衝撃の3.4背面液晶!Ulefone Armor 30 Pro徹底レビュー

Ulefone Armor 30 Pro top
革新的なタフネススマホ「Ulefone Armor 30 Pro」が登場しました。このモデルは、従来のタフネス性能に加え、スマートフォン史上最大級となる3.4インチの大型背面ディスプレイを搭載。

通知の確認や音楽再生の操作はもちろん、メイン画面と同じ内容を表示・操作できるミラーリング機能を備えるなど、従来とは違った新しい使い方ができるようになっています。

また、背面には50MPメイン、64MPナイトビジョン、50MP超広角のトリプルカメラを搭載。前面32MPカメラのほかに、専用のカメラキーを搭載するなど、多彩な撮影が楽しめるようになっています。

そのほかにも、12800mAh超大容量バッテリーを搭載。最大118dBの大音量スピーカーは音楽や通知に合わせてダイナミックに光る効果も楽しめるようになっています。

この記事では、そんな魅力あふれる「Ulefone Armor 30 Pro」の性能と機能を、隅々まで徹底的に深掘りして紹介!単なるスペック紹介に留まらず、大型背面ディスプレイの具体的な活用シーン、進化したカメラの実力、圧倒的なバッテリー性能がもたらすメリットなどを詳しく解説します。

この記事で分かること

  1. Ulefone Armor 30 Proの詳細なスペックと特徴
  2. Dimensity 7300Xの処理性能(Antutuベンチマーク・ゲームFPS)
  3. 大型背面ディスプレイの具体的な使い方とメリット
  4. 強化されたナイトビジョンを含むカメラ性能の実力
  5. 12800mAhバッテリーの持続時間と充電性能
  6. 前モデル Ulefone Armor 27 Proからの進化点・変更点
  7. 他のタフネススマホとの比較(価格・性能)
  8. 購入前に知っておきたいメリット・デメリット

また、前モデルである「Ulefone Armor 27 Pro」との違いも紹介!MediaTek Dimensity 7300XのAntutuベンチマーク、ゲーム性能(FPS)、購入する前に知っておきたい評価や詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。従来モデルにはなかった「個性的」なタフネススマホを探している人は必見です!

Ulefone Armor 30 Pro発売開始!大型背面ディスプレイ搭載の革新的なタフネススマホ

Ulefone Armor 30 Pro

2025年3月30日、ユニークなデュアルスクリーンを備えたタフネススマートフォン「Ulefone Armor 30 Pro」がAliExpressで販売を開始しました。6.95インチのメイン画面に加え、スマートフォン史上最大級となる3.4インチの背面ディスプレイを搭載し、新しい操作体験を提供します。この注目モデルは、7万円台前半で購入可能です。ここでは、その主な概要をご紹介します。

2つの画面で広がる使い方

最大の特徴は、前面の6.95インチFHD+メインディスプレイ(120Hz対応)と、背面の3.4インチ大型IPS LCDディスプレイです。背面ディスプレイは通知確認や音楽操作はもちろん、メイン画面のミラーリングも可能。「Dual Screen Mirroring」機能を使えば、両画面で同じ内容を表示・操作でき、使い方の幅が大きく広がります。

安心の大容量バッテリーと急速充電

12800mAhという非常に大きなバッテリーを搭載しているため、数日間の使用でも充電切れの心配はほとんどありません。アウトドアや旅行で頼りになります。もしバッテリーが少なくなっても、66Wの急速充電に対応しているので、短時間で素早く充電できます。他の機器を充電できる10Wのリバース充電機能も便利です。

暗所も水中もOK!多機能カメラ

カメラは、50MPメイン、64MPナイトビジョン、50MP超広角のトリプル構成。特にナイトビジョンカメラは、真っ暗な場所でも明るく撮影できる優れものです。前面にも32MPカメラを搭載しています。専用のカメラキーを使えば、撮りたい瞬間を逃さず、水中での撮影にも対応。様々なシーンで活躍するカメラシステムです。

快適動作を支えるパワフル性能

高性能なMediaTek Dimensity 7300Xプロセッサを採用。これに16GBの大容量RAM(仮想メモリで最大32GB相当に拡張可能)と512GBの高速ストレージ(最大2TBまで拡張可能)を組み合わせることで、アプリの起動や切り替え、ゲームなどをストレスなく快適に楽しめます。スムーズな動作で日々の操作をサポートします。

迫力のサウンドと光の演出

本体には最大118dBの大音量スピーカーを搭載し、クリアでパワフルなサウンドを提供。屋外でも聞き取りやすい音量です。さらに、背面のRGBライトシステム「Infinite Halo 2.0」が音楽や通知に合わせてダイナミックに光り、視覚的にも楽しませてくれます。

タフさと便利機能を凝縮

もちろん、IP68/69K防水・防塵MIL-STD-810H準拠の高い耐久性も備えています。最新のAndroid 14を搭載し、「Android 15」への将来的なアップデートも予定されています。

そのほかにも、別売りアクセサリーを接続できるuSmartコネクタ、冷却システム、デュアル5G、Wi-Fi 6E、NFC/Google Payに対応するなど魅力的な要素が満載です!

早速どんなスマートフォンなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)、変更点を見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:Ulefone Armor 30 Pro: Dual-Screen 5G Rugged Phone with 12800mAh Battery & 64MP Night Vision – Ulefone Global

価格をチェック!Ulefone Armor 30 Proは他のタフネススマホよりも安い?

Ulefone Armor 30 Pro

Ulefone Armor 30 Proは2025年3月30日に$379.99で発売が開始され、現在、海外のECサイト「AliExpress」で72,160円で販売されています。

Ulefone Armor 28 Ultra

2025年3月に発売された「Ulefone Armor 28 Ultra」はAliExpressで135,301円で販売中です。こちらは、最新鋭のMediaTek Dimensity 9300+プロセッサと最大32GBまで拡張可能な16GBメモリを搭載し、あらゆる操作を圧倒的なスピードでこなすフラッグシップ・タフネススマートフォンです。

カメラは、1インチセンサーのSony IMX989採用50MPメインカメラ、64MPナイトビジョンカメラ、50MP超広角カメラという強力な構成。前面カメラも50MPと高画質で、あらゆるシーンでプロレベルの撮影が可能です。

10600mAhの超大容量バッテリーは120Wの急速充電と50Wワイヤレス充電に対応し、スタミナも十分。IP68/69K防水防塵、MIL-STD-810H準拠のタフさに加え、AI機能や熱を可視化するAIサーマルイメージング技術(一部モデル)、最新のWi-Fi 7にも対応しています。

DOOGEE S200

2024年8月に発売された「DOOGEE S200」はAmazonでクーポン適用で実質39,900円で販売中です。こちらは、日常から過酷なアウトドアまで対応する5Gタフネススマートフォンです。航空宇宙グレードの合金素材やドラゴンスケールアーキテクチャを採用した堅牢なボディは、IP68/69K防水防塵・MIL-STD-810H準拠の高い耐久性を誇ります。

また、MediaTek Dimensity 7050プロセッサと最大32GBまで拡張可能な12GB DDR5メモリを搭載し、快適なパフォーマンスを実現。メインの1億画素カメラは細部まで捉え、美しい写真撮影を可能にします。

OUKITEL WP30 Pro

2023年11月に発売された「OUKITEL WP30 Pro」はAmazonでクーポン適用で実質61,900円で販売中です。こちらは、パワフルな性能と驚異的な充電速度を両立させた5G対応タフネススマートフォンです。MediaTek Dimensity 8050プロセッサ、最大24GBまで拡張可能な12GBメモリ、そして高速な512GB UFS 3.1ストレージを搭載し、ヘビーなアプリやゲームも快適に動作します。

注目すべきはバッテリー関連の性能です。11000mAhという超大容量バッテリーを搭載し、長時間の使用を可能にしながら、付属の充電器を使えば120Wという超急速充電に対応。わずか15分でバッテリー残量を50%まで回復させることができます。カメラ性能も高く、1億800万画素のメインカメラは非常に高精細な写真撮影を可能にします。

Blackview BL9000

2024年1月17日に発売された「Blackview BL9000」はAmazonで51,000円で販売中です。こちらは、パワフルな性能と高音質サウンド、そして堅牢性を高いレベルで融合させた5Gタフネススマートフォンです。

特にサウンド面では、Harman Kardonがチューニングを手掛けたデュアルスピーカーとHarman AudioEFX技術により、音楽、映画、ゲームなどあらゆるコンテンツで没入感のある高品質なオーディオ体験を提供します。

性能面ではMediaTek Dimensity 8020プロセッサ、最大24GBまで拡張可能な12GBメモリ、512GBの高速UFS 3.1ストレージを搭載し、スムーズで快適な動作を実現。8800mAhの大容量バッテリーは120Wの急速充電に対応しており、わずか53分でフル充電が可能です。

まとめ

Ulefone Armor 30 Proの価格(AliExpressで72,160円)は、今回比較したタフネススマートフォンの中では、フラッグシップモデルのUlefone Armor 28 Ultra(約13.5万円)よりは大幅に安いものの、OUKITEL WP30 Pro(実質約6.2万円)やBlackview BL9000(約5.1万円)よりは高価です。最高性能を求めなければ比較的高めの価格帯と言えるでしょう。

今回比較したモデルの中で最も安くお買い得なのは、Amazonで実質39,900円で購入できるDOOGEE S200です。1億画素カメラや10100mAhの大容量バッテリー、サブ液晶などを搭載し、4万円を切る価格ながら十分な性能とタフネス性能を備えており、コストパフォーマンスに優れています。価格を重視しつつ、バランスの取れたタフネススマホを求めるなら最適な選択肢と言えます。

外観デザインと持ちやすさ:27 Proからの変化は?

