AirPods 4を徹底レビュー!AirPods 3やProとの違いは?

AirPods 4 ケースとイヤホンの外観
2024年9月20日に発売されたAppleの最新ワイヤレスイヤホン「AirPods 4」は、インナーイヤー型(オープンイヤー型)として初めてANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載したことで、発売直後から大きな評判を呼んでいる注目のモデルです。

このレビューでは、AirPods 4が前モデル「AirPods(第3世代)」からどのように進化を遂げたのか、また、上位機種「AirPods Pro(第2世代)」とはどのような違いがあるのか、その音質やノイズキャンセリング性能、バッテリー持ちなど使い勝手を徹底検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

AirPods 4(ANC搭載モデル)のPros(良い点):

  • カナル型の圧迫感がない、驚くほど快適な装着感
  • オープン型としては画期的なノイズキャンセリング性能
  • H2チップによるパワフルな低音とクリアな音質
  • 世界最小クラスのコンパクトな充電ケース(USB-C対応)
  • 首振り操作や「会話感知」など、Pro譲りの多機能さ

AirPods 4(ANC搭載モデル)のCons(悪い点):

  • バッテリー持ちはANCオンで最大4時間と短め
  • イヤホン本体での音量調整ができない
  • 絶対的な静寂や遮音性はカナル型のAirPods Pro 2に劣る
  • MagSafe充電の磁石吸着に対応していない

総合評価:

AirPods 4(ANC搭載モデル)は、前モデルAirPods 3からH2チップやアクティブノイズキャンセリングを搭載し、音質と機能が飛躍的に進化しました。絶対的な静寂やバッテリー持ちでは上位のPro 2に及びませんが、耳を塞がない軽快な装着感と実用的なノイズカットの両立は唯一無二です。カナル型の圧迫感が苦手で、快適に音楽やApple製品との連携を楽しみたい人に最適な一台です。

この記事で分かること

  1. デザイン・装着感: AirPods 3との形状比較、シリーズ最小ケース、インナーイヤー型(オープン型)のフィット感、音漏れ対策、操作方法・使い方、音量調整、防塵・防水性能(IP54)、重量、付属品
  2. 音質: H2ヘッドフォンチップの実力、ドライバー・アンプ構成、低音の進化、空間オーディオ、アダプティブイコライゼーション
  3. ノイズキャンセリング(ANC): ANC搭載モデルの効果、オープン型ノイキャンの実力(カフェ・電車)、外部音取り込み、適応型オーディオ
  4. 通話品質・マイク性能: 声を分離、風ノイズ低減、会話感知機能、AAC-ELD音声コーデック技術、Zoom/Teams会議での使用感
  5. バッテリー性能: 再生時間(イヤホン単体・ケース込み)、ANCオン/オフ時の違い、急速充電、ワイヤレス充電(Apple Watch充電器対応)
  6. 接続・連携機能: Bluetooth 5.3、AACコーデック、自動切り換え、高速ペアリング、Siri(首振りジェスチャー)、オーディオ共有
  7. 独自機能: Vision Proとのロスレス接続、「探す」アプリ(ケース内蔵スピーカー)、マルチペアリングの仕様
  8. メリット・デメリット: AirPods Pro(第2世代)やAirPods 3と比較してわかった長所と短所、音漏れ
  9. スペック: AirPods 4の全スペック詳細(型番、サイズ、重量など)
  10. 価格・購入先: 公式ストア、Amazon・楽天での価格、ANCなしモデルとの価格差、中古、最も安い購入先、他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「AirPods 4」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。Proモデルと迷っている人や、買い替えを検討している人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:AirPods 4 – Apple(日本)

デザインと装着感:AirPods 4の洗練された形状と業界最小クラスのケース

AirPods 4 ケースとイヤホン

ここでは、AirPods 4のデザインや質感、実際の装着感、そして操作性の進化について書いていきます。

究極まで削ぎ落とされたデザインと極小ケース

パッケージを開けて本体を手にした瞬間、そのコンパクトさに驚かされました。AirPods 4充電ケースは、前モデルのAirPods 3と比較しても体積比で10%以上小さくなっており、AirPodsシリーズ史上最小サイズを実現しています。実際にジーンズのコインポケットにもすっぽりと収まるサイズ感で、携帯性は抜群です。

ケースのデザインは一見すると従来と同じ光沢のあるホワイトですが、細部が洗練されています。充電状態を知らせるLEDインジケーターは表面からは見えない仕様になり、点灯した時だけ光が透過して浮かび上がる仕組みになりました。また、背面の物理的なペアリングボタンが廃止され、前面をダブルタップしてペアリングを行う仕様に変更されています。充電端子がついにUSB-Cになったことも、iPhone 16ユーザーの私には非常に嬉しい変更点です。

AirPods 4 装着性

イヤホン本体のデザインもブラッシュアップされています。AirPods 3とよく似ていますが、「うどん」と呼ばれるスティック(軸)部分はAirPods Pro(第2世代)と同じように短く、耳からの飛び出しが少ないスマートな印象です。本体重量は片側約4.3gと非常に軽量で、持っていることを忘れるほどの軽さです。仕上げはいつものツルツルとしたプラスチック素材ですが、ビルドクオリティは高く、チープさは微塵も感じさせません。

5000万のデータから導き出された装着感

実際に耳に装着してみると、そのフィット感の良さに感動しました。AirPods 4は、数千の耳の形と合計5000万以上のデータポイントを分析して設計されており、オープンイヤー型(インナーイヤー型)でありながら、吸い付くように耳に収まります。カナル型のAirPods Pro(第2世代)はイヤーチップで耳穴を塞ぐため、長時間の使用で圧迫感を感じることがありましたが、AirPods 4にはその閉塞感が一切ありません。

試しに、Netflixで2時間ほどの映画を鑑賞し、続けてSabrina Carpenterのアルバムを通しで聴いてみましたが、耳への痛みや疲れは全く感じませんでした。また、ジムでの軽いランニングでも試してみましたが、IP54等級の防塵・耐汗耐水性能を備えているため、汗をかいても安心です。頭を激しく振っても外れそうな気配はなく、スタビライザーなどの補助パーツなしでここまで安定するのは、形状設計の優秀さを物語っています。ただし、耳の形状には個人差があるため、AirPods 3でサイズが合わなかった人は、可能であれば店頭で試着することをおすすめします。

気になる音漏れと電車での使用感

AirPods 4 防水

オープンイヤー型(インナーイヤー型)の宿命として、構造上どうしても音漏れのリスクはあります。カナル型のAirPods Pro 2のように耳穴を完全に塞ぐわけではないため、大音量で再生すればシャカシャカとした音が周囲に漏れてしまい、「うるさい」と思われないか心配になる場面もあるでしょう。

しかし、実際に使ってみて分かった最大の「音漏れ対策」は、今回搭載されたアクティブノイズキャンセリング(ANC)そのものでした。これまでのAirPods 3(ANCなし)では、電車内などの騒がしい場所で音楽を聴こうとすると、騒音にかき消されないようにどうしても音量を上げてしまいがちでした。結果として音漏れもしやすくなっていたのです。

対してAirPods 4は、ANCをオンにすれば周囲の騒音がスッと静かになるため、必要以上に音量を上げる必要がありません。実際に満員電車で使用してみましたが、iPhoneの音量50%程度でも十分に音楽のディテールまで聴き取ることができ、隣の人に音が漏れている様子もありませんでした。静かな図書館やエレベーターの中では流石に配慮が必要ですが、日常的なシーンであれば、ANCのおかげで音漏れを過度に気にする必要はなくなったと言えます。

