2画面で使える「GPD DUO」ノートPCのメリット・デメリット

GPD DUO top
デュアルスクリーン搭載の「GPD DUO」。早くも「外出先でも2つの画面でサクサクと作業できそう」と評判です。しかし、その一方で「普通のノートPCの方が使いやすいのでは?」との口コミもあり、購入を迷っている人も多くいるようです。

そこで今回は一般的なノートPCとの違いが分かるように、次の9点を重点的に解説します。

  1. ディスプレイ(デュアルスクリーン)
  2. プロセッサ(Ryzen AI9 HX370・Ryzen 7 8840U)
  3. デザイン(サイズ・重量・カラー)
  4. 映像出力(HDMI入力機能)
  5. OCuLinkポート(外付けGPU)
  6. スタイラスペン(MMPペン)
  7. メモリストレージ
  8. 通信性能
  9. バッテリー

また、他のGPDノートPCとの違いも紹介!ベンチマークやゲーム性能、スペック、

購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

「GPD DUO」が日本で発売!

2024年12月13日、日本で中国 GPDの新製品「GPD DUO」が発売されます。

13.3インチの有機ELディスプレイを2枚搭載したノートPCです。

GPDからは2022年10月にQWERTYキーボードを搭載した10.1型「GPD WIN MAX2」、

同年12月にスライド式キーボードを備えた「GPD WIN 4」が発売されています。

いずれも「サクサク動いてPCゲームも遊べる」、「携帯性が良く、キーボードも便利」と評判でした。

新モデルは2画面を合わせてあわせて、18インチになるディスプレイが使えることで話題になっています。

もちろん、重さ 約2.28 Kgで、持ち運びもできますよ。

それでは早速どんなノートPCなのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:GPD DUO – GPDダイレクト 

価格の違い

GPD DUO 液晶

新モデル「GPD DUO」のくわしいメリットを確認していく前に関連した製品の価格を全体的におさえておきましょう。

Amazonで調べたところ、「GPD DUO」は231,200円(税込)~で販売されていました。

一方、2024年7月下旬に発売された8インチの「GPD Pocket 3 W11(7505)」は93,000円で販売されています。

こちらは2画面ではありませんが、新モデルの半分以下になる価格が魅力的です。

また、2024年4月下旬に発売された7型「GPD WIN Mini 2024」(Ryzen 7 8840U)は147,900円、

2024年5月に発売された10.1型「GPD WIN Max 2 2024」(Ryzen 7 8840U)は201,300円で販売されています。

他メーカーでは「ASUS ProArt PZ13」が227,091円(税込)、「Surface Pro 11」が185,918円など、

本格的なグラフィック作業ができるノートPC、タブレットPCは高額になる傾向があります。

果たして「GPD DUO」は他のノートPCよりもお買い得なのでしょうか?くわしい特徴(メリット)を見ていきましょう。

違い1:2つの13.3インチ有機EL液晶を搭載・最大18インチの大画面で作業できる

GPD DUO デュアルスクリーン

新モデル「GPD DUO」は2つの13.3インチ有機ELディスプレイを搭載し、最大18インチの画面を利用できます。

そのため、狭い場所でも2つの画面に複数のアプリを同時に表示し、効率的に作業を進めることができます。

このメリットは特にプレゼンテーションやプログラミング、動画編集で役立ちます。

デュアルスクリーンの活用例

  1. プレゼンテーション・・・メインスクリーンに資料を表示し、セカンドスクリーンにメモを表示することができます。
  2. プログラミング・・・コードエディタとブラウザを同時に表示しながら作業できます。
  3. 動画編集: タイムラインとプレビューを同時に表示しながら作業できます。