Ulefone Armor 30 Pro

Ulefone Armor 30 Proは、単なる頑丈さだけでなく、先進的な機能性と洗練された印象を融合させている点が特徴です。ここでは、Armor 30 Proの「モノ」としての魅力、特にその外観デザイン、素材感、サイズ感、そして前モデルからの進化点に焦点を当てて紹介します。

堅牢さと質感を両立したボディ

Armor 30 Proを手に取ると、まずそのズッシリとした重みと堅牢な作り込みにタフネススマホとしての安心感を覚えます。側面は金属フレームで補強され、角や背面には衝撃を吸収するためのラバー素材が効果的に配置されている印象です。

カラーは「マジックブラック」で、光沢を抑えたマットな質感が、重厚感とともに落ち着いた雰囲気を醸し出しています。個人的には、このただゴツいだけでなく、どこか洗練されたツール感のある仕上げは、所有する喜びを感じさせてくれるポイントだと思います。

Armor 27 Proからの進化点:サイズと重量の変化

Ulefone Armor 30 Pro

前モデルのUlefone Armor 27 Proと比較すると、サイズと重量には変化が見られます。Armor 30 Proのサイズは高さ181.3mm、幅84.9mm、奥行き21.2mm、重量は509gです。一方、Armor 27 Proは高さ182.8mm、幅86.8mm、奥行き18.5mm、重量441gでした。

つまり、Armor 30 Proは高さと幅がわずかに小さく(それぞれ-1.5mm、-1.9mm)なりましたが、厚さは2.7mm増し、重量も68g増加しています。この重量増は、大容量バッテリーや背面ディスプレイの搭載によるものと考えられますが、個人的にはこの重さが「頼りがい」の象徴のように感じられます。片手で軽々操作、というわけにはいきませんが、しっかりグリップできる安心感があります。

目を引く背面の進化:サブディスプレイとHaloスピーカー

Armor 30 Proの背面デザインは、Armor 27 Proから最も大きく進化した部分と言えます。Armor 27 Proは比較的シンプルなカメラユニット周りのデザインでしたが、Armor 30 Proでは中央に3.4インチの大型背面ディスプレイが配置され、その周囲にカメラレンズや大型の「Haloスピーカー」が機能的にレイアウトされています。

この背面ディスプレイは、単なる情報表示だけでなく、デザイン上の大きなアクセントになっています。個人的な感想ですが、この未来的なルックスはガジェット好きの心をくすぐります。

また、Haloスピーカー周りのデザインも力強く、音楽再生時などにRGBライトが光る「Infinite Halo 2.0」機能と相まって、視覚的にも楽しめる要素となっています。例えば、好きなアーティスト、YOASOBIの「アイドル」を再生した時に、音楽に合わせてHaloが様々な色に光る様子は、見ているだけで気分が高揚します。

考え抜かれたボタン配置と拡張性

Ulefone Armor 30 Pro

ボタン類の配置も、タフネススマホとしての使いやすさが考慮されています。右側面には上から音量ボタン、電源ボタン(指紋センサー一体型)、そして独立したカメラキーが配置されています。このカメラキーは、手袋をしている状態や、水中撮影(対応範囲内)などで画面タッチが難しい場面で非常に役立ちます。個人的には、登山の途中で素晴らしい景色に出会った時など、スマホを構えてサッと撮影に入れるこの物理キーは重宝すると感じます。

左側面にはSIM/TFカードスロットと、よく使う機能やアプリを割り当てられるカスタムキー、そして外部アクセサリーを接続できるuSmartコネクターが搭載されています。上面には伝統的な3.5mmイヤホンジャック、底面にはUSB Type-Cポート(防水プラグ付き)とマイクがあります。ストラップホールも右側面に用意されており、落下防止対策も万全です。

まとめ:Armor 30 Pro デザインのポイント

  • サイズと重量の変化: 前モデルArmor 27 Proより厚み(+2.7mm)と重量(+68g)は増しましたが、高さ(-1.5mm)と幅(-1.9mm)はわずかに小さくなりました。
  • 個性的な背面: 3.4インチの大型背面ディスプレイとHaloスピーカー、Infinite Halo 2.0ライトが特徴的な外観を作り出しています。
  • 実用的なインターフェース: 独立したカメラキー、カスタムキー、uSmartコネクターなど、使い勝手を高める物理ボタンや拡張ポートを備えています。

最大の特徴!3.4インチ背面ディスプレイの実力

Ulefone Armor 30 Pro

Ulefone Armor 30 Proを手にしたとき、多くの人がまず注目するのは、その背面に大胆に配置されたディスプレイでしょう。これは、前モデルのUlefone Armor 27 Proには存在しなかった、Armor 30 Proを最も特徴づける革新的な機能です。

単なる通知表示用の子画面ではなく、本格的な操作も可能な「第二のメイン画面」とも言える存在感を放っています。ここでは、この魅力的な背面ディスプレイを中心に、Armor 30 Proのディスプレイ体験を深掘りします。

高精細・高輝度!背面ディスプレイのスペック

背面に搭載されているのは、3.4インチのIPS液晶ディスプレイです。サブディスプレイとしては大型で、解像度は412 x 960ピクセルと非常に高精細。スペック表では「超高解像度」と謳われている通り、文字やアイコンがくっきりと表示され、視認性は抜群です。

ピーク輝度も600nitsと十分な明るさがあり、日中の屋外でも表示内容を確認しやすいレベルです。保護ガラスにはメインディスプレイと同じCorning Gorilla Glass 5が採用されており、傷に対する安心感も高いです。

想像以上のクリアさと操作感

実際にこの背面ディスプレイを目にすると、想像以上に表示がクリアで驚かされます。個人的な第一印象は「思った以上に綺麗で、しっかり使える!」でした。IPS液晶なので視野角も広く、斜めから見ても色味の変化が少ない点も好印象です。タッチ操作も5点マルチタッチに対応しており、スワイプやタップなどの操作もスムーズに行えます。サブディスプレイと侮っていましたが、これは本気で使える機能だと感じました。

使い方広がるデュアルスクリーン設定

この背面ディスプレイは、単に情報を表示するだけでなく、様々な使い方が可能です。「デュアルスクリーン設定」から、利用シーンに合わせて最適な表示モードを選択できます。

デュアルスクリーンインテリジェンス表示」ではスマホを裏返すだけで画面を切り替え(※フローティングアイコン操作が必要)、「サブスクリーン表示」ではメイン画面をオフにしてバッテリーを節約できます。「デュアルスクリーンミラーリング」では、表裏に同じ画面を表示し、対面する相手への情報共有をスムーズにします。

日常が便利に!背面ディスプレイ活用シーン

背面ディスプレイの活用シーンは多岐にわたります。ポケットからサッと取り出して時間や通知を確認したり、ウォーキング中にメイン画面を開かずに音楽アプリ(例えばSpotifyなど)を操作したり。

注目すべきは、高画質なメインカメラを使い、背面ディスプレイでプレビューしながらセルフィー撮影ができる点です。これにより、インカメラとは比較にならないほど綺麗な自撮りが可能になります。友人との写真共有や、簡単な道案内なども、ミラーリング機能を使えばより円滑に行えます。

個人的お気に入りポイント

数ある活用法の中でも、個人的に最も感動したのは、やはりメインカメラを使ったセルフィー撮影機能です。インカメラの画質に満足できないことも多かったのですが、この機能を使えば、背景をしっかりぼかしたポートレート風の写真なども手軽に撮影できます。

「タフネススマホでこんな写真が撮れるとは!」という嬉しい驚きがありました。また、地味ながら音楽コントロールも日常的に非常に便利で、メイン画面を開く回数が確実に減りました。

メインディスプレイも着実に進化

Ulefone Armor 30 Pro

もちろん、メインディスプレイも進化を遂げています。Armor 30 Proのメインディスプレイは、6.95インチパンチホール式LCDで、前モデルArmor 27 Proの6.78インチから一回り大きくなりました(面積比で約2.5%増)。解像度はFHD+ (1080 x 2460)と高精細です。保護ガラスはCorning Gorilla Glass 5を採用。Armor 27 ProのGorilla Glass Victusからは変更されましたが、十分な強度を持ち合わせています。

没入感あふれるメインディスプレイ体験

メインディスプレイの大きな魅力は、120Hzの高リフレッシュレートに対応している点です。Webサイトのスクロールや、動きの速いゲーム(例えば『原神』など)のプレイも非常に滑らかで、ストレスを感じさせません。

個人的には、やはり動画コンテンツを楽しむなら、この大画面メインディスプレイが最適だと感じます。Amazon Prime Videoで映画を観たり、Kindleアプリで漫画を読んだりする際の没入感は格別です。背面ディスプレイの利便性も素晴らしいですが、コンテンツを存分に楽しむためのメインディスプレイもしっかりと作り込まれています。

表裏一体の安心感:両面を守るCorning Gorilla Glass 5

注目すべきは、メインディスプレイだけでなく、この画期的な背面ディスプレイにも、同じCorning Gorilla Glass 5が採用されている点です。これにより、デスクに置く際など、どちらの面を下にするか迷う必要がありません。表も裏も傷や衝撃に対する耐性が考慮されており、タフネススマホとしての信頼性を高めています。

まとめ:Armor 30 Pro ディスプレイのポイント

  • 最大の特徴: 前モデルにはない、3.4インチの大型・高解像度(412×960)な背面ディスプレイを新搭載。
  • 背面ディスプレイの活用: 通知確認、音楽操作、高画質セルフィーのプレビュー、ミラーリングなど多彩な用途で活躍し、実用性が高い。
  • メインディスプレイも進化: 6.95インチに大型化し、120Hzリフレッシュレートで非常に滑らかな表示を実現。
  • 両面保護: メイン・背面ともにCorning Gorilla Glass 5を採用し、傷や衝撃への耐性を確保。
  • 柔軟な操作性: デュアルスクリーン設定により、利用シーンに応じた最適な使い分けが可能で、バッテリー節約にも貢献。

パフォーマンス検証:Dimensity 7300Xはどれだけ快適? (27 Pro比較)

Ulefone Armor 30 Pro

Ulefone Armor 30 Proは、プロセッサにおいても前モデルUlefone Armor 27 Proから目覚ましい進化を遂げています。ここでは、Armor 30 Proのパフォーマンスの核となるプロセッサ性能を中心に詳しく見ていきましょう。

新世代プロセッサ「Dimensity 7300X」の実力

Armor 30 Proの心臓部には、MediaTek製の最新プロセッサ「Dimensity 7300X」が搭載されています。これはTSMCの先進的な4nmプロセスで製造され、最大2.5GHzで動作する高性能なArm Cortex-A78コアを4つ、電力効率に優れたArm Cortex-A55コアを4つ搭載したオクタコアCPU構成です。GPUにはArm Mali-G615 MC2を採用し、AI処理を担うNPU 655も統合されています。

Armor 27 Proからの飛躍的な進化

前モデルのArmor 27 Proに搭載されていたのはDimensity 6300でした。これは6nmプロセスで、高性能コアはCortex-A76(最大2.4GHz)を2つ搭載していました。Armor 30 ProのDimensity 7300Xは、より微細な4nmプロセスを採用し、高性能コアもより新しく強力なCortex-A78を4つ搭載、動作クロックも向上しています。これにより、アプリの起動や処理速度が向上するだけでなく、電力効率も改善され、バッテリー持ちにも貢献します。

サクサク動作を支える大容量メモリ

スマートフォンのマルチタスク性能や動作の安定性に直結するのがメモリ(RAM)容量です。Armor 30 Proは、物理メモリとして大容量16GBを搭載しています。さらに、ストレージの一部をメモリとして利用する仮想メモリ拡張機能により、最大16GBを追加し、合計で最大32GBのRAMとして利用可能です。規格も高速なLPDDR5を採用しています。

