
2024年11月15日に発売された「LinkBuds Fit (WF-LS910N)」は、ソニーの最新技術を凝縮した、音質・機能・装着性に優れた完全ワイヤレスイヤホンとして評判です。
このレビューでは、オリビア・ロドリゴとのコラボモデル(バイオレット)などポップなデザインが話題の本作が、フラッグシップ機「WF-1000XM5」と比較してどのような進化を遂げたのか、音質やノイズキャンセリング性能、そしてランニングなどの運動時における使い勝手まで徹底検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
LinkBuds FitのPros(良い点):
- フィッティングサポーターによる、ランニングでも外れない圧倒的な安定感
- WF-1000XM5譲りのプロセッサーとドライバーによる、クリアでリッチな高音質
- イヤホンをしていないかのような、自然で快適な外音取り込み
- ケースやサポーターを着せ替えて楽しめる高いファッション性
- 耳周りをタップして操作する「ワイドエリアタップ」の利便性
LinkBuds FitのCons(悪い点):
- WF-1000XM5と比較すると、ノイズキャンセリングの静寂性は控えめ
- バッテリー持ち(単体5.5時間)がやや短く、ワイヤレス充電に非対応
- 特殊な浅型形状のため、市販のイヤーピース 交換の選択肢が少ない
総合評価:
LinkBuds Fitは、「最高の没入感」よりも「最高の快適性」を追求した新世代のイヤホンです。WF-1000XM5ほどの強力な遮音性はありませんが、その分、長時間着けていても疲れない装着感と、生活音と音楽が自然に融合する体験は唯一無二。スポーツをする人や、一日中イヤホンを着けっぱなしにしたい人にとって、これ以上の選択肢はないと言える完成度です。
<この記事で分かること>
- デザインと装着感: ケースの携帯性、Olivia Rodrigoの色味、フィッティングサポーターの効果(フィット感)、ランニング時の安定性、ワイドエリアタップ、イヤーピース 交換、防滴・防水、付属品
- 音質検証: WF-1000XM5 比較、統合プロセッサーV2、ダイナミックドライバーX、ボーカルの聞こえ方、音質の傾向(高音、低音、中音域)、イコライザー調整、DSEE Extrem、360 Reality Audio(空間オーディオ)
- ノイキャンと外音取り込み: ノイズキャンセリングの効き目、音漏れの有無、自動外音取り込み機能、風切り音耐性、ながら聴き、オートNCオプティマイザー、シームレスな切替
- 操作性と機能: 使い方、ワイドエリアタップの感度(タップ 反応しない時の対処法)、ペアリング方法、Auto Switch機能
- 通話品質: マイク性能、風ノイズ低減構造、ヘッドジェスチャー、オンライン会議での使用感、高精度ボイスピックアップテクノロジー、Head Gesture
- バッテリーと充電: 再生時間(単体/ケース込み)、急速充電、ワイヤレス充電の有無
- 接続と遅延: コーデック、LDAC 接続時の安定性、マルチポイント接続、LE Audio、ゲームプレイ時の遅延
- メリット・デメリット: 検証してわかった良い点と悪い点、WF-1000XM5との決定的な違い
- 価格: 購入先、ソニーストア、Amazon、楽天、中古、ライバル機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、Sony「LinkBuds Fit」がライフスタイルにフィットする最適な一台かどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ: LinkBuds Fit | ヘッドホン | ソニー
デザインと装着感:LinkBuds Fitの快適なフィット感とカスタマイズ性
ここでは、LinkBuds Fitのデザイン、装着感、操作性について、上位モデルであるWF-1000XM5との比較を交えながら書いていきます。
デザインと質感:自分好みに染められる楽しさ
手に取ってまず驚かされたのは、そのポップで親しみやすいデザインです。WF-1000XM5が高級感のあるシックな質感で「THE・ガジェット」という趣なのに対し、LinkBuds Fitはファッションアイテムのような軽やかさがあります。カラーバリエーションもブラック、ホワイト、グリーン、バイオレット、ピンクと豊富なカラーを用意。特にグラミー賞受賞アーティストとのコラボレーションである「LinkBuds Fit x Olivia Rodrigo(バイオレット)」は、ファンならずとも惹かれる鮮やかな色合いです。
また、別売りのケースカバーや「フィッティングサポーター」を交換することで、自分だけのカラーリングを楽しめる点は、WF-1000XM5にはない大きな魅力です。WF-1000XM5は表面がツルツルしていて滑りやすく、ケースから取り出す際に落としそうになることがありましたが、LinkBuds Fitはサポーター部分がシリコン素材でグリップしやすく、扱いやすさが格段に向上していると感じました。IPX4相当の防滴性能も備えているため、雨の日やスポーツ時の汗も気にせず使えます。
装着感と安定性:ランニングでも揺るがない安心感
実際に装着してみて感動したのは、その圧倒的な軽さと開放感です。片耳約4.9gという重量は、約5.9gのWF-1000XM5と比較しても数値以上に軽く感じられます。WF-1000XM5は耳の奥までしっかりと栓をするような密閉感があり、それが強力な遮音性を生む一方で、長時間着けていると圧迫感で耳が痛くなることがありました。
対照的に、LinkBuds Fitは「浅いイヤーピース」と「フィッティングサポーター」で支える構造になっており、耳穴への侵入が最小限に抑えられています。実際に1時間ほど装着して作業をしてみましたが、耳への負担がほとんどなく、着けていることを忘れそうになるほどでした。
特に素晴らしかったのが安定性です。試しにこのイヤホンを着けて近所をジョギングしてみましたが、中空構造の柔らかいサポーターが耳のくぼみに絶妙にフィットし、着地衝撃でもズレることがありませんでした。ランニング中にイヤホンが落ちないか心配で何度も位置を直すストレスから解放されたのは、私にとって大きなメリットです。
操作性:ワイドエリアタップの快適さとコツ
操作性において注目すべき機能が「ワイドエリアタップ」です。これはイヤホン本体ではなく、耳の周辺(頬やこめかみ付近)をタップすることで操作できる機能です。WF-1000XM5でもタッチ操作は可能ですが、イヤホン本体の小さな的を正確に狙う必要があり、歩行中などは誤操作を招くことがありました。
実際にワイドエリアタップを使ってみると、その便利さに驚きます。例えば、PC作業中に飲み物を飲みながらでも、頬を軽く「トントン」と叩くだけで再生・停止ができるので、作業の手を止めずに済みます。冬場に手袋をしている時や、運動中で手が汗ばんでいる時でも、本体に直接触れずに操作できるのは非常に衛生的かつ実用的だと感じました。
ただし、使い方のコツを掴むまでは「タップ 反応しない」と感じる場面も少しありました。弱く触れるのではなく、少し強めに振動を与えるイメージでタップすると、精度良く反応してくれます。アプリ「Sony | Sound Connect」を使えば、操作の割り当てを変更することも可能です。
充電ケースと付属品
充電ケースはコロンとした形状で、手の中にすっぽりと収まります。WF-1000XM5のケースと比べると少し厚みがある印象ですが、ポケットに入れても邪魔にならないサイズ感です。蓋を開けるとマグネットでイヤホンが吸着されており、前述の通りサポーターのおかげで取り出しやすさは良好です。
