重さ約899gの14型ノートPC「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」。Snapdragon X プロセッサ搭載の最軽量モデルは、早くも「超軽量でCopilot AI機能も快適に使えそう」と評判です。
ASUSからはこれまでもZenbookシリーズのノートPCを数多く販売してきましたが、これほど軽いモデルはかなり珍しいといえます。
しかも、バッテリー駆動時間が約23時間以上と超ロング。外出先での作業でもバッテリー切れの心配が全くないのが魅力です。
おまけにSnapdragon X プロセッサ搭載でAI処理も高速に。CopilotのAI機能を使った作業もサクサクと処理できます。
今回の記事ではそんな魅力あふれる「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」を徹底解剖するべく、以下の10点を重点的に解説します。
- 外観・デザイン(サイズ・重量)
- 接続ポート
- ディスプレイ
- プロセッサ(ベンチマーク、AI性能、ゲーム性能)
- メモリ・ストレージ
- バッテリー・充電
- オーディオ性能
- キーボード
- 通信性能
- 機能(AI機能)
また、Snapdragon X Elite(X1E-78-100)のベンチマークやゲーム性能、AI性能も紹介!購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報やおすすめの類似製品もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
ASUS Zenbook SORA (UX3407) ついに発売!AI対応で16万円台から!
2025年2月5日、ASUSから革新的なノートPC「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」が発売されます。Snapdragon X Elite X1E-78-100を搭載した上位モデル「UX3407RA」と、Snapdragon X X1-26-100を搭載した下位モデル「UX3407QA」の2種類が用意され、最安価格は16万円台からとお求めやすくなっています。
驚異の携帯性と堅牢性を両立
Zenbook SORA (UX3407) は、最軽量モデルで約899g、厚さわずか13.4mmという超軽量・薄型設計を実現。 どこにでも気軽に持ち運べる、優れた携帯性を誇ります。 さらに、ASUS独自の素材「セラルミナム」を採用することで、堅牢性も確保しています。
セラルミナムはセラミックとアルミニウムを融合した素材で、18000回以上同じ場所を往復して擦られても摩耗しない強度を誇ります。カラーバリエーションは、ザブリスキーベージュとアイスランドグレーの2色展開です。
長時間バッテリー駆動で外出先でも安心
ASUS Zenbook SORA (UX3407)の上位モデルは約29時間、下位モデルでも約23時間という長時間バッテリー駆動を実現。 外出先での作業や移動中など、電源を確保できない状況でも、バッテリー切れを気にせず安心して使用できます。 また、約49分で60%充電できる急速充電にも対応。朝の忙しい時間帯や、急な外出前に充電を忘れていても、短時間で充電できるので安心です。
AI処理能力に優れた高性能プロセッサー
ASUS Zenbook SORA (UX3407) は、45TOPSのNPUを備えたQualcommのSnapdragon X EliteまたはSnapdragon Xを搭載し、優れたAI処理能力を発揮。AIノイズキャンセリング機能で周囲の雑音を消し去ってクリアな音声にしたり、Adobe Photoshop Lightroomなどの写真編集ソフトで画像処理をAIで高速化したりできます。
鮮やかで美しい映像体験
Zenbook SORA (UX3407) 上位モデルのUX3407RAは14型WUXGA有機EL(1920×1200ドット)を採用し、深みのある黒と高いコントラスト比でより鮮やかで美しい映像を楽しめます。
一方、下位モデルのUX3407QAに搭載された14インチワイドTFTカラー液晶も、1920×1080ドットの高解像度で、Webサイト閲覧や文書作成など、日常的な作業に十分な美しさを提供します。ノングレア加工により、映り込みが少なく、長時間作業でも目が疲れにくいのも魅力です。
CopilotとASUS Pen 2.0対応でさらに便利に
そのほか、CopilotのAI機能はもちろん、AIノイズキャンセリング機能や筆圧対応のスタイラスペン「ASUS Pen 2.0」に対応するなど、ビジネスシーンやクリエイティブな作業にも役立つ機能が満載!
早速、どんなノートPCなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう!
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公式ページ:ASUS Zenbook SORA (UX3407)|ノートパソコン 個人向けノートパソコン|ASUS 日本
価格をチェック!他メーカーのノートPCよりも安いのか?
ASUS Zenbook SORA (UX3407)はASUSストアで下位モデル「UX3407QA」が179,800円~209,800円(税込)、上位モデル「UX3407RA」が214,800円~269,800円(税込)、で販売されています。
また、Amazonでは163,455円(税込)~で販売中。楽天市場(163,305~190,552円:送料無料)、ヤフーショッピング(161,820円)、でも販売されています。
「Surface Laptop 7」
2024年6月18日発売の「Surface Laptop 7」はAmazonで175,000円で販売中です。こちらはスタイリッシュなデザインとパワフルなパフォーマンスを兼ね備えたAIノートPCです。最新のSnapdragonプロセッサとAI処理に特化したNPUを搭載し、超高速な処理能力を実現。最大22時間の長時間バッテリー駆動で、外出先でも安心して作業できます。
また、鮮やかなPixelSenseディスプレイはタッチ操作に対応し、直感的な操作が可能です。Dolby Atmos対応スピーカーとスタジオマイクで、臨場感あふれるサウンドとクリアな音声通話を楽しめます。さらに、Windows 11とOffice Home and Business 2021を搭載し、すぐに生産性を高められます。
「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」
2024年10月発売の「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」はAmazonで249,810円で販売中です。こちらは洗練されたデザインとパワフルなパフォーマンスを両立させた、クリエイティブな作業に最適な15インチAIノートPCです。最新のインテル Core Ultra 7 プロセッサーとAI処理に特化したNPUを搭載し、動画編集や画像処理も快適にこなせます。
