AMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載した「OneXFly F1 Pro」。早くも「驚愕のパワーでゲームが超サクサク動く」と評判です。
しかし、その一方で「前モデルでも十分に性能が高いからやめておけ」という口コミもあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回は、その性能や前モデルとの違いがよく分かるように、以下の8点を重点的に解説します。
- 外観・デザイン(RGBライト・接続ポート・サイズ・重量)
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- CPU性能・ベンチマーク・FPS
- メモリ・ストレージ (microSDカードスロット)
- 操作性
- OS・ソフト(「OneXconsole」、「GAME CENTER」)
- バッテリー・充電
- スピーカー・オーディオ (Harman Kardon)
また、人気モデル「ROG Ally X」との違いも紹介!ベンチマークやゲーム性能、ディスプレイ性能や操作性にいたるまでスペックを総合的に評価します。
また、購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「OneXFly F1 Pro」がAliExpressで発売開始!
2024年12月、AliExpressでついに「OneXFly F1 Pro」が発売されました(発売日は11月下旬)。AI対応プロセッサ搭載で、前モデル「OneXFly」(2023年10月14日に日本で発売)との違いが気になりますね。
「OneXFly F1 Pro」とは?
「OneXFly F1 Pro」(ワンエックスフライ エフワン プロ)は中国 One-Netbook から発売された7インチのポータブルゲーミングPCです。
プロセッサはAIにも強いAMD Ryzen AI 9 HX 370 / HX 365で、
ASUSの人気モデル「ROG Ally X」よりも最大24%高い性能を発揮できることで、玄人ゲーマーからも熱い注目を集めています。
もちろん、LPDDR5x-7500メモリとPCIe 4.0 NVMe M.2 2280 SSDとの組み合わせで、ゲームやアプリの起動を超高速。ゲームプレイも圧倒的なパワーでサクサクプレイできます。
また、7インチOLED(有機EL)ディスプレイを搭載していることも大きな特徴です。
輝度800nitの明るさで、144Hzのリフレッシュレートにも対応しているため、ヌルヌルと滑らかで鮮明な映像でゲームの世界に没頭できます。
そのほか、本体が599gと比較的軽くできているのも特徴的です。
ボディは手にすっとなじむフォルムで、ゲームを盛り上げてくれるRGBライト付き。
圧倒的に高音質なHarman Kardonスピーカーもゲームを盛り上げてくれます。
もちろん、原神やタワーオブファンタジー、モンスターハンターワイルズなどの人気ゲームも快適にプレイできますよ。
それでは早速どんなゲーム機なのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpress リンク
価格をチェック!ライバル機よりも安いのか?
新モデル「OneXFly F1 Pro」はAliExpressで169,949円(Ryzen AI 9 HX 365 + 32GB +1TB)で販売されています。One-Netbook 公式サイトではAMD Ryzen 7 8840Uモデルも販売されており、価格が$999.00(日本円で152327円)になっています。
一方、前モデル「OneXFly」は楽天市場で96,700円(中古品・送料無料)で販売されていました。こちらはRyzen 7 7840U プロセッサを搭載したモデルで、他に7インチのフルHD IPS液晶、32GB+1TB/2TB、HARMANステレオスピーカー、2つのUSB4ポートなどを搭載しています。
また、One-Netbookから発売された8.8インチの3in1 UMPC「One-Netbook X1 Mini」はAmazonで168,000円で販売されています(AliExpressは132,835円)。
こちらはAMD Ryzen 7 8840Uプロセッサを搭載したモデルで、解像度 2560 x 1600ドットのLPTS液晶や65.02 Wh (16890mAh)バッテリー、OCuLink ポートなどを搭載。Harman AudioEFX、リフレッシュレート 144 Hz、100WのPD急速充電にも対応しています。
ライバル機はいくらなのか?