付属品にはUSBケーブルと各サイズのイヤーピースが含まれていますが、LinkBuds Fitのイヤーピースは非常に浅い特殊な形状をしているため、市販の汎用品への「イヤーピース 交換」は難しいかもしれません。ただ、純正のフィット感が優秀なので、交換の必要性はあまり感じませんでした。
まとめ:デザインと装着感
- デザイン:ポップで親しみやすく、オリビア・ロドリゴモデルなどカラーも豊富で個性的。
- カスタマイズ:別売りのケースやサポーターで着せ替えが可能で、自分好みにアレンジできる。
- 装着感:WF-1000XM5のような圧迫感がなく、浅い装着感で長時間使用しても疲れにくい。
- 重量:片耳約4.9gと非常に軽量で、WF-1000XM5(約5.9g)よりも軽快な着け心地。
- 安定性:フィッティングサポーターの効果により、ランニングなどの激しい運動でも外れにくく安定している。
- 操作性:耳の周りを叩く「ワイドエリアタップ」により、本体に触れずに操作でき、誤操作も少ない。
- 防滴性能:IPX4相当の性能があり、雨や汗を気にせず使用できる。
- ケース:コンパクトで携帯性が良く、サポーターがあるためイヤホンの取り出しもしやすい。
音質
ここではSony LinkBuds Fitの、音の特性と調整(イコライザー)、ノイズキャンセリングと外部音取り込み、通話品質についてレビューします。
音の特性と調整:LinkBuds Fitが奏でる軽やかでリッチなサウンド体験
ここでは、LinkBuds Fitが持つノイズキャンセリング機能を除いた、純粋な「音質」のポテンシャルと、専用アプリによる調整機能について詳しく解説していきます。
フラッグシップ譲りの高精細なサウンド基盤
LinkBuds Fitのサウンドを支えているのは、ソニーの最上位モデル「WF-1000XM5」と同じ「統合プロセッサーV2」と「ダイナミックドライバーX」です。本体の形状やコンセプトは異なりますが、音を生み出す中核パーツにフラッグシップ機と同等のものが惜しみなく投入されている点に、ソニーの本気を感じます。実際に耳に装着して音楽を流した瞬間、単なる「ながら聴き」用のイヤホンとは一線を画す、情報量の多さと密度の濃い音が飛び込んできました。開放的な装着感からは想像できないほど、本格的なリスニング体験が可能です。
ボーカルが際立つクリアな中高音域と意外な低音の迫力
実際に、コラボレーションモデルの監修も務めたオリヴィア・ロドリゴの『vampire』や、YOASOBIの『アイドル』などを試聴してみました。まず印象的だったのは「ボーカル」の距離感と明瞭さです。中音域が非常にクリアで、ボーカルの声が楽器の音に埋もれることなく、目の前で歌っているかのような生々しさを感じました。
高音域も伸びやかで、シンバルの余韻や息遣いなどの微細なニュアンスも丁寧に描写されています。WF-1000XM5と比較すると、WF-1000XM5は密閉度が高く、深く沈み込むような重厚な低音が特徴的ですが、LinkBuds Fitはもう少し軽やかで開放的な鳴り方をします。とはいえ、低音が不足しているわけでは決してありません。浅い装着スタイルにもかかわらず、バスドラムのキック音やベースラインの厚みはしっかりと確保されており、「ドンシャリ」になりすぎない絶妙なバランスで音楽を楽しませてくれます。
DSEE Extremeと360 Reality Audioによる臨場感
圧縮音源をハイレゾ級の高音質にアップスケーリングする「DSEE Extreme」をオンにすると、YouTubeなどのストリーミング音源でも音の輪郭がくっきりとし、奥行きが増すのを実感できました。また、ソニー独自の立体音響技術「360 Reality Audio」認定モデルであるため、対応コンテンツを再生すると、音が頭の外に広がるような独特の没入感を味わえます。ライブ音源を聴くと、歓声や楽器の位置関係が立体的に感じられ、まるで会場にいるような感覚に浸れました。
「Sony | Sound Connect」アプリで楽しむBGMエフェクト
専用アプリは従来の「Headphones Connect」からリニューアルされ、「Sony | Sound Connect」となりました。ここで注目したいのが新機能の「BGMエフェクト」です。これは音源をあえて部屋のスピーカーから流れているような響きに加工する機能で、「マイルーム」「リビング」「カフェ」の3つのモードから選べます。実際にPC作業中に「カフェ」モードでジャズを流してみましたが、音が頭内定位から解放され、本当にカフェの店内でBGMを聴いているようなリラックスした空間を作り出すことができました。
これはWF-1000XM5にはない、LinkBudsシリーズならではの面白い提案です。もちろん、通常のイコライザー機能も充実しており、好みの音質を選んで設定できる「ファインド・ユア・イコライザー」を使えば、直感的に自分好みのサウンドに調整可能です。
まとめ:音の特性と調整
- 基本性能:WF-1000XM5と同じ「統合プロセッサーV2」と「ダイナミックドライバーX」を搭載し、クラスを超えた高音質を実現。
- 音質傾向:ボーカルが前に出るクリアな中高音域と、浅い装着ながらもしっかりとした量感のある低音域が特徴。
- WF-1000XM5との比較:WF-1000XM5の重厚な密閉感に対し、LinkBuds Fitは開放的で軽やかなサウンドバランス。
- 高音質化技術:「DSEE Extreme」により、圧縮音源もハイレゾ相当の解像度で楽しめる。
- 立体音響:「360 Reality Audio」に対応し、頭外定位のような広がりと立体感のある音場を再現。
- BGMエフェクト:アプリの新機能により、部屋のスピーカーで聴いているような自然な響きを作り出し、長時間の「ながら聴き」も快適。
- 調整機能:新アプリ「Sony | Sound Connect」でイコライザー調整が可能で、自分好みの音作りができる。
ノイズキャンセリングと外部音取り込み:LinkBuds Fitが提案する「程よい静寂」と自然な繋がり
ここでは、LinkBuds Fitのノイズキャンセリング(ANC)と外部音取り込み機能について、上位モデルWF-1000XM5との比較を交えながら、実際の使用感をレビューしていきます。
圧迫感のない「生活に溶け込む静寂」
LinkBuds Fitのノイズキャンセリングを使用して最初に感じたのは、WF-1000XM5とは異なるアプローチの「快適な静けさ」です。WF-1000XM5は耳の奥まで密閉する構造と強力な処理能力で、周囲の音を遮断し「圧倒的な没入感」を作り出しますが、人によってはその強力な静寂が耳への圧迫感(ツンとする感覚)として不快に感じることがあります。
一方、LinkBuds Fitは浅い装着感でありながら、同じ「統合プロセッサーV2」を搭載しているため、耳が詰まるような圧迫感をほとんど感じさせることなく、実用十分なノイズ低減を実現しています。これは「没入」よりも「日常的な使いやすさ」を重視するユーザーにとって大きなメリットです。
シーン別体験:地下鉄とカフェでの聞こえ方
実際にいくつかのシチュエーションで効果を試してみました。まず、騒音レベルの高い地下鉄の車内では、車両の「ゴゴー」という重低音の走行音は見事にカットされ、ボリュームを上げすぎなくても音楽やポッドキャストの内容がはっきりと聞き取れます。WF-1000XM5と比べると、車内アナウンスや高い金属音などはわずかに聞こえてきますが、完全に遮断されすぎないことで、乗り過ごし防止などの安心感につながると感じました。
次に、静かなカフェで作業をした際の使用感です。ここでは空調の音や周囲のざわめきがスッと消え、集中しやすい環境が整います。「オートNCオプティマイザー」が装着状態や環境に合わせてANCの強度を自動で最適化してくれるため、場所を移動しても常に最適な静寂が保たれます。WF-1000XM5ほどの「無音室」のような感覚ではありませんが、BGMを流しながら作業に没頭するには十分な性能であり、何より長時間の使用でも耳が疲れない点が非常に好印象でした。