また、2.8Kの高精細IPSディスプレイは、Dolby Visionに対応し、鮮やかで臨場感あふれる映像体験を提供します。約22.4時間の長時間バッテリー駆動で、場所を選ばずクリエイティビティに活用できます。Copilotキー搭載で、AIアシスタントをワンタッチで呼び出せるのも魅力です。
「Acer Swift Go 14 AI」
2024年11月発売の「Acer Swift Go 14 AI」はAmazonで125,800円で販売中です。こちらは驚異的な長時間駆動とパワフルなパフォーマンスを両立させた、モバイルAIノートPCです。最新のSnapdragon X PlusプロセッサーとAIに特化したNPUを搭載し、高度なAI処理をスムーズに実行。最大約28時間の長時間バッテリー駆動で、1日中安心して作業できます。
また、14.5インチの大画面ディスプレイは、120Hzのリフレッシュレートで滑らかな表示を実現。AIノイズキャンセリング機能付きマイクやCopilotキーなど、AIを活用した機能が充実しており、快適な作業環境を提供します。スリムで軽量なデザインも魅力で、どこにでも気軽に持ち運べます。
「LG gram Book 15U50T-GA56J」
2025年2月6日発売の「LG gram Book 15U50T-GA56J」はAmazonで139,800円で販売中です。こちらは携帯性と productivity を両立させた15.6インチの薄型軽量ノートPCです。約1.7kgの軽さで、どこにでも気軽に持ち運べます。また、第13世代インテル Core i5プロセッサーを搭載し、普段使いからビジネスまで快適にこなせます。
さらに、15.6インチの大画面ながら、約6時間の長時間バッテリー駆動を実現。モバイルデバイスとの連携機能も充実しており、スマートフォンやタブレットとファイルを簡単に共有したり、タブレットをセカンドディスプレイとして活用したりできます。
そのほか、「AIギャラリー」機能で、画像の背景を簡単に削除したり、ノイズを除去したりするなど、AIを活用した便利な機能も搭載しています。
外観:驚愕の軽さを実現した新時代のスタイリッシュなデザイン
Zenbook SORAは、シンプルさを追求したスタイリッシュなデザインを採用。トーンオントーンのカラーと自然からインスパイアされた素材が、洗練された雰囲気を醸し出します。
また、天板には、独自素材のCeraluminumを採用。セラミックとアルミニウムを融合させたこの素材は、堅牢性と軽量性を両立し、18000回以上同じ場所を往復して擦られても摩耗しないという強度を誇ります。
驚きの軽さで、どこへでも持ち運べる
Zenbook SORAは、ユーザーが必要なものをもっと持ち運べるように、徹底した軽量設計を実現しています。強度、パフォーマンス、バッテリー駆動時間を損なうことなく、厳選された軽量素材を採用することで、UX3407QAは約899g、UX3407RAは約980gという驚きの軽さを実現しました。例えば、満員電車での移動中や、カフェでの作業中に、Zenbook SORAの軽さは大きなメリットになります。
快適な使い心地で、作業効率アップ
Zenbook SORAは、毎日の通勤通学に最適な、スタイルと機能性を兼ね備えたデザインです。なめらかな丸みを帯びたエッジとCeraluminumの柔らかい手触りは、持ち運びやすさと快適さを提供します。また、摩耗や傷、指紋に対する耐性も備えているため、長い日々の移動にも安心して持ち運ぶことができます。
また、防汚仕様のキーキャップ、トーンオントーンのキーボード、拡大されたタッチパッドは、Zenbook SORAのエレガントな美しさをさらに引き立てます。
自然の色彩を纏ったカラーバリエーション
Zenbook SORAのカラーバリエーションは、自然の色彩からインスピレーションを得ています。アイスランド グレーはアイスランドの象徴的な山々と川の自然な色調をとらえ、ザブリスキー ベージュは暖かい太陽の光に照らされた広大な荒野の色合いを反映しています。
革新的な素材Ceraluminumで、耐久性と美しさを両立
Zenbook SORAの筐体に採用されているCeraluminumは、ハイテクセラミックとアルミニウムを融合させた革新的な素材です。従来のアルミニウム合金と比べて約30%軽量化、3倍の強度を実現しています。その卓越した耐傷性と豊かな質感は、サステナビリティと耐久性を兼ね備えています。さらに、指紋がつきにくいのも嬉しいポイントです。
接続ポート:豊富なインターフェースで、あらゆるニーズに対応
Zenbook SORAは、左右側面に豊富なインターフェースを搭載し、様々なデバイスと接続し、快適な作業環境を構築することができます。
USB4 (Type-C/Power Delivery対応) x2
左側面に高速データ転送、映像出力、そして本体への充電にも対応したUSB4 Type-Cポートを2つ搭載しています。最大40Gbpsの高速データ転送が可能で、
例えば、高画質の動画ファイルを外部SSDにわずか数秒で転送することができます。また、DisplayPort Alt Modeに対応しており、外部ディスプレイに映像を出力することも可能です。さらに、Power Deliveryに対応しているため、USB Type-Cケーブル1本で本体の充電を行うことができます。
USB3.2 (Type-A/Gen2) x1
右側面に従来のUSB Type-Aポートも1つ搭載しています。マウスやキーボード、外付けHDDなど、様々なデバイスを接続することができます。最大10Gbpsのデータ転送速度に対応しています。
HDMI x1:
左側面に外部ディスプレイやプロジェクターに接続するためのHDMIポートを搭載しています。プレゼンテーションや映画鑑賞など、大画面でコンテンツを楽しむことができます。例えば、会議室のプロジェクターにZenbook SORAを接続して、プレゼン資料を大画面に投影することができます。
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックx1
左側面にヘッドセットやマイクを接続するためのコンボジャックを搭載しています。ビデオ会議やオンライン授業などで、クリアな音声入出力を行うことができます。
ディスプレイ:圧倒的な色鮮やかさを実現!映像で目にも優しい
Zenbook SORAは、用途に合わせて選べる2種類のディスプレイを搭載したモデルを用意しています。
UX3407RAは、14.0インチ、解像度1920 x 1200ドットのOLED (有機EL)ディスプレイを搭載。OLEDならではの鮮やかな色彩と深い黒が、映像をよりリアルに、そして美しく表現します。写真や動画編集、映画鑑賞など、色鮮やかな映像を楽しみたい方におすすめです。
