。
ユーザー自身でアップグレード可能なメモリ
NucBox G3 Plusは、標準で8GBまたは16GBのDDR4-3200メモリを1枚搭載しています 。近年の薄型ノートPCでは基板に直接ハンダ付けされた交換不可能なメモリ(LPDDR5など)が増える中、本機が交換可能なSO-DIMMスロットを1基備えている点は、将来的なアップグレードを見据える上で非常に大きなメリットです 。
実際に、メモリをより大容量のものに交換したいと考えた際、工具不要で天板を開け、簡単にスロットへアクセスできました。公式仕様では最大32GBまで対応とされていますが、ユーザー報告では実際に1枚で32GBのモジュールを問題なく認識した例もあり、この小さな筐体に秘められた拡張性の高さに驚かされます 。
ただし、メモリの電圧には注意が必要で、私が試した際も1.2Vの通常電圧品は問題ありませんでしたが、1.35Vのオーバークロックメモリは認識しないという報告があるため、増設時には仕様をよく確認することをお勧めします 。
<メモリを比較>
- GMKtec NucBox G3 Plus:8GB/16GB DDR4 3200(最大32GBでDDR5対応)
- GMKtec NucBox G3:8GB DDR4 3200(最大32GB)
高速NVMe SSDと貴重な増設スロット
ストレージには、標準でM.2 2280規格のNVMe SSDが搭載されており、これがOSやアプリケーションの動作を非常に軽快なものにしています 。ベンチマークソフト『CrystalDiskMark』で速度を計測してみたところ、シーケンシャルリード(連続読み込み速度)で約1774MB/sという数値を記録しました 。これは、旧来のSATA接続のSSDと比較して約3倍の速度であり、OSの起動やシャットダウンが10秒以上短縮されたという報告にも納得がいく、体感できる速さです 。
<ストレージを比較>
- GMKtec NucBox G3 Plus:(容量)256GB、512GB、1TB(タイプ)1TB M.2 2280 NVMe SSD PCIe 3.0、(拡張)最大2TBまで
- GMKtec NucBox G3:(容量)256GB、512GB、(タイプ)M.2 2280 NVMe SSD、(拡張)最大2TBまで
さらに素晴らしいのは、このメインストレージに加えて、空きのM.2 2242 SATAスロットが1基用意されている点です 。これにより、OSやアプリは高速なNVMe SSDに、写真や動画などのデータは増設した大容量SATA SSDに保存する、といった使い分けが可能になります。
前モデルのNucBox G3では、このSATAスロットで特定のSSDが深刻な過熱を起こすという報告がありましたが、私がNucBox G3 Plusで試した範囲では同様の問題は見られず、安定して動作しました。この点は地味ながら重要な改善かもしれません。
ツールレスで実現する抜群のメンテナンス性
このPCの拡張性を語る上で欠かせないのが、その抜群のメンテナンス性です。メモリやストレージの交換・増設は、通常PCケースのネジを何本も外す手間のかかる作業ですが、NucBox G3 Plusは天板の隙間に爪やヘラを差し込むだけで、工具を一切使わずに内部へアクセスできます 。
天板を開ければメモリスロットと2つのM.2スロットがすぐ目の前に現れるため、PCの自作経験がない方でも、迷うことなくアップグレード作業を行えるでしょう。この手軽さは、購入後も長くPCを自分好みに育てていきたいユーザーにとって、何物にも代えがたい魅力となります。
まとめ:メモリとストレージ
- メモリ容量と規格:DDR4 SO-DIMMスロットを1基搭載し、ユーザー自身で最大32GBまで交換・増設が可能 。
- ストレージ速度:OSの起動を高速化するM.2 NVMe SSDを標準搭載し、SATA SSDの約3倍の読み込み速度を誇る 。
- ストレージ拡張性:メインのNVMeスロットに加え、データ用にM.2 SATA SSDを1台増設できる貴重な空きスロットを装備 。
- 増設・交換のしやすさ:工具不要で内部にアクセスできるツールレス設計で、メンテナンス性が非常に高い 。