驚くほど自然な「自動外音取り込み」と風切り音耐性
LinkBuds Fitの真骨頂とも言えるのが、外部音取り込み機能(アンビエントサウンド)の完成度です。このモデルは周囲の騒音レベルに合わせて取り込み量を調整する「自動外音取り込み」機能を搭載しています。実際に機能をオンにして街を歩いてみましたが、マイクで拾ったような機械的な不自然さが全くなく、まるでイヤホンを着けていないかのように周囲の音がクリアに耳に入ってきます。
特に感動したのは風切り音への耐性です。一般的なイヤホンでは外音取り込み時に風がマイクに当たると「ボボボ」という不快なノイズが入ることが多いですが、LinkBuds Fitの風ノイズ低減構造は非常に優秀で、強い風が吹く屋外でもクリアな視界ならぬ「聴界」を保ってくれました。これはランニングや散歩をする人にとって強力なアドバンテージです。
「ながら聴き」を加速させるシームレスな切替
日常使いでの利便性を高めているのが、モード切替のシームレスさです。タップ操作での切り替えはもちろん、自分が声を発すると自動的に音楽を一時停止して外音取り込みモードにする「スピーク・トゥ・チャット」機能も健在です。WF-1000XM5にも搭載されていますが、LinkBuds Fitの軽い装着感とこの機能が組み合わさることで、「イヤホンを着けっぱなしで生活する」というスタイルがより現実的になります。レジでの会計や急な会話でも、イヤホンを外す動作が不要になるため、音楽と生活の境界線がなくなったかのようなスムーズな体験ができました。
まとめ:ノイズキャンセリングと外部音取り込み
- ANCの傾向:WF-1000XM5のような強力な遮断性よりも、圧迫感の少ない自然な静寂を重視。
- ノイズ抑制効果:地下鉄の走行音などの低音域はしっかりカットされるが、人の声などの高音域はWF-1000XM5に比べてマイルドに聞こえる。
- 装着感との相性:浅い装着設計により、ANC特有の耳が詰まるような閉塞感が少なく、長時間使用しても疲れにくい。
- オートNCオプティマイザー:環境に合わせてノイズキャンセリング特性を自動で最適化してくれるため、調整の手間がない。
- 外部音取り込み:機械的なノイズが極めて少なく、イヤホンをしていないかのような自然な聴こえ方を実現。
- 自動外音取り込み:周囲の騒音量に応じて取り込みレベルを自動調整し、常に快適な「ながら聴き」が可能。
- 風切り音耐性:風ノイズ低減構造により、屋外での外音取り込み時も不快なボボボ音が大幅に抑制されている。
- シームレスな切替:「スピーク・トゥ・チャット」などを活用することで、イヤホンを外さずに会話や周囲の確認がスムーズに行える。
通話品質とマイク性能:LinkBuds Fitのクリアな音声と便利なジェスチャー操作
ここでは、LinkBuds Fitを通話やオンライン会議で使用し、そのマイク性能やノイズ抑制機能、そしてユニークなハンズフリー操作について、WF-1000XM5と比較しながら解説します。
騒がしいカフェでも自分の声だけを届けるAI技術
LinkBuds Fitを装着して、周囲の話し声やBGMが流れるカフェで通話テストを行ってみました。驚いたのは、AIの機械学習を活用した「高精度ボイスピックアップテクノロジー」の効果です。通話相手に確認したところ、周囲のガヤガヤとした雑音は見事にカットされており、私の声だけがスポットライトを浴びたようにクリアに聞こえていたとのことでした。
上位モデルであるWF-1000XM5には、発話時の骨伝導音を検知する「骨伝導センサー」が搭載されており、これが「ソニー完全ワイヤレス史上最高通話品質(発売当時)」を支える要素の一つでした。LinkBuds Fitにはこの骨伝導センサーについての記載は見当たりませんが、実際に使ってみた感覚としては、WF-1000XM5に肉薄する高いレベルでノイズ分離ができています。カフェでの話し声や食器の当たる音などは強力に抑制されており、ビジネス用途でも十分に信頼できる性能だと感じました。
風切り音への強さと自然な会話感
屋外での通話、特に風のある日や駅のホームなどでも試してみましたが、ここでも「風ノイズ低減構造」がしっかりと機能していました。風がマイクに当たる「ボボボ」という不快な音(ウィンドノイズ)が相手側にほとんど伝わっておらず、屋外にいることを気付かれないほどの安定感があります。
また、通話中に自分の声が自然に聞こえる「サイドトーン」の調整も絶妙です。WF-1000XM5は密閉性が高いため、自分の声が頭の中でこもって響く感覚が少なからずありましたが、LinkBuds Fitは浅い装着感のおかげで閉塞感が少なく、自分の声が自然に聞こえるため、長時間のWeb会議でも疲れにくいというメリットを感じました。
手を使わずに電話に出られる「ヘッドジェスチャー」
ユニークで実用的なのが「Head Gesture(ヘッドジェスチャー)」機能です。これは電話の着信時に、頭を縦に振る(うなずく)だけで受話、横に振るだけで拒否ができる機能です。実際に料理中で手が濡れている時や、PCのキーボードから手を離したくない時に着信がありましたが、首をコクンと振るだけで通話を始められるのは想像以上に便利でした。WF-1000XM5でも同様の機能は使えますが、LinkBuds Fitの軽快な装着感と相まって、よりカジュアルに「ハンズフリー通話」を使いこなせる感覚があります。
接続の安定性
混雑したターミナル駅周辺での通話も試みましたが、Bluetooth接続が不安定になって音声が途切れたり、ロボットボイスのようになったりすることは一度もありませんでした。LinkBuds Fitは最新のBluetooth規格に対応しており、人混みの中でも安定した通話品質を維持できるため、移動中の重要な連絡でも安心して使用できます。
まとめ:通話品質
- マイク性能:AIを活用した「高精度ボイスピックアップテクノロジー」により、騒がしい環境でも声をクリアに抽出してくれる。
- ノイズ抑制:カフェの雑音や周囲の話し声などを強力にカットし、相手には自分の声だけを明瞭に届けることが可能。
- WF-1000XM5との比較:骨伝導センサーの有無という違いはあるものの、実用上のノイズ分離性能は非常に高く、WF-1000XM5に匹敵するクリアさがある。
- 装着感と通話:WF-1000XM5に比べて密閉感が少ないため、自分の声がこもる不快感が少なく、長時間の会議でも疲れにくい。
- 風切り音耐性:風ノイズ低減構造により、屋外での通話時に発生しやすい不快な風切り音を効果的に抑制する。
- ハンズフリー操作:「Head Gesture」により、頭を振るだけで着信への応答や拒否ができ、手が離せない状況で非常に役立つ。
- 接続安定性:人混みなどの電波環境が悪い場所でも通話が途切れにくく、安定したコミュニケーションが可能。
バッテリー性能:LinkBuds Fitのスタミナと充電機能をチェック
LinkBuds Fitは、その圧倒的な小型・軽量ボディの中に、日常使いには十分なバッテリー性能を詰め込んでいます。ここでは、実際の再生時間や充電の使い勝手について、上位モデルWF-1000XM5と比較しながら詳しく見ていきます。
実用十分だが、フラッグシップには及ばない再生時間
LinkBuds Fitの連続音声再生時間は、ノイズキャンセリング(ANC)オンの状態で最大5.5時間、オフで最大8時間と公称されています。実際にANCをオンにし、高音質コーデックであるLDACで音楽を流し続けてみたところ、公称値よりも少し早い約4時間半〜5時間弱でバッテリー切れの警告音が鳴りました。通勤の往復や、カフェでの数時間の作業といったシーンでは全く問題ありませんが、午前中から午後にかけてぶっ通しでWeb会議をするようなヘビーな使い方をする場合は、少し心許なさを感じるかもしれません。