メモリ容量も規格も大幅アップ

前モデルArmor 27 Proは物理メモリ12GB(LPDDR4X)、仮想メモリ込みで最大24GBでした。Armor 30 Proは物理メモリで4GB増え、規格もLPDDR4XからLPDDR5へと高速化、仮想メモリを含めた最大容量も8GB増加しています。これにより、多くのアプリを同時に起動しても動作が遅くなりにくく、アプリ間の切り替えも非常にスムーズです。

個人的な感想ですが、これだけのメモリがあれば、今後数年間はスペック不足を感じることなく快適に使い続けられそうです。

写真も動画もアプリも余裕の大容量ストレージ

写真や動画、アプリなどを保存するストレージ(ROM)も大幅に強化されました。Armor 30 Proは512GBの大容量ストレージを内蔵しています。これは前モデルArmor 27 Proの256GBからちょうど2倍の容量です。規格も、より高速なデータ転送が可能なUFS 3.1にアップグレードされました(Armor 27 ProはUFS 2.2)。これにより、アプリの起動時間やデータの読み書き速度が向上しています。

容量不足の心配から解放

512GBという大容量があれば、高画質な写真や4K動画をたくさん撮影しても、容量不足を心配する必要はほとんどありません。サイズの大きなゲームアプリ、例えば『原神』や『崩壊:スターレイル』などを複数インストールしても余裕があります。さらに、最大2TBまでのmicroSDカードにも対応しているので、データ保存に関してはほぼ万全と言えるでしょう。個人的には、容量を気にせずガンガン使えるこの余裕は、精神衛生上とても快適です。

トータルバランスの向上で快適性を実現

Armor 30 Proの快適な動作は、単にプロセッサが強力なだけでなく、高速・大容量なメモリ(LPDDR5 16GB+仮想最大16GB)とストレージ(UFS 3.1 512GB)が、その性能をしっかりと支えているからこそ実現されています。これらの要素が三位一体となってバランス良く連携することで、日常的なウェブブラウジングやSNS(例:Facebook、TikTok)の利用から、複数のアプリを使う作業まで、幅広いシーンでストレスフリーな操作感を提供します。

まとめ:Armor 30 Pro パフォーマンス関連の進化点

  • プロセッサ進化: Dimensity 6300 (6nm) から最新世代のDimensity 7300X (4nm) へアップグレードし、処理能力と電力効率が大幅に向上しました。
  • メモリ増強: 物理RAMが12GB LPDDR4Xから16GB LPDDR5へ増量・高速化。仮想メモリと合わせて最大32GBで、マルチタスク性能が向上しました。
  • ストレージ倍増&高速化: 内蔵ストレージが256GB UFS 2.2から512GB UFS 3.1へと容量倍増、かつデータ転送速度も向上しました。
  • 快適な操作感: プロセッサ、メモリ、ストレージのバランスの取れた進化により、全体的なパフォーマンスが向上し、よりスムーズで快適な操作を実現しています。
  • データ保存も安心: 512GBの大容量内蔵ストレージに加え、最大2TBのmicroSDカードに対応し、容量不足の心配が少ないです。

Antutuベンチマーク

Ulefone Armor 30 Pro

Ulefone Armor 30 Proが搭載するMediaTek Dimensity 7300X プロセッサはAntutu V10 ベンチマーク総合で約68万点(688219)を記録しています。

同じプロセッサは「motorola razr 50」にも搭載されています。

例: Antutu V10 総合で「688219」、CPUで「206672」、GPUで「149014」、MEMで「163544」、UXで「168989」

一方、前モデルUlefone Armor 27 ProはMediaTek Dimensity 6300を搭載し、Antutu V10 ベンチマーク総合で約45万点を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「456880」、CPUで「146424」、GPUで「70865」、MEMで「114642」、UXで「124949」

Ulefone Armor 30 Proは前モデル Ulefone Armor 27 Proよりも約 23万点高いスコアになっているため、性能が向上しているといえます。

Dimensity 7300X VS Dimensity 6300

Ulefone Armor 30 Proに搭載されているMediaTek Dimensity 7300Xと、Ulefone Armor 27 Proに搭載されているMediaTek Dimensity 6300のAntutu V10ベンチマークスコアを比較すると、両者の性能には明確な差があることが分かります。

総合スコアでDimensity 7300Xが約68.8万点であるのに対し、Dimensity 6300は約45.7万点と、7300Xが約1.5倍高い数値を示しており、全体的な処理能力において大きなアドバンテージを持っています。

CPUとGPU性能の比較

CPU性能を見ると、Dimensity 7300Xが約20.7万点、Dimensity 6300が約14.6万点であり、7300Xの方が約1.4倍高いスコアです。これにより、アプリの起動速度や複数のアプリを同時に使用するマルチタスク処理、複雑な演算処理などにおいて、Armor 30 Proの方がより高速で快適な動作を期待できます。

特に差が大きいのはGPU性能で、Dimensity 7300Xが約14.9万点であるのに対し、Dimensity 6300は約7.1万点と、7300Xが2倍以上のスコアを記録しています。これは、3Dグラフィックスを多用するゲームの描画能力に直結し、Armor 30 Proの方がより高い画質設定やフレームレートでゲームを楽しめることを示唆しています。

メモリ、ストレージ、ユーザー体験の比較

メモリ(MEM)性能においても、Dimensity 7300Xが約16.4万点、Dimensity 6300が約11.5万点と、7300Xが約1.4倍優れています。これは、アプリの読み込み速度やデータの転送速度に関わり、全体的な動作の機敏さに影響を与えます。また、日常的な操作感や使いやすさを示すUXスコアも、Dimensity 7300Xが約16.9万点、Dimensity 6300が約12.5万点と、7300Xが高い数値です。

これらの結果から、Ulefone Armor 30 Proは、Armor 27 Proと比較して、基本的な操作からゲームプレイ、マルチタスクに至るまで、あらゆる面でより高性能なスマートフォンであると評価できます。

Dimensity 7300X性能を比較

Ulefone Armor 30 Proに搭載されているMediaTek Dimensity 7300Xは他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?Antutuベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

Ulefone Armor 30 Pro

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

  1. MediaTek Dimensity 9300+ (Ulefone Armor 28 Ultra)・・・Antutu:2050000
  2. Dimensity 8050 (OUKITEL WP30 Pro)・・・Antutu:Antutu:800000
  3. MediaTek Dimensity 8020 (Blackview BL9000)・・・Antutu:Antutu:700000
  4. Dimensity 7300X (Ulefone Armor 30 Pro)・・・Antutu:680000
  5. MediaTek Dimensity 7050 (DOOGEE S200/DOOGEE Blade GT)・・・Antutu:570000
  6. Dimensity 6300 (Ulefone Armor 27 Pro/Armor Mini 20T Pro)・・・Antutu:450000
  7. MediaTek Helio G99 (OUKITEL WP27)・・・Antutu:400000
  8. Dimensity 6100+ (OUKITEL WP35)・・・Antutu:380000
  9. MediaTek Dimensity 700 (DuraForce EX)・・・Antutu:350000
  10. UNISOC T606 (OUKITEL G1)・・・Antutu:260000

比較から分かること

Dimensity 7300Xが記録した約68万点というスコアは、CPUランキングの中で、ミドルレンジの上位からミドルハイクラスに相当する性能を持っていることを示しています。

上位モデルとの比較と性能

まず、Dimensity 8020の約70万点やDimensity 8050の約80万点と比較すると、Dimensity 7300Xはこれらの高性能なモデルに迫る実力を持っていることがわかります。特にDimensity 8020との差はわずかであり、日常的な操作感や一般的なアプリケーションの利用において、体感できるほどの大きな差はないかもしれません。

一方で、Dimensity 9300+のような約205万点を記録するフラッグシップ級のSoCとは、性能に大きな隔たりがあり、最高レベルの処理能力を要求する用途には限界があることも示唆されます。

ミドルレンジ内での位置づけ

次に、Dimensity 7050(約57万点)、Dimensity 6300(約45万点)、Helio G99(約40万点)、Dimensity 6100+(約38万点)といった他のミドルレンジやエントリークラスのSoCと比較すると、Dimensity 7300Xの優位性は明らかです。これらのSoCよりも10万点から30万点以上高いスコアを記録しており、より複雑な処理やグラフィック負荷の高いゲーム、マルチタスクなどにおいて、より快適でスムーズな動作が期待できます。

特にDimensity 7050と比較しても性能向上が見られ、7000番台の中でも上位の性能を持っていると言えます。

総合的な評価

これらの比較から、MediaTek Dimensity 7300Xは、最新のミドルレンジスマートフォン向けSoCとして非常にバランスの取れた性能を持っていると評価できます。Dimensity 8020に近いパフォーマンスを発揮し、多くのユーザーにとって十分満足できる処理能力を提供します。3Dゲームもある程度の画質設定で快適にプレイでき、日常使いでのストレスは少ないでしょう。

フラッグシップには及ばないものの、コストパフォーマンスに優れた選択肢となり得る性能を備えています。

ゲーム性能

Ulefone Armor 30 Pro

Dimensity 7300Xプロセッサはミドルレンジクラスの性能で、多くのゲームをプレイ可能です。ただし、負荷の高いゲームは設定を調整する必要があります。特にGPU性能が重要となる高負荷な3Dゲームでは、画質設定を中~低程度に調整することで、安定したフレームレートを得やすくなります。

以下、各ゲームタイトルのフレームレート(FPS)を紹介します。

人気ゲームタイトルのFPS

  • 原神 (Genshin Impact)
    ゲーム説明: 美しいオープンワールドを探索するアクションRPG。元素反応を駆使した戦略的な戦闘が特徴。
    FPS: グラフィック設定を「中」にすることで、フィールド探索や戦闘時において30fps前後での動作が見込めます。場面によっては多少の変動がありますが、概ね安定したプレイが可能です。設定を「低」にすると、よりスムーズさが増し、40-50fps程度での動作も視野に入ります。高負荷なエリアやエフェクトが多い戦闘では、一時的にフレームレートが低下することもあります。
  • タワーオブファンタシー (Tower of Fantasy)
    ゲーム説明: 近未来的なSF要素とアニメ調のグラフィックが特徴のオープンワールドRPG。多彩な乗り物や自由度の高いキャラクターカスタマイズが魅力。
    FPS: 原神と同様にグラフィック負荷が高いゲームです。グラフィック設定を「中」程度に調整することで、30-40fpsでのプレイが可能です。設定を「低」にすると、より安定し、40-50fps程度で動作します。プレイヤーが多いエリアやボス戦などでは、フレームレートが変動することがあります。
  • 鳴潮 (Wuthering Waves)
    ゲーム説明: ポストアポカリプスな世界観を持つオープンワールドアクションRPG。スタイリッシュな戦闘アクションと探索要素が特徴。
    FPS: グラフィック設定を「中」にして30fps前後、「低」設定で40fps程度での動作が目安となります。今後のアップデートによる最適化で、動作が改善される可能性があります。
  • 黒い砂漠 MOBILE (Black Desert Mobile)
    ゲーム説明: PC版でも人気の高いMMORPGのモバイル版。美麗なグラフィックとノンターゲティング方式のアクション性の高い戦闘が特徴。
    FPS: グラフィック設定の幅が広く、調整次第で快適さが変わります。「性能優先」や「バランス」といった設定を選択し、キャラクターの表示数を抑えることで、フィールドでの狩りやクエスト進行中は40-60fpsでのプレイが可能です。拠点戦などの大規模なPvPコンテンツでは、多くのプレイヤーが表示されるため、フレームレートが低下する傾向があります。

バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

  • PUBG Mobile
    ゲーム説明: プレイヤーが島に降り立ち、武器や装備を集めながら最後の生き残りを目指す、バトルロイヤルゲームの代表作。
    FPS: グラフィック設定を「スムーズ」に、フレームレート設定を「極限(60fps)」にすることで、安定した60fpsでのプレイができます。索敵や戦闘も滑らかに行えます。グラフィック設定を「HD」以上に上げるとフレームレートは低下するため、快適性を重視するなら「スムーズ」設定が推奨されます。
  • Call of Duty Mobile
    ゲーム説明: 人気FPSシリーズ「Call of Duty」のモバイル版。マルチプレイヤーモードとバトルロイヤルモードを搭載。
    FPS: 非常に最適化されており、グラフィック設定「中」、フレームレート設定「高(60fps)」で、マルチプレイヤーモードでは安定した60fps動作が可能です。設定次第では、対応していれば90fpsでの動作も期待できます。バトルロイヤルモードはマップが広く負荷が高いため、平均して50-60fps程度の動作となりますが、快適なプレイが可能です。
  • Modern Combat 5: Blackout
    ゲーム説明: スマートフォン向けFPSの定番シリーズ。キャンペーンモードとマルチプレイヤーモードを備える。
    FPS: リリースから時間が経っており、現在の基準では比較的軽量なFPSです。グラフィック設定を最高にしても、60fpsでの非常にスムーズで安定した動作が可能です。マルチプレイヤー対戦も快適に行えます。
  • 荒野行動 (Knives Out)
    ゲーム説明: 100人のプレイヤーが無人島に降り立ち、最後の1人(または1チーム)になるまで戦うバトルロイヤルゲーム。
    FPS: 最適化が進んでおり、グラフィック設定を「中」~「標準」程度にすることで、60fpsでの安定したプレイが可能です。建物が多いエリアやプレイヤーが密集する終盤戦でも、比較的スムーズな動作を維持します。画質設定を上げるとフレームレートは変動しやすくなりますが、プレイに支障が出るほどではありません。

その他のゲームタイトルのFPS

  • ウマ娘 プリティーダービー
    ゲーム説明: 実在の競走馬をモチーフにしたキャラクター「ウマ娘」を育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲーム。
    FPS: ゲーム全体の要求スペックは標準的です。標準画質設定であれば、育成パートからレースシーンまで、ほぼ常時60fpsでの滑らかな動作が可能です。高画質設定を選択しても、パフォーマンスの大きな低下はなく、快適なプレイが持続します。
  • 魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra
    ゲーム説明: アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の世界観をベースにした3DアクションRPG。魔法少女たちを操作して敵と戦う。
    FPS: 比較的新しいタイトルですが、グラフィック負荷は現行のハイエンドゲームほど高くはありません。標準的な設定であれば、60fpsに近い滑らかな動作でプレイできるでしょう。高画質設定にしても、安定したパフォーマンスを維持することが可能です。
  • Fate/Grand Order
    ゲーム説明: 人気シリーズ「Fate」を題材としたスマートフォン向けRPG。壮大なストーリーと、サーヴァントと呼ばれる英霊たちとのターン制コマンドバトルが特徴。
    FPS: 2D描写が中心のため、プロセッサへの負荷は高くありません。ストーリーパート、UI操作、戦闘演出を含め、ゲーム全体を通して60fpsでの非常にスムーズな動作が可能です。宝具演出など、一部の派手なエフェクト時もフレームレートの低下はほとんど感じられません。
  • Pokémon GO
    ゲーム説明: 現実世界を歩き回り、GPS機能を使ってポケモンを捕まえたり、バトルしたりする位置情報ゲーム。
    FPS: マップ画面での移動やポケモンの捕獲、ジムバトルなど、基本的な操作は60fpsで快適に行えます。AR機能を使用した場合は、カメラ処理などの負荷が増加するため、フレームレートが低下することがあります。

カメラ機能徹底チェック:ナイトビジョン強化と画質 (27 Pro比較)

Ulefone Armor 30 Pro

ここでは、メインカメラ、超広角マクロカメラ、そしてArmorシリーズの大きな特徴であるナイトビジョンカメラについて、前モデルUlefone Armor 27 Proと比較しながら、その進化と魅力に迫ります。

メインカメラ:センサー変更とAIによる進化

Armor 30 Proのメインカメラは5000万画素で、センサーにはOMNIVISION製のOV50Hを採用しています。レンズの明るさを示すF値は1.95と明るく、光量の少ない場面でも有利です。電子式手ブレ補正(EIS)も搭載されており、手持ちでの撮影時にもブレを抑えてくれます。

前モデルArmor 27 ProはSamsung製のS5KGN1センサーを搭載していました。センサーメーカーは異なりますが、画素数やF値、画角(FOV 85°)といった基本スペックは同等です。Armor 30 Proでは新たにAIシーン検出などのAI支援機能が搭載されており、カメラが被写体や状況を認識し、最適な設定で撮影をサポートしてくれます。個人的な印象ですが、このAI機能のおかげで、難しい設定を意識しなくても、比較的簡単に色鮮やかで綺麗な写真が撮れるように感じます。

真価を発揮!強化されたナイトビジョンカメラ

Ulefone Armor 30 Pro

Armorシリーズならではの機能といえば、ナイトビジョンカメラです。Armor 30 Proは6400万画素のOMNIVISION OV64Bセンサーを搭載し、F値1.79の明るいレンズと、進化した「NightElf 3.0 Master」アルゴリズムを採用しています。最大の変化は、暗闇を照らす赤外線LEDの数です。前モデルArmor 27 Pro2つの赤外線LEDでしたが、Armor 30 Proではその倍となる4つの赤外線LEDを搭載しています。

これにより、光源のない真っ暗闇でも、より広範囲を、よりはっきりとモノクロ映像で捉えることが可能になりました。夜間のキャンプサイト周辺の確認や、普段見ることのできない夜行性動物の観察など、特別な体験をもたらしてくれます。

個人的に試した際、赤外線LEDが増えた効果は明らかで、暗闇での視認性が向上しているのを実感しました。「これはまさに”暗視スコープ”だ」と思わせる、驚きの性能です。

広角も接写もこなす万能カメラ

Ulefone Armor 30 Pro

3つ目のカメラは、5000万画素超広角マクロカメラです。センサーにはSamsung JN1を採用し、117.3°という広い範囲を一枚の写真に収めることができます。雄大な風景、例えばここ北海道の広大な牧場などを撮影するのに最適です。さらに、このカメラはマクロ撮影にも対応しており、被写体にぐっと近づいて、花の細部や昆虫の表情などを捉えることができます。

前モデルArmor 27 Proも5000万画素の超広角カメラを搭載していましたが、「マクロ」機能は明記されていませんでした。Armor 30 Proでは超広角とマクロが一体となり、レンズ交換の手間なく多彩な表現が可能です。個人的には、わざわざ撮影モードを切り替えなくても、広角からそのままシームレスに接写に移れる点が非常に便利だと感じています。

動画性能も進化!待望の4K撮影に対応

静止画だけでなく、動画撮影能力も大きく向上しました。Armor 30 Proのリアカメラは、最大で4K解像度(30fps)の動画撮影に対応しています。これは、最大2K解像度(30fps)だった前モデルArmor 27 Proからの大きな進化点です。高精細な4K映像で、旅先の美しい景色や、子供の運動会での活躍など、大切な思い出をより鮮明に残すことができます。

電子式手ブレ補正も効くので、歩きながらの撮影などでも比較的安定した映像が撮れます。「ついに4K撮影に対応した!」と喜ぶユーザーも多いのではないでしょうか。個人的にも、撮影した動画を大画面テレビで再生した際の綺麗さには満足しています。

フロントカメラと便利な撮影機能

Ulefone Armor 30 Pro

フロントカメラは3200万画素で、センサーはSamsung GD2を採用しています(Armor 27 ProはGD1)。スペック上は同等の画素数ですが、センサーが新しくなっています。

ただし、動画撮影に関しては最大1080p(30fps)となっており、2K撮影が可能だったArmor 27 Proからはスペックダウンしています。とはいえ、Armor 30 Proには背面ディスプレイがあるため、高画質なメインカメラを使ってセルフィーを撮るという選択肢があります。

これは大きなアドバンテージです。他にも、本体側面には専用の物理カメラキーが搭載されており、ワンプッシュですぐにカメラを起動したり、シャッターを切ったりできます。水中撮影モードも備わっており、タフネススマホならではの撮影体験を提供してくれます。

まとめ:Armor 30 Pro カメラ機能の進化点

  • メインカメラ進化: センサーがOMNIVISION OV50Hに変更され、AI支援機能により撮影がより簡単に、綺麗になりました。
  • ナイトビジョン強化: 赤外線LEDが2個から4個に倍増し、暗闇での視認性と撮影範囲が向上しました。
  • 超広角+マクロ: 超広角カメラがマクロ撮影にも対応し、1つのレンズで風景から接写までこなせるようになりました。
  • 4K動画対応: リアカメラでの動画撮影が最大2Kから4K/30fpsへと大幅にスペックアップしました。
  • フロントカメラ変更: センサーがSamsung GD2に変更されましたが、動画解像度は最大1080pとなりました。
  • 便利機能: 背面ディスプレイを使った高画質セルフィー、専用カメラキー、水中撮影モードなど、ユニークで実用的な機能が搭載されています。

バッテリー持ちと充電速度:12800mAhの実力は? (27 Pro比較)