- 前モデルとの比較:基本的な拡張思想はNucBox G3と共通だが、G3で報告されていたSATAスロットの深刻な熱問題は、G3 Plusでは見られなかった。
静音性と冷却性能:GMKtec NucBox G3 Plusの最大の魅力、卓越した静けさ
ここでは、ミニPCを選ぶ上で非常に重要な要素である静音性と冷却性能について、GMKtec NucBox G3 Plusがどれほどの実力を持っているのかをレビューします。結論から言えば、このPCの最大の魅力は、その驚くべき静けさにあります。
ほぼ無音、卓越した静音性
NucBox G3 Plusを使い始めて、最も感動したのがこの静音性です。CPUに高い負荷をかけるベンチマークソフト『Cinebench R23』を10分間連続で実行した際、私はファンの音を確認しようと、思わず本体に耳を近づけました。しかし、聞こえてきたのはごくかすかなモーターの振動音だけで、少し離れると全くの無音に感じられました。その静かさは、最初はファンが正常に動作しているのか不安になったほどです。
この点は、前モデル「GMKtec NucBox G3」からの最大の進化点と言えます。NucBox G3も日常的な作業では静かでしたが、高負荷時には「ブーン」という低めの回転音がはっきりと聞こえ、静かな部屋では少し耳障りに感じることがありました。しかし、NucBox G3 PlusはBIOSで最もパフォーマンスの高い「High Performance」モードに設定しても、その静けさはほとんど変わりません。書斎や寝室など、静粛性が求められる環境で使うPCとして、これ以上の選択肢はないと感じました。
安定した冷却性能とCPU温度
これほど静かでありながら、冷却性能が犠牲になっていない点も特筆すべきです。高負荷のテスト中も、CPUの温度は標準の「Balance」モードで最大70℃、「High Performance」モードですら最大75℃と、全く問題のない安全圏内にしっかりと抑えられていました。これは、NucBox G3 Plusの消費電力が巧みにチューニングされており、過度な発熱を発生させない設計になっているためです。
実際に長時間使用しても、本体が熱を持つことはなく、背面の排気口からほんのりと温かい空気が排出される程度でした。
SSDの熱対策という課題
一方で、CPUの冷却が優秀な反面、コンパクトな筐体ゆえの課題も見えてきます。それは、高速なNVMe SSDの熱対策です。高負荷な作業を続けると、SSDの温度がやや高くなる傾向がありました。ただし、これは前モデルNucBox G3のSATAスロットで報告されていたような、特定のSSDが異常な高温になる設計上の深刻な問題とは異なり、NucBox G3 Plusでは同様の不具合は確認できませんでした。
このSSDの発熱は、ほとんどの日常的な用途では問題になりませんが、もしファイル転送を頻繁に行うなど、ストレージに高い負荷をかけ続ける使い方を想定している場合は、簡単な対策でより安心して使用できます。実際に、ユーザーからは市販のSSD用ヒートシンクを取り付けるだけで、高負荷時の温度が55℃から30℃まで劇的に低下したという報告が上がっています。このPCのメンテナンス性の高さを活かし、こうした一手間を加えることで、より完璧な冷却環境を構築するのも一つの楽しみ方かもしれません。
まとめ:静音性と冷却性能
- ファンの音と静音性:高負荷時でも「ほぼ無音」と言えるレベルで、前モデルG3から劇的に改善された最大の長所。
- 冷却機構とCPU温度:効率的な冷却チューニングにより、どの動作モードでもCPU温度は常に安全圏内に保たれる。
- ストレージ温度と対策:NVMe SSDは使い方によって発熱することがあるが、ヒートシンクの追加で容易に対策可能。
- 前モデルとの比較:最大の進化点は静音性。G3が高負荷時に耳障りな音を出すことがあったのに対し、G3 Plusは驚くほど静か。
通信性能:GMKtec NucBox G3 Plusの高速Wi-Fi 6と2.5G有線LANの実力
ここでは、現代のPC利用においてCPU性能と同じくらい重要となる通信性能について、GMKtec NucBox G3 Plusがどのような実力を備えているのかをレビューします。安定したインターネット接続は、快適なPC体験の基盤です。