比較対象であるWF-1000XM5は、ANCオンでも最大8時間の連続再生が可能です。これと比較すると、LinkBuds Fitは小型化・軽量化(片耳約4.9g)を優先した分、バッテリー容量がトレードオフになっていることが分かります。「一日中着けっぱなし」をコンセプトにするなら、もう少しスタミナが欲しかったというのが正直なところです。ただ、ケース込みであればNCオンでも合計21時間の使用が可能とされており、こまめにケースに戻す習慣があれば、バッテリー切れで困ることは少ないでしょう。
急速充電の安心感とワイヤレス充電非対応の惜しさ
バッテリー持ちの短さを補ってくれるのが、優れた急速充電機能です。うっかり充電を忘れていても、わずか5分間ケースに入れておくだけで約60分の再生が可能になります。実際、外出直前にバッテリー残量が少ないことに気づき、慌てて5分だけ充電して持ち出したことがありましたが、移動中の音楽鑑賞には十分間に合いました。このリカバリーの速さは、忙しい日常の中で非常に頼りになります。
一方で、WF-1000XM5との大きな違いとして挙げられるのが「ワイヤレス充電(Qi)」への対応状況です。WF-1000XM5はケースを置くだけで充電できましたが、LinkBuds FitはUSBケーブル(Type-C)による有線充電のみとなります。デスク上の充電パッドに置く習慣がついていた私としては、いちいちケーブルを挿さなければならない点に少々不便さを感じました。この点は、購入前に知っておくべき明確な違いと言えます。
アプリでの管理と左右独立使用
バッテリー残量は、専用アプリ「Sony | Sound Connect」から左右のイヤホンとケースそれぞれの残量を%単位で確認できます。表示は正確で、外出前にチェックする癖をつければ安心です。また、LinkBuds Fitは左右どちらか片方だけでも使用可能です。長時間のオンライン会議や通話の際は、片方をケースで充電しながらもう片方で通話するという「リレー方式」をとることで、バッテリー切れを防ぐ運用ができました。これにより、実質的な稼働時間を延ばすことが可能です。
まとめ:バッテリー
- 単体再生時間:ANCオンで公称最大5.5時間。LDAC使用時は実測でさらに短くなる傾向があり、長時間の連続使用には注意が必要。
- WF-1000XM5との比較:WF-1000XM5(最大8時間)に比べるとスタミナは劣り、頻繁なケースへの収納が推奨される。
- ケース込み再生時間:ANCオンで最大21時間と、数日間の旅行や出張なら充電ケーブルなしでも乗り切れるレベル。
- 急速充電:5分の充電で約60分再生可能なため、急なバッテリー切れでもすぐに復帰できる利便性がある。
- ワイヤレス充電:WF-1000XM5とは異なり非対応。充電にはUSBケーブルの接続が必須となる点はデメリット。
- 左右独立使用:片耳ずつ交互に使用することで、通話やながら聴きの時間を延ばす運用が可能。
接続とコーデック:LinkBuds Fitのハイレゾ音質とシームレスな連携機能
ここでは、LinkBuds Fitの接続安定性や対応コーデック、そして独自の連携機能について、上位モデルWF-1000XM5との比較を交えながらレビューしていきます。
ハイレゾ級の「LDAC」と接続安定性の進化
LinkBuds Fitは、ソニーが誇る高音質コーデック「LDAC」に対応しており、ワイヤレスでもハイレゾ音質の情報量を余すところなく楽しめます。実際に「Amazon Music Unlimited」でハイレゾ音源のクラシックやジャズを聴いてみると、楽器の繊細な響きや空気感まで伝わってくるようで、このコンパクトなボディから鳴っているとは信じがたいほどの解像度を感じました。
気になる接続の安定性については、WF-1000XM5と比較して改善を感じるポイントでした。WF-1000XM5は音質優先のLDAC接続時に、満員電車や人混みなどの電波干渉が多い場所で音が途切れやすいという声が少なからずありましたが、LinkBuds Fitを装着して通勤ラッシュ時のターミナル駅を歩いてみたところ、瞬断やノイズの発生はほとんどなく、非常に安定して音楽を再生し続けてくれました。左右のイヤホン間の接続も堅牢で、ストレスフリーなリスニング環境を提供してくれます。
次世代規格「LE Audio」とゲームプレイ時の遅延
本機は次世代のBluetoothオーディオ規格である「LE Audio(LC3コーデック)」にも対応しています。対応するスマートフォン(Xperia 1 Vなど)と接続することで、従来の接続方式よりも低遅延かつ低消費電力での通信が可能です。
実際にリズムゲームアプリ『プロジェクトセカイ』をプレイしてみましたが、LE Audio接続時はタップ音と音楽のズレが明らかに減少し、シビアな判定を求められるゲームでも快適に遊べると感じました。YouTubeなどの動画視聴においても、映像と音声のリップシンク(口の動きと声の同期)は完璧で、違和感なくコンテンツに没入できます。WF-1000XM5もアップデートでLE Audioに対応しましたが、発売当初からネイティブに対応している点は、将来性を考えても大きなメリットです。
魔法のような連携機能「Auto Switch」
LinkBuds Fitならではの魅力として、別売りの「LinkBuds Speaker」と連携する「Auto Switch」機能があります。これは、帰宅してイヤホンをケースにしまうだけで、再生中の音楽が自動的にスピーカーへと引き継がれる機能です。実際に体験してみると、スマホを操作することなく音楽がシームレスに空間へと広がる感覚は、これまでにない心地よさでした。逆に、外出時にスピーカー再生中にイヤホンを取り出せば、再びイヤホンから続きが流れます。この機能はWF-1000XM5にはない、LinkBudsシリーズ独自の強みと言えます。
マルチポイントとスムーズなペアリング
現代の必須機能とも言える「マルチポイント接続」にもしっかり対応しており、PCとスマホの2台を同時に待ち受け可能です。仕事中にPCでオンライン会議をしつつ、終わったらすぐにスマホで音楽を聴くといった切り替えもスムーズに行えました。
また、Android端末なら「Google Fast Pair」、Windows PCなら「Microsoft Swift Pair」に対応しており、ケースのボタンを押して近づけるだけでペアリングのポップアップが表示されます。初期設定の煩わしさがなく、デバイスに詳しくない方でも簡単に使い始められる親切設計だと感じました。
まとめ:接続とコーデック
- 対応コーデック:SBC、AACに加え、LDACとLC3(LE Audio)に対応し、高音質と低遅延を両立。
- 音質:LDAC接続時はハイレゾ音源のディテールを忠実に再現し、解像度の高いサウンドを楽しめる。
- 接続安定性:WF-1000XM5で課題とされた人混みでの接続安定性が良好で、途切れにくい。
- 遅延:LE Audio対応により、ゲームや動画視聴時の遅延が少なく、快適にプレイ可能。
- マルチポイント:2台の機器と同時接続でき、再生機器の切り替えがスムーズ。
- Auto Switch:LinkBuds Speakerとの連携により、イヤホンの着脱だけで再生機器が自動で切り替わるシームレスな体験が可能。
- ペアリング:Google Fast PairやMicrosoft Swift Pairに対応し、初心者でも簡単に接続設定ができる。
連携機能:Sony LinkBuds Fitの真価を発揮するAuto Switchと便利なアプリ連携