さまざまなスタイルで使用できる

上に配置されたセカンドディスプレイは、下のメインディスプレイに折りたたんで収納可能です。

収納後は一般的なクラムシェル型のノートPCとして使用できます。

また、セカンドスクリーンは360度回転が可能で、タブレットスタイルやテントスタイルで使用できます。

ディスプレイの性能

解像度は2880 x 1800 pxで非常に高精細です。

Adobe RGBカバー率 100%、10bit出力(10.7億色)、DCI-P3、NTSC 96%、Delta E<1にも対応しているため、高い色精度と精密さを必要とするグラフィック制作や編集でも快適に使用できます。

なお、上下のディスプレイはどちらも10点マルチタッチ操作に対応し、スタイラスペンで手書き入力も可能です。

一方、前モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は1つのディスプレイを搭載し、2画面で作業するには別途モバイルディスプレイが必要でした。

GPD WIN Mini 2024」と「GPD WIN Max 2 2024」も同じく、2画面は利用できません。

1台のノートPCで2画面を利用するには新モデル「GPD DUO」が必要になります。

ディスプレイの仕様を比較

1.「GPD DUO」・・・2画面:13.3インチ、解像度2880 x 1800のAMOLED

2.「GPD Pocket 3 W11(7505)」・・・1画面:8.0インチ、解像度1920 x 1200のH-IPS

3.「GPD WIN Mini 2024」・・・1画面: 7インチ、解像度1980 x 1080のLTPS

4.「GPD WIN Max 2 2024」・・・1画面:10.1インチ、解像度1980 x 1080

違い2:AMD Ryzen AI 9 HX 370の性能とベンチマーク

GPD DUO プロセッサ

GPD DUO」はAMD Ryzen AI 9 HX 370 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサはAMDが2023年に発表したZen 5アーキテクチャ採用の高性能なモバイル向けプロセッサーで、AI処理に特化しています。

具体的には4nmプロセスで製造された12コア、24スレッド、最大5.1 GHz駆動のCPUを搭載。

XDNA 2アーキテクチャを採用したNPU(Neural Processing Unit)を搭載し、AI処理を高速化しています。

PassmarkのCPUベンチマーク(マルチ)は約3万5千を記録しています。

CPUベンチマーク結果の一覧

  • PassmarkのCPUベンチマークで「35200」
  • Geekbench 6のシングルコア「2879」、マルチコア「14888」
  • Cinebench R23 シングルコア「1949」、マルチコア「17256」
  • Cinebench 2024 シングルコア「114」、マルチコア「967」

CPU内蔵のGPUはAMD Radeon 890Mで、負荷の高いPCゲームが動作できるほどの高いグラフィック性能を発揮します。

Fire Strike のグラフィックスコアは8千前後を記録し、Time Spyでも4千以上を記録しています。

GPUのベンチマーク結果・グラフィック スコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7703」(DirectX 11)
  • Time Spy グラフィックスコアで「4221」(DirectX 12)

3DMark Wild Life「20489」

ゲーム性能

GPD DUO ゲーム

グラフィック性能が高いため、PCゲームのほとんどが快適に動作します。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマークは、

  • FHD解像度で標準品質(ノートPC)設定で「7024」、
  • FHD解像度で最高品質(ノートPC)設定で「4439」、

を記録し、快適にプレイできる性能をもっているといえます。

他のPCゲームについても最低でも40 FPS ほどで、ほとんどのゲームが平均60 FPS以上を記録しています。

ゲームタイトルのFPS 一覧

  • モンスターハンターライズ : サンブレイク フルHD/1080p解像度、描画設定「低」で197.6fps、「中」で114.8fps、「高」で45.6fps
  • エルデンリング フルHD/1080p解像度、描画設定「低」で40.1fps、「中」で35.7fps、「高」で32.3fps、「最高」で28.9fps
  • フォートナイト フルHD/1080p解像度、描画設定「低」で97.8fps、「中」で74.7fps、「高」で49.1fps、「最高」で33.6fps
  • ストリートファイター 6 STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール フルHD/1080p解像度、描画設定「LOWEST」および「LOW」においてともに上限フレームレート 60fps
  • Apex Legends フルHD/1080p解像度、最小 88.2 fps 平均122.8
  • オーバーウォッチ2 最小 45.4 fps 平均 95.8 fps
  • サイバーパンク フルHD/1080p解像度 最小 48.6 fps 平均 57.9 fps