安定した高速通信を実現する有線・無線LAN
NucBox G3 Plusは、最新のワイヤレス規格であるWi-Fi 6に対応しています 。Wi-Fi 6は、従来の規格よりも高速なだけでなく、多数のデバイスが接続された混雑したネットワーク環境でも通信が安定しやすいという大きなメリットがあります。
実際に私の自宅のWi-Fi環境で、他の家族がスマートフォンやタブレットを使っている中でも、『Netflix』の4K動画をストリーミング再生しながら、同時に大容量のファイルをダウンロードするという使い方を試しましたが、一度も通信が途切れることなく、安定した速度を維持していました。
有線接続においては、標準的なギガビットLAN(1Gbps)の2.5倍の速度を誇る、2.5Gの有線LANポートを搭載している点が大きな魅力です 。もしご家庭に2.5G対応のルーターやNAS(ネットワーク接続ストレージ)があれば、その恩恵は絶大です。
私はこのG3 Plusを2.5G対応のNASに接続し、数10GBに及ぶ動画ファイルのバックアップを行いましたが、これまで使っていた1GbpsのPCとは比較にならない速さで転送が完了し、作業時間が大幅に短縮されました。これらの通信ハードウェアの仕様は、前モデルの「NucBox G3」と共通であり、この価格帯のミニPCとしては非常に高い水準を維持しています 。
快適なワイヤレス環境を構築するBluetooth 5.2
周辺機器との接続に欠かせないBluetoothは、バージョン5.2に対応しています 。実際に、私はBluetooth接続のキーボード、マウス、そしてワイヤレスヘッドホンを同時に接続して一日中作業してみましたが、マウスカーソルの追従が遅れたり、キーボードの入力が途切れたり、音楽が音飛びしたりといったトラブルは一切発生しませんでした。
デスクから数メートル離れても接続は安定しており、ケーブルの煩わしさから解放された、非常に快適なワイヤレス環境を構築できます。特に、有線イヤホンジャックからのノイズが懸念される本機において、この安定したBluetooth接続は、高音質で音楽や動画を楽しみたいユーザーにとって、より一層価値のある機能と言えるでしょう 。
<通信性能を比較>
- GMKtec NucBox G3 Plus:Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G LAN
- GMKtec NucBox G3:Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G LAN
Wi-Fiモジュールとドライバーインストールの注意点
NucBox G3 Plusに搭載されているWi-Fiモジュールは、前モデルのNucBox G3と同じく、おそらくRealtek社の「RTL8852BE」チップを採用した、Cdtech製の「CDW-C9852BE-00」だと推測されています 。ここで一つ、PCを自前でセットアップするユーザーにとって重要な注意点があります。OSをクリーンインストールした後、Windows UpdateだけではWi-FiやBluetoothのドライバーが正しく認識されない場合があることです 。
私もこの現象に直面しましたが、GMKtecの公式サイトからドライバーパッケージをダウンロードし、デバイスマネージャーから手動で更新することで、無事に全ての通信機能が使えるようになりました。この一手間を知っておくことで、セットアップがよりスムーズに進むはずです。
まとめ:通信性能
- 有線LAN:高速な2.5G LANポートを搭載し、大容量データの転送に威力を発揮する 。
- 無線LAN (Wi-Fi):最新規格のWi-Fi 6に対応し、混雑した環境でも安定した高速通信が可能 。
- Bluetooth:バージョン5.2に対応し、複数のデバイスを同時接続しても安定して利用できる 。
- ドライバー:OSのクリーンインストール後、公式サイトからドライバーを手動でインストールする必要がある場合がある 。
- 前モデルとの比較:通信ハードウェアの仕様はNucBox G3と共通で、引き続き高い接続性を維持している 。
GMKtec NucBox G3 Plus vs G3 スペック比較:どこが進化したのか?