Ulefone Armor 30 Pro

スマートフォンを選ぶ上で、バッテリー性能は非常に重要な要素です。特に、アウトドアや過酷な現場での使用が想定されるタフネススマホにとって、「バッテリーがどれだけ持つか」は死活問題とも言えます。

その点、Ulefone Armor 30 Pro12800mAhという、一般的なスマートフォンを遥かに凌駕する超大容量バッテリーを搭載しており、圧倒的な安心感を提供します。ここでは、その驚異的なスタミナと充電性能について、前モデルUlefone Armor 27 Proと比較しながら詳しく見ていきます。

12800mAh!圧倒的なバッテリー容量

Armor 30 Proの内部には、12800mAhという巨大なリチウムイオンポリマーバッテリーが搭載されています。これは、前モデルArmor 27 Pro10600mAhと比較しても、実に2200mAh、約21%も容量が増加しています。

この大容量化は、公称値にも表れており、待機時間は最大576時間から最大690時間へ、通話時間も最大58時間から最大69時間へと、それぞれ大幅に伸びています。メーカーは「通常使用で2日間持続する」と謳っていますが、これは決して大げさではないでしょう。

実際のバッテリー持ちは? まるでモバイルバッテリー内蔵

では、実際の使用感はどうでしょうか。例えば、朝から晩まで、通勤中に音楽ストリーミングサービス(例: Apple Music)を利用し、日中は仕事で頻繁に地図アプリ(例: Google Maps)やビジネスチャット(例: Slack)を確認、休憩時間には動画サイト(例: YouTube)を楽しみ、帰宅後に少しゲーム(例: 原神)をプレイする、といったヘビーな使い方をしても、1日でバッテリーを使い切るのは難しいレベルです。

個人的な感想ですが、まるで大容量モバイルバッテリーを内蔵しているような感覚で、充電のことを忘れて過ごせるのは本当に快適です。週末のアウトドア、例えばキャンプや登山泊など、電源のない環境へ行く際も、これ一台あればバッテリーの心配はほぼ不要になります。

充電時間も大幅短縮!66W急速充電の実力

バッテリー容量が大きいと、充電時間が長くなるのでは?と心配になるかもしれませんが、Armor 30 Proはその点も抜かりありません。最大66Wという非常に高速な有線充電に対応しています。これは、前モデルArmor 27 Pro33W急速充電と比較して、単純計算で2倍のスピードです。12800mAhもの大容量バッテリーでありながら、「数分間の充電で素早くバッテリーを回復できる」ため、急な外出前や、短い休憩時間でも効率的に充電できます。

個人的には、この充電速度は感動的です。朝、充電を忘れていたことに気づいても、家を出るまでの短い時間で、一日活動できる程度のバッテリー量を確保できるのは大きな安心材料です。

いざという時に役立つリバース充電機能

Armor 30 Proは、その大容量バッテリーを他のデバイスに分け与える「リバース充電」機能も搭載しています。USB Type-Cポートから最大10Wの出力で、他のスマートフォンやワイヤレスイヤホン(例: AirPods)、スマートウォッチなどを充電することが可能です。まさに「歩くモバイルバッテリー」として、友人や家族のデバイスがバッテリー切れのピンチに陥った時や、自分のサブデバイスを充電したい時に役立ちます。

前モデルArmor 27 Proはワイヤレスリバース充電に対応していましたが、Armor 30 Proは有線のみとなります。

注意点:ワイヤレス充電は非対応

ここで一つ注意点があります。前モデルArmor 27 Proは、最大30Wという高速なワイヤレス充電に対応していましたが、Armor 30 Proではワイヤレス充電機能が搭載されていません。ワイヤレス充電の「置くだけ充電」の手軽さを重視するユーザーにとっては、これは明確なデメリットとなり得ます。

充電の手間を少しでも減らしたい場合は、この点を考慮して機種を選択する必要があります。個人的には有線充電の速度が大幅に向上したので、ワイヤレス非対応はそれほど気になりませんが、ここは好みが分かれるポイントでしょう。

まとめ:Armor 30 Pro バッテリー&充電のポイント

  • 圧倒的な大容量: バッテリー容量が前モデルから約21%増の12800mAhとなり、通常使用で数日間持つ驚異的なスタミナを実現しました。
  • 超高速充電: 有線急速充電が33Wから66Wへと倍速化し、大容量バッテリーを短時間で効率的に充電できます。
  • モバイルバッテリー機能: 10W出力の有線リバース充電に対応し、他のデバイスを充電することが可能です。
  • ワイヤレス充電は非対応: 前モデルにあったワイヤレス充電機能(最大30W)は搭載されていません。
  • 充電の不安を解消: 長時間のアウトドア活動や電源のない環境でも、バッテリー切れの心配を大幅に軽減します。

サウンド体験が変わる?大音量スピーカーと光の演出

Ulefone Armor 30 Pro

Ulefone Armor 30 Proは、タフネス性能だけでなく、エンターテイメント体験にも新たな価値をもたらします。特にオーディオ面では、前モデルUlefone Armor 27 Proから劇的な進化を遂げました。

背面に搭載された大音量・高音質の「Halo Speaker」と、音楽と連動して光るRGBライト「Infinite Halo 2.0」は、Armor 30 Proならではのユニークな機能です。ここでは、これらの新しいオーディオ・ビジュアル機能が、どのようにサウンド体験を変えるのかを探っていきます。

規格外の大音量!118dB HiFi品質スピーカーの実力

Armor 30 Proの背面に鎮座するのは、ただのスピーカーではありません。「Halo Speaker」と名付けられたこのユニットは、最大118dBという驚異的な音圧レベルを誇ります。これは一般的なスマートフォンのスピーカーを遥かに超える大音量です。さらに、4Wのピーク出力、9cc相当の大容量サウンドキャビティ、そして音質を最適化するSmart PA技術により、ただ大きいだけでなく、豊かでパワフルなサウンドを実現しています。

前モデルArmor 27 Proのスピーカーは底部に配置された標準的なものでしたので、このHalo Speakerの搭載は大きなアップグレードと言えます。

スマホ単体とは思えない迫力のサウンド

実際に音楽を再生してみると、その音量と音質に驚かされます。例えば、ロックバンドのライブ音源、U2の「Vertigo」などを再生すると、スマホ単体とは思えないほどの迫力と臨場感が得られます。音量を上げても音が割れにくく、低音から高音まで比較的バランス良く再生されます。動画視聴時も、セリフがクリアに聞き取れ、効果音の迫力も増します。

個人的な感想ですが、屋外の騒がしい場所でもしっかりと音が聞こえるこの性能は、タフネススマホとして非常に価値があると感じました。

まるでポータブルスピーカー?アウトドアでの活用

このHalo Speakerは防水性能も備えているため、アウトドアシーンでの活躍も期待できます。キャンプサイトでBGMを流したり、バーベキューをしながら皆で音楽を楽しんだりする際に、まるでポータブルBluetoothスピーカーのように使うことができます。メーカーによると、音楽再生だけであれば最大52時間持続可能とのことなので、バッテリー持ちも十分です。

個人的には、わざわざ別のスピーカーを持ち運ぶ手間が省けるのは大きなメリットだと感じます。荷物を少しでも減らしたいアウトドア愛好家には嬉しい機能ではないでしょうか。

音楽を目でも楽しむ「Infinite Halo 2.0」

さらに、Halo Speakerの周囲には「Infinite Halo 2.0」と呼ばれるRGBライトが埋め込まれています。これは、単なる装飾ではありません。再生している音楽のリズムや、視聴している動画のコンテンツに合わせて、色や光り方がダイナミックに変化します。例えば、アップテンポなダンスミュージック、Daft Punkの「One More Time」などを再生すると、ビートに合わせてライトが点滅し、視覚的にも気分を盛り上げてくれます。

着信時や通知受信時、充電中にも特別なパターンで光るため、実用的な通知機能としても役立ちます。

パーティーシーンを彩る光の演出

このInfinite Halo 2.0の演出は、特に暗い場所でその効果を発揮します。音楽に合わせて様々な色に明滅する様子は、ちょっとしたライトショーのようです。個人的な意見ですが、友人との集まりやパーティーなどで音楽を流す際に、この光の演出があれば、場が一層盛り上がるかもしれません。

少し派手だと感じるかもしれませんが、設定でオン/オフや光り方の調整ができるのであれば、シーンに合わせて使い分けられて便利そうです。

有線イヤホン派も安心の3.5mmジャック搭載

ワイヤレスイヤホンが主流になりつつありますが、音質にこだわりたい時や、充電切れを気にせず使いたい時など、有線イヤホンを使いたい場面もまだまだあります。Armor 30 Proは、前モデルArmor 27 Proと同様に、本体上面に3.5mmヘッドホンジャックを搭載しています。これにより、変換アダプターなしでお気に入りの有線イヤホンやヘッドホンを接続できます。

個人的には、最近のスマートフォンでは省略されがちなイヤホンジャックが残されているのは、非常に嬉しいポイントです。

まとめ:Armor 30 Pro オーディオ&ライティングのポイント

  • 大音量・高音質スピーカー: 前モデルにはなかった、最大118dBの「Halo Speaker」を背面に搭載し、スマホ単体でのサウンド体験が向上しました。
  • 光の演出: 音楽や通知と連動して光るRGBライト「Infinite Halo 2.0」を搭載し、視覚的な楽しさが加わりました。
  • アウトドア対応: 防水スピーカーと大容量バッテリーにより、キャンプやバーベキューなど屋外での音楽再生にも適しています。
  • エンタメ性能向上: 音楽や動画視聴時の迫力が増し、エンターテイメント性が高まりました。
  • 有線接続も可能: 従来の3.5mmヘッドホンジャックを搭載しており、有線イヤホン・ヘッドホンも利用できます。

通信機能と接続性:Wi-Fi 6E対応のメリット (27 Pro比較)

スマートフォンを快適に使う上で欠かせないのが、安定した通信機能です。Ulefone Armor 30 Proは、最新のワイヤレス規格に対応することで、より高速で信頼性の高い接続を実現しています。ここでは、Armor 30 Proが備える先進の通信機能と接続性が、日々の利用シーンでどのようなメリットをもたらすのかを見ていきましょう。

次世代規格「Wi-Fi 6E」でさらに高速・快適に

Armor 30 Proは、最新の無線LAN規格である「Wi-Fi 6E(802.11ax)」に対応しています。これは、従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加えて、新たに6GHzという周波数帯を利用できる規格です。この6GHz帯は、まだ利用機器が少なく電波干渉を受けにくいため、対応ルーターがあれば、より高速で遅延の少ない、安定したWi-Fi接続が可能になります。