感圧センサーによる快適な操作性(使い方)

AirPods 4 感圧センサー

操作性については、軸部分にある「感圧センサー」をつまんで操作する方式が採用されています。タッチセンサーとは異なり、「カチッ」というクリック感があるため、誤操作が少なく、確実に操作できている安心感があります。1回押して再生/一時停止、長押しでSiriの起動などがスムーズに行えます。また、H2チップの搭載により、Siriからの「電話に出ますか?」などの問いかけに対して、声を出さずに首を縦に振れば「はい」、横に振れば「いいえ」とジェスチャーで応答できる機能は、満員電車など声が出せないシーンで非常に便利でした。

一方で、残念な点もあります。AirPods Pro(第2世代)では軸を上下にスワイプして音量調整ができますが、AirPods 4はこの機能に対応していません。音量を調整するには、Siriに頼むか、iPhone本体を取り出す必要があります。Apple Watchを持っていればデジタルクラウンで調整できますが、イヤホン単体で完結しない点は、Proモデルとの明確な差別化ポイントであり、デメリットと言えるでしょう。

まとめ:デザインと装着感

  • デザイン:AirPodsシリーズ最小のケースサイズで、LEDやボタンが見えないミニマルなデザインに進化。
  • 装着感:5000万以上のデータに基づき再設計された形状は、オープンイヤー型ながらフィット感が抜群で、カナル型特有の圧迫感がない。
  • 音漏れ:構造上音漏れは避けられないが、ANCのおかげで音量を下げることができ、電車内でも周囲を気にせず使える。
  • 安定性・重量:片側約4.3gと軽量で、IP54の防滴防塵性能により運動中もズレにくく安心して使える。
  • 操作性:感圧センサーは誤操作が少ないが、Proモデルにある「スワイプでの音量調整」が非対応なのは惜しい点。
  • 充電ケース:USB-Cに対応し、ANCモデルには「探す」機能用のスピーカーも搭載されている。

音質

ここではAirPods 4の音の特性と調整、ANC(ノイズキャンセリング)と外部音取り込み、通話品質について詳細にレビューします。

音の特性と調整:AirPods 4の洗練されたサウンドと空間オーディオ

AirPods 4 イヤホンを拡大

ここでは、AirPods 4(アクティブノイズキャンセリング搭載モデル)の音質や調整機能について、ノイズキャンセリング機能を除いた純粋なサウンド特性に焦点を当てて書いていきます。H2チップの恩恵や、実際の音楽体験を通じて感じた音の変化を詳しくお伝えします。

H2チップへの進化と刷新された音響アーキテクチャ

AirPods 4のサウンドの中核を担うのは、上位モデルAirPods Pro(第2世代)と同じ「H2ヘッドフォンチップ」です。前モデルのAirPods 3に搭載されていたH1チップと比較して処理能力が大幅に向上しており、これが音質の基礎体力を底上げしています。さらに、専用の高偏位ドライバとハイダイナミックレンジアンプを組み合わせた新しい音響アーキテクチャが採用されました。

実際にAirPods 3と聴き比べてみると、AirPods 4の方が音の粒立ちが良く、歪みが抑えられているのが分かります。AirPods 3も開放型としては優秀でしたが、大音量時や複雑な楽曲では少し音が団子状になることがありました。しかしAirPods 4では、H2チップの高度な演算オーディオにより、そうした場面でも余裕を持って鳴らし切る「パワー」を感じます。インナーイヤー型特有の抜けの良さはそのままに、密度感が増した印象です。

AirPods 3を凌駕する低音の深みとクリアなボーカル

音質面でAirPods 3との最大の違いを感じたのは、間違いなく「低音域」の表現力です。AirPods 3も低音は出ていましたが、AirPods 4では「一段と深く」沈み込むような重厚さが加わりました。宇多田ヒカルの「BADモード」を再生して比較すると、AirPods 3では軽やかに響いていたベースラインが、AirPods 4ではズンと腹に響くような量感を持って迫ってきます。オープン型は構造上低音が逃げやすいのですが、AirPods 4はその弱点を克服し、カナル型に迫るような迫力を実現しています。

中音域やボーカルの表現も進化しており、YOASOBIの「アイドル」のような音数の多い楽曲でも、AirPods 3よりボーカルが前に出てくっきりと聴こえます。AirPods 3が全体的にマイルドで聴きやすいバランスだったのに対し、AirPods 4はよりワイドレンジで、メリハリの効いたダイナミックなサウンドに進化したと言えるでしょう。高音域についてもAirPods 3よりさらにクリアになっており、シンバルの余韻なども美しく表現されますが、刺さるような鋭さはなく聴き疲れしにくいチューニングです。

包み込まれるような空間オーディオ

AirPods 4の大きな魅力の一つが「パーソナライズされた空間オーディオ」と「ダイナミックヘッドトラッキング」です。Apple MusicでDolby Atmos対応の楽曲を聴くと、音が頭の中で鳴るのではなく、自分の周囲を取り囲むように配置される感覚を味わえます。映画鑑賞ではその効果がさらに顕著で、アクションシーンでは音が前後左右に移動する様子がリアルに感じられ、まるで映画館にいるような没入感を得られました。

ヘッドトラッキングの追従性も高く、顔の向きを変えても音の定位が自然に変化するため、違和感がありません。これはAirPods 3でも対応していましたが、H2チップのおかげか、処理の滑らかさや定位の正確さが向上しているように感じました。

アダプティブイコライゼーションによる最適化

音質の調整に関しては、ユーザーが手動で細かくイコライザー(EQ)をいじる機能はありませんが、「アダプティブイコライゼーション」が自動で最適化してくれます。これは内向きのマイクが耳の中の音を拾い、装着状態に合わせて低域と中域をリアルタイムで調整する機能です。

実際に、少し緩めに装着してみたり、深く押し込んでみたりしても、音のバランスが大きく崩れることはありませんでした。常にベストな音質を提供してくれるこの機能のおかげで、細かい設定を気にせず音楽に集中できます。どうしても音質を変えたい場合は、iPhoneの「設定」>「ミュージック」>「イコライザ」からプリセットを選ぶことは可能ですが、基本的にはデフォルトのままで十分に満足できる完成度です。

まとめ:音の特性と調整

  • H2チップ:AirPods 3のH1チップからH2チップへ進化し、歪みの少ないパワフルな音質を実現。
  • 低音の進化:AirPods 3と比較して低音の量感と深みが圧倒的に増し、オープン型とは思えない迫力がある。
  • 音の傾向:ボーカルや中高音域がよりクリアになり、AirPods 3よりもワイドレンジでダイナミックなサウンド。
  • 空間オーディオ:ヘッドトラッキングの精度が高く、音楽や映画で包み込まれるような没入体験が可能。
  • 調整機能:アダプティブイコライゼーションが装着状態に合わせて自動で音質を最適化するため、手動調整なしでも常に安定した良質なサウンドが楽しめる。

ANCと外部音取り込み:AirPods 4 オープン型の常識を覆す静寂

AirPods 4 ANC

ここでは、AirPods 4(ANC搭載モデル)の最大の特徴であるアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能と、外部音取り込みモードの実力について、前モデルやProモデルとの比較を交えて書いていきます。