UX3407QAは、14.0インチ、解像度1920 x 1200ドットのワイドTFTカラー液晶ディスプレイを搭載。ノングレアタイプなので、映り込みが少なく、長時間の作業でも目が疲れにくいのが特徴です。資料作成やコーディングなど、長時間画面に向かう作業が多い方におすすめです。
目に優しいディスプレイで、長時間の作業も快適に
どちらのディスプレイも、リフレッシュレート60Hzで、Excelでの表計算やPowerPointでの資料作成も滑らかに行えます。さらに、TÜV Rheinlandの低ブルーライト認証を取得しており、ブルーライトを低減することで目の負担を軽減します。長時間のデスクワークでも、快適に画面を見続けることができます。
ASUS Lumina OLEDディスプレイで、映像美を堪能
UX3407RAに搭載されているASUS Lumina OLEDディスプレイは、従来の液晶ディスプレイとは一線を画す、鮮明で美しい映像表現を提供します。
- 高いコントラスト比: OLEDは、画素自体が発光するため、液晶ディスプレイのようにバックライトを必要としません。そのため、完璧な黒を表現することができ、高いコントラスト比を実現します。Netflixで映画を鑑賞する際に、より臨場感のある映像を楽しむことができます。
- 広色域: DCI-P3 100%の広色域に対応し、sRGBよりも広い範囲の色を表現することができます。写真や動画をより鮮やかに、そしてリアルに表示します。Adobe Photoshopで写真編集を行う際にも、色の再現性が高く、思い通りの色表現が可能です。
- 高速応答速度: 0.2msの高速応答速度により、動きの速い映像でも残像感が少なく、クリアに表示します。「Apex Legends」などのゲームをプレイする際にも、滑らかな映像で快適にゲームを楽しむことができます。
プロセッサ性能:最新Snapdragonプロセッサで、AIも高速に処理
Zenbook SORA (UX3407)は、Qualcommの最新Snapdragonプロセッサを搭載することで、従来のノートパソコンの常識を覆す、軽快かつパワフルなパフォーマンスを実現しています。
2つの選択肢 – Snapdragon X と Snapdragon X Elite
Zenbook SORAには、2種類のSnapdragonプロセッサを搭載したモデルが用意されています。
UX3407QAは、「Snapdragon X X1-26-100」を搭載。8コアCPUで、最大3.0GHzで動作します。日常的な作業はもちろん、画像編集や動画視聴など、幅広い用途で快適なパフォーマンスを発揮します。例えば、Webブラウジング、メールの送受信、Officeソフトを使った資料作成など、一般的な作業をストレスなく快適に行うことができます。
UX3407RAは、よりパワフルな「Snapdragon X Elite X1E-78-100」を搭載。12コアCPUで、最大3.4GHzで動作します。高度な処理能力を必要とする、動画編集やゲームなど、より負荷の高いタスクにもスムーズに対応できます。例えば、Adobe Premiere Proを使った動画編集や、「リーグ・オブ・レジェンド」などのPCゲームも快適にプレイできます。
Qualcomm Adreno GPUで、グラフィックス性能も強化
Zenbook SORAは、Qualcomm Adreno GPUを搭載。高画質の動画再生や、軽めのゲームをプレイすることも可能です。例えば、4K解像度の動画をスムーズに再生したり、「Minecraft」などのゲームを楽しむことができます。
AIの性能
Zenbook SORAは、AI処理専用の「Qualcomm Hexagon NPU」を搭載。45TOPSの処理能力を持つこのNPUは、AIアシスタント「Copilot」やAIカメラなど、Zenbook SORAのAI機能を高速かつ効率的に処理します。例えば、AIノイズキャンセリング機能は、周囲の騒音を効果的に除去し、クリアな音声でオンライン会議に参加することができます。また、AIカメラは、ユーザーの顔を認識し、自動的にフォーカスを調整したり、背景をぼかしたりすることができます。
AIベンチマーク「Procyon」の結果
Zenbook SORAのAI処理能力の高さを示す例として、AIベンチマーク「Procyon」のAI Computer Vision Benchmarkの結果があります。このベンチマークでは、Zenbook SORAは、前モデルのS15に対して100%相当、P5に対しては180%相当のスコアを記録しました。この結果から、Zenbook SORAのHexagon NPUは、Core Ultra 7 258Vに搭載されている47TOPSのNPUを上回るAI性能を発揮することがわかります。
ベンチマーク:Snapdragon X Elite X1E-78-100
ベンチマークの結果を総合的に見ると、Snapdragon X Elite X1E-78-100は、高いシングルコア性能とマルチコア性能を兼ね備えた、高性能なCPUであると言えます。Armアーキテクチャを採用しているため、x86アーキテクチャとの互換性には注意が必要ですが、今後のWindows on Armの普及に伴い、その活躍の場は広がっていくと期待されます。
※Snapdragon X X1-26-100のベンチマーク結果は、「ASUS Vivobook 14 (X1407QA)」の記事で紹介しています。気になる人はチェックしてみてください。
<CPUのベンチマーク結果・Snapdragon X Elite X1E-78-100>
- PassmarkのCPUベンチマークスコア「23325」
- Geekbench 6のシングルコア「2390」、マルチコア「14550」
- Cinebench 2023 シングルコア「12003」、マルチコア「1115」
- Cinebench 2024 シングルコア「108」、マルチコア「1097」
Passmarkの総合スコアは「23325」と高水準です。これは、一般的なIntel Core i7やRyzen 7といったハイエンドCPUに匹敵する性能を示しています。日常的な作業はもちろん、負荷の高い処理にも十分に対応できる性能を持っていると言えます。
Geekbench 6の結果では、シングルコアスコアが「2390」、マルチコアスコアが「14550」となっています。シングルコア性能は、最新のIntel Core i7やRyzen 7と比較しても遜色ないレベルです。マルチコア性能は、コア数の多さを活かして高いスコアを記録しています。特に、マルチコア性能は、動画編集や3Dレンダリングなどの負荷の高い作業で効果を発揮するでしょう。
Cinebenchの結果は、いずれも高いスコアを記録しています。Cinebench 2023では、シングルコア「12003」、マルチコア「1115」、Cinebench 2024では、シングルコア「108」、マルチコア「1097」と高いスコアとなっています。
