Snapdragon X Plus搭載で約10万円で買えるノートPC「Acer Swift Go 14 AI」。早くも「AI性能が高いのに、コスパも高い!」と評判です。
しかし、その一方で「AIに対応していないノートPCの方が安くていいのでは?」という口コミがあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその性能や魅力をよく知ってもらうために、次の8点を重点的に解説します。
- 外観・デザイン(接続ポート、サイズ・重量)
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- キーボードとタッチパッド
- プロセッサ性能
- メモリとストレージ
- バッテリー・充電
- スピーカー・オーディオ
- 機能
また、Acerならでは独自の機能も紹介!ベンチマークやゲーム性能、AI性能、ディスプレイやキーボード、バッテリー性能にいたるまで総合的に評価していきます。
また、購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Acer Swift Go 14 AI」がセール中!Snapdragon X Plus搭載で最安か?
Amazonで「Acer Swift Go 14 AI」セール中です。AI対応のノートパソコンが値下げされるのは珍しいですね。Qualcomm Snapdragon X Plus搭載モデルでは最安価格の約10万円になっています。
「Acer Swift Go 14 AI」とは?
「Acer Swift Go 14 AI」(エイサー スウィフト ゴー 14 エーアイ)は台湾のPCメーカー Acerから2024年11月に発売されたAI対応のノートPCです。
最大の特徴は、Qualcommの最新プロセッサー Snapdragon X Plus を搭載し、AI機能を強化している点です。
AIの処理能力はなんと最大45 TOPSで、1秒間に最大で45兆回の演算を実行できます。
もちろん、マイクロソフトのAIアシスタント「Copilot」(コパイロット)も利用可能で、
AIと相談しながらプレゼンの資料を作成したり、Excelなどの大量のデータを分析してグラフを作成したりすることも可能です。
高いAI処理能力があるので、AIを使った作業もスピーディに進められます。
また、Snapdragon X Plusは低消費電力設計で、バッテリーが長持ちするというメリットもあります。
「Acer Swift Go 14 AI」の場合は一回の充電で、最大約28時間も駆動できるので、外出先でもバッテリー切れの心配も不要です。
14.5インチでリフレッシュレート 120Hzに対応・Copilotキー付きで豊富なAI機能も使える
そのほか、14.5インチのディスプレイはリフレッシュレート 120Hzに対応し、映像再生も滑らかに。
約360万画素のWebカメラは自動フレーミング、高度な背景ぼかし、視線補正に加えてポートレート修正機能もできるので、ビデオ通話も快適です。
もちろん、Copilotキー付きで瞬時にAI機能にアクセス可能です。AIの起動を視覚的に確認できる「AIライティングタッチパッド」も利用できるので、
「Copilot」もフル活用できそうですね。
もちろん、原神やタワーオブファンタシーなどのPCゲームもプレイできますよ。
それでは早速どんなノートPCなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。
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公式ページ:Acer Swift Go 14 AI | Copilot+ PC | Acer 日本
価格をチェック!他メーカーの「Copilot+ PC」より安いのか?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」はAmazonで109,800円(税込)でセール販売中です。楽天市場でも127,947円なので、Snapdragon X Plus搭載モデルの中で比較的安いモデルのようです。
「Acer Swift 14 AI」
一方、2023年10月に発売された「Acer Swift 14 AI」も発売中です。こちらはIntel Core Ultra 5 226V/ Core Ultra 7 258V プロセッサを搭載したモデルで、「Acer Swift Go 14 AI」もスペックが高めです。
他に14.5インチの2.5K 有機ELディスプレイを搭載しており、最大10時間 駆動するバッテリーを搭載。Thunderbolt 4ポート、USB Type-Aポート、HDMIポートなどインターフェースも充実しています。
価格はCore Ultra 5モデルで189,800円、Core Ultra 7 258Vモデルで239,800円です。
「Lenovo IdeaPad Slim 5x Gen 9」
Snapdragon X Plusを搭載した「Lenovo IdeaPad Slim 5x Gen 9」はAmazonで129,800円(税込)で販売中です。
こちらは14型 WUXGA IPS液晶 (1920×1200)、最大約20時間の長時間バッテリーを搭載したモデルです。
2つのUSB4ポート (Type-C) や2つのUSB 3.2ポート (Type-A) 、HDMI出力ポートを搭載するなど、インターフェースも充実しています。新モデル「Acer Swift Go 14 AI」とはスペックが似ており、価格も大きく違っていないため、比較検討する価値があるノートPCです。