前モデルArmor 27 ProはWi-Fi 5(802.11ac)までの対応でしたので、これは大きな進歩です。

Wi-Fi 6Eがもたらす快適な体験

Wi-Fi 6Eの恩恵は、様々な場面で実感できます。例えば、自宅のWi-Fi環境が対応していれば、NetflixやAmazon Prime Videoで高画質の映画をダウンロードする時間が短縮されたり、オンラインゲーム(例えば『PUBG Mobile』など)でのラグ(遅延)が軽減されたり、4Kなどの高解像度なYouTube動画をストリーミング再生する際にも、読み込み待ちが少なくなり、より快適に視聴できます。

個人的には、将来的にWi-Fi 6Eが普及していくことを見据えても、この対応は大きな安心材料だと感じます。

Bluetoothも最新バージョン「5.4」へ進化

ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなど、周辺機器との接続に欠かせないBluetoothも、Armor 30 Proでは最新バージョンの「5.4」に対応しています。前モデルArmor 27 ProBluetooth 5.2でしたので、こちらも着実に進化しています。Bluetooth 5.4では、接続の安定性向上や省電力性能の改善、データ転送効率の向上などが図られており、対応機器との組み合わせで、より快適なワイヤレス体験が期待できます。

より途切れにくく、低遅延なワイヤレス接続

Bluetooth 5.4のメリットは、日々の利用シーンでさりげなく感じられるでしょう。例えば、満員電車の中など、電波が混雑しやすい場所でも、ワイヤレスイヤホン(例:Sony WF-1000XM5など)との接続が途切れにくくなったり、動画視聴時の音ズレがより少なく感じられたりします。個人的には、複数のBluetoothデバイスを同時に接続することも多いので、接続安定性の向上は地味ながら非常に嬉しいポイントです。

安定のデュアル5G & VoLTE対応

モバイル通信に関しては、Armor 30 Proは前モデルArmor 27 Proと同様に、2枚のSIMカードを同時に利用できるデュアルSIMに対応しています。どちらのSIMスロットでも5G通信が可能で、4G回線での高音質通話を実現するVoLTEもサポートしています。

これにより、例えば仕事用とプライベート用で電話番号やデータプランを使い分けたり、通信エリアや料金に応じて柔軟にSIMを切り替えたりすることが可能です。(※利用可能な周波数帯についてはここでは触れません。)

測位精度も向上?充実のナビゲーションシステム

位置情報の精度も、スマートフォンにとって重要な要素です。Armor 30 Proは、GPS(アメリカ)、GLONASS(ロシア)、Galileo(ヨーロッパ)、BEIDOU(中国)、そして日本の「みちびき」に対応するQZSSなど、複数の衛星測位システムに対応しています。

これにより、様々な場所で安定した測位が可能です。さらにArmor 30 Proでは、新たにインドのNavICにも対応しました。対応エリアは限定されますが、利用できる衛星が増えることで、測位の精度や速度の向上が期待できます。

ナビやアウトドア活動での安心感向上

これらの充実した測位システムにより、Google Mapsやカーナビアプリを使った車の運転、あるいはYAMAPのような登山・ハイキングアプリを利用したアウトドア活動など、正確な位置情報が求められる場面での信頼性が高まります。

特に、山間部やビル街など、衛星の電波が届きにくい場所での測位安定性の向上は、大きな安心感につながります。個人的にも、登山時に自分の位置を正確に把握できることは非常に重要だと考えているので、この点は評価できます。

キャッシュレス決済も安心のNFC搭載

Armor 30 ProはNFC(Near Field Communication)も搭載しており、Google Payを利用した非接触型決済に対応しています。対応するクレジットカードやデビットカードを登録しておけば、コンビニやスーパーなどでスマートフォンをかざすだけで支払いが完了します。

交通系ICカードの残高確認や、対応するポイントカード、ギフトカードの読み取りなどにも利用でき、日常の利便性を高めてくれます。このNFC機能は前モデルArmor 27 Proにも搭載されており、引き続き利用可能です。

まとめ:Armor 30 Pro 通信&接続性のポイント

  • 次世代Wi-Fi対応: 最新規格「Wi-Fi 6E」に対応し、対応環境下でより高速・低遅延・安定した無線LAN接続を実現します。
  • 最新Bluetooth搭載: 「Bluetooth 5.4」に対応し、ワイヤレス機器との接続安定性や省電力性が向上しました。
  • 柔軟なモバイル通信: デュアルSIM(5G+5G/4G同時待ち受け可)、VoLTEに対応し、多様な使い方をサポートします。
  • 測位システム強化: 主要な衛星測位システムに加え、新たにインドのNavICにも対応し、測位性能の向上が期待できます。
  • 便利なNFC: NFC(Google Pay対応)を搭載し、キャッシュレス決済などに対応します。
  • 将来性のある接続性: 前モデルからWi-FiとBluetoothの規格が大幅にアップデートされ、将来の通信環境の変化にも対応しやすい設計となっています。

タフネス性能とその他の機能:安心感と使い勝手

Ulefone Armorシリーズの名を冠する以上、その核となるのはやはり卓越したタフネス性能です。Armor 30 Proもその期待に応え、厳しい環境下でも確実に動作するよう設計されています。

IP68/IP69K防水・防塵性能:水や埃を寄せ付けない

Armor 30 Proは、IP68およびIP69Kという最高等級の防水・防塵性能を備えています。IP68は、IEC規格に基づき「最大水深1.5メートルで最大30分間の浸水」に耐えることを示します。IP69Kは、さらに高温・高圧の水流に対する耐性も証明するものです。

これにより、例えば建設現場や工場での粉塵、ゲリラ豪雨の中での作業、あるいはカヌーや釣りといった水辺でのレジャーなど、水や埃が避けられない環境でも安心して使用できます。

充電ポートやイヤホンジャックには防水プラグが付いているため、水に入れる前にはしっかりと閉じる必要があります。

防水性能の比較:Armor 27 Proとの違い

ここで前モデルUlefone Armor 27 Proと比較すると、IP68の防水性能に関して、Armor 27 Proは「最大水深2.0メートルで最大30分」と、より深い水深に対応していました。Armor 30 Proは1.5メートルと、この点ではわずかにスペックダウンしています。しかし、1.5mの防水性能があれば、日常生活や一般的なアウトドア活動で困ることはまずないでしょう。

個人的な意見ですが、この差が購入の決め手になるケースは稀であり、Armor 30 Proも十分すぎる防水性能を持っていると言えます。IP69K等級には両モデルとも対応しています。

MIL-STD-810H準拠:衝撃にも強いタフボディ

落下や衝撃に対する強さもタフネススマホの重要な要素です。Armor 30 Proは、MIL-STD-810H規格に準拠しており、厳しい落下テストなどをクリアしています。

これにより、作業中にうっかり手から滑り落としたり、登山中に岩場にぶつけたりといった不意のアクシデントでも、故障のリスクを大幅に低減できます。この頑丈さは、精神的な安心感にも繋がります。日常的にスマホを壊しがちな方にもおすすめです。

両面ガラスで保護を強化

さらに、Armor 30 Proはディスプレイだけでなく、背面に搭載されたサブディスプレイもCorning Gorilla Glass 5で保護されています。これにより、擦り傷や衝撃から両面をしっかりと守ります。前モデルArmor 27 Proは、メインディスプレイにより上位のGorilla Glass Victusを採用していましたが、背面にはサブディスプレイがなかったため、Armor 30 Proは両面を保護するという点で安心感が増しています。

個人的には、特徴的な背面ディスプレイを傷から守れるのは非常に嬉しいポイントです。

長く使える安心感:OSアップデートと冷却システム

Ulefone Armor 30 Pro

スマートフォンを長く快適に使うためには、OSのアップデートも重要です。Armor 30 Proは、購入時はAndroid 14を搭載していますが、2025年の第3四半期(今年の秋頃を予定)にAndroid 15へのOTA(Over-The-Air)アップデートが予定されています。これにより、最新OSの新機能やセキュリティ強化の恩恵を受けられ、より長期間安心して使用できます。

前モデルArmor 27 ProもAndroid 14搭載でしたが、現時点でAndroid 15へのアップデート計画は明示されていません。この点はArmor 30 Proの大きなアドバンテージです。

安定動作を支える冷却システム

高負荷な作業時のパフォーマンス維持には、冷却性能も影響します。Armor 30 Proは「Graphene Iceberg Cooling」と呼ばれる冷却システムを搭載しています。内部の熱を効率的に拡散させることで、CPUやGPUの温度上昇を最大3℃抑制するとされています。これにより、長時間のゲームプレイ(例えば『Call of Duty: Mobile』など)や4K動画撮影など、負荷がかかる場面でもパフォーマンスの低下を防ぎ、安定した動作を維持します。

Armor 27 Proには、このような冷却システムに関する記述はありませんでした(ただし、低温環境でのバッテリー性能維持技術はありました)。

拡張性と使い勝手を高める機能

Armor 30 Proは、本体側面に専用アクセサリーを接続するための「uSmartコネクタ」を搭載しています。別売りの内視鏡カメラやデジタル顕微鏡などを接続でき、DIYで手の届かない場所を確認したり、子供の理科の観察に使ったりと、ユニークな活用が可能です。Armor 30 ProのuSmartコネクタは「uSmart 2.0テクノロジー」に対応し、充電しながらuSmartアクセサリーを使用できる点も進化しています。

物理キーの追加で操作性向上

操作性に関しても、Armor 30 Proは進化しています。前モデルArmor 27 Proにも搭載されていた、任意のアプリや機能を割り当てられる「カスタムキー」に加え、Armor 30 Proでは右側面に独立した「物理カメラキー」が追加されました。これにより、手袋をしたままでも、あるいは画面が濡れていても、素早くカメラを起動してシャッターを切ることができます。

個人的には、現場作業や冬のアウトドアスポーツなど、タフネススマホが活躍するシーンでの操作性を考えると、物理キーの充実は非常に価値が高いと感じます。

その他の細かな点:低温耐性と付属品

一点、留意しておきたいのが低温環境での性能です。前モデルArmor 27 Proは「サブゼロ固体電池」技術により、-30℃という極寒環境下での性能維持が謳われていました。Armor 30 Proのスペック情報には、この低温特化技術に関する記述が現時点ではありません。冬の寒さが厳しい地域での使用を最優先に考える場合は、Armor 27 Proの方が有利な可能性があります。