ここでは、LinkBuds Fitと周辺機器やアプリとの連携機能について、実際に使用した体験をもとに、WF-1000XM5との比較を交えながらレビューしていきます。
音楽が途切れない魔法のような「Auto Switch」
LinkBuds Fitの魅力を語る上で外せないのが、別売りのワイヤレスポータブルスピーカー「LinkBuds Speaker」と連携する「Auto Switch」機能です。この機能は、イヤホンをケースにしまうと自動的にスピーカーから音楽の続きが流れ、逆にイヤホンを取り出すとスピーカーの再生が止まってイヤホンから流れるというものです。
実際に試してみると、この切り替えのスムーズさに感動します。帰宅してLinkBuds Fitをケースに戻した瞬間、それまで聴いていたプレイリストが部屋のスピーカーからふわりと流れ出し、音楽が一度も途切れることなく生活空間に溶け込みました。WF-1000XM5もこの機能に対応してはいるものの、LinkBuds Fitの「生活に馴染む」というコンセプトと組み合わせることで、よりシームレスな音楽体験として完成されている印象を受けました。設定もアプリ「Sony | Sound Connect」から簡単に行え、機器の切り替えによるストレスが一切ないのは大きなメリットです。
スマホいらずで音楽を呼び出す「Quick Access」
「Quick Access(クイックアクセス)」は、スマホを操作することなく、イヤホンをタップするだけでSpotifyやAmazon Musicなどのストリーミングサービスを再生できる機能です。LinkBuds Fitでは、この機能を「ワイドエリアタップ」で操作できる点が非常に快適でした。
例えば、朝のランニング前にスマホを取り出すのが面倒な時でも、耳の周りをトントンと叩くだけで、いつものプレイリストが再生されます。WF-1000XM5でも同様の機能は使えますが、LinkBuds Fitは装着感が軽く、タップ操作の振動が耳に響きにくいため、より気軽にこの機能を多用したくなりました。アプリがバックグラウンドで起動していれば反応も速く、聴きたい瞬間にすぐ音楽にアクセスできる利便性は、一度使うと手放せません。
音声アシスタントと「デバイスを探す」安心感
ハンズフリーでの操作をサポートする音声アシスタント機能も充実しています。「OK Google」(Googleアシスタント)や「Alexa」といったウェイクワードに対応しており、手が離せない料理中などに声だけで曲送りや天気予報の確認が可能です。屋外の騒音下でもマイクがしっかりと声を拾ってくれるため、誤認識によるストレスはほとんどありませんでした。
また、万が一の紛失時に役立つのがGoogleの「デバイスを探す」アプリへの対応です。Android端末とFast Pairで接続していれば、最後に接続した場所を地図上で確認したり、音を鳴らして探したりすることができます。WF-1000XM5と同様に、高価な完全ワイヤレスイヤホンを持ち歩く上での大きな安心材料と言えるでしょう。
まとめ:連携機能
- Auto Switch:LinkBuds Speakerとの連携により、ケースへの収納・取り出しだけで再生デバイスが自動で切り替わり、音楽が途切れない体験が可能。
- WF-1000XM5との比較:WF-1000XM5もAuto Switchに対応しているが、LinkBuds Fitのコンセプトと組み合わせることで、よりライフスタイルに密着した使い方ができる。
- 設定の容易さ:「Sony | Sound Connect」アプリを使用することで、複雑な手順なくスムーズに連携設定が完了する。
- Quick Access:ワイドエリアタップと組み合わせることで、スマホに触れずにSpotifyなどを即座に再生でき、操作感が軽快。
- 音声アシスタント:高感度マイクにより、騒がしい環境でも音声コマンドへの反応が良好で、ハンズフリー操作が実用的。
- デバイスを探すアプリ:Google Fast Pairでの接続時に利用可能で、紛失時の位置特定や音による探索ができ、セキュリティ面での安心感がある。
検証してわかったLinkBuds Fitのメリット・デメリット:WF-1000XM5との比較で見えた「選ぶべき理由」
LinkBuds Fitを実際に数週間使い込み、さまざまなシチュエーションで検証を重ねてきました。その結果、このイヤホンが単なる「LinkBuds S」の後継にとどまらず、フラッグシップモデル「WF-1000XM5」とは全く異なるベクトルで進化を遂げた製品であることがはっきりと見えてきました。ここでは、実際に使用して感じた具体的なメリットと、購入前に知っておくべきデメリットを、WF-1000XM5との比較を交えて包み隠さず解説します。
メリット(長所、利点)
メリット1:着けていることを忘れる「空気のような装着感」
最大のメリットは、何と言ってもその装着感です。片耳約4.9gという軽さと、耳の穴を圧迫しない浅いイヤーピース設計は、長時間着けていても耳が痛くなりにくいという点でWF-1000XM5を凌駕しています。WF-1000XM5は密閉性が高く、しっかりとした「栓」をする感覚がありますが、LinkBuds Fitは「フィッティングサポーター」で優しく支える構造のため、開放感があります。さらに、ランニングなどの運動時でもズレない安定性は特に優れており、スポーツ用途では間違いなくこちらに軍配が上がります。
メリット2:違和感ゼロの「自然な外音取り込み」
外音取り込み機能(アンビエントサウンド)の自然さは驚異的です。マイクで拾ったような強調された音が一切なく、イヤホンをしていない時と同じように周囲の音が聞こえます。特に「自動外音取り込み」機能が優秀で、環境に合わせてレベルを自動調整してくれるため、常に快適な状態で過ごせます。また、風ノイズ低減構造が非常に効果的に働いており、屋外での使用時に風切り音が気にならない点も、日常使いのイヤホンとして非常に高い評価ポイントです。
メリット3:フラッグシップ譲りの「リッチな高音質」
「ながら聴き」モデルだからといって音質に妥協はありません。WF-1000XM5と同じ「統合プロセッサーV2」と「ダイナミックドライバーX」を搭載しており、解像度の高いクリアなサウンドを実現しています。特にボーカルの中音域が美しく、低音もしっかりと芯があるため、音楽鑑賞用としても十分に満足できるクオリティです。LDACコーデックに対応しているため、ハイレゾ音源のポテンシャルも引き出せます。
メリット4:誤操作を防ぐ「ワイドエリアタップ」
本体を直接触らず、耳の周辺(頬など)をタップして操作できる「ワイドエリアタップ」は、実際に使うと手放せない便利機能です。WF-1000XM5のような小さなタッチセンサーを正確に狙う必要がなく、手袋をしていても、動きながらでもラフに操作できます。誤操作が減るだけでなく、イヤホン本体の位置がズレるのを防ぐ効果もありました。
デメリット(短所、欠点)
デメリット1:バッテリー持ちとワイヤレス充電非対応
明確なデメリットとして挙げられるのがバッテリー性能です。ノイズキャンセリングON時の連続再生時間は最大5.5時間と、WF-1000XM5の最大8時間に比べて短くなっています。長時間のWeb会議やフライトでは、こまめな充電が必要になる場面がありました。また、WF-1000XM5では対応している「ワイヤレス充電(Qi)」に非対応である点は、デスク周りをケーブルレスにしたいユーザーにとっては痛手かもしれません。
デメリット2:ANC性能は「没入感」より「快適性」重視