他のメーカーからはZOTACから発売された7インチの携帯ゲーム機「ZOTAC ZONE」がZOTAC公式サイトで135,300円(国内送料無料)で発売中です。
ZOTAC ZONE
こちらはAMD Ryzen 7 8840U プロセッサを搭載したモデルで、フルHDのAMOLED(有機EL)液晶、512GB M.2 NVMe ストレージ、48.5Wh バッテリー、1MPのWebカメラ、ステレオスピーカーを搭載。リフレッシュレート 120HzやRGBライト(背面)、ホール効果のトリガー・アナログスティック、65W PD 急速充電にも対応しています。
ROG Ally X
また、ASUSから発売された7インチのポータブルゲーミングPC「ROG Ally X」はAmazonで139,800円(税込)で販売中です。こちらはAMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサ搭載で、24GB LPDDR5-7500、フルHDのIPS タッチスクリーン、1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2280)、80WHrsバッテリー、デュアル ステレオスピーカーなどを搭載しています。
Steam Deck OLED
そのほか、米国 Valve から発売された7.4インチのポータブルゲーミングPC「Steam Deck OLED」も人気です。こちらは最近ホワイトモデルも追加されましたが、すぐに売り切れ。
現在はブラックの1TBモデルがかろうじてKOMODO公式サイトで99,800円で販売されている状態です。
やはりHD画質でも OLED(有機EL)タッチスクリーンを搭載している点で、他のモデルよりもお買い得感があります。Windows OSではなく、Steam OS 3.0である点も個性的です。
外観・デザインをチェック!持ち運びに便利か? 重さは?
新モデル「OneXFly F1 Pro」は無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインが特徴です。シャープなエッジと滑らかな曲線が織りなす美しいシルエットは、見る人の目を惹きつけます。
筐体の素材には軽量かつ高強度なアルミニウム合金を採用。マットな質感で仕上げることで、高級感と洗練された印象を与えています。
また、7インチの大きさながらも厚さ22.6mm、重さ約599gと薄型軽量である点も魅力的です。
「ROG Ally X」と比較して79gも軽く、長時間持っていても疲れにくい仕様です。
実機を手に持ってみると、丸みを帯びたエッジと滑らかな質感で、手に馴染む心地よいグリップ感です。
そのほか、洗練されたブラックのカラーリングも特徴的です。深みのあるブラックは、高級感とスタイリッシュさを兼ね備えています。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「OneXFly F1 Pro」・・・約263.6 x 98.2 x 22.6mm / 約599g
- 2.「OneXFly」・・・約263.6 × 98.25 × 22.6mm / 約590g
- 3.「ROG Ally X」・・・28.0 x 11.1 x 2.47 ~ 3.69 cm / 678 g
- 4.「Steam Deck OLED」・・・298 x 117 x 49 mm / 640 g
RGBライト
新モデル「OneXFly F1 Pro」はRGBライトを搭載し、左右のジョイスティックの周囲と、その下にあるロゴ部分が光るようになっています。
ライトは、色や発光パターンをカスタマイズ可能で、例えば、
- 好きな色に設定する
- 呼吸するようにゆっくりと点滅させる
- 音楽に合わせて光らせる
といったカスタマイズが可能で、自分だけのオリジナルのOneXFly F1 Proを作り上げることができます。
また、ゲームによっては、RGBライトがゲーム内のアクションと連動して光るものもあり、ゲームへの没入感をさらに高めてくれます。
接続ポート
新モデル「OneXFly F1 Pro」は豊富な接続ポートを備え、様々なデバイスとの接続を可能にしています。
具体的には、以下のポートが搭載されています。
USB4 Type-C x2・・・高速データ転送と充電に対応したUSB4 Type-Cポートを2つ搭載。
外部ディスプレイへの出力や、高速な外部ストレージとの接続にも対応します。
USB 3.0 Type-A x1・・・従来のUSBデバイスとの接続に便利なUSB 3.0 Type-Aポートを搭載。マウスやキーボードなどを接続できます。
microSDカードスロット x1・・・microSDカードを使用して、ストレージ容量を拡張することができます。大容量のゲームやデータを保存するのに便利です。
3.5mmマイク/ヘッドフォン兼用ジャック x1・・・マイク付きヘッドセットを接続して、ゲーム中のボイスチャットや通話に使用することができます。
ディスプレイを確認・画面は見やすいか?リフレッシュレートは?