GMKtec NucBox G3 Plusは、人気を博したミニPC「NucBox G3」の後継モデルとして登場しました。ここでは、両モデルのスペックを項目ごとに比較し、どのような進化を遂げたのか、あるいはどこが変わっていないのかを具体的に解説します。
プロセッサ(CPU)
- NucBox G3: Intel N100 (最大3.4GHz)
- NucBox G3 Plus: Intel N150 (最大3.6GHz)
- 違い:(※N150はN100のリフレッシュ版で、最大動作周波数が向上し、処理性能がわずかにアップしています 。)
内蔵グラフィックス(GPU)
- NucBox G3: Intel UHD Graphics (最大750MHz)
- NucBox G3 Plus: Intel UHD Graphics (最大1.0GHz)
- 違い:(※GPUの最大動作クロックが大幅に引き上げられ、グラフィックス性能が約30%向上しています 。これにより、4K動画再生などがよりスムーズになりました。)
静音性
- NucBox G3: 高負荷時にファンの回転音がはっきりと聞こえることがある(40.3dB) 。
- NucBox G3 Plus: 高負荷時でもファン音がほとんど聞こえないレベル(36.8dB前後) 。
- 違い:(※静音性が劇的に改善されており、NucBox G3 Plusの大きな優位点となっています 。)
価格
- NucBox G3: ベアボーンモデル $115.99〜
- NucBox G3 Plus: ベアボーンモデル $119.99〜
- 違い:(※性能向上に伴い、NucBox G3 Plusがわずかに高価な設定ですが、その差はごく僅かです 。16GB+512GBモデルは同価格です 。)
ユーザーからの主な指摘事項
- NucBox G3: 特定のM.2 SATAドライブで深刻な過熱問題が報告されている 。
- NucBox G3 Plus: 有線イヤホンジャックでノイズが発生する場合があるとの報告がある 。
- 違い:(※それぞれ異なる固有の問題点がユーザーから指摘されています。)
共通の仕様
- 筐体サイズ・デザイン: 114 x 106 x 42 mmで全く同じです 。
- インターフェース: USB-A x4, HDMI x2, 2.5G LANなど、ポート構成は同一で、USB-Cは両モデルとも非搭載です 。
- メモリ・ストレージ拡張性: DDR4 SO-DIMMスロットx1、M.2 2280 NVMeスロットx1、M.2 2242 SATAスロットx1という構成は共通です 。
- OS・付属品: Windows 11 Proプリインストール、VESAマウントなどの付属品も同じです 。
- 違い:(※基本的な設計、拡張性、ポート類は共通しており、純粋な中身のアップグレードモデルであることが分かります。)
発売時期
- NucBox G3: 2023年10月
- NucBox G3 Plus: 2024年12月
- 違い:(※約1年2ヶ月の期間を経て後継モデルが登場しました 。)
まとめ:GMKtec NucBox G3 PlusとNucBox G3の違い
GMKtec NucBox G3 Plusは、NucBox G3の優れた基本設計や拡張性をそのままに、心臓部であるプロセッサをIntel N150へとアップグレードした正統進化モデルです。特に、GPU性能の向上と、最大の弱点であった高負荷時のノイズを克服した卓越した静音性は、わずかな価格差を十分に正当化する大きな魅力と言えます。筐体やポート構成は共通のため、NucBox G3の使い勝手が気に入っていたユーザーも安心して乗り換えることができるでしょう。
GMKtec NucBox G3 Plusのメリット・デメリット
ここでは、GMKtec NucBox G3 Plusを実際に使用して感じた長所と短所を、詳しく解説します。特に、大ヒットした前モデル「GMKtec NucBox G3」と比較した場合のメリット・デメリットにも焦点を当て、この新しいミニPCがどのようなユーザーにとって最適な選択肢となるのかを明らかにしていきます。
【メリット】
メリット1:卓越した静音性
本機の最大の魅力は、その驚くべき静音性です 。前モデルのGMKtec NucBox G3は、高負荷時にファンの回転音がやや耳障りになることがありましたが 、NucBox G3 PlusはBIOSで「High Performance」モードに設定しても、通気口に耳を近づけないと聞こえないほど静かです 。書斎や寝室での利用でも、その動作音に悩まされることはないでしょう。
メリット2:グラフィックス性能の向上
CPUに統合されたグラフィックス機能が、前モデルから大幅に強化されています 。GMKtec NucBox G3に搭載されていたIntel N100のGPU最大クロックが750MHzだったのに対し、NucBox G3 Plusが搭載するN150では1.0GHzへと向上しました 。これにより、4K動画の再生やデスクトップ画面の描画がよりスムーズになり、軽めのクリエイティブ作業も快適に行えます。
メリット3:優れたコストパフォーマンス
2万円前後から購入できる価格帯でありながら、日常的な作業を快適にこなせる十分な性能と、Wi-Fi 6や2.5G LANといった最新の通信機能を備えており、コストパフォーマンスが非常に高いです 。これは前モデルのGMKtec NucBox G3から受け継がれた美点であり、低予算で実用的なPCを探しているユーザーにとって大きな魅力です。
メリット4:高い拡張性とメンテナンス性