違い3:アルミ合金のコンパクトなデザイン・重さ2.28Kgで持ち運びもできる

GPD DUO サイズ

新モデル「GPD DUO」は耐久性の高いアルミニウム合金を採用した高級感のあるデザインになっています。

カラーはブラックのみを用意しています。

また、デュアルスクリーンを搭載しながらも、比較的コンパクトなボディで、持ち運びも快適です。

サイズを比較

  • GPD DUO・・・約297 x 209.65 x 23.8mm
  • VAIO S13・・・約 299.3 x 221.1 x 19.6mm

重さは2.28Kgです。

一般的な13.3インチのモバイルディスプレイは500g前後で、ケーブルやACアダプター、ケースなども持ち運ぶ場合もあるため、

合計で2Kg以上になることがあります。

  • GPD DUO・・・2.28Kg
  • VAIO S13・・・合計2.284kg(本体1.084kg +モバイル液晶 600g + ケースなど600g)

サイズと重量を比較

1.「GPD DUO」・・・約297 x 209.65 x 23.8mm / 約 2285g

2.「GPD Pocket 3 W11(7505)」・・・サイズ 約198 x 137 x 20 mm / 725 g

3.「GPD WIN Mini 2024」・・・約 168 x 109 x 26 mm / 約520g

4.「GPD WIN Max 2 2024」・・・約227 x 160 x 23mm / 約 1005g

違い4:4画面出力に対応・HDMI入力機能でゲーム機の画面を映し出せる

GPD DUO 映像出力

新モデル「GPD DUO」はUSB4 Type-CとHDMI 2.1ポート、デュアルスクリーンを組み合わせて4つのモニターを同時に使うことができます(4画面出力)。

また、セカンドスクリーンにDP ALTモードに対応したスマートフォン(PC出力対応機種のみ)の画面を映し出すことが可能。

HDMI入力機能を搭載し、HDMI対応のゲーム機(PS5、Xbox、Nintendo Switch、Steam Deckなど)と接続して、セカンドスクリーンに映像を映し出すこともできます。

一方、前モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」はThunderbolt 4とHDMI 2.0による2画面出力に対応しています。

GPD WIN Mini 2024」はUSB 4.0 とUSB 3.2 Gen 2 Type-Cよる2画面出力に対応しています。

GPD WIN Max 2 2024」はUSB4、USB 3.2 Gen 2 Type-C、HDMIで3画面出力に対応しています。

映像出力を比較

1.「GPD DUO」・・・4画面 出力に対応、HDMI入力機能あり

2.「GPD Pocket 3 W11(7505)」・・・2画面 出力、HDMI入力機能なし

3.「GPD WIN Mini 2024」・・・2画面 出力、HDMI入力機能なし

4.「GPD WIN Max 2 2024」・・・3画面 出力、HDMI入力機能なし

違い5:OCuLinkポートも利用できる

新モデル「GPD DUO」(AI 9 HX 370)はOCuLinkポートを搭載しています。

このポートは最大63Gbpsの高速転送が可能で、外付けのGPUボックス「GPD G1」と接続することで、高いパフォーマンス(合計 108 TOPSの計算能力)を発揮できます。

そのため、高負荷でプレイできなかったゲームもプレイ可能になります。

なお、外付けGPUにはGPD G1のほかに、「ONEX GPU」、ドッキングステーションMinisforum「DEG1」があります。

一方、前モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」と「GPD WIN Mini 2024」はOCuLinkポートを搭載していません。