新モデル「OneXFly F1 Pro」は7インチのOLEDディスプレイを搭載し、圧倒的な没入感でゲームをプレイできるようになっています。
具体的には、OLED(有機EL)パネルの自己発光技術と、高精細な1920×1080の解像度で、黒の表現力に優れた高コントラストで鮮やかな映像を映し出せます。
また、sRGB比152%、DCI-P3比112%の広色域に対応し、驚くほど豊かな色彩表現を可能にしています。
100,000:1という驚異的なコントラスト比も採用し、漆黒の闇からまばゆい光まで、繊細な階調表現を再現。
ゲームの世界観はもちろん、写真や動画も実物に近い色で、より鮮やかに、そして美しく映し出します。
そのほか、800nitの高輝度ディスプレイは、屋外の日光下でも見やすく表示でき、場所を選ばずにゲームを楽しめます。
10点マルチタッチと応答時間 0.6 秒のすばやい反応に対応し、ゲームだけでなく、様々なアプリケーションも快適に操作できます。
前モデルと比較
前モデル「OneXFly」はIPSディスプレイ採用で、輝度が450nitでした。
そのため、新モデル「OneXFly F1 Pro」よりも発色やコントラストで劣り、明るさもやや暗くなります。
また、「ROG Ally X」もIPSディスプレイ採用で、輝度が500nitであるため、新モデル「OneXFly F1 Pro」とは同様の違いがあります。
<ディスプレイを比較>
- 1.「OneXFly F1 Pro」・・・7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのOLED(800nit)
- 2.「OneXFly」・・・7インチ、解像度1920 × 10800 ドットのIPS(450nit)
- 3.「ROG Ally X」・・・ 7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのIPS(500nit)
- 4.「Steam Deck OLED」・・・7.4インチ、解像度1280 x 800ドットのHDR(600nit)
リフレッシュレート 144Hzに対応
「OneXFly F1 Pro」はリフレッシュレート144Hzに対応し、1秒間に144回画面を書き換えることができます。
そのため、前モデル「OneXFly」(120Hz)や「ROG Ally X」(120Hz)、「Steam Deck OLED」(90Hz)よりも残像が少なく、より滑らかで自然な動きで表示されます。
<リフレッシュレートを比較>
- 1.「OneXFly F1 Pro」・・・144Hz
- 2.「OneXFly」・・・120Hz
- 3.「ROG Ally X」・・・120Hz
- 4.「Steam Deck OLED」・・・90 Hz
CPU性能を確認・AMD Ryzen AI 9 HX370で超高速か?
新モデル「OneXFly F1 Pro」はAMDの最新CPUであるRyzen AI 9 HX 370を搭載しています。
Zen 5アーキテクチャを採用したこのCPUは、4つの高性能Zen 5コアと8つの高効率Zen 5cコアを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用しており、高性能と省エネを両立しています。
また、12コア24スレッド、最大 5.0GHzの動作クロックにより、最新のAAAタイトルゲームでも快適にプレイすることができます。
PassmarkのCPUベンチマークは約3万5千を超えています。また、Cinebench R23 のマルチコアは約2万2千以上を記録しています。
<CPUのベンチマーク結果 一覧>
- PassmarkのCPUベンチマークで「35420」
- Geekbench 6のシングルコア「2970」、マルチコア「12759」
- Cinebench R23 シングルコア「16235」、マルチコア「22638」
- Cinebench 2024 シングルコア「112」、マルチコア「949」
性能的には、Ryzen Z1 Extreme (ROG Ally X / Lenovo Legion Go)よりも高い性能を発揮します。
前モデル「OneXFly」が搭載していたRyzen 7 7840Uよりも約1万以上スコアが高くなります。
<CPUランキング>
※PaassmarkのCPUベンチマークで比較したものです。
- AMD Ryzen AI 9 HX 370 (OneXFly F1 Pro)・・・Passmark:35420
- Ryzen Z1 Extreme (ROG Ally X / Lenovo Legion Go)・・・Passmark:25328
- Core Ultra 7 155H (ONEXPLAYER X1/MSI Claw A1M)・・・Passmark:25009
- Ryzen 7 7840U (ONEXFLY/AYANEO Flip DS/AOKZOE A2/AYANEO SLIDE/AYANEO GEEK 1S/AYANEO KUN)・・・Passmark:25007
- AMD Ryzen 7 8840U (ZOTAC ZONE / One-Netbook X1 Mini / GPD WIN Mini 2024)・・・Pasmark:24306
- Core Ultra 5 135H (MSI Claw A1M)・・・Passmark:24100
- Ryzen 7 6800U (AOKZOE A2)・・・Passmark:20636
- AMD Ryzen 5 8640U (GPD WIN Mini 2024)・・・Passmark:19592
- Ryzen 7 4800U (AYANEO NEXT LITE)・・・Passmark:16709
- AMD Ryzen 5 4500U (AYANEO NEXT LITE)・・・Passmark:10938
- AMD APU 3.5GHz (Steam Deck OLED)・・・Passmark:8683
発熱量は? 高熱にならないか?