グラフィック性能:Qualcomm Adreno
ベンチマークの結果を総合的に見ると、Qualcomm Adreno グラフィックスコアは、統合GPUとしては高い性能を持っており、日常的な作業はもちろん、ある程度のゲームもプレイできる実力を持っています。特に、電力効率の高さは魅力であり、薄型軽量ノートPCでの利用に適しています。しかし、ヘビーゲーマーには性能不足であり、ゲーム用途では画質や解像度の調整が必要になる場面もあります。
<GPUのベンチマーク結果・Qualcomm Adreno グラフィックスコア>
- Fire Strike グラフィックスコアで「6475」(DirectX 11)
- Time Spy グラフィックスコアで「1520」(DirectX 12)
- 3DMark Night Raidで「32474」
- 3DMark Wild Life「18000」
- ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク
FHD解像度で標準品質(デスクトップPC)設定で「9931」
3DMarkのFire Strikeグラフィックスコアは「6475」、Time Spyグラフィックスコアは「1520」と、いずれもミドルレンジクラスのディスクリートGPUに匹敵するスコアが出ています。統合GPUとしては高い性能であり、最新の3Dゲームをある程度快適にプレイできるポテンシャルを秘めていると言えます。
Night RaidやWild Lifeといった、比較的軽量なテストでは高いスコアを記録しており、モバイルゲームやエントリークラスのPCゲームであれば、十分に快適にプレイできるでしょう。
ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマークでは、FHD解像度・標準品質(デスクトップPC)設定で9931というスコアが出ています。これは、「快適」評価に相当し、設定を調整すれば、FHD環境で問題なくプレイできることを示しています。
ただし、これらの結果から分かるように、Qualcomm Adreno グラフィックスコアは、ハイエンドのディスクリートGPUには及ばない性能です。最新のAAAタイトルを最高画質でプレイしたい場合は、やはりディスクリートGPUを搭載したゲーミングPCが必要になります。
ゲーム性能:Snapdragon X Elite X1E-78-100
Snapdragon X Elite X1E-78-100のゲーム性能は、内蔵GPUであるQualcomm Adrenoグラフィックスコアの性能に依存します。ベンチマーク結果を踏まえると、ミドルレンジクラスのディスクリートGPUに匹敵する性能を持つため、多くのゲームをプレイできますが、設定や解像度を調整する必要がある場合もあります。
以下に、具体的なゲームタイトルと想定されるFPSを記載します。
<人気ゲームタイトルのFPS>
- 原神: FHD、低設定で30〜40FPS程度。高設定では動作が重くなる可能性があります。
- タワーオブファンタジー: FHD、中設定で40〜50FPS程度。高設定では動作が重くなる可能性があります。
- 鳴潮 (Wuthering Waves): FHD、低設定で30〜40FPS程度。
- 崩壊:スターレイル: FHD、低設定で60FPS程度。
- パルワールド: FHD、低設定で30〜40FPS程度。
- サイバーパンク2077: FHD、低設定で30FPS程度。高設定では動作が困難です。
- エルデンリング: FHD、低設定で30FPS程度。高設定では動作が困難です。
- アーマード・コアVI: FHD、低設定で30FPS程度。
<人気バトルロイヤルゲームタイトルのFPS>
- Valorant: FHD、低設定で60〜70FPS程度。競技性の高いゲームなので、より高いFPSを求める場合は設定をさらに下げる必要があるでしょう。
- Apex Legends: FHD、低設定で40〜50FPS程度。激しい戦闘シーンではフレームレートが低下する可能性があります。
- フォートナイト: FHD、低設定で60FPS程度。ただし、建築など負荷の高い状況ではフレームレートが低下する可能性があります。
- オーバーウォッチ 2: FHD、低設定で50〜60FPS程度。
- Call of Duty: Modern Warfare II: FHD、低設定で40〜50FPS程度。
- 荒野行動: FHD、低設定で60FPS程度。
これらのFPSは、ゲーム内の状況や設定によって変動する可能性があります。
Snapdragon X Elite X1E-78-100は、統合GPUとしては高い性能を持っていますが、最新AAAタイトルを最高画質でプレイしたい場合は、性能不足を感じることがあるでしょう。
メモリとストレージ:最新LPDDR5X規格とPCI Express 4.0 x4接続でストレスなし!
Zenbook SORAは、LPDDR5X-7500メモリを搭載。LPDDR5Xは、従来のLPDDR4Xよりも高速なデータ転送速度を誇り、アプリケーションの起動やファイルの読み込みを高速化します。UX3407QAは16GB、UX3407RAは32GBの大容量メモリを搭載しており、複数のアプリケーションを同時に開いてもスムーズに動作します。
例えば、ブラウザで複数のタブを開きながら、動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」で動画編集を行い、さらにコミュニケーションツール「Slack」でメッセージのやり取りをする、といったマルチタスクも快適に行えます。
もちろん、動画編集や画像処理など、負荷の高い作業も快適に行うことができます。メモリはオンボードメモリとなっており、交換・増設はできませんが、Zenbook SORAが搭載するメモリ容量であれば、ほとんどのユーザーにとって十分な容量と言えるでしょう。
高速SSDでデータアクセスも快適
Zenbook SORAのストレージには、PCI Express 4.0 x4接続のNVMe/M.2 SSDを採用。PCI Express 4.0 x4接続は、従来のPCI Express 3.0 x4接続と比べて約2倍のデータ転送速度を実現し、OSの起動やアプリケーションの読み込みを高速化します。
例えば、OSの起動時間を大幅に短縮し、朝の貴重な時間を節約できます。また、大容量のゲームデータの読み込みも高速化し、「ファイナルファンタジーXIV」のようなオンラインゲームも快適にプレイできます。
UX3407QAは512GB、UX3407RAは512GBと1TBのSSDを選択可能。大容量のデータを保存することができ、写真や動画、音楽などをたっぷり保存できます。SSDは交換・増設できる可能性が高いため、将来的にストレージ容量を増やすことも可能です。※ SSDの交換・増設については、ASUSの公式情報をご確認ください。
