5G通信に対応した「Blackview SHARK 9」。早くも「AI機能が使えるカメラが便利そう」と評判です。しかし、その一方で「他の2万円台のスマホの方がいいのでは?」という口コミもあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその性能をよく知ってもらうために、次の8点を重点的に解説します。
- プロセッサ(Unisoc T820の性能)
- カメラ性能
- メモリ・ストレージ
- 通信性能(5G通信)
- 冷却システム
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- バッテリー・充電
- デザイン(サイズ・重量)
また、前モデル「Blackview SHARK 8」との違いも紹介!Antutuベンチマークやゲーム性能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Blackview SHARK 9」が発売開始!
2024年11月、AliExpressでモバイル機器メーカー Blackview(ブラックビュー)の新製品「SHARK 9」(シャーク 9)が発売されました。
※11月11日から18日の期間でセールが開始されます。
Unisoc T820とDoke OS 4.0 (Android 14ベース) を搭載した6.78インチの5Gスマートフォンです(※3年間のOSアップデート提供あり)。
Blackviewからは2023年10月、MediaTek Helio G99搭載の「SHARK 8」(Android 13・4G対応)が発売されています。
このスマートフォンは「1万円台とは思えないほど性能が高く、サクサク動く」、
「2.4Kの高解像度で、120Hzのリフレッシュレートに対応してゲームも快適」と評判でロングセラーになりました。
新モデルは50MPの3眼カメラを搭載し、マジック消しゴムなどAIを使った機能が豊富に使えることで話題になっています。
もちろん、原神や鳴潮 (Wuthering Waves)などの人気ゲームも快適にプレイできますよ。
それでは早速どんなスマートフォンなのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ AliExpress リンク
公式サイト : Blackview | Rugged Phones – Tougher Outdoor Smartphone https://www.blackview.hk/
価格は約2万5千円・2万円前後のSIMフリースマホよりもお買い得なのか?
新モデル「Blackview SHARK 9」のくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、新モデル「Blackview SHARK 9」はAliExpressで25,982円で販売されています(※SIMフリーで技適対応)。
5Gスマホにしては2万円台でかなり安いですが、11月11日から18日の期間でセールが開始され、さらに安くなるようです。
一方、前モデルの「Blackview SHARK 8」はAmazonで25,520円(税込)で販売されていました。
楽天市場では中古品が16,100円で販売されており、AliExpressでは新品が16,946円で購入できます。
他メーカーのSIMフリースマホではHelio G81-Ultra搭載の「Redmi 14C」がAmazonで17,980円で販売中です。
MediaTek Helio G99-Ultra搭載の4Gスマホ「POCO M6 Pro」はAliExpressで23,785円で購入できます。
そのほか、UNISOC T765搭載の「UMIDIGI G9 5G」がAmazonで23,900円で発売中。
Dimensity 6100+搭載した5Gスマホ「OUKITEL C50」はAmazonで24,300円で販売されています。
新モデル「Blackview SHARK 9」と同等の性能をもつスマートフォンは約2万円前後で販売されていることが多いようです。
安いものであれば新モデルとの価格差が約5千円以上になります。
果たして新モデル「Blackview SHARK 9」はこれらのスマホよりもお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見てみましょう。
違い1:Unisoc T820の性能とAntutuベンチマーク
新モデル「Blackview SHARK 9」はUnisoc T820 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサはUnisoc社がスマートフォン向けに開発した高性能な5Gモバイルプロセッサです。
具体的には6nmプロセスで製造された8コア、最大2.3GHz駆動のCPU(Cortex-A76とCortex-A55)を搭載。
パワフルに、かつ低消費電力で動作するという特徴があります。
内蔵のGPUはARM Mali-G57 850MHz で、高いグラフィック性能を発揮。
ゲームもスムーズに動作できるようになっています。