「OneXFly F1 Pro」は高性能なCPUとGPUを搭載しているため、高負荷時にはそれなりに発熱します。
しかし、効率的な冷却システムを採用することで、安定した動作できるようになっています。
具体的には高負荷時でもCPU温度は80℃前後、GPU温度は70℃前後に抑えられています。
グラフィック性能
内蔵GPUには、RDNA 3.5アーキテクチャを採用したRadeon 890M iGPUを搭載しています。このGPUは、優れたグラフィックス性能を発揮し、高画質でゲームを楽しむことができます。
GPUのベンチマーク
3DMarkのFire Strikeによるグラフィックスコアは「7700」を記録し、約 8千前後のスコアになります。
ちょうどグラフィックボードのNVIDIA GTX 1050 と同じくらいの性能で、
比較的軽めのPCゲームや高画質なファイルを扱う動画編集、4Kなど重い画像ファイルを扱う写真編集などでも快適に動作します。
<GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「7700」(DirectX 11)
- Time Spy グラフィックスコアで「4084」(DirectX 12)
- 3DMark Wild Life「20,500」
- 3DMark Wild Life Extreme 「6400」
<グラフィック性能を比較>
※3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで比較したものです。
- GTX 1650 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:9000
- Radeon 890M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
- AMD Radeon 780M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
- Radeon 760M・・・3DMark Fire Strike:7800 前後
- GTX 1050 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:7300
- Radeon 680M・・・3DMark Fire Strike:6000 前後
- GTX 950 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:6000
ゲーム性能
Radeon 890M グラフィックスは、前世代の内蔵GPUと比べて最大2倍の性能向上を実現しています。
そのため、最新のAAAタイトルも、設定次第で快適にプレイできます。
具体的なゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。
<各ゲームタイトルのFPS>
- 原神 (70-80 FPS)・・・オープンワールド型のアクションRPG。美しいグラフィックと広大な世界が特徴です。高画質設定でも70~80FPSで快適にプレイできます。
- タワーオブファンタジー (60-70 FPS)・・・アニメ風のグラフィックが特徴的なオープンワールドRPG。広大な世界を自由に探索できます。60~70FPSでプレイできます。
- モンスターハンターライズ (50-60 FPS)・・・人気ハンティングアクションゲーム。モンスターを狩猟するスリルを味わえます。50~60FPSでプレイできます。
- サイバーパンク2077 (40-50 FPS)・・・近未来都市を舞台にしたオープンワールドRPG。重厚なストーリーと美しいグラフィックが特徴です。40~50FPSでプレイできます。
- エルデンリング (50-60 FPS)・・・高難易度のアクションRPG。広大な世界を探索し、強大なボスに挑みます。50~60FPSでプレイできます。
- フォートナイト (80-90 FPS)・・・世界中で人気のバトルロイヤルゲーム。建築要素を駆使した戦略的なバトルが楽しめます。80~90FPSで快適にプレイできます。
- Apex Legends (70-80 FPS)・・・人気のバトルロイヤルFPS。個性豊かなキャラクターを操作して、チームで勝利を目指します。70~80FPSでプレイできます。
- Valorant (100-120 FPS)・・・eスポーツシーンでも人気のタクティカルFPS。正確なエイムとチームワークが重要となります。100~120FPSで非常に滑らかにプレイできます。
メモリ・ストレージを確認・容量は十分か?転送速度は?
新モデル「OneXFly F1 Pro」は32GB/64GBの大容量LPDDR5X 7500MHzメモリを搭載し、 負荷の高いゲームでもスムーズに動作します。
また、大容量メモリにより、複数のアプリケーションを同時に実行しても、パフォーマンスが低下することはありません。
ストレージは?
ストレージには、1TB/2TB/4TBの高速M.2 2280 NVMe SSD (PCle 4.0)を採用しています。
SSDは、従来のHDDに比べて、読み書き速度が圧倒的に速いため、ゲームの起動やロード時間を大幅に短縮することができます。
また、OneXFly F1 ProのSSDは、 PCIe 4.0 x4に対応しており、最大8 GB/s の超高速なデータ転送で ストレスなくゲームをプレイできます。
さらに、OneXFly F1 ProはmicroSDカードスロットを搭載。最大300MB/sの転送速度に対応しており、ゲームだけでなく、写真、動画、音楽など、様々なデータを高速に保存することができます。
<メモリ・ストレージを比較>
- 1.「OneXFly F1 Pro」・・・32GB/64GB LPDDR5X 7500MHz / 1TB,2TB,4TB M.2 SSD (PCle 4.0)
- 2.「OneXFly」・・・32GB LPDDR5X 7500MHz / 1TB,2TB M.2 SSD (PCle 4.0)
- 3.「ROG Ally X」・・・24GB LPDDR5 7500MHz / 1TB M.2 SSD (PCle 4.0)
- 4.「Steam Deck OLED」・・・16GB LPDDR5 6400MHz / 512GB/1TB NVMe SSD
操作性を確認・高精度に操作できるか?カスタマイズキーは?