「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」
「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」もSnapdragon X Plusを搭載したAI対応のノートPCです。画面サイズは15.6インチとやや大きめになりますが、薄型軽量でクールシルバーカラーのボディもお洒落な感じがします。他に2.8K (2880×1620) のOLED (有機EL) ディスプレイ、最大約16時間のバッテリー、USB4ポート (Type-C) x2、USB 3.2ポート (Type-A) x1、HDMI出力ポートを搭載しています。
価格はAmazonで145,273円(税込)です。「Acer Swift 14 AI」よりもディスプレイ性能が高いのが特徴的です。
「DELL Inspiron 14 Plus 」
デルからもSnapdragon X Plusを搭載したモデル「DELL Inspiron 14 Plus」が発売中です。14インチのディスプレイは、解像度が1920 x 1200 (WUXGA) ですが、sRGB 100%の広色域に対応しています。
また、Thunderbolt 4ポート、USB Type-Aポート、HDMIポートなどを備えるなどインターフェースが充実しています。価格は、Amazonで207,780円です。
デザインを確認・厚さや重さは? 持ち運びに便利か?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」はまるで一枚の薄い板から削り出されたかのような、シンプルで美しいフォルムが特徴です。
アルミニウム合金製のボディは、ダイヤモンドカット加工が施され、光が当たる角度でスチールグレイのカラーが変化して見えます。
画面サイズは14.5インチで、ちょうど雑誌やカタログぐらいの大きさ。
厚さはわずか10.00~17.95mmで鞄の中にもすっぽりと収まり、約1.34kgの軽さで片手でもラクラクと持てます。
天板はフラットな形状で右上に小さなAcerのロゴを、左上にアクティビティーインジケーターのマークを控えめに配置しています。
キーボード部はコンパクトに収めて、その分、大型のタッチパッドを搭載。
タッチパッド上にはアクティビティインジケーターのマークが印字され、インパクトのある印象を与えています。
そのほか、電源ボタン一体型の指紋認証センサーを搭載。
暗い場所でもタイピングしやすいバックライトやAIアシスタント「Microsoft Copilot」を瞬時に起動できるCopilotボタンを搭載し、
細部までこだわりのある使い心地を追及したデザインになっています。
接続ポートは?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」の接続ポートは、左右に以下のように分かれています。
<左側面のポート>
USB4 ×2: 最大100Wの急速充電や映像出力に対応しています。また、Thunderbolt 4 互換で、DisplayPort AltモードとUSB PDに対応しており、外部ディスプレイに映像を出力したり、市販のUSB急速充電器で本体を充電したりできます。
HDMI 2.1: 外部ディスプレイやプロジェクターに接続できます。また、4K解像度で120Hzのリフレッシュレート、または8K解像度で60Hzのリフレッシュレートの映像出力が可能です。
USB 3.2 Gen1 Type-A: 従来のUSB機器を接続できます。転送速度は最大5Gbpsです。※2つのうち1ポートは電源オフUSB充電機能付きです。
<右側面のポート>
microSDメモリーカードスロット: microSDカードを使用して、データの読み書きができます。
イヤフォン/マイク端子: ヘッドセットやマイクを接続できます。
USB 3.2 Gen 1 Type-A: 従来のUSB機器を接続できます。
ディスプレイを確認・快適に作業できるか?リフレッシュレートは?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」は、WUXGA (1920×1200)の高解像度IPSディスプレイを搭載し、写真や動画を細部まで鮮やかに表現します。
もちろん、Excelなどのスプレッドシートで多数のセルを表示したり、Google Docsなどのドキュメント編集したりするときもテキストがはっきり見えて快適です。
ベゼルが狭く、画面が広く見えるため、マルチタスクでも見やすく表示でき、作業もスムーズに進められます。
例えば、画面左側にウェブブラウザを開き、右側にドキュメントやスプレッドシートを表示するときでも見やすく表示できます。
また、16:10のアスペクト比を採用することで、縦方向の表示領域が広くなり、Webページやドキュメントをより多く表示できます。
PowerPointやGoogle Slidesなどのプレゼンテーション作成時でも、スライドのデザインや内容を多く表示できるため、スライドを調整しやすく、細かい部分の確認もスムーズに行えます。
120Hzのリフレッシュレートに対応
120Hzのリフレッシュレートに対応し、ゲームや動画の再生もより滑らかになります。
例えば、『Call of Duty』、『Counter-Strike』、『Apex Legends』などのゲームでも、