ノイズキャンセリング性能に関しては、WF-1000XM5のような「圧倒的な静寂」を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。もちろん実用レベルで騒音は低減されますが、構造上の遮音性が低いため、電車の高音ノイズや人の話し声などはWF-1000XM5ほど強力にはカットされません。静寂に包まれて作業に没頭したい場合はWF-1000XM5の方が適しています。
まとめ:メリット・デメリット
LinkBuds Fitは、WF-1000XM5と同等の高音質プロセッサーを搭載しながら、「快適な装着感」と「外音との共存」に特化したモデルであることが検証により明らかになりました。バッテリー性能やワイヤレス充電非対応といった弱点はありますが、それを補って余りある軽快な使い心地と、着せ替えによるカスタマイズ性は大きな魅力です。「最高の静寂」を求めるならWF-1000XM5ですが、「一日中着けっぱなしで生活したい」「運動中も高音質で楽しみたい」という方にとって、LinkBuds Fitは最良のパートナーとなるでしょう。
Sony LinkBuds Fitのスペック(仕様)
- 形式: 密閉ダイナミック型(カナル型・浅型イヤーピース採用)
- オーディオ: 8.4mm ダイナミックドライバーX、統合プロセッサーV2搭載
- 音声: ハイレゾワイヤレス(LDAC)、DSEE Extreme、360 Reality Audio認定
- コーデック: SBC、AAC、LDAC、LC3(LE Audio対応)
- バッテリー: 最大21時間再生(本体5.5時間+ケース15.5時間/NCオン時)
- 駆動時間: 連続再生 最大5.5時間(NCオン)/最大8時間(NCオフ)
- 充電: USB Type-C(ケース使用)、急速充電(5分充電で60分再生)、ワイヤレス充電非対応
- 通信: Bluetooth標準規格 Ver.5.3、Power Class 1、最大通信距離10m
- マイク: AI技術活用の高精度ボイスピックアップテクノロジー、風ノイズ低減構造
- 防水: IPX4相当(ヘッドホン本体のみ防滴仕様)
- 操作: ワイドエリアタップ(耳周辺のタップ操作)、ヘッドジェスチャー、音声コントロール
- 接続: マルチポイント接続(2台同時)、Google Fast Pair、Microsoft Swift Pair
- 機能: 高性能ノイズキャンセリング、自動外音取り込み、Auto Switch、Quick Access
- アプリ: Sony | Sound Connect(旧Headphones Connectからリニューアル)
- 筐体: エアフィッティングサポーターと浅いイヤーピースによる圧迫感の少ない装着性
- サイズ: イヤホン約21×19×15mm、ケース約33×48×48mm(海外モデル参考値)
- 重量: 約4.9g × 2(イヤーピースM含む/コード含まず)
- カラー: ブラック、ホワイト、グリーン、バイオレット、ピンク(2025年7月発売予定)
- 対応OS: Android、iOS、Windows、MacなどのBluetooth対応機器
- 付属品: USBケーブル、イヤーピース(4サイズ)、フィッティングサポーター、保証書
Sony LinkBuds Fitの評価
8つの評価基準で「Sony LinkBuds Fit」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
デザインと装着感:★★★★★
片耳約4.9gという軽さと、浅いイヤーピース+フィッティングサポーターの組み合わせにより、長時間着けていても痛くなりにくく、運動中でもズレない安定性は抜群です。
音質(基本性能):★★★★☆
WF-1000XM5と同じ統合プロセッサーV2とダイナミックドライバーXを搭載し、クリアな中高音と厚みのある低音を実現していますが、構造上の密閉感による没入感はWF-1000XM5に一歩譲ります。
ACN・外部音取り込み:★★★★☆
ANCは圧迫感がなく実用的ですが、強力な静寂を作るWF-1000XM5には及びません。一方、自動外音取り込み機能の自然さは特に優れており、風切り音への耐性も非常に優秀です。
バッテリー持続時間:★★★☆☆
ノイズキャンセリングON時の単体再生時間が最大5.5時間と、WF-1000XM5(8時間)と比較して短く、ワイヤレス充電に非対応な点は明確な弱点と言えます。
接続と遅延:★★★★☆
Bluetooth 5.3およびLE Audio(LC3)に対応しており、接続安定性が高く、ゲームや動画視聴時の遅延も気にならないレベルに抑えられています。
機能:★★★★★
耳の周りを叩く「ワイドエリアタップ」や、スピーカーと連携する「Auto Switch」など、生活に溶け込む独自機能が満載で、使い勝手は非常に良好です。
通話品質:★★★★☆
AI技術による高精度なボイスピックアップと風ノイズ低減構造により、騒がしい場所や屋外でもクリアな音声を届けられ、ハンズフリー操作も便利です。
コストパフォーマンス:★★★★☆
約3万円という価格は安くはありませんが、WF-1000XM5譲りの高音質と独自の装着感を考慮すれば、十分に価格以上の価値を提供しています。
総評:★★★★☆
WF-1000XM5との比較:音質は互角でも「方向性」が違う
LinkBuds FitとWF-1000XM5を比較検証した結果、性能の要となるプロセッサーとドライバーが共通であるため、基本的な音質の解像度やポテンシャルは互角と言っても過言ではありません。しかし、その方向性は明確に異なります。
WF-1000XM5が密閉性を高めて「静寂と没入」を追求しているのに対し、LinkBuds Fitは浅い装着感で「開放感と日常との調和」を重視しています。ノイズキャンセリング性能においては、遮音性の高いWF-1000XM5が圧倒的ですが、LinkBuds Fitの外音取り込みの自然さと風切り音への強さは、WF-1000XM5を凌ぐ快適さを提供してくれます。
ライフスタイルを変える「軽さ」という武器
LinkBuds Fitの最大のメリットは、着けていることを忘れるほどの軽快な装着感と、生活の中に音楽を溶け込ませる機能群です。フィッティングサポーターによる安定感はスポーツ時にも最適で、ワイドエリアタップやAuto Switch機能は、デバイス操作のストレスを極限まで減らしてくれます。一方で、バッテリー持ちの短さとワイヤレス充電非対応というデメリットは、ヘビーユーザーにとってはWF-1000XM5を選ぶ理由になり得ます。
LinkBuds Fitに最適なユーザー
結論として、LinkBuds Fitは「最高のノイキャン性能よりも、一日中着けていられる快適さを求める人」に最適な一台です。特に、ランニングなどの運動をする人、家事や仕事をしながらBGM感覚で高音質を楽しみたい人、そして耳の圧迫感が苦手な人にとっては、WF-1000XM5以上に満足度の高い選択肢となるでしょう。
Sony LinkBuds Fitの価格・購入先
※価格は2025/11/25に調査したものです。価格は変動します。
ソニーストア
29,700 円(税込)で販売されています。
ソニーストアでSony「LinkBuds Fit」をチェックする
※支払い方法はクレジットカード、コンビニ、銀行ATM、ネットバンキング(Pay-easy対応)、QRコード決済(PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、メルペイ)です。
ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)
- Amazonで18,080円(税込)、
- 楽天市場で20,980円(送料無料・中古は13,980円)、
- ヤフーショッピングで21,060円(送料無料)、
で販売されています。
Amazonで「Sony LinkBuds Fit」をチェックする
