2024年3月28日、MSIブランド初となるポータブルゲーミングPC「MSI Claw A1M」(クロー エーワンエム)が日本国内で待望の発売を開始しました。しかし、その登場は一部で「人気がないのではないか?」といった評判とともに広がり、期待と不安が交錯するスタートとなりました。この不人気説は、果たして事実に即したものなのでしょうか。
噂の真相を調査
MSI Claw A1Mに対する一部の否定的な評価や不人気説の根源を探ると、搭載されている「Core Ultra 7 155H」プロセッサへの期待値が、発売前に過度に高まっていた点が影響しているようです。このプロセッサは、高性能コアと高効率コアを組み合わせた革新的なアーキテクチャを採用し、高い処理能力と省電力性を両立させています 。
しかし、一部のユーザーが予想していたほどのグラフィック性能が示されなかったことから、その落胆が「低評価」という形で表出してしまったと考えられます。
実は「ROG Ally」や「Steam Deck OLED」と遜色ない性能
しかしながら、「Core Ultra 7 155H」プロセッサの性能は、決して低いものではありません。実際に各種ベンチマークテストの結果を見ると、主要なCPUベンチマークでシングルコア・マルチコア共に優れた数値を示しており 、動画編集や3Dレンダリングといった高負荷作業にも適性があることが分かります 。
例えば、競合機種である「ROG Ally」や「Steam Deck OLED」と比較しても、MSI Claw A1Mが搭載するプロセッサの能力は十分に競争力のあるレベルです。
この記事で正確な性能・魅力を深掘り!
この記事では、MSI Claw A1Mが搭載する「Core Ultra 7 155H」プロセッサの実際のベンチマーク結果を詳細に分析し、巷の噂や憶測に惑わされることなく、その真の性能を明らかにしていきます。
CPU性能だけでなく、インテル Arc グラフィックスとの組み合わせによるグラフィック性能 、そしてゲーミング体験を左右するディスプレイ 、バッテリー 、メモリ・ストレージ 、操作性 、冷却機能 といった多角的な視点からMSI Claw A1Mの魅力を徹底的に解剖し、その実力を余すところなく紹介します。
【この記事で分かること】
- MSI Claw A1Mに搭載されたCore Ultraプロセッサおよびインテル Arc GPUの実際のベンチマーク結果と、AAAタイトルを含む各種ゲームでのパフォーマンス
- ディスプレイ、バッテリー、メモリ、ストレージ、操作性、冷却システム、サウンド、通信機能など、MSI Claw A1Mの主要なメリットと他社製品との比較
- 専用ドッキングステーションの有無、OCuLinkポート非搭載、メモリ増設不可といった購入前に知っておくべきデメリット
- MSI Claw A1Mの詳細な製品スペックと独自機能(MSI Center M、App Playerなど)の概要
- 製品の価格情報、および購入を検討する上での総合的な評価とポイント
この記事を最後まで読むことで、「MSI Claw A1M」が本当に購入する価値のある製品なのか、プレイスタイルや予算に合っているのかが明確になるはずです。購入を検討されている方はもちろん、ポータブルゲーミングPCの最新情報に関心のある方も、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:MSI ポータブルゲーミングPC Claw A1M – インテル Core Ultra プロセッサー
プロセッサ性能:Core Ultra で快適ゲーミング!
MSI Claw A1M は、最新のインテル Core Ultra プロセッサを搭載することで、ポータブルゲーミングPCの性能を新たなレベルへと引き上げています。Core Ultra 5 135H / Core Ultra 7 155H から選択可能なこのプロセッサは、革新的なアーキテクチャにより、高性能と省電力を両立しています。
圧倒的なパフォーマンスでゲームを快適に
従来のCPUアーキテクチャを刷新した Core Ultra プロセッサは、高性能コアと高効率コアを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用。これにより、処理能力と省電力を高いレベルで両立しています。例えば、「サイバーパンク2077」のような 負荷の高いゲームでも、高画質設定でスムーズに動作し、長時間のプレイでもバッテリー残量を気にせずゲームに没頭できます。
インテル Arc グラフィックスとの相乗効果
Core Ultra プロセッサは、インテル Arc グラフィックスとの組み合わせにより、その真価を最大限に発揮します。最新のグラフィック技術を駆使することで、「フォートナイト」や「Apex Legends」のような人気ゲームにおいて、リアルなグラフィックと滑らかなフレームレートを実現。ゲームの世界をより鮮やかに、より美しく描き出し、プレイヤーをより深くゲームの世界へと引き込みます。
ベンチマーク:Core Ultra 7 155H
MSI Claw A1Mが搭載するインテル Core Ultra 7 155Hの性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。
<CPUのベンチマーク結果・Core Ultra 7 155H>
- PassmarkのCPUベンチマークで「24372」
- Geekbench 6のシングルコア「2415」、マルチコア「10742」
- Cinebench R23 シングルコア「1695」、マルチコア「13226」
- Cinebench 2024 シングルコア「99」、マルチコア「778」
- PCMark 10 スコア「7195」
<CPUのベンチマーク結果から分かること>
Core Ultra 7 155Hは、全体的に見て高い性能を持つCPUであることが分かります。
Passmark、Geekbench、Cinebenchといった主要なCPUベンチマークの結果から、シングルコア性能とマルチコア性能の両方が優れていることが読み取れます。特に、Cinebench R23のマルチコアスコア「13226」は、多くのコアを効率的に活用できることを示しており、動画編集や3Dレンダリングなどの負荷の高い作業に適していると言えるでしょう。
PCMark 10のスコア「7195」は、一般的なPC作業における快適さを示す指標であり、このCPUを搭載したPCであれば、ウェブブラウジング、オフィスソフトの利用、動画視聴など、日常的なタスクをスムーズにこなせることが期待できます。
グラフィック性能
Core Ultra 7 155Hに内蔵されているインテル Arc GPUのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。
<GPUのベンチマーク結果・インテル Arc GPUのグラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「8140」
- Time Spy グラフィックスコアで「3814」
- 3DMark Night Raid グラフィックスコアで「33920」
- FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク フルHD、普通品質で「3778」
- FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク FHD解像度で標準品質(ノートPC)設定で「11474」
- ドラゴンクエストXベンチマーク フルHDの最高品質で「18929」
- STREET FIGHTER 6のフレームレート・・・60FPS
<GPUのベンチマーク結果から分かること>
インテル Arc GPUは、ミドルレンジのグラフィックス性能を持つGPUであると考えられます。
3DMarkのFire StrikeやTime Spyといったベンチマークの結果を見ると、GeForce RTX 3050やRadeon RX 6600といったミドルレンジGPUに近い性能を持っていることが分かります。
ゲームベンチマークの結果では、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONやFINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレといった比較的重いゲームでも、フルHD解像度であれば標準的な画質設定で快適にプレイできる性能を示しています。
ドラゴンクエストXベンチマークの結果は非常に高く、フルHDの最高品質でも快適にプレイできることが期待できます。
STREET FIGHTER 6のフレームレートが60FPSであることから、最新のゲームでも設定を調整することでスムーズにプレイできる可能性があります。
ただし、AAAタイトルの最新ゲームを最高画質設定でプレイするには、やや性能不足を感じる場面もあるかもしれません。
総合的に見ると、インテル Arc GPUは、最新のゲームをある程度快適にプレイしたいと考えているライトゲーマーや、動画編集、画像編集など、GPU性能を必要とする作業を行うユーザーにとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢となり得るでしょう。
ゲーム性能
Core Ultra 7 155Hとインテル Arc グラフィックスの組み合わせは、多くのゲームで快適なプレイを楽しめる性能を持っています。
以下、具体的なゲームタイトルとFPS(フレームレート)を紹介します。
各ゲームタイトルにおける動作の目安
原神 (Genshin Impact)
アニメ調のグラフィックが目を引くオープンワールドアクションRPGです。広大なテイワット大陸を舞台に、プレイヤーは旅人となって失われた兄妹を探す冒険を繰り広げ、元素反応を駆使した戦略的な戦闘が楽しめます。
フルHD(1920×1080)解像度、中程度のグラフィック設定において、平均して50-60FPSでの動作が可能です。探索や戦闘は概ね滑らかに行えますが、キャラクターが多く集まる都市部やエフェクトが多用される戦闘シーンでは、一時的に40FPS台に変動することもあります。より安定したフレームレートを求めるなら、グラフィック設定を一部低くすることで、60FPSの維持がより確実になります。
モンスターハンターワイルズ (Monster Hunter Wilds)
広大なフィールドで巨大なモンスターを狩る、ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」シリーズの最新作です。シームレスなフィールド、より進化したアクション、そして濃密なモンスターの生態系が盛り込まれます。
Core Ultra 7 155Hのインテル Arc GPUの能力から、フルHD(1920×1080)解像度、低から中程度のグラフィック設定で、30FPSから40FPSの範囲での動作が一つの目安となります。快適なハンティングのためには、グラフィック設定の調整が鍵となります。
Apex Legends
3人1組で最後の1部隊を目指す、スピーディーな展開が特徴の基本プレイ無料バトルロイヤルFPSです。各レジェンド(キャラクター)が持つ固有のアビリティを活かした、戦略性の高いチームバトルが繰り広げられます。
フルHD(1920×1080)解像度で、グラフィック設定を低から中に調整することで、平均60FPS以上を維持してプレイできます。特にフレームレートの安定が求められるこのゲームでは、テクスチャ品質やエフェクトを抑えめにすることで、激しい銃撃戦の最中でも視認性や操作性が向上し、より有利に立ち回ることが可能です。
ストリートファイター6 (Street Fighter 6)
伝統ある対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのナンバリング最新作です。刷新されたバトルシステムや、リアルタイム実況機能、一人用の大規模ストーリーモード「ワールドツアー」などが搭載されています。
フルHD(1920×1080)解像度、標準設定において60FPSで安定して動作します。格闘ゲームにおいてフレームの安定は極めて重要であり、本作ではCore Ultra 7 155Hでその基準を満たすため、オンライン対戦や精密なコンボ入力も遅延なく行えます。
サイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077)
巨大未来都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールドRPGです。プレイヤーは主人公「V(ヴィー)」となり、富と名声、そして不老不死の鍵を追い求め、様々な事件に身を投じます。作り込まれた世界観と自由度の高いゲームプレイが持ち味です。
フルHD(1920×1080)解像度、最も低いグラフィック設定で、平均30FPS前後での動作となります。非常に高いグラフィック負荷を要求するタイトルであり、内蔵GPUで快適な60FPSを維持するのは困難です。都市部の探索や大規模な戦闘ではフレームレートが不安定になることもあり、ゲームプレイの快適性を上げるには、解像度をHD(1280×720)に落とすか、ゲーム内のアップスケーリング技術(FSRなど)の活用が選択肢となります。
エルデンリング (Elden Ring)
フロム・ソフトウェアが手掛ける、広大な「狭間の地」を舞台としたオープンワールドアクションRPGです。ダークファンタジーの世界観、歯ごたえのある高難易度の戦闘、自由度の高い探索要素が融合しています。
フルHD(1920×1080)解像度、低設定で平均30-40FPSの範囲で動作します。ゲーム自体のフレームレート上限は60FPSですが、内蔵GPUではグラフィック負荷の高いエリアやボス戦で30FPSを下回る場面も想定されます。安定したプレイを優先する場合、解像度を少し下げるか、シャドウやテクスチャなどの項目をさらに調整することで、フレームレートの落ち込みを緩和できます。
ディアブロ IV (Diablo IV)
見下ろし型のハックアンドスラッシュアクションRPGの金字塔「ディアブロ」シリーズの最新作です。サンクチュアリの世界を舞台に、プレイヤーはキャラクターを育成し、強力な装備を収集しながら、無数の悪魔たちと戦います。
フルHD(1920×1080)解像度、低から中程度のグラフィック設定で、40-50FPSでの動作が可能です。画面内に多数の敵やエフェクトが表示される大規模な戦闘では、フレームレートが若干低下することもありますが、ゲームプレイの根幹を損なうほどではありません。影の品質やテクスチャの詳細度を調整することで、よりスムーズな動作を目指せます。
