2024年6月18日、マイクロソフトから待望の「Surface Laptop 7」が発売されました。この最新モデルは、PCの未来を予感させるARMベースのQualcomm Snapdragon X EliteおよびSnapdragon X Plusプロセッサを搭載し、かつてないレベルのAI処理能力と優れた電力効率を実現しています。
Surface Laptop 7の真価に迫る徹底検証
この記事では、そんなSurface Laptop 7が秘める性能と機能を、あらゆる角度から徹底的に深掘りしていきます。特に、そのパフォーマンスの中核を担うSnapdragon XシリーズプロセッサのCPU性能に着目し、詳細なベンチマークテストの結果や前モデル「Surface Laptop 5」との比較を通じて、その実力を余すところなく明らかにします。
さらに、注目されているAI機能の詳細、グラフィック性能、そして実際に使ってみて感じたメリットやデメリットに至るまで、購入を検討されている方が本当に知りたい情報を網羅的にお届けします。
【この記事で分かること】
- Surface Laptop 7に搭載されたSnapdragon X Elite / X Plusプロセッサのアーキテクチャと詳細なスペック
- 各種ベンチマークソフト(Passmark, Geekbench, Cinebenchなど)を用いたCPUの客観的なパフォーマンス評価と、その結果から分かること
- 内蔵GPU「Qualcomm Adreno X1グラフィックスコア」の各種ベンチマークソフト(3DMark Fire Strike, Time Spyなど)による詳細なグラフィック性能評価
- 前モデル「Surface Laptop 5」と比較した際の、CPUおよびグラフィック性能の具体的な進化点
- 人気ゲームタイトルにおける、モデル別(Snapdragon X Plus / X Elite)のフレームレート(FPS)の目安と、実際のゲームプレイにおける快適性の評価
- 注目のAI機能と、それらを活用した対応アプリケーションが、どのように日々の作業や創造性をサポートするかの詳細な紹介
- 実際の使用感から見えてくるメリット・デメリット(バッテリー持続時間、ディスプレイ品質、入力デバイスの使い心地、互換性の課題など)の詳細な解説
- 専門的な視点に基づいた各項目別の詳細評価(画面の見やすさ、スペック、耐久性、通信、機能、デザイン、使いやすさ、価格)と、総合的な購入判断のためのアドバイス
この記事を最後までお読みいただければ、Surface Laptop 7が期待に応える一台なのか、そして今購入すべきかどうかが明確になるはずです。購入を検討中の方はもちろん、最新PCのトレンドに関心のある方も、ぜひ参考にしてください。
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公式ページ:新しいCopilot+ PC、Surface Laptop (第 7 世代) の登場 | Microsoft Surface
検証1:Surface Laptop 7のプロセッサSnapdragon X Plus / X Eliteの実力
ここでは、Surface Laptop 7が搭載するプロセッサの魅力について、実際に使用して感じたことを中心にお伝えします。特に、そのパワフルな処理性能と、これからのPC体験を大きく変える可能性を秘めたAI機能に焦点を当てていきます。
ARMアーキテクチャへの大きな一歩
Surface Laptopシリーズとして初めてARMベースのプロセッサ、Qualcomm社のSnapdragon Xシリーズを採用したことは、大きな注目点です。
13.8インチモデルでは「Snapdragon X Plus(10コア)」または「Snapdragon X Elite(12コア)」、
15インチモデルでは「Snapdragon X Elite(12コア)」を搭載しています。
正直なところ、ARMベースのWindowsということで、最初はソフトウェアの互換性に少しばかりの不安を感じていました。しかし、実際に使ってみると、日常的に使用する主要なアプリケーションの多くが新しいエミュレーター「Prism」によってスムーズに動作することに驚きました。むしろ、これまでとは異なる新しいコンピューティング体験への期待感が高まりました。
未来を先取りする、驚異のAI処理能力
Snapdragon Xシリーズの大きな特徴の一つが、その卓越したAI処理能力です。内蔵されたQualcomm Hexagon NPUは、Snapdragon X Plus、Eliteともに45TOPS(Trillion Operations Per Second)という驚異的な処理性能を誇ります。これは、Microsoftが提唱する「Copilot+ PC」の要件である40TOPSをクリアしており、PC上で高度なAI機能をローカルで実行できることを意味します。
例えば、「Recall」機能で過去のPC上の作業内容を瞬時に探し出したり、「Live Captions」機能でリアルタイム翻訳をスムーズに行ったりといった、AIを活用した新しい体験が期待できます。実際にAI機能を試してみると、まだ発展途上な部分もあるかもしれませんが、これだけの処理をPC単体で、しかもローカルで実行できるというのは本当に驚きです。日々の作業効率が劇的に向上する未来も、そう遠くないと感じさせてくれます。
用途で選べるプロセッサ:Snapdragon X Plus と X Elite
Snapdragon X Plus:日常を軽快にするバランスの取れた高性能
13.8インチモデルで選択可能な「Snapdragon X Plus」は、10コアのOryon CPUを搭載し、最大3.40GHzで動作します。4nmプロセスで製造されており、電力効率とパフォーマンスのバランスに優れています。
実際にこのモデルでウェブブラウジングやOfficeソフトを使った資料作成、動画視聴など、日常的な作業をしてみましたが、複数のアプリケーションを同時に立ち上げても動作がもたつくことはほとんどありませんでした。特に、ブラウザで多くのタブを開きながら資料を作成するといったマルチタスクも非常にスムーズで、その快適さには満足しています。バッテリー駆動時でもパフォーマンスが安定している点も、特筆すべき長所だと感じました。
Snapdragon X Elite:さらなる高みを目指す圧倒的なパワー
より高いパフォーマンスを求めるなら、「Snapdragon X Elite」が最適です。こちらは12コアのOryon CPUを搭載し、1コア使用時には最大4.20GHz、全12コア使用時には最大3.80GHzという非常に高いクロック周波数で動作します。こちらも4nmプロセスで製造されています。
このEliteモデルでは、少し負荷のかかる作業、例えば大量の写真データの整理や、複数の大きなExcelファイルを開いての複雑なデータ処理などを試してみました。期待以上の応答速度で、ストレスを感じることはありませんでした。大量のデータを扱う際の処理能力の高さは、作業効率を大きく左右するポイントであり、この点でEliteモデルは大きなアドバンテージを持っていると言えます。
Snapdragon X EliteとSnapdragon X Plusの違い
「Snapdragon X Elite」と「Snapdragon X Plus」の主な違いはCPUコア数です。Eliteは12コア、Plusは10コアとなっており、コア数が多いEliteの方がより多くのタスクを効率的に処理できます。また、Eliteは特定の条件下で一部のコアをさらに高クロックで動作させるブースト機能を備えているため、高負荷な処理において、より高いパフォーマンスを発揮します。
<スペックを比較>
- Snapdragon X Elite・・・12コア、最大3.4GHz、NPU TOPS 45、デュアルコア ブースト 4.0GHz
- Snapdragon X Plus・・・10コア、最大3.4GHz、NPU TOPS 45、デュアルコア ブースト なし
前モデルからの飛躍的な進化点