オープン型初搭載のANC、その実力とは

正直なところ、使う前は「耳を密閉しないインナーイヤー型で、まともなノイズキャンセリングができるわけがない」と高をくくっていました。しかし、初めてANCをオンにした瞬間、その予想は良い意味で裏切られました。AirPods 3には搭載されていなかったANC機能ですが、AirPods 4では周囲の雑音が「スッ」と引き、静寂が訪れます。

もちろん、耳栓のように耳穴を塞ぐカナル型の「AirPods Pro(第2世代)」と比較すれば、絶対的な遮音性能は及びません。Pro 2が「真空のような無音」を作り出すとしたら、AirPods 4は「不快な騒音だけを取り除いた静けさ」を提供するイメージです。しかし、Pro 2特有の強力なノイキャンによる耳への圧迫感(ツンとする感じ)が、このAirPods 4には全くありません。耳への負担が極めて少なく、長時間着けていても疲れにくい点は、Proモデルにはない大きなメリットだと感じました。

【体験談】カフェと地下鉄で検証したリアルな効果

実際に様々な場所でANCの効果を検証してみました。まず、騒がしい駅前のカフェで使用した際の印象です。ANCをオンにすると、店内に響いていたエアコンの「ゴーッ」という空調音や、周囲の客の話し声の「ざわめき」といった低周波ノイズが見事に消え去りました。一方で、食器がカチャカチャと当たる音や、近くの席の甲高い笑い声といった高音域は、完全には消えず少し遠くで鳴っているように聞こえます。ただ、そこで音楽を再生してしまえば、それらの音も気にならなくなり、自分だけのリスニング空間に没入できました。

次に、最も過酷な環境である地下鉄でも試してみました。走行中の轟音は、AirPods 3ではボリュームを上げないと音楽がかき消されてしまうレベルでしたが、AirPods 4のANCをオンにすると、その不快な重低音が驚くほどカットされます。電車の「ガタンゴトン」という走行音の角が取れ、マイルドになる感覚です。車内アナウンスは音楽を止めていれば内容は聞き取れるレベルで残りますが、これこそが「適度なノイキャン」の良さだと感じました。Pro 2だと乗り過ごしてしまう不安がありますが、AirPods 4なら周囲の状況をある程度把握しつつ、快適にコンテンツを楽しめます。

魔法のような適応型オーディオ

H2チップの恩恵を強く感じたのが「適応型オーディオ」です。これは周囲の騒音レベルに合わせて、ANCと外部音取り込みを自動でブレンド・調整してくれる機能です。静かなオフィスから騒がしい路上に出た瞬間、シームレスにノイズ低減の強度が上がり、逆に静かな場所に戻ると外音が自然に入ってくる様子は、まさに魔法のようでした。

また、「会話感知」機能も搭載されており、自分が話し始めると自動的に音楽の音量が下がり、相手の声が聞きやすくなります。コンビニのレジなどで非常に便利ですが、気分よく鼻歌を歌った際にも反応してしまい、音楽が小さくなってしまったのはご愛嬌といったところです(設定でオフにできます)。

まるで着けていないような外部音取り込み

最後に「外部音取り込みモード」についても触れておきます。これはAirPods Pro(第2世代)と同様、あるいはそれ以上に「自然」です。変にマイクで増幅したような機械的な音がせず、イヤホンを着けていない時とほぼ変わらない感覚で周囲の音が聞こえます。オープン型という構造上の抜けの良さも相まって、自分の声がこもって聞こえる「閉塞感」もありません。音楽を聴きながらでも家族との会話が自然に成立するレベルで、一日中着けっぱなしにして生活できる快適さがありました。

まとめ:ANCと外部音取り込み

  • ANC性能:AirPods 3にはない機能。オープン型とは思えないほど低音ノイズをカットするが、AirPods Pro 2ほどの完全な静寂ではない。
  • 不快感のなさ:カナル型特有の圧迫感や閉塞感がなく、長時間の使用でも耳が疲れない。
  • 得意な音:エアコンやエンジンのような持続的な低音ノイズの除去が得意。高音や突発的な音は通りやすい。
  • 適応型オーディオ:環境に合わせてノイズコントロールを自動調整するため、モード切替の手間が省けて快適。
  • 外部音取り込み:機械的な不自然さがなく、自分の声もこもらないため、装着したまま会話がスムーズにできる。

通話品質とマイク性能:AirPods 4 プロレベルのクリアな音声と会話感知

AirPods 4 マイク 通話

ここでは、AirPods 4の通話品質について、H2チップが可能にした「声を分離」機能やマイク性能、風切り音への耐性などを中心に、実際の通話テストの結果を交えて書いていきます。

雑音を消し去る「声を分離」機能の実力

AirPods 4マイク性能は、H2チップの恩恵により劇的に向上しています。特に素晴らしいと感じたのが「声を分離」機能です。これは、周囲の雑音を抑えながら自分の声を際立たせる機能で、AirPods Pro(第2世代)にも搭載されていますが、スタンダードモデルであるAirPods 4でも同等のクリアさを実感できました。

実際に、交通量の多い道路沿いで友人と通話テストを行ってみました。通常なら車の走行音で声がかき消されそうな環境でしたが、通話相手からは「まるで静かな部屋にいるように声だけがはっきり聞こえる」と驚きの反応が返ってきました。AirPods 3では周囲の環境音をある程度拾ってしまい、「今どこにいるの?」と聞かれることもありましたが、AirPods 4ではそうした心配は無用です。工事現場の近くを通った際も、ガガガという騒音が相手にはほとんど届いておらず、ノイズ抑制能力の高さに感動しました。

自然な会話を支えるサイドトーンと接続安定性

通話中の自分の声の聞こえ方(サイドトーン)に関しても、AirPods 4は非常に優秀です。カナル型のAirPods Pro(第2世代)では、密閉性が高いために自分の声が頭の中で響くようなこもり感を感じることがありましたが、オープン型のAirPods 4は耳を塞がないため、普段喋っているのと変わらない自然な感覚で通話ができます。

長時間のオンライン会議でも、自分の声の違和感による疲れを感じにくいのは大きなメリットです。また、Wi-FiやBluetoothの接続が混雑しているカフェで使用した際も、音声が途切れたりロボットボイスになったりすることはなく、接続の安定性も高いレベルで維持されていました。

風切り音への耐性と便利な「会話感知」

屋外での通話で気になる風切り音についても検証しました。風の強い日に歩きがら通話をしてみましたが、マイク部分のメッシュ設計とアルゴリズムが機能しているようで、風がマイクに当たる「ボフボフ」という不快な音はかなり抑えられていました。ただし、強風が直接吹き付けるような状況では、さすがにAirPods Pro(第2世代)の方が抑制力は強いと感じました。それでも、AirPods 3と比較すれば格段に改善されており、日常的な風なら通話に支障はありません。

さらに、ANC搭載モデルならではの「会話感知」機能も便利です。これは、イヤホンを着けたまま誰かに話しかけると、自動的に再生中の音楽の音量を下げ、外部音を取り込んでくれる機能です。コンビニのレジで店員さんと話す際など、わざわざ音楽を止めたりイヤホンを外したりする手間が省け、スムーズにコミュニケーションが取れました。話し終わると自動で元の音量に戻るのもスマートです。