Forza Horizon 5
メキシコの多様な環境を舞台にしたオープンワールドレーシングゲームです。美しいグラフィックで再現された広大なマップを自由に走り回り、数百台に及ぶ実在の車で様々なレースやチャレンジに挑みます。
フルHD(1920×1080)解像度、低グラフィック設定で30-40FPSの範囲で動作します。非常に高いグラフィック品質を持つため、内蔵GPUで高フレームレートを維持するには設定の工夫が必要です。特に天候がダイナミックに変化するシーンや、多数のAIカーが同時に走行するレースでは負荷が大きくなります。動的解像度スケーリングやアンチエイリアシングの設定を調整することで、フレームレートの安定化を図りつつ、ドライビング体験を向上させることができます。
まとめ
Core Ultra 7 155Hに搭載されたインテル Arc GPUは、一世代前の内蔵グラフィックスと比較して大幅な性能向上を遂げています。これにより、多くの人気ゲームタイトルをフルHD解像度でプレイすることが可能です。比較的軽量なゲームや最適化の進んだeスポーツタイトルでは、設定次第で60FPS以上を維持し快適に遊べます。
一方で、最新のAAAクラスのゲームや、特にグラフィック負荷の高いタイトルに関しては、高画質設定でのプレイは難しく、画質や解像度を調整することでプレイ可能な範囲に収める形となります。内蔵GPUとしては健闘していますが、専用のゲーミングノートPCに搭載されるディスクリートGPUの性能には及びません。
モバイル環境で手軽に幅広いゲームを楽しみたいユーザーにとって、Core Ultra 7 155Hは、設定の最適化を前提とすれば、多くのゲームタイトルに対応できる能力を持っています。
メリット1:7インチのフルHDディスプレイ・高精細で見やすく表示できる
MSI Claw A1M は、鮮やかな7インチIPSディスプレイを搭載し、ポータブルゲーミングPCとして理想的なビジュアル体験を提供します。1920 x 1080ドットのフルHD解像度と広視野角により、あらゆる角度から鮮明で美しい映像を楽しむことができます。
高精細な映像でゲームに没頭
フルHDの高解像度ディスプレイは、ゲームグラフィックの美しさを最大限に引き出します。例えば、「原神」のような美しいグラフィックで知られるゲームでは、キャラクターの繊細な表情や、風景の細部まで鮮明に表示され、より深い没入感を味わえます。
広視野角が快適なプレイを実現
IPS液晶の広視野角は、画面を斜めから見ても色変化やコントラストの低下が少なく、常に美しい映像を保ちます。ソファに寝転がってプレイしたり、友人と画面を共有したりする場合でも、快適な視聴体験を提供します。
タッチ操作で直感的なコントロール
タッチ操作対応のディスプレイは、ゲームプレイやWindows操作をより直感的にします。例えば、「Minecraft」のようなサンドボックスゲームでは、ブロックを配置したり、アイテムを操作したりする際に、タッチ操作が便利です。また、Windowsの操作も、マウスやキーボードを使わずに、指先で直感的に行うことができます。
他の携帯ゲーム機と比較
- 一方、「Lenovo Legion Go」は8.8インチで解像度2560 x 1600ドットのIPSディスプレイを搭載し、リフレッシュレート 144Hz、97% DCI-P3、10点マルチタッチ、ゴリラガラス 5による保護に対応しています。
- 「AYANEO SLIDE」はスライド式の6インチ、解像度1920 x 1080ドットのIPSディスプレイを搭載し、sRGBカバー率120%、DCI-P3 85%に対応しています。
- 「ONEXPLAYER X1」は10.95インチで解像度2560 x 1600ドットのLPTSディスプレイを搭載し、リフレッシュレート 120GHz、DCI-3 100%、sRGB 138%、DC調光、10点マルチタッチに対応しています。
リフレッシュレート 120Hz対応で映像が滑らか
「MSI Claw A1M」はリフレッシュレート 120Hzに対応。ゲームプレイ時の動きの激しいシーンでも、より滑らかな映像を再生できます。
メリット2:長持ち53 WHrバッテリーで65W PD急速充電を利用できる
MSI Claw A1M は、外出先でのゲームプレイを快適にする、充実のバッテリー性能を備えています。53Whrの大容量バッテリーと65W PD急速充電により、場所を選ばず、いつでもゲームを楽しむことができます。
長時間駆動で、ゲームをもっと自由に
従来のポータブルゲーミングPCでは、バッテリー駆動時間が短く、外出先での長時間のゲームプレイは難しい場合がありました。しかし、MSI Claw A1M なら、大容量バッテリーにより、長時間のゲームプレイも安心して楽しめます。
例えば、新幹線での移動中に「原神」で広大なフィールドを冒険したり、カフェで友人と「モンスターハンターライズ:サンブレイク」の協力プレイを楽しんだり、といったことが可能です。
急速充電で、待ち時間を最小限に
65W PD急速充電に対応しているため、バッテリー残量が少なくなっても、短時間で充電することができます。
例えば、出かける前にバッテリー残量が少ないことに気づいても、30分の充電でバッテリー残量を大幅に回復させることができます。これにより、待ち時間を最小限に抑え、すぐにゲームを再開できます。
場所を選ばずに、ゲームを満喫
長時間駆動と急速充電を両立した MSI Claw A1M は、場所を選ばずにゲームを楽しみたいゲーマーにとって理想的な選択肢です。
公園でピクニックをしながら「パルワールド」でポケモンを楽しんだり、旅行先のホテルで「ELDEN RING」の世界を探索したり、といった、自由なスタイルでゲームを満喫できます。
他の携帯ゲーム機と比較
- 一方、「Lenovo Legion Go」は49.2Whrバッテリーを搭載し、通常使用で約 7.9 時間、動画再生時で約 7.2 時間の使用が可能です。また、Type-C ポートを介して約 1.2 時間でフルチャージできるPD急速充電も利用できます。
- 「AYANEO SLIDE」は46.2 Wh (12000mAh)バッテリーを搭載し、長時間の駆動が可能です。また、Type-C (USB4)ポートを介してPD急速充電を利用できます。
- 「ONEXPLAYER X1」は65.02Wh (16890mAh)バッテリーを搭載し、ゲームプレイで約2時間、オフィス業務時で約8時間、ビデオ再生時で約11時間の駆動が可能です。また、30分で50%まで回復できる100WのPD急速充電も利用できます。
メリット3:16GBメモリとNVMe Gen4 SSD ストレージで快適に使用できる
MSI Claw A1M は、高速な LPDDR5-6400 メモリと NVMe Gen4 SSD を搭載することで、ゲームのロード時間やデータアクセス速度を大幅に向上させ、ストレスフリーなゲーム体験を実現します。
LPDDR5-6400 メモリで、スムーズな動作を実現
MSI Claw A1M は、最新の LPDDR5-6400 規格のメモリを16GB搭載しています。これにより、ゲームの起動やロード時間を短縮するだけでなく、ゲーム中の動作もよりスムーズになります。