Surface Laptop 7のプロセッサは、前モデルであるSurface Laptop 5に搭載されていた第12世代Intel Coreプロセッサと比較して、大幅な性能向上を果たしています。Microsoftによると、処理速度は約86%も高速になっているとのことです。
私が特に進化したと感じたのは、バッテリー駆動時のパフォーマンス維持能力です。以前のモデルでは、ACアダプターを接続していないとパフォーマンスが若干低下するのを感じることがありましたが、Surface Laptop 7ではそのような心配はほとんどありません。
外出先でも電源環境を気にすることなく、常に最高のパフォーマンスで作業に集中できるようになったのは、非常に大きなメリットだと感じています。この点は、日々の使い勝手に直結する重要な進化と言えるでしょう。
まとめ:Surface Laptop 7のプロセッサがもたらすもの
- 新しいコンピューティング体験:ARMベースプロセッサへの移行は、これからのWindows PCのあり方を変える可能性を秘めています。
- 卓越したAI処理能力:45TOPSのNPUを搭載し、Copilot+ PCとしてローカルAI機能の活用に大きな期待が持てます。
- パワフルなCPU性能:Snapdragon X PlusとX Eliteは、日常的な作業からある程度の高負荷作業まで、快適にこなせる処理能力を提供します。
- 妥協のないモバイル性能:バッテリー駆動時でもパフォーマンスが低下しにくく、場所を選ばずに高い生産性を維持できます。
- 明確な進化:前モデルと比較して、処理速度の大幅な向上が実現されています。
検証2:「Surface Laptop 7」CPUベンチマークの結果
<Snapdragon X Plus (10 コア)のCPUベンチマーク結果>
- PassmarkのCPUベンチマークスコア「21567」
- Geekbench 6のシングルコア「2440」、マルチコア「12970」
- Cinebench 2023 シングルコア「1028」、マルチコア「8195」
- Cinebench 2024 シングルコア「108」、マルチコア「830」
<Snapdragon X Elite (12 コア)のCPUベンチマーク結果>
- PassmarkのCPUベンチマークで「23520」
- Geekbench 6のシングルコア約「2430」、マルチコア約「14130」
- Cinebench 2023 シングルコア「1115」、マルチコア「11890」
- Cinebench 2024 シングルコア「120」、マルチコア「840」
<ベンチマークの比較から分かること>
これらのベンチマーク結果を総合的に比較すると、Snapdragon X Elite (12コア)は、Snapdragon X Plus (10コア)と比較して、特にマルチコア処理性能において優位性を持っていることが明らかです。
Passmarkの総合スコア、Geekbench 6およびCinebench 2023のマルチコアスコアでは、Eliteが明確に高い数値を示しており、これはコア数の多さが直接的に性能向上に寄与していることを裏付けています。
シングルコア性能においては、両者に大きな差は見られないか、Eliteがわずかに上回る程度であり、基本的なコアの設計思想は共通している可能性が高いと考えられます。したがって、動画編集や3Dレンダリング、複数のアプリケーションを同時に使用するようなマルチタスク環境では、Snapdragon X Eliteがより快適なパフォーマンスを提供すると期待されます。
一方、シングルコア性能が重視される軽微なタスクにおいては、両者の体感差は比較的小さいかもしれません。
検証3:前モデル「Surface Laptop 5」と比較
前モデル「Surface Laptop 5」が搭載するCore i7-1265Uのベンチマーク結果は以下の通りです。
<CPUのベンチマーク結果・Core i7-1265U>
- PassmarkのCPUベンチマークスコア「13428」
- Geekbench 6のシングルコア「1943」、マルチコア「6306」
- Cinebench 2023 シングルコア「1656」、マルチコア「7090」
- Cinebench 2024 シングルコア「95」、マルチコア「420」
<ベンチマーク結果の比較から分かること>
Surface Laptop 5(Core i7-1265U搭載)と、Surface Laptop 7に搭載されたSnapdragon X PlusおよびSnapdragon X Eliteのベンチマーク結果を比較すると、次世代モデルではCPU性能が飛躍的に向上することが明らかになりました。
特にマルチコア性能においては、Snapdragon XシリーズがCore i7-1265Uを圧倒しており、より複雑なタスクや複数のアプリケーションを同時に快適に動作させる能力が大幅に高まると期待されます。シングルコア性能においても全般的に向上しており、総合的なパフォーマンスアップは確実です。この世代交代は、ユーザーにとってよりパワフルで、潜在的にはより電力効率の良いコンピューティング体験をもたらす可能性を秘めています。
検証4: Surface Laptop 7のグラフィック性能
Surface Laptop 7が搭載するSnapdragon X Plus / X Elite プロセッサはどちらも内臓GPUに「Qualcomm Adreno X1」を採用しています。ただし、グラフィック性能は搭載するCPUによって変わってきます。以下、ベンチマークでその違いを見てみましょう。
<GPUのベンチマーク結果・X Plus (10 コア)/Qualcomm Adreno X1グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「5606」(DirectX 11)
- Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2800」
- Time Spy グラフィックスコアで「1520」(DirectX 12)
- 3DMark Night Raidで「17000」(DirectX 12, 低負荷)
- 3DMark Wild Life「11000」(Vulkan/Metal, モバイル向け)
<GPUのベンチマーク結果・X Elite/Qualcomm Adreno X1グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「6180」(DirectX 11)
- Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3045」
- Time Spy グラフィックスコアで「1900」(DirectX 12)
- 3DMark Night Raidで「25295」(DirectX 12, 低負荷)
- 3DMark Wild Life「15570」(Vulkan/Metal, モバイル向け)
<GPUベンチマーク結果の比較から分かること>
これらのGPUベンチマーク結果を総合的に比較すると、15インチSurface Laptop (2024)に搭載されるSnapdragon X EliteのQualcomm Adreno X1グラフィックスコアは、13.8インチモデルに搭載されるSnapdragon X Plusのグラフィックスコアに対して、全てのテスト項目で優位な性能を示しています。特にDirectX 12環境やモバイル向けAPIを利用する処理においては、その差がより顕著になる傾向が見られます。
したがって、より高度なグラフィック処理を必要とする作業、例えば最新のゲームのプレイ、動画編集、3Dモデリングなどを行うユーザーにとっては、15インチモデル(X Elite)が明確なアドバンテージを提供すると言えます。
一方、ウェブブラウジング、オフィスアプリケーションの使用、軽度な写真編集といった日常的なタスクが中心であれば、13.8インチモデル(X Plus)でも十分なグラフィック性能を発揮すると考えられますが、将来的なソフトウェアの要求性能の向上や、より快適なグラフィック体験を求める場合には、15インチモデル(X Elite)の優位性がより際立ってくるでしょう。