GPD WIN Max 2 2024」はOCuLinkポートを搭載しています。

違い6:筆圧4096段階のSurface互換MPPペンで手書き入力できる

GPD DUO 筆圧ペン

新モデル「GPD DUO」はスタイラスペン(別売)による手書き入力に対応しています。

使用できるスタイラスペンは4096レベルの筆圧感知に対応したペンで、紙に書いているのと同じ感覚で使用できます。

また、Microsoft MPPプロトコルに対応し、Microsoft Surfaceシリーズで使用されているスタイラスペンと互換性があります。

市販のMPPプロトコル対応ペン(安いもので約5千円前後)も使用できます。

スタイラスペンの活用例

  • イラストやデザイン・・・デュアルスクリーンの広いスペースを生かして、デジタルイラストやデザインを作成できます。
  • ノートテイク・・・会議や講義のメモを直接デバイスに記録できます。
  • PDFへの書き込み・・・PDFファイルに直接書き込みや注釈を加えることができます。
  • 署名・・・契約書などへの電子署名にも利用できます。

一方、前モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」と「GPD WIN Max 2 2024」も筆圧4096段階のMPPペンに対応しています。

GPD WIN Mini 2024」はスタイラスペン入力に対応していません。

使用できるスタイラスペンを比較

1.「GPD DUO」・・・筆圧4096段階、Microsoft MPPプロトコルに対応

2.「GPD Pocket 3 W11(7505)」・・・筆圧4096段階、Microsoft MPPプロトコルに対応

3.「GPD WIN Mini 2024」・・・スタイラスペン入力に対応しない

4.「GPD WIN Max 2 2024」・・・筆圧4096段階、Microsoft MPPプロトコルに対応

違い7:32GB/64GB メモリと 1TB/2TB M.2 NVMe SSD ストレージを搭載

新モデル「GPD DUO」(Ryzen AI 9 HX 370)は32GB/64GB メモリを搭載しています。

また、ストレージは 1TB/2TB M.2 NVMe SSDを搭載。

PCIe 4.0 × 4 規格に準拠した 2 つの M.2 NVMe プロトコルポートを内蔵し、

理論上の制限なしに最大 16TB (8TB + 8TB) の容量まで拡張可能です。

<メモリとストレージ容量を比較>

1.「GPD DUO」・・・32GB/64GB メモリ + 1TB/2TB M.2 NVMe

2.「GPD Pocket 3 W11(7505)」・・・16GB LPDDR4x + 512 GB M.2 NVMe

3.「GPD WIN Mini 2024」・・・16GB/32GB LPDDR5 + 512GB / 2TB M.2 NVMe

4.「GPD WIN Max 2 2024」・・・32GB/64GB メモリ + 1TB/2TB M.2 NVMe

違い8:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応

新モデル「GPD DUO」はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

  • Wi-Fi 6E・・・2.4GHz、5GHz、6GHz帯の3つを使った安定した高速通信
  • Bluetooth 5.3・・・低消費電力でより安定した接続が可能で、セキュリティ強化も図られている
  • 2.5Gbpsのギガビット有線LAN通信・・・従来の1Gbpsよりも、約2.5倍の高速なデータ転送が可能

一方、前モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、2.5Gbpsの有線LANに対応していました。

GPD WIN Mini 2024」はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応していますが、2.5Gbpsの有線LANには対応していません。

GPD WIN Max 2 2024」は4G LET通信に対応したモデルを用意しています。Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しています。

通信性能を比較

1.「GPD DUO」・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5Gbpsの有線LAN

2.「GPD Pocket 3 W11(7505)」・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、2.5Gbpsの有線LAN

3.「GPD WIN Mini 2024」・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2

4.「GPD WIN Max 2 2024」・・・4G通信(対応モデルのみ)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2