まとめ:通話品質とマイク性能

  • 声を分離:H2チップにより周囲の雑音を強力にカットし、騒音下でも自分の声だけをクリアに届けることができる。
  • 自然な話し心地:オープン型のため自分の声がこもらず、自然な感覚で長時間の通話も快適に行える。
  • 風切り音耐性:AirPods 3より改善されているが、強風時はProモデルに譲る部分もある。
  • 会話感知:自分が話し始めると自動で音量を下げてくれるため、イヤホンを着けたままでの対面会話がスムーズ。
  • 接続安定性:混雑した環境でも音声が途切れにくく、ビジネス用途でも信頼できる安定性がある。

バッテリー性能:AirPods 4 連続再生は短めだが多彩な充電方法が救い

AirPods 4 充電 ケース

AirPods 4(ANC搭載モデル)のバッテリー性能は、機能向上とのトレードオフを感じる部分です。ここでは、実生活での電池持ちや、新たに対応した便利な充電方法について、AirPods 3Pro 2と比較しながら詳しくレビューしていきます。

単体再生時間は短縮、Pro 2との差を感じる瞬間

まず、単刀直入に言うと、イヤホン単体のバッテリー持ちは「少し心許ない」というのが正直な感想です。スペック上、アクティブノイズキャンセリング(ANC)をオンにした状態での再生時間は最大4時間とされています。実際にANCを常時オンにして、音量50%程度で音楽を流し続けてみたところ、約3時間50分ほどでバッテリー切れの警告音が鳴りました。

これは、ANCオンでも最大6時間持つAirPods Pro(第2世代)や、ANCなしで最大6時間再生できたAirPods 3と比較すると、明らかに短くなっています。片道2時間程度の通勤や通学なら全く問題ありませんが、長時間のWeb会議が続いたり、海外へのフライトで使ったりするには物足りなさを感じました。ANCをオフにすれば最大5時間まで伸びますが、それでも前モデルより短くなっている点は留意すべきでしょう。

爆速の充電速度とApple Watch充電器対応の恩恵

ただ、この弱点を補って余りあるのが「充電の速さ」と「充電方法の多様さ」です。バッテリーが切れても、ケースに戻してわずか5分待てば約1時間の再生が可能になります。トイレ休憩やコーヒーを淹れる合間にケースに入れておけば、すぐに復帰できるので、実運用ではそこまでストレスを感じませんでした。ケース込みであれば、ANCオンでも最大20時間、オフなら最大30時間使えるため、数日間の旅行なら充電ケーブルを持ち歩かなくても乗り切れそうです。

充電ケースの仕様変更も大きなポイントです。ついに端子がUSB-Cになり、iPhone 16やiPadのケーブルをそのまま使い回せるようになったのは感動的な便利さです。さらにANC搭載モデルのケースは、Apple Watchの充電器でも充電できるようになりました。デスク上のApple Watch充電器にポンと置くだけで充電が始まるこの手軽さは、一度味わうと戻れません。

一方で、AirPods 3Pro 2が対応しているMagSafe充電(磁石でパチっと吸着する機能)には非対応となっており、MagSafeスタンドを愛用している私としては少し残念な変更点でした。それでも、Qi規格のワイヤレス充電には対応しているため、置くだけ充電の利便性は健在です。

まとめ:バッテリー性能

  • 単体再生時間:ANCオンで実測約4時間弱。AirPods 3(6時間)やPro 2(6時間)と比較すると短く、長時間利用には休憩ごとの充電が必要。
  • 急速充電:ケースに5分入れるだけで約1時間再生できるため、リカバリーは非常に早い。
  • ケース込み:ANCオフなら最大30時間とAirPods 3同等のスタミナを維持している。
  • 充電端子:待望のUSB-C対応により、持ち歩くケーブルを一本化できるメリットは大きい。
  • ワイヤレス充電:ANCモデルはApple Watch充電器に対応したのが非常に便利だが、MagSafeの磁気吸着には非対応。

接続とコーデック:AirPods 4 Appleエコシステムで輝く魔法のような連携力

AirPods 4 接続

ここでは、AirPods 4の接続安定性やコーデック、そしてApple製品間でのシームレスな連携機能について、ゲームや動画視聴時の遅延検証も含めて書いていきます。

Appleデバイス間を瞬間移動する「自動切り替え」

AirPodsシリーズ最大の強みは、やはりApple製品同士の連携力にあります。AirPods 4もH2チップを搭載したことで、この「魔法」のような体験がさらに洗練されました。iPhoneで音楽を聴いている最中に、iPadでYouTube動画を再生し始めると、瞬時に音声がiPadへ切り替わります。一般的なBluetoothイヤホンの「マルチポイント接続」は2台まで同時待受が基本ですが、AirPodsの自動切り替えは同じApple IDでサインインしているすべてのデバイスを行き来できるため、Macで作業中にiPhoneへの電話着信に応答するといった動作が驚くほどスムーズです。

一方で、Windows PCやAndroidスマホといった他社製デバイスとの接続に関しては、一般的なBluetoothイヤホンとしての挙動になります。ペアリングボタンが廃止されたため、ケース前面をダブルタップするという新しい接続方法には最初少し戸惑いましたが、慣れれば問題ありません。ただし、OSをまたぐマルチポイント接続(例:iPhoneとWindows PCの同時接続)には対応していないため、仕事でWindowsを使っている私は、この点においてのみ不便さを感じました。

混雑した街中でも途切れない安定性と低遅延

接続の安定性については、Bluetooth 5.3に対応しており非常に優秀です。通勤ラッシュ時の新宿駅や、電波が飛び交う家電量販店の中など、通信が不安定になりがちな場所でも音がプツプツと途切れることはほとんどありませんでした。また、ゲームプレイ時の遅延(レイテンシー)についても検証してみました。

音ゲーとして知られる『プロジェクトセカイ』をプレイしてみましたが、H2チップによる低遅延処理のおかげか、タップ音のズレはかなり抑えられています。さすがにガチ勢向けの有線イヤホンには及びませんが、アクション映画やYouTubeのトーク動画を見ていて口の動きと声がズレて気になることは皆無でした。

コーデックはAACのみだが、通話品質はAAC-ELDで向上

対応コーデックはSBCとAACのみで、LDACやaptX Adaptiveといったハイレゾ級の高音質コーデックには対応していません。スペック重視のオーディオファンには物足りない部分かもしれませんが、実際にApple Musicでロスレス音源を聴いても、解像度不足を感じることはありませんでした。

むしろ注目したいのは、通話品質を向上させる「AAC-ELD音声コーデック」の採用です。FaceTime通話をした際、相手の声が非常にクリアで、まるで同じ部屋にいるかのような臨場感がありました。音楽だけでなく、コミュニケーションツールとしての質も高められている点は、AirPods 4の大きなメリットです。

まとめ:接続とコーデック

  • 自動切り替え:iPhone、iPad、Mac間での音声切り替えが魔法のようにスムーズで、Appleユーザーには最強の利便性。
  • 接続安定性:Bluetooth 5.3対応により、満員電車や人混みでも音途切れが極めて少なく快適。
  • 低遅延:H2チップの処理能力により、動画視聴はもちろん、ライトなゲームプレイなら違和感のないレベルまで遅延が抑えられている。
  • コーデック:高音質コーデック(LDAC等)には非対応だが、AACのチューニングが優秀。
  • 通話品質:AAC-ELDコーデックにより、FaceTime通話などの音声が非常にクリアで聞き取りやすい。
  • 他社製品との連携:OSをまたぐマルチポイント接続には非対応なため、WindowsやAndroidとの併用は切り替えの手間がかかる。