前モデル「Surface Laptop 5」とグラフィック性能を比較
前モデル「Surface Laptop 5」(Core i7-1265U搭載モデル)はGPUにIntel Iris Xeを採用していました。GPUベンチマーク結果は以下の通りです。
<GPUのベンチマーク結果・Intel Iris Xe Graphics (96EU, 最大1.25GHz)グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「5434」(DirectX 11)
- Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2600」
- Time Spy グラフィックスコアで「1768」(DirectX 12)
- 3DMark Night Raidで「16821」(DirectX 12, 低負荷)
- 3DMark Wild Life「13042」(Vulkan/Metal, モバイル向け)
<GPUベンチマーク結果の比較から分かること>
Surface Laptop 5からSurface Laptop 7への移行に伴うGPU性能の変化は、搭載されるSnapdragonのモデルによって異なります。Snapdragon X Eliteを搭載するSurface Laptop 7は、前モデルのIntel Iris Xe Graphicsと比較して、グラフィック性能全般において大幅な向上が期待でき、より要求の高いゲームやクリエイティブな作業に対応できるでしょう。
Snapdragon X Plusを搭載するSurface Laptop 7については、Intel Iris Xe Graphicsと比較して一概に全ての面で性能が向上するとは言えず、用途やアプリケーションによっては前モデルと同等か、あるいはわずかに下回る可能性もベンチマーク上では示唆されています。
しかし、Snapdragon XシリーズはCPU性能の飛躍的な向上や、ARMアーキテクチャによる潜在的な電力効率の良さといったメリットも持ち合わせているため、総合的なユーザー体験は向上する可能性が高いと考えられます。グラフィック性能を重視する場合、特に最新のゲームやDirectX 12ベースのアプリケーションを多用するユーザーは、Snapdragon X Elite搭載モデルを選択することがより明確なアップグレードを体感できるでしょう。
検証5:Surface Laptop 7のゲーム性能
Surface Laptop 7に搭載されるSnapdragon® X Plus (10 コア)とSnapdragon X Elite (12 コア)は、CPUおよび内蔵されるQualcomm Adreno X1グラフィックスコアの性能に違いがあり、これがゲーム体験に影響を与えます。
以下、具体的なゲームタイトルとそのフレームレート(FPS)を紹介します。
<オープンワールド・アクションRPGのFPS>
原神 (Genshin Impact)
アニメ調の美しいグラフィックが特徴のオープンワールド・アクションRPGです。広大な世界を探索し、多彩なキャラクターでバトルを繰り広げます。
- Snapdragon X Plus (10 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「中」において、おおむね35から45 FPSでの動作となるでしょう。キャラクターが多く表示される街中や、エフェクトが多用される戦闘シーンでは、フレームレートが若干変動することがあります。探索中心のプレイでは比較的滑らかに遊べますが、より安定した動作を求める場合は一部設定を「低」に調整することで対応できます。
- Snapdragon X Elite (12 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「中」において、45から55 FPSでのより安定した動作が期待できます。X Plus搭載モデルと比較して、特に負荷の高い場面でのフレームレートの落ち込みが少なく、快適なプレイフィールが得られるでしょう。一部のグラフィック設定を「高」に引き上げても、プレイアビリティを維持しやすいです。
ディアブロ IV (Diablo IV)
ダークファンタジーの世界を舞台にしたハックアンドスラッシュ系アクションRPGです。悪魔の大群を相手に、スキルを駆使した爽快な戦闘が楽しめます。
- Snapdragon X Plus (10 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「低」、アップスケーリング技術(FSRなど)を「パフォーマンス」寄りに設定することで、30から40 FPSでの動作が視野に入ります。多数の敵やエフェクトが同時に表示される激しい戦闘では、フレームレートが30 FPSを下回る場面も出てくるでしょう。画質よりもフレームレートを優先した設定が求められます。
- Snapdragon X Elite (12 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「低」から一部「中」程度、アップスケーリング技術を「バランス」寄りに設定した場合、35から45 FPSでの動作が見込めます。X Plus搭載モデルよりもフレームレートの安定性が向上し、ダンジョン探索やボス戦でのカクつきが軽減されるでしょう。よりスムーズなゲームプレイを体感できます。
サイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077)
巨大都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールド・アクションRPGです。ディテール豊かな未来世界の描写と、自由度の高いゲームプレイが特徴ですが、非常に高いグラフィック負荷を要求します。
- Snapdragon X Plus (10 コア)搭載モデル: 720p解像度、全てのグラフィック設定を「低」、さらにアップスケーリング技術を「ウルトラパフォーマンス」設定にすることで、25から35 FPSでの動作となるでしょう。都市部の複雑な環境や銃撃戦では、フレームレートの変動が大きくなることがあり、快適なプレイには画質面で大幅な妥協が必要です。
- Snapdragon X Elite (12 コア)搭載モデル: 720p解像度、グラフィック設定「低」、アップスケーリング技術を「パフォーマンス」設定にした場合、30から40 FPSでの動作が期待できます。X Plus搭載モデルよりも若干滑らかな動作となり、ゲームの雰囲気をいくらかは楽しめるようになるでしょう。それでもなお、グラフィック品質を求めるユーザーには厳しい状況です。
エルデンリング (Elden Ring)
フロム・ソフトウェアが開発した広大なオープンワールドを持つアクションRPGです。歯ごたえのある戦闘と、探索の自由度の高さが魅力です。
- Snapdragon X Plus (10 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「低」において、25から35 FPSでの動作となるでしょう。フィールド探索中は比較的安定するものの、巨大なボスとの戦闘や、多くのエフェクトが発生する場面では、フレームレートが低下し、操作の遅延を感じることがあるかもしれません。
- Snapdragon X Elite (12 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「低」において、30から40 FPSでの動作が見込めます。X Plus搭載モデルと比較して、全体的にフレームレートが向上し、特に負荷の高いシーンでの安定性が増すため、よりゲームに没入しやすくなるでしょう。アクションの応答性も改善されます。
<バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
Apex Legends