Antutu ベンチマーク
Antutu V10 ベンチマークは総合で約 55万 (530,181)前後を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「549158」、CPUで「186396」、GPUで「114378」、MEMで「129835」、UXで「118549」
投稿者: @akibaburariThreadsで見る
性能的には、MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)や、
Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)とほぼ同等の性能を発揮します。
また、Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)よりは低く、
MediaTek Dimensity 7025 (moto g64 5G)よりも高い性能を発揮します。
<CPUランキング>
- 1.Snapdragon 7 Gen 3 (motorola edge 50 pro)・・・Antutu:約 85万 前後
- 2.Dimensity 8020 (motorola edge 40)・・・Antutu 約 74万
- 3.Dimensity 7200-Ultra (Redmi Note 13 Pro+ 5G)・・・Antutu:約72万
- 4.MediaTek Dimensity 7050 (OPPO Reno11 A)・・・Antutu:約56万
- 5.★ Unisoc T820 (Blackview SHARK 9)・・・Antutu:約55万
- 6.Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 (Xperia 10 VI)・・・Antutu:約54万
- 7.Dimensity 7030 (motorola edge 40 neo)・・・Antutu:約 52万
- 8.MediaTek Dimensity 7025 (moto g64 5G)・・・Antutu:50万
- 9.Snapdragon 4 Gen 2 (Redmi 12 5G)・・・Antutu V10 総合で45万
- 10.UNISOC T765 (UMIDIGI G9 5G)・・・Antutu:43万
- 11.MediaTek Helio G99 (Blackview SHARK 8)・・・Antutu V10 総合で41万
- 12.Dimensity 6020 (OPPO A79 5G)・・・Antutu V10 総合で40万
- 13.Snapdragon 695 5G (Xperia 10 V / OPPO Reno9 A / BASIO active2)・・・Antutu:約40万 前後
- 14.Dimensity 6100+ (UMIDIGI G6 5G)・・・Antutu V10 総合で約 38万
- 15.Dimensity 700 5G (nubia Ivy/Libero 5G IV/AQUOS wish3)・・・Antutu 総合で約35万 前後
前モデルとの比較
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」はAntutu V10 ベンチマーク総合で約40万 (413418) 前後を記録していました。
例: Antutu V10 総合で「413418」、CPUで「124157」、GPUで「66378」、MEMで「108059」、UXで「114824」
新モデルはAntutu総合スコアが約15万前後向上し、より快適に動作できるようになっています。
ゲーム性能
Unisoc T820はゲームに最適化されているため、多くのゲームが快適に動作します。
原神は画質「低」もしくは「中」設定で50 FPS で動作します。戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは24 FPSまで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPSを記録することもあります。
各ゲームのフレームレートは以下の通りです。
- 原神 Genshin Impact・・・50 FPS [Low]
- PUBG Mobile・・・66 FPS [Low]
- Call of Duty: Mobile・・・60 FPS [Low]
- フォートナイト Fortnite・・・24 FPS [Low]
- Shadowgun Legends・・・67 FPS [Low]
- World of Tanks Blitz・・・57 FPS [Ultra]
- Mobile Legends: Bang Bang・・・42 FPS [Ultra]
ジャイロセンサー搭載のため、位置ゲーム「ポケモンGO」、「信長の野望 出陣」、「ドラゴンクエストウォーク」、「Pikmin Bloom」、「駅メモ!ステーションメモリーズ!」、「妖怪ウォッチ ワールド」がプレイできます。
そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」、「マインクラフト」、「ウマ娘」なども快適に動作します。
違い2:50MPの3眼カメラを搭載・マクロ撮影や豊富なAI機能を利用できる
新モデル「Blackview SHARK 9」は背面に50MP + 2MP + 2MPの3眼カメラを、前面に8MPのフロントカメラを搭載しています。
いずれもAI機能に対応し、豊富な機能が利用できるようになっています。
50MPのメインカメラはサムスンの1/2.76型センサーを搭載し、ダブルSuper-PD(0.01秒高速AF)やシーンHDRに対応。
4-in-i ピクセルビニングに対応しているため、多くの光を取り込んで暗いシーンでも明るく撮影できます。
背面の2つの2MPカメラはマクロと深度用です。マクロは4cmまで寄れるようになっており、深度カメラは背景をぼかした写真撮影に役立ちます。
前面のフロントカメラは8MPで、フェイスフィラーランプで暗いシーンでも明るくポートレート撮影が利用できます。
AIを利用した機能は次のようなものを利用できます。
- 1.AIマジック消しゴム・・・不要なものを除去。かこって消すこともできます。
- 2.AIフォトフォトアンブラー・・・古ぼけた写真の輪郭やにじみを修整します。
- 3.AIスカイリプレース・・・タップするだけで空を青空や夕焼け、星空などに美しく修正ます。
- 4.AIポートレートアンブラー・・・背景をぼかし、顔にピントを合わせることで美しいポートレートに仕上げます。
- 5.AIポートレトライト・・・日陰や照明にムラがあるシーンでも、明るく自然な顔に補正します。
<カメラの仕様> ※AI対応
- 1.背面の50MP(メイン)・・・Samsung ISOCELL JN1、F1.8、1/2.76型、5000万画素、PDAF、4-in-i ピクセルビニング、シーンHDR
- 2.背面の2MP(マクロ)・・・F2.4、4cmウルトラマクロ、3P
- 3.背面の2MP(深度用)・・・F2.8、3P
- 4.前面の8MP(フロント)・・・広角、Samsung ISOCELL 4H7、F2.0、1/3.1型、4P
<カメラの機能>
- AIマジック消しゴム、AIフォトフォトアンブラー、AIスカイリプレース、AIポートレートアンブラー、AIポートレトライト
- スマートGoogle レンズ(スキャン、探索、調査)
- ダブルSuper-PD(0.01秒高速AF)、フェイスフィラーランプ
- マクロ、AIシーン検出、ナイト、フィルターHDR、パノラマ、プロ、モノクロ、ウォーターマーク、タイマー撮影、バースト撮影、スマイルシャッター、ジェスチャーショット
<動画撮影>
- 4K 30Fps 動画撮影
- 最大2160p (30fps) での動画撮影、手ぶれ補正、タイムラプス、スローモーション、Proビデオ
前モデルと比較
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」は背面 64MPのメインカメラと前面 13MPのフロントカメラを搭載していました。
新モデルは新たにAIに対応した機能が豊富に利用できるように改善されています。
また、背面カメラを3眼にしたことで、マクロ撮影や背景をぼかした写真撮影が利用できるようになっています。
<カメラの画素数を比較>
- 1.「Blackview SHARK 9」・・・背面 50MP + 2MP + 2MP / 前面 8MP
- 2.「Blackview SHARK 8」・・・背面 64MP / 前面 13MP
違い3:最大24GBのメモリを搭載・ストレージは256GB UFS2.2で統一
新モデル「Blackview SHARK 9」は8GB LPDDR4X メモリを搭載し、
+16GBの仮想メモリ機能で最大24GBまで拡張できるようになっています。
LPDDR4Xは、低消費電力で高速なデータ転送が可能なメモリ規格です。
8GBでも複数のアプリを同時に開いたり、重いゲームをプレイしたりできます。
PCMarkベンチマークのスコアは、以下の通りです。
Work 3.0 performance: 8598
このスコアは、一般的なアプリやウェブブラウジング、
ドキュメント作成などの作業を快適に行えることを示しています。
ストレージについて
また、256GB UFS2.2 ストレージを搭載し、
別売のmicroSDカードで最大2TBまで拡張できます。
256GBの容量は、多くのアプリやデータを保存するのに十分な容量です。
UFS2.2は、高速なデータ読み書きが可能なストレージ規格です。
前モデルと比較
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」は8GBメモリ(最大16GB)と128GB/256GB UFS2.2 ストレージを搭載していました。
新モデルは仮想メモリで拡張できる容量が8GB増えています。
また、ストレージは128GB搭載モデルがなくなり、256GBモデルのみに統一されています。
新モデルは前モデルよりも多くのメモリ、ストレージを搭載できることから、使いやすさが格段に向上しているといえます。