バッテリー性能:驚異的なロング駆動を実現!独自技術でさらに長く
Zenbook SORA は、70Whの大容量バッテリーを搭載。UX3407QAは約23時間、UX3407RAは約29時間もの長時間駆動を実現しました。実際に、ディスプレー輝度、ボリューム40%の状態で「PCMark 10 Video Battery Life」を実行したところ、20時間20分動作するという結果が出ています。
これは、例えば、朝、東京の自宅を出発し、静岡での打ち合わせ、大阪でのプレゼンを終えて、夜に東京に戻ってくるまで、1日中Zenbook SORAを使い続けても、バッテリー切れの心配がないことを意味します。
もちろん、長時間の駆動が可能なので、カフェやコワーキングスペースでもバッテリー切れを気にすることなく作業に集中することができます。
急速充電で、いつでも準備万端
Zenbook SORAは急速充電に対応しており、わずか約49分の充電で60%までバッテリーを回復させることができます。例えば、出発前に朝食をとる間にZenbook SORAを充電しておけば、外出先でも安心して使うことができます。外出先での急なバッテリー切れにも、スピーディーに対応できるのは大きな魅力です。
ASUS独自のバッテリー技術で、さらに長寿命に
ASUS独自のバッテリー技術は、Zenbook SORAのバッテリー寿命をさらに延ばします。厳格なテストの結果、充電サイクルが従来の1000回から1200回の延長を実現。これは、バッテリーの劣化を抑え、より長くZenbook SORAを使い続けられることを意味します。例えば、毎日Zenbook SORAをフル充電して使用した場合でも、約3年以上バッテリーを交換せずに使い続けることができます。
バッテリーヘルスマネジメントで、バッテリーを最適な状態に
さらに、MyASUSアプリのバッテリー健康管理機能を使えば、バッテリーの寿命をさらに延ばすことができます。この機能では、充電動作を調整し、バッテリーを健康的な80%の充電状態に保つことができます。フル充電が必要な場合は、すぐに100%まで充電することも可能です。
オーディオ性能:高品質の迫力サウンドでエンタメを満喫!ワイヤレスも快適
Zenbook SORA は、1W×2のステレオスピーカーを内蔵。コンパクトなボディながら、迫力のあるサウンドを実現。Dolby Atmos対応で立体的で臨場感あふれるサウンドを体験できます。例えば、Amazon Prime Videoで映画を鑑賞する際に、Dolby Atmos対応のコンテンツであれば、まるで映画館にいるかのような臨場感で楽しむことができます。
Snapdragon Soundで、ワイヤレスオーディオをさらに高音質に
Zenbook SORAは、最新のオーディオ技術であるSnapdragon Soundに対応しています。Snapdragon Sound対応のイヤホンやヘッドホンと組み合わせることで、以下のメリットを享受できます。
- プレミアムなワイヤレスサウンド: 24bit/96kHzの高音質オーディオをワイヤレスで楽しむことができます。SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスで、高音質の音楽をワイヤレスで楽しむことができます。
- 超低遅延: 遅延を最小限に抑えることで、動画視聴やゲームプレイ時の音ズレを軽減します。YouTubeで動画を視聴する際や、「原神」などのゲームをプレイする際に、音ズレを気にすることなくコンテンツに集中できます。
- 高度なノイズキャンセリング: 周囲のノイズを効果的にカットし、クリアな音質で通話や音楽鑑賞ができます。例えば、騒がしいカフェでも、周囲の音を気にせず、クリアな音質で音楽を楽しむことができます。
クリアな音声入力を実現するアレイマイク
Zenbook SORAは、アレイマイクを内蔵。周囲のノイズを抑制し、クリアな音声入力を実現。ビデオ会議やオンライン授業などで、相手に自分の声をしっかりと届けることができます。例えば、ZoomやGoogle Meetでオンライン会議に参加する際に、周囲の雑音を気にせず、相手にクリアな音声で話すことができます。
ヘッドホン・マイク端子も搭載
Zenbook SORAは、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックを搭載。お気に入りのヘッドホンやマイクを接続して使用することもできます。
キーボード:快適なタイピングと直感的な操作で生産性を大幅アップ!
Zenbook SORAは、84キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列) を搭載。キーピッチはデスクトップPCのキーボードとほぼ同じ19.05mmで、十分なスペースを確保しています。長時間のタイピングでも疲れにくく、快適に作業することができます。例えば、長文のレポート作成や、ブログ記事の執筆など、長時間キーボードを使用する作業も快適に行えます。
優れたキー移動とフィードバック
Zenbook SORAのキーボードは、1.4mmのキーストロークを確保することで、しっかりと押し込める感覚を実現し、長時間のタイピングでも疲れにくく、快適な入力作業をサポートします。また、キーの反発力も最適化されています。 軽快でありながらもしっかりとした反発力により、確実なフィードバックを得ることができ、タイピングの精度が向上し、入力ミスを減らすことができます。
指紋がつきにくい素材で、いつでも清潔
キーボードの表面には特殊なコーティングが施されており、指紋がつきにくくなっています。 これにより、使用後もキーボードが清潔な状態を保ち、美しい外観を維持できます。また、キーキャップは防汚仕様となっているため、コーヒーやジュースなどをこぼしてしまっても、汚れが染み込みにくく、簡単に拭き取ることができます。
暗い場所でも安心のイルミネートキーボード
Zenbook SORAのキーボードは、バックライトを搭載したイルミネートキーボードです。暗い場所でもキーの位置をしっかりと確認することができ、正確なタイピングをサポートします。例えば、夜間の飛行機内や、照明を落とした寝室でも、快適にタイピング作業を行うことができます。
スマートジェスチャー対応のタッチパッド
Zenbook SORAのタッチパッドは、スマートジェスチャーに対応し、複数の指を使ったジェスチャー操作が可能。スクロール、ズーム、アプリケーションの切り替えなどを、直感的に行うことができます。例えば、3本指で上にスワイプするだけで、開いているすべてのウィンドウを一覧表示することができます。
広々としたタッチパッドで快適な操作性
Zenbook SORAのタッチパッドは、従来モデルよりも大型化しました。これにより、指を大きく動かせるようになり、より快適に操作できます。例えば、ウェブページのスクロールや、画像の拡大・縮小などが、よりスムーズに行えます。
通信性能:最新の無線通信規格快適ネットライフ!