個性的なキャラクター(レジェンド)たちがアビリティを駆使して戦う、展開の速いバトルロイヤルFPSです。チームベースの戦略と、スムーズなエイム操作が勝利の鍵となります。
- Snapdragon X Plus (10 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定を「低」に最適化することで、40から50 FPSでの動作を目指せます。激しい銃撃戦やキャラクターが密集する場面では、フレームレートが低下することがあり、競技的なプレイにおいてはやや不利を感じるかもしれません。解像度を720pに下げることで、60 FPSに近い動作も視野に入り、操作性は向上します。
- Snapdragon X Elite (12 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「低」において、50から60 FPSでのより安定した動作が期待できます。X Plus搭載モデルよりもフレームレートが高く、かつ安定するため、敵の視認やエイムの精度向上に繋がり、撃ち合いでのアドバンテージを得やすくなるでしょう。設定を適切に調整することで、快適なプレイラインに到達します。
<その他のゲームタイトルのFPS>
ストリートファイター6 (Street Fighter 6)
人気対戦格闘ゲームシリーズの最新作です。リアルタイムの攻防が重要で、安定した60 FPSでの動作が理想とされます。
- Snapdragon X Plus (10 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「低」、内部解像度スケーリングを調整することで、50から60 FPSでの動作となるでしょう。対戦中は概ねスムーズに動きますが、派手な必殺技の演出時などに、ごくわずかなフレームレートの揺らぎが生じる可能性があります。
- Snapdragon X Elite (12 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「低」から一部「中」の設定でも、安定して60 FPSを維持しやすくなります。入力遅延の少ない、より快適な対戦環境が実現し、シビアな駆け引きにも集中できるでしょう。
GRID: Autosport
多様な車種とサーキットでリアルなレース体験ができるレーシングゲームです。比較的古いタイトルであり、最適化が進んでいます。
- Snapdragon X Plus (10 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「中」から「高」で、50から60 FPSでの快適なプレイが可能です。多くのAIカーが同時に走行する場面でも、フレームレートの大きな落ち込みは少ないでしょう。
- Snapdragon X Elite (12 コア)搭載モデル: 1080p解像度、グラフィック設定「高」で、安定して60 FPS以上を維持できます。より高品質なグラフィックで、滑らかなレースシーンを楽しめるでしょう。
まとめ
Snapdragon X Elite (12 コア)搭載のSurface Laptop 7は、Snapdragon X Plus (10 コア)搭載モデルと比較して、全般的に高いゲーム性能を発揮します。特にGPU性能が要求されるDirectX 12対応の新しいタイトルや、高負荷なシーンにおいて、その差はより明確になるでしょう。X Eliteモデルは、フレームレートの向上と安定性により、より快適で没入感のあるゲーム体験を提供します。
X Plusモデルでも、グラフィック設定を適切に調整することで多くのゲームをプレイ可能ですが、特に競技性の高いFPSや最新のAAAタイトルでは、X Eliteモデルが持つアドバンテージが大きくなります。プレイしたいゲームの種類や、求める快適さのレベルに応じて、適したモデルを選択することが肝要です。
検証6: Surface Laptop 7の消費電力は?
ここでは、Surface Laptop 7に搭載されているQualcomm社のSnapdragon X Eliteプロセッサの消費電力について、より深く掘り下げていきます。高いパフォーマンスが期待される一方で、それがどの程度の電力消費によって支えられているのか、そしてそれが実際の使用感にどう影響するのかは、多くの方が気になるところだと思います。
Snapdragon X Eliteの消費電力:ハイパフォーマンスの一側面
注目される最大消費電力の実際
Surface Laptop 7のパフォーマンスを支えるSnapdragon X Eliteですが、その消費電力について調べてみると、非常に興味深いデータが見えてきました。特定のSKU(プロセッサのバリエーションを示す型番のようなもの)においては、高負荷時に82.33Wから、多いものでは98.50Wに達する消費電力が観測されています。これは、100Wに迫る数値であり、プロセッサが持つ潜在的なパワーをうかがわせます。
私自身、この数値を目にしたとき、Surface Laptop 7が処理能力を最大限に引き出そうとする際の、いわば「本気度」のようなものを感じました。もちろん、これは常にこの電力を消費し続けるわけではなく、動画編集や複雑な計算処理など、特に高いパフォーマンスが要求されるシーンでの話だと考えられます。
他社製プロセッサとの比較から見えること
この消費電力を他のノートPC向けプロセッサと比較してみると、その位置づけがより明確になります。例えば、AppleのM3チップを搭載したMacBook Airは高負荷時で70W以上、Surface Laptop 7の前モデルにあたるSurface Laptop 5(Intel第12世代Coreプロセッサ搭載)では60W以上の消費電力とされています。また、IntelのCore Ultra 7 155Hといった比較的新しい世代のプロセッサでも約80Wとされています。
これらの数値と比較すると、Snapdragon X Eliteの一部のSKUが示す90W台後半という消費電力は、単純な電力の大小だけでなく、Surface Laptop 7が目指しているパフォーマンスの高さを物語っていると言えるかもしれません。負荷の高い作業を快適に行うためには、相応のエネルギーが必要になるというわけです。
消費電力の選択肢:SKU「X1E80100」という存在
Snapdragon X Eliteのもう一つの顔
一方で、Snapdragon X Eliteの全てのSKUが高い消費電力というわけではありません。特筆すべきは、「X1E80100」というSKUの存在です。このモデルは、最大消費電力が52.92Wと、他のSKUと比較して著しく抑えられています。
このSKU「X1E80100」は、高い処理性能を維持しつつも、電力効率をより重視するユーザーにとっては非常に魅力的な選択肢となり得ます。例えば、長時間のバッテリー駆動を最優先しつつ、必要十分なパフォーマンスも確保したいというニーズに応えてくれるかもしれません。個人的には、このように同じプロセッサファミリーの中でも異なる特性を持つモデルが用意されている点は、ユーザーの多様な使い方への配慮として好感が持てます。
ACアダプターと電力供給に関する注意点
適切な電源環境の重要性
Snapdragon X Eliteの多くのSKUが示す高い最大消費電力を考慮すると、ACアダプターの選定には少し注意が必要かもしれません。一般的な65W出力のUSB Type-C ACアダプターでは、プロセッサがフルパワーで動作するようなピークパフォーマンス時に、電力供給が追いつかない可能性が指摘されています。
Surface Laptop 7の13.8インチモデルには39W、15インチモデルには65WのACアダプターが付属しています。特に負荷の高い作業を長時間継続するような使い方を想定している場合は、この付属アダプターの出力や、場合によってはより高出力なACアダプターの利用も視野に入れると安心かもしれません。
SKU「X1E80100」の電力供給におけるアドバンテージ