付属品については、充電器、ケーブル、保護フィルム(貼り付け済み)、予備の強化ガラス、ストラップなどが同梱され、すぐに使い始められます。

まとめ:Armor 30 Pro タフネス&その他の機能ポイント

  • 高レベルのタフネス: IP68(水深1.5m)/IP69K防水・防塵、MIL-STD-810H準拠の耐衝撃性能で、過酷な環境に対応します。
  • OSアップデート保証: Android 15へのアップデートが予定されており、より長く安心して利用できます。
  • 冷却性能向上: グラフェン冷却システム搭載により、高負荷時のパフォーマンス安定性が向上しました。
  • 拡張性と利便性: 充電中も使えるuSmartコネクタ、独立した物理カメラキーの追加で、使い勝手が向上しています。
  • 画面保護強化: メイン・背面の両ディスプレイをCorning Gorilla Glass 5で保護します。
  • 留意点: 防水性能(水深)はArmor 27 Proより若干低下し、低温環境に特化したバッテリー技術の記述はありません。

Ulefone Armor 30 Proのメリット

Ulefone Armor 30 Pro

Ulefone Armor 30 Proには、他のスマートフォンと比較して優れた点がいくつもあります。

圧倒的なサブディスプレイとバッテリー容量

Ulefone Armor 30 Proの最大の個性は、背面に搭載された3.4インチという巨大なサブディスプレイです。これはDOOGEE S200Blackview BL9000の1.3インチクラス、OUKITEL WP30 Proの1.8インチと比較しても圧倒的に大きく高精細(412×960)で、情報確認や操作性が格段に向上します。

また、12800mAhというバッテリー容量も特筆すべき点で、Ulefone Armor 28 Ultraの10600mAhやOUKITEL WP30 Proの11000mAh、Blackview BL9000の8800mAhなどを大きく上回り、他の追随を許さないスタミナを実現しています。

高速大容量メモリと強化されたナイトビジョン

内蔵メモリ(RAM)は16GBと大容量で、OUKITEL WP30 ProBlackview BL9000の12GBよりも余裕があります。さらに規格も高速なLPDDR5を採用しており、LPDDR4Xのこれら2機種に対してアドバンテージがあります。カメラ機能では、特にナイトビジョンカメラが強力です。

64MPという高画素センサーに加え、赤外線LEDを4つ搭載することで、Armor 28 Ultraや、画素数が低いDOOGEE S200OUKITEL WP30 Proのナイトビジョン機能よりも、暗闇での撮影能力が大幅に強化されていると期待できます。

大音量スピーカーと最新規格・OSサポート

最大118dBを謳う背面の「Halo Speaker」は、他機種にない大音量を実現し、屋外利用や複数人での視聴に大きなメリットとなります。これは高音質を謳うDOOGEE S200やHarman KardonチューニングのBlackview BL9000とも異なる特徴です。Bluetooth 5.4という最新規格に対応する点は、OUKITEL WP30 Pro (5.2)やBlackview BL9000 (5.0)より優れています。

さらにAndroid 15へのアップデート予定があり、Android 13搭載のこれら2機種より長く最新OSを利用できる安心感があります。

Ulefone Armor 30 Proのデメリット

Ulefone Armor 30 Proは多くの魅力を持つ一方で、他のスマートフォンと比較した場合にいくつかのデメリットや劣る点が見られます。購入する前に必ず確認しておきましょう。

処理性能と最新機能の比較

Armor 30 Proが搭載するMediaTek Dimensity 7300Xはミドルハイとして十分な性能ですが、フラッグシップのUlefone Armor 28 Ultra (Dimensity 9300+)には処理能力で大きく劣ります。OUKITEL WP30 Pro (Dimensity 8050)やBlackview BL9000 (Dimensity 8020)と比較しても、ベンチマークスコア上はやや下回ります。

また、Armor 28 Ultraは最新のWi-Fi 7規格に対応しますが本機はWi-Fi 6E止まり。USBポートも本機はUSB 2.0ですが、Armor 28 UltraやBL9000は高速なUSB 3.xを採用しています。

充電機能の比較

66W急速充電は十分高速ですが、Ulefone Armor 28 Ultra、OUKITEL WP30 Pro、Blackview BL9000120W充電には見劣りします。これらの機種はより短時間で充電可能です。加えて、本機はワイヤレス充電に非対応です。Armor 28 Ultraは50Wワイヤレス充電に対応しており、利便性で劣る点は明確な弱点と言えます。

カメラセンサーとディスプレイ品質

カメラでは、Ulefone Armor 28 Ultraが大型1インチセンサー「Sony IMX989」を採用し、より高画質が期待できる点で本機は劣る可能性があります。

ディスプレイ品質でも、本機のLCDに対し、Armor 28 Ultraはより鮮やかなAMOLEDを搭載。保護ガラスもArmor 28 UltraBlackview BL9000Gorilla Glass Victus/7(Victus)と比べ、本機のGorilla Glass 5は世代が古くなります。

重さと価格

509gという重量は、Blackview BL9000 (約413g)やUlefone Armor 28 Ultra (約450g)など他の大型タフネススマホと比べても特に重く、携帯性に劣ります。価格面でも、本機の約7.2万円はDOOGEE S200 (実質約4万円)、Blackview BL9000 (約5.1万円)、OUKITEL WP30 Pro (実質約6.2万円)より高価です。コストパフォーマンス重視なら他機種が魅力的に映るでしょう。

Ulefone Armor 30 Proのスペック(仕様)

  • メインディスプレイ: 約6.95インチ FHD+ (1080 x 2460) パンチホールディスプレイ、120Hzリフレッシュレート、Corning® Gorilla® Glass 5.
  • サブディスプレイ: 約3.4インチ IPS LCD (412 x 960)、60Hzリフレッシュレート、5点マルチタッチ、Corning® Gorilla® Glass 5.
  • プロセッサ: MediaTek Dimensity 7300X (8コア、最大2.5GHz).
  • GPU: Arm Mali-G615 MC2 (最大1100MHz).
  • RAM(メモリ): 16GB LPDDR5、最大16GBの仮想メモリ拡張可能.
  • ストレージ: 512GB UFS3.1.
  • 拡張ストレージ: microSDカード最大2TBまで対応(別売).
  • バッテリー: 12800mAh (内蔵、取り外し不可).
  • 駆動時間: スタンバイ最大690時間、通話最大69時間、音楽再生最大52時間.
  • 充電: 66W急速充電、10W有線リバース充電.
  • 背面カメラ: 50MPメイン (OV50H, ƒ/1.95) + 64MPナイトビジョン (OV64B, 4つの赤外線LED, ƒ/1.79) + 50MP超広角 (Samsung JN1, 117.3°, ƒ/2.2) トリプルカメラ. 4K 30fpsビデオ録画対応.
  • 前面カメラ: 32MP (Samsung GD2, ƒ/2.45). 1080P 30fpsビデオ録画対応.
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4/5/6GHz, WIFI 6E), Bluetooth 5.4.
  • GPS: GPS, GLONASS, Galileo, BEIDOU, QZSS, NavIC GPS、デジタルコンパス.
  • NFC: 対応、Google Payサポート.
  • インターフェース: USB 2.0 Type-C, 3.5mmヘッドフォンジャック. トリプルカードスロット (Nano SIM x 2 + microSD). uSmartコネクター.
  • 防水防塵: IP68 (水深1.5mまで30分)、IP69K、MIL-STD-810H.
  • 耐久性: Corning® Gorilla® Glass 5 (メイン・サブディスプレイ).
  • 生体認証: 側面指紋認証 (電源キー一体型、最大5件登録、応答速度最大0.1秒)、顔認証.
  • OS: Android 14 (ピュアAndroid、広告なし). Android 15へのOTAアップデートが2025年第3四半期に予定.
  • サイズ: 高さ181.3mm, 幅84.9mm, 厚さ21.2mm.
  • 重量: 509g.
  • カラー: Magic Black.
  • 付属品: 本体、ACアダプター、Type-C to Type-Cケーブル、保護フィルム (プリインストール)、強化ガラススクリーンプロテクター、SIMニードル、ストラップ、多言語ユーザーマニュアル、保証書、充電に関する説明カード、安全に関する注意書きカード.
  • モバイル回線: 5G/4G/3G/2G. デュアルSIM (Nano SIM x 2).
  • SIMカード: デュアルNano SIM. どちらのカードもプライマリ設定可能.

対応バンド:Ulefone Armor 30 Pro

Ulefone Armor 30 Proは5G通信に対応しています。

基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。

SIMはNanoSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

  • 5G NR Sub6 (N1/2/3/5/7/8/20/25/28/38/40/41/66/71/77/78/79)
  • 4G Network (4Gネットワーク):LTE-FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/32/66/71 ,LTE-TDD: B34/38/39/40/41
  • 3G Network (3Gネットワーク): WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19
  • 2G Network (2Gネットワーク): GSM: B2/3/5/8, CDMA: BC0/BC1/BC10

対応バンドの詳細

ドコモ:

  • 5G: n78, n79 に対応しています。 (n1, n3, n28, n41 も対応)
  • 注意: ドコモの主要バンドであるn78、n79に対応していますが、ミリ波 n257 には対応していません。
  • 4G: B1, B3, B19, B28 に対応しています。 (B8, B41 も対応)
  • 注意: B21, B42 には対応していません。
  • プラチナバンド: 4G の B19、5G の n28 に対応しています。
  • 3G: B1, B6, B19 に対応しています。 (ドコモ3G「FOMA」は2026年3月末にサービス終了予定です)

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au:

  • 5G: n28, n77, n78 に対応しています。(n1, n3, n41 も対応)
  • 注意: ミリ波 n257 には対応していません。
  • 4G: B1, B3, B18/26, B28, B41 に対応しています。(B8 も対応)
  • 注意: B11, B42 には対応していません。
  • プラチナバンド: 4G の B18/26、5G の n28 に対応しています。
  • 3G: WCDMA B1 に対応していますが、auの3G「CDMA 1X WIN」は2022年3月末にサービス終了済みです。CDMA BC0/BC1 にも対応していますが同様にサービス終了済みです。

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ソフトバンク:

  • 5G: n3, n28, n77 に対応しています。(n1 も対応)
  • 注意: ミリ波 n257 には対応していません。n78は対応していますがソフトバンクでは利用されていません。
  • 4G: B1, B3, B8, B28, B41 に対応しています。
  • 注意: B11, B42 には対応していません。
  • プラチナバンド: 4G の B8、5G の n28 に対応しています。
  • 3G: B1, B8 に対応していますが、ソフトバンクの3Gサービスは2024年1月下旬にサービス終了済みです。

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楽天モバイル:

  • 5G: n77 に対応しています。(n3 も対応)
  • 注意: ミリ波 n257 には対応していません。
  • 4G: B3 (楽天モバイル自社回線), B18/26 (パートナー回線) に対応しています。
  • プラチナバンド: パートナー回線であるauのB18/26、および楽天モバイル自社プラチナバンドのn28に対応しています。
  • 3G/GSM: 楽天モバイルは3G/GSMサービスを提供していません。

楽天モバイル回線についてはこちらで紹介! → 楽天モバイルについての記事を読む

結論

この端末は、バンド情報に基づくと、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要な4G/5Gバンドに広く対応しています。

各キャリアのプラチナバンド(4G/5G)にも対応しており、 繋がりやすさの点で有利です。

ただし、各社が使用しているミリ波(n257)や、一部の4Gバンド(ドコモ B21/B42, au B11/B42, ソフトバンク B11/B42)には対応していません。 これらは現状では限定的なエリアでの提供が多いため、多くの場所での通信に大きな支障はないと考えられますが、ミリ波エリアでの超高速通信などは利用できません。

3Gについては、ドコモ回線ではサービス終了まで利用可能ですが、auとソフトバンクはサービスを終了しています。楽天モバイルは3Gを提供していません。

総合的に見て、この端末は日本の4キャリアで問題なく利用できる可能性が高いと言えます。 各社のネットワークの大部分をカバーしており、特にプラチナバンドへの対応は良好です。

なお、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!