画面上のキャラクターやオブジェクトの動きがよりスムーズに表示され、敵キャラクターの動きを瞬時に捉えやすくなります。
また、サッカー、バスケットボールなどのスポーツの試合や、車のカーチェイスなどのシーンがあるアクション映画でも動きのブレや途切れが少なくなり、
よりダイナミックな映像が楽しめるようになります。
キーボードとタッチパッドを確認・快適に操作できるか?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」ののキーボードは、快適なタイピングを実現するために、細部までこだわって設計されています。
キーピッチと1.05mmのキーストローク、指先にフィットするキーキャップを採用し、長時間のタイピングでも疲れにくく、正確な入力が可能です。
また、バックライトを搭載しているので、暗い場所でもキーを見やすく、快適に作業できます。
タッチパッドは?
広々としたタッチパッドは、ガラス製で滑らかな指滑りを実現し、スムーズで快適な操作が可能です。
複数指でのジェスチャー操作にも対応し、直感的に操作できます。
さらに、AIの動作状況を視覚的に確認できるアクティビティインジケーターを搭載。マルチコントロールタッチパッド機能により、スワイプ操作でメディアコントロールも可能です。
プロセッサ性能を確認・Snapdragon X Plusで高速か?ベンチマークは?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」はQualcomm Snapdragon X Plusプロセッサを搭載。
その心臓部には、PC向けとして世界最速クラスのAI処理能力を誇る Qualcomm Hexagon NPU (45 TOPS) を備え、パフォーマンスを発揮します。
例えば、プレゼン資料に合った画像をAIが提案してくれたり、議事録を自動で作成してくれたり、外国語を瞬時に翻訳してくれたり。
AIの力を借りて、今までにないほどスマートに、クリエイティブに、仕事を進めることができます。
CPUのベンチマークは?
PassmarkのCPUベンチマークは約2万4千を超えています。また、Cinebench 2024のマルチコアでは650以上を記録しています。
シングルコア性能が高いため、ゲームや一般的なアプリケーションの使用に適しています。
マルチコア性能も高いため、動画編集や3Dレンダリングなどの負荷の高い作業にも対応できます。
<CPUのベンチマーク結果>
- PassmarkのCPUベンチマークスコア「24470」
- Geekbench 6のシングルコア「2745」、マルチコア「11014」
- Cinebench 2024 シングルコア「109」、マルチコア「657」
Qualcomm Snapdragon X Plus性能を比較
まず、Snapdragon X PlusはPassmarkスコアが24468で、CPUランキングで6番目に位置しています。
上位にはRyzen 7 8845HS、Core Ultra 9 185H、Core i9-12900Hなど、高性能なCPUがランクインしています。
また、下位にはRyzen 7 7735HS、Core i5-13500H、Apple M3などがあります。
これらのことから、Snapdragon X Plusは高性能CPUと中性能CPUの中間に位置する性能を持っていると考えられます。
具体的には、日常的な作業、例えばウェブブラウジング、オフィスソフトの利用、動画視聴などを快適に行うのに十分な性能を持っています。
軽いPCゲームもプレイできますが、高性能CPUほど処理能力は高くありません。
<CPUランキング>
※PassmarkのCPUベンチマークでまとめたものです。
- Ryzen 7 8845HS・・・Passmark:28708
- Core Ultra 9 185H・・・Pssmark:28465
- Core i9-12900H・・・Passmark:28206
- Snapdragon X Elite (Surface Laptop 7)・・・Passmark:27420
- Apple M4・・・Passmark:25436
- Snapdragon X Plus (Acer Swift Go 14 AI/Surface Laptop 7)・・・Passmark:24468
- Ryzen 7 7735HS・・・Passmark:24225
- Core i5-13500H・・・Pssmark:22953
- Apple M3・・・Passmark:18942
- Core Ultra 7 258V (Yoga Slim 7i Aura)・・・Passmark:19555
- Core Ultra 7 155U (Yoga Slim 7i Gen 9)・・・Pssmark:16069
グラフィック性能
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」に搭載されているQualcomm Snapdragon X Plusプロセッサは、高性能なAdreno GPUを内蔵しており、優れたグラフィック性能を発揮します。
前世代と比べてグラフィック処理能力が最大40%向上し、一般的なPCゲームを快適なフレームレートでプレイできます。
4K動画の編集やエンコードもスムーズに行え、最大4K解像度の外部ディスプレイに出力することも可能です。
DirectX 12やVulkanなどの最新のグラフィックAPIにも対応しており、幅広い用途で快適なグラフィック体験を提供します。
GPUのベンチマークは?