連携機能:AirPods 4 Appleエコシステムが生み出す魔法のような快適さ

ここでは、Siriを使ったハンズフリー操作や、Apple製品同士のシームレスな連携、そして万が一の紛失時に役立つ「探す」機能について、実際に使って感じた便利さを中心に書いていきます。

声を出さずにSiriと対話できる「首振り」ジェスチャー

H2チップの搭載により、Siriとの対話が劇的にスムーズになりました。「Hey Siri」と呼びかけるだけで、音楽の再生や天気の確認ができる応答精度の高さは相変わらず優秀ですが、私が特に感動したのは新しい「ジェスチャー操作」です。

例えば、満員電車で移動中に電話がかかってきた時、これまではiPhoneを取り出すか、イヤホンをタップする必要がありました。しかしAirPods 4なら、Siriの「電話に出ますか?」という問いかけに対し、首を縦に振れば「応答」、横に振れば「拒否」ができます。声を出さずに、手も動かさずに操作できるこの機能は、静かなオフィスや人混みの中で非常に実用的でした。AirPods 3にはなかったこの直感的な操作感は、一度体験すると手放せなくなります。

魔法のような自動切り替えとオーディオ共有

Appleデバイス間の連携もさらに洗練されています。iPhoneの近くでケースの蓋を開けるだけで完了する高速ペアリングはもちろん、デバイス間の自動切り替えが驚くほど速くなりました。Macで仕事をしながら音楽を聴いている最中にiPhoneへ電話がかかってきても、瞬時に接続が切り替わります。AirPods 3の時よりも切り替えのタイムラグが減り、接続ミスも減ったように感じました。

また、友人と一緒に移動する際、「オーディオ共有」機能が活躍しました。2組のAirPodsを1台のiPhoneに近づけるだけで同じ音楽や映画を楽しめるので、新幹線での移動中、二人で同じ映画を鑑賞するのに最適です。

Vision Proとのロスレス接続で究極の没入感

Apple Vision Proとの連携は、AirPods 4が提供する最高水準のオーディオ体験の一つです。AirPods 4(両モデル)はH2チップを搭載しているため、5GHz帯での無線通信が可能になり、Vision Proと接続した際に超低遅延のロスレスオーディオ(20ビット/48kHz)再生を実現しています。

実際に映画を観て検証してみましたが、映像と音のズレ(レイテンシー)は皆無と言っていいレベルで、クリアで重厚なサウンドが映像への没入感を一段と高めてくれました。Bluetooth接続特有の圧縮された音の劣化を感じさせないこの体験は、将来的にVision Proを手に入れたいと考えているユーザーにとっては見逃せないポイントです。

「探す」機能の進化とモデルによる違い

地味ながら日々の安心感に直結するのが、ANC搭載モデルのケースに内蔵されたスピーカーによる「探す」機能の強化です。部屋の中でケースが見当たらない時、「探す」アプリから音を鳴らすと、ケース底面のスピーカーから「ピピピ」としっかりした音量でチャイムが鳴り、居場所を教えてくれます。

標準モデル(ANCなし)にはこのスピーカーが搭載されておらず、音を鳴らして探すことができないため、頻繁に物をなくす私にとってはANC搭載モデルを選ぶ決定的な理由の一つになりました。ただし、AirPods Pro(第2世代)のようにU1チップを搭載していないため、矢印で正確な方向や距離を示す「正確な場所を見つける」機能には対応していない点には注意が必要です。

まとめ:連携機能

  • ジェスチャー操作:首を振るだけでSiriに応答でき、声が出せない公共の場での利便性が飛躍的に向上した。
  • Appleデバイス連携:iPhoneやMac間の自動切り替えが高速かつ安定しており、ストレスフリーな使い心地。
  • Vision Pro接続:H2チップによりロスレスオーディオに対応し、遅延のない高音質な映像体験が可能。
  • 「探す」機能(ANCモデル):ケースにスピーカーを内蔵しており、アプリから音を鳴らして場所を特定できるのが非常に便利。
  • 「探す」機能(標準モデル):ケースにスピーカーがなく音を鳴らせないため、紛失時の発見しやすさはANCモデルやPro 2に劣る。
  • 位置特定:Pro 2に搭載されているU1チップによる「正確な場所を見つける」機能は非対応。

検証してわかったAirPods 4のメリット・デメリット

AirPods 4(ANC搭載モデル)を実際に使い込んでみると、オープン型イヤホンの常識を覆すような進化に驚かされる一方で、Proモデルや前モデルと比較して「惜しい」と感じる点も明確に見えてきました。ここでは、日々の使用を通じて感じたリアルなメリットとデメリットを、過去モデルとの比較を交えながら徹底的に解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:オープン型なのに実用的なノイズキャンセリング(AirPods 3は非対応)

最大のメリットは、やはり「耳を塞がないのに静かになる」という不思議な体験です。AirPods 3には搭載されていなかったアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能ですが、AirPods 4ではエアコンの駆動音や電車の走行音といった低周波ノイズを見事にカットしてくれます。

カナル型のAirPods Pro(第2世代)ほどの「完全な静寂」ではありませんが、耳への圧迫感(閉塞感)が全くない状態で、音楽に没入できる環境が手に入るのは革新的です。長時間着けていても耳が痛くならず、BGM感覚で音楽を聴き続けたい私にとっては、Proモデルよりも快適な選択肢となりました。

メリット2:装着感が劇的に向上し、長時間でも快適(Pro 2は圧迫感あり)

装着感の向上も著しいです。5000万以上の耳のデータを基に再設計されたという形状は伊達ではなく、耳に乗せると「吸い付く」ようにフィットします。AirPods 3は少し耳から浮くような感覚がありましたが、AirPods 4はより安定感が増しています。

AirPods Pro(第2世代)はイヤーチップを耳の奥に入れるため、どうしても異物感や蒸れを感じることがありましたが、AirPods 4にはそれがありません。2時間の映画を通しで見ても耳が疲れず、着けていることを忘れるほどの軽快さは、このモデルならではの強みです。

メリット3:ケースが世界最小クラスで携帯性抜群(Pro 2よりコンパクト)

充電ケースのコンパクトさには感動しました。AirPods Pro(第2世代)やAirPods 3のケースと比較しても明らかに小さく、体積比で10%以上削減されています。ジーンズのコインポケットや小さなバッグの隙間にもすんなり収まるため、持ち運びのストレスが激減しました。この小ささでありながら、ANC搭載モデルのケースには「探す」機能用のスピーカーまで内蔵されているのには驚かされます。

メリット4:H2チップによる音質と機能の進化(AirPods 3はH1チップ)

音質面では、H2チップと新しい音響アーキテクチャのおかげで、AirPods 3(H1チップ)よりも低音の厚みが大幅に増しています。オープン型とは思えない迫力があり、スカスカした感じがありません。また、首を振ってSiriに応答するジェスチャー機能や、話すと音楽が止まる「会話感知」など、Pro 2と同等の最新機能が使えるのも大きな魅力です。

メリット5:Apple Watch充電器対応で充電が楽(ANCなしの標準モデルは非対応)