例えば、「ファイナルファンタジーXIV」のような MMORPG で、大人数のプレイヤーが集まるエリアでも、カクつきを抑えて快適にプレイできます。また、「Adobe Photoshop」や「Illustrator」などのクリエイティブなアプリケーションもスムーズに動作し、ゲーム以外の用途でも快適に利用できます。
NVMe Gen4 SSD で、超高速なデータアクセス
ストレージには、超高速な NVMe Gen4 SSD を採用。512GB と 1TB の2つの容量から選択可能です。NVMe Gen4 SSD は、従来の SSD よりもさらに高速な読み書き速度を実現し、ゲームのロード時間やデータアクセスを大幅に短縮します。
例えば、「グランド・セフト・オートV」のようなオープンワールドゲームで、街中を高速で移動しても、ロードによる待ち時間を最小限に抑えられます。また、ゲームのインストールやアップデートも、より短時間で完了します。
ストレージ交換で、容量を自由にカスタマイズ
MSI Claw A1M のストレージは交換可能なので、将来的に容量が足りなくなっても、簡単にアップグレードできます。
例えば、ゲームをたくさんインストールしたい場合は、より大容量の SSD に交換することができます。また、動画編集や写真保存など、ゲーム以外の用途でストレージ容量を多く必要とする場合にも、柔軟に対応できます。
他の携帯ゲーム機と比較
- 一方、「Lenovo Legion Go」は16GB LPDDR5X メモリ搭載でスムーズに動作します。また、ストレージは512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)を搭載しています。
- 「AYANEO SLIDE」はLPDDR5X 7500 規格のメモリを16GB/32GB/64GB 搭載しています。また、ストレージはPCle 4.0接続のM.2 SSDで、512GB/2TB/4TBの3種類を用意しています。
- 「ONEXPLAYER X1」は32GB/64GB LPDDR5Xメモリを搭載しています。また、ストレージは1TB/2TB/4TB (M.2 2280 PCle 4.0×4)を搭載し、microSDカードで拡張もできます。
メリット4:Thunderbolt 4ポートで映像出力や外付けGPU接続に対応
MSI Claw A1M は、Thunderbolt 4 互換の Type-C ポートを搭載し、様々な周辺機器との接続を可能にすることで、さらに利便性を高めています。
Thunderbolt 4 で、高速データ転送と外部ディスプレイ出力
最大40Gbpsの超高速データ転送が可能な Thunderbolt 4 は、外付け SSD などの高速ストレージと接続することで、大容量のゲームデータを素早く転送できます。
例えば、容量の大きなゲームをプレイする際に、外付けSSDにゲームデータを保存しておけば、本体ストレージの容量を圧迫することなく、たくさんのゲームを楽しむことができます。また、動画編集などの作業を行う際にも、大容量の動画データを高速に転送することができ、作業効率を向上させることができます。
さらに、DisplayPort Alt Mode に対応しているので、外部ディスプレイに接続して大画面でゲームを楽しむことも可能です。
例えば、自宅では、MSI Claw A1M を大型モニターに接続して、より迫力のあるゲーム体験を楽しむことができます。また、プレゼンテーションや動画鑑賞など、大画面で表示したい場合にも、簡単に接続することができます。
外付け GPU 接続で、さらにパワーアップ
Thunderbolt 4 ポートは、外付け GPU との接続にも対応しています。より高性能なグラフィックス処理が必要な場合は、外付け GPU を接続することで、デスクトップ PC 並みのゲーム体験を実現することも可能です。
例えば、「サイバーパンク2077」のような、高画質設定でプレイすると高いグラフィック性能を要求されるゲームも、外付け GPU を接続することで、より快適にプレイすることができます。
PD 充電で、いつでもどこでも充電可能
Thunderbolt 4 ポートは、PD 充電にも対応しています。付属の AC アダプターだけでなく、モバイルバッテリーや PD 対応の充電器からでも充電できるので、外出先でもバッテリー残量を気にせずゲームを楽しめます。
例えば、カフェでゲームをプレイ中にバッテリー残量が少なくなっても、モバイルバッテリーから充電することで、ゲームを中断することなく、プレイを続けることができます。
その他のインターフェース
そのほか、microSD カードリーダーを搭載し、microSD カードに保存したゲームデータや写真、動画などを簡単に読み込むことができます。また、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボジャックも搭載しており、ヘッドセットを使ってボイスチャットをしたり、高音質でゲームサウンドを楽しんだりすることができます。
他の携帯ゲーム機と比較
- 一方、「Lenovo Legion Go」はUSB4 x2 (DisplayPort 出力機能付き、Powerdelivery 対応)、オーディオジャック x1を搭載しています。
- 「AYANEO SLIDE」はUSB4 Type-C x2 (フル機能)、TFカードスロット(700MB/s)を搭載しています。
- 「ONEXPLAYER X1」はUSB4 Type-C (フル機能) x2、USB 3.2 Type-A x1、microSDカードスロット 4.0 (300MN/s,最大2TB)x1、3.5mm オーディオ x1、OCuLink (PCle 4.0×4)x1を搭載しています。
メリット5:ホール効果の高精度なアナログスティックで操作できる・RGBライト付き
MSI Claw A1M は、快適な操作性を実現するための工夫が凝らされたコントローラーを搭載し、ゲーマーに優れたゲーム体験を提供します。
ホール効果アナログスティックとアナログトリガーで、精密な操作を実現
従来のアナログスティックは、物理的な接点を持つため、摩耗や劣化によって精度が低下することがありました。しかし、MSI Claw A1M は、ホール効果アナログスティックを採用することで、この問題を解決しました。ホール効果アナログスティックは、非接触式のセンサーを使用するため、摩耗や劣化がなく、長期間にわたって高い精度を維持できます。
例えば、「Apex Legends」のような FPS ゲームでは、正確なエイムが勝敗を分ける鍵となります。ホール効果アナログスティックの高い精度によって、常に安定したエイム操作が可能となり、より有利にゲームを進めることができます。
また、アナログトリガーも、繊細な入力に対応し、レースゲームでのアクセルやブレーキ操作、シューティングゲームでのトリガー操作など、より正確なコントロールを可能にします。
例えば、「グランツーリスモ7」のようなレースゲームでは、繊細なアクセルワークが求められます。アナログトリガーの繊細な入力に対応することで、よりリアルなドライビング体験を楽しむことができます。
カスタマイズ可能な RGB ライトで、個性を演出
ABXY ボタンとアナログスティックは、RGB ライトに対応しており、好みの色や発光パターンにカスタマイズできます。自分だけのオリジナルカラーで、ゲームをさらに楽しむことができます。
例えば、自分の好きなキャラクターのイメージカラーに設定したり、ゲームの雰囲気に合わせて色を変えたりすることで、よりゲームの世界観に没頭することができます。