楽天市場で「Sony LinkBuds Fit」をチェックする
ヤフーショッピングで「Sony LinkBuds Fit」をチェックする
米国 Amazon.comで「Sony LinkBuds Fit」をチェックする
おすすめのライバル機種と価格を比較
Sony「LinkBuds Fit」に似た性能をもつ完全ワイヤレスイヤホンも販売されています。
Sony LinkBuds Open
ソニーから発売された耳をふさがない開放型の完全ワイヤレスイヤホンです(2024年10月11日発売)。リング型の11mmドライバーユニット、高磁力ネオジウムマグネット、統合プロセッサーV2、イヤホン単体の音楽再生で最大8時間 駆動するバッテリーを搭載しています。
また、Sound Connect アプリ、急速充電、マルチポイント機能、audio switch、Google Fast Pair、クイックペアリング(PC)、IPX4相当の防滴性能、スピーク・トゥ・チャット、アダプティブボリュームコントロール、ワイドエリアタップ、Sound AR機能、ヘッドトラッキング機能、
360 Reality Audio、「DSEE」、イコライザー調整、音声コントロール(Sony 独自、Google アシスタント、Amazon Alexa)、高精度ボイスピックアップテクノロジー、AIノイズリダクションシステム、SBC/AAC/LC3 コーデック、Bluetooth 5.3、LE Audioに対応しています。
価格は、Amazonで21,789円(税込)、楽天市場で26,730円(送料無料)、ヤフーショッピングで29,700円、です。
関連記事:Sony「LinkBuds Open」とLinkBuds、Sモデルを比較
Amazonで「Sony LinkBuds Open」をチェックする
Sony LinkBuds S
Sonyから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2022年6月3日 発売)。
統合プロセッサーV1、5mmダイナミックドライバーユニット、イヤホン単体の音楽再生で最大9時間 (NCオフ) / 6時間 (NCオン) 駆動できるバッテリー、全指向性MEMSマイクを搭載しています。
また、ノイズキャンセリング(統合プロセッサーV1 / デュアルノイズセンサーテクノロジー)、立体音響技術、サービス連携機能(Auto Play)、マルチポイント接続、「Google Fast Pair」、風ノイズの低減構造、「デバイスを探す」アプリに対応。
コーデック(SBC、AAC、LDAC)、アンビエントサウンド(外音取り込み)モード、エルゴノミック・サーフェース・デザイン、アダプティブサウンドコントロール、イコライザー調整、高精度ボイスピックアップテクノロジー、IPX4相当の防滴、Sound Connect(旧Headphones Connect)アプリ、Bluetooth 5.2(LE Audio対応)にも対応しています。
価格は、Amazonで20,000円、楽天市場で19,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで20,053円、です。
関連記事:「Sony LinkBuds S」のできること、機能、スペック、価格を紹介
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Google Pixel Buds 2a
Googleから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年10月9日 発売)。
独自チップのGoogle Tensor A1、11mmダイナミックドライバー、イヤホン単体の音楽再生で最大10時間 (ANCオフ)間 駆動できるバッテリー、ビームフォーミングマイクを搭載しています。
また、ノイズキャンセリング(ANC / Silent Seal 1.5)、空間オーディオ、Gemini連携機能(Gemini Live)、マルチポイント接続、「Fast Pair」、防風メッシュカバー、「Find Hub」に対応。
コーデック(SBC、AAC)、外部音取り込み、、ひねって調整する固定用アーチ、圧力自動調整ベント、イコライザー調整、クリア音声通話、IP54相当の防滴・防塵、Google Pixel Budsアプリ、Bluetooth 5.4にも対応しています。
価格は、Amazonで19,188円(税込・Hazel GA06155-JP)、楽天市場で19,980円(送料無料・Hazel)、ヤフーショッピングで23,500円、AliExpressで17,245円、です。
関連記事:Google Pixel Buds 2aレビュー!革新の音質とGemini連携
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Beats Powerbeats Pro 2
Beatsから発売された、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年2月13日発売)。
充電ケース併用で最大45時間、イヤホン単体で最大10時間駆動するバッテリー、3つの高性能マイク(左右にそれぞれ)、イヤーフックを搭載しています。
また、心拍数モニタリング機能、アクティブノイズキャンセリング(ANC)、外部音取り込みモード、アダプティブイコライゼーション、空間オーディオ、ダイナミックヘッドトラッキング、ワンタッチペアリング、自動切り替え、オーディオ共有、Siriによるハンズフリーコントロール、「探す」機能、
Qi対応のワイヤレス充電、防水 IPX4等級の耐汗耐水性能、5種類のサイズから選べるシリコーンイヤーチップ(XS、S、M、L、XL)、コーデック AAC、物理ボタンによる操作、Beatsアプリ、Class 1 ワイヤレス Bluetooth、に対応しています。
価格は、Amazonで29,800円(税込)、楽天市場で38,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで28,980円(中古)、です。
関連記事:【Powerbeats Pro 2 レビュー】心拍と音質で進化したワークアウト用イヤホン
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HUAWEI FreeBuds Pro 4
HUAWEIから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年2月7日発売)。
11mmのクアッドマグネットダイナミックドライバーと平面振動板ドライバー、新開発の3層構造形状記憶フォームイヤーチップ、充電ケース込みで約33時間駆動できるバッテリー、3つのマイク(AIノイズキャンセリング対応)を搭載しています。
また、30%向上したノイズキャンセリング、外部音取り込み機能、ヘッドコントロール機能、マルチポイント接続、ポップアップペアリング、コーデック(L2HC、LDAC、AAC、SBC)、ハイレゾワイヤレス認証、パーソナライズされたサウンド、IP54防水防塵、HUAWEI AI Life アプリ、S、M、Lの3サイズのイヤーチップ(付属)、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで19,760円(税込)、楽天市場で20,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで28,800円(送料無料)、です。
関連記事:HUAWEI FreeBuds Pro 4 レビュー!音質、ノイキャン、装着性は最強か?