ここでもSKU「X1E80100」の特性が光ります。このSKUであれば、比較的標準的な65WのACアダプターでも電力不足に陥ることなく、その性能を最大限に引き出すことができるとされています。これは、ACアダプターの携帯性や、すでに所有しているUSB PD充電器を有効活用したいと考えるユーザーにとっては、見逃せないメリットと言えるでしょう。私自身、出先で作業する機会が多いため、ACアダプターの互換性や携帯性は非常に重要な選択基準の一つです。
まとめ:Surface Laptop 7の消費電力から見えること
- Snapdragon X Eliteは、SKUによって最大で100W近い高い消費電力を示す場合があり、これはその高い処理能力を支えるための一つの側面です。
- この消費電力は、他社の高性能ノートPC向けプロセッサと比較しても注目すべき数値であり、Surface Laptop 7のパフォーマンス志向を反映しています。
- 一方で、SKU「X1E80100」のように、約53Wという比較的低い消費電力でフル性能を発揮できる、電力効率に優れたモデルも存在します。
- 特に高負荷な作業を行う際は、ACアダプターの出力に注意が必要な場合があり、モデルによってはより高出力な電源の検討も有効です。
- 消費電力の特性を理解し、自身の使い方に合ったSKUや電源環境を選ぶことで、Surface Laptop 7のパフォーマンスをより快適に活用できるでしょう。
検証7: Surface Laptop 7のAI機能とアプリ
ここでは、Surface Laptop 7が私たちのPCとの関わり方をどのように変えてくれるのか、特にそのAI機能とAIアプリの魅力に焦点を当ててご紹介します。Surface Laptop 7は、Microsoftが提唱する「Copilot+ PC」として、AIをより身近で、そして驚くほどパワフルなツールへと進化させてくれます。
その秘密は、搭載されているSnapdragon Xシリーズプロセッサの内部にある、45TOPSという卓越した処理能力を持つNPU(Neural Processing Unit)にあります。これにより、多くのAI処理をクラウドに頼ることなく、PCローカルで高速に実行できるのです。
ローカルAIがもたらす新体験:Microsoft提供アプリの実力
Surface Laptop 7では、日常の作業をサポートし、創造性を刺激する多彩なAIアプリが利用可能になります。これらは、強力なNPUの恩恵を最大限に活かせるように設計されています。
リコール:まるでタイムマシンのように、あの時の作業へ瞬時にアクセス
「リコール」は、PCで行った作業内容を記憶し、必要な情報へと素早く導いてくれる画期的な機能です。過去に表示したウェブサイト、開いたファイル、作成したドキュメントなどがタイムライン形式で視覚的に表示され、そこから簡単に目的の作業に戻ることができます。「あの時見ていた資料、どこに保存したかな?」といった悩みから解放される日が来るかもしれません。
私自身、この機能が本格的に利用可能になれば、日々の情報検索にかかる時間が大幅に短縮され、作業効率が飛躍的に向上すると大きな期待を寄せています。提供情報によれば、この機能はリリースが一時見送られているようですが、その革新性から早期の搭載を待ち望んでいます。
イメージクリエーター&ペイント(Cocreator):アイデアを即座に形にする魔法のツール
「イメージクリエーター」は、入力したテキストに基づいて多様な画像をAIが生成してくれる機能です。プレゼンテーション資料に合うイラストが欲しい時や、ブログ記事のアイキャッチ画像が必要な時に、言葉で指示するだけでオリジナルの画像を手に入れることができます。
さらに、「ペイント」アプリには「Cocreator」という驚くべき機能が搭載されました。これは、簡単なスケッチや走り書きを元に、AIが本格的なイラストを生成してくれるものです。私自身、絵心には全く自信がありませんが、このCocreatorを使えば、頭の中にあるイメージを気軽にビジュアル化できそうで、創作活動のハードルがぐっと下がると感じました。まさに、誰もがクリエイターになれる時代が来たのかもしれません。
ライブキャプション:言葉の壁をスマートに乗り越える
「ライブキャプション」は、PC上で再生されるあらゆる音声や、マイク入力された音声をリアルタイムで文字起こしし、さらに異なる言語へ翻訳して字幕表示してくれる機能です。例えば、海外のウェビナーに参加している際、英語の音声がリアルタイムで日本語字幕として表示されれば、内容理解が格段に深まります。
また、自分が話した日本語を即座に英語の字幕にして表示することも可能で、グローバルなコミュニケーションの場で非常に役立つと感じました。語学学習のツールとしても、その可能性は無限大です。
Windows Studio エフェクト:オンライン会議の質を格段に向上
オンラインでの会議やビデオ通話が日常となった今、「Windows Studio エフェクト」は欠かせない機能となるでしょう。背景を自然にぼかしたり、カメラが自動で自分の顔を追尾して最適なフレーミングを維持したり、周囲の雑音を効果的に抑制して自分の声だけをクリアに届けたりと、まるで専属のテクニカルスタッフがいるかのようなサポートを提供してくれます。
実際に使ってみると、自宅からの急なオンライン会議でも、背景の映り込みを気にせずに済み、また相手の声が聞き取りやすくなるなど、コミュニケーションの質が向上するのを実感しました。
広がるAIの世界:サードパーティ製AIサービスもさらに快適に
Surface Laptop 7の魅力は、Microsoft提供のアプリだけに留まりません。Snapdragon Xプロセッサの強力なNPUは、私たちが日頃から活用している様々なサードパーティ製のAIサービスも、より快適に利用できる環境を提供してくれる可能性があります。
使い慣れたAIツールも、これまで以上にスムーズに
例えば、文章作成やアイデア出しに欠かせない「ChatGPT」、クリエイティブな画像生成で人気の「Adobe Firefly」や「Stable Diffusion」、あるいはGoogleの「Gemini」やMetaの「Llama 3」といった大規模言語モデルも、Surface Laptop 7上では、ブラウザベースでありながらもローカルAIのサポートにより、応答速度の向上や、より複雑な処理のスムーズな実行が期待できます。
複数のAIツールを同時に立ち上げて作業する際にも、PCのパフォーマンスがボトルネックになりにくくなるのは、非常に心強い点です。
Surface Laptop 7におけるAI体験の現在地と未来
進化の途上、しかし大きな期待を抱かせるAI機能
現状、Surface Laptop 7で利用できるAI機能の中には、まだ発展途上と感じる部分もあるかもしれません。しかし、Microsoftが「Copilot+ PC」の中核デバイスとしてこのSurface Laptop 7を位置づけ、継続的なソフトウェアアップデートを約束していることを考えると、その進化のスピードは非常に速いと予想されます。
特に、45TOPSという強力なNPUを搭載しているからこそ、将来的には現在想像もできないような革新的なAI体験が可能になるかもしれません。最新のAI機能をいち早く、そして最適化された環境で享受できるのは、Surfaceデバイスを選ぶ大きなメリットの一つだと感じています。
前モデルでは考えられなかった、ローカルAIが生み出す力
Surface Laptop 5などのNPUを搭載していなかったり、その性能が限定的だったりした前モデルと比較すると、Surface Laptop 7が実現するローカルでのAI処理能力は隔世の感があります。クラウドへのデータ送信を最小限に抑えつつ、プライバシーを保護しながら高度なAI処理を行えるようになったことは、PCの役割そのものを大きく変えつつあると言えるでしょう。
まとめ:Surface Laptop 7で体験するAIの可能性
- 強力なNPUが実現する高速なローカルAI処理:クラウドに頼らず、PC単体で多くのAIタスクを実行できます。
- 生産性向上と創造性支援に貢献する革新的なAIアプリ:「リコール(将来提供予定)」や「ペイント(Cocreator)」などが、日々の作業やアイデア創出を強力にサポートします。