<メモリ・ストレージを比較>
- 1.「Blackview SHARK 9」・・・8GBメモリ(最大24GB)/ 256GB UFS2.2
- 2.「Blackview SHARK 8」・・・8GBメモリ(最大16GB)/ 128GB/256GB UFS2.2
違い4:5G通信に対応・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、4衛星測位のGPSも利用できる
新モデル「Blackview SHARK 9」は5G通信に対応し、4G LETよりも約10倍以上の速度の高速通信を利用できます。
SIMカードはNano SIMに対応し、ドコモや楽天モバイル回線のSIMも利用できます(対応バンドはスペックの下に記載)。
また、Wi-Fi 5のacデュアルバンド、Bluetooth 5.0によるワイヤレス接続に対応。
4つの衛星測位に対応したGPSナビゲーションも利用できます。
なお、「Blackview SHARK 9」は技適認証に対応し、日本でも安全に使用できます。
技適認証番号は「210-152146」です。
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」は4G LET通信に対応し、5G通信は利用できませんでした。
新モデルは5G通信に対応したことで、より高速な通信を利用できるようになっています。
<通信性能を比較>
1.「Blackview SHARK 9」・・・5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPS
2.「Blackview SHARK 8」・・・4G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPS
違い5:冷却システムを搭載・8,000mm2の冷却エリアで40度に保てる
新モデル「Blackview SHARK 9」は高負荷なゲームも快適にプレイできるように冷却システムを搭載しています。
この冷却システムは8000mm2の冷却エリアを備え、ゲームプレイ中でも40度に保つことができます。
具体的には、500mm2熱伝導性ゲル、4000mm2のグラファイト、3500mm2の放熱銅箔を使い、
本体内の熱を効率よく循環させて外部に排出します。
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」は冷却エリア12,361mm2の冷却システムを備え、
ゲームプレイ中でも本体の温度を39度に保つことができました。
新モデルは冷却エリアが前モデルよりも減少し、本体の内の温度も1度高くなっています。
冷却性能においては前モデルの方が優秀であるといえます。
<冷却性能を比較>
- 1.「Blackview SHARK 9」・・・40度に保つ(8,000mm2の冷却エリア)
- 2.「Blackview SHARK 8」・・・39度に保つ(12,361mm2の冷却エリア)
違い6:6.78インチのHD+液晶を搭載・輝度700nitで太陽光下でも見やすく表示できる
新モデル「Blackview SHARK 9」は6.78インチ(解像度720 x 1604 px)のIPS ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイはアスペクト比20:9、画面比率80.5%、最大輝度700nitのワイドで明るい液晶で、
太陽光下でも見やすく表示できるほか、自動明るさ調整にも対応しています。
また、液晶表面は強化ガラスのPanda Glassによって保護されています。
Panda Glassは、耐衝撃性や耐傷性に優れ、高い透明度を誇り、ディスプレイの視認性を損なうことなく保護できます。
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」は6.78インチ(解像度1080 x 2460 px)のIPS ディスプレイを搭載していました。
最大輝度は最大輝度500nitで、新モデルよりも明るさの点で劣っています。
しかし、解像度は高く、高精細な2.4K表示が可能で、画面比率も90.18%と非常に高いというメリットがあります。
<ディスプレイの仕様を比較>
- 1.「Blackview SHARK 9」・・・6.78インチ、解像度720 x 1604 pxのIPS
- 2.「Blackview SHARK 8」・・・6.78インチ、解像度1080 x 2460 pxのIPS
リフレッシュレート 90Hzに対応
新モデル「Blackview SHARK 9」はリフレッシュレート 90Hzに対応し、
ゲームや動画などの動きの激しいシーンで、より滑らかな映像表示が可能です。
また、タッチサンプリングレート 180Hzに対応し、より高速なタッチ入力も利用できます。
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」は最大120Hz (60Hz/120Hz)の可変リフレッシュレートに対応していました。
新モデルは前モデルよりも高速なタッチ入力が可能になっています。