3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアは約5700を記録しています。
また、Time Spy グラフィックスコアでは約1900を記録しています。
これらの結果から、このGPUはミドルレンジ以上の性能を持つと考えられます。特にDirectX 11環境でのゲーム性能は良好です。
<GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「5699」(DirectX 11)
- Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「」
- Time Spy グラフィックスコアで「1897」(DirectX 12)
- 3DMark Wild Life Extremeで「3920」
- Steel Nomad Lightで「2208」
- Steel Nomadで「520」
ゲーム性能
F15ベンチマークでは、フルHD解像度で高品質設定では「動作困難」、標準品質設定では「重い」という結果が出ています。軽量品質設定では「普通」と評価されていますが、快適にプレイするには画質をかなり落とす必要があるようです。
<FF15「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」のスコア>
- 高品質・1920×1080・フルスクリーン:1577(動作困難)
- 標準品質・1920×1080・フルスクリーン:2420(重い)
- 軽量品質・1920×1080・フルスクリーン:3048(普通)
FF14ベンチマークでは、フルHD解像度で最高品質設定では「設定変更を推奨」と出ています。高品質(ノートPC)設定では「普通」という結果ですが、FF15の結果と合わせて考えると、最新のゲームを快適にプレイするのは難しい可能性があります。
<FF14「ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシー ベンチマーク」のスコア>
- 最高品質・1920×1080・フルスクリーン:3092(設定変更を推奨)
- 高品質(ノートPC)・1920×1080・フルスクリーン:5729(普通)
これらの結果から、比較的軽いゲーム: 設定を低めにすれば、ある程度のゲームはプレイできる可能性があります。古いゲーム: 数年前のゲームであれば、問題なくプレイできるでしょう。
日常的な作業: ウェブブラウジング、動画視聴、オフィスソフトの利用などには十分な性能です。
その他にも多くのゲームをプレイできます。各ゲームタイトルのFPSは以下の通りです。
<ゲームタイトルのFPS>
- 原神: オープンワールドRPG。 1080p 最低設定で 30-40 FPS 程度で動作します。設定をかなり落とす必要があります。
- パルワールド: ポケモン風オープンワールドサバイバルクラフトゲーム。 1080p 最低設定で 30 FPS 程度で動作しますが、動作が不安定になる可能性があります。
- タワーオブファンタジー: アニメ風オープンワールドRPG。 1080p 最低設定で 30-40 FPS 程度で動作しますが、画質をかなり落とす必要があります。
- Grand Theft Auto V: オープンワールドアクションゲーム。 1080p 最低設定で 30-40 FPS 程度で動作します。
- The Witcher 3: Wild Hunt: オープンワールドRPG。 1080p 最低設定で 30 FPS 程度で動作します。
- DOOM Eternal: ハイスピードなFPS。 1080p 最低設定で 30-40 FPS 程度で動作します。
- League of Legends: 世界中で大人気のMOBA。 1080p 低設定で 60-100 FPS 程度で動作し、滑らかなプレイが期待できます。
- Valorant: 競技性の高いタクティカルシューター。 1080p 低設定で 60-80 FPS 程度で動作し、快適にプレイできます。
- Minecraft: 自由度の高いサンドボックスゲーム。 1080p 中設定で 60 FPS 程度で動作し、創造力を活かした建築や冒険を楽しめます。
- Fortnite: バトルロイヤル形式で人気のTPS。 1080p 低設定で 30-60 FPS 程度で動作します。
- Rocket League: 車を使ったサッカーゲーム。 1080p 低設定で 60 FPS 程度で動作し、爽快なプレイが楽しめます。
メモリとストレージを確認・高速で処理できるか?増設は?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」は最新のLPDDR5X-8533MHzメモリを16GB 搭載し、圧倒的なパフォーマンスを実現しています。
例えばPhotoshopやGIMPなどのアプリケーションの起動も非常に高速。Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなどの動画編集ソフトを同時に使ってもスムーズに動作し、ストレスを感じません。
※オンボード仕様のため、メモリは拡張できません。
ストレージは?