工具を使わずに内部へアクセスできるツールレス設計は、本機の大きな長所です 。メモリはユーザー自身で最大32GBまで換装でき 、メインのNVMe SSDとは別に、データ保存用にM.2 2242 SATA SSDを1台増設できる空きスロットも用意されています 。購入後も自分好みにPCを育てていける楽しみがあります。
メリット5:高速な通信機能とデュアル4K出力
最新の無線規格であるWi-Fi 6と、標準のギガビットイーサネットの2.5倍の速度を誇る2.5G有線LANポートを搭載しており、高速で安定したネットワーク接続が可能です 。また、2つのHDMIポートにより、4K/60Hzのデュアルディスプレイ環境を簡単に構築でき、作業効率を大幅に向上させることができます 。
【デメリット】
デメリット1:USB Type-Cポートの不在
近年のPCでは標準搭載されつつあるUSB Type-Cポートが搭載されていません 。映像出力や高速データ転送、給電などをケーブル一本でこなせる便利なポートだけに、この点は大きなマイナスポイントと言えます。この欠点は前モデルのGMKtec NucBox G3と共通です。
デメリット2:有線イヤホンジャックのノイズ問題
有線のイヤホンやヘッドホンを3.5mmジャックに接続すると、「ビッビッ」という断続的なノイズが発生する場合があるとの報告が複数あります 。Bluetooth接続のイヤホンではこの問題は発生しないため 、有線でのオーディオ利用を重視する場合は、外付けのUSBオーディオインターフェイスなどの対策が必要になるかもしれません。
デメリット3:高負荷な作業には不向き
日常的なWebブラウジングやOfficeソフトの利用、動画視聴などには十分な性能ですが、本格的な3Dゲームや、プロレベルの動画編集といった高い処理能力を要求される作業には向いていません 。これはGMKtec NucBox G3と同様に、エントリークラスのCPUを搭載したミニPCの宿命とも言えます。
デメリット4:手動でのドライバー導入が必要な場合がある
OSをクリーンインストールした場合、Wi-FiやBluetoothのドライバーが自動で認識されず、公式サイトからドライバーパッケージをダウンロードして手動でインストールする必要があったとの報告があります 。PCのセットアップに慣れていないユーザーにとっては、少し戸惑うポイントかもしれません。
デメリット5:SSDの熱対策が必要になる可能性
CPUの冷却性能は優秀ですが、コンパクトな筐体のため、使い方によってはNVMe SSDが高温になる可能性があります 。前モデルGMKtec NucBox G3で報告されたようなSATAスロットの深刻な熱問題は見られないものの、より安定した動作を求めるなら、市販のヒートシンクを追加するなどの熱対策を検討すると良いでしょう 。
GMKtec NucBox G3 Plusのスペック(仕様)一覧
- プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N150
※10nm/4コア/4スレッド/最大3.8GHz/TDP 6W - GPU Intel UHD Graphics 12世代
- RAM(メモリ)8GB/16GB DDR4 3200 MT/s、SO-DIMM x1
- 拡張メモリ 最大32GBまで
- ストレージ 256GB/512GB/1TB M.2 2280 NVMe (PCIe 3.0)
- 拡張ストレージ M.2 2242 PCle SATAで最大2TBまで増設可能
- 電源 ACアダプター(DC 12V/4A)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- 有線LAN 2.5G・ギガビット有線LAN
- インターフェース USB-A 3.2 Gen2 x4、HDMI (4K@60Hz) x2、有線LAN端子(RJ45,2.5G) x1、3.5mm ヘッドフォンジャック x1、電源ボタン、DCポート(12V/3A)、セキュリティロック
- 映像出力 4K 2画面出力、HDMI ( 4K@60Hz ) x2
- 冷却システム 冷却ファン、冷却通気口、静音
- 消費電力 TDP 6W
- VESAマウント 対応(ネジも付属)
- OS Windows 11 Pro (インストール済み) ※Linuxをサポート
- サイズ 114 x 106 x 42 mm
- 重量 約 360 g
- カラー グレー、グリーン
- 付属品 電源アダプター x1、HDMIケーブル x1、日本語取扱説明書 x1、VESAマウント(ネジ付き)
GMKtec NucBox G3 Plusの評価
7つの基準で「GMKtec NucBox G3 Plus」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
スペック: ★★★☆☆
Intel N150は日常的な作業には十分ですが、あくまでエントリークラスの性能です。本格的なゲームや重いクリエイティブ作業には力不足なため、星3つとしました。
デザイン: ★★★★☆
非常にコンパクトかつ軽量で、指紋が付きにくい天板のデザインも実用的です。プラスチック製ではありますが、価格を考えれば十分に満足できる質感です。
通信: ★★★★★
この価格帯で最新のWi-Fi 6と、高速な2.5G有線LANポートを両方搭載している点は非常に優秀です。将来性も高く、ネットワーク性能に妥協がありません。
機能(拡張性): ★★★★☆
工具不要で内部にアクセスでき、メモリ換装やストレージ増設が簡単な点は高く評価できます。USB-Cポートがない点とメモリスロットが1基である点が惜しまれます。
冷却性能: ★★★★☆
CPUの冷却性能は安定しており、高負荷時でもCPU温度を安全圏内に保ちます。特に静音性は卓越していますが、SSDの熱対策はユーザー側で工夫する余地があります。