ただし、リフレッシュレートの値は前モデルよりも低くなっています。
滑らかな映像表示に関しては前モデルの方が優秀であるといえます。
<リフレッシュレートを比較>
- 1.「Blackview SHARK 9」・・・90Hzに対応
- 2.「Blackview SHARK 8」・・・120Hzに対応
違い7:5000 mAhバッテリーを搭載・18W急速充電も利用できる
新モデル「Blackview SHARK 9」は容量 5000 mAhのバッテリーを搭載しています。
駆動時間は、通話で14.5時間、スタンバイで636時間、動画視聴で7時間、ゲームで6.7時間、
ブラウジングで10.5時間、音楽再生で15時間です。
充電はType-Cポートを介した18W急速充電 で、10分で20%まで回復できます。
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」は5000 mAhバッテリー搭載で、
33W急速充電に対応していました。
新モデルは前モデルよりも充電スピードが遅くなっています。
<バッテリー・充電を比較>
- 1.「Blackview SHARK 9」・・・5000 mAh / 18W急速充電
- 2.「Blackview SHARK 8」・・・5000 mAh / 33W急速充電
違い8:厚さ8.65mmのスタイリッシュなデザイン・光の角度によって変化も
新モデル「Blackview SHARK 9」はシンプルでスタイリッシュなデザインを採用しています。
本体の厚さは8.65 mmで、非常に薄くできています。
また、背面パネルは光沢があり、光が当たる角度によって
さまざまな色合いに変化するようになっています。
素材はプラスチックですが、側面にアルミフレームを採用しているため、
安っぽくは見えません。
カラーはスターリーロックブラック、アズールウェーブブルーの2色を用意しています。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「Blackview SHARK 9」・・・ 164.8 x 75.6 x 8.65 mm / 200 g
- 2.「Blackview SHARK 8」・・・168.5 x 76.6 x 8.35 mm / 198.3g
「Blackview SHARK 9」のデメリット
「Blackview SHARK 9」のデメリットを紹介します。
デメリット1:ディスプレイの解像度が低い
「Blackview SHARK 9」のディスプレイは解像度720 x 1604 pxのHD+画質で高精細ではありません。
一方、前モデル「Blackview SHARK 8」は解像度1080 x 2460 pxのフルHD+画質で高精細な表示が可能でした。
デメリット2:Wi-Fi 6に対応していない
「Blackview SHARK 9」はWi-Fi 5対応で、Wi-Fi 6には対応していません。
Wi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した高速通信が利用できないので不便です。
デメリット3:防水に対応していない
「Blackview SHARK 9」は防水防塵に対応していません。
そのため、お風呂場やキッチンで水に濡れたり、水没したりすると故障するリスクが高まります。
デメリット4:おサイフケータイが使えない
「Blackview SHARK 9」はFelicaには対応していないため、おサイフケータイが利用できません。
NFC対応でGoogle Payによる電子マネー決済は利用できます。
「Blackview SHARK 9」のスペック
- ディスプレイ 6.78インチ、解像度720 x 1604 pxのIPS
※HD+/20:9/最大輝度700nit/自動明るさ調整/画面比率80.5%/Panda Glass - リフレッシュレート 90Hz
- タッチサンプリングレート 180Hz
- プロセッサ Unisoc T820
※6nm/64bit/8コア/最大2.3GHz - CPU Octa-core 1*A76@2.7GHz+3*A76@2.3GHz+4*A55@2.1GHz
- GPU Mali-G57 850MHz
- RAM(メモリ) 8GB LPDDR4X
- 拡張メモリ +16GBで最大24GBまで
- ストレージ 256GB UFS2.2
- 外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで
- バッテリー 5000 mAh
- 充電 18W急速充電 (Type-C、10分で20%)
- 駆動時間 通話で14.5時間、スタンバイで636時間、動画視聴で7時間、ゲームで6.7時間、ブラウジングで10.5時間、音楽再生で15時間
- 背面カメラ 50MP + 2MP + 2MP
- 前面カメラ 8MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、 Bluetooth 5.0
- 衛星測位 GPS+GLONASS+Beidou+Galileo
- NFC/Google Pay 対応