さらに、PCI Express 4.0接続の512GB SSD M.2(Type 2280)を搭載することで、OSやアプリケーションの起動、ファイルの保存なども高速です。
例えば4Kや8Kの高解像度の動画ファイルを編集する場合でも高速に処理でき、ゲームのインストールもあっという間に終わります。
また、大容量ストレージのため、写真、動画、音楽など、大量のデータを保存することも可能です。旅行先で撮影した大量の写真はもちろん、高解像度のRAW画像や4Kや8Kの動画ファイルでも余裕で保存できます。
増設はできるか?
M.2 SSDを換装することでストレージ容量を増やすことができます。ただし、正式にサポートされていないため、外付けのSSDやHDD、USBメモリ、あるいはクラウドストレージサービスを利用した方が無難です。
バッテリー・充電を確認・駆動時間は?充電スピードは速いか?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」は65Whの大容量バッテリーを搭載し、最大28時間の連続使用が可能です。
動画視聴なら約10時間、Web browsingなら約12時間、文書作成なら約15時間使用できるため、カフェでの作業や出張中の移動など、どこでも安心して使えます。
さらに、USB Power Deliveryに対応し、最大100Wの急速充電が利用できます。
わずか30分の充電で約4時間使用できるため、朝などの時間のないときでもスピーディに充電を完了させることができます。
また、USB Power DeliveryやThunderbolt 4に対応した充電器で充電できるので、外出先でも、さまざまな場所で充電できます。
スピーカー・オーディオ性能を確認・音質はいいのか?マイクは?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」はデュアルステレオスピーカー を搭載し、コンパクトなボディからは想像できない、豊かでパワフルなサウンドを提供します。
また、DTS Audio Processing for Windows on ARM により、奥行きと広がりのあるサウンドを実現。
クリアな高音と豊かな低音のバランスがとれたサウンドは、音楽鑑賞はもちろん、映画やドラマ、ゲームなど、あらゆるコンテンツをより一層楽しめます。
マイクは?
マイクを内蔵し、Acer PurifiedVoiceによるAIノイズリダクション機能で周囲の雑音を効果的に除去することがか可能です。
クリアな音声で、ビデオ会議やオンライン授業に参加でき、複数人で会話する際も、それぞれの音声をクリアに聞き取ることができます。
機能を確認・Acer独自の機能は?AI機能は?