ANC搭載モデル限定ですが、Apple Watchの充電器でケースを充電できるようになったのは地味ながら最高のアップデートです。デスク上のApple Watch充電器に置くだけで充電が始まるため、ケーブルを探す手間が省けます。もちろんQi規格のワイヤレス充電にも対応しています。ただし、これはANC搭載モデルだけの特権で、標準モデル(ANCなし)はUSB-Cケーブルでの充電のみとなる点には注意が必要です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:バッテリー持ちが短く、頻繁な充電が必要(AirPods 3/Pro 2より短い)

実際に使っていて一番の弱点だと感じたのがバッテリー持ちです。ANCをオンにすると単体で最大4時間しか持ちません。これはAirPods 3(最大6時間)やAirPods Pro 2(ANCオンで最大6時間)と比較しても明らかに短いです。長時間のWeb会議やフライトでは途中で充電が必要になる場面があり、スタミナ不足を感じました。ケースに入れれば5分で約1時間分回復する急速充電があるのが救いですが、頻繁な出し入れは少し手間に感じます。

デメリット2:本体での音量調整ができない(Pro 2は対応)

操作面での最大の不満は、イヤホン本体で音量調整ができないことです。AirPods Pro(第2世代)では軸(ステム)を上下にスワイプして音量を変えられますが、AirPods 4にはこの機能がありません。音量を変えるにはSiriに頼むか、iPhoneやApple Watchを操作する必要があり、満員電車などでスマホを取り出せない時には不便を感じました。

デメリット3:MagSafe充電の磁石吸着に非対応(AirPods 3/Pro 2は対応)

ワイヤレス充電には対応していますが、MagSafeの「磁石でパチっとくっつく」機能には対応していません。AirPods 3やPro 2のケースはMagSafe充電器に吸着して固定できましたが、AirPods 4はただ乗せるだけです。そのため、少し手が当たるとズレて充電が止まってしまうことがありました。Apple Watch充電器には磁力でくっつくので、そちらを使えば解決しますが、MagSafeスタンドを愛用している人にはマイナスポイントです。

デメリット4:「正確な場所を見つける」機能が使えない(Pro 2は対応)

ケースにスピーカーがついたので音を鳴らして探せるようになりましたが、AirPods Pro(第2世代)に搭載されているU1チップ(ウルトラワイドバンド)は非搭載です。そのため、「探す」アプリで矢印を表示して「あと何メートル、右方向」といった正確な位置への誘導はできません。部屋のどこかにあることは分かっても、クッションの隙間など細かい場所を特定するには、音を頼りに自力で探す必要があります。

デメリット5:構造上避けられない音漏れ(電車内では音量に注意)

オープン型(インナーイヤー型)の宿命ですが、音漏れは確実にします。カナル型のAirPods Pro 2のように耳穴を密閉しないため、大音量で聴くとシャカシャカとした音が周囲に漏れ出しやすいです。

静かな図書館やエレベーターの中では、iPhoneの音量50%程度でも隣の人に聞こえる可能性があります。ただし、AirPods 4はANC(ノイズキャンセリング)が優秀なので、電車内など騒がしい場所でも、以前ほど音量を上げなくても音楽が聴こえるようになりました。その結果、無理に大音量にする必要がなくなり、結果的に音漏れリスクを抑えられるというのは嬉しい発見でした。とはいえ、混雑した場所では適度な音量を心がける必要があります。

まとめ:メリット・デメリット

AirPods 4を検証して感じたのは、これが「カナル型が苦手な人にとっての救世主」であるということです。AirPods Pro 2のような強力な静寂やスタミナ、スワイプ音量調整といった機能はありませんが、それを補うほどの「圧倒的な装着感の良さ」と「実用的なノイズキャンセリング」のバランスが絶妙です。

バッテリー持ちの短さやMagSafe吸着の廃止など、コストダウンや小型化の影響と思われるデメリットもありますが、日常使いの快適さは非常に高いレベルでまとまっています。もしあなたが「耳の圧迫感が嫌いで、でも騒音は減らしたい」と考えているなら、AirPods 4(ANC搭載モデル)は間違いなくベストな選択肢となるでしょう。一方で、絶対的な静寂や機能の全てを求めるなら、もう少し予算を出してAirPods Pro(第2世代)を選ぶのが正解かもしれません。

AirPods 4のスペック(仕様)

  • 型番: 標準モデル「MXP63J/A」、アクティブノイズキャンセリング搭載モデル「MXP93J/A」
  • 形式: インナーイヤー型(オープンイヤー型)
  • オーディオ: 専用の高偏位Appleドライバ、専用のハイダイナミックレンジアンプ
  • 音声: パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング
  • コーデック: AAC(SBC、AAC-ELD対応)
  • バッテリー: 再生最大5時間(ANCオン最大4時間)、ケース込み最大30時間(ANCオン最大20時間)
  • 駆動時間: 連続通話最大4.5時間(ケース込み最大20時間)
  • 充電: USB-C、Qiワイヤレス、Apple Watch充電器(ANCモデルのみ)
  • 通信: Bluetooth 5.3
  • マイク: デュアルビームフォーミングマイク、内向きのマイク
  • 防水: 防塵性能と耐汗耐水性能(IP54)
  • 操作: 感圧センサー(1回押し、2回押し、3回押し、長押し)、頭のジェスチャ
  • 接続: 自動切り替え、オーディオ共有
  • 機能: アクティブノイズキャンセリング(ANCモデルのみ)、外部音取り込みモード(ANCモデルのみ)、適応型オーディオ(ANCモデルのみ)、会話感知(ANCモデルのみ)、声を分離
  • アプリ: 「探す」アプリ対応(ANCモデルはケースのスピーカーで音を鳴らすことが可能)
  • 筐体: 数千の耳の形を分析して設計された快適なフィット感
  • サイズ: イヤホン(高さ30.2mm、幅18.3mm、厚さ18.1mm)、ケース(高さ46.2mm、幅50.1mm、厚さ21.2mm)
  • 重量: イヤホン(4.3g)、ケース(32.3g / ANCモデルは34.7g)
  • カラー: ホワイト
  • 対応OS: iOS、iPadOS、watchOS、macOS、tvOS、visionOSの最新バージョン
  • 付属品: 充電ケース(USB-C)、マニュアル ※USB-C充電ケーブルは別売り

AirPods 4の評価

AirPods 4 正面の外観

8つの評価基準で「AirPods 4」を5段階で評価してみました。

項目別評価

デザインと装着感:★★★★★

ケースはAirPods史上最小で携帯性が抜群です。5000万以上のデータから設計された形状は、オープン型ながらフィット感が高く、長時間着けても痛くなりません。

音質(基本性能):★★★★☆

H2チップと新ドライバにより低音が大幅に強化され、オープン型とは思えない迫力です。中高音もクリアですが、Pro 2と比較すると微細なディテール表現には一歩及びません。

ANC・外部音取り込み:★★★★☆

オープン型としては驚異的なノイズキャンセリング性能で、低周波ノイズを効果的にカットします。圧迫感がなく自然な静寂を得られますが、絶対的な遮音性はカナル型のPro 2が上です。

バッテリー持続時間:★★★☆☆

ANCオンで最大4時間、ケース込みで20時間というスペックは、競合や前モデル(AirPods 3)と比較しても短く、頻繁な充電が必要です。急速充電の速さが救いです。