人間工学に基づいたデザインで、快適なグリップ感
MSI Claw A1M の本体は、人間工学に基づいたデザインを採用し、長時間のゲームプレイでも疲れにくい快適なグリップ感を実現しています。ボタンやスティックの配置も最適化されており、直感的な操作が可能です。
例えば、長時間プレイする RPG やアクションゲームでも、疲れを感じにくく、快適にゲームをプレイすることができます。
メリット6:専用ソフト「MSI Center M」で簡単に管理できる
MSI Claw A1M は、ハードウェアだけでなく、ソフトウェア面でも充実した機能を提供し、ユーザーのゲーム体験をさらに向上させます。MSI Center M と App Player を活用することで、Claw A1M のポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
MSI Center M で、自分だけの Claw A1M を
「MSI Center M」 は、Claw A1M の各種設定をカスタマイズできる管理用ソフトウェアです。
RGB ライトのカスタマイズ
ABXY ボタンとアナログスティックの RGB ライトは、MSI Center M を使って、色や発光パターンを自由にカスタマイズできます。
例えば、プレイするゲームのジャンルに合わせて色を変えたり、自分の好きなキャラクターのイメージカラーに設定したりすることができます。自分だけの Claw A1M を作り上げ、ゲームの雰囲気をさらに盛り上げましょう。
マクロキーの設定
MSI Center M では、マクロキーを設定することができます。複雑な操作をワンボタンで実行できるようになり、ゲームを有利に進めることができます。
例えば、格闘ゲームでよく使うコンボをマクロキーに登録しておけば、ボタン一つでコンボを繰り出すことができます。また、MMORPG で使用するアイテムをマクロキーに割り当てておけば、戦闘中に素早くアイテムを使用することができます。
パフォーマンスモードの切り替え
MSI Center M では、パフォーマンスモードを Silent / Balanced / Extreme から選択できます。
例えば、バッテリー消費を抑えたい場合は Silent モード、ゲームを快適にプレイしたい場合は Balanced モード、最高のパフォーマンスでプレイしたい場合は Extreme モードを選択することができます。ゲームの種類やプレイスタイルに合わせて、最適なパフォーマンスモードに切り替えることで、より快適なゲームプレイを実現できます。
App Player で、Windows と Android のゲームをプレイ
MSI Claw A1M には、Android エミュレーターである App Player がプリインストールされています。App Player を使用することで、Windows ゲームだけでなく、Android のモバイルゲームもプレイすることができます。
例えば、「原神」や「ウマ娘 プリティーダービー」といった人気のゲームを、Claw A1M の高性能なハードウェアと快適なコントローラーでプレイすることができます。
メリット7:ハイパーフロー冷却クーラーで本体の高熱化を防げる
ポータブルゲーミングPCで長時間ゲームを楽しむには、優れた冷却性能が不可欠です。MSI Claw A1M は、独自の冷却システム「ハイパーフロー強冷クーラー」を搭載することで、発熱を抑え、安定したパフォーマンスを維持します。
ハイパーフロー強冷クーラーで、常にクールなプレイ
ハイパーフロー強冷クーラーは、2つのファンと複数のヒートパイプを組み合わせた強力な冷却システムです。熱源となる CPU や GPU から効率的に熱を吸収し、大型の吸気口と排気口から外部へ放出することで、本体内部を常に最適な温度に保ちます。
これにより、長時間のゲームプレイでも、本体温度の上昇を抑え、安定したパフォーマンスを維持することができます。例えば、「フォートナイト」のようなバトルロイヤルゲームで、終盤の白熱した戦闘シーンでも、フレームレートの低下やカクつきを最小限に抑え、スムーズなプレイを楽しむことができます。
静音性にも配慮した設計
強力な冷却性能を備えながらも、静音性にも配慮した設計が施されています。ゲームに集中したい時でも、ファンの音が気になることはありません。
例えば、図書館やカフェなどの静かな場所でゲームをプレイする場合でも、周囲に迷惑をかけることなく、ゲームの世界に没頭することができます。
メリット8:2W スピーカーでハイレゾオーディオ認定に対応・高音質なサウンドを再生
MSI Claw A1M は、高品質なオーディオ性能を備え、ゲームサウンドを余すところなく楽しめます。迫力のあるサウンドエフェクトや繊細な環境音、クリアなボイスチャットなど、あらゆる音を鮮明に再現し、ゲームへの没入感を高めます。
2つの 2W スピーカーで、パワフルなサウンドを
MSI Claw A1M は、2つの 2W スピーカーを搭載し、コンパクトなボディからは想像できないほどのパワフルなサウンドを再生します。
例えば、「コール オブ デューティ」シリーズのような FPS ゲームでは、銃声や爆発音など、迫力のある効果音をリアルに体感することができます。また、「モンスターハンター」シリーズのようなアクションゲームでは、モンスターの咆哮や武器の斬撃音など、臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。
ハイレゾオーディオ対応で、高音質を実現
ハイレゾオーディオに対応することで、CD 音源よりもはるかに広い周波数帯域の音を再生することができ、より原音に近い高音質サウンドを楽しめます。
例えば、「ファイナルファンタジー」シリーズのような RPG では、壮大なオーケストラサウンドを、より高音質で楽しむことができます。また、「ゼルダの伝説」シリーズのようなアドベンチャーゲームでは、自然の音や環境音を、よりリアルに感じることができます。
ワイヤレスでも高音質
Bluetooth 接続でも高音質を維持できるため、ワイヤレスヘッドホンやイヤホンを使用して、周りの環境を気にせずゲームに集中できます。
例えば、電車内やカフェなど、周囲の音がある場所でも、ワイヤレスヘッドホンを使用することで、ゲームの音に集中することができます。また、自宅でゲームをプレイする際にも、ケーブルの煩わしさから解放され、より快適にゲームを楽しむことができます。
メリット9:Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4で快適に通信できる
オンラインゲームを快適に楽しむには、高速かつ安定した通信環境が不可欠です。MSI Claw A1M は、最新の Wi-Fi 規格である Wi-Fi 7 に対応し、超高速なワイヤレス通信を実現することで、ストレスフリーなゲーム体験を提供します。
Wi-Fi 7 で、かつてない速度を体感
Wi-Fi 7 は、5GHz および 6GHz 帯域を利用し、最大 5.8Gbps の超高速通信を可能にする最新の Wi-Fi 規格です。従来の Wi-Fi 6 と比較して、大幅な速度向上を実現しており、オンラインゲームのプレイ中に発生するラグや遅延を最小限に抑えることができます。