新モデル「Acer Swift Go 14 AI」はより快適に使えるように様々な機能を搭載しています。
1.AcerSenseは、ユーザーの好みに合わせてシステム設定をカスタマイズできるツールです。パフォーマンスモード、静音モード、省電力モードなどを簡単に切り替えられます。また、Webカメラのプライバシーシャッターやマイクのミュート機能など、プライバシー保護に役立つ機能も含まれています。各種AI機能もAcerSenseを通してすべてまとめて利用できます。
2.ビデオ通話では、SuperSharp機能がAIを使って映像をリアルタイムで高解像度化し、ポートレート修正機能が肌の質感や明るさを自動で調整します。自動フレーミング、高度な背景ぼかし、視線補正も利用できます。
3.Acer Quick Panelは、よく使う設定や機能に素早くアクセスできるショートカットウィジェットを提供します。
4.AcerSense (システム管理)は、システムの温度やバッテリーの状態などを監視し、ユーザーに分かりやすく表示します。
5.Acer User Sensingは、スマートフォンなどの他のデバイスとSwift Go 14 AIを連携させる機能です。スマートフォンで撮影した写真をSwift Go 14 AIに簡単に転送したり、スマートフォンをSwift Go 14 AIのリモコンとして使用したりできます。
そのほか、豊富なAI機能も使えるようになっています。大きく分けて、システムレベルとアプリケーションレベルのAI機能があります。
<システムレベルのAI機能>
- Acer PurifiedView: ビデオ会議をより快適にするためのAI機能です。
- 自動フレーミング: AIが顔を認識し、常に画面の中央に映るように自動で調整します。
- 高度な背景ぼかし: 背景をぼかして、自分に注目を集めることができます。
- 視線補正: カメラを見ているように視線を補正し、相手に好印象を与えます。
- Acer TNR (Temporal Noise Reduction): 暗い場所でもノイズの少ないクリアな映像を実現します。
- Acer PurifiedVoice: AIノイズリダクション機能により、周囲の雑音を低減し、クリアな音声でビデオ会議やオンライン授業に参加できます。
- アクティビティインジケーター: タッチパッドに搭載されたインジケーターが、AIがローカルで動作していることを視覚的に知らせます。
<アプリケーションレベルのAI機能>
Microsoft Copilot: Windows 11に統合されたAIアシスタントです。Copilotキーを押すだけで起動し、様々なタスクを支援してくれます。
例:アプリケーションの起動、ファイルの検索、メールの作成、情報の要約、アイデアの提案、文章の作成、画像の生成など
オンデバイスAI: Hexagon NPUによるオンデバイスAI処理により、機密データをクラウドに送信することなく、ローカルでAIタスクを実行できます。
そのほか、AI機能を活用したアプリケーションを利用することで、より便利に「Acer Swift Go 14 AI」を活用できます。
AIによる写真編集: Adobe Photoshopなどの画像編集ソフトで、AIを活用した高度な編集機能を利用できます。
例:被写体の自動選択、背景の削除、画像の修復など
AIによる動画編集: PowerDirectorなどの動画編集ソフトで、AIを活用した編集支援機能を利用できます。
例:シーンの自動検出、不要な部分のカット、BGMの自動生成など
AIによる音楽制作: AIを活用した作曲支援ツールで、オリジナルの楽曲を制作できます。
AIによるプログラミング: AIを活用したコード生成ツールで、効率的にプログラミングできます。
これらのAI機能をフル活用することで、作業効率は数倍になります。節約できた時間は趣味などほかのことに利用できます。
「Acer Swift Go 14 AI」のデメリット
「Acer Swift Go 14 AI」は優れた性能をもつノートPCですが、デメリットもあります。購入する前に必ず確認しておきましょう。
1. メモリを拡張できない
Swift Go 14 AIのメモリはオンボードで、ユーザーによる増設はできません。購入時に搭載されているメモリ容量で使い続けることになります。将来的にメモリ不足を感じる可能性もあるため、用途や必要なメモリ容量をよく検討してから購入しましょう。
2. 有機ELディスプレイでない
Swift Go 14 AIのディスプレイは高画質ですが、有機ELディスプレイではありません。有機ELディスプレイと比べると、コントラスト比や黒色の表現力、応答速度などが劣る可能性があります。
3. ストレージの拡張スロットがない
Swift Go 14 AIのストレージは、ユーザーが簡単に交換・増設できる仕様ではありません。モデルによってはM.2スロットが搭載されているという情報もありますが、公式には増設に関する情報提供やサポートは行われていません。ストレージ容量を増やしたい場合は、外付けSSDやクラウドストレージサービスの利用を検討しましょう。
4.動画しないソフトがある
Armベースのプロセッサであるため、一部のソフトウェアが正常に動作しない可能性があります。購入前に、必要なソフトウェアが対応しているか確認しましょう。
「Acer Swift Go 14 AI」のスペック