Zenbook SORAは、モデルによって異なる無線LAN規格に対応しています。
UX3407RAは、最新のWi-Fi 7 (IEEE802.11be)に対応。Wi-Fi 6Eと比べて、さらに高速なデータ転送速度(最大11.5Gbps)と低と低遅延を実現し、より快適なインターネット環境を提供します。例えば、オンラインゲーム「フォートナイト」をプレイする際、ラグや遅延を最小限に抑え、快適にゲームを楽しむことができます。また、高画質の動画ストリーミングサービス「Netflix」も、途切れることなくスムーズに視聴できます。
UX3407QAは、Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax)に対応。従来のWi-Fi 6よりも、さらに広い周波数帯域を使用することで、高速(最大2.4Gbps)で安定した通信を実現します。例えば、カフェや空港など、多くの人がWi-Fiを利用する場所でも、安定した接続を維持し、Webサイトの閲覧やメールの送受信をスムーズに行うことができます。
Bluetooth 5.3とBluetooth 5.4に対応
Zenbook SORAは、Bluetooth接続にも対応。ワイヤレスマウスやキーボード、ヘッドホンなどを接続して、快適な作業環境を構築することができます。
UX3407RAは、最新のBluetooth 5.4に対応。従来のBluetooth 5.3よりも、さらに低消費電力で、より安定した接続を実現します。例えば、Bluetooth 5.4対応のワイヤレスイヤホンを接続すれば、より長時間の音楽再生が可能になります。
UX3407QAは、Bluetooth 5.3に対応。Bluetooth 5.2と比べて、接続の安定性とデータ転送速度が向上しています。
有線LANポートは非搭載
Zenbook SORAは、薄型軽量設計を追求した結果、有線LANポートは非搭載となっています。しかし、高速な無線LANに対応しているため、ほとんどのシーンで快適にインターネットを利用することができます。もし有線LAN接続が必要な場合は、USB Type-C接続のLANアダプターを使用することで対応可能です。
機能:AIで創造性を発揮し、作業効率をアップ!高度なセキュリティも
Zenbook SORAは、AIを搭載した様々な機能を搭載し、作業効率を向上させます。
生成 AI アシスタント「Copilot」: 文章作成、要約、翻訳など、様々なタスクをサポートするAIアシスタントです。例えば、外国語のメールを日本語に翻訳したり、長文のレポートを要約したり、といった作業をCopilotに任せることができます。
リコール機能を使えば、過去の会話やドキュメントを簡単に検索することができます。Click to Do機能は、AIがあなたの操作を予測し、次のアクションを提案してくれるので、作業効率が格段に向上します。さらに、Image Creatorを使えば、簡単な指示で画像を生成することも可能です。例えば、「夕焼けの海辺で遊ぶ子供たち」と入力するだけで、それに合った画像を生成することができます。
ASUS AIカメラ: ユーザーの存在を検知し、視線を外すと自動的に画面を暗くする機能を搭載。プライバシーを守りながら、集中力を維持することができます。また、ビデオ会議中に背景をぼかしたり、照明を調整したりする機能も搭載しており、より快適なビデオ会議を実現します。例えば、自宅でオンライン会議に参加する際に、生活感のある背景をぼかして、相手にプロフェッショナルな印象を与えることができます。
高度なセキュリティで、大切なデータを守る
Zenbook SORAは、高度なセキュリティ機能を搭載し、あなたの大切なデータを守ります。
- Windows Hello: 顔認証によるログイン機能です。パスワードを入力する必要がなく、安全かつスピーディーにログインすることができます。
- Microsoft Pluton: セキュリティチップをCPUに内蔵することで、より強固なセキュリティを実現しています。パスワードなどの機密情報はデバイス上で安全に保管されます。
- ASUS Adaptive Lock: ユーザーがPCから離れると自動的に画面をロックする機能です。カフェで席を離れる際などに、自動的に画面がロックされるので、安心してPCを置いておくことができます。
便利なソフトウェアで、快適なデジタルライフを
Zenbook SORAは、ASUS独自の便利なソフトウェアを搭載し、快適なデジタルライフをサポートします。
- MyASUS: システムのメンテナンス、ソフトウェアの更新、PCのパフォーマンスの最適化など、様々な機能に簡単にアクセスすることができます。例えば、バッテリーの状態を確認したり、ストレージの空き容量を増やしたりすることができます。
- GlideX: 複数のデバイス間で画面を共有したり、1つのマウスとキーボードで複数のデバイスを操作したりすることができます。例えば、Zenbook SORAの画面をスマートフォンに表示したり、スマートフォンをZenbook SORAのセカンドディスプレイとして使用したりすることができます。
- ScreenXpert: 複数のディスプレイを接続している場合に、ウィンドウの配置やサイズを簡単に管理することができます。
「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」のデメリット
ASUS Zenbook SORA (UX3407)は魅力的なモバイルノートパソコンですが、いくつかのデメリットも存在します。主なデメリットは以下の点が挙げられます。
1.タッチ操作に対応していない
Zenbook SORAのディスプレイはタッチ操作に対応していません。そのため、タブレットのように画面を直接タッチして操作することはできません。タッチ操作に慣れているユーザーにとっては、不便に感じるかもしれません。
2.リフレッシュレートの値が高くない
Zenbook SORAのリフレッシュレートは60Hzです。ゲーミングPCなどでは120Hzや144Hzといった高リフレッシュレートのディスプレイが採用されることがありますが、Zenbook SORAは一般的な60Hzにとどまります。そのため、滑らかな映像表示を求めるゲーマーやクリエイターにとっては、物足りないと感じる可能性があります。
3.メモリを拡張・増設できない
Zenbook SORAのメモリはオンボードメモリのため、後から交換したり増設したりすることができません。購入時に必要なメモリ容量を選択しておく必要があります。
4.光学ドライブを搭載していない
Zenbook SORAは、薄型軽量設計のため、光学ドライブを搭載していません。CDやDVDなどのメディアを使用する場合は、外付けの光学ドライブが必要になります。
5.有線LANポートに対応していない
Zenbook SORAは、薄型軽量設計を優先した結果、有線LANポートを搭載していません。そのため、有線LAN接続が必要な場合は、別途USB Type-C接続のLANアダプターを用意する必要があります。
6.MIL規格(耐衝撃)に対応していない
Zenbook SORAは、米軍調達基準であるMIL規格 (MIL-STD-810H) に準拠していません。そのため、落下や衝撃に対する耐性は、MIL規格に対応したモデルと比べると劣ります。Zenbook SORAを持ち運ぶ際は、丁寧に取り扱う必要があります。
ASUS Zenbook SORA (UX3407)のスペック
- 型番 UX3407QA / UX3407RA
- ディスプレイ 14.0インチ、解像度1920 x 1200ドットのワイドTFTカラー液晶
※ノングレア - リフレッシュレート 60Hz
- プロセッサ Snapdragon X X1-26-100 / Snapdragon X Elite X1E-78-100
- GPU Qualcomm Adreno
- NPU Qualcomm Hexagon NPU 45TOPS
- RAM(メモリ)16GB LPDDR5X-7500 / 32GB LPDDR5X-7500
※オンボードメモリのみ - ストレージ SSD 512GB / SSD 1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2)
- バッテリー 70Wh
- 駆動時間 約23時間 / 約29時間
- 充電 急速充電(約49分で60%充電)
- カメラ 207万画素赤外線(IR) Webカメラ内蔵(Windows Hello 顔認証対応)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
※上位モデルのUX3407RAモデルはWi-Fi 7、Bluetooth 5.4対応 - インターフェース USB3.2 (Type-A/Gen2) x1、USB4 (Type-C/Power Delivery対応) x2、HDMI x1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックx1