- コミュニケーションを円滑にするAI機能:「ライブキャプション」や「Windows Studio エフェクト」が、オンラインでのやり取りをよりスムーズで質の高いものにします。
- 主要なサードパーティAIサービスも快適に活用:使い慣れたAIツールを、より効率的に利用できる環境が期待できます。
- 未来志向のAI体験と継続的な進化への期待:Copilot+ PCとして、常に最新のAI機能を利用できるプラットフォームです。
Surface Laptop 7のメリット・デメリット:購入前に知っておきたいポイント
「Surface Laptop 7」は、マイクロソフトが送り出す最新のノートPCとして、多くの注目を集めています。新しいARMベースのSnapdragon Xシリーズプロセッサを搭載し、AI機能の強化も謳われています。しかし、どんな製品にも長所と短所があるものです。ここでは、Surface Laptop 7の購入を検討する上で知っておきたいメリットとデメリットを、コンパクトに解説していきます。
Surface Laptop 7のメリット
メリット1:次世代のパフォーマンスとAI体験
Surface Laptop 7の大きな魅力は、Snapdragon X PlusまたはX Eliteプロセッサによる高い処理性能です。特に複数のアプリケーションを同時に使うマルチタスク処理では、その快適さを実感できるでしょう。また、このプロセッサは45TOPSという強力なNPUを搭載しており、「Copilot+ PC」としてローカルでのAI処理能力に優れています。
これにより、将来的に登場する高度なAIアプリケーションをスムーズに動作させる基盤を持っています。さらに、バッテリー駆動時でもパフォーマンスが大きく低下しにくい点も、モバイル利用が多いユーザーには嬉しいポイントです。
メリット2:驚異のバッテリー持続力
長時間のバッテリー駆動もSurface Laptop 7の特筆すべき点です。13.8インチモデルで最大約20時間、15インチモデルでは最大約22時間のローカルビデオ再生が可能とされており、実際の使用感としても、ウェブブラウジングやドキュメント作成といった日常的な作業であれば、ACアダプターなしで1日中使える場面が多いとのレビューが多く見られます。これにより、外出先での作業や長距離の移動中でも、バッテリー残量を気にせずPCを利用できる自由度が格段に向上します。
メリット3:美しいディスプレイと上質なデザイン
ディスプレイは高解像度(201 PPI)かつ、最大120Hzのダイナミックリフレッシュレートに対応しており、鮮明で滑らかな表示を実現しています。アスペクト比が3:2であるため、一般的な16:9のディスプレイと比較して縦方向の表示領域が広く、ウェブサイトの閲覧やドキュメント編集といった事務作業が効率的に行えると好評です。外観はアルマイト処理されたアルミニウム筐体を採用し、シンプルながらも上質でミニマムなデザインは、所有する喜びを満たしてくれます。
メリット4:快適な操作性を実現する入力デバイス
入力デバイスの質の高さも、Surface Laptopシリーズの伝統です。Surface Laptop 7では、特に高精度ハプティックタッチパッドの操作性が高く評価されており、指のわずかな動きも正確に検知し、スムーズなポインタ操作が可能です。キーボードも打鍵感が良好でタイピング音は静かとされており、長時間の作業でも疲れにくいとされています。キーボードが本体と一体型であるため、膝の上など不安定な場所でも安定したタイピングができる点もメリットとして挙げられています。
メリット5:最新規格対応と充実の基本機能
最新のワイヤレス通信規格であるWi-Fi 7に対応しており、より高速で安定したネットワーク接続が期待できます。フロントカメラはフルHD解像度で、AIを活用したWindows Studio エフェクトにも対応しているため、オンライン会議での印象も向上するでしょう。オーディオ面ではDolby Atmos搭載のOmnisonicスピーカーを備え、動画鑑賞などでも質の高いサウンド体験ができます。
Surface Laptop 7のデメリット
デメリット1:Arm版Windowsにおける互換性の課題
「Surface Laptop 7」が搭載するSnapdragon XシリーズプロセッサはARMアーキテクチャに基づいています。これにより、従来のx86/x64アーキテクチャ向けに開発された一部のアプリケーションや周辺機器(特に古いものや、特定のドライバーを必要とするもの、一部のゲームなど)が、期待通りに動作しない可能性があります。
多くの主要なソフトウェアはエミュレーター「Prism」によって動作するとされていますが、特定の業務ソフトや専門性の高いツール、アンチチートツールを必要とするオンラインゲームなどを利用するユーザーは、事前に互換性を確認する必要があります。
デメリット2:ペン入力への非対応とノートテイキングの制約
Surface Laptop 7は、マイクロソフト純正のSurfaceペンに対応していません。また、キーボードとディスプレイが一体化したクラムシェル型であるため、画面に直接ペンで書き込もうとすると画面が揺れやすく、安定したノートテイキングや手書きメモには不向きです。ペン入力を多用したいユーザーにとっては、この点は大きな制約となるでしょう。
デメリット3:発展途上のAI機能と限定的なグラフィック性能
Copilot+ PCとしてAI機能が注目されていますが、現状では「まだ荒削り」といった評価も見られ、目玉機能の一つであった「リコール」もリリースが延期されるなど、その真価を発揮するには今後のソフトウェアアップデートに期待する部分が大きいと言えます。また、内蔵GPUの性能は日常的な作業や動画視聴には十分ですが、高度な3Dゲームや専門的な映像編集といった高いグラフィック性能を要求されるタスクには力不足を感じる場面があるかもしれません。
デメリット4:ポート構成と拡張性に関する注意点
13.8インチモデルにはMicroSDXCカードリーダーが搭載されていません。外部ストレージを頻繁に利用するユーザーにとっては、別途アダプターが必要になる場合があります。また、近年の薄型ノートPCの傾向ではありますが、ユーザー自身が容易に内部パーツを交換・修理することは想定されておらず、修理のしやすさという点では課題が残ります。
「Surface Laptop 7」は、優れたバッテリー持続時間とAI時代を見据えたプロセッサ性能、そして洗練されたデザインを持つ魅力的なノートPCです。しかし、ARMアーキテクチャに起因する互換性の問題や、ペン入力への非対応といった側面も理解しておく必要があります。自身の利用目的や重視するポイントを明確にし、これらのメリット・デメリットを総合的に比較検討することが、最適な一台を選ぶための鍵となるでしょう。
Surface Laptop 7のスペック
- ディスプレイ 13.8インチ:解像度:2304 x 1536 / 15インチ:解像度2496 x 1664 のPixelSense
- プロセッサ 13.8インチ:Snapdragon X Plus (10 コア) / Snapdragon X Elite (12 コア)
15インチ:Snapdragon X Elite (12 コア) - NPU 45 兆回の操作を秒速で実行する Qualcomm Hexagon
- GPU Qualcomm Adreno GPU
- RAM(メモリ)16GB、または 32GB LPDDR5x
- ストレージ SSD 256GB、512GB、または 1TB
- バッテリー 13.8 インチ:54WH / 15インチ:66WH
- 駆動時間 13.8インチ:ローカル ビデオ再生で最大 20 時間 / Web で最大 13 時間
15インチ:ローカル ビデオ再生で最大 22 時間 / Web で最大 15 時間 - カメラ 1080P フル HD カメラ 、自動フレーミング、クリエイティブ フィルター、Windows Hello 顔認証
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