違い9:80Whの大容量バッテリーを搭載・100W PD 3.0急速充電も利用できる

GPD DUO バッテリー

新モデル「GPD DUO」は容量 80Whの大容量バッテリーを搭載し、

1080P 動画で、最大30時間の連続再生が可能になっています。

また、100W PD 3.0急速充電に対応し、わずか30分で最大50%まで回復できます。

一方、前モデル「GPD Pocket 3 W11(7505)」は38.5Wh(最大約15時間)バッテリーを搭載し、45W PD急速充電に対応していました。

GPD WIN Mini 2024」は44.24Wh(軽いゲームで10時間)バッテリー搭載でPD高速充電に対応。

GPD WIN Max 2 2024」は67Wh (軽いゲームで14時間)バッテリー搭載で、100W PD 3.0急速充電に対応しています。

バッテリー・充電比較

1.「GPD DUO」・・・80Wh (動画で最大30時間)/ 100W PD 3.0急速充電

2.「GPD Pocket 3 W11(7505)」・・・38.5Wh(最大約15時間)/45W PD急速充電

3.「GPD WIN Mini 2024」・・・44.24Wh(軽いゲームで10時間) / PD高速充電

4.「GPD WIN Max 2 2024」・・・67Wh (軽いゲームで14時間)/ 100W PD 3.0急速充電

「GPD DUO」のデメリット

GPD DUO キーボード

GPD DUO」のデメリットを紹介します。

デメリット1:本体が厚く、重い

GPD DUO」はデュアルスクリーンを搭載しているため、本体が厚く(23.8mm)、重く(約 2285g)なっています。

一方、「GPD Pocket 3 W11(7505)」は厚さ20 mm、重さ725 gで携帯性にも優れています。

デメリット2:バッテリー消費量が大きくなる

GPD DUO」はデュアルスクリーンを搭載しているため、バッテリー消費量が他のノートPCよりも大きい可能性があります。

大容量80Whバッテリーを搭載しているため、すぐにバッテリーが切れることはありませんが、長時間 2画面を使用する際には注意が必要です。

デメリット3:ファンの音が気になる

GPD DUO」は負荷のかかる作業で冷却システムのファンが駆動する仕組みになっています。

デュアルスクリーンを活用して、複数のアプリを使用すると、高負荷な状態になり、

ファンが常時回転し、その音が作業の妨げになる可能性があります。

「GPD DUO」のスペック

  • モデル AMD Ryzen AI 9 HX 370 / AMD Ryzen 7 8840U
  • ディスプレイ メイン:(下)解像度2880 x 1800のAMOLED、セカンドディスプレイ(上)
  • スクリーンサイズ シングルスクリーン: 13.3インチ、デュアルスクリーン: 18インチ
  • 液晶の特徴 LTPS、超薄型、超電力効率、アクティブスタイラスタッチペン(MPPプロトコル)サポート、4096段階 スタイラスペンサポート、Surface Penサポート
  • プロセッサ AMD Ryzen AI 9 HX 370 ※4nm/12コア/24スレッド/最大5.1 GHz/AI 50 TOPS
    AMD Ryzen 7 8840U ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1 GHz/AI 16 TOPS
  • GPU AMD Radeon 890M / AMD Radeon 780M
  • RAM(メモリ) 32GB/64GB / 32GB
  • ストレージ 1TB/2TB / 1TB
  • SSD 仕様:M.2 NVMe 2280 SSDx2(片側コンポーネントレイアウトのみサポート)、対応規格: M.2(Socket 3)x 2
  • バッテリー 80Wh
  • 駆動時間 ローカル1080Pビデオ再生:最大約30.2時間
  • 充電 約29分で50%充電可能
  • カメラ 500万画素 / 解像度 2592×1944、超広角カメラ内蔵(メインスクリーン上部に有り)
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E(802.11ax、デュアルバンド) 2×2、MU-MIMO、Bluetooth 5.3
  • 有線LAN 10/100/1000/2500Mbpsの伝送速度に対応
  • インターフェース AI 9 HX 370:USB4 Type-C(40Gbps/フル機能)x 1、OCuLink(PCIe 4.0 x 4, 63Gbps)x 1、HDMI 2.1 x 1、Type-C(10Gbps/フル機能)x 1、USB 3.2 Type-A(5Gbps) x 2
    ※Ryzen 7 8840U:USB Type-C(DP ALTモードのみ対応)x1
  • センサー 3軸加速度センサー(メインスクリーンの回転制御に使用)
  • スピーカー 2つのハイパーリニアスピーカーを内蔵、ヘッドフォンとスピーカーの両方がDTS:X Ultraサウンドエフェクトをサポートし、物理的な7.1チャンネルのサウンドエフェクトをシミュレート可能
  • マイク 内蔵マイクx2
  • キーボード チクレットキーボード、フラットアイランド型、ホワイトバックライト
  • 冷却システム アクティブ冷却機構、デュアルファン+デュアルヒートパイプ
  • 生体認証 指紋認証一体型電源ボタン
  • 筐体 アルミニウム合金
  • OS Windows 11 Home(64ビット)
  • サイズ 約297 x 209.65 x 23.8mm
  • 重量 約 2285g
  • カラー ブラック