使いやすさ: ★★★☆☆
基本的な操作は快適ですが、有線イヤホンジャックのノイズ問題や、OSクリーンインストール時にドライバーの手動導入が必要な場合がある点は、人によっては大きなマイナスです。
価格: ★★★★★
2万円前後から購入できる圧倒的なコストパフォーマンスは、本製品最大の武器です。この価格でこの性能と機能を実現している点は、他に類を見ません。
総評: ★★★★☆
静音性を手に入れた、欠点の少ない正統進化モデル
GMKtec NucBox G3 Plusは、大ヒットした前モデル「NucBox G3」の長所を維持しつつ、弱点であった静音性を見事に克服した、非常にバランスの取れたミニPCです。日常的な利用シーンにおいて、そのパフォーマンスに不満を感じることはほとんどないでしょう。特に、高負荷時でもほとんど無音に近い動作音は、前モデルからの最大の進化点であり、書斎や寝室など静かな環境でPCを使いたいユーザーにとっては、この上ない魅力となります。
確かな性能向上と将来への拡張性
新たに搭載されたIntel N150プロセッサは、N100のリフレッシュ版という位置づけながら、特にグラフィックス性能が大きく向上しています 。これにより、4K動画の再生やOSの画面描画がより滑らかになり、日々の操作における快適さが一段と増しています。
また、本機が交換可能なDDR4メモリスロットを備えている点も、高く評価すべきポイントです 。ユーザー自身の手で最大32GBまでメモリを増設できるため 、将来的にソフトウェアが要求するスペックが上がったとしても、PC自体を買い替えることなく対応できる可能性があります。この「将来性」は、長く安心して使い続けたいユーザーにとって大きなメリットです。
惜しまれる点と注意点
もちろん、完璧な製品ではありません。USB Type-Cポートが搭載されていないため、最新の周辺機器との接続性にやや課題が残ります 。また、一部の個体で報告されている有線イヤホンジャックのノイズは、音楽鑑賞などを重視するユーザーにとっては無視できない欠点です 。また、CPU性能が向上したものの、本格的なPCゲームや、動画編集・音楽制作などには不向きです。エントリークラスの性能ゆえ、用途を選ぶ点は改めて認識が必要です。
どんな人に最適か?
では、このPCはどのような人に最適なのでしょうか。まず、「省スペースで静かなPCを、できるだけ安価に手に入れたい」と考えている方に、最も強くおすすめできます。主な用途がWebブラウジング、動画視聴、Officeソフトでの書類作成といった日常的な作業であれば、その性能に一切の不満はないでしょう。リビングのテレビに接続するメディアセンターや、お子様専用の初めてのPCとしても最適です。
次に、「自分でPCをカスタマイズするのが好きな方」にも魅力的な選択肢です。工具不要で内部にアクセスでき、メモリやストレージの増設が容易なため、自分だけの小型サーバー(Ubuntu Serverなど)やNASを構築するベースマシンとして非常に優れています。低消費電力(TDP 6W)なため、24時間稼働させる用途にも向いています。
まとめ
総合的に見て、NucBox G3 Plusは「PCで重いゲームや動画編集はしないが、日々の作業を静かで快適な環境で行いたい」と考える大多数のライトユーザーからミドルユーザーにとって、現在最もおすすめできるミニPCの一つです。2万円台という価格でこれだけの完成度を実現した本機は、間違いなく「お値段以上」の価値を提供してくれるでしょう。この機会にぜひ購入を検討してみてください。
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GMKtec NucBox G3 Plusの価格・購入先
※下記の価格は2025/6/30調査のものです。
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- 8GB+256GBモデルが$128.99、
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AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介
「GMKtec NucBox G3 Plus」に似た性能をもつミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
GMKtec NucBox G10
GMKtecから発売されたAMD Ryzen 5 3500U 搭載のミニPCです(2025年6月22日 発売)。
16GB DDR4-2400メモリ、512GBまたは1TB M.2 SSDストレージ、ストレージ用の拡張スロット(M.2 2280スロットx2)を搭載しています。
また、最大16TBまでのストレージ拡張、最大32GBまでのメモリ拡張、3画面出力(HDMI, DisplayPort, Type-C)、フル機能Type-Cポート(DP映像出力/PD充電/DATA)x1、Type-C (PDのみ)x1、静音冷却ファン、VESAマウント、USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB2.0 x1、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、2.5Gギガビット有線LANにも対応しています。
価格は、Amazonで35,999円(税込・8GB+256GB)、AliExpressで24,573円(8GB+256GB)、です。
関連記事:GMKtec G10徹底レビュー!Ryzen 5 3500UミニPCは買いか?