接続と遅延:★★★★★

H2チップによるAppleデバイス間の自動切り替えは魔法のようにスムーズです。遅延も極めて少なく、動画視聴やゲームも快適。安定性は文句なしの最高レベルです。

機能:★★★★☆

首振りジェスチャーや会話感知、「探す」機能(ANCモデル)など、Pro 2譲りの機能が満載です。唯一、本体での音量調整ができない点が惜しまれます。

通話品質:★★★★★

「声を分離」機能により、騒がしい環境でも自分の声をクリアに届けられます。AAC-ELDコーデック対応でFaceTime通話の品質も高く、ビジネス用途でも頼りになります。

コストパフォーマンス:★★★★☆

ANC搭載で29,800円という価格は、機能と性能を考えれば妥当です。Pro 2との価格差は約1万円ありますが、カナル型が苦手な人にとっては唯一無二の価値があります。

総評:★★★★☆

AirPods 4(ANC搭載モデル)が拓く新しいリスニングスタイル

AirPods 4」(ANC搭載モデル)は、オープン型イヤホンの快適さと、実用的なノイズキャンセリング機能を絶妙なバランスで両立させた革新的なモデルです。

AirPods 3からの進化とアップデート

AirPods 3との違いは明確で、H2チップによる音質・処理能力の向上に加え、待望のアクティブノイズキャンセリングが搭載されたことが最大の変化です。ケース小型化され、USB-Cに対応するなど、使い勝手が全面的にアップデートされています。

Proモデルとの違い:快適性 vs. 究極の静寂

AirPods Pro(第2世代)との違いは、「装着スタイル」と「ノイキャン強度」です。Pro 2はカナル型(耳栓型)で強力な遮音性とスタミナを誇ります。飛行機での完全な静寂や、長時間の連続再生を最優先するなら、AirPods Pro 2が優位です。

対してAirPods 4は、絶対的な静寂やバッテリー持ちではPro 2に譲るものの、耳への負担が極めて少ない「軽快な装着感」と「自然な静けさ」を提供します。AirPods Pro(第2世代)のような圧迫感から解放されるため、長時間の使用に向いています。

このモデルを選ぶべき人

結論として、AirPods 4は「カナル型の圧迫感が苦手で、これまでノイズキャンセリングを諦めていた人」に最適です。また、一日中着けっぱなしにしてBGM感覚で音楽を楽しみたい人や、Appleエコシステムの中で快適に切り替えを行いたい人にとっても、ベストな選択肢となるでしょう。

AirPods 4の価格・購入先

※価格は2025/11/25に調査したものです。価格は変動します。

Apple オンラインストア

ANCなしモデル

21,800円(税込)、または3回払いで7,266円/月月額からで販売されています。

ANCありモデル

アクティブノイズキャンセリング搭載AirPods 4は29,800円(税込)、または3回払いで9,933円/月月額からで販売されています。

Apple オンラインストアでApple「AirPods 4」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

  • Amazonで24,800円、
  • 楽天市場で21,800円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで22,980円、
  • AliExpressで11,597円、

で販売されています。

Amazonで「AirPods 4」をチェックする

楽天市場で「AirPods 4」をチェックする

ヤフーショッピングで「AirPods 4」をチェックする

AliExpressで「Apple AirPods 4」をチェックする

米国 Amazon.comで「AirPods 4」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめのライバル機種と価格を比較

Apple「AirPods 4」に似た性能をもつ完全ワイヤレスイヤホンも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

AirPods Pro(第2世代)

Appleから発売されたANC対応の完全ワイヤレスイヤホンです(2022年9月23日発売)。

Apple H2ヘッドフォンチップ、専用の高偏位Appleドライバー、1回の充電で最大6時間の再生(ANCオン)が可能なバッテリーを搭載しています。

また、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能、外部音取り込みモード、「適応型環境音除去」機能、タッチコントロール、空間オーディオ、アダプティブイコライゼーション機能、パーソナルプロファイルの作成(ダイナミックヘッドトラッキング)、探す」機能、

MagSafe充電、Qiでのワイヤレス充電、デュアルビームフォーミングマイク、内向きのマイク、音声アシスタントSiri、IPX4の防水(AirPods Proと充電ケース)、Bluetooth 5.3、ストラップホール(充電ケース)、AACコーデックに対応しています。

価格は、Amazonで25,550円(整備済み品)、楽天市場で30,300円 (税込・送料無料)、ヤフーショッピングで30,290円、です。

関連記事:「AirPods Pro(第2世代)」のできること、新機能、評価を解説

Amazonで「AirPods Pro(第2世代)」をチェックする

AirPods(第3世代)

アップルから発売された完全ワイヤレスイヤホンです(2024年9月20日 発売)。

「H1」チップ、感圧センサー、Apple ドライバー、ハイダイナミックレンジアンプ、最大6時間 再生できるバッテリー(ケース併用で最大30時間の再生)を搭載しています。

また、空間オーディオ、IPX4相当の防水・防滴性能、MagSafeによるワイヤレス充電、「アダプティブイコライゼーション」(ユーザーの耳への密着度に合わせてリアルタイムで音を調節)、風切音の低減(音響アコースティックメッシュでカバー)、音声コーデック「AAC-ELD」(FaceTime通話時の自然な会話)、「探す」機能に対応しています。

価格は、Amazonで14,750円(整備済み品)、楽天市場で7,800円(中古品・送料無料)、ヤフーショッピングで21,980円、です。

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Powerbeats Pro 2

Beatsから発売された、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年2月13日発売)。

充電ケース併用で最大45時間、イヤホン単体で最大10時間駆動するバッテリー、3つの高性能マイク(左右にそれぞれ)、イヤーフックを搭載しています。

また、心拍数モニタリング機能、アクティブノイズキャンセリング(ANC)、外部音取り込みモード、アダプティブイコライゼーション、空間オーディオ、ダイナミックヘッドトラッキング、ワンタッチペアリング、自動切り替え、オーディオ共有、Siriによるハンズフリーコントロール、「探す」機能、

Qi対応のワイヤレス充電、防水 IPX4等級の耐汗耐水性能、5種類のサイズから選べるシリコーンイヤーチップ(XS、S、M、L、XL)、コーデック AAC、物理ボタンによる操作、Beatsアプリ、Class 1 ワイヤレス Bluetooth、に対応しています。

価格は、Amazonで29,800円(税込)、楽天市場で38,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで28,980円(中古)です。

関連記事:【Powerbeats Pro 2 レビュー】心拍と音質で進化したワークアウト用イヤホン

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Google Pixel Buds 2a

Googleから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年10月9日 発売)。

独自チップのGoogle Tensor A1、11mmダイナミックドライバー、イヤホン単体の音楽再生で最大10時間 (ANCオフ)間 駆動できるバッテリー、ビームフォーミングマイクを搭載しています。

また、ノイズキャンセリング(ANC / Silent Seal 1.5)、空間オーディオ、Gemini連携機能(Gemini Live)、マルチポイント接続、「Fast Pair」、防風メッシュカバー、「Find Hub」に対応。

コーデック(SBC、AAC)、外部音取り込み、、ひねって調整する固定用アーチ、圧力自動調整ベント、イコライザー調整、クリア音声通話、IP54相当の防滴・防塵、Google Pixel Budsアプリ、Bluetooth 5.4にも対応しています。

価格は、Amazonで19,188円(税込・Hazel GA06155-JP)、楽天市場で19,980円(送料無料・Hazel)、ヤフーショッピングで23,500円、AliExpressで17,245円、です。