- インターフェース USB Type-C (OTG)、3.5mmイヤホンジャック
- スピーカー デュアル スマートK BOXスピーカー
- 冷却システム 冷却エリア 8000mm2、ゲームで40度に保つ
- 生体認証 サイド指紋認証、顔認証
- OS Android 14 + Doke OS 4.0 (3年間のAndroid OTA アップデート)
- サイズ 164.8 x 75.6 x 8.65 mm
- 重量 200 g
- カラー スターリーロックブラック、アズールウェーブブルー
- 付属品 Type-Cケーブル、電源アダプター、ユーザーマニュアル
- 5G通信 対応、4G Volte対応
- SIMカード Nano SIM(デュアルSIM)+TFカード
対応バンド
「Blackview SHARK 9」は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
5Gバンド: N1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/66/77/78
4Gバンド: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B19/B20/B26/B28AB/B38/
B39/B40/B41/B66
3Gバンド: D1/B2/B5/B8
2Gバンド: B2/B3/B5/B8
5G通信はSub-6に対応しています。Sub-6はn78(国際的に主要な5G通信の周波数帯)、n79(ドコモのみが対応している周波数帯)の2つがありますが、n78のみに対応しています。
4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
「Blackview SHARK 9」の評価
7つの基準で「Blackview SHARK 9」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★★
- 耐久性:★★
- デザイン:★★★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
2023年10月に発売された「Blackview SHARK 8」の後継モデルになります。
パワフルなUnisoc T820 プロセッサを搭載しつつ、5G通信に対応。
カメラは50MPの3眼になり、豊富なAI機能も使えるようになっています。
注目は新たに使えるようになったカメラのAI機能です。
不要なものをAIで除去する「AIマジック消しゴム」や
空の背景を変更する「AIスカイリプレース」はすでに他のスマホでもお馴染みですが、
「AIフォトフォトアンブラー」や「AIポートレートアンブラー」、「AIポートレトライト」など
独自のAI機能も使えるようになっており、使い勝手が大幅に向上しています。
カメラではこのほかにも0.01秒の高速AF「ダブルSuper-PD」やマクロ撮影、「フェイスフィラーランプ」なども利用可能で、
4K 30Fps 動画撮影やスローモーション撮影も使えるなど機能が非常に充実しています。
プロセッサについて
Unisoc T820はAndroid OSを搭載した中華ゲーム機にも採用しているプロセッサで、
ゲームには非常に相性が良いです。エミュレーターを利用してPS2のゲームも一部 動作可能で、
もちろん、原神や鳴潮(めいちょう)などの人気ゲームもプレイできます。
その他にもリフレッシュレート 90Hzによる滑らかな映像再生、
タッチサンプリングレート 180Hzによる高速なタッチ入力、
ゲーム中でも40度におさえる冷却システムを搭載しており、
ゲーム用のスマホとしても十分に使える性能を備えています。
OSについて
OSはAndroid 14ベースのDoke OS 4.0ですが、
なんと、3年間のAndroid OTA アップデートが提供されます。
つまり、将来 Android 15やAndroid 16などに自動でアップデートされるというわけで、
新しいOSを求めて買い替える手間が省けます。
このOSアップデートを含めると、コスパはとんでもなく高くなります。
(まとめ)
新モデル「Blackview SHARK 9」はカメラが50MPの3眼になり、
しかも豊富なAI機能が使えるなど、非常に充実しています。
また、Unisoc T820プロセッサはゲームと相性が良く、
ゲームに適した性能も備えています。
さらに3年間のOSアップデートが提供されるため、
コストパフォーマンスが非常に高いといえます。
高性能なカメラとプロセッサを備えたコスパの高い5Gスマホを探している人におすすめです。
「Blackview SHARK 9」の価格・販売先
ECサイト
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で販売されています。
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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「Blackview SHARK 9」に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