- 映像出力 HDMIx1、Type-Cx2、外部ディスプレイ出力:最大5,120×2,880ドット
- スピーカー ステレオスピーカー内蔵 (1Wx2)
- オーディオ Dolby Atoms、Snapdragon Sound
- マイク アレイマイク内蔵
- キーボード 84キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列)、マルチタッチ・タッチパッド
- スタイラスペン ASUS Pen 2.0(4,096段階の筆圧感知に対応)
- 消費電力 最大約65W / 最大約90W
- セキュリティスロット なし
- アプリ Microsoft 365 Basic (1年間使用権) + Office Home & Business 2024 (デジタルアタッチ版)
- 筐体 セラルミナム
- OS Windows 11 Home 64ビット
- サイズ 幅310.7mm x 奥行き213.9mm x 高さ13.4~15.9mm
- 重量 約899g / 約980g
- カラー ザブリスキーベージュ、アイスランドグレー
- 付属品 ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書
ASUS Zenbook SORA (UX3407)の評価
8つの基準で「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」を5段階で評価してみました。
- 画面の見やすさ:★★★★
- スペック:★★★★★
- 耐久性:★★★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★★
- デザイン:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
ASUSから発売された14インチのCopilotノートPCです。
スペックの異なるUX3407QAモデルとUX3407RAモデルの2機種が用意されています。
この2機種の違いはプロセッサ、メモリ、ストレージ、ディスプレイ、バッテリー駆動時間、通信性能、重量、価格です。
UX3407RAは、Snapdragon X Elite X1E-78-100(最大3.4GHz、12コア)プロセッサ、32GBメモリ、1TBまたは512GB SSD、14型有機ELディスプレイ(グレア)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4を搭載し、バッテリー駆動時間は約29時間、重量は約980g、価格は214,800円から269,800円です。
一方、UX3407QAは、Snapdragon X X1-26-100(最大2.97GHz、8コア)プロセッサ、16GBメモリ、512GB SSD、14型液晶ディスプレイ(ノングレア)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3を搭載し、バッテリー駆動時間は約23時間、重量は約899g、価格は179,800円から209,800円です。
簡単に言うと、UX3407RAはより高性能で、より多くのメモリとストレージ、より長いバッテリー駆動時間を提供しますが、UX3407QAはより軽量で、より手頃な価格です。
どちらを買うべきか?
下位モデルのUX3407QAの性能が自分のニーズに合っているかを確認しましょう。特に注意したいのは、プロセッサ性能とディスプレイ性能、通信性能です。
プロセッサ性能に関してはSnapdragon X Elite X1E-78-100の方がSnapdragon X X1-26-100よりも高くなります。ベンチマークの結果をふまえると、AIに関する性能もX Elite X1E-78-100の方が高くなり、なおかつグラフィックス性能もSnapdragon X Elite X1E-78-100の方が優れています。 高画質な動画編集など負荷のかかる作業が多いのであれば、上位モデルのUX3407RAを選んだ方がいいでしょう。
逆に、文書作成や調べものなど負荷のかからない用途が大半を占めるなら、下位モデルのUX3407QAモデルでも十分な性能です。
ディスプレイに関しては、有機ELである必要があるかどうかを考慮する必要があります。特に、イラスト制作や写真編集などグラフィックに関わる作業が多い人は有機ELディスプレイを搭載した上位モデルUX3407RAの方が適しています。逆に、文書作成やプレゼン資料作成、データの分析などの用途であれば、下位モデルのUX3407QAモデルでも十分です。
「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」に最適な人は?
ズバリ、屋外での作業が中心で、CopilotなどのAI機能を使いたい人に最適です。
重さ約899g~の軽さは驚異的で、カフェやコワーキングスペース、出張先など、さまざまな場所に持ち歩いて作業するのにぴったりです。
また、約23時間~約29時間という長時間バッテリー駆動で、バッテリー切れを心配することなく作業できるのも大きなメリットです。
最新のSnapdragonプロセッサとAIアシスタント「Copilot」を組み合わせることで作業効率も大幅にアップするので、これから本格的にAI機能を使ってみたい人にも最適です。
価格は約16万円からと少々コストがかかりますが、この軽さとロング駆動があれば外出先での作業もかなり快適になるはず。
軽くて長時間使えるCopilot ノートPCを探している人におすすめします。
[amazon]
ASUS Zenbook SORA (UX3407)の価格・購入先
※2025年2月5日に発売
ASUSストア
上位モデル「UX3407RA」が価格:214,800円~269,800円(税込)、
下位モデル「UX3407QA」が179,800円~209,800円(税込)、
で販売されています。
ASUSストアで「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」をチェックする
ECサイト
- Amazonで163,455円(税込・Snapdragon X メモリ16GB SSD 512GB)、
- 楽天市場で170,810円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで170,810円、
で販売されています。
Amazonで「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」をチェックする
楽天市場で「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」をチェックする
ヤフーショッピングで「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」をチェックする
米国 Amazon.comで「ASUS Zenbook A14 UX3407」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「ASUS Zenbook SORA (UX3407)」に似た性能をもつノートPCも販売されています。
13インチSurface Laptop (2025)
マイクロソフトから発売される13インチのAIノートPCです(2025年6月10日 発売)。
Snapdragon X Plus (8 コア)プロセッサ、Qualcomm Hexagon™ NPU (45 TOPS)、16GB LPDDR5x メモリ、1920×1280解像度の13インチ PixelSense タッチスクリーン、256GBまたは512GB UFS ストレージ、最大約 23 時間駆動する50Wh バッテリー、AI搭載のフル HD フロント Surface Studio カメラ、Windows 11 Homeを搭載しています。
また、AI機能(Copilot)、Dolby Audio 搭載 Omnisonic スピーカー、PD急速充電、デュアル スタジオ マイク(音声フォーカス搭載)、Windows Hello 指紋認証電源ボタン (顔認証には非対応)、Copilot キー、
バックライト付きキーボード、高精度タッチパッド、USB 3.1 Type-A ポートx1、3.5mm ヘッドホンジャック、Microsoft 365 Personal (24か月間のサブスクリプション) 付属、2つのUSB 3.2 Type-C ポート (PD給電対応)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、899ドル(約13万円・想定価格)です。