新モデル「OneXFly F1 Pro」は操作性にも徹底的にこだわっています。
その中心となるのが、鮮やかなRGBライトで彩られたホールジョイスティックです。高精度なセンサーと滑らかな動作により、FPSやTPSといったシューティングゲームはもちろん、繊細な操作が求められるアクションゲームでも、キャラクターを思い通りに動かすことができます。
また、ジョイスティックの周囲に配置されたRGBライトは、ゲームの雰囲気を高めるだけでなく、暗い場所でも正確な操作をサポートします。
トリガーボタン
トリガーボタンは、人間工学に基づいたデザインと最適なストロークを採用し、長時間のプレイでも指が疲れにくい構造になっています。
また、リニアトリガーアナログ式を採用し、キーストロークは約8.1mm。微妙な力加減を感知し、繊細な操作を可能にします。レースゲームでアクセルやブレーキを繊細にコントロールしたり、FPSで正確な射撃を行ったりと、あらゆるゲームシーンで快適な操作をサポートします。
さらに、LB/RBボタンはキーストローク約0.2~1mmで、高速な連射操作が必要なゲームでも、スムーズな入力を実現します。
十字キー
十字キーは、格闘ゲームやアクションゲームに欠かせない正確なコマンド入力を実現するために、各ボタンが独立した構造になっています。確実なクリック感と入力精度により、複雑なコマンドもミスなく入力することができます。
カスタマイズキー
さらに、OneXFly F1 Proは背面に4つのカスタマイズキーを搭載しています。これらのキーには、任意の機能を割り当てることができます。例えば、FPSでよく使うリロードやグレネード投擲を割り当てることで、ゲームプレイをより効率的にすることができます。
OSとソフト
新モデル「OneXFly F1 Pro」はWindows 11 を搭載し、ゲームモードを有効にすることで、ゲーム中のリソースを最適化し、よりスムーズな動作を実現します。また、Windows 11のユーザーインターフェースは、直感的で使いやすく、初めてゲーミングPCを使う人でも簡単に操作することができます。
OneXconsole
OneXFly F1 Proには、独自のゲームランチャー「OneXconsole」がプリインストールされています。OneXconsoleは、インストールされているゲームを一元管理し、簡単に起動することができます。
ゲームごとにパフォーマンス設定を調整したり、キーマッピングを設定したりすることも可能です。OneXconsoleの直感的なインターフェースにより、誰でも簡単にゲームを管理し、最適な設定でプレイすることができます。
GAME CENTER
さらに、OneXFly F1 Pro専用のゲームストア「GAME CENTER」も利用可能です。GAME CENTERでは、多数のPCゲームをダウンロード購入できます。
最新の話題作からインディーゲームまで、幅広いジャンルのゲームが揃っています。また、GAME CENTERでは、ゲームのニュースやレビューをチェックしたり、他のユーザーと交流したりすることができます。
フレンドとゲームの情報を共有したり、オンラインで一緒にプレイしたりすることも可能です。
バッテリーを確認・長時使えるか?ACアダプターは?
新モデル「OneXFly F1 Pro」は48.5Wh (12600mAh/ 3.85V) の大容量バッテリーを搭載し、長時間のゲームプレイが可能です。
一回の充電で最大1~3時間のPCゲームプレイが可能なので、外出先でもバッテリー残量を気にせず、ゲームを楽しむことができます。
また、OneXFly F1 ProはUSB-Cポートから65WのPD急速充電に対応しており、付属の65W GaN 急速充電アダプターを使用することで、より高速に充電することができます。
わずか 約45〜53分で フル充電することができるので、短い休憩時間でも効率的に充電することができます。
ROG Ally Xと比較
「ROG Ally X」は80Whバッテリーを搭載しているため、「OneXFly F1 Pro」の約2倍近いバッテリー容量を搭載していることになります。
駆動時間は、
- 1.JEITA 2.0・・・約25.4時間
- 2.JEITA 3.0 (動画再生時)・・・約11.7時間
- 3.JEITA 3.0 (アイドル時)・・・約22.4時間
となっており、驚異的な駆動時間の長さです。新モデル「OneXFly F1 Pro」の駆動時間は公開されていませんが、
「ROG Ally X」の駆動時間の半分ほどになる点は注意した方がいいでしょう。
<バッテリー・充電を比較>
- 1.「OneXFly F1 Pro」・・・48.5Wh (12600mAh) / 65W PD急速充電
- 2.「OneXFly」・・・48.5Wh (12600mAh) / 65W PD急速充電
- 3.「ROG Ally X」・・・80Wh / 65W PD急速充電
- 4.「Steam Deck OLED」・・・50 Wh / 45W急速充電
オーディオ性能を確認・音質はいいのか?