- インターフェース USB 4.0 x2、USB-A 3.1 x1、3.5mmヘッドフォン ジャック、Surface Connect ポート x1、MicroSDXC カード リーダー(※15インチモデルのみ) x1
- センサー アンビエント ライト センサー
- スピーカー Dolby Atmos対応 Omnisonic スピーカー
- マイク 音声フォーカス搭載 Dual far-field スタジオ マイク
- キーボード メカニカル キー、日本語配列、フル ファンクション キー (F1-F12)、バックライト、Copilot キー、ハプティック タッチパッド
- ソフトウェア Office Home and Business 2021、Xbox Game Pass Ultimate の 30 日試用版
- セキュリティ Microsoft Pluton TPM 2.0、Windows Hello 顔認証、Windows 11 Secured-core PC、Microsoft Defender
- 消費電力 13.8インチ:13.91kWh/年(AAA) / 15インチ:13.31kWh/年(AAA)
- 筐体 ケース:アルマイト
- OS Windows 11 Home
- サイズ 13.8インチ:301 x 220 x 17.5 mm
15インチ:329 x 239 x 18.29 mm - 重量 13.8インチ:1.34kg / 15インチ:1.66kg
- カラー 13.8インチ:サファイア、デューン、ブラック、プラチナ / 15インチ:ブラック、プラチナ
- 付属品 電源アダプター 13.8 インチ: 39W / 15インチ: 65W、クイック スタート ガイド、安全性および保証に関する書類
Surface Laptop 7の評価
8つの基準で「Surface Laptop 7」を5段階で評価してみました。
ここでは、Surface Laptop 7を各項目別に5段階(星の数)で評価し、その理由を簡潔に説明します。最後に総評として、全体の評価とコメントを述べさせていただきます。
【項目別評価】
画面の見やすさ: ★★★★☆ (星4)
高解像度かつ最大120Hzのリフレッシュレートで非常に滑らか。3:2の比率も作業に適していますが、輝度がやや低いという指摘もあります。
スペック:★★★★☆ (星4)
Snapdragon XシリーズによるCPU処理性能とAI能力は素晴らしいです。ただ、統合GPUの性能は専門的なグラフィック作業には限界があります。
耐久性: ★★★★☆ (星4)
アルミニウム筐体とCorning Gorilla Glass 5により、上質さと堅牢性を両立していると考えられます。日常的な持ち運びには十分な耐久性が期待できます。
通信:★★★★☆ (星4)
最新のWi-Fi 7に対応し、高速で安定した無線通信が可能です。Bluetooth 5.4も搭載しており、接続性は高いです。
機能:★★★★☆ (星4)
Copilot+ PCとしてのAI機能は将来性が高く、フルHDカメラや高品質スピーカーも魅力です。Office Home & Business 2024が付属する点も大きいです。
デザイン:★★★★★ (星5)
ミニマルで洗練されたアルミニウムデザインは非常に評価が高く、所有する喜びを感じさせます。カラーバリエーションや細部の仕上げも見事です。
使いやすさ:★★★☆☆ (星3)
キーボードとタッチパッドの操作性は抜群で、タイピング時の安定感も良好です。しかし、ARM版Windowsの互換性問題とペン非対応が特定の利用者には大きな制約となります。
価格:★★★☆☆ (星3)
性能やデザイン、付属Officeを考慮すると妥当という意見もありますが、絶対的な価格は高めです。特に上位構成はかなりの投資となります。
総評:★★★★☆ (星4)
未来への一歩を踏み出した革新的ノートPC
Surface Laptop 7は、従来のノートPCの枠を超え、AI時代への対応を強く意識した意欲的な製品です。最大の注目点は、ARMベースのSnapdragon Xシリーズプロセッサを搭載したことによる、電力効率の向上と強力なNPUによるローカルAI処理能力の実現です。
これにより、Copilot+ PCとして、これまでにない新しいPC体験を提供する可能性を秘めています。実際に、複数のアプリケーションを同時に快適に動作させる処理能力の高さや、バッテリー駆動時でもパフォーマンスが落ちにくい点は、日々の作業効率を大きく向上させてくれるでしょう。
優れた基本性能と洗練されたデザイン、そして課題
もちろん、Surface Laptopシリーズが従来から持つ美点も健在です。高精細で美しいPixelSense Flowディスプレイ、アルミニウムを用いた上質かつミニマルな筐体デザイン、そして業界最高クラスと評されるキーボードとタッチパッドの操作性は、所有する満足感と日々の快適な使用感を両立させています。特にバッテリー持続時間の大幅な向上は、モバイルユーザーにとって何よりの朗報と言えるでしょう。
しかし、ARMアーキテクチャへの移行に伴うソフトウェアの互換性問題は、現時点では無視できない懸念材料です。主要なアプリケーションの多くは動作するとされていますが、特定の専門ソフトやゲーム、周辺機器ドライバーなどが影響を受ける可能性があり、購入前に自身の利用環境との適合性を慎重に確認する必要があります。
また、Surfaceペンに非対応となった点は、手書き入力を重視するユーザーにとっては大きなマイナスポイントです。AI機能についても、そのポテンシャルは大きいものの、現状ではまだ発展途上であり、その真価をフルに享受するには今後のソフトウェアアップデートに期待する部分が大きいと言えます。
どのようなユーザーにおすすめか
総じてSurface Laptop 7は、最新技術への関心が高く、AI機能を積極的に活用していきたいと考えるアーリーアダプターや、バッテリー持続時間を最重視するモバイルワーカー、そして何よりもSurfaceならではのデザインと品質を愛するユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
一方で、特定のWindowsアプリケーションやゲームの動作互換性を最優先するユーザーや、ペン入力を多用する学生・クリエイターは、慎重な検討、あるいは代替機の考慮が必要かもしれません。今後のソフトウェア環境の成熟とともに、その評価はさらに高まる可能性を秘めた一台と言えます。
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Surface Laptop 7の価格・購入先
マイクロソフト公式ストア
13.8インチモデルが207,680円(税込)~、15インチモデルが268,180円(税込)~で販売されています。
マイクロソフト公式ストアで「Surface Laptop 7」をチェックする
※支払い方法はクレジットカード、デビットカード、PayPal です。
ECサイト
Amazonで186,912円(税込・13.8インチ)、
楽天市場で184,127円(送料無料)、
ヤフーショッピングで169,800円、
米国 Amazon.comで$999.00、
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おすすめの類似製品を紹介
「Surface Laptop 7」に似た性能をもつノートPCも販売されています。
13インチSurface Laptop (2025)
マイクロソフトから発売される13インチのAIノートPCです(2025年6月10日 発売)。
Snapdragon X Plus (8 コア)プロセッサ、Qualcomm Hexagon™ NPU (45 TOPS)、16GB LPDDR5x メモリ、1920×1280解像度の13インチ PixelSense タッチスクリーン、256GBまたは512GB UFS ストレージ、最大約 23 時間駆動する50Wh バッテリー、AI搭載のフル HD フロント Surface Studio カメラ、Windows 11 Homeを搭載しています。