関連記事:13インチSurface Laptop 2025 レビュー!超軽量なAI PC
ASUS Vivobook 14 (X1407QA)
ASUSから発売された14インチのノートPCです(2025年2月21日発売)。
Snapdragon X X1-26-100、16GB LPDDR5X (8448MHz) メモリ、フルHD+ (1920×1200) のノングレアIPS液晶、512GB (PCIe 4.0 x4 NVMe/M.2) ストレージ、約 29 時間 駆動するバッテリー、207万画素 IR Webカメラ、Windows 11 Homeを搭載しています。
また、CopilotのAI機能(コクリエイター、ライブキャプションなど)、ASUS独自のAIアプリ(StoryCube、ASUS Adaptive Dimming、Adaptive Lock、ASUS AI Noise Cancelation)、HDMI映像出力、大型タッチパッド、ジェスチャー操作、ステレオスピーカー (スマートアンプ, ASUS Audio Booster, Dolby Atmos,Snapdragon Sound)、2つのUSB4 Type-Cポート(PD給電対応、DP映像出力機能付き)、ErgoSenseキーボード、Wi-Fi 6E、Bluetoothに対応しています。
価格は、Amazonで109,800円 (税込)、楽天市場で109,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで109,290円、米国 Amazon.comで$649.99、です。
関連記事:Vivobook 14 (X1407QA)レビュー!Zenbook SORAと徹底比較
Surface Laptop 7
マイクロソフトから発売された13.8/15インチのAI ノートPCです(2024年6月18日 発売)。
Qualcomm Snapdragon X Plus (10 コア) / Snapdragon X Elite (12 コア) 、16GB、32GB LPDDR5xメモリ、タッチ対応のPixelSense液晶、SSD 256GB、512GB、1TBストレージ、54/66WHバッテリー、1080p HDフロントカメラを搭載しています。
また、2つのUSB 4.0ポート、Dolby Atmos対応 Omnisonic スピーカー、音声フォーカス搭載 Dual far-field スタジオ マイク、Office Home and Business 2021、Xbox Game Pass Ultimateの30日試用版、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 に対応しています。
価格は、Amazonで186,912円(税込・13.8インチ)、楽天市場で184,127円(送料無料)、ヤフーショッピングで169,800円、米国 Amazon.comで$999.00、です。
関連記事:「Surface Laptop 7」のCPU性能を詳細に調べてみた
Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9
レノボから発売された15インチのAI ノートPCです(2024年10月発売)。インテル Core Ultra 7 258V、32GB LPDDR5x メモリ、2.8KのIPS液晶(タッチ対応)、1TB (PCIe NVMe/M.2) ストレージ、約 22.4 時間 駆動する70Whr バッテリー、前面フルHD カメラ、光センサー、Windows 11を搭載しています。
また、Copilot キー、2つのThunderbolt4 ポート(PD給電対応、DP映像出力機能付き)、HDMI映像出力、バックライト付き日本語キーボード、USB 3.2 Gen 1 x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。
価格は、Amazonで249,810円(税込)、楽天市場で249,810円(送料無料)、ヤフーショッピングで252,101円、です。
関連記事:レノボ「Yoga Slim 7i Aura」の外観・ベンチマーク・評価
Acer Swift Go 14 AI
Acerから発売された14.5インチのAI対応ノートPCです(2024年11月 発売)。
Qualcomm Snapdragon X Plus、Qualcomm Hexagon NPU (45 TOPS)、 16GB LPDDR5X-8533MHz メモリ、14.5インチのWUXGA液晶、512GB SSD (PCIe Gen 4, NVMe)ストレージ、最大約28時間駆動できる約65Whバッテリー、約360万画素のWebカメラ、Windows 11 Home 64ビットを搭載しています。
また、AI機能、リフレッシュレート 120Hz、AIノイズキャンセリング、Acer FineTipバックライト付きキーボード (84キー/日本語, Copilotキー搭載)、AIライティングタッチパッド (アクティビティーインジケーター搭載)、冷却システム、指紋認証、Wi-Fi 6E(Wi-Fi 7に対応予定)、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで125,051円(税込)、楽天市場で120,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで115,830円、米国 Amazon.comで$999.99、です。
関連記事:Snapdragon X Plus搭載で最安!Acer Swift Go 14 AIレビュー
LG gram Book 15U50T-GA56J
LGから発売された15.6インチのノートPCです(2025年2月6日発売)。
第13世代インテル Core i5-1334U、16GB DDR4 3200MHzメモリ、15.6インチのフルHD IPS液晶(1920×1080)、512GB (PCIe NVMe/M.2) ストレージ、約 6 時間駆動する51Wh リチウムイオンバッテリー、HD 720p カメラ、Windows 11 Home 64bitを搭載しています。
また、M.2 2280 ストレージ拡張、モバイルデバイスとの連携(ファイル共有、タブレットをセカンドディスプレイ)、「AIギャラリー」、97キーのフルサイズキーボード、「Copilotキー」、レトロな電源ボタン、ウェブカメラシャッター、PD充電、ステレオスピーカー、Dolby Atmos、
2つのUSB Type-C™ ポート(USB 3.2 Gen2x1 最大10Gbps)、2つのUSB Type-A (USB 3.2 Gen1x1 最大5Gbpsx1、USB 2.0 最大480Mbpsx1)、HDMI x1、ヘッドホン出力(ステレオミニジャック)、Wi-Fi 6、Bluetooth v5.2に対応しています。
価格は、Amazonで139,800円、楽天市場で126,800円(送料無料)、です。
関連記事:LG gram Bookレビュー!【1.7Kg】AIノートPCの驚きの性能とは?
MacBook Air M4
Appleから発売された13.6インチ/15.3インチのノートPCです(3月12日発売)。
Apple M4チップ、16GBユニファイドメモリ、Liquid Retinaディスプレイ、256GB SSDストレージ、最大 18 時間駆動する内蔵バッテリー(13インチは53.8Wh、15インチは66.5Wh)、12MPセンターフレームカメラ、Touch ID、macOS Sequoiaを搭載しています。
また、Apple Intelligence、最大2台の外部ディスプレイ出力(最大6K解像度、60Hz)、デスクビュー、バックライト付きMagic Keyboard、4スピーカーサウンドシステム(13インチ)または6スピーカーサウンドシステム(15インチ)、3マイクアレイ、Touch ID(指紋認証)、MagSafe 3ポート、2つのThunderbolt 4 (USB-C) ポート、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、に対応しています。
価格は、Amazonで158,141円(13.6 インチ・税込)、楽天市場で153,980円、ヤフーショッピングで166,800円、です。
関連記事:MacBook Air M4レビュー!M3と比較、ベンチマーク、価格情報も
他のASUSノートPCと比較
他にもASUSのノートPCが販売されています。2025、2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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