新モデル「OneXFly F1 Pro」はHarman Kardon監修のステレオスピーカーを搭載しています。Harman Kardonは、70年以上にわたり、高品質なオーディオ製品を提供してきた世界的に有名なオーディオブランドです。OneXFly F1 Proのオーディオ設計にはHarman Kardonが担当しており、その専門的な技術が惜しみなく注ぎ込まれています。
具体的には2つのスピーカーを左右に搭載し、デュアルスピーカー構成によって、クリアでパワフルなステレオサウンドを実現しています。
また、Harman AudioEFXも採用し、クリアな高音域から迫力のある低音域まで、バランスの取れた高音質を実現。ゲームの効果音やBGMはもちろん、映画や音楽も、臨場感あふれるサウンドで楽しむことができます。
なお、Harman AudioEFXは、様々なオーディオ効果を適用することで、より没入感のあるサウンド体験を提供するソフトウェアです。例えば、
- 仮想サラウンド・・・ヘッドホン使用時に、仮想的にサラウンドサウンドを再現し、臨場感を高めます。
- イコライザー・・・音質を好みに合わせて調整することができます。
- 低音ブースト・・・低音域を強調し、迫力のあるサウンドを楽しむことができます。
を提供し、モバイルゲーミングPCの音質をさらに高いレベルへと引き上げてくれます。
「OneXFly F1 Pro」のデメリット
「OneXFly F1 Pro」は優れたポータブルゲーミングPCですが、デメリットもあります。購入前に必ず確認しておきましょう。
1. Oculinkポート非搭載
OneXFly F1 Proは、外部GPU接続用のOculinkポートを搭載していません。そのため、eGPUと高速な転送速度を利用して、スムーズにグラフィック性能を向上させることはできません。
2. バッテリー駆動時間があまり長くない
OneXFly F1 Proは、高性能なCPUとGPUを搭載しているため、バッテリー駆動時間は比較的短いです。ゲームプレイ時のバッテリー駆動時間はゲームの種類や設定によって大きく変動します。
「OneXFly F1 Pro」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度1920 x 1080 ドットのOLED
※FHD/1080p/315 ppi/輝度800nit/SRGB:152%/DCI-p3:112% 色域/100,000:1 - リフレッシュレート 144Hz
- 応答時間 0.6 秒 ※10点マルチタッチ
- プロセッサ AMD Ryzen AI 9 HX 370 / Ryzen AI 9 HX 365 / Ryzen 7 8840U
- GPU AMD Radeon 890M
- RAM(メモリ) 32GB/64GB LPDDR5X 7500MHz
- ストレージ 1TB/2TB/4TB M.2 2280 NVMe SSD (PCle 4.0)
- 外部ストレージ 4.0 TFカードスロット (最大300MB/s)
- バッテリー 48.5Wh (12600mAh/ 3.85V)
- 充電 65W PD急速充電 (65W GaN 急速充電 アダプター)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB4 Type-C x2、USB 3.0 Type-A x1、microSDカードスロット x1、3.5mmマイク/ヘッドフォン兼用ジャック x1
- スピーカー HAMAN社認証 Indfx デュアル ステレオスピーカー
- オーディオ Harman AudioEFX
- 振動モーター デュアルモーター(非対称型モーター)
- ジャイロ 6軸ジャイロセンサー(3軸ジャイロ+3軸加速度センサー)
- 冷却システム 液体ベアリングファンの速度 最大 4700RPM、純アルミニウム製ラジエーターフィンの総放熱面積 14952 平方ミリメートル、3本の純銅製ヒートパイプ
- ジョイスティック RGBホールジョイスティック(傾斜角18度、高さ6.7mm、Alps/Holl、ドリフトしにくく、デッドゾーンなし)
- トリガーボタン リニアトリガー アナログ式(キーストローク約8.1mm、)/ LB/RBボタン キーストローク約0.2~1mm
- カスタマイズキー 搭載
- RGBライト アンビエント照明:RGB: 9 つのモード、30 以上の照明効果
- 筐体 武蔵塗料の画期的な抗菌塗料、エルゴノミクスデザイン
- 専用アプリ ゲーム一括管理コンソール「OneXconsole」、専用ゲームランチャー「GAME CENTER」
- OS Windows 11
- サイズ 約263.6 x 98.2 x 22.6mm
- 重量 約599g
- カラー ブラック(ホワイトも販売予定・※レッドは限定モデル ONEXFLY F1 Pro x EVA-02 | Asuka)
「OneXFly F1 Pro」の評価