- ディスプレイ 14.5インチ、解像度1920×1200のIPS
※WUXGA/16:10 - リフレッシュレート 120Hz
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon X Plus (8コア)
- GPU Qualcomm Adreno GPU
- NPU Qualcomm Hexagon NPU (45 TOPS)
- RAM(メモリ)16GB LPDDR5X-8533MHz (オンボード、SDRAM、デュアルチャネル対応)
- ストレージ 512GB SSD (PCIe Gen 4, NVMe)
- バッテリー 約65Wh
- 駆動時間 最大約28時間
- カメラ QHD (約360万画素), Acer TNRテクノロジー, Acer PurifiedView, Windows Hello顔認証対応
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E(Wi-Fi 7に対応予定)、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB4 Type-C x2 (最大40Gbps, PD/映像出力対応)、 USB 3.2 Gen 1 Type-A x2 (最大5Gbps, うち1ポートは電源オフUSB充電機能付き)、HDMI 2.1 x1、 ヘッドセット/スピーカー・ジャック x1
- スピーカー デュアル ステレオスピーカー
- オーディオ DTS Audio Processing for Windows on ARM
- マイク 内蔵(Acer PurifiedVoice、AIノイズキャンセリング技術)
- キーボード Acer FineTipバックライト付きキーボード (84キー/日本語, Copilotキー搭載)
- キーボードの機能 ホワイトバックライト、AcerSense キー、Caps Lock インジケーター、マイクミュートインジケーター
- タッチパッド AIライティングタッチパッド、Corning Gorilla Glass マルチジェスチャー・タッチパッド (アクティビティーインジケーター搭載)
- アプリ Microsoft 365 Personal (30日間無料試用版), McAfee+ Premium – Individual (30日間体験版)
- 冷却システム Acer TwinAir(デュアルファン、デュアル銅製サーマルパイプ、複数の冷却モード)
- 生体認証 指紋認証
- 筐体 アルミニウム合金
- OS Windows 11 Home 64ビット
- サイズ 約322.60x10.00~17.95x225.95mm
- 重量 約1.34kg
- カラー スチールグレイ
- 付属品 65W USB Type-C ACアダプター、ACコード(約1m)、USB Type-C to HDMIケーブル、セットアップガイド、保証書、修理依頼書、国際旅行者保証書、Acerパソコン出張サポート案内
「Acer Swift Go 14 AI」の評価
8つの基準で「Acer Swift Go 14 AI」を5段階で評価してみました。
- 画面の見やすさ:★★★
- スペック:★★★★
- 耐久性:★★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★★
- デザイン:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
エイサーから発売されたQualcomm Snapdragon X Plus搭載のノートPCです。
120Hzのリフレッシュレートに対応したディスプレイを搭載し、
優れたバッテリー性能や通信性能、オーディオ性能を備えています。
「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」の方がいいのか?
「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」もQualcomm Snapdragon X Plusを搭載していますが、
Acer Swift Go 14 AIとはディスプレイ性能が大きく違っています。
「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」は 15.6インチのOLED (有機EL) ディスプレイを搭載しており、
しかも2.8K (2880×1620) の高解像度で、DCI-P3 100%に対応しているなど、非常に高性能なディスプレイを搭載しています。
また、「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」はキーボードにRGBライトを採用している点も大きな違いです。
ただし、「Acer Swift Go 14 AI」は14.5インチで重さ約1.34kgと軽く、携帯性に優れています。
タッチパッドにアクティビティーインジケーター搭載し、AIを使用中であることを教えてくれるなど、便利な機能も豊富で、
機能性にも優れています。AIの性能は同じなので、外出先で使用するなら「Acer Swift Go 14 AI」の方がおすすめです。
「Acer Swift Go 14 AI」に最適な人は?