例えば、「Apex Legends」や「VALORANT」のような、反応速度が求められる FPS ゲームにおいて、一瞬のラグが命取りになることがあります。Wi-Fi 7 の超高速通信によって、敵の動きをより速く察知し、正確なエイムで勝利を掴むことができます。
スムーズなオンラインゲームプレイ
オンラインゲームでは、わずかなラグが勝敗を分けることもあります。MSI Claw A1M の Wi-Fi 7 対応により、高速なデータ通信が可能となり、キャラクターの動きや攻撃が遅延なく反映されるため、スムーズなゲームプレイを楽しむことができます。
また、大規模なオンラインゲームでも、大人数のプレイヤーが同時に接続していても、安定した通信を維持することができます。
Bluetooth 5.4 で、周辺機器との接続も快適に
最新の Bluetooth 5.4 にも対応しており、ワイヤレスヘッドセットやゲームコントローラーなどの周辺機器をワイヤレスで接続できます。
例えば、ワイヤレスヘッドセットを使用して、ゲームの音声を聞きながら、チームメイトとボイスチャットでコミュニケーションをとることができます。また、Bluetooth 対応のゲームコントローラーを接続して、より快適な操作性でゲームを楽しむこともできます。
メリット10:厚さ21.2 mm、重さ675 gでブラック カラーを用意
MSI Claw A1M は、高性能だけでなく、スタイリッシュなデザインも魅力です。洗練されたフォルムと美しいカラーリングは、所有する喜びを与え、ゲームへのモチベーションを高めます。
人間工学に基づいたエルゴノミクスデザイン
294 x 117 x 21.2 mm というコンパクトなサイズながら、人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインを採用し、長時間のゲームプレイでも疲れにくい快適なグリップ感を実現しています。手に馴染む滑らかな曲線と、ボタンやスティックの最適な配置により、直感的な操作が可能です。
洗練されたブラックカラー
MSI Claw A1M の本体カラーは、洗練されたブラックで統一されています。ゲーミングデバイスらしい力強さと、高級感を兼ね備えたデザインは、所有する喜びを与えてくれます。
所有欲を刺激するディテール
細部にまでこだわったデザインも魅力です。背面には、MSI のロゴがさりげなく配置され、高級感を演出しています。また、ABXYボタンとアナログスティックには、カスタマイズ可能な RGB ライトを搭載。自分だけのオリジナルカラーで個性を表現できます。
携帯性にも優れたコンパクトサイズ
675g という軽量設計とコンパクトなサイズは、携帯性にも優れています。専用のキャリングケースも付属しており、外出先へ手軽に持ち運んで、いつでもどこでもゲームを楽しむことができます。
他の携帯ゲーム機と比較
- 一方、「Lenovo Legion Go」はサイズ約 298×40.7x131mm、重さ約 854g(キーボードとコントローラーを含む)で、シャドーブラック カラーを用意しています。
- 「AYANEO SLIDE」はサイズ 226 x 90 x 28.5 mm、重さ650gで、サンライズホワイト、ブライトブラックの2色カラーを用意しています。
- 「ONEXPLAYER X1」はサイズ 252 x 163 x 13 mm、重さ約 789 gで、ブラック カラーを用意しています。
「MSI Claw A1M」のデメリット
「MSI Claw A1M」のデメリットを紹介します。
デメリット1:専用のドッキングステーションが用意されていない
「MSI Claw A1M」はオプションで専用(MSI純正)のドッキングステーションが用意されていません。
※アイ・オー・データから「MSI Claw A1M」に対応した「US3C-GCHD/HN | ポータブルゲーミングPC用ドック」が発売されています。
一方、「ZOTAC ZONE」は専用のドッキングステーションが用意されています。
デメリット2:OCuLink ポートがない
「MSI Claw A1M」はOCulink ポートが搭載されていません。
そのため、最大64Gbpsの高速転送で、ONEX GPUやGPD G1などの外付けGPUと接続することができません。
一方、「ONEXPLAYER X1 Mini」はOCulink ポートが搭載されています。
デメリット3:メモリを増設できない
「MSI Claw A1M」のメモリはオンボード仕様のため、交換したり、増設したりすることはできません。
MSI Claw A1Mのスペック(仕様)
- モデル Claw-A1M-003JP / Claw-A1M-002JP
- ディスプレイ 7 インチ、解像度 1920 x 1080 ドットのIPS タッチスクリーン
※FHD - リフレッシュレート 120Hz
- プロセッサ インテル Core Ultra 5 135H / Core Ultra 7 155H
- GPU インテル Arc グラフィックス
- RAM(メモリ) 16GB LPDDR5-6400
- ストレージ 512GB SSD / 1TB SSD 、1x M.2 2230 SSD スロット (NVMe PCIe Gen4)
- バッテリー 53 WHr
- 駆動時間 最大7時間(JEITA 3.0 動画再生時)/最大8時間(JEITA 3.0 アイドル時)
- 充電 65W PD急速充電(65W PDアダプター使用)
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Intel Killer BE Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
※日本国内ではWi-Fi 6E/6/5/4のみ対応 - インターフェース Type-C (USB/DP/Thunderbolt™ 4) (PD 充電付き) x1、マイクロ SD カードリーダー x1、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボジャック x1
- スピーカー 2x 2W スピーカー(ハイレゾオーディオ認定)
- 振動モーター HD ハプティクス
- 冷却 ハイパーフロー強冷クーラー(2つのファン、複数のヒートパイプ、大型の吸気口と排気口)
- 操作 RGB ABXY ボタン、RGB L&R ホール効果アナログスティック、十字キー、L&Rホール効果アナログトリガー、左右バンパー、表示ボタン、メニューボタン、MSIセンターMボタン、クイック設定ボタン、マクロボタン(M1/M2)
- オプション MSI Claw アクセサリーキット(Claw A1M専用ポーチと液晶保護ガラスフィルム、ストラップ、キーホルダー)
- 生体認証 指紋認証
- 筐体 人間工学に基づいたデザイン、グリップと重量の最適なバランスを実現
- ソフトウェア MSI Center M(管理用ソフト・クイック設定、クイック設定エディター、ミスティックライト、マクロキー設定、制御モード)、App Player(ゲームライブラリ・Windows タイトルと Android モバイル ゲームの両方に対応)
- OS Windows 11 Home
- サイズ 294 x 117 x 21.2 mm
- 重量 675 g
- カラー ブラック
MSI Claw A1M 徹底評価:期待のポータブルゲーミングPCの実力は?