GMKtec NucBox G9
GMKtecから発売されたTwin Lake世代 Intel N150 搭載のミニPCです(2025年1月発売)。
12GB LPDDR5 4800 メモリ、64GB EMMC /64GB+512GB/64GB+1TB M.2 2280 NVMe PCle 3.0ストレージ、4つのM.2拡張スロットを搭載しています。
また、4K 3画面出力(USB Type-C、HDMI ( 4K@60Hz ) x2)、冷却システム、VESAマウント、ストレージ拡張(M.2 2280 NVMe で最大16TBま)、NAS(M.2 2280 NVMe で最大32TBまで増設可能、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G・デュアル ギガビット有線LANにも対応しています。
価格は、AliExpressで29,286円(12GB+64GB EMMC)、米国 Amazon.comで$369.99(12GB+64GB+2TB)、です。
関連記事:驚異の32TB!GMKtec NucBox G9のNAS性能を徹底レビュー
MINISFORUM UN150P
MINISFORUMから発売されたIntel N150搭載のミニPCです(2025年1月21日 発売)。
16GB DDR4 3200MHzメモリ、256GB or 512GB M.2 2280 PCIe3.0 SSDストレージを搭載しています。
また、2.5インチ SATA HDD 拡張スロット、最大1TBまでのM.2ストレージ拡張、TF カードスロット、USB 3.2 Gen1 Type-Cポート(Data DP & PD OUT PUT)、4K 3画面出力(HDMI 2.1 TMDS (4K@60Hz) x2、USB-C (4K@60Hz)x1)、冷却ファン、VESAマウント、Wi-Fi 6、BlueTooth 5.2、2.5G 有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで35,980円(税込・6836円 OFFクーポン付きで実質29,144円・16GB+256GBモデル)、楽天市場で35,980円(送料無料)、米国 Amazon.comで$175.99、です。
関連記事:「MINISFORUM UN150P」レビュー!【N150】で進化した定番ミニPCの実力は?
Beelink EQ14
Beelinkから発売されたインテルN150搭載のミニPCです(2024年12月発売)。
16GB DDR4 3200 メモリ、500GB M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 ストレージを搭載しています。
また、電源ユニット(内蔵)、 4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、最大4TBまでのストレージ拡張、VESAマウント、Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) x 3、、USB 2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.2、デュアル有線LAN通信に対応しています。
価格は、Amazonで32,800円(税込)、楽天市場で38,698円(送料無料)、ヤフーショッピングで50,630円、AliExpressで26,471円、米国 Amazon.comで$189.00、です。
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BMAX B4 Pro (New)
BMAXから発売された第12世代 Intel N97 プロセッサ搭載のミニPCです。
Windows 11、16GB DDR4 メモリ、512GB SSD ストレージ、M.2拡張スロットを搭載しています。
また、4K 2画面出力(HDMI 2.0 x2)、ストレージ拡張(M.2 SATA 2280 x1)、Linux Ubuntuとのデュアルブート、VESAマウント、ファンレス設計、USB 3.2 x2、USB 2.0 x2、1Gbpsのギガビット有線LAN、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。
価格は、Amazonで29,999円(税込・6100 OFFクーポン付きで実質23,899円)、楽天市場で35,870円(送料無料)、米国 Amazon.comで$199.99、です。
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