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Xiaomi Buds 5 Pro
Xiaomiから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年3月13日発売)。
オーディオ面では、11mmデュアルマグネットダイナミックドライバー、プラナードライバー、セラミックツィーターから成るデュアルアンプ同軸トリプルドライバー構成を採用し、15-50kHzの超広帯域再生とHarman AudioEFXチューニングによる高音質を実現。イヤホン単体の音楽再生で最大8時間 (Bluetooth版) / 10時間 (Wi-Fi版) 駆動できるバッテリー、3つのマイクを搭載しています。
また、最大55dB/5kHzのアクティブノイズキャンセリング(アダプティブANC対応)、3マイク+AIによるクリアな32K HD通話(最大15m/sの風切り音低減)、高品質コーデック(aptX Lossless, aptX Adaptive, LC3, AAC, SBC)、IP54相当の防滴防塵(イヤホン本体)、パーソナライズされた3Dオーディオ、最大4時間録音、AI音声文字起こし・翻訳 (一部機種/時期)、リモートシャッター (Xiaomi)、インイヤー検出、
デュアルデバイス接続、Wi-Fi接続(Wi-Fi版/対応機種接続時)、Xiaomi Earbuds アプリ(EQ/ANC/ジェスチャー設定など)、急速充電、Qiワイヤレス充電、タッチコントロール(つまむ/スワイプ)、ジェスチャー(設定カスタマイズ可能)、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで22,228円、楽天市場で22,229円(※Wi-Fi版は28,980円)です。
関連記事:Xiaomi Buds 5 ProとBuds 5を徹底比較!音質・ANC・機能
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Xiaomi Buds 5
シャオミから発売されたANC対応の完全ワイヤレスイヤホンです(2024年10月10日発売)。11mm デュアルマグネット型ダイナミックドライバー、単体で最大6.5時間駆動できるバッテリー(充電ケース併用で39時間)、3つのマイクを搭載しています。
最大46dBのANC機能、3種類の外部音取り込みモード、Harman AudioEFX チューニング、16ビット/44.1kHz HDロスレスオーディオ、Qualcomm aptX Losslessオーディオ、3Dオーディオ、5種類のプリセットEQ、
5つのコーデック(aptX Lossless、aptX Adaptive、LC3、AAC、SBC)、AIノイズキャンセリング機能(通話)、最大風速12m/秒のノイズ低減、録音機能、リモート撮影、 IP54防滴防塵、マルチポイント接続、Google Fast Pairに対応しています。
価格は、Amazonで9,780円(税込)、楽天市場で9,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで5,060円(中古)、です。
関連記事:ハイレゾでも安い「Xiaomi Buds 5」の音質、機能、評価
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Apple AirPods 4
Appleから発売された完全ワイヤレスイヤホンです(2024年9月20日 発売)。
通常モデルのほかにアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルも用意しています。
アップル製ドライバー、「H2」チップ、最大5時間、充電ケース併用時は最大30時間 駆動するバッテリー、新しい音響アーキテクチャ、歪みを低減するドライバ、ハイダイナミックレンジアンプ、新しい感圧センサー、アップグレードされたマイクを搭載しています。
また、空間オーディオ、ダイナミックヘッドトラッキング、48kHz/16bitでの音楽再生、IP54相当の防水・防塵性能、外部音取り込みモード、Siri音声操作、USB-Cポート(充電ケース)、Apple Watchの充電器・Qi規格の充電器(※ANC搭載モデルの充電ケースのみ)、
「探す」アプリのスピーカー(※ANC搭載モデルの充電ケースのみ)、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで17,700円、楽天市場で19,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで18,865円、です。
関連記事:Apple「AirPods 4」とAirPods 3、Pro 2を比較
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Google Pixel Buds Pro 2
Googleから発売されたTensor A1 チップ搭載の完全ワイヤレスイヤホンです(2024/9/26 発売)。
11mmのダイナミック型ドライバー、イヤホン単体で最大8時間、ケース併用で最大30時間 駆動できるバッテリーを搭載しています。
また、生成AI「Gemini」との連携、アクティブノイズキャンセリング「Silent Seal 2.0」、空間オーディオ、マルチパス処理、マルチポイント接続、会話検出機能、耳の形にフィットする新デザイン、固定用アーチ、イヤホンでIP54、ケースでIPX4の防水(防滴)性能、急速充電、Qi 認証済みワイヤレス充電、、Googleアシスタント、Bluetooth 5.4、LE Audio、スーパー ワイドバンドに対応しています。
価格は、Amazonで24,301円(税込)、楽天市場で24,480円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで22,039円、です。
関連記事:Google Pixel Buds Pro 2レビュー!上質な音質とAI連携力
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JBL TOUR PRO 3
ハーマンインターナショナルから発売された高性能な完全ワイヤレスイヤホンです(ディスプレイ付きスマート充電ケース 付属・2024年10月3日発売)。
ハイブリッドドライバー、6つのマイク、最大44時間 駆動するバッテリーを搭載しています。
また、LDACコーデック、パーソナルサウンド3.0、空間サウンド、ハイブリッドノイズキャンセリング2.0、2種の外音取り込み機能、AIノイズ低減アルゴリズム、
トランスミッター機能、音声コントロール、Bluetooth 5.3 LE オーディオ、JBL Headphone アプリ、防滴IPX55、Qi対応のワイヤレス充電、Bluetooth 5.3、LE オーディオに対応しています。
価格は、Amazonで39,000円(税込)、楽天市場で42,900円(送料無料・ポイント10倍あり)、ヤフーショッピングで39,250円、米国 Amazon.comで$299.95、です。
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