MSIから登場した初のポータブルゲーミングPC「MSI Claw A1M」。その性能や使い勝手を7つの基準で詳細に評価しました。各項目と総合評価を★の数とともにご紹介します。
各項目評価
画面の見やすさ:★★★★☆
コメント:高精細で鮮やかなディスプレイはゲームへの没入感を高めます。ただし、輝度や反射防止性能については、利用シーンによってさらなる向上が期待される部分もあるかもしれません。総じて視認性は良好です。
スペック:★★★★☆
コメント:最新のインテル Core Ultra プロセッサとインテル Arc グラフィックスを搭載し、多くのPCゲームを快適にプレイできる高い処理能力を有しています。最高設定でのプレイや、特に負荷の高い最新タイトルでは調整が必要な場面も想定されますが、ポータブル機としては十分な性能です。
デザイン:★★★★☆
コメント:MSIらしいゲーミングデバイスとしての力強さと、持ち運びやすさを両立させたデザインです。グリップ感やボタン配置も考慮されており、操作性を損なわない工夫が見られます。一方で、独自性やさらなる薄型・軽量化を求める声もあるかもしれません。
通信:★★★★☆
コメント:最新規格のWi-Fi 7に対応(※日本国内では現行法の制約あり)しており、将来的な通信環境の進化も見据えた設計です。安定したオンラインプレイや迅速なデータダウンロードが期待できますが、現時点ではそのポテンシャルを最大限に活かしきれない点が惜しまれます。
機能:★★★☆☆
コメント:ホール効果センサー採用のスティックやトリガー、管理ソフトウェア「MSI Center M」など、ゲームプレイを快適にするための機能は搭載されています。しかし、専用キーボードの不在など、用途によっては機能不足を感じる可能性も否めません。今後のアクセサリー展開に期待したいところです。
使いやすさ:★★★★☆
コメント:人間工学に基づいた設計と直感的なソフトウェアにより、初心者から上級者まで扱いやすい操作性を実現しています。ただし、キーボード入力が多い作業やゲームには別途対策が必要となる点は考慮すべきでしょう。全体的なユーザーエクスペリエンスは良好です。
価格:★★★★☆
コメント:搭載されているスペックを考慮すると、競争力のある価格設定と言えるでしょう。特にCore Ultra 5モデルはコストパフォーマンスに優れており、高性能なポータブルゲーミングPCを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となります。
<総合評価> ★★★★☆
MSI Claw A1Mは、MSI初のポータブルゲーミングPCとして、市場に新たな選択肢を提供する意欲作です。心臓部にはパワフルなインテル Core Ultra プロセッサを採用し、Thunderbolt 4による高速データ転送、ホール効果を用いた高精度なアナログスティックとトリガー、そしてハイパーフロー技術による強力な冷却システムを搭載している点が大きな特徴です。これにより、携帯型でありながら高いパフォーマンスと安定した動作を実現しています。
強力なプロセッサとグラフィック性能
プロセッサは、インテル Core Ultra 7 155HとCore Ultra 5 135Hの2種類から選択可能です。PassmarkのCPUベンチマークスコアでは、どちらも約2万4千点と高い数値を示しています。これにインテル Arc グラフィックスの強力な描画能力が組み合わさることで、これまでPCでしか快適に遊べなかったような負荷の高いゲームタイトルも、場所を選ばずに楽しむことが可能になります。
競合機種との比較と冷却性能
CPU性能においては、「Lenovo Legion Go」が搭載するRyzen Z1 Extremeや、「AYANEO SLIDE」のRyzen 7 7840Uと同等レベルです。しかし、GPU性能に関しては、インテル Arc グラフィックスを搭載する本機がアドバンテージを持っています。
また、携帯ゲーミングPCの課題である発熱対策として、「MSI Claw A1M」はハイパーフロー強冷クーラーを搭載。2つのファン、複数のヒートパイプ、大型の吸排気口により効率的な冷却を実現し、長時間の連続プレイでも性能低下を抑え、安心してゲームに集中できる環境を提供します。
操作性と利便性を高める機能群
操作性においても妥協はなく、ホール効果を採用したアナログスティックとアナログトリガーは、摩耗が少なく高精度な入力が可能です。さらに、専用の管理ソフトウェア「MSI Center M」により、LEDライティングのカスタマイズ、マクロキーの設定、パフォーマンスモードの切り替えなどが簡単に行える点も魅力です。これらの機能は、ユーザー個々のプレイスタイルに合わせた最適な環境構築をサポートします。
総括:高い満足度とコストパフォーマンス
総じて「MSI Claw A1M」は、高い基本スペックを備え、SteamをはじめとするPCゲームプラットフォームのタイトルを快適にプレイできる性能を有しています。堅牢な冷却システム、高精度なコントローラー、迫力あるサウンドを提供する2Wスピーカー、そして将来性も見据えた超高速Wi-Fi 7への対応(※現時点では国内利用に制限あり)など、ゲーム体験の質を高める要素が随所に盛り込まれており、ユーザーの満足度は高いものとなるでしょう。
注意点と価格設定
一方で、専用キーボードが用意されていない点はデメリットとして挙げられます。チャット入力や特定の操作でキーボードを頻繁に使用するユーザーは、「AYANEO SLIDE」や「ONEXPLAYER X1」といったキーボード搭載モデルも比較検討するとよいでしょう。
「MSI Claw A1M」の発売時価格は、Core Ultra 5モデルが119,800円(税込)、Core Ultra 7モデルが139,800円(税込)からとなっています。競合機種と比較しても、特にCore Ultra 5モデルは「ONEXPLAYER X1」の同等クラスモデルよりも約3万円ほど安価であり、非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。ハイスペックでありながら価格を抑えたいユーザーにとって、おすすめの一台です。
[amazon]
「MSI Claw A1M」の価格・購入先
ECサイト
- Amazonで89,800円(税込・CoreUltra5/16GB/SSD1TB)、
- 楽天市場で67,930円(送料無料・中古Aランク)、
- ヤフーショッピングで83,320円円(送料無料)、
- 米国 Amazon.comで$519.95、
で販売されています。
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おすすめの類似製品を紹介
MSI Claw A1Mに似た性能をもつポータブルゲーミングPCも販売されています。
MSI Claw 8 AI+ A2VM
MSI から発売された8インチのポータブルゲーミングPCです(2025年2月20日 発売)。
インテル Core Ultra 7 258V、32GB LPDDR5Xメモリ、WUXGA液晶(解像度1920 x 1200)、1TB M.2 NVMe SSDストレージ、80Whr バッテリー、Windows 11 Homeを搭載しています。
また、ハイパーフロー強冷クーラー、RGBバックライト、ホールエフェクトスティック、2Wステレオ2スピーカー、ハイレゾオーディオ認証、フィンガータッチ、リニアトリガーボタン、背面マクロボタン、指紋認証リーダー、MSI Center(管理ソフト)、Thunderbolt 4 Type-C x2、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、MSI公式オンラインショップで15万9800円(税込)、です。
関連記事:MSI Claw 8 AI+ A2VMレビュー!Core Ultra 7とAIで激変?