関連記事:Google Pixel Buds 2aレビュー!革新の音質とGemini連携

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HUAWEI FreeBuds Pro 4

HUAWEIから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年2月7日発売)。

11mmのクアッドマグネットダイナミックドライバーと平面振動板ドライバー、新開発の3層構造形状記憶フォームイヤーチップ、充電ケース込みで約33時間駆動できるバッテリー、3つのマイク(AIノイズキャンセリング対応)を搭載しています。

また、30%向上したノイズキャンセリング、外部音取り込み機能、ヘッドコントロール機能、マルチポイント接続、ポップアップペアリング、コーデック(L2HC、LDAC、AAC、SBC)、ハイレゾワイヤレス認証、パーソナライズされたサウンド、IP54防水防塵、HUAWEI AI Life アプリ、S、M、Lの3サイズのイヤーチップ(付属)、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで19,760円(税込)、楽天市場で20,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで28,800円(送料無料)です。

関連記事:HUAWEI FreeBuds Pro 4 レビュー!音質、ノイキャン、装着性は最強か?

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Sony LinkBuds Fit

ソニーから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2024年11月15日発売)。

統合プロセッサーV2、ダイナミックドライバーX、イヤホン単体の音楽再生で最大8時間 (NCオフ)間 駆動できるバッテリーを搭載しています。

また、ノイズキャンセリング(ANC)、外音取り込み、フィッティングサポーター、浅めのイヤーピース、DSEE Extreme、コーデック(LDAC、LC3、SBC、AAC)、

ワイドエリアタップ、Speak-to-Chat、IPX4相当の防滴、マルチポイント接続、Sony Sound Connect アプリ、Bluetooth 5.3、LE Audioにも対応しています。

価格は、Amazonで22,187円(税込)、楽天市場で21,199円(送料無料)、ヤフーショッピングで21,779円(送料無料)です。

関連記事:Sony「LinkBuds Fit」とLinkBuds Open、Sを比較

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Xiaomi Buds 5 Pro

Xiaomiから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年3月13日発売)。

オーディオ面では、11mmデュアルマグネットダイナミックドライバー、プラナードライバー、セラミックツィーターから成るデュアルアンプ同軸トリプルドライバー構成を採用し、15-50kHzの超広帯域再生とHarman AudioEFXチューニングによる高音質を実現。イヤホン単体の音楽再生で最大8時間 (Bluetooth版) / 10時間 (Wi-Fi版) 駆動できるバッテリー、3つのマイクを搭載しています。

また、最大55dB/5kHzのアクティブノイズキャンセリング(アダプティブANC対応)、3マイク+AIによるクリアな32K HD通話(最大15m/sの風切り音低減)、高品質コーデック(aptX Lossless, aptX Adaptive, LC3, AAC, SBC)、IP54相当の防滴防塵(イヤホン本体)、パーソナライズされた3Dオーディオ、最大4時間録音、AI音声文字起こし・翻訳 (一部機種/時期)、リモートシャッター (Xiaomi)、インイヤー検出、

デュアルデバイス接続、Wi-Fi接続(Wi-Fi版/対応機種接続時)、Xiaomi Earbuds アプリ(EQ/ANC/ジェスチャー設定など)、急速充電、Qiワイヤレス充電、タッチコントロール(つまむ/スワイプ)、ジェスチャー(設定カスタマイズ可能)、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで22,228円、楽天市場で22,229円(※Wi-Fi版は28,980円)です。

関連記事:Xiaomi Buds 5 ProとBuds 5を徹底比較!音質・ANC・機能

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Xiaomi Buds 5

シャオミから発売されたANC対応の完全ワイヤレスイヤホンです(2024年10月10日発売)。11mm デュアルマグネット型ダイナミックドライバー、単体で最大6.5時間駆動できるバッテリー(充電ケース併用で39時間)、3つのマイクを搭載しています。

最大46dBのANC機能、3種類の外部音取り込みモード、Harman AudioEFX チューニング、16ビット/44.1kHz HDロスレスオーディオ、Qualcomm aptX Losslessオーディオ、3Dオーディオ、5種類のプリセットEQ、

5つのコーデック(aptX Lossless、aptX Adaptive、LC3、AAC、SBC)、AIノイズキャンセリング機能(通話)、最大風速12m/秒のノイズ低減、録音機能、リモート撮影、 IP54防滴防塵、マルチポイント接続、Google Fast Pairに対応しています。

価格は、Amazonで9,780円(税込)、楽天市場で9,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで5,060円(中古)、です。

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JBL TOUR PRO 3

ハーマンインターナショナルから発売された高性能な完全ワイヤレスイヤホンです(ディスプレイ付きスマート充電ケース 付属・2024年10月3日発売)。

ハイブリッドドライバー、6つのマイク、最大44時間 駆動するバッテリーを搭載しています。

また、LDACコーデック、パーソナルサウンド3.0、空間サウンド、ハイブリッドノイズキャンセリング2.0、2種の外音取り込み機能、AIノイズ低減アルゴリズム、

トランスミッター機能、音声コントロール、Bluetooth 5.3 LE オーディオ、JBL Headphone アプリ、防滴IPX55、Qi対応のワイヤレス充電、Bluetooth 5.3、LE オーディオに対応しています。

価格は、Amazonで39,000円(税込)、楽天市場で42,900円(送料無料・ポイント10倍あり)、ヤフーショッピングで39,250円、米国 Amazon.comで$299.95、です。

関連記事:液晶付き「JBL TOUR PRO 3」とTOUR PRO 2を比較

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BOSE QuietComfort Earbuds II(第2世代)

ボーズから発売されたアクティブノイズキャンセリング (ANC) 対応の完全ワイヤレスイヤホンです(カナル型・密閉タイプ・2024/10/10 発売)。

3つのマイク(各イヤホン)、最長8.5時間駆動するバッテリーを搭載しています。

また、ノイズキャンセリング機能(クワイエットモード、アウェアモード)、5バンドの調整可能なイコライザー、低遅延モード、マルチポイント機能、Fast Mute 機能、音声コントロール、PX4規格準拠の防水性能、ワイヤレス充電(ケース)、クイック充電、Bose QCEアプリ(タッチコントロール、リモートセルフィー機能など)、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで19,800円(税込)、楽天市場で25,147円(税込)、ヤフーショッピングで34,480円、です。

関連記事:【BOSE】QuietComfort Earbuds IIとUltraを徹底比較!違いを解説

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Google Pixel Buds Pro 2

Googleから発売されたTensor A1 チップ搭載の完全ワイヤレスイヤホンです(2024/9/26 発売)。

11mmのダイナミック型ドライバー、イヤホン単体で最大8時間、ケース併用で最大30時間 駆動できるバッテリーを搭載しています。

また、生成AI「Gemini」との連携、アクティブノイズキャンセリング「Silent Seal 2.0」、空間オーディオ、マルチパス処理、マルチポイント接続、会話検出機能、耳の形にフィットする新デザイン、固定用アーチ、

イヤホンでIP54、ケースでIPX4の防水(防滴)性能、急速充電、Qi 認証済みワイヤレス充電、、Googleアシスタント、Bluetooth 5.4、LE Audio、スーパー ワイドバンドに対応しています。

価格は、Amazonで24,301円(税込)、楽天市場で24,480円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで22,039円、です。

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