8つの基準で「OneXFly F1 Pro」を5段階で評価してみました。
- 画面のみやすさ:★★★★★
- スペック:★★★★★
- デザイン:★★★★
- 操作性:★★★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
One-Netbookから発売された7インチのポータブルゲーミングPCです。
AMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサによる超パワフルな動作が可能で、
圧倒的に美しいOLED(有機EL)ディスプレイも搭載しています。
形状はコントローラーと一体化したシンプルなヨコ型になり、
コントローラーが着脱可能な「One-Netbook X1 Mini」とは大きく異なっています。
どちらかというとASUSの「ROG Ally X」やValveの「Steam Deck OLED」と競合する製品です。
「ROG Ally X」の方がいいのか?
「ROG Ally X」はメモリとバッテリー容量が多く、その点で「OneXFly F1 Pro」よりも使いやすいといえます。
特にバッテリー容量(80WHrs)は非常に長時間のゲームプレイが可能で、「OneXFly F1 Pro」よりも約2倍近い時間使用できるというメリットがあります。
ただし、「OneXFly F1 Pro」の方がプロセッサ性能が高く、ディスプレイも有機ELでより美しく再生できます。
また、HAMAN社認証 Indfx デュアル ステレオスピーカーを搭載しており、音質の面においても「OneXFly F1 Pro」が有利です。
価格は「OneXFly F1 Pro」の方が2~3万円高くなりますが、性能の高さを重視するならやはり「OneXFly F1 Pro」の方がいいでしょう。
OneXFly F1 Proに最適な人は?
ズバリ、最高のパフォーマンで動作するポータブルゲーミングPCを探している人に最適です。
AMD Ryzen AI 9 HX 370の性能は非常に高く、他のゲーム機を圧倒しています。
この性能の高さはしばらく超えられないので、長期間ハイエンド機として使用できるでしょう。
また、プロセッサ性能だけでなく、ディスプレイの美しさや音質も重視する人にも最適です。
7インチの息をのむほど美しいOLEDディスプレイとHAMAN監修ステレオスピーカーで、
ゲームの世界により深く没頭できます。
現在使っているゲーム機の性能に不満があるのなら、
すぐに買い替えた方がいいでしょう。
「OneXFly F1 Pro」の価格・購入先
One-Netbook 公式サイト
<AMD Ryzen 7 8840Uモデル>
- Ryzen 7 8840U + 32GB +1TBで$999.00
- Ryzen 7 8840U + 32GB +2TBで$1,099.00
<AMD Ryzen AI 9 HX 365モデル>
- Ryzen AI 9 HX 365 + 32GB +1TBで$1,099.00
- Ryzen AI 9 HX 365 + 32GB +2TBで$1,199.00
<AMD Ryzen AI 9 HX 370モデル>
- Ryzen AI 9 HX 370 + 32GB +1TBで$1,339.00
- Ryzen AI 9 HX 370 + 32GB +2TBで$1,439.00
- AMD Ryzen AI 9 HX 370 + 64GB +2TBで$1,599.00
- AMD Ryzen AI 9 HX 370 + 64GB +4TBで$1,699.00
で販売されています。
One-Netbook 公式サイトで「OneXFly F1 Pro」をチェックする
ECサイト
AliExpressで169,949円(Ryzen AI 9 HX 365 + 32GB +1TB)、
米国 Amazon.comで$999.99、
で販売されています。
Amazonで「OneXFly F1 Pro」をチェックする
楽天市場で「OneXFly F1 Pro」をチェックする
ヤフーショッピングで「OneXFly F1 Pro」をチェックする
AliExpressで「OneXFly F1 Pro」をチェックする
米国 Amazon.comで「OneXFly F1 Pro」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「OneXFly F1 Pro」に似た性能をもつポータブルゲーミングPCも販売されています。
「ZOTAC ZONE」
ZOTACから発売された7インチの携帯ゲーム機(ハンドヘルドゲーム機、ポータブルゲーミングPC)です。
Windows 11 Home、AMD Ryzen 7 8840U、16GB LPDDR5X、フルHDのAMOLED(有機EL)液晶、512GB M.2 NVMe ストレージ、48.5Wh バッテリー、1MPのWebカメラ、6軸ジャイロセンサー、カードリーダー(UHS-II microSD)搭載で、