TENKU LUNA
TENKUから発売される7インチのポータブルゲーミングPCです(2025年5月30日に発売)。
AMD Ryzen 7 7840U、AMD Radeon™ 780M GPU グラフィックス(内蔵, RDNA 3, 12CU, 最大8.6TFLOPS)、32GB LPDDR5(6400/6500MHz)メモリ、7インチ フルHD (1920×1080) LCD IPSディスプレイ(タッチ対応・輝度450nits, sRGB 100%)、PCIe 4.0×4 M.2 2280 SSD 1TB/2TBストレージ、50.04Wh バッテリー、Windows 11 Home 64bitを搭載しています。
また、専用アプリ「GameAssistant」、TDP切替 (15W/28W)、クイックボタン(GameAssistant起動)、ホームボタン(Xbox Game Bar起動)リフレッシュレート120Hz、PD急速充電(65W ACアダプター付属・USB4経由)に対応。
デュアルステレオスピーカー (フロント)、デュアルマイク、6軸ジャイロセンサー、デュアルリニア振動モーター、効率の良い放熱システム (吸気孔拡大)、microSD 4.0、指紋認証 (電源ボタン一体型)、専用ケース(付属・先行予約特典)、国内サポート(一年間の保証付き)、USB4 Type-C x2 (充電/DP/eGPU接続)、Wi-Fi 6E (Intel AX210)、Bluetooth 5.3にも対応しています。
価格は、Amazonで32GB+1TBモデルが79,800円、32GB+2TBモデルが89,800円、です。
関連記事:TENKU LUNA徹底レビュー!驚きのコスパ性能とROG Allyとの違い
OneXFly F1 Pro
One-Netbook から発売された7インチのポータブルゲーミングPCです(2024年11月下旬に発売)。
AMD Ryzen AI 9 HX 370(Ryzen AI 9 HX 365 / Ryzen 7 8840U)、32GB/64GB LPDDR5Xメモリ、1TB/2TB/4TB M.2 2280 NVMe SSD (PCle 4.0)ストレージ、48.5Wh バッテリーを搭載しています。
また、HAMAN社認証 Indfx デュアル ステレオスピーカー、RGBライト、RGBホールジョイスティック、リニアトリガーボタン、カスタマイズキー、冷却システム、ゲーム一括管理コンソール「OneXconsole」、専用ゲームランチャー「GAME CENTER」、USB4 Type-C x2、USB 3.0 Type-A x1、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで188,000円(税込)、楽天市場で148,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで148,000円(送料無料)、AliExpressで156,637円(Ryzen AI 9 HX 365 + 32GB +1TB)、米国 Amazon.comで$1,139.99、です。
関連記事:【OneXFly F1 Pro レビュー】最新AI搭載でROG Ally超え?
ZOTAC ZONE
ZOTACから発売された7インチの携帯ゲーム機(ハンドヘルドゲーム機、ポータブルゲーミングPC)です。
Windows 11 Home、AMD Ryzen 7 8840U、16GB LPDDR5X、フルHDのAMOLED(有機EL)液晶、512GB M.2 NVMe ストレージ、48.5Wh バッテリー、1MPのWebカメラ、6軸ジャイロセンサー、カードリーダー(UHS-II microSD)搭載で、
リフレッシュレート 120Hz、RGBライト(背面)、ホール効果のトリガー・アナログスティック、65W PD 急速充電、ステレオスピーカー、冷却システム、触覚フィードバック、ドッキングステーション(別売)、USB4 x2、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 にも対応しています。
価格は、799 ドル(※日本円で約11,684円)、です。
関連記事:「ZOTAC ZONE」とROG Ally、Steam Deckの違いを解説
ROG Ally X
ASUSから発売されたRyzen Z1 Extreme搭載の7型ポータブルゲーミングPCです(2024年7月 発売)。
フルHDのIPS タッチスクリーン、1TB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD (2280)、80WHrsバッテリー搭載で、デュアル ステレオスピーカー、指紋認証、AURA SYNC、USB4 Gen2、Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで138,000円(税込)、楽天市場で136,125円(送料無料)、ヤフーショッピングで134,625円、AliExpressで147,797円、です。
関連記事:「ROG Ally X」に買い替えは必要か? 変更点を詳細に調べてみた
Steam Deck OLED
米国 Valve から発売された7.4インチのポータブルゲーミングPCです。Steam OS 3.0、Zen2ベースのAMD APUと16 GB LPDDR5 メモリ、HD画質のHDR OLED(有機EL)タッチスクリーン、512GB/1TB NVMe SSD、50 Whバッテリー、トラックパッド搭載で、
リフレッシュレート 90 Hz、HDハプティクス、大型の冷却ファン、DSP内蔵ステレオスピーカー、デュアルアレイマイク、microSDカードでのストレージ拡張、45W急速充電、6軸ジャイロセンサー、Steam Deck ドッキングステーション(別売)、USB3 Gen2 Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで122,100円、楽天市場で91,300円(送料無料)、ヤフーショッピングで94,111円、AliExpressで80,726円、米国 Amazon.comで$720.00、です。
関連記事:Steam Deck OLED徹底レビュー!有機EL神機とLCDモデルを比較
AOKZOE A2
AOKZOEから発売された7インチのポータブルゲーミングPCです(2024年4月18日に発売)。AMD Ryzen 7 7840U、32GB LPDDR5X メモリ、2TB M.2 2280 (PCI 4.0 x4) 搭載で、USB 4.0、Wi-Fi 6E 、冷却システム、ドッキングステーションに対応しています。
価格は、Amazonで89,800円 (税込・スタンダード版)、楽天市場で107,512円、ヤフーショッピングで89,800円、AliExpressで108,742円、米国 Amazon.comで$499.99です。
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