「Redmi 14C」
シャオミから発売された6.8インチの4G スマートフォンです(2024年10月17日発売)。
Android14ベースのXiaomi HyperOS、MediaTek Helio G81-Ultra、4GB / 8GB LPDDR4X メモリ、HD+液晶、128GB / 256GB eMMC 5.1 ストレージ、5160 mAh バッテリー、背面50MP + 補助のAI 2眼カメラ、前面13MP カメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 最大120Hz、タッチサンプリングレート 240 Hz、18W急速充電、IP52防水防塵、サイド指紋認証、AI顔認証、FMラジオ、最大1TBまでのストレージ拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで17,980円(税込・4GB+128GBモデル・8GB+256GBは21,800円)、楽天市場で17,980~23,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで24,980円、AliExpressで19,178円、米国 Amazon.comで$126.00、です。
関連記事:120Hz対応「Redmi 14C」と日本向けRedmi シリーズを比較
「POCO M6 Pro」
シャオミ POCO ブランドから発売された6.6インチの4Gスマホです(2024年1月11日 発売)。Android 13(MIUI 14 for POCO)、MediaTek Helio G99-Ultra、8GB/12GB LPDDR4Xメモリ、フルHD+ののAMOLED(有機EL)液晶、256GB/512GB UFS 2.2、5000 mAhバッテリー、背面64MP+8MP+2MPのAIトリプルカメラ、前面16MPのフロントカメラ搭載で、
67W急速充電、IP54防水防塵、2160Hz インスタント タッチ サンプリング レート、リフレッシュレート 最大1200Hz、Dolby Atmos、ハイレゾオーディオ認証、画面内指紋認証、AI顔認証、 Z軸リニア振動モーター、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。
価格は、楽天市場で35,800円(送料無料・未使用品)、ヤフーショッピングで32,968円、AliExpressで23,785円、米国 Amazon.comで$183.50 です。
関連記事:ゲームに最適「POCO M6 Pro」と人気SIMフリースマホを比較
「UMIDIGI G9 5G」
UMIDIGIから発売された6.8インチの5Gスマートフォンです。
Android 14、UNISOC T765、6GB LPDDR4x メモリ、HD+液晶、128GB UFS 2.2 ストレージ、背面50MP + 2MP +2MPの3眼カメラ、前面8MPのフロントカメラ、仮想ジャイロスコープを搭載しています。
また、エクスプレスキー、リフレッシュレート 90Hz、最大12GBまでのメモリ拡張、最大1TBまでのストレージ拡張、18W PD急速充電、音量 200%、ヘッドホンなしのFMラジオ、サイド指紋認証、AI顔認証、アイケア モード、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで23,900円(税込)、楽天市場で22,900円(送料無料)、AliExpressで15,480円、米国 Amazon.comで$148.99 です。
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「OUKITEL C50」
OUKITELから発売された6.8インチの5Gスマートフォンです。Android 14、MediaTek Dimensity 6100+、8GB LPDDR4x メモリ、HD+ IPS液晶、256GB UFS2.1、5150 mAhバッテリー、背面50MPカメラ、前面5MPカメラを搭載しています。
また、リフレッシュレート 90Hz、最大24GBまでのメモリ拡張、ゴリラガラス 5、OTG逆充電(リバースチャージ)、指紋認証、顔認証、USB Type-C 2.0 (OTG)、5G通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで24,300円(税込)、楽天市場で33,776円(送料無料)、ヤフーショッピングで29,800円、AliExpressで15,480円、です。
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他のBlackviewスマホと比較
他にもBlackviewのスマートフォンが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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