ズバリ、外出先でAI機能をバリバリ使いたい人に最適です。
最新のCPUとAI処理能力により、プレゼン資料の作成、データ分析などもあっという間に完了。
ビデオ通話時もよりキレイな映像と音声でやり取りできるので快適です。
また、最大約28時間もの長時間使える点も魅力的です。
万が一バッテリーが切れても最大100WのPD充電ですぐに充電が完了するので安心です。
そしてなんといっても薄型軽量である点が魅力的です。
ダイアモンドカットのエッジを備えたアルミ合金製のボディも非常に美しく、高級感もバッチリ。
デュアル ステレオスピーカーとDTS Audio対応で音もいいので、休憩時に動画を観る際も快適です。
仕事や趣味にフル活用できるAIノートPCとしてもおすすめです。
「Acer Swift Go 14 AI」の価格・購入先
「Acer Swift Go 14 AI」はAcer日本公式サイトやAmazonなどのECサイトで購入できます。
Acer日本公式サイト
139,800円で販売されています。
Acer日本公式サイトで「Acer Swift Go 14 AI」をチェックする
ECサイト
Amazonで109,800円(税込)、
楽天市場で127,947円(送料無料)、
ヤフーショッピングで123,590円、
で販売されています。
Amazonで「Acer Swift Go 14 AI」をチェックする
楽天市場で「Acer Swift Go 14 AI」をチェックする
ヤフーショッピングで「Acer Swift Go 14 AI」をチェックする
米国 Amazon.comで「Acer Swift Go 14 AI」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「Acer Swift Go 14 AI」に似た性能をもつノートPCも販売されています。
「Surface Laptop 7」
マイクロソフトから発売された13.8/15インチのAI ノートPCです。
Qualcomm Snapdragon X Plus (10 コア) / Snapdragon X Elite (12 コア) 、16GB、32GB LPDDR5xメモリ、タッチ対応のPixelSense液晶、SSD 256GB、512GB、1TBストレージ、54/66WHバッテリー、1080p HDフロントカメラを搭載しています。
また、2つのUSB 4.0ポート、Dolby Atmos対応 Omnisonic スピーカー、音声フォーカス搭載 Dual far-field スタジオ マイク、Office Home and Business 2021、Xbox Game Pass Ultimateの30日試用版、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 に対応しています。
価格は、Amazonで173,800円(税込)、楽天市場で170,519円 (税込・ZGJ-00020・送料無料)、ヤフーショッピングで268,510円 (税込)、です。
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「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」
レノボから発売された15インチのAI ノートPCです(2024年10月発売)。インテル Core Ultra 7 258V、32GB LPDDR5x メモリ、2.8KのIPS液晶(タッチ対応)、1TB (PCIe NVMe/M.2) ストレージ、約 22.4 時間 駆動する70Whr バッテリー、前面フルHD カメラ、光センサー、Windows 11を搭載しています。
また、Copilot キー、2つのThunderbolt4 ポート(PD給電対応、DP映像出力機能付き)、HDMI映像出力、バックライト付き日本語キーボード、USB 3.2 Gen 1 x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで227,865円(税込)、楽天市場で238,813円(送料無料)、ヤフーショッピングで238,813円、です。
関連記事:レノボ「Yoga Slim 7i Aura」の外観・ベンチマーク・評価
「MacBook Air M3」
Appleから発売された13.6/15.6インチのノートPCです(2024/3/9発売)。
M3チップ+16コアNeural Engine、8GB ユニファイドメモリを搭載。Liquid Retina液晶、SSD 256/512GBストレージ、52.6Wh/66.5Whバッテリー、1080p FaceTime HDカメラ、macOS 14 (Sonoma) を搭載しています。
また、2つのThunderbolt/USB 4ポート、6スピーカー、ドルビーアトモス、空間オーディオ、指向性3マイクアレイ、Magic Keyboard、MagSafe 3充電ポート、70W USB-C電源アダプタによる高速充電、感圧タッチトラックパッド、 TouchID(指紋センサー)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで158,141円(税込)、楽天市場で143,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,800円、です。
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「MINISFORUM V3」
MINISFORUMから発売された14型のWindows 11 タブレットPCです。AMD Ryzen 7 8840U プロセッサとAMD Radeon 780M グラフィックス、32GB LPDDR5-6400 メモリを搭載。2.5K液晶、1TB M.2 2280 PCIe4.0ストレージ、8時間以上駆動する50.82Whバッテリー、前面 2MPのWebカメラ、ジャイロスコープ、SD カードスロットを搭載しています。
また、AI機能 Copilot、映像入力(他デバイスのモニター)、4K 4画面、8K出力、2画面出力、リフレッシュレート 165Hz、ステレオ効果付き四つのスピーカー、65W PD急速充電、Windows Helloによる顔認証、指紋認証、着脱式キーボード(付属)、Vペン(筆圧4096段階)、ケース(自立・傾き調整)、USB4(DATA/PD給電/DP映像出力)x2、USB-C (VLink |DP-in ) x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで196,580円 (税込・35,276円 OFFクーポン付き)、楽天市場で189,980円(送料無料)、米国 Amazon.comで$949.00 です。
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