「GPD DUO」の評価

GPD DUO 2画面

7つの基準で「GPD DUO」を5段階で評価してみました。

  • スペック:★★★★★
  • デザイン:★★★★
  • 耐久性:★★★★
  • 通信:★★★★
  • 機能:★★★★
  • 使いやすさ:★★★★
  • 価格:★★

総合評価

GPDから発売されたデュアルスクリーン搭載のノートPCです。

13.3インチの画面を2枚重ねて18インチの大画面にすることができます。

注目はやはり「セカンドスクリーンの性能」です。

たんに画面が美しいというだけでなく、HDMI入力機能を搭載し、

対応機器の映像をセカンドスクリーンに映し出すことができます。

ゲーム機だけでなく、プロジェクターやAndroid TV BOXなども接続できるので、

活用できるシーンが多くありそうです。

また、使わないときにメインスクリーン側に収納でき、

余分なスペースが不要です。

余分な電力を消費しないようにセカンドスクリーンをオフにする機能があったり、

独立した専用の明るさ調整キーで画面の明るさをすばやく変更できたりと、

細かい点もよく考慮されて設計されています。

ディスプレイの性能についてはすでに述べた通り、プロのイラストレーターでも満足する完成度です。

高コントラストで発色にも優れる有機EL液晶で、しかも筆圧4096段階のMMPペンも使えるので、

一台で作品を完成させることが可能です。

そもそも2画面ディスプレイは必要か?

デュアルスクリーンのメリットが活かされるのは「外出先」です。

とくにカフェなどあまり余分なスピースが利用できない場所では、

モバイルディスプレイを利用することができずに1画面で作業することになります。

しかし、1画面では作業が思うようにはこどらず、結局家に帰って仕事するハメになることが多いです。

しかし、デュアルスクリーンであれば、2つの画面を使えるので作業効率は2倍以上速くなります。

外出先の狭い場所で作業したい人であればデュアルスクリーン搭載のノートPCは必須ともいえます。

(まとめ)