また、AI機能(Copilot)、Dolby Audio 搭載 Omnisonic スピーカー、PD急速充電、デュアル スタジオ マイク(音声フォーカス搭載)、Windows Hello 指紋認証電源ボタン (顔認証には非対応)、Copilot キー、
バックライト付きキーボード、高精度タッチパッド、USB 3.1 Type-A ポートx1、3.5mm ヘッドホンジャック、Microsoft 365 Personal (24か月間のサブスクリプション) 付属、2つのUSB 3.2 Type-C ポート (PD給電対応)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、899ドル(約13万円・想定価格)です。
関連記事:13インチSurface Laptop 2025 レビュー!超軽量なAI PC
ASUS Zenbook SORA (UX3407)
ASUSから発売された14インチのノートPCです(2025年2月5日発売)。
Snapdragon X X1-26-100 / Snapdragon X Elite X1E-78-100、16GB/32GB LPDDR5X-7500 メモリ、1920 x 1200ドットのワイドTFTカラー液晶、SSD 512GB / SSD 1TB ストレージ、70Whバッテリー(約23時間 / 約29時間)、207万画素赤外線(IR) Webカメラ、Windows 11 Home 64ビットを搭載しています。
また、CopilotのAI機能、ASUS Pen 2.0(4,096段階の筆圧感知)、ステレオスピーカー内蔵 (1Wx2)、Dolby Atoms、Snapdragon Sound、84キー日本語キーボード (イルミネートキーボード・JIS配列) 、
USB3.2 (Type-A/Gen2) x1、USB4 (Type-C/Power Delivery対応) x2、HDMI x1、Wi-Fi 6E/Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3/5.4に対応しています。
価格は、Amazonで163,455円(税込・Snapdragon X メモリ16GB SSD 512GB)、楽天市場で170,810円(送料無料)、ヤフーショッピングで170,810円、です。
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ASUS Vivobook 14 (X1407QA)
ASUSから発売された14インチのノートPCです(2025年2月21日発売)。
Snapdragon X X1-26-100、16GB LPDDR5X (8448MHz) メモリ、フルHD+ (1920×1200) のノングレアIPS液晶、512GB (PCIe 4.0 x4 NVMe/M.2) ストレージ、約 29 時間 駆動するバッテリー、207万画素 IR Webカメラ、Windows 11 Homeを搭載しています。
また、CopilotのAI機能(コクリエイター、ライブキャプションなど)、ASUS独自のAIアプリ(StoryCube、ASUS Adaptive Dimming、Adaptive Lock、ASUS AI Noise Cancelation)、HDMI映像出力、大型タッチパッド、ジェスチャー操作、ステレオスピーカー (スマートアンプ, ASUS Audio Booster, Dolby Atmos,Snapdragon Sound)、2つのUSB4 Type-Cポート(PD給電対応、DP映像出力機能付き)、ErgoSenseキーボード、Wi-Fi 6E、Bluetoothに対応しています。
価格は、Amazonで109,800円 (税込)、楽天市場で109,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで109,290円、米国 Amazon.comで$649.99、です。
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Acer Swift Go 14 AI
Acerから発売された14.5インチのAI対応ノートPCです(2024年11月 発売)。
Qualcomm Snapdragon X Plus、Qualcomm Hexagon NPU (45 TOPS)、 16GB LPDDR5X-8533MHz メモリ、14.5インチのWUXGA液晶、512GB SSD (PCIe Gen 4, NVMe)ストレージ、最大約28時間駆動できる約65Whバッテリー、約360万画素のWebカメラ、Windows 11 Home 64ビットを搭載しています。
また、AI機能、リフレッシュレート 120Hz、AIノイズキャンセリング、Acer FineTipバックライト付きキーボード (84キー/日本語, Copilotキー搭載)、AIライティングタッチパッド (アクティビティーインジケーター搭載)、冷却システム、指紋認証、Wi-Fi 6E(Wi-Fi 7に対応予定)、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで125,051円(税込)、楽天市場で120,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで115,830円、米国 Amazon.comで$999.99、です。
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MacBook Pro M4
Appleから発売された14.2/16.2インチのノートPCです(2024年11月8日 発売)。
Apple M4 / M4 Pro / M4 MAX チップ、Liquid Retina XDR液晶、16GB/24GB/36GB ユニファイドメモリ、512GB SSD / 1TB SSD ストレージ、12MPセンターフレームカメラ、Mac OS 15 (macOS Sequoia)を搭載しています。
また、AI機能「Apple Intelligence」、3つのThunderbolt 4/5ポート、6K解像度の映像出力、リフレッシュレート 最大120Hz、デスクビュー、センターフレーム機能、6スピーカー、ステレオサウンド、ドルビーアトモス、空間オーディオ、スタジオ品質の3マイクアレイ、Magic Keyboard、感圧タッチトラックパッド、Multi-Touchジェスチャー、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで158,141円(13.6 インチ・税込)、楽天市場で153,980円、ヤフーショッピングで166,800円、です。
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Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9
レノボから発売された15インチのAI ノートPCです(2024年10月発売)。インテル Core Ultra 7 258V、32GB LPDDR5x メモリ、2.8KのIPS液晶(タッチ対応)、1TB (PCIe NVMe/M.2) ストレージ、約 22.4 時間 駆動する70Whr バッテリー、前面フルHD カメラ、光センサー、Windows 11を搭載しています。
また、Copilot キー、2つのThunderbolt4 ポート(PD給電対応、DP映像出力機能付き)、HDMI映像出力、バックライト付き日本語キーボード、USB 3.2 Gen 1 x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで249,810円(税込)、楽天市場で249,810円(送料無料)、ヤフーショッピングで252,101円、です。
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