Ulefone Armor 30 Proの評価

Ulefone Armor 30 Pro

8つの基準で「Ulefone Armor 30 Pro」を5段階で評価してみました。

画面の見やすさ:★★★★★ (5)
理由:6.95インチのメインディスプレイは120Hzで滑らか。3.4インチの大型・高精細な背面ディスプレイも搭載し、視認性が高く便利。両面ともGorilla Glass 5で保護されている点も安心です。

スペック:★★★★★ (5)
理由:最新のDimensity 7300Xプロセッサ、16GBメモリ、512GBストレージと高性能。12800mAhの大容量バッテリーや強化されたカメラなど、全体的に高いスペックを誇ります。

耐久性: ★★★★★ (5)
理由:IP68/IP69Kの最高等級の防水防塵性能に加え、MIL-STD-810H準拠の耐衝撃性も備えています。両面にGorilla Glass 5を採用し、非常にタフな作りです。

デザイン:★★★★☆ (4)
理由:大型背面ディスプレイやRGBライトなど個性的で先進的なデザインが特徴。ただし、509gと非常に重く、厚みもあるため、携帯性や好みは分かれるでしょう。

通信:★★★★★ (5)
理由:最新のWi-Fi 6EやBluetooth 5.4に対応。5G通信は国内主要キャリアのバンドを広くカバーしており、測位システムも充実。通信機能は万全です。

機能:★★★★★ (5)
理由:大型背面ディスプレイでの多様な操作、赤外線LEDを4つ搭載した強化ナイトビジョン、最大118dBの大音量スピーカーなど、他にはないユニークで強力な機能が満載です。

使いやすさ:★★★☆☆ (3)
理由:物理キーの追加や背面ディスプレイは便利ですが、509gという重量とサイズは日常的な持ち運びや片手での操作には向きません。重さが最大のネックです。

価格:★★★☆☆ (3)
理由:AliExpressで7万円台前半という価格は、搭載されているスペックや独自機能を考えると妥当とも言えますが、他の高性能タフネススマホと比較するとやや高価な部類に入ります。

総評:★★★★☆ (4)

Ulefone Armor 30 Proは、スマートフォンの中でも特に「タフネス」というジャンルにおいて、大型背面ディスプレイや強化されたナイトビジョンカメラといった革新的な機能を搭載した意欲的なモデルです。頑丈さだけでなく、最新のスペックとユニークな機能を求めるユーザーにとって注目の存在と言えるでしょう。

際立った強み

本機の魅力は多機能性、高性能、そして圧倒的なバッテリーライフです。最新CPU、大容量メモリ・ストレージによる快適な動作に加え、3.4インチの大型背面ディスプレイは通知確認から高画質セルフィーまで多彩に活用できます。赤外線LEDを4つ搭載したナイトビジョンカメラは暗闇での視認性が大幅に向上し、50MPメインカメラ等と共に様々な撮影に対応します。

さらに、12800mAhの超大容量バッテリーは数日間の使用にも耐え、66W急速充電も可能です。最大118dBの大音量スピーカーや光る「Infinite Halo 2.0」はエンタメ体験を向上させます。IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H準拠の堅牢性、最新のWi-Fi 6E対応、Android 15へのアップデート予定も強みです。

考慮すべき点

一方で注意点もあります。最大のネックは509gという重量と厚みで、携帯性や片手操作は困難です。また、前モデルにあったワイヤレス充電機能は非搭載となりました。7万円台前半という価格は競合機種と比較してやや高価であり、IP68防水性能の対応水深も前モデルより若干低下しています。これらの点を許容できるかが選択の鍵となります。

まとめ

Ulefone Armor 30 Proは、その重さや価格といったトレードオフを受け入れられれば、他に類を見ない機能と圧倒的なバッテリー、高い基本性能と耐久性を兼ね備えた、非常に魅力的な選択肢です。「最強の遊び道具」や「頼れる仕事道具」として、唯一無二の存在感を放つ一台と言えるでしょう。

Ulefone Armor 30 Proはどんな人に最適?

このスマホは、タフさと特殊機能を最優先する方に最適です。アウトドア活動が多く、バッテリー持ちと頑丈さを重視する方や、建設現場など過酷な環境で働く方には頼もしい存在です。

また、大型背面ディスプレイ、強化ナイトビジョン、大音量スピーカーといったユニークな機能に魅力を感じるガジェット好きにも向いています。重さや価格よりも、他にはない機能性と耐久性を求めるなら、これ以上ない選択肢となるでしょう。

こんな人には不向き?Armor 30 Proを選ぶ際の注意点

一方で、携帯性を重視する方には不向きです。500g超の重さと厚みは、日常的な持ち運びや片手操作には適しません。コストパフォーマンスを最優先する方や、ワイヤレス充電が必須の方も他のモデルが良いでしょう。一般的なスマホのシンプルさや軽快さを求める方、最高レベルのCPU性能やカメラ画質を絶対条件とする方にも推奨しません。重さ、価格、機能のトレードオフを理解する必要があります。

Ulefone Armor 30 Proの価格・購入先

Ulefone Armor 30 Pro

※2025年3月30日に、$379.99で発売開始。

ECサイト

AliExpressで72,160円で販売されています。

Amazonで「Ulefone Armor 30 Pro」をチェックする

楽天市場で「Ulefone Armor 30 Pro」をチェックする

ヤフーショッピングで「Ulefone Armor 30 Pro」をチェックする

AliExpressで「Ulefone Armor 30 Pro」をチェックする

米国 Amazon.comで「Ulefone Armor 30 Pro」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介

Ulefone Armor 30 Proに似た性能をもつスマートフォンも販売されています。

Ulefone Armor 28 Ultra

Ulefoneから発売された6.67インチのスマートフォンです(2025年3月 発売)。

MediaTek Dimensity 9300+、16GBメモリ(仮想RAMで最大32GB)、FHD+ AMOLEDディスプレイ、サブ液晶、1TBストレージ、10600 mAhバッテリー、背面50MP (Sony IMX989) + 64MP (OV64B ナイトビジョン) + 50MP (Samsung JN1 超広角)の3眼カメラ、前面50MP (Samsung JN1)のフロントカメラ、Android 14 (Android 15へアップデート対応) を搭載しています。

また、AI機能、AI熱画像技術(※対応しないモデルもあり)、リフレッシュレート 120Hz、ピーク輝度2200nits、Corning Gorilla Glass Victus、120W急速充電、50Wワイヤレス充電、バッテリー節約モード(省電力モード)、IP68/69K防水防塵、MIL-STD-810H準拠、顔認証、指紋認証、USB 3.2 Gen 2 Type-C、5G通信、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、GPSに対応しています。

価格は、ヤフーショッピングで198,000円、AliExpressで135,301円、です。

関連記事:Ulefone Armor 28 Ultra レビュー!熱を可視化するAIスマホ

DOOGEE S200

DOOGEEから発売された6.8インチの防水対応 5Gスマートフォンです(2024年8月 発売)。

Android 14、MediaTek Dimensity 7050、12GB DDR5 メモリ、6.78型の2.4K液晶、1.32インチのAMOLED サブ液晶、256GBストレージ、10100 mAhバッテリー、背面100MP + 20MP + 2MPの3眼カメラ、前面20MPのフロントカメラを搭載しています。

また、リフレッシュレート 120Hz、33W急速充電、OTG逆充電(リバースチャージ)、IP68/69K防水防塵、MIL-STD-810H、アウトドアツール 高音質 スピーカー、サイド指紋認証、Google Pay、USB Type-C (OTG)、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetoothに対応しています。

価格は、Amazonで49,900円(10000円OFFクーポン付きで実質39,900円)、楽天市場で47,900円、ヤフーショッピングで57,800円、AliExpressで30,366円、米国 Amazon.comで$339.99、です。

関連記事:防水で近未来的「DOOGEE S200」のメリット・デメリットを解説

OUKITEL WP30 Pro

OUKITELから発売された6.8インチの5Gスマートフォンです(2023年11月に発売)。

Android 13、MediaTek Dimensity 8050、12GB LPDDR4xメモリ、2.4Kのメイン液晶、1.8インチのサブ液晶、512GB UFS 3.1ストレージ、11000 mAhバッテリー、背面108MP+20MP+5MPの3眼カメラ、前面32MPのフロントカメラ搭載で、

120W急速充電、最大24GBまでのメモリ拡張、IP68/IP69K防水防塵、MIL-STD-810H、プログラマブルキー(ショートカットキー)、アウトドアツール、リフレッシュレート 120GHz、サイド指紋認証、顔認証、NFC/Google Pay、5G通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで69,900円(8000円OFFクーポン付きで実質61,900円・税込)、楽天市場で81,838円(送料無料)、AliExpressで51,258円、です。

関連記事:防水でハイエンド「OUKITEL WP30 Pro」のAntutu、原神、評価

Blackview BL9000

Blackviewから発売された6.8インチの5Gスマートフォンです(2024年1月17日に発売)。

Android 13ベースのDokeOS 4.0、MediaTek Dimensity 8020プロセッサ、12GB LPDDR4Xメモリ、2.4Kのメイン液晶、1.32インチのサブ液晶、512GB UFS3.1ストレージ、8800 mAhバッテリ、背面50MP+13MPの2眼カメラ、前面50MPのフロントカメラ搭載で、

120W急速充電、最大24GBまでのメモリ拡張、リフレッシュレート最大120Hz、冷却システム、 X軸リニアモーター、カスタマイズキー、Corning Golilla Glass 7(Victus)、グローブモード2.0、IP68/69K防水防塵、MIL-STD-810H、アウトドアツール、USB3.0 Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、 GPSに対応しています。

価格は、Amazonで51,000円、AliExpressで52,252円、です。

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