新モデル「GPD DUO」は18インチになる2つの画面を使って作業を効率的に進めることができます。

また、正確な色再現が可能な有機EL液晶でグラフィック作業にも最適です。

プロジェクターやゲーム機などの映像出力が可能なHDMI入力機能もあるので、

趣味や仕事など多様なシーンで活用できそうです。

GPD DUO」の発売時の価格は231,200円(税込)~。

外出先でも2画面で効率よく作業したい人におすすめします。

「GPD DUO」の価格・販売先

GPD DUO 正面

GPDダイレクト

1.Ryzen 7 8840U/32GB/1TBモデルで250,700円、

2.Ryzen AI9 HX370/32GB/1TBモデルで294,000円、

3.Ryzen AI9 HX370/64GB/2TBモデルで325,000円で販売されます。

※先行予約価格として、それぞれ4,000円引きになります。

GPDダイレクトで「GPD DUO」をチェックする

ECサイト

Amazonで231,200円(税込)~、

楽天市場で275,770円(税込)、

で販売されています。

Amazonで「GPD DUO」をチェックする

楽天市場で「GPD DUO」をチェックする

ヤフーショッピングで「GPD ノートパソコン」をチェックする

AliExpressで「GPD DUO」をチェックする

米国 Amazon.comで「GPD DUO」をチェックする

おすすめの類似製品を紹介

GPD DUO」に似た性能をもつノートPCも販売されています。

「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」

ASUSから発売された13.3インチのAI対応 2in1 タブレットPCです。Windows 11 Home、Qualcomm Snapdragon X Plus (X1P-42-100) 、16GB LPDDR5X-8448 メモリ、解像度 2880 x 1800 ドット のOLED (有機EL)液晶、

70Wh バッテリー、SSD 1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) ストレージ、70Wh バッテリー、背面1324万画素Webカメラ(オートフォーカス対応)、前面491万画素赤外線 (IR) カメラを搭載しています。

また、スタイラスペン「ASUS Pen 2.0」(筆圧感知4096段階、別売)、IP52防水防塵、耐衝撃・耐熱、ステレオスピーカー (1Wx2)、アレイマイク、84キー日本語キーボード、Windows Hello 顔認証、USB4 Type-C x2、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3 に対応しています。

価格は、Amazonで227,091円(税込)、楽天市場で226,882円(送料無料)、ヤフーショッピングで249,800円(送料無料)です。

関連記事:「ASUS ProArt PZ13」とSurface Pro 11を比較

「Surface Pro 11」

マイクロソフトから発売された13インチのWindowsタブレットPCです。PixelSense Flow (LCD/OLED)液晶、Snapdragon X Plus / Snapdragon X Elite 搭載で、AIアシスタント「Copilot」、2つのUSB4ポート、4K 3画面出力、Dolby Atmos 対応 2W ステレオ スピーカー「Surface Pro Flex キーボード」(別売)、「Surface Slim Pen 2」(別売)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで185,918円(税込・ZHY-00046)、楽天市場で191,180円(送料無料・ZHX00011)、ヤフーショッピングで171,750円(送料無料)、マイクロソフト公式ストアで207,680円(税込み)、です。

関連記事:AIで激変した「Surface Pro 11」と前モデル Pro 9の違い

「MINISFORUM V3」

MINISFORUMから発売された14インチのWindows 11 タブレットPCです。2.5K液晶、Ryzen 7 8840U、50.82Whバッテリー、前面 2MPカメラ搭載で、Vペン(筆圧4096段階)、ケース(自立・傾き調整)、リフレッシュレート 165Hzに対応しています。

価格は、Amazonで196,580円 (税込)、楽天市場で203,980円(送料無料)、MINISFORUM公式サイトで191,980円(キーボード付属)、米国 Amazon.comで$949.00です。

関連記事:AIタブレット「MINISFORUM V3」はSurfaceに勝てるか? 性能を比較

「ONEXPLAYER X1」

One-Netbookから発売された11インチのタブレットPCです。10.95のWQXGA液晶、Core Ultra 7 155H、Intel Arc グラフィックス、最大4TBストレージ搭載で、X1専用コントローラ、OCuLinkポート、Wi-Fi 6Eに対応しています。

価格は、Amazonで168,800円(税込)、楽天市場で190,400円(送料無料)、ヤフーショッピングで229,800円、AliExpressで160,475円、米国 Amazon.comで$949.00、One-Netbookストアで196,200円~(Core Ultra 7,32GB+2TBモデル)です。

関連記事:超ハイエンド級「ONEXPLAYER X1」のメリット・デメリット

他のGPD製品と比較

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