リフレッシュレート 120Hz、RGBライト(背面)、ホール効果のトリガー・アナログスティック、65W PD 急速充電、ステレオスピーカー、冷却システム、触覚フィードバック、ドッキングステーション(別売)、USB4 x2、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 にも対応しています。
価格は、ZOTAC公式サイトで135,300円(国内送料無料)、です。
関連記事:「ZOTAC ZONE」とROG Ally、Steam Deckの違いを解説
「One-Netbook X1 Mini」
One-Netbookから発売された8.8インチの3in1 UMPCです(2024年6月27日 予約開始)。
AMD Ryzen 7 8840U、16GB/32GB/64GB LPDDR5X-7500 メモリ、解像度 2560 x 1600ドットのLPTS液晶、512GB/1TB/2TB (M.2 2230/2242 PCle 4.0×4)ストレージ、65.02 Wh (16890mAh)バッテリー、OCuLink ポート、Windows 11を搭載しています。
また、Harman AudioEFX、リフレッシュレート 144 Hz、100WのPD急速充電、6軸ジャイロセンサー、冷却システム、X1 コントローラー(別売)、X1 キーボード(別売)、X1 タッチペン(別売)、
指紋認証、顔認証、OneXConsole (管理用コンソール)、USB4 Type-C (フル機能) x2、USB 3.2 Type-A x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで168,000円、楽天市場で190,400円(税込・送料無料)、AliExpressで132,835円、です。
関連記事:8.8型「One-Netbook X1 Mini」のメリット・デメリット
「ROG Ally X」
ASUSから発売された7インチのポータブルゲーミングPCです(2024年7月 発売)。
AMD Ryzen Z1 Extreme、24GB LPDDR5-7500、フルHDのIPS タッチスクリーン、1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2280)、80WHrsバッテリー、6軸ジャイロセンサー、Windows 11 Homeを搭載しています。
また、デュアル ステレオスピーカー、Dolby Atmos、アレイマイク、AIノイズキャンセリング、HDハプティクス、Microsoft Pluton セキュリティ、指紋認証、AURA SYNC、Gorilla Glass DXC、USB4 Gen2 Type-C x1、USB 3.2 Gen2 Type-C x1、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで139,800円(税込)、楽天市場で142,380円(送料無料)、ヤフーショッピングで139,616円、米国 Amazon.comで$1,193.44、です。
関連記事:「ROG Ally X」に買い替えは必要か? 変更点を詳細に調べてみた
「Steam Deck OLED」
米国 Valve から発売された7.4インチのポータブルゲーミングPCです。Steam OS 3.0、Zen2ベースのAMD APUと16 GB LPDDR5 メモリ、HD画質のHDR OLED(有機EL)タッチスクリーン、512GB/1TB NVMe SSD、50 Whバッテリー、トラックパッド搭載で、
リフレッシュレート 90 Hz、HDハプティクス、大型の冷却ファン、DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク、microSDカードでのストレージ拡張、45W急速充電、6軸ジャイロセンサー、Steam Deck ドッキングステーション(別売)、USB3 Gen2 Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、KOMODO公式サイトで99,800円(1TBモデル)~です。
関連記事:絶対買うべき「Steam Deck OLED」有機ELのメリット・デメリット
その他のおすすめゲーム製品は?
その他のおすすめゲーム製品は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
ポータブルゲーミングPCはどれを選ぶべきか? 最新の全機種と選び方を紹介
最新のポータブルゲーミングPCをまとめて紹介しています。
AYANEOのポータブルゲーミングPCがやはり最強か? 全機種 まとめ
AYANEOのポータブルゲーミングPCをまとめて紹介します。
GPDの超小型PC(UMPC)やタブレットをまとめています。
最安の最新ゲーミングノートPCをお得にゲット! 選び方とセール情報を紹介
最新のゲーミングノートPCをまとめて紹介しています。